JP3820318B2 - 車両のバンパカバー取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のバンパカバーの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に装備されているバンパは、例えば図3に示すように、車体側のバンパビームの中央及び左右側面に取付けられる取付ブラケットaと、端縁にリブを一体成形したバンパカバーbと、クリップ等の固定部材cとから構成され、バンパカバーbのリブを取付ブラケットaの切欠部に挿入し固定部材cにて固定することにより、バンパを車体に支持する、という方策を採っているのが一般的である(例えば、実開平3−60145号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のバンパカバーの取付構造は、バンパカバーを鋼板等よりなる取付ブラケットと固定部材とでバンパビームへ支持する構造であるから、部品点数が多く、且つ取付ブラケットは荷重に耐え得るよう大型で重量が重い部品とならざるを得ず、更に固定部材が表面に現れて見栄えが余りよくない上に、原価低減をはかりにくい、という課題を有している。
【0004】
本発明は、バンパカバーの車体への取付けに従来のような取付ブラケットを使用せず直接バンパビームへ取付可能とし、これにより重量及び原価の低減をはかり、バンパカバーのみの取付,取り外しを可能とし、且つ外観性の向上をはかることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体側に固定されたバンパビームにバンパカバーの上縁端部のリブが取付けられる車両のバンパカバー取付構造において、バンパカバーのリブが差し込まれる差し込み部とバンパカバー押え部とを有する固定クリップをバンパビームの上面に複数個取付け、その固定クリップの差し込み部にバンパカバーのリブを差し込むことによりバンパカバー押え部が回動し該バンパカバー押え部に設けられた凸部がリブに設けられた取付孔に嵌入して固定されるようにしたものであり、このように構成したことにより、バンパカバーの取付作業性の向上と取付スペースの縮小によるデザインの多様化をはかることができる。
【0006】
又、バンパカバーの上縁端部に設けられるリブは、下部リブと上部リブとに分岐形成され、下部リブを固定クリップの差し込み部に挿入していくと、上部リブの前端部がバンパカバー押え部を押圧回動させてバンパカバー押え部の凸部が下部リブの取付孔に嵌入して固定され、その状態で固定クリップによるバンパカバー固定部を上部リブがほぼ覆い隠した状態となるよう構成したことにより、外観性の向上をはかることができる。
【0007】
更に、固定クリップのバンパカバー押え部に、凸部をリブの取付孔から抜き取る方向にバンパカバー押え部を回動操作するためのつまみ部を設け、該つまみ部をもってバンパカバー押え部を回動操作することにより、バンパカバーをバンパビームから容易に取り外すことができるようにしたことにより、部品のリサイクル性の向上をはかることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1を参照して説明する。
【0009】
図1において、1は本発明の固定クリップであり、2は後部車体、3は後部車体2にボルト,ナット等で締付固着されるバンパビーム、4はバンパビーム3に固定クリップ1を介して取付けられるバンパカバーである。
【0010】
該固定クリップ1は、車幅方向に長さを持つ矩形で垂直断面が後方に向かってコの字となる凹部11aが形成された差し込み部11と、該差し込み部11の底面左右端部に設けられる取付脚部12と、該差し込み部11の上面中央切欠部にセルフヒンジ13にて連結するバンパカバー押え部14とから構成され、合成樹脂などにて一体成形されている。
【0011】
上記取付脚部12は、その先端部に係止部12aが設けられており、バンパビーム3の上面に形成される取付孔3aに挿入すると、固定クリップ1は該係止部12aにてバンパビーム3上面に係止され外れにくい構造となっている。
【0012】
バンパカバー押え部14は、基盤部14aと操作部14bとつまみ部14cと斜面14dと爪部14eと凸部14fとから構成されている。基盤部14aの後端はセルフヒンジ13にて差し込み部11の後部に連結され、基盤部14aの前端にはそこから立ち上るように操作部14bが設けられ、該操作部14bの上部は前方へ折れ曲がることによりつまみ部14cを形成している。操作部14bの上端からつまみ部14cへの折曲部から基盤部14aに向かって後下がりの斜面14dが設けられ、後述するように該斜面14dがバンパカバー4の取付け,取り外しの際の案内面となるようになっている。
【0013】
基盤部14aの左右端部には爪部14eが設けられ、差し込み部11の上面中央切欠部の左右端部に形成される爪部11bに上記爪部14eが係合することにより、バンパカバー押え部14の支持力を確実にしている。
【0014】
基盤部14aの底面中央には凸部14fが形成され、その前側下端部には傾斜面14gが設けられている。該凸部14fは、バンパカバー4のリブ部40が差し込み部11の凹部11aに挿入された後、差し込み部11の底面に設けられる挿入孔11cに嵌め込まれるものである。
【0015】
バンパカバー4には、その上縁端部にバンパビーム3に向かって上下2段のリブ部40が形成されている。該リブ部40は、バンパカバー4の上面から立上り気味に分岐した上部リブ41と、バンパカバー4の上面の延長上の下部リブ42とから構成され、該下部リブ42の中央には上記凸部14fの傾斜面14gと接触する傾斜面42gを前縁部に持つ取付孔42aが形成されている。
【0016】
次に、バンパカバー4の取付方法を説明する。
【0017】
固定クリップ1は、バンパビーム3上面の取付孔3aに取付脚部12を挿入することにより固定される。この時、図2に示すように、バンパカバー押え部14は差し込み部11の上面から、セルフヒンジ13にてある上向きの角度を持った状態に保持されている。上記固定クリップ1は通常図示のようにバンパビーム3の中央部と左右部の3箇所に取付けられるのが普通であるが、バンパビーム3の中央部2箇所と左右両側部の合計4箇所程度に固定クリップ1を取付けることもある。
【0018】
次に、図2に示すように、バンパカバー4をその上面をバンパビーム3の上面に沿わせて前方に押し込み、下部リブ42を固定クリップ1の凹部11aに挿入させる。すると、上部リブ41の前端部がバンパカバー押え部14の斜面14dに接触し、さらにバンパカバー4を押し込むと、該上部リブ41の前端部が斜面14dを押してバンパカバー押え部14をセルフヒンジ13を中心として下方へ回動させ、該凸部14fは傾斜面14gが取付孔42aの傾斜面42gに案内されてスムーズに取付孔42aと差し込み部11の挿入孔11cに嵌め込まれる。この時、バンパカバー押え部14の爪部14eが差し込み部11の爪部11bに嵌合することで、バンパカバー押え部14は浮き上がることなく確実にバンパカバー4のリブ部40を固定することができ、さらにリブ部40の上部リブ41がつまみ部14cを除く固定クリップ1のほとんどの部分を覆い隠すために、バンパカバー押え部14の形状やバンパカバー4との取付部分が外部から見えることがなく、外観性の向上をはかることができる。
【0019】
バンパカバー4を取り外すには、バンパカバー押え部14のつまみ部14cを持ちあげるだけで爪部14eの嵌合が解除され、バンパカバー押え部14をセルフヒンジ13を中心として上方へ回動させるとリブ部40の上部リブ41の前端部が斜面14dにより押し出されると共に、凸部14fが取付孔42aの傾斜面42gに沿って押し上げられ、取付孔42aと挿入孔11cから外れるとこにより容易にバンパカバー4を取り外すことができる。
【0020】
上記のように、固定クリップ1を取付脚部12にてバンパビーム3に取付け、バンパカバー4のリブ部40を差し込み部11に挿入しバンパカバー押え部14で固定することによって、バンパカバー4を直接バンパビーム3に取付ける構成としたことにより、従来の取付構造に比し部品点数及び重量の大幅な低減をはかることができ、又、取付に要するスペースも縮小されるのでデザインの自由度が拡大されると共に、リブ部40の上部リブ41にて固定クリップ1がほとんど覆い隠され、外観性の向上をはかることができる。
【0021】
尚、上記実施例では車体後部のバンパカバー取付構造について記したが、車体前部においても同様に適用できる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、車体の前後において、バンパビームを覆うように装着されるバンパカバーにおいて、バンパビーム上端縁上に取付けた複数の固定クリップの差し込み部に、バンパカバーのリブ部を差し込むことにより、固定クリップのバンパカバー押え部が該差し込まれるリブ部に押されて回動し、その回動にてバンパカバーがバンパビームに係合固定される構造としたことにより、バンパカバーの取付作業性の向上と取付スペースの縮小によるデザインの多様化をはかることができ、更にバンパカバーの取り外しが容易であることによって部品のリサイクル性の向上をはかることができると共に、従来のバンパカバー取付構造に比し、部品点数及び重量の低減,又全体として原価の低減をはかることができ、更に外観性の向上をもはかることができることと相俟って、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、(A)はバンパカバーの取付部を斜め上方より見た分解斜視図、(B)は(A)のバンパカバーを取付けた状態の固定クリップの側面図、(C)はバンパカバーを取付けた状態の(A)のC−C断面図、(D)はバンパカバーを取付けた状態の(A)のD−D断面図である。
【図2】本発明のバンパカバー取付け,取り外しの過程を示す断面説明図である。
【図3】従来のバンパカバー取付構造の一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 固定クリップ
2 後部車体
3 バンパビーム
3a 取付孔
4 バンパカバー
11 差し込み部
11a 凹部
11b 爪部
11c 挿入孔
12 取付脚部
12a 係止部
13 セルフヒンジ
14 バンパカバー押え部
14a 基盤部
14b 操作部
14c つまみ部
14d 斜面
14e 爪部
14f 凸部
14g 傾斜面
40 リブ部
41 上部リブ
42 下部リブ
42a 取付孔
42g 傾斜面

Claims (2)

  1. バンパカバーの上縁端部にリブが一体成形され、該バンパカバーがそのリブにより車体部材に固定されたバンパビームに固定クリップを介して取付けられる車両のバンパカバー取付構造において、バンパカバーの上縁端部に形成されるリブは上部リブと下部リブとに分岐形成すると共に、下部リブに取付孔を設け、固定クリップは、バンパカバーの下部リブが差し込まれる差し込み部と該差し込み部にセルフヒンジで回動可能に連結されたバンパカバー押え部とから成り、差し込み部はバンパビームの上面に係止する取付脚部を有し、バンパカバー押え部は上部リブと接触することによるセルフヒンジの回動により下部リブの取付孔に嵌合し、上部リブで覆い隠される凸部を設けたことを特徴とする車両のバンパカバー取付構造。
  2. 請求項1に記載の車両のバンパカバー取付構造において、固定クリップのバンパカバー押え部には、該バンパカバー押え部の凸部をリブの取付孔から抜き取る方向に該バンパカバー押え部を回動操作するためのつまみ部が形成され、該つまみ部をもってバンパカバー押え部を回動操作することにより、バンパカバーをバンパビームから取り外し可能としたことを特徴とする車両のバンパカバー取付構造。
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