JP3851502B2 - ガス利用に係る情報配信システム - Google Patents

ガス利用に係る情報配信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のガスメータおよび統括機器を含んで構成され、燃料ガスの利用に係る各種情報を消費者に対して提供するためのガス利用に係る情報配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、消費者による家庭用燃料ガス(以下、単に「ガス」ともいう。)の消費量(ガス流量)を測定するために、各消費者宅ごとにガスメータが設置されている。ガスメータとしては、ガス流量を測定する他、外部と相互に通信する機能を有するものも知られている。この通信機能は、例えば、ガスメータに搭載されたマイクロコンピュータにより実行される。最近では、複数のガスメータや、遠隔地に存在するガス事業者等の駐留拠点(監視センタ)内に設置されたホストコンピュータなどを電話回線などの電子通信回線を介して互いに接続させ、ガスの利用に係る各種情報を各端末(ガスメータ,監視センタ)間で共有するネットワークが構築されている。
【0003】
このネットワークを利用したガス利用に係る情報提供サービスによれば、ガス事業者等に限らず、消費者も各種情報を入手することが可能である。ガスの利用に係る所望の情報、例えば、外出時における消費者によるガス器具(例えばガス暖房機等)を停止させたかどうかの確認は、例えば、以下の手順により行われる。すなわち、まず、消費者は、例えば公衆電話等を利用して監視センタに電話をかけ、ネットワーク対応を担う担当者に対してガスの消し忘れの有無を確認したい旨の依頼をする。このとき、消費者は、確認対象となるガス利用宅(例えば消費者宅)を特定するための情報として、例えば、消費者宅の代表者名(世帯主名等)や電話番号などの情報を担当者に対して連絡する。続いて、担当者は、消費者との通話を保留状態としたのち、消費者から提示された一連の情報に基づいてホストコンピュータを操作して消費者宅に設置されたガスメータと交信し、消費者宅におけるガスの消費(ガスの消し忘れ)の有無を確認する。続いて、担当者は、ガスの消し忘れの有無に関する確認結果を消費者に対して連絡する。
【0004】
消費者宅においてガスの消し忘れが確認された場合には、消費者からの遮断依頼に応じて、ガスメータに搭載された遮断弁がホストコンピュータにより遠隔操作されることにより駆動し、消費者宅におけるガス供給が遮断される(遠隔遮断)。
【0005】
なお、上記したガス供給の遮断は、必ずしも消費者からの確認依頼に応じて行われるものではなく、ガスメータにより必要に応じて自動的に行われる。すなわち、ガスメータは、例えば、消費者宅におけるガスの消費状態を常時監視し、ガスの利用に係る不慮の事態(例えばガス漏れ等)を検知した場合に自動的にガス供給を遮断すると共に、その旨をホストコンピュータに対して通知する。このとき、担当者から消費者に対してガス供給を遮断した旨およびその理由等が連絡される(自動通報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、以下のような理由により、消費者から監視センタに対して確認依頼を行う際の利便性が十分でなく、ネットワークを利用したガス利用に係る情報提供サービスが有効に利用されない場合があるという問題があった。すなわち、消費者が監視センタに対して公衆電話等を通じて口頭で確認依頼を行うため、担当者がガスメータと交信して消費者宅におけるガスの消費の有無を確認している間、消費者は通話保留状態において5分間程度待たなければならない。あるいは、消費者は、監視センタに対して確認依頼を行ったのち一旦電話を切り、5分程度経過したのち、確認結果を聞くために監視センタに対して再度電話しなければならない。このような確認依頼時における消費者の負担の大きさに起因して、消費者が監視センタに対してガスの消し忘れの有無に関する確認を依頼するケースは稀であり、ガス供給の遮断を直接依頼するケースが多くなっている。現状では、実際にはガスの消し忘れがなく、不要なガス供給の遮断が行われるケースが全体の9割以上を占めており、ネットワークを利用したガス利用に係る情報提供サービスを有効に活用しているとは言えない。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ガスの消し忘れの有無の確認依頼を行う際の消費者の利便性を向上させると共に、ネットワークを利用したガス利用に係る情報提供サービスを有効に活用することが可能なガス供給に係る情報配信システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のガス利用に係る情報配信システムは、携帯型の双方向通信機能を有する複数の端末機器と、複数の端末機器それぞれに対応すると共に、各々燃料ガスの流量データを格納し、データ要求信号が入力されたときに格納された流量データを含む情報を送信可能であると共に燃料ガスの遮断機能を有する複数のガスメータと、複数のガスメータとの間で双方向通信が可能であると共に複数の端末機器それぞれとの間で電子通信回線を介して互いに接続された統括機器とを有するシステムであって、統括機器が、端末機器からの燃料ガスの消費の有無に関する確認依頼情報を受信する第1のステップと、確認依頼情報を受けて前記複数のガスメータのうちの対応する特定のガスメータに対してデータ要求信号を送信する第2のステップと、特定のガスメータから燃料ガスの流量データを含む情報を受信する第3のステップと、受信した流量データを含む情報に基づいて特定のガスメータでの燃料ガスの消費の有無を確認したのち、端末機器に対して、燃料ガスの消費の有無に関する情報を含む確認結果情報を送信する第4のステップと、端末機器から遮断依頼情報が入力されたときに、特定のガスメータに対して遮断信号を出力する第5のステップとを含む配信ステップを経てガスメータを統括管理するものである。
【0016】
本発明のガス利用に係る情報配信システムでは、統括機器が、端末機器からの燃料ガスの消費の有無に関する確認依頼情報を受信すると、複数のガスメータのうちの対応する特定のガスメータに対してデータ要求信号を送信する。そののち、特定のガスメータから燃料ガスの流量データを含む情報を受信すると、この流量データを含む情報に基づいて特定のガスメータでの燃料ガスの消費の有無を確認したのち、端末機器に対して、燃料ガスの消費の有無に関する情報を含む確認結果情報を送信し、端末機器から遮断依頼情報が入力されたときには、特定のガスメータに対して遮断信号を出力する。これらの配信ステップを経ることにより、複数のガスメータを統括管理する。
【0017】
本発明のガス利用に係る情報配信システムでは、さらに、ガスメータが燃料ガスの利用に関する異常事態の発生の有無を判断する機能を有する構成とすると共に、統括機器が、特定のガスメータから、燃料ガスの利用に関する異常事態の発生または燃料ガスの供給の遮断に関する情報を含む警報情報を受信したとき、異常事態の発生または燃料ガスの供給の遮断に関する情報を含む通知情報を端末機器に対して送信するようにしてもよい。
【0018】
本発明のガス利用に係る情報配信システムでは、さらに、統括機器が、第4のステップにおいて、確認結果情報を送信する前に端末機器側に送信準備状態である旨を知らせるアクセス要求信号を送信し、端末機器からアクセスあったのちに確認結果情報を送信するような構成としてもよい。
【0019】
本発明のガス利用に係る情報配信システムでは、確認結果情報および通知情報は例えば電子メールである。
【0020】
本発明のガス利用に係る情報配信システムでは、端末機器と統括機器との間を接続させるための電子通信回線は例えばインターネットである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
<情報配信システム100の構成>
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報配信システム100の概略構成を表すものである。この情報配信システム100は、例えば、消費者宅1に設置されたガスメータ10と、遠隔地に存在する監視センタ40内に設置されたホストコンピュータ50と、消費者が利用することが可能な携帯電話80とを含んで構成されている。これらの構成要素のうち、例えば、ガスメータ10とホストコンピュータ50とは電話回線30を介して接続されている。また、ホストコンピュータ50は通信線70を介してインターネット60と接続されており、携帯電話80もインターネット60と接続可能になっている。すなわち、情報配信システム100を構成する各ユニットによりネットワークが構築されており、ガスメータ10〜ホストコンピュータ50間およびホストコンピュータ50〜携帯電話80間において相互に通信可能になっている。なお、図1では示していないが、ホストコンピュータ50は、複数の消費者宅1に設置された複数のガスメータ10と接続されていると共に、複数の消費者が所有する複数の携帯電話80と接続可能になっている。ここで、ホストコンピュータ50が本発明における「統括機器」の一具体例に対応し、インターネット60が本発明における「電子通信回線」の一具体例に対応し、携帯電話80が本発明における「端末機器」の一具体例に対応する。
【0023】
配管Hは、ガスGの供給元である本管から分岐したものであり、消費者宅1に設置されたガス器具20(例えば、ガスコンロ,ガス暖房器,ガス湯沸し器等)に接続されている。ガスメータ10は、主に、配管H中を流れるガスGの流量を測定することを目的として、例えば、消費者宅1の外壁近傍に設置されている。このガスメータ10は、特に、ガスGの流量を測定する他、ホストコンピュータ50から出力されるデータ要求信号S1に応じて、ホストコンピュータ50に対して流量データDを送信するようになっている。
【0024】
ホストコンピュータ50は、消費者宅1におけるガスGの利用状態を監視するためのものであり、例えば、業務用の大型コンピュータよりなるものである。このホストコンピュータ50は、監視センタ40に駐留するネットワーク対応の担当者等により操作可能になっており、携帯電話80との間で各種情報(確認依頼M1,確認結果メールM2,遮断依頼M3,通知メールM4等)を送受信するようになっている。
【0025】
携帯電話80は、インターネット60を介して外部と相互に通信可能な機能(例えばiモード)を備えたモデルであり、電子メールの送受信機能を有するものである。この携帯電話80は、消費者によって操作可能になっており、ホストコンピュータ50との間で上記した確認依頼M1等の各種情報を送受信するようになっている。
【0026】
図2は、図1に示した情報配信システム100を構成する各ユニットの詳細な構成例を表すものである。以下では、図2を参照して、各ユニットの構成例について順に説明する。
【0027】
<ガスメータ10の構成>
ガスメータ10は、筐体の内部に、配管H中を流れるガスGの流量を測定するための計量部11と、ガスGの圧力を検出するための圧力センサ12と、ガスメータ10全体の動作を制御するためのCPU13(Central Proccessing Unit;中央演算処理装置)と、各種情報(流量データD等)を格納するためのRAM14と、時間計測を行うためのクロック15と、CPU13等に電力供給を行うためのリチウムバッテリ16と、ガスメータ10よりも下流側へのガスGの供給状態を切り替えるための遮断弁17とを備えている。また、筐体の外側の表面には、CPU13と電話回線30とを接続させるための通信端末部A18と、ガスメータ10に関する各種情報を表示するための表示部19が設けられている。ここで、RAM14が本発明における「格納手段」の一具体例に対応し、遮断弁17が本発明における「遮断手段」の一具体例に対応し、通信端末部A18が本発明における「メータ用通信手段」の一具体例に対応する。
【0028】
計量部11は、配管H中を流れるガスGの流量に応じて、CPU13に対して流量信号を出力するようになっている。計量部11としては、例えば、フルイディック素子を用いることができる。
【0029】
圧力センサ12は、配管H中を流れるガスGの圧力を検出し、検出した圧力情報PをCPU13に対して出力するようになっている。圧力センサ12としては、例えば、圧力によって生じた歪みに対応した電圧を発生する圧電膜センサなどを用いることができる。
【0030】
CPU13は、例えば、クロック15から出力されるクロック信号に基づいて、所定の時間間隔(例えば1分間)毎に計量部11から出力される流量信号を取り込むと共に、圧力センサ12から出力される圧力情報Pを取り込むようになっている。CPU13は、取り込んだ流量信号に基づいてガスGの瞬時流量Q1を繰り返し演算すると共に、その演算タイミングごとに過去に取得した瞬時流量Q1を積算し、ガスGの積算流量Q2を演算する。CPU13は、流量データQ(Q1,Q2)および圧力データPを表示部19に対して出力すると共に、随時RAM14に格納する。RAM14には、例えば5分間毎の流量データQが順次格納され、特に、最新の2時間に対応する24個の流量データQが流量データDとしてRAM14に常時確保される。ここで、計量部11およびCPU13が本発明における「流量取得手段」の一具体例に対応する。
【0031】
また、CPU13は、消費者宅1におけるガスGの消費(ガスGの消し忘れ)の有無をホストコンピュータ50に確認させることを目的として、ホストコンピュータ50から出力されるデータ要求信号S1に応じて、このデータ要求信号S1の入力時点においてRAM14に格納されていた流量データDをホストコンピュータ50に対して送信する(データ送信機能)。ここで、CPU13が本発明における「流量データ送信手段」の一具体例に対応する。
【0032】
さらに、CPU13は、ガスGを利用する消費者の安全を確保することを目的とした以下のような保安機能も有している。具体的には、CPU13は、例えば、ガスGの消費量ごとに予め登録されたガスGを継続して消費可能な時間(継続時間)に基づき、ガスGの消費時間が継続時間に到達したときにガスGの供給を遮断したり(継続時間オーバー遮断)、ガスGの流量が予め設定された流量(安全最大流量)に到達したときにガスGの供給を遮断する(流量オーバー遮断)。ガスGの供給の遮断は、例えば、CPU13から遮断弁17に対して遮断信号S2が出力され、遮断弁17が駆動することにより行われる。ガスGの供給を遮断した際には、CPU13は、例えば、ガスGの供給を遮断した旨の警報情報Iを表示部19に対して出力すると共に、電話回線30を介してホストコンピュータ50に対して送信する。この保安機能によれば、ガスGの利用に関する異常事態(例えばガス漏れ等)を速やかに検知することができる。なお、ガスGの供給の遮断は、上記したようなCPU13による各種の遮断機構に基づいて行われる他、ホストコンピュータ50から出力される遮断信号S3に応じて強制的におこなわれる場合もある。この消費者からの依頼に応じたガスGの供給の強制遮断については、後述する。ここで、CPU13が、本発明における「異常判断手段」および「警報情報送信手段」の一具体例に対応する。
【0033】
引き続き、図2を参照して、ガスメータ10の構成例について説明する。遮断弁17は、CPU13から出力される遮断信号S2またはホストコンピュータ50から出力される遮断信号S3に応じて駆動し、ガスGの供給を遮断するようになっている。
【0034】
通信端末部A18は、通常状態では、電話回線30と消費者宅1に設置された電話機とを接続させており、ホストコンピュータ50から出力されるデータ要求信号S1に応じて電話回線30の接続先をCPU13に切り替える。これにより、CPU13とホストコンピュータ50とが電話回線30を介して相互に通信可能となる。なお、CPU13〜ホストコンピュータ50間における通信(例えば、CPU13からホストコンピュータ50に対する流量データDの送信等)が完了したのち、通信端末部A18は、再び電話回線30を電話機と接続させる。
【0035】
表示部19は、例えば表示パネル等よりなるものであり、ガスGの流量データQ(Q1,Q2)、圧力データPおよびガスGの利用状況(ガスGの供給の遮断状況等)を含む各種情報を表示するようになっている。ガス事業者や消費者等は、表示部19を目視にて確認することにより、ガスGの利用状況を把握することができる。
【0036】
<ホストコンピュータ50の構成>
次に、ホストコンピュータ50は、各種情報および信号の入出力を行うためのCPU51と、各種情報を格納するためのRAM52と、CPU51と電話回線30とを接続させるための通信端末部B53と、CPU51とインターネット60とを接続させるための通信端末部C54とを備えている。ホストコンピュータ50の動作に関する各種情報等は、必要に応じてモニタ55に表示される。ここで、通信端末部B53が本発明における「第1の統括用通信手段」の一具体例に対応し、通信端末部C54が本発明における「第2の統括用通信手段」の一具体例に対応する。
【0037】
CPU51は、消費者から携帯電話80を通じて送信される確認依頼M1に基づき、以下のような手順により、「消費者宅1におけるガスGの消し忘れの有無の確認」、「消費者(携帯電話80)への確認結果メールM2の送信」および「ガスGの供給の強制遮断」を行うようになっている。すなわち、CPU51は、携帯電話80から送信される確認依頼M1を受信すると、まず、確認依頼M1の内容に基づいて確認対象となる消費者宅1(ガスメータ10)を特定する。続いて、CPU51は、確認対象となる消費者宅1(ガスメータ10)と接続可能なアドレス信号を含むデータ要求信号S1を通信端末部B53に対して出力し、通信端末部B53と電話回線30とを接続させる。このデータ要求信号S1は、ガスメータ10に搭載された通信端末部A18を介してCPU13に入力される。これにより、ホストコンピュータ(CPU51)とガスメータ10(CPU13)とが通信可能となる。ここで、CPU51が本発明における「データ要求信号出力手段」の一具体例に対応する。
【0038】
続いて、CPU51は、CPU13から送信される流量データDを取り込み、この流量データDに基づいて消費者宅1におけるガスGの消し忘れの有無を確認する。具体的には、CPU51は、確認依頼M1に含まれている消費者により指定された所定の時刻(指定時刻;例えば、消費者の外出時刻等)以降においてガスGの流量(ガスGの消費)が検出されているかどうかを判断する。CPU51は、ガスGの流量が検出されていた場合にはガスGの消し忘れを検出したものと判断し、一方、ガスGの流量が検出されていなかった場合にはガスGの消し忘れがなかったものと判断する。ここで、CPU51が本発明における「流量データ受信手段」および「消費状態確認手段」の一具体例に対応する。
【0039】
ガスGの消し忘れの有無を確認したのち、CPU51は、ガスGの消し忘れの有無に関する確認結果をRAM52に格納する。これにより、CPU51は、ガスGの消し忘れの有無に関する確認結果の送信準備状態となり、消費者(携帯電話80)からのアクセス待ち状態となる。確認結果メールM2の送信準備状態となったのち、CPU51は、消費者(携帯電話80)によるホストコンピュータ50へのアクセスを促すべく、携帯電話80に対してアクセス要求信号を出力する。
【0040】
消費者が携帯電話80を通じてホストコンピュータ50へアクセスすると、CPU51は、確認結果メールM2を携帯電話80に対して送信する。ガスGの消し忘れを検出した場合において確認結果メールM2に含まれる内容としては、例えば、ガスGの消し忘れを検出した旨の通知,流量データDから想定される稼働中のガス器具20の名称・個数・稼働時間,ガスGの供給を強制的に遮断するかどうかの判断を問う通知等である。確認結果メールM2を携帯電話80に対して送信したのち、CPU51は、消費者(携帯電話80)からの返答(遮断依頼M3等)待ち状態となる。ここで、CPU51が、本発明における「確認結果送信手段」の一具体例に対応する。
【0041】
消費者からホストコンピュータ50に対して携帯電話80を通じて遮断依頼M3が送信されると、CPU51は、電話回線30を介してガスメータ10の遮断弁17に対して遮断信号S3を出力し、遮断弁17を駆動させることによりガスGの供給を強制的に遮断する。なお、上記したCPU51によるガスGの供給の強制遮断は、確認結果メールM2の送信後、消費者から所定の時間(例えば1時間)内に遮断依頼M3が送信されなかった場合にも行われる。CPU51は、消費者宅1におけるガスGの供給を遮断したのち、ガスメータ10から送信される警報情報Iを受信すると、携帯電話80に対して再びアクセス要求信号を出力する。消費者が携帯電話80を通じてホストコンピュータ50へ再びアクセスすると、CPU51は、携帯電話80に対してガスGの供給を遮断した旨の通知メールM4を送信する。この通知メールM4には、ガスGの供給を遮断した旨の通知,遮断日時,遮断理由,ガスGの供給の再開方法等に関する情報が含まれる。消費者宅1におけるガスGの供給の再開は、例えば、帰宅時において消費者が所定の操作(例えば、ガスメータに搭載された復帰ボタンを押す)を行うか、または消費者から監視センタ40に対してガスGの供給の再開を要請し、ホストコンピュータ50からガスメータ10に対して遮断解除信号が出力されることにより行われる。ここで、CPU51が本発明における「遮断信号出力手段」および「通知送信手段」の一具体例に対応する。
【0042】
上記したホストコンピュータ50から携帯電話80へのアクセス要求(アクセス信号の出力)および携帯電話80からのアクセスに応じたホストコンピュータ50から携帯電話80への通知メールM4の送信は、消費者(携帯電話80)からの確認依頼等に応じて行われる他、例えば、ガスメータ10の保安機能(例えば、継続時間オーバー遮断等)によりガスGの供給が遮断された場合においても同様に行われる。
【0043】
なお、上記したCPU51によるガスGの消し忘れの有無の確認およびその確認後における対処等の一連の動作は、例えば、確認依頼M1に含まれている暗証番号を照合したのち行われる。すなわち、CPU51は、暗証番号が正規のものであるかどうかを判定し、正規のものであると判定した場合にのみ一連の動作を実行する。所定の回数(例えば3回)に渡って暗証番号が不正規であった場合には、CPU51は、確認依頼M1の受付を中止する。これにより、第3者による不当な情報入手等が回避される。
【0044】
上記したCPU51の動作に係る一連の情報(確認依頼M1,確認結果メールM2,遮断依頼M3,通知情報M4,警報情報I等)の送受信日時およびその内容,各種信号(データ要求信号S1,遮断信号S3)の出力日時,暗証番号の照合履歴等)は、随時RAM52に格納される。
【0045】
引き続き、図2を参照して、ホストコンピュータ50の構成例について説明する。通信端末部B53は、ガスメータ10に搭載されている通信端末部A18と同様の機能を有するものである。すなわち、通信端末部B53は、CPU51とCPU13とを電話回線30を介して接続させる。
【0046】
通信端末部C54は、消費者(携帯電話80)からホストコンピュータ50へのアクセスに応じて、CPU51と携帯電話80とをインターネット60とを介して接続させる。
【0047】
<携帯電話80の構成>
次に、携帯電話80は、各種情報の送受信を行うためのCPU81と、各種情報を格納するためのRAM82と、CPU81とインターネット60とを接続させるための通信端末部D83とを備えている。通信端末部D83は、例えば、ホストコンピュータ50に搭載された通信端末部C54と同様の機能を有するものである。CPU81が送受信した各種情報は、例えば液晶パネル等よりなる表示パネル84に表示される。
【0048】
CPU81は、消費者による操作に応じて、以下のような一連の動作を行う。すなわち、消費者宅1におけるガスGの消し忘れの有無を確認するために消費者により確認依頼M1が入力されると、CPU81は、通信端末部D83に対して接続要求信号を出力し、通信端末部D83とホストコンピュータ50とをインターネット60を介して接続させる。確認依頼M1の内容は、CPU81により自動的に読み込まれる。この確認依頼M1には、例えば、確認対象となるガス利用宅(例えば消費者宅1)を特定するための消費者宅1の代表者名(世帯主名等)や電話番号等および確認依頼を行うべき者であることを証明するための暗証番号などが消費者により入力される。確認依頼M1が入力されたのち、CPU81は、ホストコンピュータ50からの返答(確認結果メールM2)待ち状態となる。
【0049】
ホストコンピュータ50からアクセス要求信号が入力されると、CPU81は、ホストコンピュータ50が確認結果メールM2の送信準備状態にあることを消費者に対して確実に知らせるために、通常の電話の着信時と同様に着信音を発呼させたり、筐体を振動させたり、表示部83を点灯または点滅させる。このとき、ホストコンピュータ50によってガスGの消し忘れが検出されなかった場合には、CPU81は、所定の時間(例えば10秒)に渡って上記の着信音の発呼等を行ったのち、通常状態に復帰する。一方、ホストコンピュータ50によってガスGの消し忘れが検出された場合には、CPU81は、消費者による入力(ホストコンピュータ50へのアクセス)待ち状態となる。なお、所定の時間(例えば10分)の経過後においても消費者からのアクセスが確認されない場合には、CPU81は、ホストコンピュータ50からのアクセス要求を消費者が認知していないものと判断し、上記の時間(例えば10分)間隔毎に着信音の発呼等を繰り返し実行する。
【0050】
消費者が携帯電話80を通じてホストコンピュータ50に対してアクセスすると、CPU81は、ホストコンピュータ50から送信される確認結果メールM2を受信し、その内容を表示部84に表示する。消費者は、表示部84に表示された確認結果メールM2の内容を通じてガスGの消し忘れの有無を確認することができる。確認結果メールM2がガスGの消し忘れを通知するものであった場合には、CPU81は、消費者による入力(遮断依頼M3等)待ち状態となる。
【0051】
消費者により入力操作が実行され、監視センタ40に対して消費者宅1におけるガスGの供給の遮断を依頼するための遮断依頼M3が入力されると、CPU81は、確認依頼M1の入力時の場合と同様に、通信端末部D83とホストコンピュータ50とをインターネット60を介して接続させる。遮断依頼M3の内容は、ホストコンピュータ50により自動的に読み込まれる。遮断依頼M3には、必要に応じて、消費者により再度暗証番号が入力される。
【0052】
なお、消費者が確認結果メールM2を通じて消費者宅1におけるガスGの消し忘れを確認したのち、ガスGの供給を遮断する必要がないと判断した場合には、消費者によりその旨を含む依頼(遮断不要依頼)が携帯電話80に入力される。消費者によりガスGの供給を遮断する必要がないと判断される場合としては、例えば、確認結果メールM2を確認したのち、消費者が消費者宅1に電話をかけ、消費者の家族等が消費者宅1においてガスGを消費している(例えば、ガス器具20を稼働させている)ことを確認できたような場合である。
【0053】
<情報配信システム100の動作>
次に、図1〜図6を参照して、本実施の形態に係る情報配信システム100の動作について説明する。ここで、図3はガスメータ10の動作、図4は携帯電話80の動作、図5および図6はホストコンピュータ50の動作をそれぞれ表す流れ図である。以下では、主に、消費者に対してガスGの消し忘れの有無の確認に関する情報(確認結果メールM2)を提供する場合における携帯電話80(CPU81)、ホストコンピュータ50(CPU51)およびガスメータ10(CPU13)の動作について、順に説明する。
【0054】
<ガスメータ10による流量データDの確保>
この情報配信システム100では、まず、ガスメータ10において、計量部11を作動させ、消費者によるガスGの消費量(流量)を測定する(図3;ステップS101)。具体的には、計量部11から出力される流量信号に基づいて、ガスGの瞬時流量Q1および積算流量Q2が演算される。続いて、演算した流量データQ(Q1,Q2)を流量データDとしてRAM14に格納する(図3;ステップS102)。RAM14に格納される流量データDは、例えば、5分間毎にRAM14へ格納された流量データQのうちの最新の2時間に対応する24個の流量データQである。この流量データDは、新たな瞬時流量Q1の演算タイミング毎に、常に最新の2時間に対応する24個の流量データQを含むように更新される。
【0055】
<ホストコンピュータ50による確認依頼M1の読み込み>
続いて、携帯電話80において、消費者宅1におけるガスGの消し忘れの有無を確認するために消費者により確認依頼M1が入力されると、通信端末部D83に対して接続要求信号を出力し、通信端末部D83とホストコンピュータ50とをインターネット60を介して接続させる(図4;ステップS201)。入力された確認依頼M1の内容は、ホストコンピュータ50により自動的に読み込まれる(図5;ステップS301)。確認依頼M1が入力されたのち、CPU81は、ホストコンピュータ50からの返答(確認結果メールM2)待ち状態となる。
【0056】
<ホストコンピュータ50によるガスGの消し忘れの有無の確認>
続いて、ホストコンピュータ50において、確認依頼M1に含まれている暗証番号が正規のものであるかどうかを判定する(図5;ステップS302)。暗証番号が正規のものであると判定した場合(図5;ステップS302Y)には、以下のガスGの消し忘れの有無の確認に係る一連の動作を実行する。一方、暗証番号が不正規であった場合(所定の回数(例えば3回)に渡って暗証番号が不正規であった場合,図5;ステップS302N)には、第3者による不当な情報入手等が行われる可能性があるものと判断し、確認依頼M1の受付を中止する。暗証番号が正規のものであると判定した場合には、確認依頼M1の内容に基づいて確認対象となる消費者宅1(ガスメータ10)が特定される。
【0057】
続いて、確認対象となる消費者宅1(ガスメータ10)と接続可能なアドレス信号を含むデータ要求信号S1を通信端末部B53に対して出力し、通信端末部B53とガスメータ10の通信端末部A18とを電話回線30を介して接続させる。これにより、ホストコンピュータ50とガスメータ10とが接続され、相互に通信可能となる(図5;ステップS303)。続いて、データ要求信号S1がガスメータ10に入力されると、このデータ要求信号S1の入力時点においてRAM14に格納されていた流量データDがガスメータ10からホストコンピュータ50に対して送信される(図3;ステップS103)。
【0058】
続いて、ガスメータ10から送信される流量データDを受信したのち(図5;ステップS304)、確認依頼M1に含まれている消費者により指定された所定の時刻(指定時刻;例えば、消費者の外出時刻等)以降においてガスGの流量(ガスGの消費)が検出されているかどうかを判定する(図5;ステップS305)。ガスGの流量が検出されていた場合(図5;ステップS305Y)にはガスGの消し忘れを検出したものと判断し(図5;ステップS306)、一方、ガスGの流量が検出されていなかった場合(図5;ステップS305N)にはガスGの消し忘れがなかったものと判断する(図5;ステップS307)。続いて、ガスGの消し忘れの有無に関する確認結果をRAM52に格納する(図6;ステップS308)。これにより、ガスGの消し忘れの有無に関する確認結果(確認結果メールM2)の送信準備状態となる。続いて、消費者(携帯電話80)によるホストコンピュータ50へのアクセスを促すべく、携帯電話80に対してアクセス要求信号を出力する(図6;ステップS309)。このアクセス要求信号が携帯電話80に対して入力されると、ホストコンピュータ50が確認結果メールM2の送信準備状態にあることを消費者に対して確実に知らせるために、通常の電話の着信時と同様に着信音を発呼させたり、筐体を振動させたり、表示部83を点灯または点滅させる。
【0059】
<ホストコンピュータ50から携帯電話80に対する確認結果メールM2の送信>
続いて、消費者が携帯電話80を通じてホストコンピュータ50へアクセスすると、RAM52に格納されていたガスGの消し忘れの有無に関する確認結果を確認結果メールM2として携帯電話80に対して送信する(図6;ステップS310)。ホストコンピュータ50から携帯電話80に対して送信された確認結果メールM2の内容は、携帯電話80に搭載された表示部84に表示される(図4;ステップS202)。消費者は、表示部84を目視にて確認することによりガスGの消し忘れの有無を確認することができる。
【0060】
なお、確認結果メールM2が消費者に対してガスGの消し忘れを通知するものであった場合には、ホストコンピュータ50は、確認結果メールM2を送信したのち、消費者(携帯電話80)からの返答(遮断依頼M3等)待ち状態となる。消費者により携帯電話80に遮断依頼M3が入力されると、この遮断依頼M3の内容がホストコンピュータ50に読み込まれ、ホストコンピュータ50から出力される遮断信号S3に応じてガスメータ10の遮断弁17が駆動し、消費者宅1におけるガスGの供給が強制的に遮断される。このとき、ガスメータ10からホストコンピュータ50に対して送信される警報情報Iに応じて、ホストコンピュータ50から携帯電話80に対して再びアクセス要求信号が出力される。消費者が携帯電話80を通じてホストコンピュータ50へ再びアクセスすると、ホストコンピュータ50から携帯電話80に対してガスGの供給を遮断した旨の通知メールM4が送信される。
【0061】
以上説明したように、本実施の形態の情報配信システム100では、携帯電話80を用いて監視センタ40(ホストコンピュータ50)と一連の情報(確認依頼M1,確認結果メールM2等)を送受信することによりガスGの消し忘れの有無の確認に係る依頼およびその確認結果の入手等を行うようにしたので、ガスGの消し忘れの有無の確認の依頼等を公衆電話等を通じて口頭で行っていた従来の場合とは異なり、確認依頼等を行う際に消費者が電話口で待機する必要がなく、あるいは消費者が監視センタ40に対して複数回電話をかける必要がない。このため、ガスGの消し忘れの有無の確認等を行う際の消費者の利便性を向上させることができる。また、この利便性の向上により、ガスGの消し忘れの有無を確認したのちに、消費者により必要に応じてガスGの供給の遮断が依頼されることが想定されるため、ネットワークを利用したガス利用に係る情報提供サービスを有効に活用することができる。
【0062】
また、本実施の形態では、消費者がガスGの消し忘れの有無の確認等を行うための端末機器として携帯電話80を用いるようにしたので、公衆電話等を用いていた従来の場合よりも、消費者は外出先に居ながら各種依頼や各種情報の入手等を行うことができる。これにより、消費者の利便性をより向上させることができる。
【0063】
また、本実施の形態のガスメータ10では、ホストコンピュータ50から入力されるデータ要求信号S1に応じてホストコンピュータ50に対して流量データDを送信するようにしたので、消費者宅1におけるガスGの消し忘れの有無の確認を行うための流量データDを外部のホストコンピュータ50に対して伝達することができると共に、このガスメータ10を用いて情報配信システム100を構築することができる。
【0064】
また、本実施の形態のホストコンピュータ50では、携帯電話80から確認依頼M1が入力されたときにガスメータ10から流量データDを受信し、この流量データDに基づいて消費者宅1におけるガスGの消し忘れの有無を確認したのち、ガスGの消し忘れの有無に関する確認結果を含む確認結果メールM2を携帯電話80に対して送信するようにしたので、ガスGの消し忘れの有無を外部の携帯電話80に対して伝達することができると共に、このホストコンピュータ50を用いて情報配信システム100を構築することができる。
【0065】
なお、本実施の形態では、消費者がガスGの消し忘れの有無の確認等を行うための端末機器として携帯電話80を用いるようにしたが、必ずしもこれに限られるものではない。端末機器としては、消費者が自由に利用可能であり、かつインターネット60を介して電子メールを送受信することが可能である限り自由に選択可能であり、例えば、電子メールの送受信機能を備えたPHS(Personal Handy phone System)やパーソナルコンピュータを用いるようにしてもよい。
【0066】
また、本実施の形態では、ガスGの利用に関する異常事態(例えばガス漏れ等)を検出したときにガスメータ10の自己判断によりガスGの供給が遮断される(保安機能)ようにしたが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ガスメータ10において異常事態が検出されたときに、その旨を含む情報が携帯電話80に対して通知されるようにし、上記実施の形態において説明したガスGの消し忘れが検出された場合におけるガスGの供給の遮断に係る判断手順と同様に、消費者(携帯電話80)による遮断依頼に応じてガスGの供給が遮断されるようにしてもよいし、消費者への通知後において消費者からホストコンピュータ50へのアクセスがない場合にホストコンピュータ50によりガスGの供給が遮断されるようにしてもよい。
【0067】
また、本実施の形態では、携帯電話80〜ホストコンピュータ50間においてガスGの消し忘れの有無に関する情報を送受信する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、携帯電話80〜ホストコンピュータ50間において他の各種情報も送受信することが可能である。「他の各種情報」として、例えば、ホストコンピュータ50から携帯電話80に対して送信される情報としては、ガス料金情報、ガス器具20の新製品に関する情報、ガスGの利用に係る工事実施情報、ガスGの利用に係るアドバイスおよび所定の期間内(例えば1年間)におけるホストコンピュータ50〜携帯電話80間の通信履歴(確認依頼M1による依頼履歴,確認結果メールM2の送信履歴等)等である。ここで、ホストコンピュータ50におけるCPU51が本発明における「履歴送信手段」の一具体例に対応する。
【0068】
また、本実施の形態では、情報配信システム100を構成する各ユニット間を接続させるための「電子通信回線」としてインターネット60を用いるようにしたが、必ずしもこれに限られるものではない。電子通信回線としては、インターネット60の他、例えば、イントラネットやエクストラネットなどの通信媒体を用いるようにしてもよい。もちろん、電子通信回線として複数の通信媒体(例えば、インターネットおよびイントラネット等)を併用するようにしてもよい。いずれの通信媒体を用いた場合においても、インターネット60を用いた場合と同様の効果を得ることができる。
【0069】
また、本実施の形態では、ガスメータ10とホストコンピュータ50とを電話回線30を介して接続させるようにしたが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、ガスメータ10とホストコンピュータ50とをISDN(Integrated Services Digital Network)回線やCATV(Cable Television)回線などを用いるようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のガス利用に係る情報配信システムによれば、携帯型の双方向通信機能を有する端末機器から統括機器に対して送信される確認依頼情報に応じて、複数のガスメータのうちの確認依頼情報に対応するガスメータにより取得された燃料ガスの流量データを統括機器に受信し、この流量データに基づいて統括機器において燃料ガスの消費の有無を確認したのち、統括機器から端末機器に対して燃料ガスの消費の有無に関する情報を含む確認結果情報を送信することにより、燃料ガスを利用する消費者に対して燃料ガスの消費の有無に関する情報を提供するようにしたので、燃料ガスの消費の有無に関する情報(例えば、ガスの消し忘れの有無の確認等)の提供依頼を公衆電話等を通じて口頭で行っていた従来の場合とは異なり、提供依頼を行う場合に消費者が電話口で待機する必要がなく、あるいは消費者が確認依頼を行うために監視センタに対して複数回電話をかける必要もない。このため、燃料ガスの消費の有無に関する情報を入手する際の消費者の利便性を向上させることができると共に、ネットワークを利用したガス利用に係る情報提供サービスを有効に活用することができる。特に、端末機器として携帯電話を用いることにより、消費者は外出先に居ながら燃料ガスの消費の有無に関する情報の入手を行うことができるため、消費者の利便性はより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る情報配信システムの概略構成を表すブロック図である。
【図2】図1に示した情報配信システムを構成する各ユニットの詳細な構成例を表すブロック図である。
【図3】ガスメータの動作を説明するための流れ図である。
【図4】携帯電話の動作を説明するための流れ図である。
【図5】ホストコンピュータの動作を説明するための流れ図である。
【図6】図5に続く動作を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
1…消費者宅、10…ガスメータ、11…計量部、12…圧力センサ、13,51,81…CPU、14,52,82…RAM、15…クロック、16…リチウムバッテリ、17…遮断弁、18…通信端末部A、19,84…表示部、20…ガス器具、30…電話回線、40…監視センタ、50…ホストコンピュータ、53…通信端末部B、54…通信端末部C、55…モニタ、61…インターネット、70…通信線、80…携帯電話、83…通信端末部D、100…情報配信システム、D,Q…流量データ、G…ガス、H…配管、I…警報情報、M1…確認依頼、M2…確認結果メール、M3…遮断依頼、M4…通知メール、S1…データ要求信号、S2,S3…遮断信号、P…圧力情報、Q1…瞬時流量、Q2…積算流量、QK…消費基準流量。

Claims (6)

  1. 携帯型の双方向通信機能を有する複数の端末機器と、
    前記複数の端末機器それぞれに対応すると共に、各々燃料ガスの流量データを格納し、データ要求信号が入力されたときに前記格納された流量データを含む情報を送信可能であると共に燃料ガスの遮断機能を有する複数のガスメータと、
    前記複数のガスメータとの間で双方向通信が可能であると共に前記複数の端末機器それぞれとの間で電子通信回線を介して互いに接続された統括機器と
    を有する情報配信システムであって、
    前記統括機器が、
    前記端末機器からの燃料ガスの消費の有無に関する確認依頼情報を受信する第1のステップと、
    前記確認依頼情報を受けて前記複数のガスメータのうちの対応する特定のガスメータに対してデータ要求信号を送信する第2のステップと、
    前記特定のガスメータから燃料ガスの流量データを含む情報を受信する第3のステップと、
    前記受信した流量データを含む情報に基づいて前記特定のガスメータでの燃料ガスの消費の有無を確認したのち、前記端末機器に対して、燃料ガスの消費の有無に関する情報を含む確認結果情報を送信する第4のステップと、
    前記端末機器から遮断依頼情報が入力されたときに、前記特定のガスメータに対して遮断信号を出力する第5のステップと
    を含む配信ステップを経て前記ガスメータを統括管理することを特徴とするガス利用に係る情報配信システム。
  2. 前記ガスメータは燃料ガスの利用に関する異常事態の発生の有無を判断する機能を有し、
    前記統括機器は、前記特定のガスメータから、燃料ガスの利用に関する異常事態の発生または燃料ガスの供給の遮断に関する情報を含む警報情報を受信したときに、異常事態の発生または燃料ガスの供給の遮断に関する情報を含む通知情報を前記端末機器に対して送信する
    ことを特徴とする請求項1記載のガス利用に係る情報配信システム。
  3. 前記統括機器は、第4のステップにおいて、確認結果情報を送信する前に前記端末機器側に送信準備状態である旨を知らせるアクセス要求信号を送信し、前記端末機器からアクセスあったのちに前記確認結果情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のガス利用に係る情報配信システム。
  4. 前記統括機器は、第4のステップにおいて、前記端末機器に対して、燃料ガスの消費が有る旨を示す確認結果情報を送信したのち、前記端末機器側から遮断不要依頼が送信されてきたときには、前記遮断信号を出力しない
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のガス利用に係る情報配信システム。
  5. 前記確認結果情報および前記通知情報は電子メールよりなるものである
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のガス利用に係る情報配信システム。
  6. 前記端末機器と前記統括機器との間を接続させるための前記電子通信回線はインターネットである
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のガス利用に係る情報配信システム。
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