JP2002347906A - 移動ラックの台車構造 - Google Patents

移動ラックの台車構造

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JP2002347906A
JP2002347906A JP2001152768A JP2001152768A JP2002347906A JP 2002347906 A JP2002347906 A JP 2002347906A JP 2001152768 A JP2001152768 A JP 2001152768A JP 2001152768 A JP2001152768 A JP 2001152768A JP 2002347906 A JP2002347906 A JP 2002347906A
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wheels
wheel mounting
wheel
drive
drive wheel
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JP2001152768A
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English (en)
Inventor
Norimitsu Takahara
典満 高原
Kenji Sakakibara
賢司 榊原
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、レールレス移動ラックを設置す
る床面に応じて一体型の台車の駆動輪の配置を選択する
ことができる移動ラックの台車構造を提供することを課
題とする。 【解決手段】 車輪取付部23及び25の各プレート2
6にベアリング29が保持され、このベアリング29に
保持された回転シャフト30に駆動輪Aが取り付けられ
ると共に車輪取付部23及び25の各取付座27にモー
タブラケット31を介してモータ32が取り付けられ
る。車輪取付部22のプレート26にもベアリング29
が保持され、このベアリング29に保持された回転シャ
フト33に従動輪Bが取り付けられる。車輪取付部24
には、プレート28を利用して固定シャフト34が固定
され、固定シャフト34にベアリング35を介して従動
輪Bが取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動ラックの台
車構造に係り、特にレールレスの移動ラックを走行させ
るための台車構造に関する。
【0002】
【従来の技術】倉庫や工場の内部において省スペースを
図るために、複数の移動ラックを並置し、これらの移動
ラックを例えば電動式で互いに接近/離間するように移
動して任意の移動ラックの間に選択的に作業通路を開く
移動ラックシステムが用いられている。特に、既設の倉
庫に対しては、大がかりなレールの敷設工事が不要なレ
ールレスタイプの移動ラックの使用が好まれている。従
来、この種のレールレス移動ラックにおいては、台車に
走行方向に沿って一列に配列された複数の車輪のうちの
少なくとも一つの車輪を駆動輪として回転駆動すること
により走行していた。例えば、走行方向に沿って二つの
車輪が配列された2輪構造の台車では、2輪のうちいず
れか一方の車輪を駆動輪とすれば走行が可能になる。た
だし、移動ラックに搭載する荷の容量が増加すると、車
輪一つ当たりに作用する負荷が大きくなるため、三つの
車輪さらには四つの車輪を一列に配列した台車が必要と
なってくる。
【0003】図9及び10に、四つの車輪を一列に配列
した4輪構造の従来の台車を示す。台車のフレーム1に
設けられた四つの車輪2〜5のうち両端部に位置する二
つの車輪2及び5がそれぞれ回転シャフト6を介してモ
ータ7により駆動されるように構成されている。回転シ
ャフト6は、台車のフレーム1に取り付けられたベアリ
ング8により回転自在に保持され、モータ7はフレーム
1に固設された取付座9にブラケット10を介して取り
付けられている。残りの二つの車輪3及び4は従動輪と
なっており、それぞれ固定シャフト11にベアリング1
2を介して回転自在に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】二つの車輪2及び5を
モータ7で駆動することにより、移動ラックが走行する
が、既設の倉庫においては、移動ラックが走行する倉庫
の床面の平坦度が低く、凹凸が存在する場合が多い。こ
のため、四つの車輪2〜5のうち中央の二つの従動輪が
凸部に乗り上げて両端部の二つの駆動輪がいずれも接地
しない状況が生じると、移動ラックの走行が困難になる
虞がある。四つの車輪2〜5のうち三つを駆動輪とすれ
ば、必ず少なくとも一つの駆動輪は接地するため、移動
ラックの走行を行うことができるが、このような構造と
したのでは、コストが高くつき、凹凸が少なく平坦度の
高い床面で使用する際には無駄な構造及びコストを負う
こととなる。
【0005】3輪構造の台車においても同様の問題があ
り、駆動輪を二つにすれば、凹凸面に対しても移動ラッ
クの走行を行うことができるが、床面によっては一つの
駆動輪のみで済む場合もある。また、台車を複数に分割
してリンクとピンを用いて連結することにより駆動輪の
接地性を向上させようとする形式の台車構造も考えられ
ているが、一体型の台車に比べて構造が複雑になる上
に、設置現場で分割台車を連結するために組み付け作業
性が低いという問題がある。さらに、リンクによる回転
方向以外の剛性を上げるためにリンク構造を強固にする
必要があった。
【0006】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、レールレス移動ラックを設置する
床面に応じて一体型の台車の駆動輪の配置を選択するこ
とができる移動ラックの台車構造を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移動ラッ
クの台車構造は、複数の車輪が走行方向に一列に配置さ
れる移動ラックの台車構造において、複数の駆動輪取付
部を有し、これらの駆動輪取付部に選択的に駆動輪ある
いは従動輪を取り付けるようにしたものである。なお、
好ましくは、駆動輪取付部は、台車のフレームに固設さ
れ且つ回転シャフト用のベアリングを保持するプレート
と、台車のフレームに固設され且つ回転シャフト駆動用
のモータを取り付けるブラケットが固定される取付座と
を有している。また、四つの車輪が一列に配置される台
車構造であって、三つの駆動輪取付部を有し、これらの
駆動輪取付部のうち二つの駆動輪取付部に駆動輪が取り
付けられ、残りの一つの駆動輪取付部に従動輪が取り付
けられるようにすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1及び2にこの発明の実
施の形態に係る移動ラックの台車構造を示す。台車のフ
レーム21に走行方向に沿って四つの車輪取付部22〜
25が配設されている。これらのうち両端の車輪取付部
22及び25を含む三つの車輪取付部22、23及び2
5は駆動輪を取り付けることができる駆動輪取付部とな
っており、残りの一つの車輪取付部24のみが従動輪専
用の従動輪取付部となっている。各駆動輪取付部は、駆
動輪の回転シャフト用のベアリングを保持するためにフ
レーム21に固設されたプレート26と、モータブラケ
ットを取り付けるためにフレーム21に固設された取付
座27とを有している。一方、従動輪取付部である車輪
取付部24には、フレーム21に取り付けられる固定シ
ャフトの両端を保持するプレート28が設けられてい
る。
【0009】駆動輪取付部である三つの車輪取付部2
2、23及び25にはそれぞれ駆動輪または従動輪が選
択的に取り付けられる。例えば、三つの車輪取付部2
2、23及び25のうち二つの車輪取付部23及び25
にそれぞれ駆動輪Aを取り付け、残りの車輪取付部22
と従動輪取付部である車輪取付部24とのそれぞれに従
動輪Bを取り付けた様子を図3及び4に示す。
【0010】車輪取付部23及び25のそれぞれのプレ
ート26にベアリング29が保持され、このベアリング
29に回転自在に保持された回転シャフト30に駆動輪
Aが取り付けられる。また、車輪取付部23及び25の
それぞれの取付座27にモータブラケット31が固定さ
れ、モータブラケット31に回転シャフト30を駆動す
るためのモータ32が取り付けられる。また、車輪取付
部22のプレート26にもベアリング29が保持され、
このベアリング29に回転自在に保持された短い回転シ
ャフト33に従動輪Bが取り付けられる。なお、車輪取
付部22には従動輪Bが取り付けられるので、この車輪
取付部22の取付座27にはモータブラケット31が固
定されない。さらに、車輪取付部24には、プレート2
8を利用して固定シャフト34が固定され、この固定シ
ャフト34にベアリング35を介して従動輪Bが回転自
在に取り付けられる。
【0011】ここで、駆動輪Aが取り付けられた車輪取
付部23の断面を図5に示す。台車のフレーム21にプ
レート26が固設され、このプレート26に回転シャフ
ト30を回転保持するベアリング29が保持されてい
る。従って、プレート26はベアリング29を保持する
に十分な厚さを有している。一方、従動輪Bが取り付け
られた車輪取付部24の断面を図6に示す。台車のフレ
ーム21にこのフレーム21の幅とほぼ同じ長さの固定
シャフト34が取り付けられ、固定シャフト34の両端
がそれぞれプレート28により固定されている。従動輪
Bはベアリング35を介して固定シャフト34に回転自
在に取り付けられる。
【0012】このようにして車輪取付部23及び25に
それぞれ取り付けられた駆動輪Aをモータ32で駆動す
ることにより、移動ラックの走行が行われる。4輪のう
ち一つおきに駆動輪Aと従動輪Bとを配したので、ピッ
チの長い凸面に対して常に二つの駆動輪Aのうちの少な
くとも一方が接地しながら、走行を実現することができ
る。
【0013】ただし、既設倉庫の床面がピッチの短い凹
凸面となっている場合には、4輪のうち両端に駆動輪A
を配した方が、常に二つの駆動輪Aのうちの少なくとも
一方が接地しながら、走行することができる。図1及び
2に示した台車構造を用いて両端に駆動輪Aを配した様
子を図7に示す。すなわち、三つの車輪取付部22、2
3及び25のうち両端の車輪取付部22及び25にそれ
ぞれ駆動輪Aを取り付け、残りの車輪取付部23と従動
輪取付部である車輪取付部24とのそれぞれに従動輪B
を取り付ける。この場合、車輪取付部22と23にはそ
れぞれ同様にプレート26と取付座27が設けられてい
るため、極めて容易に駆動輪Aと従動輪Bとの交換をす
ることができる。例えば、倉庫等の設置現場で床面の凹
凸の具合を実際に見ながら三つの車輪取付部22、23
及び25のうちのいずれを駆動輪取付部にするかを選択
して容易に組み付けを行うことが可能である。
【0014】さらに、床面の凹凸の具合によっては、図
8に示されるように、三つの車輪取付部22、23及び
25のすべてを駆動輪取付部とすることもできる。な
お、上記の実施の形態では4輪構造の台車について説明
したが、これに限るものではなく、3輪構造、あるいは
5輪以上の構造の台車に対しても同様にこの発明を適用
することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数の駆動輪取付部を設けて、これらの駆動輪取付
部に選択的に駆動輪あるいは従動輪を取り付けるように
したので、設置する床面に応じて駆動輪の配置を容易に
選択することができ、無駄な構造やコストを最小限に抑
えて駆動輪の接地性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る移動ラックの台
車構造を示す平面図である。
【図2】 実施の形態に係る移動ラックの台車構造を示
す側面図である。
【図3】 実施の形態に係る台車構造を用いて交互に駆
動輪を配した様子を示す平面図である。
【図4】 実施の形態に係る台車構造を用いて交互に駆
動輪を配した様子を示す側面図である。
【図5】 図3の台車の駆動輪取付部を示す断面図であ
る。
【図6】 図3の台車の従動輪取付部を示す断面図であ
る。
【図7】 実施の形態に係る台車構造を用いて両端に駆
動輪を配した様子を示す平面図である。
【図8】 実施の形態に係る台車構造を用いて4輪のう
ち3輪に駆動輪を配した様子を示す平面図である。
【図9】 従来の4輪構造の台車を示す平面図である。
【図10】 従来の4輪構造の台車を示す側面図であ
る。
【符号の説明】 21 フレーム、22〜25 車輪取付部、26,28
プレート、27 取付座、29,35 ベアリング、
30,33 回転シャフト、31 モータブラケット、
32 モータ、34 固定シャフト、A 駆動輪、B
従動輪。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車輪が走行方向に一列に配置され
    る移動ラックの台車構造において、 複数の駆動輪取付部を有し、これらの駆動輪取付部に選
    択的に駆動輪あるいは従動輪を取り付けるようにしたこ
    とを特徴とする移動ラックの台車構造。
  2. 【請求項2】 駆動輪取付部は、台車のフレームに固設
    され且つ回転シャフト用のベアリングを保持するプレー
    トと、台車のフレームに固設され且つ回転シャフト駆動
    用のモータを取り付けるブラケットが固定される取付座
    とを有する請求項1に記載の移動ラックの台車構造。
  3. 【請求項3】 四つの車輪が一列に配置される台車構造
    であって、三つの駆動輪取付部を有し、これらの駆動輪
    取付部のうち二つの駆動輪取付部に駆動輪が取り付けら
    れ、残りの一つの駆動輪取付部に従動輪が取り付けられ
    る請求項1または2に記載の移動ラックの台車構造。
JP2001152768A 2001-05-22 2001-05-22 移動ラックの台車構造 Pending JP2002347906A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05254617A (ja) * 1992-03-17 1993-10-05 Daifuku Co Ltd 移動棚設備
JPH10215958A (ja) * 1996-12-06 1998-08-18 Kongo Co Ltd 電動式移動棚
JPH11292215A (ja) * 1998-04-03 1999-10-26 Toyota Autom Loom Works Ltd 移動棚の台車構造、移動棚及び棚システム

Patent Citations (3)

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