JP2573356Y2 - パチンコ機の打球発射装置 - Google Patents

パチンコ機の打球発射装置

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JP2573356Y2
JP2573356Y2 JP1993011863U JP1186393U JP2573356Y2 JP 2573356 Y2 JP2573356 Y2 JP 2573356Y2 JP 1993011863 U JP1993011863 U JP 1993011863U JP 1186393 U JP1186393 U JP 1186393U JP 2573356 Y2 JP2573356 Y2 JP 2573356Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パチンコ機に用いられ
る打球の発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の打球発射装置は、モータ等
の駆動手段でカムを回転させ、引っ張りコイルバネで常
に球のヒットポイントに付勢されているハンマー部を往
復回動運動させてヒットポイントに供給される球を打っ
ている。この球を打つ強さは、遊技者の操作するハンド
ルと引っ張りコイルバネとをワイヤ等で連結し、ハンド
ルの操作量に応じて引っ張りコイルバネのバネ力を調整
して行なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した打
球発射装置においては、モータが発射装置の支持板に対
して直交して配置されているので、発射装置が厚くなっ
てしまうと共に、引っ張りコイルバネをワイヤーで引っ
張って打球の強さを調整しているので、ワイヤのストロ
ーク及び取回しの関係上、外観の大型化を拒めないとい
う問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案の請求項
1記載のパチンコ機の打球発射装置は、遊技者のハンド
ル軸と直交する方向にその回転駆動軸を延出させて同ケ
ース体に支持されたモータと、上記モータの回転駆動軸
の一端に固定された第一歯車と、上記第一歯車と係合す
る第二歯車とウォームが配設された第一従動軸と、上記
ウォームに係合するウォームホイールとカムが一体的に
設けられ、上記第一従動軸に直交する第一支軸に回転自
在に支持された第二従動軸と、上記カムの回転に伴い同
カムと係合離脱すると共に往復回動運動するハンマー部
と、上記ハンマー部の往復回動運動の支点となり、上記
ハンマーを打球位置に付勢するねじりコイルバネが巻
回された第二支軸と、上記ねじりコイルバネの一端が固
定され、かつ上記第二支軸に回動自在に支持された扇形
歯車と、上記扇形歯車と噛合う第三歯車を持ち、同扇形
歯車と第三歯車との噛み合い位置を調節して上記ねじり
コイルバネの蓄勢力を増減する調節手段とを有する。
【0005】請求項2記載のパチンコ機の打球発射装置
では、調節手段が、ケース体に回転自在に支持されたホ
ルダーに巻回されたコイルスプリングと、上記ホルダー
と一体回転可能に係合し、第一歯部が設けられたカップ
と、上記ケース体に回転自在に支持されると共に上記コ
イルスプリングによって軸方向に付勢され、上記扇形歯
車に噛み合う第三歯車と上記第一歯部に係脱自在に噛合
する第二歯部とが設けられた支持体と、上記支持体に一
体的に装着されたつまみ部とを備え、上記コイルスプリ
ングの一端が上記ホルダーに係止され、同コイルスプリ
ングの他端が上記つ支持体に係止されている。
【0006】
【作用】モータが作動すると、同モータの回転駆動軸に
固定された第一歯車から第二歯車を介して第一従動軸が
回転し、ウォームを介してウォームホイールとカムが一
体的に設けられた第二従動軸が回転する。第二従動軸が
回転するとカムが回転してハンマー部と係合し、第二支
軸を支点としてハンマー部がねじりコイルバネの弾性力
に抗して回動され、カムとハンマーとの係合が解除す
るとハンマー部がねじりコイルバネのバネ力によって回
動して供給される球を打つ。
【0007】ハンドル軸を固定し調節手段のつまみ部を
軸方向に押圧すると、コイルスプリングによって噛合し
ている支持体の第二歯部とカップの第一歯部との噛合が
とかれ、支持体がカップからフリーの状態となる。この
状態でつまみ部を回転させると、上記支持体に設けられ
た第三歯車が回転して同歯車と噛み合う扇形歯車が第二
支軸を中心に回動し、この回動方向によって第二支軸に
巻回されたねじりコイルバネの蓄勢力が増減される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明
する。図1において、符号1はパチンコ機の打球発射装
置(以下、単に「打球発射装置」と記す)を示し、この
打球発射装置1は、図示しないパチンコ機の遊技面の裏
側からパチンコ機に装着される。
【0009】打球発射装置1は、ケース体2、モータ
3、減速歯車群4とカム5、ハンマー6とねじりコイ
ルバネ7及び調節手段8から主に構成されていて、モー
タ3の回転を減速歯車群4を介してカム5に伝達してカ
ム5を回転させ、ねじりコイルバネ7によって図示する
初期位置に回動付勢されるハンマー6を往復回動させ
て、図示しない供給手段によって供給される球9を打っ
ており、調節手段8を操作して球9を打つ強さを調整で
きるものである。
【0010】さらに詳細に説明すると、ケース体2は、
基板2Aとカバー2Bとから構成されていて、両者の間
にモータ3以外の各構成部材を内在させている。基板2
Aは金属で、パチンコ機側の取付面は平面で図3に示す
ように、4隅に図示しないパチンコ機器への取付け孔2
a、その近傍には、カバー2Bとの取付け孔2bがそれ
ぞれ複数形成されている。
【0011】基板2Aの中央付近には、3つの支持孔2
c,2d,2eがそれぞれ形成されていて、その下方の
基板2A上には長方形の開口2fが設けられている。開
口2fの両縁には、図4に示すように、基板2Aを切り
起して形成した矢印I方向に向かって突設する一対の支
持脚2gが形成されている。支持脚2gの先端には、U
字上の開口2hが設けられていて、後述する第一従動軸
が軸受9を介して支持される。つまり、基板2Aは、矢
印O方向に位置する側面2Lを平面状に形成されてい
て、この側面2Lを上述したパチンコ機の遊技面の裏面
に当接させて図示しないねじで固定される。
【0012】また、基板2Aの上部には、図3に示すよ
うに、円弧状の長孔2iと取付け孔2j及びその近傍の
縁部にねじ孔を有する支持脚2kが設けられている。な
お、取付け孔2b及び取付け孔2jは、ねじ孔である。
【0013】カバー2Bは、図5,図6に示すように、
断面コの字形状をしており、基板2Aとの取付け孔3b
が取付け孔2bと対向する位置に形成されている。カバ
ー2Bの中央付近には、3つの支持孔3c,3d,3e
がそれぞれ支持孔2c,2d,2eと対応して配設され
ており、カバー2Bの一側面には、軸孔3aが形成され
ている。さらに、カバー2Bの上部には、開口3hが設
けられていて、この開口3hからハンマー6が突出さ
れる。
【0014】支持孔3cは矢印I方向に向かって突出す
るボス部3eを有し、支持孔3c近傍に位置するカバー
外側面3fには、矢印O方向に向かって突出するつまみ
取付け部3gが成形されている。なお、図に示す矢印I
で示す方向はケース体2の内側方向を示し、矢印Oで示
す方向はケース体2の外側を示す。
【0015】駆動モータ3は、図1に示すように、その
回転駆動軸3Aを矢印Lで示すケース体2の長手方向に
向かってカバー2Bの側面にゴムパッド10を介して固
定されたDCモータであって、回転駆動軸3Aには、第
一歯車であるドライブピニオン11が固定されている。
ドライブピニオン11は、軸孔3aからケース体2内に
挿入されていて、後述する第一従動軸と係合する。ま
た、駆動モータ3は、パチンコ機のハンドルが遊技者に
よって操作されると駆動するようになっている。
【0016】第一従動軸12は、増速歯車群4の一部を
構成するもので、ドライブピニオン11と噛合する第二
歯車13のスリーブ上にウォーム14が一体成形されて
いて、支持脚2gに軸受9を介して回転自在に支持され
ている。
【0017】増速歯車群4は、第一従動軸12と第二従
動軸15とから構成されている。第二従動軸15は、ウ
ォーム14と噛合するウォームホイール16と半月形状
のカム5とが一体的に設けられたものであって、図7に
示すように、支持孔2d,3dとに支持固定され、第一
従動軸12に直交する第一支軸17に回転自在に支持さ
れている。
【0018】一方、支持孔2e,3eに支持固定される
第二支軸18には、カム5の回転に伴い同カムと係合離
脱するして往復回転運動するハンマー6と、扇形歯車
19が回転自在に支持されている。
【0019】ハンマー6は、図1,図7,図12に示
すように、基部6aから上方に湾曲して延出した腕部6
bと下方に向かって膨張した突出部6cを有している。
腕部6bの先端には、バネ22が装着される突起6dが
形成されていて、突出部6cには、カム5との当接部で
ある部材20を介装されたピン21がカム5の回動範囲
内に位置するように固定されている。
【0020】ハンマー部6の中央には角形の軸孔6eが
設けられていて、この軸孔6eには、軸受23を介して
第二支軸18に回動自在に支持されるハンマーホルダ2
4に形成される同孔と同形状の嵌合部24aが挿入され
る(図2,図7参照)。また、ハンマーホルダ24のス
リーブ24bには、ねじりコイルバネ7が巻回されてい
て、このねじりコイルバネ7の一端7aは、図1に示す
ように、ハンマー6に設けられたバネ掛けピン6fに
固定されている。
【0021】扇形歯車19は、図7に示すように、その
基端19aに形成されたボス部19bにねじりコイルバ
ネ7を係合させていて、その他端7bをバネ掛け部19
cに引っ掛けている(図1参照)。また、扇形歯車19
の歯部19dには、図1,図2に示すように、調節手段
8に設けられる第三歯車25と噛合している。
【0022】調整手段8は、図2,図8に示すように、
取付け孔2cに回転自在に支持されたホルダー80、こ
のホルダー80に巻回されるコイルスプリング81、ホ
ルダー80と一体回転可能なカップ82、取付け孔3c
に回転自在に支持される支持体83及びつまみ部84と
から構成されている。
【0023】ホルダー80は、図8,9に示すように、
その周面に格子部80aが成形されていて、この格子部
80aがカップ82の周面に形成されたスリット82a
に嵌合される。
【0024】ホルダー周面の上縁には、爪部80bが3
箇所に設けられていて、カップ82の周面に形成される
窓部82bと係合して両者が一体的に組み上げられる。
ホルダー80の中央には、爪部80bより軸方向に延び
るスリーブ80cが形成されていて、スリーブ80cの
下部にはボス部80eが形成されている。コイルスプリ
ング81は、このボス部80eと支持体83の下部に形
成される筒部83eとによってガイドされて、ホルダー
80内に保持されている。
【0025】スリーブ80cの中心には、その延出方向
に向かって貫通する軸孔80dが形成されていて、この
軸孔80dには、遊技者によって操作されるハンドルの
軸29が一体係合される。
【0026】カップ82は、断面コの字状であって、そ
の上部中央には、開口82cが形成されていて、開口内
周部には、第一歯部82dが下方に向かって突出して形
成されている。
【0027】支持体83は、その周面に上から順に第
一,第二,第三の各段部83a,83b,83cがそれ
ぞれ形成された概略円筒形状をなしていて、第一段部8
3aは取付け孔3cに回転自在に挿入される。第二段部
83bは第一段部83aよりも径大であって、その周面
に扇形歯車19の歯部19dに噛合する第三歯車25が
形成されている。第三段部83cは第二段部83bより
径大であって、その上面には、第一歯部82dと噛合す
る第二歯部83dが上方に向かって形成されている。第
三段部83c内部には、筒部83eが下方に向かって突
出しており、この筒部83eにはスリーブ80cが挿入
される。
【0028】すなわち、支持体83は、コイルスプリン
グ81によってカップ82側に向かって付勢されてい
て、第一歯部82dと第二歯部83dは係脱自在に噛合
している。また、第一段部83aの上部は、同段部より
径小とされていて、つまみ部84の中心に形成されたボ
ス部84aに挿入されてねじ85で一体的に固定されて
いる。
【0029】ところで、図3で示した取付け孔2Jに
は、図1に示す緩衝ユニット30がねじ26で取り付け
られる。緩衝ユニット30は、ハンマー6を初期位
置、すなわち、球9のヒットポイントに位置させると共
に、打球時のハンマー6の衝撃を吸収するものであ
る。同ユニット25は、図10,図11に示すように、
本体30Aに緩衝部材であるラバーパッド30Bが装着
されたものであって、本体底部30aには、下方に向か
って突出した湾曲突起30bが、本体30A右端には、
一対の長孔30cが本体を貫通して形成されており、移
動可能に基板2A支持されている。
【0030】また、緩衝ユニット30より右側に位置す
る支持脚2kには、ヒットポイント位置を組立て時の精
度を出し易くすると共に、ラバーパット30Bが消耗し
た時にヒットポイントを調整するための度当たりである
調整ねじ27が螺合しており、この調整ねじ27には、
ロックツマミ28が装備されている。
【0031】このように構成された打球発射装置1の動
作を説明する。先ず、図示しないパチンコ機のハンドル
が遊技者によって操作されると、駆動モータ3が作動し
てその回転駆動軸3Aの第一歯車11が回転駆動する。
第一歯車11の回転は、第二歯車13からウォーム14
を介して、ウォームホイール16に伝達され、同ホイー
ルと一体的なカム5が第一支軸17を中心に回転する。
カム5が回転してハンマー6の部材20に係合する
と、その回転に伴ってハンマー6が第二支軸18を中
心に図12に示す実線位置から2点鎖線で示す位置ま
で、ねじりコイルバネ7のバネ力に抗して回動される。
【0032】さらに、カム5が回転して部材20との係
合が解かれると、ねじりコイルバネ7のバネ力によって
ハンマー6が回動して図1に示すヒットポイントにて
その先端のバネ23で、供給される球9を打つ。打球
は、図示しないパチンコ機の内周部に配設されるガイド
レールを通って機器内部に打ち込まれる。ヒットポイン
トまで回動したハンマー6は、緩衝ユニット25によ
ってその衝撃が吸収され、機器及び打球発射装置1への
衝撃による影響を低減される。
【0033】また、ねじりコイルバネ7の強さは、遊技
者のハンドル操作量に応じて調整される。すなわち、ハ
ンドルの軸29は、調整手段8に一体的に係合されてい
るので、軸29を例えば図13に示すように、時計回り
に回転させると、第三歯車25も同一方向に回転する。
すると、第三歯車と噛合する扇形歯車19が第二支軸1
8を中心に2点鎖線で示す位置まで回動される。
【0034】このとき、ねじりコイルバネ7の一端7a
はハンマー6に、他端7bは扇形歯車19に固定され
ているので、扇形歯車19の移動に伴いねじりコイルバ
ネ7がねじられ、同バネの反発力が大きくなる。つま
り、遊技者はハンドルを大きく時計回りに回せばバネ力
が大きくなってより強くハンマー6を回動させること
ができるので、ハンドル位置を調整してバネ力の強さ、
言い替えるなら、打球の強さを調整することができる。
【0035】支持体83は、コイルバネ81によってカ
バー82側に付勢されて第二歯部83dと第一歯部82
dとを係合させているので、つまみ部84をケース体2
側に押すことで、第二歯部83dと第一歯部82dとの
噛合が解除され、支持体83がフリーの状態となる。
【0036】この状態でつまみ部84を図13において
反時計方向に回転させると、軸29の位置はそのままで
第三歯車25がつまみ部84と一体回転して扇形歯車1
9を時計方向に回動し、ねじりコイルバネ7のバネ力が
弱められることになり、つまみ部84を反対に回すと、
ねじりコイルバネ7のバネ力を強くすることになる。
【0037】所望するところで、つまみ部84の回転を
止めて手を離すと、図8に示すコイルバネ81によって
支持体83がケース体2の外側方向に向かって付勢さ
れ、第一歯部82dと第二歯部83dが噛合され支持体
83とカップ82が一体係合される。
【0038】この時、つまみ部84を図13において、
時計方向に回転させて初期のバネ力を強くした場合、つ
まみ部84はねじりコイルバネ7のバネ力でもとに戻っ
てしまうので、パチンコ機への発射装置1の取付時は、
ハンドル軸29を手で固定して調整すればよい。また、
出荷後においては、つまみ部84の近傍のカバー2Bに
回転可能に支持されているレバーRをつまみ部84に係
止させ、つまみ部84の回転を規制することでつまみ部
84を所定位置に保持できる。
【0039】このように、つまみ部84を回すことで、
ばね力の微調整が可能となるので、パチンコ台毎の精度
のバラツキを抑え、球9の発射が安定したパチンコ台を
供給できる。
【0040】以上、本実施例の打球発射装置1によれ
ば、第1にモータ3がDCモータであるので、直流モー
タのように50/60Hzの切り換えの必要がなくな
り、かつ、消費電力の低減につながる。
【0041】つぎに、ウォーム14が形成された第一従
動軸12を装置巾方向に配設し、ウォーム14と噛合す
るウォームホイール16を有する第二従動軸15を第一
従動軸12に対して直交して配設し、かつ、モータ3を
ケース体2に対して横付としたので、打球発射装置1を
薄型にすることができると共に、カムの反力がモータ3
の軸方向に伝わらないので、モータの構造が容易とな
る。また、第一支軸17、第二支軸18及び調整手段8
の両端をケース体2に支持したので、強度が図れ装置の
信頼性の向上につながる。
【0042】さらに、調整手段をハンドル軸と一体的に
設け、扇形歯車19とギア25との噛み合いによってね
じりコイルバネ7のバネ力を調整するので、従来のもの
より、巾方向の広がりを抑えることができ、装置のコン
パクトを図ることができる。また、パチンコ機への取付
け面である基板2Aの一側面2Lを平面としているの
で、取付面の加工が不要となりパチンコ機への取付けが
容易に行なえる。
【0043】
【考案の効果】以上、本考案によれば、パチンコ機の打
球発射装置の厚みを抑えられると共に、ハンマーを付
勢しているねじりコイルバネの蓄勢力を調整手段と扇形
歯車の噛み合い位置によって微調整できるので、装置全
体をコンパクト化と共に、部品点数を低減できコストダ
ウンを図ることができる。
【0044】また、第一支軸、第二支軸及び調整手段を
ケース体の両側で支持するので、装置の強度が図れ装置
の信頼性の向上につながると共に、パチンコ機への取付
け面を平面としたので、同パチンコ機への打球発射装置
の取付けが容易となり、作業性の向上につながる。さら
に、ハンマー部の度当りを微調整できるので、装置のメ
ンテナンスが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパチンコ機の打球発射装置の概略構成
正面図である。
【図2】図1に示すパチンコ機の打球発射装置の断面図
である。
【図3】打球発射装置のケース体を構成する基板の正面
図である。
【図4】図3に示す打球発射装置の基板の断面図であ
る。
【図5】打球発射装置のケース体を構成するカバーを示
す裏面図である。
【図6】図5に示す打球発射装置のケース体を構成する
カバーの断面図である。
【図7】図1に示すパチンコ機の打球発射装置に用いら
れるハンマーと扇形歯車及び第二従動軸の分解構成図
である。
【図8】図1に示すパチンコ機の打球発射装置に用いら
れる調整手段の構成図である。
【図9】図8に示す調整手段の断面図である。
【図10】図1に示すパチンコ機の打球発射装置に用い
られる緩衝ユニットの平面図である。
【図11】図10に示す緩衝ユニットの断面図である。
【図12】図1に示すパチンコ機の打球発射装置の動き
を示す動作図である。
【図13】調整手段と扇形歯車の動き示す動作図であ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ機の打球発射装置。 2 ケース体 2A 基板 2B カバー 2L 取付面 3 モータ 3A 回転駆動軸 5 カム 6 ハンマー部 7 ねじりコイルバネ 8 調節手段 11 第一歯車 12 第一従動軸 13 第二歯車 14 ウォーム 15 第二従動軸 16 ウォームホイール 17 第一支軸 18 第二支軸 7b ねじりコイルバネの一端 19 扇形歯車 25 第三歯車 30 緩衝ユニット 80 ホルダー 81 コイルスプリング 82 カップ 82d 第一歯部 83 支持体 83d 第二歯部 84 つまみ部

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者のハンドル軸と直交する方向に回転
    駆動軸を延出させてケース体に支持されたモータと、 上記回転駆動軸の一端に固定された第一歯車と、 上記第一歯車と係合する第二歯車とウォームが配設され
    た第一従動軸と、 上記ウォームに係合するウォームホイールとカムが一体
    的に設けられ、上記第一従動軸に直交する第一支軸に回
    転自在に支持された第二従動軸と、 上記カムの回転に伴い同カムと係合離脱すると共に往復
    回動運動するハンマー部と、 上記ハンマー部の往復回動運動の支点となり、ねじりコ
    イルバネが巻回された第二支軸と、 上記ねじりコイルバネの一端が固定され、かつ上記第二
    支軸に回動自在に支持された扇形歯車と、 上記扇形歯車と噛合う第三歯車を持ち、同扇形歯車と第
    三歯車との噛み合い位置を調節して上記ねじりコイルバ
    ネの蓄勢力を増減する調節手段とを有するパチンコ機の
    打球発射装置。
  2. 【請求項2】調節手段が、ケース体に回転自在に支持さ
    れたホルダーに巻回されたコイルスプリングと、 上記ホルダーと一体回転可能に係合し、第一歯部が設け
    られたカップと、 上記ケース体に回転自在に支持されると共に上記コイル
    スプリングによって軸方向に付勢され、上記扇形歯車に
    噛み合う第三歯車と上記第一歯部に係脱自在に噛合する
    第二歯部とが設けられた支持体と、 上記支持体に一体的に装着されたつまみ部とを備え、 上記コイルスプリングの一端が上記ホルダーに係止さ
    れ、同コイルスプリングの他端が上記支持体に係止され
    ていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の打
    球発射装置。
  3. 【請求項3】第一支軸と第二支軸及び調整手段の両端が
    ケース体によって支持された請求項1または2記載のパ
    チンコ機の打球発射装置。
  4. 【請求項4】ケース体におけるパチンコ機への取付面を
    平面とした請求項1、2または3記載のパチンコ機の打
    球発射装置。
  5. 【請求項5】ハンマー部の度当りを微調整できる請求項
    1、2、3または4記載のパチンコ機の打球発射装置。
JP1993011863U 1993-03-17 1993-03-17 パチンコ機の打球発射装置 Expired - Lifetime JP2573356Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993011863U JP2573356Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 パチンコ機の打球発射装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993011863U JP2573356Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 パチンコ機の打球発射装置

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