JP4639560B2 - 弾球遊技機の打球発射装置及び弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技板の遊技領域に遊技球を打ち出すための打球発射装置及び弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−327814号に記載された従来の打球発射装置を図9,図10により説明する。打球発射装置100は、機前の球皿101から発射レール102の発射部103に遊技球を送り出す発射球供給装置104と、前枠105側の固定軸117に揺動自在に取り付けられ前記発射レール102の発射部103にある遊技球を遊技板107の遊技領域109に打ち出す打球槌110と、その打球槌110の揺動運動を発射球供給装置104に伝達して打球槌110の打球動作と発射球供給装置104の供給動作を同期させる中間伝達手段111とを有する。
【0003】
前記中間伝達手段111は、図10に示したように、打球槌110の側面に固着した鍵型の引掛杆112と、前枠105側の固定軸106(通常、発射レール102の取付基板(下部遊技板ともいう。)の下縁に取り付けられる。)に軸着した従動部材113で構成される。この従動部材113は、シーソー状態に揺動するシーソー板114と、そのシーソー板114の側面から一体に垂設した摺動板115で構成され、その摺動板115に打球槌110の引掛杆112が係合し、一方、前記シーソー板114の先端上面に発射球供給装置104の原動レバー116が臨む。
【0004】
従来の打球発射装置100は以上のような構成であり、打球槌110が図10の位置から準備動作に入って後傾すると、引掛杆112に摺接する摺動板115が固定軸106を中心に傾動し、それと一体にシーソー板114が傾動して発射球供給装置104の原動レバー116を持ち上げる。そして、打球槌110がバネの復元力或いはモーターの回転力で勢いよく元の位置に戻ると、それにより摺動板115が解放され、自己のバランスにより従動部材113が元の状態に戻るから発射球供給装置104の原動レバー116が下動する。この発射球供給装置104は、原動レバー116の1回の上下運動で遊技球が1個送り出されるようになっており、従って発射レール102の発射部103に対して遊技球が1個だけ送り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
打球発射装置100の中間伝達手段111は、上記のように打球槌110の運動を発射球供給装置104に伝達し且つ両者を同期させるという重要な役割があり、僅かな狂いでも発射球供給装置104の作動に悪影響を及ぼす。しかるに従来の中間伝達手段111は、打球槌110の側面に針金状の引掛杆112を固着した構造であるため、引掛杆112の正確な角度設定が難しく、また、使用時に角度の狂いや曲がりが生じやすいなどの問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記に鑑みなされたもので、請求項1に記載したように、前枠に装着されるベース部材と、該ベース部材に軸部材を介して揺動自在に取り付けられ発射レールの発射部にある遊技球を遊技領域に打ち出す打球槌と、前記ベース部材が間に位置するように前記軸部材を介して前記打球槌と反対側に揺動自在に取り付けられ且つ前記打球槌と一体に揺動運動をする原動部材と、前記ベース部材の前記原動部材と同じ側に取り付けられ、該原動部材の揺動運動を受けて作動し、その動作で、前記発射レールの発射部に遊技球を送り出す発射球供給装置に供給動作を行わせる従動部材と、を有する弾球遊技機の打球発射装置を提供する。
【0007】
また、請求項に記載したように、請求項1に記載の打球発射装置を装着してなる弾球遊技機を提供する。
【0008】
本発明の打球発射装置は上記特定構造の原動部材と従動部材とを有するため、従来の引掛杆112と従動部材113の組み合わせに比べて狂いが生じにくく、発射球供給装置の作動が正確・確実になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図1は一部を断面にして示す打球ユニットの正面図、図2は図1の作用図、図3は図1の裏面図、図4は図1の斜視図、図5は図4の分解図、図6は要部の縦断面図、図7はプーリーボックスを含む要部の縦断面図、図8は図7のX−X線断面図、図9は弾球遊技機の正面図である。
【0010】
本発明の打球発射装置は、発射球供給装置と、打球ユニット3で概略構成される。なお、発射球供給装置の構成は、中間伝達手段111を除いて従来の発射球供給装置104と同じである。また、発射球供給装置の構造は、後述する従動部材44の動作に適合する範囲において自由である。
【0011】
打球ユニット3は、図4,図5に示したように、金属製のベースプレート4の表裏両面に後述する各種構成部品を取り付けてなる。このベースプレート4は、前枠105の裏側の所定位置にビスなどの固定手段で取り付けられる前枠105側の固定部品である。なお、以後ベースプレート4の前枠105に対向する側の面、すなわち図4において正面に向かう面を表面、その逆の面を裏面という。
【0012】
しかしてベースプレート4の裏面には、図3に示したように、打球槌5と、打球槌駆動用のモーター6と、打球槌5を発射位置に止めるゴム製のストッパー7が取り付けられている。前記打球槌5には、上端にコイル状の槌先部材8が設けられ、中間後側面にカム受けローラ9が回転自在に設けられ、下端に回転軸10が設けられている。この回転軸10はベースプレート4に対し打球槌5を揺動自在に支持するためのもので、打球槌5に対して相対運動不能なようにナット11で固着され、ベースプレート4の表面に筒部12を突出させた形態の軸受13に回転自在に支持される。なお、前記のようにベースプレート4は前枠105の裏面の定位置に固着されているから、打球槌5の揺動中心(回転軸10)は前枠105側の固定中心である。
【0013】
前記打球槌駆動用のモーター6は、打球槌5の揺動領域を跨ぐ平面視コ字状のモーター台14に取り付けられており、自己の出力軸15の先端に固着したカム16が前記打球槌5のカム受けローラ9に係合し得る。
【0014】
一方、ベースプレート4の表面には打球槌5の打球力を調節する打力調節ユニット17と、打球槌5の揺動運動を前記発射球供給装置に伝達して打球槌5の打球動作と発射球供給装置の供給動作を同期させる中間伝達手段18が有機的な繋がりを持って取り付けられている。前記打力調節ユニット17は、さらにまた図1において右側に位置するプーリーボックス19と、左側に位置する付勢装置20とに分けられる。
【0015】
プーリーボックス19は、図5に示したようにベースプレート4の表面にビスで固着したケース体21と、そのケース体21の内部に回転自在なように内蔵した原動プーリー22及び補助プーリー23とからなり、前記原動プーリー22にワイヤー24の一端を係止させ、さらにそのワイヤー24を補助プーリー23に巻き掛けて外部に引き出すようになっている。プーリーボックス19のケース体21の前面には、図5,7,9に示したように前枠105の前面下隅角部に設けた操作ハンドル25をジョイントさせるハンドル固定部210が突設されており、そのハンドル固定部210の中心に前記原動プーリー22に達する軸孔26が貫設されている。
【0016】
前記操作ハンドル25は、図7に示したように前枠105に固定する固定基筒27と、その固定基筒27と一体に連結されたキャップ状の握り部28と、その握り部28と固定基筒27の間にあって一定範囲内で回動自在な指掛操作板29と、その指掛操作板29から一体に突設され固定基筒27の中心を貫いて後端に突出する操作軸30とで構成される。そして、操作ハンドル25の固定基筒27を前枠105のハンドル孔31に通すと共にその固定基筒27の内側に設けたジョイント筒32(図8参照)を前記プーリーボックス19のハンドル固定部210に嵌める。操作ハンドル25の固定基筒27には下向きに開口するスリット33が設けられており、そのスリット33に前枠105の前面に突設した上向き鍵状のフック片34を挟み込ませると共にハンドル固定ネジ35でスリット33の間隔を狭めさせ、もって操作ハンドル25のジョイント筒32をプーリーボックス19のハンドル固定部210に締め付ける。また、前記ハンドル固定ネジ35は前記フック片34の鍵部に引っ掛かる位置にあり、そのハンドル固定ネジ35とフック片34の係合が操作ハンドル25の強力な抜け止め策となる。
【0017】
打力調節ユニット17のもう一つの構成要素である付勢装置20は、図5に示したように、槌側カップ36と、ハンドル側カップ37と、両カップ36,37を繋ぐ捩りコイルばね38で構成される。前記槌側カップ36はハンドル側カップ37に向けてドラム状の短筒部36aを突設したカップ形態であって、打球槌5の回転軸10の端部に相対運動不能なようにビス39で締め付けられており、打球槌5と一体になって揺動(回動)運動を行う。
【0018】
前記ハンドル側カップ37は槌側カップ36に向けてドラム状の短筒部37aを突設したカップ形態であって、ベースプレート4の軸受13の筒部12の回りに回転自在に遊嵌されており、図1において外周のほぼ「5時」から「10時」の範囲にプーリー溝40がある。そして、そのプーリー溝40の「10時」側の端部に前記原動プーリー22に繋がっているワイヤー24が止着されている。従って、操作ハンドル25の指掛操作板29の回転操作が操作軸30を介して原動プーリー22に伝わり、さらにその回転がワイヤー24を介してハンドル側カップ37に伝わる。
【0019】
前記捩りコイルばね38は、図6に示したようにハンドル側カップ37と槌側カップ36の間に圧縮状態に組み込まれている。この捩りコイルばね38には両端に係合部38a,38bが屈曲形成されており、一方の係合部38aがハンドル側カップ37の短筒部37aに穿設した止め孔41に係合し、他方の係合部38bが槌側カップ36の短筒部36aに櫛歯状に切り込んだ横向き凹状の止め溝42に係合する。捩りコイルばね38は、図1においてハンドル側カップ37を時計回りに、槌側カップ36を反時計回りに付勢するように予め捻りを加えた状態に組み込まれており、その捻りの反発力で打球槌5と、操作ハンドル25の指掛操作板29を相互に牽引する。なお、前記のように槌側カップ36の止め溝42は複数本形成されており、その何れを選ぶかにより捩りコイルばね38の強さを適宜調節することができる。また、その止め溝42,42…は前記のように櫛歯状に切り込まれていて横向き凹状、つまり外部に口を開いているため、係合部38bをラジオペンチのような工具で摘むか、又は係合部38bを外部に長く突出させて摘み状に形成しそれを指で摘むことで、止め溝42,42…間の移動が槌側カップ36を回転軸10から外さずとも行える。さらにまた、ハンドル側カップ37の止め孔41を図5のように複数個に設定しておけば、止め溝42による捩りコイルばね38の調整が限界に達した場合でも、この止め孔41の位置を変更することにより対応することができる。
【0020】
ところでハンドル側カップ37は、槌側カップ36との間に捩りコイルばね38を圧縮装填した反動でベースプレート4に押し付けられるため、ベースプレート4との摩擦抵抗が大きくなって円滑な回転が妨げられるおそれがある。そこで実施形態では、ハンドル側カップ37のベースプレート4との対向面に、ベースプレート4との接触面積を小さくするための凸部43が設けてある。図示した凸部43は軸受13の筒部12と同心円をなす円形リブ形態になっているが、それ以外にも例えば円錐形の小突起を複数箇所に点在させるような構成にしてもよい。これによりハンドル側カップ37の円滑な回転が可能になる。
【0021】
中間伝達手段18は、既に説明したように打球槌5の揺動運動を前記発射球供給装置に伝達して打球槌5の打球動作と発射球供給装置の供給動作を同期させるためのもので、前記槌側カップ36を利用する原動カム2と、その原動カム2で作動する従動部材44で構成される。
【0022】
原動カム2は、槌側カップ36の周面トップの位置に山部45を突設し、その山部45の側面に回転自在なローラー46を突設してなる。既に説明したように槌側カップ36と打球槌5は一つの回転軸10の両端に夫々相対運動不能な状態に直結されており且つ回転軸10が前枠105側の固定中心であるから、原動カム2は打球槌5と同じ固定中心に揺動自在に取り付けられ且つ打球槌5と一体に揺動運動をする。
【0023】
従動部材44は、図1において正面視ほぼ扇形の摺動板47と逆L字形の作動腕48で構成される。従動部材44は、摺動板47の扇の要に相当する基端部をベースプレート4の固定軸49に遊嵌させることにより揺動自在とし、さらに摺動板47の下面を弧状のカム面50として前記原動カム2のローラー46に転がり接触させる。一方、従動部材44の作動腕48の傾斜した頂部が、図10の従来技術で説明した発射球供給装置104の原動レバー116の直下に臨む。
【0024】
なお、従動部材44の作動腕48は、摺動板47に対して揺動自在なように軸51でピン接合すると共にその軸51に巻き掛けたバネ52で常時上向きに付勢されており、正常時において摺動板47と作動腕48は一体に揺動するが、何らかの要因で作動腕48の上動が妨げられたり、或いは作動腕48に押圧力が作用した場合にバネ52の付勢に抗して図1二点鎖線のように作動腕48が摺動板47の裏側に沈むようになっている。このように実施形態の従動部材44は、正常でない力を作動腕48の動きで吸収することができるため、従動部材44はもちろんそれに関連する他の部品の損傷を防止することができる。
【0025】
その他、図中、符号53はベースプレート4に貫設した窓孔であり、この窓孔53を通してベースプレート4の裏側からワイヤー24の張り具合などをチェックする。
【0026】
次に打球発射装置の動作について説明する。まず、球皿101に遊技球が投入されると、先頭の遊技球が発射球供給装置104の内部で止まる。この状態で操作ハンドル25に触れるとセンサーがそれを検知し、打球槌駆動用のモーター6が作動して出力軸15の先端にあるカム16が回転する。そして回転するカム16は、打球槌5のカム受けローラ9に係合し、捩りコイルばね38の付勢に抗しつつ打球槌5を後傾させる。この打球槌5の動きは回転軸10を介して原動カム2に直に伝わるから、原動カム2も打球槌5と同量回動する。そうすると図2のように原動カム2のローラー46に接する従動部材44が作動腕48を上昇させる方向に揺動し、この作動腕48の上昇で発射球供給装置104の原動レバー116が上昇する。
【0027】
打球槌5が所定の位置まで傾動するとカム受けローラ9がカム16から外れて打球槌5がフリーになる。そうすると原動カム2(槌側カップ36)もフリーになり、捩りコイルばね38の付勢により原動カム2及び打球槌5が逆向きに勢いよく回動し、打球槌5がゴム製のストッパー7に当たって止まる。もし、この段階で発射レール102の発射部103に遊技球があれば槌先部材8に当たって勢いよく飛び出すのであるが、ここではまだ発射部103に遊技球がないため打球槌5は空打ちとなる。
【0028】
一方、原動カム2が元の位置に戻ると従動部材44も図1の元の姿勢に戻るため作動腕48が下動し、それに連れて発射球供給装置104の原動レバー116が下動する。従来技術の項で説明したように原動レバー116が1回上下動すると発射球供給装置104の先頭にある1個の遊技球が発射部103に送り出される。
【0029】
次に上記の繰り返しで再度打球槌5が傾動して戻ると、発射部103にある先ほどの遊技球が槌先部材8に当たって勢いよく飛び出す。そして、飛び出した遊技球と入れ替わるようにして次の遊技球が発射部103に送り出される。
【0030】
以後、打球槌駆動用のモーター6のカム16が1回転する毎に上記の動作が繰り返されるから、打球槌5によって発射部103にある遊技球が1個ずつ発射され、それと入れ替わるタイミングで発射球供給装置104から発射部103に遊技球が1個ずつ供給される。
【0031】
なお、打球槌5の打球力の調節は、遊技者が操作ハンドル25の指掛操作板29を回すことにより行う。そうすると、指掛操作板29の回転が操作軸30を介して原動プーリー22に伝わり、その回転がワイヤー24を介してハンドル側カップ37に伝達される。このハンドル側カップ37の回転は捩りコイルばね38の弾発力を強める方向(図1において反時計回り)に作用するから、その分、打球槌5の打球力が強くなる。
【0032】
以上、本発明を実施の形態について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば実施形態で示した付勢装置20はコイルスプリングを伸び縮みさせる一般的な構造にしてもよい。また、実施形態では一つの回転軸10を打球槌5と原動カム2の共通の固定中心としたが、例えば原動カム2専用の回転軸をベースプレート4に別途形成し、その回転軸と打球槌5の回転軸10を歯車、ベルト等の媒介節で連結させるようにしてもよい。
【0033】
また、本発明の実施形態にはさらに次のような技術的思想が含まれる。
(1) 前枠105の裏面に固着されるベースプレート4に打球槌5と操作ハンドル25用のプーリーボックス19とを設けてなる打球発射装置を備え、前記ベースプレート4の表面と前枠105の裏面の間にスペースを形成すると共にベースプレート4の表面にプーリーボックス19を配置して前記スペース内にプーリーボックス19が収まるようになし、さらにベースプレート4の裏面に打球槌5を配置した弾球遊技機。
【0034】
この弾球遊技機は、従来のものに比べて打球発射装置(ベースプレート4)のコンパクト化が可能になる。すなわち、従来の弾球遊技機の打球発射装置は、ベースプレート4の裏面に打球槌5とプーリーボックス19が横並びになっているが、この状態では打球槌5とプーリーボックス19の衝突を回避するために打球槌5の揺動領域の外側にプーリーボックス19を配置する必要があり、その分ベースプレート4が大きくなる不具合があった。
【0035】
これに対して前記(1)の弾球遊技機は、これまで前枠105の裏面に密着させていたベースプレート4の取付構造を改め、前枠105の裏面とベースプレート4の間にスペースを形成してそのスペースにプーリーボックス19を納めさせるようにしたため、打球槌5とプーリーボックス19の衝合を考慮する必要がなくなり、打球槌5の近くにプーリーボックス19を設置することができる。従って、その分ベースプレート4を小さくコンパクトに、ひいては打球発射装置を小さくコンパクトにすることができる。
【0036】
(2) 打球槌5の回転軸10に直結した回動可能な第1バネ受部材(槌側カップ36)と、打球勢調節用の操作ハンドル25に連結され前記回転軸10の回りで回転可能な第2バネ受部材(ハンドル側カップ37)を対向設置し、両第1,第2バネ受部材の間に捩りコイルばね38を組み込むと共にその捩りコイルばね38の両端を夫々第1,第2バネ受部材に係止させ、第1,第2バネ受部材同士を相対的に逆向き回動させて捩りコイルばね38を絞るように変形させ、その変形から復元する捩りコイルばね38の力で打球槌5を高速復動させるようにした弾球遊技機の打球発射装置。
【0037】
この打球発射装置は、従来のものに比べてベースプレート4(打球発射装置)のコンパクト化が可能になる。すなわち、従来の打球発射装置は、細長いコイルスプリングを伸び縮みさせて打球槌5を高速復動させる付勢構造であったため、コイルスプリングを伸び縮みさせるための余分なスペースを必要とした。
【0038】
これに対して前記(2)の打球発射装置は、打球槌5の回転軸10上に付勢装置20の全てが設置できるため、コイルスプリングを伸び縮みさせるための余分なスペースが不要になって、その分ベースプレート4を小さくコンパクトに、ひいては打球発射装置を小さくコンパクトにすることができる。
【0039】
(3) 前記第1バネ受部材に、第2バネ受部材に向けてドラム状の短筒部36aを突設し、その短筒部36aにほぼ横向き凹状に開口する止め溝42,42…を複数本形成し、一方、捩りコイルばね38の端部に係合部38bを屈曲形成し、その係合部38bを止め溝42,42…の何れかに係合させるようにした前記(2)項に記載の弾球遊技機の打球発射装置。
【0040】
この打球発射装置は、槌側カップ36を回転軸10から外さずとも係合部38bを隣の止め溝42へ移動させることができるため、打球勢の基本設定の変更が容易に行える。また、捩りコイルばね38自体の軸線方向の拡張圧力で係合部38bと止め溝42の係合状態が維持されるため、構造が簡単で低コストになる。
【0041】
(4) ベースプレート4の裏面に打球槌5を配置すると共にその打球槌5の揺動領域を跨ぐ位置にモーター台14を設置し、さらにそのモーター台14に前記打球槌駆動用のモーター6を装着し、一方、ベースプレート4の表面に、機前の操作ハンドルに接続するプーリーボックス19と、打球槌5を弾発付勢する付勢装置2と、前記中間伝達手段18とを配置してなる弾球遊技機の打球発射装置。
【0042】
この打球発射装置は、各部品を弾球遊技機の前後方向に重畳配置したため、ベースプレート4の横方向への広がりを抑制して面積を小さくすることができる。近年、弾球遊技機は遊技領域を拡大する方向にあり、それによって遊技板以外の部品の設置スペースが逆に縮小される傾向にあるが、前記のようにベースプレート4の面積を小さくすることでそのような設置スペースの縮小にも十分対応可能となる。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、上記特定構造の原動部材と従動部材とを有するため、従来の引掛杆と従動部材の組み合わせに比べて狂いが生じにくく、発射球供給装置の作動が正確・確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部を断面にして示す打球ユニットの正面図である。
【図2】 図1の作用図である。
【図3】 図1の裏面図である。
【図4】 図1の斜視図である。
【図5】 図4の分解図である。
【図6】 要部の縦断面図である。
【図7】 プーリーボックスを含む要部の縦断面図である。
【図8】 図7のX−X線断面図である。
【図9】 弾球遊技機の正面図である。
【図10】 従来技術を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
2…原動カム(原動部材)
4…ベースプレート(ベース部材)
5…打球槌
10…回転軸(軸部材)
44…従動部材
102…発射レール
103…発射部
105…前枠
109…遊技領域

Claims (2)

  1. 前枠に装着されるベース部材と、
    該ベース部材に軸部材を介して揺動自在に取り付けられ発射レールの発射部にある遊技球を遊技領域に打ち出す打球槌と、
    前記ベース部材が間に位置するように前記軸部材を介して前記打球槌と反対側に揺動自在に取り付けられ且つ前記打球槌と一体に揺動運動をする原動部材と、
    前記ベース部材の前記原動部材と同じ側に取り付けられ、該原動部材の揺動運動を受けて作動し、その動作で、前記発射レールの発射部に遊技球を送り出す発射球供給装置に供給動作を行わせる従動部材と、
    を有する弾球遊技機の打球発射装置。
  2. 請求項1に記載の打球発射装置を装着してなることを特徴とする弾球遊技機。
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