JP2001334930A - 床面走行式台車 - Google Patents

床面走行式台車

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JP2001334930A
JP2001334930A JP2000158778A JP2000158778A JP2001334930A JP 2001334930 A JP2001334930 A JP 2001334930A JP 2000158778 A JP2000158778 A JP 2000158778A JP 2000158778 A JP2000158778 A JP 2000158778A JP 2001334930 A JP2001334930 A JP 2001334930A
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wheel unit
traveling
floor
drive wheel
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Hideki Mita
秀樹 三田
Katsumi Hino
克美 日野
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】床面が完全に平坦でなくても、確実かつ高速で
走行でき、搬送効率の高い床面走行式台車を提供する。 【解決手段】台車フレーム1の下面に取付けられ、1本
のレールR上を走行する駆動輪ユニット2および従動輪
ユニット3と、床面上を走行するキャスター4とからな
り、駆動輪ユニット2は、レールRの側面に当接して回
転する駆動輪13と、駆動輪13をレールRの側面に押
付ける押付け機構17と、従動輪ユニット3は、台車フ
レーム1に対し旋回自在に取付けられた旋回台21の下
側に取付けられレールRの上面に当接して回転する垂直
ローラ23と、レールRの両側面に当接して回転する複
数個のサイドローラ25とからなり、キャスター4は、
台車フレーム1に取付けられた支柱31の下端に旋回軸
受32を介して取付けられ、床面上を走行するキャスタ
ー輪33とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面走行式台車に
関する。さらに詳しくは、自動倉庫前の荷捌き場や工場
内搬送など、種々の場面で物品の搬送に用いられる床面
走行式台車に関する。
【0002】
【従来の技術】物品を搬送する台車としては、平行な2
本のレール上を走行させる軌条式と、全ての車輪を床面
上で転動させる全輪床走行式とがある。前者の軌条式は
走行方向の制御が確実であるが、回転半径が大きくな
り、倉庫内の走行スペースを大きく占有するという問題
がある。後者の全輪床走行式は回転半径を小さくできる
ものの走行方向の制御が不安定なので、搬送速度に劣
り、大規模で大量の搬送には適しない。そこでレールを
1本用い、駆動輪をレール上で走行させ、旋回自在なキ
ャスターを床面に接地させて転動させる片輪軌条式ある
いは片輪床走行式ともいうべき床面走行式台車が開発さ
れた。この床面走行式台車であると、走行方向の制御も
可能であり、回転半径も小さくて走行専用スペースも小
さくてすむ。
【0003】前記従来の床面走行式台車の従来例とし
て、特開2000−7110号公報に記載された技術がある。こ
の従来例を図7に基づき説明する。100 は台車フレーム
であり、その下面に駆動輪101 と従動輪102 と2本のキ
ャスター103、104が取付けられている。駆動輪101 はレ
ールR上を走行する車輪111 と、この車輪111 を回転駆
動するモータ112 と、レール105 の側面に接するサイド
ローラ113 を備えている。従動輪102はフリー回転の車
輪121 とサイドローラ123 を備えている。キャスター10
3、104は支柱131 と、その下面で旋回自在に取付けら
れ、床面F上を転動するキャスター輪132 を備えてい
る。
【0004】ところが、前記従来例の床面走行式台車に
は、つぎの問題がある。床面Fは広い面積を完全に平坦
に仕上げることは極めて困難であり、普通は多少なりと
も波打つような緩い傾斜がある。したがって、図7の
(A)図に示す床面走行式台車において、従動輪102 と対
角方向のキャスター103 を結ぶ線Xより、走行台車の総
合重心G(台車と積載荷物を含めた重心)が反駆動輪側
へ移動すると、駆動輪101 の車輪111 がレールRの上面
から浮き上って(矢印f)空転することになる。この場
合、床面走行式台車は走行不能であり、このような車輪
の接触不良が原因で、前記従来例では、走行速度の低
下、走行の不安定が生じ、搬送効率を悪化させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
み、床面が完全に平坦でなくても、確実かつ高速で走行
でき、搬送効率の高い床面走行式台車を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の床面走行式台
車は、台車フレームと、該台車フレームの下面に取付け
られ、1本のレール上を走行する駆動輪ユニットおよび
従動輪ユニットと、床面上を走行するキャスターとから
なり、前記駆動輪ユニットは、前記レールの側面に当接
して回転する駆動輪と、該駆動輪を前記レールの側面に
押付ける押付け機構と、前記駆動輪を回転させる原動機
とからなり、前記従動輪ユニットは、前記台車フレーム
に対し旋回自在に取付けられた旋回台と、該旋回台の下
側に取付けられ、前記レールの上面に当接して回転する
従動輪と、前記レールの両側面に当接して回転する複数
個のサイドローラとからなり、前記キャスターは、前記
台車フレームに取付けられた支柱と、該支柱の下端に旋
回軸受を介して取付けられ、床面上を走行するキャスタ
ー輪とからなることを特徴とする。請求項2の床面走行
式台車は、請求項1記載の発明において、前記押付け機
構が、前記駆動輪が前記レールに当接する側面と反対側
の側面に接触するよう配置された補助輪と、該補助輪を
揺動自在に支持するレバーと、該レバーを前記補助輪が
前記レールの側面に押し付けられる方向に付勢するスプ
リングとからなることを特徴とする。請求項3の床面走
行式台車は、請求項1記載の発明において、前記駆動輪
ユニットは、スライドガイドを介して前記台車フレーム
の下面に取付けられており、前記駆動輪ユニットは、前
記レールに対し直交する方向に往復動自在であることを
特徴とする。請求項4の床面走行式台車は、請求項1記
載の発明において、前記台車フレームの下面の一側方に
おいて、台車の走行方向に沿って、従動輪ユニット、駆
動輪ユニット、従動輪ユニットが、その順で配置され、
前記台車フレームの下面の他側方において、台車の走行
方向に沿って、2台のキャスターが配置されていること
を特徴とする。請求項5の床面走行式台車は、請求項1
記載の発明において、前記台車フレームの下面の一側方
において、台車の走行方向に沿って、旋回自在な駆動輪
ユニットと旋回自在な従動輪ユニットが配置され、前記
台車フレームの下面の他の部分において、4台のキャス
ターが四角形の頂点位置に配置されていることを特徴と
する。請求項6の床面走行式台車は、前記台車フレーム
の下面の中央部において、台車の走行方向に沿って、旋
回自在な駆動輪ユニットと旋回自在な従動輪ユニットが
配置され、前記台車フレームの前記中央部を挟む一側方
と他側方のそれぞれに、台車の走行方向に沿って2台ず
つのキャスターが配置されている。
【0007】請求項1の発明によれば、駆動輪をレール
の側面に押し付けて台車を駆動するので、キャスターが
走行する床面が波打っていて駆動輪が多少上下動して
も、レールの側面から外れることはない。そのため、床
面が完全に平坦でなくても台車を確実に走行させること
ができ、高い搬送効率を実現できる。また、旋回動作は
従動輪ユニットをサイドローラでレールの湾曲に追随さ
せることにより可能であり、台車の片側はキャスターで
床面上を走行させるので、1本軌条方式の利点である小
さな旋回半径の実現による走行スペースの最少化効果を
継承している。請求項2の発明によれば、スプリングで
補助輪と駆動輪でレールを挟むように付勢するので、駆
動輪の駆動力が十分に発揮でき、台車を確実に高速で走
行させることができる。請求項3の発明によれば、駆動
輪ユニットがスライドガイドによってレールに対し直交
方向に移動できるので、レールの湾曲に駆動輪ユニット
が無理なく追随し、円滑に台車を旋回させることができ
る。請求項4の発明によれば、台車の片側を従動輪ユニ
ットの従動輪で支持し、反対側をキャスターで支持する
ので、駆動輪ユニットの駆動輪を回転させれば台車を走
行させることができる。また2台の従動輪ユニットのサ
イドローラがレールの湾曲に沿って旋回台を旋回させる
のでレールの湾曲に沿って台車が動くことになり、これ
にキャスターも追随するので、台車の旋回動作が円滑に
行われる。よって、物品の搬送が効率的に行われる。請
求項5の発明によれば、台車を4台のキャスターで支持
しているので、駆動輪ユニットの駆動輪を回転させれ
ば、台車を走行させることができる。またキャスターが
4台であるので、各キャスターの分担荷重が小さくなり
円滑に走行できる。さらに従動輪ユニットは1台しかな
いが、駆動輪ユニットが旋回自在であるので、両方がレ
ールの湾曲に沿って台車を旋回させ、キャスターもこれ
に追随する。よって、旋回動作も可能であり、物品の搬
送が効率的に行える。またキャスターが4台あることか
ら駆動輪ユニットと従動輪ユニットは荷重を分担しなく
てよいので、小型簡易にできる。請求項6の発明によれ
ば、台車を両側方に配置した、4台のキャスターで支持
し、駆動輪ユニットの駆動輪を回転させれば、台車を走
行させることができる。また従動輪ユニットは1台しか
ないが、駆動輪ユニットが旋回自在であるので、両方が
レールの湾曲に沿って台車を旋回させ、キャスターもこ
れに追随する。よって、旋回動作も可能であり、物品の
搬送が効率的に行える。またキャスターが4台あること
から駆動輪ユニットと従動輪ユニットは荷重を分担しな
くてよいので、小型簡易にできる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る
床面走行式台車の平面図、図2の(A)は駆動輪ユニット
の側面図、同(B)は同駆動輪ユニットの底面図、図3の
(A)は従動輪ユニットとキャスターの正面図、(B)は従
動輪ユニットの側面図、図4は図1の床面走行式台車の
旋回動作の説明図、図5は第2実施形態の床面走行式台
車の平面図、図6は第3実施形態の床面走行式台車の平
面図である。
【0009】図1において、1は台車フレームを示して
いる。この台車フレーム1の下面には、一側方におい
て、従動輪ユニット3、駆動輪ユニット2、従動輪ユニ
ット3が、台車の走行方向に沿って、その順で配置され
ている。また、台車フレーム1の下面の他側方におい
て、2台のキャスター4が台車の走行方向に沿って配置
されている。なお、Rは床面上に設置されたレールで、
1本物のレールが設置されている。前記駆動輪ユニット
2と従動輪ユニット3は、レールR上を走行し、キャス
ター4は床面上を走行する。
【0010】図2に基づき、前記駆動輪ユニット2の詳
細を説明する。台車フレーム1の下面にはリニアガイド
11が取付けられている。このリニアガイド11の案内
方向はレールRに直交する方向である。このリニアガイ
ド11に沿ってフレーム12が摺動することにより、湾
曲したレールR上での旋回動作が後述するごとく円滑に
行われる。前記リニアガイド11に摺動自在にフレーム
12が取付けられている。このフレーム12には、駆動
輪13と補助輪14が垂直な軸を軸受で支持することに
より、水平面内で回転自在に取付けられている。このよ
うな配置により、駆動輪13も補助輪14も、レールR
の側面に当接して回転するようになっている。このよう
に駆動輪13がレールRの側面に当接して回転すること
で、台車フレーム1が床面Fに対し多少上下しても、駆
動輪13がレールRから浮き上って駆動力を失うことは
ない。また、フレーム12には、前記駆動輪13を回転
させるための原動機であるモータ15と減速機16が取
付けられている。なお、原動機としてはモータに限らず
内燃機関であってもよい。
【0011】さらに、前記フレーム12には、補助輪1
4をレールRの側面に押付けるための押付け機構17が
取付けられている。この取付け機構17は、補助輪14
を水平面内で揺動自在に支持する揺動レバー17a と、フ
レーム12の下面にレールRと直交するように配置さ
れ、両端をフレーム12に固定されたガイド棒17b と、
ガイド棒17b に挿入されたスプリング17c とからなる。
揺動レバー17a の自由端はガイド棒17b に遊貫され、揺
動レバー17a の自由端とガイド棒17b の一端との間に前
記スプリング17c が介装されている。このスプリング17
c の弾発力により、補助輪14がレールRの側面に押付
けられ、その反作用として駆動輪13がレールRの反対
側側面に押付けられる。この結果、駆動輪13とレール
R間の摩擦が大きくなって、十分大きな駆動力が得られ
ることになる。
【0012】図3に基づき、従動輪ユニット3の詳細を
説明する。台車フレーム1の下面に旋回台21が取付け
られ、この旋回台21の下側に、ブラケット22が取付
けられている。このブラケット22は、垂直ローラ23
の水平な支軸24を支持し、かつサイドローラ25の垂
直な支軸26を支持している。この垂直ローラ23はレ
ールRの上面を走行して、台車フレーム1を支える。サ
イドローラ25はレールRを挟むように片側に2個ずつ
取付けられ、計4個のサイドローラ25で、台車フレー
ム1の走行方向をガイドする。また、レールRの湾曲部
分に追随するため、前記旋回台21によって従動輪ユニ
ット3が水平面内で旋回するようになっている。
【0013】図3(A)に基づき、キャスター4の詳細を
説明する。台車フレーム1の下面に支柱31が固定さ
れ、その下端に旋回軸受32が取付けられ、この旋回軸
受32の下側にキャスター輪33が取付けられている。
このキャスター輪33は直接、床面F上を走行して台車
フレーム1を支え、台車フレーム1の旋回時にはキャス
ター輪33も追随して旋回する。
【0014】つぎに、上記第1実施形態の床面走行式台
車の利点を説明する。 (1) 床面Fが完全に平坦でない場合、台車フレーム1
が傾斜することがあるが、その場合、駆動輪13が多少
上昇しても、レールRの側面から外れることはない。こ
のため、常に確実な駆動力を発揮して、安全かつ高速な
物品搬送を可能にできる。 (2) 駆動輪13と垂直ローラ23は1本のレールR上
を走行し、2本のキャスター4は、床面上でその場回転
が可能であるので、台車の旋回半径を小さくできる。こ
のため、図4(A)に示すように、非常に小さな曲率で湾
曲させたレールR上の走行も可能であり、台車の旋回地
点における走行専用スペースを小さくできる。 (3) 湾曲したレールR上を走行させる際、図4(B)に
示すように、直線のレール(想像線rで示す)と湾曲し
た実際のレールRの間に、半径方向にdの距離が離れる
が、駆動輪ユニット2のフレーム12はレールRに対し
直交方向に移動自在であるので、前記離間距離dを吸収
し、円滑に台車を旋回させることができる。
【0015】つぎに、第2実施形態の床面走行式台車を
図5に基づき説明する。この実施形態では、台車フレー
ム1の下面に、駆動輪ユニット2と従動輪ユニット3が
台車の走行方向に沿って1台ずつ設けられている。ま
た、台車フレーム1の他の部分、すなわち、他側方と中
央部分において、4台のキャスター4が配置されてい
る。このキャスター4は垂直荷重を負担するもので、そ
の配置位置は、四角形の頂点位置であり、四角形の形状
は、正四角形でも長方形でも台形でも任意に選択してよ
い。この実施形態における駆動輪ユニット2は、1台の
従動輪ユニット3と共に、レールRの湾曲形状に合わせ
て台車を旋回操向させる役目を負っているので、旋回台
をもつものでなければならない。したがって、リニアガ
イド11を廃し、代りに従動輪ユニット3と同様な旋回
台を取付けたものが用いられる。
【0016】本実施形態において、従動輪ニユット3
は、前記キャスター4が垂直荷重を負担することから垂
直ローラを設ける必要がなく、サイドローラ25のみ備
えるものであってよい。また、サイドローラ25はレー
ルRを挟むに必要な一対で足りる。さらに、この実施形
態では、キャスター4は4台あるので、キャスター1個
当りの分担荷重は小さくなる。このため、円滑な移動が
可能である。そして、荷重を負担しないでよいことによ
る駆動輪ユニット2の小型化、従動輪ユニット3におけ
る垂直ローラの省略とサイドローラ数の減少が可能であ
り、製造コストを低減できる。
【0017】つぎに、第3実施形態の床面走行式台車を
図6に基づき説明する。この実施形態では、台車フレー
ム1の下面の中央部に、駆動輪ユニット2と従動輪ユニ
ット3が台車の走行方向に沿って1台ずつ配置されてい
る。また、台車フレーム1の下面において中央部を挟む
一側方と他側方のそれぞれに、台車の走行方向に沿って
2台ずつのキャスター4が配置されている。この実施形
態における駆動輪ユニット2は、1台の従動輪ユニット
3と共に、レールRの湾曲形状に合わせて台車を旋回操
向させる役目を負っているので、旋回台をもつものでな
ければならない。したがって、リニアガイド11を廃
し、代りに従動輪ユニット3と同様な旋回台を取付けた
ものが用いられる。
【0018】本実施形態において、従動輪ニユット3
は、前記キャスター4が垂直荷重を負担することから垂
直ローラを設ける必要がなく、サイドローラ25のみ備
えるものであってよい。また、サイドローラ25はレー
ルRを挟むに必要な一対で足りる。さらに、この実施形
態でも、キャスター4は4台あるのでキャスター1個当
りの接地面圧が小さくなり、円滑な移動が可能となる。
さらに、駆動輪ユニット2と従動輪ユニット3の簡素化
による製造コスト低減が可能であり、キャスタの荷重分
担を均一にできる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、床面が完全に
平坦でなくても台車を確実に走行させることができ、高
い搬送効率を実現できる。また、1本軌条方式の利点で
ある小さな旋回半径の実現による走行スペースの最少化
効果を継承している。請求項2の発明によれば、スプリ
ングで補助輪と駆動輪でレールを挟むように付勢するの
で、駆動輪の駆動力が十分に発揮でき、台車を確実に高
速で走行させることができる。請求項3の発明によれ
ば、駆動輪ユニットがスライドガイドによってレールに
対し直交方向に移動できるので、レールの湾曲に駆動輪
ユニットが無理なく追随し、円滑に台車を旋回させるこ
とができる。請求項4の発明によれば、台車の片側を従
動輪ユニットの従動輪で支持し、反対側をキャスターで
支持するので、駆動輪ユニットの駆動輪を回転させれば
台車を走行させることができ、2台の従動輪ユニットの
サイドローラがレールの湾曲に沿って旋回台を旋回させ
るので、台車の旋回動作が円滑に行われる。よって、物
品の搬送が効率的に行われる。請求項5の発明によれ
ば、4台のキャスターで支持しているので分担荷重が軽
くなり、駆動輪ユニットの駆動輪を回転させれば、台車
を走行させることができ、従動輪ユニットは1台しかな
いが、駆動輪ユニットが旋回自在であるので、両方がレ
ールの湾曲に沿って台車を旋回させるので旋回動作も可
能であり、物品の搬送が効率的に行える。また駆動輪ユ
ニットと従動輪ユニットを小型簡易にできる。請求項6
の発明によれば、台車を両側方に配置した、4台のキャ
スターで支持しているので分担荷重が軽くなり、駆動輪
ユニットの駆動輪を回転させれば、台車を走行させるこ
とができる。また従動輪ユニットは1台しかないが、駆
動輪ユニットが旋回自在であるので、両方がレールの湾
曲に沿って台車を旋回させるので旋回動作も可能であ
り、物品の搬送が効率的に行える。また駆動輪ユニット
と従動輪ユニットを小型簡易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る床面走行式台車の
平面図である。
【図2】(A)は駆動輪ユニットの側面図、同(B)は同駆
動輪ユニットの底面図である。
【図3】(A)は従動輪ユニットとキャスターの正面図、
(B)は従動輪ユニットの側面図である。
【図4】図1の床面走行式台車の旋回動作の説明図であ
る。
【図5】第2実施形態の床面走行式台車の平面図であ
る。
【図6】第3実施形態の床面走行式台車の平面図であ
る。
【図7】(A)は従来例の床面走行式台車の平面図、
(B)は同正側面図である。
【符号の説明】
1 台車フレーム 2 駆動輪ユニット 3 従動輪ユニット 4 キャスター 11 リニアガイド 13 駆動輪 14 補助輪 15 モータ 17 押付け機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車フレームと、該台車フレームの下面に
    取付けられ、1本のレール上を走行する駆動輪ユニット
    および従動輪ユニットと、床面上を走行するキャスター
    とからなり、前記駆動輪ユニットは、前記レールの側面
    に当接して回転する駆動輪と、該駆動輪を前記レールの
    側面に押付ける押付け機構と、前記駆動輪を回転させる
    原動機とからなり、前記従動輪ユニットは、前記台車フ
    レームに対し旋回自在に取付けられた旋回台と、該旋回
    台の下側に取付けられ、前記レールの上面に当接して回
    転する従動輪と、前記レールの両側面に当接して回転す
    る複数個のサイドローラとからなり、前記キャスター
    は、前記台車フレームに取付けられた支柱と、該支柱の
    下端に旋回軸受を介して取付けられ、床面上を走行する
    キャスター輪とからなることを特徴とする床面走行式台
    車。
  2. 【請求項2】前記押付け機構が、前記駆動輪が前記レー
    ルに当接する側面と反対側の側面に接触するよう配置さ
    れた補助輪と、該補助輪を揺動自在に支持するレバー
    と、該レバーを前記補助輪が前記レールの側面に押し付
    けられる方向に付勢するスプリングとからなることを特
    徴とする請求項1記載の床面走行式台車。
  3. 【請求項3】前記駆動輪ユニットは、スライドガイドを
    介して前記台車フレームの下面に取付けられており、前
    記駆動輪ユニットは、前記レールに対し直交する方向に
    往復動自在であることを特徴とする請求項1記載の床面
    走行式台車。
  4. 【請求項4】前記台車フレームの下面の一側方におい
    て、台車の走行方向に沿って、従動輪ユニット、駆動輪
    ユニット、従動輪ユニットが、その順で配置され、前記
    台車フレームの下面の他側方において、台車の走行方向
    に沿って、2台のキャスターが配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の床面走行式台車。
  5. 【請求項5】前記台車フレームの下面の一側方におい
    て、台車の走行方向に沿って、旋回自在な駆動輪ユニッ
    トと旋回自在な従動輪ユニットが配置され、前記台車フ
    レームの下面の他の部分において、4台のキャスターが
    四角形の頂点位置に配置されていることを特徴とする請
    求項1記載の床面走行式台車。
  6. 【請求項6】前記台車フレームの下面の中央部におい
    て、台車の走行方向に沿って、旋回自在な駆動輪ユニッ
    トと旋回自在な従動輪ユニットが配置され、前記台車フ
    レームの前記中央部を挟む一側方と他側方のそれぞれ
    に、台車の走行方向に沿って2台ずつのキャスターが配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の床面走行
    式台車。
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