JP4528280B2 - 楽音装置及び楽音制御方法。 - Google Patents
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Description
図1及び図2は、大響板1、中響板2及び小響板3、4の構造を示す。大響板1、中響板2及び小響板3、4は、長方形の板状で、同じ厚さ、同じ幅(水平方向の長さ)であるが、高さは異なっていて、結果的に大きさが異なっている。大響板1、中響板2、小響板3、4の順番で、各響板1、2、3、4の高さは小さくなっており、大きさも小さくなっている。
図3は大響板1、中響板2(木製)の変位特性を示し、図4は小響板3、4(金属製)の変位特性を示す。図3の縦軸1、2は響板に加えられる力の値であり、横軸は加えられた力に対する響板1、2の変位量/変化量/振動振幅である。図4の縦軸3、4は響板に加えられる力の値であり、横軸は加えられた力に対する響板3、4の変位量/変化量/振動振幅である。
電磁駆動ユニット11、12、13及び14はコイルと磁石とからなり、コイルに上記楽音信号が流れると、コイルに生じる磁界と磁石の磁界との相互作用によって、コイルまたは磁石が振動する。コイルと磁石のうち一方を、上記響板1、2、3、4より重い楽器本体側に固定し、他方を上記響板1、2、3、4に接合(取付け/連結/接着を含む)させる。この接合は接着剤での接着、釘、ボルト、木ねじなどでの固定などである。
図5は、上記電磁駆動ユニット11、12、13及び14の駆動回路を示す。D−A変換器20からは、複数種類の楽音からなるアナログの楽音信号が出力される。この楽音信号は、複数種類の楽器、音色、音高または/及びタッチの楽音の信号からなっており、ポリフォニックに発音される楽音の信号であり、低音、中音、高音の各周波数帯域の楽音が含まれている。
本件発明は上記実施例に限定されず、本件発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記複数種類の楽音からなる楽音信号はPCMなどのデジタル信号でも良いし、低域フィルタ21、中域フィルタ22、高域フィルタ23、24、低音リミッター回路25、中音リミッター回路26、可変抵抗器27、パワーアンプ28、29、30、31はデジタル信号を処理するデジタル回路でもよい。
[1] 複数種類の楽音からなる楽音信号を所定の周波数帯域ごとに分け、この分けられた周波数帯域ごとの楽音信号のうち、低音域または中音域の楽音信号を機械的変化に変換して、楽器の大中響板を駆動させる低音域または中音域の電磁駆動体と、 上記分けられた周波数帯域ごとの楽音信号のうち、高音域の楽音信号を機械的変化に変換して、上記大中響板より小さく、当該大中響板と分離された、楽器の小響板を電磁駆動させる高音域の電磁駆動体と、上記低音域または中音域の楽音信号に対して、所定レベル以上の振幅をほぼ一定値に制限し、このレベル制限によって、当該機械的変化が当該大中響板の比例限界または弾性限界を超えないようにするリミッター手段と、 上記複数種類の楽音からなる楽音信号を、上記大響板及び小響板並びに中低音域の電磁駆動体及び高音域の電磁駆動体に送り込まず、スピーカーに送り込むときには、上記リミッター手段を経ないで送り込む切換手段とを備えたことを特徴とする楽音装置。
3…小響板(下)、4…小響板(上)、
5…枠板、6…響棒、7…仕切り板、
11…低音電磁駆動ユニット(電磁駆動体)、
12…中音電磁駆動ユニット(電磁駆動体)、
13…高音電磁駆動ユニット(下)(電磁駆動体)、
14…高音電磁駆動ユニット(上)(電磁駆動体)、
20…D−A変換器、21…低域フィルタ、
22…中域フィルタ、23、24…高域フィルタ、
25…低音リミッター回路(リミッター手段)、
26…中音リミッター回路(リミッター手段)、
27…可変抵抗器、28、29、30、31…パワーアンプ、
32…切換スイッチ(切換手段)、33…ヘッドフォン(スピーカー)、
34、35、36、37…切換スイッチ(切換手段)、
38、39、40、41…切換スイッチ(切換手段)、
42、43、44、45…スピーカー。
Claims (7)
- 複数種類の楽音からなる楽音信号を所定の周波数帯域ごとに分け、この分けられた周波数帯域ごとの楽音信号のうち、低音域または中音域の楽音信号を機械的変化に変換して、楽器の大中響板を駆動させる低音域または中音域の電磁駆動体と、
上記分けられた周波数帯域ごとの楽音信号のうち、高音域の楽音信号を機械的変化に変換して、上記大中響板より小さく、当該大中響板と分離された、楽器の小響板を電磁駆動させる高音域の電磁駆動体と、
上記低音域または中音域の楽音信号に対して、所定レベル以上の振幅をほぼ一定値に制限し、このレベル制限によって、当該機械的変化が当該大中響板の比例限界または弾性限界を超えないようにするリミッター手段と、
上記複数種類の楽音からなる楽音信号を、上記大響板及び小響板並びに中低音域の電磁駆動体及び高音域の電磁駆動体に送り込まず、スピーカーに送り込むときには、上記リミッター手段を経ないで送り込む切換手段とを備えたことを特徴とする楽音装置。 - 複数種類の楽音からなる楽音信号を所定の周波数帯域ごとに分け、この分けられた周波数帯域ごとの楽音信号のうち、低音域または中音域の楽音信号を機械的変化に変換して、楽器の大中響板を駆動させる低音域または中音域の電磁駆動体と、
上記分けられた周波数帯域ごとの楽音信号のうち、高音域の楽音信号を機械的変化に変換して、上記大中響板より小さく、当該大中響板と分離された、楽器の小響板を電磁駆動させる高音域の電磁駆動体と、
上記低音域または中音域の楽音信号に対して、所定レベル以上の振幅をほぼ一定値に制限し、このレベル制限によって、当該機械的変化が当該大中響板の比例限界または弾性限界を超えないようにし、高音域の楽音信号に対しては所定レベル以上の振幅であっても当該レベルを制限しないリミッター手段と、
上記複数種類の楽音からなる楽音信号を、上記大響板及び小響板並びに中低音域の電磁駆動体及び高音域の電磁駆動体に送り込まず、スピーカーに送り込むときには、上記リミッター手段を経ないで送り込む切換手段とを備えたことを特徴とする楽音装置。 - 上記大中響板及び小響板それぞれは水平方向に延びており、大中響板及び小響板は互いに縦に並んで配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の楽音装置。
- 上記複数種類の楽音からなる楽音信号は、低音域、中音域及び高音域の周波数帯域ごとに分けられ、
上記大中響板は、大響板と中響板とに分離され、大響板は中響板より大きく、
上記低音域または中音域の電磁駆動体は、低音域の電磁駆動体及び中音域の電磁駆動体とからなり、
上記低音域の楽音信号に基づき低音域の電磁駆動体によって大響板は駆動され、上記中音域の楽音信号に基づき中音域の電磁駆動体によって中響板は駆動され、
上記中音域の電磁駆動体の接合位置は上記中響板の中心からずれており、上記低音域の電磁駆動体の接合位置は上記大響板の中心からずれており、しかもこの低音域の電磁駆動体は、上記中音域の電磁駆動体のずれる方向とは反対側の方向にずれていることを特徴とする請求項1、2または3記載の楽音装置。 - 上記大中響板は、大響板と中響板とに分離され、大響板は中響板より大きく、
上記小響板は、上記大響板及び中響板の間に配置されていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の楽音装置。 - 上記小響板及び上記高音域の電磁駆動体は2つずつ以上設けられ、これらは互いに同じまたは異なる大きさ・厚さ・幅・長さ・高さであり、
各高音域の電磁駆動体それぞれは、各小響板の中心に対して、反対側の位置に接合されており、
上記小響板の一部または全部は、上記大中響板、大響板または/及び中響板に比べて、機械的振動の伝達効率が優れていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の楽音装置。 - 複数種類の楽音からなる楽音信号を所定の周波数帯域ごとに分けさせ、この分けられた周波数帯域ごとの楽音信号のうち、低音域または中音域の楽音信号を、楽器の大中響板を駆動させる低音域または中音域の電磁駆動体に送り込んで機械的変化に変換させる工程と、
上記分けられた周波数帯域ごとの楽音信号のうち、高音域の楽音信号を、上記大中響板より小さく、当該大中響板と分離された、楽器の小響板を電磁駆動させる高音域の電磁駆動体に送り込んで機械的変化に変換させる工程と、
上記低音域または中音域の楽音信号に対して、所定レベル以上の振幅をほぼ一定値に制限させ、このレベル制限によって、当該機械的変化が当該大中響板の比例限界または弾性限界を超えないようにさせるリミッター工程と、
上記複数種類の楽音からなる楽音信号を、上記大響板及び小響板並びに中低音域の電磁駆動体及び高音域の電磁駆動体に送り込まず、スピーカーに送り込むときには、上記リミッター工程を経ないで送り込む工程とを備えたことを特徴とする楽音制御方法。
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