JPH03288408A - 係合具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は吸着具と被吸着具とよりなる永久磁石を利用し
た保合具であって、被吸着具又は吸着具を一方にずらさ
ないと保合が外れないようにして、不用意に引離されな
いようにした保合具に関する。

［従来技術］ 従来永久磁石を利用した係合具には一方の磁極面から他
方の磁極面に向けて孔５１ａを有する永久磁石５１の一
方の磁極面に強磁性板５２を添装し、他方の磁極面には
、強磁性板５３を着脱自在に吸着させるようにし、この
強磁性板５２．５３の両方又はいずれか一方に突設した
強磁性突起５２ａ又は５３ａを前記孔５１ａを介して他
方の強磁性板５２又は強磁性板５３、又は他方の強磁性
突起５２ａ又は５３ａに吸着するようにした係合具があ
り、強磁性板５３と強磁性突起５３ａとからなる被吸着
具Ｂを永久磁石５１と強磁性板５２と強磁性突起５２ａ
とを一体にした吸着具Ａに吸着係合させるようにしたも
のが用いられていた。

［発明が解決しようとする課Ｎ］ 上記のように構成されてバッグ等に取付けられた保合具
はバッグ等の蓋を例えばバッグ本体から離れる方向の斜
上方へ持上げるようにすることにより、蓋に蓋の上部を
支点とする極状の作用が働き、被吸着具Ｂと吸着具Ａと
の吸着係合が容易に外れるため、このようなバッグ等を
携帯している時に蓋の下端が他の物に接触して持上げら
れると、知らない間に蓋が開いているというような不都
合があった。

又、例えば衣服等の合せ目に取付けられた或は箱と蓋等
に取付けられた係合具等においても係合具は吸着具Ａと
被吸着具Ｂとを引離す方向に引張られると吸着力により
係合しているため比較的に外れ易いという問題点があっ
た。

又、被吸着具Ｂを吸着具Ａに吸着係合させる時に強磁性
突起５３ａが永久磁石５１の吸着面に吸着して扱い難く
、又、吸着面に傷がつき易かった。

本発明はこのような事態を防止するようにした係合具の
提供を目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記の目的を達成するために提供された係合具
であり、倒皿状のケース４には板厚方向に着磁されてい
る永久磁石１が一方の磁極面ａを内方にして設けられて
おり、該永久磁石１の他方の磁極面すには強磁性板２が
添装されて前記ケース４で一体に抱持されており、前記
永久磁石１の側方には前記ケース４の天壁部に前記強磁
性板２又は該強磁性板２に突設された強磁性突起２ａに
向けた小径部４１と大径部０“とからなる変形穴４８が
設けられている吸着具Ａと、強磁性板３と該強磁性板３
に突設された突起３ａとを有する被吸着具Ｂとからなり
、該被吸着具Ｂの強磁性板３が前記永久磁石１の磁極面
ａが作る吸着面に吸着すると共に、突起３ａが前記変形
穴４ａを介して係入する係合具であって、少くとも前記
変形穴４ａの小径部４１の周縁と前記永久磁石１の側面
との間に空ｒ４５を有し、前記被吸着具Ｂの突起３ａは
自由端側の少くとも一部に張出し鍔部３ｂを有すると共
に少くとも該自由端側か非磁性材である構成としたもの
である。

又、吸着具Ａにおける吸着面側のケース面の周縁には立
上り突＠４ｄが設けられている場合がある。そして吸着
具Ａにおける永久磁石１が被吸着具Ｂの吸着される面の
側とこれと反対の面の側とに磁極を有する場合と、被吸
着具Ｂの吸着される面の側に２以上の磁極を有する場合
とがあり、又、永久磁石１が複数の永久磁石１よりなる
場合とがあり、ケース４の変形穴４８の周縁には折曲げ
縁４ｂが設けられ、大径部４ａ”側の折曲げ縁４ｂ−は
小径部４１側の折曲げ縁４１より長寸とされている構成
としたものである。

［作用〕 上記の係合具は、吸着具Ａと被吸着具Ｂとが引離される
側に向けて引かれた時に被吸着具Ｂの突起３ａが吸着具
Ａにおけるケース変形穴〇の小径部４１側に嵌り合うよ
うに取付ければ、吸着具Ａと被吸着具Ｂとを引離す力が
作用しても、突起３ａの張出し鍔部３ｂが吸着具Ａにお
けるケース４の変形穴４ａの小径部０゜の周縁と永久磁
石１の側面との間の空隙５に入り込むので保合が外れな
い。

又、前記吸着具Ａにおける吸着面側のケース面の周縁に
、立上り突＠４ｄが設けられたものは、磁気記録された
カード、テープ等が被吸着具Ｂが係合していない吸着具
Ａの吸着面に当接しても、前記カード、テープ等が突縁
４ｄにより橋渡し状となり磁力線によって磁気記録が破
壊されることがない。

又、変形穴４ａの周縁には大径部４１側に小径部４１側
より長寸の折曲げ縁４ｂ−が設けられているので、係合
を外す時に大径部４ａ″側の折曲げ＠４ｂ“をガイドと
して被吸着具Ｂの突起３ａをこれに当てて引離せば、張
出し鍔部３ｂが引掛らずに容易に外れる。

更に突起３ａの少くとも自由端側が非磁性材であるので
、係合時に突起３ａが吸着具Ａの吸着面に吸着せず、滑
らかに変形穴〇に入る。

［実施例コ 以下本発明にか）る係合具の実施例について図面に従っ
て説明する。

′！Ｊ１図においてＡは吸着具であり、１は方形板状の
永久磁石であって、フェライト磁石、希土類磁石、プラ
スチック磁石、ゴム磁石等が用いられており、板厚方向
に着磁されている。

２は永久磁石１の一方の磁極面すに吸着添装されている
強磁性板であって、磁極面すから一方の側へ喰み出す大
きさとされている。

そして喰み出した側に磁極面ａ側に向けて強磁性突起２
ａが設けられている。

４は非磁性の倒皿状ケースであって、前記強磁性板２と
略同様な大きさの平面形状を有し、このケース４内に前
記永久磁石１と強磁性板２とが永久磁石１の磁極面ａ側
を内方にして且つ、永久磁石１がケース４内の一側へ偏
って設けられ、ケース４の下部開口縁に形成された複数
の係止爪４ｃが強磁性板２の面へ折曲されることにより
、ケース４内に一体に抱持されている。

又、ケース４内における永久磁石１が一側に偏って空間
となっている側の天壁部に強磁性突起２ａに向けた変形
穴４ａが設けられており、この変形穴〇は半円の小径部
４１とこの小径部４１の最大径部で連接する月日以上の
大径部４１とからなっており、穴縁には強磁性板２側へ
向けた折曲げ１１１ｉ４ｂが設けられている。

そして折曲げ縁４ｂは大径部４１側の折曲げ縁４ｂ“が
小径部４１側の折曲げａ４ｂ”よりも長寸とされている
。

３は吸着具Ａにおける永久磁石１の磁極面ａが作る吸着
面に吸着する強磁性板であって、強磁性板２と略同形と
なっており、Ｎ６図に示すように突起３δの自由端側の
一部に又は全周に張出し鍔部３ｂが設けられており、且
つ少くとも突起３ａの自由端側が非磁性材よりなってい
る。

この吸着具Ａと被吸着具Ｂは被吸着具Ｂの強磁性板３が
永久磁石１の磁極面すが作る吸着面に吸着して係合する
ものである。

そして突起３ａが小径部４１に入り込む方向に被吸着具
Ｂがずれると張出し鍔部３ｂが空隙５に係入し、被吸着
具Ｂは吸着具Ａに係止される。

モして１Ｊ３図に示すように吸着具Ａにおける強磁性板
２に突起２ａが設けられている場合と、１３４図のよう
に吸着具Ａに突起２ａが設けられていない場合とがあり
、吸着具Ａにおける強磁性板２に特に強磁性の突起２ａ
が設けられている場合に被吸着具Ｂの強磁性板３と強磁
性板２との距離が突起２ａ分短くなり、強磁性板２．３
間に形成される磁気回路内を通る磁力線が多くなること
により吸着力が増大する。

又、突起２ａが設けられていない場合は非磁性突起を設
けた場合と吸着力の面では差がなく、非磁性突起の場合
は吸着具Ａの取付用部材をカシメ付ける時のカシメビン
の頭部等とされる。

又、吸着具Ａの永久磁石１は両面着磁の他、片面着磁の
場合がある。

又、前記突起３ａは強磁性板３に溶着、ロウ付などで一
体とする場合、或は３４６図等に示すような張出し鍔部
３ｂに同軸状に設けられた細径桿部３１を強磁性板３に
開けられた孔に挿通してカシメ付ける場合等がある。

そして張出し鍔部３ｂと強磁性板３との間に第６図（ハ
）のように張出し鍔部３ｂより小径の強磁性の埋板３Ｃ
を介装する場合があり、この場合は強磁性の埋板３Ｃが
吸着具Ａの空１１１５内に入り込むことによって強磁性
板２．３間の距離が短くなり、被吸着具Ｂと吸着具Ａと
の吸着効果が増大するものである。

この係合具は吸着具Ａにおけるケース４の開口部４ａの
大径部４ａ”側折曲げ縁４１が長寸とされているので、
この大径部４ａ”側の折曲げ縁４ｂ”に突起３ａの張出
し鍔部３ｂが引掛らないため大径Ｎ、４　ａ”側で位置
合わせして保合を外すことができるようになっている。

吸着具Ａにおける永久磁石１はケース４が円形の場合は
８５図（ロ）のように円形とされてケース４の変形穴４
ａ側に対応する部分に円弧状の切欠が設けられている。

又、ケース４が方形の場合に′ｓ５図（ハ）のように一
対の長方形状の永久磁石１．１を間隔をあけてケース４
の両側に設け、その間のケース面に変形穴４ａが設けら
れることもある。

又、吸着具Ａは７４７図のように吸着面側のケース面の
周縁に、立上り突縁４ｄが設けられ、磁気記録されたカ
ード、テープ等が被吸着具Ｂが係合していない吸着具Ａ
の吸着面に当接しても、前記カード、テープ等が前記突
＠４ｄにより橋渡し状となり、磁力線によって磁気記録
が破壊されることがないようにしたもの、或は第８図の
ように吸着面側にケース４と永久磁石１との間に強磁性
板７を介装して磁極面すから漏洩する磁極線を強磁性板
７で防止して所謂磁気シールド効果を持たせ、磁力線に
よる悪影響がこの吸着面側に接近したものに及ばないよ
うにする場合がある。

更に、吸着具Ａのバッグ等の取付板Ｃへの取付手段とし
ては第１図に示すようにし状の取付脚６を強磁性板２．
３の吸着面と反対の面Ｃ溶着して取付板Ｃに挿通して脚
片６ａを折曲げて取付ける場合、第７図に示すように、
一端が拡開した漏斗状のカシメバイブ８の拡開側を強磁
性板２の永久磁石ｌと反対側の面に溶着し、取付板Ｃに
あけた取付穴にカシメバイブ８を他端から挿通してこれ
をカシメる場合、第８図に示すようにボルト状、木ねじ
状、又はピン状の取付部材９を溶着して取付板Ｂにあけ
た孔に螺挿し、又は刺挿してナツト、或は止具で止着す
る場合、或は上記の取付手段のほかに接着剤、粘着剤で
止める場合等がある。

被吸着具Ｂの場合も前記吸着具Ａと同様の取付手段が用
いられる。

又５ネツクレス等のチェーンに用いる係合具の場合はチ
ェーンｌＯへの取付には！＠９図に示すように強磁性板
２の周縁部の一部を延長した部分２ｂと強磁性板３の周
縁部の一部を吸着具Ａの側面に沿って折曲し、更に強磁
性板２と同面状に折曲した部分３ｄとにチェーンｌＯの
係止部分が設けられる場合がある。

上記の保合具は吸着具Ａの変形穴４ａの小径部０°側を
衣類の合わせ目、バッグ等と蓋、箱と蓋等の引越される
方向に向けて取付けることにより、被吸着具Ｂの強磁性
突起３ａの張出し鍔部３ｂが変形穴４ａの小径部４１側
の周縁と永久磁石１の側面との間の空隙５に係入し、被
吸着具Ｂを吸着具Ａの吸着面と平行方向に引離す力の場
合は云う迄もなく、直交方向に引離す力に対しても保合
が外れない。

［効果］ 本発明にかかる係合具は上記のように構成されており、
特にケース４の変形穴４８は小径部４１と大径部４ａ”
とからなっており、少くとも小径部４１の周縁と前記永
久磁石１の側面との間に空ｌｌ！５を有すると共に、前
記被吸着具の突起３ａは自由端側の少くとも一部に張出
し鍔部３ｂを有するので、保合具の吸着具と被吸着具と
が相互に引離される側に向けて引かれた時に、被吸着具
の突起３ａが吸着具のケースの変形穴４ａの小径部０°
側に嵌り合うように取付ければ、吸着具と被吸着具を引
越す力が作用しても、張出し鍔部３ｂが前記変形穴４ａ
の小径部側４１の空ｌ！！５に嵌り込むので係合が外れ
ない。

又、被吸着具Ｂと吸着具Ａの係合時に突起３ａは永久磁
石１の側方に設けられている変形穴４ａに係入するので
、永久磁石１の形状、寸法がケース４に対して特に正確
である必要はないのでコストが低下する特色がある。

更に変形穴４ａの周縁には大径部側４１に小径部４１側
より長寸の折曲げ縁４ｂ”が設けられているので、係合
を外す時に大径部４１側の折曲げ縁４ｂ”をガイドとし
て被吸着具の突起３ａをこれに当てて引離せば張出し鍔
部３ｂが引掛らずに容易に外れる。

又、被吸着具の突起３ａは少くとも自由端側が非磁性材
であるので、吸着具と係合させる時に突起３ａが吸着具
の吸着面に吸着しないので突起３ａを永久磁石１の変形
穴４８に入れ易く滑らかに入り、又、吸着面に傷を付け
ない。

更に又、吸着具における吸着面側のケース面の周縁に立
上り突縁４ｄが設けられたものは被吸着具が係合してい
ない吸着具の吸着面側に磁気記録されたカード、テープ
等が当接しても、このカード、テープ等が前記束＠４ｄ
により橋渡し状となり、磁気記録が吸着面からの磁力線
によって破壊されることがない。

【図面の簡単な説明】

′ｓ１図、本発明２かかる係合具の一実施例の断面図、
第２図は同実施例の吸着具の分解斜視図、′ｓ３図、′
！Ｊ４図は構成の異なる２実施例の吸着状態の断面図、
第５図は吸着具のケースの変形穴と永久磁石との関係位
置を示す平面図、第６図は被＠Ｌ着具の各種実施例の断
面図、第７図、第８図は吸着具の各種実施例の断面図、
第９図はネックレスに用いた係合具の断面図、′！Ｊ１
０図は従来例の断面図である。 Ａ・・・吸着具、Ｂ−・・被吸着具、ａ、１）−・・磁
極面、１・・・永久磁石、２．３・・・強磁性板、２ａ
・・・強磁性突起、３ａ・・・突起、４・・・ケース、
０・・・変形穴。 第 図 （イ） （ロ） 第 図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．倒皿状のケース４には板厚方向に着磁されている永
   久磁石１が一方の磁極面ａを内方にして設けられており
   、該永久磁石１の他方の磁極面ｂには強磁性板２が添装
   されて前記ケース４で一体に抱持されており、前記永久
   磁石１の側方には前記ケース４の天壁部に前記強磁性板
   ２又は該強磁性板２に突設された強磁性突起２ａに向け
   た小径部と大径部とからなる変形穴が設けられている吸
   着具と、 強磁性板３と該強磁性板３に突設された突 起３ａとを有する被吸着具とからなり、 該被吸着具の強磁性板３が前記吸着具にお ける永久磁石１の磁極面ａが作る吸着面に吸着すると共
   に、突起３ａが前記変形穴を介して係入する係合具であ
   つて、 少くとも前記変形穴の小径部の周縁と前記 永久磁石１の側面との間に空隙を有し、前記被吸着具の
   突起３ａは自由端側の少くとも一部に張出し鍔部を有す
   ると共に少くとも該自由端側が非磁性材であることを特
   徴とする係合具。
2. ２．吸着具における永久磁石が被吸着具の吸着される面
   の側とこれと反対の面の側とに磁極を有することを特徴
   とする請求項１記載の係合具。
3. ３．吸着具における永久磁石が被吸着具の吸着される面
   の側に２以上の磁極を有することを特徴とする請求項１
   記載の係合具。
4. ４．吸着具における吸着面側のケース面の周縁には立上
   り突縁が設けられているこ とを特徴とする請求項１記載の係合具。
5. ５．永久磁石が複数の永久磁石よりなることを特徴とす
   る請求項１記載の係合具。
6. ６．ケースの変形穴の周縁には折曲げ縁が設けられ、大
   径部側の折曲げ縁は小径部側の折曲げ縁より長寸とされ
   ていることを特徴とする請求項１記載の係合具。