JPS6211234Y2 - - Google Patents

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JPS6211234Y2
JPS6211234Y2 JP15761582U JP15761582U JPS6211234Y2 JP S6211234 Y2 JPS6211234 Y2 JP S6211234Y2 JP 15761582 U JP15761582 U JP 15761582U JP 15761582 U JP15761582 U JP 15761582U JP S6211234 Y2 JPS6211234 Y2 JP S6211234Y2
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seat
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raised
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back surface
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JP15761582U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用後部座席、詳しくは後部座席
の背もたれ部を前方に倒し背もたれ部の裏面を荷
室の床とする自動車用後部座席に関する。
〔従来の技術〕
近年、後部座席の背もたれ部を倒し、トランク
スペースを広くすることのできる自動車が多い。
そしてこれらの車の荷室は自動車の車内と連結し
たものとなつていて、後部座席の背もたれ部を倒
し、背もたれ部の裏面と荷室の床として荷室の広
さに変化をつけるようにしている。第1図に示す
ように従来の後部座席100は、座部101に回
動自在に取付けられた背もたれ部102を単に前
方に倒し、背もたれ部102の裏面を荷室の床1
03の一部とするものである。又自動車の座席
は、通常座り心地を良くする為に座部の前方を厚
目に座部の後方を薄目に形成してあり、かつ背も
たれ部102にもクツシヨンの厚い部分と薄い部
分とを設けたりして、そのクツシヨン性の向上を
図つているが、図示のように背もたれ部102を
前方に倒した時に、座部101前方の厚い部分と
背もたれ部102上部が当接するので、背もたれ
部102が完全に床103と水平となることがな
く、非常に使いづらいものであつた。
また、別の従来例としては、実開昭57−17835
号公報に記載のものが知られている。これは、背
もたれ部の下端部を選択係合機構に取付けてあ
り、この選択係合機構は、背もたれ部のシートフ
レーム下端から前方に突設したブラケツトに係合
ピンを立設固着するとともに、係合ピンを座部の
シートフレーム後端又は支切壁に立設した係合ブ
ラケツト端部に形成した係合凹部に嵌合して成る
ものである。係合ピンを係合凹部から外して上方
へ移動させた状態で背もたれ部を前方へ倒すと、
座部の前端側の隆起具合にもよるが、背もたれ部
の裏面が水平になる。
〔解決しようとする問題点〕
座席の座部は座り心地を良くするために、着座
者の大腿部裏側が座部から浮き上がらないように
その前端側を隆起させている。したがつて、この
座部の面へ背もたれ部を密着させたのでは、背も
たれ部裏面が傾斜して水平にはならない(第1図
参照)。背もたれ部の下端側回動支点を座部前端
側の隆起分だけ高くして前方に倒せば、背もたれ
部裏面は水平化する(実開昭57−17835号公報)。
しかしながら、座部の後端側の面と背もたれ部の
下端面の面との間に〓間が生じ、背もたれ部裏面
に荷物を載置したときに荷物の荷重を係合ピンと
座部の前端側隆起とが受け止めることとなり、係
合ピンに過大な負荷がかかるおそれがあつた。さ
らに、背もたれ部が座部の隆起部分に密着しかつ
背もたれ部背面が水平化するということは、背も
たれ部の回動支点が高い位置にあるということで
あり、そのため背もたれ部裏面上方の荷室スペー
スが狭くなつてしまつていた。さらに、座部の隆
起部には着座者の大腿部を支持するためのバネが
組込んである場合があり、この場合には自動車の
振動に伴つてこのバネが伸縮を増大して背もたれ
部裏面上の荷物をはね上げてしまうおそれもあつ
た。
そこで、本考案は、背もたれ部を前方に倒した
ときに、その裏面が水平化するのみならず、座部
と背もたれ部とをできるだけ密着させ、座部前端
側の隆起部に組込まれたバネにより背もたれ部裏
面上の荷物に悪影響が及ぶことのないようにする
とともに、背もたれ部裏面上方の荷室スペースを
より広くすることのできる自動車用後部座席を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案は、前端側
が隆起した座部と前方へ倒れる背もたれ部とを備
え、背もたれ部を前方へ倒し、背もたれ部裏面を
荷室の床とする自動車用後部座席において、前記
座席の座部、又は座部の隆起した部分に、前記背
もたれ部とは別に前方へ移動して隆起部分が倒れ
てくる背もたれ部に重ね合わず、背もたれ部裏面
の水平化を図つたものである。
〔実施例〕
以下図示の好適な実施例によつて本考案を説明
する。
第2図に本考案の一実施例である自動車用の後
部座席10を示す。この実施例に於ては後部座席
10は左右に二分割された構成であるが、左右が
一体となつた所謂ベンチ型シートであつても差し
支えない。後部座席10は、車床上に載置される
座部1と、この座部1に対して回動自在であるが
車体側に支持される背もたれ部2とから成り、そ
して背もたれ部2は、背もたれ部2側部に取付け
られたレバー3の操作によつて、背もたれ部2と
車体側との回動規制が解除され、背もたれ部2は
回動自在となるように構成されている。又レバー
3の下端部には柔軟性のあるワイヤ31の一端が
連結され、ワイヤ31の他端は座部1内部に延び
ている。座部1の下部には、第3図に示すよう
に、座部1が載置される左右に並置された一組の
アツパーレール4,4′と、これらアツパーレー
ル4,4′を支持するロアレール5,5′が配設さ
れている。アツパーレール4とロアレール5との
間にはアツパーレール4を常に前方に引張するコ
イルばね51が取付けられている。従つてアツパ
ーレール4上に載置される座部1もコイルばね5
1によつて常に前方に移動するように付勢されて
いるわけである。さらにロアレール5′の所定の
位置には、L字状に折曲された支持板41が固着
され、この支持板41にはストツパー42が滑動
自在に取付けられている。ストツパー41の一端
には、前記レバー3に取付けられたワイヤ31の
他端が取付けられ、ストツパー42の他端はアツ
パーレール4′側部に形成された窓43内を貫通
している。窓43を貫通したストツパー42の他
端は、ロアレール5′側部の所定位置に形成され
た凹部52に係合するように図示はしない付勢部
材によつて付勢されている。このようにアツパー
レール4′とロアレール5′との間にはストツパー
43が係合されている為、アツパーレール4′は
ロアレール5′に固定された状態であり、コイル
ばね51によつて前方に引張されるアツパーレー
ル4も所定位置に固定されている。
前記のように構成された後部座席10の作用に
ついて説明する。まず背もたれ部2を倒し背もた
れ部2の裏面を荷室の床とするにはレバー3を操
作し背もたれ部2を回動自在とする。レバー3を
操作すると、背もたれ部2が回動自在になるとと
もに、レバー3に取付けられたワイヤ31によつ
てストツパー43が引張され、ストツパー43と
ロアレール5′の凹部52との係合が解除され
る。ストツパー43とロアレール5′の凹部52
との係合が解除されると、アツパーレール4′は
ロアレール5′に対して滑動自在となり、かつ一
方のアツパーレール4がコイルばね51によつて
前方に引張されている為、アツパーレール4′は
ロアレール5′に対して前方に移動する。アツパ
ーレール4,4′が移動すると、これらの上に載
置された座部1も前方に移動し、第4図に示すよ
うな状態となる。座部1が前方に移動すると座部
1前部の厚みのある部分が前方に移動し、背もた
れ部2を倒した時に背もたれ部2の上部と座部1
の前部とが当接することがないため、背もたれ部
2の裏面は図示のように水平な状態となる。
前記実施例に於ては座部1全体を移動する構成
としたが、背もたれ部2の上部と当接した時に背
もたれ部2が水平となるのを邪魔する座部1の前
部のみを移動自在としても良い。この座部1の前
部のみを移動自在とした他の実施例について、第
5図以下を参照して説明する。第5図に示すよう
に座部1は、基部11と、前部12とに分割され
ている。前部12には基部11側に延びる離間し
た2本の角柱状の軸13,14の一端が取付けら
れ、軸13,14の他端は基部11内部に配設さ
れた移動部材15に取付けられている。移動部材
15は図示はしないが車床に対して滑動自在に構
成されており、同じく車床に固定された固定板1
6に取付けられたコイルばね17によつて常に座
席前部方向に引張されている。軸13の所定の位
置には、溝18が形成され、この溝18にワイヤ
31の端部に取付けられたストツパー19が係合
されるようになつている。なおストツパー19は
基部11の前部12と接する面に設けられ、常に
溝18と係合する方向に付勢されている。溝18
の形成位置は、基部11に前部12が当接した際
にストツパー19と係合する位置に形成され、通
常は基部11と前部12とが合体した座部1とな
つている。尚ストツパー19の形状は第6図に示
すように中央に係合用の窓が形成された板状の部
材であり、レバー3の操作によつてワイヤ31に
よつて引かれ溝18との係合を解除するようにな
つている。
次に第5図に示した実施例の作用について説明
する。まず、第3図に示した実施例と同様に背も
たれ部2を前方に倒すにはレバー3を操作する。
レバー3を操作するとワイヤ31を介してストツ
パー19と溝18との係合が解除され、移動部材
15は移動自在となり、固定板16に取付けられ
たコイルばね17の引張力によつて移動部材15
が前方に移動する。移動部材15には軸13,1
4が取付けられている為、この軸13,14に押
され前部12が前方に移動する。前部12が前方
に移動すると、第7図に示すように、通常は背も
たれ部2上部に当接していた前部12が存在しな
い為、背もたれ部2を前方に倒すとこの背もたれ
部2と当接する部分がなく背もたれ部2の裏面は
略水平となる。
尚前記2つの実施例に於ては、座部或いは座部
の前部を前方に移動できるのみの構成としたが、
第3図の実施例に於てはロアレール5′の凹部5
2を適宜間隔あけて複数設けたり、第5図の実施
例に於ては軸13に形成する溝18を同様に複数
設けたりすれば、前方への移動量を何段階かに調
節することができ便利である。又、ストツパーの
解除をワイヤーによつて図るようにしたが、リン
クを利用してもよく、その他の構成も前記実施例
に限定されるものでなく、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲での変更が可能である。
〔効果〕
以上説明したように、本考案によれば、座部全
体又は座部の隆起部分のみを前方へ移動させ、隆
起部分が背もたれ部と重ね合わないようになるの
で、背もたれ部裏面が水平になる。しかも、背も
たれ部裏面の水平面が低い位置となり、その上方
の荷室スペースを広くすることができる。また、
座部の隆起部分が倒れてきた背もたれ部に干渉し
ないので、背もたれ部裏面に記載された荷物の安
定も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す自動車の側部から見た簡
略図、第2図は本考案の一実施例を示す後部座席
の斜視図、第3図は第2図の一実施例の内部構造
を示す斜視図、第4図は第2図の実施例の作用を
示す座席の側面図、第5図は他の実施例の構成を
示す斜視図、第6図は軸とストツパーを示す斜視
図、第7図は第5図の実施例の作用を示す座席の
側面図である。 1……座部、2……背もたれ部、10……後部
座席。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前端側が隆起した座部と、車体側に支持され且
    つ前方へ倒れ後部に荷室を有する背もたれ部とを
    備え、背もたれ部を前方へ倒し、背もたれ部裏面
    を荷室の床とする自動車用後部座席において、 前記座席の座部、又は座部の隆起した部分を、
    前記背もたれ部の回動に連動し且つ背もたれ部と
    は別に前方へ移動して隆起部分が倒れてくる背も
    たれ部に重ね合わず、背もたれ部裏面の水平化を
    図つたことを特徴とする自動車用後部座席。
JP15761582U 1982-10-19 1982-10-19 自動車用後部座席 Granted JPS5962041U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15761582U JPS5962041U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 自動車用後部座席

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15761582U JPS5962041U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 自動車用後部座席

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5962041U JPS5962041U (ja) 1984-04-23
JPS6211234Y2 true JPS6211234Y2 (ja) 1987-03-17

Family

ID=30347443

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JP15761582U Granted JPS5962041U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 自動車用後部座席

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JPS5962041U (ja) 1984-04-23

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