JP2917609B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
スティックピアノの弦等の振動データに基づいて生成さ
れた駆動信号を周波数特性補正フィルタを介して響板駆
動ユニットに出力することにより、もしくは、その響板
の振動特性を所望特性に設定することにより、または、
弦の周波数特性信号を響板駆動ユニットに出力すること
により、音質の良好な発音を可能としたものである。
電磁気的に振動させる装置としては、以下のようなもの
が知られている。すなわち、一般的なスピーカのムービ
ングコイルを響板に取り付ける一方、外部の構造体、例
えばフレーム、棚板等にこのムービングコイルに対応し
てマグネットおよびヨークからなる磁気回路をセットし
たものである。そして、一般のオーディオシステムのア
ナログ出力を上記ユニットに入力し、この響板を音響放
射板として利用するものである。
と同等の音圧レベルを得るのに響板は小振幅ですむた
め、歪が小さく、ドップラー効果の悪影響が減少する。
ところが、低域は、入力された低周波駆動に響板振動が
わずかしか追随することができないため、高域は、周波
数とコイルのインピーダンス増加とが正の相関を持つた
め、入力に対するレスポンスが各々下がる傾向となる。
そこで、このシステムでは、この非線形性を補正するた
めのイコライジング回路を付設していた。
来技術に係るピアノにおいては弦が張設されているた
め、その響板はそのf0が150Hz前後の値となり、
かつ、この響板の周縁部はピアノ本体等に強固に固定さ
れているため、低域の再生はきわめて不利である。換言
すると、上記のような簡単なイコライジング回路ではカ
バーしきれないという課題があった。すなわち、良好な
音質の発音を再生することができなかったものである。
また、響板についてはスピーカの振動板のようなピスト
ン運動を行わせることは困難であり、基本的には分割振
動を行うものである。その結果、響板のf特(周波数特
性)は山谷の激しいものとなり、響板はハイファイとは
言いにくい音響輻射体である。さらに、響板組立体はお
よそ10Kg程度の重量を有するため、高音の輻射は極
めて不利である。例えば響板のf特は1KHz程度から
10KHzにかけて山谷を持ちながらだら下がりの状態
となっている。
能な鍵盤楽器を提供することを、その目的としている。
また、本発明は、特に低域再生を可能とした鍵盤楽器を
提供することを、その目的としている。
は、図1に例示するように、打鍵に応じて動作する打弦
機構100と、少なくともこの打弦機構100の運動状
態を検出する操作子状態検出手段110と、少なくとも
弦を含むアコースティックピアノの部材の振動状態を記
憶する振動状態記憶手段120と、上記操作子状態検出
手段110の検出結果に応じ、この振動状態記憶手段1
20に記憶されている振動状態を選択する選択手段13
0と、この選択された振動状態を駆動信号に変換して出
力する発音制御手段140と、この駆動信号に基づいて
駆動されて発音する発音手段150と、上記駆動信号を
この発音手段150の周波数特性に基づいて補正する補
正手段160と、を有している。
うに、打鍵に応じて動作する打弦機構200と、少なく
ともこの打弦機構200の運動状態を検出する操作子状
態検出手段210と、少なくとも弦を含むアコースティ
ックピアノの部材の振動状態を記憶する振動状態記憶手
段220と、上記操作子状態検出手段210の検出結果
に応じ、上記振動状態記憶手段220に記憶されている
振動状態を選択する選択手段230と、この選択された
振動状態を音響に変換して出力する発音手段240と、
を備え、この発音手段240はその振動特性を所望特性
に設定可能な構造の響板で構成したものである。
うに、打鍵に応じて動作する打弦機構300と、少なく
ともこの打弦機構300の運動状態を検出する操作子状
態検出手段310と、少なくとも弦を含むアコースティ
ックピアノの部材の振動状態を記憶する振動状態記憶手
段320と、上記操作子状態検出手段310の検出結果
に応じ、上記振動状態記憶手段320に記憶されている
振動状態を選択する選択手段330と、この選択された
振動状態に基づいて弦の周波数特性を有する駆動信号を
生成する駆動信号生成手段340と、この駆動信号を音
響に変換して出力する発音手段350と、を備えてい
る。
状態、例えばハンマー速度を検出し、この検出結果に対
応して、例えばアコースティックピアノの弦の振動状態
を選択する。そして、この振動状態を音響に変換して出
力する。すなわち、選択された弦の振動状態を駆動信号
に変換し、この駆動信号に基づいて発音手段(例えば響
板)が駆動されて発音する。この場合、この駆動信号を
発音手段の周波数特性に基づいて補正する。この結果、
アコースティックピアノによる音色を保持した状態で演
奏することができる。特に、当該発音手段に起因する音
質の劣化等を改善することができる。
運動状態(ハンマー速度等)を検出し、この検出結果に
対応して、例えばアコースティックピアノの弦の振動状
態を選択する。この選択された弦の振動状態に基づいて
駆動信号を生成し、この駆動信号に基づいて響板は駆動
されて発音する。この場合、響板の振動特性を所望特性
に設定可能の構造、例えば響板の周縁部が所定の柔軟性
を有して可動である構造としている。この結果、アコー
スティックピアノによる音色を保持した状態で、特に低
域の忠実な再生が可能となっている。
運動状態(押鍵された鍵、ハンマー速度等)を検出し、
この検出結果に対応して、例えばアコースティックピア
ノの弦の振動状態を選択し、この振動状態を音響に変換
して出力する。この場合、選択された弦の周波数特性を
有する駆動信号を生成し、発音手段(響板等)がこの駆
動信号に基づいて駆動されて発音する。この結果、アコ
ースティックピアノによる音色を忠実に保持した状態で
演奏を行うことができる。
て図面を参照して説明する。図4〜図12は本発明の一
実施例を説明するための図である。図4は本発明の一実
施例に係る鍵盤楽器の概略構成を示すブロック図であ
る。図5は一実施例に係る鍵盤楽器(グランドピアノ
型)を示す分解斜視図である。図6はその響板と曲練支
柱との結合部を示す図である。図7はその響板を示す平
面図である。図8〜図11はその打弦機構の一部を示す
図である。図12はその周波数特性補正用のデジタルフ
ィルタの特性を説明するためのグラフである。
ースティックピアノから弦、フレーム、チューニングピ
ン、ダンパーヘッドを取り除いて構成したものである。
図5において、11は鍵盤を構成する鍵であって、例え
ば88鍵で構成されている。各鍵11は棚板12上に揺
動自在に支持されている。また、各鍵11についてその
後端部の上方にはアクション(打弦機構)がそれぞれ配
設されている。
弦機構として周知の構成のものを使用している。すなわ
ち、鍵11の後端部上面にキャプスタンスクリュが立設
され、押鍵操作に応動してこのキャプスタンスクリュに
よりサポートが突き上げられるものである。サポートに
はジャックが揺動自在に支持されており、サポートが突
き上げられると、このジャックにより、サポートの上方
にてシャンクレールのフレンジ13に回動自在に支持さ
れたハンマー14が回動して被打撃体を打撃することと
なる。
てピアノの打弦線に相当する位置に帯板状の被打撃体ユ
ニット15が固定、配設されている。そして、この被打
撃体ユニット15の下面(ハンマー当接面)には圧力セ
ンサが取り付けられている。この圧力センサによりハン
マー14による打撃力を検出するものである。この圧力
センサは例えば圧電素子で構成している。なお、打撃力
相当値の検出に際しては、ハンマーシャンクに植設した
シャッターで1対の平行な光ビームを遮光してハンマー
速度を測定し、MIDI信号とて出力するよう構成する
こともできる。
は必ずしもフェルト製のものを用いる必要はなく、打鍵
時のタッチ感を損なうものでなければ他の材質のものを
用いてもよい。この場合、従来のハンマー14と同一重
量のものであればタッチ感を再現することが可能であ
る。図8はハンマーウッド14aの先端をゴム14bで
被覆して構成した場合である。ゴム14bの形状は従来
のハンマーフェルトと同形または相似形としている。図
9はハンマーウッド14aをゴムまたはフェルト等の粘
弾性体14bで構成するとともに、音域に対応してハン
マーシャンク14cに鉄、鉛等の重り16を装着する場
合を示している。例えば低音域用のハンマー14につい
ての重り16程その質量を大きくしたり、その重り16
の取付位置をハンマーウッド14aに近づけるものとす
る。また、図10(A)に示すように、この重り16は
断面コの字形の板バネにより構成し、ハンマーシャンク
14cの所望の位置に微調整可能に取り付けることもで
きる。さらに、同図(B)に示すように、板バネの重り
16に付加質量体17を固着するように構成することも
できる。さらにまた、図11に示すように、ハンマー1
4にて、ハンマーウッド14aの先端部にゴム等からな
る打撃部分18を、その中央部に重り19を、それぞれ
埋設することもできる。
動速度を検出するハンマーセンサ21が配設されてい
る。例えば反射型の光センサで構成するハンマーセンサ
21をハンマーシャンク14cに対向して配設する。さ
らに、各鍵11の下方には押圧された鍵11およびその
下降速度を検出するためのキーセンサ22が配設されて
いる。これらのキーセンサ22も反射光型の光センサで
構成している。そして、このグランドピアノにあって
は、ダンパーペダル23、シフトペダル24、ソステヌ
ートペダル25を有しており、各ペダル23、24、2
5についてその揺動を検出するためのペダルセンサ26
がそれぞれ配設されている。
6に示すように、響板30はコルゲーション部材31を
介して曲練支柱32に支持されている。さらに、図7に
示すように、響板30の周縁部には所定の大きさの透孔
33が複数個穿設されている。響板30は、小面積の高
音用響板30Aと、大面積の低音用響板30Bと、に分
割されており、上記透孔33は低音用響板30Bの周縁
部に配設されている。これらの響板30A、30Bの所
定位置には、図7に示すように、4個の響板駆動ユニッ
ト34A、34B、34C、34Dがそれぞれ支柱に取
り付けられて配設されている。これらの響板駆動ユニッ
ト34A〜34Dは、例えば従来と同様にムービングコ
イルと磁気回路等で構成することができ、電磁駆動され
て響板30A、30Bをそれぞれ所定の周波数で振動さ
せるものである。なお、長駒35は響板30A、30B
に対応して切断してもよく、また、切断しなくてもよ
い。
では、上記ハンマーセンサ21、キーセンサ22、ペダ
ルセンサ26からの各出力信号がMIDI信号生成回路
41に入力され、このMIDI信号生成回路41の出力
が電子音源42に入力されている。電子音源42からの
出力はコントローラ43に入力されている。コントロー
ラ43にはこの他にもCDプレーヤ44、マイクロフォ
ン45、その他の入力機器46から信号が入力される構
成である。
信号に基づいて所定の演算処理を行い駆動信号を生成
し、所定のタイミングで響板駆動ユニット34A〜34
Dを制御駆動することとなる。この場合、これらの響板
駆動ユニット34A〜34Dに対してはそれぞれf特山
谷補正デジタルフィルタFA,FB,FC,FD、アン
プ47A,47B,47C,47Dを介してコントロー
ラ43より補正後の駆動信号が入力されている。例えば
響板の周波数特性が図12の(A)に示すようなもので
ある場合には、高音用のフィルタFAには同図(B)に
示す特性のハイパスフィルタを、低中音用のフィルタF
B,FC,FDには同図(C)に示す特性のバンドパス
フィルタを、それぞれ使用するものとする。すなわち、
響板の駆動点コンプライアンスと上下逆のブーストをか
けるようなデジタルフィルタを使用するものとする。
バスを介して接続されたCPU、ROM、RAM、入出
力部を備えている。入出力部は、A/D変換器、D/A
変換器、マルチプレクサ等を有して構成されている。ま
た、バックアップRAMが、上記CPU等にシステムバ
スにより接続されている。このバックアップRAMは、
各鍵11に対応したアコースティックピアノの弦の振動
状態を示す線スペクトル信号を記憶しておくための記憶
回路である。また、例えばコントローラ43の入出力部
には、押圧された鍵11のキー番号、キー速度、ハンマ
ー打撃力、ハンマー速度、各ペダルの変位等が入力され
ている。このグランドピアノでは、ハンマー14の打撃
力等を検出し、押鍵から所定の時間(例えば5mse
c)内に響板駆動ユニット34A〜34Dを介して発音
することができる構成を有している。
いて説明する。実際の演奏時には、CPUは所定のプロ
グラムを実行することとなる。
トローラ43の入出力部にセンサ信号が入力される。例
えば押鍵操作された鍵11について、キーセンサ22か
らの検出信号が、ハンマーセンサ21からはハンマー速
度が演算されて入力される。
弦振動信号を選択してバックアップRAMから読み込
む。センサの状態に対応した第1〜3弦振動信号が読み
込まれる。さらに、対応するピアノフレーム、棚板支柱
の振動信号がバックアップRAMから読み込まれる。
処理を行う。キー番号、ハンマー速度、発音時期等の相
互関係を定めたマップにしたがって、検出したキー番
号、ハンマー速度に対応して適切な発音時期を算出し発
音タイミングを調整する。
板駆動ユニット34A〜34Dについて駆動信号(弦の
周波数特性信号)を出力する。このとき、各駆動信号は
周波数特性補正デジタルフィルタFA,FB,FC,F
Dにおいて補正される。この結果、例えば響板駆動ユニ
ット34A〜34Dは響板30A,30Bをそれぞれ所
定周波数で駆動して所望のアコースティックピアノと同
様の音色を有する発音を得るものである。
常のピアノと同様に、演奏者の押鍵によりアクションを
介してハンマー14を回動させ、所定の鍵タッチ感が得
られることとなる。演奏時、この押鍵打撃と同時に、こ
のアコースティックピアノの弦振動信号に関する線スペ
クトルに基づいて発音手段である響板30A,30Bか
ら所望の発音がなされる。これは低音域が改善されてい
るものであり、その理由は以下の通りである。すなわ
ち、このピアノにおいては弦、フレーム等を取り除いて
f0を70Hz程度まで下げていること、響板の周縁部
を緩めて取り付けていること、また、響板を従来よりも
薄くしていること、さらに、コルゲーション部材31の
ように曲練支柱32と響板30との間にスピーカのエッ
ヂに相当するものを設けていること、さらにまた、響板
30Bの外周縁部に透孔33をもうけていること等であ
る。なお、補助スピーカとしてウーハを設けてもよい。
また、周波数特性の山谷の改善が上記デジタルフィルタ
FA,FB,FC,FDによりなされている。さらに、
高音域は響板30Aを低音用の響板30Bと分離するこ
とにより改善されている。なお、ツイータを設けてもよ
い。これらの結果、アコースティックピアノと同様また
はそれ以上の音色、音量の発音を得ることができる。さ
らにまた、この実施例では弦の周波数特性信号を響板駆
動ユニット34A〜34Dに入力しているため、ピアノ
演奏音を録音したものを入力している場合とは異なり、
より自然なピアノ音を得られる。なお、弦の周波数特性
信号は上記のように記憶回路にあらかじめ記憶しておい
てもよく、リアルタイムで算出することもできる。この
場合、弦を打撃するものではないため、その音量調整も
容易に行うことができるものである。
る。この実施例では、センサ51の出力をMIDI信号
(52)として弦の周波数特性信号を算出し(53)、
アンプ54、フーリエ逆変換器54B、D/A変換器5
4Cを介して響板駆動ユニット55A,55B,55
C,55Dに出力して響板56を駆動するものである。
ここで、弦の周波数特性の算出は、響板の特性を加速度
が平坦であると仮定して求める。例えば、弦の打弦点で
の入力をejωt、駒の位置での出力をf0(ω,t)
とすると、求める周波数特性R(ω)は、R(ω)=f
0(ω,t)/ejωtとなる。これに基づいて、打弦
比8の場合の周波数特性R(ω)のグラフを描くと図1
5に示す線スペクトル図のようになる。同図に示すよう
に、打弦比の数字の整数倍のところで部分音が発生しな
い一群の線スペクトルとなる。
この実施例では、センサ61の出力により、特にキー番
号に基づいてどの音域の押鍵がなされたかを判断し、M
IDI信号として(62)弦の周波数特性信号を算出す
る(63)と同時に、フーリエ逆変換器63B、D/A
変換器63Cを介し、さらにその音域分割コントローラ
64にて対応するアンプ65A,65B,65C,65
Dを介して響板駆動ユニット66A,66B,66C,
66Dにより響板67を駆動している。音域により響板
67の周波数特性特性が異なることを補正するものであ
る。
号を出力するように構成することができ、例えば他の電
子楽器、MIDI機器(ミュージックコンピュータ等)
とのアンサンブル演奏もできる。
鍵盤楽器によれば、音響出力においてその音色もアコー
スティックピアノのそれとほぼ同一のものとすることが
できる。特に低域の発音において音質を良好なものとす
ることができる。さらに、弦およびこれに付随するフレ
ーム等を廃止することができ、鍵盤楽器を小型化、軽量
化することができる。また、その演奏に際して鍵タッチ
感はアコースティックピアノのそれと同一である。
ック図である。
ック図である。
ック図である。
ブロック図である。
分解斜視図である。
す正面図である。
ある。
す正面図である。
図である。
けられた重りを示す断面図である。
示す正面図である。
の特性を説明するためのグラフである。
ブロック図である。
を示すブロック図である。
ペクトル図である。
出手段)、 30(30A,30B) 響板(発音手
段)、 34A〜34D 響板駆動ユニット(発音手
段)、 100,200,300 打弦機構、 11
0,210,310操作子状態検出手段、 120,2
20,320 振動状態記憶手段、 130,230,
330 選択手段、 140 発音制御手段、 15
0,240,350 発音手段、 160 補正手段、
340 駆動信号生成手段
Claims (3)
- 【請求項1】 打鍵に応じて動作する打弦機構と、 少なくともこの打弦機構の運動状態を検出する操作子状
態検出手段と、 少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振
動状態を記憶する振動状態記憶手段と、 上記操作子状態検出手段の検出結果に応じ、上記振動状
態記憶手段に記憶されている振動状態を選択する選択手
段と、 この選択された振動状態を駆動信号に変換して出力する
発音制御手段と、 この駆動信号に基づいて駆動されて発音する発音手段
と、 上記駆動信号をこの発音手段の周波数特性に基づいて補
正する補正手段と、 を有することを特徴とする鍵盤楽器。 - 【請求項2】 打鍵に応じて動作する打弦機構と、 少なくともこの打弦機構の運動状態を検出する操作子状
態検出手段と、 少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振
動状態を記憶する振動状態記憶手段と、 上記操作子状態検出手段の検出結果に応じ、上記振動状
態記憶手段に記憶されている振動状態を選択する選択手
段と、 この選択された振動状態を音響に変換して出力する発音
手段と、 を備えた鍵盤楽器であって、 上記発音手段はその振動特性を所望特性に設定可能な構
造の響板で構成したことを特徴とする鍵盤楽器。 - 【請求項3】 打鍵に応じて動作する打弦機構と、 少なくともこの打弦機構の運動状態を検出する操作子状
態検出手段と、 少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振
動状態を記憶する振動状態記憶手段と、 上記操作子状態検出手段の検出結果に応じ、上記振動状
態記憶手段に記憶されている振動状態を選択する選択手
段と、 この選択された振動状態に基づいて弦の周波数特性を有
する駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、 この駆動信号を音響に変換して出力する発音手段と、 を備えたことを特徴とする鍵盤楽器。
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