JPH0539030A - 軌道式搬送装置 - Google Patents

軌道式搬送装置

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JPH0539030A
JPH0539030A JP19300491A JP19300491A JPH0539030A JP H0539030 A JPH0539030 A JP H0539030A JP 19300491 A JP19300491 A JP 19300491A JP 19300491 A JP19300491 A JP 19300491A JP H0539030 A JPH0539030 A JP H0539030A
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track
wheels
wheel
pairs
wedge
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JP19300491A
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English (en)
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Tadashi Kato
征 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3次元に設置された軌道を高速で運転できる
とともに、運転の騒音が低レベルにできる軌道式搬送装
置の提供。 【構成】 軌道100は、その両側面に軌道軸心に平行
した溝300と、該溝に沿った摩擦面301とが設けら
れ、搬送車200は、軌道を挟むよう配置されるととも
に、軸間距離が可変となっている2対の車輪軸11〜1
4と、各対の車輪軸を軌道方向に付勢する付勢手段1
7、18と、各車輪軸に軸支され、楔面26が溝の両側
壁に接触して溝に嵌まり込む楔状ガイド輪23、摩擦面
に圧接するゴム製駆動輪22、および被動ピニオン21
を有する4つの車輪2と、モーターにより駆動される駆
動ピニオン34および軌道の一方側にある2つの被動ピ
ニオンに噛み合う第1アイドルギア35、該第1アイド
ルギアおよび軌道の他方にある2つの被動ピニオンに噛
み合う第2アイドルギア36とからなる車輪の駆動機構
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、3次元に配設された
1本の軌道を掴んで自走する軌道式搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場、病院などの建物内に軌道を取り付
け、この軌道に自走する搬送車を架設して、運搬目的物
を目的位置に搬送する軌道式搬送装置が実用化されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の軌道
式搬送装置は、3次元に配置された軌道を高速で運転す
るのが困難であり、装置が大型になるとともに、騒音が
大きい欠点があった。この発明の目的は、3次元に設置
された軌道を高速で運転できるとともに、運転の騒音が
低レベルにできる軌道式搬送装置の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の軌道式搬送装
置は、1本の軌道と、該軌道を掴んで移動する自走式搬
送車とからなる軌道式搬送装置において、軌道は、その
両側面に軌道軸心に平行した溝と、該溝に沿った摩擦面
とが設けられ、搬送車は、前記軌道を挟むよう配置され
るとともに、軸間距離が可変となっている2対の車輪軸
と、各対の車輪軸を軌道方向に付勢する付勢手段と、各
車輪軸に軸支され、楔面が溝の両側壁に接触して溝に嵌
まり込む楔状ガイド輪、前記摩擦面に圧接するゴム製駆
動輪、および被動ピニオンを有する4つの車輪と、車体
に装着されたモーター、該モーターにより駆動される駆
動ピニオン、該駆動ピニオンに噛み合うとともに前記軌
道の一方側にある2つの被動ピニオンに噛み合う第1ア
イドルギア、該第1アイドルギアに噛み合うとともに前
記軌道の他方にある2つの被動ピニオンに噛み合う第2
アイドルギアとからなる車輪の駆動機構とを備えたこと
を特徴とする。
【0005】
【発明の作用および効果】この発明では、1本の軌道の
両側に設けたガイド溝に嵌め込んだ2対の楔状ガイド輪
で搬送車を支持するとともに、2対のゴム製の駆動輪で
1本の軌道両面の摩擦面を挟持し、モーターは、互いに
噛み合った2つのアイドルギアを介して、4つの車輪を
同時に駆動している。この楔状ガイド輪の楔面と軌道の
溝の両側壁との圧接、ゴム製駆動輪と軌道の摩擦面との
圧接、および4輪駆動の相互作用により、搬送車は、垂
直上昇を含む3次元の軌道上を、低騒音で高速運転でき
る。
【0006】
【実施例】つぎに本発明を図1〜図9に示す実施例とと
もに説明する。100は軌道、200は軌道100に架
設された搬送車を示す。軌道100は図1に示すごと
く、アルミニウム合金の押出成形により形成され、中空
で正方形断面を有する棒状の中心軸部101から、等間
隔で等距離だけ四方に延設された4つの幹102と、各
幹102の先端から45度の方向に延設した枝103か
らなる。図示のごとく、枝103から形成される軌道1
00の外郭は、中間が溝状に欠落した正方形断面を呈
し、欠落部のうち背向かいの2つが溝300となってお
り、各溝300の上方枝103の外面が摩擦面301と
なっている。また下面の欠落部は、電気の架線400の
装着のため利用されている。図2は架線400を2重に
締結し、一方を動力用、他方を制御信号用としている。
さらに図3は、軌道100の上下の溝300(上面の欠
落部および下面の欠落部)を、当て板501、502、
ネジ503、ナット504からなる軌道接続具による接
続に使用している。
【0007】搬送車200は、図4〜図6に示すごと
く、偏平な箱状の車体1を有し、車体1の下面には、前
記軌道100の一方側に位置する2本の固定車軸11、
12が固着され、前記軌道100の他方側に、前記固定
車軸11、12と対をなす2本の可変位車軸13、14
が配置されている。また車体1の下面には、これら車軸
11〜14および軌道100の側方を囲うようにスカー
トSが締結され、スカートSの側方にはモーターMが締
結されている。図4に示すごとく、可変位車軸13、1
4は、それぞれ車体底板に一端が回動自在に取り付けら
れた保持片15、16の他端に固着されており、各保持
片15、16の他端はスプリング17、18により前記
固定車軸11、12方向に付勢されている。
【0008】車軸11〜14には、被動ピニオン21、
ゴム製駆動輪22、外周が断面楔状の楔面26となって
いる楔状ガイド輪23を一体化した車輪2がベアリング
24、25を介して回転自在に外嵌されている。各ガイ
ド輪23は、その楔面26が前記軌道100の溝300
の両側壁に接触して嵌まり込み、駆動輪22は溝300
の上側の摩擦面301に圧接されている。
【0009】車体1内には、前記モーターMの出力軸に
取り付けられた小ピニオン31、該小ピニオン31とギ
アベルト32で連結された大ピニオン33、該大ピニオ
ン33と一体の駆動ピニオン34からなる減速機構30
が設けられている。また駆動ピニオン34に噛み合うと
ともに前記軌道100の一方側にある2つの被動ピニオ
ン21、21、すなわち、固定車軸11に支持された車
輪2の被動ピニオン21と固定車軸12に支持された車
輪2の被動ピニオン21とが噛み合っている第1アイド
ルギア35、該第1アイドルギア35に噛み合うととも
に前記軌道100の他方にある2つの被動ピニオン2
1、21、すなわち、可変位車軸13に支持された車輪
2の被動ピニオン21と可変位車軸14に支持された車
輪2の被動ピニオン21に噛み合う第2アイドルギア3
6とからなる4輪駆動機構3が配設されている。
【0010】車軸11および13と、車軸12および1
4とは、図7に示すごとくそれぞれ軸間距離が可変であ
るとともに、スプリング17、18により軸間距離を狭
める方向に付勢されている。これにより4つの車輪2
は、左右方向に軌道100が曲がるときにおいても軌道
100を挟持し、ガイド輪23はその楔面26を溝の両
側壁面に圧接し、図8に示すごとくゴム製駆動輪22は
溝300に隣接した軌道100の摩擦面301に圧接し
ている。すなわち、軌道100は、その両側に設けた溝
300に楔面26が嵌め込まれた2対の楔状ガイド輪2
3を介して搬送車200を支持するとともに、2対のゴ
ム製の駆動輪22は軌道100両面の摩擦面301を挟
持し、モーターMは互いに噛み合った2つのアイドルギ
ア35、36を介して4つの車輪2を同時に駆動てい
る。
【0011】この楔状ガイド輪23の楔面26と軌道1
00の溝300の両側壁との圧接、ゴム製駆動輪22と
軌道100の摩擦面301との圧接、および4輪駆動機
構3の相互作用により、搬送車200は、垂直上昇を含
む3次元の軌道上を、低騒音で高速運転できるスカート
Sの下部には集電装置4としての一対のCu合金製ロー
ラー41、42が装着されており、前記架線400に配
設された導線401、402に接触して転動する。
【0012】この搬送車200は、図9に示すごとく、
建物の床、壁、天井などに3次元に設置した軌道100
に架設され、図示しない制御装置により制御されて軌道
上を走行する。軌道100が水平から垂直に偏向したと
きは、図10に示すごとく、4つのガイド輪23の楔面
26が曲率部との干渉することなく走行を可能とする。
すなわち前後のガイド輪23の楔面26のなす角度が、
軌道100の最小曲率半径を決定する。
【0013】図11および図12は、この発明の搬送装
置の使用例を示す。搬送車200は、車体1の上面に固
着した搬送治具51にワーク5を載置している。略U字
形に設置された軌道100に沿って、工作機械A〜Gが
配置されており、各工作機械A〜G間に1台づつの搬送
車200を架設してある。搬送車200は、工作機械A
〜G間を往復し、ワーク5を運搬する。搬送車200と
各工作機械A〜Gには、図示しないロボットが設置さ
れ、搬送車200で所定位置に運ばれてきたワーク5を
ロボットが自動工作機械A〜Gにセットし、そして加工
済みのワーク5を自動工作機械A〜Gからつぎの搬送車
200にセットする。これを繰り返すことによりワーク
5の連続した自動加工が行われる。
【0014】図13は他の使用例を示す。この場合は、
上下方向に配した長円状の閉軌道500に多数の搬送車
200を架設し、ベルトコンベアと同様な作用をさせて
いる。図14はさらに他の使用例を示す。この場合は車
体1の上に箱6を固着し、書類等の運搬に使用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軌道式搬送装置の軌道の断面図であ
る。
【図2】他の実施例にかかる軌道の断面図である。
【図3】軌道の連結部の組付け図である。
【図4】本発明の軌道式搬送装置の正面断面図である。
【図5】軌道式搬送装置の他の位置の正面断面図であ
る。
【図6】搬送車の平面断面図である。
【図7】搬送車の軌道への架設状態を示す平面断面概略
図である。
【図8】搬送車の軌道への架設状態を示す他の位置の平
面断面概略図である。
【図9】本発明の軌道式搬送装置の斜視図である。
【図10】搬送車の走行原理を示す側面断面図である。
【図11】本発明の軌道式搬送装置の使用状態を示す拡
大斜視図である。
【図12】図8の全体平面図である。
【図13】本発明の軌道式搬送装置の他の使用状態を示
す斜視図である。
【図14】本発明の軌道式搬送装置のさらに他の使用状
態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
100 軌道 200 搬送車 300 溝 301 摩擦面 1 車体 2 車輪 3 4輪駆動機構 4 集電装置 11、12 固定車軸 13、14 可変位車軸 22 ゴム製駆動輪 23 楔状ガイド輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の軌道と、該軌道を掴んで移動する
    自走式搬送車とからなる軌道式搬送装置において、 軌道は、その両側面に軌道軸心に平行した溝と、該溝に
    沿った摩擦面とが設けられ、 搬送車は、前記軌道を挟むよう配置されるとともに、軸
    間距離が可変となっている2対の車輪軸と、 各対の車輪軸を軌道方向に付勢する付勢手段と、 各車輪軸に軸支され、楔面が溝の両側壁に接触して溝に
    嵌まり込む楔状ガイド輪、前記摩擦面に圧接するゴム製
    駆動輪、および被動ピニオンを有する4つの車輪と、 車体に装着されたモーター、該モーターにより駆動され
    る駆動ピニオン、該駆動ピニオンに噛み合うとともに前
    記軌道の一方側にある2つの被動ピニオンに噛み合う第
    1アイドルギア、該第1アイドルギアに噛み合うととも
    に前記軌道の他方にある2つの被動ピニオンに噛み合う
    第2アイドルギアとからなる車輪の駆動機構とを備えた
    ことを特徴とする軌道式搬送装置。
JP19300491A 1991-08-01 1991-08-01 軌道式搬送装置 Pending JPH0539030A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000355275A (ja) * 1999-06-11 2000-12-26 Murata Mach Ltd 有軌道台車システム
JP2001334930A (ja) * 2000-05-29 2001-12-04 Sumitomo Heavy Ind Ltd 床面走行式台車
US6766895B2 (en) 2001-09-03 2004-07-27 Hirata Corporation Work conveying system and traveling path sealing structure in the work conveying system
KR100740993B1 (ko) * 2006-06-08 2007-07-20 (주)삼우아이엠씨 콘크리트 도로포장용 삽입형 타이 바 및 이를 이용한도로포장공법
JP5896031B2 (ja) * 2012-09-05 2016-03-30 村田機械株式会社 スタッカクレーン
CN108657216A (zh) * 2017-03-30 2018-10-16 比亚迪股份有限公司 转向系统和具有其的跨坐式轨道交通系统

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