JP3846314B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リアルな鍵タッチ感を得ることができるようにした電子型ピアノなどの鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アコースティックピアノと同様の鍵盤機構を備え、アコースティックピアノと同等の鍵タッチ感を得るようにした電子型ピアノが知られている。
図12は、電子型ピアノの鍵盤機構の側面図である。同図に示すように、この鍵盤機構Aは、複数の鍵からなる鍵盤Bと、ハンマアセンブリCと、鍵が押下されることによりハンマアセンブリCを回動させるアクション機構Dと、回動されたハンマアセンブリCにより打撃される被打撃部Eとから概略構成される。なお、この図においては、アクション機構Dはアップライトピアノのアクション機構とほぼ同じものが用いられている。
【0003】
また、ハンマアセンブリCは、ハンマシャンクC1と、アップライトピアノのフェルトハンマに相当する疑似ハンマC2とから構成される。この疑似ハンマC2はハンマアセンブリCの重量および重心位置をアップライトピアノのハンマアセンブリと同様にするために設けられており、被打撃部Eを打撃するのはハンマシャンクC1とされている。
また、電子型ピアノは、図示は省略するが、この鍵盤機構Aの鍵の運動を検出するセンサと、このセンサの検出結果に基づいて電子音を発生させる音源装置とを備え、これにより、実際のアコースティックピアノの打弦音に相当する電子音を発生するように構成されている。
【0004】
このようにして、電子型ピアノは、アコースティックピアノのアクション機構Dと、アコースティックピアノのハンマアセンブリと重量及び重心位置が同様のハンマアセンブリCを用いることによってアコースティックピアノとほぼ同じ鍵タッチ感を得ながら、演奏音の音量を調整したり、演奏音をヘッドホンから出力することが可能になされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この鍵盤機構Aの被打撃部Eは、主として打撃ノイズを低減するという目的で使用されていたため、単にフェルトなどの緩衝材を2枚重ねしたものを全音域で共通に使用していた。
このため、打弦時の鍵タッチ感は全音域でほぼ同じものになっており、弦の太さ、材質、張力などが異なることによって音域毎に異なるアコースティックピアノの鍵タッチ感とは異なっていた。また、被打撃部Eに使用する材料が緩衝材という性格上、ハンマアセンブリCの衝撃力を徐々に緩和することとなり、実際の打弦時の鍵タッチ感とは大きく異なってしまうという問題があった。
すなわち、この種の弦を持たない鍵盤楽器においては、弦のたわみや弦の質量感、といった鍵タッチ感を十分に再現することができなかった。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、打弦時の鍵タッチ感をリアルに再現することができる鍵盤楽器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、鍵と、鍵が押下されることにより回動するハンマアセンブリと、回動する上記ハンマアセンブリにより打撃される被打撃部と、押下された鍵の動作を上記ハンマアセンブリに伝達するアクション機構とを備えた鍵盤楽器において、
前記被打撃部は、緩衝材と弾性部材の多層構造からなり、
前記弾性部材は、金属材料または弾性のある合成樹脂を前記ハンマアセンブリにより打撃される部分を前記ハンマアセンブリ側に屈曲してなる板バネであり、
前記緩衝材は、繊維系、若しくは皮革系または弾力性のある合成樹脂系の材料からなることを特徴としている。
この構成によれば、被打撃部を緩衝材と弾性部材の多層構造にすることによって、被打撃部がハンマアセンブリを構成する部材のいずれかにより打撃された場合に、弾性部材の弾性変形により弦と同様のたわみを再現することができ、また、緩衝部材によりハンマアセンブリの打撃力を緩和するので、ハンマアセンブリや被打撃部などの耐久性を高く維持することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、複数の鍵と、各鍵が押下されることにより回動する複数のハンマアセンブリと、回動する上記各ハンマアセンブリにより打撃される被打撃部と、押下された各鍵の動作を上記各ハンマアセンブリに各々伝達する複数のアクション機構とを備えた鍵盤楽器において、
前記被打撃部は、緩衝材と弾性部材の多層構造からなり、
前記弾性部材は、金属材料または弾性のある合成樹脂を前記各ハンマアセンブリにより打撃される部分を前記ハンマアセンブリ側に屈曲してなる板バネであり、
前記緩衝部材は、繊維系、若しくは皮革系または弾力性のある合成樹脂系の材料からなることを特徴としている。
この構成によれば、被打撃部を緩衝材と弾性部材の多層構造にし、弾性部材の各ハンマアセンブリを構成する部材のいずれかにより打撃される部分をハンマアセンブリ側に屈曲させることによって、被打撃部がハンマアセンブリにより打撃された場合に、弾性部材の屈曲部の弾性変形によって弦と同様のたわみを再現することができ、また、緩衝部材によりハンマアセンブリの打撃力を緩和するので、ハンマアセンブリや被打撃部などの耐久性を高く維持することができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鍵盤楽器において、前記弾性部材は、
前記各ハンマアセンブリにより打撃される各部分が、各部分単位、若しくは、複数の部分単位で分割されて屈曲されており、
前記分割された各部分が、形状の違いにより高音側から低音側に移るに従って、前記各ハンマアセンブリにより打撃された時のたわみ量が徐々に大きくなるようにされていることを特徴としている。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の鍵盤楽器において、前記弾性部材は、
前記各ハンマアセンブリにより打撃される部分が、各部分単位、若しくは、複数の部分単位で分割されて屈曲し、
前記分割された各部分が、材料の違いにより高音側から低音側に移るに従って、前記各ハンマアセンブリにより打撃された時のたわみ量が徐々に大きくなるようにされていることを特徴としている。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載の鍵盤楽器において、前記弾性部材の前記分割された各部分は、さらに、高音側から低音側に移るに従って徐々に重くされていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の鍵盤楽器において、前記弾性部材の前記分割された各部分の重さは、おもりの付加により重さが調整されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の鍵盤楽器において、前記被打撃部は、前記ハンマアセンブリが打撃する側から順に、前記緩衝部材、前記弾性部材、前記緩衝部材の少なくとも3層構造を有することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0013】
(1) 実施形態
(1−1) 実施形態の構成
本発明の実施形態に係る電子型ピアノは、アップライトピアノのアクション機構や鍵等の鍵盤機構100を有している。図1は、電子型ピアノが有する鍵盤機構100の側面図である。本実施形態に係る電子型ピアノは、鍵盤機構100の一部が異なる点を除いて従来の電子型ピアノとほぼ同様の構成であるため、鍵盤機構100の説明を主として行う。
【0014】
図1に示すように、この電子型ピアノの下部フレームを構成する棚板1の上面には、この電子型ピアノの全幅に渡って延在する筬後2、筬中3及び筬前4が取り付けられている。この電子型ピアノが具備する鍵(白鍵及び黒鍵)5は、筬中3に取り付けられたバランスキーピン6により上下揺動自在に支持され、筬前4に取り付けられたオーバルピン7により左右方向の揺動が規制されている。また、鍵5は、非押鍵時は筬後2に取り付けられたクッション材8と当接して待機する一方、押鍵により筬前4に取り付けられたクッション材9と当接するまで回動し、後端部に取り付けられたキャプスタン10によりウイペン20を回動させるようになされている。
【0015】
この電子型ピアノにおいては、鍵5の下に押鍵及び押鍵力、または押鍵及び押鍵速度を検出するための図示しないセンサを各々配置し、これらセンサにより各鍵5の運動を検出している。これらセンサが出力する信号は図示しない音源装置に出力され、音源装置は、該信号に基づいて各鍵5に対応する音色及び音高、並びに押鍵力または押鍵速度に対応する音量の楽音をスピーカやヘッドホンから出力するようになされている。この場合のセンサは、鍵5によって打撃される圧電素子や、フォトインタラプタなどの光センサを棚板1の上面に配置すると共に、光センサの光軸を横切るシャッタを鍵5の下面に取り付けて構成してもよい。なお、光センサを用いる場合は、シャッタが光軸を遮光した後に受光するまでの時間から押鍵速度を計測すればよい。
【0016】
また、この電子型ピアノの全幅に渡って延在するセンターレール11には、アクションブラケット12が所定間隔で取り付けられ、各アクションブラケット12の間に各鍵5に対応するアクション機構15が配置されている。
【0017】
すなわち、センターレール11には、各鍵5にそれぞれ対応するウイペンフレンジ21が取り付けられ、このウイペンフレンジ21にウイペン20がピン21aによって回動自在に支持されている。このウイペン20には、対応するキャプスタン10が当接するヒールクロス22、略L字形状のジャック23の屈曲部近傍をピン24cによって回動自在に支持するジャックフレンジ24、ジャック23を図中時計周り方向に付勢するジャックスプリング25、キャッチャ30を弾性的に受け止めるバックチェック31及びブライドルワイヤ32が取り付けられている。
【0018】
ここで、ブライドルワイヤ32とキャッチャ30とはブライドルテープ33で連結され、ハンマアセンブリ40の復帰動作をウイペン20の復帰動作に追従させている。なお、ブライドルテープ33は、ハンマアセンブリ40の跳ね返りに起因する被打撃部50の二度打ちを防止するためのものである。
【0019】
また、センターレール11には、レギュレーティングブラケット26を介して電子型ピアノの全幅に渡って延在するレギュレーティングレール13が取り付けられている。そして、このレギュレーティングレール13には、回動時のジャック23のジャック大23aが当接するジャックストップフェルト27及び回動時のジャック23のジャック小23bが当接するレギュレーティングボタン28がジャック23の数(=鍵5の数)だけ取り付けられている。
【0020】
さらに、センターレール11には、バットフレンジ41が取り付けられ、このバットフレンジ41にセンターピン41aを介してバット42が回動自在に支持されている。このバット42には、ハンマアセンブリ40と、キャッチャシャンク45を介してキャッチャ30が取り付けられている。また、バット42は、バットスプリング46により図中反時計周り方向に付勢されており、鍵5の非押鍵時はハンマアセンブリ40がアクションブラケット12に取り付けられたハンマレール14に固定されるハンマパッド47に当接するようになされている。
【0021】
次に、ハンマアセンブリ40の構成について説明する。図2に示すように、ハンマアセンブリ40は、ハンマシャンク40aと、ハンマシャンク40aの先端に取り付けられた疑似ハンマ40bとから構成されている。この疑似ハンマ40bの重量は、その大きさ、形状及び使用材料などを変えることによって、実際のアップライトピアノのフェルトハンマと同様に、高音側から低音側に移るに従って徐々に重くなるように作られている。これにより、このハンマアセンブリ40の重量および重心位置は、アップライトピアノのハンマアセンブリと同様になるように設定されている。本実施形態では、図3に示すように疑似ハンマ40bの中間部の外形を変えることによってハンマアセンブリ40の重量を変化させている。なお、疑似ハンマ40bの重量は、各鍵5毎に設定する方法に限らず、例えば、低音域、中音域、高音域といった具合に音域毎に設定してもよい。
【0022】
次に、被打撃部50の構成について説明する。図4は、鍵盤機構100の被打撃部50の周辺構成を示す斜視図であり、図5は、被打撃部50の分解斜視図である。ここで、この被打撃部50は、押鍵時に回動するハンマアセンブリ40を構成するハンマシャンク40aによって打撃されるものである。
これら図4及び図5に示すように、被打撃部50は、アクションブラケット12に取り付けられた鍵盤機構100の全幅に渡って延在するハンマストップレール51のハンマアセンブリ40側に取り付けられており、緩衝材52、板バネ53、緩衝材54の3層構造から構成されている。なお、これら緩衝材52、54は板バネ53に接着されており、板バネ53がハンマストップレール51にネジ止めされることによって被打撃部50がハンマストップレール51に固定されるようになされている。
この被打撃部50において、緩衝材52は、フェルト、ウレタン、皮革、クロスなどの繊維系、皮革系、または弾力性のある合成樹脂系の緩衝材料からなり、鍵盤機構100の全幅に渡って延在するシート状に形成されている。
【0023】
図6は、図1に示す鍵盤機構100を符号αで示す方向から見たときの板バネ53とその周辺構成を示す図である。なお、この図において、各ハンマアセンブリ40に対応する番号は鍵番号を示している。
板バネ53は、ステンレス、洋白、燐青銅、真鍮などの金属材料や弾性を有する合成樹脂などの弾性材料からなり、鍵盤機構100の全幅方向に渡って櫛形の開口53aが形成され、かつ、各櫛の歯と歯の間の部分53bが各々ハンマアセンブリ40側に屈曲されて形成されている。
さらに詳しく説明すると、板バネ53の各部分53bは、各ハンマシャンク40aと一対一で対向するように配置されており、かつ、側面から見たときに緩やかに弧を描くようにハンマシャンク40a側に屈曲されている(図4、図5参照)。従って、回動するハンマアセンブリ40によって被打撃部50が打撃されると、板バネ53の該ハンマアセンブリ40と対向する部分53bが撓むようになされている。
【0024】
ところで、アップライトピアノは、弦が高・中音域では1鍵につき3本、低音域では2本または1本が張られ、この弦の太さが高音域から低音域に移るに従って太くされて質量を増すことにより周波数を低くしている。また、アップライトピアノの弦長は高音域から低音域に移るに従って長くされ、この結果、特に低・中音域では強打の場合に弦が大きく撓むようになっている。
【0025】
一方、本実施形態に係る鍵盤機構100においては、被打撃部50の板バネ53の各部分53bを、その長さ、幅、厚さなどの形状や材料を変えることによって、アコースティックピアノの弦と同様に、高音側から低音側に移るに従って徐々に質量が増し、かつ、高音側から低音側に移るに従ってハンマアセンブリ40を構成するハンマシャンク40aにより打撃された時の撓み(弾性変形量)が徐々に大きくなるように形成されている。具体的には、図6に示すように、本実施形態の板バネ53の各部分53bは、高音側から低音側に移るに従ってその長さを徐々に長く形成することによって徐々に重くすると共に、図7に示すように、高音側から低音側に移るに従って裏側に溝を多く形成することによって打撃された時の撓みが徐々に大きくなるように形成されている。
【0026】
さらに、被打撃部50の各部分53bは、先端部分が緩衝材52側に屈曲されて丸みが付けられており、これにより、ハンマシャンク40aの強打によって部分53bが緩衝材52に接触した場合でも緩衝材52が損傷しないようになされている。
【0027】
また、緩衝材54は、フェルト、ウレタン、皮革、クロス、エクセーヌなどの緩衝材料からなり、鍵盤機構100の全幅に渡って延在するシート状に形成される点で上記緩衝材52とほぼ同一部材であるが、図5に示すように、板バネ53の開口53aの櫛の歯と部分との境目に対応する領域に縦方向の切れ目が形成されることによって、板バネ53の各部分53bと密着するように形成されている。なお、緩衝材52と緩衝材54とを異なる材料にしてもよい。
これにより、被打撃部50は、緩衝材52、54によりハンマアセンブリ40の打撃力を緩和してハンマアセンブリ40及びハンマストップレール51に伝達する一方、板バネ53によってアップライトピアノの弦とほぼ同様の機械特性(質量および撓み)を具備できるようになされている。なお、弦の質量は、打弦時に発生する撃力に関わり、この撃力が弦の質量感としてハンマアセンブリ40を介して鍵5に伝わるのである。
【0028】
(1−2) 実施形態の動作
次に、この電子型ピアノの鍵盤機構100の動作を説明する。
まず、演奏者により鍵5が押下されると、ウイペン20がキャプスタン10により突き上げられて時計回りに回動し、ジャック23のジャック大23aがバット42を突き上げてハンマアセンブリ40を時計回りに回動させ、ハンマアセンブリ40が被打撃部50を打撃する(図1参照)。この際、押下された鍵5の押鍵力(または押鍵速度)がセンサにより検出され、電子音源により押下された鍵5に対応する音色及び音高、並びに押鍵力(押鍵速度)に対応する音量の楽音がスピーカやヘッドホンから出力される。
【0029】
このとき、ジャック23は、ジャック大23aがハンマアセンブリ40を回動させている間にジャック小23bがレギュレーティングボタン28に当接するので、レギュレーティングボタン28との当接部を作用点としてピン24cを中心に反時計周り方向に回動する。これにより、ジャック23は、ジャック大23aがバット42の下面から図1中左方向に抜けて、バット42との非当接位置に移動する。一方、ハンマアセンブリ40は、被打撃部50を打撃して跳ね返ると、キャッチャ30がバックチェック31に当接することにより一時的に停止する。そして、ジャック23は鍵5の復帰動作に伴うウイペン20の復帰動作に連動し、ジャック大23aが再びバット42の下部に入り込んで次の打撃動作を可能にする。
【0030】
このようにして、この電子型ピアノは、ハンマアセンブリ40と被打撃部50を除いて従来のアップライトピアノと同じ鍵盤機構を用いるので、ジャック23がバット42から抜けるように離脱する際のアップライトピアノと同等の鍵タッチ感を得ることができる。
また、ハンマアセンブリ40は、疑似ハンマ40bによって重量および重心位置がアップライトピアノのものと同じにされているので、さらにアップライトピアノと同様の鍵タッチ感を得ることができる。
【0031】
さらに、この電子型ピアノにおいて、被打撃部50は、ハンマアセンブリ40により打撃される各部分が、板バネ53によってアップライトピアノの弦と同様に高音域から低音域に移るに従って質量が増し、かつ、大きく撓むようにされているので、アップライトピアノにおける打弦時の弦の質量感や弦のたわみを再現することができ、打弦時の鍵タッチ感をリアルに再現することが可能となる。
また、被打撃部50は、ハンマアセンブリ40により打撃される側から緩衝材52、板バネ53、緩衝材54の3層構造に形成しているので、ハンマアセンブリ40を傷つけることなくハンマアセンブリ40の打撃力を緩和でき、ハンマアセンブリ40や被打撃部50などの耐久性を高く維持することができる。
【0032】
さらに、ハンマシャンク40aを被打撃部50に打撃させるように構成したことにより、疑似ハンマ40bが被打撃部50を打撃するように構成した場合と比較して、鍵盤機構100の奥行きを短くすることが可能となっている。また、ハンマアセンブリ40が被打撃部50を垂直に打撃しないとハンマアセンブリ40に回動軸を中心とする曲げモーメントが生じるが、ハンマシャンク40aが被打撃部50を打撃する方が、疑似ハンマ40bが被打撃部50を打撃する場合と比較して打撃点をハンマアセンブリ40の回動軸に近くできるので、曲げモーメントが小さくなってハンマアセンブリ40を含めた鍵盤機構100の耐久性の向上に寄与するのである。
【0033】
(2) 変形例
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0034】
(2−1) 第1変形例
上述の実施形態においては、弦の質量感と撓みの両方を再現する場合について述べたが、弦の撓みの再現性、若しくは、弦の質量感の再現性のいずれかを特に重視した形状や材料などで板バネ53を作成してもよい。従来の緩衝材のみの被打撃部を採用する鍵盤機構では、弦の撓みおよび質量感の何れも再現しておらず、一方を再現するだけでも従来に比して打弦時の鍵タッチ感を向上することが可能である。
【0035】
(2−2) 第2変形例
上述の実施形態においては、被打撃部50の板バネ53の各部分53bを、その長さ、幅、厚さなどの形状や材料を変えることによって質量を変化させる場合について述べたが、図8に示すように、各部分53bの裏側におもり60を接着剤などで取り付けることによって質量を変化させるようにしてもよい。
【0036】
(2−3) 第3変形例
上述の実施形態においては、被打撃部50の板バネ53を一枚の板バネで構成する場合について述べたが、複数枚の板バネで構成するようにしてもよい。例えば、図9に示すように、上述の実施形態で述べた板バネ53を、低音域、中音域、高音域毎に別々に作成するようにしてもよい。また、例えば、高音側から低音側に移るに従って各部分の重さを徐々に大きくする場合に、図10に示すように、全音域のハンマアセンブリ40と一対一で対応する部分が形成された板バネ531と、中音域及び低音域のハンマアセンブリと一対一で対応する部分が形成された板バネ532と、低音域のハンマアセンブリと一対一で対応する部分が形成された板バネ533とを作成し、これらを重ねて板バネ53と同機能の板バネを作成するようにしてもよい。この場合、各板バネ531〜533の部分53bは同一長さに作成してもよい。
【0037】
(2−4) 第4変形例
被打撃部50の板バネ53bの形状は上記のものに限らない。例えば、各部分53bをハンマアセンブリ40と一対一で形成する方法に代えて、全て一体的に形成してもよいし、低音域、中音域、高音域といった具合に、音域毎に部分53bを一体的に形成してもよい。板バネの各部分を一体的に形成して、一体部分では打弦時の質量感と撓みがほぼ同一になったとしても、従来の被打撃部では撓みさえ再現できなかったので、従来に比して打弦時の鍵タッチ感を向上させることが可能である。
【0038】
また、この場合、各音域の一体部分を音域毎に弾性材料を変更することによって、撓みを変化させることも可能である。
また、弾性材料の変更に代えて、または、弾性材料の変更に加えて、穴開け加工などを行うことによって、各一体部分の領域毎に、ハンマ打撃時の撓みや鍵に伝わる質量感を変化させることも可能である。
【0039】
(2−5) 第5変形例
上述の実施形態では、ハンマアセンブリ40のハンマシャンク40aの部分が被打撃部50を打撃するように構成したが、図10に示すように、疑似ハンマ40bの部分が被打撃部50を打撃するように構成してもよい。
【0040】
(2−6) 第6変形例
上述の実施形態では、鍵盤機構の構成をアップライトピアノと同等のものを用いてアップライトピアノの鍵タッチ感を再現する場合について述べたが、グランドピアノの鍵盤機構に適用して、グランドピアノの鍵タッチ感を再現するようにしてもよい。また、本発明は、ピアノ以外の鍵盤楽器、例えば、チェンバロ、チェレスタ、オルガンなどのあらゆる鍵盤楽器およびそれらの練習用楽器に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、アコースティックピアノなどのアコースティック楽器の打弦時の鍵タッチ感をリアルに再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る電子型ピアノが有する鍵盤機構の側面図である。
【図2】 鍵盤機構のハンマアセンブリを示す図である。
【図3】 ハンマアセンブリを構成する疑似ハンマの説明に供する図である。
【図4】 鍵盤機構の被打撃部の周辺構成を示す斜視図である。
【図5】 被打撃部の分解斜視図である。
【図6】 図1に示す鍵盤機構を符号αで示す方向から見たときの板バネとその周辺構成を示す図である。
【図7】 板バネの説明に供する図である。
【図8】 第2変形例に係る被打撃部を示す図である。
【図9】 第3変形例に係る被打撃部の板バネを示す図である。
【図10】 第3変形例に係る被打撃部の板バネを示す図である。
【図11】 第5変形例の説明に供する図である。
【図12】 従来の電子型ピアノが有する鍵盤機構の側面図である。
【符号の説明】
5……鍵、15、D……アクション機構、40……ハンマアセンブリ、40a、C1……ハンマシャンク、40b、C2……疑似ハンマ、30……キャッチャ、42……バット、50、E……被打撃部、51……ブラケット、52、54……緩衝材、53……板バネ、60……おもり。
Claims (7)
- 鍵と、鍵が押下されることにより回動するハンマアセンブリと、回動する上記ハンマアセンブリにより打撃される被打撃部と、押下された鍵の動作を上記ハンマアセンブリに伝達するアクション機構とを備えた鍵盤楽器において、
前記被打撃部は、緩衝材と弾性部材の多層構造からなり、
前記弾性部材は、金属材料または弾性のある合成樹脂を前記ハンマアセンブリにより打撃される部分を前記ハンマアセンブリ側に屈曲してなる板バネであり、
前記緩衝材は、繊維系、若しくは皮革系または弾力性のある合成樹脂系の材料からなる
ことを特徴とする鍵盤楽器。 - 複数の鍵と、各鍵が押下されることにより回動する複数のハンマアセンブリと、回動する上記各ハンマアセンブリにより打撃される被打撃部と、押下された各鍵の動作を上記各ハンマアセンブリに各々伝達する複数のアクション機構とを備えた鍵盤楽器において、
前記被打撃部は、緩衝材と弾性部材の多層構造からなり、
前記弾性部材は、金属材料または弾性のある合成樹脂を前記各ハンマアセンブリにより打撃される部分を前記ハンマアセンブリ側に屈曲してなる板バネであり、
前記緩衝部材は、繊維系、若しくは皮革系または弾力性のある合成樹脂系の材料からなる
ことを特徴とする鍵盤楽器。 - 前記弾性部材は、
前記各ハンマアセンブリにより打撃される各部分が、各部分単位、若しくは、複数の部分単位で分割されて屈曲されており、
前記分割された各部分が、形状の違いにより高音側から低音側に移るに従って、前記各ハンマアセンブリにより打撃された時のたわみ量が徐々に大きくなるようにされていることを特徴とする請求項2に記載の鍵盤楽器。 - 前記弾性部材は、
前記各ハンマアセンブリにより打撃される部分が、各部分単位、若しくは、複数の部分単位で分割されて屈曲し、
前記分割された各部分が、材料の違いにより高音側から低音側に移るに従って、前記各ハンマアセンブリにより打撃された時のたわみ量が徐々に大きくなるようにされていることを特徴とする請求項2に記載の鍵盤楽器。 - 前記弾性部材の前記分割された各部分は、さらに、高音側から低音側に移るに従って徐々に重くされていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の鍵盤楽器。
- 前記弾性部材の前記分割された各部分の重さは、おもりの付加により重さが調整されていることを特徴とする請求項5に記載の鍵盤楽器。
- 前記被打撃部は、前記ハンマアセンブリが打撃する側から順に、前記緩衝部材、前記弾性部材、前記緩衝部材の少なくとも3層構造を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の鍵盤楽器。
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