JPH1064096A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH1064096A
JPH1064096A JP23736396A JP23736396A JPH1064096A JP H1064096 A JPH1064096 A JP H1064096A JP 23736396 A JP23736396 A JP 23736396A JP 23736396 A JP23736396 A JP 23736396A JP H1064096 A JPH1064096 A JP H1064096A
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JP
Japan
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skew
optical disk
guide shafts
optical
objective lens
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23736396A
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English (en)
Inventor
Takeharu Takazawa
丈晴 高沢
Kiyoshi Omori
清 大森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、高精度のスキュー調整を行う
こと。 【解決手段】 対物レンズ42を移動するキャリッジ4
4を案内する2本のガイド軸46を1本の偏心カム71
によって揺動駆動することにより、これら2本のガイド
軸46の平行状態を保ったまま、これら2本のガイド軸
46を光ディスク1のラジアル方向(矢印h、h′方
向)にスキュー調整するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクをディ
スクテーブルによって回転駆動しながら、光学ピックア
ップによってその光ディスクを記録及び/又は再生する
光ディスク装置に関し、特に、光ディスクに対する対物
レンズのスキュー調整の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】ここで、本発明の出願人が先に出願して
いるこの種光ディスク装置を図7〜図14によって説明
する。まず、図12に示すように、光ディスク1をディ
スクトレー2の上面に形成された凹所3内に水平に載置
した後に、ディスクトレー2のフロントパネル2aを矢
印a方向に軽く押すと、ローディングスイッチ(図示せ
ず)がONとなり、後述するローディング機構によっ
て、図13に示すように、ディスクトレー2がトレー出
入口4から光ディスク装置5内にローディング方向であ
る矢印a方向から水平に引き込まれて、後述するように
光ディスク1がスピンドルモータのディスクテーブル上
に水平に自動的にローディングされる。
【0003】そして、このローディング後に、ホストコ
ンピュータからの再生指令信号等によって、スピンドル
モータによって光ディスク1が高速で回転駆動され、光
学ピックアップによって光ディスク1のデータが記録及
び/又は再生される。そして、この光ディスク1の記録
及び/又は再生後に、ホストコンピュータからのイジェ
クト指令信号等によって、図12に示すように、ディス
クトレー2がトレー出入口4から光ディスク装置5外に
イジェクト方向である矢印a′方向に自動的にイジェク
トされる。
【0004】次に、図6〜図11に示すように、まずデ
ィスクトレー2は合成樹脂等によって成形されていて、
その凹所3の中央部から後端部2b側にかけてトレーセ
ンターP1 に沿った長穴状の底面開口8が形成されてい
る。また、このディスクトレー2の左右両側縁にはトレ
ーセンターP1 と平行な左右一対のガイドレール9が一
体に成形されている。そして、このディスクトレー2の
底面の一側部にはほぼJ形で、平行状のラック10及び
ガイド溝11が一体に成形されている。なお、これらラ
ック10及びガイド溝11の直線部10a、11aはト
レーセンターP1 と平行に形成されていて、フロントパ
ネル2a側の端部に円弧部10b、11bが形成されて
いる。
【0005】次に、光ディスク装置5の内部には合成樹
脂等によって成形されたほぼ箱型で浅いシャーシ14が
設けられていて、ディスクトレー2の左右一対のガイド
レール9がこのシャーシ14の左右両側板14aの内側
に一体成形されている複数のトレーガイド15によって
案内されて矢印a、a′方向に水平にスライドされるよ
うに構成されている。そして、このシャーシ14の底部
14b上に合成樹脂等によって成形された昇降フレーム
16が取り付けられている。この昇降フレーム16に
は、後端部16a側の左右両側の2箇所と、前端部16
b側の中央部との3箇所にインシュレータ取付部17、
18が一体に成形されていて、これらのインシュレータ
取付部17、18にゴム等の弾性部材で構成された緩衝
器である3つのインシュレータ19、20が取り付けら
れている。
【0006】そして、昇降フレーム16の後端部16a
に取り付けられた左右一対のインシュレータ19がこれ
らの中央に挿通された止ネジ21によってシャーシ14
の底部14b上に取り付けられて、昇降フレーム16の
前端部16bに取り付けられた1つのインシュレータ2
0がその中央に挿通された止ネジ22によって昇降駆動
レバー23の先端上に取り付けられている。なお、この
昇降駆動レバー23はトレーセンターP1 に対して直角
状に配置されていて、その昇降駆動レバー23の基部が
左右一対の水平な支点ピン24によってシャーシ14の
底部14b上に上下方向である矢印b、b′方向に回転
自在に取り付けられている。
【0007】従って、昇降駆動レバー23によって、昇
降フレーム16がその後端部16a側の左右一対のイン
シュレータ19を回動支点にした上下方向の回転運動に
よって矢印c、c′方向に昇降駆動されるように構成さ
れている。なお、この昇降フレーム16の上面には浅い
凹所25が形成されている。
【0008】そして、ローディング機構27は、シャー
シ14の底部14b上で、昇降フレーム16の前端部1
6b側の一側部に取り付けられている。そして、このロ
ーディング機構27は、ローディングモータ28と、そ
のローディングモータ28によって正逆回転駆動するピ
ニオン29と、そのピニオン29の中心軸29aを垂直
な支点軸30の周囲に水平面内で矢印d、d′方向に首
振り運動させるピニオンレバー31と、そのピニオンレ
バー31によって一対の部分ギア32を介して駆動され
て、垂直な支点軸33の周りに水平面内で矢印e、e′
方向に回転駆動されるカムレバー34と、そのカムレバ
ー34の支点軸33の周囲に円弧状に形成されて、上下
方向の段差を有するカム溝35と、昇降駆動レバー23
の先端の一側部に一体に成形されて、カム溝35内に遊
嵌されたカム従動ピン36とによって構成されている。
そして、ピニオン29がディスクトレー2のラック10
に噛合され、ピニオン29の中心軸29aがガイド溝1
1内に遊嵌されている。
【0009】そして、このローディング機構27は、ピ
ニオン29の中心軸29aをディスクトレー2のほぼJ
形のガイド溝11で誘導することによって、ピニオン2
9をディスクトレー2のほぼJ形のラック10に沿わせ
るようにしている。即ち、ディスクトレー2のローディ
ング時には、ローディングモータ28によって正回転駆
動されるピニオン29でラック10の直線部10aをデ
ィスクトレー2の後端部2b側からフロントパネル2a
側に向けて直線的に駆動することによって、ディスクト
レー2を光ディスク装置5内に矢印a方向に水平に引き
込むものである。そして、ローディングモータ28によ
るピニオン29の引き続きの正回転駆動によって、ピニ
オン29をラック10の円弧部10bに沿って矢印d方
向に首振り運動させて、その際に、ピニオンレバー31
によって一対の部分ギア32を介してカムレバー34を
矢印e方向に回転駆動する。
【0010】そして、カムレバー34のカム溝35で昇
降駆動レバー23のカム従動ピン36を上方である矢印
b方向に上昇駆動して、その昇降駆動レバー23でイン
シュレータ20を介して昇降フレーム16を図10に示
す斜め下方に傾斜された下降位置から図11に示すよう
に上昇されて水平となる上昇位置まで左右一対のインシ
ュレータ19を中心に矢印c方向に上昇駆動する。そし
て、ディスクトレー2のイジェクト時には、ローディン
グ時の逆動作で、ローディングモータ28によって逆回
転駆動されるピニオン29をラック10の円弧部10b
に沿って矢印d′方向に首振り運動させる間に、カムレ
バー34を矢印e′方向に回転駆動して、カム溝35で
カム従動ピン36を下方である矢印b′方向に下降駆動
して、昇降駆動レバー23でインシュレータ20を介し
て昇降フレーム16を左右一対のインシュレータ19を
中心に図11に示す上昇位置から図10に示す下降位置
まで矢印c′方向に下降駆動する。そして、ローディン
グモータ28によるピニオン29の引き続きの逆回転駆
動によって、ピニオン29でラック10の直線部10a
をディスクトレー2のフロントパネル2a側から後端部
2b側に向けて直線的に駆動するようにして、ディスク
トレー2を光ディスク装置5外へ矢印a′方向に押し出
すものである。
【0011】次に、昇降フレーム16の凹所25内で、
前端部16b側に偏位された位置にスピンドルモータ3
9が垂直状に取り付けられていて、そのモータ軸39a
の上端に金属等の磁性部材で構成されたディスクテーブ
ル40が水平状に固着されている。なお、ディスクテー
ブル40の上部中央には光ディスク1の中心穴1aが嵌
合されるセンターリングガイド40aが一体に形成され
ている。また、昇降フレーム16の凹所25内でスピン
ドルモータ39より後方側に光学ピックアップ41が水
平状に取り付けられている。そして、この光学ピックア
ップ41は、対物レンズ42及び光反射型のスキューセ
ンサー43が上向きで垂直状に取り付けられたキャリッ
ジ44を有しており、対物レンズ42に対してレーザー
ビームを送信する光学ブロック45がそのキャリッジ4
4の側面に一体に取り付けられている。
【0012】そして、昇降フレーム16には、キャリッ
ジ44を左右一対のガイド軸46に沿って矢印a、a′
方向に直線移動させるキャリッジ移動機構47が取り付
けられていて、このキャリッジ移動機構47は、キャリ
ッジ駆動モータ48によってギアトレイン49を介して
正逆回転駆動されるピニオン50と、キャリッジ44の
一側面に取り付けられて、ピニオン50によって直線駆
動されるラック51とを備えている。なお、スピンドル
モータ39及び対物レンズ42はトレーセンターP1
に配置されていて、対物レンズ42はそのトレーセンタ
ーP1 に沿って矢印a、a′方向に移動されるように構
成されている。
【0013】そして、ディスクトレー2の上部を横切る
ようにして、シャーシ14の左右両側板14aの上端部
間にクランパー支持部材であるクランパー支持板52が
水平に架設されていて、ディスクテーブル40の真上位
置で、クランパー支持板52の中央位置に形成された円
形穴54内にディスククランパー53が上下、左右及び
前後に一定範囲内で移動自在に保持されている。なお、
ディスククランパー53の上端の外周に一体成形された
フランジ53aを下方から受け止めるクランパー受け5
2aがクランパー支持板52の円形穴54の外周に一体
成形されている。そして、このディスククランパー53
の中央部には円板状のマグネット55が水平に埋設され
ている。また、シャーシ14の上部にはクランパー支持
板52の上部を跨ぐようにして板金等からなる上カバー
26が取り付けられている。
【0014】従って、図11に示すように、ディスクト
レー2によって光ディスク1が光ディスク装置5内に矢
印a方向から水平にローディングされた後、昇降フレー
ム16が上昇位置まで矢印c方向に上昇されて水平にな
った時、ディスクテーブル40がディスクトレー2の底
面開口8から上方に挿通されて、そのディスクテーブル
40のセンターリングガイド40aが光ディスク1の中
心穴1aに下方から嵌合される。そして、そのディスク
テーブル40によって光ディスク1がディスクトレー2
の凹所3内で上方に浮かされると共に、ディスククラン
パー53によって光ディスク1がディスクテーブル40
上に水平にマグネットチャッキングされる。
【0015】そして、ホストコンピュータからの記録及
び/又は再生指令信号等によって、スピンドルモータ3
9によって光ディスク1が高速で回転駆動されると共
に、キャリッジ移動機構47によって光学ピックアップ
41のキャリッジ44が矢印a、a′方向に移動され
て、対物レンズ42がトレーセンターP1 に沿って矢印
a、a′方向に移動される。そして、光学ブロック45
から送信されるレーザービームが対物レンズ42によっ
て光ディスク1の下面に照射されると共に、その反射光
が対物レンズ42を通して光学ブロック45で受信され
て、光ディスク1のデータが記録及び/又は再生され
る。
【0016】なお、キャリッジ移動機構47は、キャリ
ッジ駆動モータ48によってギアトレイン49を介して
正逆回転駆動されるピニオン50がラック51を直線駆
動することによって、キャリッジ44を左右一対のガイ
ド軸46に沿って矢印a、a′方向に移動する。そし
て、光ディスク1の記録及び/又は再生後に、ホストコ
ンピュータからのイジェクト指令信号等によって、図1
0に示すように、昇降フレーム16が下降位置まで矢印
c′方向に下降されて、ディスクテーブル40が光ディ
スク1から下方に離脱された後に、光ディスク1がディ
スクトレー2の凹所3内に水平に載置されて、光ディス
ク装置5外に矢印a′方向に水平にイジェクトされる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種光デ
ィスク装置では、光ディスク1の高密度、高精度な記録
及び/又は再生を行うために、対物レンズ42の光軸を
光ディスク1に対して垂直(90°)に設定するのが望
ましいが、光ディスク1の傾き、スピンドルモータ39
の垂直度や対物レンズ42の垂直度及び2本のガイド軸
46の水平度等のバラツキを考慮して、CD−ROMド
ライブ等では、光ディスク1と対物レンズ42との相対
的な傾きの許容範囲を1.2°以内(光ディスク1及び
対物レンズ42の双方の傾きがそれぞれ6°以内)に規
格統一している。しかし、CD−RやDVD−RAM等
の高密度、大容量の光ディスクを記録及び/又は再生す
るためには、光ディスク1と対物レンズ42との相対的
な傾き精度をより一層向上させる必要があり、記録及び
/又は再生中に光ディスク1と対物レンズ42との相対
的な傾きを自動的に調整するようにしたスキュー調整機
構が開発されている。
【0018】そして、従来のスキュー調整機構として、
(1)、スピンドルモータをシャーシに固定して、光学
ピックアップ全体が搭載されたサブシャーシを光ディス
クのラジアル方向にスキュー調整するようにしたもの
や、(2)、スピンドルモータとディスクテーブルを一
体に光ディスクのラジアル方向にスキュー調整するよう
にしたもの等があるが、(1)のスキュー調整機構は、
大型、大重量となっているサブシャーシ全体をスキュー
調整しなければならないために、駆動源に大型モータを
用いなければならず、消費電力が多い上に、大型構造部
であるサブシャーシをスキュー調整する関係で、装置全
体が大型化、コスト高につくと言う問題がある。また、
(2)のスキュー調整機構は、スピンドルモータを傾け
る際に、共振現象が発生し易く、光ディスクが振動し
て、記録及び/又は再生の出力の劣化を招き易いと言う
問題がある。
【0019】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、簡単な構造でありながら、高精度
のスキュー調整を可能にした光ディスク装置を提供する
ことを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の光ディスク装置は、対物レンズを移動する
キャリッジを案内する2本のガイド軸の平行状態を保っ
たまま、これら2本のガイド軸を光ディスクのラジアル
方向に同時にスキュー調整するように構成したものであ
る。
【0021】上記のように構成された本発明の光ディス
ク装置は、対物レンズを移動するキャリッジを案内する
2本のガイド軸の平行状態を保ったまま、これら2本の
ガイド軸を光ディスクのラジアル方向に同時にスキュー
調整するので、対物レンズの光軸にタンジェンシャル方
向の傾きを全く発生させることなく、ラジアル方向のみ
に高精度にスキュー調整することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した光ディス
ク装置の実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。
なお、図6〜図13と同一構造部には同一の符号を付し
て説明の重複を省く。
【0023】本発明のスキュー調整機構61は、平行な
2本のガイド軸46の前後両端46a、46bの近傍位
置をほぼコ字状で平行な一対のガイド軸ホルダー62の
前後両端62a、62bの上部にそれぞれ各一対、合計
4つの止ネジ式の止め具63によって水平に固着し、こ
れら一対のガイド軸ホルダー62の前後方向の中央から
やや前端62a側に偏位された位置をガイド軸46に対
して直交し、水平で、かつ、同一軸心状に配置された一
対の支点ピン64を介して昇降フレーム16に矢印g、
g′方向に揺動自在に取り付けている。なお、一対のガ
イド軸ホルダー62の後端62b側に形成された上下方
向の長穴66内に遊嵌された一対のガイドピン65が昇
降フレーム16に取り付けられていて、これら一対のガ
イドピン65によって一対のガイド軸ホルダー62の矢
印g、g′方向の揺動範囲が規制されている。そして、
昇降フレーム16上の左右両側位置に各一対、合計4つ
の位置決めピン67が垂直状に取り付けられていて、各
一対の支点ピン65及びガイドピン65の外周に取り付
けられた圧縮コイルバネである合計4つの圧着バネ68
によって、2本のガイド軸46の前後両端46a、46
bの近傍位置が各一対の位置決めピン67の側面に圧着
されて、これら2本のガイド軸46の平行度及びトレー
センターP1 に対する平行度が高精度に規制されてい
る。
【0024】そして、2本のガイド軸46の一方の端部
である後端46b側で、昇降フレーム16上にカム機構
69が取り付けられている。このカム機構69にはスキ
ュー調整部材を構成する円柱状の偏心カム71が使用さ
れている。なお、この偏心カム71は回転中心軸である
カム軸70の外周に偏心されて一体に形成されている。
そして、この偏心カム71が2本のガイド軸46の後端
46b側の下部に、これら2本のガイド軸46に対して
直交し、かつ、水平状に配置されている。そして、この
偏心カム71がカム軸70の両端によって昇降フレーム
16の後端16a側に水平に回転自在に取り付けられて
いて、昇降フレーム16の後端16a側にはスキューモ
ータ72と、そのスキューモータ72によってカム軸7
0を矢印f、f′方向に回転駆動するギアトレイン73
が取り付けられている。また、昇降フレーム16の後端
16aに取り付けられた一対のバネ支軸75の外周に捩
りコイルバネである一対の圧着バネ74が取り付けられ
ていて、これら一対の圧着バネ74によって2本のガイ
ド軸46の後端46aが偏心カム71上に上方から常時
圧着されている。
【0025】本発明のスキュー調整機構61は以上のよ
うに構成されていて、ディスクテーブル40によって光
ディスク1を回転駆動しながら、光学ピックアップ41
によって光ディスク1の記録及び/又は再生中に、光デ
ィスク1のラジアル方向である矢印h、h′方向の傾き
をキャリッジ44上の光反射型のスキューセンサー43
によって検出する。そして、そのスキューセンサー43
の出力に基づいて、スキューモータ72によってギアト
レイン73を介してカム軸70を矢印f、f′方向に回
転駆動すると、偏心カム71がそのカム軸70の周りに
矢印f、f′方向に偏心回転駆動され、一対のガイド軸
ホルダー62と一体に2本のガイド軸46が平行状態を
保ったまま、一対の支点ピン64を中心に上下方向であ
る矢印g、g′方向に同時に、かつ、全くガタのない状
態で高精度に揺動運動される。そして、そのガイド軸4
6で案内されるキャリッジ44の対物レンズ42の光軸
Fが光ディスク1に対して垂直に追従するように、光デ
ィスク1のラジアル方向である矢印h、h′方向にスキ
ュー調整される。しかも、この際、1本の円柱状の偏心
カム71によって2本のガイド軸46を同時に矢印g、
g′方向に揺動駆動するので、対物レンズ42の光軸F
に光ディスク1のタンジェンシャル方向への傾きが全く
発生せず、その光軸Fをラジアル方向に高精度にスキュ
ー調整することができる。
【0026】なお、このスキュー調整時には、偏心カム
71の図1に実線で示す位置を基準位置とし、この時、
図3に示すように、2本のガイド軸46が水平となり、
対物レンズ42の光軸Fが垂直(鉛直)となる。そし
て、スキューセンサー43からの出力に応じて、偏心カ
ム71を上記基準位置から図1に1点鎖線と点線で示す
ように矢印f、f′方向に偏心回転駆動すると、図4及
び図5に示すように、2本のガイド軸46を矢印g、
g′方向に傾けて、対物レンズ42の光軸Fをラジアル
方向に沿って矢印h方向及び矢印h′方向にスキュー調
整することができ、その光軸Fを光ディスク1の矢印h
方向及び矢印h′方向の傾きに追従させるようにして、
光ディスク1に対する光軸Fの垂直度を確保するもので
ある。
【0027】ところで、円柱状の1本の偏心カム71は
高精度に、かつ、容易に加工でき、その1本の偏心カム
71によって2本のガイド軸46を矢印g、g′方向に
同時に揺動駆動する構造は、これら2本のガイド軸46
の平行度を高精度に保って、ガタなく、スムーズに揺動
駆動することができるので、対物レンズ42の光軸Fに
タンジェンシャル方向の傾きを全く発生させることな
く、その光軸Fをラジアル方向に高精度にスキュー調整
することができるので、光ディスク1の記録及び/又は
再生の出力劣化を全く発生させることなく、高精度のス
キュー調整を行える。また、2本のガイド軸46は圧着
手段である一対の圧着バネ74によって、偏心カム71
上に常時圧着(予圧付加)されているので、偏心カム7
1によって2本のガイド軸46をガタなく、スムーズに
揺動駆動することができる。また、2本のガイド軸46
は各一対の位置決めピン67の側面に各一対の圧着バネ
68によって常時圧着(予圧付加)されていて、この構
造によっても、2本のガイド軸46の平行度を高精度に
確保することができる。また、スキューモータ72はカ
ム機構69を介して2本のガイド軸46のみを揺動駆動
すれば良く、例えば、大型、大重量の昇降フレーム16
全体を揺動駆動するものとは全く異なり、そのスキュー
モータ72の負荷が非常に小さいので、このスキューモ
ータ72には小型、軽量のモータを用いることができ
て、省電力効果も大きい。
【0028】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の光ディ
スク装置は、次のような効果を奏する。
【0030】請求項1は、対物レンズを移動するキャリ
ッジを案内する2本のガイド軸の平行状態を保ったま
ま、これら2本のガイド軸を光ディスクのラジアル方向
にスキュー調整するようにして、対物レンズの光軸にタ
ンジェンシャル方向の傾きを全く発生させることなく、
ラジアル方向のみに高精度にスキュー調整することがで
きるようにしたので、高密度、大容量の光ディスクを高
精度に記録及び/又は再生することができる。
【0031】請求項2は、2本のガイド軸を支点ピンを
中心に揺動自在に支持し、これら2本のガイド軸の一方
の端部の下部に、これらガイド軸に対して直交する1本
のスキュー調整部材を配置し、スキュー調整部材によっ
て2本のガイド軸の平行状態を保ったまま、これら2本
のガイド軸を光ディスクのラジアル方向にスキュー調整
するように構成したので、構造が非常に簡単であり、低
コストなスキュー調整機構を実現できる。
【0032】請求項3は、スキュー調整部材を偏心カム
で構成し、スキューモータによってその偏心カムを回転
駆動するカム機構を備えたので、スキュー調整を高精度
に行える上に、小型、軽量のスキューモータを用いるこ
とができて、省電力効果が高い。
【0033】請求項4は、シャーシに対して昇降自在に
構成された昇降フレームと、昇降フレームに搭載され
て、光ディスクを回転駆動するスピンドルモータ及びデ
ィスクテーブルと、昇降フレームに搭載されて、光ディ
スクを記録及び/又は再生すべく対物レンズをキャリッ
ジによって2本のガイド軸に沿って移動する光学ピック
アップと、昇降フレームに搭載されて、2本のガイド軸
の平行状態を保ったまま、これら2本のガイド軸を光デ
ィスクのラジアル方向にスキュー調整するスキュー調整
機構とを備えたので、大型、大重量の昇降フレーム全体
を揺動駆動する必要が全くなく、構造が簡単で、小型、
軽量、かつ、賞電力のスキュー調整機構を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスク装置の実施の形態
におけるスキュー調整機構を説明する一部切欠き側面図
である。
【図2】同上のスキュー調整機構全体を説明する平面図
である。
【図3】同上のスキュー調整機構の基準位置を示した一
部切欠き側面図である。
【図4】同上のスキュー調整機構の一方向へのスキュー
調整を説明する一部切欠き側面図である。
【図5】同上のスキュー調整機構の他方向へのスキュー
調整を説明する一部切欠き側面図である。
【図6】先願例の光ディスク装置を説明する一部切欠き
平面図である。
【図7】同上の光ディスク装置のディスククランパー、
クランパー支持板、ディスクトレー、ディスクテーブル
を説明する分解斜視図である。
【図8】同上の光ディスク装置のヘッド移動機構と昇降
フレームを説明する分解斜視図である。
【図9】同上の光ディスク装置のローディング機構とシ
ャーシを説明する分解斜視図である。
【図10】同上の光ディスク装置のアンローディング時
の断面側面図である。
【図11】同上の光ディスク装置のチャッキング時の断
面側面図である。
【図12】同上の光ディスク装置全体のアンローディン
グ時の斜視図である。
【図13】同上の光ディスク装置全体のローディング時
の斜視図である。
【符号の説明】
1は光ディスク、5は光ディスク装置、14はシャー
シ、36はスピンドルモータ、40はディスクテーブ
ル、41は光学ピックアップ、42は対物レンズ、43
はスキューセンサー、44はキャリッジ、46はガイド
軸、61はスキュー調整機構、62はガイド軸ホルダ
ー、63は止め具、64は支点ピン、67は位置決めピ
ン、68、74は圧着バネ、69はカム機構、70はカ
ム軸、71は偏心カム、72はスキューモータである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクを回転駆動するディスクテーブ
    ルと、 上記光ディスクに光を照射して、その光ディスクを記録
    及び/又は再生する対物レンズ及び、その対物レンズを
    2本の平行なガイド軸に沿って移動するキャリッジを有
    する光学ピックアップとを備えた光ディスク装置におい
    て、 上記2本のガイド軸の平行状態を保ったまま、これら2
    本のガイド軸を上記光ディスクのラジアル方向に同時に
    スキュー調整するスキュー調整機構を備えたことを特徴
    とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】上記2本のガイド軸を支点ピンを中心に揺
    動自在に支持し、これら2本のガイド軸の一方の端部の
    下部に、これらガイド軸に対して直交する1本のスキュ
    ー調整部材を配置し、 上記スキュー調整部材によって上記2本のガイド軸の平
    行状態を保ったまま、これら2本のガイド軸を上記光デ
    ィスクのラジアル方向にスキュー調整するように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】上記スキュー調整部材を偏心カムで構成
    し、スキューモータによってその偏心カムを回転駆動す
    るカム機構を備えたことを特徴とする請求項2記載の光
    ディスク装置。
  4. 【請求項4】シャーシに対して昇降自在に構成された昇
    降フレームと、 上記昇降フレームに搭載されて、光ディスクを回転駆動
    するスピンドルモータ及びディスクテーブルと、 上記昇降フレームに搭載されて、上記光ディスクを記録
    及び/又は再生すべく対物レンズをキャリッジによって
    2本のガイド軸に沿って移動する光学ピックアップと、 上記昇降フレームに搭載されて、上記2本のガイド軸の
    平行状態を保ったまま、これら2本のガイド軸を上記光
    ディスクのラジアル方向に同時にスキュー調整するスキ
    ュー調整機構とを備えたことを特徴とする光ディスク装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2又は請求項3記載のスキュー調整
    機構を備えたことを特徴とする請求項4記載の光ディス
    ク装置。
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