JP4140194B2 - 鍵盤装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子ピアノなどの電子鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子ピアノなどの電子鍵盤楽器においては、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感を得るために、鍵の下方に錘を有するハンマーアームを上下方向に回動可能に設け、鍵の押鍵操作に伴ってハンマーアームがその錘の重量に抗して回動することにより、鍵に所定のアクション荷重を付与するよにしたものがある。
【0003】
このような電子鍵盤楽器は、従来、鍵盤シャーシ上に複数の鍵を上下方向に回動可能に取り付け、これら複数の鍵の下方に位置する個所の鍵盤シャーシにハンマーアームをそれぞれ上下方向に回動可能に取り付け、この状態で各ハンマーアームがその錘の重量によって初期位置(下限位置)に向けて回動し、各ハンマーアームの一端部が各鍵の下面を押し上げることにより、各鍵を上方に付勢するように構成されている。この場合、鍵盤シャーシには、鍵が押鍵されないときにハンマーアームを所定の下限位置に規制する下限ストッパと、鍵が押鍵されたときにハンマーアームを所定の上限位置に規制する上限ストッパとが設けられている。これら下限ストッパと上限ストッパは、それぞれフェルトなどの緩衝材からなり、ハンマーアームの錘側の端部がそれぞれ当接したときに、その衝撃などを吸収するように構成されている。
【0004】
このような電子鍵盤楽器では、通常の演奏法で鍵を押鍵すると、ハンマーアームがその錘の重量に抗して回動し、鍵が最も深く押し込まれると、ハンマーアームの錘側の端部が上限ストッパの緩衝材に当接し、この緩衝材によってハンマーアームの衝撃や振動が吸収されて所定の上限位置に位置規制されるので、ハンマーアームの衝撃や振動の影響を受けずに演奏を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電子鍵盤楽器では、鍵を押鍵したときにハンマーアームの衝撃を上限ストッパの緩衝材が吸収するため、同じ鍵を繰り返し押鍵操作する連打演奏法のときに、ハンマーアームの戻り動作が遅くなり、これにより高速での連打性に支障が生じるという問題がある。
特に、このような電子鍵盤楽器では、低音域側のハンマーアームの重量を高音域側のハンマーアームの重量よりも重くして、低音域側の鍵タッチ感を高音域側の鍵タッチ感よりも重くすると、低音域側での連打性が非常に悪くなるという問題がある。
【0006】
この発明の課題は、ハンマーアームによる衝撃や振動を吸収し、かつ連打性の向上を図るようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設けられた複数の鍵と、これら複数の鍵の下側にそれぞれ対応して設けられ前記鍵の押鍵動作に伴って上下方向に回動変位して該鍵にアクション荷重を付与するハンマーアームと、押鍵時に前記ハンマーアームの上限位置を規制する上限ストッパとを備えた鍵盤装置において、
前記上限ストッパは、前記鍵盤シャーシに設けられ前記ハンマーアームの当接力に応じて弾性変形する弾性部と、この弾性部に設けられ前記ハンマーアームの衝撃を緩和する緩衝材とからなり、
前記弾性部は、前記緩衝材が設けられる取付部と、この取付部を前記鍵盤シャーシに連結する薄肉部とからなり、この薄肉部を介して前記取付部が前記鍵盤シャーシに一体に形成されていることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、ハンマーアームの当接力に応じて弾性部が弾性変形するので、鍵を弱い力または中程度の力で押鍵操作したときには、ハンマーアームが回動して上限ストッパに当接しても、弾性部はほとんど弾性変形せずに、緩衝材がハンマーアームの衝撃や振動を吸収し、また強い力で押鍵したときには、ハンマーアームが回動して上限ストッパに当接すると、緩衝材がハンマーアームの衝撃や振動を吸収しながら弾性部が弾性変形するため、ハンマーアームの衝撃や振動を確実に吸収することができるほか、特に弾性部がその弾性変形に応じた反発力をハンマーアームに付与するので、ハンマーアームをすばやく復帰させることができ、これにより同じ鍵を高速で繰り返し押鍵することができるので、連打性の向上を図ることができる。
【0009】
さらに、この発明によれば、前記弾性部は、前記緩衝材が設けられる取付部と、この取付部を前記鍵盤シャーシに連結する屈曲可能な薄肉部とからなり、この薄肉部を介して前記取付部が前記鍵盤シャーシに一体に形成されていることにより、構造が簡単で、部品点数が増大せず、組立て作業も煩雑にならず、容易に製作することができる。特に、請求項2に記載のごとく、前記薄肉部の肉厚は、前記複数の鍵の低音域側が高音域側よりも厚く形成されていることにより、低音域側の薄肉部の弾性係数を高音域側の薄肉部の弾性係数よりも大きくすることでき、このため低音域側の鍵の長さが高音域側の鍵よりも長くても、また低音域側のハンマーアームの重量が高音域側のハンマーアームよりも重くても、音域全体にわたってほぼ均一な連打性を確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して、この発明の鍵盤装置の一実施形態について説明する。
この鍵盤装置は、図1および図2に示すように、楽器ケース内に組み込まれる合成樹脂製の鍵盤シャーシ1と、この鍵盤シャーシ1上に上下方向に回動可能に取り付けられた合成樹脂製の複数の鍵2と、これら複数の鍵2の押鍵動作に伴ってそれぞれ上下方向に回動変位して各鍵2にアクション荷重を付与するハンマーアーム3と、各鍵2の押鍵動作に応じてそれぞれスイッチ動作してオン信号を出力するスイッチ部材4とを備えている。
【0011】
複数の鍵2は、図1および図2に示すように、白鍵2aと黒鍵2bとからなり、これらが鍵盤シャーシ1上に並列に配置されている。この場合、黒鍵2bは、白鍵2aの長さよりも短く、かつ白鍵2aの高さよりも高く形成されており、これ以外は白鍵2aとほぼ同じ構造になっている。このため、以下の説明では白鍵2aを鍵2として述べる。これら複数の鍵2は、図2に示すように、それぞれ後端部(同図では左端部)が鍵盤シャーシ1の後端部(同図では左端部)上に設けられた鍵支持部5に軸6により回動自在に取り付けられ、この軸6を中心に上下方向に回動し、各鍵2のほぼ中間部に形成された中空状のスイッチ押圧部7がスイッチ部材4を押圧するように構成されている。
【0012】
この場合、各鍵2は、後述するハンマーアーム3によって上方に付勢され、これにより通常は図2に示すように、各鍵2の前端部(同図では右端部)に垂設されたL字状のストッパ片8が鍵盤シャーシ1の前端部の下面に設けられたフェルトなどからなる鍵用の上限ストッパ9に当接することにより、所定の初期位置(上限位置)に位置規制されている。また、各鍵2は、押鍵時に軸6を中心に図2において時計回りに回動して、図3に示すようにL字状のストッパ片8が鍵盤シャーシ1の前端部の下部に設けられたフェルトなどからなる鍵用の下限ストッパ10に当接することにより、所定の下限位置に位置規制されている。なお、各鍵2は、鍵盤シャーシ1の前端部上に設けられた鍵ガイド11によってそれぞれ横振れしないようにガイドされている。
【0013】
一方、各ハンマーアーム3は、それぞれ図2に示すように、合成樹脂製のアーム本体12と、このアーム本体12の後端部12a側(同図では左下端部側)に取り付けられた錘13と、アーム本体12の前端部12b(同図では右上端部)に設けられたハンマー当接部14とを備えている。このハンマーアーム3は、アーム本体12の後端部12a側が錘13と共に鍵盤シャーシ1の開口部1aを通して鍵支持部5の下方に各鍵2と対応した状態で配置され、アーム本体12のほぼ中間部が鍵盤シャーシ1のほぼ中間部に設けられたハンマー支持部15に軸16によって上下方向に回動自在に支持され、この状態でアーム本体12の前端部12b側のハンマー当接部14が鍵2の下面に当接して摺動するように構成されている。
【0014】
この場合、ハンマーアーム3は、図2に示すように、通常は錘13の重量によってアーム本体12が同図において反時計回りに付勢され、アーム本体12の後端部12aの下面が鍵盤シャーシ1の後端部の側壁リブ17の下端に設けられたフェルトなどの下限ストッパ18に当接して、所定の初期位置(下限位置)に位置規制され、これによりハンマー当接部14が鍵2を上方に押し上げている。また、このハンマーアーム3は、錘13の重量に抗して鍵2が押鍵された際に、アーム本体12が図2において時計回りに回動して、図3に示すように、アーム本体12の後端部12aの上面が鍵盤シャーシ1の後端部に設けられた上限ストッパ19に当接し、これにより所定の上限位置に位置規制されている。
【0015】
ところで、この上限ストッパ19は、図2および図3に示すように、鍵盤シャーシ1の後端部(図2では左端部)に各鍵2に対応して設けられた弾性部20と、これら弾性部20の下面に設けられた緩衝材21とからなっている。この緩衝材21は、図3に示すように、各ハンマーアーム3の後端部12aが当接したときに、その衝撃や振動を吸収し緩和するフェルトなどからなり、図1に示すように、各弾性部20の下面に連続して設けられている。一方、各弾性部20は、押鍵時にハンマーアーム3の当接力に応じて弾性変形する屈曲可能な薄肉部22と、緩衝材21が取り付けられる取付部23とからなり、薄肉部22が各鍵2の後方で各ハンマーアーム3の後端部12aに対応する位置に、鍵盤シャーシ1の後端部から後方に向けて延出され、この薄肉部22の後端部に取付部23が形成され、これにより取付部23が薄肉部22を介して鍵盤シャーシ1に一体に成形されている。
【0016】
すなわち、各弾性部20は、鍵2を弱い力または中程度の力で押鍵したときに、ハンマーアーム3が回動し、その後端部12aが緩衝材21に当接しても、図3に実線で示すように、薄肉部22はほとんど弾性変形しないが、鍵2が強い力で押鍵されたときに、ハンマーアーム3の後端部12aが緩衝材21に当接すると、図3に2点鎖線で示すように、薄肉部22が上方に向けて弾性変形するように構成されている。また、これら弾性部20の各薄肉部22は、図4および図5に示すように、その肉厚が複数の鍵2の低音域側と高音域側とで異なり、これにより低音域側と高音域側とで薄肉部22の弾性係数が異なっている。つまり、この鍵盤装置では、低音域側のハンマーアーム3の錘13を高音域側のハンマーアーム3の錘13よりも重くして、低音域側の鍵タッチが高音域側の鍵タッチ感よりも重くなっており、これに応じて低音域側の薄肉部22の肉厚t1が高音域側の薄肉部22の肉厚t2よりも厚く形成されている。
【0017】
なお、スイッチ部材4は、図2に示すように、ゴムシート24とスイッチ基板25とからなり、鍵盤シャーシ1のほぼ中間部分における下面に配置されている。ゴムシート24は、鍵2の配列方向に連続する帯状に形成され、各鍵2のスイッチ押圧部7に対応する個所に弾性変形可能なドーム状の膨出部26が形成され、これら膨出部26が鍵盤シャーシ1の各貫通孔1b内に下側から挿入されて上方に突出している。スイッチ基板25は、ゴムシート24を介して鍵盤シャーシ1の下面に取り付けられている。これにより、スイッチ部材4は、押鍵動作に応じてゴムシート24の膨出部26がスイッチ押圧部7により押圧されたときに、図3に示すように、膨出部26が弾性変形してその内部に設けられた可動接点がスイッチ基板25に設けられた固定接点に接触し、これによりオン信号を出力するように構成されている。
【0018】
このような鍵盤装置では、ハンマーアーム3の錘13の重量に抗して鍵2が押鍵されると、その鍵2が鍵支持部5の軸6を中心に図2において時計回りに回動し、これに伴ってハンマー当接部14が鍵2の下面に当接して摺動しながら押し下げられ、これによりハンマーアーム3がハンマー支持部15の軸16を中心に図2において時計回りに回動する。このときには、鍵2にハンマーアーム3の錘13の重量に応じたアクション荷重が付与されるので、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感を得ることができる。そして、鍵2が更に回動すると、図3に示すように、鍵2のスイッチ押圧部7がスイッチ部材4のゴムシート24の膨出部26を押圧して弾性変形させ、これによりスイッチ部材4がスイッチ動作してオン信号を出力し、押鍵された鍵2に応じた楽音を発生させると共に、ハンマーアーム3の後端部12aが上限ストッパ19に当接してハンマーアーム3が所定の上限位置に規制される。
【0019】
この場合、鍵2を弱い力または中程度の力で押鍵操作したときには、これに伴ってハンマーアーム3が回動し、このハンマーアーム3の後端部12aが上限ストッパ19に当接しても、図3に実線で示すように、弾性部20の薄肉部22はほとんど弾性変形せず、緩衝材21がハンマーアーム3の衝撃や振動を吸収する。このため、ハンマーアーム3の衝撃や振動の影響を受けずに良好に演奏ができる。
また、鍵2を強い力で押鍵操作したときには、これに伴ってハンマーアーム3が回動し、このハンマーアーム3の後端部12aが上限ストッパ19に当接すると、図3に2点鎖線で示すように、緩衝材21がハンマーアーム3の衝撃や振動を吸収しながら弾性部20の薄肉部22が上方に向けて弾性変形する。このため、鍵2を強打しても、ハンマーアーム3の衝撃や振動の影響を受けずに良好に演奏ができるほか、特に、薄肉部22がその弾性変形に応じた反発力をハンマーアーム3に付与するので、ハンマーアーム3をすばやく復帰させることができる。これにより、同じ鍵2を繰り返し押鍵することができると共に、連打演奏を高速で行うことができる。
【0020】
さらに、この鍵盤装置では、弾性部20が、ハンマーアーム3の当接力に応じて弾性変形する屈曲可能な薄肉部22と、緩衝材21を取り付けるための取付部23とからなり、これらが鍵盤シャーシ1に一体に形成されているので、構造が簡単で、部品点数が増大せず、組立て作業も煩雑にならず、容易に製作することができる。特に、薄肉部22は、図4および図5に示すように、鍵2の低音域側の肉厚t1が高音域側の肉厚t2よりも厚く形成されているので、低音域側の薄肉部22の弾性係数を高音域側の薄肉部の弾性係数よりも大きくすることでき、このため低音域側の鍵2が高音域側の鍵2よりも長くても、また低音域側のハンマーアーム3の重量が高音域側のハンマーアーム3よりも重くても、音域全体にわたってほぼ均一な連打性を確保することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、鍵盤シャーシに設けられてハンマーアームの当接力に応じて弾性変形する弾性部と、この弾性部に設けられてハンマーアームの衝撃を緩和する緩衝材とで上限ストッパが構成されているので、鍵を弱い力または中程度の力で押鍵したときに、ハンマーアームが回動して上限ストッパに当接しても、弾性部はほとんど弾性変形せずに、緩衝材がハンマーアームの衝撃や振動を吸収し、また強い力で押鍵したときに、ハンマーアームが回動して上限ストッパに当接すると、緩衝材がハンマーアームの衝撃や振動を吸収しながら弾性部が弾性変形するため、ハンマーアームの衝撃や振動を確実に吸収することができるほか、特に弾性部がその弾性変形に応じた反発力をハンマーアームに付与するので、ハンマーアームをすばやく復帰させることができ、これにより同じ鍵を高速で繰り返し押鍵することができるので、連打性の向上を図ることができる。
【0022】
さらに、この発明によれば、弾性部は、緩衝材が設けられる取付部と、この取付部を鍵盤シャーシに連結する屈曲可能な薄肉部とからなり、この薄肉部を介して取付部が鍵盤シャーシに一体に形成されていることにより、構造が簡単で、部品点数が増大せず、組立て作業も煩雑にならず、容易に製作することができる。
特に、薄肉部の肉厚は、複数の鍵の低音域側が高音域側よりも厚く形成されていることにより、低音域側の薄肉部の弾性係数を高音域側の薄肉部の弾性係数よりも大きくすることでき、このため低音域側の鍵の長さが高音域側の鍵よりも長くても、また低音域側のハンマーアームの重量が高音域側のハンマーアームよりも重くても、音域全体にわたってほぼ均一な連打性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の鍵盤装置の一実施形態を示した要部の平面図。
【図2】図1のA−A矢視における断面図。
【図3】図2の鍵を押鍵してハンマーアームが上限ストッパに当接した状態を示した断面図。
【図4】図1の鍵盤装置において低音域側の鍵に対応する上限ストッパを示した要部の断面図。
【図5】図1の鍵盤装置において高音域側の鍵に対応する上限ストッパを示した要部の断面図。
【符号の説明】
1 鍵盤シャーシ
2 鍵
3 ハンマーアーム
19 上限ストッパ
20 弾性部
21 緩衝材
22 薄肉部
23 取付部
t1 低音域側の薄肉部の肉厚
t2 高音域側の薄肉部の肉厚
Claims (2)
- 鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設けられた複数の鍵と、これら複数の鍵の下側にそれぞれ対応して設けられ前記鍵の押鍵動作に伴って上下方向に回動変位して該鍵にアクション荷重を付与するハンマーアームと、押鍵時に前記ハンマーアームの上限位置を規制する上限ストッパとを備えた鍵盤装置において、
前記上限ストッパは、前記鍵盤シャーシに設けられ前記ハンマーアームの当接力に応じて弾性変形する弾性部と、この弾性部に設けられ前記ハンマーアームの衝撃を緩和する緩衝材とからなり、
前記弾性部は、前記緩衝材が設けられる取付部と、この取付部を前記鍵盤シャーシに連結する薄肉部とからなり、この薄肉部を介して前記取付部が前記鍵盤シャーシに一体に形成されていることを特徴とする鍵盤装置。 - 前記薄肉部の肉厚は、前記複数の鍵の低音域側が高音域側よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
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