JP3799424B2 - 縁石ブロック - Google Patents

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    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

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  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路脇や中央分離帯、あるいは、公開広場などにおいて植栽のために用いる縁石ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
上述のような植栽は、縁石ブロックで囲まれた植栽地盤に草花や樹木といった植物を植えることによって行われている。そして、このような植栽地盤は保水性が低いため、通常、散水車によって定期的に給水するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、散水車による給水の場合、植物の上から噴霧されることが多い。そのため、夏場のように陽射しがきついときに、葉の上についた水滴がレンズの役割を果たし、葉枯れを生じ、植物が枯れてしまう欠点があった。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、請求項1および請求項2に係る発明の縁石ブロックは、それによって囲まれた植栽地盤内の植物に良好に給水できるようにするとともに、貯水空間内の水の温度上昇を抑えるとともに貯水空間からの水の蒸発を抑制できるようにすることを目的とし、また、請求項3に係る発明の縁石ブロックは、傾斜地に使用する場合でも良好に給水できるようにすることを目的とし、請求項4に係る発明の縁石ブロックは、傾斜地に使用する場合でも良好に給水できるものを製作簡単で安価にできるようにすることを目的とする。
そして、請求項5および6に係る発明の縁石ブロックは、それによって囲まれた植栽地盤内の植物に良好に給水できるようにするとともに、傾斜地に使用する場合でも良好に給水できるものを製作簡単で安価にできるようにすることを目的とし、また、請求項7に係る発明の縁石ブロックは、ブロック本体どうしの接続を容易に行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の縁石ブロックは、上述のような目的を達成するために、
中空筒状のブロック本体内に、貯水可能な貯水空間を設け、ブロック本体に、貯水空間の下部または底部に連通するように、植栽地盤に給水する給水口を設けるとともに、その給水口に、貯水空間内の水を徐々に滲み出させる透水材を設け、ブロック本体に、前記貯水空間を外気の熱から遮断する断熱材を備え、かつ、ブロック本体に、貯水空間に水を補充可能な補給口と隣り合うブロック本体の貯水空間と連通する連通口のうちの少なくとも一方を設けて構成する。
水としては、栄養剤を混入したものを使用しても良い。
【0006】
また、請求項2に係る発明の縁石ブロックは、上述のような目的を達成するために、
中空筒状のブロック本体内に、貯水可能な貯水空間を設け、ブロック本体に、貯水空間の下部または底部に連通するように、植栽地盤に給水する給水口を設けるとともに、その給水口に連通するように、保水した水を徐々に滲み出させる保水材を貯水空間内に設け、ブロック本体に、前記貯水空間を外気の熱から遮断する断熱材を備え、かつ、ブロック本体に、貯水空間に水を補充可能な補給口と隣り合うブロック本体の貯水空間と連通する連通口のうちの少なくとも一方を設けて構成する。
【0007】
また、請求項3に係る発明の縁石ブロックは、上述のような目的を達成するために、
請求項1または2に記載の縁石ブロックにおいて、
貯水空間を、オーバーフロー可能な仕切りにより複数個に分割して構成する。
【0008】
また、請求項4に係る発明の縁石ブロックは、上述のような目的を達成するために、請求項1または2に記載の縁石ブロックにおいて、
貯水空間が、オーバーフロー可能な仕切りにより複数個に分割した貯水空間形成部材をブロック本体内に挿入して形成するように構成する。
【0009】
また、請求項5に係る発明の縁石ブロックは、上述のような目的を達成するために、
中空筒状のブロック本体内に、貯水可能な貯水空間を設け、前記ブロック本体に、前記貯水空間の下部または底部に連通するように、植栽地盤に給水する給水口を設けるととも に、前記給水口に、前記貯水空間内の水を徐々に滲み出させる透水材を設け、かつ、前記ブロック本体に、前記貯水空間に水を補充可能な補給口、または、隣り合うブロック本体の貯水空間に連通する連通口のうちの少なくとも一方を設け、更に、前記貯水空間を、オーバーフロー可能な仕切りにより複数個に分割した貯水空間形成部材を前記ブロック本体内に挿入して形成して構成する。
【0010】
また、請求項6に係る発明の縁石ブロックは、上述のような目的を達成するために、
中空筒状のブロック本体内に、貯水可能な貯水空間を設け、前記ブロック本体に、前記貯水空間の下部または底部に連通するように、植栽地盤に給水する給水口を設けるとともに、前記給水口に連通するように、保水した水を徐々に滲み出させる保水材を前記貯水空間内に設け、前記ブロック本体に、貯水空間を外気の熱から遮断する断熱材を備え、かつ、前記ブロック本体に、前記貯水空間に水を補充可能な補給口、または、隣り合うブロック本体の貯水空間と連通する連通口のうちの少なくとも一方を設け、更に、前記貯水空間を、オーバーフロー可能な仕切りにより複数個に分割した貯水空間形成部材をブロック本体内に挿入して形成するように構成する。
また、請求項7に係る発明の縁石ブロックは、上述のような目的を達成するために、
請求項1、2、3、4、5、6のいずれかに記載の縁石ブロックにおいて、
ブロック本体に、隣り合うブロック本体と接続する接続部を設けるとともに、前記接続部に、隣り合うブロック本体と当接して両者間に全周にわたって目地を形成する段部を備えて構成する。
【0011】
【作用】
請求項1に係る発明の縁石ブロックの構成によれば、補給口から水を供給することにより、貯水空間に直接的に、あるいは、隣り合うブロック本体から連通口を通じて水を供給して貯水空間に間接的に貯める。貯水空間内に貯められた水を透水材を通じて植栽地盤に徐々に滲み出させ、植栽地盤に植えられた植物の根元に供給することができる。また、外気の熱によって貯水空間内に貯められた水の温度が上昇すること、および、水が蒸発することを断熱材によって抑制することができる。
【0012】
また、請求項2に係る発明の縁石ブロックの構成によれば、補給口から水を供給することにより、貯水空間に直接的に、あるいは、隣り合うブロック本体から連通口を通じて水を供給して貯水空間に間接的に貯める。貯水空間内に貯められた水を保水材に保水し、植栽地盤側で水が蒸発するに伴って、保水した水を徐々に滲み出させ、給水口を通じて植栽地盤に植えられた植物の根元に供給することができる。また、外気の熱によって貯水空間内に貯められた水の温度が上昇すること、および、水が蒸発することを断熱材によって抑制することができる。
【0013】
また、請求項3に係る発明の縁石ブロックの構成によれば、供給された水をオーバーフローによって分割された貯水空間内に供給して貯めることができ、しかも、傾斜地に傾斜姿勢で設置したときに、仕切りによって極力多量の水を分割された貯水空間内に貯めることができる。
【0014】
また、請求項4に係る発明の縁石ブロックの構成によれば、貯水空間形成部材をブロック本体内に挿入しておくことにより、供給された水をオーバーフローによって分割された貯水空間内に供給して貯めることができ、しかも、傾斜地に傾斜姿勢で設置したときに、仕切りによって極力多量の水を分割された貯水空間内に貯めることができる。
【0015】
また、請求項5に係る発明の縁石ブロックの構成によれば、補給口から水を供給することにより、貯水空間に直接的に、あるいは、隣り合うブロック本体から連通口を通じて水を供給して貯水空間に間接的に貯める。貯水空間内に貯められた水を透水材を通じて植栽 地盤に徐々に滲み出させ、植栽地盤に植えられた植物の根元に供給することができる。
そのうえ、貯水空間形成部材をブロック本体内に挿入しておくことにより、供給された水をオーバーフローによって分割された貯水空間内に供給して貯めることができ、しかも、傾斜地に傾斜姿勢で設置したときに、仕切りによって極力多量の水を分割された貯水空間内に貯めることができる。
【0016】
また、請求項6に係る発明の縁石ブロックの構成によれば、補給口から水を供給することにより、貯水空間に直接的に、あるいは、隣り合うブロック本体から連通口を通じて水を供給して貯水空間に間接的に貯める。貯水空間内に貯められた水を保水材に保水し、植栽地盤側で水が蒸発するに伴って、保水した水を徐々に滲み出させ、給水口を通じて植栽地盤に植えられた植物の根元に供給することができる。
そのうえ、貯水空間形成部材をブロック本体内に挿入しておくことにより、供給された水をオーバーフローによって分割された貯水空間内に供給して貯めることができ、しかも、傾斜地に傾斜姿勢で設置したときに、仕切りによって極力多量の水を分割された貯水空間内に貯めることができる。
また、請求項7に係る発明の縁石ブロックの構成によれば、隣り合うブロック本体を接続するときに、互いに当接させて接続することにより、自ずと段部によって目地を形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る実施例の開発に至る第1参考例の縁石ブロックの使用例を示す斜視図であり、多数の縁石ブロック1が平行に設置されるとともに、所定間隔を隔てて直交する方向に仕切り用の縁石ブロック1aが設置され、高速道路などの中央分離帯2が形成され、平行な縁石ブロック1と仕切り用の縁石ブロック1aとに囲まれて、植物3を植える植栽地盤4が形成されている。
【0018】
縁石ブロック1は、図2の全体斜視図、図3の全体縦断面図、および、図4の全体横断面図に示すように、長方形の中空筒状のコンクリート製のブロック本体5の長手方向の一端側に、隣り合うブロック本体5と接続する第1の接続部6を設けるとともに、長手方向の他端側に、隣り合うブロック本体5と接続する第2の接続部7を設けて構成されている。ブロック本体5の内周面には、防水材をコーティング処理しておくのが好ましい。図中8は鉄筋を、そして、9はフープ筋を示している。
【0019】
第1の接続部6は、ブロック本体5の筒状開口に相当する部分を突出させるとともにその突出部分の上部に第1の連通口10を設けて構成されている。一方、第2の接続部7は、ブロック本体5の筒状開口に連なる第2の連通口11を設けて構成されている。また、第2の接続部7には、第2の連通口11の周囲全周にわたって段部12が形成されている。
【0020】
この構成により、隣り合うブロック本体5と接続するときに、第1の接続部6と第2の接続部7とを嵌合し、第1の接続部6の突出基端の立ち上がり面F1に第2の接続部7の端面F2を当接させることにより、立ち上がり面F1と段部12とによって、その全周にわたって自ずと目地を形成し、そこにモルタル等を流し込んで容易に接続できる。
【0021】
また、隣合うブロック本体5と接続した状態で、両ブロック本体5,5の第1の連通口10の下方の立ち上がり壁13,13間に貯水可能な貯水空間Sが形成されるようになっている。
【0022】
ブロック本体5の一方の横側壁には、貯水空間Sの下部に連通するように、植栽地盤4に給水する給水口14が長手方向に所定間隔を隔てて設けられている。給水口14には、そこを蓋するようにセラミック製の透水材15が設けられ、貯水空間S内の水を植栽地盤4に徐々に滲み出させるように構成されている。
【0023】
ブロック本体5の天井壁には、そこを貫通して補給口16が形成されるとともに、その補給口16にプラスチック製のキャップ17が嵌め込みにより取り付けられている。この補給口16は、互いに接続される多数のブロック本体5のうちの一部のものに設けておきさえすれば良い。隣り合うブロック本体5の貯水空間Sには、第1および第2の連通口10,11を通じて供給できるからである。また、キャップ17に金網などのストレーナを付設しても良い。
【0024】
以上の構成により、縁石ブロック1を設置するとともに、目地仕上げを施して中央分離帯などを構築し、植栽地盤4に植物を植えた後、所定の補給口16から定期的に水を補充する。これにより、第1および第2の連通口10,11を通じて連通する貯水空間Sに水を貯め、その貯められた水を給水口14の透水材15を通じて植栽地盤4内の植物の根元に徐々に滲み出させ、葉枯れを生じさせずに植物を長期にわたって良好に管理維持できる。
【0025】
上述第1参考例において、水を供給した初期においては、ブロック本体5内空間全体が貯水空間となって水が貯められる。また、仕切り用の縁石ブロック1aも同様に構成し、一部のブロック本体において、その横側面にも連通口を形成し、その連通口を通じて仕切り用の縁石ブロック1a内にも水を供給できるように構成しても良い。
【0026】
図5は、本発明に係る第実施例の縁石ブロックを示す全体分解斜視図、図6は第実施例の全体縦断面図であり、第1参考例と異なるところは、次の通りである。
すなわち、発泡スチロールなどで形成した四角形の筒状の断熱材18が第2の連通口11を通じてブロック本体5内に挿入されている。挿入状態で断熱材18の給水口14に対応する箇所それぞれに開口19が形成されている。他の構成は第1参考例と同じであり、その説明は省略する。
【0027】
この第実施例によれば、外気からの熱を断熱材18によって遮断し、貯水空間S内の水の温度上昇を抑えるとともに貯水空間S内に貯められた水の蒸発を抑制でき、蒸発に伴う加圧により透水材15を通じて必要以上に給水されることを防止し、貯水空間S内に水を補充する頻度を少なくできる。
【0028】
図7は、本発明に係る第実施例の縁石ブロックを示す全体分解斜視図、図8は第実施例の全体縦断面図であり、第1参考例と異なるところは、次の通りである。
すなわち、ブロック本体5内に貯水空間形成部材20が第2の連通口11を通じて挿入されている。貯水空間形成部材20が、平板部材21に長手方向に所定間隔を隔ててオーバーフロー可能な仕切り22を突設して構成されている。
【0029】
平板部材21および仕切り22は発泡スチロールなどの断熱材で一体形成されている。また、発泡スチロールなどで形成した逆向き凹字形状の断熱材23が第2の連通口11を通じてブロック本体5内に挿入されている。挿入状態で断熱材23の給水口14に対応する箇所それぞれに開口24が形成されている。他の構成は第1参考例と同じであり、その説明は省略する。
【0030】
この第実施例によれば、図8に示すように、坂道とか階段脇などの傾斜地に傾斜姿勢で設置する場合でも、仕切り22によって貯水空間Sが複数個に分割され、極力多量の水を、分割された貯水空間S内に貯めることができるから、仕切り22をオーバーフローして良好に給水できる。また、第実施例と同様に、外気からの熱を遮断し、貯水空間S内に貯められた水の蒸発を抑制でき、貯水空間S内に水を補充する頻度を少なくできる利点を有している。
【0031】
実施例では、貯水空間形成部材20をブロック本体5とは別体にして取り付け、ブロック本体5の製作が簡単で安価にできる利点を有しているが、本発明としては、ブロック本体5自体に仕切りを一体形成するものでも良い。
【0032】
図9は、本発明に係る実施例の開発に至る第2参考例の縁石ブロックの使用例を示す平面図であり、縁石ブロック1が、平面視で円弧状の中空筒状のブロック本体5で構成され、その4個の縁石ブロック1と、2個の前述第1参考例の長方形状の縁石ブロック1とにより全体としてトラック形状の植栽地盤4が形成されている。
【0033】
図示しないが、ブロック本体5の小径側の壁部分に、前述第1参考例と同様に透水材を設けた給水口が形成されている。また、その接続構成も第1参考例と同様であり、補給口16から水を供給することにより、全てのブロック本体5内の貯水空間内に水を供給できるようになっている。
【0034】
図10は、本発明に係る実施例の開発に至る第3参考例の縁石ブロックを示す全体縦断面図、図11は第3参考例の全体横断面図であり、第1参考例と異なるところは、次の通りである。
【0035】
すなわち、給水口14に透水材を設けずに、ブロック本体5内に、給水口14に連通するように高分子吸収剤などの保水材25が設けられ、保水材25に保水させ、その保水した水を給水口14から植栽地盤4に徐々に滲み出させるように構成されている。他の構成は第1参考例と同じであり、その説明は省略する。
【0036】
この貯水空間Sとしては、ブロック本体5の長手方向の両端側それぞれに立ち上がり壁を設けて、個別に形成するようにしても良い。また、本発明としては、ブロック本体5に、第1および第2の連通口10,11のいずれをも設けずに補給口16のみを設けて、1個のブロック本体5に独立した貯水空間Sを設けるように構成するものでも良い。
【0037】
給水口14としては、貯水空間Sの底部に設け、そこから植栽地盤4に水を供給できるように構成しても良い。
また、本発明で使用する水としては、栄養剤を混入した水でも良い。
【0038】
本発明の縁石ブロック1により中央分離帯などのように長い植栽地盤4を形成する場合、例えば、所定距離ごとに補給用のタンクを設け、そのタンクに水道水などを供給できるように構成するとともに、タンクとひとつのブロック本体5とを接続し、所定時間ごとなど、自動的にあるいは適宜、補給用のタンクから貯水空間Sに水を補充できるように構成し、植栽地盤4に対する管理維持をより一層楽に行えるように構成することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る発明の縁石ブロックによれば、ブロック本体自体を有効利用し、そのブロック本体に備えた貯水空間内に水を貯め、その貯めた水を植栽地盤に植えられた植物の根元に供給するから、従来の散水車で供給する場合のような、夏場などにおける葉の枯れの発生を回避して、植栽地盤内の植物に良好に給水できるようになった。
しかも、貯水空間内に貯められた水を透水材を通じて植栽地盤に徐々に滲み出させて供給するから、多量の水を供給して根腐れを発生することも無い。また、貯水空間の形成により、縁石ブロックの軽量化をも併せて達成でき、取り扱いが容易になり、設置工事を簡単にできる利点がある。そのうえ、貯水空間の容積と透水材を適宜設定することにより、一回の補充によって長時間にわたる給水が可能になり、道路管理者など、管理者側の給水作業が楽になって管理維持コストを低減できる。
そのうえ、貯水空間内に貯められた水の温度上昇および蒸発を抑制できるから、補充の頻度を少なくでき、管理維持コストを一層低減できる。
【0040】
また、請求項2に係る発明の縁石ブロックによれば、ブロック本体自体を有効利用し、そのブロック本体に備えた貯水空間内に水を貯め、その貯めた水を植栽地盤に植えられた植物の根元に供給するから、従来の散水車で供給する場合のような、夏場などにおける葉の枯れの発生を回避して、植栽地盤内の植物に良好に給水できるようになった。
しかも、貯水空間内に貯められて保水材に保水された水を植栽地盤に徐々に滲み出させて供給するから、多量の水を供給しても根腐れが発生することも無い。また、貯水空間の形成により、縁石ブロックの軽量化をも併せて達成でき、取り扱いが容易になり、設置工事を簡単にできる利点がある。そのうえ、貯水空間の容積と保水材を適宜設定することにより、一回の補充によって長時間にわたる給水が可能になり、道路管理者など、管理者側の給水作業が楽になって管理維持コストを低減できる。
そのうえ、貯水空間内に貯められた水の温度上昇および蒸発を抑制できるから、補充の頻度を少なくでき、管理維持コストを一層低減できる。
【0041】
また、請求項3に係る発明の縁石ブロックによれば、傾斜地に傾斜姿勢で設置する場合でも、仕切りによって極力多量の水を分割された貯水空間内に貯めることができるから、良好に給水できるようになった。
【0042】
また、請求項4に係る発明の縁石ブロックによれば、傾斜地に傾斜姿勢で設置する場合でも、仕切りによって極力多量の水を分割された貯水空間内に貯めることができるから、良好に給水できる。しかも、貯水空間形成部材をブロック本体とは別体にして取り付けるから、ブロック本体自体に仕切りを一体形成する場合に比べてブロック本体の製作が簡単になり、安価である。
【0043】
また、請求項5に係る発明の縁石ブロックによれば、ブロック本体自体を有効利用し、そのブロック本体に備えた貯水空間内に水を貯め、その貯めた水を植栽地盤に植えられた植物の根元に供給するから、従来の散水車で供給する場合のような、夏場などにおける葉の枯れの発生を回避して、植栽地盤内の植物に良好に給水できるようになった。
しかも、貯水空間内に貯められた水を透水材を通じて植栽地盤に徐々に滲み出させて供給するから、多量の水を供給して根腐れを発生することも無い。また、貯水空間の形成により、縁石ブロックの軽量化をも併せて達成でき、取り扱いが容易になり、設置工事を簡単にできる利点がある。そのうえ、貯水空間の容積と透水材を適宜設定することにより、一回の補充によって長時間にわたる給水が可能になり、道路管理者など、管理者側の給水作業が楽になって管理維持コストを低減できる。
そのうえ、傾斜地に傾斜姿勢で設置する場合でも、仕切りによって極力多量の水を分割された貯水空間内に貯めることができるから、良好に給水できる。しかも、貯水空間形成部材をブロック本体とは別体にして取り付けるから、ブロック本体自体に仕切りを一体形成する場合に比べてブロック本体の製作が簡単になり、安価である。
【0044】
また、請求項6に係る発明の縁石ブロックによれば、ブロック本体自体を有効利用し、そのブロック本体に備えた貯水空間内に水を貯め、その貯めた水を植栽地盤に植えられた植物の根元に供給するから、従来の散水車で供給する場合のような、夏場などにおける葉の枯れの発生を回避して、植栽地盤内の植物に良好に給水できるようになった。
しかも、貯水空間内に貯められて保水材に保水された水を植栽地盤に徐々に滲み出させて供給するから、多量の水を供給しても根腐れが発生することも無い。また、貯水空間の形成により、縁石ブロックの軽量化をも併せて達成でき、取り扱いが容易になり、設置工事を簡単にできる利点がある。そのうえ、貯水空間の容積と保水材を適宜設定することにより、一回の補充によって長時間にわたる給水が可能になり、道路管理者など、管理者側の給水作業が楽になって管理維持コストを低減できる。
そのうえ、傾斜地に傾斜姿勢で設置する場合でも、仕切りによって極力多量の水を分割された貯水空間内に貯めることができるから、良好に給水できる。しかも、貯水空間形成部材をブロック本体とは別体にして取り付けるから、ブロック本体自体に仕切りを一体形成する場合に比べてブロック本体の製作が簡単になり、安価である。
また、請求項7に係る発明の縁石ブロックによれば、隣り合うブロック本体の接続に伴って、自ずと目地を形成できるから、目地形成のためのブロック本体どうしの位置合わせに手間がかからず、縁石ブロックの設置工事を容易に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施例の開発に至る第1参考例の縁石ブロックの使用例を示す斜視図である。
【図2】 第1参考例の全体斜視図である。
【図3】 第1参考例の全体縦断面図である。
【図4】 第1参考例の全体横断面図である。
【図5】 本発明に係る第実施例の縁石ブロックを示す全体分解斜視図である。
【図6】 第実施例の全体縦断面図である。
【図7】 本発明に係る第実施例の縁石ブロックを示す全体分解斜視図である。
【図8】 第実施例の全体縦断面図である。
【図9】 本発明に係る実施例の開発に至る第2参考例の縁石ブロックの使用例を示す平面図である。
【図10】 本発明に係る実施例の開発に至る第3参考例の縁石ブロックを示す全体縦断面図である。
【図11】 第3参考例の全体横断面図である。
【符号の説明】
1…縁石ブロック
4…植栽地盤
5…ブロック本体
6…第1の接続部
7…第2の接続部
10…第1の連通口
11…第2の連通口
12…段部
14…給水口
15…透水材
16…補給口
18…断熱材
19…開口
20…貯水空間形成部材
25…保水材
S…貯水空間

Claims (7)

  1. 中空筒状のブロック本体内に、貯水可能な貯水空間を設け、前記ブロック本体に、前記貯水空間の下部または底部に連通するように、植栽地盤に給水する給水口を設けるとともに、前記給水口に、前記貯水空間内の水を徐々に滲み出させる透水材を設け、前記ブロック本体に、前記貯水空間を外気の熱から遮断する断熱材を備え、かつ、前記ブロック本体に、前記貯水空間に水を補充可能な補給口、または、隣り合うブロック本体の貯水空間に連通する連通口のうちの少なくとも一方を設けたことを特徴とする縁石ブロック。
  2. 中空筒状のブロック本体内に、貯水可能な貯水空間を設け、前記ブロック本体に、前記貯水空間の下部または底部に連通するように、植栽地盤に給水する給水口を設けるとともに、前記給水口に連通するように、保水した水を徐々に滲み出させる保水材を前記貯水空間内に設け、前記ブロック本体に、前記貯水空間を外気の熱から遮断する断熱材を備え、かつ、前記ブロック本体に、前記貯水空間に水を補充可能な補給口、または、隣り合うブロック本体の貯水空間と連通する連通口のうちの少なくとも一方を設けたことを特徴とする縁石ブロック。
  3. 請求項1または2に記載の縁石ブロックにおいて、
    貯水空間を、オーバーフロー可能な仕切りにより複数個に分割してある縁石ブロック。
  4. 請求項1または2に記載の縁石ブロックにおいて、
    貯水空間が、オーバーフロー可能な仕切りにより複数個に分割した貯水空間形成部材をブロック本体内に挿入して形成されたものである縁石ブロック。
  5. 中空筒状のブロック本体内に、貯水可能な貯水空間を設け、前記ブロック本体に、前記貯水空間の下部または底部に連通するように、植栽地盤に給水する給水口を設けるとともに、前記給水口に、前記貯水空間内の水を徐々に滲み出させる透水材を設け、かつ、前記ブロック本体に、前記貯水空間に水を補充可能な補給口、または、隣り合うブロック本体の貯水空間に連通する連通口のうちの少なくとも一方を設け、更に、前記貯水空間を、オーバーフロー可能な仕切りにより複数個に分割した貯水空間形成部材を前記ブロック本体内に挿入して形成したことを特徴とする縁石ブロック。
  6. 中空筒状のブロック本体内に、貯水可能な貯水空間を設け、前記ブロック本体に、前記貯水空間の下部または底部に連通するように、植栽地盤に給水する給水口を設けるとともに、前記給水口に連通するように、保水した水を徐々に滲み出させる保水材を前記貯水空間内に設け、前記ブロック本体に、貯水空間を外気の熱から遮断する断熱材を備え、かつ、前記ブロック本体に、前記貯水空間に水を補充可能な補給口、または、隣り合うブロック本体の貯水空間と連通する連通口のうちの少なくとも一方を設け、更に、前記貯水空間を、オーバーフロー可能な仕切りにより複数個に分割した貯水空間形成部材を前記ブロック本体内に挿入して形成したことを特徴とする縁石ブロック。
  7. 請求項1、2、3、4、5、6のいずれかに記載の縁石ブロックにおいて、
    ブロック本体に、隣り合うブロック本体と接続する接続部を設けるとともに、前記接続部に、隣り合うブロック本体と当接して両者間に全周にわたって目地を形成する段部を備えてある縁石ブロック。
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