JP4265092B2 - 有軌道台車システム - Google Patents
有軌道台車システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4265092B2 JP4265092B2 JP2000243976A JP2000243976A JP4265092B2 JP 4265092 B2 JP4265092 B2 JP 4265092B2 JP 2000243976 A JP2000243976 A JP 2000243976A JP 2000243976 A JP2000243976 A JP 2000243976A JP 4265092 B2 JP4265092 B2 JP 4265092B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- driven
- caster
- wheels
- rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モノレールの地上走行型有軌道台車システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
基本的に3点の支持点があれば、物体は位置的に安定するが、駆動輪、従動輪、キャスター輪の合計数を4個以上にした場合、全ての車輪がレール上もしくは床上に接地する為には、事実上いずれかの車輪に上下方向の調整機構を設けなければならない(特開2000−6793)。
【0003】
車輪の合計数を4個とした場合に比較し、3点支持にした場合は重心の安定域が狭く、転倒を起こしやすい。
そこで、従来では、図3に示すように、駆動輪01と従動輪02とキャスター輪03とで囲む斜線部分内に重心位置を配置することにより、転倒を防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、駆動輪、従動輪に転倒防止の構造を付加すると共にレール形状も独自の物に変更することにより、駆動輪、従動輪、キャスター輪を各1個としても上下方向の調整機構を不要とすることにある。
【0005】
本発明の他の目的は、キャスター輪の位置を変更して駆動輪の接地性を良くすると共に、重量物である走行モータ、移載モータを駆動輪側に配置することにより、空車(搬送物無し)時の駆動輪の接地性を良くすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成する本発明の請求項1に係る有軌道台車システムは、駆動輪、従動輪、キャスター輪を各1個とした台車をレールに沿って走行させるシステムにおいて、前記レールの上部側部には傾斜面を形成する一方、前記駆動輪及び従動輪には前記傾斜面に沿って案内されるガイド用車輪を斜めに取り付け、左右方向のみではなく上下方向のガイド若しくは規制を可能とした有軌道台車システムであって、前記キャスター輪位置を前記駆動輪と前記従動輪から等距離とせず、前記従動輪側ヘオフセットしたことを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の請求項2に係る有軌道台車システムは、請求項1において、走行モータ、移載モータを駆動輪側に配置したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕
本発明の第1の実施例を図1に示す。図1に示すように、上下方向の調整機構を必要としない様に、駆動輪1、従動輪2、キャスター輪3を各1個としている。また、駆動輪1の接地性を良くする為、キャスター輪3の位置を変更し、駆動輪1と従動輪2との中間位置より従動輪2側にオフセットしている。このように、キャスター輪3を従動輪1側ヘオフセットさせたことにより、3つの車輪1,2,3のなかで駆動輪1に加わる力が最大となりやすくなる。
【0008】
また、搬送物の重心が従動輪2側にずれている場合でも、駆動輪1側に加わる力が減少することが無い。これらによって駆動輪1とレール4間の摩擦力が大きくなる為、駆動輪1の駆動力、制動力を無駄無く使うことが出来る。更に、走行モータ5と移載モータ6を駆動輪1と従動輪2との中間位置よりも駆動輪1側に配置したことにより、ワーク搬送時のみならず、空車時にも上記同様な効果を得ることが出来る。
【0009】
このように、本実施例では、車輪の総数を3個とすることによりコストダウンを図ることができ、更に、キャスター輪3の位置変更により、駆動輪能力の効率アップさせ、走行モータ5、移載モータ6の取付位置による空車時の駆動輪能力を効率アップさせることができた。
図1では駆動輪1が向かって左側、従動輪2が向かって右側となっているが、逆であっても差し障りはない。
【0010】
〔実施例2〕
本発明の第2の実施例を図2に示す。
本実施例は、転倒を防ぐ為に、駆動輪1、従動輪2に転倒防止の構造を付加すると共にレール形状も独自の物に変更したものである。その他の構成は前述した実施例1と同様である。
即ち、図2(a)に示すように、駆動輪1、従動輪2、キャスター輪3を各1個とし、キャスター輪3、走行用モータ5、移載モータ6の配置も実施例1と同様とした。
【0011】
更に、図2(b)に示す様に、駆動輪1、従動輪2には横方向ガイド用車輪7を斜めに取り付けることにより、上方向の動きを規制するようにした。
また、レール4の上部側部には、横方向ガイド用車輪7を案内するための傾斜面を形成した。
図2(c)に示す従来例では、ガイド用車輪7は左右方向には拘束するものの、上方向に対する規制が無かった為、車輪1,2の浮き上がり等が発生してしまう可能性があった。
しかし、本実施例では上下方向にもガイド用車輪7により拘束するため、そのようなことが無く、車輪の合計が3個でも転倒することはない。
【0012】
このように説明したように、本実施例では、前述した実施例1と同様な効果を奏する他、ガイド用車輪7をレール4に対して斜め方向に取り付けることで台車の上下方向の動作を規制し、車輸1,2の浮きあがりや台車の転倒を防止することができ、そのため、上下方向の調整機構を必要とせず、コストダウンと部品点数の削減によるメンテナンス性・信頼性を向上させることができた。
【0013】
【発明の効果】
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発明は、駆動輪、従動輪、キャスター輪を各1個としたのでコストダウンを図ることができた。
更に、駆動輪、従動輪に転倒防止の構造を付加すると共にレール形状も独自の物に変更したので、上下方向の調整機構を不要とすることができた。
更に、キャスター輪のオフセットしたので、駆動輪の接地性が良くなり、また、重量物である走行モータ、移載モータを駆動輪側にオフセットしたので、空車時の駆動輪の接地性を良くすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る有軌道台車システムの平面図である。
【図2】図2(a)は本発明の第2の実施例に係る有軌道台車システムの平面図、図2(b)は同図(a)中のA方向矢視図、図2(c)は従来技術に関する同図(a)中のA方向矢視図である。
【図3】従来技術に係る有軌道台車システムの平面図である。
【符号の説明】
1 駆動輪
2 従動輪
3 キャスター輪
4 レール
5 走行モータ
6 移載モータ
7 ガイド車輪
Claims (2)
- 駆動輪、従動輪、キャスター輪を各1個とした台車をレールに沿って走行させるシステムにおいて、前記レールの上部側部には傾斜面を形成する一方、前記レール上に接する前記駆動輪及び従動輪には前記傾斜面に沿って案内されるガイド用車輪を斜めに取り付け、左右方向のみではなく上下方向のガイド若しくは規制を可能とした有軌道台車システムであって、前記キャスター輪位置を前記駆動輪と前記従動輪から等距離とせず、前記従動輪側ヘオフセットしたことを特徴とする有軌道台車システム。
- 請求項1において、走行モータ、移載モータを駆動輪側に配置したことを特徴とする有軌道台車システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000243976A JP4265092B2 (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 有軌道台車システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000243976A JP4265092B2 (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 有軌道台車システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002053036A JP2002053036A (ja) | 2002-02-19 |
JP4265092B2 true JP4265092B2 (ja) | 2009-05-20 |
Family
ID=18734742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000243976A Expired - Fee Related JP4265092B2 (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 有軌道台車システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4265092B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103842233A (zh) * | 2011-11-08 | 2014-06-04 | 株式会社Ihi | 台车以及台车搬运系统 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4540551B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2010-09-08 | Ihi運搬機械株式会社 | 台車設備 |
-
2000
- 2000-08-11 JP JP2000243976A patent/JP4265092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103842233A (zh) * | 2011-11-08 | 2014-06-04 | 株式会社Ihi | 台车以及台车搬运系统 |
CN103842233B (zh) * | 2011-11-08 | 2016-05-04 | 株式会社Ihi | 台车以及台车搬运系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002053036A (ja) | 2002-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104411603A (zh) | 交叉带分拣机系统和物品分拣方法 | |
GB2313818A (en) | Article transporting vehicle and guiding system therefor | |
JP4265092B2 (ja) | 有軌道台車システム | |
JP2005306178A (ja) | 無人搬送車 | |
JP2696473B2 (ja) | ターンテーブルに固定された旋回レールと固定レールとの接合離反装置 | |
CN112429480A (zh) | 物料搬运系统 | |
CN214242575U (zh) | 物料搬运系统 | |
JP3239939B2 (ja) | 自動倉庫システム | |
JP7516967B2 (ja) | 有軌道台車 | |
JP2753819B2 (ja) | 物品の仕分装置 | |
CN2230676Y (zh) | 铁道车辆装置 | |
JP3474779B2 (ja) | 有軌道台車システム | |
CN110573400A (zh) | 轨道以及轨道行驶系统 | |
JP2757619B2 (ja) | 自走台車装置 | |
CN217497566U (zh) | 一种rgv小车转向机构 | |
JPH088938Y2 (ja) | 吊下搬送装置のハンガー揺れ止め機構 | |
JPS6411505B2 (ja) | ||
JPS603010Y2 (ja) | 台車利用の搬送装置 | |
JPS6040378Y2 (ja) | 台車利用の搬送装置 | |
JPS6218119Y2 (ja) | ||
JPH042125Y2 (ja) | ||
JP2803920B2 (ja) | 自走台車使用の搬送設備 | |
JPS6027719Y2 (ja) | 軌条走行台車 | |
JPH0424164A (ja) | レール走行台車 | |
JPH07125833A (ja) | 仕分装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080902 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090127 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4265092 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |