JP3063243B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents
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- RRLHMJHRFMHVNM-BQVXCWBNSA-N [(2s,3r,6r)-6-[5-[5-hydroxy-3-(4-hydroxyphenyl)-4-oxochromen-7-yl]oxypentoxy]-2-methyl-3,6-dihydro-2h-pyran-3-yl] acetate Chemical compound C1=C[C@@H](OC(C)=O)[C@H](C)O[C@H]1OCCCCCOC1=CC(O)=C2C(=O)C(C=3C=CC(O)=CC=3)=COC2=C1 RRLHMJHRFMHVNM-BQVXCWBNSA-N 0.000 description 1
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鍵盤楽器に関し、アコー
スティックピアノで用いる打弦機構の運動状態に応じ
て、予め記憶しているアコースティックピアノの弦、フ
レーム、棚板支柱等の振動データに基づいて響板を駆動
して発音させることにより、アコースティックピアノの
鍵タッチ感や音色を損なうことなく、音量可変機能等を
有する軽量小型の鍵盤楽器を実現したものである。
スティックピアノで用いる打弦機構の運動状態に応じ
て、予め記憶しているアコースティックピアノの弦、フ
レーム、棚板支柱等の振動データに基づいて響板を駆動
して発音させることにより、アコースティックピアノの
鍵タッチ感や音色を損なうことなく、音量可変機能等を
有する軽量小型の鍵盤楽器を実現したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アコースティックピアノの音と電
子楽音とを共に発音可能な技術として、例えば特開昭6
1−289393号公報に開示された「鍵盤楽器」が知
られている。すなわち、この鍵盤楽器は、打弦機構等の
メカ的に楽音を発生する手段と、電子的に楽音を発生す
る手段と、を共に具備するものである。そして、これら
の手段を切り換えて楽音を生成していたものである。
子楽音とを共に発音可能な技術として、例えば特開昭6
1−289393号公報に開示された「鍵盤楽器」が知
られている。すなわち、この鍵盤楽器は、打弦機構等の
メカ的に楽音を発生する手段と、電子的に楽音を発生す
る手段と、を共に具備するものである。そして、これら
の手段を切り換えて楽音を生成していたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、鍵盤楽器は、弦、および、この弦を
張設したフレーム等をそのまま備えていたので、その重
量が重く、その弦長確保のためその寸法が大きくなって
いる。また、メカ楽音発生手段によるアコースティック
な音発生時の音量調整が困難である(音量を小さくでき
ない)という課題があり、未だ改善の余地があった。
来技術にあっては、鍵盤楽器は、弦、および、この弦を
張設したフレーム等をそのまま備えていたので、その重
量が重く、その弦長確保のためその寸法が大きくなって
いる。また、メカ楽音発生手段によるアコースティック
な音発生時の音量調整が困難である(音量を小さくでき
ない)という課題があり、未だ改善の余地があった。
【0004】そこで、本発明は、軽量、小型で、鍵タッ
チ感、音色等を損なうことなく、音量調整が可能な鍵盤
楽器を提供することを、その目的としている。
チ感、音色等を損なうことなく、音量調整が可能な鍵盤
楽器を提供することを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の鍵から
なる鍵盤と、少なくとも前記鍵盤の操作に応じて操作情
報を出力する操作情報出力手段と、アコースティックピ
アノの弦の振動状態とピアノフレームおよび/または棚
板支柱の振動状態とを記憶した振動状態記憶手段と、前
記操作情報出力手段から出力された操作情報に応じて、
前記振動状態記憶手段に記憶されている弦の振動状態と
ピアノフレームおよび/または棚板支柱の振動状態とを
読み出して音響に変換して出力する発音手段とを備えた
鍵盤楽器である。
なる鍵盤と、少なくとも前記鍵盤の操作に応じて操作情
報を出力する操作情報出力手段と、アコースティックピ
アノの弦の振動状態とピアノフレームおよび/または棚
板支柱の振動状態とを記憶した振動状態記憶手段と、前
記操作情報出力手段から出力された操作情報に応じて、
前記振動状態記憶手段に記憶されている弦の振動状態と
ピアノフレームおよび/または棚板支柱の振動状態とを
読み出して音響に変換して出力する発音手段とを備えた
鍵盤楽器である。
【0006】
【作用】本発明に係る鍵盤楽器では、少なくとも鍵盤の
操作に応じて操作情報を出力する。この操作情報に応じ
て、弦の振動状態とピアノフレームおよび/または棚板
支柱の振動状態とを読み出し、これを音響に変換して出
力する。この結果、鍵タッチ感を損なうことなく、か
つ、アコースティックピアノによる音色を保持した状態
で演奏することができる。また、その音量調整等も行う
ことが可能となる。さらに、弦およびこれを支持するフ
レーム等の部材を廃止することが可能で、鍵盤楽器その
ものを小型、軽量化することが可能となる。
操作に応じて操作情報を出力する。この操作情報に応じ
て、弦の振動状態とピアノフレームおよび/または棚板
支柱の振動状態とを読み出し、これを音響に変換して出
力する。この結果、鍵タッチ感を損なうことなく、か
つ、アコースティックピアノによる音色を保持した状態
で演奏することができる。また、その音量調整等も行う
ことが可能となる。さらに、弦およびこれを支持するフ
レーム等の部材を廃止することが可能で、鍵盤楽器その
ものを小型、軽量化することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る鍵盤楽器の実施例につい
て図面を参照して説明する。図1〜図8は本発明の一実
施例を説明するための図である。図1は本発明の一実施
例に係る鍵盤楽器(竪型ピアノ)の概略構成を示す断面
図である。また、図2は一実施例に係る電子制御回路を
示すブロック図である。
て図面を参照して説明する。図1〜図8は本発明の一実
施例を説明するための図である。図1は本発明の一実施
例に係る鍵盤楽器(竪型ピアノ)の概略構成を示す断面
図である。また、図2は一実施例に係る電子制御回路を
示すブロック図である。
【0008】これらの図において、11は鍵盤を構成す
る鍵であって、例えば88鍵で構成されている。各鍵1
1は棚板12上に筬中13を支点として上下方向に揺動
自在に支持されている。また、各鍵11についてその後
端部の上方にはアクション(打弦機構)21がそれぞれ
配設されている。
る鍵であって、例えば88鍵で構成されている。各鍵1
1は棚板12上に筬中13を支点として上下方向に揺動
自在に支持されている。また、各鍵11についてその後
端部の上方にはアクション(打弦機構)21がそれぞれ
配設されている。
【0009】このアクション21は、平型ピアノ用の打
弦機構として周知の構成であって、鍵11の後端部上面
に立設されたキャプスタンスクリュ14により突き上げ
られるウイペン22と、このウイペン22に揺動自在に
支持されたジャック23と、ウイペン22の上方に回動
自在に設けられたレペティションレバー24と、図中時
計回り方向に回動自在にフレンジに支持されたハンマー
25等と、を有している。
弦機構として周知の構成であって、鍵11の後端部上面
に立設されたキャプスタンスクリュ14により突き上げ
られるウイペン22と、このウイペン22に揺動自在に
支持されたジャック23と、ウイペン22の上方に回動
自在に設けられたレペティションレバー24と、図中時
計回り方向に回動自在にフレンジに支持されたハンマー
25等と、を有している。
【0010】このハンマー25の上方には所定間隔離れ
てダッシュポット31が配設されており、このダッシュ
ポット31は上記ハンマー25が当接するピストン部材
32を上下動自在に保持している。33はこのピストン
部材32の上端部を上下動自在に支持するシリンダケー
スであり、34はこのピストン部材32のリターンスプ
リングである。そして、このピストン部材32のハンマ
ー25当接面には圧力センサが取り付けられている。
この圧力センサによりハンマー25による打撃力を検
出する構成である。この圧力センサは例えば圧電素子
で構成することができ、また、その他の機械−電気変換
素子で構成することもできる。
てダッシュポット31が配設されており、このダッシュ
ポット31は上記ハンマー25が当接するピストン部材
32を上下動自在に保持している。33はこのピストン
部材32の上端部を上下動自在に支持するシリンダケー
スであり、34はこのピストン部材32のリターンスプ
リングである。そして、このピストン部材32のハンマ
ー25当接面には圧力センサが取り付けられている。
この圧力センサによりハンマー25による打撃力を検
出する構成である。この圧力センサは例えば圧電素子
で構成することができ、また、その他の機械−電気変換
素子で構成することもできる。
【0011】また、ハンマー25とともに回動するハン
マーシャンク25aに対向して反射型の光センサが配
設されており、この光センサはハンマー25の回動速
度を検出するものである。さらに、上記各鍵11の下方
には押圧された鍵11およびその下降速度を検出するた
めのキーセンサが配設されている。これらのキーセン
サは反射光型の光センサ(例えばLEDとフォトトラ
ンジスタ)で構成している。また、鍵11の中間部の上
方にはキー衝撃力センサ(加速度ピックアップ)が配
設されている。
マーシャンク25aに対向して反射型の光センサが配
設されており、この光センサはハンマー25の回動速
度を検出するものである。さらに、上記各鍵11の下方
には押圧された鍵11およびその下降速度を検出するた
めのキーセンサが配設されている。これらのキーセン
サは反射光型の光センサ(例えばLEDとフォトトラ
ンジスタ)で構成している。また、鍵11の中間部の上
方にはキー衝撃力センサ(加速度ピックアップ)が配
設されている。
【0012】また、この竪型ピアノにおいては、枠41
に取り付けられて響板42が直立して支持されている。
この響板42の前面の所定位置には響板駆動アクチュエ
ータ43が取り付けられている。この響板駆動アクチュ
エータ43は電磁駆動されて響板42を所定周波数で振
動させるものである。この響板駆動アクチュエータ43
は本発明に係る鍵盤楽器にあっての発音手段を構成する
ものである。
に取り付けられて響板42が直立して支持されている。
この響板42の前面の所定位置には響板駆動アクチュエ
ータ43が取り付けられている。この響板駆動アクチュ
エータ43は電磁駆動されて響板42を所定周波数で振
動させるものである。この響板駆動アクチュエータ43
は本発明に係る鍵盤楽器にあっての発音手段を構成する
ものである。
【0013】さらに、この竪型ピアノにあっては、3個
のペダル44を有しており、各ペダル44についてそれ
ぞれその揺動を検出するための変位センサ、、が
配設されている。変位センサはダンパーペダル用で、
変位センサはシフトペダル用で、さらに、変位センサ
はソステヌートペダル用である。
のペダル44を有しており、各ペダル44についてそれ
ぞれその揺動を検出するための変位センサ、、が
配設されている。変位センサはダンパーペダル用で、
変位センサはシフトペダル用で、さらに、変位センサ
はソステヌートペダル用である。
【0014】ここで、この竪型ピアノにあっては、上記
各センサ〜の入力信号に基づいて所定の演算処理を
行い上記響板駆動アクチュエータ43を制御駆動する電
子制御回路51を有している。なお、図1にて52はそ
の電源を示している。
各センサ〜の入力信号に基づいて所定の演算処理を
行い上記響板駆動アクチュエータ43を制御駆動する電
子制御回路51を有している。なお、図1にて52はそ
の電源を示している。
【0015】この電子制御回路51は、図2に示すよう
に、システムバスを介して接続されたCPU53、RO
M54、RAM55、入出力部56を備えている。この
入出力部56は、例えばA/D変換器、D/A変換器、
マルチプレクサ等を有して構成されている。さらに、バ
ックアップRAM57が、このCPU53等にシステム
バスにより接続されている。また、58はクロック回路
(クロックジェネレータ)であって、クロック信号をC
PU53に供給している。59はバックアップRAM5
7用のバッテリーである。
に、システムバスを介して接続されたCPU53、RO
M54、RAM55、入出力部56を備えている。この
入出力部56は、例えばA/D変換器、D/A変換器、
マルチプレクサ等を有して構成されている。さらに、バ
ックアップRAM57が、このCPU53等にシステム
バスにより接続されている。また、58はクロック回路
(クロックジェネレータ)であって、クロック信号をC
PU53に供給している。59はバックアップRAM5
7用のバッテリーである。
【0016】ROM54は、各鍵11に対応したアコー
スティックピアノの弦の振動状態を示す線スペクトル信
号を記憶しておくための記憶回路であって、所定の記憶
容量を有して構成されている。さらに、図2において、
61は上記キーセンサの検出信号に基づいてキー速度
を演算するキー速度検出回路であり、62はオーディオ
出力端子、63はMIDI出力端子である。したがっ
て、電子制御回路51の入出力部56には、キーセンサ
から押圧された鍵11のキー番号が、キー速度検出回
路61からキー速度が、それぞれ入力される構成であ
る。
スティックピアノの弦の振動状態を示す線スペクトル信
号を記憶しておくための記憶回路であって、所定の記憶
容量を有して構成されている。さらに、図2において、
61は上記キーセンサの検出信号に基づいてキー速度
を演算するキー速度検出回路であり、62はオーディオ
出力端子、63はMIDI出力端子である。したがっ
て、電子制御回路51の入出力部56には、キーセンサ
から押圧された鍵11のキー番号が、キー速度検出回
路61からキー速度が、それぞれ入力される構成であ
る。
【0017】また、この入出力部56には、上記圧力セ
ンサからのハンマー打撃力およびキー衝撃力センサ
からのキー加速度が、ハイカットフィルタ64を介して
入力されている。例えば、押鍵に応じて回動するハンマ
ー25により打撃された圧力センサの振動は、圧電素
子で検出され、この振動信号は、ハイカットフィルタ6
4で、例えば、8000[Hz]以上の高周波成分がノ
イズとして徐々にカットされる。このノイズ除去後の振
動信号は、電子制御回路51の入出力部56に入力され
ている。この入出力部56では、振動信号はA/D変換
器でディジタル信号化され、例えばFFT(高速フーリ
エ変換)処理によりフーリエ変換されて線スペクトル信
号として処理される。
ンサからのハンマー打撃力およびキー衝撃力センサ
からのキー加速度が、ハイカットフィルタ64を介して
入力されている。例えば、押鍵に応じて回動するハンマ
ー25により打撃された圧力センサの振動は、圧電素
子で検出され、この振動信号は、ハイカットフィルタ6
4で、例えば、8000[Hz]以上の高周波成分がノ
イズとして徐々にカットされる。このノイズ除去後の振
動信号は、電子制御回路51の入出力部56に入力され
ている。この入出力部56では、振動信号はA/D変換
器でディジタル信号化され、例えばFFT(高速フーリ
エ変換)処理によりフーリエ変換されて線スペクトル信
号として処理される。
【0018】さらに、入出力部56には光センサから
出力されたハンマーの変位がハンマー速度検出回路65
によりハンマー速度として入力されている。なお、各ペ
ダル44の変位もペダルセンサ、、より入力され
ている。
出力されたハンマーの変位がハンマー速度検出回路65
によりハンマー速度として入力されている。なお、各ペ
ダル44の変位もペダルセンサ、、より入力され
ている。
【0019】駆動回路66は、上記響板42を所定周波
数で振動させることにより発音を得る響板駆動アクチュ
エータ43を駆動するものである。電子制御回路51
は、この入出力部56より、駆動回路66に駆動信号
を、オーデイオ出力端子62にはオーディオ出力信号
を、MIDI出力端子63にはMIDI信号を、選択し
て出力する。これらの結果、この鍵盤楽器では、ハンマ
ー25の打撃力等を検出し、押鍵から所定の時間(例え
ば5msec)内に響板駆動アクチュエータ43を介し
て発音することができる構成を有している。
数で振動させることにより発音を得る響板駆動アクチュ
エータ43を駆動するものである。電子制御回路51
は、この入出力部56より、駆動回路66に駆動信号
を、オーデイオ出力端子62にはオーディオ出力信号
を、MIDI出力端子63にはMIDI信号を、選択し
て出力する。これらの結果、この鍵盤楽器では、ハンマ
ー25の打撃力等を検出し、押鍵から所定の時間(例え
ば5msec)内に響板駆動アクチュエータ43を介し
て発音することができる構成を有している。
【0020】ここで、上記ROM54には、図3〜図7
に示すような線スペクトル信号に基づいて弦振動信号が
記憶されている。図3〜図5は、弦振動データを示すも
ので、実際に記憶されるのは、このデータを逆フーリエ
変換した弦振動信号である。また、ROM54には88
個の鍵11に対応して、かつ、3個のペダル44に対応
して、記憶されている。
に示すような線スペクトル信号に基づいて弦振動信号が
記憶されている。図3〜図5は、弦振動データを示すも
ので、実際に記憶されるのは、このデータを逆フーリエ
変換した弦振動信号である。また、ROM54には88
個の鍵11に対応して、かつ、3個のペダル44に対応
して、記憶されている。
【0021】図3〜図5に示す弦振動信号は、アコース
ティックピアノの3本の弦に対応するもので、図3は第
1弦の弦振動信号のデータを、図4は第2弦のものを、
図5は第3弦のそれを、示している。これらの弦振動デ
ータ、アコースティックピアノの実打弦振動に対して、
インハーモニシティ(非調和性)、減衰等の補正を行っ
て得られた理想的な弦振動データである。
ティックピアノの3本の弦に対応するもので、図3は第
1弦の弦振動信号のデータを、図4は第2弦のものを、
図5は第3弦のそれを、示している。これらの弦振動デ
ータ、アコースティックピアノの実打弦振動に対して、
インハーモニシティ(非調和性)、減衰等の補正を行っ
て得られた理想的な弦振動データである。
【0022】また、図6および図7は、それぞれ、ピア
ノフレームの振動データと、ピアノ棚板支柱の振動デー
タとを示している。これらのデータは実際のピアノフレ
ームの振動状態、棚板支柱のそれを測定して求めてい
る。なお、これらの振動データについても各鍵11、ペ
ダル44に対応した数だけ記憶されているものとする。
また、実際にROM54が記憶するのは、これらの図示
の振動データを逆フーリエ変換した振動信号である。
ノフレームの振動データと、ピアノ棚板支柱の振動デー
タとを示している。これらのデータは実際のピアノフレ
ームの振動状態、棚板支柱のそれを測定して求めてい
る。なお、これらの振動データについても各鍵11、ペ
ダル44に対応した数だけ記憶されているものとする。
また、実際にROM54が記憶するのは、これらの図示
の振動データを逆フーリエ変換した振動信号である。
【0023】次に、本実施例に係る鍵盤楽器の作用につ
いて説明する。実際の演奏時には、CPU53は図8に
示すプログラムを実行する。
いて説明する。実際の演奏時には、CPU53は図8に
示すプログラムを実行する。
【0024】まず、各センサ〜より入出力部56に
センサ信号が入力される(ステップS81)。例えば押
鍵操作された鍵11について、キーセンサからの検出
信号が、光センサからはハンマー速度が演算されて入
力される。
センサ信号が入力される(ステップS81)。例えば押
鍵操作された鍵11について、キーセンサからの検出
信号が、光センサからはハンマー速度が演算されて入
力される。
【0025】次に、実際に打鍵された鍵11に対応する
弦振動信号をROM54から読み込む(S82)。上記
センサ〜の状態に対応した第1〜3弦振動信号が読
み込まれる。
弦振動信号をROM54から読み込む(S82)。上記
センサ〜の状態に対応した第1〜3弦振動信号が読
み込まれる。
【0026】さらに、対応するピアノフレーム、棚板支
柱の振動信号が同様にROM54から読み込まれる(S
83)。
柱の振動信号が同様にROM54から読み込まれる(S
83)。
【0027】そして、サブルーチン処理により、各振動
信号について出力時期制御処理を行う(S84)。キー
番号、ハンマー速度、発音時期等の相互関係を定めたマ
ップ(ROM格納)にしたがって、検出したキー番号、
ハンマー速度に対応して適切な発音時期を算出し発音タ
イミングを調整するものである。
信号について出力時期制御処理を行う(S84)。キー
番号、ハンマー速度、発音時期等の相互関係を定めたマ
ップ(ROM格納)にしたがって、検出したキー番号、
ハンマー速度に対応して適切な発音時期を算出し発音タ
イミングを調整するものである。
【0028】このようにして算出した発音時期に、響板
駆動アクチュエータ43、または、オーディオ出力端子
52のうちのいずれかについて(選択されている)、各
弦振動信号を出力する(S85)。この結果、例えば響
板駆動アクチュエータ43は響板42を所定周波数で駆
動して所望のアコースティックピアノと同様の音色を有
する発音を得るものである。オーディオ出力についても
同様のアコースティックな音を出力できる。
駆動アクチュエータ43、または、オーディオ出力端子
52のうちのいずれかについて(選択されている)、各
弦振動信号を出力する(S85)。この結果、例えば響
板駆動アクチュエータ43は響板42を所定周波数で駆
動して所望のアコースティックピアノと同様の音色を有
する発音を得るものである。オーディオ出力についても
同様のアコースティックな音を出力できる。
【0029】そして、演奏が終了したかをチェックして
(S86)、終了するまで上記ステップS81〜S85
を繰り返して実行する。
(S86)、終了するまで上記ステップS81〜S85
を繰り返して実行する。
【0030】なお、本実施例では、MID出力端子63
を介してMIDI信号を出力することができ、他の電子
楽器、MIDI機器(ミュージックコンピュータ等)等
とのアンサンブル演奏もできる。
を介してMIDI信号を出力することができ、他の電子
楽器、MIDI機器(ミュージックコンピュータ等)等
とのアンサンブル演奏もできる。
【0031】したがって、この竪型ピアノでは、通常の
ピアノと同様に、演奏者の押鍵によりアクション21を
介してハンマー25を回動させ、所定の鍵タッチ感が得
られることとなる。演奏時、この押鍵打撃と同時に、こ
のアコースティックピアノの弦振動信号に関する線スペ
クトルに基づいて発音手段である響板42から所望の発
音がなされる。この結果、アコースティックピアノと同
様またはそれ以上の音色、音量の発音を得ることができ
る。この音量調整も容易に行うことができるものであ
る。
ピアノと同様に、演奏者の押鍵によりアクション21を
介してハンマー25を回動させ、所定の鍵タッチ感が得
られることとなる。演奏時、この押鍵打撃と同時に、こ
のアコースティックピアノの弦振動信号に関する線スペ
クトルに基づいて発音手段である響板42から所望の発
音がなされる。この結果、アコースティックピアノと同
様またはそれ以上の音色、音量の発音を得ることができ
る。この音量調整も容易に行うことができるものであ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
鍵盤楽器によれば、弦およびこれに付随するフレーム等
を廃止することができ、鍵盤楽器を小型化、軽量化する
ことができる。また、その演奏に際して鍵タッチ感はア
コースティックピアノのそれと同一で、かつ、その音色
もアコースティックピアノのそれと同一である。さら
に、その音量のコントロールが容易になっている。
鍵盤楽器によれば、弦およびこれに付随するフレーム等
を廃止することができ、鍵盤楽器を小型化、軽量化する
ことができる。また、その演奏に際して鍵タッチ感はア
コースティックピアノのそれと同一で、かつ、その音色
もアコースティックピアノのそれと同一である。さら
に、その音量のコントロールが容易になっている。
【図1】 本発明の一実施例に係る鍵盤楽器の概略構成
を示すその断面図である。
を示すその断面図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る鍵盤楽器の電子制御
回路を示すブロック図である。
回路を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施例に係るROMに記憶するア
コースティックピアノによる弦振動状態を説明するため
の弦振動信号を説明するための第1弦の弦振動データの
線スペクトルを示すグラフである。
コースティックピアノによる弦振動状態を説明するため
の弦振動信号を説明するための第1弦の弦振動データの
線スペクトルを示すグラフである。
【図4】 図3と同様の第2弦の弦振動データについて
の線スペクトルを示すグラフである。
の線スペクトルを示すグラフである。
【図5】 図3と同様の第3弦の弦振動データについて
の線スペクトルを示すグラフである。
の線スペクトルを示すグラフである。
【図6】 本発明の一実施例に係るROMに格納するピ
アノフレーム振動データを説明するための線スペクトル
を示すグラフである。
アノフレーム振動データを説明するための線スペクトル
を示すグラフである。
【図7】 図6と同じく本発明の一実施例に係るピアノ
棚板支柱振動データを説明するための線スペクトルを示
すグラフである。
棚板支柱振動データを説明するための線スペクトルを示
すグラフである。
【図8】 本発明の一実施例に係る電子制御回路での演
奏処理を示すフローチャートである。
奏処理を示すフローチャートである。
11 鍵(操作子)、 21 アクション(打弦機
構)、 42 響板(発音手段)、 43 響板アクチ
ュエータ(発音手段)、 66 駆動回路(発音手
段)、 51 電子制御回路、 53 CPU(選択手
段)、 54 ROM(振動状態記憶手段)、 55
RAM、 56 入出力部、 57 バックアップRA
M、 、、、 センサ(操作子状態検出手段)
構)、 42 響板(発音手段)、 43 響板アクチ
ュエータ(発音手段)、 66 駆動回路(発音手
段)、 51 電子制御回路、 53 CPU(選択手
段)、 54 ROM(振動状態記憶手段)、 55
RAM、 56 入出力部、 57 バックアップRA
M、 、、、 センサ(操作子状態検出手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の鍵からなる鍵盤と、 少なくとも前記鍵盤の操作に応じて操作情報を出力する
操作情報出力手段と、 アコースティックピアノの弦の振動状態とピアノフレー
ムおよび/または棚板支柱の振動状態とを記憶した振動
状態記憶手段と、 前記操作情報出力手段から出力された操作情報に応じ
て、前記振動状態記憶手段に記憶されている弦の振動状
態とピアノフレームおよび/または棚板支柱の振動状態
とを読み出して音響に変換して出力する発音手段とを備
えたことを特徴とする鍵盤楽器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3165096A JP3063243B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 鍵盤楽器 |
| US07/895,591 US5247129A (en) | 1991-06-10 | 1992-06-08 | Stringless piano-touch electric sound producer for directly driving a sound board on the basis of key actions |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3165096A JP3063243B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 鍵盤楽器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04362694A JPH04362694A (ja) | 1992-12-15 |
| JP3063243B2 true JP3063243B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=15805815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3165096A Expired - Fee Related JP3063243B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 鍵盤楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3063243B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101473001B1 (ko) * | 2006-12-05 | 2014-12-15 | 가부시키가이샤 가와이가끼세이사꾸쇼 (일명: 가와이 뮤지컬 인스트루먼츠 매뉴팩처링 씨오., 엘티디.) | 악음장치(樂音裝置) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07104737A (ja) * | 1993-09-29 | 1995-04-21 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | ピアノ |
| JP3532012B2 (ja) * | 1995-10-11 | 2004-05-31 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器の鍵盤装置および電子ピアノ |
| JPH09106281A (ja) * | 1995-10-11 | 1997-04-22 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子楽器の鍵盤装置および電子ピアノ |
| DE10318149B4 (de) * | 2003-04-21 | 2006-01-05 | Wilhelm Schimmel Pianofortefabrik Gmbh | Pianoforteinstrument mit zusätzlicher Energieeinspeisung in den Resonanzboden und Verfahren zur Beeinflussung des Klanges eines Pianoforteinstrumentes |
| JP2007096691A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 楽音発生装置 |
| JP4646765B2 (ja) * | 2005-09-28 | 2011-03-09 | 株式会社河合楽器製作所 | 楽音発生装置 |
| JP5037933B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2012-10-03 | 株式会社河合楽器製作所 | 楽音装置 |
| JP2008139746A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 楽音装置 |
| JP5812017B2 (ja) * | 2013-01-22 | 2015-11-11 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤楽器 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP3165096A patent/JP3063243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101473001B1 (ko) * | 2006-12-05 | 2014-12-15 | 가부시키가이샤 가와이가끼세이사꾸쇼 (일명: 가와이 뮤지컬 인스트루먼츠 매뉴팩처링 씨오., 엘티디.) | 악음장치(樂音裝置) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04362694A (ja) | 1992-12-15 |
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