JP3478415B2 - 車両用シートのテーブル取付構造 - Google Patents
車両用シートのテーブル取付構造Info
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- JP3478415B2 JP3478415B2 JP08366394A JP8366394A JP3478415B2 JP 3478415 B2 JP3478415 B2 JP 3478415B2 JP 08366394 A JP08366394 A JP 08366394A JP 8366394 A JP8366394 A JP 8366394A JP 3478415 B2 JP3478415 B2 JP 3478415B2
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- Japan
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- hinge
- backboard
- seat back
- seat
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- Passenger Equipment (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車（例えば観光バ
ス）、列車などの車両用シート（座席）の背裏に備える
テーブルの取付構造に関する。
ス）、列車などの車両用シート（座席）の背裏に備える
テーブルの取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のテーブルには、例えば特
開昭６２ー２５３５３９号公報に開示されているよう
に、テーブルをシートバックの外部に露出している支持
脚で支持するものと、例えば特開昭５６ー２８７１１号
公報に開示されているように、テーブルをシートバック
のバックボードに回動自在に取付けて、シートバック内
に配設した紐、ロープの支持部材でテーブルを所定位置
に支持するものとがある。
開昭６２ー２５３５３９号公報に開示されているよう
に、テーブルをシートバックの外部に露出している支持
脚で支持するものと、例えば特開昭５６ー２８７１１号
公報に開示されているように、テーブルをシートバック
のバックボードに回動自在に取付けて、シートバック内
に配設した紐、ロープの支持部材でテーブルを所定位置
に支持するものとがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上の前者は、支持脚
がテーブルの使用前後において外部に露出するため、外
観品質が損なわれるし、また、テーブルの使用時におい
て、使用者の脚に接触する虞れがある。一方、後者はテ
ーブルの格納状態において、紐、ロープなどの支持部材
がテーブルの格納によって隠蔽されるが、テーブルの使
用状態において、テーブルの左右より上方に突出するた
め、テーブルの使用性が損なわれる不具合があった。そ
こで、本発明は支持部材がテーブルの使用前後におい
て、外部に露出することのないようにすることを目的と
する。
がテーブルの使用前後において外部に露出するため、外
観品質が損なわれるし、また、テーブルの使用時におい
て、使用者の脚に接触する虞れがある。一方、後者はテ
ーブルの格納状態において、紐、ロープなどの支持部材
がテーブルの格納によって隠蔽されるが、テーブルの使
用状態において、テーブルの左右より上方に突出するた
め、テーブルの使用性が損なわれる不具合があった。そ
こで、本発明は支持部材がテーブルの使用前後におい
て、外部に露出することのないようにすることを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、シートクッションにシートバックをリク
ライニング装置によって傾動可能に軸着してなる車両用
シートにおいて、前記シートクッション側におけるシー
トバックの軸着部下方に前後方向に下端を回動自在に軸
着し、且つシートバックのバックボード内方に起立状に
配設した左右一対の支持杆、前記バックボードにおける
前記支持杆の上端に対応する部分に開設した通孔より外
部に突出状にバックボードに固定した左右一対のヒンジ
ブラケット、このヒンジブラケットのヒンジピンと前記
支持杆の上端とに、両端を夫々回動自在に枢着してなる
左右一対のリンク、このリンクに設けたストッパピンが
係合する前記ヒンジブラケットのヒンジピンを回転中心
とする円弧状のガイド長孔と、前記ヒンジピンが挿入す
る取付孔を左右側面に有するテーブル盤からなることを
特徴とするものである。
めの本発明は、シートクッションにシートバックをリク
ライニング装置によって傾動可能に軸着してなる車両用
シートにおいて、前記シートクッション側におけるシー
トバックの軸着部下方に前後方向に下端を回動自在に軸
着し、且つシートバックのバックボード内方に起立状に
配設した左右一対の支持杆、前記バックボードにおける
前記支持杆の上端に対応する部分に開設した通孔より外
部に突出状にバックボードに固定した左右一対のヒンジ
ブラケット、このヒンジブラケットのヒンジピンと前記
支持杆の上端とに、両端を夫々回動自在に枢着してなる
左右一対のリンク、このリンクに設けたストッパピンが
係合する前記ヒンジブラケットのヒンジピンを回転中心
とする円弧状のガイド長孔と、前記ヒンジピンが挿入す
る取付孔を左右側面に有するテーブル盤からなることを
特徴とするものである。
【０００５】
【作用】シートバック内の支持杆はシートバックを後傾
すると、上端が下方に位置し、それによって上端に取付
けたリンクがヒンジブラケットのヒンジピンを中心に回
動してテーブルを常に水平状に支持する。
すると、上端が下方に位置し、それによって上端に取付
けたリンクがヒンジブラケットのヒンジピンを中心に回
動してテーブルを常に水平状に支持する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明に係る車両用シートのテーブル取
付構造の分解図であり、図中（ＳＢ）はシートクッショ
ンのシートクッションフレーム（７）に、リクライニン
グ装置によって前後方向に傾動可能に軸着したシートバ
ックで、このシートバック（ＳＢ）の左右両下端より下
方に露出するブラケット（８１）（８１）の通孔（８１
Ａ）（８１Ａ）に、シートクッションフレーム（７）に
設けたピン（７１）を挿通することにより、シートバッ
ク（ＳＢ）はシートクッションに傾動可能に軸着され
る。
明する。図１は本発明に係る車両用シートのテーブル取
付構造の分解図であり、図中（ＳＢ）はシートクッショ
ンのシートクッションフレーム（７）に、リクライニン
グ装置によって前後方向に傾動可能に軸着したシートバ
ックで、このシートバック（ＳＢ）の左右両下端より下
方に露出するブラケット（８１）（８１）の通孔（８１
Ａ）（８１Ａ）に、シートクッションフレーム（７）に
設けたピン（７１）を挿通することにより、シートバッ
ク（ＳＢ）はシートクッションに傾動可能に軸着され
る。
【０００７】このシートバック（ＳＢ）の背裏側は凹窪
状に形成され、バックボード（３）が固定される。そし
て、このバックボード（３）の内側の発泡体製クッショ
ン体（Ｐ）には、凹溝（８０）（８０）が左右に縦方向
に設けてある。
状に形成され、バックボード（３）が固定される。そし
て、このバックボード（３）の内側の発泡体製クッショ
ン体（Ｐ）には、凹溝（８０）（８０）が左右に縦方向
に設けてある。
【０００８】以上の凹溝（８０）内に左右一対の支持杆
（１）（１）が装着され、この各支持杆（１）（１）の
下端は、シートクッションフレーム（７）の後部である
リクライニング装置の取付部に、前後方向に回動自在に
枢着したヒンジプレート（１０）に締結されている。こ
のヒンジプレート（１０）はピン（７１）に対して前方
且つ下方に枢着されているため、支持杆（１）（１）は
矢印方向に回動する。
（１）（１）が装着され、この各支持杆（１）（１）の
下端は、シートクッションフレーム（７）の後部である
リクライニング装置の取付部に、前後方向に回動自在に
枢着したヒンジプレート（１０）に締結されている。こ
のヒンジプレート（１０）はピン（７１）に対して前方
且つ下方に枢着されているため、支持杆（１）（１）は
矢印方向に回動する。
【０００９】支持杆（１）（１）の上端にはリンク
（２）（２）の基端がピン（１１）（１１）で前後方向
に回動自在に枢着され、両リンク（２）（２）の内面に
おける先端側には向き合うようにストッパピン（２０）
（２０）が突設され、両リンク（２）（２）の先端には
挿通孔（２１）（２１）が開孔されている。
（２）（２）の基端がピン（１１）（１１）で前後方向
に回動自在に枢着され、両リンク（２）（２）の内面に
おける先端側には向き合うようにストッパピン（２０）
（２０）が突設され、両リンク（２）（２）の先端には
挿通孔（２１）（２１）が開孔されている。
【００１０】一方、前記バックボード（３）には、リン
ク（２）（２）が外部に突出する通孔（３１）（３１）
が開孔され、この通孔（３１）の孔縁にはＬ字状のヒン
ジブラケット（５）（５）の一部が外部に突出するよう
に締結され、このヒンジブラケット（５）（５）のバッ
クボード（３）より外部に突出する部分に向き合うよう
にヒンジピン（５１）が突設され、このヒンジピン（５
１）は前記リンク（２）の挿通孔（２１）に挿通され、
後述するテーブル盤（４）の取付孔（４１）に挿入す
る。
ク（２）（２）が外部に突出する通孔（３１）（３１）
が開孔され、この通孔（３１）の孔縁にはＬ字状のヒン
ジブラケット（５）（５）の一部が外部に突出するよう
に締結され、このヒンジブラケット（５）（５）のバッ
クボード（３）より外部に突出する部分に向き合うよう
にヒンジピン（５１）が突設され、このヒンジピン（５
１）は前記リンク（２）の挿通孔（２１）に挿通され、
後述するテーブル盤（４）の取付孔（４１）に挿入す
る。
【００１１】図中（４）はテーブル盤で、このテーブル
盤（４）の左右両外側面にはガイドプレート（４Ａ）が
締結され、このガイドプレート（４Ａ）には前記ヒンジ
ピン（５１）が挿入する取付孔（４１）と、この取付孔
（４１）を中心とする円弧状のガイド長孔（４０）とが
開孔され、ガイド長孔（４０）に前記ストッパピン（２
０）（２０）がスライド自在に係合する。
盤（４）の左右両外側面にはガイドプレート（４Ａ）が
締結され、このガイドプレート（４Ａ）には前記ヒンジ
ピン（５１）が挿入する取付孔（４１）と、この取付孔
（４１）を中心とする円弧状のガイド長孔（４０）とが
開孔され、ガイド長孔（４０）に前記ストッパピン（２
０）（２０）がスライド自在に係合する。
【００１２】図中（９０）（９１）はテーブル（４）の
格納状態を保持する磁性体とこの磁性体に吸着されるプ
レートを示す。
格納状態を保持する磁性体とこの磁性体に吸着されるプ
レートを示す。
【００１３】図２、３はテーブル盤（４）の使用状態を
示し、テーブル盤（４）は支持杆（１）（１）、リンク
（２）（２）、ヒンジブラケット（５）（５）によって
常に水平状に支持され、支持杆（１）（１）がバックボ
ード（３）内に内設され、外部から視覚できない。そし
て、テーブル盤（４）はヒンジブラケット（５）のヒン
ジピン（５１）を回転中心に上方に回動することによ
り、バックボード（３）に沿って折り畳まれて格納され
る。
示し、テーブル盤（４）は支持杆（１）（１）、リンク
（２）（２）、ヒンジブラケット（５）（５）によって
常に水平状に支持され、支持杆（１）（１）がバックボ
ード（３）内に内設され、外部から視覚できない。そし
て、テーブル盤（４）はヒンジブラケット（５）のヒン
ジピン（５１）を回転中心に上方に回動することによ
り、バックボード（３）に沿って折り畳まれて格納され
る。
【００１４】図２、３において、図中（ＳＣ）はシート
クッション、（８２）はシートバック（ＳＢ）のトリム
カバー、（８３）はシートバック（ＳＢ）のバックフレ
ームを夫々示す。
クッション、（８２）はシートバック（ＳＢ）のトリム
カバー、（８３）はシートバック（ＳＢ）のバックフレ
ームを夫々示す。
【００１５】図４はテーブル盤（４）の使用状態を示
し、テーブル盤（４）はヒンジピン（５１）によってヒ
ンジブラケット（５）に回動自在に支持され、ガイド長
孔（４０）内に係合するリンク（２）のストッパピン
（２０）によって水平状に保持される。そして、シート
バック（ＳＢ）の傾動によって支持杆（１）が矢印方向
に可動するため、支持杆（１）に一端が連結されている
リンク（２）によって、シートバック（ＳＢ）の傾動状
態の如何にかかわらず常に使用状態において水平状態を
保持する。
し、テーブル盤（４）はヒンジピン（５１）によってヒ
ンジブラケット（５）に回動自在に支持され、ガイド長
孔（４０）内に係合するリンク（２）のストッパピン
（２０）によって水平状に保持される。そして、シート
バック（ＳＢ）の傾動によって支持杆（１）が矢印方向
に可動するため、支持杆（１）に一端が連結されている
リンク（２）によって、シートバック（ＳＢ）の傾動状
態の如何にかかわらず常に使用状態において水平状態を
保持する。
【００１６】図５はテーブル盤（４）の格納状態を示
し、テーブル盤（４）を上方に持ち上げると、ヒンジピ
ン（５１）を回転中心に回動してバックボード（３）に
沿うように折り畳まれる。
し、テーブル盤（４）を上方に持ち上げると、ヒンジピ
ン（５１）を回転中心に回動してバックボード（３）に
沿うように折り畳まれる。
【００１７】図６はテーブル盤（４）が使用状態におい
て、常に水平状に保持されることを説明図で、支持杆
（１）はその下端がシートクッションフレーム（７）に
取付けられているため、シートバック（ＳＢ）が後傾さ
れるに従って上端であるリンク（２）の枢着部が下方に
引かれ、これにより、テーブル盤（４）は水平状態を保
持する。
て、常に水平状に保持されることを説明図で、支持杆
（１）はその下端がシートクッションフレーム（７）に
取付けられているため、シートバック（ＳＢ）が後傾さ
れるに従って上端であるリンク（２）の枢着部が下方に
引かれ、これにより、テーブル盤（４）は水平状態を保
持する。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、テーブル盤の支持部材
である支持杆がシートバック内に内蔵され、リンク、ヒ
ンジブラケットがバックボードの外方に一部が露出する
のみであるため、テーブル盤の使用前後におけるシート
の外観品質が向上すると共に、支持部材がテーブル盤の
使用時に邪魔になることもない。
である支持杆がシートバック内に内蔵され、リンク、ヒ
ンジブラケットがバックボードの外方に一部が露出する
のみであるため、テーブル盤の使用前後におけるシート
の外観品質が向上すると共に、支持部材がテーブル盤の
使用時に邪魔になることもない。
【００１９】加えて、支持部材、リンクによってテーブ
ル盤はシートバックの傾動角度の如何によらず、常に使
用状態において水平状態を保持されるため、使用性が良
好になる。
ル盤はシートバックの傾動角度の如何によらず、常に使
用状態において水平状態を保持されるため、使用性が良
好になる。
【図１】本発明に係る取付構造の分解斜視図である。
【図２】テーブル盤の使用状態を示す斜視図である。
【図３】図２のIIIーIII線に沿える断面図である。
【図４】テーブル盤の使用状態における要部の断面図で
ある。
ある。
【図５】テーブル盤の格納状態における要部の断面図で
ある。
ある。
【図６】本発明に係る取付構造の説明図である。
ＳＢ シートバック
ＳＣ シートクッション
１ 支持杆
２ リンク
３ バックボード
４ テーブル盤
５ ヒンジブラケット
２０ ストッパピン
４０ ガイド長孔
４１ 取付孔
５１ ヒンジピン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60N 3/00
Claims (2)
- 【請求項１】 シートクッションにシートバックをリク
ライニング装置によって傾動可能に軸着してなる車両用
シートにおいて、 前記シートクッション側におけるシートバックの軸着部
下方に前後方向に下端を回動自在に軸着し、且つシート
バックのバックボード内方に起立状に配設した左右一対
の支持杆、 前記バックボードにおける前記支持杆の上端に対応する
部分に開設した通孔より外部に突出状にバックボードに
固定した左右一対のヒンジブラケット、 このヒンジブラケットのヒンジピンと前記支持杆の上端
とに、両端を夫々回動自在に枢着してなる左右一対のリ
ンク、 このリンクに設けたストッパピンが係合する前記ヒンジ
ブラケットのヒンジピンを回転中心とする円弧状のガイ
ド長孔と、前記ヒンジピンが挿入する取付孔を左右側面
に有するテーブル盤、 からなることを特徴とする車両用シートのテーブル取付
構造。 - 【請求項２】 前記シートバックのバックボード内側に
は前記支持杆を配設する凹溝が縦方向に設けてある請求
項１の車両用シートのテーブル取付構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08366394A JP3478415B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 車両用シートのテーブル取付構造 |
| KR1019940018766A KR950004635A (ko) | 1993-07-30 | 1994-07-29 | 3 파공용 루프안테나 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08366394A JP3478415B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 車両用シートのテーブル取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07266956A JPH07266956A (ja) | 1995-10-17 |
| JP3478415B2 true JP3478415B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=13808704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08366394A Expired - Fee Related JP3478415B2 (ja) | 1993-07-30 | 1994-03-31 | 車両用シートのテーブル取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3478415B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108454645A (zh) * | 2018-04-11 | 2018-08-28 | 青岛威奥轨道股份有限公司 | 一种新型轨道车辆用多功能座椅 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP08366394A patent/JP3478415B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07266956A (ja) | 1995-10-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |