JP3851140B2 - 流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法 - Google Patents

流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料その他の流体の流量を制御するため従来から流量制御用電磁比例制御弁が種々の装置において用いられてきている。例えば、コモンレール内に高圧燃料を蓄積しておきこの高圧燃料をインジェクタを介して内燃機関の各気筒に噴射供給するようにした燃料噴射装置にあっては、コモンレール内に高圧燃料を送り込むためのポンプユニットを備えている。このポンプユニットは、燃料タンクからの燃料を供給する供給ポンプを含み、供給ポンプから供給される燃料を高圧プランジャを用いて加圧してコモンレール内に高圧燃料を送り込む構成となっており、供給ポンプから高圧プランジャへ供給される燃料は電磁比例制御弁によってそのときの機関の運転条件に見合った適切な量に制御されるようになっている。
【0003】
このような目的で使用される電磁比例制御弁は、シリンダ内に摺動可能に収容されたピストンをスプリングによってばね付勢しておくと共に、ピストンをこのスプリングによる付勢力に抗して位置決めするための電磁ソレノイドを設けて成っている。そして、この電磁ソレノイドに供給する駆動電流の大きさに比例してピストンとシリンダとの相対位置を制御することによって、シリンダに設けられた燃料通路のポートの開口面積を調節し、電磁比例制御弁を通過する燃料の流量を調節する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く構成されている電磁比例制御弁の電磁ソレノイドのコイルには、通常、一定周波数のパルス電圧が供給され、このパルス電圧のデューティ比を変えることによって電磁ソレノイドに供給される駆動電流の実効値を調節し、これにより燃料の流量調節が行われている。
【0005】
しかし、上述の如く構成されている電磁比例制御弁にあっては、その作動時にピストンとシリンダとの間において静的及び動的な摩擦力が生じ、この結果、この機械的な作動摩擦によりピストンの動きにヒステリシスが発生し、弁装置としての応答性の低下や制御流量のばらつき等が発生する原因となっており、流量制御を安定して行えないという問題を生じている。
【0006】
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決することができるようにした、流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明によれば、駆動用電磁ソレノイドのコイルに印加するパルス電圧のデューティ比を調節することによって前記コイルに流れる駆動電流を制御し流量調節を行うようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法において、適宜のタイミングで前記コイルに与える電気的エネルギーを一時的に大きくし、前記駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにしたことを特徴とする流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0008】
請求項2の発明によれば、駆動用電磁ソレノイドのコイルに印加するパルス電圧のデューティ比を調節することによって前記コイルに流れる駆動電流を制御し流量調節を行うようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法において、適宜のタイミングで前記パルス電圧の波高値を一時的に大きくし、前記駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにしたことを特徴とする流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0009】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、前記パルス電圧の波高値を一時的に大きくすることを繰り返し行うようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0010】
請求項4の発明によれば、請求項2の発明において、前記流量制御用電磁比例制御弁が動作にヒステリシスを生じさせる虞のある運転条件にあるか否かを判別し、前記流量制御用電磁比例制御弁が動作にヒステリシスを生じさせる虞のある運転条件にあると判別された場合に前記パルス電圧の波高値を一時的に大きくすることを繰り返し行うようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0011】
請求項5の発明によれば、請求項3又は4の発明において、前記流量制御用電磁比例制御弁がコモンレールシステムのポンプの流量を制御するためのものであり、コモンレール圧の目標値と実際値との差が所定の状態となった場合に前記パルス電圧の波高値を一時的に大きくすることを繰り返し行うことを停止するようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0012】
請求項6の発明によれば、駆動用電磁ソレノイドのコイルに印加するパルス電圧のデューティ比を調節することによって前記コイルに流れる駆動電流を制御し流量調節を行うようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法において、適宜のタイミングで前記パルス電圧のパルス幅を一時的に大きくし、前記駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにしたことを特徴とする流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0013】
請求項7の発明によれば、請求項6の発明において、前記パルス電圧のパルス幅を一時的に大きくすることを繰り返し行うようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0014】
請求項8の発明によれば、請求項6の発明において、前記流量制御用電磁比例制御弁が動作にヒステリシスを生じさせる虞のある運転条件にあるか否かを判別し、前記流量制御用電磁比例制御弁が動作にヒステリシスを生じさせる虞のある運転条件にあると判別された場合に前記パルス電圧のパルス幅を一時的に大きくすることを繰り返し行うようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0015】
請求項9の発明によれば、請求項7又は8の発明において、前記流量制御用電磁比例制御弁がコモンレールシステムのポンプの流量を制御するためのものであり、コモンレール圧の目標値と実際値との差が所定の状態となった場合に前記パルス電圧のパルス幅を一時的に大きくすることを繰り返し行うことを停止するようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0016】
請求項10の発明によれば、請求項1の発明において、前記流量制御用電磁比例制御弁がコモンレールシステムのポンプの流量を制御するためのものであり、コモンレール圧の目標値と実際値との差が所定時間経過後において所定の状態とならなかった場合には、前記電気的エネルギーをさらに大きくするようにした流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0017】
請求項11の発明によれば、流量制御用の電磁比例制御弁を駆動するための電磁比例制御弁駆動装置において、外部から与えられる制御信号に従うデューティ比の所定の周波数の駆動用パルス電圧を前記電磁比例制御弁の駆動用電磁ソレノイドのコイルに供給するための手段と、適宜のタイミングで前記駆動用パルス電圧のパルス巾を一時的に大きくするための手段とを備えたことを特徴とする電磁比例制御弁駆動装置が提案される。
【0018】
請求項12の発明によれば、流量制御用の電磁比例制御弁を駆動するための電磁比例制御弁駆動装置において、外部から与えられる制御信号に従うデューティ比の所定の周波数の駆動用パルス電圧を前記電磁比例制御弁の駆動用電磁ソレノイドのコイルに供給するための手段と、適宜のタイミングで前記駆動用パルス電圧のパルス波高値を一時的に大きくするための手段とを備えたことを特徴とする電磁比例制御弁駆動装置が提案される。
【0019】
請求項13の発明によれば、駆動用電磁ソレノイドのコイルに印加するパルス電圧のデューティ比を調節することによって前記コイルに流れる駆動電流を制御し流量調節を行うようにしたコモンレールシステムのポンプの流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法において、適宜のタイミングで前記コイルに与える電気的エネルギーを一時的に大きくし、前記駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにしたことを特徴とするコモンレールシステムのポンプの流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0020】
請求項14の発明によれば、駆動用電磁ソレノイドのコイルに印加するパルス電圧のデューティ比を調節することによって前記コイルに流れる駆動電流を制御し流量調節を行うようにしたコモンレールシステムのポンプの流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法において、適宜のタイミングで前記パルス電圧の波高値を一時的に大きくし、前記駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにしたことを特徴とするコモンレールシステムのポンプの流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0021】
請求項15の発明によれば、駆動用電磁ソレノイドのコイルに印加するパルス電圧のデューティ比を調節することによって前記コイルに流れる駆動電流を制御し流量調節を行うようにしたコモンレールシステムのポンプの流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法において、適宜のタイミングで前記パルス電圧のパルス幅を一時的に大きくし、前記駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにしたことを特徴とするコモンレールシステムのポンプの流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法が提案される。
【0022】
請求項16の発明によれば、コモンレールシステムのポンプの流量制御用の電磁比例制御弁を駆動するための電磁比例制御弁駆動装置において、外部から与えられる制御信号に従うデューティ比の所定の周波数の駆動用パルス電圧を前記電磁比例制御弁の駆動用電磁ソレノイドのコイルに供給するための手段と、適宜のタイミングで前記駆動用パルス電圧のパルス巾を一時的に大きくするための手段とを備えたことを特徴とする電磁比例制御弁駆動装置が提案される。
【0023】
請求項17の発明によれば、コモンレールシステムのポンプの流量制御用の電磁比例制御弁を駆動するための電磁比例制御弁駆動装置において、外部から与えられる制御信号に従うデューティ比の所定の周波数の駆動用パルス電圧を前記電磁比例制御弁の駆動用電磁ソレノイドのコイルに供給するための手段と、適宜のタイミングで前記駆動用パルス電圧のパルス波高値を一時的に大きくするための手段とを備えたことを特徴とする電磁比例制御弁駆動装置が提案される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施の形態の一例を示す構成図であり、ここでは、本発明による電磁比例制御弁駆動装置を用いて構成された内燃機関用の燃料噴射装置の構成が示されている。燃料噴射装置1は、コモンレール2内に蓄積された高圧燃料を複数のインジェクタ3により図示しない内燃機関の対応する各気筒に直接噴射供給するコモンレール方式の燃料噴射装置であり、コモンレール2には、ポンプ装置4から高圧燃料が供給される構成となっている。
【0026】
ポンプ装置4は、供給ポンプ41によって燃料タンク5内の燃料6を外部に設けてあるフィルタ7を介して、図示しない駆動部によって駆動される一対の高圧プランジャ42、43に送るように構成されており、フィルタ7と高圧プランジャ42、43との間に設けられた電磁比例制御弁44によって高圧プランジャ42、43に送られる燃料の流量を調節できる構成となっている。
【0027】
電磁比例制御弁44によって流量調節された燃料は、逆止弁45、46を介して対応する高圧プランジャ42、43に送られ、高圧プランジャ42、43で加圧されて得られた高圧燃料は対応する逆止弁47、48を介してコモンレール2に送られる。符号49で示されるのは供給ポンプ41の出力側の余剰燃料を燃料タンク5内に戻すための戻し弁である。なお、ポンプ装置4の構成それ自体は公知のものであるから、ポンプ装置4についてのこれ以上の詳しい説明は省略する。
【0028】
図2は、図1に示した電磁比例制御弁44の詳細構成を示す断面図である。電磁比例制御弁44はケーシング44Aの一端部に設けられたシリンダ部44Bのシリンダ室44Ba内に一端が開口している筒状のピストン44Cが収容されており、スプリング44Dによってピストン44Cはケーシング44A内に設けられている電磁ソレノイド44Eに向けてばね付勢されている。ピストン44Cの周壁には、図3に詳細に示されているように、その周方向に複数のスリット44Caが適宜の間隔をあけて設けられている。
【0029】
電磁ソレノイド44Eは、ソレノイドコイル44Fに流れる電流に応じてアンカー44Ebがピストン44Cをスプリング44Dのばね力に抗して移動させる構成となっている。したがって、ピストン44Cは、スプリング44Dのばね力と、ソレノイドコイル44Fに流れる電流の大きさによって定まる電磁ソレノイド44Eの駆動力とがつり合う位置に位置決めされる。
【0030】
シリンダ部44Bには、燃料の入口ポート44Bb、44Bbと燃料の出口ポート44Bcとが図示の如く形成されており、入口ポート44Bbはシリンダ部44Bの内側に形成された環状溝44Bdに連通している。そして、ピストン44Cがシリンダ部44B内を移動し、スリット44Caが環状溝44Bdと対向したときに、スリット44Caと環状溝44Bdとにより開口部が形成される。この開口部の面積はピストン44Cの位置に応じて変化して入口ポート44Bb、44Bbの各開口面積が実質的に調節され、これにより入口ポート44Bb、44Bbから出口ポート44Bcに流れる燃料の流量を調節することができる構成となっている。
【0031】
図1に戻ると、図2に示された電磁比例制御弁44の駆動制御のため、燃料噴射装置1は、マイクロコンピュータを用いて構成された駆動制御ユニット8を備えている。駆動制御ユニット8には、コモンレール2内の燃料圧力であるレール圧を検出するためのレール圧センサ9からのレール圧を示すレール圧信号S1、キースイッチ10がオン位置にあることを示すキースイッチオン信号S2、内燃機関の回転数を検出する回転数センサ11からの回転数を示す回転数信号S3、ポンプ装置4内の燃料温度を検出する温度センサ12からの燃料温度を示す温度信号S4、及び図示しないアクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ13からのアクセル開度を示すアクセル信号S5が入力されている。
【0032】
駆動制御ユニット8では、これらの入力信号S1〜S5に応答し、そのときどきの運転条件に見合った燃料流量を得るのに必要な電磁比例制御弁44の制御量が演算される。
【0033】
図4は、図1に示した駆動制御ユニット8の詳細構成図である。8Aはマイクロコンピュータで、入力信号S1〜S5は中央演算処理装置(CPU)8Bにおいて後述する制御プログラムに従って処理され、制御出力信号CSが出力される。駆動制御ユニット8は、フライホイールダイオード8Cとスイッチングトランジスタ8Dとから成る駆動回路を備えており、フライホイールダイオード8Cとスイッチングトランジスタ8Dとの接続点は検出抵抗器8Eを介して電磁比例制御弁44のソレノイドコイル44Fの一端に接続され、ソレノイドコイル44Fの他端は直流電源+Bに接続されている。
【0034】
制御出力信号CSはスイッチングトランジスタ8Dのオン、オフをパルス信号によるデューティ比制御にて行うための所定の周波数のパルス電圧信号であり、スイッチングトランジスタ8Dは制御出力信号CSに応答してオン、オフし、ソレノイドコイル44Fには制御出力信号CSに従うパルス電圧が印加される。この結果、上記パルス電圧信号のデューティ比に従う駆動電流が駆動信号DSとしてソレノイドコイル44Fに流れる構成となっている。このとき検出抵抗器8Eに流れる電流によって生じる電圧信号Vdに応答して、電圧増幅器8Fからはソレノイドコイル44Fに流れている駆動電流の大きさを示す検出信号S6が出力され、マイクロコンピュータ8Aに入力されている。
【0035】
次に、図5を参照して、入力信号S1〜S6に基づいて実行される電磁比例制御弁44の駆動制御について説明する。図5に示されているのは、電磁比例制御弁44の駆動制御のためにマイクロコンピュータ8Aにセットされ、CPU8Bにおいて実行される制御プログラムを示すフローチャートである。この制御プログラムが起動されて実行が開始されると、先ず、ステップS11では目標レール圧Ptが演算される。目標レール圧Ptは、アクセル信号S5と回転数信号S3とに基づいて演算される。
【0036】
次のステップS12では、この目標レール圧Ptとレール圧信号S1とから電磁比例制御弁44における燃料の目標流量Ftが演算される。そして、ステップS13では、この目標流量Ftと検出信号S6とから、目標流量を得るのに必要な制御出力信号CSの目標デューティ比DTtが演算される。
【0037】
ステップS14では、温度信号S4に従って、ステップS13で得られた目標デューティ比DTtの補正を行い、ステップS15では、ステップS14での補正結果に基づいて通電デューティ比DTaが演算される。
【0038】
基本的には、この通電デューティ比DTaに従ってデューティ比が制御されている所定の周波数のパルス電圧が制御出力信号CSとして出力されるが、電磁比例制御弁44の作動部分における作動摩擦のためにピストン44Cの動きにヒステリシスが発生する虞がある場合には、ソレノイドコイル44Fに与えられる電気的エネルギーを適宜のタイミングで一時的に大きくし、制御出力信号CSによる電磁比例制御弁44の駆動力を瞬時的に高めることができるようにするため、ステップS16では、ソレノイドコイル44Fに対する大電流投入の必要性の有無が判別される。
【0039】
ステップS16におけるこの判別は、大電流投入成立条件が成立しているか否かを判別することである。本実施の形態では、(1)始動時か否か、(2)極冷間時か否か、(3)高温時か否か、(4)特定のエンジン回転域か否か、及び(5)レール圧の偏差が所定値を外れた状態が所定時間以上継続したか否かの5つの条件についてそれぞれ判別し、これらのうちの少なくとも1つの条件が成立している場合には、大電流投入条件が成立したと判別される構成となっている。条件(1)はキースイッチオン信号S2に基づいて判別される。条件(2)、(3)は温度信号S4に基づいて判別される。条件(4)は回転数信号S3に基づいて判別される。条件(5)はステップS11で得られた結果とレール圧信号S1とから判別される。
【0040】
電磁比例制御弁44の作動にヒステリシスが発生する虞が少ない運転条件下にあっては、ステップS16の制御結果はNOとなり、ステップS17に入り、ここでは、ステップS15で得られた通電デューティ比DTaに従うデューティ比に制御された所定の周波数のパルス電圧が制御出力信号CSとして出力される通常電流出力処理が実行される。スイッチングトランジスタ8Dは、この制御出力信号CSに応答してオン、オフされ、この結果得られるパルス電圧がソレノイドコイル44Fに印加されるので、電磁比例制御弁44のソレノイドコイル44Fには、通電デューティ比DTaに従う駆動電流が駆動信号DSとしてパルス的に流れ、これにより電磁比例制御弁44における燃料の流量が目標流量Ftとなるように制御される。
【0041】
一方、大電流投入条件が成立したと判別されると、ステップS16の判別結果はYESとなり、ステップS18に入る。ステップS18では、大電流通電のために必要な各パラメータがレール圧信号S1と、に基づいて演算されるが、この演算は、エンジンの冷却水温度をさらに考慮して行ってもよい。ここでは、大電流を所定時間だけ周期的に繰り返して通電するようになっており、したがって、大電流の1回当たりの通電期間p及び通電回数qと、その繰り返しのための周期rとが演算されている。
【0042】
ステップS19では、ステップS15及びS18の各演算結果に従って、電磁比例制御弁44の開閉を、基本的には通電デューティ比DTaに従ってデューティ比が制御されている所定の一定周波数のパルス電圧を用いてデューティ制御をしつつ、その通電期間pの間に大電流をq回流すことを周期rで繰り返すようにするための大電流出力処理を実行し、この処理に従う制御出力信号CSが出力される。
【0043】
図6の(A)には、ステップS19での処理により得られた制御出力信号CSの電圧波形の一例が示されている。ここでは、周期rで2つの幅広のパルス電圧が通電期間pにおいて繰り返し出力され、通電期間p以外の期間sにおいては、ステップS17での通常電流出力処理に従う幅の狭い所定周波数のパルス電圧がステップS15で得られた通電デューティ比DTaで出力されている。上記説明から明らかなように、大電流駆動のための幅広のパルス電圧のパルス幅は、通電期間pと回数qの値に従って定められることになる。
【0044】
図6の(B)は、図6の(A)に示す制御出力信号CSをスイッチングトランジスタ8Dにゲート電圧信号として与えた場合の駆動信号DSの電流波形を示したものである。通電期間pにおいて、幅広のパルス電圧が印加されるため、スイッチングトランジスタ8Dがオンとなっている時間が長く、ソレノイドコイル44Fに流れる電流のレベルが大きくなることができる。したがって、期間sにおける幅の狭いパルス電圧を印加した場合の電流波高値Wsに比べ、通電期間pにおいてソレノイドコイル44Fに流れる電流の波高値Wpは、より大きくなり、通電期間pにおいては、期間sに比べて大きな電気的エネルギーがソレノイドコイル44Fに与えられ、より大きな駆動力で電磁比例制御弁44の駆動が行われる。すなわち、適宜のタイミングでパルス電圧のパルス幅を一時的に大きくし、駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにすることが繰り返し実行される。
【0045】
したがって、電磁比例制御弁44において動作摩擦が生じていても、その駆動力が通電期間pにおいて瞬時的に高められ、電磁比例制御弁44のピストン44Cをその動作摩擦に打ち勝って円滑に動作させることができる。この結果、電磁比例制御弁44において、弁装置としての応答性の低下や制御量のばらつきが発生するのを有効に抑え、流量制御を安定して行うことができるようになる。
【0046】
ステップS20では、目標レール圧Ptから実レール圧Paを差し引いた差分ΔPの絶対値が所定値Kより小さくなっているか否かが判別される。差分ΔPの絶対値が所定値Kより小さくなっている場合は電磁比例制御弁44が円滑に作動していると判別される場合であり、この場合にはステップS20の判別結果はYESとなり、ステップS17に進み、通常電流出力処理に入る。
【0047】
一方、差分ΔPの絶対値が所定値K以上であると、電磁比例制御弁44が円滑に作動しておらず、未だ大電流出力処理が必要であると判別され、この場合にはステップS20の判別結果はNOとなり、ステップS18に戻る。差分ΔPの絶対値がKより小さくなるまで、ステップS18、S19は周期的に繰り返し実行される。なお、ステップS20の判別結果がNOの場合、ステップS19に戻るように構成してもよい。
【0048】
図5に示した制御では、差圧ΔPが所定値より小さくなるまで、ステップS18で定めたパラメータに従って大電流出力処理を繰り返し行う構成であった。しかし、大電流出力処理を開始後、所定時間が経過しても差圧ΔPが所定値Kより小さくならない場合においては、ステップS18で定めたパラメータを変更し、より大きな電気的エネルギーを与えるように構成することもできる。
【0049】
図7は、そのような制御の実施の形態の要部を示すフローチャートであり、図5のステップS18〜S20の部分と置き換えられるものである。
【0050】
図7において、ステップS21、S22は、それぞれステップS18、S19に相応している。ステップS23ではタイマーをスタートさせ、ステップS24でタイマーの値Tが所定値M以上となったか否かを判別し、T<Mならば、ここでの判別結果はNOとなり、ステップS25に入る。ステップS25は図7のステップS20に相応しており、ここでの判別結果がYESであればステップS17に進む。ステップS25の判別結果がNOであるとステップS21に戻り、ステップS21〜S25までを繰り返し実行する。
【0051】
ステップS25の判別結果がYESとならないうちに、T≧Mとなると、ステップS24の判別結果がYESとなり、ステップS26に入る。ステップS26では、ステップS21で演算された各パラメータによる場合よりも、より大きい電気的エネルギーを与えることができるようなパラメータの演算が行われる。例えば、各パラメータp、q、rのうち、p、qの値を大きくし、通電期間pを長くすると共に、回数qを増すなど適宜にパラメータを変更する。
【0052】
ステップS27では、ステップS26において演算されたパラメータに従う大電流出力処理を実行する。ステップS27での処理は、通電期間pにおいてソレノイドコイル44Fに与えられる電気的エネルギーの大きさがステップS22でのものより大きいことを除いて、ステップS22の動作と基本的には同じである。
【0053】
ステップS28では、目標レール圧Ptから実レール圧Paを差し引いた差分ΔPの絶対値が所定値Kより小さくなっているか否かが判別される。差分ΔPの絶対値が所定値Kより小さくなっている場合は電磁比例制御弁44が円滑に作動していると判別される場合であり、この場合にはステップS28の判別結果はYESとなり、ステップS17に進み、通常電流出力処理に入る。
【0054】
一方、差分ΔPの絶対値が所定値K以上であると、電磁比例制御弁44が円滑に作動しておらず、未だ大電流出力処理が必要であると判別され、この場合にはステップS28の判別結果はNOとなり、ステップS26に戻る。ステップS26、S27は、差分ΔPの絶対値がKより小さくなるまで繰り返し実行される。なお、ステップS28の判別結果がNOの場合、ステップS27に戻る構成であってもよい。
【0055】
図7に示した構成によると、ステップS21において演算されたパラメータに従う大電流出力処理が一定時間続いても効果がない場合により大きな電気的エネルギーを使用することにより電磁比例制御弁44の円滑な作動を実現するので、電磁比例制御弁44に大きな負担を掛けずに電磁比例制御弁44が円滑な動作を行うようにさせることができる。
【0056】
なお、図4に示した回路構成例では、スイッチングトランジスタ8Dをローサイドスイッチとして用いたが、スイッチングトランジスタ8Dをハイサイドスイッチとする構成も可能である。
【0057】
図8には、スイッチングトランジスタ8Dをハイサイドスイッチとして用いた場合の回路構成例を示す。図8に示した駆動制御ユニット81の各部のうち、図4の各部に対応する部分には同一の符号を付してある。
【0058】
図1に示した実施の形態においては、大電流出力処理は、ソレノイドコイル44Fに印加する電圧のレベルは変更せず、ソレノイドコイル44Fに電圧を印加する時間幅を大きくし、これによりソレノイドコイル44Fに流れる電流の波高値Wpが所定の通電期間pにおいてだけ波高値Wsより大きくなるようにした。しかし、大電流出力処理のために、ソレノイドコイル44Aに印加する電圧の時間幅は変更せず印加電圧のレベルを大きくしてソレノイドコイル44Aに与えられる電気的エネルギーを大きくする構成も可能である。
【0059】
図9には、そのような構成に用いられる回路構成とした駆動制御ユニット82の回路構成図が示されている。駆動制御ユニット82において、駆動制御ユニット8の各部と同一の部分には同一の符号が付されている。82Aは電源電圧+Bよりも高い直流電圧VHを出力するための昇圧回路、82Bはソレノイドコイル44Fに電源電圧+B又は直流電圧VHのいずれかを選択的に印加するためのスイッチである。スイッチ82Bは、マイクロコンピュータ8Aからのスイッチ制御信号S7に応答して開閉され、スイッチ82Bが開いている場合には直流電圧VHがソレノイドコイル44Fに印加される。一方、スイッチ82Bが閉じている場合には、ダイオード82Cは逆バイアス状態となり、電源電圧+Bがソレノイドコイル44Fに印加される。
【0060】
図10は、図9に示した駆動制御ユニット82を用いた場合の制御プログラムを示すフローチャートである。図10に示したフローチャートの各ステップのうち、それぞれ図5に示したフローチャートの各ステップと同一の部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。図10に示したフローチャートと図5に示したフローチャートとの相違は、大電流通電のための各パラメータの演算を行うステップS31の部分のみである。
【0061】
ステップS16の制御結果がYESとなると、ステップS31に入り、ここで、各パラメータのうち、通電期間pと、回数qとが決定される。ここでは、パルス電圧である制御出力信号CS’の周期は一定とされており、ソレノイドコイル44Fを高電圧VHで駆動する回数qが決定されることにより、通電期間pは自動的に定まることになる。そして通電期間pにあっては、スイッチ制御信号S7が出力されスイッチ82Bが開かれるよう制御される。
【0062】
図11の(A)には、ステップS19での処理により得られた制御出力信号CS’の電圧波形の一例が示されている。ここでは、q=4の場合が示されており、通電期間pにおいて4つのパルスが出力される。この通電期間pにあっては、スイッチ制御信号S7によりスイッチ82Bが開かれ、高電圧VHがソレノイドコイル44Fに印加される構成となっている。
【0063】
図11の(B)は、図11の(A)に示す制御出力信号CS’をスイッチングトランジスタ8Dにゲート電圧信号として与えた場合の駆動信号DS’の電流波形を示したものである。通電期間pにおいて、高電圧VHが印加されるため、スイッチングトランジスタ8Dがオンとなっている時間は期間sの場合と同じであるが、ソレノイドコイル44Fに流れる電流の波高値は大きくなる。したがって、結局、期間pにおいては、期間sに比べて、大きな電気的エネルギーがソレノイドコイル44Fに与えられ、より大きな駆動力で電磁比例制御弁44の駆動が行われる。すなわち、適宜のタイミングでパルス電圧のパルス幅を一時的に大きくし、駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにすることを、繰り返し実行している。
【0064】
図12には、図9に示した駆動制御ユニット82の変形例が示されている。図12の各部のうち、図9の各部に対応する部分には同一の符号が付されている。図12に示される駆動制御ユニット83は、高圧出力回路83Aからの高電圧VHがスイッチ83Bを介してソレノイドコイル44Fに与えられる構成となっており、電源電圧+Bはダイオード83Cを介してソレノイドコイル44Fに印加されている。したがって、スイッチ83Bが開いている場合に電源電圧+Bがソレノイドコイル44Fに印加される。一方、スイッチ83Bが閉じられると、ダイオード83Cは逆バイアス状態となり、高電圧VHがソレノイドコイル44Fに印加される。したがって、この場合には、スイッチ83Bはスイッチ制御信号S7によって、通電期間pにおいてのみ閉じられるように制御される。
【0065】
図13には、図9に示した駆動制御ユニット82の別の変形例が示されている。図13の各部のうち、図9の各部に対応する部分には同一の符号が付されている。駆動制御ユニット84では、ソレノイドコイル44Fに印加する電圧をスイッチ84Bによって切り換える場合に必要なダイオード84Cがスイッチングトランジスタ8Dとフライホイールダイオード8Cとの間に設けられている。そして、スイッチ84Bが開いている場合には高電圧VHがダイオード84Cを介してソレノイドコイル44Fに印加され、一方、スイッチ84Bが閉じられるとダイオード84Cが逆バイアス状態となって電源電圧+Bがソレノイドコイル44Fに印加される構成となっている。したがって、この場合には、スイッチ84Bはスイッチ制御信号S7によって、通電期間pにおいてのみ開かれるように制御される。
【0066】
図14には、図9に示した駆動制御ユニット82の他の変形例が示されている。図14の各部のうち、図9の各部に対応する部分には同一の符号が付されている。駆動制御ユニット85では、ソレノイドコイル44Fに印加する電圧をスイッチ85Bによって切り換える場合に必要なダイオード85Cがスイッチングトランジスタ8Dとフライホイールダイオード8Cとの間に設けられている。そして、スイッチ85Bが開いている場合には電源電圧+Bがソレノイドコイル44Fに印加され、一方、スイッチ84Bが閉じられるとダイオード84Cが逆バイアス状態となり高電圧VHがソレノイドコイル44Fに印加される構成となっている。したがって、この場合には、スイッチ85Bはスイッチ制御信号S7によって、通電期間pにおいてのみ閉じられるように制御される。
【0067】
以上においては、本発明の実施の形態をいずれもコモンレールシステムのポンプの流量制御に適用した場合について説明した。しかし、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、他の目的で使用される種々の流体の流量制御用電磁比例弁についても同様にして適用することができ、同様の効果が得られることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、コモンレールシステムのポンプの流量制御用電磁比例制御弁において、ピストンとシリンダとの間に静的又は動的な摩擦力が生じていても、その駆動用ソレノイドのコイルに与える電気的エネルギーを適宜のタイミングで一時的に大きくすることにより、それらの摩擦力に打ち勝ってピストンを動かすことができるので、弁装置としての応答性の低下や流量のばらつき等の不具合が生じるのを有効に抑え、安定した流量制御を実現させることができる。
【0069】
さらに、本発明では、コイルに与える電気的エネルギーを適宜のタイミングで一時的に大きくする構成であるから、駆動の初期段階において大電流を連続的にコイルに流す従来方法に比べ、省電力化が図れるほか、電磁ソレノイド及び駆動側の両方において、電気的定格を大電流の連続通電に耐えられるよう大きくする必要もないのでコストを上昇させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す構成図。
【図2】図1に示した電磁比例制御弁の詳細構成を示す断面図。
【図3】図2に示した電磁比例制御弁のピストンの拡大斜視図。
【図4】図1に示した駆動制御ユニットの詳細回路構成図。
【図5】図4に示した駆動制御ユニットのCPUにおいて実行される制御プログラムを示すフローチャート。
【図6】図4に示した駆動制御ユニットの各部の信号の波形の一例を示す図で、(A)は制御出力信号の波形図、(B)はソレノイドコイルの駆動信号の電流波形図。
【図7】図5に示した制御の変形例を説明するための要部フローチャート。
【図8】図4に示した駆動制御ユニットの変形例を示す回路構成図。
【図9】ソレノイドコイルに印加される電圧を切り換えて大電流出力処理を行うようにするための駆動制御ユニットの構成の一例を示す回路構成図。
【図10】図9に示した駆動制御ユニットのCPUにおいて実行される制御プログラムを示すフローチャート。
【図11】図9に示した駆動制御ユニットの各部の信号の波形の一例を示す図で、(A)は制御出力信号の波形図、(B)はソレノイドコイルの駆動信号の電流波形図。
【図12】図9に示した駆動制御ユニットの変形例を示す回路構成図。
【図13】図9に示した駆動制御ユニットの別の変形例を示す回路構成図。
【図14】図9に示した駆動制御ユニットの他の変形例を示す回路構成図。
【符号の説明】
1 燃料噴射装置
2 コモンレール
8、81、82、83、84、85 駆動制御ユニット
8A マイクロコンピュータ
8B CPU
9 レール圧センサ
10 キースイッチ
11 回転数センサ
12 温度センサ
13 アクセルセンサ
44 電磁比例制御弁
44C ピストン
44B シリンダ部
44E 電磁ソレノイド
44F ソレノイドコイル
CS、CS’ 制御出力信号
DS、DS’ 駆動信号
S1 レール圧信号
S2 キースイッチオン信号
S3 回転数信号
S4 温度信号
S5 アクセル信号
S6 検出信号
S7 スイッチ制御信号
p 通電期間
q 通電回数
r 周期

Claims (2)

  1. コモンレールに高圧燃料を供給するための高圧ポンプに低圧ポンプから供給される燃料の流量調節を行うための流量制御用電磁比例制御弁を有し、該流量制御用電磁比例制御弁の駆動用電磁ソレノイドのコイルに流れる駆動電流を制御しピストンを作動させることで前記コモンレールの目標レール圧に応じて前記流量調節を行うようにしたコモンレールシステムにおける流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法において、
    前記流量制御用電磁比例制御弁が動作にヒステリシスを生じさせる虞のある運転条件にあるか否かを判別し、
    前記流量制御用電磁比例制御弁が動作にヒステリシスを生じさせる虞のある運転条件にあると判別された場合に前記コイルに与える電気的エネルギーをピストン作動の通常の期間より一時的に大きくすることを間歇的に繰り返し行うようにして前記駆動用電磁ソレノイドの駆動力を瞬時的に高めるようにし、
    前記コモンレールのレール圧の実際値を検出し、該実際値と前記目標レール圧との差が所定値以下となった場合には前記電気的エネルギーを一時的に大きくする制御を停止させる
    ことを特徴とする流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法。
  2. (1)始動時か否か、(2)極冷間時か否か、(3)高温時か否か、(4)特定のエンジン回転域か否か、及び(5)レール圧の偏差が所定値を外れた状態が所定時間以上継続したか否かのうちの少なくとも1つの条件が成立している場合に、前記ヒステリシスを生じさせる虞のある運転条件にあると判別するようにした請求項1に記載の流量制御用電磁比例制御弁の駆動方法。
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