JPS63224207A - 止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は片面のみに着磁した永久磁石を利用し、薄くて
吸着力が強く衣料等の釦代用としてそれ以上に便利であ
るようにした止具に関するものである。

（従来技術） 従来永久磁石を使用した止具には本出願人が出願した第
６図に示すように一方の磁極面Ｘから他方の磁極面ｙに
向けて穴を開設した永久磁石１０１の一方の磁極面ｙに
取付けられた強磁性板１０２と他方の磁極面Ｘに当接さ
れる強磁性板１０３との双方から突設された強磁性突起
１０２ａ、１０３　ａが前記永久磁石１０１の穴を介し
て互に吸着されるように構成されたものがあった。

（発２明が解決しようとする問題点） しかしながら上記の止具は永久磁石１０１の一方の磁極
面Ｘに強磁性板１０２が取付けられて構成された雌具の
他方の磁極面ｙには強磁性板１０３が吸着係合するもの
であり、二枚の強磁性板１０２，１０３の厚みが永久磁
石１０１の厚みに加わり、又、永久磁石１０１の穴の中
フニ箇の強磁性突起１０２ａ、１０３ａが突合状態に吸
着するので磁石の厚みも必要となり係合状態の止具は厚
くなり、止具が取付けられる生地が厚みのある例えば鞄
、袋物等の革、布地の場合は殆どその厚み内に納まるが
、衣料等のように比較的薄い生地に取付ける場合には生
地からはみ出す部分が多くなり、邪魔であると共に重く
外観も余り好ましくない等の問題点があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供された止具
であって、片面のみ着磁された板状の永久磁石１におけ
る前記着磁磁極面ａと無磁極面すとの間に、双方に亙る
穴１ａが開設され、鎖式１ａに挿入される突起３を有す
る強磁性板２が該突起３を前記穴ｌａ内に挿入して前記
磁極面ａに着脱自在に吸着されるように構成さているも
のである。

（作用） このように構成された止具は永久磁石ｌの片面のみに着
磁されて鎖部が磁極面ａとされているので、Ｎ極とＳ極
間の磁力線を全て強磁性板２に集めることができ、漏洩
する磁力線は皆無に近いものとなるので強磁性板２が効
率的に吸着される。

Ｎ、Ｓ極を多数設けることによって吸着力を増したり、
或はその分、小型とすることができ又１片面着磁である
ので永久磁石を薄くすることができる。

強磁性板２は永久磁石１の穴１ａに１本の突起３を挿入
して吸着されるので、磁力による吸着により磁極面ａに
直角の方向に引離そうとする力に対しては強いが、磁極
面ａに平行な力に対して弱いという性質をカバーし、係
合状態を維持する。

従来のものより強磁性板の厚み分０．８〜１■が薄くな
り、又突起が片方のみであるので、薄い磁石であっても
磁石の厚み全体にわたって挿入され係合性が良好である
。

（実施例） 以下本発明に係る止具の実施例について図面により説明
する。

■はフェライト、アルニコ、希土類等よりなる磁石、こ
れ等硬質磁性粉と合成樹脂よりなるプラスチック磁石、
或はゴムとよりなるゴム磁石等の永久磁石であり、その
一方の面は着磁されて磁極面ａとされ、他方の面は着磁
されていない無磁極面すとされると共に磁極面ａと無磁
極面すとの間に双方に亙る穴１ａが開設された厚み１．
５層重以内の頂板状をしている。磁極面ａには２極以上
のＮ、Ｓ極が設けられ第５図のように２極だけの場合や
第４図のように８極の場合等適宜の磁極数とされ、又、
磁極は頂板を周回するように異極を交互に設けられてい
る。

又、永久磁石１は倒皿状で底面に永久磁石１の穴１ａに
連通する穴４ａを有する非磁性ケース４内に磁極面ａを
内方にして嵌入され、無磁極面すを取付生地５に密着さ
せてケース４の開口縁に設けた係止片４ｂを取付生地５
に刺通して折付けることにより取付けられている。２は
磁極面ａと同径の円板状強磁性板であり、第１図の実施
例はその中心に設けられた細孔に非磁性の突起３がその
一端に有する細径枠部３°を嵌挿され、更に一対の折付
脚片６ａを有する座金状の脚部材６の細孔に嵌挿されて
カシメ付けされ、突起３、脚部材６が強磁性板２に一体
とされており、取付生地５゛に折付脚片６ａを刺通し、
座金７を介装して折付けられることにより、取付生地５
°に止着されるようになっている。

而して突起３が穴ｌａ内へ挿入され１強磁性板２がケー
ス４を介して永久磁石１の磁極面ａに吸着係合するが突
起３は非磁性であり、磁極面ａに吸着されないので穴ｌ
ａ内への挿入が容易であり、係合させやすいものである
。

第２図は非磁性ケース４が取付相＃１５の永久磁石１と
反対側に添装された座金８を介して係止片４ｂが折付け
られることにより永久磁石１が取付けられている強磁性
のものであり、突起３はへラダー等によって強磁性板２
と一体に形成されている強磁性のものであり、突起３ａ
の強磁性板２への取付の手間を省くようになっている。

第４図はケース４の底面周縁に６縁４ｃを周回条設し、
該６縁４Ｃで囲まれる内面を強磁性板２の吸着開穿面と
されており、磁極面ａに近接するキャッシュカード等の
磁気記録カードその他の磁気的記録物体が該６縁４Ｃに
よって磁極面ａに密着しないようにして、磁気記録物体
に磁気記録の破壊等の悪影響がないようにされている実
施例である。

又、この他に６縁４Ｃのみを設ける場合や、更に又、ケ
ース４は原則として被装されるものであるがケースなし
で頂板状の、或はその磁極面ａの周縁を隆設して凸周縁
としたプラスチック磁石等を直接取付生地５に接着する
場合或はケース４を筒状のものとして永久磁石１の周側
面のみを覆い、ケースの開口縁に設けた係止片により、
取付生地５に取付し、永久磁石１と一体に抱持させる場
合もある。

又、脚部材６は強磁性板と非磁性の突起とを接着、溶着
等により一体に形成したものに前記一対の折付脚片を有
する座金状の脚部材を溶着する場合、戒は有底又は無底
の管状体の一端を漏斗状に拡開して溶着したもの或は管
状体の一端を漏斗状に拡開して座金の巻周縁に巻込んだ
状態の脚部材を突起と強磁性板とのカシメ付時に一体に
カシメ付したもの、或は突起にテーパ段付係合桿、ねじ
桿、ピン等を延設し、強磁性板の中心に設けた孔に嵌挿
すると同時に取付生地に挿通して止着するようにしたも
の等がある。

（効果） 本発明に係る止具は以上のように片面のみ着磁された板
状の永久磁石における前記着磁磁極面と無磁極面との間
に、双方に亙る穴が開設され、該穴に挿入される突起を
有する強磁性板が該突起を前記穴内に挿入して前記磁極
面に着脱自在に吸着される構成とされているのでＮ極と
Ｓ極間の磁力線を全て強磁性板に集めて強磁性板と永久
磁石とが吸着し、他に漏洩する磁力線は殆どなくなり、
効率的な吸着が行われ、同一面にＮ極、Ｓ極を多数設け
ることにより吸着力を増すことができるので、更に強力
な吸着力を有することとなり、或は小型として吸着力を
同程度に保持することもできる。

又、片面着磁であるので磁石を薄いものとすることがで
き、従来のように強磁性板が磁石の両面にあるものでな
く１片面のみであるので衣料等の薄い生地に取付けても
邪魔にならず、更に強磁性板に突設した１本の突起を、
ＦＢ石の厚み全体に亙る穴に挿入して吸着するので、磁
力による吸着は磁極面に平行な方向の力に対しては弱い
性質をカバーして、突起と穴との係当により係合性を維
持する。更に又、穴径を一方向は長く、これに直交する
方向は短い突起の径と近い径とすることにより、強磁性
板に対してテコ状に作用する力に対しても係合性の良好
なものとすることできる。

又、強磁性板に設けられる突起を非磁性のものとするこ
とにより突起が永久磁石に吸着されないので穴への挿入
が容易であり、係合させ易い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る止具の典型的な一実施例の断面図
、第２図、第３図は他の各種実施例の断面図、第４図、
第５図は該止具に用いられる永久磁石の各種実施例の平
面図、第６図は従来例の断面図である。 ｌ・・・永久磁石、１ａ・・・穴、２・・・強磁性板、
３・・・突起、４・・・ケース、４ａ・・・穴、４ｂ・
・・係止片、４Ｃ・・・６縁、５．５゛・・・取付生地
、６・・・脚部材、７．８・・・座金、ａ・・・磁極面
、ｂ・・・無磁極面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　片面のみ着磁された板状の永久磁石における前記着磁
   磁極面と無磁極面との間に、双方に亙る穴が開設され、
   該穴に挿入される突起を有する強磁性板が該突起を前記
   穴内に挿入して前記磁極面に着脱自在に吸着されること
   を特徴とする止具。