JP2509180Y2 - リクライニングシ―トにおけるシ―トバック表皮の端末処理構造 - Google Patents

リクライニングシ―トにおけるシ―トバック表皮の端末処理構造

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JP2509180Y2
JP2509180Y2 JP1989147051U JP14705189U JP2509180Y2 JP 2509180 Y2 JP2509180 Y2 JP 2509180Y2 JP 1989147051 U JP1989147051 U JP 1989147051U JP 14705189 U JP14705189 U JP 14705189U JP 2509180 Y2 JP2509180 Y2 JP 2509180Y2
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cover
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JP1989147051U
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昭博 御代田
秀一 橋口
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東京シート株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車輛用のリクライニングシートにおいて主
に適用されるシートバック表皮の端末処理構造に関する
ものである。
従来の技術 一般に、車輛用のリクライニングシートにおいては第
4図で示す如くリクライニング機構を収容するリクライ
ニングカバー6乃至はセンターカバー6′のようなアウ
ターカバーが外装用としてシートクッションSの側部に
装備されている。
そのリクライニングシートにおいては、第5図で示す
ようにシートバックBの側部を被包するシートバック表
皮7の端末部70をアウターカバー6,6′の上端面に当接
するまで延長し、この内部のクッションパッドP,シート
バックフレームF1やシートクッションフレームF2または
リクライニング機構R等の各構成部が外部から見えない
よう組み立てられているのが通常である。
然し、そのシートバック表皮の端末処理構造では端末
部70がいずれにも止着されていないため、シートバック
表皮7が端末部70から捲り上がり乃至は内側に押し込ま
れ易いところから体裁上好ましくない。
従来、そのシートバック表皮の端末部を止着固定する
べく、リクライニング機構を覆う円盤形のカバー部を有
するアウターカバーをシートバックの側部に装備し、こ
の円盤形のカバー部と回転自在に嵌まり合うリング部を
有するプレート部材をカバー部から上方に立ち上げて備
えることにより、シートバック表皮の端末部を該プレー
ト部材の外表面に被着固定することが提案されている
(実開昭61−60800号)。
そのシートバック表皮の端末処理構造では、シートバ
ック表皮の端末部が円盤形のカバー部とリング部との嵌
合せ位置より上方に立ち上がるプレート部材の外表面に
被着されるため、シートバック表皮の端末部が外部に露
呈ししかも外部から見え易いところに位置するから依然
として体裁に欠ける。また、円盤形のカバー部がリクラ
イニング機構を覆うもので径が大きく、これに嵌り合う
リング部も径の大きなものであるため、相互の円周面に
よる摩擦抵抗が大きくしかもシートバックの傾倒に伴っ
てプレート部材をシートバック表皮の端末側で引張るこ
とによりリング部が回転するものであるからシートバッ
クの傾倒と円滑に追従回転し難い。
考案が解決しようとする課題 本考案は、シートバック表皮の端末部を外部から見え
ないよう端末処理できると共に、シートバックの傾倒に
伴って円滑に追従回転可能な構成のリクライニングシー
トにおけるシートバック表皮の端末処理構造を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係るリクライニングシートにおけるシートバ
ック表皮の端末処理構造においては、リクライニング機
構を覆うようシートクッションの側部に装備されるけ固
定されるアウターカバーと、シートバックの側部を被包
するシートバック表皮の下端寄りを止着固定するインナ
ーカバーとを備え、 上記インナーカバーは狭幅な基部側より上部側が拡が
り幅を有するプレート部材でなり、その基部側はアウタ
ーカバーの内側に間隔を隔てて位置し、且つ、上部側は
アウターカバーより上方に立ち上げ位置し、該基部側を
リクライニングセンターの延長線上でアウターカバーの
内側にピンで軸承支持し、インナーカバー全体を揺動自
在にアウターカバーに組み付けてなり、 シートバック表皮は下端寄りをインナーカバーの外表
面に被せて上部側に止着固定すると共に、端末部をイン
ナーカバーの上部側よりアウターカバーの内側間隔内に
位置することにより構成されている。
作用 このリクライニングシートにおけるシートバック表皮
の端末処理構造では、インナーカバーの基部側をアウタ
ーカバーの内側に間隔を隔てて位置し、シートバック表
皮の下端寄りをインナーカバーの外表面に被せて上部側
に止着固定すると共に、シートバック表皮の端末部をア
ウターカバーの内側間隔内に位置するものであるため、
その全体的な構成からインナーカバーは勿論、シートバ
ック表皮の端末部が外部から見えないよう端末処理する
ことができる。
また、インナーカバーは上部側が拡がり幅を有するの
でシートバック表皮の下端寄りを安定よく確実に止着固
定することができる。
これに加えて、インナーカバーは基部側が狭幅に形成
されているから、シートバックの傾倒に伴って追従回転
するのに基部側が周囲に当接するのを避けられる。ま
た、その基部側はリクライニングセンターの延長線上で
アウターカバーの内側に取付け固定されるピンで揺動自
在に軸承支持されているので、インナーカバー全体とし
てシートバックの傾倒に円滑に追従回転でき、シートバ
ック表皮の下端寄りが大きな引張力を受けることもな
い。
実施例 以下、第1〜3図を参照して説明すれば、次の通りで
ある。
このシートバック表皮の端末処理構造は、リクライニ
ング式のシートでシートバックの側部を被包するシート
バック表皮の端末を処理するのに適用されている。その
シートバック表皮の端末を止着固定するべく、第1図に
示すようにシートクッションSの側部に固定されるリク
ライニングカバー1乃至センターカバー1′(以下、両
者を含めて「アウターカバー」と総称する。)と、その
アウターカバー1,1′の内側に配置されるインナーカバ
ー2とが備えられている。同図中、符号Bはシートバッ
ク側、Sはシートクッション側、F1はシートバックフレ
ーム、F2はシートクッションフレーム、Rはリクライニ
ング機構、Cはリクライニングセンターを示す。
アウターカバー1,1′はシートクッションの前後方向
に亘って配置される横長状のもので、その周回りには立
上りフランジ部10が内方に向けて突出するよう設けられ
ている。このアウターカバー1,1′の後部側はリクライ
ニング機構Rを覆うよう円形状に形成され、その内側に
はインナーカバー2を後述する基部側でピン止めするの
に用いられるボス部11が中心線をリクライニングセンタ
ーCの延長線上に位置させて突出形成されている。
インナーカバー2は、第2図で示すように基部側20が
狭幅で上部側21が拡がり幅を有する略扇形のプレート部
材であり、その基部側20から上部側21の中間部は上部側
21をアウターカバー1,1′のより内側に位置するよう上
り傾斜の段部22として形成されている。この基部側20は
アウターパネル1,1′のボス部11にあてがい当接するこ
とによりアウターカバー1,1′から内側に間隔を隔てて
位置され、また、上部側21は上り傾斜の段部22を介して
アウターカバー1,1′の上方に立ち上げ位置されてい
る。そのインナーカバー2は、基部側20をリクライニン
グセンターCの延長線上でボス部11にねじ込むねじ止め
ピン3でアウターパネル1の内側に軸承支持することに
より、インナーカバー全体が揺動自在にアウターカバー
1,1′に組み付けられている。
シートバック表皮4は、下端寄り40がインナーカバー
2の外表面に被せて上部側21に止着固定されている。こ
の止着固定には横断面チャンネル状の挾持受部23をイン
ナーカバー2の上部寄り外表面に設け、トリムファスナ
ー5をシートバック表皮4の下端寄り内面に備え、トリ
ムファスナー5を挾持受部23に圧入嵌着することで容易
に行える。また、そのシートバック表皮4は端末部41が
アウターカバー1とインナーカバー2の基部側20との間
に隔てた内側間隔内に垂れ下げて位置されている。
このように構成するシートバック表皮の端末処理構造
では、インナーカバー2の基部側20がアウターカバー1
の内側に間隔を隔てて位置し、シートバック表皮4の下
端寄り40がインナーカバー2の外側面に被されて上部側
21に止着固定されていると共に、シートバック表皮4の
端末部41がアウターカバー1の内側間隔内に位置されて
いる。その全体的構成から、インナーカバー2は勿論、
シートバック表皮4の端末部41が外部から見えないよう
端末処理されている。また、インナーカバー2は上部側
21が拡がり幅を有するので、シートバック表皮4の下端
寄り40を安定よく確実に止着固定することができる。
このインナーカバー2は基部側20が狭幅に形成されて
いるから、シートバックの傾倒に追従回転するのに基部
側20が周囲に当接するのを避けられる。また、その基部
側20はリクライニングセンターCの延長線上でアウター
カバー1の内側に取付け固定されるピン3揺動自在に軸
承支持されているので、シートバックの傾倒に伴って円
滑に追従回転でき、シートバック表皮4の下端寄り40が
大きな引張力を受けることもない。
なお、上述したトリムファスナー5は第1図で示すよ
うに取付基部を下方に延長形成することによりシートバ
ック表皮4の端末部41を位置決めするよう保持すること
ができる。また、インナーカバーは第3図中の符号2′
で示すようにアウターカバー1′の形状に応じて片端部
を内側に折曲形成する如く必要に応じて形状変形するこ
とができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係るリクライニングシートにお
けるシートバック表皮の端末処理構造に依れば、シート
バック表皮の下端寄りをインナーカバーに安定よく確実
に止着固定できて端末部から捲れ上がり乃至は内部に押
し込まれるのを防げることは勿論、そのシートバック表
皮の端末部が外部から見えないことにより体裁上も良好
なものに保てる。また、インナーカバーの基部側が狭幅
なものでシートバックの斜倒に追従回転するのに周囲と
の接触を避けられてピンを中心に円滑に追従回転するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリクライニングシートにおけるシ
ートバック表皮の端末処理構造を示す部分断面図、第2
図は同構造を構成するアウターカバー,インナーカバー
を示す斜視図、第3図は同インナーカバーの変形例を示
す斜視図、第4図は一般例に係るリクライニングシート
を示す斜視図、第5図は同リクライニングシートにおけ
るシートバック表皮の端末止着構造を第4図のX−X線
個所で示す部分断面図である。 1,1′:アウターカバー、2,2′:インナーカバー、3:ピ
ン、4:シートバック表皮、40:シートバック表皮の下端
寄り、41:シートバック表皮の端末部、S:シートクッシ
ョン、B:シートバック、C:リクライニングセンターの延
長線。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リクライニング機構を覆うようシートクッ
    ションの側部に装備されるアウターカバーと、シートバ
    ックの側部を被包するシートバック表皮の下端寄りを止
    着固定するインナーカバーとを備え、 上記インナーカバーは狭幅な基部側より上部側が拡がり
    幅を有するプレート部材でなり、その基部側はアウター
    カバーの内側に間隔を隔てて位置し、且つ、上部側はア
    ウターカバーより上方に立ち上げ位置し、該基部側をリ
    クライニングセンターの延長線上でアウターカバーの内
    側にピンで軸承支持し、インナーカバー全体を揺動自在
    にアウターカバーに組み付けてなり、 シートバック表皮は下端寄りをインナーカバーの外表面
    に被せて上部側に止着固定すると共に、端末部をインナ
    ーカバーの上部側よりアウターカバーの内側間隔内に位
    置してなることを特徴とするリクライニングシートにお
    けるシートバック表皮の端末処理構造。
JP1989147051U 1989-12-22 1989-12-22 リクライニングシ―トにおけるシ―トバック表皮の端末処理構造 Expired - Lifetime JP2509180Y2 (ja)

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JP1989147051U JP2509180Y2 (ja) 1989-12-22 1989-12-22 リクライニングシ―トにおけるシ―トバック表皮の端末処理構造

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Publication Number Publication Date
JPH0387396U JPH0387396U (ja) 1991-09-05
JP2509180Y2 true JP2509180Y2 (ja) 1996-08-28

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