JP3843593B2 - 移動棚の台車構造、移動棚及び棚システム - Google Patents

移動棚の台車構造、移動棚及び棚システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場や倉庫等の床面に設置されたレール上を走行する移動棚において、移動棚の底部にその進行方向と直交する幅方向にレール毎に複数設けられる台車であって、三個以上の車輪を備える移動棚の台車構造、移動棚及び棚システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平7−267311号公報や特開平8−252120号公報等には、この種の移動棚が開示されている。移動棚は複数本のレール上を走行し、その底部には複数の台車がレールごとに配設されている。台車はその配設位置によって支える荷重に違いがあり、台車1つ当たりの車輪の数はその荷重に応じて決められる。通常、大きな荷重を支える台車は3個以上の車輪を備えている。図6は、従来の移動棚において、3個以上の車輪を備える台車を示す。
【0003】
台車71を構成するとともに移動棚の棚部底面に固定される支持台72には、例えば4個の車輪73,74,75がその長手方向に沿って配列されている。各車輪73〜75の車軸(シャフト)76,77,78は支持台72の側板に組付けられている。4個のうち一番端(同図における右端)の車輪73が駆動輪となっており、他の3個の車輪74,75が従動輪となっている。モータ79が駆動されることで減速機80に連結された車軸76が駆動され、車輪73が回転駆動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、工場や倉庫などの床面は必ずしも均一な平坦面ではなく、多少起伏のある床面上に設置されたレールには多少の凹凸ができている。図6(a)に示すように、4個の車輪73〜75が全て同じ高さに水平に配置されていると、レールの凹凸によって駆動輪である車輪73がレールから浮き上がることが起こる。駆動輪である車輪73がレールから浮き上がると、車輪73がスリップして走行ロスを招いたり、最悪の場合は車輪73が空転して移動棚が走行不能に陥る。
【0005】
一方、車軸76〜78を嵌挿して支持台72に組付けるために形成された孔の位置にばらつきがあると、支持台72に組付けた車輪73〜75間で高さのばらつきが生じる。これが原因でたとえレールが平坦であっても、駆動輪である車輪73がレールから浮き上がり気味に配置される恐れがあった。つまり、車輪73〜75を設計通りの位置に配置できないことから、駆動輪のスリップや空転を招く恐れがあった。
【0006】
支持台72に車軸76〜78を組付けるために形成しておく孔の加工精度によって車輪73〜75の位置精度が決まるため、従来、車軸76〜78の組付け用の孔の加工精度を高くする必要があった。支持台72を組立てる前の段階でその側板となるフレーム材81に孔は形成される訳であるが、かなりの長さのあるフレーム材81にその長手方向に沿って形成される複数の孔に対し、各孔間で位置の精度をだすためには、非常に高い加工精度が要求されていた。そのため、孔の加工に非常に手間がかかっていた。また、孔が形成されたフレーム材79を組立てて支持台72を製造するときも、孔の位置精度を高く保つために高い組立精度が要求されていた。よって、支持台72の組立てにも手間がかかっていた。
【0007】
また、車軸76〜78の両端を支持する左右二つの孔の位置が前後に微妙にずれることもあった。この場合、車軸76〜78間の平行度がでない。また、車軸76〜78が斜めに組付けられることになって、車輪73〜75の偏摩耗や異音の発生の問題を招く。
【0008】
また、特開平7−267311号公報に開示された移動棚では、支持台を構成するフレーム材の前後方向中央部に上下方向の切欠部を形成している。切欠部の前側の部分と、後側の部分とがレールの凹凸に沿って上下方向に相対揺動するため、車輪のレールから浮き上がりが簡単な構造で防止される。しかし、フレーム材は、大きな荷重を支えるとともに、走行時の大きな引張り力が加わり、その切欠部に荷重(応力)が集中するので、フレーム材を早期に傷めるという問題があった。
【0009】
本発明は前記課題を解決するためになされたものであって、その第1の目的は、車軸の組付位置を決めるために高い加工精度を必要とせず、しかも簡単な構造で、駆動輪をレールに確実に接地させることができる移動棚の台車構造、移動棚及び棚システムを提供することにある。第2の目的は、車軸の平行度を揃えることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するために請求項1に記載の発明では、移動棚に走行用のレールごとに配置され、三個以上の車輪を備える台車を、一つ以上の車輪を間に有する二つの車輪の少なくとも一方を駆動輪として構成し、前記二つの車輪以外の他の車輪の接地面が前記二つの車輪の接地面より上方へ偏位するように、前記各車輪を支持する支持台に対する前記他の車輪の車軸の組付位置を設定するとともに、該他の車輪の車軸の組付位置を少なくとも高さ方向に位置調整する位置調整手段が備えられ、前記位置調整手段は、前記他の車輪の車軸を挿通状態で少なくとも高さ方向へ移動可能に前記支持台に形成された孔と、前記車軸を前記孔内に位置決めした状態で前記支持台に対して固定するための固定手段とを備えている。なお、他の車輪の車軸の組付位置の設定とは、他の車輪の接地面が前記二つの車輪の接地面より上方へ偏位するように他の車輪の車軸を支持台に組付け可能であれば足り、位置調整手段による車軸の組付位置の調整範囲はどのようであってもよい。
【0011】
第2の目的を達成するために請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記位置調整手段は、前記他の車輪の車軸の前記支持台に対する組付位置の位置調整が、高さ方向と、前記台車の移動方向である前後方向で可能となっていることをその要旨とする。
【0012】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記二つの車輪は、前記支持台に組付けられる三個以上の車輪のうち、前記他の車輪の全てを間に挟んで配置される両端の車輪である。
【0014】
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記位置調整手段を構成する前記孔は、前記他の車輪の車軸を高さ方向と、前記台車の移動方向である前後方向ともに移動可能な形状サイズを有する。
【0015】
請求項に記載の発明では、移動棚には、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の前記台車構造が備えられている。
請求項に記載の発明では、棚システムには、請求項に記載の前記移動棚がレール上に複数台備えられている。
【0016】
(作用)
従って、請求項1に記載の発明によれば、他の車輪の車軸は、位置調整手段による位置調整により、支持台に対してその製造上のばらつきに関係なく、他の車輪の接地面が二つの車輪の接地面より上方へ偏位する設定通りの組付位置に組付けられる。二つの車輪が強い力でレールに接地し、他の車輪が弱い力でレールに接地する、二点支持状態になる。よって、二つの車輪のうち少なくとも一方の駆動輪は、レールに多少の凹凸があっても常にレールに接地する。このため、駆動輪の動力が常にレールに確実に伝えられる。よって、駆動輪のスリップによる走行ロスや、その空転により移動棚が走行不能に陥る心配がなくなる。また、駆動輪を常にレールに接地させるためのこの対策が、支持台に応力集中の問題をもたらすこともない。さらに組付位置を位置調整可能にした車軸が、他の車軸であって、接地面を上方に偏位させて荷重を支える割合が相対的に少ないので、荷重によって車軸の位置がずれる心配もまずない。また、他の車輪の車軸は、支持台に形成された孔に挿通された状態で少なくとも高さ方向に位置決めされ、その位置決め位置で支持台に対して固定手段により固定される。位置調整手段が簡単な構造となる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、他の車輪の車軸の支持台に対する組付位置は、位置調整手段により、高さ方向だけでなく台車の移動方向である前後方向にも位置調整可能である。よって、車軸の両端部の支持台に対する組付位置を台車の前後方向に調整することで、車軸の平行度を揃えることが可能となる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、支持台に組付けられる3個以上の車輪のうち両端の車輪に挟まれた車輪(他の車輪)の接地面が、両端の車輪の接地面より上方へ偏位する。駆動輪が他の車輪に挟まれて位置しないので、駆動輪がレールから浮き上がる心配が一層少なくなる。また、両端の車輪で主に荷重を支えるので、走行安定性が得られ易い。
【0020】
請求項に記載の発明によれば、支持台に形成された孔内で他の車輪の車軸が高さ方向と、台車の移動方向である前後方向に位置調整可能になるので、他の車輪の接地面の高さ調整だけでなく、他の車輪の車軸の平行度をだすための位置調整も可能になる。
【0021】
請求項に記載の発明によれば、移動棚には、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の台車構造を備えるので、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0022】
請求項に記載の発明によれば、棚システムには、請求項に記載の前記移動棚がレール上に複数台備えられているので、請求項に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図4,図5に示すように、例えば工場内の床面上に棚システム1は設置される。棚システム1は、1組の固定棚2と複数台の移動棚3とを備える。1組の固定棚2は所定距離を隔して対向して配置されている。複数台の移動棚3は、1組の固定棚2の間に敷設された4本のレール4上に移動可能に配備されている。
【0024】
各移動棚3は、高さ方向(図5における上下方向)および幅方向(図4における上下方向)に複数区画された棚部5を有する棚体6を前後に一対備える。一対の棚体6は、各レール4ごとに1つずつ設けられた4つの台車7,8上に一体に組付けられている。
【0025】
図3に示すように、4つの台車7,8は、移動棚3の進行方向幅にほぼ等しい長さを有する支持台9,10をそれぞれ有する。4つの台車7,8のうち、大きな荷重を相対的に受けることになる中央寄りの2つの台車7については、その支持台9に4個の走行輪11が設けられ、相対的に受ける荷重の少ない両端の台車8については、その支持台10に2個の走行輪12が設けられている。
【0026】
図1は、4個の走行輪11を備える台車7を示す。支持台9は、左右一対のフレーム材13と、その長手方向複数箇所に介される複数の支持材14とを四角枠状に組立てて製造されている。4個の走行輪11うち一番端(同図における右端)に配置された車輪21が駆動輪となっており、残りの3個の車輪22,23が従動輪となっている。本実施形態では、車輪21〜23は全て同径である。なお、図1では、台車7は図3に示す実際の長さよりも短く模式的に描かれている。
【0027】
車輪21が一体に取付けられたシャフト24は、フレーム材13の側面に支持されたブラケット25に取付けられた減速機26に連結されている。シャフト24は走行用モータ27の駆動力によって回転駆動される。
【0028】
従動輪である3つの車輪22,23は、それぞれシャフト28と、車軸としてのシャフト29に対して一対のベアリング30を介して相対回転可能に取付けられている。図1(a)に示すように、前後両端の車輪21,22に挟まれて位置する真中2つの車輪23は、前後両端の車輪21,22に対して上方へ偏位して配置されているように設計されている。つまり、前後両端の車輪21,22の接地面に対して、真中2つの車輪23の接地面が所定距離Lだけ上方に偏位して、各シャフト24,28,29が組付けられるように設計されている。そのため、真中2つの車輪23がレール4に対して所定距離Lだけやや浮き上がり気味に配置される。なお、前後両端の車輪21,22により1つ以上の車輪を間に有する二つの車輪が構成され、真中2つの車輪23により他の車輪が構成される。
【0029】
本実施形態では、真中2つの車輪23の支持台9に対する組付位置が位置調整可能になっている。図1は、車輪23の組付構造を示す分解斜視図を示す。同図に示すように、車輪23は、一対のベアリング30、一対のカラー31、シャフト29、2枚の取付板32、1枚の抜止め板33および左右4本ずつのボルト34を使用して組付けられる。
【0030】
フレーム材13の側部には各シャフト24,28,29の組付位置に相当する位置に取付板部13a,13b,13cが形成されている。シャフト29の組付位置に相当する取付板部13cには、シャフト29の両端部が挿通される位置調整手段を構成するとともに孔としての円孔35が形成されている。円孔35は、シャフト29の設計上の組付位置にその軸心を有するように、シャフト29の軸径より大径に形成されている。円孔35の加工精度による位置のばらつきや、支持台9を組立てる際の組立上のばらつきを考慮し、そのようなばらつきがあっても、シャフト29をシャフト24、28に対して所定距離Lだけ上方の設計上の位置に位置決めできるように、円孔35のサイズ(径)は設定されている。取付板部13cには円孔35を囲む四隅にボルト34を螺着させるための4つのボルト穴36が形成されている。
【0031】
車輪23の両側には一対のベアリング30を嵌着するための凹部23aが形成されている。一対の取付板32には、シャフト29の両端部を嵌挿可能なサイズの円穴37が形成されている。取付板32には円孔37を囲む四隅にボルト挿通孔38が形成されている。ボルト挿通孔38はシャフト29を円孔35の中で位置調整するときに取付板32の取付板部13cに対する固定位置を調整できるようにボルト34の軸径より十分大径に形成されている。なお、取付板32、ボルト34、ボルト穴36、円孔37およびボルト挿通孔38により、位置調整手段の一部をなす固定手段が構成される。
【0032】
シャフト29の一端部には切溝29aが形成されている。切溝29aは、抜止め板33を差込可能な溝幅を有している。抜止め板33には2つのボルト挿通孔33aが形成されている。2つのボルト挿通孔33aから挿通した2本のボルト34をボルト穴36に螺着可能に抜止め板33を位置合わせした際、その下端部が切溝29a内に少なくとも差込まれた状態となるように、抜止め板33の高さおよび切溝29aの深さが設定されている。
【0033】
本実施形態では、シャフト29を、シャフト24,28に対して所定距離Lだけ上方に偏位した設計上の位置に平行度をだして位置決めするために、専用の治具(図示せず)を使用する。台車7を治具の上に載せることで、シャフト24,28に対するシャフト29を設計上の位置に位置決めできるようになっており、この状態で左右4本ずつのボルト34の締結が行われる。
【0034】
前後両端の車輪21,22の組付構造は、従来技術の組付構造(図6)と同じで、次のようになっている。支持台9の両側板に車輪21,22に相当する位置に形成された左右一対ずつの取付板部13a,13bには、シャフト24,28とほぼ同径でこれを嵌挿可能な円孔(図示せず)が形成されている。取付板部13bには左右のうち片側(図1(b)における下側)に、2本のボルト34を螺着可能な2つのボルト穴(図示せず)が形成されている。シャフト28の一端部には切溝28a(図1(a)に示す)が形成されている。シャフト28は、切溝28aのない側の端部を片側の取付板部13b(図1(b)における上側)の円孔に嵌挿するとともに、その反対側の端部を反対側の取付板部13bの円孔に嵌挿する状態でその端部に形成された切溝28aに差込んだ状態にある抜止め板33を取付板部13bに対して外側から2本のボルト34を用いて固定することで、支持台9に対して固定されている。
【0035】
また、車輪21は、図1(b)に示すように支持台9に平行度をだして組付けられたユニット39に対して組付けることで、シャフト24の平行度をだすようにしている。なお、台車8については、その支持台10に2つの走行輪12が、車輪22と同じ組付構造で組付けられている。
【0036】
次に、台車7の組立方法について説明する。
支持台9を組立てるための部品は、ある程度の加工精度で作製される。フレーム材13に形成する円孔35は、従来ほどの高い加工精度ではなく通常の精度で加工される。支持台72を組立てるときにユニット39は組付けられる。ユニット39はシャフト24を組付けたときに必要な平行度がでるように組付けられる。
【0037】
支持台72に対し、まず前後両端の車輪21,22の組付けを行なう。車輪21を取付けたシャフト24をユニット39に組付けることで、シャフト24は支持台9に対して正しい姿勢で固定される。また、前側の車輪22を取付けたシャフト28を、支持台9の両側板に形成された左右の円孔(図示せず)に嵌挿させ、その一端部を抜止めして固定する。2本のシャフト24,28は平行度がでた状態で組付けられる。
【0038】
次に、真中2つの車輪23の組付けを行なう。まず車輪23の両側に形成された凹部23aに左右から一対のベアリング30を嵌着する。次に車輪23に組付けられたベアリング30にシャフト29を嵌挿するとともに、車輪23を挟む両側に位置するように一対のカラー31をシャフト29に挿着し、この状態でシャフト29の両端部を左右両側の取付板部13cの各々の円孔35に挿通した状態とする。シャフト29の両端部は左右のフレーム材13の外側に突出した状態になる。フレーム材13の外側面から突出するシャフト29の両端部に対し、取付板32をその円孔37にて嵌挿して取付け、さらに切溝29aに抜止め板33を差込む。
【0039】
シャフト29の切溝29aのない側の端部に嵌め込まれた取付板32を、その4つのボルト挿通孔38に挿通させた4本のボルト34を取付板部13cのボルト穴36に螺着することで、フレーム材13に固定する。一方、シャフト29の切溝29aのある側の端部では、その端部に嵌め込まれた取付板32の下側2つのボルト挿通孔38に挿通した2本のボルト34を取付板部13cの下側2つのボルト穴36に螺着する。そして、抜止め板33の2つのボルト挿通孔33aおよび取付板32の上側2つのボルト挿通孔38に挿通した2本のボルト34を、取付板部13cの上側のボルト穴36に螺着する。左右4本ずつのボルト34のボルト穴36に対する螺着はこの段階では仮止めとする。
【0040】
前後2本のシャフト24,28に対する真中2本のシャフト29の位置決めは、専用の治具を用いて行われる。支持台9をワイヤで吊るしてクレーンで持上げ、台車7を治具の上に載置する。治具の上では、2本のシャフト29が前後2本のシャフト24,28に対して平行度がでた状態で設計上の位置に位置決めされる。このときシャフト29は円孔35内において高さ方向(上下方向)および横方向(前後方向)の各方向における適切な位置に位置決めされる。この状態で仮止め状態にあったボルト34を締結して、シャフト29を位置決めされた状態で固定する。よって、各シャフト29は、真中2つの車輪23の接地面が前後両端の車輪21,22の接地面より所定距離Lだけ上方に偏位する設計上の位置に支持台9に対して組付けられる。
【0041】
ここで、シャフト29の位置精度は専用の治具による位置決めによって決まるため、円孔35の加工精度はシャフト29の位置精度に関係がなくなる。そのため、円弧35の加工精度がさほど高くなくても、シャフト29は設計上の位置に精度よく組付けられる。従って、設計上の位置に車輪21〜23が配置されないために不良品となる台車7の数が大幅に減る。
【0042】
減速機26およびモータ27はブラケット25を用いて支持台9に組付けられる。支持台9はその上側に組付け用の天板(図示せず)が固定され、その天板に棚体6を構成する支柱(図示せず)が組付けられ、移動棚3が製造される。
【0043】
移動棚3をレール4上に配備した状態にある台車7では、前後両端の車輪21,22がレール4に強く接地し、両車輪21,22より上方に偏位して位置する真中2つの車輪23がレール4に弱く接地する。移動棚3の走行中、レール4に多少の凹凸があっても、前後両端の車輪21,22はその接地圧に多少変化があるだけで常にレール4に確実に接地する。このため、駆動輪である車輪21がスリップや空転することがない。また、シャフト29は平行度がでているので、車輪23の偏摩耗や異音が発生することもない。
【0044】
車輪23にかかる荷重はシャフト29が嵌挿される取付板33で受けるが、取付板33は4本のボルト34の締付力により取付板部13cに強く面で圧接されているため、その面の大きな摩擦抵抗によってずれ難い。しかも車輪23が受ける荷重は前後両端の車輪21,22が受ける荷重に比べその何分の1かと小さいので、シャフト29の位置がずれる心配はない。
【0045】
以上詳述したように本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)シャフト29の支持台9(フレーム材13)に対する組付位置を高さ方向および横方向に位置調整可能としたので、支持台9の組立精度や加工精度を高くしなくても、シャフト29を設計通りの位置に組付けることができる。このため、支持台9の組立精度やシャフト29を組付けるためにフレーム材13に形成しておく円孔35などの加工精度をある程度低くすることができる。このように高い組立精度や加工精度を要求しなくて済むので、支持台9の組立てやその部品の加工にかかる手間を低く抑えることができる。また、車輪が設計通りの位置に配置されないために不良となる台車の不良品の数を低減できる。よって、台車の製造コストを低く抑えることができる。
【0046】
(2)真中二つの車輪23の接地面が前後両端の車輪21,22の接地面より高く位置するとともに、前後両端の車輪21,22のうち一方が駆動輪であるので、レール4に多少の凹凸があっても、駆動輪である車輪21を常にレール4に所定の接地圧で接触させることができる。よって、駆動輪である車輪21のスリップによる移動棚3の走行ロスや、車輪21の空回りによる移動棚3が走行不能になる事態の発生を防止することができる。
【0047】
(3)シャフト29の組付位置をフレーム材13に対して横方向に調整できることから、シャフト29を平行度を揃えるように組付けることができる。よって、車輪23の偏摩耗や異音の発生を防止できる。
【0048】
(4)前後両端の車輪21,22の接地面に対して接地面を上方へ偏位させる真中2つの車輪23についてそのシャフト29を位置調整可能にしたので、ボルト34の締付けだけで位置を固定しているが、真中2つの車輪23にかかる荷重は前後両端の車輪21,22が受ける荷重の何分の1かと少ないため、シャフト29の位置調整位置の位置ずれの心配がない。
【0049】
(5)支持台9のフレーム材13にシャフト29の軸径より大径の円孔35を形成し、シャフト29を円孔37に嵌挿させた取付板32を、円孔35内でのシャフト29の挿通位置を位置決めした状態で、支持台9に対してボルト34を用いて固定するだけの位置調整機構であるので、その機構の構造が簡単である。
【0050】
(6)ボルト34の締結力によって取付板32を支持台9(フレーム材13)の側面に押え付けてシャフト29を固定する構造なので、取付板32が支持台9に対してずれないことにはシャフト29の組付位置がずれることがなく、取付板32と支持台9との接触面での摩擦があるため、取付板32が支持台9に対してずれ難い。よって、シャフト29の支持台9に対する位置決め位置がずれる心配がない。
【0051】
(7)シャフト29の組付位置の調整には治具を用いるので、治具によりシャフト29が位置決めされた状態で、ただボルト34を締め付けるだけでよい。よって、組付作業の手間がさほどかからず、しかも高い組付精度を確保することができる。
【0052】
(8)駆動輪である車輪21を常にレール4に接地させるようにする本実施形態の対策では、フレーム材13に従来技術で述べたような切欠部を設ける必要がないので、支持台9に応力集中が起こる心配もない。
【0053】
なお、実施形態は、上記に限定されず次のように変更できる。
○ 前記実施形態において、真中の車輪23のシャフト29の支持台9に対する組付位置を高さ方向(上下方向)にのみ位置調整可能としてもよい。例えば円孔35に代えて高さ方向に延びる長穴とし、シャフト29の組付位置を高さ方向にのみ位置調整可能にしてもよい。この構成によれば、シャフト29の平行度を揃える位置調整ができないものの、駆動輪である車輪21をレール4の凹凸にかかわらず常にレール4に接地させることはできる。
【0054】
○ 位置調整手段は、他の車輪の車軸の支持台に対する組付位置を少なくとも高さ方向(上下方向)に位置調整可能な方法であれば、どのような機構であっても構わない。例えば、支持台にボルト穴に代えてボルト挿通孔を形成し、ボルト挿通孔に挿通したボルトを支持台の内側からナットを用いて締付け、車軸の位置を固定する方法で固定手段を構成することもできる。
【0055】
○ 二つの車輪は、前後両端の車輪21,22に限定されない。台車に備えられた3個以上の車輪のうち、1つ以上の車輪を間に挟む2つの車輪であれば足りる。例えば二つの車輪のうち一方あるいは両方が、両端の車輪に挟まれた真中の車輪であっても構わない。この場合、二つの車輪以外の車輪は上方へ偏位して配置されるので、二つの車輪のうち少なくとも一方である駆動輪がレールの凹凸によってレールから浮き上がる事態は回避できる。
【0056】
○ 台車に配置される車輪の個数は4個に限定されない。3個、5個など、3個以上の複数個であればよい。
○ 移動棚に備えられる複数の台車のうち少なくとも1つが、3個以上の車輪を備えていれば、その移動棚に適用できる。また、移動棚の幅方向における真中の2つの台車だけが3個以上の車輪を備えているのではなく、全ての台車が3個以上の車輪を備える構成であってもよい。
【0057】
○ 台車7を構成する車輪21〜23が全て同じサイズ(径)であることに限定されない。要するに、前後両端の車輪の接地面に対してその間に挟まれた車輪の接地面が上方へ偏位して配置されればよい。例えば前後両端の車輪より真中の車輪の方が径が小さい場合、前後両端の車輪の車軸(シャフト)が真中の車輪の車軸(シャフト)より上方位置に支持台に対して組付けられる台車構造であってもよい。もちろん、真中の車輪同士の径が異なっていてもよいし、前後の車輪同士で径が異なっていてもよい。
【0058】
○ 移動棚1台当たりの台車の数は、4つに限定されない。2つ、3つあるいは5つ以上の複数でもよく、移動棚の左右の安定性が確保されるのであれば1つでもよい。
【0059】
○ 二つの車輪を共に駆動輪としてもよい。モータや減速機などの駆動手段が2つ分必要になって構造の簡素化の面からは好ましくはないが、移動棚の走行ロスや走行不能に陥る事態を一層確実に回避できる。特に車輪数が多い台車に有効である。例えば前記実施形態において、前後両端の車輪21,22を共に駆動輪としてもよい。
【0060】
前記実施形態及び変更例から把握できる発明を、その効果とともに以下に列記する。
(1)移動棚に走行用のレールごとに配置され、三個以上の車輪を備える台車を、両端の車輪のうち少なくとも一方を駆動輪として構成し、前記両端の車輪に挟まれた他の車輪の接地面が前記両端の車輪の接地面より上方へ偏位するように、前記各車輪を支持する支持台に対する前記他の車輪の車軸の組付位置を設定するとともに、該車軸の組付位置を少なくとも高さ方向に位置調整するための位置調整手段が備えられている。この構成によれば、車軸の組付位置を決めるために高い加工精度が不要で、しかも簡単な構造で、駆動輪をレールに確実に接地させることができる。従って、支持台の加工精度を高くする製造上の負担を解消できるとともに、移動棚の走行ロスや走行不能に陥る心配をなくすことができる。しかも両端の車輪が主に荷重を支えるので走行安定性が得られるとともに、駆動輪のレールからの浮き上がりが一層起き難くなる。
【0061】
(2)前記固定手段は、前記支持台の前記孔に挿通される前記車軸を嵌挿可能な嵌挿孔を有する板材と、前記板材を前記支持台に対して固定するために該支持台に形成されたボルト穴と、前記板材を前記支持台に対して固定するために該ボルト穴に螺着されるボルトとを備えている。この構成によれば、ボルトの締結力によって板材を支持台に押え付けて車軸を固定する構造なので、板材が支持台に対してずれないことには他の車輪の車軸の組付位置がずれることがなく、板材と支持台との接触面での摩擦があるため、板材が支持台に対してずれ難い。よって、他の車輪の車軸の支持台に対する位置決め位置がずれる心配がない。なお、前記実施形態における円孔37により嵌挿孔が構成される。
【0062】
(3)前記両端の車輪のうち一方だけが駆動輪である。この構成によれば、駆動輪を駆動するためのモータ等の駆動手段が1つ分で済む。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項に記載の発明によれば、少なくとも一方が駆動輪である二つの車輪の接地面に対し、接地面が上方へ偏位するように設定した他の車輪の車軸の支持台に対する組付位置を少なくとも高さ方向に位置調整可能にしたので、車軸の組付位置を決めるために高い加工精度が不要で、しかも簡単な構造で、駆動輪をレールに確実に接地させることができる。従って、支持台の加工精度を高くする製造上の負担を解消できるとともに、移動棚の走行ロスや走行不能に陥る心配をなくすことができる。また、他の車輪の車軸を少なくとも高さ方向に移動可能に支持台に形成された孔と、孔に挿通状態で位置決めされた車軸を支持台に固定するための固定手段とから位置調整手段が構成されるので、車輪の組付構造を簡単にすることができる。
【0064】
請求項2に記載の発明によれば、他の車輪の車軸は支持台に対して位置調整手段により、高さ方向と、台車の移動方向である前後方向ともに位置調整可能であるので、車軸の平行度も揃えることができる。例えば車軸が斜めに組付けられることに起因する車輪の偏摩耗や異音の発生を防ぐことができる。
【0065】
請求項3に記載の発明によれば、両端の車輪に挟まれた他の車輪の接地面が両端の車輪の接地面より上方へ偏位して組付けられ、両端の車輪の少なくとも一方が駆動輪なので、駆動輪が他の車輪に挟まれて位置せず、駆動輪のレールからの浮き上がりを一層起き難くすることができる。
【0067】
請求項に記載の発明によれば、支持台に形成された孔は、他の車輪の車軸を高さ方向と、台車の移動方向である前後方向ともに移動可能な形状サイズを有するので、他の車輪の車軸の平行度をだす調整も一緒にすることができ、車輪の組付構造を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における移動棚の台車を示し、(a)は側面図、(b)は平断面図。
【図2】車輪の組付構造を示す分解斜視図。
【図3】移動棚の平面図。
【図4】移動棚システムの平面図。
【図5】移動棚システムの側面図。
【図6】従来技術における移動棚の台車を示し、(a)は側面図、(b)は平断面図。
【符号の説明】
1…棚システム、2…固定棚、3…移動棚、4…レール、7…台車、9…支持台、21…二つの車輪を構成するとともに駆動輪としての車輪、22…二つの車輪を構成する車輪、23…他の車輪としての車輪、24,28…シャフト、29…車軸としてのシャフト、32…位置調整手段及び固定手段を構成する取付板、34…位置調整手段及び固定手段を構成するボルト、35…位置調整手段を構成するとともに孔としての円孔、36…位置調整手段及び固定手段を構成するボルト穴、37…位置調整手段及び固定手段を構成する円孔、38…位置調整手段及び固定手段を構成するボルト挿通孔。

Claims (6)

  1. 移動棚に走行用のレールごとに配置され、三個以上の車輪を備える台車を、一つ以上の車輪を間に有する二つの車輪の少なくとも一方を駆動輪として構成し、
    前記二つの車輪以外の他の車輪の接地面が前記二つの車輪の接地面より上方へ偏位するように、前記各車輪を支持する支持台に対する前記他の車輪の車軸の組付位置を設定するとともに、該他の車輪の車軸の組付位置を少なくとも高さ方向に位置調整する位置調整手段が備えられ
    前記位置調整手段は、前記他の車輪の車軸を挿通状態で少なくとも高さ方向へ移動可能に前記支持台に形成された孔と、前記車軸を前記孔内に位置決めした状態で前記支持台に対して固定するための固定手段とを備えている移動棚の台車構造。
  2. 前記位置調整手段は、前記他の車輪の車軸の前記支持台に対する組付位置の位置調整が、高さ方向と、前記台車の移動方向である前後方向で可能となっている請求項1に記載の移動棚の台車構造。
  3. 前記二つの車輪は、前記支持台に組付けられる三個以上の車輪のうち、前記他の車輪の全てを間に挟んで配置される両端の車輪である請求項1又は請求項2に記載の移動棚の台車構造。
  4. 前記位置調整手段を構成する前記孔は、前記他の車輪の車軸を、高さ方向と、前記台車の移動方向である前後方向ともに移動可能な形状サイズを有する請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の移動棚の台車構造。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の前記台車構造を備えている移動棚
  6. 請求項に記載の前記移動棚をレール上に複数台備えている棚システム
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