JP3800416B2 - 塗布処理方法及び塗布処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば半導体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理体表面にレジスト液や現像液等の処理液を供給して塗布する塗布処理方法及び塗布処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体デバイスの製造工程においては、半導体ウエハやLCD用ガラス基板等(以下にウエハ等という)の表面に例えばレジスト液を塗布し、フォトリソグラフィー技術を用いて回路パターンを縮小してレジスト膜を露光し、露光後のウエハ表面に現像液を塗布して現像処理を行う。
【0003】
上記現像液(又はレジスト液)の塗布には、図1に示すように、ウエハ等の表面に現像液を供給する供給ノズル110と、現像液タンク180に貯留された現像液を供給ノズル110に圧送する供給ポンプ160と、この供給ポンプ160が圧送する現像液の圧力(以下に圧送圧力という)を一定に保つレギュレータRと、現像液の供給、停止を行うバルブV0と、現像液の流量を検出する流量計125と、バルブV0の開閉及び現像液の供給量を監視するCPU100とで構成される塗布処理装置が用いられている。
【0004】
ところで、従来の塗布処理装置においては、供給ノズル110を複数の領域に分割し、共通の供給ポンプから圧送される現像液(又はレジスト液)の供給量を、各領域ごとに設けられたニードル弁によって調節してウエハ等の表面に塗布している(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、供給ノズル110を複数の領域に分割し、独立した複数の現像液(又はレジスト液)供給源からそれぞれ現像液(又はレジスト液)を圧送し、その供給量を各領域ごとに設けられた電磁弁によって処理中に調節してウエハ等の表面に塗布しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−133587号公報 (段落番号0067、図14)
【0007】
【特許文献2】
特開2001−334198号公報 (段落番号0044、段落番号0058、図4、図7)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のニードル弁を用いた塗布処理装置においては、バルブV0はその開口度をニードルによって手動で調節する構造であるため、塗布処理中にバルブV0の開口度を変えることはできず、共通の供給ポンプ160から供給ノズル110の複数の領域に現像液(又はレジスト液)を圧送する場合には、供給ポンプ160の圧送圧力を一定にしても、供給ノズル110の他の領域の使用状況に応じて吐出圧が変化するため、現像液の供給量を一定にすることができないという問題があった。
【0009】
また、後者の電磁弁を用いた塗布処理装置においては、塗布処理中にバルブV0の開口度を変えることはできるが、供給ノズル160の複数の領域に対して、それぞれ供給ポンプ160や現像液供給源を設ける必要があるため、塗布処理装置の大型化やコストアップを招くという問題があった。
【0010】
更に、共通の供給ポンプ160に供給ノズル110を複数設ける場合には、供給ポンプ160から各供給ノズル110までの揚程差や配管長により吐出圧が異なり、所望の現像液供給量が得られないという問題もあった。
【0011】
また、供給ポンプ160の圧送圧力とバルブV0の開口度との関係によっては、吐出開始時等に現像液の吐出圧でウエハW表面に衝撃を与えて、線幅が不均一になるというおそれもあった。
【0012】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、流量調節手段を塗布処理中に自動で変更可能に形成し、流量調節手段及び圧力調節手段を処理液供給手段の使用態様に応じて制御することにより、装置の小型化、塗布処理の均一化及び処理液の省量化を図ることができる塗布処理方法及びその装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の第1の塗布処理方法は、複数の処理液供給手段によって複数の被処理体の表面に処理液を供給する工程と、上記各処理液供給手段が被処理体に供給する処理液の流量を調節する工程と、処理液圧送手段によって上記複数の処理液供給手段に処理液供給源の処理液を圧送する工程と、上記処理液圧送手段が圧送する処理液の圧力を、上記複数の処理液供給手段が少なくとも同時に使用された場合に、各処理液供給手段に処理液を供給し得る圧力以上に調節する工程と、上記各処理液供給手段が供給する処理液の流量を流量検出手段によって検出する工程と、上記処理液圧送手段により圧送される処理液の圧力を圧力検出手段によって検出する工程と、上記流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、上記複数の処理液供給手段から上記複数の被処理体表面への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する工程と、を有することを特徴とする(請求項1)。
【0014】
この場合、上記被処理体の処理を開始する前に、又は、上記被処理体の処理と同時に、上記圧力調節手段の制御を行う方が好ましい(請求項2)。また、上記供給工程は、複数の処理液供給手段によって、少なくとも同時に複数の被処理体の各々の複数の領域に分割される表面に上記処理液を供給し、上記流量調節工程は、上記被処理体の各領域に供給する処理液の流量を調節し、上記制御工程は、上記複数の処理液供給手段から上記複数の被処理体表面の各領域への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する方が好ましい(請求項3)。
【0015】
また、この発明の第2の塗布処理方法は、少なくとも一つの被処理体の複数の領域に分割される表面に処理液を供給する工程と、上記処理液供給手段を上記被処理体に対し相対的に移動させながら、上記被処理体の各領域に供給する処理液の流量を調節する工程と、処理液圧送手段によって上記処理液供給手段に処理液供給源の処理液を圧送する工程と、上記処理液圧送手段が圧送する処理液の圧力を、少なくとも同時に上記処理液が供給される上記被処理体の領域全てに処理液を供給し得る圧力以上に調節する工程と、上記処理液供給手段の各領域が供給する処理液の流量を流量検出手段によって検出する工程と、上記処理液圧送手段により圧送される処理液の圧力を圧力検出手段によって検出する工程と、上記流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、上記処理液供給手段から上記被処理体表面の各領域への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する工程と、を有することを特徴とする(請求項4)。
【0016】
この場合、上記被処理体の処理を開始する前に、又は、上記被処理体の処理と同時に、上記圧力調節手段の制御を行う方が好ましい(請求項5)。
【0017】
また、この発明の塗布処理方法において、上記処理液供給手段が供給する処理液の流量を、上記処理液供給手段が、回転する被処理体の一端付近の位置に移動するまでに一定の設定流量に増加させ、上記被処理体の一端付近の位置から、上記被処理体の一端と中心との中間付近の位置に移動する間、上記設定流量で処理液を供給し、上記被処理体の中間付近の位置から中心付近の位置に移動する間、上記処理液流量を減少させて上記処理液を上記被処理体表面に広げ、上記被処理体の中心付近の位置から他端付近の位置に移動する間、更に処理液流量を徐々に減らす方が好ましい(請求項6)。
【0018】
また、この発明の第1の塗布処理装置は、請求項1記載の塗布処理方法を具現化するもので、複数の被処理体の表面に処理液を供給する複数の処理液供給手段と、上記各処理液供給手段に対して設けられ、上記被処理体に供給する処理液の流量を調節可能な流量調節手段と、上記各処理液供給手段に処理液供給源の処理液を圧送する処理液圧送手段と、上記処理液圧送手段が圧送する処理液の圧力を、上記複数の処理液供給手段が少なくとも同時に使用された場合に、各処理液供給手段に処理液を供給し得る圧力以上に調節可能な圧力調節手段と、上記各処理液供給手段が供給する処理液の流量を検出する流量検出手段と、上記処理液圧送手段により圧送される処理液の圧力を検出する圧力検出手段と、上記流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、上記複数の処理液供給手段から上記複数の被処理体表面への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする(請求項7)。
【0019】
この場合、上記複数の処理液供給手段を内部に設け、多段に配設された複数の処理部と、上記複数の処理液供給手段と上記処理液供給源とを接続する複数の処理液供給管とを備え、上記処理液圧送手段により上記複数の処理液供給管を介して上記処理液を上記複数の処理液供給手段に圧送する方が好ましい(請求項8)。また、上記複数の処理液供給手段は、複数の被処理体の表面に処理液を供給する複数の領域に分割された複数の処理液供給孔を有し、上記制御手段は、上記複数の処理液供給手段の各領域から上記複数の被処理体表面への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する方が好ましい(請求項9)。
【0020】
また、この発明の第2の塗布処理装置は、請求項3記載の塗布処理方法を具現化するもので、少なくとも一つの被処理体の表面に処理液を供給する複数の領域に分割された複数の処理液供給孔を有する少なくとも一つの処理液供給手段と、上記処理液供給手段を上記被処理体に対し相対的に移動可能な移動手段と、上記処理液供給手段の各領域に対して設けられ、上記被処理体に供給する処理液の流量を調節可能な流量調節手段と、上記処理液供給手段に処理液供給源からの上記処理液を圧送する処理液圧送手段と、上記処理液圧送手段が圧送する処理液の圧力を、少なくとも同時に使用する上記処理液供給手段の領域全てに処理液を供給しうる圧力以上に調節可能な圧力調節手段と、上記処理液供給手段の各領域が供給する処理液の流量を検出する流量検出手段と、上記処理液圧送手段により圧送される処理液の圧力を検出する圧力検出手段と、上記流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、上記処理液供給手段の各領域から上記被処理体表面への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする(請求項10)。
【0021】
この場合、上記複数の処理液供給手段を内部に設け、多段に配設された複数の処理部と、上記複数の処理液供給手段と上記処理液供給源とを接続する複数の処理液供給管とを備え、上記処理液圧送手段により上記複数の処理液供給管を介して上記処理液を上記複数の処理液供給手段に圧送する方が好ましい(請求項11)。
【0022】
請求項1,2,3,7,8,9に記載の発明によれば、流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、流量調節手段及び圧力調節手段を処理液供給手段の使用態様に応じて制御し、処理液供給源の処理液を共通の処理液圧送手段によって複数の処理液供給手段に圧送するので、処理液供給手段ごとに処理液圧送手段を設ける必要がなく、装置の小型化を図ることができる。
【0023】
また、請求項3,4,5,9,10,11に記載の発明によれば、流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、流量調節手段及び圧力調節手段を処理液供給手段の使用態様に応じて制御し、処理液供給手段の複数の領域が供給する処理液の流量を正確に制御することができるので、塗布処理の均一化及び処理液の省量化を図ることができる。
【0024】
また、請求項6記載の発明によれば、処理液供給工程中に処理液の流量を変化させるので、処理液の使用量を削減することができると共に、被処理体上に均一に処理液を供給することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では、この発明に係る塗布処理装置を、半導体ウエハの現像処理を行う複数の現像ユニット(DEV)に適用した場合について説明する。
【0026】
図2はレジスト液塗布・現像処理システムの一実施形態の概略平面図、図3は図2の正面図、図4は図3の背面図である。
【0027】
上記処理システムは、被処理体である半導体ウエハW(以下にウエハWという)をウエハカセット1で複数枚例えば25枚単位で外部からシステムに搬入又はシステムから搬出したり、ウエハカセット1に対してウエハWを搬出・搬入したりするためのカセットステーション10(搬送部)と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置してなる現像ユニット(DEV)を具備する処理ステーション20と、この処理ステーション20と隣接して設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハWを受け渡すためのインター・フェース部30とで主要部が構成されている。
【0028】
上記カセットステーション10は、図2に示すように、カセット載置台2上の突起3の位置に複数個例えば4個までのウエハカセット1がそれぞれのウエハ出入口を処理ステーション20側に向けて水平のX方向に沿って一列に載置され、カセット配列方向(X方向)及びウエハカセット1内に垂直方向に沿って収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用ピンセット4が各ウエハカセット1に選択的に搬送するように構成されている。また、ウエハ搬送用ピンセット4は、θ方向に回転可能に構成されており、後述する処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット部に属するアライメントユニット(ALIM)及びエクステンションユニット(EXT)にも搬送できるようになっている。
【0029】
上記処理ステーション20は、図2に示すように、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構21が設けられ、この主ウエハ搬送機構21を収容する室22の周りに全ての処理ユニットが1組又は複数の組に渡って多段に配置されている。この例では、5組G1,G2,G3,G4及びG5の多段配置構成であり、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニットはシステム正面(図2において手前)側に並列され、第3の組G3の多段ユニットはカセットステーション10に隣接して配置され、第4の組G4の多段ユニットはインター・フェース部30に隣接して配置され、第5の組G5の多段ユニットは背部側に配置されている。
【0030】
この場合、図3に示すように、第1の組G1では、カップ23内でウエハWをスピンチャック101(図5)に載置して所定の処理を行う2台のスピナ型処理ユニット例えばレジスト塗布ユニット(COT)及びレジストパターンを現像する現像ユニット(DEV)が垂直方向の下から順に2段に重ねられている。第2の組G2も同様に、2台のスピナ型処理ユニット例えばレジスト塗布ユニット(COT)及び現像ユニット(DEV)が垂直方向の下から順に2段に重ねられている。このようにレジスト塗布ユニット(COT)を下段側に配置した理由は、レジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒であるためである。しかし、必要に応じてレジスト塗布ユニット(COT)を上段に配置したり、多段に配置することも可能である。
【0031】
また、図4に示すように、第3の組G3では、ウエハWをウエハ載置台24(図2)に載置して所定の処理を行うオーブン型の処理ユニット例えばウエハWを冷却するクーリングユニット(COL)、ウエハWに疎水化処理を行うアドヒージョンユニット(AD)、ウエハWの位置合わせを行うアライメントユニット(ALIM)、ウエハWの搬入出を行うエクステンションユニット(EXT)、ウエハWをベークする4つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。第4の組G4も同様に、オーブン型処理ユニット例えばクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)、エクステンションユニット(EXT)、クーリングユニット(COL)、急冷機能を有する2つのチリングホットプレートユニット(CHP)及び2つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。
【0032】
上記のように処理温度の低いクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いホットプレートユニット(HP)、チリングホットプレートユニット(CHP)及びアドヒージョンユニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱的な相互干渉を少なくすることができる。勿論、ランダムな多段配置とすることも可能である。
【0033】
なお、図2に示すように、処理ステーション20において、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニット(スピナ型処理ユニット)に隣接する第3及び第4の組G3,G4の多段ユニット(オーブン型処理ユニット)の側壁の中には、それぞれダクト65,66が垂直方向に縦断して設けられている。これらのダクト65,66には、ダウンフローの清浄空気又は特別に温度調整された空気が流されるようになっている。このダクト構造によって、第3及び第4の組G3,G4のオーブン型処理ユニットで発生した熱は遮断され、第1及び第2の組G1,G2のスピナ型処理ユニットへは及ばないようになっている。
【0034】
また、この処理システムでは、主ウエハ搬送機構21の背部側にも図2に点線で示すように第5の組G5の多段ユニットが配置できるようになっている。この第5の組G5の多段ユニットは、案内レール67に沿って主ウエハ搬送機構21から見て側方へ移動できるようになっている。したがって、第5の組G5の多段ユニットを設けた場合でも、ユニットをスライドすることにより空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構21に対して背後からメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0035】
上記インター・フェース部30は、奥行き方向では処理ステーション20と同じ寸法を有するが、幅方向では小さなサイズに作られている。このインター・フェース部30の正面部には可搬性のピックアップカセット31と定置型のバッファカセット32が2段に配置され、背面部には周辺露光装置33が配設され、中央部には、ウエハ搬送アーム34が配設されている。このウエハ搬送アーム34は、X,Z方向に移動して両カセット31,32及び周辺露光装置33に搬送するように構成されている。また、ウエハ搬送アーム34は、θ方向に回転可能に構成され、処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)及び隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せず)にも搬送できるように構成されている。
【0036】
上記のように構成される処理システムは、クリーンルーム40内に設置されるが、更にシステム内でも効率的な垂直層流方式によって各部の清浄度を高めている。
【0037】
次に、上記処理システムの動作について説明する。まず、カセットステーション10において、ウエハ搬送用ピンセット4がカセット載置台2上の未処理のウエハWを収容しているカセット1にアクセスして、そのカセット1から1枚のウエハWを取り出す。ウエハ搬送用ピンセット4は、カセット1よりウエハWを取り出すと、処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット内に配置されているアライメントユニット(ALIM)まで移動し、ユニット(ALIM)内のウエハ載置台24上にウエハWを載せる。ウエハWは、ウエハ載置台24上でオリフラ合せ及びセンタリングを受ける。その後、主ウエハ搬送機構21がアライメントユニット(ALIM)に反対側からアクセスし、ウエハ載置台24からウエハWを受け取る。
【0038】
処理ステーション20において、主ウエハ搬送機構21はウエハWを最初に第3の組G3の多段ユニットに属するアドヒージョンユニット(AD)に搬入する。このアドヒージョンユニット(AD)内でウエハWは疎水化処理を受ける。疎水化処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをアドヒージョンユニット(AD)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するクーリングユニット(COL)へ搬入する。このクーリングユニット(COL)内でウエハWはレジスト塗布処理前の設定温度例えば23℃まで冷却される。冷却処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをクーリングユニット(COL)から搬出し、次に第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属するレジスト塗布ユニット(COT)へ搬入する。このレジスト塗布ユニット(COT)内でウエハWはスピンコート法によりウエハ表面に一様な膜厚でレジストを塗布する。
【0039】
レジスト塗布処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをレジスト塗布ユニット(COT)から搬出し、次にホットプレートユニット(HP)内へ搬入する。ホットプレートユニット(HP)内でウエハWは載置台上に載置され、所定温度例えば100℃で所定時間プリベーク処理される。これによって、ウエハW上の塗布膜から残存溶剤を蒸発除去することができる。プリベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次に第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)へ搬送する。このユニット(COL)内でウエハWは次工程すなわち周辺露光装置33における周辺露光処理に適した温度例えば24℃まで冷却される。この冷却後、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを直ぐ上のエクステンションユニット(EXT)へ搬送し、このユニット(EXT)内の載置台(図示せず)の上にウエハWを載置する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台上にウエハWが載置されると、インター・フェース部30のウエハ搬送アーム34が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、ウエハ搬送アーム34はウエハWをインター・フェース部30内の周辺露光装置33へ搬入する。ここで、ウエハWはエッジ部に露光を受ける。
【0040】
周辺露光が終了すると、ウエハ搬送アーム34は、ウエハWを周辺露光装置33から搬出し、隣接する露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送する。この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、バッファカセット32に一時的に収納されることもある。
【0041】
露光装置で全面露光が済んで、ウエハWが露光装置側のウエハ受取り台に戻されると、インター・フェース部30のウエハ搬送アーム34はそのウエハ受取り台へアクセスしてウエハWを受け取り、受け取ったウエハWを処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)へ搬入し、ウエハ受取り台上に載置する。この場合にも、ウエハWは、処理ステーション20側へ渡される前にインター・フェース部30内のバッファカセット32に一時的に収納されることもある。
【0042】
ウエハ受取り台上に載置されたウエハWは、主ウエハ搬送機構21により、チリングホットプレートユニット(CHP)に搬送され、フリンジの発生を防止するため、あるいは化学増幅型レジスト(CAR)における酸触媒反応を誘起するためポストエクスポージャーベーク処理が施される。
【0043】
その後、ウエハWは、第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属する現像ユニット(DEV)に搬入される。この現像ユニット(DEV)内では、ウエハWはスピンチャック101の上に載せられ、ウエハW表面のレジストに現像液が満遍なく供給される。現像が終了すると、ウエハW表面に洗浄液がかけられて現像液が洗い落とされる。
【0044】
現像工程が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを現像ユニット(DEV)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するホットプレートユニット(HP)へ搬入する。このユニット(HP)内でウエハWは例えば100℃で所定時間ポストベーク処理される。これによって、現像で膨潤したレジストが硬化し、耐薬品性が向上する。
【0045】
ポストベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次にいずれかのクーリングユニット(COL)へ搬入する。ここでウエハWが常温に戻った後、主ウエハ搬送機構21は、次にウエハWを第3の組G3に属するエクステンションユニット(EXT)へ移送する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台(図示せず)上にウエハWが載置されると、カセットステーション10側のウエハ搬送用ピンセット4が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、ウエハ搬送用ピンセット4は、受け取ったウエハWをカセット載置台上の処理済みウエハ収容用のカセット1の所定のウエハ収容溝に入れて処理が完了する。
【0046】
現像ユニット(DEV)は、図5に示すように、ウエハWを図示しない真空装置によって吸着保持すると共に、水平方向に回転するスピンチャック101と、スピンチャック101を包囲する有底筒状に形成され、底部に排気口とドレン口が設けられたカップ23と、スピンチャック101の上方に配設される現像液供給ノズル110(以下に供給ノズル110という){処理液供給手段}と、この供給ノズル110をウエハWに対し相対的に移動可能な移動手段例えば供給ノズルスキャンアーム102とで主に構成されている。
【0047】
供給ノズル110は、例えば図6に示すように、現像液が供給される細長い四角形状のノズル本体111と、その下面に設けられたノズル部112とを備えている。
【0048】
ノズル部112には多数の吐出孔113が設けられており、ウエハWの有効領域(デバイスの形成領域)の幅と同じかそれ以上の長さの現像液の吐出領域を形成できるように配列されている。
【0049】
また、図5に示すように、供給ノズル110は、供給ノズルスキャンアーム102によりカップ23の外側のX方向に延びるように設けられたガイドレール103に沿って、カップ23の外側の待機部106(ガイドレール103の一側端の位置)からウエハWの上方側を通って上記待機部106とウエハWを挟んで対向する位置まで移動可能に構成されている。
【0050】
供給ノズルスキャンアーム102は、上記多数の現像液の吐出孔113がY方向に配列されるように供給ノズル110を吊下げ支持するアーム部104と、例えば図示しないモータやエアシリンダ等の駆動手段によりX方向に移動可能に形成されるベース部105とで構成されており、ベース部105を介してガイドレール103に沿って移動できるようになっている。なお、ベース部105は例えばボールネジ機構などにより構成される図示しない昇降機構を有しており、例えばモータなどの図示しない動力源からの駆動力によりアーム部104を上下方向に移動させることができる。
【0051】
更に、ガイドレール103上には、供給ノズル110を支持する供給ノズルスキャンアーム102だけでなく洗浄ノズル107を支持する洗浄ノズルスキャンアーム108もX方向に移動可能に設けられている。
【0052】
洗浄ノズル107は、洗浄ノズルスキャンアーム108によってカップ23の側方に設定された洗浄ノズル待機位置109とスピンチャック101に設置されているウエハWの周辺部の真上に設定された洗浄液吐出位置との間で並進及び直線移動するようになっている。
【0053】
また、供給ノズル110は、図7に示すように、ウエハWの表面に供給する現像液の流量を調節可能な流量調節手段例えば電子制御バルブVと、供給ノズル110が供給する現像液の流量を検出する流量検出手段例えば超音波流量計120とが介設された分岐管路130に接続されている。
【0054】
電子制御バルブV(以下にバルブVという)は、例えば図8に示すように、バルブケーシング151に設けられた吸込側流路141と吐出側流路142との間に設けられたゲート部149を開閉可能な後述する弁体145bを駆動手段、例えばモータ153により駆動して開閉動作を行うものが用いられている。
【0055】
この場合、吸込側流路141と吐出側流路142とは、上方に向かって縮径テーパ状の先端を有する管状のゲート部149を介して隣接配置されている。また、ゲート部149の上方にはシリンダ143を介して室148が対峙して設けられている。このシリンダ143内には、操作用ロッド144が摺動可能に配設されており、シリンダ143の下方に露出する操作用ロッド144の下端に、弁体145bを一体に形成するダイヤフラム145が固着されている。また、室148内に露出するロッド144の上端には、室148を上部室148aと区画するダイヤフラム146が固着されている。なお、この場合、ダイヤフラム145,146は、可撓性材料例えばシリコンゴム製部材にて形成されている。これらダイヤフラム145,146は、それぞれその外周縁部145a,146aがバルブケーシング151に設けられた周溝143a又は143b内に嵌合固定されている。
【0056】
上部室148a内には、操作用ロッド144の上部に固着されると共に、バルブケーシング151を貫挿してバルブケーシング151の外部に設けられるモータ153に接続され、モータ153の駆動により図中上下動可能な駆動用ロッド152が設けられている。なお、上部室148a内には、ダイヤフラム146の弁体146bの上端に係合するスプリング147が縮設されており、このスプリング147の弾性力が図中下方に付勢されている。
【0057】
したがって、バルブVは、後述する中央演算処理装置100(以下にCPU100という)からの出力信号に基いて、モータ153を駆動することにより、駆動用ロッド152及びこの駆動用ロッド152に固着される操作用ロッド144を上下動させ、弁体145bをゲート部149にアナログ的に接離移動させることにより、現像液の流量を調整可能に形成されている。
【0058】
超音波流量計120は、内部を流れる現像液中に、その流れに沿って双方向に超音波を伝播させると共に、上流側から下流側に伝播する超音波の伝播時間tと、下流側から上流側に伝播する超音波の伝播時間tとを計測し、その出力信号をCPU100に伝達するように構成されている。また、CPU100には、予め現像液に対応するパラメータ値(動粘性係数や流体音速など)が設定されており、このパラメータ値と上記出力信号とに基いて現像液の流量を演算することができる。
【0059】
次に、上記のように構成された現像ユニット(DEV)の動作を説明する。
【0060】
主ウエハ搬送機構21により搬送されたウエハWは、現像ユニット(DEV)内のスピンチャック101に吸着保持される。
【0061】
次に、供給ノズル110が待機部106からウエハWの端部上方に移動すると、バルブVが開き供給ノズル110から現像液が吐出(供給)される。供給ノズル110は、吐出領域や移動速度、吐出量(供給量)、ポンプ圧等を変えながら、待機部106とウエハWを挟んで対向する位置まで略水平方向に移動し、ウエハWの表面に例えば1〜2mmの高さの液膜を形成する。この際、供給ノズル110の先端は、ウエハW表面上に供給された現像液と接触する位置にあり、供給ノズル110の先端をウエハW上の現像液と接触させた状態で供給ノズル110を一方向にスキャンさせることにより、供給ノズル110の先端部によりウエハ上の現像液が押し広げられ、ウエハWの表面全体に満遍なく現像液が液盛りされることとなる。また、このとき供給ノズル110の移動は、吐出孔113が配列されているノズル部112の中心がウエハWの中心上方を通過するようにして行われる。
【0062】
そして、供給ノズル110が、ウエハWの他端に達したところで、バルブVが閉じられ現像液の供給が停止される。
【0063】
また、上記のように構成される現像ユニット(DEV)は、処理ステーション20の下方室29内に配設される現像液タンク180と主管路140によって接続されており、主管路140に介設される処理液圧送手段例えば供給ポンプ160によって、現像液タンク180に貯留される現像液を圧送されている(図9)。
【0064】
供給ポンプ160は、例えばダイヤフラムポンプにて形成されており、後述する圧力調節手段例えばレギュレータERにより調節された圧力で現像液タンク180内に貯留される現像液を複数の供給ノズル110に圧送している。
【0065】
この場合、供給ポンプ160は、図10に示すように、中空状の本体160aの中に現像液を収容するためのポンプ室161と、圧縮空気を収容するための空気室162とが設けられており、これらポンプ室161と空気室162とは、例えばシリコンゴムなどの可撓性を有する弾性材料にて形成されるダイヤフラム163で区画されている。なお、ダイヤフラム163は、空気室162内に向かって膨隆する椀形に形成されている。
【0066】
また、本体160aには、現像液タンク180側(図中左側)の主管路140とポンプ室161とを連通する吸込側流路164及び供給ノズル110側(図中右側)の主管路140とポンプ室161とを連通する吐出側流路165が配設されている。また、空気室162の図中上部には空気導入孔166が設けられており、電空レギュレータERを介して圧縮空気供給源例えばエアコンプレッサC(図11)からの圧縮空気を空気導入孔166から空気室162の中に吸排気可能に形成されている。
【0067】
主管路140における吸込側流路164側及び吐出側流路165側には、それぞれに逆止弁であるチェッキバルブ168,169が介設されており、これらチェッキバルブ168,169により、現像液は図中矢印で示した方向に流れるようになっている。
【0068】
なお、吸込側のチェッキバルブ168は、バルブ閉鎖時でも主管路140と吸込側流路164との間に微量の流体の流出を許容するスローリーク構造を備えており、ポンプの圧力変動を小さくすることができるようになっている。
【0069】
この供給ポンプ160の駆動は、空気導入孔166から空気室162に圧縮空気を出し入れすることにより行う。
【0070】
空気室162から圧縮空気を排気した状態では、ダイヤフラム163は図中上方向に引っ張られ、図10に示すように椀形に膨らんだ状態となる。このとき、吸込側のチェッキバルブ168が開いて現像液が主管路140から吸込側流路164へ流入するため、ポンプ室161の中は現像液で満たされる。
【0071】
次に、空気導入孔166から圧縮空気を空気室162に導入すると、空気室162内の気圧は高まり、この気圧によりダイヤフラム163はポンプ室161側へ押され、ポンプ室161の容積を小さくしようとする。このときポンプ室161内に収容された現像液に圧力が作用し、この圧力によって吸込側のチェッキバルブ168が閉じると共に、吐出側のチェッキバルブ169が開いて、現像液は吐出側流路165から主管路140に順次圧送される。
【0072】
なお、供給ポンプ160は、所定の圧力で現像液タンク180の現像液を圧送するものであれば、ダイヤフラム式ポンプ以外のものでもよく、例えばベローズ式ポンプ等を用いることも勿論可能である。
【0073】
上記電空レギュレータERは、図11に示すように、空気を通すための吸気側流路170と排気側流路171との結合部分に出力側流路172が接続されており、吸気側流路170及び排気側流路171のそれぞれにはCPU100からの電気信号を受けて流路を開閉する電磁弁173,174が介設されている。吸気側流路170はエアコンプレッサCなどの圧縮空気供給源に接続されており、排気側流路171には排気ポンプなどの排気手段176に接続されている。また、出力側流路172は圧縮空気で駆動される供給ポンプ160に接続されている。一方、出力側流路172には、出力側流路172内の空気圧を検出する圧力センサ175が配設されており、この圧力センサ175によって検出された検知信号がCPU100に伝達されるようになっている。
【0074】
上記のように構成される電空レギュレータERを作動させると、電磁弁173及び174は圧力センサ175で検知された出力側流路172の圧力に基いて、CPU100によりその作動が制御され、出力側流路172内の圧力が2台の現像ユニットの双方に現像液を供給し得る圧力となるように調節される。
【0075】
例えば、出力側流路172内の圧力を300kPaに設定し、エアコンプレッサから500kPaの圧縮空気を吸気側流路170に供給する場合、通常は電磁弁174は閉じており、電磁弁173を開けて500kPaの圧縮空気を出力側流路172に送る。空気圧センサ175により出力側流路172内の圧力が設定値300kPaを越えていることが検出されると、CPU110は直ちに吸気側の電磁弁173を閉鎖させて、出力側流路172内の圧力が設定値300kPaを大きく上回るのを防止する。それと同時に排気側の電磁弁174を開け、出力側流路172内の圧力を低下させて設定値300kPaになった時点で排気側の電磁弁174を閉鎖する。
【0076】
一方、出力側流路172内の圧力が設定値より低い場合には、電磁弁174を閉じ、電磁弁173を開けて高圧の圧縮空気を導入し、空気圧センサ175で検出した圧力が設定値になった時点で電磁弁173を閉じる。
【0077】
したがって、供給ポンプ160の駆動力は、電空レギュレータERによって空気室162に導入される圧縮空気の圧力及び単位時間に圧縮空気を出し入れする回数によって調節される。
【0078】
また、供給ポンプ160の下流側には、圧力検出手段例えば圧力センサ150が設けられており、供給ポンプ160から圧送された現像液の圧力を検出し、その検知信号をCPU100に伝達するように形成されている。
【0079】
なお、供給ポンプ160と圧力センサ150との間に、現像液中に含まれる不純物を除去すると共に泡抜きをすることができるフィルタ155を設ければ、更に正確な圧力を検出することができる。
【0080】
また、上記バルブV、超音波流量計120、圧力センサ150及び電空レギュレータERは、CPU100(制御手段)に接続されている。
【0081】
CPU100には、例えば現像ユニット(DEV)に搬入されるウエハWの順番や時間、ウエハWの表面に供給する現像液の量、現像液に対応するパラメータ値(動粘性係数や流体音速など)、供給ポンプ160から供給ノズル110までの配管長や揚程差等の情報を記憶させることができ、この情報と、超音波流量計120及び圧力センサ150の検出信号とに基いて、現像ユニット(DEV)内に搬入されたウエハWに所定量の現像液を供給し得るようバルブV及び電空レギュレータERを制御することができる。
【0082】
次に、この発明に係る塗布処理装置を上記現像ユニット(DEV)に適用した場合について説明する。
【0083】
◎第一実施形態
この発明の第一実施形態は、複数の現像ユニット(DEV)内に現像液供給ノズル110を設け、共通の供給ポンプ160で各現像液供給ノズル110に現像液を圧送すると共に、各現像液供給ノズル110ごとに所定量の現像液をウエハWに塗布し得るように構成した場合である。
【0084】
具体的には、図12に示すように、塗布処理装置を、例えば第1の供給ノズル110Aを有する第1の現像ユニット(DEV1)を下段に、第2の供給ノズル110Bを有する第2の現像ユニット(DEV2)を上段に設け、それぞれの供給ノズル110A,110Bに接続される分岐管路130A,130Bを共通の主管路140に接続して、現像液を現像液タンク180から各現像ユニット(DEV)に圧送し得るように構成する。
【0085】
また、CPU100は、各現像ユニット(DEV)に設けられた超音波流量計120A,120B及びバルブV1,V2と、電空レギュレータER及び圧力センサ150に接続され、超音波流量計120A,120B及び圧力センサ150の検出信号と、CPUに予め記憶された現像ユニット(DEV)に搬入されるウエハWの順番や時間、ウエハWの表面に供給する現像液の量、現像液に対応するパラメータ値(動粘性係数や流体音速など)、供給ポンプ160から各現像ユニットまでの配管長や下段に設けられた第1の供給ノズル110Aと上段に設けられた第1の供給ノズル110Bにおける供給ポンプ160からの揚程差等の情報とに基いて、各現像ユニット内に搬入されたウエハWに所定量の現像液を供給し得るようバルブV1,V2及び電空レギュレータERを制御するように構成される。
【0086】
以下に、上記塗布処理装置を用いたウエハWの塗布処理方法を、第1の現像ユニット(DEV1)にウエハW1が搬送されて、現像液の塗布処理が行われている途中に、第2の現像ユニット(DEV2)にウエハW2が搬送されて、ウエハW2の塗布処理が開始され、2台の現像ユニット(DEV)が時間をずらして同時に使用される場合について、図13のタイミングチャートを用いて説明する。
【0087】
使用開始前には、各現像ユニット(DEV)に設けられたバルブV1,V2はそれぞれ閉じられており、また、供給ポンプ160の駆動も停止されている。
【0088】
第1の現像ユニット(DEV1)内でウエハW1の塗布処理が開始する時間tより前の時間tになると、CPU100は、予め記憶された現像液に対応するパラメータ値(動粘性係数や流体音速など)、供給ポンプ160から第1の供給ノズル110Aまでの配管長や揚程差等の情報に基いて、第1の供給ノズル110Aに現像液を供給し得る最低圧力Pを計算する。そして、その圧力Pと圧力センサ150が検知した圧送圧力とを比較演算して、そのデータを電空レギュレータERに送る。電空レギュレータERはそのデータに基いて供給ポンプ160の駆動力を調節し、ウエハW1の塗布処理が開始される時間tまでに圧送圧力がPになるように制御する。
【0089】
時間tになると、CPU100は、超音波流量計120A及び圧力センサ150の検出信号と予め記憶された情報に基いて、所定量の現像液をウエハW1に供給し得るようにバルブV1の開口度を調節する。
【0090】
バルブV1の開口度は、時間tからtの間に所定の開口度に調節され、時間tからtにおいて一定に保たれる。また、圧送圧力は、時間tからtまで一定になるように電空レギュレータERによって制御される。
【0091】
次に、第2の現像ユニット(DEV2)内でウエハW2の塗布処理が開始する時間tより前の時間tになると、CPU100は、予め記憶された現像液に対応するパラメータ値、供給ポンプ160から第1,第2の供給ノズル110A,110Bまでの配管長や揚程差等の情報に基いて、第1,第2の供給ノズル110A,110Bの双方に現像液を供給し得る最低圧力Pを計算する。そして、その圧力Pと圧力センサ150が検知した圧送圧力とを比較演算して、そのデータを電空レギュレータERに送る。電空レギュレータERはそのデータに基いて供給ポンプ160の駆動力を調節し、ウエハW2の塗布処理が開始される時間tまでに圧送圧力がPになるように制御する。
【0092】
また、CPU100は、時間tから時間tの間に圧送圧力がPからPに変化しても所定量の現像液をウエハW1に供給できるように、超音波流量計120Aの検出信号と予め記憶された情報とに基いてバルブV1の開口度を調節する。
【0093】
時間tになると、CPU100は、超音波流量計120A,120B及び圧力センサ150の検出信号と予め記憶された情報に基いて、所定量の現像液をウエハW2に供給し得るようにバルブV2の開口度を調節する。
【0094】
バルブV2の開口度は、時間tからtの間に所定の開口度に調節され、時間tからtにおいて一定に保たれる。
【0095】
時間tになり、ウエハW1の塗布処理が終了すると、CPU100はバルブV1に出力信号を送りバルブV1は閉塞される。また、CPU100は、予め記憶された現像液に対応するパラメータ値、供給ポンプ160から第2の供給ノズル110Bまでの配管長や揚程差等の情報に基いて、第2の供給ノズル110Bに現像液を供給し得る最低圧力Pを計算する。そして、その圧力Pと圧力センサ150が検知した圧送圧力とを比較演算して、そのデータを電空レギュレータERに送る。電空レギュレータERはそのデータに基いて供給ポンプ160の駆動力を調節し、圧送圧力がPになるように制御する。
【0096】
また、CPU100は、時間tから時間tの間に圧送圧力がPからPに変化しても所定量の現像液をウエハW2に供給できるように、超音波流量計120Bの検出信号と予め記憶された情報とに基いてバルブV2の開口度を調節する。
【0097】
時間tになりウエハW2の塗布処理が終了すると、CPU100はバルブV2及び電空レギュレータERに出力信号を送り、バルブV2を閉塞すると共に、供給ポンプ160の駆動を停止して塗布処理を終了する。
【0098】
このように構成することにより、供給ノズル110ごとに供給ポンプ160を設ける必要がなく、装置の小型化を図ることができる。
【0099】
なお、ウエハW1,W2の塗布処理開始時間t,tは、予めCPUに記憶しておいても良く、また、検知手段でウエハW1,W2の搬入を検知し、その出力信号をCPU100に送って判断するようにしてもよい。
【0100】
また、上記説明では、2台の現像ユニット(DEV)を2段に設ける場合について説明したが、現像ユニット(DEV)は3台以上の複数を多段に設けてもよく、また同一平面上に並列に設けることも勿論可能である。
【0101】
第一実施形態では、図12に示す供給ポンプ160から下段に設けられた第1の供給ノズル110Aと上段に設けられた第1の供給ノズル110Bの揚程差を、各現像ユニット内に搬入されたウエハWに所定量の現像液を供給し得るようバルブV1,V2及び電空レギュレータERを制御するための情報の一つとして用いているが、図14によりこの揚程差について説明する。
【0102】
図14に示すのは、処理ユニットを5段重ねた処理システムであり、3段のレジスト塗布ユニットCOT上に反射防止膜塗布ユニットBCTが2段重ねられ、現像ユニットDEVが5段重ねられている。
【0103】
このような構成において、供給ポンプ160から現像液を各現像ユニットDEVに供給すると、高位置にある供給ノズル110にかかる現像液の圧力は低位置にある供給ノズル110にかかる現像液の圧力より低くなる。この圧力(揚程)差は、各供給ノズルからの現像液流量差となり、各現像ユニットDEVでの現像処理結果に差が出る。そこで、第一実施形態では、この揚程差をバルブV1,V2及び電空レギュレータERを制御するための制御情報の1つとして用い、各現像ユニット内に搬入されたウエハWに同量の現像液が供給し得るようにしたものである。
【0104】
◎第二実施形態
この発明の第二実施形態は、1つの供給ノズル200を複数の領域に分割し、共通の供給ポンプ160で各領域に現像液を圧送すると共に、各領域ごとに所定量の現像液をウエハWに塗布し得るように構成した場合である。
【0105】
具体的には、図15に示すように、多数の吐出孔113を有する供給ノズル200を、例えば長手方向中央部に位置する第1の領域211と、その両隣に対称に位置する第2の領域212と、更にその両隣に対称に位置する第3の領域213との3つの領域に分割し、第1の領域211を分岐管路131に、第2の領域212を共通する分岐管路132に接続される分岐管路132a,132bに、第3の領域213を共通する分岐管路133に接続される分岐管路133a,133bにそれぞれ接続するように構成する。
【0106】
分岐管路131,132,133にはウエハWの表面に供給する現像液の流量を調節可能なバルブV11,V12,V13と、供給ノズル200が供給する現像液の流量を検出する超音波流量計121,122,123とがそれぞれ設けられている。
【0107】
また、分岐管路131,132,133と現像液タンク180とは、共通の主管路140によって接続されており、主管路140には、現像液を現像液タンク180から供給ノズル200に圧送する供給ポンプ160と、この供給ポンプ160により圧送される現像液の圧力を検出する圧力センサ150とが介設されている。また、供給ポンプ160には、圧送する現像液の圧力を調節可能な電空レギュレータERが設けられている。
【0108】
また、バルブV11,V12,V13、超音波流量計121,122,123、圧力センサ150及び電空レギュレータERはCPU100に接続されており、CPU100は、予め記憶された情報と、超音波流量計121,122,123及び圧力センサ150の検出信号に基いて、各領域ごとにウエハW表面へ所定量の現像液を供給し得るようにバルブV11,V12,V13及び電空レギュレータERを制御可能に形成されている。
【0109】
以下に、上記供給ノズル200を用いてウエハWに現像液を塗布する場合の塗布処理方法を図16、図17を用いて説明する。
【0110】
この塗布処理方法では、現像液の省量化を図るために、ウエハWの塗布領域を複数個例えば図16に示すように、供給ノズル200と略平行な方向にA領域〜E領域まで例えば5個に分割し、各塗布領域毎に供給ノズル200から現像液を吐出する際、処理液の吐出領域を変えるようにしている。ここでウエハWの塗布領域は、塗布領域CがウエハWの直径を含む中央領域であり、塗布領域B,Dは塗布領域Cの供給ノズル200の進行方向の両側の領域、塗布領域A,Eはそれぞれ塗布領域B,Dの供給ノズル200の進行方向の両側の領域である。例えば各塗布領域の設定の一例を挙げると、12インチウエハWの場合、塗布領域Cはウエハ中央から供給ノズル200の進行方向の両側の例えば80mm程度外側まで、塗布領域B,Dは塗布領域Cの上記進行方向の両側の例えば40mm程度外側まで、塗布領域A,Eはそれぞれ塗布領域B,Dの上記進行方向の両側の例えば40mm程度外側までに設定される。
【0111】
また、塗布領域Cは、供給ノズル200の第1の領域211により塗布される塗布領域C1と、第2の領域212により塗布される塗布領域C2と、第3の領域213により塗布される塗布領域C3とに分割され、塗布領域B,Dは、供給ノズル200の第1の領域211により塗布される塗布領域B1,D1と、第2の領域212により塗布される塗布領域B2,D2とに分割される。また、塗布領域A1,E1は、供給ノズル200の第1の塗布領域211のみによって塗布される。
【0112】
まず始めに、ウエハWが現像ユニット(DEV)内に無く、供給ノズル200が待機部106にある時は、供給ポンプ160は駆動しておらず、またバルブV11,V12,V13は閉じた状態となっている。
【0113】
主ウエハ搬送機構21により現像ユニット(DEV)内にウエハWが搬送されスピンチャック101に吸着保持されると、供給ノズル200は供給ノズルスキャンアーム102によって待機部106からウエハWの方へ所定の速度で移動する。供給ノズル200が塗布領域Aに達すると、CPU100は、予め記憶された現像液に対応するパラメータ値(動粘性係数や流体音速など)、供給ポンプ160から第1の領域211までの配管長や揚程差等の情報に基いて、第1の領域211内に現像液を供給し得る最低圧力Pを計算する。そして、その圧力Pと圧力センサ150が検知した圧送圧力とを比較演算して、そのデータを電空レギュレータERに送る。電空レギュレータERはそのデータに基いて供給ポンプ160の駆動力を調節し、圧送圧力がPになるように制御する。
【0114】
また、CPU100は、超音波流量計121及び圧力センサ150の検出信号と予め記憶された情報とに基いて、図17(a)に示すように、バルブV11の開口度をウエハWに衝撃を与えない速度で徐々に開口し、所定量の現像液をウエハWの塗布領域A1に供給する。
【0115】
供給ノズル200が所定の速度で移動し塗布領域Bに達すると、CPU100は、予め記憶された現像液に対応するパラメータ値、供給ポンプ160から第1の領域211及び第2の領域212までの配管長や揚程差等の情報に基いて、それぞれの領域に現像液を供給し得る最低圧力Pを計算する。そして、その圧力Pと圧力センサ150が検知した圧送圧力とを比較演算して、そのデータを電空レギュレータERに送る。電空レギュレータERはそのデータに基いて供給ポンプ160の駆動力を調節し、圧送圧力がPになるように制御する。
【0116】
また、CPU100は、超音波流量計121,122及び圧力センサ150の検出信号と予め記憶された情報とに基いてバルブV11,V12の開口度を調節し、所定量の現像液をウエハWの塗布領域B1,B2に供給する。このときバルブV12は、図17(b)に示すように、ウエハWの領域B2に衝撃を与えない速度で徐々に開口させる。
【0117】
更に、供給ノズル200が所定の速度で移動し塗布領域Cに達すると、CPU100は、予め記憶された現像液に対応するパラメータ値、供給ポンプ160から第1の領域211、第2の領域212及び第3の領域213までの配管長や揚程差等の情報に基いて、各領域の全てに現像液を供給し得る最低圧力Pを計算する。そして、その圧力Pと圧力センサ150が検知した圧送圧力とを比較演算して、そのデータを電空レギュレータERに送る。電空レギュレータERはそのデータに基いて供給ポンプ160の駆動力を調節し、圧送圧力がPになるように制御する。
【0118】
また、CPU100は、超音波流量計121,122,123及び圧力センサ150の検出信号と予め記憶された情報とに基いてバルブV11,V12,V13の開口度を調節し、所定量の現像液をウエハWの塗布領域C1,C2,C3に供給する。このときバルブV13は、図17(c)に示すように、ウエハWの領域C3に衝撃を与えない速度で徐々に開口させる。
【0119】
その後、供給ノズル200が所定の速度で移動し塗布領域Dに近づくと、CPU100は、図17(c)に示すように、バルブV13をウエハWの領域C3に衝撃を与えない速度で徐々に閉塞し、供給ノズル200が塗布領域Dに達した時に完全に閉じるように制御する。
【0120】
また、CPU100は、予め記憶された情報に基いて、第1の領域211及び第2の領域212の双方に現像液を供給し得る最低圧力Pを計算し、その圧力Pと圧力センサ150が検知した圧送圧力とを比較演算して、そのデータを電空レギュレータERに送る。電空レギュレータERはそのデータに基いて供給ポンプ160の駆動力を調節し、圧送圧力がPになるように制御する。
【0121】
また、CPU100は、圧送圧力がPからPに変化しても所定量の現像液を供給できるように、超音波流量計121,122の検出信号と予め記憶された情報とに基いてバルブV11,V12の開口度を調節する。
【0122】
更にその後、供給ノズル200が所定の速度で移動し塗布領域Eに近づくと、CPU100は、図17(b)に示すように、バルブV12をウエハWの領域D2に衝撃を与えない速度で徐々に閉塞し、供給ノズル200が塗布領域Eに達した時に完全に閉じるように制御する。
【0123】
また、CPU100は、予め記憶された情報に基いて、第1の領域211に現像液を供給し得る最低圧力Pを計算し、その圧力Pと圧力センサ150が検知した圧送圧力とを比較演算して、そのデータを電空レギュレータERに送る。電空レギュレータERはそのデータに基いて供給ポンプ160の駆動力を調節し、圧送圧力がPになるように制御する。
【0124】
また、CPU100は、圧送圧力がPからPに変化しても所定量の現像液を供給できるように、超音波流量計121の検出信号と予め記憶された情報とに基いてバルブV11の開口度を調節する。
【0125】
最後に、供給ノズル200が所定の速度で移動し塗布領域Eの塗布終了が近づくと、CPU100は、図17(a)に示すように、バルブV11をウエハWの領域E1に衝撃を与えない速度で徐々に閉塞し、供給ノズル200が待機部106から最も遠いウエハWの外端部上に達した時に完全に閉じるように制御する。
【0126】
このように構成することにより、塗布領域ごとに現像液の量を調節することができるので、現像液の省量化を図ることができる。また、電空レギュレータERの制御を、CPU100に予め記憶された情報に基いて、ウエハWの現像処理と同時に行うことができるので、現像液の量の調節を精度良く行うことができる。
【0127】
なお、上記実施形態では、供給ノズル200を3つの領域に分割する場合について説明したが、領域の数は2又は4以上の領域に分割することも勿論可能である。
【0128】
また、上記供給ノズルスキャンアーム102をCPUに接続し、供給ノズルの移動速度と現像液の供給量を制御するようにすれば、更に現像液の省量化が図れると共に、均一な塗布処理を行うことができる。
【0129】
◎第三実施形態
この発明の第三実施形態は、第一実施形態の塗布処理装置に第二実施形態の供給ノズル200を適用し、共通の供給ポンプ160で各供給ノズル200の各領域に現像液を圧送すると共に、各領域ごとに所定量の現像液をウエハWに塗布し得るように構成した場合である。
【0130】
具体的には、図18に示すように、第1の供給ノズル200Aの第1の領域211Aを分岐管路134に、第2の領域212Aを共通する分岐管路135に接続される分岐管路135a,135bに、第3の領域213Aを共通する分岐管路136に接続される分岐管路136a,136bにそれぞれ接続し、第2の供給ノズル200Bの第1の領域211Bを分岐管路137に、第2の領域212Bを共通する分岐管路138に接続される分岐管路138a,138bに、第3の領域213Bを共通する分岐管路139に接続される分岐管路139a,139bにそれぞれ接続する。また、上記分岐管路134,135,136を分岐管路230Aに、分岐管路137,138,139を分岐管路230Bに接続し、分岐管路230A,230Bを主管路140に接続する。
【0131】
また、CPU100は、超音波流量計121A,122A,123A,121B,122B,123B及び圧力センサ150の検出信号と、CPU100に予め記憶された情報とに基いて、電空レギュレータERにより供給ポンプ160の駆動を制御すると共に、バルブV21,V22,V23,V31,V32,V33の開口度を制御することにより、供給ノズル200Aの複数の領域211A,212A,213A、供給ノズル200Bの複数の領域211B,212B,213Bに適切な量の現像液を供給し得るように構成される。詳細には、供給ノズル200Aの領域211Aと、供給ノズル200Bの領域211Bに同量の現像液が供給され得るように構成される。他の領域でも同じである。
【0132】
このように構成することにより、供給ポンプ160を複数設ける必要がなく、装置の小型化を図ることができる。なお、図18において、その他の部分は上記第一、第二実施形態と同じであるので、同一箇所には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0133】
なお、上記実施形態においては、分岐管路134,135,136を分岐管路230Aに接続し、分岐管路137,138,139を分岐管路230Bに接続する場合について説明したが、分岐管路134ないし139を直接主管路140に接続するようにしてもよい。
【0134】
上記第一ないし第三実施形態においては、供給ポンプ160から圧送する現像液の圧送圧力を塗布処理中に適宜制御すると共に、所定量の現像液を供給し得るようにバルブVの開口度を制御する場合について説明したが、制御方法はこれに限らず、塗布処理前に、CPU100に予め記憶された情報に基いて処理中に必要な圧送圧力の最大値を計算し、塗布処理が開始する前に予め圧送圧力が当該最大値となるように調節し、塗布処理中はバルブVのみを適宜調節するようにすることも可能である。
【0135】
上記第二、第三実施形態においては、現像液等の処理液吐出領域を変える方法について述べたが、ウエハW上での供給ノズルの移動に応じて現像液等の処理液流量を変えるようにしてもよい。この方法を図19を参照して説明する。
【0136】
図19に示すように、供給ノズル110が回転するウエハW上を移動するにつれて供給ノズル110からの現像液等処理液流量をCPU100により次のように制御する。まず、位置IからウエハWの一端付近の位置IIまでの領域では現像液の流量を一定の設定流量になるまで増加させる。次に、位置IIからウエハWの一端と中心との中間付近の位置IIIまでは最も現像液が必要な領域であり、上記設定流量を保持したまま現像液を供給し続ける。位置IIIからウエハWの中心付近の位置IVまでの領域では現像液の流量を徐々に減らし、供給ノズル110の先端により現像液をウエハW表面上に広げる。そして位置IVからウエハWの他端付近の位置Vまでの領域にかけて更に現像液の流量を徐々に減らして現像液供給工程を終了する。
【0137】
このような流量制御により、従来のように工程を通じて一定流量の現像液を供給する場合(図19の破線参照)に比べて、図19に示す斜線部に相当する現像液を節約し、現像液の消費量を約半分に削減することができる。また、ウエハ上に均一に処理液を供給できると共に、一定量供給する従来方法とほぼ同等の歩留まりが得られるという効果もある。更には、CPU100により制御するので再現性の良い流量制御が行える。
【0138】
また、上記実施形態では塗布処理装置として、現像処理ユニット(DEV)を用いる場合について説明したが、複数の処理液供給手段によって被処理体の表面に処理液を供給するものであれば、他の塗布処理装置でもよく、例えばウエハWの表面にレジスト液を供給塗布するレジスト塗布ユニット(COT)に適用することも勿論可能である。
【0139】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
【0140】
1)請求項1,2,3,7,8,9に記載の発明によれば、流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、流量調節手段及び圧力調節手段を処理液供給手段の使用態様に応じて制御し、処理液供給源の処理液を共通の処理液圧送手段によって複数の処理液供給手段に圧送するので、処理液供給手段ごとに処理液圧送手段を設ける必要がなく、装置の小型化を図ることができる。
【0141】
2)請求項3,4,5,9,10,11に記載の発明によれば、流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、流量調節手段及び圧力調節手段を処理液供給手段の使用態様に応じて制御し、処理液供給手段の複数の領域が供給する処理液の流量を正確に制御することができるので、塗布処理の均一化及び処理液の省量化を図ることができる。
【0142】
3)請求項6記載の発明によれば、処理液供給工程中に処理液の流量を変化させるので、処理液の使用量を削減することができると共に、被処理体上に均一に処理液を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の塗布処理装置を示す概略構成図である。
【図2】この発明に係る塗布処理装置を適用したレジスト液塗布・現像処理システムの一例を示す概略平面図である。
【図3】上記レジスト液塗布・現像処理システムの概略正面図である。
【図4】上記レジスト液塗布・現像処理システムの概略背面図である。
【図5】この発明における処理液供給手段を示す概略平面図である。
【図6】この発明における処理液供給手段を示す斜視図である。
【図7】この発明に係る塗布処理装置の要部を示す概略構成図である。
【図8】この発明における液処理装置の流量調節手段を示す概略断面図である。
【図9】この発明に係る塗布処理装置の他の要部を示す概略構成図である。
【図10】この発明における処理液圧送手段の概略断面図である。
【図11】この発明における圧力調節手段の構成を示す模式図である。
【図12】この発明に係る第一実施形態の塗布処理装置を示す概略構成図である。
【図13】この発明に係る第一実施形態の塗布処理装置を用いて塗布処理を行う場合のタイミングチャートである。
【図14】この発明に係る塗布処理装置を適用したレジスト液塗布・現像処理システムにおける揚程差について説明する概略構成図である。
【図15】この発明に係る第二実施形態の塗布処理装置を示す概略構成図である。
【図16】この発明に係る第二実施形態の塗布処理装置を用いた場合の被処理体の塗布領域を示す説明図である。
【図17】この発明に係る第二実施形態の塗布処理装置を用いた場合の処理液の供給量を示す説明図である。
【図18】この発明に係る第三実施形態の塗布処理装置を示す概略構成図である。
【図19】この発明に係る塗布処理装置を用いた場合の処理液の供給量を示す説明図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体)
ER 電空レギュレータ(圧力調節手段)
V 電子制御バルブ(流量調節手段)
V1 バルブ
V2 バルブ
V11 バルブ
V12 バルブ
V13 バルブ
V21 バルブ
V22 バルブ
V23 バルブ
V31 バルブ
V32 バルブ
V33 バルブ
100 CPU(制御手段)
102 供給ノズルスキャンアーム(移動手段)
110 供給ノズル(処理液供給手段)
110A 第1の供給ノズル
110B 第2の供給ノズル
113 吐出孔(処理液供給孔)
120 超音波流量計(流量検出手段)
120A 超音波流量計
120B 超音波流量計
121 超音波流量計
122 超音波流量計
123 超音波流量計
150 圧力センサ(圧力検出手段)
160 供給ポンプ(処理液圧送手段)
180 現像液タンク(処理液供給源)
200 供給ノズル(処理液供給手段)
200A 第1の供給ノズル
200B 第2の供給ノズル
211 第1の領域
212 第2の領域
213 第3の領域

Claims (11)

  1. 複数の処理液供給手段によって複数の被処理体の表面に処理液を供給する工程と、
    上記各処理液供給手段が被処理体に供給する処理液の流量を調節する工程と、
    処理液圧送手段によって上記複数の処理液供給手段に処理液供給源の処理液を圧送する工程と、
    上記処理液圧送手段が圧送する処理液の圧力を、上記複数の処理液供給手段が少なくとも同時に使用された場合に、各処理液供給手段に処理液を供給し得る圧力以上に調節する工程と、
    上記各処理液供給手段が供給する処理液の流量を流量検出手段によって検出する工程と、
    上記処理液圧送手段により圧送される処理液の圧力を圧力検出手段によって検出する工程と、
    上記流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、上記複数の処理液供給手段から上記複数の被処理体表面への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する工程と、
    を有することを特徴とする塗布処理方法。
  2. 請求項1記載の塗布処理方法において、
    上記被処理体の処理を開始する前に、又は、上記被処理体の処理と同時に、上記圧力調節手段の制御を行うことを特徴とする塗布処理方法。
  3. 請求項1記載の塗布処理方法において、
    上記供給工程は、複数の処理液供給手段によって、少なくとも同時に複数の被処理体の各々の複数の領域に分割される表面に上記処理液を供給し、上記流量調節工程は、上記被処理体の各領域に供給する処理液の流量を調節し、上記制御工程は、上記複数の処理液供給手段から上記複数の被処理体表面の各領域への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御することを特徴とする塗布処理方法。
  4. 少なくとも一つの処理液供給手段によって、少なくとも一つの被処理体の複数の領域に分割される表面に処理液を供給する工程と、
    上記処理液供給手段を上記被処理体に対し相対的に移動させながら、上記被処理体の各領域に供給する処理液の流量を調節する工程と、
    処理液圧送手段によって上記処理液供給手段に処理液供給源の処理液を圧送する工程と、
    上記処理液圧送手段が圧送する処理液の圧力を、少なくとも同時に上記処理液が供給される上記被処理体の領域全てに処理液を供給し得る圧力以上に調節する工程と、
    上記処理液供給手段の各領域が供給する処理液の流量を流量検出手段によって検出する工程と、
    上記処理液圧送手段により圧送される処理液の圧力を圧力検出手段によって検出する工程と、
    上記流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、上記処理液供給手段から上記被処理体表面の各領域への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する工程と、
    を有することを特徴とする塗布処理方法。
  5. 請求項4記載の塗布処理方法において、
    上記被処理体の処理を開始する前に、又は、上記被処理体の処理と同時に、上記圧力調節手段の制御を行うことを特徴とする塗布処理方法。
  6. 請求項1,3,4のいずれかに記載の塗布処理方法において、
    上記処理液供給手段が供給する処理液の流量を、上記処理液供給手段が、回転する被処理体の一端付近の位置に移動するまでに一定の設定流量に増加させ、上記被処理体の一端付近の位置から、上記被処理体の一端と中心との中間付近の位置に移動する間、上記設定流量で処理液を供給し、上記被処理体の中間付近の位置から中心付近の位置に移動する間、上記処理液流量を減少させて上記処理液を上記被処理体表面に広げ、上記被処理体の中心付近の位置から他端付近の位置に移動する間、更に処理液流量を徐々に減らすことを特徴とする塗布処理方法。
  7. 複数の被処理体の表面に処理液を供給する複数の処理液供給手段と、
    上記各処理液供給手段に対して設けられ、上記被処理体に供給する処理液の流量を調節可能な流量調節手段と、
    上記各処理液供給手段に処理液供給源の処理液を圧送する処理液圧送手段と、
    上記処理液圧送手段が圧送する処理液の圧力を、上記複数の処理液供給手段が少なくとも同時に使用された場合に、各処理液供給手段に処理液を供給し得る圧力以上に調節可能な圧力調節手段と、
    上記各処理液供給手段が供給する処理液の流量を検出する流量検出手段と、
    上記処理液圧送手段により圧送される処理液の圧力を検出する圧力検出手段と、
    上記流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、上記複数の処理液供給手段から上記複数の被処理体表面への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする塗布処理装置。
  8. 請求項7記載の塗布処理装置において、
    上記複数の処理液供給手段を内部に設け、多段に配設された複数の処理部と、上記複数の処理液供給手段と上記処理液供給源とを接続する複数の処理液供給管とを備え、上記処理液圧送手段により上記複数の処理液供給管を介して上記処理液を上記複数の処理液供給手段に圧送することを特徴とする塗布処理装置。
  9. 請求項7記載の塗布処理装置において、
    上記複数の処理液供給手段は、複数の被処理体の表面に処理液を供給する複数の領域に分割された複数の処理液供給孔を有し、上記制御手段は、上記複数の処理液供給手段の各領域から上記複数の被処理体表面への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御することを特徴とする塗布処理装置。
  10. 少なくとも一つの被処理体の表面に処理液を供給する複数の領域に分割された複数の処理液供給孔を有する少なくとも一つの処理液供給手段と、
    上記処理液供給手段を上記被処理体に対し相対的に移動可能な移動手段と、
    上記処理液供給手段の各領域に対して設けられ、上記被処理体に供給する処理液の流量を調節可能な流量調節手段と、
    上記処理液供給手段に処理液供給源からの上記処理液を圧送する処理液圧送手段と、
    上記処理液圧送手段が圧送する処理液の圧力を、少なくとも同時に使用する上記処理液供給手段の領域全てに処理液を供給しうる圧力以上に調節可能な圧力調節手段と、
    上記処理液供給手段の各領域が供給する処理液の流量を検出する流量検出手段と、
    上記処理液圧送手段により圧送される処理液の圧力を検出する圧力検出手段と、
    上記流量検出手段及び圧力検出手段の検出信号と、予め記憶された情報とに基いて、上記処理液供給手段の各領域から上記被処理体表面への処理液の流量が所定流量になるように、上記流量調節手段及び圧力調節手段を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする塗布処理装置。
  11. 請求項10記載の塗布処理装置において、
    上記複数の処理液供給手段を内部に設け、多段に配設された複数の処理部と、上記複数の処理液供給手段と上記処理液供給源とを接続する複数の処理液供給管とを備え、上記処理液圧送手段により上記複数の処理液供給管を介して上記処理液を上記複数の処理液供給手段に圧送することを特徴とする塗布処理装置。
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