JP3831726B2 - 非接触型icカードの製造方法 - Google Patents

非接触型icカードの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3831726B2
JP3831726B2 JP2003430923A JP2003430923A JP3831726B2 JP 3831726 B2 JP3831726 B2 JP 3831726B2 JP 2003430923 A JP2003430923 A JP 2003430923A JP 2003430923 A JP2003430923 A JP 2003430923A JP 3831726 B2 JP3831726 B2 JP 3831726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
planar coil
insulating resin
resin thin
film body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003430923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004133952A (ja
Inventor
雅俊 赤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP2003430923A priority Critical patent/JP3831726B2/ja
Publication of JP2004133952A publication Critical patent/JP2004133952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3831726B2 publication Critical patent/JP3831726B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、平面コイルと、半導体素子とを具備し、平面コイルの端子部と前記半導体素子の電極端子とが電気的に接続された非接触型ICカードを製造する非接触型ICカードの製造方法に関する。
従来の非接触型ICカード50の構成を図6を用いて説明する。
平面コイル52は、樹脂フィルム等の絶縁樹脂薄膜体54の一方の面に形成された金属箔(例えば銅箔)にエッチング等を施してロ字形の渦巻き状に形成したり、また絶縁樹脂薄膜体54の一方の面に導電性ペーストを印刷し乾燥することで渦巻き状に形成したりすることによって製造される。平面コイル52の両端部は、端子部52aとなる。
半導体素子56は、その一方の面に、平面コイル52の各端子部52aと接続される電極端子58が2つ突出して形成されている。
そして半導体素子56は、図7に示すように、2つの電極端子58が平面コイル52の一部を跨ぎ、各電極端子58が平面コイル52の各端子部52a上に位置するように絶縁樹脂薄膜体54の一方の面に位置決めされて取り付けられる。
具体的には、半導体素子56は、図8に示すように、異方性導電膜60を介して絶縁樹脂薄膜体54に圧着されて固定される。これにより、突出した電極端子58と電極端子58に対向する端子部52aとの間に導電パスが形成されて半導体素子56の電極端子58と平面コイル52の端子部52aとが電気的に接続される。
そして、平面コイル52と半導体素子56が配置された絶縁樹脂薄膜体54に、その両側から、片面に接着層61が形成された樹脂製のオーバーシート62を装着し、オーバーシート62を加熱・加圧して一体的に形成することによって、図6に示す構造の非接触型ICカード50となる。
また、近年では、半導体素子56の小型化が進み、これに伴なって半導体素子56に形成される一対の電極端子58間の間隔が狭くなってきており、この場合には前述のように、半導体素子56を、その電極端子58が平面コイル52の内側と外側に位置するように平面コイル52上に跨がせて配置することができない。
このため、図9や図10に示すように、平面コイル52の一方の端子部52a(一例として内側の端子部52a)を絶縁樹脂薄膜体54の他方の面側を介して平面コイル52の外側に引き出し、他方の端子部52aに近接して配置する構造が提案されている。
これにより、電極端子58同士の間隔が狭い半導体素子56であっても、半導体素子56を、絶縁樹脂薄膜体54の一方の面の、平面コイル52と重ならない位置に配置し、平面コイル52を跨がせることなく、前述の例と同様の取り付け構造を用いてその電極端子58を平面コイル52の端子部52aと電気的に接続することができる。
しかしながら、この図9や図10に示す構造では、絶縁樹脂薄膜体54の両面に金属箔を形成し、エッチングして、平面コイル52以外に引き出し用配線パターン64を形成する必要があり、また一方の面に形成した平面コイル52と他方の面に形成した引き出し用配線パターン64とを電気的に接続するスルーホール66を形成する必要もあることから、製造工程が増え、また両面に金属箔が貼り付けられた絶縁樹脂薄膜体を使用する必要があることから、材料費も高くなって、製品コストがアップしてしまうという課題がある。
従って、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、絶縁樹脂薄膜体の平面コイルの形成面の背面側に配線パターンを形成しなくても、小型で電極端子間の隙間が狭い半導体素子を取り付けることができる非接触型ICカードの製造方法を提供することにある。
本発明にかかる非接触型ICカードの製造方法によれば、平面コイルと半導体素子とが絶縁樹脂薄膜体の一方の面に配置され、前記平面コイルの端子部と前記半導体素子の電極端子とが電気的に接続された非接触型ICカードを製造する非接触型ICカードの製造方法において、絶縁樹脂薄膜体の一方の面に平面コイルを形成する平面コイル形成工程と、平面コイルの両端子部を絶縁樹脂薄膜体の他方の面側に露出させる第1貫通穴および第2貫通穴、ならびに絶縁樹脂薄膜体の一方の面に配置される半導体素子の両電極端子を絶縁樹脂薄膜体の他方の面側に露出させる第3貫通穴および第4貫通穴を、絶縁樹脂薄膜体にあける穴あけ工程と、両電極端子にバンプが形成された半導体素子を、該各バンプが第3貫通穴内および第4貫通穴内に位置するように絶縁樹脂薄膜体の一方の面に貼り付けて固定する半導体素子貼り付け工程と、平面コイルの端子部と半導体素子の電極端子との間を電気的に接続する配線パターンを形成するように、絶縁樹脂薄膜体の他方の面に導電性ペーストを塗布するとともに、第1貫通穴内、第2貫通穴内、第3貫通穴内および第4貫通穴内に導電性ペーストを充填する工程と、導電性ペーストを乾燥させるペースト乾燥工程と、平面コイルと半導体素子とが配置された絶縁樹脂薄膜体に、その両側から樹脂製のオーバーシートを装着するカード化工程とを含むことを特徴としている。
また、請求項2記載の非接触型ICカードの製造方法によれば、平面コイルが絶縁樹脂薄膜体の一方の面に配置され、半導体素子が絶縁樹脂薄膜体の他方の面に配置され、前記平面コイルの端子部と前記半導体素子の電極端子とが電気的に接続された非接触型ICカードを製造する非接触型ICカードの製造方法において、絶縁樹脂薄膜体の一方の面に平面コイルを形成する平面コイル形成工程と、絶縁樹脂薄膜体の他方の面に配置される半導体素子の両電極端子を絶縁樹脂薄膜体の一方の面側に露出させる第3貫通穴および第4貫通穴を、絶縁樹脂薄膜体にあける穴あけ工程と、両電極端子にバンプが形成された半導体素子を、該各バンプが第3貫通穴内および第4貫通穴内に位置するように絶縁樹脂薄膜体の他方の面に貼り付けて固定する半導体素子貼り付け工程と、平面コイルを横切る配線パターンを形成する部位には、平面コイルを覆うように絶縁体を配置する工程と、平面コイルの端子部と半導体素子の電極端子との間を電気的に接続する配線パターンを形成するように、且つ平面コイルを横切る部位では前記絶縁体の表面を経由して、絶縁樹脂薄膜体の一方の面に導電性ペーストを塗布するとともに、第3貫通穴内および第4貫通穴内に導電性ペーストを充填する工程と、導電性ペーストを乾燥させるペースト乾燥工程と、平面コイルと半導体素子とが配置された絶縁樹脂薄膜体に、その両側から樹脂製のオーバーシートを装着するカード化工程とを含むことを特徴としている。
具体的には、前記配線パターンが横切る前記平面コイルの表面が絶縁体で覆われ、該絶縁体上に配線パターンを形成する。
また、前記平面コイルは絶縁樹脂薄膜体の一方の面に貼り付けられた金属箔をエッチングして形成されていることを特徴としてもよい。
さらに、前記穴あけ工程を実行した後、前記第1貫通穴および第2貫通穴から露出する平面コイルの両端子部の表面に金めっき皮膜を形成する表面処理工程を実行することを特徴としてもよい。これにより、導電性ペーストの端子部への密着性が向上する。
請求項2記載の非接触型ICカードの製造方法において、前記平面コイルは絶縁樹脂薄膜体の一方の面に貼り付けられた金属箔をエッチングして形成されていることを特徴としてもよい。
さらに、請求項5記載の非接触型ICカードの製造方法において、前記穴あけ工程を実行した後、平面コイルの両端子部の表面に金めっき皮膜を形成する表面処理工程を実行することを特徴としてもよい。これにより、導電性ペーストの端子部への密着性が向上する。
また、前記平面コイルは絶縁樹脂薄膜体の一方の面に導電性ペーストを印刷して形成されていることを特徴としてもよい
本発明に係る非接触型ICカードの製造方法によれば、絶縁樹脂薄膜体の平面コイルの形成面の背面側に配線パターンを形成しなくても、小型で電極端子間の隙間が狭い半導体素子を取り付けることができる。このため、例えば両面に銅箔が貼り付けられた絶縁樹脂薄膜体を用いる必要が無くなり、製造コストが低減でき、製品コストを下げることが可能となる。
以下、本発明に係る非接触型ICカードの製造方法の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、従来例と同じ構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
(第1の実施の形態)
非接触型ICカード10の構造について説明する。なお、従来例と同じ構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
まず、非接触型ICカード10の構成の内、従来例で説明した非接触型ICカード50と同じ構成についてその概要を図6を用いて説明する。
絶縁樹脂薄膜体54 の表面に平面コイル52が形成され、同じく絶縁樹脂薄膜体54の表面に半導体素子56が、その電極端子58と平面コイル52の端子部52aとが電気的に接続された状態で取り付けられ、半導体素子56と平面コイル52と絶縁樹脂薄膜体54とが、絶縁樹脂薄膜体54の両側から装着されたオーバーシート62によってカバーされて一体的に形成された構成である。
次に、本発明に係る非接触型ICカード10の特徴部分であり、従来例とは異なる、平面コイル52と半導体素子56との電気的接続構造について説明する。
本実施の形態では、図1や図2に示すように、平面コイル52と半導体素子56とが、絶縁樹脂薄膜体54の同じ面に配置された場合である。
詳細には、平面コイル52は絶縁樹脂薄膜体54の一方の面(図1や図2の下面)に配置され、同様に半導体素子56も絶縁樹脂薄膜体54の一方の面に配置されている。
そして、平面コイル52の端子部52aと半導体素子56の電極端子58との接続構造は、絶縁樹脂薄膜体54には、平面コイル52の端子部52aおよび半導体素子56の電極端子58を他方の面側に露出させる貫通穴(14aと14b、14cと14d)が形成され、絶縁樹脂薄膜体54の他方の面(図1や図2の上面)には、両端部が各貫通穴14a〜14dに充填されて平面コイル52の端子部52aと半導体素子56の電極端子58との間に延在する導電性ペーストを用いて形成した2本の接続用配線パターン12a、12bが形成されることによって、平面コイル52の各端子部52aと半導体素子56の各電極端子58とが電気的に接続された構造となっている。
これにより、従来のように絶縁樹脂薄膜体54の平面コイル52が形成された面の背面側に予め金属箔をエッチングすることによって引き出し用配線パターン64を形成しておく必要が無くなり、両面に銅箔を貼りつけた絶縁樹脂薄膜体54を使用しなくても良いために、製品コストの低減が図れる。
また、貫通穴14c、14d内に充填された導電性ペーストとの電気的接続を良好にするため、半導体素子56の電極端子58の場合には例えば図2に示すように、電極端子58の表面に金バンプ16を突設させるようにしても良い。また、同じく平面コイル52の端子部52aの場合にも、貫通穴14a、14bから露出する端子部52aの表面に金めっきを施す等の表面処理を行い、金めっき被膜18を形成するようにしても良い。
続いて、非接触型ICカード10の製造方法について図5を用いて説明する。
最初に、半導体素子56側は、その電極端子58の表面に金バンプ16を形成する。また、片面(一方の面)に金属箔、例えば銅箔が貼り付けられた絶縁樹脂薄膜体(例えばPET基板)54を用意する。
次に、この絶縁樹脂薄膜体54の金属箔をエッチングして平面コイル52を形成する(平面コイル形成工程)。
次に、絶縁樹脂薄膜体54にレーザー等を用いて貫通穴14a〜14eをあける(穴あけ工程)。貫通穴には、前述のように平面コイル52の端子部52aを、絶縁樹脂薄膜体54の他方の面側に露出させる第1貫通穴14aと第2貫通穴14b、さらに絶縁樹脂薄膜体54の一方の面に配置される半導体素子56の電極端子58を、同じく絶縁樹脂薄膜体54の他方の面側に露出させる第3貫通穴14cと第4貫通穴14dがある。なお、第5貫通穴14eは、絶縁樹脂薄膜体54の一方の面に配置される半導体素子56の領域内に設けられ、固定用樹脂を注入するために使用される。
次に、第1貫通穴14aと第2貫通穴14bから露出する平面コイル52の端子部52aの表面に金めっき被膜18を形成する(平面コイルの端子部の表面処理工程)。
これにより、導電性ペーストの端子部52aへの密着性が向上する。
次に、電極端子58にバンプ16が形成された半導体素子56を、バンプ16が第3貫通穴14cと第4貫通穴14d内に位置するように、絶縁樹脂薄膜体54の一方の面に貼り付けて固定する(半導体素子貼り付け工程)。貼り付け作業は、半導体素子56を絶縁樹脂薄膜体54に密着させた状態で、第5貫通穴14eから接着剤を流し込んで、半導体素子56を絶縁樹脂薄膜体54に接着する。
次に、絶縁樹脂薄膜体54の他方の面に、導電性ペースト(一例として、エポキシ系樹脂中に銀フィラーを含んだもの)を、第1貫通穴14aと第3貫通穴14cの間、第2貫通穴14bと第4貫通穴14dの間に、好ましくは最短距離で塗布する(導電ペースト印刷工程)。この際、各貫通穴14a〜14d内には導電性ペーストを充填し、電極端子58および端子部52aに導電性ペーストが良好に密着するようにする。これにより、第1貫通穴14aと第3貫通穴14cの間、第2貫通穴14bと第4貫通穴14dの間には、導電性ペーストが延在した状態となる。
次に、導電性ペーストを乾燥し、配線パターン12(12aと12b)を形成する。これにより、平面コイル52の端子部52aと半導体素子56の電極端子58とが電気的に接続される(ペースト乾燥工程)。
次に、従来例と同様に、平面コイル52と半導体素子56が配置された絶縁樹脂薄膜体54に、その両側から、片面に接着層61が形成された樹脂製のオーバーシート62を接着層61が絶縁樹脂薄膜体54側になるように装着し、オーバーシート62を加熱・加圧して一体的に形成することによって、図6に示すような非接触型ICカード10とする(カード化工程)。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、図3や図4に示すように、平面コイル52と半導体素子56とが、絶縁樹脂薄膜体54の異なる面に配置された場合である。
詳細には、平面コイル52は絶縁樹脂薄膜体54の一方の面(図3や図4の上面)に配置され、半導体素子56は絶縁樹脂薄膜体54の他方の面(図3や図4の下面)に配置されている。
そして、平面コイル52の端子部52aと半導体素子56の電極端子58との接続構造は、絶縁樹脂薄膜体54には、半導体素子56の電極端子58を一方の面に露出させる第3貫通穴14cと第4貫通穴14dが形成され、絶縁樹脂薄膜体54の一方の面には、一端部が貫通穴14c、14dに充填され、他端部が平面コイル52の端子部52a上に重なって平面コイル52の端子部52aと半導体素子56の電極端子58との間に延在する導電性ペーストを用いて形成した配線パターン12(12a、12b)が2本形成されることによって、平面コイル52の端子部52aと半導体素子56の電極端子58とが電気的に接続された構造となっている。
また、本実施の形態では、絶縁樹脂薄膜体54の平面コイル52が形成された面と同じ面に、配線パターン12が形成されるため、一方の配線パターン12bは平面コイル52を横切ることになる。
従って、平面コイル52と平面コイル52を横切る配線パターン12bとが短絡しないように、相互間を電気的に絶縁させる必要がある。このため、図3や図4に示すように、この配線パターン12bと平面コイル52との間には絶縁ペーストや絶縁樹脂シート等で形成された絶縁体20を介在させ、絶縁体20上に配線パターン12bが形成される構成となっている。
これにより、本実施の形態の非接触型ICカードの場合でも、従来のように絶縁樹脂薄膜体54の平面コイル52が形成された面の背面側に予め金属箔をエッチングすることによって配線パターンを形成しておく必要が無くなり、両面に銅箔を貼りつけた絶縁樹脂薄膜体54を使用しなくても良い。このために、製品コストの低減が図れる。
続いて、非接触型ICカード10の製造方法について説明する。なお、製造工程の基本的な流れは前述の第1の実施の形態と同じであるから、図5を用いて相違する工程についてのみ説明する。
平面コイル形成工程は第1の実施の形態と同じである。
穴あけ工程では、半導体素子56の電極端子58を露出させる第3貫通穴14cと第4貫通穴14d、そして半導体素子56を固定するための第5貫通穴14eのみを形成する。
平面コイルの端子部の表面処理工程では、平面コイル52の端子部52aの表面全体に金めっき被膜18を形成する。
半導体素子貼り付け工程では、電極端子58にバンプ16が形成された半導体素子56を、バンプ16が第3貫通穴14cと第4貫通穴14d内に位置するように、絶縁樹脂薄膜体54の他方の面に貼り付けて固定する。
そして、半導体素子貼り付け工程の後、導電ペースト印刷工程の前に、配線パターン12bが横切る平面コイル52の部位に、平面コイル52を覆うように、絶縁体20を配置する。一例として、絶縁ペーストを塗布し、乾燥させて絶縁体20を形成する(絶縁ペースト印刷工程)。なお、絶縁シートを平面コイル52に接着して絶縁体20とすることも可能である。
その他の、導電ペースト印刷工程からカード化の工程は第1の実施の形態と同じである。なお、導電ペースト印刷工程では、配線パターン12bとなる導電性ペーストは、絶縁体20の表面を経由して第4貫通穴14dと平面コイル52の端子部52aとの間に延在する構成となる。
また、前述の第1の実施の形態や第2の実施の形態において、平面コイル52を導電性ペーストを印刷することによっても形成することが可能である。
この場合、平面コイル52と半導体素子56とを電気的に接続する配線パターン12a、12bも導電性ペーストで形成されているから、配線パターン12a、12bと接触する平面コイル52の端子部52aの表面処理(金めっき処理)は行わなくても十分に相互間の電気的な接続を確保することが可能である。よって、図5に示す平面コイル52の端子部52aの表面処理工程は不要となる。
また、前述の各実施の形態では、半導体素子56は、平面コイル52と重ならない平面コイル52の外側の領域に位置決めして配置されているが、非接触型ICカード10の外形を小型化できるように平面コイル52の内側領域内に配置することも可能である。
また、平面コイル52として、金属薄板をプレス加工またはエッチング加工して形成したコイルを、絶縁樹脂薄膜体54に接着したものを用いることも可能である。
非接触型ICカードの第1の実施の形態の構造を説明するための説明図(要部平面図)である。 図1のW−W断面図である。 非接触型ICカードの第2の実施の形態の構造を説明するための説明図(要部平面図)である。 図3のW−W断面図である。 図1の製造方法を説明するための工程図である。 (a)は非接触型ICカードの構成を説明するための平面図、(b)はそのW−W断面図である。 従来の非接触型ICカードの一例の構成を説明するための平面図である。 図7のW−W断面図である。 従来の非接触型ICカードの他の例の構成を説明するための平面図である。 図9のW−W断面図である。
符号の説明
10 非接触型ICカード
12 配線パターン
14a〜14e 貫通穴
52 平面コイル
52a 平面コイルの端子部
54 絶縁樹脂薄膜体
56 半導体素子
58 電極端子

Claims (7)

  1. 平面コイルと半導体素子とが絶縁樹脂薄膜体の一方の面に配置され、前記平面コイルの端子部と前記半導体素子の電極端子とが電気的に接続された非接触型ICカードを製造する非接触型ICカードの製造方法において、
    絶縁樹脂薄膜体の一方の面に平面コイルを形成する平面コイル形成工程と、
    平面コイルの両端子部を絶縁樹脂薄膜体の他方の面側に露出させる第1貫通穴および第2貫通穴、ならびに絶縁樹脂薄膜体の一方の面に配置される半導体素子の両電極端子を絶縁樹脂薄膜体の他方の面側に露出させる第3貫通穴および第4貫通穴を、絶縁樹脂薄膜体にあける穴あけ工程と、
    両電極端子にバンプが形成された半導体素子を、該各バンプが第3貫通穴内および第4貫通穴内に位置するように絶縁樹脂薄膜体の一方の面に貼り付けて固定する半導体素子貼り付け工程と、
    平面コイルの端子部と半導体素子の電極端子との間を電気的に接続する配線パターンを形成するように、絶縁樹脂薄膜体の他方の面に導電性ペーストを塗布するとともに、第1貫通穴内、第2貫通穴内、第3貫通穴内および第4貫通穴内に導電性ペーストを充填する工程と、
    導電性ペーストを乾燥させるペースト乾燥工程と、
    平面コイルと半導体素子とが配置された絶縁樹脂薄膜体に、その両側から樹脂製のオーバーシートを装着するカード化工程とを含むことを特徴とする非接触型ICカードの製造方法。
  2. 平面コイルが絶縁樹脂薄膜体の一方の面に配置され、半導体素子が絶縁樹脂薄膜体の他方の面に配置され、前記平面コイルの端子部と前記半導体素子の電極端子とが電気的に接続された非接触型ICカードを製造する非接触型ICカードの製造方法において、
    絶縁樹脂薄膜体の一方の面に平面コイルを形成する平面コイル形成工程と、
    絶縁樹脂薄膜体の他方の面に配置される半導体素子の両電極端子を絶縁樹脂薄膜体の一方の面側に露出させる第3貫通穴および第4貫通穴を、絶縁樹脂薄膜体にあける穴あけ工程と、
    両電極端子にバンプが形成された半導体素子を、該各バンプが第3貫通穴内および第4貫通穴内に位置するように絶縁樹脂薄膜体の他方の面に貼り付けて固定する半導体素子貼り付け工程と、
    平面コイルを横切る配線パターンを形成する部位には、平面コイルを覆うように絶縁体を配置する工程と、
    平面コイルの端子部と半導体素子の電極端子との間を電気的に接続する配線パターンを形成するように、且つ平面コイルを横切る部位では前記絶縁体の表面を経由して、絶縁樹脂薄膜体の一方の面に導電性ペーストを塗布するとともに、第3貫通穴内および第4貫通穴内に導電性ペーストを充填する工程と、
    導電性ペーストを乾燥させるペースト乾燥工程と、
    平面コイルと半導体素子とが配置された絶縁樹脂薄膜体に、その両側から樹脂製のオーバーシートを装着するカード化工程とを含むことを特徴とする非接触型ICカードの製造方法。
  3. 前記平面コイルは絶縁樹脂薄膜体の一方の面に貼り付けられた金属箔をエッチングして形成されていることを特徴とする請求項1記載の非接触型ICカードの製造方法。
  4. 前記穴あけ工程を実行した後、
    前記第1貫通穴および第2貫通穴から露出する平面コイルの両端子部の表面に金めっき皮膜を形成する表面処理工程を実行することを特徴とする請求項3記載の非接触型ICカードの製造方法。
  5. 前記平面コイルは絶縁樹脂薄膜体の一方の面に貼り付けられた金属箔をエッチングして形成されていることを特徴とする請求項2記載の非接触型ICカードの製造方法。
  6. 前記穴あけ工程を実行した後、
    平面コイルの両端子部の表面に金めっき皮膜を形成する表面処理工程を実行することを特徴とする請求項5記載の非接触型ICカードの製造方法。
  7. 前記平面コイルは絶縁樹脂薄膜体の一方の面に導電性ペーストを印刷して形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の非接触型ICカードの製造方法
JP2003430923A 2003-12-25 2003-12-25 非接触型icカードの製造方法 Expired - Fee Related JP3831726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003430923A JP3831726B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 非接触型icカードの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003430923A JP3831726B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 非接触型icカードの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000000436A Division JP2001188891A (ja) 2000-01-05 2000-01-05 非接触型icカード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004133952A JP2004133952A (ja) 2004-04-30
JP3831726B2 true JP3831726B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=32291282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003430923A Expired - Fee Related JP3831726B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 非接触型icカードの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3831726B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004133952A (ja) 2004-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4662079B2 (ja) 配線基板の製造方法及び電子部品の製造方法
US5717252A (en) Solder-ball connected semiconductor device with a recessed chip mounting area
CN103579128A (zh) 芯片封装基板、芯片封装结构及其制作方法
JP5009576B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6469371B2 (en) Non-contact type IC card and process for manufacturing same
JPH11176885A (ja) 半導体装置及びその製造方法、フィルムキャリアテープ、回路基板並びに電子機器
JP3831726B2 (ja) 非接触型icカードの製造方法
JP4257534B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4692720B2 (ja) 配線基板、半導体装置及びその製造方法
JP4692719B2 (ja) 配線基板、半導体装置及びその製造方法
KR100749592B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조방법
JP4081309B2 (ja) 電子部品用ソケット及びその製造方法並びに電子部品用ソケットを用いた実装構造
JP3699271B2 (ja) 半導体パッケージ及びその製造方法
WO2017141814A1 (ja) 電子装置およびその製造方法
JPS6318335B2 (ja)
JP3269506B2 (ja) 半導体装置
JP2001092936A (ja) 無線周波数タグ及びその製造方法
JP2954559B2 (ja) 配線基板の電極構造
JPH05283473A (ja) フィルムキャリア半導体装置とその製造方法
JP2867547B2 (ja) 導電突起の形成方法
JP2006012927A (ja) コイル及びその製造方法
RU2168798C2 (ru) Полупроводниковое устройство и способ его изготовления
JP2000306956A (ja) 半導体デバイス及びその製造方法
JP2000216200A (ja) 半導体装置及びその製造方法、テ―プキャリア、回路基板並びに電子機器
JP2005109225A (ja) 回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060714

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees