JP3849113B2 - 磁気掛止具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は永久磁石の磁力を利用して吸着し合う磁気掛止具に関し、特に、鞄等の蓋部材と本体との間の掛止に使用されるのみならず、洗濯・クリーニング等の取扱いにさらされる機会の多い衣類用の掛止具としても使用され得る磁気掛止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、永久磁石の吸着力を利用した磁気掛止具が鞄等の蓋の掛止に使用され大きな効果を上げている。この従来の磁気掛止具としては、種々の構造からなるものが提案されているが、その基本的な構造は、以下の通りであった。
【0003】
すなわち、中央に孔を有する環状永久磁石の非吸着側面に円盤状の第一の強磁性板を当接させると共に、当該第一の強磁性板の中央において前記環状永久磁石の中央孔内で前記環状永久磁石の吸着側方向に第一の強磁性突起を突設させ、この環状永久磁石と第一の強磁性板とを非磁性材製のカバーで一体化して吸着側を構成する。他方、前記カバーを介在させて前記環状永久磁石の吸着側に着脱される円盤状の第二の強磁性板であって、前記吸着側に吸着された際に、前記環状永久磁石の中央孔内で前記環状永久磁石の非吸着側方向に伸び、前記第一の強磁性突起に当接する第二の強磁性突起をその中央部に有する円盤状の第二の強磁性板によって被吸着側を構成する。このようにして構成した吸着側と被吸着側は、吸着側に内蔵されている永久磁石の磁力によって引き合い、吸着された際には、当接された第一、第二の強磁性突起、円盤状の第一、第二の強磁性板、環状永久磁石の間に磁気回路が構成されて、吸着側と被吸着側との間の強固な吸着状態・掛止状態を維持できる。一方、掛止状態を解除する際には、吸着側と被吸着側との間の平行な吸着状態に若干の傾斜を加えることによって、磁気回路を構成するための主要な通路となっている第一、第二の強磁性突起の間の当接状態を解消すれば簡単に取り外すことができる。そこで、小型であっても、非常に吸着力に優れ、安定的な掛止状態を維持できると共に、掛け止め、取り外しといった操作が極めて簡単な掛止具を提供することができた(例えば、特開平2−205503号)。
【0004】
【発明により解決しようとする課題】
前記従来の磁気掛止具において注意しなければならない点は、環状永久磁石の中央の孔に延びている強磁性突起の外周壁と環状永久磁石の中央の孔の内周壁との間の空間・スペースに塵などのゴミ、特に鉄粉のような強磁性体が入り込まないようにすることであった。鉄粉などの強磁性体が、環状永久磁石の中央孔の内周壁と強磁性突起の外周壁との間の空間に入り込んでしまうと、当該鉄粉などの強磁性体によって環状永久磁石内周壁と強磁性突起の外周壁との間が短絡されてしまい、いわば、この鉄粉などの強磁性体による短絡によって磁気回路が構成されてしまい、吸着側と被吸着側とが当接された際に、第一、第二の強磁性突起、円盤状の第一、第二の強磁性板、環状永久磁石の間に構成される磁気回路が弱められ、吸着側と被吸着側との間の磁力による吸着力が低下してしまうからである。
【0005】
特に、従来の磁気掛止具を、洗濯・クリーニングなどにさらされる機会が多く、また、地面など種々の物に接触する機会の多い衣服に用いると、環状永久磁石の中央孔の内周壁と強磁性突起の外周壁との間の空間にに塵などのゴミ、特に鉄粉のような強磁性体が入り込む可能性が多くなるため、従来の磁気掛止具は主に鞄用に使用され、衣服用としてはあまり採用されていなかった。更に、鉄板などを強磁性板として用いるため、衣服のように洗濯、クリーニング等が行われる物に使用していると錆が生じることがあり、この点でも、従来の磁気掛止具は衣服用としてはあまり採用されていなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、磁気掛止具の吸着側全体、被吸着側全体をそれぞれ非磁性材製の合成樹脂膜・シート・フィルム・カバー・容器、あるいは非磁性材製の合成樹脂層などで被覆すると共に、あるいは磁気掛止具の吸着側、被吸着側それぞれの強磁性突起の当接し合う面以外を非磁性材製の合成樹脂膜・シート・フィルム・カバー・容器、あるいは非磁性材製の合成樹脂層などで被覆すると共に、吸着側及び被吸着側共に環状永久磁石をその対向する面の磁極が互いに異なるようにして内包させることによって、前記課題を解決したものである。
【0007】
【実施例】
本発明を図面に基づいて説明すれば、図1に示したように、第一の掛止部材1と第二の掛止部材11とで磁気掛止具を構成したものである。ここで、第一の掛止部材1は、中央に孔3を有する第一の環状永久磁石2と、第一の環状永久磁石2の非吸着側の面に当接される第一の円盤状強磁性板4と、当該第一の円盤状強磁性板4の中央部から突設され第一の環状永久磁石2の中央の孔3内に延び、第一の環状永久磁石2の吸着側の面9と面一の高さにまで延びる第一の強磁性突起5とを、合成樹脂製のカバー21で被覆して一体化して構成されている。また、第二の掛止部材11は、中央に孔13を有し前記第一の掛止部材1に吸着する吸着側の面19の磁極が第一の環状永久磁石2の吸着側の面9の磁極と異なる第二の環状永久磁石12と、第二の環状永久磁石12の非吸着側の面に当接される第二の円盤状強磁性板14と、第二の円盤状強磁性板14の中央部から突設され第二の環状永久磁石12の中央の孔13内に延び、第二の環状永久磁石12の吸着側の面19と面一の高さにまで延びる第二の強磁性突起15とを、合成樹脂製のカバー22で被覆して一体化して構成されている。
【0008】
このように構成した結果、本発明の磁気掛止具においては第一の強磁性突起5の外周壁と環状永久磁石2の中央孔3の内周壁との間の空間は、合成樹脂製のカバー21の当接面10によって外部から遮断され、この空間内に外部から塵などのゴミ、特に鉄粉のような強磁性体が入り込むおそれはない。同様に、第二の掛止部材11側においても、第二の強磁性突起15の外周壁と環状永久磁石12の中央孔13の内周壁との間の空間は、合成樹脂製のカバー22の当接面20によって外部から遮断され、この空間内に外部から塵などのゴミ、特に鉄粉のような強磁性体が入り込むおそれはない。
【0009】
また、第一の掛止部材1、第二の掛止部材11とも全体が合成樹脂製のカバー21、22で覆われているので、洗濯等が行われる衣服用の掛止具として本発明の磁気掛止具を使用しても錆が生じるおそれはない。
【0010】
なお、第一、第二の強磁性突起5、15は後端側の杆体7、17を第一、第二の円盤状強磁性板4、14の中央の孔6、16内に挿通させ、杆体7、17の後端部8、18を圧潰する等して第一、第二の円盤状強磁性板4、14に取り付けているが、第一、第二の円盤状強磁性板4、14と一体的に形成したり、中央孔6、16を備えていない第一、第二の円盤状強磁性板4、14に第一、第二の強磁性突起5、15の後端側を溶着あるいは接着する等によって取り付ける構成にすることもできる。
【0011】
合成樹脂製のカバー21、22としては、非磁性材製の合成樹脂であれば種々のものを使用することができる。
【0012】
なお、第一、第二の掛止部材1、11の布地24、27に当接する側は、第一、第二の強磁性突起5、15の後端部8、18の存在によって布地24、27側に若干突出することがあるので、合成樹脂製のカバー21、22としては、この突出を吸収できると共に、布地24、27に当接する側で第一、第二の掛止部材1、11の周縁を形成する環状の縁部23、26に糸25、28等を縫い針(図示していない)によって挿通させ、第一、第二の掛止部材1、11を布地24、27に、直接、縫い付けることができる程度の柔軟性を有する合成樹脂製の膜、あるいはシート状体を採用することができる。
【0013】
また、前記のように第一、第二の掛止部材1、11の布地24、27に当接する側の第一、第二の強磁性突起5、15の後端部8、18の存在によって布地24、27側への若干の突出を収容し得る形状を有する硬質の、すなわち堅い部材で合成樹脂製のカバー21、22を構成し、第一、第二の掛止部材1、11の周縁を形成する環状の縁部23、26に糸を挿通させる孔32a32b、34a、34bを有する構成にすることもできる。図6、図7図示の実施例は、これを現したものである。すなわち、図1、図2に現した第二の掛止部材11、41の環状の縁部26に孔32a、32b、34a、34bを設けておき、ここに糸を通して布地に取り付けるようにしたものである。第一の掛止部材1、31の形態も同様に変更することができる。図6は、図1に現した第二の掛止部材の環状の縁部26の形態に変更を加えたものであり、図7は、図2に現した第二の掛止部材の環状の縁部26の形態に変更を加えたものである。
【0014】
前記の合成樹脂製のカバー21、22は、合成樹脂製の膜あるいはシート状体、フィルムなどによって環状永久磁石、円盤状強磁性板及び強磁性突起などからなる金属製部材の全体を覆った後、溶着あるいは接着などによって開いている部分をとじる、あるいは上側が開口し下側が閉塞されている合成樹脂製の筒状のケースの中に、非吸着側面が上側となっている環状永久磁石2、及び、環状永久磁石2の中央孔3内に強磁性突起5を突設させて環状永久磁石2の非吸着側面に当接されている第一の円盤状強磁性板4を、筒状ケースの上側開口から挿入し(筒状ケースの内周径と環状永久磁石2及び円盤状強磁性板4の外周直径とは対応させておく、また、筒状ケースの内周高さは、環状永久磁石2の厚みと円盤状強磁性板4の厚みとを加算した高さに対応させておく)、筒状ケースの上側開口に合成樹脂製の膜あるいはシート状体、フィルムなどを被せ、筒状ケースの上側開口との接触部を溶着あるいは接着などによって結合させることもできる。
【0015】
前記のように構成した本発明の磁気掛止具は図1(b)図示のように吸着させた際に、第一の強磁性突起5と第二の強磁性突起15との間に合成樹脂製のカバー21、22が介在することになるが、第一、第二の掛止部材1、11とも内部に環状永久磁石2、12をそれぞれ内包しており、第一の掛止部材1の吸着面9と第二の掛止部材11の吸着面19とは、互いに異なる磁極になっているので(図1では、吸着面9がS極、吸着面19がN極になってる。)、図1の場合、環状永久磁石2、12の間で磁力によって互いに矢示52a、52b方向に引き合うと共に、環状永久磁石2の上側から、第一の円盤状強磁性板4、第一の強磁性突起5、第二の強磁性突起15、第二の円盤状強磁性板14を通って、環状永久磁石12の下側に至る磁気回路が構成され、前記矢示52a、52b方向に引き合う磁力と相俟って、第一、第二の掛止部材1、11は強固に吸着され、第一、第二の掛止部材1、11が図1(b)中、矢示29、30で示すように、互いに横ずれするおそれはない。
【0016】
また、第一、第二の掛止部材1、11は矢示52a、52b方向に引き合って吸着され、更に、前記のように中央の第一、第二の強磁性突起5、15を経由する磁気回路が構成されようとするので、第一、第二の掛止部材1、11は中央の第一、第二の強磁性突起5、15が互いに正対し合うように適切な位置関係で吸着できる。
【0017】
なお、第一、第二の環状永久磁石2、12として、Nd−Fe−B系焼結磁石、ネオジウム系ボンド磁石のような希土類磁石、また従来からあるフェライト磁石であっても磁力の大幅に改善されたものを使用することにより、薄くて小型であっても強力な磁力、吸着力を発揮させることができる。
【0018】
本発明の磁気掛止具の場合、第一、第二の環状永久磁石2、12はその直径を10mm〜20mm、厚さを0.5mm〜2.0mm、中央孔3、13の直径を5mm〜10mm、第一、第二の強磁性突起5、15の最大直径を5mm〜10mm、合成樹脂製のカバー21、22の厚さを0.05mm〜0.5mm程度にすることができる。
【0019】
ただし、鞄用あるいは衣服用の磁気掛止具として、それぞれ要求される全体の外周の大きさに合わせて、前述した環状永久磁石等の各部材のサイズ比率に従って、種々の大きさのものを提供することができる。
【0020】
前記において、第一、第二の円盤状強磁性板4、14、第一、第二の強磁性突起5、15などは、強磁性を有する部材、例えば、鉄などで形成することができる。
【0021】
また、本発明の他の磁気掛止具は、図2に示したように構成することもできる。すなわち、図1で例示されている本発明の第一の磁気掛止具において、図2図示のように、合成樹脂製のカバー21は第二の掛止部材41に当接する側の面44の中央に孔50を有しており、第一の円盤状強磁性板4の中央部から突設され、第一の環状永久磁石2の中央孔3内に延びる第一の強磁性突起33は、更に、その先端側の外周壁を前記合成樹脂製のカバー21の中央の孔50の内壁に当接させつつ当該中央の孔50内を前記合成樹脂製のカバー21の面44と面一の高さにまで延びていると共に、合成樹脂製のカバー22は第一の掛止部材31に当接する側の面45の中央に孔51を有しており、前記第二の円盤状強磁性板14の中央部から突設され、前記第二の環状永久磁石12の中央孔13内に延びる第二の強磁性突起35は、更に、その先端側の外周壁を前記合成樹脂製のカバー22の中央の孔51の内壁に当接させつつ当該中央の孔51内を前記合成樹脂製のカバー22の面45と面一の高さにまで延びているように構成したものである。すなわち、第一の掛止部材31、第二の掛止部材41とも、それぞれの強磁性突起33、35の当接し合う面以外を非磁性材製の合成樹脂膜・シート・フィルム・カバー・容器、あるいは非磁性材製の合成樹脂層などで被覆したものである。その他の構成は、図1図示の磁気掛止具と同一である。
【0022】
このように構成することによって図1に示した実施例と同様に、第一の強磁性突起33の外周壁と環状永久磁石2の中央孔3の内周壁との間の空間は、合成樹脂製のカバー21の当接面44によって外部から遮断され、この空間内に外部から塵などのゴミ、特に鉄粉のような強磁性体が入り込むおそれはない。同様に、第二の掛止部材41側においても、第二の強磁性突起35の外周壁と環状永久磁石12の中央孔13の内周壁との間の空間は、合成樹脂製のカバー22の当接面45によって外部から遮断され、この空間内に外部から塵などのゴミ、特に鉄粉のような強磁性体が入り込むおそれはない。
【0023】
この実施例では、第一の強磁性突起33と、第二の強磁性突起35とが互いの当接面同士で直接、すなわち非磁性材からなる合成樹脂製のカバーを介在させることなしに直接当接するので、第一、第二の強磁性突起、円盤状の第一、第二の強磁性板、環状永久磁石の間に構成される磁気回路がより強いものになり、第一、第二の掛止部材31、41が図2(b)中、矢示29、30で示すように、互いに横ずれするおそれはなくなり、また、吸着し合おうとする際、第一、第二の掛止部材31、41が中央の第一、第二の強磁性突起33、35が互いに正対し合うように適切な位置で吸着されることをより確実ならしめる。
【0024】
図2図示の実施例においては、第一の強磁性突起33、第二の強磁性突起35の当接面が外部に露出されているため、ここに鉄粉等が付着するおそれがあるが、付着した鉄粉等は容易に拭き取ることができる。また、このように当接面に鉄粉等が付着した場合であっても、環状永久磁石の中央孔内周壁と強磁性突起外周壁との間の空間に鉄粉等が入り込む場合と異なり、吸着力が弱められるおそれはない。
【0025】
また、後述するように、第一の強磁性突起33と、第二の強磁性突起35の当接面に非磁性材性のコーティングを行うことにより、当該当接面から錆が発生することを防止できる。
【0026】
更に、本発明は、環状永久磁石の中央孔の内周壁と強磁性突起の外周壁との間の空間に鉄粉のような強磁性体が入り込まないようにする、また、金属製部材を外部に露出させないことによって、錆が生じないようにすることを主要なる目的としているので、第一の強磁性突起5、33、第二の強磁性突起15、35、第一、第二の環状永久磁石2、12、第一、第二の円盤状強磁性板4、14などの金属製部材それぞれに、又は、これらの部材を組み合わせて第一、第二の掛止部材を構成した際に外側となる部分に、もしくは、前記の部材を組み合わせて構成した第一、第二の掛止部材の全外周に、ポリミイドコーティング、エポキシ・スプレーコーティング、電着塗装などのコーテイングを行って、非磁性材性の塗膜、層で金属製部材を被覆すると共に、環状永久磁石の中央孔の内周壁と強磁性突起の外周壁との間の部分に、これらの塗膜に用いたのと同一の材料を充填してこの部分を密封し(図示していない)、第一の掛止部材1、31、第二の掛止部材11、41の布地24、27に取り付けられる側を、環状縁部23、26を構成するための合成樹脂製のシート状体、フィルムなどに接着等によって取り付けて磁気掛止具を構成することも可能である。
【0027】
前記図1、図2で説明したいずれの形態の磁気掛止具においても、それぞれ、図3、図4に図示した形態に変更を加えることが可能である。
【0028】
すなわち、図1図示の形態において、図3図示のように、第一の掛止部材1の合成樹脂製のカバー21は、第二の掛止部材11と吸着する側の面10の周縁に環状の立ち上がり鍔部36を有しており、第一の掛止部材1と第二の掛止部材11とが吸着した際に、第二の掛止部材11の第一の掛止部材1と吸着する側の面20の周縁が、当該第一の掛止部材1の環状立ち上がり鍔部36内に収容される形態に変更することが可能である。また、図2図示の形態において、図4図示のように、第一の掛止部材31の合成樹脂製のカバー32は、第二の掛止部材41と吸着する側の面44の周縁に環状の立ち上がり鍔部37を有しており、第一の掛止部材31と第二の掛止部材41とが吸着した際に、第二の掛止部材41の第一の掛止部材31と吸着する側の面45の周縁が、当該第一の掛止部材31の環状立ち上がり鍔部37内に収容される形態に変更することが可能である。
【0029】
図1、図2で説明した形態の磁気掛止具を前述した図3、図4図示の形態に変更すると、第一の掛止部材と第二の掛止部材とが吸着し合った際に、環状の立ち上がり鍔部36、37の働きによって、第一、第二の掛止部材1、11が図3(b)、図4(b)中、矢示29、30で示すように、互いに横ずれすることはなくなり、また吸着し合う際の適切な位置関係もより容易に達成されることになる。
【0030】
なお、図3、図4における環状の立ち上がり鍔部36、37は、全周に渡って設ける必要はなく、例えば、吸着状態を解除する際(すなわち取り外す際)の取り外す方向を考慮して、合成樹脂製のカバー21の半周のみ、合成樹脂製のカバー32の半周にのみ、のように合成樹脂製のカバー21、22の一部分にのみ立ち上がり鍔部36、37を設ける構成にすることももちろん可能である。
【0031】
本発明は、更に種々の態様に変更可能であり、図5は、その一つの形態を現したものである。
【0032】
図5図示のものの基本的形態は、図1図示のものと同一であるが、図5図示のものは、第二の掛止部材54の第二の強磁性突起67が大径であって、中央部に凹部60を有しており、第一の掛止部材53の合成樹脂製のカバー59が、第二の掛止部材54に当接する側の面の中央部に、前記第二の掛止部材54の凹部に嵌装される凸部62を備えている点が図1図示の形態のものと相違している。
【0033】
すなわち、図5図示の磁気掛止具においては、第一の掛止部材53は、中央に孔56を有する第一の環状永久磁石55と、第一の環状永久磁石55の非吸着側の面に当接される第一の円盤状強磁性板58と、当該第一の円盤状強磁性板58の中央部から突設され第一の環状永久磁石55の中央の孔56内に延び、第一の環状永久磁石55の吸着側の面63と面一の高さにまで延びる第一の強磁性突起57とを、合成樹脂製のカバー59で被覆して一体化して構成されている。また、第二の掛止部材54は、中央に孔66を有し前記第一の掛止部材53に吸着する吸着側の面64の磁極が第一の環状永久磁石55の吸着側の面63の磁極と異なる第二の環状永久磁石65と、第二の環状永久磁石65の非吸着側の面に当接される第二の円盤状強磁性板68と、第二の円盤状強磁性板68の中央部から突設され第二の環状永久磁石65の中央の孔66内に延び、第二の環状永久磁石65の吸着側の面64と面一の高さにまで延びる第二の強磁性突起67とを、合成樹脂製のカバー69で被覆して一体化して構成されている。
【0034】
ここで、第二の強磁性突起67は中央に凹部60を有しており、第二の掛止部材54全体を被覆している合成樹脂製のカバー69も当該凹部60に応じて窪んでいるため、第二の掛止部材54は、中央に凹部61を有している。一方、第一の掛止部材53の全体を被覆している合成樹脂製のカバー59は、第二の掛止部材54に当接する側の面の中央部に、前記第二の掛止部材54の凹部61に嵌装される凸部62を備えている。
【0035】
これによって、第一の掛止部材53と第二の掛止部材54とを吸着させようとする際に、互いに異なる磁極面で対向する環状永久磁石55、65が互いに引き合うと共に、環状永久磁石55の上側から、第一の円盤状強磁性板58、第一の強磁性突起57、第二の強磁性突起67、第二の円盤状強磁性板68を通って、環状永久磁石65の下側に至るように構成される磁気回路によって、第一、第二の掛止部材53、54が強力に吸着し合うだけでなく、凹部61と凸部62との嵌合によって、両者が横ずれせず、より確実な吸着状態が確保される。
【0036】
また、図8図示のものは、更に他の実施例を現すものである。この図8図示の磁気掛止具は、衣服用として使用し、第一の磁気掛止具、第二の磁気掛止具ともそれぞれ表地70と裏地71との間に内在させ、位置がずれないように、糸73で表地70と裏地71とを縫い合わせたものである。表地70と裏地71との間に内在されている磁気掛止具の構成は図1図示の実施例の場合と同一であり、相違している点は、第一、第二の掛止部材とも、周縁を形成する環状の縁部23、26を有していない点のみである。すなわち、この実施例では、環状の縁部23、26を利用して第一、第二の掛止部材を布地に取り付けなくても、表地70と裏地71との間で、表地70と裏地71とを糸73等によって縫い付けることにより、第一、第二の掛止部材の布地への取り付けを行うことができる。また、このように、第一、第二の掛止部材とも布地の中に埋設させていても、両者の中にはそれぞれ、対向し合う面の磁極を異ならせて環状永久磁石2、12が収容されているので、これによって強力に吸引し合い、また安定した吸着状態を維持することができる。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、磁気掛止具の吸着側全体、被吸着側全体をそれぞれ非磁性材製の合成樹脂膜・シート・フィルム・カバー・容器、あるいは非磁性材製の合成樹脂層などで被覆すると共に、あるいは磁気掛止具の吸着側、被吸着側それぞれの強磁性突起の当接し合う面以外を非磁性材製の合成樹脂膜・シート・フィルム・カバー・容器、あるいは非磁性材製の合成樹脂層などで被覆したので、磁気掛止具を構成する環状永久磁石の中央の孔に延びている強磁性突起の外周壁と環状永久磁石の中央孔の内周壁との間の空間・スペースに塵などのゴミ、特に鉄粉のような強磁性体が入り込むおそがなくなり、また、強磁性部材などの金属製部材から錆が発生するおそれも防止できるので、従来のように鞄用に主として利用されるだけでなく、洗濯などにさらされる機会の多い衣服用の磁気掛止具としても使用することができる。
【0038】
また、磁気掛止具の吸着側及び被吸着側共に、環状永久磁石をその対向する面の磁極が互いに異なるようにして内包させたので、より強い吸着力、より安定した吸着状態を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の好ましい実施例を現す図であって、(a)は吸着する前の状態を現す断面図、(b)は吸着した状態を現す断面図、(c)は第二の掛止部材の平面図。
【図2】 本発明の第二の好ましい実施例を現す図であって、(a)は吸着する前の状態を現す断面図、(b)は吸着した状態を現す断面図、(c)は第二の掛止部材の平面図。
【図3】 本発明の第三の好ましい実施例を現す図であって、(a)は吸着する前の状態を現す断面図、(b)は吸着した状態を現す断面図、(c)は第二の掛止部材の平面図、(d)は第一の掛止部材の平面図。
【図4】 本発明の第四の好ましい実施例を現す図であって、(a)は吸着する前の状態を現す断面図、(b)は吸着した状態を現す断面図、(c)は第二の掛止部材の平面図、(d)は第一の掛止部材の平面図。
【図5】 本発明の第五の好ましい実施例の吸着する前の状態を現す断面図。
【図6】 本発明の第六の好ましい実施例を現す図であって、(a)は第二の掛止部材の断面図、(b)は第二の掛止部材の平面図。
【図7】 本発明の第七の好ましい実施例を現す図であって、(a)は第二の掛止部材の断面図、(b)は第二の掛止部材の平面図。
【図8】 本発明の第八の好ましい実施例の吸着する前の状態を現す断面図。
【符号の説明】
3、13 環状永久磁石の中央孔
2、12 環状永久磁石
4、14 円盤状強磁性板
9、19 環状永久磁石の吸着側の面
5、15 強磁性突起
21、22 合成樹脂製のカバー
1 第一の掛止部材
11 第二の掛止部材
50、51 合成樹脂製のカバーの透孔
44、45 合成樹脂製のカバーの吸着側の面
31 第一の掛止部材
33 第一の強磁性突起
41 第二の掛止部材
35 第二の強磁性突起
Claims (2)
- 中央に孔(3)を有する第一の環状永久磁石(2)と、当該第一の環状永久磁石(2)の非吸着側の面に当接される第一の円盤状強磁性板(4)と、当該第一の円盤状強磁性板(4)の中央部から突設され前記第一の環状永久磁石(2)の中央の孔(3)内に延び、前記第一の環状永久磁石(2)の吸着側の面(9)と面一の高さにまで延びる第一の強磁性突起(5)とを、合成樹脂製のカバー(21)で被覆して一体化し、第一の強磁性突起(5)の外周壁と環状永久磁石(2)の中央孔(3)の内周壁との間の空間を合成樹脂製のカバー(21)によって外部から遮断してなる第一の掛止部材(1)と、中央に孔(13)を有し前記第一の掛止部材(1)に吸着する吸着側の面(19)の磁極が前記第一の環状永久磁石(2)の吸着側の面(9)の磁極と異なる第二の環状永久磁石(12)と、当該第二の環状永久磁石(12)の非吸着側の面に当接される第二の円盤状強磁性板(14)と、当該第二の円盤状強磁性板(14)の中央部から突設され前記第二の環状永久磁石(12)の中央の孔(13)内に延び、前記第二の環状永久磁石(12)の吸着側の面(19)と面一の高さにまで延びる第二の強磁性突起(15)とを、合成樹脂製のカバー(22)で被覆して一体化し、第二の強磁性突起(15)の外周壁と環状永久磁石(12)の中央孔(13)の内周壁との間の空間を合成樹脂製のカバー(22)によって外部から遮断してなる第二の掛止部材(11)とで構成される磁気掛止具。
- 合成樹脂製のカバー(21)は第二の掛止部材(41)に当接する側の面(44)の中央に孔(50)を有しており、前記第一の円盤状強磁性板(4)の中央部から突設され、前記第一の環状永久磁石(2)の中央孔(3)内に延びる第一の強磁性突起(33)は、更に、その先端側の外周壁を前記合成樹脂製のカバー(21)の中央の孔(50)の内壁に当接させつつ当該中央の孔(50)内を前記合成樹脂製のカバー(21)の面(44)と面一の高さにまで延びていると共に、合成樹脂製のカバー(22)は第一の掛止部材(31)に当接する側の面(45)の中央に孔(51)を有しており、前記第二の円盤状強磁性板(14)の中央部から突設され、前記第二の環状永久磁石(12)の中央孔(13)内に延びる第二の強磁性突起(35)は、更に、その先端側の外周壁を前記合成樹脂製のカバー(22)の中央の孔(51)の内壁に当接させつつ当該中央の孔(51)内を前記合成樹脂製のカバー(22)の面(45)と面一の高さにまで延びていることを特徴とする請求項1記載の磁気掛止具。
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