JP3832500B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents

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本発明は、ピアノ等の鍵盤楽器に関する。
電子ピアノ機構と消音機構とを共にアコースティックピアノに搭載した消音ピアノが知られている。この種の消音ピアノによれば、打鍵操作により行う演奏の形態として、アコースティックピアノの打弦機構により打弦動作を行わせる演奏と、打弦動作を行わせず電子音源により楽音を発生する演奏の2形態の中から所望の形態を選択し、演奏を楽しむことができる。なお、この種の消音ピアノは、例えば特許文献1に開示されている。
西独国特許第3707591号
ところで、上述した従来の消音ピアノは、打弦動作による演奏を阻止するための手段として、ハンマーが弦に当たらないようにハンマーシャンクの回動を妨げるためのストッパと、このストッパによる打弦の阻止を行うか否かを切り換えるためのレバーを有しており、レバーは、ピアノ本体前面から突き出していた。演奏者は、このレバーを引いたり、戻したりすることにより、ストッパを移動させ、打弦の阻止を行うか否かを切り換えることができるが、この切り換え操作には少なからぬ力が必要であり、演奏者にとって面倒なものであった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、打弦動作を阻止するか行わせるかを、力の要らない簡単な操作により切り換えることができる鍵盤楽器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この発明は、複数の鍵と、前記各鍵に対応して張設された弦と、対応関係にある前記弦と前記鍵との間に介装され、鍵が押鍵されるに応じてハンマーが弦を打撃する打弦機構と、打弦モードまたは非打弦モードへの切り換えを指示する操作手段と、前記操作手段によって非打弦モードが指示されているとき、前記ハンマーの動きを前記弦の直前で規制し、前記ハンマーによる前記弦への打撃を阻止する消音機構と、前記ハンマーの動きが前記消音機構によって規制される前において前記ハンマーの動きを非接触状態で検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて電子音を発生する電子音源と、を具備する鍵盤楽器を提供する。
かかる発明によれば、操作手段によって非打弦モードが指示されていると、消音機構が駆動されて、ハンマーの動きを弦の直前で規制して前記ハンマーによる前記弦への打撃を阻止する。従って、演奏者は、力の要らない簡単な操作により、ハンマーによる打弦動作を阻止するか行わせるかを切り換えることができる。
以下、本発明に係る鍵盤楽器の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態であるアップライトピアノ(鍵盤楽器)の構成を示す断面図である。この図において201は鍵盤を構成する鍵である。各鍵201は棚板202上に筬中203を支点として上下方向に揺動自在に支持されている。また、各鍵201毎の後端部の上方にはアクション(打弦機構)210がそれぞれ配設されている。
このアクション210は、鍵201の後端部上面に立設されたキャプスタン211と、キャプスタン211により突き上げられるウイペン212の上方に設けられたジャック213と、回動自在に支持されたハンマーシャンク214およびハンマー215等と、を有している。演奏者が鍵201を押圧することにより、ハンマーシャンク214が回動し、ハンマー215が弦204を打撃するものである。
ハンマーシャンク214と弦204との間には、ストッパ(消音機構)30が配設されている。ストッパ30は、後述するように、紙面に垂直方向に延設された回動自在な軸と、その軸に固着されたクッション等とを備えている。軸の一端はモータ(未図示)の回動軸に固着されている。
ストッパ30のクッション(未図示)がハンマーシャンク214に対向する位置において、軸の回動が停止したとする。この場合には、打鍵によりハンマーシャンク214が弦204の方向に回動すると、ハンマーシャンク214はストッパ30のクッションに当接し、ハンマー215が打弦する直前にハンマーシャンク214は停止する。よって、ハンマー215が打弦するのを阻止できるものである。
ストッパ30の軸を回動させるモータは、電動式の駆動手段であり、このモータにはモータ駆動回路235が接続されている。このモータ駆動回路235は、スイッチ220の操作に対応した出力信号をモータに印加し、ストッパ30を所定の位置まで回動させるものである。
スイッチ220は、打弦によりピアノ音を発するモード(以下、打弦モードという)、あるいは、打弦することなく電子音源により発音するモード(以下、非打弦モードという)のいずれかを選択するための操作手段である。スイッチ220から出力された信号は、ピアノ内部に配設された制御手段70に入力されている。
そして、上記各鍵201の下方には打鍵された鍵201およびその打鍵速度を検出するためのキーセンサ230(検出手段)が配設されている。これらのキーセンサ230は非打弦モードに電子音源を用いてピアノ音等を発する際に使用されるものである。キーセンサ230は、フォトインタラプタ等の光センサにより構成されている。
なお、例えば、鍵201の下部にシャッタを設け、そのシャッタ表面に鍵201のストローク方向に沿って4種類のパターンを記録する。そして、打鍵時にそれぞれのシャッタが光センサを通過する時刻を検出することにより、打鍵速度および打弦時刻を推定するものでもよい。また、例えば、4種類のパターンを用いたシャッタのかわりに、明度が連続的に変化するグレイスケールを用い、その透過光量を検出してもよい。この場合、打鍵速度および打弦時刻を高精度に検出することが可能となる。なお、キーセンサ230に光センサを用いるかわりに電気接点を備えたスイッチを使用しても差し支えない。
ピアノの下部には3個のペダル240が配設されている。図1では、ラウドペダルが図示されている。各ペダル240は、シャフト241を介して弦204の近傍に配設されたダンパー(共鳴音発生手段)205等に接続されている。そして、各ペダル240の近傍にはペダルセンサ242が設けられている。このペダルセンサ242は各ペダル240の位置を検出して、所定の信号を出力するものである。
スイッチ220、キーセンサ230、ペダルセンサ242のそれぞれから出力された信号は制御手段70に入力されている。制御手段70は、打弦モードあるいは非打弦モードのいずれかに対応した処理を行うものである。すなわち、打弦モード時には、制御手段70はストッパ30を所定位置に回動させ、ハンマーシャンク214が回動する際、ハンマーシャンク214がストッパ30に当接しないようにする。そして、この打弦モードにおいては、制御手段70は電子音源等の回路の動作を停止させるため、打弦による通常のアコースティックピアノの音が発せられるものである。
一方、非打弦モード時には、打弦直前にハンマーシャンク214がストッパ30に当接するよう、制御手段70はストッパ30を所定位置に回動させる。さらに、制御手段70は、電子音源等の回路を動作させることにより、キーセンサ230から出力された信号に対応した信号を生成するものである。そして、この信号は、ボリューム250aに応じて音量を可変にするアンプ250を介して、スピーカ251またはヘッドフォン256から出力される。
アンプ250は、電力増幅回路等により構成され、制御手段70から出力された信号を増幅するものである。スピーカ251はピアノ本体に固着されており、スピーカ251の背面にはスピーカボックス252が配設されている。なお、スピーカ251を複数用意し、いわゆるマルチウェイの構成とすることも可能である。
鍵盤棚板の下部にはヘッドフォンジャック255が配設されている。このヘッドフォンジャック255にヘッドフォン256のプラグを挿入すると、アンプ250からの信号はスピーカ251に出力されることなく、ヘッドフォン256に出力される構成となっている。すなわち、ヘッドフォン256使用時には、スピーカ251から音が発せられることはないものである。
図2は、上述したストッパ30を示す斜視図である。シャフト31は鉄、アルミニウム等の金属またはプラスチック、木材等より構成されている。シャフト31はその所定位置31A、31B、31C、31Dにおいて、低音アクションブラケット、低中音セクション割部、次高音セクション割部、高音アクションブラケット、によってそれぞれ軸支されている。これらの低音アクションブラケット、低中音セクション割部、次高音セクション割部、高音アクションブラケットは上部はアクションボルトを介してピン板に、下部はアクション台を介して棚板にそれぞれ固着されている。また、シャフト31の一端は例えばモータ34の回動軸に連結されている。モータ34には、例えばステップモータのほか、超音波モータを用いることが可能である。超音波モータを用いた場合には、非通電時においても回動軸の回転角を保持でき、また、バッククラッシュなくシャフト31を回動させることが可能となるものである。さらに、超音波モータは雑音を発することなく低速度で回動するため、演奏に支障をきたすことがないという利点もある。
そして、シャフト31の周面には3個のクッション支持部材32が固着され、それぞれのクッション支持部材32にはフェルト、ウレタン等よりなるクッション33が固着されている。クッション33の表面にはハンマーシャンク214の当接による耐久性を増すため、人工皮革等を設けてもよい。非打弦モードにおいては、このクッション33にハンマーシャンク214が当接するものである。また、シャフト31周面におけるクッション支持部材32の反対側には、同様にフェルト、ウレタン等よりなるダンパーワイヤ用のクッション35が配設されている。このクッション35にはダンパーワイヤ206が当接するものである。
図4はストッパ30、アクション210等を示す図である。打弦モード時においては、ストッパ30は実線にて示された位置に停止している。この場合には、打鍵により回動したハンマーシャンク214はストッパ30のクッション33に当接することなく弦204を打撃する。よって、ハンマー215により打撃された弦204は振動し、通常のアコースティックピアノの音が発せられるものである。
また、非打弦モードにおいては、ストッパ30は破線にて示された位置に停止している。ハンマーシャンク214が打鍵動作により回動し、ハンマー215が弦の近傍に達すると、ハンマーシャンク214はストッパ30のクッション33に当接する。よって、非打弦モードにおいては打弦音の発生を防止することができるものである。また、非打弦モードにおいても、打鍵によりアクション210が実際に作動するため、キータッチが損なわれることはない。なお、打弦モードと非打弦モードとの中間の位置にストッパ30を回転固定させると、弱音打弦も可能になる。なお、弱打時、クッション33にシャンク214が当接し始め、次第に押し込み脱進するときには、グランドピアノのアクションのアフタータッチと呼称する軽いクリック感を感じる。従って、アップライトピアノのアクションでグランドピアノのアクションのタッチに近似したキータッチが得られる。
なお、上記ストッパ30のかわりに、図3に示されるストッパ40を用いてもよい。ストッパ40は、図3に示すように、鍵盤配列方向に沿って延設された所定の長さ、幅、厚さを有する長板41を備えている。この長板41の一方の面(ハンマーシャンク側の面)はハンマーシャンクが面により当接するように所定角度だけ傾斜して形成され、この面にはハンマーシャンク用のクッション43が固着されている。長板41の他方の面にはダンパーワイヤ用のクッション44が固着されている。長板41の長手方向の両端部には一対のスプリング45の各一端が固着されており、各他端は親板に配設されたピン46に巻き付けられている。また、この長板41の一端はパイプ245を介してピアノ下部に配設されたペダル240Aにワイヤーで連結されている。また、長板41の他端の直下にはコの字形のガイド47が配設されている。演奏者がペダル240Aを踏み込むことにより、ストッパ40は下方に移動するものである。このとき、長板41の他端部はガイド47に嵌合するため、その位置が固定される。また、演奏者がペダル240Aを踏み込んだ後、ペダル240Aを側方にずらすと(水平方向に移動する)、その踏み込み状態が保持されるよう、当該ペダル240Aは構成されている。
図5はストッパ40、アクション210等を示す図である。打弦モードにおいては、ストッパ40は実線にて示された位置に停止している。打鍵によりハンマー215は図中時計回り方向に回動して弦204を打撃する。この場合、ハンマーシャンク214はハンマー215とともに回動するが、ストッパ40のクッション43に当接することはない。ハンマー215により打撃された弦204は振動し、通常のアコースティックピアノの音が発せられるものである。
また、非打弦モードにおいては、ストッパ40は図中破線にて示された位置(打弦モード位置よりも下方位置)に停止している。打鍵動作によりハンマー215が弦204に接近すると、ハンマーシャンク214はストッパ40のクッション43に当接する。よって、非打弦モードにおいては打弦音の発生を防止することができるものである。この非打弦モードにおいても、打鍵によりアクション210が実際に動作するため、キータッチが損なわれることはない。なお、ストッパ40を打弦モードと非打弦モードとの間の位置に固定すると弱音打弦も可能になる。
なお、打弦モードと非打弦モードとを切り替える際に、上記ストッパ30、40はハンマーシャンク214と弦204との間において水平方向に移動させても差し支えない。
続いて、図6を参照しながら、制御手段70等を説明する。図6は制御手段70等を示すブロック図である。この鍵盤楽器では、上記スイッチ220、キーセンサ230、ペダルセンサ242からの各出力信号がデータバス700を介してコントローラ706に入力されている。コントローラ706は、データバス700を介して打弦音ROM707、共鳴音ROM708、FDC(フロッピディスクドライブ用コントローラ)709、弦スペクトル演算部712、オーディオ信号送出部713、共鳴音演算部716、打弦音演算部711、および、RAM717に接続されている。
そして、コントローラ706はこれらのセンサからの入力信号に基づいて所定の処理を行い駆動信号を生成し、オーディオ信号送出部713からイコライザ719、アンプ250を介して駆動信号をスピーカ251に出力してこれを駆動することとなる。
打弦音ROM707には、予めサンプラーで記録した打弦音のPCMデータ、または、予め弦スペクトル演算部712で算出したピアノ音を主体にした信号を88鍵の打弦音データとして格納しておくものである。これらの打弦音データの周波数スペクトルはハンマースピードに応じてそのインテンシティが決定される。一般に、強打時には高周波が強調される。なお、押鍵とハンマースピードとに応じて打弦音演算部711で信号を演算することもできる。また、例えば、打弦音ROM707に記憶されている信号をハンマースピードに応じて打弦音演算部711で補正しても良い。
共鳴音ROM708は、ペダルセンサ242がアクティブなとき(踏み込まれているとき)にアクセスされるものである。この共鳴音ROM708には、ラウドペダル(操作子)240を踏み込んだ場合における打鍵時の各弦毎の共鳴音データが格納されている。このデータは、予めサンプラーで記録した共鳴音のPCMデータ、または、予め共鳴音演算部716で算出しておいた周波数スペクトルデータである。この共鳴音データとしては、例えば1つのキーについて最大で6個のキーについての弦が共鳴するものと考えれば十分に実用性があるものである。低音部の1オクターブ上の弦は2倍音だけでなく3倍音、4倍音、6倍音まで考慮するとよい。No.13キーよりも高音の場合は、その1オクターブ下のキーの弦についても配慮する必要がある。
また、ピアノのダンパー205は通常71個(66個、69個のものも有る)とされている。さらに、周波数スペクトルのインテンシティは機種とハンマースピードとにより設定される。なお、共鳴音データは、予め共鳴音ROM708に記憶しておいても良く、また例えば、共鳴演算部716で演算して求めても良く、さらに例えば、共鳴音ROM708に記憶されているデータを打弦状況に応じて共鳴音演算部716で補正演算して求めても良い。
弦スペクトル演算部712は、打鍵にしたがってリアルタイムで周波数スペクトルを算出して発音データを生成するようにしてもよい。また、このデータを上記打鍵音ROM707に格納しておいてもよい。この共鳴音データとしては、アコースティックピアノのそれを測定してメモリに格納しておくこともできる。この共鳴音の大きさは打鍵音(打弦音)に比べて−10〜−20dBの程度である。また、共鳴音の立ち上がりは数秒〜数100msecの遅れである。すなわち、共鳴音は、押鍵した時より所定の時間遅延してから発生する。また、共鳴音の立ち下がりは、ラウドペダル240をOFFしない限り数秒程度持続する。ラウドペダル240のOFF時の処理は、ペダルセンサ242とオーディオ信号送出部713とにより行っている。このように、共鳴音が押鍵時(打弦時)よりも遅延して発生すると、アコースティックピアノで生じる共鳴音の遅れが忠実に再現されることになる。
また、弦スペクトル演算部712はキーセンサ230からのOFF信号にしたがい打弦音を減衰させ、ペダルセンサ242からの信号にしたがい共鳴音を減衰させる。但し、ハーフペダルでラウドペダル240がゆっくりと戻されたときは、この戻り速度に応じてゆっくりとした減衰とする。すなわち、共鳴音は、ラウドペダル240の操作速度(この場合戻り速度)に応じて制御される。ラウドペダル240をOFFしたときは一斉にダンパー205が接弦して止音される。但し、演奏者によっては低音の止音を遅目に調整する希望があるため、以下の制御を行う。例えば、一斉接弦においても、急速止音、普通、ゆっくり止音の3通りの止音がある。また、傾斜接弦では低音は遅目に、高音になるにしたがって速く止音する制御を行う。さらに、ラウドペダル240がきわめてゆっくりと戻されたときには、きわめてゆっくりとした止音を行うのである。すなわち、連続的な止音である。なお、所謂ハーフペダル領域では、基音、倍音比率を補正し、高次倍音を早く減衰させる等の補正を行っても良い。また、例えば、フレームノイズ等副次的に発生する他の周波数比率を補正するように構成しても良い。このように、共鳴音がラウドペダル240の戻り速度に応じて減衰すると、アコースティックピアノで生じるラウドペダルの戻り速度に応じた共鳴音の減衰が、忠実に再現されることになる。
オーディオ信号送出部713は、上記ROM707、708または各音信号演算部712、716からの音データに対してデジタルフィルタリング処理を行った後、D/A変換するものである。デジタルフィルタリング処理はスピーカ251およびスピーカボックス252の振動特性を考慮して、出力された音の周波数特性がフラットになるよう補正するものである。なお、このデジタルフィルタはFIR型に限られることなくIIR型であってもよい。さらに、この後オーバーサンプリングデジタルフィルタリング処理を行うことにより量子化ノイズを低減することが可能である。このような処理を行った後にD/A変換をし、さらにバタワース型のローパスフィルタ等によるフィルタリング処理を行う。このように、バタワース型のローパスフィルタを用いることにより群遅延特性を改善することが可能である。そして、この信号はアンプ250に入力される。アンプ250は電力増幅を行い、スピーカ251を駆動するものである。
また、本鍵盤楽器はFDC709により制御されるFDD(フロッピー(登録商標)ディスクドライバ)710を備えている。FDD710はディスクに記録されたMIDIデータを読み取るほか、MIDIデータをディスクに記録するものである。よって、FDDを介して例えば種々の音源データを入出力できるため、非打弦モードにおいては、ピアノ音に限らずにハープシコード、パイプオルガン、リード楽器等の楽音を発することも可能となる。
モータ駆動回路235はモータ34を駆動する信号を生成する機能を有している。このモータ駆動回路235は、打弦モードと非打弦モードを切り換える毎にモータ34を駆動させるものである。
このようにして構成された本鍵盤楽器の演奏時における動作を図7、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、演奏者等は本実施形態に係る鍵盤楽器の電源を投入する。すると、制御手段70はRAM717に記憶されていたモードフラグを読み出す(ステップS801)。このモードフラグは電源遮断時における鍵盤楽器が打弦モードまたは非打弦モードのいずれであるかを表すフラグである。
モードフラグが打弦モードを表す場合(ステップS802でYES)、モータ駆動回路235はモータ34に所定の信号を出力し、ストッパ30を回動させる(ステップS806)。よって、ストッパ30は図4において実線で示される位置に停止する。この状態で演奏者が打鍵すると、ハンマーシャンク214はストッパ30に当接することなく回動し、ハンマー215は弦204を打撃する。したがって、通常のアコースティックピアノの音が発せられる。
そして、夜間等において弱音で演奏する必要がある場合、または、ピアノ音以外の楽音を用いて演奏する場合等には、演奏者はスイッチ220を操作する(ステップS807でYES)。スイッチ220の操作の結果、非打弦モードが選択された場合(ステップS802でNO)には、ステップS803に進む。すなわち、モータ駆動回路235はモータ34に所定の信号を送出し、ストッパ30を回動させる(ステップS803)。ストッパ30は図4において破線にて示される位置に移動する。このとき同時に、上記モードフラグは非打弦モードに書き換えられる。
非打弦モードの状態において、演奏者が打鍵すると、ハンマー215が打弦する直前にハンマーシャンク214はストッパ30に当接するため、打弦音が発せられることはない。そして、打鍵と同時にステップS804の発音処理に従い電子音源による楽音がスピーカ251から発せられる。非打弦モードにおいても、打鍵により実際にアクションが動作するため、アコースティックピアノ特有のキータッチが損なわれることはない。演奏者がスイッチ220を操作しない限り、非打弦モードは変わらず(ステップS805でNO)、打鍵により電子音源による発音処理(ステップS804)が行われる。
演奏者が再度アコーステックのピアノの音色を望む場合には、スイッチ220を操作する(ステップS805でYES)。そして、打弦モードが選択されると(ステップS802でYES)、モードフラグは書き換えられ、ステップS806を実行する。
このようにして、演奏者の選択により、打鍵モードまたは非打鍵モードのいずれかが選択され、選択されたモードに従った処理がなされるものである。
図8は上記ステップS804の発音処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
非打弦モードにおいて、演奏者が打鍵すると、キーセンサ230は打鍵されたキー番号、打鍵速度等を検出し、キーセンス信号を出力する。このキーセンス信号はデータバス700を介してコントローラ706に入力される(ステップS901)。次に、演奏者によるラウドペダル240の操作が有ったか否かを判断する(ステップS902)。操作(踏み込み)がない場合は、その打鍵に対応する打弦音信号を打弦音ROM707から読み込むか、または、弦スペクトル演奏部712において所定の演奏を行う(ステップS903)。
そして、この打弦音信号についての出力時期制御処理を行う(ステップS904)。例えばキー番号、ハンマー速度、発音時期等の相互関係を定めたルックアップテーブルにしたがって、検出したキー番号、ハンマー速度に対応して適切な発音時期を算出し発音タイミングを調整するものである。
さらに、このようにして算出した発音時期に、スピーカ251に上記打鍵音信号(発音信号)を出力する(ステップS905)。この結果、スピーカ251からピアノ音、または、他の楽音が発せられるものである。そして、図7のステップS805に戻る。
一方、ステップS902において、ラウドペダル240の操作が有った場合は(ステップS902でYES)、さらにラウドペダル240は踏み込まれているか否かを判断する(ステップS906)。踏み込まれている場合には、上記と同様に当該打鍵に対応する打鍵音信号の読込または弦スペクトルの演算処理により打弦音信号を得る(ステップS907)。また、共鳴音信号の共鳴音ROM708からの読み込み、または、共鳴音演算部716において共鳴音信号の演算を行う(ステップS908)。そして、信号出力時期の制御処理を行い、打弦音信号の出力タイミング、共鳴音信号の出力タイミングを算出する(ステップS909)。信号出力処理(ステップS905)により所定タイミングで打鍵音を、これから所定時間だけ遅れて共鳴音の発音がなされるようにスピーカ251に出力する。そして、図7のステップS805に戻る。
上記ステップS906にてラウドペダル240が踏み込まれていない(ペダル解放)と判断されると、減衰止音処理がなされ(ステップS910)、信号が出力される。ラウドペダル240の解放速度に対応して例えば既述した3種類の一斉接弦、傾斜接弦、きわめてゆっくりした止音のいずれかが選択されて止音を行うものである。ここでの減衰は、算出した共鳴音信号について所定の減衰時間補正処理により実現されるものである。
したがって、以上述べたように、本実施形態に係る鍵盤楽器によれば、非打弦モード時においては、ハンマー215が打弦直前で停止するため、打弦音が発せられることはないものである。よって、電子音源によるピアノのみが発せられるため、打弦音が当該電子音源による楽音を妨げるのを防止することができる。このため、電子音源によるピアノ音の音量を変更することにより、ピアノ音を任意の音量に設定することが可能となるものである。例えば、夜間等においては、スピーカ251から発せられる音量をボリューム250a等により調整することにより、十分にその音量を減衰することができるものである。また、ヘッドフォン256を用いた場合には、演奏音が外部に漏れるので防止することができる。
また、非打弦モード時においては、打鍵によりアクションが実際に動作するため、キータッチが損なわれることもないという利点もある。打弦モードにおいては、ストッパ30がハンマーシャンク214の回動を妨げない位置に移動するため、本鍵盤楽器は通常のアコースティックピアノと同様に使用することができるものである。
なお、非打弦モードにおいて、上記スピーカ251を用いるかわりに、ピアノの響板を加振エネルギー可変型のアクチュエータにより直接振動しても差し支えない。この場合、響板が振動するため、リアルな拡がり感のあるアコースティックピアノの音を得ることが可能となる。
図9は本発明のその他の実施形態に係る鍵盤楽器のストッパ90およびアクション210Aを表す図である。低音側アクションブラケットと高音側アクションブラケット217との間には、断面が略コの字型のレール217Aが橋渡されている。このレール217A上には、ハンマーシャンク214の速度を検出するハンマーセンサ972が各ハンマーシャンク毎に配設されている。ハンマーセンサ972は、LED等の発光素子とフォトトランジスタ等の受光素子を備えたフォトインタラプタにより構成されている。ハンマーシャンク214には、被検出部970が取り付けられ、この被検出部270にはスリット971が穿設されている。ハンマーシャンク214の回動に伴い、被検出部970がハンマーセンサ972の発光素子および受光素子間の光路を横切る。このとき、ハンマーセンサ972はオン・オフを繰り返す。したがって、例えばハンマーセンサ972がオフからオン、そしてさらにオフになるまでの時間に基づき、ハンマーの速度を検出することが可能となるものである。
キャッチャー216の上方の位置にはストッパ90が配設されている。このストッパ90は細長状をなし、低音側のアクションから高音側のアクションに亘って延設されている。図10、図11に示されるように、ストッパ90は、軸部901、台902、クッション903、保護材904を備えたものである。軸部901は棒状をなし、キャッチャー216に衝突した際に容易に湾曲しないよう、木材、金属、樹脂等の十分な強度を備えた部材を用いるのが好ましい。この軸部901上には、その長手方向に沿って台902が配設され、台902にはウレタン等よりなるクッション903が固着されている。さらに、クッション903表面はエクセーヌ等の保護材904により覆われ、保護材903にキャッチャー216が当接する構成となっている。また、台902、クッション903、保護材904は、軸部901の長手方向に亘って、アクション割部に対応して複数に分割されている。
図10に示されるように、軸部901は軸受920に回動自在に軸支され、軸受902はL字金具921を介してア低音側のクションブラケット217の側壁に取り付けられている。軸部901の他方の端部も同様に高音側のアクションブラケットに取り付けられた軸受けに軸支されている。
図11に示す軸部901の一端には矩形の長板状のレバー910が固着されている。レバー910には円形の穴911が穿設され、この穴911にはバネ930の一端が係止されている。バネ930の他端は孔付き木ネジ(ヒートン)935により鍵盤楽器本体に取り付けられており、レバー910は、バネ930が縮む方向に付勢された状態となっている。また、レバー910には切り欠き912が形成され、その内表はフェルト等の被覆部913により覆われている。これにより、トラップワーク945と切り欠き912との間に生ずる摺動音を低減することができるものである。
切り欠き912には、棒状をなすトラップワーク945の一端が係止され、このトラップワーク945が上下することにより、レバー910が軸部901を中心として回動する構成となっている。トラップワーク945の他端はリンク951に係止され、さらにリンク950はトラップワーク955、リンク960、トラップワーク965、ペダル240Aに連結されている。リンク950、960はL字型をなし、それぞれ軸951、961を中心として回動自在に構成されている。
演奏者がペダル240Aを下方に踏み込むことにより、トラップワーク965が下方に引き下げられ、リンク960が軸961を中心として反時計回りに回動する。そして、リンク960の回転運動は、トラップワーク955、リンク950を介してトラップワーク945に伝わり、トラップワーク945が下方に移動する。この結果、レバー910が軸部901を中心に回転し、軸部901に配設されたクッション903等が下方に向き(図9の実線で示された位置)、本鍵盤楽器が非打弦モードの状態となる。なお、ユーザがペダル240Aを左側に移動させることにより、この状態を保持することができる。
ユーザがペダル240Aを上方に持ち上げた場合には、リンク950、960は時計回りに回転し、トラップワーク945は上方に持ち上がる。すると、バネ930の弾性力により、レバー910は軸部901を中心としてバネ930の方向に回転する。この結果、軸部901に配設されたクッション903が横方向に向き(図9で破線で示された位置)、本鍵盤楽器は打弦モードの状態となる。
以上のように構成された本実施形態に係る鍵盤楽器の作用を図9を参照しながら説明する。図9に示されるアクションにおいて、非打弦モード(消音)時(ストッパ90が実線で示された位置にある場合)に、演奏者が打鍵すると、キャプスタン211はウイペン212を突き上げ、ハンマーシャンク214が回動する。ところが、ハンマー215が弦204を打弦する直前に、キャッチャー216がストッパ90の保護部904に当接するため、ハンマーシャンク214は図中の破線で示された位置で停止する。よって、打弦が行われることなく、電子音によるピアノ音が発せられるものである。また、打鍵によりアクションが実際に動作するため、キータッチが損なわれるのを防止することができる。さらに、キャッチャー216の真上でハンマーシャンク214の回動を阻止するので、打鍵を確実に制止することが可能となる。
打弦モード時(ストッパ90が破線で示された位置にある場合)においては、キャッチャー215はストッパ90に当接することがないため、打鍵により回動したハンマー215は弦に当接し、通常のアコースティックピアノの音色が発せられる。
また、本実施形態に係る鍵盤楽器にあっては、静止手段であるストッパ90を、キャッチャー216の上方に配設したため、ハンマーシャンク214とダンパーワイヤ218との間にハンマーセンサ972、または、ハンマーセンサ972と略同じ位置にダンパーワイヤーレール(未図示)を配設することができる。すなわち、自動ピアノとしての機能と消音ピアノとしての機能を一台のピアノにおいて実現することができる。さらに、ダンパーワイヤー218を曲げることにより、その位置の微調整を行う際に、ストッパ90が邪魔になることもない。よって、ダンパーワイヤー218の微調整を通常のピアノと同様に行うことが可能となるものである。
以上説明したように、操作子の動作に応じて共鳴音発生手段から発生する共鳴音を、押鍵時より遅延させて発生させたり、操作子の動作速度に応じて減衰速度等の特性を変化させたり、減衰速度等の特性を音域毎に変化させるので、自然楽器特有の多彩な共鳴音の再生が忠実に模倣できる。
本発明の実施形態に係る鍵盤楽器の断面図である。 本発明の実施形態に係るストッパの斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るストッパの斜視図である。 本発明の実施形態に係るストッパおよびアクションを表す側面図である。 本発明の他の実施形態に係るストッパおよびアクションを表す側面図である。 本発明の実施形態に係る制御手段等のブロック図である。 本発明の実施形態に係る鍵盤楽器の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る発音処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明のその他の実施形態に係るストッパおよびアクションを表す断面図である。 本発明のその他の実施形態に係るストッパの側面図である。 本発明のその他の実施形態に係るストッパ等の斜視図である。
符号の説明
30…ストッパ(消音機構)、70…制御手段、201…鍵、204…弦、205…ダンパー、210…アクション(打弦機構)、214…ハンマーシャンク、215…ハンマー、230…キーセンサ(検出手段)、240…ラウドペダル。

Claims (1)

  1. 複数の鍵と、
    前記各鍵に対応して張設された弦と、
    対応関係にある前記弦と前記鍵との間に介装され、鍵が押鍵されるに応じてハンマーが弦を打撃する打弦機構と、
    打弦モードまたは非打弦モードへの切り換えを指示する操作手段と、
    前記操作手段によって非打弦モードが指示されているとき、前記ハンマーの動きを前記弦の直前で規制し、前記ハンマーによる前記弦への打撃を阻止する消音機構と、
    前記ハンマーの動きが前記消音機構によって規制される前において前記ハンマーの動きを非接触状態で検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応じて電子音を発生する電子音源と、を具備する
    ことを特徴とする鍵盤楽器。
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