JPH0225723Y2 - - Google Patents

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JPH0225723Y2
JPH0225723Y2 JP1983149784U JP14978483U JPH0225723Y2 JP H0225723 Y2 JPH0225723 Y2 JP H0225723Y2 JP 1983149784 U JP1983149784 U JP 1983149784U JP 14978483 U JP14978483 U JP 14978483U JP H0225723 Y2 JPH0225723 Y2 JP H0225723Y2
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JP
Japan
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seat
inner belt
rotating
center
base
Prior art date
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JP1983149784U
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JPS6057460U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両の回転対座シートに対するシー
トベルト取付構造に関し、そして回転対座シート
の操作性を向上させようとするものである。
〔従来の技術〕
車室内に設置した前向きのシートを後向きに回
転するために、従来種々の構造のものが案出され
ている。(たとえば実公昭51−31453号公報参照) ところで一般に自動車などのシートは、車室内
にぎりぎりの形状に作られているので、シートを
その位置で回転しようとしても、車体側壁などに
当つてそのままでは回転できないものが多い。そ
こでシートを回転するために、シートクツシヨン
を持ち上げて車室内方へ移動可能に構成しようと
する試みがある(たとえば出願した実願昭57−
152256号参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、一般の自動車においては、第4
図に示すように、センタトレイ16の後方に、イ
ンナベルト28を取付ボルト29で車体に固着し
てある。すなわちシートクツシヨンの側方にイン
ナベルトが突き出して固定されているため、上述
したシートの回転操作時にこれに当たらないよう
に、リンクの長さを大きく形成する必要があつ
た。このためシートを回転可能に支持する構造体
全体の重量が大きくなるとともに、シートの持ち
上げ動作が大きくなるなどの不都合が生じる。
そこで本考案は、上述した如く回転対座を行う
ためにシートを一旦持ち上げるようにし、シート
の移動を大きくならないようにして、なおかつイ
ンナベルトのシートに対する接触を無くすことを
課題とし、車室中央のセンタトレイの上側へシー
トをズラし回転スペースを確保して回転対座が容
易に得られる車室内構造を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記した課題を考慮してなされたも
ので、シートクツシヨンの下方にベースを対向し
て設け、該ベースの四隅部をリンクを介してスラ
イドレールの前後端部に枢支し、該シートクツシ
ヨンを該ベースの中央部に設けた円形開口部に沿
つて後向きに回転自由にするとともに、シート回
転時に該リンクを回動させてベースを持ち上げ移
動可能とした回転対座シートを、センタトレイを
介してその両側に設置し、該センタトレイの後方
に、シートベルトのインナベルトを回動可能に枢
支するアンカブラケツトを設けるとともに、該イ
ンナベルトを回動して該センタトレイの内に収納
可能に設けたことを特徴とする回転対座シートに
対するシートベルト取付構造を提供して、上記課
題を解消するものである。
〔作用〕
センタトレイを介してその両側に回転対座シー
トが設置されており、この回転対座シートは、リ
ンクを回動させてベースを持ち上げ移動させるこ
とにより前記センタトレイの上側にかかるように
車体中心側に移動し(第1図参照)、この移動に
よつて回転スペースを得て(すなわち車室内側壁
から離れるようになる。)ベースに設けられた円
形開口部を中心として回転する。このときセンタ
トレイ後方のアンカブラケツトに支持されている
インナベルトをセンタトレイ内に倒し込み、この
インナベルトが倒れていることにより、インナベ
ルトに接触することなくシートが回転するように
なる。そして回転後前記リンクを倒してシートを
静置させることにより対座状態が得られるように
なる。
〔実施例〕
つぎに本考案を図示の一実施例に基づいて詳細
に説明する。
この回転対座シートの構造は、第1図に示すよ
うに、シートクツシヨン1の下方にベース2が対
向して設けてあり、ベース2の中央部に円形開口
部3がくりぬいてある。そしてシートクツシヨン
1の底部に数個の爪5が突出して固着してあり、
各爪は円形開口部3の縁部に係合するようになつ
ている。従つて各爪を円形開口部3に沿つて移動
し、シートクツシヨン1をベース2に対して後向
きに回転させることができる。さらにベース2の
四隅部に等大の4個のリンク10を枢支12し、
各リンクの他端はスライドレール14の前後端部
4箇所にそれぞれ枢支15してある。従つてリン
ク10をF方向に回動(鎖線で示す10′から実
線で示す10に回動)して、ベース2、シートク
ツシヨン1を持ち上げて(鎖線で示す2′,1′か
ら実線で示す2,1に持ち上げて)車室内方G方
向へ移動させることができる。なおリンク10の
回動とベース2の持ち上げ移動を、たとえばシー
トのバツクレストの前傾操作に連動させて行うよ
うになつている。
このように構成した回転対座シートを、車室中
央に設けたセンタトレイ16を介してその両側に
設置する。(各図面においては他側に対称形に設
置させるシートの図示を省略してある。) さらに本考案は第2図に示すようにセンタトレ
イ16の後方に、アンカブラケツト18を取付ボ
ルト19で車体側に固着する。そしてアンカブラ
ケツト18にシートベルト21のインナベルト2
2を取付ける。すなわち第3図に示すように、ア
ンカブラケツト18にインナベルト22を、取付
ピン24によりウエーブワツシヤ25を介在させ
て、取付ピン24まわりに回動可能に枢着する。
ここでウエーブワツシヤ25を介在させたから、
インナベルト22は回動範囲の適宜の位置で静止
することができ、シートベルトの着用操作性が向
上する。
そしてインナベルト22の不使用時には、第2
図において22′として示すように、下方に回動
してセンタトレイ16内に収納するようにしてあ
る。
本考案と第4図の従来例と比べて明らかなよう
に、従来例のインナベルトの取付構造では、シー
トクツシヨンの側方にインナベルトが突き出して
固定されていて、本考案のようにセンタトレイ内
に収納できるものではないから、シートの回転操
作時にこれに当たらないように、リンクの長さを
大きく形成する必要がある。
ところが本考案のインナベルト22は下方に回
動することができるから、これによりシート回転
時にベース、リンクがインナベルト22に当たる
ことがない。すなわちリンクの長さを小にしてシ
ートクツシヨンの持ち上げ機構を小型にまとめ、
よつて小型の持ち上げ機構を有する回転対座シー
トにより回転操作が簡単なものになる。
第5図は回転対座タイプの助手席の側方(車体
中央側)にセンタトレイを配置し、かつシートク
ツシヨン31の下方にスペアタイヤ32を収納す
るようにした形式の車両に対して本考案を実施し
た例を示し、スペアタイヤ32の着脱時にはシー
トクツシヨン31とセンタトレイ16とを後方の
K方向に回動可能に傾斜させるようにしたもので
ある。このときインナベルト22をセンタトレイ
16の内に収納して行い、インナベルト22がセ
ンタトレイ16の傾動に邪魔になることがない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、シート
クツシヨンの下方にベースを対向して設け、該ベ
ースの四隅部をリンクを介してスライドレールの
前後端部に枢支し、該シートクツシヨンを該ベー
スの中央部に設けた円形開口部に沿つて後向きに
回転自由にするとともに、シート回転時に該リン
クを回動させてベースを持ち上げ移動可能とした
回転対座シートを、センタトレイを介してその両
側に設置し、該センタトレイの後方に、シートベ
ルトのインナベルトを回動可能に枢支するアンカ
ブラケツトを設けるとともに、該インナベルトを
回動して該センタトレイの内に収納可能に設けた
ので、回転対座状態が得られる他に、インナベル
トとの干渉を顧慮することなくシートクツシヨン
の持ち上げ機構を小型にすることができ、よつて
この車室内の構造により回転対座が可能となると
ともに、回転対座のための大きな持ち上げ操作を
要することなく簡単な作業で対座状態が得られる
ようになる。そして重量軽減に寄与するとともに
乗り心地を損なうことがない。
また、インナベルトは回動可能であり不使用時
にはセンタトレイの内に収納できることから、セ
ンタトレイまわりの外観が著しく向上する。さら
に助手席の下にスペアタイヤを収納するタイプの
車両に本考案を実施した場合にあつては、スペア
タイヤを収納するときにインナベルトが干渉する
ことがなくその作業性が良くなるなど、本考案は
多くの利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はセンタトレイの側方に設置した回転対
座シートの説明図、第2図はインナベルトまわり
の構造を示す斜視図、第3図は第2図のインナベ
ルトの取付構造を示す平面図、第4図は従来例の
インナベルトの取付構造を示す斜視図、第5図は
シートの下方にスペアタイヤを収納する状態を示
す斜視図である。 1……シートクツシヨン、2……ベース、3…
…円形開口部、10……リンク、14……スライ
ドレール、16……センタトレイ、18……アン
カブラケツト、22……インナベルト、24……
取付ピン、32……スペアタイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨンの下方にベースを対向して設
    け、該ベースの四隅部をリンクを介してスライド
    レールの前後端部に枢支し、該シートクツシヨン
    を該ベースの中央部に設けた円形開口部に沿つて
    後向きに回転自由にするとともに、シート回転時
    に該リンクを回動させてベースを持ち上げ移動可
    能とした回転対座シートを、センタトレイを介し
    てその両側に設置し、該センタトレイの後方に、
    シートベルトのインナベルトを回動可能に枢支す
    るアンカブラケツトを設けるとともに、該インナ
    ベルトを回動して該センタトレイの内に収納可能
    に設けたことを特徴とする回転対座シートに対す
    るシートベルト取付構造。
JP1983149784U 1983-09-28 1983-09-28 回転対座シ−トに対するシ−トベルト取付構造 Granted JPS6057460U (ja)

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JP1983149784U JPS6057460U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 回転対座シ−トに対するシ−トベルト取付構造

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JP1983149784U JPS6057460U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 回転対座シ−トに対するシ−トベルト取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS6057460U JPS6057460U (ja) 1985-04-22
JPH0225723Y2 true JPH0225723Y2 (ja) 1990-07-13

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ID=30332398

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983149784U Granted JPS6057460U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 回転対座シ−トに対するシ−トベルト取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5487727B2 (ja) * 2009-05-28 2014-05-07 トヨタ紡織株式会社 車両用シートの物落ち防止構造

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JPS6057460U (ja) 1985-04-22

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