JP3795971B2 - 開閉可能の蓋を有する搬送用飲食物収容容器及び該収容容器を備える飲食カウンタ - Google Patents

開閉可能の蓋を有する搬送用飲食物収容容器及び該収容容器を備える飲食カウンタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周囲が開放されている飲食カウンターにおいて使用される開閉可能の蓋部を有する搬送用飲食物収容容器及び該収容容器を備える飲食カウンタに関し、特に、開閉可能の蓋部が飲食物を入れた飲食物容器を載せることにより、飲食物と容器の重量により蓋部が自動的に閉じ、飲食物の入った容器を取り出すことにより、蓋部の重さにより蓋部が開くように構成されている飲食カウンター用の開閉可能の蓋部を有する搬送用飲食物収容容器及び該収容容器を備える飲食カウンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
飲食物移送用コンベヤを備えた飲食カウンターは、飲食物をコンベヤにより例えば、循環移送し、一方、例えば、飲食カウンターのカウンタテーブルの周囲に座席を占めた飲食客は、飲食物移送用コンベヤによって送られて来る食べ物、例えば寿司、焼肉用生肉、野菜、果物等を取り出して、食するようになっているので、従来店員が行っていた飲食客に飲食物を運搬するなどのサービスを機械により行うことができ、飲食店での省力化を助けて、広汎に使用されている。
【0003】
このような飲食カウンターにおいては、コンベヤで搬送される寿司、焼肉用生肉等の食べ物への、暖かい空気流や冷たい空気流に当たる食べ物の表面の乾燥等を防止し、またほこりや唾等の付着を防止して、食べ物の風味を保って、衛生的に移送させるために、食べ物移送用のコンベヤ上を覆って透明窓部を備える包囲体が設けられている。このように包囲体を設けた飲食カウンターにあっては、飲食物の取り出し用の透明窓部は、左右方向に開閉する引き戸形式の開閉窓或いは上下方向に開閉する引き戸形式の開閉窓が設けられており、飲食カウンター前方にセンサを設けて、飲食客がテーブルに着席するのを感知して、自動的に開閉窓を開放するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この場合、飲食カウンター側壁部の限られた空間内に、上下又は左右に開閉動作する開閉窓の作動機構を配置させなければならず、また、開閉窓の作動を円滑にさせるには、上下又は左右の開閉窓を同時に開閉方向に移動させることが必要であり、そのために、従来の飲食カウンターにおいては、移動機構には、多くのリンクと多くの歯車が設けられて、その機構は複雑になり、また大掛かりとなって、それに要する費用も高く、また、場所を多く要し問題であった。
また、このような複雑な機構の開閉窓は、スイッチ等を操作することにより、扉の開閉を行うものであるから、例えば、飲食客が閉め忘れた場合は、開けた侭となって、問題とされている。
【0005】
さらに、開閉窓を備えない従来の飲食カウンターにあっては、未だ使用できる従来形式の飲食カウンターを廃棄して、高価な開閉窓を備える飲食カウンターを購入しなければならず、経済的に問題である。
本発明は、従来の飲食カウンターにおける開閉窓に係るこれらの問題点を解消することをも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、構造が簡単で、簡単に取付け及び取外しを行うことができる飲食カウンター用の開閉可能の蓋を有する搬送用飲食物収容容器を提供することを目的としている。
【0007】
即ち、本発明は、チェーンコンベヤに支持される台部を備え、台部上に支柱を介して保持される収容容器本体部と、該収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材と、開閉蓋部材に夫々両端部が固定され、収容容器本体部の壁部に回転可能に支持されて、互いに平行に延びる回転軸と、該回転軸に夫々固定されているピニオンと、該二つのピニオンの間で、それらピニオンに、対向する側面で係合支持されるラックと、該ラック頭部に形成されている飲食物収容容器支持用台部とを備えることを特徴とする開閉可能の蓋を有する搬送用飲食物収容容器にあり、また、本発明は、チェーンコンベヤに支持される台部を備え、台部上に支柱を介して保持される収容容器本体部と、該収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材と、開閉蓋部材に夫々両端部が固定され、収容容器本体部の壁部に回転可能に支持されて、互いに平行に延びる回転軸と、該回転軸に夫々固定されているピニオンと、該二つのピニオンの間で、それらピニオンに、対向する側面で係合支持されるラックと、ラックのネジ山が形成されていない対向面に夫々係合可能に設けられているラック案内部材と、前記ラック頭部に形成されている飲食物収容容器支持用台部とを備えることを特徴とする開閉可能の蓋を有する搬送用飲食物収容容器にある。さらにまた、本発明は、ガイドレール間にクレセント型フラットトップチェーンコンベヤを備える飲食カウンタにおいて、クレセント型フラットトップチェーンコンベヤに支持される台部を備え、台部上に支柱を介して保持される収容容器本体部と、該収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材と、開閉蓋部材に夫々両端部が固定され、収容容器本体部の壁部に回転可能に支持されて、互いに平行に延びる回転軸と、該回転軸に夫々固定されているピニオンと、該二つのピニオンの間で、それらピニオンに、対向する側面で係合支持されるラックと、該ラック頭部に形成されている飲食物収容容器支持用台部とを備えることを特徴とする飲食カウンタにある。
【0008】
本発明において、搬送用飲食物収容容器は、飲食物を入れた容器を収容して、例えば厨房側から飲食客側に搬送するものであるが、飲食物をその侭直接載置して搬送することができる。この搬送用飲食物収容容器は、支持用台部、収容容器本体部及び蓋部を備えている。
本発明において、搬送用飲食物容器の収容容器本体部は、断面が上に開く半円形状、上に開く半楕円乃至上に開く角形に形成することができ、また上方に窄む形状とすることができる。収容容器本体部の上部開口部には、体裁を良くするために上板部材を設けることができる。上板部材は容器上面開口部を全域に架け渡されてもよく、また中央部に架け渡すように形成されていても良い。収容容器本体部の上方は、開閉蓋部材により包囲可能に形成されており、該支持用台部と蓋部の間には、飲食物を入れた飲食物容器が載置される空間が形成される。
【0009】
前記開閉可能の蓋部は、収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材により形成されている。該各開閉蓋部材は、収容容器本体部の周囲で、開放側両端部を結ぶ軸を中心に回動可能に形成され、断面円弧状乃至角形に形成されている。
本発明において、収容容器本体部には、収容容器本体部の中心部を通る線、例えば直径線に対して平行に且つ中心部を通る線を挟んで中心部を通る線から等間隔の方向に回転軸が架け渡されている。
前記各開閉蓋部材の両端部には、対応する側の一方の回転軸に取り外し可能に固定できる固定部が形成されており、開閉蓋部材の固定部は、回転軸に開閉蓋部材を固定することができれば、例えば、回転軸受け袋ナットに形成することができ、また、例えば、回転軸を挿通可能の孔を穿設し、該孔に挿通されたネジ溝を有する回転軸に、ナットにより固定するなどの軸に固定するための公知の構造とすることができる。
【0010】
本発明において、各回転軸には、ピニオンが固定されており、該ピニオンに係合して、ラックが設けられている。ラックを確実に安定して上昇及び下降させることができるように、ラックのネジ山が形成されていない対向面に夫々係合可能にラック案内部材が設けられている。このラック案内部材は、収容容器本体部の上板部材に下方又は上方に突き出て形成するか、或いは、上板部材に形成されるラック挿通用の孔の周囲の上方又は下方に形成されるボスにより形成することができ、さらに或いは、回転軸に設けることができる。回転軸にラック案内部材を設ける場合には、ラック案内部材を前記ラックの対向面に係合可能に、二つの回転軸に架け渡して、又は回転軸に毎に設けることができる。上板部材にラック挿通孔及びラック案内部材を設ける場合には、上板部材は、挿通孔及びラック案内部材を形成してなおラックを支持するに十分な強度を保有するように形成される。この場合、収容容器本体部の上方開口部全域を覆って形成するのが、体裁を整えることができて好ましい。前記ラックの頭部には、飲食物を入れた飲食物容器を載せることができる大きさの載置台が設けられている。
【0011】
本発明においては、開閉蓋部材は、支持用台部及びラツクの合計の重さより重く形成されており、載置台に飲食物を入れた飲食物容器を載せたときに、ラックがその重量の増加により下降して、開閉蓋部材を上方に回転して蓋部を閉じることができる。閉じられた開閉蓋部材から飲食物を入れた飲食物容器は取っ手を下方に引いて、開閉蓋部材を開き、飲食物を入れた容器を載置台から取り出すことができる。飲食物容器を取り出したときには、開閉蓋部材がラック及び支持用台部の合計重量より重くなり、開閉蓋部材は開いた侭に維持される。
【0012】
本発明において、収容容器本体を支持する支柱下部には支持用台部が形成されており、この支持用台部を飲食カウンターのフラットトップチェーンコンベヤの、例えば、クレセント型フラットトッププレート等のトッププレート又は固定ピンに固定具により固定することにより据え付けることができる。また、ローラチェーンの固定ピンの頭部を延長して、ネジ溝を設けて固定部を形成し、この固定部を支持用台部の据え付け部に形成されている孔に通して、ナット等により、据え付け部をローラチェーンの固定ピンの固定部に固定することができる。
【0013】
本発明は、チェーンコンベヤに支持される支持用台部を備え、支持用台部上に支柱を介して保持される飲食物収容容器本体部と、該飲食物収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材と、開閉蓋部材に夫々両端部が固定され、飲食物収容容器本体部の壁部に回転可能に支持されて、互いに平行に延びる回転軸と、該回転軸に夫々固定されているピニオンと、該二つのピニオンの間で、それらピニオンに、対向する側面で係合支持されるラックと、該ラック頭部に形成されている飲食物収容容器支持用台部とを備えるので、支持用台部に飲食物を入れた飲食物容器が載置されていない飲食物収容容器は、開閉蓋部材の重さが、収容容器本体部、支柱部、支持用台部及びラツクの合計の重さより大きいから、飲食物収容容器は開いた状態となっており、例えば、厨房部で、支持用台部に飲食物を入れた容器を載せると、飲食物を入れた容器の重さでラックが下降し、このラツクに係合するピニオンを回転させて、二つの開閉蓋部材を互いに閉じる方に移動させて、飲食物収容容器本体部の蓋部を閉じることができる。飲食物収容容器本体部の蓋部が閉じている飲食物収容容器は、飲食物収容容器に飲食物を入れた飲食物容器が載置されているものであり、飲食客は、一方の開閉蓋部材の取っ手を持って引き降ろして、開閉蓋部材を開き、飲食物収容容器内に載置されている飲食物容器を取り出して搬送されて来た飲食物を取り出して飲食することができる。また、本発明においては、飲食物容器が取り出された飲食物収容容器は、開閉蓋部材が開いた侭搬送されるので、厨房部では、搬送されて来る飲食物収容容器から、開閉蓋部材が開かれた飲食物収容容器を選んで、例えば飲食客の注文の飲食物を入れた飲食物容器を載せて再び搬送することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の態様について説明するが、本考案は、以下の説明及び例示によって何ら制限されるものではない。
図1は、本発明の飲食物収容容器を取り付けた飲食カウンターの一実施例について、飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態を示す概略の平面図である。図2は、図1に示す実施例において、飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態を図1のI−I線より上のチェーンピンを外れた箇所で破断して矢印方向を示す概略の正面部分断面図である。図3は、図1に示す実施例において、飲食物収容容器の開閉蓋部材を閉じた状態を図1のI−I線より上のチェーンピンを外れた箇所で破断して矢印方向を示す概略の正面部分断面図である。図4は、図1に示す実施例における飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態について、上方部分を図1のII−II線で破断して矢印方向を示し、その下方部分を図1のI−I線で破断して矢印方向を示す概略の正面部分断面図である。図5は、図1に示す実施例における飲食物収容容器の開閉蓋部材を閉じた状態について、上方部分を図1のII−II線で破断して矢印方向を示し、その下方部分を図1のI−I線で破断して矢印方向を示す概略の正面部分断面図である。図6は、図1、図2及び図4に示す実施例における飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態について図1の軸ピンを結ぶ線で破断して示す概略の側面部分断面図である。図7は、図1、図2、図4及び図6に示す実施例において、飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態の作動構造の概略を一部破断して示す概略の平面部分断面図である。図8は、図1乃至図7に示す実施例とは異なる態様で飲食物収容容器を取り付けた飲食カウンターの一実施例について、収容容器の支持用台部のローラチェーンコンベヤへの取付け態様を軸ピンの部分で破断して示す概略の正面部分断面図である。図9は、図8に示す実施例において、飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態を、図1の軸ピンを結ぶ線で破断して示す概略の側面部分断面図である。図1乃至図9において、同一又は対応する箇所には同一の符号が付されている。
【0015】
【実施例】
図1乃至図7に示す本発明の一実施例において、飲食カウンター1は、ガイドレール2の内側にシングルレーンのクレセントチェーンコンベヤ3が設けられており、無端のクレセントチェーンコンベヤ3の上方に飲食物収容容器4が設けられている。
本例の飲食物収容容器4は、容器本体部5と、二つの開閉蓋部材6、該容器本体部5の対向する側壁部7に夫々回動可能に支持されている二本の回転軸8が設けられており、夫々の回転軸8にはピニオン9が固定されている。回転軸8の両端部10は、開閉蓋部材6の対向する側壁部11に形成されているボス部12に押しネジ又はピン(図示されていない)により固定されている。
【0016】
飲食物収容容器4は容器本体部5の下方に支持用台部13を備える支柱部14が形成されており、支持用台部13は、クレセント型フラットトップチェーンコンベヤ3のクレセント型のトッププレート15に、頭部にネジ山が形成されている取付け用ネジ付きチェーンピン16及び該チェーンピン16の頭部のネジ止め用ナット17を介して取付けられている。
二つの開閉蓋部材6には、夫々取っ手18が設けられており、この取っ手18を押し下げて、閉じている開閉蓋部材6を開くことができる。したがって、飲食物を入れた容器を閉じている開閉蓋部材6を開くときに使用される。
【0017】
収容容器本体部5の開口部19には、その全域に及んで上板20が設けられている。上板20は、収容容器本体部5の内側上端部から内側からに突き出て上板支持部材21にネジ等(図示されていない)により取付けられている。上板20には、ナベ小ネジ22によりギヤケース23が取付けられている。本例において、ギヤケース23には、夫々の回転軸8に固定されているピニオン24と、二つのピニオン24の間で、各ピニオン24と夫々噛合う歯面25を相反する側に形成されている両歯ラック26が設けられている。両歯ラック26の上端部27は、載置台28の座ぐり加工した孔部29に、ボルト30により固定されている。
両歯ラック26の底部31には、ストッパー用の板部材32がボルト33により固定されている。
【0018】
本例において、クレセント型フラットトップチェーンコンベヤ3のクレセント型のトッププレート15は、チェーンピン34を外側に位置するリンクプレート35及び内側に位置するリンクプレート36を通して挿着し、下端部に割り込みピン37を差し込んで取付けられている。クレセント型フラットトップチェーンコンベヤ3のクレセント型トッププレート15はチェーン38の駆動により、スライドレール39上を移動する。
【0019】
本例は以上のように構成されているので、クレセント型フラットトップチェーンコンベヤが移動する過程で、開閉蓋部材6が開いている飲食物収容容器4の載置台28上に寿司40を載せた皿41を載せる(図2、図4及び図6参照)。寿司40を載せた皿41を載せると、寿司40と皿41の重さでラック26が下降して、ピニオン24を回転させ、開閉蓋部材6を上方に移動させて、開閉蓋部材6を閉じ、開閉蓋部材6が閉じられた状態で搬送される。顧客は好みの寿司40が搬送されたところで、好みの寿司40の入っている飲食物収容容器4の取っ手18を引き下げて開閉蓋部材6を開いて、寿司40の載っている皿41を取出し、好みの寿司を食することができる。
【0020】
寿司40及び皿41が取り出された飲食物収容容器4では、開閉蓋部材6がラック26と載置台28の合計の重さより重いので、開閉蓋部材6は開いた侭で搬送され、新たに寿司40を載せた皿41を載置台28に載せたところで開閉蓋部材6は閉じて搬送される。
本例において、寿司40を載せた時に開閉蓋部材6閉じる動作を早くするには開閉蓋部材6とラック26と載置台28の合計の重さの差が小さいのが好ましいが、徐々に閉じるようにするには、開閉蓋部材6とラック26と載置台28の合計の重さの差が大きいのが好ましい。皿41と寿司の合計の重量が160gの場合には、開閉蓋部材6とラック26と載置台28の合計の重さの差は、例えば80g程度に設定することができる。
【0021】
図8及び図9に、図1乃至図7に示した実施例とは異なり、ホローピンチェーンに、飲食物収容容器4を、その侭、取り付けた事例を示す。
収容容器本体部5は、ホローピンチェーン42のホローピン43に差し込まれた固定ピン44を、外側リンクプレート45及び内側リンクプレート46を通し、さらにまた支持用用台部13から支柱部14を通して収容容器本体部5内に挿通し、上下端部をナット47をネジ止めして固定されている。本例においては、固定ピン44は、前後に設けられているが、一本で固定することができる。本例のホローピンチェーン42のチェーンローラ48は、移動時に、両側に位置するチェーンガイド49により案内される。
本例においても、図1乃至図7に示す実施例と同様に寿司及び皿を載置台に載せて、開閉蓋部材6を閉じ、取っ手18を持つて開閉蓋部材6を開き、寿司及び皿を載置台から取り出して、開閉蓋部材6を開いた状態にし、再び載置台に寿司及び皿を載せて開閉蓋部材6を閉じて、寿司及び皿をお客の方に搬送する。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、チェーンコンベヤに支持される支持用台部を備え、支持用台部上に支柱を介して保持される飲食物収容容器本体部と、該飲食物収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材と、開閉蓋部材に夫々両端部が固定され、飲食物収容容器本体部の壁部に回転可能に支持されて、互いに平行に延びる回転軸と、該回転軸に夫々固定されているピニオンと、該二つのピニオンの間で、それらピニオンに、対向する側面で係合支持されるラックと、該ラック頭部に形成されている飲食物収容容器支持用台部とを備え、載置台とラックの合計の重さより開閉蓋部材の重さを大きくしてあるので、開閉蓋部材6を開くときに、お客が手で開けるだけで、開閉蓋部材の他の開閉動作は、載置台とラックの重さと開閉蓋部材の重さの差、並びに寿司、皿、載置台及びラックの重さと開閉蓋部材の重さの差により自動的に行うことができる。
したがって、本発明は、飲食物収容容器を備えることにより、従来の飲食カウンターに比して、簡単な構造で開閉蓋部材の開閉を殆ど自動で行うことができ、寿司等の飲食物の乾燥を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飲食物収容容器を取り付けた飲食カウンターの一実施例について、飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態を示す概略の平面図である。
【図2】図1に示す実施例において、飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態を図1のI−I線より上のチェーンピンを外れた箇所で破断して矢印方向を示す概略の正面部分断面図である。
【図3】図1に示す実施例において、飲食物収容容器の開閉蓋部材を閉じた状態を図1のI−I線より上のチェーンピンを外れた箇所で破断して矢印方向を示す概略の正面部分断面図である。
【図4】図1に示す実施例における飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態について、上方部分を図1のII−II線で破断して矢印方向を示し、その下方部分を図1のI−I線で破断して矢印方向を示す概略の正面部分断面図である。
【図5】図1に示す実施例における飲食物収容容器の開閉蓋部材を閉じた状態について、上方部分を図1のII−II線で破断して矢印方向を示し、その下方部分を図1のI−I線で破断して矢印方向を示す概略の正面部分断面図である。
【図6】図1、図2及び図4に示す実施例における飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態について図1の軸ピンを結ぶ線で破断して示す概略の側面部分断面図である。
【図7】図1、図2、図4及び図6に示す実施例において、飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態の作動構造の概略を一部破断して示す概略の平面部分断面図である。
【図8】図1乃至図7に示す実施例とは異なる態様で飲食物収容容器を取り付けた飲食カウンターの一実施例について、収容容器の支持用台部のローラチェーンコンベヤへの取付け態様を軸ピンの部分で破断して示す概略の正面部分断面図である。
【図9】図8に示す実施例において、飲食物収容容器の開閉蓋部材を開いた状態を、図1の軸ピンを結ぶ線で破断して示す概略の側面部分断面図である。図1乃至図9において、同一又は対応する箇所には同一の符号が付されている。
【符号の説明】
1 飲食カウンタ
2 ガイドレール
3 クレセントチェーンコンベヤ
4 飲食物収容容器
5 収容容器本体部
6 開閉蓋部材
7 側壁
8 回転軸
9、24 ピニオン
10 両端部
11 側壁部
12 ボス部
13 支持用台部
14 支柱部
15 トッププレート
16 チェーンピン
17 ネジ止めナット
18 取っ手
19 開口部
20 上板
21 上板支持部
22 ナベ小ネジ
23 ギヤケース
25 歯面
26 両歯ラック
27 上端部
28 載置台
29 孔部
30 ボルト
31 底部
32 板部材
34 チェーンピン下端部
35 外側に位置するリンクプレート
36 内側に位置するリンクプレート
37 割り込みピン
38 チェーンピン
39 スライドレール
40 寿司
41 皿
42 ホローピンチェーン
43 ホローピン
44 固定ピン
45 外側リンクプレート
46 内側リンクプレート
47 ナット
48 チェーンローラ
49 チェーンガイド

Claims (3)

  1. チェーンに支持される台部を備え、台部上に支柱を介して保持される収容容器本体部と、該収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材と、開閉蓋部材に夫々両端部が固定され、収容容器本体部の壁部に回転可能に支持されて、互いに平行に延びる回転軸と、該回転軸に夫々固定されているピニオンと、該二つのピニオンの間で、それらピニオンに、対向する側面で係合支持されるラックと、該ラック頭部に形成されている飲食物収容容器支持用台部とを備えることを特徴とする開閉可能の蓋を有する搬送用飲食物収容容器。
  2. チェーンに支持される台部を備え、台部上に支柱を介して保持される収容容器本体部と、該収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材と、開閉蓋部材に夫々両端部が固定され、収容容器本体部の壁部に回転可能に支持されて、互いに平行に延びる回転軸と、該回転軸に夫々固定されているピニオンと、該二つのピニオンの間で、それらピニオンに、対向する側面で係合支持されるラックと、ラックのネジ山が形成されていない対向面に夫々係合可能に設けられているラック案内部材と、前記ラック頭部に形成されている飲食物収容容器支持用台部とを備えることを特徴とする開閉可能の蓋を有する搬送用飲食物収容容器。
  3. ガイドレール間にクレセント型フラットトップチェーンコンベヤを備える飲食カウンタにおいて、クレセント型フラットトップチェーンコンベヤに支持される台部を備え、台部上に支柱を介して保持される収容容器本体部と、該収容容器本体部の上方を二分して覆う二つの開閉蓋部材と、開閉蓋部材に夫々両端部が固定され、収容容器本体部の壁部に回転可能に支持されて、互いに平行に延びる回転軸と、該回転軸に夫々固定されているピニオンと、該二つのピニオンの間で、それらピニオンに、対向する側面で係合支持されるラックと、該ラック頭部に形成されている飲食物収容容器支持用台部とを備えることを特徴とする飲食カウンタ。
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