JP3753180B2 - ハードディスクドライブ用粘着ラベル及び該粘着ラベルを使用したハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法 - Google Patents
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Description
ハードディスクドライブの駆動時における発生音を低減化させる手段としては、ハードディスクドライブの筐体の一部(例えばカバー等)に制振鋼板を用いることで行われることが一般的である。
本発明は、また、記録ディスクを収容する箱型のハウジング本体と、前記ハウジング本体と対をなすトップカバーとから構成されるハードディスクドライブにおける、前記トップカバーの外面の全面積の20%以上100%以下に、前記のハードディスクドライブ用粘着ラベルを貼付することを特徴とするハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法を提供する。
本発明は、さらに、ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に、前記のハードディスクドライブ用粘着ラベルを貼付することを特徴とするハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法を提供する。
従って本発明の粘着ラベル及び、該粘着ラベルを使用したハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法においては、近年特に重要視されてきつつある、ハードディスクドライブの駆動時発生音低減対策において、粘着ラベルとしての情報表示機能と、防音・制振材料としての駆動時発生音低減機能を同時に満足することができ、粘着ラベルと防音・制振材といった2種類の部材の機能(効果)を有するハードディスクドライブ用粘着部材として、経済性や作業効率の向上に寄与することができる。
(1)情報表示部が形成される粘着ラベル背面側の樹脂フィルム層の厚みとしては、通常6μm以上125μm以下(6μm〜125μm)であり、好ましくは25μm以上125μm以下(25μm〜125μm)である。当該樹脂フィルム層が6μmよりも薄い場合は、基材全体が金属箔の特性に支配され、皺が入り易くなり、また、非常に薄いために安定的にラミネートすることが、非常に難しくなる。
また、当該樹脂フィルム層の厚みを25μm以上とすることにより、粘着ラベルの背面側となる樹脂フィルム層表面に熱転写方式の印刷手段により情報表示部を形成する場合に、インク転写時の熱が金属箔を介して散逸することで発生すると考えられる印刷不良の問題をより一層改善することができる。
なお、情報表示部としてバーコード等を印刷する場合は、当該樹脂フィルム層に特に白色等に着色した樹脂フィルム(例えば白色ポリエチレンテレフタレートフィルム等)を用いることにより、バーコード等の読み取り性に優れた特性が得られる。
基材として、次の基材Aを用いた。
基材A:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)/アルミニウム箔(厚み:30μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)からなる基材Aを作製した。
粘着剤配合物A:配合物としてアクリル酸:15重量部、アクリル酸イソノニル:85重量部、光開始剤として商品名「イルガキュア184(チバガイギー社製)」:0.1重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌して反応系内の窒素置換を行った後、紫外線ランプ(UVランプ)により約150mJとなるようにUV光を照射し、重合率約10%の反応を行いプレポリマーを得た。さらにこのプレポリマー:100重量部に対し、内部架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)を0.2重量部加え攪拌して、粘着剤配合物A(アクリル系粘着剤A)を得た。
基材として、次の基材Bを用いた。
基材B:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)/アルミニウム箔(厚み:50μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)からなる基材Bを作製した。
粘着剤配合物B:配合物としてアクリル酸:10重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル:90重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル:0.1重量部、重合溶媒としてトルエン:150重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌した。このようにして重合系内を窒素置換した後、60℃に昇温して7時間重合反応を行った。得られたポリマーの重量平均分子量は約100万であった。このポリマーの固形分100重量部に対し、架橋剤としてイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン工業社製)を2.7重量部配合し、十分に撹拌して粘着剤配合物B(アクリル系粘着剤B)を調製した。
基材として、次の基材Cを用いた。
基材C:ドライラミ接着による積層方式により、白色ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:25μm)/アルミニウム箔(厚み:15μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)からなる基材Cを作製した。
粘着剤配合物C:配合物としてアクリル酸:10重量部、アクリル酸イソノニル:90重量部、光開始剤として商品名「イルガキュア184(チバガイギー社製)」:0.1重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌して反応系内の窒素置換を行った。その後、UVランプにより約150mJとなるようにUV光を照射し、重合率約10%の反応を行いプレポリマーを得た。さらにこのプレポリマー:100重量部に対し、内部架橋剤としてTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)を0.14重量部とイソシアネート系架橋剤(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン工業社製)1重量部を加えて攪拌し、粘着剤配合物C(アクリル系粘着剤C)を調製した。
基材として、次の基材Dを用いた。
基材D:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:25μm)/アルミニウム箔(厚み:80μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:25μm)からなる基材Dを得た。
粘着剤配合物D:配合物としてアクリル酸:10重量部、アクリル酸イソノニル:90重量部、光開始剤として商品名「イルガキュア184(チバガイギー社製)」:0.1重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌して反応系内の窒素置換を行った。その後、UVランプにより約150mJとなるようにUV光を照射し、重合率約10%の反応を行いプレポリマーを得た。さらにこのプレポリマー:100重量部に対し、内部架橋剤としてTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)を0.2重量部加え攪拌し粘着剤配合物D(アクリル系粘着剤D)を得た。
実施例3の積層基材を以下の基材Eとした以外は、同様にして粘着ラベルEを作製した。
実施例に係る粘着ラベルをトップカバーに貼付したハードディスクドライブに電源を入れて駆動させ、駆動時の騒音レベル(駆動時発生音)を以下の方法により測定した。
粘着剤層を約1.5mm厚さになるまで貼り合せして、φ7.9mmの測定サンプルを作成し、レオメトリック社製動的粘弾性測定装置を用いて周波数1Hzのせん断粘弾性測定を行った。この測定により、損失係数はtanδとして測定した。
1a 樹脂フィルム層
1b 金属箔
2 情報表示部
3 粘着剤層
A ハウジング本体
B トップカバー
Claims (6)
- ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に貼付されて使用される粘着ラベルであって、基材の片面に情報表示部を有し、他面に粘着剤層を有しており、前記基材は、樹脂フィルム層と金属箔との積層基材からなり、粘着ラベル背面側が樹脂フィルム層であり、かつ粘着ラベル背面側を構成する樹脂フィルム層が、厚さ25μm以上125μm以下の白色に着色した樹脂フィルムであり、さらに前記白色に着色した樹脂フィルムの表面に情報表示部を有するものであり、前記粘着ラベルは、ハードディスクドライブの筐体外面に貼付されることでハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減することが可能なハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 基材を構成している金属箔の厚みが10μm以上である請求項1記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 基材を構成している樹脂フィルム層が、ポリエチレンテレフタレートフィルムである請求項1又は2記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 粘着ラベルの粘着剤層が、剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナにより保護されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 記録ディスクを収容する箱型のハウジング本体と、前記ハウジング本体と対をなすトップカバーとから構成されるハードディスクドライブにおける、前記トップカバーの外面の全面積の20%以上100%以下に、請求項1〜4いずれか一項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベルを貼付することを特徴とするハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法。
- ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に、請求項1〜4いずれか一項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベルを貼付することを特徴とするハードディスクドライブの駆動時発生音低減方法。
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