JP4364451B2 - ハードディスクドライブ用粘着ラベル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクドライブの筐体外面に貼付して使用され、粘着ラベルとしての各種表示機能と、ハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減させることが可能なハードディスクドライブ用粘着ラベルに関し、さらに詳しくは粘着ラベルの剥離ライナを剥離させる際に粘着ラベルに損傷を与えないハードディスクドライブ用粘着ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハードディスクドライブは、パーソナルコンピューターをはじめとする民生用の需要が大きく伸びており、それに伴い、ハードディスクドライブ自体の小型化や駆動時における発生音の低減化(静寂性の確保)が、記憶容量の増大と並び重要な特性とされてきている。
【0003】
ハードディスクドライブの駆動時における発生音を低減化させる手段としては、ハードディスクドライブの筐体の一部(例えばカバー等)に制振鋼板を用いることで行われることが一般的である。しかしながら、前記制振鋼板を用いた方法は、特に記録ディスクの直径が2.5インチ以下であるようなハードディスクドライブの小型・軽量化、騒音低減化、あるいは、生産性やコスト面からは未だ十分な手段とは言えず、さらなる改善が求められている。
【0004】
そこで、本発明者らは、ハードディスクドライブの筐体外面に貼付することによりハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減することが可能なハードディスクドライブ用粘着ラベル(以下、「HDD用粘着ラベル」と称する場合がある)を提案した。このようなHDD用粘着ラベルを用いると、情報表示機能を発揮させつつ、騒音低減化を達成することが可能となる。該HDD用粘着ラベルは、通常、使用時(貼着時)まで、その粘着剤層が剥離ライナにより被覆(保護)されており、使用時に剥離ライナを剥がして粘着剤層の面を露出させた後に、該HDD用粘着ラベルをハードディスクドライブの筐体外面に貼付して用いている。
【0005】
このようなHDD用粘着ラベルでは、ハードディスクドライブのような精密電子機器におけるシリコーン成分に基づく接点障害等の不具合を防止するために、シリコーン系剥離剤を構成材料として含有していない剥離ライナが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、HDD用粘着ラベルでは、粘着剤層を被覆している剥離ライナを剥離させるときに、HDD用粘着ラベル全体がカールしたり皺が発生したりする等の損傷が生じることが問題となっている。従って、剥離ライナを剥離させる時にはこのような損傷が生じないようにしなければならい。また、剥離ライナを剥離させて粘着剤層を露出させたHDD用粘着ラベルをハードディスクドライブに貼付する際には、粘着剤層がすべて露出しているので、HDD用粘着ラベルのハードディスクドライブに貼付する位置決めが困難である。そのため、HDD用粘着ラベルの貼付時の作業性が低い。さらに、ハードディスクドライブの軽量化にともない粘着ラベルの厚さを薄くすることが求められており、これに伴い、剥離ライナの剥離時における粘着ラベルの損傷が生じやすくなることが予想されるため、上記問題の解決が益々求められている。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、HDD用粘着ラベルの剥離ライナを剥離させる際に生じる粘着ラベルの損傷を抑制又は防止して、さらに、剥離ライナの剥離時における作業性を改善することができるHDD用粘着ラベルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記の問題点を解決するために鋭意検討した結果、ハードディスクドライブ筐体の外面に貼付することにより、各種の情報表示機能を有するとともに、ハードディスクドライブの駆動時における発生音を低減できる機能を有するHDD用粘着ラベルにおいて、その剥離ライナとして背割り線を有する剥離ライナを用いると、前記問題点を解決できる事を見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち本発明は、ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に貼付されて使用される粘着ラベルであって、基材の片面に情報表示部を有し、且つ他面に粘着剤層を有しており、前記粘着ラベルは、ハードディスクドライブの筐体外面に貼付されることでハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減することが可能であり、前記粘着剤層が、背割り線を有する剥離ライナで被覆されていることを特徴とするハードディスクドライブ用粘着ラベルである。
【0010】
本発明では、背割り線を有する剥離ライナにおいて、背割り線により分割される分割部の各部分の面積が異なっていることが好ましい。剥離ライナにおける背割り線としては、切り込み線状又はミシン目状の形態であってもよい。また、剥離ライナにおける背割り線が、2本以上設けられていてもよい。
【0011】
また本発明では、背割り線を有する剥離ライナとしては、ポリオレフィン系フィルムから構成されていることが好ましい。さらにまた、背割り線を有する剥離ライナとしては、支持体の少なくとも片面にポリオレフィン系フィルムからなる剥離処理層が形成された構成を有していることが好ましい。特に本発明では、背割り線を有する剥離ライナが、剥離剤としてシリコーン系剥離剤を含んでいないことが好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベルの一態様を示す概略断面図である。図1において、1はハードディスクドライブ用粘着ラベル(HDD用粘着ラベル)、2は基材(ラベル基材)、3は粘着剤層であり、4はHDD用粘着ラベル1における情報表示部である。また、5は剥離ライナであり、5aは剥離ライナ5における粘着剤層3に対して反対側の面(外面)である。図1に係るHDD用粘着ラベル1は、基材2の片面(背面)に情報表示部4を有し、他面に粘着剤層3を有しており、該粘着剤層3は、外面5aに背割り線が設けられている剥離ライナ5により被覆され保護されている。
【0013】
また、図2は本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベルが貼付されたハードディスクドライブを示す概略図である。図2において、1及び4は図1と同様であり、具体的には、1はHDD用粘着ラベル、4は情報表示部である。また、Aはハウジング本体、Bはトップカバーである。図2においては、記録ディスク、磁気ヘッド、スピンドルモータ等が収容されているハウジング本体Aと、トップカバーBとから構成されるハードディスク装置のトップカバーBの外面に、表面(背面)に情報表示部4を有するHDD用粘着ラベル1が貼付されている。なお、HDD用粘着ラベル1の貼付は、剥離ライナ5をHDD用粘着ラベル1の粘着剤層3から剥離させた後に行うことができる。
【0014】
本発明では、HDD用粘着ラベル1は、それをハードディスクドライブの筐体(例えば図2におけるトップカバーBやハウジング本体A)の外面に貼付することにより、ハードディスクドライブの駆動時における発生音(以下、単に「駆動時発生音」と称する場合がある)を低減することが可能なものであることが必要となる。ここで、「ハードディスクドライブの駆動時発生音を低減することが可能」とは、本発明のHDD用粘着ラベルを貼付することにより、駆動時発生音が1dB以上低下(低減)できるもののことをいう。
【0015】
また、HDD用粘着ラベル1は、その基材表面(背面)に、例えば「使用上の注意事項」や「接続方法」、「製品名・製造者名等の認識・識別事項」等の情報表示部4を有する。係る構成とすることにより、従来は、情報表示機能のみしか持たなかったHDD用粘着ラベルによって、駆動時発生音の低減機能を付加することができ、ハードディスクドライブのさらなる騒音低減を達成できる。また、さらには制振鋼板と粘着ラベルという2つの部材により達成していた構成を同一部材で達成することが可能となる。
【0016】
[剥離ライナ]
本発明のHDD用粘着ラベル1は、上記機能を有するとともに、さらに、その粘着剤層が背割り線を有する剥離ライナにより被覆されていることが必要である。該背割り線を有する剥離ライナを用いることにより、粘着ラベルにカールや皺の発生等の損傷を与えることなく、容易に剥離ライナを粘着剤層から剥離させることができるようになる。より具体的には、剥離ライナに設けられている背割り線から部分的に剥離ライナを剥離させることにより、剥離ライナの剥離時にHDD用粘着ラベルに対してかかる力を低減させることができるので、粘着ラベルにカールや皺の発生等の損傷を与えずに、剥離ライナを容易に粘着剤層から剥離させることができる。
【0017】
しかも、剥離ライナを背割り線から部分的に剥離して粘着剤層を部分的に露出させてから、部分的にハードディスクドライブに貼着させ、さらに他方の部分の剥離ライナを剥離することにより露出した粘着剤層をハードディスクドライブに貼付すればよいので、容易に、HDD用粘着ラベルのハードディスクドライブへの位置決めを行うことができる。従って、HDD用粘着ラベルの貼付時の作業性を向上させることができる。
【0018】
本発明における背割り線を有する剥離ライナとしては、例えば、図3に示されるような構成のものが挙げられる。図3は、図1に係る背割り線を有する剥離ライナを示す概略図である。図3において、前記と同様に、5は剥離ライナであり、5aは剥離ライナ5における粘着剤層3に対して反対側の面(外面)である。また、6は背割り線であり、7a、7bは、それぞれ、剥離ライナ5における背割り線6により分割された分割部である。図3に係る剥離ライナ5は、外面5aに背割り線6が設けられている。
【0019】
このような剥離ライナ5により粘着剤層3が被覆されているHDD用粘着ラベル1をハードディスクドライブに貼付する際には、まず、剥離ライナ5における背割り線6から何れか一方の側の分割部を剥がして、該分割部により被覆されていた部分の粘着剤層を露出させた後、HDD用粘着ラベル1における露出している粘着剤層3の部分をハードディスクドライブの所定の部位に貼付する。このとき、粘着剤層は部分的に剥離ライナの他方の側の分割部により被覆されており、該分割部により被覆されている部分を手で持つことができるので、HDD用粘着ラベルを保持しやすい。さらに、該剥離ライナが部分的に被覆されている部分を手で持つことができるので、粘着面に直接手や指が触れない状態でHDD用粘着ラベルを持つことができ、HDD用粘着ラベルの貼付時における粘着性の低下を抑制又は防止することができる。しかも、前述のように、剥離ライナが部分的に被覆されている部分を手で持つことができるので、HDD用粘着ラベルのハードディスクドライブへの位置決めが容易になる。従って、作業性を向上させることができる。
【0020】
さらに、HDD用粘着ラベル1における露出している粘着剤層3の部分をハードディスクドライブの所定の部位に貼付した後、剥離ライナ5の他方(剥がしていない方)の分割部を剥がして、該分割部により被覆されていた部分の粘着剤層を露出させて、該露出した粘着剤層3の部分をハードディスクドライブの所定の部位に貼付させることにより、HDD用粘着ラベル1をハードディスクドライブに貼付させることができる。
【0021】
もちろん、剥離ライナ5により粘着剤層3が被覆されている状態でハードディスクドライブの所定の位置に、HDD用粘着ラベル1を剥離ライナ5がハードディスクドライブと接触するようにおいて位置決めをした後、HDD用粘着ラベル1の一方の端部から剥離ライナ5の背割り線6まで持ち上げて(このとき他方の部分はHDD用粘着ラベル1の基材2側から手で押さえることができる)、該剥離ライナ5を背割り線6から部分的に剥がして粘着剤層3を部分的に露出させて、該露出した粘着剤層の部分をハードディスクドライブの面に貼付した後、さらに他方の端部を剥離ライナ5の背割り線6まで持ち上げて(このときすでに貼付している部分はHDD用粘着ラベル1の基材2側から手で押さえることができる)、該剥離ライナ5を背割り線6から部分的に剥がして未露出の粘着剤層を露出させて、該露出した粘着剤層の部分をハードディスクドライブの面に貼付することにより、HDD用粘着ラベル1をハードディスクドライブに貼付してもよい。
【0022】
剥離ライナにおいて、背割り線しては、剥離ライナの剥離時に剥離ライナを複数の部分に分割して剥離することができるような形態の切断部であれば、その具体的形態は特に制限されない。背割り線としては、例えば、図4に示されているような切り込み線状やミシン目状などの形態が挙げられる。図4は本発明における剥離ライナの背割り線を示す概略図であり、図4(a)は切り込み線状の形態の背割り線を有する剥離ライナを示しており、図4(b)はミシン目状の形態の背割り線を有する剥離ライナを示している。図4(a)において、51は剥離ライナ、51aは剥離ライナ51の外面、61は切り込み線状の形態の背割り線である。図4(b)において、52は剥離ライナ、52aは剥離ライナ52の外面、62はミシン目状の形態の背割り線である。図4(a)では、背割り線として、切り込み線状の形態の背割り線61が剥離ライナ51の一方の端部から他方の端部まで設けられている。また、図4(b)では、背割り線として、ミシン目状の形態の背割り線62が剥離ライナ52の一方の端部から他方の端部まで設けられている。
【0023】
なお、切り込み線やミシン目による切り込みの深さは、特に制限されず、両側が完全に分割されるように内部まで切り込まれていてもよく、両側が表面のみが分割され内部ではつながっているような深さで切り込まれていてもよい。
【0024】
このような背割り線が剥離ライナに設けられる部位は特に制限されない。例えば、背割り線により分割される分割部の各部分が、それぞれ同一の面積を有するように背割り線が設けられていてもよく、また、前記分割部がそれぞれ異なる面積を有するように背割り線が設けられていてもよい。本発明では、剥離ライナにおいて、背割り線により分割される分割部の各部分の面積が異なっていることが好ましい。このような形態を有していると、背割り線により分割される分割部のうち面積が小さい方の分割部を最初に剥離することにより、剥離ライナの剥離作業が容易になり、作業性を改善することができる。
【0025】
剥離ライナにおいて、背割り線により分割される分割部の各部分の面積が異なっている場合、各分割部の面積の割合は特に制限されない。例えば、最も大きい面積を有している分割部の面積(AL)と、最も小さい面積を有している分割部の面積(AS)との割合としては、AL/AS=10/1〜1.1/1、好ましくは3/1〜1.2/1程度の範囲から選択することができる。
【0026】
また本発明では、剥離ライナの剥離作業を容易にするために、剥離ライナには背割り線が2本以上設けられていてもよい。
【0027】
剥離ライナの背割り線は、粘着ラベルの粘着剤層に被覆する前に予め設けられていてもよく、粘着ラベルの粘着剤層に被覆した後に設けられてもよい。
【0028】
本発明では、剥離ライナとしては、ハードディスクドライブのような精密電子機器におけるシリコーン成分に基づく接点障害等の不具合を防止するためには、粘着剤層表面に転写(移行)するシリコーン成分量の少ない剥離ライナ、特に、剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナを使用することが好ましい。剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナとしては、例えば、フッ素系剥離剤や長鎖アルキル系剥離剤のようなシリコーン系剥離剤以外の剥離剤からなる剥離処理層(離型処理層)を支持体(基材)表面に形成した剥離ライナ、あるいは、ポリエチレンフィルムやエチレン−α−オレフィン共重合体フィルム等のそれ自体が剥離性の高いプラスチックフィルム等が挙げられる。
【0029】
粘着剤層表面に転写(移行)するシリコーン成分量の少ない剥離ライナ、または剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナを使用した場合、シリコーン系剥離剤を使用した剥離ライナと比較して一般的に、剥離力が大きくなる傾向がある。この結果、本発明の粘着ラベルを剥離ライナから剥離する場合に、粘着ラベルがカールすることがある。この為、粘着ラベルの基材としては、後述するような金属箔の両面に樹脂フィルム層が積層された少なくとも3層から構成される積層基材を使用することが好ましい。かかる構成の基材を使用した粘着ラベルと、剥離剤としてシリコーン系剥離剤が使用されていない剥離ライナとから構成される粘着ラベルとすることで、粘着ラベル使用時における剥離ライナからの剥離時のカール発生を防止することができ、以後の粘着ラベル貼付作業性が向上する。本発明では、さらに剥離ライナとして背割り線を有する剥離ライナを用いているので、より一層粘着ラベルの貼付作業性が優れている。
【0030】
剥離ライナの支持体(基材)としては、各種樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリイミド;ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン;ポリカーボネートなど)によるフィルムを好適に用いることができる。なかでも、剥離ライナの支持体としては、打ち抜き加工性や粘着ラベル加工時の張力に対する変形の少なさの点等からは、ポリエチレンテレフタレート製フィルムが好適である。
【0031】
離型処理層は、剥離剤(離型処理剤)や低接着性ポリオレフィン系樹脂により形成することができる。剥離剤としては、シリコーン系剥離剤、アルキル系剥離剤、フッ素系剥離剤などの公知の剥離剤を適宜選択して用いることができる。また、低接着性ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチルペンテン−1などが挙げられ、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンがより好ましい。線状低密度ポリエチレンとしては、エチレンに、少量のα−オレフィン(プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1、オクテン−1など)を共重合させたエチレン系共重合体が挙げられる。このような低密度ポリエチレンや線状低密度ポリエチレンは、公知の方法に基づき、その重合反応条件及びその後の精製、分別条件などを適宜選択することにより容易に得ることができる。
【0032】
なお、本発明では、離型処理層は、必須ではなく、例えば、剥離ライナの基材が低接着性のポリオレフィン系フィルム等から構成されている場合などでは、基材自体の剥離機能を利用することができるので、剥離処理層はなくてもよい。
【0033】
また、それ自体が剥離性の高いプラスチックフィルムにおけるプラスチック材料としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチルペンテン−1などが挙げられ、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンがより好ましい。線状低密度ポリエチレンとしては、エチレンに、少量のα−オレフィン(プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1、オクテン−1など)を共重合させたエチレン系共重合体(エチレン−α−オレフィン共重合体)が挙げられる。
【0034】
剥離ライナの基材の厚みとしては、特に制限されず、例えば、5〜300μm、好ましくは10〜200μm程度の範囲から選択することができる。
【0035】
離型処理層の厚みとしては、特に制限されず、例えば、5〜100μm、好ましくは10〜50μm程度の範囲から選択することができる。
【0036】
本発明では、剥離ライナの全体の厚みとしては、特に制限されず、例えば、30〜200μm、好ましくは50〜100μm程度の範囲から選択することができる。
【0037】
[HDD用粘着ラベル]
本発明のHDD用粘着ラベルとしては、上記の機能及び特定の構成の剥離ライナ等を有するものであればその具体的構成等は特に制限されないが、例えば、図5に示されるような粘着ラベルを好適に用いることができる。図5において、2aは基材2における樹脂フィルム層、2bは基材2における金属箔である。図1と同様に、1はハードディスクドライブ用粘着ラベル(HDD用粘着ラベル)、2は基材、3は粘着剤層、4は情報表示部である。図5に係るHDD用粘着ラベル1は、基材2としての金属箔2bの両面に樹脂フィルム層2aが積層された少なくとも3層から構成される基材(積層基材)2の片面(背面)に情報表示部4が形成され、他面に粘着剤層3が形成されている。
【0038】
[基材]
本発明では、HDD用粘着ラベルの基材としては、図5で示されているように、金属箔2bの両面に樹脂フィルム層2aが積層された少なくとも3層から構成される基材(積層基材)2を使用することが好ましい。ここで樹脂フィルム層2aとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリイミド(PI)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等からなる樹脂フィルムが使用できる。中でも経済性、耐久性の点からはポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。また、金属箔2bとしては、例えば、アルミニウム箔、鉄箔、ステンレス箔、ニッケル箔、銅箔等からなる金属箔が使用できる。中でも加工性、経済性の点からはアルミニウム箔が特に好ましい。
【0039】
本発明の粘着ラベルは、制振性を発揮できる剛性を有し、かつ粘着ラベルとしての貼付作業性を満足させる点からは、前記基材における、樹脂フィルム層/金属箔/樹脂フィルム層の各々の厚み又は構成として、例えば、以下の厚み又は構成を例示することができる。
(1)情報表示部が形成される粘着ラベル背面側の樹脂フィルム層の厚みとしては、通常6μm以上125μm以下(6μm〜125μm)であり、好ましくは25μm以上125μm以下(25μm〜125μm)である。当該樹脂フィルム層が6μmよりも薄い場合は、基材全体が金属箔の特性に支配され、皺が入り易くなり、また、非常に薄いために安定的にラミネートすることが、非常に難しくなる。
また、当該樹脂フィルム層の厚みを25μm以上とすることにより、粘着ラベルの背面側となる樹脂フィルム層表面に熱転写方式の印刷手段により情報表示部を形成する場合に、インク転写時の熱が金属箔を介して散逸することで発生すると考えられる印刷不良の問題をより一層改善することができる。
なお、情報表示部としてバーコード等を印刷する場合は、当該樹脂フィルム層に特に白色等に着色した樹脂フィルム(例えば白色ポリエチレンテレフタレートフィルム等)を用いることにより、バーコード等の読み取り性に優れた特性が得られる。
【0040】
(2)金属箔としては、基材としての剛性を保つ観点からは、その厚みは10μm以上(好ましくは15〜150μm)であることが望ましい。該金属箔の厚みが10μmよりも薄い場合は、基材の剛性を高めるといった目的を達成できない場合がある。また、基材の剛性を高めるためには、その厚みは厚いほど良いが、厚くなりすぎると粘着ラベルとして厚くなりすぎ、ハードディスクドライブの製品厚さに影響することになるので、金属箔としては、その厚みが150μm以下であることが望ましい。
【0041】
(3)粘着剤層を形成する側の樹脂フィルム層は、主として粘着ラベルのカールを抑制する目的でラミネートされるが、粘着ラベルの全体厚さを薄くするためには、金属箔層の厚さとのバランスもあるが、できるだけ薄い方が好ましく、通常6μm〜50μm(好ましくは6〜25μm)である。
【0042】
基材は、金属箔と樹脂フィルム層とを例えばドライラミ方式等の公知の積層手段を用いて製造することができる。
【0043】
さらに基材は、コロナ処理、易接着処理等の公知の手段を用いて片側、もしくは両側の樹脂フィルムを表面処理し、印刷性の改良および粘着剤の投錨性の改良を行なうことができる。
【0044】
[情報表示部]
HDD用粘着ラベルの基材(金属箔2bの両面に樹脂フィルム層2aが積層された積層基材など)2の片面(背面)には、情報表示部4が形成されるが、この情報表示部は、例えば「使用上の注意事項」や「接続方法」、「製品名・製造者名等の認識・識別事項」等を通常の印刷手段等により形成することができる。
【0045】
[粘着剤層]
HDD用粘着ラベル1において、基材(図5では積層基材)2の情報表示部4が形成されている面とは反対側の面(他面)に、粘着剤層3が形成されている。該粘着剤層3は、粘着性を付与するための粘着剤からなる粘着剤組成物により形成することができる。
【0046】
粘着剤層3を形成している粘着剤組成物において、粘着剤としては、合成ゴム系粘着剤や天然ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤等の慣用乃至公知の粘着剤を適宜選択して使用することができる。粘着剤は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0047】
粘着剤としては、耐久性の面からはアクリル系粘着剤が好ましい。より具体的には、炭素数4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを主成分とするポリマー(ベースポリマー)から構成される粘着剤が望ましい。ここで、炭素数4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、ブチル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、イソノニル基、ヘキシル基、イソアミル基、ラウリル基、イソミリスチル基等のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸のアルキルエステルが挙げられる。
【0048】
特に本発明では、アクリル系粘着剤として、制振性能に大きく寄与する粘着剤のガラス転移温度及び粘着特性の両立しやすい炭素数7〜10のアルキル基を有する(メタ)アクリレートと、アクリル酸とを共重合成分とするポリマーから構成されるアクリル系粘着剤を好適に用いることができる。
【0049】
粘着剤層の制振性能は粘着剤のガラス転移温度に大きく影響され、その特性を使用温度(具体的にはハードディスクドライブの使用温度であり、通常、室温以上である)にて有効に発揮するためには、粘着剤層を構成する粘着剤の損失係数が20℃において0.5以上2.0以下(0.5〜2.0)、好ましくは0.7以上2.0以下(0.7〜2.0)であることが望ましい。また、前記粘着剤の損失係数のピーク温度としては−10℃以上50℃以下であることが好ましい。前記粘着剤の損失係数及び/又は損失係数のピークを前記範囲とする事により、粘着剤の制振性能と粘着特性とを優れたレベルで両立することができる。
【0050】
粘着剤層の厚みは特に限定するものではないが、駆動時発生音の低減効果の点からは、15μm以上、好ましくは20〜100μmである。
【0051】
本発明のHDD用粘着ラベルは、前述のように、剥離ライナを背割り線から部分的に剥がすことにより、例えば、図2で示されているように、記録ディスク、磁気ヘッド、スピンドルモータ等が収容されているハウジング本体Aと、トップカバーBとから構成されるハードディスク装置のトップカバー及び/又はハウジング本体(筐体)の外面に、HDD用粘着ラベルを貼付して使用することができる。該HDD用粘着ラベルの貼付により、ハードディスクドライブの駆動時発生音を低減することができ、しかも、情報表示機能を発揮することができる。本発明では、HDD用粘着ラベルは、ハードディスクドライブの筐体の少なくとも一部に貼付すればよいが、駆動時発生音の更なる低減効果を発揮するためには、粘着ラベルの貼付面積を大きくすれば良く、最も好ましくは、ハードディスクドライブのトップカバー外面に対し、トップカバーの全面積の20%以上、好ましくは25〜100%となるように貼付することが好ましい。
【0052】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
【0053】
(実施例1)
基材として、次の基材Aを用いた。
基材A:ドライラミ接着による積層方式により、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)/アルミニウム箔(厚み:30μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム層(厚み:9μm)からなる基材Aを作製した。
【0054】
また、粘着剤としては、次の粘着剤配合物Aを用いた。
粘着剤配合物A:配合物としてアクリル酸:10重量部、アクリル酸イソノニル:90重量部、光開始剤として商品名「イルガキュア184(チバガイギー社製)」:0.1重量部を三つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌して反応系内の窒素置換を行った後、紫外線ランプ(UVランプ)により約150mJとなるようにUV光を照射し、重合率約10%の反応を行いプレポリマーを得た。さらにこのプレポリマー:100重量部に対し、内部架橋剤としてトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)を0.2重量部加え攪拌して、粘着剤配合物A(アクリル系粘着剤A)を得た。
【0055】
前記基材Aの片面に、前記粘着剤配合物A(アクリル系粘着剤A)を、厚さが25μmとなるように塗布し、さらに、シリコーン系剥離剤層が表面に形成されているポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離ライナA1)のシリコーン剥離剤層側の面を貼り合せ、配合物表面を空気層から遮断する状態にてUVランプにて約2000mJのUV光を剥離ライナ側より照射し配合物を反応させることにより、粘着シートA1を得た。前記粘着シートA1から剥離ライナA1を剥がした(又は除去した)後、130℃のオーブン中で約1分乾燥させることにより、アクリル系粘着剤Aからなる粘着剤層から揮発成分を除去し、再度、低密度ポリエチレンフィルムのみからなる剥離ライナAを貼り合わせて、基材付き粘着シートAを作製した。
【0056】
前記基材付き粘着シートAの基材背面側に印刷を施した後、該粘着シートAを図4(a)で示されるような背割り線として切り込み線状の形態の背割り線を形成させて、背割り線を有する剥離ライナにより粘着剤層が被覆されている粘着シートを作製した。
【0057】
なお、上記にて作製した粘着ラベルを市販の2.5インチハードディスクドライブのトップカバー外面の約56%に貼り付け、後述の[騒音レベル(駆動時発生音)の測定方法]により騒音レベルの測定を行ったところ、該実施例1に係る粘着ラベルを貼り付ける前に27.7dB(A)であった騒音レベルが、貼り付けた後は26.0dB(A)となった。
【0058】
(実施例2)
粘着ラベルの剥離ライナにおける背割り線として、図4(b)で示されるようなミシン目状の形態の背割り線を形成させたこと以外は、実施例1と同様にして背割り線を有する剥離ライナにより粘着剤層が被覆されている粘着シートを作製した。
【0059】
(比較例1)
背割り線を形成させなかったこと以外は、実施例1と同様にして剥離ライナ(背割り線を有していない剥離ライナ)により粘着剤層が被覆されている粘着シートを作製した。
【0060】
(評価)
実施例及び比較例で得られた粘着ラベルについて、剥離ライナを剥離させた時の粘着ラベルの基材における状態(剥離後の状態)、及びハードディスクドライブに貼付時の作業性を評価した。評価結果を表1に示した。
【0061】
剥離ライナを剥離させた時の粘着ラベルの基材における状態(剥離後の状態)としては、主にカール状となっているか、カール状となっている場合はその度合いを調べた。また、ハードディスクドライブに貼付時の作業性としては、容易に貼り付けることができたかについて調べ、容易に貼付することができ作業性が良好な場合は「○」とし、貼付が困難で作業性が低い場合は「×」として、表1に示した。
【0062】
なお、実施例に係る粘着ラベルについては剥離ライナを剥離させる際には背割り線を利用して剥離させた。また、貼付時の作業性では、実施例に係る粘着ラベルについては背割り線から一方の部分の剥離ライナを剥がして、剥離ライナが剥離されていない部分を手で持ちながら、前記剥離ライナを剥離させて露出して粘着剤層の部分を貼付し、その後、残部の剥離ライナを剥離させて、新たに露出させた粘着剤層の部分を貼付する方法により、粘着ラベルの貼付を行った。
【0063】
【表1】
【0064】
なお、騒音レベルの測定方法は以下の通りである。
【0065】
<騒音レベル(駆動時発生音)の測定方法>
実施例に係る粘着ラベルをトップカバーに貼付したハードディスクドライブに電源を入れて駆動させ、駆動時の騒音レベル(駆動時発生音)を以下の方法により測定した。
【0066】
騒音レベルの測定は無響室内で行った。無響室内に試験台を設置し、高遮音性のゴム系発泡体(厚み20mm)の上に騒音測定の対象となるハードディスクドライブの粘着ラベル貼付け部位となる面を上にして設置した。(高遮音性のゴム系発泡体はハードディスクドライブの振動伝播による試験台の固体伝播音を防止し、またハードディスクドライブ底面からの騒音を遮断する目的で使用する。)
【0067】
ハードディスクドライブを駆動させ、騒音レベルが安定するまで放置した後、中央部上方300mmに設置した自由音場型マイクロホンにより騒音レベルを測定した。測定値は、聴感補正としてA特性を使用し、20秒間の平均化処理を施し、周波数範囲として20〜20000Hzのオーバーオール値で表わした。
【0068】
表1から明らかなように、実施例1〜2に係る粘着ラベルは、剥離ライナを剥離させた時に生じる粘着ラベルのカールがほとんどない。また、ハードディスクドライブへの貼付も容易であり作業性が優れている。
【0069】
一方、これに対して、比較例1に係る粘着ラベルでは、剥離ライナを剥離させた時に粘着ラベルがカールしており、しかもハードディスクドライブへの貼付も困難で作業性が低い。
【0070】
従って、本発明の剥離ライナ付き粘着ラベルを用いると、粘着ラベルに損傷をほとんど又は全く与えることなく、剥離ライナを剥離させることができ、しかもハードディスクドライブへの貼付が容易であり作業性を向上させることができる。
【0071】
また、実施例の粘着ラベルは、現在市販されているハードディスクドライブの表示ラベルの貼付部位に貼付するだけで、駆動時発生音を1dB以上低減することが可能となる。
【0072】
【発明の効果】
本発明の粘着ラベルは、上記の如き構成を有することにより、粘着ラベルとしての各種情報表示機能と、ハードディスクドライブの駆動時における発生音を低減できる機能を両立させることが可能となる。しかも、剥離ライナを剥離させる際には、粘着ラベルへの損傷を抑制又は防止することができる。さらに、ハードディスクドライブへの貼付の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剥離ライナ付きハードディスクドライブ用粘着ラベルの一態様を示す概略断面図である。
【図2】本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベルが貼付されたハードディスクドライブを示す概略図である。
【図3】図1に係る背割り線を有する剥離ライナを示す概略図である。
【図4】本発明における剥離ライナの背割り線を示す概略図であり、図4(a)は切り込み線状の形態の背割り線を有する剥離ライナを示しており、図4(b)はミシン目状の形態の背割り線を有する剥離ライナを示している。
【図5】本発明のハードディスクドライブ用粘着ラベルの一態様を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ハードディスクドライブ用粘着ラベル
2 基材
2a 樹脂フィルム層
2b 金属箔
3 粘着剤層
4 情報表示部
5 剥離ライナ
5a 剥離ライナ5の外面
51 剥離ライナ
51a 剥離ライナ51の外面
52 剥離ライナ
52a 剥離ライナ52の外面
6 背割り線
61 切り込み線状の形態の背割り線
62 ミシン目状の形態の背割り線
7a 分割部
7b 分割部
A ハウジング本体
B トップカバー
Claims (7)
- ハードディスクドライブのトップカバー外面の全面積の20%以上100%以下に貼付されて使用される粘着ラベルであって、基材の片面に情報表示部を有し、且つ他面に粘着剤層を有しており、前記粘着ラベルは、ハードディスクドライブの筐体外面に貼付されることでハードディスクドライブ駆動時の発生音を低減することが可能であり、前記粘着剤層が、背割り線を有する剥離ライナで被覆されていることを特徴とするハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 背割り線を有する剥離ライナにおいて、背割り線により分割される分割部の各部分の面積が異なっている請求項1記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 剥離ライナにおける背割り線が、切り込み線状又はミシン目状の形態である請求項1又は2記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 剥離ライナにおける背割り線が、2本以上設けられている請求項1〜3の何れかの項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 背割り線を有する剥離ライナが、ポリオレフィン系フィルムから構成されている請求項1〜4の何れかの項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 背割り線を有する剥離ライナが、支持体の少なくとも片面にポリオレフィン系フィルムからなる剥離処理層が形成された構成を有している請求項1〜5の何れかの項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
- 背割り線を有する剥離ライナが、剥離剤としてシリコーン系剥離剤を含んでいない請求項1〜6の何れかの項に記載のハードディスクドライブ用粘着ラベル。
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