JP3821932B2 - 通信支援装置 - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、電話機と情報処理装置が通信制御装置内に通信路を介して通信網に接続する通信支援装置において、情報処理装置を利用して、通信網から電話機への着呼を制御する通信支援装置に関する。
【0003】
近年、日本においてもコンピュータは家庭に普及しつつあり、更にインターネットやパソコン通信の利用を目的として電話回線を使用するモデムも同じように普及しつつある。即ち、現在では従来の電話機とコンピュータの双方が電話回線を使用している。
【0004】
ところが、コンピュータには電話サービスのアプリケーションが内蔵されているが、電話機との一体感がなく、更に電話機とコンピュータはそれぞれ別々の使われ方をしている。そこで、コンピュータが通信網から電話機への着呼を制御することによって、電話機とコンピュータとの間に一体感を持たせ、更に電話機の利用者に対して高度で便利なサービスを提供可能な通信支援装置が要望されている。
【従来の技術】
【0005】
従来、通信支援装置は、電話機と情報処理装置が通信制御装置内の通信路を介して公衆回線である外部の通信網と接続するように構成され、該情報処理装置に搭載されている電話サービスは、該情報処理装置と該電話機が通信制御装置を介して接続することにより実行されている。尚、ここでいう通信制御装置とは、モデムやターミナルアダプタのことをいう。
【0006】
上記のように構成される従来の通信支援装置において、電話機は、通信制御装置内の通信路を介して公衆回線である外部の通信網と直接接続されている。そのため、従来の通信支援装置は、通信網からの着呼に対して、電話機が直接リンガ信号を受信してリンガ音を発生させている。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の通信支援装置では、着呼の際、電話機に対して直接リンガ信号が通知され、電話機が該リンガ信号を直接処理してリンガ音を発生させるため、着呼に応じてリンガ音を鳴らすかどうかの判断、及び複数パターンのリンガ音を鳴らし分ける処理ができなかった。
【0008】
本発明は、電話機と通信網間の通信制御装置内の通信路を切り離し、更に着呼の際のリンガ信号の処理を通信制御装置及び情報処理装置側で行うことにより、着呼に応じたリンガの鳴らし分け、及び情報通知等の便利なサービスを電話機の利用者に提供可能な通信支援装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、上記課題を解決するため、本発明の通信支援装置は、請求項1に記載のように、公衆回線網である外部の通信網及び電話機(後述する実施例の電話機3、電話機102に相当)が接続された通信制御装置(後述する実施例の通信制御装置1、モデム131に相当)と、該通信制御装置に接続された情報処理装置(後述する実施例の情報処理装置2、コンピュータ108に相当)と、よりなる通信支援装置において、前記通信制御装置は、前記通信網からのリンガ信号を検出するリンガ信号検出手段(後述する実施例のリンガ検出回路11、リンガ検出回路118に相当)と、前記通信網からの発信電話番号を検出する発信電話番号検出手段(後述する実施例のCID検出回路14、CID検出回路119に相当)と、前記通信網と電話機とを接続する通信路と、該通信路を接続するための制御を実行する接続制御手段(後述する実施例の接続切り替え制御回路12、リレー制御回路115に相当)とを有し、前記情報処理装置は、発信電話番号検出手段にて発信電話番号が検出された場合に、当該情報処理装置内に記憶する所定の情報に基づいて前記通信路を接続するかどうかを判定する判定手段(後述する実施例の着呼制御回路21、コンピュータ118、制御ユニット301に相当)を有し、前記接続制御手段は、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出され、且つ該リンガ信号が電話機を呼び出すための信号に先行して送信される、特定の起動信号の場合、前記通信路を接続して該特定の起動信号を電話機に通知することで、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝えることを特徴とする。
【0010】
本発明の通信支援装置は、リンガ信号検出手段にて検出した通信網からのリンガ信号のメークの長さを確認し、該リンガ信号が真のリンガ信号か、または該リンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号かを検出する。また、通信支援装置は、検出されたリンガ信号が真のリンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号の場合、発信電話番号(CID)が通知される回線であると判断できる。尚、ここでいうリンガ信号とは、電話機を呼び出すための信号である真のリンガ信号と、該リンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号との総称のことをいう。
【0011】
さらに、通信制御装置の発信電話番号検出手段にて発信電話番号を検出する。情報処理装置の判定手段は、情報処理装置内に記憶する所定の情報に基づいて該発信電話番号を処理して通信制御装置内の通信路を接続するかどうかを判定する。
【0012】
従って、本発明の通信支援装置は、該起動信号をリンガ信号として電話機に通知することで、真のリンガ信号とは異なるリンガ音を鳴らし、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝えることが可能となり、さらに、情報処理装置内に記憶する所定の情報により着呼に応じてリンガ音を鳴らし分ける処理が可能となる。具体的には、ある特定の電話番号にリンガ音を鳴らさない旨の情報を所定の情報として記憶することにより、例えば、特定の相手にはリンガ音を鳴らさずに留守番電話サービスを実行することができる。
【0013】
また、本発明の通信支援装置は、請求項2に記載のように、請求項1記載の通信支援装置において、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出された場合に、リンガ信号検出時からカウントを開始するリンガ信号検出タイマー(後述する実施例のタイマー130に相当)を有し、前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記判定手段からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする。
【0014】
従って、本発明の通信支援装置は、情報処理装置の判定手段が動作していないときでも、電話機の利用者に着呼があったことをリンガ音により通知可能である。
【0015】
また、本発明の通信支援装置は、請求項3に記載のように、請求項1または2記載の通信支援装置において、前記発信電話番号検出手段にて発信電話番号が検出された場合に、発信電話番号検出時からカウントを開始する発信電話番号検出タイマー(後述する実施例のタイマー130に相当)を有し、前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記判定手段からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする。
【0016】
従って、本発明の通信支援装置は、情報処理装置の判定手段が動作していないときでも、電話機の利用者に着呼があったことをリンガ音により通知可能である。
【0017】
また、本発明の通信支援装置は、請求項4に記載のように、請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の通信支援装置において、前記接続制御手段は、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出され、且つ該リンガ信号が電話機を呼び出すための信号の場合、前記判定手段の判定結果に関係なく前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする。
本発明の通信支援装置は、リンガ信号検出手段にて検出した通信網からのリンガ信号のメークの長さを確認し、該リンガ信号が真のリンガ信号か、または該リンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号かを検出する。
【0018】
従って、本発明の通信支援装置は、検出されたリンガ信号が真のリンガ信号の場合、発信電話番号が通知される回線ではないと判断でき、更に接続制御手段にて自動的に通信制御装置内の通信路を接続することができる。
【0019】
また、本発明の通信支援装置は、請求項5に記載のように、請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の通信支援装置において、電源投入時からカウントを開始する電源投入タイマー(後述する実施例のタイマー130に相当)を有し、前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記判定手段からの所定の応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする。
【0020】
従って、本発明の通信支援装置は、電源投入タイマーで特定の時間をカウントすることにより、情報処理装置の判定手段が起動していないことを予め認識することができ、更に判定手段が起動していないことによる着呼の通知遅れを防止することが可能となる。
【0021】
また、本発明の通信支援装置は、請求項6に記載のように、請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の通信支援装置において、前記通信路が切断され、通信網からの給電が停止した状態のときに電話機に対して給電する給電手段(後述する実施例の給電回路16、給電回路120に相当)を有する構成とする。
【0022】
通常、通信制御装置内の通信路が切断されている場合、通信網からの給電も停止されるが、本発明の通信支援装置は、給電手段にて供給する電源を利用して、電話機への給電を行っている。
【0023】
従って、本発明の通信支援装置は、通信制御装置内の通信路が切断されている場合でも、電話機のオフフック状態を検出可能である。
【0024】
また、本発明の通信制御装置は、請求項7に記載のように、請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の通信支援装置において、電話機のリンガを鳴動させるためのリンガ信号を生成するリンガ信号生成手段(後述する実施例のリンガ発生回路18、リンガ発生回路121に相当)と、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出された場合に、前記情報処理装置内に記憶する所定の情報に基づいてリンガ信号生成手段を動作させるかどうかを判定するリンガ信号生成判定手段(後述する実施例の着呼制御回路21、コンピュータ108、制御ユニット301に相当)とを有し、該リンガ信号生成手段は、該リンガ信号生成判定手段の判定結果に基づいてリンガ信号を生成し、電話機に通知することを特徴とする。
【0025】
従って、本発明の通信支援装置は、リンガ信号生成判定手段の判定結果がリンガ信号生成手段に通知することにより、通信制御装置内の通信路を切断した状態で、電話機のリンガ音を鳴らすことが可能である。
【0026】
また、本発明の通信制御装置は、請求項8に記載のように、請求項7記載の通信支援装置において、前記リンガ信号生成判定手段にて行われる判定処理は、更に複数のリンガ信号の中から特定のリンガ信号を特定することを特徴とする。
【0027】
従って、本発明の通信支援装置は、リンガ信号生成判定手段にて行われる判定処理の結果に対応した複数のリンガ音を鳴らすことが可能である。
【0028】
また、本発明の通信制御装置において使用される通信制御装置は、請求項9に記載のように、公衆回線網である外部の通信網と、電話機と、情報処理装置とが接続され、前記通信網からのリンガ信号を検出するリンガ信号検出手段と、前記通信網からの発信電話番号を検出する発信電話番号検出手段と、前記通信網と電話機とを接続する通信路と、該通信路を接続するための制御を実行するとともに前記発信電話番号検出手段にて発信電話番号が検出された場合に、前記情報処理装置から通知される接続命令により、該通信路を接続するための制御を実行する接続制御手段とを有し、前記接続制御手段は、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出され、且つ該リンガ信号が電話機を呼び出すための信号に先行して送信される、特定の起動信号の場合、前記通信路を接続して該特定の起動信号を電話機に通知することで、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝える構成とする。
【0029】
本発明の通信制御装置は、リンガ信号検出手段にて検出した通信網からのリンガ信号のメークの長さを確認し、該リンガ信号が真のリンガ信号か、または該リンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号かを検出する。また、通信制御装置は、検出されたリンガ信号が真のリンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号の場合、発信電話番号が通知される回線であると判断できる。
【0030】
さらに、発信電話番号検出手段にて発信電話番号を検出し、更に情報処理装置から通知される接続命令により、通信制御装置内の通信路を接続するための制御を実行し、この状態で通信電話番号の後に通知されるリンガ信号を電話機に通知している。
【0031】
従って、本発明の通信支援装置は、該起動信号をリンガ信号として電話機に通知することで、真のリンガ信号とは異なるリンガ音を鳴らし、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝えることが可能となり、さらに、情報処理装置から通知される接続命令に対応してリンガ音を鳴らすが可能となる。
【0032】
また、通信支援装置において使用される本発明の通信制御装置は、請求項10に記載のように、請求項9記載の通信制御装置において、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出された場合に、リンガ信号検出時からカウントを開始するリンガ信号検出タイマー(後述する実施例のタイマー130に相当)を有し、前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする。
【0033】
従って、本発明の通信制御装置は、情報処理装置が動作していないときでも、電話機の利用者に着呼があったことをリンガ音により通知可能である。
【0034】
また、通信支援装置において使用される本発明の通信制御装置は、請求項11に記載のように、請求項9または10記載の通信制御装置において、前記発信電話番号検出手段にて発信電話番号が検出された場合に、発信電話番号検出時からカウントを開始する発信電話番号検出タイマー(後述する実施例のタイマー130に相当)を有し、前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする。
【0035】
従って、本発明の通信制御装置は、情報処理装置が動作していないときでも、電話機の利用者に着呼があったことをリンガ音により通知可能である。
【0036】
また、通信支援装置において使用される本発明の通信制御装置は、請求項12に記載のように、請求項9乃至11のうちいずれか一項記載の通信制御装置において、前記接続制御手段は、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出され、且つ該リンガ信号が電話機を呼び出すための信号の場合、前記情報処理装置から通知される接続命令に関係なく前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする。
【0037】
本発明の通信制御装置は、リンガ信号検出手段にて検出した通信網からのリンガ信号のメークの長さを確認し、該リンガ信号が真のリンガ信号か、または該リンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号かを検出する。
【0038】
従って、本発明の通信制御装置は、検出されたリンガ信号が真のリンガ信号の場合、発信電話番号が通知される回線ではないと判断でき、更に接続制御手段にて自動的に通信制御装置内の通信路を接続することができる。
【0039】
また、通信支援装置において使用される本発明の通信制御装置は、請求項13に記載のように、請求項9乃至12のうちいずれか一項記載の通信制御装置において、電源投入時からカウントを開始する電源投入タイマー(後述する実施例のタイマー130に相当)を有し、前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの所定の応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする。
【0040】
従って、本発明の通信制御装置は、電源投入タイマーで特定の時間をカウントすることにより、情報処理装置が起動していないことを予め認識することができ、更に情報処理装置が起動していないことによる着呼の通知遅れを防止することが可能となる。
【0041】
また、通信支援装置において使用される本発明の通信制御装置は、請求項14に記載のように、請求項9乃至13のうちいずれか一項記載の通信制御装置において、前記通信路が切断され、通信網からの給電が停止した状態のときに電話機に対して給電する給電手段(後述する実施例の給電回路16、給電回路120に相当)を有する構成とする。
【0042】
通常、通信制御装置内の通信網が切断されている場合、通信網からの給電も停止されるが、本発明の通信制御装置は、給電手段にて供給する電源を利用して、電話機への給電を行っている。
【0043】
従って、本発明の通信制御装置は、通信制御装置内の通信網が切断されている場合でも、電話機のオフフック状態を検出可能である。
【0044】
また、通信支援装置において使用される本発明の通信制御装置は、請求項15に記載のように、請求項9乃至14のうちいずれか一項記載の通信制御装置において、電話機のリンガを鳴動させるためのリンガ信号を生成するリンガ信号生成手段(後述する実施例のリンガ発生回路18、リンガ発生回路121に相当)を有し、該リンガ信号生成手段は、該情報処理装置から通知されるリンガ信号生成命令により、複数のリンガ信号の中から特定のリンガ信号を生成し、電話機に通知することを特徴とする。
【0045】
従って、本発明の通信制御装置は、情報処理装置から通知されるリンガ信号生成命令により、通信制御装置内の通信路を切断した状態で、電話機のリンガ音を鳴らすことが可能である。また、本発明の通信制御装置は、情報処理装置から通知されるリンガ信号生成命令に対応した複数のリンガ音を鳴らすことが可能である。
【0053】
【発明の実施の形態】
【0054】
以下、着呼に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供可能な本発明の通信支援装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0055】
図1は、本発明の通信支援装置の原理構成図を示す。
【0056】
本発明の通信支援装置は、電話機3が通信制御装置1内の通信路を介して公衆回線である外部の電話回線4と接続し、更に情報処理装置2にて通信制御装置1及び電話機3を制御可能な原理構成とする。
【0057】
また、本発明の通信支援装置を構成する通信制御装置1は、電話回線4からのリンガ信号を検出するリンガ検出回路11と、後述する接続切り替え回路13を接続及び切断する制御を実行する接続切り替え制御回路12と、接続切り替え制御回路12の制御により電話機3と電話回線4間の通信路を接続及び切断する接続切り替え回路13から構成され、接続切り替え制御回路12の判断、及び情報処理装置2からの接続命令により、接続切り替え回路13を接続及び切断する機能を有する。尚、通信支援装置及び通信制御装置1に対する電源投入時、通信制御装置1内の通信路は、接続切り替え手段13により切断されているものとする。
【0058】
また、本発明の通信支援装置を構成する情報処理装置2は、通信制御装置1に対して該通信路を接続するための接続命令を生成し、該接続命令を通知する着呼制御回路21を有し、通信制御装置1内でリンガ信号が検出された場合に、その着呼に応じてリンガ音を鳴らし分ける制御を実行する。
【0059】
上記のように構成される本発明の通信支援装置の基本的な動作を、以下に簡単に説明する。
【0060】
本発明の通信支援装置において、例えば、着呼の際、通信制御装置1のリンガ検出回路11は、電話回線4からのリンガ信号を検出し、該リンガ信号を情報処理装置2に通知する。
【0061】
該リンガ信号を通知された情報処理装置2の着呼制御回路21は、情報処理装置2内に記憶する所定の情報に基づいて該リンガ信号を処理し、通信制御装置1内の通信路を接続するかどうかを判定する。尚、ここでいう所定の情報とは、例えば、後述する図5の情報例に相当する。
【0062】
通信制御装置1内の通信路を接続する場合、着呼制御回路21は、通信制御回路1に対して接続命令を通知する。
【0063】
該接続命令を通知された通信制御回路1の接続切り替え制御回路12は、該接続命令に基づいて通信路を接続するための制御を実行する。接続切り替え制御回路12の接続制御により接続切り替え回路13が接続されることにより、電話機3は、電話回線4からのリンガ信号を受信しリンガ音を鳴らすことができる。
【0064】
図2は、上記、図1の通信支援装置の原理構成を利用した、着呼に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供可能な通信支援装置の実施例を示す。
【0065】
図2において、本実施例の通信支援装置は、通信制御装置1に対応するモデム131と、情報処理装置2に対応するコンピュータ108と、電話機3に対応する電話機102と、電話回線4に対応する電話網101から構成され、着呼に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供する。尚、電話機102は、既存の音声送受信とダイヤル機能を有する家庭用の電話機とし、電話網101は、公衆回線等の通信網を示す。
【0066】
また、本実施例の通信支援装置を構成するモデム131は、CPU103とROM104とRAM105とPCインタフェース107と2線4線変換回路109と変調復調回路110と2線4線変換回路111と変調復調回路112と直流検出回路113とリレー114とリレー制御回路115とリレー116とリレー制御回路117とリンガ検出回路118とタイマー130から構成され、CPU103とリレー制御回路115の判断、及びコンピュータ108からの接続命令により、リレー114を接続及び切断する機能を有する。尚、通信支援装置及びモデム131に対する電源投入時、モデム131内の電話機102と電話網101を接続するための通信路(以後、モデム131内の電話機102と電話網101を接続するための通信路を、単に通信路という。)は、リレー114により切断されているものとする。
【0067】
上記、モデム131を構成するCPU103は、バス106に接続された各回路からの通知の処理、及びバス106に接続された各回路を制御する処理を実行する機能を有し、図1の接続切り替え制御回路12に対応する、例えば、後述するリレー制御115と共にリレー114を接続及び切断する制御処理を実行する。
【0068】
ROM104とRAM105は、CPU103にて処理するプログラムを格納する機能、及びそのプログラムを実行するための記憶領域を提供する機能を有する。
【0069】
PCインタフェース107は、モデム131のバス106とコンピュータ108を接続する機能を有する。
【0070】
2線4線変換回路109と変調復調回路110は、モデム131をデータモデムとして動作させるための機能を有する。更に2線4線変換回路111と変調復調回路112は、モデム131を音声モデムとして動作させるための機能を有する。
【0071】
直流検出回路113は、電話機102に流れる電流を監視する機能を有し、電流のオンからオフへの変化で電話機102がオフフック状態であることを認識し、その状態をCPU103に通知する機能を有する。
【0072】
リレー114は、CPU103及び後述するリレー制御回路115の制御により、モデム131内の通信路を接続及び切断する機能を有し、図1の接続切り替え回路13に対応する。
【0073】
リレー制御回路115は、リレー114の接続及び切断を制御する機能を有し、図1の接続切り替え制御回路12に対応する。
【0074】
リレー116は、モデム131が音声モデムとして動作するときに、コンピュータ108と電話機102間の音声データを接続する機能を有する。
【0075】
リレー制御回路117は、リレー116の接続及び切断を制御する機能を有する。
【0076】
リンガ検出回路118は、電話網101からのリンガ信号を検出する機能を有し、図1のリンガ検出回路11に対応する。尚、ここでいうリンガ信号とは、電話機を呼び出すための真のリンガ信号(呼出信号)と、該リンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号(以後、情報受信端末起動信号という)との総称のことをいう。これらの信号は、双方ともリンガ検出回路118で検出され、各信号の仕様の違いで見分けることができる。例えば、呼出信号は、16Hz、75Vrmsのリンガ波形を有し、1秒オン、2秒オフの断続信号を示し、情報受信端末起動信号は、16Hz、75Vrmsのリンガ波形を有し、0.5秒オン、0.5秒オフの断続信号を示す。以後、単にリンガ信号という場合は、特に指定のない限り呼出信号及び情報受信端末起動信号の両方、またはどちらか一方を表す。
【0077】
タイマー130は、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合にカウントを開始し、予め設定された特定の時間経過後にその旨をCPU103に通知する機能を有する。
【0078】
また、本実施例の通信支援装置を構成するコンピュータ108は、例えば、図7のように、CPUを含む制御ユニット301とメモリユニット302と表示ユニット303と入力ユニット304とCD−ROMドライブユニット305とディスクユニット306から構成され、更にこれらの各ユニットは、システムバスAを介して接続され、モデム131内でリンガ信号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行する。
【0079】
上記、コンピュータ108を構成する制御ユニット301は、モデム131内でリンガ信号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定するプログラムを実行する。尚、制御ユニット301は図1の着呼制御回路21に対応する。
【0080】
メモリユニット302は、RAM、ROM等のメモリを含み、制御ユニット301が実行すべきプログラム、処理の過程で得られた必要なデータ等を記憶する。
【0081】
表示ユニット303は、CRTやLCD(液晶表示パネル)等で構成され、各種画面を表示する。
【0082】
入力ユニット304は、キーボード、マウス等で構成される。
【0083】
通信ユニット307は、モデムからのイベント通知の受信やモデムへの命令の送信を行う。
【0084】
CD−ROM400には、モデム131内でリンガ信号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定するプログラムが格納されている。
【0085】
CD−ROMドライブユニット305にセットされたCD−ROM400からプログラムがディスクユニット306にインストールされる。そして、コンピュータ108を立ち上げるときにディスクユニット306から読み出されたプログラムがメモリユニット302に格納される。この状態で、制御ユニット301(CPU)は、モデム131内でリンガ信号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行する。
【0086】
尚、CD−ROM400にて、前記処理を記述したプログラムを提供しているが、このプログラムの記憶媒体は、これに限定されることなく、システムを構成するコンピュータに応じて、フロッピーディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等の他の記憶媒体を用いることも可能である。また、このプログラムは、ROM104を記憶媒体とすることも可能である。
【0087】
また、CD−ROM500には、モデム131内でリンガ信号が検出された場合に、CPU103にて実行されるリレー114を接続及び切断する制御処理のプログラムが格納されている。
【0088】
CD−ROMドライブユニット305にセットされたCD−ROM500から、システムバスA、PCインタフェース107、バス106を介してモデム131のROM104及びRAM105にインストールされる。この状態で、モデム131のCPU103は、モデム131内でリンガ信号が検出された場合に、リレー114を接続及び切断する制御処理を実行する。
【0089】
尚、CD−ROM500にて、前記処理を記述したプログラムを提供しているが、このプログラムの記憶媒体は、これに限定されることなく、システムを構成するコンピュータに応じて、フロッピーディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等の他の記憶媒体を用いることも可能である。
【0090】
上記、図2のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131及びコンピュータ108で実行される各処理を図3、図4、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0091】
図3に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記1のプログラムを含む、本実施例のモデム131の基本となる処理を示す。
【0092】
図2のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図3のフローチャートに基づいて説明する。尚、以後の実施例の説明において、リレー114の接続をオン、切断をオフと定義する。
【0093】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S1)。尚、ここでいうイベントとは、リンガ検出回路118によるリンガ信号検出、直流検出回路113によるオフフック検出、コンピュータ108からのコマンド検出等をいう。また、直流検出回路113によるオフフック検出は後述するため図示しない。
【0094】
この状態で、例えば、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合(S2)、CPU103は、その信号がリンガ信号(呼出信号)かどうかを判定、即ち、先に説明した仕様の波形かどうかを判定することにより確認する(S3)。
【0095】
判定の結果、その信号がリンガ信号(呼出信号)以外の場合(S3、NO)、モデム131はイベント待ち状態に戻る(S1)。一方、判定の結果、その信号がリンガ信号(呼出信号)の場合(S3、YES)、CPU103は、そのリンガ信号をコンピュータ108に送信し(S4)、コンピュータ108からの応答を待つ(S1)。
【0096】
ここで、コンピュータ108からのコマンドが検出された場合(S2)、CPU103は、そのコマンドを解析する(S5)。そのコマンドがリレー114をオンに設定する接続命令のとき、CPU103からの命令によりリレー制御回路115は、リレー114をオンにする(S6)。尚、そのコマンドが接続命令以外であれば、CPU103は、該コマンドに対応する処理を実行する。
【0097】
リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からのリンガ信号(呼出信号)により所定のリンガ音を鳴らす。
【0098】
図4に示す本発明のプログラムは、CD−ROM400にて供給されるコンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行するプログラムであり、後述する付記10のプログラムを含む、本実施例のコンピュータ108の基本となる処理を示す。
【0099】
図2のように構成される本実施例の通信支援装置において、コンピュータ108上で動作する本発明のプログラムの処理を図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0100】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、コンピュータ108は、内部のレジスタ及び変数等の初期化を実行し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S11)。尚、ここでいうイベントとは、モデム131から通知されるリンガ信号をいう。
【0101】
この状態で、例えば、モデム131からのリンガ信号が検出された場合(S12)、制御ユニット301は、メモリユニット302に予め記憶されている所定の情報、例えば、図5に示す情報例に基づいて、モデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行する(S13)。
【0102】
尚、図5に示す情報例は、コンピュータ108内蔵時計の読み取り値と判定結果がそれぞれ対応付けられた状態でメモリユニット302に記憶され、例えば、深夜にはリンガ音を鳴らさない等の設定が可能である。
【0103】
ステップ13による確認の結果、着呼が6:00〜24:00の間であれば(S13、接続する)、制御ユニット301は、モデム131に対してリレー114の接続命令を送信する(S14)。一方、着呼が0:00〜6:00の間であれば(S13、接続しない)、制御ユニット301は、コンピュータ108上で動作可能なアプリケーションである留守番電話サービスを起動し、電話網101に対して留守番電話サービスの応答メッセージを送信する(S15)。
【0104】
図6に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記2のプログラムを含む、本実施例のモデム131の処理を示す。
【0105】
図2のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0106】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S21)。尚、ここでいうイベントとは、図3と同様にリンガ検出回路118によるリンガ信号検出、直流検出回路113によるオフフック検出、コンピュータ108からのコマンド検出等をいう。また、直流検出回路113によるオフフック検出は後述するため図示しない。
【0107】
この状態で、例えば、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合(S22)、CPU103は、その信号がリンガ信号(呼出信号)かどうかを判定、即ち、先に説明した仕様の波形かどうかを判定することにより確認する(S23)。
【0108】
判定の結果、その信号がリンガ信号(呼出信号)以外の場合(S23、NO)、モデム131はイベント待ち状態に戻る(S21)。一方、判定の結果、その信号がリンガ信号(呼出信号)の場合(S23、NO)、CPU103は、そのリンガ信号をコンピュータ108に送信し(S4)、更に3秒に設定されたタイマー130をスタートして(S25)、コンピュータ108からの応答を待つ(S21)。尚、タイマー130の設定時間は、3秒に限らず任意に設定可能である。
【0109】
ここで、タイマー130のスタートから3秒以内にコンピュータ108からのコマンドが検出された場合(S22)、CPU103は、先にスタートしたタイマー130を停止させ(S26)、そのコマンドを解析する(S27)。そのコマンドがリレー114をオンに設定する接続命令のとき、CPU103からの命令によりリレー制御回路115は、リレー114をオンにする(S28)。尚、そのコマンドが接続命令以外であれば、CPU103は、該コマンドに対応する処理を実行する。また、タイマー130のスタートから3秒以内にコンピュータ108からのコマンドが検出されなかった場合(S22)、即ち、タイマー130から3秒経過した旨の通知があった場合、CPU103は、コンピュータ108上のアプリケーションが動作していないと判断し、強制的にリレー114をオンにする(S28)。
【0110】
コンピュータ108からの接続命令、またはCPU103の判断によりリレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からのリンガ信号(呼出信号)により所定のリンガ音を鳴らす。
【0111】
従って、図3、図4、図6に示す本発明のプログラムの処理により、図2の通信支援装置は、着呼に応じたリンガ音を鳴らし分ける処理が可能となる。具体的には、ある特定の時間にリンガ音を鳴らさない旨の情報を所定の情報として記憶することにより、例えば、深夜にはリンガ音を鳴らさずに留守番電話サービスを実行することができる。
【0112】
図8は、図1の原理構成に、発信者の発信電話番号を検出する機能を付加した本発明の通信支援装置の原理構成図を示す。
【0113】
本発明の通信支援装置は、電話機3が通信制御装置1内の通信路を介して公衆回線である外部の電話回線4と接続し、更に情報処理装置2にて通信制御装置1及び電話機3を制御可能な原理構成とし、通信制御装置1に発信者の発信電話番号を検出する機能を付加した以外は、図1の原理構成と同様である。
【0114】
また、本発明の通信支援装置を構成する通信制御装置1は、リンガ検出回路11と接続切り替え制御回路12と接続切り替え回路13と、発信者の発信電話番号を検出するCID検出回路14から構成され、接続切り替え制御回路12の判断、及び情報処理装置2からの接続命令により、接続切り替え回路13を接続及び切断する機能を有する。尚、図8の通信制御装置1を構成する各回路において、図1で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。また、電源投入時の接続切り替え手段13の状態も図1と同様とする。
【0115】
また、本発明の通信支援装置を構成する情報処理装置2は、図1で説明した機能及び構成と同一のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0116】
上記のように構成される図8に示す本発明の通信支援装置の基本的な動作を、以下に簡単に説明する。
【0117】
本発明の通信支援装置において、例えば、着呼の際、通信制御装置1のCID検出回路14は、電話回線4からの発信電話番号を検出し、該発信電話番号を情報処理装置2に通知する。
【0118】
該発信電話番号を通知された情報処理装置2の着呼制御回路21は、情報処理装置2内に記憶する所定の情報に基づいて該発信電話番号を処理し、通信制御装置1内の通信路を接続するかどうかを判定する。尚、ここでいう所定の情報とは、例えば、後述する図12の情報例に相当する。
【0119】
通信制御装置1内の通信路を接続する場合、着呼制御回路21は、通信制御回路1に対して接続命令を通知する。
【0120】
該接続命令を通知された通信制御回路1の接続切り替え制御回路12は、該接続命令に基づいて通信路を接続するための制御を実行する。接続切り替え制御回路12の接続制御により接続切り替え回路13が接続されることにより、電話機3は、発信電話番号の後から送信されるリンガ信号を受信し、リンガ音を鳴らすことができる。
【0121】
図9は、上記、図8の通信支援装置の原理構成を利用した、着呼(発信電話番号)に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供可能な通信支援装置の実施例を示す。
【0122】
図9において、本実施例の通信支援装置は、図2の実施例と同様に、通信制御装置1に対応するモデム131と、情報処理装置2に対応するコンピュータ108と、電話機3に対応する電話機102と、電話回線4に対応する電話網101から構成され、着呼に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供する。尚、モデム131に発信者の発信電話番号を検出する機能を付加した以外は、図2の実施例と同様である。従って、図9の通信支援装置は、図3、図4、図6に示すプログラムも処理可能である。
【0123】
また、本実施例の通信支援装置を構成するモデム131は、図2と同様のCPU103とROM104とRAM105とPCインタフェース107と2線4線変換回路109と変調復調回路110と2線4線変換回路111と変調復調回路112と直流検出回路113とリレー114とリレー制御回路115とリレー116とリレー制御回路117とリンガ検出回路118とタイマー130と、図2で説明した各回路以外のCID検出回路119から構成され、CPU103とリレー制御回路115の判断、及びコンピュータ108からの接続命令により、リレー114を接続及び切断する機能を有する。尚、図9のモデム131を構成する各回路において、図2で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。
【0124】
上記、モデム131を構成するCPU103は、バス106に接続された各回路からの通知の処理、及びバス106に接続された各回路を制御する処理を実行する機能を有し、図8の接続切り替え制御回路12に対応する、例えば、後述するリレー制御115と共にリレー114を接続及び切断する制御処理を実行する。
【0125】
リレー114は、CPU103及び後述するリレー制御回路115の制御により、モデム131内の通信路を接続及び切断する機能を有し、図8の接続切り替え回路13に対応する。
【0126】
リレー制御回路115は、リレー114の接続及び切断を制御する機能を有し、図8の接続切り替え制御回路12に対応する。
【0127】
リンガ検出回路118は、電話網101からのリンガ信号を検出する機能を有し、図8のリンガ検出回路11に対応する。尚、ここでいうリンガ信号も、図2で説明した定義、及び信号の仕様と同様とする。
【0128】
CID検出回路119は、前記リンガ信号に先行して送信される可能性のある発信電話番号を検出する機能を有する。
【0129】
タイマー130は、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合、またはCID検出回路119にて発信電話番号が検出された場合にカウントを開始し、予め設定された特定の時間経過後にその旨をCPU103に通知する機能を有する。
【0130】
また、本実施例の通信支援装置を構成するコンピュータ108は、図2の実施例と同様に、図7のように、CPUを含む制御ユニット301とメモリユニット302と表示ユニット303と入力ユニット304とCD−ROMドライブユニット305とディスクユニット306から構成され、更にこれらの各ユニットは、システムバスAを介して接続され、モデム131内でリンガ信号が検出された場合、またはCID検出回路119で発信電話番号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行する。尚、図9のコンピュータ108を構成する各回路において、図2で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。
【0131】
上記、コンピュータ108を構成する制御ユニット301は、モデム131内でリンガ信号が検出された場合、またはCID検出回路119で発信電話番号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定するプログラムを実行する。尚、制御ユニット301は図8の着呼制御回路21に対応する。
【0132】
CD−ROM400には、モデム131内でリンガ信号が検出された場合、またはCID検出回路119で発信電話番号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定するプログラムが格納されている。
【0133】
CD−ROMドライブユニット305にセットされたCD−ROM400からプログラムがディスクユニット306にインストールされる。そして、コンピュータ108を立ち上げるときにディスクユニット306から読み出されたプログラムがメモリユニット302に格納される。この状態で、制御ユニット301(CPU)は、モデム131内でリンガ信号が検出された場合、またはCID検出回路119で発信電話番号が検出された場合に、前記処理を実行する。
【0134】
尚、CD−ROM400にて、前記処理を記述したプログラムを提供しているが、このプログラムの記憶媒体は、これに限定されることなく、システムを構成するコンピュータに応じて、フロッピーディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等の他の記憶媒体を用いることも可能である。また、このプログラムは、ROM104を記憶媒体とすることも可能である。
【0135】
また、CD−ROM500には、モデム131内でリンガ信号が検出された場合、またはCID検出回路119で発信電話番号が検出された場合に、CPU103にて実行されるリレー114を接続及び切断する制御処理のプログラムが格納されている。
【0136】
CD−ROMドライブユニット305にセットされたCD−ROM500から、システムバスA、PCインタフェース107、バス106を介してモデム131のROM104及びRAM105にインストールされる。この状態で、モデム131のCPU103は、前記制御処理を実行する。
【0137】
尚、CD−ROM500にて、前記制御処理を記述したプログラムを提供しているが、このプログラムの記憶媒体は、これに限定されることなく、システムを構成するコンピュータに応じて、フロッピーディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等の他の記憶媒体を用いることも可能である。
【0138】
上記、図9のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131及びコンピュータ108で実行される各処理を図10、図11、図13、図14、図15、図16、図17のフローチャートに基づいて説明する。
【0139】
図10に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記3のプログラムを含む、本実施例のモデム131の基本となる処理を示す。
【0140】
図9のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図10のフローチャートに基づいて説明する。
【0141】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S31)。尚、ここでいうイベントとは、リンガ検出回路118によるリンガ信号検出、CID検出回路119による発信電話番号検出、直流検出回路113によるオフフック検出、コンピュータ108からのコマンド検出等をいう。また、直流検出回路113によるオフフック検出は後述するため図示しない。
【0142】
この状態で、例えば、CID検出回路119にて発信電話番号が検出された場合(S32)、CPU103は、その発信電話番号をコンピュータ108に送信し(S33)、コンピュータ108からの応答を待つ(S31)。
【0143】
ここで、コンピュータ108からのコマンドが検出された場合(S32)、CPU103は、そのコマンドを解析する(S34)。そのコマンドがリレー114をオンに設定する接続命令のとき、CPU103からの命令によりリレー制御回路115は、リレー114をオンにする(S35)。尚、そのコマンドが接続命令以外であれば、CPU103は、該コマンドに対応する処理を実行する。
【0144】
リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からのリンガ信号(呼出信号)により所定のリンガ音を鳴らす。
【0145】
一方、ステップ32のイベント解析において、例えば、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合(S32)、即ち、発信電話番号通知サービスを利用していない場合、CPU103は、図3で説明した処理を実行する(S36)。
【0146】
図11に示す本発明のプログラムは、CD−ROM400にて供給されるコンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行するプログラムであり、後述する付記11のプログラムを含む、本実施例のコンピュータ108の基本となる処理を示す。
【0147】
図9のように構成される本実施例の通信支援装置において、コンピュータ108上で動作する本発明のプログラムの処理を図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0148】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、コンピュータ108は、内部のレジスタ及び変数等の初期化を実行し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S41)。尚、ここでいうイベントとは、モデム131から通知されるリンガ信号、及び発信電話番号をいう。
【0149】
この状態で、例えば、モデム131からの発信電話番号が検出された場合(S42)、制御ユニット301は、メモリユニット302に予め記憶されている所定の情報、例えば、図12に示す情報例に基づいて、モデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行する(S43)。
【0150】
尚、図12に示す情報例は、電話番号とその電話番号に対応する氏名と、判定結果がそれぞれ対応付けられた状態でメモリユニット302に記憶され、例えば、特定の電話番号の相手からの着呼に対しては、リンガ音を鳴らさずに留守番電話サービスの応答メッセージを流す等の設定が可能である。
【0151】
ステップ43による確認の結果、着呼において通知された発信電話番号が、例えば、’044−AAA−BBBB’であれば(S43、接続する)、制御ユニット301は、モデム131に対してリレー114の接続命令を送信する(S44)。一方、着呼において通知された発信電話番号が、例えば、’078−CCC−DDDD’であれば(S13、接続しない)、制御ユニット301は、コンピュータ108上で動作可能なアプリケーションである留守番電話サービスを起動し、電話網101に対して留守番電話サービスの応答メッセージを送信する(S45)。
【0152】
また、ステップ42のイベント解析において、例えば、モデム131からのリンガ信号が検出された場合(S42)、制御ユニット301は、図4で説明した処理を実行する(S46)。
【0153】
図13に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記4のプログラムを含む、本実施例のモデム131の処理を示す。
【0154】
図9のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図13のフローチャートに基づいて説明する。
【0155】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S51)。尚、ここでいうイベントとは、図10と同様にリンガ検出回路118によるリンガ信号検出、CID検出回路119による発信電話番号検出、直流検出回路113によるオフフック検出、コンピュータ108からのコマンド検出等をいう。また、直流検出回路113によるオフフック検出は後述するため図示しない。
【0156】
この状態で、例えば、CID検出回路119にて発信電話番号が検出された場合(S52)、CPU103は、その発信電話番号をコンピュータ108に送信し(S53)、更に3秒に設定されたタイマー130をスタートして(S54)、コンピュータ108からの応答を待つ(S51)。尚、タイマー130の設定時間は、3秒に限らず任意に設定可能である。
【0157】
ここで、タイマー130のスタートから3秒以内にコンピュータ108からのコマンドが検出された場合(S52)、CPU103は、先にスタートしたタイマー130を停止させ(S55)、そのコマンドを解析する(S56)。そのコマンドがリレー114をオンに設定する接続命令のとき、CPU103からの命令によりリレー制御回路115は、リレー114をオンにする(S57)。尚、そのコマンドが接続命令以外であれば、CPU103は、該コマンドに対応する処理を実行する。また、タイマー130のスタートから3秒以内にコンピュータ108からのコマンドが検出されなかった場合(S52)、即ち、タイマー130から3秒経過した旨の通知があった場合、CPU103は、コンピュータ108上のアプリケーションが動作していないと判断し、強制的にリレー114をオンにする(S57)。
【0158】
コンピュータ108からの接続命令によりリレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からのリンガ信号(呼出信号)により所定のリンガ音を鳴らす。
【0159】
また、ステップ52のイベント解析において、例えば、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合(S52)、CPU103は、図6で説明した処理を実行する(S58)。
【0160】
従って、図10、図11、図13に示す本発明のプログラムの処理により、図2の通信支援装置は、着呼に応じたリンガ音を鳴らし分ける処理が可能となる。具体的には、ある特定の電話番号にリンガ音を鳴らさない旨の情報を所定の情報として記憶することにより、例えば、特定の相手にはリンガ音を鳴らさずに留守番電話サービスを実行することができる。
【0161】
図14に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記5のプログラムを含む、本実施例のモデム131の処理を示す。
【0162】
図9のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図14のフローチャートに基づいて説明する。
【0163】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S61)。尚、ここでいうイベントとは、リンガ検出回路118によるリンガ信号検出、CID検出回路119による発信電話番号検出、直流検出回路113によるオフフック検出、コンピュータ108からのコマンド検出等をいう。また、直流検出回路113によるオフフック検出は後述するため図示しない。
【0164】
また、CPU103は、内部に状態変数’CID_S’を用意しておき、この状態変数を確認することにより、検出したリンガ信号の種類、即ち、先に説明した呼出信号か、または情報受信端末起動信号かどうかを判定可能である。尚、状態変数’CID_S’は、定常状態の場合、’0’が設定され、情報受信端末起動信号が検出された場合、’1’が設定される。
【0165】
そこで、CPU103は、ステップ61による初期化と同時に、’CID_S’を’0’に設定する(S62)。
【0166】
この状態で、例えば、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合(S63)、CPU103は、その信号がリンガ信号(呼出信号)かどうかを判定、即ち、先に説明した呼出信号か、または情報受信端末起動信号かどうかを判定する(S64)。尚、判定基準は、先に説明した信号の仕様の違いによる。
【0167】
判定の結果、その信号がリンガ信号(呼出信号)の場合(S64、YES)、CPU103は、そのリンガ信号(呼出信号)をコンピュータ108に送信し(S65)、状態変数’CID_S’を確認する(S66)。状態変数’CID_S’が’0’であれば(S66、YES)、CPU103は、発信電話番号通知サービス対応の回線ではないと判断し、コンピュータ108からの接続命令を待たずにリレー114をオンにする(S67)。
【0168】
リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からのリンガ信号(呼出信号)により所定のリンガ音を鳴らす。
【0169】
一方、ステップ64による判定の結果、検出された信号がリンガ信号(呼出信号)以外(S64、NO)、且つ情報受信端末起動信号以外(S68、NO)の場合、CPU103は、イベント待ち状態になる(S62)。また、検出された信号が情報受信端末起動信号の場合(S68、YES)、CPU103は、状態変数’CID_S’を’1’に設定し(S69)、次に検出されるリンガ信号(呼出信号)を待つ(S62)。
【0170】
この状態で、リンガ検出回路118にてリンガ信号(呼出信号)が検出された場合(S63)(S64、YES)、CPU103は、そのリンガ信号(呼出信号)をコンピュータ108に送信し(S65)、状態変数’CID_S’を確認する(S66)。状態変数’CID_S’は、先に’1’設定されているため(S66、NO)、CPU103は、発信電話番号通知サービス対応の回線であり、且つ情報受信端末起動信号を受信後に送信された呼出信号であると判断し、状態変数’CID_S’を’0’に設定して(S70)コンピュータ108からの応答を待つ(S62)。
【0171】
ここで、コンピュータ108からのコマンドが検出された場合(S63)、CPU103は、そのコマンドを解析し(S71)、リレー114をオンに設定する接続命令のとき、リレー114をオンにする(S67)。尚、そのコマンドが接続命令以外であれば、CPU103は、該コマンドに対応する処理を実行する。
【0172】
リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からのリンガ信号(呼出信号)により所定のリンガ音を鳴らす。
【0173】
従って、図14に示す本発明のプログラムの処理により、図9の通信支援装置は、発信電話番号サービス対応の回線かどうかをモデム131側で認識可能となり、発信電話番号サービス対応の回線以外の場合、コンピュータ108からの接続命令を待たずに、モデム131の判断で強制的に通信路を接続できる。
【0174】
図15に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記6のプログラムを含む、本実施例のモデム131の処理を示す。
【0175】
図9のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図15のフローチャートに基づいて説明する。
【0176】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S81)。尚、ここでいうイベントとは、リンガ検出回路118によるリンガ信号検出、CID検出回路119による発信電話番号検出、直流検出回路113によるオフフック検出、コンピュータ108からのコマンド検出、タイマー130からの設定時間経過の通知等をいう。また、直流検出回路113によるオフフック検出は後述するため図示しない。
【0177】
また、CPU103は、初期化と共に、CID検出回路119にて発信電話番号が検出できないように制御しておく(S82)。具体的には、発信電話番号通知サービスにおいて、情報受信端末起動信号を受信しても、例えば、2秒間は応答信号を出さないように制御する。
【0178】
更に、CPU103は、ステップ81による初期化と共に、状態変数’CID_S’を’0’に設定する(S83)。尚、状態変数の仕様は、図14と同様である。
【0179】
この状態で、例えば、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合(S84)、CPU103は、その信号がリンガ信号(呼出信号)かどうかを判定、即ち、先に説明した呼出信号か、または情報受信端末起動信号かどうかを判定する(S85)。尚、判定基準は、先に説明した信号の仕様の違いによる。
【0180】
判定の結果、その信号がリンガ信号(呼出信号)の場合(S85、YES)、CPU103は、図14で説明した処理を実行する(S92)。
【0181】
一方、ステップ85による判定の結果、検出された信号がリンガ信号(呼出信号)以外(S85、NO)、且つ情報受信端末起動信号以外(S86、NO)の場合、CPU103は、イベント待ち状態になる(S83)。また、検出された信号が情報受信端末起動信号の場合(S85、NO)(S86、YES)、CPU103は、状態変数’CID_S’を’1’に設定し(S87)、2秒間に設定したタイマー130をスタートさせ(S88)、更に強制的にリレー114をオンにする(S89)。
【0182】
リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からの情報受信端末起動信号により所定のリンガ音を鳴らす。その後、CPU103は、タイマー130からの2秒間経過の通知を受信し、リレー114をオフにする(S90)。即ち、ステップ89及びステップ90の処理により、電話機102の利用者は、0.5秒間隔で鳴動を繰り返す通常のリンガ音とは異なるリンガ音を2秒間聞くことになる。
【0183】
従って、図15に示す本発明のプログラムの処理により、図9の通信支援装置は、情報受信端末起動信号をリンガ信号として電話機102に通知することで、リンガ信号(呼出信号)とは異なるリンガ音を鳴らし、電話機102の利用者に対して発信電話番号を通知する着信であることを事前に伝えることが可能となる。尚、タイマー130からの2秒間経過の通知後、CPU103は、先に発信電話番号を検出できないように制御したCID検出回路119を、元の状態に戻しておく(S91)。
【0184】
図16に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記7のプログラムを含む、本実施例のモデム131の処理を示す。
【0185】
図9のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図16のフローチャートに基づいて説明する。
【0186】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S101)。尚、ここでいうイベントとは、コンピュータ108からのコマンド検出、タイマー130からの設定時間経過の通知等をいう。
【0187】
また、CPU103は、ステップ101の初期化と共にコンピュータ108に対して起動通知を送信し(S102)、同時に、例えば、3秒間に設定したタイマー130をスタートさせる(S103)。尚、タイマー130の設定時間は、3秒に限らず任意に設定可能である。
【0188】
この状態で、例えば、タイマー130のスタートから3秒以内にコンピュータ108からのコマンドが検出された場合(S104)、CPU103は、先にスタートしたタイマー130を停止させ(S105)、そのコマンドを解析する(S106)。そのコマンドが先に送信した起動通知に対する応答通知であれば、CPU103は、リレー114をオフのままにしておく。
【0189】
また、タイマー130のスタートから3秒以内にコンピュータ108からのコマンドが検出されなかった場合(S104)、即ち、タイマー130から3秒経過した旨の通知があった場合、CPU103は、コンピュータ108上のアプリケーションが動作していないと判断し、強制的にリレー114をオンにする(S107)。
【0190】
コンピュータ108からの接続命令によりリレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、コンピュータ108に制御されない通常の待ち受け状態になる。
【0191】
従って、図16に示す本発明のプログラムの処理により、図9の通信支援装置は、タイマー131で特定の時間をカウントすることにより、コンピュータ108が起動していないことを予め認識することができ、更にコンピュータ108が起動していないことによる着呼の通知遅れを防止することが可能となる。尚、図16のプログラムは、図2の通信支援装置でも実行可能である。
【0192】
図17に示す本発明のプログラムは、CD−ROM400にて供給されるコンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行するプログラムであり、後述する付記12のプログラムを含む、本実施例のコンピュータ108の処理を示す。
【0193】
図9のように構成される本実施例の通信支援装置において、コンピュータ108上で動作する本発明のプログラムの処理を図17のフローチャートに基づいて説明する。
【0194】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、コンピュータ108は、内部のレジスタ及び変数等の初期化を実行し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S111)。尚、ここでいうイベントとは、モデム131から通知される起動通知をいう。
【0195】
この状態で、例えば、モデム131からの起動通知が検出された場合(S112)、制御ユニット301は、起動通知に対する応答として、モデム131に対して所定の応答通知を送信する(S113)。
【0196】
従って、図17に示す本発明のプログラムの処理により、図9の通信支援装置は、電源投入時に通知されるモデム131からの起動通知に対する応答として、所定の応答通知を送信することができ、それに伴って、コンピュータ108が起動していないことによる着呼の通知遅れを防止することが可能となる。
【0197】
図18は、図8の原理構成に、電話回線4からの給電が停止した状態のときでも電話機102を給電する機能を付加した本発明の通信支援装置の原理構成図を示す。
【0198】
本発明の通信支援装置は、電話機3が通信制御装置1内の通信路を介して公衆回線である外部の電話回線4と接続し、更に情報処理装置2にて通信制御装置1及び電話機3を制御可能な原理構成とし、通信制御装置1に、電話回線4からの給電が停止した状態のときでも電話機102を給電する機能を付加した以外は、図8の原理構成と同様である。
【0199】
また、本発明の通信支援装置を構成する通信制御装置1は、着呼検出回路15と接続切り替え制御回路12と接続切り替え回路13と、電話機3のオフフック状態を検出するオフフック検出回路17と、電話回線4からの給電が停止した状態のときでも電話機102を給電する給電回路16から構成され、基本的な機能は、図8において説明した通信制御装置1の機能と同様である。尚、着呼検出回路15は、図8において説明したリンガ検出回路11とCID検出回路14の機能を有する。また、図18の通信制御装置1を構成する各回路において、図1または図8で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。また、電源投入時の接続切り替え手段13の状態も図1及び図8と同様とする。
【0200】
また、本発明の通信支援装置を構成する情報処理装置2は、図1及び図8で説明した機能及び構成と同一のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0201】
上記のように構成される図18に示す本発明の通信支援装置は、図1及び図8で説明した基本的な動作に加えて、更に電話回線4からの給電が停止した状態のときでも電話機102に対して給電している。
【0202】
具体的には、通常の待ち受け時、即ち、通信制御装置1内の通信路が切断されているとき、電話回線4から電話機3に対する給電が停止されるため、通信路が切断されている間だけ通信制御装置1の給電回路16を利用して電話機3に対して給電している。
【0203】
この状態でオフフック検出回路17が電話機3のオフフック状態を検出すると、通信制御装置1は、接続切り替え回路13にて通信路を接続して電話機3からの発呼が可能となる。尚、情報処理装置2が立ち上がっていない場合等、通信路が予め接続されているときには、給電回路16は、電話機3から切り離され、電話機3は電話回線4から給電される。
【0204】
図19は、上記、図18の通信支援装置の原理構成を利用した、着呼(発信電話番号)に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供可能な通信支援装置の実施例を示す。
【0205】
図19において、本実施例の通信支援装置は、図2及び図9の実施例と同様に、通信制御装置1に対応するモデム131と、情報処理装置2に対応するコンピュータ108と、電話機3に対応する電話機102と、電話回線4に対応する電話網101から構成され、着呼に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供する。尚、電話回線4からの給電が停止した状態のときに電話機102を給電する機能を付加した以外は、図2及び図9の実施例と同様である。従って、図18の通信支援装置は、図3、図4、図6、図10、図11、及び図13から図17に示すプログラムも処理可能である。
【0206】
また、本実施例の通信支援装置を構成するモデム131は、図9と同様のCPU103とROM104とRAM105とPCインタフェース107と2線4線変換回路109と変調復調回路110と2線4線変換回路111と変調復調回路112と直流検出回路113とリレー114とリレー制御回路115とリレー116とリレー制御回路117とリンガ検出回路118とタイマー130とCID検出回路119と、図2で説明した各回路以外の給電回路120から構成され、CPU103とリレー制御回路115の判断、及びコンピュータ108からの接続命令により、リレー114を接続及び切断する機能を有する。尚、図19のモデム131を構成する各回路において、図2または図9で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。
【0207】
上記、モデム131を構成するCPU103は、バス106に接続された各回路からの通知の処理、及びバス106に接続された各回路を制御する処理を実行する機能を有し、図18の接続切り替え制御回路12に対応する、例えば、後述するリレー制御115と共にリレー114を接続及び切断する制御処理を実行する。
【0208】
リレー114は、CPU103及び後述するリレー制御回路115の制御により、モデム131内の通信路を接続及び切断する機能を有し、図18の接続切り替え回路13に対応する。
【0209】
リレー制御回路115は、リレー114の接続及び切断を制御する機能を有し、図18の接続切り替え制御回路12に対応する。
【0210】
リンガ検出回路118は、電話網101からのリンガ信号を検出する機能を有し、図18の着呼検出回路15の一部に対応する。尚、ここでいうリンガ信号も、図2で説明した定義、及び信号の仕様と同様とする。
【0211】
CID検出回路119は、前記リンガ信号に先行して送信される可能性のある発信電話番号を検出する機能を有し、図18の着呼検出回路15の一部に対応する。
【0212】
給電回路120は、通常の待ち受け時、即ち、通信制御装置1内の通信路が切断されているとき、電話機3に対して給電する機能を有し、図18の給電回路16に対応する。
【0213】
また、本実施例の通信支援装置を構成するコンピュータ108は、図2及び図9の実施例と同様に、図7のように、CPUを含む制御ユニット301とメモリユニット302と表示ユニット303と入力ユニット304とCD−ROMドライブユニット305とディスクユニット306から構成され、更にこれらの各ユニットは、システムバスAを介して接続され、モデム131内でリンガ信号が検出された場合、またはCID検出回路119で発信電話番号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行する。尚、図19のコンピュータ108を構成する各回路において、図2または図9で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。
【0214】
上記、コンピュータ108を構成する制御ユニット301は、図2または図9と同様のプログラムを実行し、更に電話回線4からの給電が停止した状態のときに電話機102を給電する処理のプログラムを実行する。尚、制御ユニット301は図18の着呼制御回路21に対応する。
【0215】
CD−ROM400には、図2または図9と同様のプログラムが格納されている。
【0216】
CD−ROM500には、図2または図9と同様のプログラムの他に、電話回線4からの給電が停止した状態のときに電話機102を給電する処理のプログラムが格納されている。
【0217】
尚、CD−ROM400及びCD−ROM500にて、前記プログラムを提供しているが、このプログラムの記憶媒体は、これに限定されることなく、システムを構成するコンピュータに応じて、フロッピーディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等の他の記憶媒体を用いることも可能である。
【0218】
上記、図19のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図20のフローチャートに基づいて説明する。尚、図20に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記8のプログラムを含む、本実施例のモデム131の基本となる処理を示す。
【0219】
図19のように構成される本実施例の通信支援装置において、給電回路120では、電話網101から電話機102に供給する直流電圧と同様の電圧を生成している。尚、電話網101からの直流電圧は、公衆回線では−48V、構内交換機では−24Vが一般的である。
【0220】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S1)。尚、ここでいうイベントとは、リンガ検出回路118によるリンガ信号検出、直流検出回路113によるオフフック検出、コンピュータ108からのコマンド検出等をいう。
【0221】
この状態で、例えば、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合(S2)、CPU103は、先に説明したステップ2からステップ6までの処理を実行し、リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からのリンガ信号(呼出信号)により所定のリンガ音を鳴らす。
【0222】
一方、直流検出回路113にて電話機102のオフフック状態が検出された場合、CPU103は、強制的にリレー114をオンに設定する。尚、直流検出回路113による電話機102のオフフック状態の検出は、電話機102が利用者によりオフフックされた場合に生成される、電話網102との直流ループの電流を測定することにより行われる。
【0223】
このように、リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は発呼が可能となる。
【0224】
従って、図20に示す本発明のプログラムの処理により、図19の通信支援装置は、通信制御装置内の通信網が切断されている場合でも電話機のオフフック状態を検出可能である。
【0225】
図21は、図1、図8、または図18の原理構成に、リンガ信号を生成する機能を付加した本発明の通信支援装置の原理構成図を示す。
【0226】
本発明の通信支援装置は、電話機3が通信制御装置1内の通信路を介して公衆回線である外部の電話回線4と接続し、更に情報処理装置2にて通信制御装置1及び電話機3を制御可能な原理構成とし、情報処理装置2及び通信制御装置1においてリンガ信号を生成する機能を付加した以外は、図1、図8、または図18の原理構成と同様である。
【0227】
また、本発明の通信支援装置を構成する通信制御装置1は、着呼検出回路15と接続切り替え制御回路12と接続切り替え回路13と、リンガ信号を生成するリンガ発生回路18から構成され、接続切り替え制御回路12の判断、及び情報処理装置2からの接続命令により接続切り替え回路13を接続及び切断する機能の他に、情報処理装置2からのリンガ信号生成命令によりリンガ信号を生成する機能を有する。尚、図21の通信制御装置1を構成する各回路において、図1、図8、または図18で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。また、電源投入時の接続切り替え手段13の状態も図1と同様とする。
【0228】
また、本発明の通信支援装置を構成する情報処理装置2は、着呼制御回路21を有し、図1で説明した機能の他に、モデム131に通知するリンガ信号生成命令を生成する機能を有する。
【0229】
上記のように構成される図21に示す本発明の通信支援装置の基本的な動作を、以下に簡単に説明する。
【0230】
本発明の通信支援装置において、例えば、着呼の際、通信制御装置1の着呼検出回路15は、電話回線4からの発信電話番号を検出すると、該発信電話番号を情報処理装置2に通知する。尚、着呼検出回路15はリンガ信号を検出した場合でも同様の処理を実行する。
【0231】
該発信電話番号を通知された情報処理装置2の着呼制御回路21は、情報処理装置2内に記憶する所定の情報に基づいて該発信電話番号を処理し、通信制御装置1内の通信路を接続するか、またはリンガ発生回路18にてリンガ信号を生成するかを判定する。尚、ここでいう所定の情報とは、例えば、後述する図25の情報例に相当する。
【0232】
リンガ発生回路18にてリンガ信号を生成する場合、着呼制御回路21は、通信制御回路1に対してリンガ信号生成命令を通知する。
【0233】
該リンガ信号生成命令を通知された通信制御回路1のリンガ発生回路18は、該リンガ信号生成命令に基づいてリンガ信号を生成し、電話機3に対してそのリンガ信号を送信する。電話機3は、リンガ発生回路18から送信されるリンガ信号によりリンガ音を鳴らす。
【0234】
図22は、上記、図21の通信支援装置の原理構成を利用した、着呼(発信電話番号)に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供可能な通信支援装置の実施例を示す。
【0235】
図22において、本実施例の通信支援装置は、図2、図9、または図19の実施例と同様に、通信制御装置1に対応するモデム131と、情報処理装置2に対応するコンピュータ108と、電話機3に対応する電話機102と、電話回線4に対応する電話網101から構成され、着呼に応じて電話機のリンガ音を鳴らし分けるサービスを提供する。尚、コンピュータ108及びモデム131にリンガ信号を生成する機能を付加した以外は、図2、図9、または図19の実施例と同様である。従って、図22の通信支援装置は、図3、図4、図6、図10、図11、図13から図17、及び図20に示すプログラムも処理可能である。
【0236】
また、本実施例の通信支援装置を構成するモデム131は、図19と同様のCPU103とROM104とRAM105とPCインタフェース107と2線4線変換回路109と変調復調回路110と2線4線変換回路111と変調復調回路112と直流検出回路113とリレー114とリレー制御回路115とリレー116とリレー制御回路117とリンガ検出回路118とCID検出回路119と給電回路120とタイマー130と、図19で説明した各回路以外のリンガ発生回路121とリレー122とリレー制御回路123から構成され、CPU103とリレー制御回路115の判断、及びコンピュータ108からの接続命令によりリレー114を接続及び切断する機能の他に、コンピュータ108からのリンガ信号生成命令によりリンガ発生回路121にてリンガ信号を生成する機能を有する。尚、図19のモデム131を構成する各回路において、図2、図9、または図19で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。
【0237】
上記、モデム131を構成するCPU103は、バス106に接続された各回路からの通知の処理、及びバス106に接続された各回路を制御する処理を実行する機能を有し、図21の接続切り替え制御回路12に対応する、例えば、後述するリレー制御115と共にリレー114を接続及び切断する制御処理を実行する。
【0238】
リレー114は、CPU103及び後述するリレー制御回路115の制御により、モデム131内の通信路を接続及び切断する機能を有し、図21の接続切り替え回路13に対応する。
【0239】
リレー制御回路115は、リレー114の接続及び切断を制御する機能を有し、図21の接続切り替え制御回路12に対応する。
【0240】
リンガ検出回路118は、電話網101からのリンガ信号を検出する機能を有し、図21の着呼検出回路15の一部に対応する。尚、ここでいうリンガ信号も、図2で説明した定義、及び信号の仕様と同様とする。
【0241】
CID検出回路119は、前記リンガ信号に先行して送信される可能性のある発信電話番号を検出する機能を有し、図21の着呼検出回路15の一部に対応する。
【0242】
リンガ発生回路121は、コンピュータ108からのリンガ信号生成命令によりリンガ信号を生成する機能を有し、図21のリンガ発生回路18に対応する。 リレー122は、リンガ発生回路121と電話機102とを接続する機能を有する。
【0243】
リレー制御回路123は、コンピュータ108からのリンガ信号生成命令によりリレー122の接続及び切断を制御する機能を有する。
【0244】
また、本実施例の通信支援装置を構成するコンピュータ108は、図2、図9、図19の実施例と同様に、図7のように、CPUを含む制御ユニット301とメモリユニット302と表示ユニット303と入力ユニット304とCD−ROMドライブユニット305とディスクユニット306から構成され、更にこれらの各ユニットは、システムバスAを介して接続され、モデム131内でリンガ信号または発信電話番号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するか、またはモデム131にてリンガ信号を生成するかを判定する処理を実行する。尚、図22のコンピュータ108を構成する各回路において、図2、図9、図19で説明した各回路と機能及び構成が同一の部分については、同一の符号を付して各回路の説明を省略する。
【0245】
上記、コンピュータ108を構成する制御ユニット301は、モデム131内でリンガ信号または発信電話番号が検出された場合に、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するか、またはモデム131にてリンガ信号を生成するかを判定する処理のプログラムを実行する。尚、制御ユニット301は図21の着呼制御回路21に対応する。
【0246】
CD−ROM400には、前記プログラムが格納されている。
【0247】
CD−ROM500には、図2、図9、図19と同様のプログラム中に、更にコンピュータ108からのリンガ信号生成命令によりリンガ発生回路121にてリンガ信号を生成する処理のプログラムが格納されている。
【0248】
尚、CD−ROM400及びCD−ROM500にて、各プログラムを提供しているが、このプログラムの記憶媒体は、これに限定されることなく、システムを構成するコンピュータに応じて、フロッピーディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等の他の記憶媒体を用いることも可能である。また、CD−ROM400にて提供するプログラムは、ROM104を記憶媒体とすることも可能である。
【0249】
上記、図22のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131及びコンピュータ108で実行される各処理を図23、図24、図26のフローチャートに基づいて説明する。
【0250】
図23に示す本発明のプログラムは、CD−ROM500にて供給されるリレー114を接続及び切断する制御処理を実行するプログラムであり、後述する付記9のプログラムを含む、本実施例のモデム131の処理を示す。
【0251】
図22のように構成される本実施例の通信支援装置において、モデム131上で動作する本発明のプログラムの処理を図23のフローチャートに基づいて説明する。
【0252】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、モデム131は、内部の初期化として、レジスタ及び変数等の初期化を実行し、更にリレー114をオフに設定し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S121)。尚、ここでいうイベントとは、リンガ検出回路118によるリンガ信号検出、直流検出回路113によるオフフック検出、コンピュータ108からのコマンド検出、タイマー130からの設定時間経過の通知をいう。
【0253】
また、CPU103は、内部に状態変数’RING_STAT’を用意しておき、この状態変数を確認することにより、リンガ発生回路121の状態を認識可能である。尚、状態変数’RING_STAT’は、定常状態の場合、’0’が設定され、リンガ信号生成中の場合、’1’が設定される。
【0254】
そこで、CPU103は、ステップ121による初期化と同時に、’RING_STAT’を’0’に設定する(S122)。
【0255】
この状態で、例えば、リンガ検出回路118にてリンガ信号が検出された場合(S123)、CPU103は、その信号がリンガ信号(呼出信号)かどうかを判定、即ち、先に説明した仕様の波形かどうかを判定することにより確認する(S124)。尚、CID検出回路119にて発信電話番号が検出された場合も、同様の処理を実行する。
【0256】
判定の結果、その信号がリンガ信号(呼出信号)以外の場合(S124、NO)、モデム131はイベント待ち状態に戻る(S122)。一方、判定の結果、その信号がリンガ信号(呼出信号)の場合(S124、YES)、CPU103は、そのリンガ信号をコンピュータ108に送信し(S125)、コンピュータ108からの応答を待つ(S122)。
【0257】
ここで、コンピュータ108からのコマンドが検出された場合(S123)、CPU103は、そのコマンドを解析する(S126)。そのコマンドが、例えば、リレー114をオンに設定する接続命令のとき、CPU103は、リレー114をオンにする制御を行う(S137)。
【0258】
リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は、電話網101からのリンガ信号(呼出信号)により所定のリンガ音を鳴らす。
【0259】
一方、ステップ126のイベント解析において、例えば、リンガ発生回路121へのリンガ信号生成命令が検出された場合、CPU103は、状態変数’RING_STAT’を’1’に設定する(S127)。更にCPU103は、リンガ信号生成命令に付加されているリンガの種類を指定する情報を検出し、その情報を基に、予めROM104またはRAM105に記憶するリンガの種類を示す情報を確認する。尚、リンガの種類を示す情報は、例えば、図24のようにリンガ種別の番号、リンガオンの時間、及びリンガオフの時間が対応付けられた情報として、モデム131内に記憶されている。
【0260】
以降、CPU103が、リンガの種類を指定する情報として、例えば、リンガ種別の番号’1’(図24ではリンガオンの時間’1秒’、リンガオフの時間’2秒’を示す。)を受信したものとして説明する。尚、表23では、5種類のリンガ音の種類が示されているが、リンガ音はこれに限らず、任意に設定可能とする。
【0261】
リンガの種類を示す情報の確認が終了すると、CPU103は、リレー122をオンにする制御を行い(S128)、更に1秒に設定したタイマー130をスタートさせる(S129)。同時にリンガ発生回路121は、リンガ信号の生成を開始する。
【0262】
その後、タイマー130からの1秒経過の通知が検出されると(S123)、CPU103は、リレー122をオフにする制御を行い(S130)、2秒に設定したタイマー130をスタートさせる(S131)。更にタイマー130からの2秒経過の通知が検出されると(S123)、CPU103は、リレー122をオンにする制御を行い(S132)、1秒に設定したタイマー130をスタートさせる(S133)。このように、ステップ130からステップ133の処理を繰り返すことにより、モデム131は、通常のリンガ信号(呼出信号)と同じ、1秒オン、2秒オフの断続信号を生成する。尚、タイマー130への時間設定は、1秒または2秒の設定をその都度行っても良いし、予め複数のチャンネルを用意して1秒タイマー及び2秒タイマーを順に動作させても良い。
【0263】
リレー122がオンに設定されると、リンガ発生回路121と電話機102が接続され、電話機102は、リンガ発生回路121にて生成されたリンガ信号により所定のリンガ音を鳴らす。
【0264】
この状態で、直流検出回路113にて電話機102のオフフック状態が検出された場合(S123)、即ち、電話機102の利用者が受話器を取ると、CPU103は、オフフック通知をコンピュータ108に送信し(S134)、再度コンピュータ108からの応答を待つ(S122)。
【0265】
ここで、コンピュータ108からのコマンドが検出された場合(S123)、CPU103は、そのコマンドを解析する(S126)。そのコマンドが、例えば、リンガ発生回路121へのリンガ停止命令のとき、CPU103は、状態変数’RING_STAT’を’0’に設定し(S135)、リレー122をオフにする制御を行い、更にタイマー130を停止させる(S136)。同時にリンガ発生回路121はリンガ信号の生成を停止し、CPU103はリレー114をオンに設定する制御を行う。
【0266】
リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は通話を開始する。
【0267】
図25に示す本発明のプログラムは、CD−ROM400にて供給される、コンピュータ108内のメモリユニット302に記憶する所定の情報に基づいてモデム131内の通信路を接続するか、またはモデム131にてリンガ信号を生成するかを判定する処理を実行するプログラムであり、後述する付記13のプログラムを含む、本実施例のコンピュータ108の処理を示す。
【0268】
図22のように構成される本実施例の通信支援装置において、コンピュータ108上で動作する本発明のプログラムの処理を図25のフローチャートに基づいて説明する。
【0269】
本実施例の通信支援装置を立ち上げると、コンピュータ108は、内部のレジスタ及び変数等の初期化を実行し、初期化が完了するとイベント待ち状態になる(S141)。尚、ここでいうイベントとは、モデム131から通知されるリンガ信号、発信電話番号、オフフック通知をいう。
【0270】
また、制御ユニット301は、内部に状態変数’RINGER’を用意しておき、この状態変数を確認することにより、モデム131によるリンガ生成の状態を認識可能である。尚、状態変数’RINGER’は、定常状態の場合、’0’が設定され、リンガ信号生成中の場合、’1’が設定される。
【0271】
そこで、制御ユニット301は、ステップ141による初期化と同時に、’RINGER’を’0’に設定する(S142)。
【0272】
この状態で、例えば、モデム131からの発信電話番号が検出された場合(S143)、制御ユニット301は、メモリユニット302に予め記憶されている所定の情報、例えば、図26に示す情報例に基づいて、モデム131内の通信路を接続するかどうか、また、モデム131にてリンガ信号を生成するかどうかを判定する処理を実行する(S144)。
【0273】
尚、図26に示す情報例は、電話番号とその電話番号に対応する氏名と、判定結果がそれぞれ対応付けられた状態でメモリユニット302に記憶され、例えば、電話番号毎にリンガ音の種類を変えることが可能である。
【0274】
ステップ144による確認の結果、着呼において通知された発信電話番号が、例えば、’044−AAA−BBBB’であれば(S144、接続する)、制御ユニット301は、モデム131に対してリレー114の接続命令を送信する(S151)。また、着呼において通知された発信電話番号が、例えば、’078−CCC−DDDD’であれば(S144、接続しない)、制御ユニット301は、コンピュータ108上で動作可能なアプリケーションである留守番電話サービスを起動し、電話網101に対して留守番電話サービスの応答メッセージを送信する(S152)。
【0275】
一方、ステップ144による確認の結果、着呼において通知された発信電話番号が、例えば、’0423−EE−FFFF’であれば(S144、リンガ生成)、制御ユニット301は、モデム131に対してリンガ信号生成命令を送信し(S145)、更に状態変数’RINGER’を’1’に設定する(S146)。尚、ここで送信するリンガ信号生成命令には、リンガの種類を示す番号として、例えば、リンガ種別の番号’2’が指定されている。また、リンガ種別の番号は、これに限らず、複数の種類を設定可能とする。
【0276】
この状態でモデム131内ではリンガ信号が生成され、電話機102ではモデム131にて生成したリンガ信号により所定のリンガ音を鳴らす。
【0277】
この状態で、モデム131内で電話機102のオフフック状態が検出された場合、即ち、電話機102の利用者が受話器を取ると、制御ユニット301は、モデム131からのオフフック通知を受信し(S143)、更に現在の状態変数’RINGER’を確認する(S147)。オフフック通知の受信により、制御ユニット301は、電話機102の利用者が着呼に応答したことを認識する。
【0278】
ステップ147による確認の結果、現在の状態変数’RINGER’が’1’に設定されているため(S147、YES)、制御ユニット301は、状態変数’RINGER’を’0’に設定し(S148)、モデム131に対してリンガ停止命令を送信し(S149)、更にリレー114の接続命令を送信する(S150)。尚、ステップ147による確認において、仮に状態変数’RINGER’が’0’に設定されていた場合(S147、NO)、制御ユニット301は、電話機102から発呼があったことを認識し、モデム131に対してリレー114の接続命令を送信する(S150)。
【0279】
リレー114がオンに設定されると、モデム131内の通信路が接続され、電話機102は通話を開始する。
【0280】
従って、図23、図25に示す本発明のプログラムの処理により、図22の通信支援装置は、コンピュータ108から通知されるリンガ信号生成命令により、モデム131内の通信路を切断した状態で、電話機102のリンガ音を鳴らすことが可能である。更に、図22の通信支援装置は、着呼に応じて複数のリンガ音を鳴らし分ける処理が可能である。
【0281】
尚、図2、図9、図19、図21の通信支援装置において、コンピュータ181にてCD−ROM400からインストールされたプログラムを実行し、モデム131にてCD−ROM500からインストールされたプログラムを実行しているが、本実施例の通信支援装置では、CD−ROM400内のプログラムをモデム131側で実行することも可能である。
【0282】
また、図2、図9、図19、図21の通信支援装置は、モデム131とコンピュータ108と電話機102から構成されているが、例えば、モデム131と電話機102の少なくとも一方が、コンピュータ108に内蔵された構成にすることも可能である。
【0283】
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)通信制御装置上で動作する付記1のプログラムは、電話機と公衆回線網である外部の通信網との通信路を接続する処理を、情報処理装置からの情報に基づいて通信制御 装置に行わせるためのプログラムを記憶した記憶媒体において、該通信網からのリンガ信号を検出させるリンガ信号検出ステップ(上述した実施例のS2、S3、S22、S23、S32、S36、S63、S64、S84、S85、S123、S124に相当)と、該リンガ信号検出ステップにてリンガ信号が検出された場合に、該情報処理装置から通知される接続命令により、該通信路を接続するための制御を実行させる接続制御ステップ(上述した実施例のS5、S6、S27、S28、S34、S35、S56、S57、S66、S67、S70、S71、S87、S88、S89、S106、S107、S126からS133、S135からS137に相当)とを有する。
【0284】
通信制御装置上で動作する付記1のプログラムは、着呼の際、リンガ信号検出ステップにてリンガ信号が検出し、更に情報処理装置から通知される接続命令により、通信制御装置内の通信路を接続するための制御を実行し、リンガ信号を電話機に通知する処理を実行している。尚、通信制御装置内の通信路は、予め切断されているものとする。
【0285】
従って、付記1のプログラムの処理により通信制御装置は、情報処理装置から通知される接続命令に対応してリンガ音を鳴らすが可能となる。
(付記2)通信制御装置上で動作する付記2のプログラムは、付記1記載の記憶媒体において、更に前記リンガ信号検出ステップにてリンガ信号が検出された場合に、リンガ信号検出時からリンガ信号検出タイマーによるカウントを開始させるステップ(上述した実施例のS25に相当)を有し、前記接続制御ステップは、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行させるプログラム(上述した実施例のS57に相当)を含む。
【0286】
従って、付記2のプログラムの処理により通信制御装置は、情報処理装置が動作していないときでも、電話機の利用者に着呼があったことをリンガ音により通知可能である。
(付記3)通信制御装置上で動作する付記3のプログラムは、付記1または2記載の記憶媒体において、更に前記通信網からの発信電話番号を検出させる発信電話番号検出ステップ(上述した実施例のS32、S52、S63、S84に相当)を有し、前記接続制御ステップは、更に該発信電話番号検出ステップにて発信電話番号が検出された場合に、前記情報処理装置から通知される接続命令により、該通信路を接続するための制御を実行させるプログラム(上述した実施例のS34、S35、S56、S57に相当)を含む。
【0287】
付記3の通信制御装置は、着呼の際、発信電話番号検出ステップにて発信電話番号(CID)を検出し、更に情報処理装置から通知される接続命令により、通信制御装置内の通信路を接続するための制御を実行し、この状態で通信電話番号の後に通知されるリンガ信号を電話機に通知している。尚、通信制御装置内の通信路は、予め切断されているものとする。
【0288】
従って、付記3のプログラムの処理により通信制御装置は、情報処理装置から通知される接続命令に対応したリンガ音を鳴らすが可能となる。
(付記4)通信制御装置上で動作する付記4のプログラムは、付記3記載の記憶媒体において、更に前記発信電話番号検出ステップにて発信電話番号が検出された場合に、発信電話番号検出時から発信電話番号検出タイマーによるカウントを開始させるステップ(上述した実施例のS54に相当)を有し、前記接続制御ステップは、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行させるプログラム(上述した実施例のS57に相当)を含む。
【0289】
従って、付記4のプログラムの処理により通信制御装置は、情報処理装置が動作していないときでも、電話機の利用者に着呼があったことをリンガ音により通知可能である。
(付記5)通信制御装置上で動作する付記5のプログラムは、付記3または4記載の記憶 媒体において、前記接続制御ステップは、前記リンガ信号検出ステップにてリンガ信号が検出され、且つ該信号が電話機を呼び出すための信号の場合、前記情報処理装置から通知される接続命令に関係なく前記通信路を接続するための制御を実行させるプログラム(上述した実施例のS66、S67に相当)を含む。
【0290】
通信制御装置上で動作する付記5のプログラムは、リンガ信号検出ステップにて検出した通信網からのリンガ信号のメークの長さを確認し、該リンガ信号が真のリンガ信号か、または該リンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号かを検出する処理を実行する。
【0291】
従って、付記5のプログラムの処理により通信制御装置は、検出されたリンガ信号が真のリンガ信号の場合、発信電話番号が通知される回線ではないと判断でき、更に接続制御手段にて自動的に通信制御装置内の通信路を接続することができる。
(付記6)通信制御装置上で動作する付記6のプログラムは、付記3乃至5のうちいずれか一項記載の記憶媒体において、前記接続制御ステップは、前記リンガ信号検出ステップにてリンガ信号が検出され、且つ該信号が電話機を呼び出すための信号に先行して送信される、特定の起動信号の場合、前記通信路を接続して該信号をリンガ信号として電話機に通知することで、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝えるプログラム(上述した実施例のS86、S87、S88、S89に相当)を含む。
【0292】
通信制御装置上で動作する付記6のプログラムは、付記5と同様にリンガ信号検出ステップにて検出した通信網からのリンガ信号のメークの長さを確認し、該リンガ信号が真のリンガ信号か、または該リンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号かを検出する。また、通信制御装置は、検出されたリンガ信号が真のリンガ信号に先行して送信される可能性のある特定の起動信号の場合、発信電話番号が通知される回線であると判断でき、更に接続制御ステップにて自動的に通信制御装置内の通信路を接続する処理を実行する。
【0293】
従って、付記6のプログラムの処理により通信制御装置は、該起動信号をリンガ信号として電話機に通知することで、真のリンガ信号とは異なるリンガ音を鳴らし、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝えることが可能となる。
(付記7)通信制御装置上で動作する付記7のプログラムは、付記1乃至6のうちいずれか一項記載の記憶媒体において、電源投入時から電源投入タイマーによるカウントを開始させるステップ(上述した実施例のS103に相当)を有し、前記接続制御ステップは、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの所定の応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行させるプログラム(上述した実施例のS107に相当)を含む。
【0294】
従って、付記7のプログラムの処理により通信制御装置は、電源投入タイマーで特定の時間をカウントすることにより、情報処理装置が起動していないことを予め認識することができ、更に情報処理装置が起動していないことによる着呼の通知遅れを防止することが可能となる。
(付記8)通信制御装置上で動作する付記8のプログラムは、付記1乃至7のうちいずれか一項記載の記憶媒体において、前記通信路が切断され、通信網からの給電が停止した状態のときに電話機に対して給電させる給電ステップ(上述した実施例のS1に相当)を有する。
【0295】
通常、通信制御装置内の通信網が切断されている場合、通信網からの給電も停止されるが、付記8の通信制御装置は、給電ステップにて供給する電源を利用して、電話機への給電を行っている。
【0296】
従って、付記8のプログラムの処理により通信制御装置は、通信制御装置内の通信網が切断されている場合でも電話機のオフフック状態を検出可能である。
(付記9)通信制御装置上で動作する付記9のプログラムは、付記1乃至8いずれか一項記載の記憶媒体において、電話機に対するリンガ信号を生成させるリンガ信号生成ステップ(上述した実施例のS126からS133、S135、S136、S166からS173、S175、S176に相当)を有し、該リンガ信号生成ステップは、該情報処理装置から通知されるリンガ信号生成命令により、複数のリンガ信号の中から特定のリンガ信号を生成させ、電話機に通知させるプログラム(上述した実施例のS126からS133に相当)を含む。
【0297】
従って、付記9のプログラムの処理により通信制御装置は、情報処理装置から通知されるリンガ信号生成命令により、通信制御装置内の通信路を切断した状態で、電話機のリンガ音を鳴らすことが可能である。また、付記9の通信制御装置は、情報処理装置から通知されるリンガ信号生成命令に対応した複数のリンガ音を鳴らすことが可能である。
(付記10)情報処理装置上で動作する付記10のプログラムは、電話機と公衆回線網である外部の通信網との通信路を接続する通信制御処理を制御するための処理を、情報処理装置に行わせるためのプログラムを記憶した記憶媒体において、該通信制御装置にてリンガ信号が検出された場合に、所定の情報に基づいて該通信路を接続するかどうかを判定させる判定ステップ(上述した実施例のS13に相当)を有する。
【0298】
情報処理装置上で動作する付記10のプログラムは、通信制御装置にてリンガ信号が検出された場合に、判定ステップにて情報処理装置内に記憶する所定の情報に基づいて該リンガ信号を処理し、通信制御装置内の通信路を接続するかどうかを判定する処理を実行する。通信制御装置は、該判定に基づいて該通信路を接続するための制御を実行し、リンガ信号を電話機に通知している。尚、通信制御装置内の通信路は、予め切断されているものとする。
【0299】
従って、付記10のプログラムの処理により情報処理装置は、通信制御装置にてリンガ信号が検出された場合に、所定の情報により着呼に応じたリンガ音を鳴らし分ける処理が可能となる。具体的には、ある特定の時間にリンガ音を鳴らさない旨の情報を所定の情報として記憶することにより、例えば、深夜にはリンガ音を鳴らさずに留守番電話サービスを実行することができる。
(付記11)情報処理装置上で動作する付記11のプログラムは、付記10記載の記憶媒体において、前記判定ステップは、前記通信制御装置にて発信電話番号が検出された場合に、所定の情報に基づいて前記通信路を接続するかどうかを判定させるプログラム(上述した実施例のS43に相当)を含む。
【0300】
情報処理装置上で動作する付記11のプログラムは、通信制御装置にてリンガ信号が検出された場合に、判定ステップにて情報処理装置内に記憶する所定の情報に基づいて該発信電話番号を処理して通信制御装置内の通信路を接続するかどうかを判定する。通信制御装置は、該判定に基づいて該通信路を接続するための制御を実行し、この状態で通信電話番号の後に通知されるリンガ信号を電話機に通知している。尚、通信制御装置内の通信路は予め切断されているものとする。
【0301】
従って、付記11のプログラムの処理により情報処理装置は、情報処理装置内に記憶する所定の情報により着呼に応じたリンガ音を鳴らし分ける処理が可能となる。具体的には、ある特定の電話番号にリンガ音を鳴らさない旨の情報を所定の情報として記憶することにより、例えば、特定の相手にはリンガ音を鳴らさずに留守番電話サービスを実行することができる。
(付記12)情報処理装置上で動作する付記12のプログラムは、付記10または11記載の記憶媒体において、前記判定ステップは、電源投入時に通知される前記通信制御装置からの起動通知に対する応答として、所定の応答信号を通知させるプログラム(上述した実施例のS113に相当)を含む。
【0302】
従って、付記12のプログラムの処理により情報処理装置は、電源投入時に通知される前記通信制御装置からの起動通知に対する応答として、所定の応答信号を通知することができ、それに伴って、情報処理装置が起動していないことによる着呼の通知遅れを防止することが可能となる。
(付記13)情報処理装置上で動作する付記13のプログラムは、付記10乃至12いずれか一項記載の記憶媒体において、前記通信制御装置にてリンガ信号が検出された場合に、所定の情報に基づいてリンガ信号を生成するかどうかを判定させるリンガ信号生成判定ステップ(上述した実施例のS144に相当)を有し、該リンガ信号生成判定ステップにて行われる判定処理は、更に複数のリンガ信号の中から特定のリンガ信号を生成するためのリンガ信号生成命令を生成させるプログラム(上述した実施例のS144に相当)を含む。
【0303】
従って、付記13のプログラムの処理により情報処理装置は、リンガ信号生成命令を通信制御装置に通知することにより、通信制御装置内の通信路を切断した状態で、電話機のリンガ音を鳴らす制御を実行することが可能である。また、本発明のプログラムの処理により情報処理装置は、リンガ信号生成命令に対応した複数のリンガ音を鳴らす制御を実行することが可能である。
【発明の効果】
【0304】
上述の如く、本発明の通信支援装置によれば、起動信号をリンガ信号として電話機に通知することで、真のリンガ信号とは異なるリンガ音を鳴らし、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝えることが可能となり、さらに、情報処理装置内に記憶する所定の情報により着呼に応じてリンガ音を鳴らし分ける処理が可能となる通信支援装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0305】
【図1】 本発明の通信支援装置の原理構成図である。
【図2】 図1の原理構成を利用した通信支援装置の実施例である。
【図3】 図2に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラム(その1)のフローチャートである。
【図4】 図2に示す実施例を構成する情報処理装置上で動作するプログラムのフローチャートである。
【図5】 情報処理装置内で記憶する情報例である。
【図6】 図2に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラム(その2)のフローチャートである。
【図7】 情報処理装置の構成図である。
【図8】 本発明の通信支援装置の原理構成図である。
【図9】 図8の原理構成を利用した通信支援装置の実施例である。
【図10】 図9に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラム(その1)のフローチャートである。
【図11】 図9に示す実施例を構成する情報処理装置上で動作するプログラム(その1)のフローチャートである。
【図12】 情報処理装置内で記憶する情報例である。
【図13】 図9に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラム(その2)のフローチャートである。
【図14】 図9に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラム(その3)のフローチャートである。
【図15】 図9に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラム(その4)のフローチャートである。
【図16】 図9に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラム(その5)のフローチャートである。
【図17】 図9に示す実施例を構成する情報処理装置上で動作するプログラム(その2)のフローチャートである。
【図18】 本発明の通信支援装置の原理構成図である。
【図19】 図18の原理構成を利用した通信支援装置の実施例である。
【図20】 図19に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラムのフローチャートである。
【図21】 本発明の通信支援装置の原理構成図である。
【図22】 図21の原理構成を利用した通信支援装置の実施例である。
【図23】 図22に示す実施例を構成する通信制御装置上で動作するプログラムのフローチャートである。
【図24】 リンガ信号を生成するための情報例である。
【図25】 図22に示す実施例を構成する情報処理装置上で動作するプログラムのフローチャートである。
【図26】 情報処理装置内で記憶する情報例である。
【符号の説明】
【0306】
1 通信制御装置
2 情報処理装置
3 電話機
4 電話回線
11 リンガ検出回路
12 接続切り替え制御回路
13 接続切り替え回路
14 CID検出回路
15 着呼検出回路
16 給電回路
17 オフフック検出回路
21 着呼制御回路
101 電話網
102 電話機
103 CPU
104 ROM
105 RAM
106 バス
107 PCインタフェース
108 コンピュータ
109 2線4線変換回路
110 変調復調回路
111 2線4線変換回路
112 変調復調回路
113 直流検出回路
114 リレー
115 リレー制御回路
116 リレー
117 リレー制御回路
118 リンガ検出回路
119 CID検出回路
120 給電回路
121 リンガ発生回路
122 リレー
123 リレー制御回路
130 タイマー
131 モデム
301 制御ユニット
302 メモリユニット
303 表示ユニット
304 入力ユニット
305 CDROMドライブユニット
306 ディスクユニット
307 通信ユニット
400 CD−ROM

Claims (15)

  1. 公衆回線網である外部の通信網及び電話機が接続された通信制御装置と、該通信制御装置に接続された情報処理装置と、よりなる通信支援装置において、
    前記通信制御装置は、前記通信網からのリンガ信号を検出するリンガ信号検出手段と、前記通信網からの発信電話番号を検出する発信電話番号検出手段と、前記通信網と電話機とを接続する通信路と、該通信路を接続するための制御を実行する接続制御手段とを有し、
    前記情報処理装置は、発信電話番号検出手段にて発信電話番号が検出された場合に、当該情報処理装置内に記憶する所定の情報に基づいて前記通信路を接続するかどうかを判定する判定手段を有し、
    前記接続制御手段は、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出され、且つ該リンガ信号が電話機を呼び出すための信号に先行して送信される、特定の起動信号の場合、前記通信路を接続して該特定の起動信号を電話機に通知することで、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝えることを特徴とする通信支援装置。
  2. 請求項1記載の通信支援装置において、
    前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出された場合に、リンガ信号検出時からカウントを開始するリンガ信号検出タイマーを有し、
    前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記判定手段からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする通信支援装置。
  3. 請求項1または2記載の通信支援装置において、
    前記発信電話番号検出手段にて発信電話番号が検出された場合に、発信電話番号検出時からカウントを開始する発信電話番号検出タイマーを有し、
    前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記判定手段からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする通信支援装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の通信支援装置において、
    前記接続制御手段は、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出され、且つ該リンガ信号が電話機を呼び出すための信号の場合、前記判定手段の判定結果に関係なく前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする通信支援装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の通信支援装置において、
    電源投入時からカウントを開始する電源投入タイマーを有し、
    前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記判定手段からの所定の応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする通信支援装置。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の通信支援装置において、
    前記通信路が切断され、通信網からの給電が停止した状態のときに電話機に対して給電する給電手段を有することを特徴とする通信支援装置。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の通信支援装置において、
    電話機のリンガを鳴動させるためのリンガ信号を生成するリンガ信号生成手段と、
    前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出された場合に、前記情報処理装置内に記憶する所定の情報に基づいてリンガ信号生成手段を動作させるかどうかを判定するリンガ信号生成判定手段とを有し、
    該リンガ信号生成手段は、該リンガ信号生成判定手段の判定結果に基づいてリンガ信号を生成し、電話機に通知することを特徴とする通信支援装置。
  8. 請求項7記載の通信支援装置において、
    前記リンガ信号生成判定手段にて行われる判定処理は、更に複数のリンガ信号の中から特定のリンガ信号を特定することを特徴とする通信支援装置。
  9. 公衆回線網である外部の通信網と、電話機と、情報処理装置とが接続され、
    前記通信網からのリンガ信号を検出するリンガ信号検出手段と、
    前記通信網からの発信電話番号を検出する発信電話番号検出手段と、
    前記通信網と電話機とを接続する通信路と、該通信路を接続するための制御を実行するとともに前記発信電話番号検出手段にて発信電話番号が検出された場合に、前記情報処理装置から通知される接続命令により、該通信路を接続するための制御を実行する接続制御手段とを有し、
    前記接続制御手段は、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出され、且つ該リンガ信号が電話機を呼び出すための信号に先行して送信される、特定の起動信号の場合、前記通信路を接続して該特定の起動信号を電話機に通知することで、発信電話番号を通知する着信であることを事前に電話機に伝える通信制御装置。
  10. 請求項9記載の通信制御装置において、
    前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出された場合に、リンガ信号検出時からカウントを開始するリンガ信号検出タイマーを有し、
    前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする通信制御装置。
  11. 請求項9または10記載の通信制御装置において、
    前記発信電話番号検出手段にて発信電話番号が検出された場合に、発信電話番号検出時からカウントを開始する発信電話番号検出タイマーを有し、
    前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする通信制御装置。
  12. 請求項9乃至11のうちいずれか一項記載の通信制御装置において、
    前記接続制御手段は、前記リンガ信号検出手段にてリンガ信号が検出され、且つ該リンガ信号が電話機を呼び出すための信号の場合、前記情報処理装置から通知される接続命令に関係なく前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする通信制御装置。
  13. 請求項9乃至12のうちいずれか一項記載の通信制御装置において、
    電源投入時からカウントを開始する電源投入タイマーを有し、
    前記接続制御手段は、該タイマーに予め設定された特定の時間内に前記情報処理装置からの所定の応答がない場合に、前記通信路を接続するための制御を実行することを特徴とする通信制御装置。
  14. 請求項9乃至13のうちいずれか一項記載の通信制御装置において、
    前記通信路が切断され、通信網からの給電が停止した状態のときに電話機に対して給電する給電手段を有することを特徴とする通信制御装置。
  15. 請求項9乃至14のうちいずれか一項記載の通信制御装置において、
    電話機のリンガを鳴動させるためのリンガ信号を生成するリンガ信号生成手段を有し、
    該リンガ信号生成手段は、該情報処理装置から通知されるリンガ信号生成命令により、複数のリンガ信号の中から特定のリンガ信号を生成し、電話機に通知することを特徴とする通信制御装置。
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