JP3798132B2 - 跳上げシート - Google Patents
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Description
本発明は自動車用跳上げシート(座席)、詳しくは、シートクッション(座部)の後部側をベースプレートに回転自在に取付けて、起立状に跳上げることができる跳上げシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の跳上げシートは、シートクッションを起立状に跳上げることにより、シートクッションを設置している車床を荷台等に有効利用できる利点がある。
以上の跳上げシートのリンクは全体がプレート状に形成され、シートクッションの跳上げ状態を保持している。
また、シートクッションの跳上げ状態において、シートクッションの底部が外部に露出するため、シートクッションの底部にはカバーが張設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
シートクッションを跳上げて荷台とした際、以上のリンクを外部に露出するように配設すると、リンクが帯状のプレートであるため、荷物がリンクの端縁に接触して破損する虞れがあるし、また、リンク自体も変形し易い不具合もある。
【0004】
そこで、本発明は斯様な従来品の不具合を除去することを目的とする。
【0005】
【課題を解決すための手段】
以上の目的を達成するための本発明に係る跳上げシートは、左右のベース プレートを連結軸で一体に連結すると共に前記ベースプレートにシートクッ ションの後部側を回転自在且つ前後方向に移動自在に取付けると共にシート クッションと前記連結軸とに渉って、シートクッションの跳上げ状態を保持 するリンクを配設し、該リンクが挿通するスリットをシートクッションのボ トムカバーに設けてなる跳上げシートであって、前記リンクはパイプ製の本 体と、この本体の両端部を扁平状に圧潰して形成した取付部とから構成し、 前記ボトムカバーには前記本体を収納する凹窪部を設けてなるものである。
【0006】
リンクは、パイプで本体が形成されているため、強度があり、荷物等が接触しても破損することがなく、また、ボトムカバーは凹窪部によって補強される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る跳上げシートで、シートクッション(SC)を跳上げた状態を示す。図中(SB)はシートバックを示す。
【0008】
シートクッション(SC)は、左右のベースプレート(4)(4)間に配設され、シートクッション(SC)の後部側の外側面より突出する回転軸(53)を回転中心に、図1に示すように跳上げられるように構成されている。図中(40)は、左右のベースプレート(4)(4)に前後方向に向けて開孔した長孔で、この長孔(40)内を回転軸(53)が回転しながら前後方向に移動する。
【0009】
左右のベースプレート(4)(4)は、図2示すように、前部連結軸(3)と後部連結軸(41)とによって連結され、後部連結軸(41)の後方には、シートバック(SB)を回動自在に取付ける支軸(42)が設けてあり、この支軸(42)にシートバック(SB)のアーム(43)が、前後方向に回動自在に枢着されている。
【0010】
シートクッション(SC)はリンク(1)(1)によって跳上げ状態が保持されており、リンク(1)(1)の一端はシートクッション(SC)の底部に張設したボトムカバー(2)を通してシートクッション(SC)内部のフレーム(5)に、また、一端は前記連結軸(3)に各々回動自在に枢着されている。
【0011】
図1、図2において、図中(20)は、ボトムカバー(2)に設けてリンク(1)(1) を収納する凹窪部で、この凹窪部(20)内にシートクッション(SC)が使用状態、 即ち、シートクッション(SC)を図1、図2に示す跳上げ状態からシートクッシ ョン(SC)の回転軸(53)をベースプレート(4)(4)の長孔(40)(40)内をシー トバック(SB)方向である後方に移動させてシートクッション(SC)を前倒させ着座 者がシートクッション(SC)に着座できる状態において、後述するリンク(1)の本体 (10)が凹窪部(20)内に収納される。
【0012】
(30)は前部連結軸(3)に溶接してリンク(1)の一端を枢着するブラケット、(50)はフレーム(5)に溶接してリンク(1)の他端を枢着するブラケットを各々示す。
【0013】
以上のリンク(1)と、ボトムカバー(2)は、図3に示すように構成されている。
即ち、リンク(1)は金属製パイプからなる本体(10)と、この本体(10)の軸方向における両端部を偏平状に圧潰して形成した取付部(11)とから形成されている。
【0014】
このリンク(1)の取付部(11)(11)に前記ブラケット(30)(50)が回動自在に枢着される。図中(11A)は枢着用のヒンジピンの挿通孔を示す。
【0015】
ボトムカバー(2)は合成樹脂のプレス成形品で、前記凹窪部(20)が成形され、この凹窪部(20)内にリンク(1)の取付部(11)が挿入するスリット(20A)が設けてある。
そして、このボトムカバー(2)は、シートクッションのフレーム(5)にクリップで固定されている。
【0016】
なお、図2において、図中(51)はフレーム(5)等によって支持されている発泡体製パッド、(52)はパッド(51)を被覆するトリムカバーを示す。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、パイプ製の本体からなるリンクを使用しているため、リンクの強度が高く変形等することがないし、また、シートクッションの跳上げ状態などリンクが外部に露出している状態において、荷物等がリンクに接触しても損傷する虞れがない。
【0018】
加えて、リンクの本体を収納する凹窪部がボトムカバーに設けてあるため、この凹窪部によって破損し易いボトムカバーにおけるリンクの挿通個所が補強される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートの斜視図である。
【図2】要部の断面図である。
【図3】要部の部分切欠斜視図である。
【符号の説明】
SC シートクッション
1 リンク
2 ボトムカバー
3 連結軸
4 ベースプレート
10 リンクの本体
11 リンクの取付部
20 ボトムカバーの凹窪部
Claims (1)
- 左右のベースプレートを連結軸で一体に連結すると共に前記 ベースプレートにシートクッションの後部側を回転自在且つ前後方向に移動自 在に取付けると共にシートクッションと前記連結軸とに渉って、シートクッシ ョンの跳上げ状態を保持するリンクを配設し、該リンクが挿通するスリットを シートクッションのボトムカバーに設けてなる跳上げシートであって、
前記リンクはパイプ製の本体と、この本体の両端部を扁平状に圧潰して形成 した取付部とから構成し、
前記ボトムカバーには前記本体を収納する凹窪部を設けてなることを特徴と する跳上げシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29364097A JP3798132B2 (ja) | 1997-10-11 | 1997-10-11 | 跳上げシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29364097A JP3798132B2 (ja) | 1997-10-11 | 1997-10-11 | 跳上げシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11115579A JPH11115579A (ja) | 1999-04-27 |
JP3798132B2 true JP3798132B2 (ja) | 2006-07-19 |
Family
ID=17797336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29364097A Expired - Fee Related JP3798132B2 (ja) | 1997-10-11 | 1997-10-11 | 跳上げシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3798132B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109153343A (zh) * | 2016-07-20 | 2019-01-04 | 株式会社泰极爱思 | 车辆用座椅 |
-
1997
- 1997-10-11 JP JP29364097A patent/JP3798132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109153343A (zh) * | 2016-07-20 | 2019-01-04 | 株式会社泰极爱思 | 车辆用座椅 |
US10703232B2 (en) | 2016-07-20 | 2020-07-07 | Tachi-S Co., Ltd. | Vehicle seat |
CN109153343B (zh) * | 2016-07-20 | 2021-03-26 | 株式会社泰极爱思 | 车辆用座椅 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11115579A (ja) | 1999-04-27 |
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