JP3805001B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、強誘電体膜を用いて情報を記憶させるメモリセルを含む半導体装置と、この半導体装置を用いた情報の読み出し書き込み等の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14は、特開平4−256361号公報に記載の半導体装置のメモリセルを示す図であり、図において101はN型不純物を含む半導体基板、102、103はPウェル領域、105、106はゲート電極、107、108は強誘電体膜、109、110、111はN型高濃度不純物領域、112、113、114はP型高濃度不純物領域、115は入力端子、116は出力端子、117、118、119はトランジスタ、WLはワード線、BLはビット線、/BLは相補ビット線をそれぞれ示している。また、図15は図14の半導体装置と等しい回路図であり、図において120はN型抵抗を、121はP型抵抗をそれぞれ示している。このメモリセルは半導体基板等の半導体領域の一主面上のチャネル領域となる領域上に強誘電体膜を積層し、この強誘電体膜上にゲート電極を形成している。さらに、半導体基板の一主面のゲート電極の一方の端部と、この反対側の端部にソース/ドレイン領域となる高濃度不純物領域を形成している。
この装置において特徴的なのは、ゲート電極と半導体領域の間に強誘電体膜が形成されている点であり、ゲート電極に電位を印加することによってこの誘電体を分極させ、この分極によって情報を記憶させているものである。
また、この半導体装置では、半導体領域とソース/ドレイン領域に含まれる不純物の型は同一であり、ソース/ドレイン領域の不純物濃度は、チャネル領域等となり得る半導体領域の不純物濃度よりも大きいものとなっている。
【0003】
図14のメモリセルへの情報の書き込みは、ワード線(図示せず)、一対のビット線(図示せず)をすべてON状態とし(相補ビット線はOFF状態とする)、入力端子115に正電圧を印加すると、強誘電体膜107、108は分極し、Pウェル領域102の主面及びNウェル領域104の主面に負電荷を誘起する。つまりPウル領域102の主面には空乏層が形成される。この空乏層がPウル領域102の主面及びNウル領域104の主面には電子が誘起され、N型抵抗120の抵抗は減少する。その結果、出力端子116にはHighが出力される。また、この状態において、入力端子に電位を印加しなくても、強誘電体膜には残留分極が残るので、出力端子のHighは保持される。すなわち、"1"が記憶されたことになる。また、入力端子に負電荷を印加した場合は、Pウル領域102の主面及びNウル領域104の主面には正電荷が誘起され、P型抵抗120に空乏層が生じてN型抵抗120は著しく高抵抗となる。一方、Pウル領域102の主面には正孔が誘起され、P型抵抗121は低抵抗になる。その結果、出力端子にはLowがあらわれ、すなわち"0"を記憶したことになる。
さらに、強誘電体は電源を切った後においても残留分極のため情報が失われることはなく、このメモリセルは一度記憶した情報を半永久的に保持し続ける。
【0004】
次に、データの読み出しについて説明する。読み出しの場合はワード線はOFF状態のままとし、一対のビット線をON状態にする。情報“1”が書き込まれた状態である場合は、出力端子にはHighが、“0”が書き込まれた状態である場合は、出力端子にはLowが出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような半導体装置にあっては、メモリセルは“0”若しくは“1”の2値情報のみを記憶するものであったため、保持できる情報量がそれほど多くなかった。さらに、メモリセルに情報を書き込む場合に、ゲート電極と半導体基板との電位差によってゲート電極−半導体基板間に形成する強誘電体膜を分極させていたが、半導体基板の電位は所定の電位に固定されていることが一般的であり、主にゲート電極の電位によってのみ強誘電体の分極の向きを制御しなくてはならないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体装置は、チャネル領域となる第一の導電型の半導体領域、上記第一の導電型の半導体領域の両端に形成されたソース/ドレイン領域となる第二の導電型の半導体領域、上記第一の導電型の半導体領域の一主面上に形成された強誘電体膜を含むゲート誘電体膜、上記強誘電体膜上に形成されたゲート電極、上記第一の導電型の半導体領域の他の主面のゲート電極に対向する位置に強誘電体膜を含む絶縁膜を介して形成された裏面電極を含むメモリセルを形成したものである。
【0008】
さらに、この発明に係る半導体装置は、ゲート電極と裏面電極は帯状に形成されたものであり、両電極は互いに異なる方向に延在配置したものとする。
【0009】
また、この発明に係る半導体装置は、ゲート電極と裏面電極は帯状に形成されたものであり、両電極は互いに異なる方向に延在配置されたものであり、一つのメモリセルに形成されたソース領域とドレイン領域は、ゲート電極及び裏面電極の延在方向と異なる方向上に配置されたものとする。
【0010】
また、この発明に係る半導体装置は、ゲート電極と裏面電極は帯状に形成されたものであり、両電極は互いに異なる方向に延在配置されたものであり、メモリセルのゲート電極と裏面電極が重畳する位置において、それぞれの電極の延在方向がなす角は直角であるものとする。
【0011】
また、この発明に係る半導体装置は、行及び列方向に配置された複数個のメモリセル、上記複数個のメモリセルのソース若しくはドレイン領域同士を接続する複数本の第一の配線と、上記複数個のメモリセルのドレイン領域若しくはソース領域同士を接続し、第一の配線が伸びる方向と異なる方向に配置された複数本の第二の配線、上記第一、若しくは第二の配線のいずれか一方の隣接する2本の配線に接続されたセンスアンプを備えたものとする。
【0021】
【作用】
この発明における半導体装置は、裏面電極の形成によって、この裏面電極に所定の電位を印加することでチャネルとなる第一の導電型の半導体領域を空乏化させる、若しくは反転層と、裏面電極と第一の導電型の半導体領域との間に形成する絶縁膜を強誘電体を含むものとすることによって、この強誘電体に対して、裏面電極と第一の導電型の半導体領域間の電位差を調整することで、裏面電極から第一の導電型の半導体領域に向かう電界を助長する方向に強誘電体膜が分極する。
【0023】
さらに、この発明における半導体装置は、帯状に形成されたゲート電極と裏面電極の延在する方向が互いに異なり、ゲート電極と裏面電極の重畳する位置をメモリセルのチャネルを形成する領域とする。
【0024】
さらに、この発明における半導体装置は、帯状に形成されたゲート電極と裏面電極の延在する方向が互いに異なり、ゲート電極と裏面電極の重畳する位置にメモリセルのチャネル形成領域を形成し、このチャネル形成領域に接して形成されるソース領域とドレイン領域は、ゲート電極及び裏面電極の半導体領域の延在する方向と異なる方向に配置することで、ソース/ドレイン領域がゲート電極及び裏面電極と重ならない位置に配置する。
【0025】
また、この発明における半導体装置は、帯状に形成されたゲート電極と裏面電極が延在する方向を互いに直行させることにより、行及び列方向に配置された複数個のメモリセルの配置はマトリクス状となる。
【0026】
また、この発明における半導体装置は、複数本からなる第一の配線若しくは第二の配線のいずれか一方の配線の内、少なくとも一本の配線を他の配線につながるメモリセルの情報の読み出しの際の基準電流を供給する配線として用いる。
【0037】
【実施例】
実施例1.
以下、この発明の実施例を図について説明する。図1は1つのメモリセルを示す図であり、図1において1はシリコン層からなり、P型低濃度不純物領域であるメモリセルの半導体領域、2、3は上記半導体領域1に形成されたN型高濃度不純物領域であるソース/ドレイン領域、4は上記半導体領域1内に形成されたソース/ドレイン領域2、3に挟まれたチャネル形成領域である。5は上記チャネル形成領域4上に形成された強誘電体膜を含むゲート誘電体膜、6は上記ゲート誘電体膜5上に形成されたゲート電極、7は半導体領域1上に形成されたゲート電極6に対向した位置に絶縁膜8を介して形成された裏面ゲートをそれぞれ示している。
この図1に示した半導体装置の強誘電体はチタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等で構成されており、これらの強誘電体物質は一度電界中に置かれると分極し、この分極状態を残留分極によって保持し続けるという性質をもっている。
【0038】
また、ゲート電極6のゲート長及びゲート幅は5000Å程度、ゲート誘電体膜5は約300〜400Å程度の厚さの膜であり、絶縁膜8は二酸化シリコンからなる層によって形成されている場合は、その膜厚は100Å程度であり、ソース/ドレイン領域2、3に含まれるN型不純物の不純物濃度は1020/cm3程度である。また、半導体領域を形成する層の厚さは200〜3000Åであり、形成しようとする半導体装置によってその厚さを調整することを必要とする。
【0039】
次に、上記のようなメモリセルが複数個配置されているメモリセルアレイについて図2を用いて説明する。図において、メモリセルは行及び列方向にマトリクス状に配置されており、9はソース/ドレイン領域2、3と他の導電層を電気的に接続する接続部、10はメモリセルの情報の読み出し時に電圧を印加するための配線、11は同じくメモリセルの情報の読み出し時に電流を引き抜くための配線、12は情報の読み出しの際に必要となる基準電流線、13は基準電流とメモリセルから引き抜かれた電流を比較するための電流比較器を示している。他の符号は、既に説明に用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示している。このメモリセルアレイの配置において特徴的なのは、ゲート電極6と裏面電極7を構成する導電層が伸びる方向は、互いに直行しているという点であり、チャネル形成領域4はゲート電極6と裏面電極7が重畳した位置にそれぞれ形成されている。
【0040】
図2のメモリセルアレイの一部(2行×3列)のメモリセルの平面図を図3に示し、行方向に延在するゲート電極6における破線H部分での要部断面図を図4(a)に示する。図3、図4(a)において、符号14aは複数のメモリセルを互いに電気的に分離する二酸化シリコンからなるフィールド酸化膜、14bは二酸化シリコン等からなる絶縁膜、その他の符号はすでに説明した符号は同一、若しくは相当部分を示している。また、行方向に並ぶメモリセルのドレイン領域3をそれぞれ接続する、読み出し時の電圧印加用配線11における破線J部分での要部断面図を図4(b)に示す。
図4(a)、図4(b)に示すように、チャネル形成領域4の上部には、ゲート電極6、下部には裏面電極7がそれぞれ形成されており、この2つの電極が重畳する位置に近接してメモリセルトランジスタのソース/ドレイン領域2、3が形成されている。また、行方向に並んだメモリセルのドレイン領域3を接続する配線10はメモリセルの行方向に延在するように配置され、列方向に並んだメモリセルのソース領域2を接続するように配置され、2つの配線は平面図でいうと互いに直角に交差していることが分かる。
【0041】
次に、上記のような半導体装置の情報の書き込みについて図5を用いて説明する。
まず“1”の書き込みの場合、図5(a)に示すように、裏面電極7に5V程度の電位を印加する。これによって半導体領域1内のチャネル形成領域4にチャネル(反転層)を形成する。ここで、チャネルは半導体領域1のシリコン層の厚さが200〜300Åと非常に薄い場合はチャネル形成領域4全体に形成され、また、半導体領域1のシリコン層の厚さが2000〜3000Åと比較的厚い場合は、裏面電極7に近いシリコン層表面にチャネルが形成され、シリコン層の表面以外の領域は完全に空乏化した状態となる。この半導体領域1のシリコン層は薄く形成する方が高速動作のためには有利であり、またシリコン層を厚く形成する方が厚いほうが製造における裕度が大きくなるという利点がある。
上記のようにチャネルを形成した後、配線10、11に0Vを印加し、ソース/ドレイン領域2、3の電位を0Vに固定し、このソース/ドレイン領域2、3の電位を固定することでチャネルの電位も同時にソース/ドレイン領域2、3と同電位(0V)にする。この場合はチャネルの電位を0Vとしたが、ソース/ドレイン領域2、3に与える電位を調整することによってチャネルの電位を調整することができる。次にゲート電極6に5V程度の電位を印加し、チャネルとゲート電極6間の電位差によってゲート誘電体膜5内の強誘電体膜を一定の方向に分極させることが可能となる。すでに述べたように、この強誘電体膜の分極は、再書き込みしない限り、残留分極の働きによって、半永久的にこの時分極させた分極状態を保つ。
一方、“0”の書き込みの場合は、図5(b)に示すように“1”の書き込みの場合と同様に、まず裏面電極7に5V程度の電位を印加し、チャネル形成領域4にチャネル(反転層)を形成し、ソース/ドレイン領域2、3の電位を0Vにすることでチャネルの電位を0Vとする。次にゲート電極6に−5Vを印加し、ゲート誘電体膜5内の強誘電体膜を“1”の書き込みの場合と逆の方向に分極させる。このように強誘電体の分極の向きによって、それぞれ異なる情報をメモリセルに保持させることが可能となる。
【0042】
次に、メモリセルの情報の読み出しについて、図6(a)、図6(b)を用いて説明する。このメモリセルトランジスタのゲート誘電体膜5が分極していない状態でのしきい値を2Vとすると、“1”の情報が記憶されたメモリセルのゲート電極に2Vの電圧を印加した場合に、強誘電体の分極の向きが、ゲート電極6からチャネル形成領域に向かって負から正の向きであると、チャネル形成領域4に対して印加される電界を助長することになり、シリコン層のチャネルの形成は保持された状態となる。従って、このときにソース/ドレイン電極2、3間に電界をかけると電流(読み出し電流)が流れるので、この電流を検出し、この電流値と基準電流値との差を電流比較器13によって検出すればデータの読み出しが可能となる(図6(a))。また、このように一度情報を読み出し動作を行っただけでは強誘電体膜中の分極の向きが変わることはなく、情報が破壊されていることはないので、リフレッシュを行う必要はなく、何度でも同じ情報を読み出すことが可能である。
一方、“0”の情報が記憶されているメモリセルのゲート電極6に、同様に2Vの電位を印加した場合では、強誘電体膜の分極の向きが、ゲート電極6からチャネル形成領域4に向かう電界の向きと逆方向となるため、チャネル形成領域4に対して印加される電界の強さを弱めることになり、チャネルの形成が抑制される。チャネルが形成されないとソース/ドレイン領域2、3間に電界をかけても電流は流れない(図6(b))。このように強誘電体の分極の向きによって、同じ電位をゲート電極6に印加しても、ソース/ドレイン領域2、3間に電流が流れるか否かという差が生じる。この現象を利用することでメモリセルに保持されている情報を検知することができる。
また、書き込み動作時に裏面電極7に電位を印加することよってチャネルを形成する一列のメモリセルと、ゲート電極6に情報の書き込みの為の電位を印加される一行のメモリセルの内、両方に共有されるメモリセルについてのみ、選択的に書き込みが可能となり、他のメモリセルに間違った情報を記憶させることを防止できる。
さらに、この実施例においては、メモリセルトランジスタはNチャネル型トランジスタを示したが、Pチャネル型トランジスタであっても印加電圧の正負を逆にするなどして同様の動作が可能となる。
【0043】
実施例2.
次に、この発明の別の実施例について説明する。この実施例と先述の実施例1との違いは、実施例1ではメモリセルが保持する情報は“H(1)”若しくは“L(0)”の2値であったが、本実施例では3値以上の多値情報を保持する場合について述べる。
多値情報を保持するメモリセルの構造は、実施例1と全く同じ構造であり、情報の書き込み及び読み込み等の制御方法に違いがある。
まず、情報の書き込みの場合であるが、(図5(a)を参照して)“H”の情報を記憶させるときは、裏面電極7に5V程度の電位を印加し、チャネル形成領域4にチャネル(反転層)を形成する。次にソース/ドレイン領域2、3に所定の電位、例えば0Vを印加し、チャネルの電位も0Vに固定する。次にゲート電極6に5V程度の電位を印加し、ゲート誘電体膜5内の強誘電体をゲート電極6からチャネル形成領域4に向かう電界を助長する方向に分極させ、このメモリセルに“H”の情報を記憶させる(この書き込み方法については、実施例1の“1”を記憶させた場合と全く同様である)。
【0044】
また、“H”と“L”の中間値であり、“H”と“L”の平均値よりも比較的“H”に近い値の情報を“中間H”とすると、この情報の記憶方法は、まず裏面電極7に5V程度の電位を印加し、チャネル形成領域4にチャネルを形成する。次にソース/ドレイン領域2、3に0V程度の電位を印加し、チャネルの電位も0Vとし、ゲート電極6に0V以上5V未満の電位を印加することでゲート電極6−チャネル間の電位差によってゲート誘電体膜5内の強誘電体膜を分極させる。このときの分極の向きは“H”の場合と同様であるが、“中間H”の場合は分極の強さが小さいために、ゲート電極6からチャネルに向かう電界を助長する働きが“H”を記憶している場合よりも小さくなっている。
【0045】
次に、“L”の情報を記憶させるときは、裏面電極7に5V程度の電位を印加し、チャネル形成領域4にチャネルを形成する。次にソース/ドレイン領域2、3に所定の電位、例えば0Vを印加し、チャネルの電位も0Vに固定する。次にゲート電極6に−5V程度の電位を印加し、ゲート誘電体膜5内の強誘電体膜をゲート電極6からチャネル形成領域4に向かう電界を打ち消す方向に分極させ、このメモリセルに“L”の情報を記憶させる(この書き込み方法については、実施例1の“0”を記憶させた場合と全く同様である)。
また、“H”と“L”の中間値であり、“H”と“L”の平均値よりも比較的“L”に近い値の情報を“中間L”とすると、この情報の記憶方法は、まず裏面電極7に5V程度の電位を印加し、チャネル形成領域4にチャネルを形成する。次にソース/ドレイン領域2、3に0V程度の電位を印加し、チャネルの電位も0Vとし、ゲート電極6に−5Vよりも大きく0V未満の電位を印加することでゲート電極6−チャネル間の電位差によってゲート誘電体膜5内の強誘電体膜を分極させる。このときの分極の向きは“L”の場合と同様であるが、“中間L”の場合は分極の強さが小さいために、ゲート電極6からチャネルに向かう電界を打ち消す働きが“L”を記憶している場合よりも小さくなっている。
このように強誘電体膜の分極の向きと分極の強さを調整することで3値以上の多値情報を記憶させることが可能となる。
【0046】
次に、この多値情報の読み出し方法について説明する。
多値情報として4値(“H”、“中間H”、“中間L”、“L”)のうち、いずれかを取り得る可能性がある場合、これらの情報は2ビットのデータによって、“H”は“1、1”、“中間H”は“1、0”、“中間L”は“0、1”、“L”は“0、0”、と表すことが可能である。これらの情報を得るために、一つのメモリセルの読み出しの際に、メモリセルの読み出し電流を複数のそれぞれ異なる大きさの基準電流と比較する必要がある。この基準電流の大きさは、図7に示すように、メモリセルの読み出し電流が4段階に(“H”、“中間H”、“中間L”、“L”にそれぞれ対応する大きさの電流に)分別されている場合、“H”の読み出し電流と“中間H”の読み出し電流の中間値(基準電流1)、同様に、“中間H”の読み出し電流と“中間L”の読み出し電流の中間値(基準電流2)、“中間L”の読み出し電流と“L”の読み出し電流の中間値(基準電流3)と設定し、それぞれの基準電流とメモリセルの読み出し電流を順次比較して、電流値の大小関係を判定することが可能となる。
【0047】
この時の読み出し電流と基準電流の比較に関する概念図を図8に示す。図8において、15aないし15eはPチャネル型トランジスタ15fないし15jはNチャネル型トランジスタをそれぞれ示しており、このPチャネル型トランジスタ15cのゲート電極には基準電流1を生成する電位が供給されており、このトランジスタが導通状態の時に基準電流1が形成される。同様にPチャネル型トランジスタ15d、15eによっても基準電流2、3が生成される。
【0048】
この例に示すように、4値情報を記憶できるメモリセルの場合は、比較後の出力情報は3値となるのであるが、図8に示すようにそれぞれ、基準電流1とメモリセルの読み出し電流の大小関係を(メモリセルの読み出し電流の電流値が基準電流1の電流値よりも大きい場合は“1”、小さい場合は“0”というように)、それぞれ出力端子Aから出力し、同様に、基準電流2とメモリセルの読み出し電流の大小関係をそれぞれ出力端子Bから出力し、基準電流3とメモリセルの読み出し電流の大小関係をそれぞれ出力端子Cから出力する。それぞれの出力端子から出力される情報(出力A、B、C)と、メモリセルに記憶されている情報の対応図を図9に示す。
図9に示すように、出力A、B、Cがすべて“0”であった場合、メモリセルが保持する情報は“L”(2ビットのデータ(データのビットフォーマット)で表すと“0、0”に相当する情報)であり、出力A、Bが“0”、出力Cが“1”であった場合、メモリセルが保持する情報は“中間L”(“0、1”)、出力Aが“0”、出力B、Cが“1”であった場合、メモリセルが保持する情報は“中間H”(“1、0”)、出力A、B、Cがすべて“1”であった場合、メモリセルが保持する情報は“H”(“1、1”)とすることで、メモリセルの読み出し電流の大きさを比較することで、メモリセルの情報を検知することが可能となる。
このように、通常のメモリセルでは2値情報を保持することが一般的であり、多値情報を保持することは困難であったが、上記のように、基準電流を複数段階の大きさに設定し、順次メモリセルの読み出し電流と比較する方法で多値情報を検知することが可能となる。さらに、一つのメモリセルが取り得る情報値が増加した為に、従来と同じメモリセル数の半導体装置においても、記憶させることができる情報量が増加することになり、実効的な容量増加が可能となる。
【0049】
実施例3.
次に、この発明の他の実施例について説明する。先述の実施例1、2では、行及び列方向に配置した複数個のメモリセルにそれぞれ単独に情報を保持させ、メモリセルの情報の読み出しの際には所定の一つのメモリセルの読み出し電流と基準電流を電流比較器(センスアンプ)13において比較し、情報を検知していたが、この実施例では一つの情報を記憶させるために2つのメモリセル(メモリセルMCと相補メモリセル/MC)を用い、これら2つのメモリセルに互いに相補な情報をそれぞれ記憶させ、情報の読み出しの際の基準電流を相補メモリセル/MCの読み出し電流とている。
この相補メモリセル/MCを用いた半導体装置の要部概念図を図10に示す。図において11aはマトリクス状に配置された奇数列のメモリセルMCのソース領域2をそれぞれ接続する配線、11bは偶数列の相補メモリセル/MCのソース領域2をそれぞれコンタクトを介して接続する配線、その他、既に用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示している。また、電流比較器13はメモリセルの行方向に配置され、メモリセルMCのソース領域に接続された配線11aと相補メモリセル/MCのソース領域2に接続された配線11bから供給される電流を比較するものである。
【0050】
次に、この半導体装置に対する情報の書き込みについて説明する。まず"1"の書き込みの場合、図10に示すように、裏面電極7a、7bに5V程度の電位を印加する。これによってメモリセルMC及び相補メモリセル/MCのチャネル形成領域4にチャネル(反転層)を形成する。チャネルを形成した後、配線11a、配線11b及びドレイン領域3に接続された配線に0Vを印加し、メモリセルMC及び相補メモリセル/MCのソース/ドレイン領域2、3の電位を0Vとすることによって、これらのメモリセルのチャネルの電位も0Vとする。その後、メモリセルのゲート電極6aに5V程度の電位を印加し、ゲート電極6aとチャネルの電位差によって、ゲート誘電体膜5内の強誘電体を一定の方向に分極させる。これと同時に、若しくは異なるタイミングで相補メモリセル/MCのゲート電極6aに対して−5V程度の電位を印加し、ゲート電極6aとチャネルの電位差によって、ゲート誘電体膜5内の強誘電体をメモリセルMCの強誘電体の分極方向と逆の方向に分極させることで、メモリセルへの情報の書き込みができる。
【0051】
また、“0”の書き込みの場合、メモリセルMC及び相補メモリセル/MCのチャネル形成領域4にチャネルを形成するまでは“1”の書き込みと同様に行う。チャネル形成後、ソース/ドレイン領域2、3にそれぞれ0Vの電位を給電し、チャネルの電位も0Vとする。次に、メモリセルのゲート電極6aに−5Vを印加し、ゲート電極6aとチャネルの電位差によって、ゲート誘電体膜5内の強誘電体膜を一定の方向に分極させる(“1”を記憶させた場合と逆方向に分極する)。これと同時に、若しくは異なるタイミングで相補メモリセル/MCのゲート電極6aに対して5V程度の電位を印加し、ゲート電極6aとチャネルの電位差によって、ゲート誘電体膜5内の強誘電体をメモリセルMCの強誘電体の分極方向と逆の方向に分極させる(“1”を記憶させた場合と逆方向に分極させる)ことによって、情報の書き込みができる。
【0052】
次に、メモリセルMCの情報の読み出しについて説明する。
メモリセルMC及び相補メモリセル/MCのメモリセルトランジスタのゲート誘電体膜5が分極していない状態でのしきい値を2Vとすると“1”の情報が記憶されたメモリセルMCのゲート電極6aに2Vの電圧を印加した場合に、強誘電体の分極の向きが、ゲート電極6aからチャネル形成領域4に向かって負から正の向きであると、この強誘電体はゲート電極6aからチャネルに印加される電界の強さを助長することになり、シリコン層のチャネルの形成は保持された状態となる。従って、このときにソース/ドレイン電極2、3間に電界をかけると電流が流れる。同様に、相補メモリセル/MCに対してメモリセルMCのゲート電極6に印加した電位と同じ電位を印加する。このときに、相補メモリセル/MCはメモリセルMCと相反する情報を保持しているため、ゲート電極6aからチャネルに向かう電界を一部打ち消すように働き、チャネルが形成されなくなる。従って、ソース/ドレイン電極2、3間に電界をかけても電流は流れない。このメモリセルMCと相補メモリセル/MCのソース領域2に接続された配線11a、11bに上記の読み出し電流が流れ、この電流値を電流比較器13で比較する。この場合は、相補メモリセル/MCの読み出し電流は0Aであり、一方、メモリセルMCの読み出し電流は数Aとなり、このように相補メモリセル/MC側の読み出し電流と比較してメモリセルMCの読み出し電流が大きいことから、メモリセルが保持する情報が“1”であることを検知することが可能となる。
【0053】
また、メモリセルに“0”が記憶されているときは、同様にゲート電極6aに電位を印加し、ソース/ドレイン電極2、3間に電界をかけた場合に、メモリセル側にはゲート誘電体膜5内の分極がゲート電極6aとチャネル間にかかる電界を打ち消す方向に働いているため、チャネルが形成されなくなり、配線11aには電流は流れない。一方、相補メモリセル/MC側にはゲート誘電体膜5内の分極がゲート電極6aとチャネル間にかかる電界を助長する方向に働いているため、チャネルは形成されたままであり、配線11bには数Aの電流が流れる。配線11a、11bに流れる電流値を電流比較器13において比較し、相補メモリセル/MC側の読み出し電流と比較してメモリセルの読み出し電流が小さいことが分かると、メモリセルMCが保持する情報が“0”であると検知することが可能となる。
【0054】
また、この例に示すように、2つのメモリセルに一つの情報と、この情報の相補な情報をそれぞれを記憶させることで、電流比較器13において両者の電流値を比較した場合に、電流値の差が大きく出るために情報の検知が正確に行えるようになる。また、この両者の電流値の差がなかった場合、メモリセル内、若しくは相補メモリセル内の情報が破壊されたことが分かる。また、非常に長い期間情報を保持し続けたままであり、強誘電体の残留分極状態が弱まり、2つのメモリセルの読み出し電流値の差が小さくなって来た場合には、リフレッシュを行うことによってメモリセル内の情報を保持することが可能となるなどの利点がある。
【0055】
実施例4.
次に、この発明の別の実施例として図11に示すようなメモリセルの構造が考えられる。実施例1ないし3において既に示したトランジスタ型メモリセルは(図1)を参照して)半導体領域1とゲート電極6の間にゲート誘電体膜5に含まれる強誘電体膜を形成しただけでなく、裏面電極7と半導体領域1の間にも強誘電体膜16を形成したという点に特徴がある。
このメモリセルを用いた半導体装置の書き込み動作について説明する。“0”、“1”のいずれの情報を書き込む場合も、まず半導体領域1のチャネル形成領域4にチャネルを形成することが必要となる。このチャネルを形成する際に裏面電極7からチャネル形成領域4に対して電界が印加されるが、あらかじめ裏面電極7に近い側の強誘電体膜16を、このチャネル形成のための電界を助長する方向に分極させておくことで、メモリセルに対して情報を書き込む際に、より効率良くチャネル(反転層)を形成することが可能となる。
また、逆にチャネルを形成しにくい方向に強誘電体膜16を分極させた状態にすると、裏面電極7にチャネルの形成のために必要な最低限度の大きさの電位が印加された場合においてもチャネルを形成することがない。従って、情報が記憶されているメモリセルに対して再書き込みを禁止した状態を作ることができる。
その他、メモリセルに対する書き込み方法及び読み出し方法は実施例1に示した方法と同じ方法を用いて実施することが可能となる。
【0056】
実施例5.
次に、この発明の別の実施例を図12を用いて説明する。図12において符号fないしjは行及び列方向に配置されたメモリセルの、行方向に並ぶメモリセルのゲート電極となる電極線である。また、符号aないしeは列方向に並ぶ、メモリセルの裏面電極7となる電極線である。これら、ゲート電極となる電極線fないしj及び裏面電極となる電極線aないしeは、それぞれデコーダ回路17a、17bに接続されており、このデコーダ回路17a、17bにおいて複数本の電極線の内の任意の電極線を選択し、選択した電極線に所定の電位を印加する。その他、既に説明のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示すものである。
【0057】
通常、一つのメモリセルに情報を書き込む場合、電極線aないしeとfないしjのうちそれぞれ一本を選択することでこれらの電極線が互いに重畳する位置に書き込むことが可能となる。この実施例では、複数本の電極線を同時に選択状態することで、複数個のメモリセルを同時に書き換え、消去することについて説明する。
2行×3列のメモリセル群Yの情報を同時に書き換える場合を考える。この場合、まずデコーダ回路17aに多重選択信号を入力し、デコーダ回路17aを介して電極線b、c、dを選択し、さらに5Vの電位を印加する。これによってメモリセルのシリコン層からなるチャネル形成領域4にチャネル(反転層)を形成する。次に、ソース/ドレイン領域2、3に接続された配線10a、10b、11a、11b、11cに0Vを印加し、チャネルの電位も0Vとする。その後、デコーダ回路17bに多重選択信号を入力し、デコーダ回路17bを介して電極線f、gを選択し、メモリセルに“1”の情報を書き込む場合は5Vの電位を、“0”の情報を書き込む場合は−5Vの電位をゲート電極6に印加する。このゲート電極に対する電位の印加によってチャネルとゲート電極6の間に電位差が生じて、ゲート誘電体膜5内の強誘電体が分極し、メモリセル群Yの情報が再書き込み、消去された状態となる。
また、デコーダ回路17a、17bによって全ての裏面電極7、全てのゲート電極6を選択し、チャネルとゲート電極6間の電位差によって、強誘電体を分極させることで、全メモリセルの一括消去が可能となる。
【0058】
実施例6.
次に、この発明の他の実施例について図13を参照して説明する。図13は一つのメモリセルのゲート長方向に沿う断面図であり、図において1はP型不純物を含む半導体基板若しくはTFT(THIN FILM TRANSISTOR)のP型低濃度不純物領域である半導体領域を示しており、その他、すでに説明に用いた符号については同一符号は同一、若しくは相当部分を示すものである。
このように構成されたメモリセルは実施例1ないし5に示した場合と同様に行及び列方向にマトリクス状に配置されゲート電極6となる電極線はデコーダ回路17bに接続された状態であり、行方向に配置されたメモリセルのドレイン領域3を接続する読み出し時の電圧印加用配線である配線10と、列方向に配置されたメモリセルのソース領域2を接続する読み出し時の電流引き抜き線である配線11がそれぞれ配置されており、このソース領域2を接続する配線11は電流比較器(センスアンプ)13に接続されている。
【0059】
次に、この図13に示したメモリセルを用いた情報の書き込み方法について説明する。まず、“1”の書き込みの場合、ゲート電極6に5V程度の電位を印加し、チャネル形成領域4にチャネル(反転層)を形成する。その後、ソース/ドレイン領域2、3に対して0V程度の電位を印加し、チャネルの電位も0Vとする。このとき、ゲート電極6−チャネル間のゲート誘電体膜5内の強誘電体膜が電位差によって分極する。このときにはゲート電極6からチャネルに向かって電界を形成した場合に電界を助長する方向に分極することになる。これによって“1”の書き込みができる。
“0”の書き込みの場合は、ゲート誘電体膜5が特定の方向に分極していない場合のメモリセルトランジスタのしきい値程度の電位をゲート電極6に印加し、チャネル形成領域4にチャネルを形成する。その後、ソース/ドレイン電極2、3にゲート電極6に印加されている電位よりも5V程度大きい電位を印加し、チャネルの電位もソース/ドレイン領域2、3の電位と同様の電位とする。このときにゲート電極6とチャネル間の電位差によってゲート誘電体膜5内の強誘電体が分極し、この場合はゲート電極6からチャネルに向かって電界をかけたときに、電界の強さを打ち消す方向に分極することになる。これによって“0”の書き込みが可能となる。
【0060】
次に、このメモリセルに記憶された情報の読み出しについて述べる。
まず、読み出す対象となるメモリセルのゲート電極6に接続されたワード線(電極線)に、チャネルが形成可能となる程度の電位を印加し、次に、ソース/ドレイン領域2、3間に電界を与える。このとき、メモリセルに“1”が記憶されていた場合は、ゲート電極6からチャネルに向かう電界を助長する方向に強誘電体の分極が働いているために、チャネルが形成された状態は保たれ、ソース領域2からメモリセルの読み出し電流が流れる。これを電流比較器(図示せず)において基準電流よりも大きいか小さいかを比較し、読み出し電流が基準電流よりも大きいことを検知して、情報“1”を出力することが可能となる。
次に、メモリセルに“0”が記憶されていた場合は、上記の場合と同様に、ゲート電極6にしきい値程度の電位を印加してチャネルを形成しても、ゲート電極6からチャネルに向かう電界を打ち消すように強誘電体の分極が働いているために、チャネル形成領域4のチャネルの形成は妨げられ、ソース/ドレイン領域2、3間に電界を印加した場合においても電流は流れず、ソース領域2に流れる電流は0Aである。これを電流比較器において基準電流よりも大きいか小さいかを比較し、読み出し電流が基準電流よりも小さいことを検知して、情報“0”を出力することが可能となる。
【0061】
また、実施例2において既に説明した場合と同様に、メモリセル内の強誘電体の分極の強さと方向を調整することによって、多値情報を記憶することも可能であり、この場合はゲート電極6には通常の書き込みと同様にメモリセルトランジスタのしきい値程度の大きさの電位を印加し、チャネルを形成し、その後、ソース/ドレイン領域2、3に対して印加する電位を調整することでゲート電極6−チャネル間にかかる電界の強さを数段階とすることが可能である。また、多値情報の読み出しでは、実施例2と全く同様に行うことが可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、強誘電体膜を有するゲート誘電体膜のメモリセルの裏面電極を形成したことにより、反転層の形成が容易となり、ソース/ドレイン領域に印加する電位とゲート電極に印加する電位をそれぞれ調整することでチャネルとゲート電極間の電位差の調整の裕度が大きくなるという効果があり、また、裏面電極と第一の導電型の半導体領域と間に強誘電体膜を含む絶縁膜を形成したことによって、絶縁膜内の強誘電体を反転層を形成を容易にする方向に分極させておくことで、書き込みの際の裏面電極に印加する電位を小さくできる、若しくは反転層の形成を確実に行うことが可能となる。
【0064】
また、この発明によれば、複数個のメモリセルの裏面電極を接続する配線(電極線)と、複数個のメモリセルのゲート電極を接続する配線(電極線)が平行に配置されないようにすることで、2つの配線が重畳する位置にメモリセルを形成することが可能となり、効率良くメモリセルを配置し、所定の範囲内に、多くのメモリセルを配置することが可能となる。
【0065】
さらに、この発明によれば、一つのメモリセルトランジスタにおいて、メモリセルのゲート電極を接続する配線と、ゲート電極を接続する配線とが平行に配置されないようにし、さらに二つの配線が重畳する位置を介してソース/ドレイン領域を上記の二つの配線が配置されていない方向に伸びるように形成することで、ソース/ドレイン領域上にコンタクトを形成することが容易になり、また、効率良くメモリセルを配置でき、半導体装置の集積度を上げることが可能となる。
【0066】
また、この発明によれば、ゲート電極を接続する配線と裏面電極を接続する配線とを互いに直交する方向に配置することで、メモリセルを効率良く配置することが可能であり、半導体装置の集積度を上げることが可能となる。
【0067】
また、この発明によれば、二つのメモリセルに相補的な情報をそれぞれ記憶させて、一方のメモリセルに記憶させた情報を、他のメモリセルに記憶させた情報を読み出す際の基準電流として用いることができ、正確な情報の検知が可能となる。
【0068】
また、この発明によれば、メモリセル内の反転層の電位をソース/ドレイン領域の電位と同じ電位とし、反転層の電位とゲート電極の電位との電位差によってゲート誘電体膜内の強誘電体膜を分極させ、情報を記憶させることが可能となる。
【0069】
さらに、この発明によれば、反転層の電位とゲート電極の電位との電位差が複数の値を取り得るものとすることで、強誘電体膜の分極状態が複数になるようにし、一つのメモリセルが多くの情報を記憶できるようにすることが可能である。
【0070】
さらに、この発明によれば、ゲート電極に所定の大きさの電位を印加することで、ゲート電極から反転層に向かう電界を助長する方向に強誘電体膜が分極した状態かどうかによってソース/ドレイン領域間に流れる電流と基準電流を比較し、メモリセルに記憶されている情報を検知することが可能となる。
【0071】
また、この発明によれば、裏面電極に電位を印加することで第一の導電型の半導体領域に反転層を形成することが可能であり、ソース/ドレイン領域に印加する電位、つまりチャネルの電位とゲート電極に印加する電位の電位差の微妙な調整を正確に行うことが可能になる。
【0072】
さらに、この発明によれば、ゲート誘電体膜内の強誘電体膜の分極状態をチャネルの電位とゲート電極の電位との電位差を微妙に調整することが可能になったことに伴って、分極状態を複数段階に設定し、多くの種類の内の一つの情報を記憶させることが可能となる。これによって、同じ数のメモリセルを持つ従来の半導体装置に対し、この発明による半導体装置では、保持できる情報量が増加する。
【0073】
また、この発明によれば、ソース/ドレイン領域はN型の不純物を含む半導体領域をソース/ドレイン領域とし、P型の不純物を含む半導体領域をチャネル領域とする半導体装置においては、裏面電極に正の電位を印加することで反転層の形成を容易に行うことができ、メモリセルの情報の書き込みを正確に行うことが可能になる。
【0074】
さらに、この発明によれば、ソース/ドレイン領域はP型の不純物を含む半導体領域をソース/ドレイン領域とし、N型の不純物を含む半導体領域をチャネル領域とする半導体装置においては、裏面電極に正の電位を印加することで反転層の形成を容易に行うことができ、メモリセルの情報の書き込みを正確に行うことが可能になる。
【0075】
また、この発明によれば、複数のメモリセルのゲート電極を接続する電極線と複数のメモリセルの裏面電極を接続する電極線を選択的に所定の電位とすることで、情報を書き換えるメモリセルの位置を指定することが可能となる。
【0076】
さらに、この発明によれば、情報を書き換えるメモリセルの指定の際に複数本の電極線を選択的に所定の電位とすることで多くのメモリセルを指定することが可能となり、一括に多くのメモリセルの情報を書き換えることが可能となる。
【0077】
また、この発明によれば、2個のメモリセルに対して相補的な情報をそれぞれ書き込むようにしたことで、このメモリセルの情報を読み出す際に、一方のメモリセルの読み出し電流を基準電流とし、他方のメモリセルの読み出し電流がどのような大きさになっているかどうかによってメモリセルが記憶する情報を検知することが可能となり、2値を記憶するメモリセルの場合、“0”、“1”の情報となる読み出し電流の中間値を基準電流とすることが一般的であるが、相補的な情報を記憶する方のメモリセルの読み出し電流を基準電流とするため、読み出し電流と基準電流との差が大きくなり、情報の検知が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による半導体装置のメモリセルを示す断面図である。
【図2】 この発明の一実施例の半導体装置の平面図である。
【図3】 この発明の一実施例の半導体装置の平面図である。
【図4】 この発明の一実施例の半導体装置の断面図である。
【図5】 この発明の一実施例による半導体装置の制御方法を示す図である。
【図6】 この発明の一実施例による半導体装置の制御方法を示す図である。
【図7】 この発明の実施例2を説明するために必要な図である。
【図8】 この発明の実施例2を説明するために必要な図である。
【図9】 この発明の実施例2を説明するために必要な図である。
【図10】 この発明の実施例3の半導体装置の平面図である。
【図11】 この発明の実施例4の半導体装置の断面図である。
【図12】 この発明の実施例5の半導体装置の平面図である。
【図13】 この発明の実施例6の半導体装置の断面図である。
【図14】 従来の半導体装置を示す図。
【図15】 従来の半導体装置を示す図。
【符号の説明】
1 半導体領域 2、3ソース/ドレイン領域
4 チャネル形成領域 5 ゲート誘電体膜
6 ゲート電極 7 裏面電極
8 絶縁膜 9 接続部
10、11 配線 12 基準電流
13 電流比較器 14a フィールド酸化膜
14b 絶縁膜
15a〜15e Pチャネルトランジスタ
15f〜15j Nチャネルトランジスタ
16 強誘電体膜 17a、17b デコーダ回路
101 N型半導体基板 102、103 Pウェル領域
104 Nウェル領域 105、106 電極
107、108 強誘電体膜
109、110、111 N型高濃度不純物領域
112、113、114 P型高濃度不純物領域
115 入力端子 116 出力端子
117、118、119 トランジスタ
120 N型抵抗 121 P型抵抗
WL ワード線 BL ビット線
/BL 相補ビット線

Claims (5)

  1. チャネル領域となる第一の導電型の半導体領域、上記第一の導電型の半導体領域の両端に形成されたソース/ドレイン領域となる第二の導電型の半導体領域、上記第一の導電型の半導体領域の一主面上に形成された強誘電体膜を含むゲート誘電体膜、上記強誘電体膜上に形成されたゲート電極、上記第一の導電型の半導体領域の他の主面の上記ゲート電極に対向する位置に強誘電体膜を含む絶縁膜を介して形成された裏面電極を含むメモリセルを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. ゲート電極と裏面電極は帯状に形成されたものであり、両電極は互いに異なる方向に延在配置されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. ゲート電極と裏面電極は帯状に形成されたものであり、両電極は互いに異なる方向に延在配置され、且つ一つのメモリセルに形成されたソース領域とドレイン領域は、ゲート電極及び裏面電極の延在方向と異なる方向に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. ゲート電極と裏面電極は帯状に形成されたものであり、両電極は互いに異なる方向に延在配置され、且つメモリセルのゲート電極と裏面電極が重畳する位置において、それぞれの電極の延在方向がなす角が直角であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体装置。
  5. 行及び列方向に配置された複数個のメモリセル、上記複数個のメモリセルのソース若しくはドレイン領域同士を接続する複数本の第一の配線と、上記複数個のメモリセルのドレイン領域若しくはソース領域同士を接続し、第一の配線が伸びる方向と異なる方向に配置された複数本の第二の配線、上記第一、若しくは第二の配線のいずれか一方の隣接する2本の配線に接続されたセンスアンプを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置。
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