JP4812879B2 - 振動試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両やトレーラー等の車軸に上下方向の圧縮静荷重を加えながら振動させる振動試験装置に関する。
鉄道やトレーラーなどの貨物車両に走行時と同等の振動を加え、主として車両の車軸の軸受の挙動を観察したり、この軸受の疲労試験を行うため、特開2005−274211号公報1のような振動試験装置が使用されている。
上記公報に記載の振動試験装置は、軌条輪の上に車両を載せ、軌条輪を回転駆動して車両の車輪を回転させると共に、軌条輪を車軸方向に加振することによって車両の軸受に負荷を加えている。
発明の概要
このように、従来の振動試験装置は、車両全体、すなわち台車に車体が取り付けられた状態で振動試験を行っていたため、試験を行うために大きなスペースを必要としていた。また、車体の重量/車輪数の荷重が各軌条輪に加わるため、車両を上下方向に振動させる場合は、この大荷重に耐えられるだけの大出力の加振機構を必要とする。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は振動試験を行うためのスペースが小さく、且つ大出力の加振機構を用いずに車両の軸受を上下方向に振動させることができる振動試験装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の実施形態に係る振動試験装置は、車両の台車の車軸を回転可能に支持する軸受ユニットと、車軸を回転させる車軸駆動機構と、軸受ユニットを上下方向に加振する上下方向加振ユニットと、軸受ユニットに上向きの荷重を加えるエアシリンダ機構と、台車を上から押さえつける反力フレームとを有する。
本発明の実施形態に係る振動試験装置によれば、エアシリンダ機構と反力フレームの間に車両の台車が挟まれている。このため、エアシリンダ機構を駆動することにより、台車の車軸の軸受に車体の重量/車輪数相当の圧縮静荷重を加えることができる。このため、本発明の実施形態に係る振動試験装置は、車両全体を振動させる必要はなく、台車のみを試験装置に取り付けて加振を行うことができる。このため、振動試験を行うためのスペースを大幅に小さくすることができる。また、エアシリンダ機構により台車が下から支えられるので、上下方向加振ユニットは、台車を上下方向に振動させる際の慣性に十分耐えられる程度の、比較的小出力のものでよい。
また、軸受ユニットが車軸の車輪取り付け位置で車軸を支持する構成とすることにより,台車を車両に取り付けたときの台車の状態を精度よく再現可能である。
また、軸受ユニットが、自動調心ころ軸受によって車軸を回転可能に支持する構成とすることが好ましい。このような構成とすると、車軸に直交する方向に大荷重が加わっている車軸を回転可能に支持可能である。
好ましくは、上下方向加振ユニットは、サーボモータと送りねじ機構によって軸受ユニットを上下方向に加振する。
また、本発明においては、軸受ユニットは振動テーブルの上に固定されており、上下方向加振ユニットは振動テーブルを上下方向に加振する。
また,振動テーブルを台車の車軸方向に加振する車軸方向加振ユニットと、振動テーブルを上下方向加振ユニットに対して車軸方向にスライド可能に連結する第1の連結手段と、振動テーブルを車軸方向加振ユニットに対して上下方向にスライド可能に連結する第2の連結手段とを更に有することが好ましい。このような構成によれば、クロストーク無く振動テーブルを上下方向と車軸方向の双方に同時に加振可能となる。
また、車軸駆動機構が、モータによって回転駆動される駆動プーリと、台車の車軸に取り付けられる従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとに巻回されている無端ベルトとを有する構成とすることが好ましい。このように、ベルト機構によって車軸を駆動する構成であるため、台車を振動させながら車軸を回転させることが可能である。従動プーリは、例えば台車の車軸の略中央に取り付けられている。
好ましくは、反力フレームは、台車の横梁の車軸方向両側で台車と当接して台車を上から押さえつけることによって,台車に下向きの荷重を加えている。例えば、反力フレームは、略直立する直立部と、該直列部の上端において台車の側梁に略平行な二方向に延びるよう形成された押圧部とを有し、押圧部の下面が台車の横梁に当接して台車が下方に押さえつけられる。
また、第1及び第2の連結手段は夫々、レールと該レールに係合し且つ該レールに沿ってスライド可能なランナーブロックを備えたリニアガイド機構によってテーブルと上下方向加振ユニット及び車軸方向加振ユニットとをスライド可能に連結する構成としてもよい。
また、ランナーブロックが、レールを囲む凹部と、凹部においてランナーブロックの移動方向に沿って形成された溝と、ランナーブロックの内部に形成され、溝と閉回路を形成するように溝の前記移動方向両端と繋がっている退避路と、閉回路を循環するとともに、前記溝に位置するときは前記レールと当接するようになっている複数のボールとを有する構成とすることが好ましい。さらに、ランナーブロックには閉回路が4つ形成されており、4つの閉回路のうち2つの閉回路の溝の夫々に配置されたボールが、レールとランナーブロックを備えたガイド機構のラジアル方向に対して略±45度の接触角を有し、他の2つの閉回路の溝の夫々に配置されたボールはリニアガイド機構の逆ラジアル方向に対して略±45度の接触角を有する構成とすることがより好ましい。
このような構成のリニアガイド機構は、そのラジアル方向、逆ラジアル方向及び横方向に大荷重が加わったとしても、ランナーブロックをレールに沿ってスムーズに移動させることができる。そして、このようなリニアガイド機構を介してテーブルと上下方向及び車軸方向加振ユニットが連結されるので、大重量の台車を加振する場合であっても、テーブルはがたつくことなく、スムーズにレールに移動可能である。
或いは、ランナーブロックが、レールを囲む凹部と、その円筒面が前記レールと凹部の間に挟み込まれるように配置される複数のローラと、凹部に取り付けられ、ローラの軸方向両端をガイドして該ローラがランナーブロックのスライド方向に転動する転動溝を形成するローラ保持部材と、ランナーブロックの内部に形成され、転動溝と閉回路を形成するように転動溝の前記スライド方向両端と繋がっている退避路とを有し、複数のローラは閉回路を循環するような構成としてもよい。好ましくは、ランナーブロックには閉回路が4つ形成されており、4つの閉回路の夫々に配置された4列のローラは、その軸がレールの軸に直交する面上において90°おきとなるよう配置されている。さらに好ましくは、ローラの径は、転動溝における前記ランナーブロックとレールとの間隔より小さく、その差は1マイクロメートル以下である。
このような構成のリニアガイド機構は、ランナーブロックに大荷重が加わったとしても、ランナーブロックをレールに沿ってスムーズに移動させることかできる。また、各ローラとレール及びランナーブロックは、比較的大きい接触面積で当接しており、上下方向及び車軸方向加振ユニットからの振動を応答遅れなくテーブルに伝達させることができる。このため、数100Hz以上の比較的高い振動数でテーブルを振動させることができる。
また、隣接する2つのローラの間には、該ローラ同士の接触を防止するためのリテーナが設けられている構成とすることがより好ましい。さらに好ましくは、リテーナが、ローラの円筒面と当接する円筒凹面を有している。
リテーナを有さないようなリニアガイド機構においては、ローラ同士が比較的小さい接触面積にて接触するため、接触部には大きな応力が加わる。これに対し、本発明の実施形態において使用されるリニアガイド機構は、ローラとリテーナの円筒面同士が比較的広い接触面積にて接触し、この接触によってローラに加わる応力は比較的小さく保たれる。そのため、リテーナを有さないリニアガイド機構と比べ、ローラの破損や磨耗を抑えることができる。
さらに、本発明の実施形態において使用されるリニアガイド機構は、ローラ同士が直接接触しないようになっている。ローラ同士が直接接触すると騒音が発生するが、本発明の実施形態において使用されるリニアガイド機構においては、ローラの間にリテーナが配置されているため、このような騒音を抑えることができる。
また、レールがその軸方向に沿って配列される複数の貫通孔を有し、貫通孔の夫々にボルトを通してテーブル、上下方向加振ユニット又は車軸方向加振ユニットにレールが固定され、ボルトの取り付け間隔は、前記レールの幅の50〜80%である。好ましくは、ボルトの取り付け間隔が、レールの幅の60〜70%である。
このように、ボルトの取り付け間隔を比較的短くすることによって、レールは撓むことなくテーブル、上下方向加振ユニット又は車軸方向加振ユニットに強固に固定される。
本発明の実施の形態に係る振動試験装置の上面図である。 本発明の実施の形態に係る振動試験装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る振動試験装置の側面図である。 本発明の実施の形態に係る振動試験装置の車軸方向加振ユニットを一部切り欠いた上面図である。 本発明の実施の形態に係る振動試験装置の上下方向加振ユニットを一部切り欠いた正面図である。 本発明の実施の形態に係る振動試験装置のリニアガイド機構において、ランナーブロック及びレールをレールの長軸方向に垂直な一面で切断した断面図である。 図6のI−I断面図である。 本発明の実施形態に係るリニアガイド機構のレールの取り付け構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る振動試験装置の変形例において、ランナーブロック及びレールをレールの長軸方向に垂直な一面で切断した断面図である。 図9のII−II断面図である。 図9のIII−III断面図である。 本発明の実施の形態の変形例で使用されるリニアガイド機構のランナーブロックのローラの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る振動試験装置のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1、図2及び図3は、夫々本実施形態の台車用振動試験装置の上面図、正面図及び側面図である。
本実施形態の振動試験装置1は、鉄道車両の台車100を加振するための装置である。台車100は、一対の車軸112、各車軸の両端に取り付けられている軸箱114(図2、3)、及び台車フレーム120を有している。
台車フレーム120は、車軸112に垂直かつ略水平な方向(すなわち、車両の進行方向)に延びる一対の側梁122(図1、2)と、車軸112に略平行な方向に延びる一対の横梁124とを有している。横梁124はその両端部付近で側梁122の略中央部に連結されている。
一対の横梁124は、その両端部で天板125及び底板126(図2)を介して連結されている。天板125の上には、空気ばね取り付け部127が設けられており、従来の振動試験装置にあっては、車両の車体が、この空気ばね取り付け部127において空気ばねを介して台車100に連結されるが、本実施形態の振動試験装置では、車両の車体は取り付けられていない。
軸箱114には、複列外向き円すいころ軸受116(図3)が内蔵されており、車軸112はこの軸受116を介して軸箱114に回転可能に支持されている。また、軸箱114の上面と側梁122の端部とは、コイルばね132(図2、3)を介して連結している。すなわち、台車フレーム120は、コイルばね132を介して軸箱114に支持されることになる。以上の説明から明らかなように、台車100は、図1の上方から見ると、一対の車軸112と一対の側梁122とによって構成される略矩形体となっており、一対の車軸112間の略中央部に、該車軸112と平行に一対の横梁124が、側梁122間に跨って配置された構成となっている。尚、図1においては、上下方向加振ユニット20、車軸方向加振ユニット30などが図中に現れるようにする為、右側の車軸112の図示が省略されている。
図3に示されるように、車軸112は、車輪取り付け部112aの位置において、軸受ユニット12に支持されている。すなわち、軸受ユニット12は、車軸ごとに2つずつ、計4つ設けられている。軸受ユニット12には、自動調心ころ軸受12aが内蔵されており、上下方向に大荷重の加わる車軸112を回転可能に支持する。
軸受ユニット12の夫々は、振動テーブル14上に固定されている。また、軸受ユニット12と振動テーブル14の間には、荷重センサ16が設けられており、台車100に加わる上下方向、車軸方向、車両進行方向に沿った荷重の大きさを計測することができる。
図1に示されるように、4つの振動テーブル14のうち、各車軸112の一端側(図1中下側)の2つには、振動テーブル14を上下方向に加振する上下方向加振ユニット20と、振動テーブル14を車軸方向に加振する車軸方向加振ユニット30とが設けられている。各車軸112の他端側(図1中上側)の2つの振動テーブルには、上下方向加振ユニット20のみが設けられている。
車軸方向加振ユニット30の構造について以下説明する。図4は、本実施形態の車軸方向加振ユニット30の拡大上面図である。図4に示されるように、車軸方向加振ユニット30は、固定フレーム31、サーボモータ32、ボールねじ33、カップリング34、軸受部35、及びボールナット37を有している。カップリング34は、サーボモータ32の駆動軸32aとボールねじ33とを連結するものである。また、軸受部35は、固定フレームの上面板31aから上下方向に伸びるように溶接された軸受支持プレート31bに固定されており、ボールねじ33を回転可能に支持するようになっている。ボールナット37は、ボールねじ33と係合すると共に、その軸回りに移動されないよう支持されている。そのため、サーボモータ32を駆動すると、ボールねじが回転して、ボールナット33がその軸方向(すなわち車軸方向)に進退する。このボールナット37の運動が、レール44とランナーブロック46からなる連結機構を介して振動テーブル14に伝達されることによって、振動テーブル14は車軸方向に駆動される。そして、短い周期でサーボモータ32の回転方向を切り換えるようサーボモータ32を制御することによって、振動テーブル14を所望の振幅及び周期で車軸方向に振動させることができる。
固定フレーム31の上面板31aの上面には、上下方向に伸びるモータ支持プレート31cが溶接されている。モータ支持プレート31cは、サーボモータ32の軸方向に略垂直となるように設けられており、その一面(振動テーブル14に対して遠位となる面)にサーボモータ32が片持ち支持されている。モータ支持プレート33cには、開口部31dが設けられており、サーボモータ32の駆動軸32aはこの開口部31dを貫通し、モータ支持プレート31cの他面側でボールねじ33と連結される。
なお、サーボモータ32がモータ支持プレート31cに片持ち支持されているため、モータ支持プレート31c、特に上面板31aとの溶接部には大きな曲げ応力が加わる。この曲げ応力を緩和するために、上面板31aとモータ支持プレート31cとによって形成されるコーナーには、リブ31eが設けられている。
軸受部35は、正面組合せで組み合わされた一対のアンギュラ球軸受35a、35bを有している。アンギュラ球軸受35a、35bは、軸受支持プレート31bの中空部の中に収納されている。アンギュラ球軸受35bの一面(振動テーブル14に対して近位となる方向)には、軸受押圧プレート35cが設けられており、この軸受押圧プレート35cをボルトを用いて軸受支持プレート31bに締結することによって、アンギュラ球軸受35bはサーボモータ32に向かう方向に押し込まれる。また、ボールねじ33において、カップリング34に近位となる側の円筒面には、ねじ部33aが形成されており、このねじ部33aに、内周にめねじが形成されたカラー35dが取り付けられるようになっている。カラー35dをボールねじ33に対して回動させてカップリング34から離れる方向に移動させることによって、アンギュラ球軸受35aはボールナット37に向かう方向に押し込まれる。このように、アンギュラ球軸受35aと35bが、互いに近づく方向に押し込まれるようになっているので、両者が互いに密着して好適なプリロードが軸受35a、35bに付与される。
次いで、振動テーブル14と車軸方向加振ユニット30を連結する連結部40の構成について説明する。連結部40は、ナットガイド42、一対のレール44、及びレール44の夫々に取り付けられる一対のランナーブロック46を有している。
ナットガイド42は、ボールナット37に固定されている。また、サーボモータ32から振動テーブル14に向かう方向に延びる一対のレール38が、ボールナット37及びナットガイド42を挟むように並んで固定フレーム31の上面板31aに固定されている。また、ナットガイド42の底面には、このレール38に向かう方向に広がるランナーブロック取付プレート43が固定されている。レール38と係合するランナーブロック45が、このランナーブロック取付プレート43の底面に固定されており、ランナーブロック取付プレート43及びナットガイド42は、レール38に沿って、振動テーブル14に対して進退する方向のみにスライド可能となっている。このように、ナットガイド42の移動方向が振動テーブル14に対して進退する方向、すなわちボールねじ33の軸方向のみに規制されているため、ボールねじ33を回転させると、ナットガイド42が振動テーブル14に対して進退する。
連結部40のレール44は上下方向に延びており、ランナーブロック46はこのレール44に沿って上下方向に移動可能となっている。そして、ランナーブロック46は振動テーブル14に固定されている。このため、後述する上下方向加振ユニット20によって振動テーブル14が上下方向に移動すると、ランナーブロック46がレール44に沿ってスライドするため、車軸方向加振ユニット30に上下方向の荷重が加わることはなく、このような上下方向の荷重に起因する曲げ応力がボールねじ33に加わることはない。一方、ボールねじ33の駆動によってナットガイド42を進退させることができるが、この変位はレール44及びランナーブロック46を介して振動テーブル14に伝わる。このように、本実施形態の構成によれば、振動テーブル14が上下方向に振動しているような状態であっても、車軸方向加振ユニット30によって振動テーブル14を車軸方向に、クロストークなく振動させることができる。
なお、上下方向に延びるレール44及び、このレール44に係合するランナーブロックは、図1に示されるように、振動テーブル14と上下方向加振ユニット20の間にも設けられており、これによって振動テーブル14を上下方向にスムーズに動かすことができるようになっている。
ランナーブロック取付プレート43の、一方の側面(図4においては右側)43aには、位置検出手段39が配置されている。位置検出手段39は、サーボモータ32から振動テーブル14に向かう方向に一定間隔で並べられた3つの近接センサ39a、ランナーブロック取付プレート43の側面43aに設けられた検出用プレート39b、及び近接センサ39aを支持するセンサ支持プレート39cを有している。近接センサ39aは、各々の近接センサの前に何らかの物体が近接して(例えば1ミリメートル以内)いるかどうかを検出可能な素子である。ランナーブロック取付プレート43の側面43aと近接センサ39aとは充分に離れているため、近接センサ39aは、各々の近接センサ39aの前に検出用プレート39bがあるかどうかを検知することができる。振動試験装置1の図示しない制御手段は、例えば近接センサ39aの検出結果を用いてサーボモータ32をフィードバック制御することができる。
また、固定フレーム31の上面板31aの上には、ランナーブロック取り付けプレート43をナットガイド42の進退方向両側から挟むように配置された規制ブロック47が設けられている。この規制ブロック47は、ナットガイド42の移動範囲を規制するためのものである。すなわち、サーボモータ32を駆動させてナットガイド42を振動テーブル14に向って移動させ続けると、最終的には、振動テーブル14に対して近位側に配置された規制ブロック47とランナーブロック取付プレート43とが接触し、それ以上ナットガイド42は振動テーブル14に向かう方向に移動できなくなる。ナットガイド42を振動テーブル14から離れる方向に向って移動させ続ける場合も同様であり、振動テーブル14に対して遠位側に配置された規制ブロック47とランナーブロック取付プレート47とが接触して、それ以上ナットガイド42は振動テーブル14から離れる方向に移動できなくなる。
次いで、振動テーブル14を上下方向に駆動する上下方向加振ユニット20の構造について説明する。図5は、本実施形態の上下方向加振ユニット20の一部切り欠いた正面図である。なお、振動テーブル14の駆動機構を明確に示すため、後述するエアシリンダ72(図1、2)は図5においては省略されている。
図5に示されるように、上下方向加振ユニット20は、固定フレーム21、サーボモータ22、ボールねじ23、カップリング24、軸受部25、及びボールナット27を有している。固定フレーム21は、図示しない装置ベースに固定される底板21a、底板21aから上下方向に伸びるよう溶接された複数のはり21b、及び、このはり21bの上を覆うようにはり21bに溶接された上面板21cを有している。また、軸受部25を取り付けるための軸受支持プレート21dが、天板21cの上に図示しないボルトを介して固定されている。
カップリング24は、サーボモータ22の駆動軸22aとボールねじ23とを連結するものである。また、軸受部25は、前述の軸受支持プレート21dに固定されており、ボールねじ23を回転可能に支持するようになっている。ボールナット27は、ボールねじ23と係合すると共に、その軸回りに移動されないよう支持されている。そのため、サーボモータ22を駆動すると、ボールねじ23が回転して、ボールナット27がその軸方向(すなわち上下方向)に進退する。このボールナット27の運動が振動テーブル14に伝達されることによって、振動テーブル14は上下方向に駆動される。そして、短い周期でサーボモータ22の回転軸22aの回転方向を切り換えるようサーボモータ22を制御することによって、振動テーブル14を所望の振幅及び周期で上下方向に振動させることができる。
軸受支持プレート21dの下面には、2枚の連結プレート21eを介して、略水平方向に広がるモータ支持プレート21fが固定されている。モータ支持プレート21fの下面には、サーボモータ22が吊り下げられ、固定されている。モータ支持プレート21fには、開口部21gが設けられており、サーボモータ22の駆動軸22aはこの開口部21gを貫通し、モータ支持プレート21fの上面側でボールねじ23と連結される。
軸受部25は、軸受支持プレート21dを貫通するように設けられている。なお、軸受部25の構造は、車軸方向加振ユニット30における軸受部35(図4)と同様であるので、説明は省略する。
次いで、ボールナット27と振動テーブル14を連結する連結部60の構成につき説明する。連結部60は、可動フレーム62、車軸方向に延びる一対のレール64、及び、このレール64に沿って移動可能なランナーブロック66を有している。
可動フレーム62は、ボールナット27に固定されている枠部62a、枠部62aの上端に固定された天板62b、及び天板62bの側梁122方向(図中左右方向)両縁から下方に伸びるよう固定された側壁62cを有している。一対のレール64は、可動フレーム62の天板62bの上面に、側梁122方向に並べられて固定されている。また、レール64と係合するランナーブロック66は、テーブル14の下面に固定されている。このため、車軸方向加振ユニット30によって振動テーブル14が車軸方向に移動すると、ランナーブロック66がレール64に沿ってスライドするため、上下方向加振ユニット20に車軸方向の荷重が加わることはなく、このような車軸方向の荷重に起因する曲げ応力がボールねじ23に加わることはない。一方、ボールねじ23の駆動によってボールナット27及び可動フレーム62を進退させることができるが、この変位はレール64及びランナーブロック66を介して振動テーブル14に伝わる。このように、本実施形態の構成によれば、振動テーブル14が軸受方向に振動しているような状態であっても、上下方向加振ユニット20によって振動テーブル14を上下方向に、クロストークなく振動させることができる。
なお、本実施形態においては、ランナーブロック66は、図1に示されるように、レール64一本に対して2つずつ、計4つ設けられている。可動フレーム62には比較的大重量の振動テーブル14及び台車の重量が加わるため、ランナーブロック66の数を4として、各ランナーブロック66に過大な荷重が加わらないようにしている。
次いで、可動フレーム62を支持するための構造について説明する。可動フレーム62の側壁62cには、夫々一対(図1及び図5)のレール54が固定されている。このレール54は、上下方向に伸びるレールである。図5に示されるように、このレール54には、ランナーブロック56が係合し、レール54に沿って上下方向にスライド可能となっている。ランナーブロック56は、ランナーブロック取付部材65を介して固定フレーム21の天板21b上に固定されるようになっている。ランナーブロック取付部材65は、可動フレーム62の側壁62cと略平行な側板65aと、この側板65aの下端に固定された底板65bとを有しており、全体としてはL字断面形状となっている。また、本実施形態においては、特に重心の高く且つ大重量のワークを振動テーブル14の上に固定すると、水平方向に延びる軸回りの大きなモーメントが可動フレーム62に加わりやすくなっている。ランナーブロック取付部材65は、この回転モーメントに耐えられるよう、リブによって補強されている。具体的には、ランナーブロック取付部材65の両端(図3及び図5参照)における側板65aと底板65bとが成すコーナーに、一対の第1リブ65cが設けられ、さらに、この一対の第1リブ65cの間に渡された第2リブ65dが設けられている。
このように、ランナーブロック56が固定フレーム21に対して固定されており、且つ可動フレーム62に固定されたレール64に対して上下方向にスライド可能となっている。従って、可動フレーム62は、上下方向にスライド可能であるとともに、可動フレーム62の上下方向以外の移動は規制される。このように、可動フレーム62の移動方向が上下方向のみに規制されているため、サーボモータ22を駆動してボールねじ23を回動させると、可動フレーム62及びこの可動フレーム62とレール64及びランナーブロック66を介して連結された振動テーブル14は、上下方向に進退する。
また、車軸方向加振ユニット30の位置検出手段39(図4)と同様の位置検出手段(不図示)が上下方向加振ユニット20にも設けられている。振動試験装置1の図示しない制御手段は、この位置検出手段の検出結果に基づいて、可動フレーム62の高さが所定の範囲内となるように制御することができる。
以上のように、本実施形態においては、上下方向加振ユニット20と車軸方向加振ユニット30とが、夫々クロストークなく振動テーブル14を同時に加振できるようになっている。このため、車軸方向と上下方向の振動が合成された複雑な振動を台車100に与えることができる。
次に、本実施形態によるレール44及びランナーブロック46から構成されるリニアガイド機構について、図面を用いて詳細に説明する。なお、レール34とランナーブロック36、レール54とランナーブロック56、及びレール64とランナーブロック66もまた、レール44及びランナーブロック46と同一の構造である。
図6は、レール44及びランナーブロック46を、レール44の長軸方向に垂直な一面(すなわち水平面)で切断した断面図であり、図7は図4のI−I断面図である。図
6及び図7に示されるように、ランナーブロック46にはレール44を囲むように凹部が形成されており、この凹部にはレール44の軸方向に延びる4本の溝46a、46a’が形成されている。この溝46a、46a’には、多数のステンレス鋼製のボール46bが収納されている。レール44には、ランナーブロック46の溝46a、46a’と対向する位置にそれぞれ溝44a、44a’が設けられており、ボール46bが溝46aと溝44a、又は溝46a’と溝44a’との間に挟まれるようになっている。溝46a、46a’、44a、44a’の断面形状は円弧状であり、その曲率半径はボール46bの半径と略等しい。このため、ボール46bは、あそびのほとんど無い状態で溝46a、46a’、44a、44a’に密着する。
ランナーブロック46の内部には、溝46aの夫々と略平行な4本のボール退避路46c、46c’が設けられている。図7に示されるように、溝46aと退避路46cとは、夫々の両端でU字路46dを介して接続されており、溝46a、溝44a、退避路46c、及びU字路46dによって、ボール46bを循環させるための循環路が形成される。溝46a’、溝44a’及び退避路46c’によっても、同様の循環路が形成されている。
このため、ランナーブロック46がレール44に対して移動すると、多数のボール46bが溝46a、46a’、44a、44a’を転がりながら循環路を循環する。このため、レール軸方向以外の方向に大荷重が加わっていたとしても、多数のボールでランナーブロックを支持可能であると共にボール46bが転がることによりレール軸方向の抵抗が小さく保たれるので、ランナーブロック46をレール44に対してスムーズに移動させることができる。なお、退避路46c及びU字路46dの内径は、ボール46bの径よりやや大きくなっている。このため、退避路46c及びU字路46dとボール46bとの間に発生する摩擦力はごくわずかであり、それによってボール46bの循環が妨げられることはない。
図示されているように、溝46aと44aに挟まれた二列のボール46bの列は、接触角が略±45°となる正面組合せ型のアンギュラ玉軸受を形成する。この場合の接触角とは、溝46a及び44aがボール46bと接触する接触点同士を結んだ線が、リニアガイド機構のラジアル方向(ランナーブロックからレールに向かう方向であり、図6における下方向)に対してなす角度である。このように形成されたアンギュラ玉軸受は、逆ラジアル方向(レールからランナーブロックに向かう方向であり、図6における上方向)及び横方向(ラジアル方向及びランナーブロックの進退方向の双方に直交する方向であり、図6における左右方向)の荷重を支持することができる。
同様に、溝46a’と44a’に挟まれた二列のボール46bの列は、接触角(溝46a’及び44a’がボール46bと接触する接触点同士を結んだ線が、リニアガイド機構の逆ラジアル方向に対してなす角度)が略±45°となる正面組合せ型のアンギュラ玉軸受を形成する。このアンギュラ玉軸受は、ラジアル方向及び横方向の荷重を支持することができる。
また、溝46aと44aの一方(図中左側)と、溝46a’と44a’の一方(図中左側)にそれぞれ挟まれた二列のボール46bの列もまた、正面組み合わせ型のアンギュラ玉軸受を形成する。同様に溝46aと44aの他方(図中右側)と、溝46a’と44a’の他方(図中右側)にそれぞれ挟まれた二列のボール46bの列もまた、正面組合せ型のアンギュラ玉軸受を形成する。
このように、本実施形態においては、ラジアル方向、逆ラジアル方向、横方向のそれぞれに働く荷重に対して、多数のボール46bを有する正面組合せ型のアンギュラ玉軸受が支持することになり、レール軸方向以外の方向に加わる大荷重を十分支持できるようになっている。
次いで、本実施形態に採用されているリニアガイド機構のレールの取り付け構造について説明する。図8は、ナットガイド42に取り付けられたレール44を示す斜視図である。なお、このレールの取り付け構造は、本実施形態の振動試験装置で使用されている他のレールについても同様である。
図8に示されるように、ナットガイド42には、レール44と略同じ幅の溝42aが形成されており、レール44は、この溝42aに嵌め込まれている。レール44には、その軸方向に並んで配置された複数の貫通孔44bが形成されている。また、図中には示されていないが、溝42aの底の貫通孔44bに対応する位置には、複数のボルト穴が形成されている。レール44は、貫通孔44bにボルト44cを通して、ナットガイド42のボルト穴にねじ込むことによって、ナットガイド42に固定される。
本実施形態においては、レール44の貫通孔44bの間隔(及び天坂のボルト穴の間隔)sは、レール44の幅wの50〜80%、好ましくは60〜70%と比較的短くなっている。このように、ボルト44cの取り付け間隔を比較的短くすることによって、レール44は撓むことなくナットガイド42に強固に固定される。
以上説明した本実施形態のリニアガイド機構においては、ボール46bの転動によってランナーブロック46をレール44に対してスライドさせるものであるが、本発明の実施形態は上記の構成に限定されるものではない。以下に説明する変形例のように、ボール46bの代わりにローラ246bを使用し、このローラ246bの転動によってランナーブロック246をレール244に対してスライドさせるリニアガイド機構を使用してもよい。
本発明の実施形態の変形例を図9から図12に示す。図9は、ランナーブロック246及びレール244を、レール244の長軸方向に垂直な一面で切断した断面図である。図10及び11は、夫々図9のII−II断面図及びIII−III断面図である。図9に示されるように、ランナーブロック246にはレール244を囲むように凹部246eが形成されている。この凹部246eとレール244の外周面との間には、ローラ保持部材246fが挟み込まれている。このローラ保持部材246fによって、凹部246eとレール244の外周面との隙間に、軸方向に延びる4本の転動溝246a、246a’が形成される。この転動溝246a、246a’には、多数のステンレス鋼製のローラ246bが収納されている。ローラ246bは、その軸方向両端がローラ保持部材246fによって保持され、円筒面がランナーブロック246の凹部とレール244の外周面の双方に当接するようになっている。ランナーブロック246の凹部とレール244の外周面との間隔は、ローラ246bの径に略等しく、ローラ246bは、あそびのほとんど無い状態でランナーブロック246の凹部246e及びレール244の外周面に密着する。
ランナーブロック246の内部には、転動溝246aの夫々と略平行なレール退避路246c’が2本設けられている。図10に示されるように、レール退避路246c’は、ローラ246bを収容するチューブをC字形状に屈曲して形成したものである。転動溝246aと退避路246c’とは、夫々の両端で接続されており、ローラ246bを循環させるための循環路を形成する。また、図11に示されるように、ランナーブロック246の内部には、転動溝246a’の夫々と略平行なレール退避路246cが2本設けられており、退避路246c及び転動溝246a’もまた、同様の循環路を形成する。
このため、ランナーブロック246がレール244に対して移動すると、多数のローラ246bが転動溝246a、246a’を転がりながら循環路を循環する。このため、レール軸方向以外の方向に大荷重が加わっていたとしても、多数のローラ246bでランナーブロック246を支持可能であると共にローラ246bが転がることによりレール軸方向の抵抗が小さく保たれるので、ランナーブロック246をレール244に対してスムーズに移動させることができる。
本変形例においては、ランナーブロック246の凹部246eとレール244の外周面との間隔d(図10、図11)は、ローラ246bの径よりわずかに(1マイクロメートル以下)大きい程度の長さとなっている。このような状態においては、ランナーブロック246及びレール244にローラ246bからのプリロードが加わって、ローラ246bの外周面がランナーブロック246の凹部246e及びレール244の外周面に密着した状態となる。そして、レール244の軸方向以外の方向の荷重がランナーブロック246及びレール244の一方に加わった場合、その荷重はローラ246bを介して、応答遅れを殆ど起こすことなく他方に伝達される。このため、上下方向加振ユニット20及び車軸方向加振ユニット30を数100Hz程度の高い周波数で往復駆動させたとしても、その振動は中間ステージを介して確実に振動テーブル14に伝達される。すなわち、本実施形態の振動試験装置1によれば、高周波で振動テーブル14を振動させることができる。
図9に示されているように、4本の転動溝246a、246a’に配置された4列のローラ246bは、その軸が、レール244の軸に直交する面上において90°おきとなるよう配置されている。
各ローラ246bがこのように配置されているため、ランナーブロック246からレール244の上面に向かう方向(図9において上から下に向かう方向)の荷重が加わる場合、この荷重は、主として2本の転動溝246aに配置された2列のローラ246bが受ける。また、ランナーブロック246に、レール244の上面から離れるような方向(図9において下から上に向かう方向)の荷重が加わる場合は、この荷重は、主として2本の転動溝246a’に配置された2列のローラ246bが受ける。
また、ランナーブロック246に、その一方の側面(図中左側)から他方の側面(図中右側)に向かう方向の荷重が加わる場合は、その荷重は、主として転動溝246a’及び246aのランナーブロック一方側(図中左側)に配置されている2列のローラ246bが受ける。一方、ランナーブロック246に、その他方の側面から一方の側面に向かう方向の荷重が加わる場合は、その荷重は、主として転動溝246a’及び246aのランナーブロック他方側(図中右側)に配置されている2列のローラ246bが受ける。
さらに、ランナーブロック246に、レール244の軸方向周りのねじり荷重が加わる場合、そのねじり荷重の方向が図9中時計回りであれば、その荷重は、主として転動溝246aのランナーブロック他方側(図中右側)に配置されるローラ246bと、転動溝246a’のランナーブロック一方側(図中左側)に配置されるローラ246bが受ける。ねじり荷重の方向が図9中反時計回りであれば、その荷重は、主として転動溝246aのランナーブロック一方側に配置されるローラ246bと、転動溝246a’のランナーブロック他方側に配置されるローラ246bが受ける。
このように、本変形例においては、ランナーブロック246に図9中上下方向、左右方向、ねじり方向の荷重の何れが加わった場合であっても、それらの荷重は常に2列のローラ246bが受けるようになっている。このため、本変形例のリニアガイド機構は、これらの方向に大荷重が加わったとしても、特定の列のローラ246bのみに荷重が加わってローラ246bが破損に至ることはなく且つスムーズに転動可能であり、ローラ246bによってランナーブロック246はレール244に沿ってスムーズに移動可能である。
ランナーブロック246のローラ246bの斜視図を図12に示す。図12に示されるように、本実施形態の振動試験装置1に使用されるランナーブロックのローラ同士の間には、リテーナ246gが設けられている。リテーナ246gは、隣接する二本のローラ246bの外周面と当接する二つの円筒面を有し、この円筒面を介してリテーナ246gはローラ246bに接触する。リテーナ246gの2円筒面の軸は、互いに平行となっている。そして、リテーナ246gがその前後でローラ246bに接触しているため、循環路中のローラ246bはその軸方向が平行となるように整列される。このため、ローラ246bは循環路内をガタつくことなくスムーズに循環する。
また、リテーナ246gを有さないようなリニアガイド機構においては、ローラ246b同士が比較的小さい接触面積にて接触するため、接触部には大きな応力が加わる。これに対し、本変形例のリニアガイド機構は、ローラ246bとリテーナ246gの円筒面同士が比較的広い接触面積にて接触し、この接触によってローラ246bに加わる応力は比較的小さく保たれる。そのため、本変形例のリニアガイド機構は、リテーナを有さないものと比べ、ローラ246bの破損や磨耗を抑えることができる。
さらに、本実施形態の変形例で使用されるリニアガイド機構は、ローラ246b同士が直接接触しないようになっている。ローラ246b同士が直接接触すると騒音が発生するが、本実施形態においては、ローラ246bの間にリテーナ246gが配置されているため、このような騒音を抑えることができる。
本実施形態に係る振動試験装置1は、エアシリンダ機構70(図1〜3)により、各振動テーブル14に上向きの静荷重を加えることができる。また、台車100の横梁124は、反力フレーム80(図2)によって上から押さえつけられている。すなわち、台車100は反力フレーム80とエアシリンダ機構70によって上下方向から挟まれた状態となっており、エアシリンダ機構70を作用させて振動テーブル14に上向きの荷重を加えると、反力フレーム80から下向きの荷重が台車100に加えられることになる。また、エアシリンダ機構によって台車100が下から支えられることになるため、反力フレーム80から台車100に加えられる下向きの荷重及び台車100自身の重量が上下方向加振ユニット20のナット27、送りねじ23及びサーボモータ22に加わることはない。従って、サーボモータ22のトルクは、台車100の上下方向の振動による慣性に対して十分大きい程度でよい。すなわち、サーボモータ22のトルクは、車軸方向加振ユニット30のサーボモータ32のトルクと同程度でよい。
図1〜3に示されるように、本実施形態の反力フレーム80は、側梁122方向略中央下部に配置された装置フレーム11の上から直立する梁である。反力フレーム80の上端には、側梁122方向両側に分岐して延びる押圧部81が形成されており、反力フレーム80は全体としてT字形状となっている。この押圧部81の下面が、一対の横梁124に当接してこれを上から押さえつけている。なお、図1、3に示されているように、反力フレーム80は横梁124の車軸方向両側に一つずつ設けられており、台車100は、各横梁124の車軸方向両側、すなわち計4カ所で反力フレーム80によって押さえつけられる。
エアシリンダ機構70は、各上下方向加振ユニット20の固定フレーム21と可動フレーム28との間に8つずつ設けられているエアシリンダ72(図1)と、このエアシリンダ72にエアを供給するエアタンク74とを有している。図1に示されるように、エアタンク74は、上下方向加振ユニット20毎に1つずつ設けられており、エアタンク74からエアシリンダ72に供給されるエアの圧力を調整することによって、振動テーブル14毎に加える荷重を調整することができる。エアシリンダ機構70による荷重の大きさは、荷重センサ16によって計測されており、振動試験装置1のコントローラ(後述)が、荷重センサ16の計測結果に基づいて、エアシリンダ72に送られるエアの圧力を調整するようになっている。
本実施形態においては、走行中の鉄道車両における台車の挙動を再現できるように、車軸駆動機構90によって台車100の車軸112を回転させながら、台車100を加振できるようになっている。車軸駆動機構90の構成について以下説明する。
車軸駆動機構90は、サーボモータ92と、第1〜第4のプーリ93〜96とを有している。第1のプーリ93は、サーボモータ92の駆動軸に固定されており、サーボモータ92によって回転駆動される。第4のプーリ96は、車軸112の略中央部に取り付けられている。第2及び第3のプーリ94、95は、サーボモータ92の真上且つ第4のプーリ96と略同一高さに配置されている(図3)。図1〜3に示されているように、第2のプーリ94と第3のプーリ95は、共通の回転軸91に固定されており、一体となって回転する。また、回転軸91を支持する軸受及びサーボモータ92は、共に装置フレーム11上に固定されている。
図3に示されるように、第1のプーリ93と第2のプーリ94には第1の無端ベルト97が巻回されている。同様に、第3のプーリ95と第4のプーリ96には第2の無端ベルト98が巻回されている。従って、サーボモータ92を駆動すると、その駆動軸の回転運動は第1の無端ベルト97を介して第1のプーリ93から第2のプーリ94に伝わり、第2のプーリ94及び第3のプーリ95が回転する。そして、第3のプーリ95の回転運動は、第2の無端ベルト98を介して第4のプーリ96に伝達され、これによって車軸112が回転する。このように、本実施形態の構成においては、第1及び第2のプーリ93、94と第1の無端ベルト97、及び第3及び第4のプーリ95、96と第2の無端ベルト98から構成される2組のベルト−プーリ機構を介して、車軸112を回転させることができるようになっている。このように、ベルト−プーリ機構によって車軸112を回転させる構成であるため、加振によって第4のプーリ96が他のプーリ93〜95に対して上下方向及び車軸方向に多少変位したとしても、第2のベルト98が第3、第4のプーリ95、96に対して緩むことはない。従って、本実施形態に係る振動試験装置1は、車軸112を回転させると同時に、台車100を上下方向及び車軸方向に振動させることができる。
次に、本実施形態の振動試験装置1の制御について説明する。図13は、本実施形態の振動試験装置1のブロック図である。図13に示されるように、振動試験装置1は、コントローラ2、電源3、及びサーボアンプ4を有している。サーボアンプ4は、電源3から電力の供給を受けて三相の交流電流を生成し、これをサーボモータ22、32及び92に供給する。コントローラ2はサーボアンプ4を制御して、各サーボモータ22、32、92に供給する交流電流の振幅及び周波数を調整可能である。これにより、各サーボモータ22、32、92の回転数が制御される。
また、コントローラ2は、振動テーブル14(図2)に設けられた加速度センサ18の検出結果に基づいて、振動テーブル14の変位、速度、加速度振幅をフィードバック制御することが可能である。なお、加速度センサ18の代わりに、変位や速度を計測する他のセンサを用いても良い。
前述のように、エアシリンダ72が振動テーブル14を持ち上げる荷重は荷重センサ16によって計測されており、コントローラ2は、荷重センサ16の計測結果に基づいて、エアタンク74とエアシリンダ72の間に設けられたバルブ76(図1、3)の開度をフィードバック制御にて調整する。このフィードバック制御によって、車両の荷重に相当する静荷重を台車100に加えることができる。

Claims (13)

  1. 車両の台車に上下方向の圧縮静荷重を加えながら該台車を加振する振動装置であって、
    前記台車の車軸を回転可能に支持する軸受ユニットと、
    前記車軸を回転させる車軸駆動機構と、
    前記軸受ユニットを上下方向に加振する上下方向加振ユニットと、
    前記軸受ユニットに上向きの荷重を加えるエアシリンダ機構と、
    前記エアシリンダ機構との間で前記台車が上下方向に挟み込まれるように前記台車を上から押さえつける反力フレームと
    備える振動試験装置。
  2. 前記軸受ユニットは、前記車軸の車輪取り付け位置で該車軸を支持することを特徴とする請求項1に記載の振動試験装置。
  3. 前記軸受ユニットは、自動調心ころ軸受によって前記車軸を回転可能に支持することを特徴とする請求項1又は2に記載の振動試験装置。
  4. 前記上下方向加振ユニットは、サーボモータと送りねじ機構によって前記軸受ユニットを上下方向に加振することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の振動試験装置。
  5. 前記軸受ユニットが固定される振動テーブルを更に備え
    前記上下方向加振ユニットは前記振動テーブルを上下方向に加振する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の振動試験装置。
  6. 前記振動テーブルを前記台車の車軸方向に加振する車軸方向加振ユニットと、
    前記振動テーブルを前記上下方向加振ユニットに対して車軸方向にスライド可能に連結する第1の連結手段と、
    前記振動テーブルを前記車軸方向加振ユニットに対して上下方向にスライド可能に連結する第2の連結手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の振動試験装置。
  7. 前記第1及び第2の連結手段は夫々、レールと該レールに係合し且つ該レールに沿ってスライド可能なランナーブロックを備えたリニアガイド機構を備え、
    前記リニアガイド機構が、前記テーブルと前記上下方向加振ユニット及び車軸方向加振ユニットとをスライド可能に連結することを特徴とする請求項6に記載の振動試験装置。
  8. 前記車軸駆動機構が、
    モータによって回転駆動される駆動プーリと、
    前記台車の車軸に取り付けられる従動プーリと、
    前記駆動プーリと前記従動プーリとに巻回される無端ベルトと
    備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の振動試験装置。
  9. 前記従動プーリは、前記台車の車軸の略中央に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の振動試験装置。
  10. 前記反力フレームは、前記台車の横梁の車軸方向両側で該台車と当接して該台車を上から押さえつけることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の振動試験装置。
  11. 前記反力フレームは、略直立する直立部と、該直列部の上端において前記台車の側梁に略平行な二方向に延びるよう形成された押圧部とを有し、
    前記押圧部の下面が前記台車の横梁に当接して前記台車が下方に押さえつけられる
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の振動試験装置。
  12. 前記レールは、その軸方向に沿って配列される複数の貫通孔を有し、
    前記レールの夫々は、前記貫通孔の夫々に通されたボルトにより、前記テーブル、前記上下方向加振ユニット又は前記車軸方向加振ユニットに固定され、
    前記ボルトの取り付け間隔は、前記レールの幅の50〜80%である
    ことを特徴とする請求項に記載の振動試験装置。
  13. 前記ボルトの取り付け間隔は、前記レールの幅の60〜70%であることを特徴とする請求項12に記載の振動試験装置。
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