JP6745042B2 - 鍵盤装置および鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

この発明は、電子ピアノなどの鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置およびそれを備えた鍵盤楽器に関する。
例えば、鍵盤装置においては、特許文献1に記載されているように、前後方向の長さが音高によって異なる複数の鍵を備え、これら複数の鍵を押鍵操作した際に、その押鍵操作された鍵によってハンマー部材をそれぞれ回転させ、この回転したハンマー部材の上限位置を上限ストッパで規制するようにしたものが知られている。
特開2015−34853号公報
このような鍵盤装置では、複数の鍵の前後方向の長さが音高によって異なるように構成されているため、複数の鍵が押鍵操作された際に、各鍵の回転量が音高によって異なり、これに伴ってハンマー部材の回転量も音高によって異なるため、上限ストッパに当接するハンマー部材の当接力が音高によって異なる。
このため、このような鍵盤装置では、音高によって異なるハンマー部材の回転量を上限ストッパによって調整して、押鍵操作された鍵が押し下げられた際に、鍵の上面前端の高さを一致させるようにしなければ、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感が得られないという問題がある。
また、このような鍵盤装置では、複数の鍵の前後方向の長さが音高によって異なり、これに伴うハンマー部材の回転量を上限ストッパによって調整するものであるから、構造が極めて複雑になり、その製作が面倒で、製造コストが高くなるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、簡単な構造で、低コスト化を図り、かつアコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる鍵盤装置およびそれを備えた鍵盤楽器を提供することである。
本発明の鍵盤装置は、複数の鍵それぞれに対応するようにして複数設けられ、押鍵された鍵に連動して動くことにより、押鍵された鍵にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材と、前記複数のハンマー部材がそれぞれ動いた際に、各ハンマー部材が当接することで押鍵された鍵に鍵荷重を付与する鍵荷重付与部材と、を備え、前記鍵荷重付与部材は、低音域の鍵に対応する第1ハンマー部材が当接する第1部分と、高音域の鍵に対応する第2ハンマー部材が当接する第2部分とで厚みが異なり、かつ、押鍵に応じて前記第1ハンマー部材が前記第1部分に当接するタイミングよりも押鍵に応じて前記第2ハンマー部材が前記第2部分に当接するタイミングの方が遅くなるように設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる。
この発明を鍵盤楽器に適用した一実施形態を示した平面図である。 図1に示された鍵盤楽器のA−A矢視における鍵盤装置を示した拡大断面図である。 図2に示された鍵盤装置において、鍵が押鍵操作された状態を示した拡大断面図である。 図2に示された鍵盤装置において、鍵の配列方向に沿って配置された鍵荷重付与部材を示した要部の拡大断面図である。 図4に示された鍵荷重付与部材の第1変形例を示した要部の拡大断面図である。 図4に示された鍵荷重付与部材の第2変形例を示し、(a)はその要部を示した拡大断面図、(b)はその鍵荷重付与部材にハンマー部材が当接して食い込んだ状態を示した要部の拡大断面図である。 図6に示された鍵荷重付与部材の第3変形例を示した要部の拡大断面図である。 図7に示された鍵荷重付与部材の第4変形例を示した要部の拡大断面図である。
以下、図1〜図4を参照して、この発明を鍵盤楽器に適用した一実施形態について説明する。
この鍵盤楽器は、図1に示すように、楽器ケース1を備えている。この楽器ケース1は、その内部に鍵盤装置2が上方に露出した状態で配置されていると共に、鍵盤装置2の後方における両側にスピーカ3がそれぞれ設けられるようになっている。また、この楽器ケース1の奥側(図1では上辺部側)に位置する上面には、スイッチ釦4aと譜面立て部4bとが設けられている。
鍵盤装置2は、図2および図3に示すように、合成樹脂製の鍵盤シャーシ5と、この鍵盤シャーシ5上に配列されて上下方向にそれぞれ回転可能に取り付けられた複数の鍵6と、これら複数の鍵6の押鍵操作に伴って各鍵6それぞれにアクション荷重を付与する複数のハンマー部材7と、複数の鍵6の押鍵動作に応じてそれぞれオン信号を出力するスイッチ部8と、を備えている。
鍵盤シャーシ5は、図1に示す楽器ケース1内に配置されるものである。この鍵盤シャーシ5の前端部(図2では右端部)には、図2および図3に示すように、前脚部10が底部から上方に突出して設けられている。この前脚部10の上部には、鍵6の横振れを防ぐための鍵ガイド部11が各鍵6にそれぞれ対応して設けられている。
また、この鍵盤シャーシ5における前脚部10の後部側(図2では左側部)には、図2および図3に示すように、ハンマー載置部12が前脚部10よりも少し高い高さで設けられている。このハンマー載置部12の下面には、ハンマー部材7を支持するためのハンマー支持部13が下側に向けて突出して設けられている。このハンマー支持部13には、ハンマー部材7を上下方向に回転可能に支持するハンマー支持軸13aが設けられている。
また、この鍵盤シャーシ5の前後方向(図2では左右方向)におけるほぼ中間部、つまりハンマー載置部12の上部後方には、図2および図3に示すように、基板載置部14が一段低い高さで設けられている。この基板載置部14の上方には、スイッチ部8がハンマー載置部12と基板支持部15との両方に跨った状態で取り付けられている。この場合、基板支持部15は、基板載置部14の後部側(図2では左側)の上面に起立して設けられている。
さらに、この鍵盤シャーシ5の後部、つまり基板載置部14の後部側には、図2および図3に示すように、鍵載置部16が鍵ガイド部11の上部とほぼ同じ高さで設けられている。この鍵載置部16の上面には、鍵支持部17が上方に突出して設けられている。この鍵支持部17には、鍵6の後端部を上下方向に回転可能に支持する鍵支持軸17aが設けられている。
また、この鍵盤シャーシ5における鍵載置部16の後端部には、図2および図3に示すように、鍵盤シャーシ5の後端部を支持する後脚部18が鍵盤シャーシ5の上部から底部に向けて垂下されている。この後脚部18の下端部には、ハンマー部材7の下限位置を規制するためのフェルトなどの下限ストッパ部20が設けられている。
一方、鍵6は、図1に示すように、白鍵6aと黒鍵6bとを有している。ただし、この実施形態では、1つの白鍵6aについて説明する。この白鍵6aである鍵6は、図2および図3に示すように、その後端部(図2では左端部)が鍵盤シャーシ5の鍵載置部16上に設けられた鍵支持部17に鍵支持軸17aによって上下方向に回転可能に支持されている。
この鍵6の前後方向(図2では左右方向)におけるほぼ中間部には、図2および図3に示すように、鍵盤シャーシ5の基板載置部14上に取り付けられたスイッチ部8を押圧するためのスイッチ押圧部21が下側に突出して設けられている。この場合、スイッチ部8は、鍵6の配列方向に沿って配置されたスイッチ基板22と、このスイッチ基板22上に配置されたゴムシート23と、を備えている。
この場合、スイッチ基板22は、図2および図3に示すように、その前端部(図2では右端部)がハンマー載置部12上に配置され、他端部(図2では左端部)が基板載置部14上に設けられた基板支持部15上に配置され、この状態で基板載置部14の上方に位置した状態で、鍵6の配列方向に沿って取り付けられている。ゴムシート23は、ドーム状の膨出部23aが複数の鍵6の各スイッチ押圧部21にそれぞれ対応して設けられている。
また、このスイッチ部8は、図2および図3に示すように、ゴムシート23の膨出部23aがスイッチ押圧部21によって押圧された際に、膨出部23aが弾性変形して、その内部の可動接点がスイッチ基板22の固定接点(いずれも図示せず)に接触してオン信号を出力するようになっている。
さらに、鍵6のスイッチ押圧部21の前側(図2では右側)に位置する鍵6の箇所には、図2および図3に示すように、ハンマー押圧部24が鍵6の下側に向けて突出して設けられている。このハンマー押圧部24の下部には、ハンマー部材7の後述する鍵当接摺動部29を摺動可能に保持するハンマー保持部25が設けられている。
一方、ハンマー部材7は、図2および図3に示すように、ハンマー本体26と、このハンマー本体26の後部(図2では左側部)に設けられた錘部27と、ハンマー本体26の前部側(図2では右側部)に設けられて、ハンマー本体26の回転中心となる合成樹脂製の回転取付部28と、ハンマー本体26の前側に位置する先端部(図2では右端部)に設けられた鍵当接摺動部29と、を備えている。
このハンマー部材7は、図2および図3に示すように、ハンマー本体26の鍵当接摺動部29を鍵盤シャーシ5のハンマー載置部12の前下り部19に設けられた開口部19aに挿入させた状態で、ハンマー本体26の回転取付部28をハンマー載置部12の下面に設けられたハンマー支持部13のハンマー支持軸13aに回転可能に取り付けることにより、ハンマー本体26がハンマー支持部13のハンマー支持軸13aを中心に上下方向に回転するようになっている。
また、このハンマー部材7は、図2および図3に示すように、ハンマー本体26の回転取付部28がハンマー支持部13のハンマー支持軸13aに回転可能に取り付けられた際に、ハンマー本体26の前側に位置する先端部(図2では右端部)に設けられた鍵当接摺動部29が、鍵6のハンマー押圧部24に形成されたハンマー保持部25内に、摺動可能に挿入されるようになっている。
これにより、ハンマー部材7は、図2に示すように、通常の状態で、ハンマー本体26が錘部27の重量によってハンマー支持部13のハンマー支持軸13aを中心に反時計回りに回転し、ハンマー本体26の錘部27側の後端部(図2では左端部)が下限ストッパ部20に当接して位置規制されると共に、ハンマー本体26の鍵当接摺動部29が鍵6のハンマー押圧部24を押し上げて鍵6を上限位置に位置規制するようになっている。
また、このハンマー部材7は、図3に示すように、鍵6が上方から押鍵されると、鍵6のハンマー押圧部24によってハンマー本体26の鍵当接摺動部29がハンマー本体26の錘部27の重量に抗して押し下げられ、これに伴ってハンマー本体26がハンマー支持部13のハンマー支持軸13aを中心に時計回りに回転し、ハンマー本体26の錘部27側の後端部が鍵盤シャーシ5の鍵載置部16の下面に設けられた鍵荷重付与部材30に当接して、ハンマー本体26の時計回り方向の回転が停止されるようになっている。
この鍵荷重付与部材30は、図2〜図4に示すように、弾力性を有する材料で形成され、鍵盤シャーシ5の鍵載置部16の下面に鍵6の配列方向に沿って連続して設けられている。この鍵荷重付与部材30は、その厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなるように設けられている。すなわち、この鍵荷重付与部材30は、図4に示すように、ハンマー部材7が当接する面側から順に、消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cを積層した3層構造になっている。
この場合、消音層30aは、図4に示すように、フェルトなどの弾性変形し易い弾性材料である。この消音層30aは、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が当接した際に、弾性変形することにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を緩衝すると共に、ハンマー部材7の当接による衝撃音を消音するようになっている。
耐衝撃層30bは、図4に示すように、例えば、振動を抑える制振ゴムなどの衝撃力に強い低反発材料である。この耐衝撃層30bは、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が消音層30aを弾性変形させた際に、消音層30aがハンマー部材7によって押し当てられることにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を低反発で受け止めるようになっている。
ベース層30cは、図4に示すように、例えば、ゴムスポンジ(発砲ゴム)などの耐衝撃層30bよりも少し柔らかい低反発材料である。このベース層30cは、鍵6の押鍵操作によってハンマー部材7が消音層30aを耐衝撃層30bに押し当て、その衝撃を耐衝撃層30bが低反発で受け止めた際に、耐衝撃層30bの弾性変形を弾力的に吸収するようになっている。
ところで、消音層30aは、図4に示すように、その厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなるように設けられている。耐衝撃層30bは、その厚みが薄く、鍵6の高音域から鍵6の低音域に亘って同じ厚みで設けられている。ベース層30cは、その厚みが耐衝撃層30bよりも厚く、鍵6の高音域から鍵6の低音域に亘って同じ厚みで設けられている。
これにより、鍵荷重付与部材30は、図4に示すように、その全体の厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなるように設けられていることにより、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が当接した際に、高音域と低音域とで変形量が異なるようになっている。
すなわち、この鍵荷重付与部材30は、図4に示すように、消音層30aの厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚く、かつ耐衝撃層30bとベース層30cとの厚みが高音域から低音域に亘って同じであるから、高音域のハンマー部材7が当接した際に、消音層30aの変形量が小さく、鍵荷重が軽くなり、また低音域のハンマー部材7が当接した際に、消音層30aの変形量が大きく、鍵荷重が重くなるようになっている。
この場合、鍵荷重付与部材30は、図4に示すように、その全体の厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなるように設けられていることにより、高音域のハンマー部材7が消音層30aに当接するタイミングが、低音域のハンマー部材7が消音層30aに当接するタイミングよりも遅くなるようになっている。
このため、この鍵荷重付与部材30は、図4に示すように、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cに食い込んで、これら消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cを変形させる際に、高音域に位置するハンマー部材7の食込みによる変形量が、低音域に位置するハンマー部材7の食込みによる変形量よりも小さくなり、これにより高音域の鍵荷重が低音域の鍵荷重よりも軽くなるようになっている。
次に、このような鍵盤楽器における鍵盤装置2の作用について説明する。
まず、鍵6が押鍵操作されていない初期状態のときには、図2に示すように、ハンマー部材7が錘部27の重量によってハンマー支持部13のハンマー支持軸13aを中心に反時計回りに回転し、このハンマー部材7の錘部27側の後端部が鍵盤シャーシ5の後脚部18における下端部に設けられた下限ストッパ15に当接している。
このときには、図2に示すように、鍵6のハンマー押圧部24のハンマー保持部25がハンマー本体26の先端部(図2では右端部)に位置する鍵当接摺動部29によって押し上げられる。このため、鍵6が鍵盤シャーシ5の鍵載置部16上に設けられた鍵支持部17の鍵支持軸17aを中心に反時計回りに回転して上限位置に規制されている。この状態では、鍵6のスイッチ押圧部21がスイッチ部8の上方に位置して離れている。
この状態で、鍵6を押鍵操作すると、図3に示すように、鍵6が鍵支持部17の鍵支持軸17aを中心に時計回りに回転して、ハンマー押圧部24のハンマー保持部25がハンマー部材7の鍵当接摺動部29を押し下げる。これにより、ハンマー部材7が錘部27の重量に抗して、図3において時計回りに回転する。このときには、ハンマー部材7のハンマー本体26の回転によって、鍵6にアクション荷重が付与されるので、鍵荷重が急に重くなる。
そして、鍵6が押鍵操作に伴って回転し、鍵6のスイッチ押圧部21がスイッチ部8を押圧すると、ゴムシート23の膨出部23aが弾性変形する。このときには、ゴムシート23の膨出部23aの弾性変形によって鍵荷重が更に重くなる。この状態で、鍵6が更に回転して鍵6のスイッチ押圧部21がスイッチ部8を更に押圧すると、ゴムシート23の膨出部23aが更に弾性変形して、スイッチ部8がスイッチ信号を出力する。
そして、鍵6が更に回転し、ハンマー本体26が更に回転すると、ハンマー部材7の後端部(図3では左端部)が鍵盤シャーシ5の鍵載置部13の下面に設けられた鍵荷重付与部材30に当接し、ハンマー本体26が上限位置に規制されて、ハンマー部材7の回転が停止する。このときには、鍵荷重付与部材30が鍵6に鍵荷重を付与する。
すなわち、ハンマー本体26の後端部が鍵荷重付与部材30に当接すると、ハンマー本体26の後端部が鍵荷重付与部材30に弾力的に食い込むことにより、そのハンマー本体26の後端部の食込み量に応じて鍵荷重付与部材30が弾性変形し、この鍵荷重付与部材30がその変形量に応じて鍵6に鍵荷重を付与する。
この場合、鍵荷重付与部材30は、その厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなっていることにより、高音域のハンマー本体26の後端部が鍵荷重付与部材30に当接するタイミングが、低音域のハンマー本体26の後端部が鍵荷重付与部材30に当接するタイミングよりも遅くなる。
このため、高音域のハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に食い込む食込み量は、低音域のハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に食い込む食込み量よりも小さくなる。これにより、高音域の鍵6に付与される鍵荷重が低音域の鍵6に付与される鍵荷重よりも軽くなる。
すなわち、鍵荷重付与部材30は、消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cの3層構造で、これら全体の厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚くなっているから、高音域のハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に当接した際に、ハンマー部材7が消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cに食い込む食込み量が少なく、消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cの変形量が小さい。
一方、低音域のハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に当接した際には、鍵荷重付与部材30の厚みが高音域よりも厚いため、ハンマー部材7が消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cに食い込む食込み量が多く、消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cの変形量が大きい。
この場合、鍵荷重付与部材30は、消音層30aの厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚く設けられ、耐衝撃層30bとベース層30cとの厚みが高音域から低音域に亘って同じであり、これら全体の厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚くなっているので、高音域の変形量が低音域の変形量よりも小さいことにより、高音域の鍵荷重が低音域の鍵荷重よりも軽くなる。これにより、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感が得られる。
そして、鍵6から指が離れて鍵6が離鍵動作を開始すると、図3に示すように、ハンマー部材7のハンマー本体26が、その錘部27の重量、鍵荷重付与部材30の弾性復帰力、およびスイッチ部8のゴムシート23における膨出部23aの弾性復帰力によって、ハンマー支持部13のハンマー支持軸13aを中心に反時計回りに回転する。このときには、鍵荷重が急激に軽くなる。
この後、ハンマー本体26がその錘部27の重量によってハンマー支持部13のハンマー支持軸13aを中心に反時計回りに更に回転し、これに伴って鍵6が鍵支持部17の鍵支持軸17aを中心に反時計回りに更に回転し、ハンマー本体26の錘部27側の後端部が鍵盤シャーシ5の後脚部18における下端部に設けられた下限ストッパ15に当接する。
これにより、鍵6は、図2に示すように、ハンマー押圧部24のハンマー保持部25がハンマー本体26の先端部(図2では右端部)に位置する鍵当接摺動部29によって押し上げられるので、鍵6が鍵支持部17の鍵支持軸17aを中心に反時計回りに回転して上限位置に規制される。この状態では、鍵6が初期位置に戻り、鍵6のスイッチ押圧部21がスイッチ部8の上方に位置して離れる。
このように、この鍵盤楽器の鍵盤装置2によれば、押鍵された鍵6に連動して回転することにより、鍵6にアクション荷重を付与するハンマー部材7と、このハンマー部材7が回転した際に、ハンマー部材7が当接して鍵6に鍵荷重を付与する鍵荷重付与部材30と、を備え、この鍵荷重付与部材30は、ハンマー部材7が当接した際に鍵6に付与される鍵荷重が鍵6の高音域と鍵6の低音域とで異なることにより、構造が簡単で、低コスト化を図り、かつアコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる。
すなわち、この鍵盤楽器の鍵盤装置2では、押鍵された鍵6に連動してハンマー部材7が回転して鍵荷重付与部材30に当接した際に、鍵荷重付与部材30に対するハンマー部材7の当接位置によって鍵6に付与される鍵荷重を高音域と低音域とで異ならせることができるので、鍵6の前後方向の長さを各鍵6ごとに変える必要がないため、装置全体の構造が極めて簡単になり、その製造コストの低価格化を図ることができると共に、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる。
この場合、鍵荷重付与部材30は、弾力性を有する材料であることにより、押鍵された鍵6に連動してハンマー部材7が回転して鍵荷重付与部材30に当接した際に、ハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に弾力的に食い込むことにより、その食込み量に応じて鍵荷重付与部材30が鍵6に鍵荷重を付与することができる。
また、この鍵荷重付与部材30は、その厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなっていることにより、高音域のハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に当接するタイミングが、低音域のハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に当接するタイミングよりも遅くなり、このため鍵荷重付与部材30に対する高音域のハンマー部材7の食込み量が、低音域のハンマー部材7の食込み量よりも小さくなるので、高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができる。
すなわち、この鍵荷重付与部材30は、ハンマー部材7が当接した際に、鍵荷重付与部材30に対する高音域のハンマー部材7の食込み量が、低音域のハンマー部材7の食込み量よりも小さくなることにより、高音域に位置する鍵荷重付与部材30の変形量を、低音域に位置する鍵荷重付与部材30の変形量よりも小さくすることができ、これにより高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができる。
この場合、鍵荷重付与部材30は、ハンマー部材7が当接する面側から順に、消音層30a、耐衝撃層30b、ベース層30cの3層構造で形成されていることより、ハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に当接した際に、消音層30aによってハンマー部材7の当接による衝撃を緩衝することができると共に、ハンマー部材7の当接による衝撃音を消音することができ、耐衝撃層30bによってハンマー部材7の当接による衝撃を低反発で受け止めることができ、ベース層30cによって耐衝撃層30bの弾性変形を弾力的に吸収することができる。
すなわち、消音層30aは、フェルトなどの弾性変形し易い弾性材料であることにより、ハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に当接した際に、消音層30aが弾性変形するため、ハンマー部材7の当接による衝撃を緩衝することができると共に、ハンマー部材7の当接による衝撃音を消音することができる。
また、耐衝撃層30bは、衝撃力に強い低反発材料、例えば振動を抑える制振ゴムなどであることにより、ハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に当接して消音層30aを弾性変形させた際に、耐衝撃層30bに消音層30aが押し当てられることにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を低反発で良好に受け止めることができる。
さらに、ベース層30cは、耐衝撃層30bよりも少し柔らかい低反発材料、例えばゴムスポンジ(発砲ゴム)などであることにより、ハンマー部材7が鍵荷重付与部材30に当接して消音層30aを耐衝撃層30bに押し当て、その衝撃を耐衝撃層30bが低反発で受け止めた際に、耐衝撃層30bの弾性変形を弾力的に吸収することができる。
この場合、鍵荷重付与部材30は、消音層30aの厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚く、耐衝撃層30bとベース層30cとの厚みが高音域から低音域に亘って同じであり、これら全体の厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚くなっているので、高音域の変形量を低音域の変形量よりも小さくすることができ、これにより高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができるので、より一層、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる。
(第1変形例)
次に、図5を参照して、この鍵盤装置2の鍵荷重付与部材35の第1変形例について説明する。なお、図1〜図4に示された実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この鍵荷重付与部材35は、図5に示すように、その全体の厚みが高音域から低音域に亘って同じ厚みで、ハンマー部材7が当接した際に変形する変形量が高音域から低音域に向かうに従って次第に大きくなるようになっている。
すなわち、この鍵荷重付与部材35は、図5に示すように、上述した実施形態と同様、ハンマー部材7が当接する面側から順に、消音層35a、耐衝撃層35b、ベース層35cを積層した3層構造になっている。この場合、消音層35aは、フェルトなどの弾性変形し易い弾性材料である。この消音層35aは、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が当接した際に、弾性変形することにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を緩衝すると共に、ハンマー部材7の当接による衝撃音を消音するようになっている。
耐衝撃層35bは、図5に示すように、上述した実施形態と同様、例えば振動を抑える制振ゴムなどの衝撃力に強い低反発材料である。この耐衝撃層35bは、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が消音層35aを弾性変形させた際に、消音層35aが押し当てられることにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を低反発で受け止めるようになっている。
ベース層35cは、図5に示すように、上述した実施形態と同様、例えばゴムスポンジ(発砲ゴム)などの耐衝撃層35bよりも少し柔らかい低反発材料である。このベース層35cは、鍵6の押鍵操作によってハンマー部材7が消音層35aを耐衝撃層35bに押し当て、その衝撃を耐衝撃層35bで受け止めた際に、耐衝撃層35bの弾性変形を弾力的に吸収するようになっている。
この場合、消音層35aは、図5に示すように、その厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなっている。耐衝撃層35bは、その厚みが薄く、鍵6の高音域から鍵6の低音域に亘って同じ厚みで設けられている。ベース層35cは、その厚みが耐衝撃層35bよりも厚く、鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に薄くなっている。
これにより、鍵荷重付与部材35は、図5に示すように、その全体の厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に亘って同じ厚みになっている。このため、この鍵荷重付与部材35は、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が当接する際に、高音域のハンマー部材7と低音域のハンマー部材7とが同じタイミングで当接するが、高音域と低音域とで変形量が異なるようになっている。
すなわち、この鍵荷重付与部材35は、図5に示すように、消音層35aの厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚く、かつ耐衝撃層35bの厚みが高音域から低音域に亘って同じ厚みで、ベース層35cの厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に薄くなっているから、高音域のハンマー部材7が当接した際に、消音層35aの変形量が小さく、鍵荷重が軽くなり、また低音域のハンマー部材7が当接した際に、消音層35aの変形量が大きく、鍵荷重が重くなるようになっている。
つまり、この鍵荷重付与部材35は、図5に示すように、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が消音層35a、耐衝撃層35b、ベース層35cに食い込んで、これら消音層35a、耐衝撃層35b、ベース層35cを変形させる際に、高音域に位置するハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材35の変形量が、低音域に位置するハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材35の変形量よりも小さいため、高音域の鍵荷重が低音域の鍵荷重よりも軽くなるようになっている。
このような鍵盤装置2では、鍵荷重付与部材35の厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に亘って同じ厚みで、ハンマー部材7が当接した際の弾性変形量が鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に大きくなっていることにより、ハンマー部材7が当接した際に、鍵6に付与される鍵荷重を鍵6の高音域と鍵6の低音域とで異ならせることができるので、上述した実施形態と同様、構造が簡単で、低コスト化を図り、かつアコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる。
すなわち、この鍵盤装置2では、押鍵された鍵6に連動してハンマー部材7が回転して鍵荷重付与部材35に当接する際に、高音域のハンマー部材7と低音域のハンマー部材7とを同じタイミングで当接させることができると共に、鍵荷重付与部材35に対するハンマー部材7の当接位置によって鍵6に付与される鍵荷重を高音域と低音域とで異ならせることができ、これにより上述した実施形態と同様、装置全体の構造が極めて簡単になり、製造コストの低価格化を図ることができると共に、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる。
この場合、鍵荷重付与部材35は、消音層35aの厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚く、かつ耐衝撃層35bの厚みが高音域から低音域に亘って同じ厚みで、ベース層30cの厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に薄くなっているから、高音域の変形量を低音域の変形量よりも小さくすることができ、これにより高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができるので、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感が得られる。
すなわち、この鍵荷重付与部材35は、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が消音層35a、耐衝撃層35b、ベース層35cに食い込んで、これら消音層35a、耐衝撃層35b、ベース層35cを変形させる際に、高音域に位置するハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材35の変形量を、低音域に位置するハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材35の変形量よりも小さくすることができるので、高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができる。
(第2変形例)
次に、図6(a)および図6(b)を参照して、この鍵盤装置2の鍵荷重付与部材40の第2変形例について説明する。この場合にも、図1〜図4に示された実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この鍵荷重付与部材40は、図6(a)および図6(b)に示すように、ゲルまたは粘性を有する流動体を用いたものである。
すなわち、この鍵荷重付与部材40は、図6(a)および図6(b)に示すように、ゲルまたは粘性を有する流動体を真空パックした流動層40aと、ベース層40bとを積層した2層構造になっている。この場合、流動層40aは、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が当接した際に、その当接した箇所のゲルまたは流動体が流動して流動層40aが変形することにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を緩衝すると共に、ハンマー部材7の当接による衝撃音を消音するようになっている。
ベース層40bは、図6(a)および図6(b)に示すように、上述した実施形態のベース層30cと同様、例えばゴムスポンジ(発砲ゴム)などの少し柔らかい低反発材料である。このベース層40bは、鍵6の押鍵操作によってハンマー部材7が流動層40aに当接して流動層40aを変形させた際に、流動層40aがハンマー部材7によってベース層40bに押し当てられて、ベース層40bが弾性変形することにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を弾力的に吸収するようになっている。
ところで、流動層40aは、図6(a)および図6(b)に示すように、その厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなるようになっている。ベース層40bは、その厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に亘って同じ厚みで設けられている。
これにより、鍵荷重付与部材40は、図6(a)および図6(b)に示すように、その全体の厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなるように設けられている。このため、この鍵荷重付与部材40は、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が当接した際に、高音域と低音域とで変形量が異なるようになっている。
すなわち、この鍵荷重付与部材40は、図6(a)および図6(b)に示すように、流動層40aの厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚く、ベース層40bの厚みが高音域から低音域に亘って同じであるから、高音域のハンマー部材7が当接した際に、流動層40aの変形量が小さく、鍵荷重が軽くなり、また低音域のハンマー部材7が当接した際に、流動層40aの変形量が大きく、鍵荷重が重くなるようになっている。
この場合、鍵荷重付与部材40は、図6(a)および図6(b)に示すように、その全体の厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に従って次第に厚くなるように設けられていることにより、高音域のハンマー部材7が流動層40aに当接するタイミングが、低音域のハンマー部材7が流動層40aに当接するタイミングよりも遅くなるようになっている。
このため、この鍵荷重付与部材40は、図6(a)および図6(b)に示すように、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が流動層40aとベース層40bとに食い込んで、これら流動層40aとベース層40bとを変形させる際に、高音域に位置するハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材40の変形量が、低音域に位置するハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材40の変形量よりも小さいため、高音域の鍵荷重が低音域の鍵荷重よりも軽くなるようになっている。
このような鍵盤装置2では、鍵荷重付与部材40の厚みが鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に厚くなるように設けられていることにより、ハンマー部材7が当接した際に、鍵6に付与される鍵荷重を鍵6の高音域と鍵6の低音域とで異ならせることができるので、上述した実施形態と同様、構造が簡単で、低コスト化を図り、かつアコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる。
すなわち、この鍵盤楽器の鍵盤装置2では、押鍵された鍵6に連動してハンマー部材7が回転して鍵荷重付与部材40に当接する際に、高音域のハンマー部材7が鍵荷重付与部材40に当接するタイミングが、低音域のハンマー部材7が鍵荷重付与部材40に当接するタイミングよりも遅くなり、このため鍵荷重付与部材40に対する高音域のハンマー部材7の食込み量が、低音域のハンマー部材7の食込み量よりも小さくなるので、高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができる。
すなわち、この鍵荷重付与部材40は、ハンマー部材7が当接した際に、鍵荷重付与部材40に対する高音域のハンマー部材7の食込み量が、低音域のハンマー部材7の食込み量よりも小さくなることにより、高音域に位置する鍵荷重付与部材40の変形量を、低音域に位置する鍵荷重付与部材40の変形量よりも小さくすることができ、これにより高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができる。
この場合、鍵荷重付与部材40は、ハンマー部材7が当接する面側から順に、流動層40aとベース層40bとの2層構造であることより、ハンマー部材7が鍵荷重付与部材40に当接した際に、流動層40aによってハンマー部材7の当接による衝撃を緩衝することができると共に、ハンマー部材7の当接による衝撃音を消音することができ、ベース層40bの弾力によってハンマー部材7の当接による衝撃を吸収することができる。
すなわち、流動層40aは、ゲルまたは粘性を有する流動体を真空パックしたものであることにより、ハンマー部材7が当接した際に、その当接した箇所のゲルまたは流動体が流動して流動層40aが変形することにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を緩衝することができると共に、ハンマー部材7の当接による衝撃音を消音することができる。
また、ベース層40bは、少し柔らかい低反発材料、例えばゴムスポンジ(発砲ゴム)などであることにより、ハンマー部材7が鍵荷重付与部材40に当接し、流動層40aが変形してベース層40bに押し当てられた際に、ベース層40bが弾性変形することにより、ハンマー部材7の当接による衝撃を弾力的に吸収することができる。
これにより、この鍵荷重付与部材40は、流動層40aの厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚く、ベース層40bの厚みが高音域から低音域に亘って同じであり、これら全体の厚みが高音域から低音域に向かって次第に厚く設けられているので、高音域の変形量を低音域の変形量よりも小さくすることができ、これにより高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができるので、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似する鍵タッチ感を得ることができる。
すなわち、この鍵荷重付与部材40は、鍵6が押鍵操作されてハンマー部材7が流動層40aとベース層40bとに食い込んで、これら流動層40aとベース層40bとを変形させる際に、高音域に位置するハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材40の変形量を、低音域に位置するハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材40の変形量よりも小さくすることができるので、高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも軽くすることができる。
(第3変形例)
次に、図7を参照して、この鍵盤装置2の鍵荷重付与部材41の第3変形例について説明する。この場合には、図6(a)および図6(b)に示された第2変形例と同一部分に同一符号を付して説明する。
この鍵荷重付与部材41は、図7に示すように、ハンマー部材7が当接する流動層40aの下面にガイド部41aを設けたものであり、これ以外は第2変形例と同じになっている。
すなわち、ガイド部41aは、図7に示すように、複数のハンマー部材7の各両側部にそれぞれ対応する流動層40aの下面にその下側に向けて突出して設けられている。これにより、ガイド部41aは、ハンマー部材7が流動層40aの下面に当接する際に、ハンマー部材7の両側部をガイドしてハンマー部材7の横振れを防いで、ハンマー部材7を流動層40aの下面における所定箇所に当接させるようになっている。
このような鍵盤装置2では、第2変形例と同様の作用効果があるほか、ハンマー部材7が流動層40aの下面に当接する際に、ハンマー部材7が当接する流動層40aの下面に設けられたガイド部41aによって、ハンマー部材7をガイドしてハンマー部材7の横振れを防ぐことができるので、高音域のハンマー部材7の食込みによる変形量を、低音域のハンマー部材7の食込みによる変形量よりも精度良く小さくすることができるので、高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも精度良くかつ良好に軽くすることができる。
(第4変形例)
次に、図8を参照して、この鍵盤装置2の鍵荷重付与部材42の第4変形例について説明する。この場合には、図7に示された第3変形例と同一部分に同一符号を付して説明する。
この鍵荷重付与部材42は、図8に示すように、ハンマー部材7が当接する流動層40aの内部に仕切部42aを設けたものであり、これ以外は第3変形例と同じになっている。
すなわち、仕切部42aは、図8に示すように、ハンマー部材7が当接する流動層40aの内部に各ハンマー部材7の両側、つまり流動層40aの下面に設けられた各ガイド部41aの両側部にそれぞれ対応して設けられている。これにより、流動層40aは、その内部が仕切部42aによって各ハンマー部材7ごとに仕切られている。
このため、この鍵荷重付与部材42は、図8に示すように、ハンマー部材7が流動層40aに当接した際に、流動層40a内のゲルまたは流動体が隣接するハンマー部材7に対応する箇所に流動することがなく、仕切部42aで仕切られた領域内でゲルまたは流動体が流動することにより、流動層40aを変形させてベース層40bに押し当て、ベース層40bを弾性変形させるようになっている。
このような鍵荷重付与部材42では、第3変形例と同様の作用効果があるほか、ハンマー部材7が当接する流動層40aの内部に仕切部42aを各ハンマー部材7の両側に対応させて設けているから、ハンマー部材7が流動層40aに当接した際に、流動層40a内のゲルまたは流動体が隣接するハンマー部材7に対応する箇所に流動することがなく、仕切部42aで仕切られた領域内でゲルまたは流動体を流動させて流動層40aを変形させることができる。
このため、この鍵荷重付与部材42では、仕切部42aで仕切られた領域内でゲルまたは流動体が流動することにより、この流動層40aを確実に変形させてベース層40bに押し当てることができ、これによりベース層40bを良好に弾性変形させることができるので、高音域のハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材42の変形量を、低音域のハンマー部材7の食込みによる鍵荷重付与部材42の変形量よりも精度良く小さくすることができるので、高音域の鍵荷重を低音域の鍵荷重よりも精度良くかつ良好に軽くすることができる。
なお、上述した第2変形例〜第4変形例では、鍵荷重付与部材40〜42の流動層40aの厚みを高音域から低音域に向かって次第に厚く、ベース層40bの厚みを高音域から低音域に亘って同じで、これら全体の厚みを高音域から低音域に向かって次第に厚くした場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば、第1変形例のように、全体の厚みを高音域から低音域に亘って同じ厚みで設けても良い。
この場合には、流動層40aの厚みを高音域から低音域に向かって次第に厚く、ベース層40bの厚みを高音域から低音域に向かって次第に薄く設け、これら全体の厚みを高音域から低音域に亘って同じ厚みになるように設けていることにより、ハンマー部材7が当接した際に変形する変形量を鍵6の高音域から鍵6の低音域に向かうに従って次第に大きくなるように設けても良い。
以上、この発明の一実施形態およびその各変形例について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、押鍵された鍵に連動して回転することにより、前記鍵にアクション荷重を付与するハンマー部材と、前記ハンマー部材が回転した際に、前記ハンマー部材が当接して前記鍵に鍵荷重を付与する鍵荷重付与部材と、を備え、前記鍵荷重付与部材は、前記ハンマー部材が当接した際に前記鍵に付与される前記鍵荷重が前記鍵の高音域と前記鍵の低音域とで異なることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、弾力性を有する材料を含むことを特徴とする鍵盤装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、その厚みが前記鍵の高音域から前記鍵の低音域に向かうに従って次第に厚く形成されていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、前記ハンマー部材が当接した際に変形する変形量が前記鍵の高音域から前記鍵の低音域に向かうに従って次第に大きいことを特徴とする鍵盤装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、前記ハンマー部材が当接する面側から順に、消音層、耐衝撃層、ベース層の3層構造を有することを特徴とする鍵盤装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、ゲルまたは粘性を有する流動体を含むことを特徴とする鍵盤装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の鍵盤装置を備えていることを特徴とする鍵盤楽器である。
1 楽器ケース
2 鍵盤装置
5 鍵盤シャーシ
6 鍵
7 ハンマー部材
30、35、40、41、42 鍵荷重付与部材
30a、35a 消音層
30b、35b 耐衝撃層
30c、35c ベース層
40a 流動層
40b ベース層
41a ガイド部
42a 仕切部

Claims (8)

  1. 複数の鍵それぞれに対応するようにして複数設けられ、押鍵された鍵に連動して動くことにより、押鍵された鍵にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材と、
    前記複数のハンマー部材がそれぞれ動いた際に、各ハンマー部材が当接することで押鍵された鍵に鍵荷重を付与する鍵荷重付与部材と、
    を備え、
    前記鍵荷重付与部材は、低音域の鍵に対応する第1ハンマー部材が当接する第1部分と、高音域の鍵に対応する第2ハンマー部材が当接する第2部分とで厚みが異なり、かつ、押鍵に応じて前記第1ハンマー部材が前記第1部分に当接するタイミングよりも押鍵に応じて前記第2ハンマー部材が前記第2部分に当接するタイミングの方が遅くなるように設けられている、鍵盤装置。
  2. 請求項1に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、材質の異なる複数の部材が、前記ハンマー部材が当接した際に変形する方向に積層されるとともに、前記材質の異なる複数の部材のうちの少なくとも前記ハンマー部材が当接する表面部分の第1部材は、低音域の鍵に対応するハンマー部材が当接する部分と、高音域の鍵に対応するハンマー部材が当接する部分とで、厚み、弾性の度合い、粘性の度合いのうちの少なくとも1つが異なる、鍵盤装置。
  3. 請求項1または2に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、前記複数の鍵の配列方向に沿って、厚み、弾性の度合い、粘性の度合いのうちの少なくとも1つが連続して変化している、鍵盤装置。
  4. 請求項3に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、高音域から低音域に向かうに従って次第に厚みが大きくなっている、鍵盤装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、材質の異なる複数の部材が、前記ハンマー部材が当接した際に変形する方向に積層されており、前記ハンマー部材の当接による衝撃音を消音するための部材からなる消音層と、前記ハンマー部材の当接による衝撃を受け止めるための部材からなる耐衝撃層と、前記ハンマー部材の当接による力を弾力的に吸収するための部材からなるベース層のうちの少なくとも2つを含み、前記耐衝撃層は、衝撃力に強い部材であり、前記ベース層は、前記耐衝撃層よりも柔らかくて厚い部材であり、前記耐衝撃層が前記ハンマー部材の当接による衝撃を受け止めた際の前記耐衝撃層の弾性変形を前記ベース層が弾力的に吸収する鍵盤装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鍵盤装置において、前記鍵荷重付与部材は、ゲルまたは粘性を有する流動体を含む鍵盤装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鍵盤装置において、前記ハンマー部材は、押鍵された鍵に連動して回転することにより、押鍵された鍵にアクション荷重を付与し、前記鍵荷重付与部材は、前記複数のハンマー部材がそれぞれ回転した際に、各ハンマー部材が当接することで前記複数の鍵それぞれに鍵荷重を付与する、鍵盤装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鍵盤装置を備えている、鍵盤楽器。
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