JP2002317160A - ハードディスクドライブ用粘着ラベル - Google Patents

ハードディスクドライブ用粘着ラベル

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JP2002317160A
JP2002317160A JP2001123792A JP2001123792A JP2002317160A JP 2002317160 A JP2002317160 A JP 2002317160A JP 2001123792 A JP2001123792 A JP 2001123792A JP 2001123792 A JP2001123792 A JP 2001123792A JP 2002317160 A JP2002317160 A JP 2002317160A
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Japan
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hard disk
disk drive
adhesive label
release liner
pressure
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Application number
JP2001123792A
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English (en)
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Takahiro Nonaka
崇弘 野中
Yasuyuki Tokunaga
泰之 徳永
Naoyuki Nishiyama
直幸 西山
Shinji Iguchi
伸児 井口
Masahiro Oura
正裕 大浦
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離ライナの剥離時の剥離帯電によるハード
ディスクドライブのダメージを防止することができるハ
ードディスクドライブ用粘着ラベルを得る。 【解決手段】 ハードディスクドライブ用粘着ラベル
は、基材の片面に情報表示部を有し、且つ他面に粘着剤
層を有しており、ハードディスクドライブの筐体外面に
貼付されることでハードディスクドライブ駆動時の発生
音を低減することが可能なハードディスクドライブ用粘
着ラベルであって、前記粘着剤層が帯電防止機能を有す
る剥離ライナで被覆されていることを特徴とする。帯電
防止機能を有する剥離ライナは、基材の少なくとも一方
の面に帯電防止処理層が形成された構成を有していても
よく、例えば、帯電防止処理層/基材、または基材/帯
電防止処理層/基材の構成などが挙げられる。帯電防止
処理層は、金属箔又は金属蒸着膜により形成されていて
もよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブの筐体外面に貼付して使用され、粘着ラベルとし
ての各種表示機能と、ハードディスクドライブ駆動時の
発生音を低減させることが可能なハードディスクドライ
ブ用粘着ラベルに関し、さらに詳しくは粘着ラベルの剥
離ライナを剥離させる際の剥離帯電を防止することがで
きるハードディスクドライブ用粘着ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクドライブは、パー
ソナルコンピューターをはじめとする民生用の需要が大
きく伸びており、それに伴い、ハードディスクドライブ
自体の小型化や駆動時における発生音の低減化(静寂性
の確保)が、記憶容量の増大と並び重要な特性とされて
きている。
【0003】ハードディスクドライブの駆動時における
発生音を低減化させる手段としては、ハードディスクド
ライブの筐体の一部(例えばカバー等)に制振鋼板を用
いることで行われることが一般的である。しかしなが
ら、前記制振鋼板を用いた方法は、特に記録ディスクの
直径が2.5インチ以下であるようなハードディスクド
ライブの小型・軽量化、騒音低減化、あるいは、生産性
やコスト面からは未だ十分な手段とは言えず、さらなる
改善が求められている。
【0004】そこで、本発明者らは、ハードディスクド
ライブの筐体外面に貼付することによりハードディスク
ドライブ駆動時の発生音を低減することが可能なハード
ディスクドライブ用粘着ラベル(以下、「HDD用粘着
ラベル」と称する場合がある)を提案した。このような
HDD用粘着ラベルを用いると、情報表示機能を発揮さ
せつつ、騒音低減化を達成することが可能となる。HD
D用粘着ラベルは、通常、使用時(貼着時)まで、その
粘着剤層が剥離ライナにより被覆(保護)されており、
使用時に剥離ライナを剥がして粘着剤層の面を露出させ
た後に、該HDD用粘着ラベルをハードディスクドライ
ブの筐体外面に貼付して用いている。
【0005】一方、ハードディスクドライブのような精
密電子機器は、微弱な静電気によっても機器破壊が生じ
る場合があり、静電気による機器破壊の防止が必要とさ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、HDD
用粘着ラベルでは、粘着剤層を被覆している剥離ライナ
を剥離させる際に静電気が発生して、剥離帯電を生じさ
せる場合があり、このときに生じた微弱な電流が精密電
子機器に障害を及ぼす可能性がある。そのため、HDD
用粘着ラベルとしては、剥離ライナの剥離時に生じる剥
離帯電量の少ないものが求められている。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、HDD用粘着ラベルの剥
離ライナを剥離させる際に生じる剥離帯電の電圧レベル
を低減して、剥離帯電によるハードディスクドライブの
ダメージを抑制又は防止することができるHDD用粘着
ラベルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
点を解決するために鋭意検討した結果、ハードディスク
ドライブ筐体の外面に貼付することにより、各種の情報
表示機能を有するとともに、ハードディスクドライブの
駆動時における発生音を低減できる機能を有するHDD
用粘着ラベルにおいて、その剥離ライナとして帯電防止
機能を有する剥離ライナを用いると、前記問題点を解決
できる事を見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち本発明は、基材の片面に情報表示部を
有し、且つ他面に粘着剤層を有しており、ハードディス
クドライブの筐体外面に貼付されることでハードディス
クドライブ駆動時の発生音を低減することが可能なハー
ドディスクドライブ用粘着ラベルであって、前記粘着剤
層が帯電防止機能を有する剥離ライナで被覆されている
ことを特徴とするハードディスクドライブ用粘着ラベル
である。
【0010】本発明では、帯電防止機能を有する剥離ラ
イナが、基材の少なくとも一方の面に帯電防止処理層が
形成された構成を有していてもよい。前記帯電防止機能
を有する剥離ライナとしては、帯電防止処理層/基材、
または基材/帯電防止処理層/基材の構成を有している
ことが好ましい。また、帯電防止処理層は、金属箔又は
金属蒸着膜により形成されていてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】[HDD用粘着ラベル]以下、本
発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明のハード
ディスクドライブ用粘着ラベルの一態様を示す概略断面
図である。図1において、1はハードディスクドライブ
用粘着ラベル(HDD用粘着ラベル)、2は基材(ラベ
ル基材)、3は粘着剤層であり、4はHDD用粘着ラベ
ル1における情報表示部である。また、5は剥離ライナ
である。該剥離ライナ5において、5aは離型処理層、
5bは基材、5cは帯電防止処理層、5dは基材であ
る。図1に係るHDD用粘着ラベル1は、基材2の片面
(背面)に情報表示部4を有し、他面に粘着剤層3を有
しており、該粘着剤層3は剥離ライナ5により被覆され
保護されている。
【0012】また、図2は本発明のハードディスクドラ
イブ用粘着ラベルが貼付されたハードディスクドライブ
を示す概略図である。図2において、1及び4は図1と
同様であり、具体的には、1はHDD用粘着ラベル、4
は情報表示部である。また、Aはハウジング本体、Bは
トップカバーである。図2においては、記録ディスク、
磁気ヘッド、スピンドルモータ等が収容されているハウ
ジング本体Aと、トップカバーBとから構成されるハー
ドディスク装置のトップカバーBの外面に、表面(背
面)に情報表示部4を有するHDD用粘着ラベル1が貼
付されている。なお、HDD用粘着ラベル1の貼付は、
剥離ライナ5をHDD用粘着ラベル1の粘着剤層3から
剥離させた後に行うことができる。
【0013】本発明では、HDD用粘着ラベル1は、そ
れをハードディスクドライブの筐体(例えば図2におけ
るトップカバーBやハウジング本体A)の外面に貼付す
ることにより、ハードディスクドライブの駆動時におけ
る発生音(以下、単に「駆動時発生音」と称する場合が
ある)を低減することが可能なものであることが必要と
なる。ここで、「ハードディスクドライブの駆動時発生
音を低減することが可能」とは、本発明のHDD用粘着
ラベルを貼付することにより、駆動時発生音が1dB以
上低下(低減)できるもののことをいう。
【0014】また、HDD用粘着ラベル1は、その基材
表面(背面)に、例えば「使用上の注意事項」や「接続
方法」、「製品名・製造者名等の認識・識別事項」等の
情報表示部4を有する。係る構成とすることにより、従
来は、情報表示機能のみしか持たなかったHDD用粘着
ラベルによって、駆動時発生音の低減機能を付加するこ
とができ、ハードディスクドライブのさらなる騒音低減
を達成できる。また、さらには制振鋼板と粘着ラベルと
いう2つの部材により達成していた構成を同一部材で達
成することが可能となる。
【0015】本発明のHDD用粘着ラベル1は、上記機
能を有するとともに、さらに、その粘着剤層が帯電防止
機能を有する剥離ライナにより被覆されていることが必
要である。ここで、「剥離ライナが帯電防止機能を有す
る」とは、剥離ライナの剥離時に生じる剥離帯電による
電圧レベルが、該剥離帯電によりハードディスクにダメ
ージを与えない程度まで小さいことを意味している。よ
り具体的には、剥離ライナをHDD用粘着ラベルから剥
離させた際の剥離ライナの表面(離型処理層側の表面)
における表面電位(絶対値)が、例えば、50V以下
(0〜50V)、好ましくは40V以下、さらに好まし
くは30V以下程度である。
【0016】本発明のHDD用粘着ラベルとしては、上
記の機能及び剥離ライナ等を有するものであればその具
体的構成等は特に制限されないが、例えば、図3に示さ
れるような粘着ラベルを好適に用いることができる。図
3において、2aは基材2における樹脂フィルム層、2
bは基材2における金属箔である。図1と同様に、1は
ハードディスクドライブ用粘着ラベル(HDD用粘着ラ
ベル)、2は基材、3は粘着剤層、4は情報表示部であ
る。図3に係るHDD用粘着ラベル1は、基材2として
の金属箔2bの両面に樹脂フィルム層2aが積層された
少なくとも3層から構成される基材(積層基材)2の片
面(背面)に情報表示部4が形成され、他面に粘着剤層
3が形成されている。
【0017】[基材]本発明では、HDD用粘着ラベル
の基材としては、図3で示されているように、金属箔2
bの両面に樹脂フィルム層2aが積層された少なくとも
3層から構成される基材(積層基材)2を使用すること
が好ましい。ここで樹脂フィルム層2aとしては、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)、ポリイミド(PI)、
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等から
なる樹脂フィルムが使用できる。中でも経済性、耐久性
の点からはポリエチレンテレフタレートが特に好まし
い。また、金属箔2bとしては、例えば、アルミニウム
箔、鉄箔、ステンレス箔、ニッケル箔、銅箔等からなる
金属箔が使用できる。中でも加工性、経済性の点からは
アルミニウム箔が特に好ましい。
【0018】本発明の粘着ラベルは、制振性を発揮でき
る剛性を有し、かつ粘着ラベルとしての貼付作業性を満
足させる点からは、前記基材における、樹脂フィルム層
/金属箔/樹脂フィルム層の各々の厚み又は構成とし
て、例えば、以下の厚み又は構成を例示することができ
る。 (1)情報表示部が形成される粘着ラベル背面側の樹脂
フィルム層の厚みとしては、通常6μm以上125μm
以下(6μm〜125μm)であり、好ましくは25μ
m以上125μm以下(25μm〜125μm)であ
る。当該樹脂フィルム層が6μmよりも薄い場合は、基
材全体が金属箔の特性に支配され、皺が入り易くなり、
また、非常に薄いために安定的にラミネートすること
が、非常に難しくなる。また、当該樹脂フィルム層の厚
みを25μm以上とすることにより、粘着ラベルの背面
側となる樹脂フィルム層表面に熱転写方式の印刷手段に
より情報表示部を形成する場合に、インク転写時の熱が
金属箔を介して散逸することで発生すると考えられる印
刷不良の問題をより一層改善することができる。なお、
情報表示部としてバーコード等を印刷する場合は、当該
樹脂フィルム層に特に白色等に着色した樹脂フィルム
(例えば白色ポリエチレンテレフタレートフィルム等)
を用いることにより、バーコード等の読み取り性に優れ
た特性が得られる。
【0019】(2)金属箔としては、基材としての剛性
を保つ観点からは、その厚みは10μm以上(好ましく
は15〜150μm)であることが望ましい。該金属箔
の厚みが10μmよりも薄い場合は、基材の剛性を高め
るといった目的を達成できない場合がある。また、基材
の剛性を高めるためには、その厚みは厚いほど良いが、
厚くなりすぎると粘着ラベルとして厚くなりすぎ、ハー
ドディスクドライブの製品厚さに影響することになるの
で、金属箔としては、その厚みが150μm以下である
ことが望ましい。
【0020】(3)粘着剤層を形成する側の樹脂フィル
ム層は、主として粘着ラベルのカールを抑制する目的で
ラミネートされるが、粘着ラベルの全体厚さを薄くする
ためには、金属箔層の厚さとのバランスもあるが、でき
るだけ薄い方が好ましく、通常6μm〜50μm(好ま
しくは6〜25μm)である。
【0021】基材は、金属箔と樹脂フィルム層とを例え
ばドライラミ方式等の公知の積層手段を用いて製造する
ことができる。
【0022】さらに基材は、コロナ処理、易接着処理等
の公知の手段を用いて片側、もしくは両側の樹脂フィル
ムを表面処理し、印刷性の改良および粘着剤の投錨性の
改良を行なうことができる。
【0023】[情報表示部]HDD用粘着ラベルの基材
(金属箔2bの両面に樹脂フィルム層2aが積層された
積層基材など)2の片面(背面)には、情報表示部4が
形成されるが、この情報表示部は、例えば「使用上の注
意事項」や「接続方法」、「製品名・製造者名等の認識
・識別事項」等を通常の印刷手段等により形成すること
ができる。
【0024】[粘着剤層]HDD用粘着ラベル1におい
て、基材(図3では積層基材)2の情報表示部4が形成
されている面とは反対側の面(他面)に、粘着剤層3が
形成されている。該粘着剤層3は、粘着性を付与するた
めの粘着剤からなる粘着剤組成物により形成することが
できる。
【0025】粘着剤層3を形成している粘着剤組成物に
おいて、粘着剤としては、合成ゴム系粘着剤や天然ゴム
系粘着剤、アクリル系粘着剤等の慣用乃至公知の粘着剤
を適宜選択して使用することができる。粘着剤は単独で
又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0026】粘着剤としては、耐久性の面からはアクリ
ル系粘着剤が好ましい。より具体的には、炭素数4〜1
4のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを主成分
とするポリマー(ベースポリマー)から構成される粘着
剤が望ましい。ここで、炭素数4〜14のアルキル基を
有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、ブチル
基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、イソノニル
基、ヘキシル基、イソアミル基、ラウリル基、イソミリ
スチル基等のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸の
アルキルエステルが挙げられる。
【0027】特に本発明では、アクリル系粘着剤とし
て、制振性能に大きく寄与する粘着剤のガラス転移温度
及び粘着特性の両立しやすい炭素数7〜10のアルキル
基を有する(メタ)アクリレートと、アクリル酸とを共
重合成分とするポリマーから構成されるアクリル系粘着
剤を好適に用いることができる。
【0028】粘着剤層の制振性能は粘着剤のガラス転移
温度に大きく影響され、その特性を使用温度(具体的に
はハードディスクドライブの使用温度であり、通常、室
温以上である)にて有効に発揮するためには、粘着剤層
を構成する粘着剤の損失係数が20℃において0.5以
上2.0以下(0.5〜2.0)、好ましくは0.7以
上2.0以下(0.7〜2.0)であることが望まし
い。また、前記粘着剤の損失係数のピーク温度としては
−10℃以上50℃以下であることが好ましい。前記粘
着剤の損失係数及び/又は損失係数のピークを前記範囲
とする事により、粘着剤の制振性能と粘着特性とを優れ
たレベルで両立することができる。
【0029】粘着剤層の厚みは特に限定するものではな
いが、駆動時発生音の低減効果の点からは、15μm以
上、好ましくは20〜100μmである。
【0030】[剥離ライナ]本発明のHDD用粘着ラベ
ルでは、その粘着剤層を使用時まで保護するための剥離
ライナが使用されており、該剥離ライナは帯電防止機能
を有している。このような帯電防止機能を有する剥離ラ
イナとしては、例えば、剥離ライナにおける基材中に帯
電防止剤が練り込まれている(分散されている)構成で
あってもよく、基材と帯電防止処理層とが積層されてい
る構成であってもよい。本発明では、帯電防止機能を有
する剥離ライナとしては、基材の少なくとも一方の面に
帯電防止処理層が形成された構成を有しているものを好
適に用いることができる。より具体的には、帯電防止機
能を有する剥離ライナとしては、図1で示されるような
基材5b/帯電防止処理層5c/基材5dの3層の積層
構造を有し、且つ前記一方の基材の表面に離型処理層5
aを有する構成、図4で示されるような基材51cの一
方の面に帯電防止処理層51bが形成され、さらに該帯
電防止処理層51bの基材51cと反対側の面に離型処
理層51aが形成されている構成、図5で示されるよう
な基材52bの一方の面に帯電防止処理層52cが形成
され、且つ他方の面に離型処理層52aが形成されてい
る構成などが挙げられる。
【0031】図1、図4や図5で示されているように、
帯電防止処理層は複数の基材における間に形成されてい
てもよく、1つの基材における一方の面に形成されてい
てもよい。また、帯電防止処理層は複数有していてもよ
く、このような場合、例えば、基材の両方の面に形成す
ることができる。
【0032】剥離ライナの基材としては、各種樹脂(例
えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル;
ポリイミド;ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオ
レフィン;ポリカーボネートなど)によるフィルムを好
適に用いることができる。なかでも、剥離ライナの基材
としては、打ち抜き加工性や粘着ラベル加工時の張力に
対する変形の少なさの点等からは、ポリエチレンテレフ
タレート製フィルムが好適である。
【0033】剥離ライナの基材の厚みとしては、特に制
限されず、例えば、5〜300μm、好ましくは10〜
200μm程度の範囲から選択することができる。
【0034】剥離ライナにおける帯電防止処理層は、帯
電防止機能を有している層であれば特に制限されず、例
えば、金属箔や金属蒸着膜により形成されていてもよ
く、帯電防止剤により形成されていてもよい。なお、金
属箔や金属蒸着膜では、その原料のコンタミネーション
管理を行うことにより、不純物イオン等の不純物量を調
整して非常に低く設計することができるので、本発明で
は、金属箔や金属蒸着膜からなる帯電防止処理層を好適
に用いることができる。
【0035】前記金属箔や金属蒸着膜における金属材料
としては、特に制限されず、例えば、アルミニウム、ニ
ッケル、SUSステンレス、銅、金、銀、鉄、クロム、
コバルト、アンチモン、モリブデン、白金などの金属又
はこれらの合金などが挙げられる。これらの金属は、箔
状の形態や、微粉末又は繊維状の形態で用いることがで
きる。帯電防止処理層が金属箔からなる場合は、前記金
属の箔状物を、基材の少なくとも一方の面に積層させる
ことにより形成することができる。一方、帯電防止処理
層が金属蒸着膜からなる場合は、前記金属の微粉末又は
繊維状物を真空蒸着方法などの慣用の蒸着方法により、
基材の少なくとも一方の面に蒸着膜を形成することによ
り作製することができる。
【0036】また、帯電防止剤としては、特に制限され
ず、慣用の帯電防止剤、例えば、カチオン系帯電防止剤
(第4級アンモニウム塩型、ホスホニウム塩型、スルホ
ニウム塩型など)、アニオン系帯電防止剤(カルボン酸
型、スルホネート型、サルフェート型、ホスファイト型
など)、両性イオン系帯電防止剤(スルホベタイン型、
アルキルベタイン型、アルキルイミダゾリウムベタイン
型など)、ノニオン系帯電防止剤(多価アルコール誘導
体、β−シクロデキストリン包接化合物、ソルビタン脂
肪酸モノエステル・ジエステル、ポリアルキレンオキシ
ド誘導体、アミンオキシド誘導体など)等の界面活性
剤;イオン導電性基(4級アンモニウム塩などのカチオ
ン型、ベタイン化合物などの両性イオン型、スルホン酸
塩などのアニオン型、グリセリンなどのノニオン型な
ど)を有する単量体の単独重合体や前記単量体と他の共
重合性単量体との共重合体、4級アンモニウム塩基を有
する(メタ)アクリレートに由来する部位を有する重合
体などのイオン導電性を有するポリマー;親水性ポリマ
ー(エチレン−メタクリレート共重合体など)をアクリ
ル系樹脂にアロイ化させたタイプの永久帯電防止剤;ア
セチレンブラック、ケッチェンブラック、天然グラファ
イト、人造グラファイト、チタンブラック、亜鉛酸化
物、錫酸化物、錫コーティングチタン酸化物、ニッケル
フレーク、燐ドーピング錫酸化物、アンチモンドーピン
グ錫酸化物などの導電性フィラーなどが挙げられる。帯
電防止剤からなる帯電防止処理層は、帯電防止剤の塗布
などの慣用の方法により形成することができる。
【0037】帯電防止処理層の厚みは、特に制限され
ず、例えば、0.01〜2μm、好ましくは0.04〜
1μm程度の範囲から選択することができる。
【0038】離型処理層は、離型処理剤や低接着性ポリ
オレフィン系樹脂により形成することができる。離型処
理剤としては、シリコーン系離型処理剤、アルキル系離
型処理剤、フッ素系離型処理剤などの公知の離型処理剤
を適宜選択して用いることができる。また、低接着性ポ
リオレフィン系樹脂としては、例えば、高密度ポリエチ
レン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ−4−メチルペンテン−1などが
挙げられ、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ンがより好ましい。線状低密度ポリエチレンとしては、
エチレンに、少量のα−オレフィン(プロピレン、ブテ
ン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1、オ
クテン−1など)を共重合させたエチレン系共重合体が
挙げられる。このような低密度ポリエチレンや線状低密
度ポリエチレンは、公知の方法に基づき、その重合反応
条件及びその後の精製、分別条件などを適宜選択するこ
とにより容易に得ることができる。
【0039】本発明では、離型処理層は、必須ではな
く、例えば、剥離ライナの基材が低接着性のポリオレフ
ィン系フィルム等から構成されている場合などでは、基
材自体の剥離機能を利用することができるので、剥離処
理層はなくてもよい。
【0040】本発明では、剥離ライナとしては、ハード
ディスクドライブのような精密電子機器におけるシリコ
ーン成分に基づく接点障害等の不具合を防止するために
は、粘着剤層表面に転写(移行)するシリコーン成分量
の少ない剥離ライナ、特に、離型処理剤(剥離剤)とし
てシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナを
使用することが好ましい。
【0041】離型処理層の厚みとしては、特に制限され
ず、例えば、5〜100μm、好ましくは10〜50μ
m程度の範囲から選択することができる。
【0042】本発明では、剥離ライナの全体の厚みとし
ては、特に制限されず、例えば、30〜200μm、好
ましくは50〜100μm程度の範囲から選択すること
ができる。
【0043】なお、粘着剤層表面に転写(移行)するシ
リコーン成分量の少ない剥離ライナ、または剥離剤とし
てシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナを
使用した場合、シリコーン系剥離剤を使用した剥離ライ
ナと比較して一般的に、剥離力が大きくなる傾向があ
る。この結果、本発明のHDD用粘着ラベルを剥離ライ
ナから剥離する場合に、HDD用粘着ラベルがカールす
ることがある。この為、HDD用粘着ラベルの基材とし
ては、金属箔の両面に樹脂フィルム層が積層された少な
くとも3層から構成される積層基材を使用することが好
ましい。かかる構成の基材を使用したHDD用粘着ラベ
ルと、剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されてい
ない剥離ライナとを組み合わせることにより、HDD用
粘着ラベルの使用時における剥離ライナからの剥離時の
カール発生を防止することができ、以後のHDD用粘着
ラベルの貼付作業性が向上する。
【0044】本発明のHDD用粘着ラベルは、剥離ライ
ナを剥がした後、例えば、図2で示されているように、
記録ディスク、磁気ヘッド、スピンドルモータ等が収容
されているハウジング本体Aと、トップカバーBとから
構成されるハードディスク装置のトップカバー及び/又
はハウジング本体(筐体)の外面に、HDD用粘着ラベ
ルを貼付して使用することができる。該HDD用粘着ラ
ベルの貼付により、ハードディスクドライブの駆動時発
生音を低減することができ、しかも、情報表示機能を発
揮することができる。本発明では、HDD用粘着ラベル
は、ハードディスクドライブの筐体の少なくとも一部に
貼付すればよいが、駆動時発生音の更なる低減効果を発
揮するためには、粘着ラベルの貼付面積を大きくすれば
良く、最も好ましくは、ハードディスクドライブのトッ
プカバー外面に対し、トップカバーの全面積の20%以
上、好ましくは25〜100%となるように貼付するこ
とが好ましい。
【0045】また、粘着剤層を被覆している剥離ライナ
を剥離させる際には、剥離ライナが帯電防止機能を有し
ているので、静電気の発生が抑制又は防止されている。
従って、剥離ライナには、剥離帯電がほとんど又は全く
発生せず、さらに、剥離ライナを剥離させた後の粘着ラ
ベルにも剥離帯電がほとんど又は全く発生しない。すな
わち、剥離ライナとして帯電防止機能を有しているもの
を用いることにより、剥離ライナのみならず、粘着ラベ
ルにおいても、剥離帯電量を低減又はなくすことができ
る。そのため、ハードディスクドライブに対して本発明
の粘着ラベルを適用しても、静電気による機器破壊等の
悪影響をほとんど又は全く与えない。
【0046】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0047】(実施例1)基材として、次の基材Aを用
いた。 基材A:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)/ア
ルミニウム箔(厚み:30μm)/ポリエチレンテレフ
タレートフィルム層(厚み:9μm)からなる基材Aを
作製した。
【0048】また、粘着剤としては、次の粘着剤配合物
Aを用いた。 粘着剤配合物A:配合物としてアクリル酸:15重量
部、アクリル酸イソノニル:85重量部、光開始剤とし
て商品名「イルガキュア184(チバガイギー社
製)」:0.1重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素
ガスを導入しながら1時間撹拌して反応系内の窒素置換
を行った後、紫外線ランプ(UVランプ)により約15
0mJとなるようにUV光を照射し、重合率約10%の
反応を行いプレポリマーを得た。さらにこのプレポリマ
ー:100重量部に対し、内部架橋剤としてトリメチロ
ールプロパントリアクリレート(TMPTA)を0.2
重量部加え攪拌して、粘着剤配合物A(アクリル系粘着
剤A)を得た。
【0049】前記基材Aの片面に、前記粘着剤配合物A
(アクリル系粘着剤A)を、厚さが25μmとなるよう
に塗布し、さらに、シリコーン系剥離剤層が表面に形成
されているポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離
ライナA1)のシリコーン剥離剤層側の面を貼り合せ、
配合物表面を空気層から遮断する状態にてUVランプに
て約2000mJのUV光を剥離ライナ側より照射し配
合物を反応させることにより、粘着シートA1を得た。
前記粘着シートA1から剥離ライナA1を剥がした(又
は除去した)後、130℃のオーブン中で約1分乾燥さ
せることにより、アクリル系粘着剤Aからなる粘着剤層
から揮発成分を除去し、再度以下の構成からなる剥離ラ
イナAを貼り合わせて、基材付き粘着シートAを作製し
た。 剥離ライナA:ドライラミ接着による積層方式により、
ポリエチレンフィルム層(厚み:20μm)/アルミニ
ウム蒸着膜層(帯電防止処理層)/ポリエチレンテレフ
タレートフィルム層(厚み:50μm)からなる3層構
造の積層体を作製し、さらに、該積層体のポリエチレン
フィルム層の表面にシリコーン系離型処理剤(商品名
「KS−778」信越化学工業株式会社製)からなるシ
リコーン系離型処理剤層(離型処理層)(厚み:2μ
m)を形成させて、剥離ライナAを作製した。
【0050】前記基材付き粘着シートAの基材背面側に
印刷を施すことにより、粘着ラベルAを作製した。
【0051】なお、上記にて作製した粘着ラベルを市販
の2.5インチハードディスクドライブのトップカバー
外面の約56%に貼り付け、後述の[騒音レベル(駆動
時発生音)の測定方法]により騒音レベルの測定を行っ
たところ、該実施例1に係る粘着ラベルを貼り付ける前
に27.7dB(A)であった騒音レベルが、貼り付け
た後は25.8dB(A)となった。
【0052】(実施例2)粘着ラベルの剥離ライナとし
て、下記の剥離ライナBを用いたこと以外は、実施例1
と同様にして、粘着ラベルBを作製した。 剥離ライナB:ドライラミ接着による積層方式により、
アルミニウム蒸着膜層(帯電防止処理層)/ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム層(厚み:50μm)からな
る2層構造の積層体を作製し、さらに、該積層体のアル
ミニウム蒸着膜層の表面にシリコーン系離型処理剤(商
品名「KS−778」信越化学工業株式会社製)からな
るシリコーン系離型処理剤層(離型処理層)(厚み:2
μm)を形成させて、剥離ライナBを作製した。
【0053】(実施例3)粘着ラベルの剥離ライナとし
て、下記の剥離ライナCを用いたこと以外は、実施例1
と同様にして、粘着ラベルCを作製した。 剥離ライナC:ドライラミ接着による積層方式により、
ポリエチレンフィルム層(厚み:20μm)/アルミニ
ウム蒸着膜層(帯電防止処理層)/ポリエチレンテレフ
タレートフィルム層(厚み:50μm)からなる2層構
造の積層体を作製して、剥離ライナCを作製した。な
お、該剥離ライナCにおいて粘着ラベルの粘着剤層と接
触させる面は、ポリエチレンフィルム層側の面(離型処
理層)である。
【0054】(実施例4)粘着ラベルの剥離ライナとし
て、下記の剥離ライナDを用いたこと以外は、実施例1
と同様にして、粘着ラベルDを作製した。 剥離ライナD:ドライラミ接着による積層方式により、
アルミニウム蒸着膜層(帯電防止処理層)/ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム層(厚み:50μm)からな
る2層構造の積層体を作製し、さらに、該積層体のポリ
エチレンテレフタレートフィルム層の表面にシリコーン
系離型処理剤(商品名「KS−778」信越化学工業株
式会社製)からなるシリコーン系離型処理剤層(離型処
理層)(厚み:2μm)を形成させて、剥離ライナDを
作製した。
【0055】(比較例1)粘着ラベルの剥離ライナとし
て、下記の剥離ライナEを用いたこと以外は、実施例1
と同様にして、粘着ラベルEを作製した。 剥離ライナE:ポリエチレンテレフタレートフィルム層
(厚み:50μm)の表面にシリコーン系離型処理剤
(商品名「KS−778」信越化学工業株式会社製)か
らなるシリコーン系離型処理剤層(離型処理層)(厚
み:2μm)を形成させて、剥離ライナEを作製した。
【0056】(評価)実施例及び比較例で得られた粘着
ラベルを、幅が50mmで長さが150mmの大きさに
裁断し、25℃、65%RHの雰囲気下で、粘着ラベル
の粘着剤層を被覆している剥離ライナを、2m/min
の速度で剥離し、そのときの剥離ライナ面における離型
処理層側の表面の剥離帯電量(表面電位)(V)を、表
面電位測定装置(商品名「ELECTROSTATIC
VOLTMETER」トレック・ジャパン株式会社
製)を用いて測定した。なお、表面電位(表面の剥離耐
電量)の測定値(V)の数値は絶対値である。測定結果
を表1に示した。なお、表面電位測定用プローブの高さ
は、剥離ライナ面(離型処理層側の表面)から5mmと
した。
【0057】
【表1】
【0058】なお、騒音レベルの測定方法は以下の通り
である。
【0059】<騒音レベル(駆動時発生音)の測定方法
>実施例に係る粘着ラベルをトップカバーに貼付したハ
ードディスクドライブに電源を入れて駆動させ、駆動時
の騒音レベル(駆動時発生音)を以下の方法により測定
した。
【0060】騒音レベルの測定は無響室内で行った。無
響室内に試験台を設置し、高遮音性のゴム系発泡体(厚
み20mm)の上に騒音測定の対象となるハードディス
クドライブの粘着ラベル貼付け部位となる面を上にして
設置した。(高遮音性のゴム系発泡体はハードディスク
ドライブの振動伝播による試験台の固体伝播音を防止
し、またハードディスクドライブ底面からの騒音を遮断
する目的で使用する。)
【0061】ハードディスクドライブを駆動させ、騒音
レベルが安定するまで放置した後、中央部上方300m
mに設置した自由音場型マイクロホンにより騒音レベル
を測定した。測定値は、聴感補正としてA特性を使用
し、20秒間の平均化処理を施し、周波数範囲として2
0〜20000Hzのオーバーオール値で表わした。
【0062】表1から明らかなように、実施例1〜4に
係る粘着ラベルは、剥離ライナを剥離させた時に生じる
剥離帯電量が、すべて30V以下であり、非常に少な
い。
【0063】一方、これに対して、比較例1に係る粘着
ラベルでは、剥離ライナを剥離させた時に、400Vと
大きく帯電している。
【0064】従って、本発明の剥離ライナ付き粘着ラベ
ルを用いると、剥離帯電量を大きく低減することがで
き、ハードディスクドライブの静電気による機器破壊等
の発生を抑制又は防止することができる。
【0065】また、実施例の粘着ラベルは、現在市販さ
れているハードディスクドライブの表示ラベルの貼付部
位に貼付するだけで、駆動時発生音を1dB以上低減す
ることが可能となる。
【0066】
【発明の効果】本発明の粘着ラベルは、上記の如き構成
を有することにより、粘着ラベルとしての各種情報表示
機能と、ハードディスクドライブの駆動時における発生
音を低減できる機能を両立させることが可能となる。し
かも、剥離ライナを剥離させる際には、静電気の発生を
抑制又は防止することができ、剥離帯電量を低減させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベル
の一態様を示す概略断面図である。
【図2】本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベル
が貼付されたハードディスクドライブを示す概略図であ
る。
【図3】本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベル
の基材の一態様を示す概略断面図である。
【図4】本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベル
の他の態様を示す概略断面図である。
【図5】本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベル
のさらに他の態様を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ハードディスクドライブ用粘着ラベル 2 基材 2a 樹脂フィルム層 2b 金属箔 3 粘着剤層 4 情報表示部 5 剥離ライナ 5a 離型処理層 5b 基材 5c 帯電防止処理層 5d 基材 A ハウジング本体 B トップカバー
フロントページの続き (72)発明者 西山 直幸 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 井口 伸児 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 大浦 正裕 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AB01B AB10B AB33B AK25C AK42A AT00A BA03 BA07 CA16C EH66B EJ54 GB90 JG03 JG03B JL13C JL14C 4J004 AA05 AA10 AB01 CA04 CA06 CA08 CC02 CC03 CC04 CC05 CD08 DA02 DA03 DA04 DA05 DB02 EA06 FA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の片面に情報表示部を有し、且つ他
    面に粘着剤層を有しており、ハードディスクドライブの
    筐体外面に貼付されることでハードディスクドライブ駆
    動時の発生音を低減することが可能なハードディスクド
    ライブ用粘着ラベルであって、前記粘着剤層が帯電防止
    機能を有する剥離ライナで被覆されていることを特徴と
    するハードディスクドライブ用粘着ラベル。
  2. 【請求項2】 帯電防止機能を有する剥離ライナが、基
    材の少なくとも一方の面に帯電防止処理層が形成された
    構成を有している請求項1記載のハードディスクドライ
    ブ用粘着ラベル。
  3. 【請求項3】 帯電防止機能を有する剥離ライナが、帯
    電防止処理層/基材、または基材/帯電防止処理層/基
    材の構成を有している請求項2記載のハードディスクド
    ライブ用粘着ラベル。
  4. 【請求項4】 帯電防止処理層が、金属箔又は金属蒸着
    膜により形成されている請求項2又は3記載のハードデ
    ィスクドライブ用粘着ラベル。
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