JP3803931B2 - ハードディスクドライブ用粘着ラベル及び該粘着ラベルを使用したハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法 - Google Patents

ハードディスクドライブ用粘着ラベル及び該粘着ラベルを使用したハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法 Download PDF

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本発明は、ハードディスクドライブの筐体外面に貼付して使用されるハードディスクドライブ用の粘着ラベルに関し、さらに詳しくは、粘着ラベルとしての各種表示機能と、ハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減させることが可能なハードディスクドライブ用粘着ラベルに関する。
近年、ハードディスクドライブは、パーソナルコンピューターをはじめとする民生用の需要が大きく伸びており、それに伴い、ハードディスクドライブ自体の小型化や駆動時における発生音の低減化(静寂性の確保)が、記憶容量の増大と並び重要な特性とされてきている。
ハードディスクドライブの駆動時における発生音を低減化させる手段としては、ハードディスクドライブの筐体の一部(例えばカバー等)に制振鋼板を用いることで行われることが一般的である。
しかしながら、前記制振鋼板を用いた方法は、特に記録ディスクの直径が2.5インチ以下であるようなハードディスクドライブの小型・軽量化、騒音低減化、あるいは、生産性やコスト面からは未だ十分な手段とは言えず、さらなる改善が求められている。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来の制振鋼板を用いた駆動時発生音低減手段に変わる、または従来の制振鋼板を用いた方法にさらに付加することにより騒音低減化を向上させる、新たなハードディスクドライブの駆動時発生音の低減手段を提供することである。
本発明者らは上記の問題点を解決するために鋭意検討した結果、ハードディスクドライブ筐体の外面に貼付する、各種の情報表示機能を持たせた粘着レベルに、ハードディスクドライブの駆動時における発生音を低減できる機能を持たせることで、前記問題点を解決できる可能性がある事を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に貼付されて使用される粘着ラベルであって、基材の片面に情報表示部を有し、他面に粘着剤層を有しており、前記基材は、金属箔の両面に樹脂フィルム層が積層され、かつ粘着ラベル背面側を構成する樹脂フィルム層が、厚さ25μm以上125μm以下の樹脂フィルムであり、さらに粘着ラベル背面側を構成する樹脂フィルムの表面に熱転写方式の印刷手段により情報表示部が形成されており、前記粘着ラベルは、ハードディスクドライブの筐体外面に貼付されることでハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減することが可能なハードディスクドライブ用粘着ラベルを提供する。
本発明は、また、記録ディスクを収容する箱型のハウジング本体と、前記ハウジング本体と対をなすトップカバーとから構成されるハードディスクドライブにおける、前記トップカバーの外面の全面積の20%以上100%以下に、前記ハードディスクドライブ用粘着ラベルを貼付することを特徴とするハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法を提供する。
本発明は、さらにまた、ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に、前記ハードディスクドライブ用粘着ラベルを貼付することを特徴とするハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法を提供する。
本発明の粘着ラベルは、上記の如き構成を有することにより、粘着ラベルとしての各種情報表示機能と、ハードディスクドライブの駆動時における発生音を低減できる機能を両立させることが可能となる。
従って本発明の粘着ラベル及び、該粘着ラベルを使用したハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法においては、近年特に重要視されてきつつある、ハードディスクドライブの駆動時発生音低減対策において、粘着ラベルとしての情報表示機能と、防音・制振材料としての駆動時発生音低減機能を同時に満足することができ、粘着ラベルと防音・制振材といった2種類の部材の機能(効果)を有するハードディスクドライブ用粘着部材として、経済性や作業効率の向上に寄与することができる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベル(以下、単に粘着ラベルともいう。)を使用した、ハードディスクドライブの駆動時における発生音(以下、単に駆動時発生音ともいう。)の低減方法の一態様を示す概略図である。図1においては、記録ディスク、磁気ヘッド、スピンドルモータ等が収容されているハウジング本体Aと、トップカバーBとから構成されるハードディスク装置のトップカバーBの外面に、表面(背面)に情報表示部2を有する粘着ラベル1が貼付されている。
本発明において、粘着ラベルは、それをハードディスクドライブの筐体(例えば図1におけるトップカバーやハウジング本体)の外面に貼付することにより、駆動時発生音を低減することが可能なものであることが必要となる。ここで、「ハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減することが可能」とは、本発明の粘着ラベルを貼付することにより、駆動時発生音が1dB以上低下(低減)できるもののことをいう。
また、粘着ラベルは、その基材表面(背面)に、例えば「使用上の注意事項」や「接続方法」、「製品名・製造者名等の認識・識別事項」等の情報表示部を有する。係る構成とすることにより、従来は、情報表示機能のみしか持たなかった粘着ラベルによって、駆動時発生音の低減機能を付加することができ、ハードディスクドライブのさらなる騒音低減を達成できる。また、さらには制振鋼板と粘着ラベルという2つの部材により達成していた構成を同一部材で達成することが可能となる。
本発明において粘着ラベルは、上記機能を有するものであればその具体的構成等は特に限定されないが、例えば図2に示すように、粘着ラベルの基材としては、金属箔1bの両面に樹脂フィルム層1aが積層された少なくとも3層から構成される積層基材を使用することが好ましい。ここで樹脂フィルム層1aとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリイミド(PI)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等からなる樹脂フィルムが使用できる。中でも経済性、耐久性の点からはポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。また、金属箔1bとしては、例えば、アルミニウム箔、鉄箔、ステンレス箔、ニッケル箔、銅箔等からなる金属箔が使用できる。中でも加工性、経済性の点からはアルミニウム箔が特に好ましい。
本発明の粘着ラベルは、制振性を発揮できる剛性を有し、かつ粘着ラベルとしての貼付作業性を満足させる点からは、前記基材における、樹脂フィルム層/金属箔/樹脂フィルム層の各々の厚み又は構成として、例えば、以下の厚み又は構成を例示することができる。
(1)情報表示部が形成される粘着ラベル背面側の樹脂フィルム層の厚みとしては、通常6μm以上125μm以下(6μm〜125μm)であり、好ましくは25μm以上125μm以下(25μm〜125μm)である。当該樹脂フィルム層が6μmよりも薄い場合は、基材全体が金属箔の特性に支配され、皺が入り易くなり、また、非常に薄いために安定的にラミネートすることが、非常に難しくなる。
また、当該樹脂フィルム層の厚みを25μm以上とすることにより、粘着ラベルの背面側となる樹脂フィルム層表面に熱転写方式の印刷手段により情報表示部を形成する場合に、インク転写時の熱が金属箔を介して散逸することで発生すると考えられる印刷不良の問題をより一層改善することができる。
なお、情報表示部としてバーコード等を印刷する場合は、当該樹脂フィルム層に特に白色等に着色した樹脂フィルム(例えば白色ポリエチレンテレフタレートフィルム等)を用いることにより、バーコード等の読み取り性に優れた特性が得られる。
(2)金属箔としては、基材としての剛性を保つ観点からは、その厚みは10μm以上(好ましくは15〜150μm)であることが望ましい。該金属箔の厚みが10μmよりも薄い場合は、基材の剛性を高めるといった目的を達成できない場合がある。また、基材の剛性を高めるためには、その厚みは厚いほど良いが、厚くなりすぎると粘着ラベルとして厚くなりすぎ、ハードディスクドライブの製品厚さに影響することになるので、金属箔としては、その厚みが150μm以下であることが望ましい。
(3)粘着剤層を形成する側の樹脂フィルム層は、主として粘着ラベルのカールを抑制する目的でラミネートされるが、粘着ラベルの全体厚さを薄くするためには、金属箔層の厚さとのバランスもあるが、できるだけ薄い方が好ましく、通常6μm〜50μm(好ましくは6〜25μm)である。
基材は、金属箔と樹脂フィルム層とを例えばドライラミ方式等の公知の積層手段を用いて製造することができる。
さらに基材は、コロナ処理、易接着処理等の公知の手段を用いて片側、もしくは両側の樹脂フィルムを表面処理し、印刷性の改良および粘着剤の投錨性の改良を行なうことができる。
基材の片面(背面)には情報表示部2が形成されるが、この情報表示部は、例えば「使用上の注意事項」や「接続方法」、「製品名・製造者名等の認識・識別事項」等を通常の印刷手段等により形成することができる。
基材の情報表示部形成面とは反対側の面には粘着剤層3が形成される。この粘着剤層を形成している粘着剤としては、合成ゴム系粘着剤や天然ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤等の公知の粘着剤を適宜選択して使用することができる。中でも耐久性の面からはアクリル系粘着剤が好ましく、具体的には、炭素数4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを主成分とするポリマーから構成される粘着剤が望ましい。ここで、炭素数4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、ブチル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、イソノニル基、ヘキシル基、イソアミル基、ラウリル基、イソミリスチル基等のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸のアルキルエステルが挙げられる。
特に本発明では、アクリル系粘着剤として、制振性能に大きく寄与する粘着剤のガラス転移温度及び粘着特性の両立しやすい炭素数7〜10のアルキル基を有する(メタ)アクリレートと、アクリル酸とを共重合成分とするポリマーから構成されるアクリル系粘着剤を好適に用いることができる。
粘着剤層の制振性能は粘着剤のガラス転移温度に大きく影響され、その特性を使用温度(具体的にはハードディスクドライブの使用温度であり、通常、室温以上である)にて有効に発揮するためには、粘着剤層を構成する粘着剤の損失係数が20℃において0.5以上2.0以下(0.5〜2.0)、好ましくは0.7以上2.0以下(0.7〜2.0)であることが望ましい。また、前記粘着剤の損失係数のピーク温度としては−10℃以上50℃以下であることが好ましい。前記粘着剤の損失係数及び/又は損失係数のピークを前記範囲とする事により、粘着剤の制振性能と粘着特性とを優れたレベルで両立することができる。
粘着剤層の厚みは特に限定するものではないが、駆動時発生音の低減効果の点からは、15μm以上、好ましくは20〜100μmである。
本発明の粘着ラベルには、その粘着剤層を使用時まで保護するための剥離ライナが使用される。この剥離ライナとしては、ハードディスクドライブのような精密電子機器におけるシリコーン成分に基づく接点障害等の不具合を防止するためには、粘着剤層表面に転写(移行)するシリコーン成分量の少ない剥離ライナ、特に、剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナを使用することが好ましい。剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナとしては、例えば、フッ素系剥離剤や長鎖アルキル系剥離剤のようなシリコーン系剥離剤以外の剥離剤からなる剥離剤層を基材表面に形成した剥離ライナ、あるいは、ポリエチレンフィルムやエチレン−α−オレフィン共重合体フィルム等のそれ自体が剥離性の高いプラスチックフィルム等が挙げられる。
粘着剤層表面に転写(移行)するシリコーン成分量の少ない剥離ライナ、または剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナを使用した場合、シリコーン系剥離剤を使用した剥離ライナと比較して一般的に、剥離力が大きくなる傾向がある。この結果、本発明の粘着ラベルを剥離ライナから剥離する場合に、粘着ラベルがカールすることがある。この為、粘着ラベルの基材としては、金属箔の両面に樹脂フィルム層が積層された少なくとも3層から構成される積層基材を使用することが好ましい。かかる構成の基材を使用した粘着ラベルと、剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナとから構成される粘着ラベルとすることで、粘着ラベル使用時における剥離ライナからの剥離時のカール発生を防止することができ、以後の粘着ラベル貼付作業性が向上する。
本発明におけるハードディスクドライブの駆動時発生音の低減方法としては、例えば図1に示されるように、記録ディスク、磁気ヘッド、スピンドルモータ等が収容されているハウジング本体Aと、トップカバーBとから構成されるハードディスク装置のトップカバーの外面に、本発明における粘着ラベルを貼付することで行われる。本発明において粘着ラベルは、駆動時発生音の更なる低減効果を発揮するために、粘着ラベルの貼付面積が、ハードディスクドライブのトップカバー外面に対し、トップカバーの全面積の20%以上、好ましくは25〜100%となるように貼付することが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
基材として、次の基材Aを用いた。
基材A:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)/アルミニウム箔(厚み:30μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)からなる基材Aを作製した。
また、粘着剤としては、次の粘着剤配合物Aを用いた。
粘着剤配合物A:配合物としてアクリル酸:15重量部、アクリル酸イソノニル:85重量部、光開始剤として商品名「イルガキュア184(チバガイギー社製)」:0.1重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌して反応系内の窒素置換を行った後、紫外線ランプ(UVランプ)により約150mJとなるようにUV光を照射し、重合率約10%の反応を行いプレポリマーを得た。さらにこのプレポリマー:100重量部に対し、内部架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)を0.2重量部加え攪拌して、粘着剤配合物A(アクリル系粘着剤A)を得た。
前記基材Aの片面に、前記粘着剤配合物A(アクリル系粘着剤A)を、厚さが25μmとなるように塗布し、さらに、シリコーン系剥離剤層が表面に形成されているポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離ライナA)のシリコーン剥離剤層側の面を貼り合せ、配合物表面を空気層から遮断する状態にてUVランプにて約2000mJのUV光を剥離ライナ側より照射し配合物を反応させることにより、粘着シートAを得た。前記粘着シートAから剥離ライナAを剥がした(又は除去した)後、130℃のオーブン中で約1分乾燥させることにより、アクリル系粘着剤Aからなる粘着剤層から揮発成分を除去し、該粘着剤層側の面に再度剥離ライナAのシリコーン系剥離剤層側の面を貼り合せて、基材付き粘着シートAを作製した。
前記基材付き粘着シートAの基材背面側に印刷を施すことにより、粘着ラベルAを作製した。
上記にて作製した粘着ラベルAを市販の2.5インチハードディスクドライブ(a)のトップカバー外面の約56%に貼り付け、後述の[騒音レベル(駆動時発生音)の測定方法]により騒音レベルの測定を行い、その測定結果を表1に示す。なお、表1において、粘着ラベルを貼り付ける前のハードディスクの騒音レベル[dB(A)]については、「粘着ラベルの貼り付け前の騒音レベル[dB(A)]」の欄に示し、粘着ラベルを貼り付けた後のハードディスクの騒音レベル[dB(A)]については、「粘着ラベルの貼り付け後の騒音レベル[dB(A)]」の欄に示した。表1に示されているように、該実施例1に係る粘着ラベルAを貼り付ける前に27.7dB(A)であった騒音レベルが、貼り付けた後は25.8dB(A)となった。
また、粘着剤(アクリル系粘着剤A)の損失係数(tanδ)及び該粘着剤の損失係数のピークにおける温度(損失係数のピーク温度)を、後述の[損失係数の測定方法]により測定し、その結果を表1に示した。なお、表1において、粘着剤の損失係数(tanδ)については、「粘着剤の損失係数(−)」の欄に示し、粘着剤の損失係数のピーク温度については、「粘着剤の損失係数のピーク温度(℃)」の欄に示した。表1に示されているように、前記粘着剤配合物Aからなる粘着剤(アクリル系粘着剤A)の損失係数(tanδ)は20℃において1.1であった。また、該粘着剤の損失係数のピークにおける温度(損失係数のピーク温度)は18℃であった。
実施例2
基材として、次の基材Bを用いた。
基材B:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)/アルミニウム箔(厚み:50μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)からなる基材Bを作製した。
また、粘着剤としては、次の粘着剤配合物Bを用いた。
粘着剤配合物B:配合物としてアクリル酸:10重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル:90重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル:0.1重量部、重合溶媒としてトルエン:150重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌した。このようにして重合系内を窒素置換した後、60℃に昇温して7時間重合反応を行った。得られたポリマーの重量平均分子量は約100万であった。このポリマーの固形分100重量部に対し、架橋剤としてイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン工業社製)を2.7重量部配合し、十分に撹拌して粘着剤配合物B(アクリル系粘着剤B)を調製した。
前記基材Bの片面に、前記粘着剤配合物B(アクリル系粘着剤B)を、厚さが25μmとなるように塗布し、130℃のオーブン中で3分間加熱し粘着剤層を形成した。さらにシリコーン系剥離剤による処理を施していない低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムのみからなる剥離ライナ(剥離ライナB)を、アクリル系粘着剤Bからなる粘着剤層側の面に貼り合せて、基材付き粘着シートBを作製した。
前記基材付き粘着シートBの基材背面側に印刷を施すことにより、粘着ラベルBを作製した。
上記にて作製した粘着ラベルBを市販の2.5インチハードディスクドライブ(b)のトップカバー外面の約60%に貼り付け、実施例1と同様にして騒音レベルの測定を行ったところ、表1に示される結果が得られた。表1に示されているように、該実施例2に係る粘着ラベルBを貼り付ける前に46.6dB(A)であった騒音レベルが、貼り付けた後は45.4dB(A)となった。
また、実施例1と同様にして粘着剤の損失係数(tanδ)及び該粘着剤の損失係数のピーク温度を測定したところ、表1に示される結果が得られた。表1に示されているように、前記粘着剤配合物Bからなる粘着剤(アクリル系粘着剤B)の損失係数(tanδ)は20℃において0.8であった。また、該粘着剤の損失係数のピーク温度は2℃であった。
実施例3
基材として、次の基材Cを用いた。
基材C:ドライラミ接着による積層方式により、白色ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:25μm)/アルミニウム箔(厚み:15μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)からなる基材Cを作製した。
また、粘着剤としては、次の粘着剤配合物Cを用いた。
粘着剤配合物C:配合物としてアクリル酸:10重量部、アクリル酸イソノニル:90重量部、光開始剤として商品名「イルガキュア184(チバガイギー社製)」:0.1重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌して反応系内の窒素置換を行った。その後、UVランプにより約150mJとなるようにUV光を照射し、重合率約10%の反応を行いプレポリマーを得た。さらにこのプレポリマー:100重量部に対し、内部架橋剤としてTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)を0.14重量部とイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン工業社製)1重量部を加えて攪拌し、粘着剤配合物C(アクリル系粘着剤C)を調製した。
前記粘着剤配合物Cを、シリコーン系剥離剤層が表面に形成されているポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離ライナC1)のシリコーン系剥離剤層側の面に、厚さが25μmとなるように塗布し、さらに別の剥離ライナC2(前記剥離ライナC1と同様の剥離ライナである)のシリコーン系剥離剤層側の面を貼り合せ、配合物表面を空気層から遮断する状態にてUVランプにて約2000mJのUV光を照射し配合物を反応させて、粘着シートCを作製した。前記粘着シートCの片側の剥離ライナ(剥離ライナC1及び剥離ライナC2のうちいずれか一方の剥離ライナ)を剥がし(又は除去し)、130℃のオーブン中で約1分乾燥させることにより、アクリル系粘着剤Cからなる粘着剤層から揮発成分を除去した後に、基材Cの厚さ9μmのポリエチレンテレフタレートフィルム層側の面に貼り合せて、基材付き粘着シートCを作製した。
前記基材付き粘着シートCの基材背面側に印刷を施すことにより、実施例3に係る粘着ラベルCを作製した。
上記にて作製した粘着ラベルCを市販の2.5インチハードディスクドライブ(a)のトップカバー外面の約56%に貼り付け、実施例1と同様にして騒音レベルの測定を行ったところ、表1に示される結果が得られた。表1に示されているように、実施例3に係る粘着ラベルCを貼り付ける前に27.7dB(A)であったで騒音レベルが、貼り付けた後は26.4dB(A)となった。
また、実施例1と同様にして粘着剤の損失係数(tanδ)及び該粘着剤の損失係数のピーク温度を測定したところ、表1に示される結果が得られた。表1に示されているように、前記粘着剤配合物Cからなる粘着剤(アクリル系粘着剤C)の損失係数(tanδ)は20℃において0.8であった。また、該粘着剤の損失係数のピーク温度は2℃であった。
実施例4
基材として、次の基材Dを用いた。
基材D:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:25μm)/アルミニウム箔(厚み:80μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:25μm)からなる基材Dを得た。
また、粘着剤としては、次の粘着剤配合物Dを用いた。
粘着剤配合物D:配合物としてアクリル酸:10重量部、アクリル酸イソノニル:90重量部、光開始剤として商品名「イルガキュア184(チバガイギー社製)」:0.1重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌して反応系内の窒素置換を行った。その後、UVランプにより約150mJとなるようにUV光を照射し、重合率約10%の反応を行いプレポリマーを得た。さらにこのプレポリマー:100重量部に対し、内部架橋剤としてTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)を0.2重量部加え攪拌し粘着剤配合物D(アクリル系粘着剤D)を得た。
前記粘着剤配合物Dを、シリコーン系剥離剤層が表面に形成されているポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離ライナD1)のシリコーン系剥離剤層側の面に、厚さが50μmとなるように塗布し、さらに別の剥離ライナD2(前記剥離ライナD1と同様の剥離ライナである)のシリコーン系剥離剤層側の面を貼り合せ、配合物表面を空気層から遮断する状態にてUVランプにて約2000mJのUV光を照射し配合物を反応させて、粘着シートDを作製した。前記粘着シートDの片側の剥離ライナ(剥離ライナD1及び剥離ライナD2のうちいずれか一方の剥離ライナ)を剥がし(又は除去し)、130℃のオーブン中で約2分乾燥させることにより、アクリル系粘着剤Dからなる粘着剤層から揮発成分を除去した後に、基材Dの厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルム層側の面に貼り合せて、基材付き粘着シートDを作製した。
前記基材付き粘着シートDの基材背面側に印刷を施すことにより、実施例4に係る粘着ラベルDを作製した。
上記にて作製した粘着ラベルDを市販の2.5インチハードディスクドライブ(c)のトップカバー外面の約85%に貼り付け、実施例1と同様にして騒音レベルの測定を行ったところ、表1に示される結果が得られた。表1に示されているように、該実施例4に係る粘着ラベルDを貼り付ける前に32.0dB(A)であった騒音レベルが、貼り付けた後は27.2dB(A)となった。
また、実施例1と同様にして粘着剤の損失係数(tanδ)及び該粘着剤の損失係数のピーク温度を測定したところ、表1に示される結果が得られた。表1に示されているように、前記粘着剤配合物Dからなる粘着剤(アクリル系粘着剤D)の損失係数(tanδ)は20℃において0.8であった。また、該粘着剤の損失係数のピーク温度は2℃であった。
比較例1
実施例3の積層基材を以下の基材Eとした以外は、同様にして粘着ラベルEを作製した。
基材E:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:12μm)/アルミニウム箔(厚み:30μm)からなる基材Eを作製した。
具体的には、粘着剤配合物Cを、シリコーン系剥離剤層が表面に形成されているポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離ライナC1)のシリコーン系剥離剤層側の面に、厚さが25μmとなるように塗布し、さらに別の剥離ライナC2(前記剥離ライナC1と同様の剥離ライナである)のシリコーン系剥離剤層側の面を貼り合せ、配合物表面を空気層から遮断する状態にてUVランプにて約2000mJのUV光を照射し配合物を反応させて、粘着シートCを作製した。前記粘着シートCの片側の剥離ライナ(剥離ライナC1及び剥離ライナC2のうちいずれか一方の剥離ライナ)を剥がし(又は除去し)、130℃のオーブン中で約1分乾燥させることにより、アクリル系粘着剤Cからなる粘着剤層から揮発成分を除去した後に、前記基材Eのアルミニウム箔面に貼り合せて、基材付き粘着シートEを作製した。そして、前記基材付き粘着シートEの基材背面側に印刷を施すことにより、比較例1に係る粘着ラベルEを作製した。
なお、該比較例1により得られた粘着ラベルEにおいて、剥離ライナの剥離行為の際に、粘着ラベルがカールし、ロール状となったため、ハードディスクドライブのトップカバーにうまく貼り付けることができなかった。
なお、騒音レベルの測定方法、損失係数の測定方法は以下の通りである。
<騒音レベル(駆動時発生音)の測定方法>
実施例に係る粘着ラベルをトップカバーに貼付したハードディスクドライブに電源を入れて駆動させ、駆動時の騒音レベル(駆動時発生音)を以下の方法により測定した。
騒音レベルの測定は無響室内で行った。無響室内に試験台を設置し、高遮音性のゴム系発泡体(厚み20mm)の上に騒音測定の対象となるハードディスクドライブの粘着ラベル貼付け部位となる面を上にして設置した。(高遮音性のゴム系発泡体はハードディスクドライブの振動伝播による試験台の固体伝播音を防止し、またハードディスクドライブ底面からの騒音を遮断する目的で使用する。)
ハードディスクドライブを駆動させ、騒音レベルが安定するまで放置した後、中央部上方300mmに設置した自由音場型マイクロホンにより騒音レベルを測定した。測定値は、聴感補正としてA特性を使用し、20秒間の平均化処理を施し、周波数範囲として20〜20000Hzのオーバーオール値で表わした。
<損失係数の測定方法>
粘着剤層を約1.5mm厚さになるまで貼り合せして、φ7.9mmの測定サンプルを作成し、レオメトリック社製動的粘弾性測定装置を用いて周波数1Hzのせん断粘弾性測定を行った。この測定により、損失係数はtanδとして測定した。
Figure 0003803931
表1から明らかなように、実施例の粘着ラベルは、現在市販されているハードディスクドライブの表示ラベルの貼付部位に貼付するだけで、駆動時発生音を1dB以上低減することが可能となる。さらに実施例の粘着ラベルは、シリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナが使用されていても、その剥離ライナの剥離時において粘着ラベルがカールすることが無く、貼付時の作業性も良好であった。
本発明の粘着ラベルを使用した、ハードディスクドライブの駆動時における発生音の低減方法の一態様を示す概略図である。 本発明の粘着ラベルの一態様を示す概略断面図である。
符号の説明
1 粘着ラベル
1a 樹脂フィルム層
1b 金属箔
2 情報表示部
3 粘着剤層
A ハウジング本体
B トップカバー

Claims (6)

  1. ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に貼付されて使用される粘着ラベルであって、基材の片面に情報表示部を有し、他面に粘着剤層を有しており、前記基材は、金属箔の両面に樹脂フィルム層が積層され、かつ粘着ラベル背面側を構成する樹脂フィルム層が、厚さ25μm以上125μm以下の樹脂フィルムであり、さらに粘着ラベル背面側を構成する樹脂フィルムの表面に熱転写方式の印刷手段により情報表示部が形成されており、前記粘着ラベルは、ハードディスクドライブの筐体外面に貼付されることでハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減することが可能なハードディスクドライブ用粘着ラベル。
  2. 基材を構成している金属箔の厚みが10μm以上である請求項1記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
  3. 基材を構成している樹脂フィルム層が、ポリエチレンテレフタレートフィルムである請求項1又は2記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
  4. 粘着ラベルの粘着剤層が、剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナにより保護されていることを特徴とする請求項1〜いずれか一項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
  5. 記録ディスクを収容する箱型のハウジング本体と、前記ハウジング本体と対をなすトップカバーとから構成されるハードディスクドライブにおける、前記トップカバーの外面の全面積の20%以上100%以下に、請求項1〜いずれか一項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベルを貼付することを特徴とするハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法。
  6. ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に、請求項1〜いずれか一項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベルを貼付することを特徴とするハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法。
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