JP3825915B2 - 遊技球発射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機の技術分野に属し、詳しくは遊技球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機に代表される弾球遊技機は、遊技球を発射するための遊技球発射装置を備えている。
遊技球発射装置は発射力をバネによって得るものやソレノイドによって得るものなどさまざまであるが、その発射力を調節するために遊技者が操作する操作部材としては、ダイヤルが使用されていた。このダイヤルを時計回りに回せば発射力を強め、反時計回りに戻せば発射力を弱める構成であり、遊技者は、自分の狙っている場所に遊技球を撃ち込むために、ダイヤルの回転量を適宜調節していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
普通、弾球遊技機では良好な結果が得られそうな狙い場所は少なくて、例えば大当たり時に遊技盤の右半部に撃ち込む(右撃ちする)必要がある機種を除けば、一旦決めた狙い場所を大きく変更することはほとんどなく、遊技者は一旦決めたダイヤルの回転量をなるべく変化させないようにダイヤルを保持していた。
【0004】
このため、遊技者の腕、特に手首付近の負担は大きく、疲労も大きかった。また、手首を中心とする動作によってダイヤルの回転量を調節するため、微妙な調節は困難であった。なお、ときには硬貨等をくさびとして用いてダイヤルを固定する遊技者もいるが、ダイヤルを固定することは違反行為であって本来許されていない。
【0005】
本発明は、遊技球発射装置を操作する際の遊技者の負担と疲労を軽減すること、すなわち操作部材としてダイヤルを使用する従来の遊技球発射装置に存する問題点の解決を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための請求項1記載の遊技球発射装置は、
弾球遊技機に装着されて遊技球を発射する遊技球発射装置であって、遊技球を打撃する打撃部材と、該打撃部材を駆動する駆動機構と、遊技者によって操作部材に及ぼされた操作量に応じて前記打撃部材の発射力を調節する調節機構とを備える遊技球発射装置において、
前記調節機構は、
前記弾球遊技機の前後方向に沿った軸を中心にして、垂直、左傾及び右傾に回動変位可能な握部と、
前記操作部材に該当し、握部の内面に立設された軸を介して前記握部と連結され、前記握部から突出した位置と該突出した位置よりも前記握部内に引き込まれた位置との間で往復変位可能な揺動レバーと、
前記握部と前記揺動レバーとの間に配されて前記揺動レバーを前記突出した位置側に付勢するバネと、
前記揺動レバーの変位を回転変位に変換する変位変換手段と、
該変位変換手段により生成された回転変位を前記打撃部材の発射力の調節量として前記駆動機構に伝達する変位伝達手段と
を備えており、
遊技者が前記握部と共に前記揺動レバーを握り、前記揺動レバーを前記バネの付勢力に抗して変位させると前記発射力が強められ、該揺動レバーに加えた力を緩めて前記バネの付勢力にて前記揺動レバーの変位を戻せば前記発射力が弱められることを特徴とする。
【0007】
この遊技球発射装置では、遊技者が握部と共に揺動レバーを握り、その握る力によって、バネの付勢力に抗して、揺動レバーを握部から突出した位置から握部内に引き込まれた位置へと変位させることができ、揺動レバーに加えた力を緩めればバネの付勢力にて揺動レバーの変位を戻すことができる。
発射力が強められ、該揺動レバーに加えた力を緩めて前記バネの付勢力にて前記揺動レバーの変位を戻せば前記発射力が弱められることを特徴とする。
変位変換手段は、揺動レバーの変位を回転変位に変換し、変位伝達手段は、変位変換手段により生成された回転変位を打撃部材の発射力の調節量として駆動機構に伝達する。この調節量に応じて発射力が強弱調節される。
操作部材に該当する揺動レバーを回転させる必要はないから、従来のような手首の回転動作は不要になり、遊技者の腕、特に手首付近に負担はかからず、疲労もきわめて小さくなる。しかも、揺動レバーを手による握り力で操作するので、従来の手首の回転による操作と比べればきわめて微妙な調節が可能になる。
また、遊技者が揺動レバーと共に握る握部は、弾球遊技機の前後方向に沿った軸を中心にして、垂直、左傾及び右傾に回動変位可能であるから、遊技者は、握部(揺動レバー)が自分の好みの角度になる位置に回動させて操作することができる。すなわち、遊技者は、疲れにくいあるいは握りやすい手の位置または角度で握部を握ることができ、これによっても遊技者の負担や疲労を軽減することができる。
【0008】
請求項2記載の遊技球発射装置は、
弾球遊技機に装着されて遊技球を発射する遊技球発射装置であって、遊技球を打撃する打撃部材と、該打撃部材を駆動する駆動機構と、遊技者によって操作部材に及ぼされた操作量に応じて前記打撃部材の発射力を調節する調節機構とを備える遊技球発射装置において、
前記調節機構は、
遊技者が手で掴むための外殻と、
該外殻を掴んだ手の親指を当てるための指当てを備え、前記弾球遊技機の幅方向に沿って、前記指当ての過半が前記外殻の外部になる突出位置と前記指当ての過半が前記外殻の内部になる位置とに往復変位可能な、前記操作部材に該当する可動体と、
前記可動体を前記突出位置側に付勢するバネと、
前記可動体の変位を回転変位に変換する変位変換手段と、
該変位変換手段により生成された回転変位を前記打撃部材の発射力の調節量として前記駆動機構に伝達する変位伝達手段と
を備えており、
遊技者が前記外殻を掴んだ手の親指を前記指当てに当てて前記バネの付勢力に抗して前記可動体を変位させると前記発射力が強められ、該可動体に加えた力を緩めて前記バネの付勢力にて前記可動体の変位を前記突出位置側に戻せば前記発射力が弱められる
ことを特徴とする。
この遊技球発射装置では、遊技者が外殻を掴んだ手の親指を可動体の指当てに当てて力を加えれば、バネの付勢力に抗して可動体を突出位置から外殻の中へと押し込み変位させることができ、その可動体に加えた力を緩めてればバネの付勢力にて可動体が突出位置側に戻される。
この可動体の変位は変位変換手段によって回転変位に変換され、変位変換手段により生成された回転変位は、変位伝達手段によって打撃部材の発射力の調節量として駆動機構に伝達される。そして、この調節量に応じて発射力が強弱調節される。
遊技者は、操作部材に該当する可動体を例えば右手の親指で押し込んで、その押し込み量を調節することにより発射力を調節できる。
【0009】
このように、可動体を回転させる必要はないから、従来のような手首の回転動作は不要になり、遊技者の腕、特に手首付近に負担はかからず、疲労もきわめて小さくなる。しかも、可動体を親指で操作するから、従来の手首の回転による操作と比べればきわめて微妙な調節が可能になる。
【0010】
なお、請求項1、2の構成とも最終的に調節量として駆動機構に伝達される変位は回転変位であるから、従来の遊技球発射装置の基本的な構造を変更することなく使用できる。つまり、従来の遊技球発射装置の調節機構の一部を改良するだけでよいから、新規な部品等も少なくて済み遊技球発射装置の製造工程の複雑化や製造コストの増加を招かない。したがって、弾球遊技機の製造工程の複雑化や製造コストの増加を招くこともない。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明することにより発明の実施の形態を説明する。
【0012】
【実施例1】
図1に示すように、遊技球発射装置10の打撃機構11は、打撃機構11を構成する各部を支持するベース板12を介して、弾球遊技機(全体の図示は省略)のミドルフレーム7に取付けられている。また、ミドルフレーム7には、遊技球を誘導するための発射レール8及び発射レール8上に置かれた遊技球の落下を防止するための球受9も取付けられており、発射レール8と球受9の間には、打撃部材に該当する打球杵14の先端に取付けられている打球バネ14eが通過可能な隙間が確保されている。
【0013】
ベース板12の前面側には、打球杵14、打球杵14の揺動によって昇降駆動され、遊技球を1球ずつ発射レール8上に供給する遊技球供給装置(図示は省略)を作動させるためのスライダ機構17、打球杵14の前進位置を規定し前進揺動を停止させる際の衝撃吸収材としても機能する上ストッパゴム13a並びに下ストッパゴム13b、変位伝達手段の構成要素である操作ギヤ86、連動ギヤ82、ベース板12の背面側に配されているモータ18(図2参照)によって回転駆動される駆動カム98等が配されている。
【0014】
打球杵14は、アダプタ74を介して駆動シャフト22に固着され、また駆動シャフト22には先端にアームローラ30を有するヒットアーム28も取付けられているが、それらの取付構造については後述する。
図3に示すように、操作ギヤ86は、その中心孔86aをベース板12に設けられている操作ギヤ軸85に外嵌させ座付ビス87によりベース板12に取付けられており、操作ギヤ軸85を軸として回転自在である。また、操作ギヤ86には3カ所の係合穴88が設けられており、この係合穴88にはカップリング90の係合爪92が係脱可能となっている。カップリング90に設けられている小判状の軸孔90aには、詳細を後述するギヤ操作軸102a(図1参照)が嵌合され、ギヤ操作軸102aが回れば操作ギヤ86も回転する構成である。
【0015】
図3に示されるように、連動ギヤ82は、ベース板12を貫通する軸82aを備えており、この軸82aの先端を回動ギヤ80の小判状の嵌合孔80aに内嵌させ、さらに座付ビス83により締め付けられて、回動ギヤ80と連結されている。これら連動ギヤ82及び回動ギヤ80は、軸82aを中心に回転自在であり、互いに共回りする。そして、図1に示されるように、連動ギヤ82は操作ギヤ86と歯合されており、ギヤ操作軸102aを回動することによって、操作ギヤ86及び連動ギヤ82を介して回動ギヤ80を回動させることができる。
【0016】
スライダ機構17は、図5に示される構造をしている。図5に示すように、スライダ機構17は、プラスチック製でベース板12に固定される筒状のケース19を備えている。ケース19にはスライド孔19aが設けられ、そのスライド孔19aにプラスチック製のスライダ21が挿入されている。スライダ21は、スライド孔19a内を摺動する基部21a及び筒内摺動部21b、基部21a側の端部に設けられたローラ軸21c、筒内摺動部21bに連設された芯保持部21eからなり、芯保持部21eには軸方向に沿った溝21fが設けられている。
【0017】
スライダ21は、芯保持部21eを圧縮バネ23に挿通させた状態で、圧縮バネ23と共にスライド孔19aに挿通されており、溝21fにはスライド孔19a内に突出する一対の突起19bが挿通されている。このため、スライダ21は、スライド孔19a内を昇降往復可能であるが、溝21fに挿通された突起19bによって回転は阻止される。また、突起19bは圧縮バネ23がスライド孔19aから抜け出すのを阻んでいる。
【0018】
さらに、スライド孔19aから突出している芯保持部21eの先端に設けられた孔21gにはロッドピン27の端部が嵌入され、その上方からロッドピン27の内側を貫通する座付きネジ29がネジ孔21hに螺着されている。
一方、ローラ軸21cにはローラ31が回転自在に外嵌され、スリットワッシャ35がローラ31の脱落を防いでいる。
【0019】
図1に示すように、スライダ機構17は、ローラ31を打球杵14の突上部14aに当接しており、圧縮バネ23はスライダ21を押し下げる方向に付勢している。すなわち、ローラ31は、圧縮バネ23の付勢力によって突上部14aに押し付けられていて、常に突上部14aに接している。
【0020】
図2に示すように、ベース板12の背面12bには、モータ18が固定され、バネ収容部20、モータ制御基板5aを収容する基板ケース6a、モータ制御基板5bを収容する基板ケース6bが取付けられている。なお、これら基板ケース6a、6bは透明なプラスチック製で、基板ケース6a、6bの外側からモータ制御基板5a、5bを視認できる。また、ベース板12の背面には調節リング32の図2における反時計回り方向への回転を規制するリングストッパ78が立設されている。
【0021】
次に、図3及び図4を参照して、バネ収容部20の内部構造等を説明する。
図3に示すように、ベース板12にはベース板12に垂直な方向に沿って軸受筒12cが連設されており、軸受筒12c内には軸受24、26が保持されている。駆動シャフト22は、これら軸受24、26を貫通し、軸受24、26により回転自在に支持されている。
【0022】
図3及び図4に示すように、駆動シャフト22の一方の端側には、打球杵14の突上部14aと脚14bとの間に形成されたシャフト溝14cが係合されている。さらに、その打球杵14に接してヒットアーム28の角穴28aが外嵌されていおり、このヒットアーム28と打球杵14を覆うように配されたアダプタ74の角穴74aが駆動シャフト22に外嵌されている。
【0023】
図4に示されるように、このアダプタ74には角柱状の突起74bと板状の押さえ74cが設けられており、角柱状の突起74bはシャフト溝36cに緩みなく挿通され、押さえ74cは突上部14aの上側の面に接し、突上部14aは突起74bと押さえ74cに挟まれた状態となっている。また、アダプタ74には位置決ピン74dが設けられており、この位置決ピン74dは打球杵14のピン孔14dに嵌合している。そして、図3に示すように、これらヒットアーム28、打球杵14およびアダプタ74を、駆動シャフト22のフランジ22cとで挟み付けるようにして、ナット75が締め付けられている。このため、ヒットアーム28および打球杵14は、駆動シャフト22と共回りする。なお、図4に示されるように、ヒットアーム28の先端には、アームピン28bによりアームローラ30が回転自在に取り付けられている。
【0024】
図3及び図4に示すように、バネ収容部20は、外周の一部にギヤ部32aを有する調節リング32、回動端33aおよび調整端33bを有するバネ体としての巻バネ34、ナット36a、36b、円弧状の遊動穴38aとビス軸39a、39bを有する保持キャップ38、軸穴40a、バネ穴40bおよびカム穴42を有する変位部材46、圧縮コイルバネ48、操作軸56、調整カム52及び回動鋸歯面54a(図4には示さない)が設けられている円盤部54を有するカム部材58、貫通穴60の周縁部に形成された固定鋸歯面62およびビス穴64a、64bを有するカバー部材66、摘68、芯ビス70、止めビス72a、72bによって構成されている。
【0025】
図3に示すように、調節リング32および巻バネ34は、ベース板12に設けられて軸受24、26を収容する軸受筒12cに回動変位可能に外嵌されており、巻バネ34の回動端33aは、図2及び図3に示すように調節リング32に係合、保持されている。なお、巻バネ34には、予め基底的な捻れ変形が与えられており、その基底的な変形による弾性力は、調節リング32を図2における反時計回り方向へ回転させる付勢力として作用している。また、図3に示すように、巻バネ34の調整端33bは、保持キャップ38の遊動穴38aを貫通し、変位部材46の長穴42aに係合されている。
【0026】
図3に示すように、巻バネ34を覆う保持キャップ38は、ナット36a、36bによって駆動シャフト22に固着されていて、駆動シャフト22と共回りする。保持キャップ38のビス軸39aには、変位部材46の軸穴40aが回動可能に外嵌され、カバー部材66のビス穴64aを貫通する止めビス72aが螺合している。また、もう一つのビス軸39bには、カバー部材66のビス穴64bを貫通する止めビス72bが螺合している。従って、このカバー部材66も駆動シャフト22と共回りする。
【0027】
駆動シャフト22の先端部に穿設されている盲穴76には、圧縮コイルバネ48が収容され、カム部材58を貫通した芯ビス70先端部が回動自在に内嵌されている。圧縮コイルバネ48は、芯ビス70すなわちカム部材58をカバー部材66に押しつける方向に付勢しており、この付勢力によって、円盤部54の回動鋸歯面54aとカバー部材66の固定鋸歯面62とが歯合している。また、図6に示すように、カム部材58の調整カム52は、変位部材46のカム穴44に内接し、図3に示すように、操作軸56には、芯ビス70によって摘68が固着されている。
【0028】
このため、摘68を回動させれば、カム部材58を回動させることが可能で、この際には、圧縮コイルバネ48の付勢力に抗して回動鋸歯面54aと固定鋸歯面62との歯合位置を変動させることができると共に、調整カム52によって変位部材46を保持キャップ38のビス軸39aを中心に揺動変位させることができる。また、摘68に及ぼす回動力を解除すれば、回動鋸歯面54aと固定鋸歯面62との歯合を復活させることによって、その位置でカム部材58とカバー部材66との相対位置を固定できると共に、変位部材46の揺動変位位置を保持できる。そして、この変位部材46の変位位置に応じて、巻バネ34の調整端33bの駆動シャフト22に対する回転位置が調節され、巻バネ34の基底的な捻れ変形量が微調整される。
【0029】
なお、変位部材46および保持キャップ38は、巻バネ34の一端(調整端33b)と駆動シャフト22とを連結する働きもしている。
図2に示すように、調節リング32のギヤ部32aの端には、ベース板12に立設されたリングストッパ78が当接しており、この側への調節リング32の回動を規制している。また、図3に示すように、調節リング32のギヤ部32aには、回動ギヤ80が歯合している。
【0030】
前述したように、この回動ギヤ80は、ベース板12の前面側に配されている連動ギヤ82に連結されていて、連動ギヤ82と共回りする構造である。また、連動ギヤ82は操作ギヤ86に歯合し、操作ギヤ86はカップリング90を介してギヤ操作軸102aに接続されている。このような構成により、ギヤ操作軸102aを回動させれば、その回動量を、操作ギヤ86、連動ギヤ82および回動ギヤ80を介して調節リング32に伝達し、これを回動変位させることができる。この調節リング32は、巻バネ34の回動端33aを保持しているので、調節リング32の回動によって巻バネ34の捻れ変形量が調節される。
【0031】
この打撃機構11では、モータ18が稼働すると駆動カム98が図1における反時計回り方向に回転し、ヒットアーム28の先端にあるアームローラ30に当接して、これを図1における時計回り方向に変位させる。すると、ヒットアーム28と共回りする駆動シャフト22を介して打球杵14が時計回り方向に揺動変位(後退駆動)させられる。
【0032】
駆動シャフト22には変位部材46を介して巻バネ34の調整端33bが連結されているので、駆動カム98によってヒットアーム28と共に駆動シャフト22を時計回り回転させると、巻バネ34をさらに捻れ変化させることになる。
そして、駆動カム98の回転が続くと、やがて駆動カム98はアームローラ30から離脱するので、ヒットアーム28、駆動シャフト22および打球杵14の反時計回り変位が可能となり、これらヒットアーム28及び打球杵14は、巻バネ34の復原力によって、駆動シャフト22と共に反時計回りに回動させられる。この際に、発射レール8の基端部(打球位置)に遊技球があれば、その遊技球は、打球バネ14eによって打撃されて発射されることになる。つまりモータ18、駆動シャフト22、ヒットアーム28、アームローラ30、巻バネ34、駆動カム98等、打球杵14(打球バネ14e)の後退と前進に関与する部品によって駆動機構が構成されている。
【0033】
次に、駆動機構の発射力の調節(実質的には巻バネ34の捻れ変形量の調節)を目的としてギヤ操作軸102aを回動させるための機構について説明する。
図1に示すように、ミドルフレーム7に取付けられたベース板12の手前側はカバー150によって覆われる。詳しくは、カバー150の背面側には3本のボルト152が固定されており、それらのボルト152をミドルフレーム7に貫通させて、ミドルフレーム7の背面側にてナット154を締め付けることで、カバー150がミドルフレーム7に取付けられる。カバー150にはギヤ操作軸102aを挿通させるための貫通孔156が設けられており、その周囲に設けられているビス穴158を貫通する3本のビス160によって操作機構170が取付けられる。
【0034】
図7に示すように、操作機構170は、前述のビス160によってカバー150に固定される、支持部材172を備えている。支持部材172は略円形で、その中心にはギヤ操作軸102aを挿通させる軸挿通孔174が設けられ、軸挿通孔174の周囲には約240度の範囲にわたる円弧状のガイド溝176とリブ175によってガイド溝176と仕切られた凹陥部177が設けられている。また、支持部材172の下部には、ブラケット178が設けられており、このブラケット178には位置保持機構180が取付けられている。
【0035】
位置保持機構180は、座付きビス182によってブラケット178に固定される筒体184、筒体184の内部に設けられている雌ネジ部(図示略)に螺合する調節ボルト186、調節ボルト186と雌ネジ部との間に介装される圧縮コイルバネ188、ボール190の一部を露出させる口192を有するキャップ194、ボール190と圧縮コイルバネ188との間に介装される圧縮コイルバネ196、筒体184の上縁とキャップ194の外周を挟持する割体198、割体198の端部に係合して割体198の挟持力を確保するロック体200からなり、調節ボルト186を上下移動させることにより圧縮コイルバネ196がボール190に及ぼす付勢力を強弱調節できる。なお、圧縮コイルバネ188は、調節ボルト186に下向きの付勢力を及ぼしており、振動等によって調節ボルト186が回転するのを防止する。
【0036】
支持部材172によって支持される操作ケース202は、互いにほぼ鏡像となる半割体204、206からなっている。半割体204、206は、それぞれが半胴部208a、208bと半握部210a、210bとを備えており、これらを接合させた際には図1、図8、図9に示されるように胴部208及び握部210が形成される。なお、半握部210aには発射を一時的に停止させるためのストップスイッチ211が取付けられる等、半割体204と半割体206とは完全な鏡像にはならない。また、半割体204と半割体206との合わせ目には、遊技者の接触を検出するために導電性のタッチ体213が取付けられる。
【0037】
図7及び図8に示すように、握部210の内側には、握部210の内面に立設された軸212を中心にして揺動する、操作部材に該当する揺動レバー214が取付けられている。また、揺動レバー214の内側にはバネ保持軸216が立設されており、バネ保持軸216に遊嵌された圧縮コイルバネ217の一端が握部210の内面に設けられているバネ当218に当接されている。このため、揺動レバー214には、握部210から押し出される方向の付勢力が及ぼされている。
【0038】
さらに、揺動レバー214の下端部に設けられたブロック保持部214aには、揺動伝達体220のブロック222が嵌合されている。揺動伝達体220のブロック222からは保持軸224が垂下され、その保持軸224の先端にはジョイントボール226が外嵌され、ジョイントボール226はスリットワッシャ228によって脱落を防止されている。
【0039】
ジョイントボール226は、胴部208内に設けられている移動域230内で前後に往復可能な往復体232の連結孔234に内嵌されている。往復体232は、断面がコの字状の部材で、その両側には自身の移動方向をガイドするためのガイド突起236が設けられ、内側の一面にはラック238が設けられている。
【0040】
このラック238には扇形歯車240が歯合されており、扇形歯車240は傘歯車242の上軸242aに連結され、傘歯車242と共回りする。なお、傘歯車242の上軸242aは、胴部208の中央部に設けられている軸受246aによって保持され、下軸242bは胴部208の底に設けられている軸受246bによって保持されている。
【0041】
さらに、傘歯車242にはギヤ操作軸102aの一方の端部に連結された傘歯車248が歯合しており、またギヤ操作軸102aはベアリング250を介して胴部208内部の軸支持部252に保持されている。
こうした構成により、揺動レバー214を揺動させた際には、その揺動変位を揺動伝達体220によって往復体232の直線運動に変換し、さらにラック238と扇形歯車240によって回転運動として傘歯車242を回転させ、その回転を傘歯車248にてギヤ操作軸102aに伝達しこれを回転させることができる。すなわち、揺動伝達体220、往復体232、ラック238及び扇形歯車240によって変位変換手段が構成されている。
【0042】
半割体204、206は、これらの部品を内部に収容した状態で、ビス等にて互いに接合されて、操作ケース202とされる。また、半割体204、206の接合により、胴部208の先端部には鍔部256が形成され、また胴部208の先端から突出する連結保持軸254が形成される。
【0043】
操作ケース202は、ギヤ操作軸102aを軸挿通孔174に挿通させ、連結保持軸254をガイド溝176に挿通させて、支持部材172に連結される。この連結は、一方の端部を貫通するビス260によって鍔部256に螺着され、他方の端部を支持部材172の上縁部に掛けられたコの字状の連結部材258と、連結保持軸254の先端に螺合されたナット262によって保持される。ただし、ビス260の先端側は凹陥部177内にあって支持部材172には螺合されておらず、連結保持軸254はガイド溝176内を移動可能であるので、ギヤ操作軸102aを中心として、ビス260がリブ175に接触するまでの約120度の範囲で、操作ケース202を回動させることができる。また、操作ケース202を支持部材172に連結した際には、鍔部256の下部外周に設けられた3箇所の凹部264のいずれかに位置保持機構180のボール190を受入でき、凹部264とボール190の係合によって操作ケース202が自由回転することを防止している。
【0044】
操作ケース202と支持部材172とを連結し支持部材172をカバー150に取付けることにより、操作機構170がカバー150に装着される。そのカバー150をミドルフレーム7に取付けた際には、カップリング90を介してギヤ操作軸102aが操作ギヤ86に連結される。
【0045】
このため、揺動レバー214を揺動させれば、その往復運動が揺動伝達体220、往復体232、ラック238及び扇形歯車240によって回転運動に変換され、その回転運動が傘歯車242及び傘歯車248にてギヤ操作軸102aに伝達され、操作ギヤ86が回転させられる。操作ギヤ86の回転は、連動ギヤ82および回動ギヤ80を介して調節リング32に伝達され、これを回動変位させる。調節リング32は、巻バネ34の回動端33aを保持しているので、調節リング32の回動によって巻バネ34の捻れ変形量が調節され、発射力が調節される。つまり、傘歯車242、傘歯車248、ギヤ操作軸102a、操作ギヤ86、連動ギヤ82、回動ギヤ80及び調節リング32により、変位伝達手段が構成されている。
【0046】
このように、本実施例の遊技球発射装置10では、遊技者が握部210と共に揺動レバー214を握り、その指によって揺動レバー214を引くように操作すれば、揺動レバー214の揺動変位が回転変位に変換されて巻バネ34の捻れ変形量を増加させて、発射力を強めに調節される。また、揺動レバー214に加えた力を緩めた場合には、圧縮コイルバネ217が揺動レバー214を押し戻すので、その戻り方向の変位が巻バネ34に伝達されて、その捻れ変形量を減少させ発射力を弱め側にする。
【0047】
なお、巻バネ34の弾性力は、常時、調節リング32を戻り側に回動させる方向に作用しているので、揺動レバー214に加えた力を緩める際には、巻バネ34の弾性力によって調節リング32が戻り側に回動させられ、その回転変位が上述の経路を逆にたどって揺動レバー214に伝達され、これを元に戻す(遊技者によって引かれた変位を戻す)側に揺動変位させるべく働く。よって、圧縮コイルバネ217を撤去しても揺動レバー214の戻しには支障はないが、圧縮コイルバネ217を配することで、より確実に揺動レバー214を戻すことができる。
【0048】
このように、揺動レバー214を引き寄せる方向の力を強めあるいは緩めることによって発射力の強弱を調節でき、従来のように操作部材(ダイヤル)を回転させる必要はないから、従来のような手首の回転動作は不要になり、遊技者の腕、特に手首付近に負担はかからず、疲労もきわめて小さくなる。しかも、操作部材を指で操作することが可能であるから、従来の手首の回転による操作と比べればきわめて微妙な調節が可能になる。
【0049】
また上述したところから明らかなように、最終的な調節量として巻バネ34に伝達される変位は回転変位であるから、従来の遊技球発射装置の基本的な構造を変更することなく使用できる。つまり、従来の遊技球発射装置の一部を改良するだけでよいから、新規な部品等も少なくて済み遊技球発射装置10の製造工程の複雑化や製造コストの増加を招かない。したがって、弾球遊技機の製造工程の複雑化や製造コストの増加を招くこともない。
【0050】
しかも、この遊技球発射装置10は、図9に示されるように、握部210が垂直となる位置を中心にして左右に約60度の範囲で、操作ケース202を回動変位させることができる。このため、遊技者は、握部210(揺動レバー214)が自分の好みの角度になる位置に操作ケース202を回動させて操作することができる。すなわち、遊技者は、疲れにくいあるいは握りやすい手の位置または角度で握部210を握ることができ、これによっても遊技者の負担や疲労を軽減することができる。
【0051】
なお、握部210が垂直となる位置及び左右60度の位置では、位置保持機構180のボール190が凹部264に係合するので、操作ケース202をこれらの位置にした際には、その位置が保持される。ただし、操作ケース202をある程度以上の力で回動させようとしたときには、ボール190が筒体184の中に押し込まれるようになって係合が解除されるので、操作ケース202の回動(位置変更)に支障はない。
【0052】
【実施例2】
この実施例は、操作部材を左右方向(弾球遊技機の横幅方向)に沿って操作する例である。なお、操作機構以外の構造は実施例1と同じであるので、それらの説明は実施例1を援用して省略する。
【0053】
図10に示すように、この実施例の操作機構301の外殻は、固定部材303、握り固定盤305、化粧盤307及び化粧カバー309によって構成されている。
詳しくは、固定部材303の内側には、3本のビス筒311が設けられており、これらを貫通するビス313により固定部材303と握り固定盤305とが連結される。化粧盤307は握り固定盤305の凸部305aに被せられ、その上から化粧カバー309によって覆われる。そして、握り固定盤305の内側からのビス315によって握り固定盤305と化粧カバー309とが連結されている。固定部材303は図11に示されるようにカバー150に取付けられる。
【0054】
この固定部材303の中心部にはギヤ操作軸317を貫通させる中心孔303aが設けられており、中心孔303aに内嵌されたベアリング319により、ギヤ操作軸317を保持している。また、固定部材303はリミットスイッチ321を保持している。
【0055】
ギヤ操作軸317の一方の端部には歯車323が取付けられており、その歯車323は、固定部材303と握り固定盤305との間に往復移動可能に保持された可動体325の下面に設けられているラック325aが歯合している。可動体325は操作部材に該当し、歯車323とラック325aにより変位変換手段が構成されている。
【0056】
可動体325の両側面には、それぞれ長短2つのガイドレール325b、325cが設けられており(図10には一方の側面のガイドレールのみ図示している)、ガイドレール325b、325cを固定部材303のガイド溝303b、303c及び握り固定盤305のガイド溝305bに挿通させている。
【0057】
可動体325は、ガイドレール325b、325cの方向に沿って往復移動可能であるが、中央部から先端部にかけて設けられている長円形の穴325dをビス筒311のうちの1本が貫通しているので、このビス筒311によって往復移動範囲を規制されている。
【0058】
また、可動体325の下側には指当て325eが設けられており、全体として略L字状である。そして、ビス筒311を穴325dの指当て325eから遠い側の端に接触させる突出位置では、指当て325eの大部分が固定部材303及び握り固定盤305の外部にある(図11参照)。
【0059】
突出位置にある可動体325を押し込むと、可動体325はガイドレール325b、325cに沿って移動し、リミットスイッチ321をオンにする。また、可動体325の移動に伴ってギヤ操作軸317が回転される。このギヤ操作軸317は、実施例1のギヤ操作軸102aと同様に、カップリング90を介して操作ギヤ86に連結されている。可動体325を押し込めば、その直線的な運動がラック325aに歯合する歯車323によって回転運動に変換され、ギヤ操作軸317が回転させられる。このギヤ操作軸317の回転は、操作ギヤ86、連動ギヤ82および回動ギヤ80を介して調節リング32に伝達され、これを回動変位させるので、巻バネ34の捻れ変形量が増加され発射力が強めに調節される。
【0060】
また、可動体325を押し込む力を弱めると、巻バネ34の弾性力が調節リング32を戻り側に回動させ、その回動変位は、回動ギヤ80、連動ギヤ82及び操作ギヤ86の経路にてギヤ操作軸317に伝わり、これを可動体325の押し込みによる回転と逆に回転させる。すると、その回転が歯車323を介してラック325aに伝達され、可動体325を押し戻す。
【0061】
なお、巻バネ34には基底的な捻れ変形が与えられているために、可動体325を突出位置にまで確実に押し戻すことができる。したがって、可動体325を突出位置に戻すためのバネ等を操作機構301に備える必要はない。ただし、図10に示されるコイルスプリング327のようなバネを備えてもよい。このようなバネを備えれば可動体325をより確実に突出位置に戻すことができる。
【0062】
この操作機構301を用いる場合、遊技者は握り固定盤305から化粧カバー309にわたる部分を掌に当てるようにして操作機構301を掴み、親指で可動体325の指当て325eを押し込めば、上述のように発射力を強めることができ、可動体325を押し込む力を弱めると発射力を弱めることができる。
【0063】
したがって、従来のように操作部材(ダイヤル)を回転させる必要はないから、従来のような手首の回転動作は不要になり、遊技者の腕、特に手首付近に負担はかからず、疲労もきわめて小さくなる。しかも、操作部材を指で操作することが可能であるから、従来の手首の回転による操作と比べればきわめて微妙な調節が可能になる。
【0064】
また上述したところから明らかなように、最終的な調節量として巻バネ34に伝達される変位は回転変位であるから、従来の遊技球発射装置の基本的な構造を変更することなく使用できる。つまり、従来の遊技球発射装置の一部を改良するだけでよいから、新規な部品等も少なくて済み遊技球発射装置の製造工程の複雑化や製造コストの増加を招かない。
【0065】
以上、2つの実施例によって発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の遊技球発射装置の取り付け位置の説明図である。
【図2】 実施例1の遊技球発射装置の打撃機の構背面側の斜視図である。
【図3】 実施例1の遊技球発射装置の打撃機構の断面図である。
【図4】 実施例1の遊技球発射装置の駆動シャフトの周囲の分解斜視図である。
【図5】 実施例1の遊技球発射装置のスライド機構の分解斜視図である。
【図6】 実施例1の遊技球発射装置の調整カムと変位部材の相対位置の変化の説明図である。
【図7】 実施例1の遊技球発射装置の操作機構の分解斜視図である。
【図8】 実施例1の遊技球発射装置の操作機構の説明図であり、図8(a)は断面図、図8(b)は側面図である。
【図9】 実施例1の遊技球発射装置の操作機構の角度変化の説明図である。
【図10】 実施例2の遊技球発射装置の操作機構の分解斜視図である。
【図11】 実施例2の遊技球発射装置の取り付け位置の説明図である。
【符号の説明】
7…ミドルフレーム 8…発射レール 10…遊技球発射装置
11…打撃機構 12…ベース板 14…打球杵(打撃部材)
14e…打球バネ(打撃部材) 17…スライダ機構
18…モータ(駆動機構、後退駆動部) 22…駆動シャフト(駆動機構)
24…軸受 28…ヒットアーム(駆動機構)
30…アームローラ(駆動機構)32…調節リング
34…巻バネ(駆動機構、バネ体) 38…保持キャップ(駆動機構)
46…変位部材(駆動機構) 48…圧縮コイルバネ(駆動機構)
58…カム部材(駆動機構) 66…カバー部材(駆動機構)
68…摘 74…アダプタ 75…ナット 78…リングストッパ
80…回動ギヤ(変位伝達手段) 82…連動ギヤ(変位伝達手段)
86…操作ギヤ(変位伝達手段) 90…カップリング(変位伝達手段)
98…駆動カム(駆動機構、後退駆動部)
102a…ギヤ操作軸(変位伝達手段)
150…カバー 170…操作機構 172…支持部材
178…ブラケット 180…位置保持機構 202…操作ケース
208…胴部 210…握部 211…ストップスイッチ
214…揺動レバー(操作部材) 217…圧縮コイルバネ
220…揺動伝達体(変位変換手段) 230…移動域
232…往復体(変位変換手段) 238…ラック(変位変換手段)
240…扇形歯車(変位変換手段) 242…傘歯車(変位伝達手段)
248…傘歯車(変位伝達手段) 250…ベアリング
252…軸支持部 254…連結保持軸 256…鍔部
258…連結部材 260…ビス
301…操作機構 303…固定部材 305…握り固定盤
307…化粧盤 309…化粧カバー
317…ギヤ操作軸(変位伝達手段) 319…ベアリング
321…リミットスイッチ 323…歯車(変位変換手段)
325…可動体(操作部材) 325a…ラック(変位変換手段)

Claims (3)

  1. 弾球遊技機に装着されて遊技球を発射する遊技球発射装置であって、遊技球を打撃する打撃部材と、該打撃部材を駆動する駆動機構と、遊技者によって操作部材に及ぼされた操作量に応じて前記打撃部材の発射力を調節する調節機構とを備える遊技球発射装置において、
    前記調節機構は、
    前記弾球遊技機の前後方向に沿った軸を中心にして、垂直、左傾及び右傾に回動変位可能な握部と、
    前記操作部材に該当し、握部の内面に立設された軸を介して前記握部と連結され、前記握部から突出した位置と該突出した位置よりも前記握部内に引き込まれた位置との間で往復変位可能な揺動レバーと、
    前記握部と前記揺動レバーとの間に配されて前記揺動レバーを前記突出した位置側に付勢するバネと、
    前記揺動レバーの変位を回転変位に変換する変位変換手段と、
    該変位変換手段により生成された回転変位を前記打撃部材の発射力の調節量として前記駆動機構に伝達する変位伝達手段と
    を備えており、
    遊技者が前記握部と共に前記揺動レバーを握り、前記揺動レバーを前記バネの付勢力に抗して変位させると前記発射力が強められ、該揺動レバーに加えた力を緩めて前記バネの付勢力にて前記揺動レバーの変位を戻せば前記発射力が弱められる
    ことを特徴とする遊技球発射装置。
  2. 弾球遊技機に装着されて遊技球を発射する遊技球発射装置であって、遊技球を打撃する打撃部材と、該打撃部材を駆動する駆動機構と、遊技者によって操作部材に及ぼされた操作量に応じて前記打撃部材の発射力を調節する調節機構とを備える遊技球発射装置において、
    前記調節機構は、
    遊技者が手で掴むための外殻と、
    該外殻を掴んだ手の親指を当てるための指当てを備え、前記弾球遊技機の幅方向に沿って、前記指当ての過半が前記外殻の外部になる突出位置と前記指当ての過半が前記外殻の内部になる位置とに往復変位可能な、前記操作部材に該当する可動体と、
    前記可動体を前記突出位置側に付勢するバネと、
    前記可動体の変位を回転変位に変換する変位変換手段と、
    該変位変換手段により生成された回転変位を前記打撃部材の発射力の調節量として前記駆動機構に伝達する変位伝達手段と
    を備えており、
    遊技者が前記外殻を掴んだ手の親指を前記指当てに当てて前記バネの付勢力に抗して前記可動体を変位させると前記発射力が強められ、該可動体に加えた力を緩めて前記バネの付勢力にて前記可動体の変位を前記突出位置側に戻せば前記発射力が弱められる
    ことを特徴とする遊技球発射装置。
  3. 請求項1または2記載の遊技球発射装置において、前記打撃部材は、軸受により回転自在に保持される駆動シャフトに固着され該駆動シャフトを軸として前進及び後退揺動する打球杵であり、前記駆動機構は、前記打球杵を前進側に付勢するバネ体と、モータを駆動源として前記バネ体の付勢力に抗して前記打球杵を後退変位させてから該打球杵を解放する後退駆動部とを備え、前記変位伝達手段は、前記変位変換手段により生成された回転変位を前記バネ体に及ぼして該バネ体の変形量を増減することを特徴とする遊技球発射装置。
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