JP2548489B2 - ヘッドレスト装置 - Google Patents

ヘッドレスト装置

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JP2548489B2
JP2548489B2 JP4167206A JP16720692A JP2548489B2 JP 2548489 B2 JP2548489 B2 JP 2548489B2 JP 4167206 A JP4167206 A JP 4167206A JP 16720692 A JP16720692 A JP 16720692A JP 2548489 B2 JP2548489 B2 JP 2548489B2
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headrest
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JPH067227A (ja
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勇 知野見
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座席のシートバック上
部にヘッドレスト本体を、着座者の頭部を支える支持姿
勢と、着座者がいないときに他の座席の同乗者の視界を
確保すべく前倒した格納姿勢とに変位可能に支持して成
るヘッドレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヘッドレスト装置として
は、例えば、図7に示すようなものがある。
【0003】すなわち、シートバック1の上部内より上
方に延びる一対のステー2によって、ヘッドレスト本体
3をシートバック1の上側に支持し、前記一対のステー
2の前後方向の回動により前記ヘッドレスト本体3を、
支持姿勢と格納姿勢とに回動させるものである。シート
バック1の上部には、一対のステー2の移動範囲にわた
って前後方向に延びる一対のスリット4が穿設されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、一対のステー2の前後方向への移
動を許容するためにシートバック1の上部にスリット4
が設けられているから、シートバック1の見栄えが損な
われ、外観品質がよくなく、スリット4の周縁部のトリ
ム処理に工数がかかり、コストが嵩むという問題点であ
った。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、ヘッドレスト本体を装着するシー
トバックの見栄えを損なうことなく外観品質を向上させ
ることができ、また、コストを低減することができるヘ
ッドレスト装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、座席のシートバック(30)
上部にヘッドレスト本体(41)を、着座者の頭部を支
える支持姿勢と、着座者がいないときに他の座席の同乗
者の視界を確保すべく前倒した格納姿勢とに変位可能に
支持して成るヘッドレスト装置において、ヘッドレスト
本体(41)を、リンク機構(50)を介して、前記支
持姿勢から、前方へ傾斜した前傾姿勢を経て前記格納姿
勢に変位可能にステー(61)に支持し、ヘッドレスト
本体(41)を揺動不能に支持姿勢に拘束する拘束位置
と拘束解除する解除位置とに移動操作されるロック部材
(81)を有し、ヘッドレスト本体(41)の両側面
に、前後方向を長手方向にした案内溝(46)を穿設
し、前記リンク機構(50)は、前記ステー(61)に
前後方向に倒れ可能に支持された第1リンク部材(5
1)と、その基端部(56)が前記第1リンク部材(5
1)の後端部(52)に枢着される一方、その先端部
(57)が前記案内溝(46)に移動可能に嵌合し、ヘ
ッドレスト本体(41)を支持姿勢にすべく前記第1リ
ンク部材(51)に沿って折畳まれた折畳位置と、ヘッ
ドレスト本体(41)を前傾姿勢にすべくその基端部を
中心にして揺動した際にその先端部(57)が前記案内
溝(46)の前縁から後縁に移動した中間位置と、ヘッ
ドレスト本体(41)を格納姿勢にすべく前方へ倒れた
第1リンク部材(51)よりさらに前方に伸びた伸長位
置とに展開可能な第2リンク部材(55)とを備えたこ
とを特徴とするヘッドレスト装置に存する。
【0007】
【作用】座席のシートバック(30)上部には、ヘッド
レスト本体(41)が、着座者の頭部を支える支持姿勢
に保持されている。このとき、第1リンク部材(51)
は後方へ倒れた状態にあり、第2リンク部材(55)は
折畳位置にあって第1リンク部材(51)に沿って折畳
まれた状態にある。また、ロック部材(81)は拘束位
置にあって、ヘッドレスト本体(41)を揺動不能に支
持姿勢に拘束している。
【0008】ロック部材(81)を解除位置に移動し、
ヘッドレスト本体(41)の拘束を解除する。
【0009】第1リンク部材(51)を後方へ倒れた状
態に維持して、第2リンク部材(55)を、その基端部
(56)を中心にして揺動すると、第2リンク部材(5
5)の先端部(57)がヘッドレスト本体(41)の案
内溝(46)の前縁から後縁に移動して、第2リンク部
材(55)が中間位置になる。それにより、ヘッドレス
ト本体(41)が前傾姿勢になる。
【0010】次に、第1リンク部材(51)を前方へ倒
しつつ、第2リンク部材(55)も、前方へ倒れた第1
リンク部材(51)よりさらに前方に伸ばすように展開
して、第2リンク部材(55)を伸長位置にすると、ヘ
ッドレスト本体(41)が第2リンク部材(55)〜第
1リンク部材(51)を介して格納姿勢に支持される。
【0011】それにより、ヘッドレスト本体(41)が
邪魔にならないで、着座者がいないときに他の座席の同
乗者の視界を確保することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1から図7は、本発明の一実施例を示してい
る。図1および図4に示すように、座席10のシートバ
ック30の上部に、一対の保持用昇降ステー61が立設
されている。各保持用昇降ステー61にはリンク機構5
0を介して、ヘッドレスト装置40のヘッドレスト本体
41が装着されている。
【0013】リンク機構50は、第1リンク部材である
長リンク部材51と、第2リンク部材である短リンク部
材55とからなる。保持用昇降ステー61の上端部には
長リンク部材51が前後方向に倒れ可能に枢支されてい
る。長リンク部材51の先端部52には、ヘッドレスト
本体41を図4に示す支持姿勢から図5に示す前傾姿勢
を経て図6に示す格納姿勢に変えるべく、短リンク部材
55の基端部56が揺動可能に枢着されている。短リン
ク部材55の先端部57にはピン部材58が固設されて
いる。
【0014】ヘッドレスト本体41は各フレームを上下
方向から合せて略矩形状断面に形成したフレーム体42
を有している。フレーム体42内には、固定ブラケット
44を介してガイド用のロッド43が摩擦力に抗して回
動可能に支持されている。ガイド用のロッド43は両側
方向に延ばされ、ガイド用のロッド43の両端部には係
止ピン45が植設されている。フレーム体42の両側壁
には前後方向に長いガイド孔46が穿設されている。ガ
イド孔46にはピン部材58が案内移動可能に嵌合して
いる。
【0015】保持用昇降ステー61の先端部にはロック
プレート71が溶着され、ロックプレート71には略U
字状の溝72が穿設されている。ガイド用のロッド43
にはロック部材81の筒状部82が両側方向に移動可能
に嵌合している。筒状部82の先端には、略U字状の溝
72に嵌脱してヘッドレスト本体41を揺動不能に拘束
する略U字状形の突起部83が固設されている。筒状部
82の基端には外側方向に凹入する係合溝84が形成さ
れ、係合溝84には、ガイド用のロッド43に対して筒
状部82を回動不能に拘束すべく、係止ピン45が移動
可能に嵌合している。フレーム体42の側壁と突起部8
3との間の隙間には、突起部83が略U字状の溝72に
係合する方向に付勢するばね部材85が介在されてい
る。
【0016】フレーム体42の底面部にはレバー部材9
1が枢軸92により揺動可能に枢支され、枢軸92を間
にしてレバー部材91の先端側が、一方の筒状部82に
固定した延設ブラケット86の先端部に回動可能に連結
され、レバー部材91の基端側が、他方の筒状部82に
固定した延設ブラケット86の先端部に回動可能に連結
されている。レバー部材91の基端部には操作ノブ94
が固設されている。
【0017】次に作用を説明する。図4に示すように、
座席10のシートバック30上部には、ヘッドレスト本
体41が、着座者の頭部を支える支持姿勢に保持されて
いる。このとき、長リンク部材51長リンク部材51は
後方へ倒れた状態にあり、短リンク部材55は折畳位置
にあって長リンク部材51に沿って折畳まれた状態にあ
る。また、突起部83は拘束位置にあって、ロックプレ
ート71の略U字状の溝72に係合していて、ヘッドレ
スト本体41を揺動不能に支持姿勢に拘束している。
【0018】レバー部材91をばね部材85の付勢力に
抗して操作し、突起部83を解除位置に移動して、突起
部83をロックプレート71の略U字状の溝72から離
脱すると、ヘッドレスト本体41の拘束が解除される。
【0019】長リンク部材51を後方へ倒れた状態に維
持して、短リンク部材55を、その基端部56を中心に
して図4において時計方向に揺動すると、短リンク部材
55のピン部材58がヘッドレスト本体41のガイド孔
46の前縁から後縁に移動して、短リンク部材55が中
間位置になる。それにより、ヘッドレスト本体41が前
端下部を中心にしてその後端下部が跳ね上がって、ヘッ
ドレスト本体41が前傾姿勢になる。
【0020】次に、後方へ倒れた状態の長リンク部材5
1を前方へ倒しながら、短リンク部材55も、図5にお
いて時計方向に揺動すると、前方へ倒れた長リンク部材
51よりさらに前方に伸ばすように展開して、短リンク
部材55が伸長位置になる。それにより、ヘッドレスト
本体41がシートバック30の上端部を回避しながら前
方かつ下方へ移動し、図6に示すように、ヘッドレスト
本体41が短リンク部材55〜長リンク部材51を介し
て格納姿勢に支持され、ヘッドレスト本体41の上端部
から上方へ突出しないようになる。
【0021】それにより、ヘッドレスト本体41が邪魔
にならないで、着座者がいないときに他の座席の同乗者
の視界を確保することができる。
【0022】図6において、ヘッドレスト本体41を格
納姿勢から支持姿勢に戻すには、ヘッドレスト本体41
を上方かつ後方へ移動するようにすればよい。それによ
り、長リンク部材51が後方へ倒れるとともに、短リン
ク部材55が基端部56を中心にして図6において反時
計方向に揺動して、図5に示す中間位置になる。
【0023】さらに、短リンク部材55を基端部56を
中心にして図5において反時計方向に揺動すれば、短リ
ンク部材55が図4に示す折畳位置になる。
【0024】図4に示す折畳位置で、突起部83が拘束
位置にあってロックプレート71の略U字状の溝72に
係合している場合において、ヘッドレスト本体41の角
度調節をするには、固定ブラケット44を摩擦力などに
抗してガイド用のロッド43回りに図4において例えば
反時計方向に回動し、ヘッドレスト本体41を前傾すれ
ばよい。このとき、短リンク部材55が時計方向に回動
し、ピン部材58がガイド孔46内を相対的に移動す
る。
【0025】
【発明の効果】本発明にかかるヘッドレスト装置によれ
ば、保持用昇降ステーにリンク機構を介してヘッドレス
ト本体を支持姿勢から前傾姿勢を経て格納姿勢に変位す
るようにし、シートバックの上端部を回避しながら格納
するようにしたので、シートバックの上部に、ステーの
移動範囲にわたって前後方向に延びるようなスリットを
穿設する必要がなく、シートバックの見栄えを損なうこ
とがないために、外観品質を向上させることができ、ト
リムの処理に工数がかからないで、コストを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るヘッドレスト装置を示
す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係るヘッドレスト装置の要
部斜視図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るヘッドレスト装置のヘ
ッドレスト本体が支持姿勢になったときの状態を示す作
用説明図である。
【図5】本発明の一実施例に係るヘッドレスト装置のヘ
ッドレスト本体が前傾姿勢になったときの状態を示す作
用説明図である。
【図6】本発明の一実施例に係るヘッドレスト装置のヘ
ッドレスト本体が格納姿勢になったときの状態を示す作
用説明図である。
【図7】従来のヘッドレスト装置の斜視図である。
【符号の説明】
10…座席 30…シートバック 40…ヘッドレスト装置 41…ヘッドレスト本体 46…ガイド孔(案内溝) 50…リンク機構 51…長リンク部材(第1リンク部材) 55…短リンク部材(第2リンク部材) 61…保持用昇降ステー 71…ロックプレート 81…ロック部材 91…レバー部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席のシートバック上部にヘッドレスト本
    体を、着座者の頭部を支える支持姿勢と、着座者がいな
    いときに他の座席の同乗者の視界を確保すべく前倒した
    格納姿勢とに変位可能に支持して成るヘッドレスト装置
    において、 ヘッドレスト本体を、リンク機構を介して、前記支持姿
    勢から、前方へ傾斜した前傾姿勢を経て前記格納姿勢に
    変位可能にステーに支持し、 ヘッドレスト本体を揺動不能に支持姿勢に拘束する拘束
    位置と拘束解除する解除位置とに移動操作されるロック
    部材を有し、 ヘッドレスト本体の両側面に、前後方向を長手方向にし
    た案内溝を穿設し、 前記リンク機構は、前記ステーに前後方向に倒れ可能に
    支持された第1リンク部材と、その基端部が前記第1リ
    ンク部材の後端部に枢着される一方、その先端部が前記
    案内溝に移動可能に嵌合し、ヘッドレスト本体を支持姿
    勢にすべく前記第1リンク部材に沿って折畳まれた折畳
    位置と、ヘッドレスト本体を前傾姿勢にすべくその基端
    部を中心にして揺動した際にその先端部が前記案内溝の
    前縁から後縁に移動した中間位置と、ヘッドレスト本体
    を格納姿勢にすべく前方へ倒れた第1リンク部材よりさ
    らに前方に伸びた伸長位置とに展開可能な第2リンク部
    材とを備えたことを特徴とするヘッドレスト装置。
JP4167206A 1992-06-25 1992-06-25 ヘッドレスト装置 Expired - Lifetime JP2548489B2 (ja)

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JPH067227A JPH067227A (ja) 1994-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19529164B4 (de) * 1994-08-08 2007-07-19 Pentax Corp. Vorrichtung zum Steuern der von der Beleuchtungseinheit eines Endoskops abgegebenen Lichtmenge

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JPH067227A (ja) 1994-01-18

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