JPH10295521A - 飲食物搬送台を備えるローラチェーンコンベヤ装置及びそれを備える飲食カウンター - Google Patents

飲食物搬送台を備えるローラチェーンコンベヤ装置及びそれを備える飲食カウンター

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JPH10295521A
JPH10295521A JP14700497A JP14700497A JPH10295521A JP H10295521 A JPH10295521 A JP H10295521A JP 14700497 A JP14700497 A JP 14700497A JP 14700497 A JP14700497 A JP 14700497A JP H10295521 A JPH10295521 A JP H10295521A
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lid member
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Application number
JP14700497A
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English (en)
Inventor
Muraichi Ishino
邑一 石野
Kunio Morishita
邦夫 森下
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Ishino Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ishino Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構造が簡単で、開閉可能の蓋を有する飲食カ
ウンター用の飲食物搬送載置台を提供する。 【解決手段】 無端に形成されているローラチェーン
と、ローラチェーンに係脱可能に係合する係合部、第一
及び第二側壁部、第一回転手段及び第一係合手段、並び
に前記第一側壁部の頂部から第二側壁部の頂部に延びる
天井部を備える台部材と、前記台部材の第一側壁部から
第二側壁部までの長さ以上の長さを有する蓋部、及び該
蓋部の両端部から夫々下方に延びて形成されている支持
壁部、並びに前記第一回転手段に係合する第二回転手
段、及び前記第一係合手段に係合する第二係合手段を備
える蓋部材とを備えており、前記蓋部材の前記第二回転
手段及び第二係合手段が、夫々対応する前記台部材の両
側壁部の第一回転手段及び第一係合手段に係合されて、
該台部材に、蓋部材が回転及び停止可能に取付けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個々が覆われてい
る飲食カウンター用の飲食物搬送台に関し、特に、開閉
可能の蓋部の一方が自動的に開閉する構造に形成されて
いる飲食カウンター用の飲食物搬送台に関する。
【0002】
【従来の技術】飲食物移送用コンベヤを備えた飲食カウ
ンターは、飲食物をクレセント形のラットトップチェー
ンコンベヤ、即ちクレセントチェーンコンベヤにより、
例えば、循環移送し、一方、例えば、飲食カウンターの
カウンタテーブルの周囲に座席を占めた飲食客は、飲食
物移送用のクレセントチェーンコンベヤによって送られ
て来る食べ物、例えば寿司、焼肉用生肉、野菜、果物等
を取り出して、食するようになっているので、従来店員
が行っていた飲食客に飲食物を運搬するなどのサービス
を機械により行うことができ、飲食店での省力化を助け
て、広汎に使用されている。このような飲食カウンター
においては、クレセントチェーンコンベヤで搬送される
寿司、焼肉用生肉等の食べ物への、暖かい空気流や冷た
い空気流に当たる食べ物の表面の乾燥等を防止し、また
ほこりや唾等の付着を防止して、食べ物の風味を保っ
て、衛生的に移送させるために、食べ物移送用のクレセ
ントチェーンコンベヤ上を覆って透明窓部を備える包囲
体が設けられている。このように包囲体を設けた飲食カ
ウンターにあっては、飲食物の取り出し用の透明窓部
は、左右方向に開閉する引き戸形式の開閉窓或いは上下
方向に開閉する引き戸形式の開閉窓が設けられており、
飲食カウンター前方にセンサを設けて、飲食客がテーブ
ルに着席するのを感知して、自動的に開閉窓を開放する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合、飲
食カウンター側壁部の限られた空間内に、上下又は左右
に開閉動作する開閉窓の作動機構を配置させなければな
らず、また、開閉窓の作動を円滑にさせるには、上下又
は左右の開閉窓を同時に開閉方向に移動させることが必
要であり、そのために、従来の飲食カウンターにおいて
は、移動機構には、多くのリンクと多くの歯車が設けら
れて、その機構は複雑になり、また大掛かりとなって、
それに要する費用も高く、また、場所を多く要し問題で
あった。また、このような複雑な機構の開閉窓は、スイ
ッチ等を操作することにより、扉の開閉を行うものであ
るから、例えば、飲食客が閉め忘れた場合は、開けた侭
となって、問題とされている。
【0004】さらに、開閉窓を備えない従来の飲食カウ
ンターにあっては、未だ使用できる従来形式の飲食カウ
ンターを廃棄して、高価な開閉窓を備える飲食カウンタ
ーを購入しなければならず、経済的に問題である。本発
明は、従来の飲食カウンターにおける開閉窓に係る問題
点を解消することをも目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、構造が簡単
で、開閉可能の蓋を有する飲食カウンター用の飲食物搬
送載置台を提供することを目的としている。即ち、本発
明は、係合用のアタッチメントを備える無端に形成され
ているローラチェーンと、下面に設けられて、前記ロー
ラチェーンに設けられているアタッチメントに係脱可能
に係合する係合部、前記ローラーチェーンの進行方向に
交差して前方及び後方の側部に夫々立設されている第一
及び第二側壁部、前記第一及び第二側壁部の夫々の外側
の相対応する箇所に、夫々形成されている第一回転手段
及び第一係合手段、並びに前記第一側壁部の頂部から第
二側壁部の頂部に延びる天井部を備える台部材と、前記
台部材の第一側壁部から第二側壁部までの長さ以上の長
さを有する蓋部、及び該蓋部の両端部から夫々下方に延
びて形成されている支持壁部、並びに該支持壁部の夫々
の内側に形成されて、前記第一回転手段に係合する第二
回転手段、及び前記第一係合手段に係合する第二係合手
段を備える蓋部材とを備えており、前記蓋部材の前記第
二回転手段及び第二係合手段が、夫々対応する前記台部
材の両側壁部の第一回転手段及び第一係合手段に係合さ
れて、該台部材に、蓋部材が回動及び停止可能に取付け
られていることを特徴とする飲食物搬送台を備えるロー
ラチェーンコンベヤ装置にある。また本発明は、係合用
のアタッチメントを備える無端に形成されているローラ
チェーンと、下面に設けられて、前記ローラチェーンに
設けられているアタッチメントに係脱可能に係合する係
合部、前記ローラーチェーンの進行方向に交差して前方
及び後方の側部に夫々立設されている第一及び第二側壁
部、前記第一及び第二側壁部の外側の相対応する箇所
に、夫々形成されている第一の回転手段及び第一の係合
手段、前記第一及び第二側壁部の内側の相対応する箇所
に夫々形成されている第三の回転手段及び第三の係合手
段、並びに前記第一側壁部の頂部から前記第二側壁部の
頂部に延びる天井部を備える台部材と、前記台部材の第
一側壁部から第二側壁部までの長さ以上の長さを有する
第一の蓋部、該第一蓋部の両端部から夫々下方に延びて
形成されている第一の支持壁部、並びに該第一の支持壁
部の夫々の内側に形成されて、前記第一の回転手段に係
合する第二の回転手段、及び前記第一の係合手段に係合
する第二の係合手段が設けられている第一の蓋部材と、
前記台部材の第一側壁部及び第二側壁部間の少なくとも
一部を覆う大きさを有する第二の蓋部、該第二蓋部の両
端部に端部を接続して夫々下方に延びて形成されている
第二の支持壁部、並びに該第二の支持壁部の夫々の外側
に形成されて、前記第三の回転手段に係合可能の第四の
回転手段及び前記第三の係合手段に係合可能の第四の係
合手段が設けられている第二の蓋部材と、前記案内子に
係合する位置に設けられている案内部材とを備えてお
り、前記第一蓋部材の前記第二の回転手段及び第二の係
合手段の夫々が、夫々対応する前記台部材の両側壁部の
前記第一の回転手段及び第一の係合手段に係合されて、
該台部材に、前記第一の蓋部材が回動及び停止可能に取
付けられており、前記第二の蓋部材の前記第四の回転手
段及び第四の係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部
材の両側壁部の第三の回転手段に係合されて、前記台部
材に、前記第二の蓋部材が回動及び停止可能に取付けら
れていることを特徴とする飲食物搬送台を備えるローラ
チェーンコンベヤ装置にある。
【0006】さらに本発明は、係合用のアタッチメント
を備える無端に形成されているローラチェーンと、下面
に設けられて、前記ローラチェーンに設けられているア
タッチメントに係脱可能に係合する係合部、前記ローラ
ーチェーンの進行方向に交差して前方及び後方の側部に
夫々立設される第一及び第二側壁部、前記第一及び第二
側壁部の外側の相対応する箇所に、夫々形成されている
第一回転手段及び第一係合手段、並びに前記第一側壁部
の頂部から第二側壁部の頂部に延びる天井部を備える台
部材と、前記台部材の第一側壁部から第二側壁部までの
長さ以上の長さを有する第一蓋部、及び該第一蓋部の両
端部から夫々下方に延びて形成されている第一支持壁
部、該第一支持壁部の夫々の内側に形成されて、前記第
一回転手段に係合する第二回転手段及び前記第一係合手
段に係合する第二係合手段、並びにその内側に第三回転
手段及び第三係合手段が設けられている第一蓋部材と、
前記第一蓋部材の一方の第一支持壁部から他方の第一支
持壁部までの長さ以上の長さを有し、その外側面に把手
が突き出て設けられている第二蓋部、及び該第二蓋部の
両端部から夫々下方に延びて形成されている第二支持壁
部、該第二支持壁部の夫々の内側に形成されて、前記第
三回転手段に係合可能な第四回転手段、及び第三係合手
段に係合可能の第四係合手段が設けられている第二蓋部
材とを備えており、前記第一蓋部材の前記第二回転手段
及び第二係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部材の
両側壁部の前記第一回転手段及び第一係合手段に係合さ
れて、該台部材に、前記第一蓋部材が回動及び停止可能
に取付けられており、前記第二蓋部材の前記第四回転手
段及び第四係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部材
の両側壁部の第三回転手段及び第三係合手段に係合され
て、前記第二蓋部材が、前記第第一蓋部材に回動及び停
止可能に取付けられていることを特徴とする飲食物搬送
台を備えるローラチェーンコンベヤ装置にある。
【0007】さらに加えて、本発明は、係合用のアタッ
チメントを備える無端に形成されているローラチェーン
と、下面に設けられて、前記ローラチェーンに設けられ
ているアタッチメントに係脱可能に係合する係合部、前
記ローラーチェーンの進行方向に交差して前方及び後方
の側部に夫々立設されている第一及び第二側壁部、前記
第一及び第二側壁部の外側の相対応する箇所に、夫々形
成されている第一の回転手段及び第一の係合手段、前記
第一及び第二側壁部の内側の相対応する箇所に夫々形成
されている第三の回転手段及び第三の係合手段、並びに
前記第一側壁部の頂部から第二側壁部の頂部に延びる天
井部を備える台部材と、前記台部材の第一側壁部から第
二側壁部までの長さ以上の長さを有し、外側面に把手が
突き出て設けられている第一の蓋部、該第一蓋部の両端
部から夫々下方に延びて形成されている第一の支持壁
部、並びに該第一の支持壁部の夫々の内側に形成され
て、前記第一の回転手段に係合する第二の回転手段、及
び前記第一の係合手段に係合する第二の係合手段が設け
られている第一の蓋部材と、前記台部材の第一側壁部及
び第二側壁部間の少なくとも一部を覆う大きさを有し、
外側面に案内子が突き出て設けられている第二の蓋部、
該第二蓋部の両端部に端部を接続して夫々下方に延びて
形成されている第二の支持壁部、並びに該第二の支持壁
部の夫々の外側に形成されて、前記第三の回転手段に係
合可能の第四の回転手段及び前記第三の係合手段に係合
可能の第四の係合手段が設けられている第二の蓋部材
と、前記案内子に係合する位置に端部が設けられ、ロー
ラチェーン側に傾斜する案内面を備える案内部材とを備
えており、前記第一蓋部材の前記第二の回転手段及び第
二の係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部材の両側
壁部の前記第一の回転手段及び第一の係合手段に係合さ
れて、該台部材に、前記第一の蓋部材が回動及び停止可
能に取付けられており、前記第二の蓋部材の前記第四の
回転手段及び第四の係合手段の夫々が、夫々対応する前
記台部材の両側壁部の第三の回転手段に係合されて、前
記台部材に、前記第二の蓋部材が回動及び停止可能に取
付けられていることを特徴とする飲食物搬送台を備える
ローラチェーンコンベヤ装置にあり、さらに、本発明
は、係合用のアタッチメントを備える無端に形成されて
いるローラチェーンと、下面に設けられて、前記ローラ
チェーンに設けられているアタッチメントに係脱可能に
係合する係合部、前記ローラーチェーンの進行方向に交
差して前方及び後方の側部に夫々立設されている第一及
び第二側壁部、前記第一及び第二側壁部の外側の相対応
する箇所に、夫々形成されている第一の回転手段及び第
一の係合手段、前記第一及び第二側壁部の内側の相対応
する箇所に夫々形成されている第三の回転手段及び第三
の係合手段、並びに前記第一側壁部の頂部から第二側壁
部の頂部に延びる天井部を備える台部材と、前記台部材
の第一側壁部から第二側壁部までの長さ以上の長さを有
し、外側面に案内子が突き出て設けられている第一の蓋
部、該第一蓋部の両端部から夫々下方に延びて形成され
ている第一の支持壁部、並びに該第一の支持壁部の夫々
の内側に形成されて、前記第一の回転手段に係合する第
二の回転手段、及び前記第一の係合手段に係合する第二
の係合手段が設けられている第一蓋部材と、前記第一蓋
部材の一方の第一支持壁部から他方の第一支持壁部まで
の長さ以上の長さを有し、外側面に把手が突き出て設け
られている第二の蓋部、該第二蓋部の両端部に端部を接
続して夫々下方に延びて形成されている第二の支持壁
部、並びに該第二の支持壁部の夫々の外側に形成され
て、前記第三の回転手段に係合可能の第四の回転手段及
び前記第三の係合手段に係合可能の第四の係合手段が設
けられている第二の蓋部材と、前記案内子に係合する位
置に端部が設けられ、ローラチェーン側に傾斜する案内
面を備える案内部材とを備えており、前記第一蓋部材の
前記第二の回転手段及び第二の係合手段の夫々が、夫々
対応する前記台部材の両側壁部の前記第一の回転手段及
び第一の係合手段に係合されて、該台部材に、前記第一
の蓋部材が回動及び停止可能に取付けられており、前記
第二の蓋部材の前記第四の回転手段及び第四の係合手段
の夫々が、夫々対応する前記台部材の両側壁部の第三の
回転手段に係合されて、前記台部材に、前記第二の蓋部
材が回動及び停止可能に取付けられていることを特徴と
する飲食物搬送台を備えるローラチェーンコンベヤ装置
にある。
【0008】また本発明は、一方のガイドレールに客席
用カウンターが設けられ、他方のガイドレールが調理側
に設けられている二つのガイドレール間に沿って設けら
れており、係合用のアタッチメントを備える無端に形成
されているローラチェーンと、下面に設けられて、前記
ローラチェーンに設けられているアタッチメントに係脱
可能に係合する係合部、前記ローラーチェーンの進行方
向に交差して前方及び後方の側部に夫々立設されている
第一及び第二側壁部、前記第一及び第二側壁部の外側の
相対応する箇所に、夫々形成されている第一の回転手段
及び第一の係合手段、前記第一及び第二側壁部の内側の
相対応する箇所に夫々形成されている第三の回転手段及
び第三の係合手段、並びに前記第一側壁部の頂部から第
二側壁部の頂部に延びる天井部を備える台部材と、前記
台部材の第一側壁部から第二側壁部までの長さ以上の長
さを有し、外側面に把手が突き出て設けられている第一
の蓋部、該第一蓋部の両端部から夫々下方に延びて形成
されている第一の支持壁部、並びに該第一の支持壁部の
夫々の内側に形成されて、前記第一の回転手段に係合す
る第二の回転手段、及び前記第一の係合手段に係合する
第二の係合手段が設けられている第一の蓋部材と、前記
台部材の第一側壁部及び第二側壁部間の少なくとも一部
を覆う大きさを有し、外側面に案内子が突き出て設けら
れている第二の蓋部、該第二蓋部の両端部に端部を接続
して夫々下方に延びて形成されている第二の支持壁部、
並びに該第二の支持壁部の夫々の外側に形成されて、前
記第三の回転手段に係合可能の第四の回転手段及び前記
第三の係合手段に係合可能の第四の係合手段が設けられ
ている第二の蓋部材と、前記案内子に係合する位置に端
部が設けられ、ローラチェーン側に傾斜する案内面を備
える案内部材とを備えており、前記第一蓋部材の前記第
二の回転手段及び第二の係合手段の夫々が、夫々対応す
る前記台部材の両側壁部の前記第一の回転手段及び第一
の係合手段に係合されて、該台部材に、前記第一の蓋部
材が回動及び停止可能に取付けられており、前記第二の
蓋部材の前記第四の回転手段及び第四の係合手段の夫々
が、夫々対応する前記台部材の両側壁部の第三の回転手
段に係合されて、前記台部材に、前記第二の蓋部材が回
動及び停止可能に取付けられていることを特徴とする飲
食物搬送台を備える飲食カウンターにあり、さらに本発
明は、一方のガイドレールに客席用カウンターが設けら
れ、他方のガイドレールが調理側に設けられている二つ
のガイドレール間に沿って設けられており、係合用のア
タッチメントを備える無端に形成されているローラチェ
ーンと、下面に設けられて、前記ローラチェーンに設け
られているアタッチメントに係脱可能に係合する係合
部、前記ローラーチェーンの進行方向に交差して前方及
び後方の側部に夫々立設されている第一及び第二側壁
部、前記第一及び第二側壁部の外側の相対応する箇所
に、夫々形成されている第一の回転手段及び第一の係合
手段、前記第一及び第二側壁部の内側の相対応する箇所
に夫々形成されている第三の回転手段及び第三の係合手
段、並びに前記第一側壁部の頂部から第二側壁部の頂部
に延びる天井部を備える台部材と、前記台部材の第一側
壁部から第二側壁部までの長さ以上の長さを有し、外側
面に案内子が突き出て設けられている第一の蓋部、該第
一蓋部の両端部から夫々下方に延びて形成されている第
一の支持壁部、並びに該第一の支持壁部の夫々の内側に
形成されて、前記第一の回転手段に係合する第二の回転
手段、及び前記第一の係合手段に係合する第二の係合手
段が設けられている第一蓋部材と、前記第一蓋部材の一
方の第一支持壁部から他方の第一支持壁部までの長さ以
上の長さを有し、外側面に把手が突き出て設けられてい
る第二の蓋部、該第二蓋部の両端部に端部を接続して夫
々下方に延びて形成されている第二の支持壁部、並びに
該第二の支持壁部の夫々の外側に形成されて、前記第三
の回転手段に係合可能の第四の回転手段及び前記第三の
係合手段に係合可能の第四の係合手段が設けられている
第二の蓋部材と、前記案内子に係合する位置に端部が設
けられ、ローラチェーン側に傾斜する案内面を備える案
内部材とを備えており、前記第一蓋部材の前記第二の回
転手段及び第二の係合手段の夫々が、夫々対応する前記
台部材の両側壁部の前記第一の回転手段及び第一の係合
手段に係合されて、該台部材に、前記第一の蓋部材が回
動及び停止可能に取付けられており、前記第二の蓋部材
の前記第四の回転手段及び第四の係合手段の夫々が、夫
々対応する前記台部材の両側壁部の第三の回転手段に係
合されて、前記台部材に、前記第二の蓋部材が回動及び
停止可能に取付けられていることを特徴とする飲食物搬
送台を備える飲食カウンターにある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、無端のローラチ
ェーンは、厨房領域又は調理領域から飲食客の席に、飲
食物を移動させるために、そのローラチェーンの少なく
とも一部が、客席のカウンターに沿って設けられてお
り、エンドレスの即ち無端のローラチェーンには、寿司
等を載せた飲食物用容器を収容して移動することができ
る飲食物搬送台が取付けられている。無端のローラチェ
ーンには、飲食物搬送台を取付けるための係合用のアタ
ッチメントが備えられており、これに対して、飲食物搬
送台の下面には、前記ローラチェーンに設けられている
アタッチメントに係合可能の係合部が設けられている。
該係合部は、アタッチメントに容易に取外し可能に形成
されるのが好ましい。
【0010】本発明において、飲食物搬送台は、台部
材、第一蓋部材及び第二蓋部材より構成されている。台
部材には、ローラーチェーンの進行方向に交差して第一
側壁部と第二側壁部が設けられ、前記第一側壁部の頂部
から第二壁側部の頂部に延びる板部を備える天井部が設
けられている。本発明において、飲食物搬送台内部に
は、周囲から隔離された空間が容易に形成できるよう
に、蓋部材が形成される。蓋部材は、客席側及び調理側
の両側から開閉できるように形成されている。蓋部材の
開閉を、調理人が手を蓋部材に触れないで、つまり自動
的に蓋部材を開くことができるようにすると、調理人の
手を汚さないで、調理側の蓋部材の開閉を行うことがで
き、衛生的に優れるので好ましい。また、蓋部材は、客
席側及び調理側で開くことができるように、客席側に
は、客席側で開閉可能に客席側蓋部材が設けられ、ま
た、調理側には、調理側で開閉可能に調理側蓋部材が設
けられる。
【0011】本発明において、客席側蓋部材及び調理側
蓋部材は、共に、台部材のローラーチェーンの列、例え
ばローラチェーンの進行方向に交差する側に立設されて
いる第一側壁部及び第二側壁部に、共軸に回動可能に取
付けられている。この場合、各側壁部と蓋部材の間の構
造は、互いに、共軸で回動できる構造であれば、如何な
る構造とすることができる。この場合、第一及び第二側
壁部に設ける第一回転手段として、例えば、外側に向け
て、密実な軸体、軸挿通孔を有する中空軸、軸受け孔等
の形で第一回転手段を設けることができる。第一回転手
段を軸体に形成する場合には、他の蓋部材の回転手段
は、該第一回転手段の軸体が挿通できるように、他の回
転手段を、即ち第二回転手段、第三回転手段及び第四回
転手段を、中空軸、軸挿通孔、軸受け孔などに形成し
て、各蓋部材を、軸体に回動可能に装着することができ
る。この場合、第二及び第三回転手段は、一つの軸挿通
孔に形成して兼用とすることができる。第一及び第二側
壁部の第一回転手段を軸挿通用の孔とする場合には、該
回転手段に係合する第二回転手段は中空軸又は軸に形成
することができる。第二回転手段を中空軸に形成する場
合には、第三回転手段は、中空軸に形成された中空部の
孔とすることができる。したがって、この場合、第三回
転手段に係合する第四回転手段は、該中空部に挿通する
ことができる太さの軸体とすることができ、外気との遮
断が必要な場合には密実な軸体とすることができる。
【0012】本発明において、第一回転手段と第二回転
手段が組み合う対であり、第三回転手段と第四回転手段
が組み合う対である。したがって、一方の回転手段が軸
挿通孔に形成される場合には、これに対となるもう一方
の回転手段は軸又は中空軸とすることができる。中空軸
に形成すると突き出た部分が軸として機能し、中空部が
挿通孔として機能できるので、特に、第一蓋部材に設け
る回転手段として好ましい。第一蓋部材の回転手段が中
空軸に形成される場合には、第二蓋部材は、回転手段
を、密実な軸、つまり軸棒とすると、第一蓋部材の第一
回転手段の中空軸の中空部を塞ぐことができるので好ま
しい。
【0013】本発明において、客席側蓋部材を外側に設
けるときは、調理側蓋部材は、客席側蓋部材の内側に設
けられ、客席側蓋部材を内側に設けるときは、調理側蓋
部材は、客席側蓋部材の外側に設けられる。蓋部材によ
り覆われるときに、飲食物搬送台内が可及的に外部と遮
断されるように、蓋部材の蓋部には庇を形成することが
できる。本発明において、蓋部材を開いたときに、手を
放しても蓋部材が直ちに閉じないように、特に、客席側
の蓋部材は、開いた時に手で閉めない限り閉じられない
ようにするのが好ましい。本発明においては、蓋部材を
このように、開いた位置に止まらせるために、例えば、
第一蓋部材の第一支持壁部の外側部又は第二蓋部材の第
二支持壁部の内側部の何れか一方に、回転中心の軸又は
軸挿通孔を中心とする円弧状の溝及び該溝内に複数個の
窪みを有する凹状の停止用係合部を形成すると共に、他
方に窪みに嵌合可能の突起部を有する凸状の停止用係合
部を形成して、第一蓋部材の第一支持壁部の外側部と、
第二蓋部材の第二支持壁部の内側部とに互いに嵌め合い
可能な関係を有する停止用係合部が形成される。第一蓋
部材の第一支持壁部の外側部及び第二蓋部材の第二支持
壁部の内側部に、互いに嵌め合い可能な形状関係に形成
された停止用係合部が設けられる。この停止用係合部の
構造は、僅かな回転力等の外力を加えることにより係合
が解除されて停止している蓋部材を回転でき、又は僅か
な回転力等の外力を加えることにより係合を形成して動
いている蓋部材を停止できる構造であれば足りる。
【0014】台部材の第一及び第二側壁部の外側部又は
第一蓋部材の第一支持壁部の内側部の何れか一方に、例
えば、回転中心の軸又は軸挿通孔を中心とする円弧状の
溝及び該溝内に複数個の窪みを有する凹状停止用係合部
を形成すると共に、他方に窪みに嵌合可能の突起部を有
する凸状停止用係合部を形成して、台部材の第一及び第
二外側部及び第一蓋部材の第一支持壁部の内側部に、互
いに嵌め合い可能な形状関係に形成された停止用係合部
が設けられる。この停止用係合部の構造は、僅かな回転
力等の外力を加えることにより係合が解除されて停止し
ている蓋部材を回転でき、又は僅かな回転力等の外力を
加えることにより係合を形成して動いている蓋部材を停
止できる構造であれば足りる。
【0015】本発明において、第一又は第二蓋部材の一
方又は双方を自動的に開くために、少なくとも何れか一
方の蓋部材には、前記双方の蓋部材がローラチェーンの
移動により移動する間に、ガイド等の案内部材に案内さ
れて、蓋部材の開放側端部を上方に持ち上げて開くこと
ができるように案内車が設けられる。案内車を上方に移
動させるために、該案内車の移動経路上で、第一及び第
二蓋部材の少なくとも一方の蓋部材が開かれる箇所から
蓋部材を開き終える箇所まで、上方に傾斜してガイドレ
ールが設けられている。案内車を上方に移動を開始させ
る側のガイドレールの端部は、案内車の移動経路上に位
置し、蓋部材が開き終えた側のガイドレールの端部は、
蓋部材が開いて案内車が上方位置で蓋部材と共に移動す
る経路上に位置する。
【0016】本発明において、開閉用案内部は、蓋部を
開閉するのに使用される把手及び/又は案内車を意味す
る。案内車は、案内部材に係合して移動し、蓋部の開閉
を行う。例えば、案内車を上方に移動させる側のガイド
レールの端部は、ローラチェーンにより移動する飲食物
搬送台上に飲食物を載せた飲食物用容器が存在しないと
きは、飲食物搬送台の蓋部材の案内車の移動経路に配置
されるが、飲食物搬送台上に飲食物用容器が存在すると
きは、飲食物搬送台の蓋部材の案内車の移動経路の配置
位置から待機位置に外される。本発明において、案内車
の上方移動の開始側のガイドレールの端部を、飲食物搬
送台上に飲食物用容器の有無を検出して、案内車の移動
経路上への配置を制御するために、ローラチェーンの移
動方向で、案内車の上方移動の開始側のガイドレールの
端部に至る手前側、つまりガイドレールの端部に対し上
流側に、飲食物用容器の有無の検出用のセンサーが設け
られており、前記案内車の上方移動の開始側のガイドレ
ールの端部は、該センサーの飲食物用容器の検出結果に
より案内車の移動経路上の配置位置又は待機位置をとる
ように制御される。
【0017】本発明において、第一蓋部材の蓋部は、開
き終えてから、例えば寿司等の飲食物が載置された飲食
物用容器を飲食物搬送台上に載せ終えるまでは、該蓋部
は開いた状態で保たれる。そのために、飲食物用容器を
飲食物搬送台上に載せ終えた位置に、前記開いた侭にな
っている蓋部を閉じるために、前記蓋部の案内部を案内
して蓋部を閉じる案内部材が設けられる。この蓋部を閉
じる案内部材は、上部位置に位置する案内車を蓋部が閉
じる側、即ち案内車を例えば客席側から調理側に押しや
るように、案内車の客席側部分と接触する位置に設けら
れる。蓋部を閉じる案内部材は、案内車の先端部乃至側
部と接触して、案内車を僅かに外側に、つまり閉じる側
に移動させるものとすることができる。この場合、案内
車の位置を僅かに例えば調理側に移動させるだけで、蓋
部材は自重で閉じることができる。
【0018】本発明においては、台部材の第一及び第二
側壁部の外側に第一蓋部材の第一支持壁部及び第二蓋部
材の第二支持壁部を回動及び停止可能に位置させている
が、台部材の第一及び第二側壁部の内側に第一蓋部材の
第一支持壁部を配置させ、台部材の第一及び第二側壁部
の外側に第二蓋部材の第二支持壁部を配置させて形成す
ることができる。この場合、第一蓋部材の第一蓋部の両
端部は、台部材の第一及び第二側壁部の外側に張り出さ
れて、庇状に形成することができる。またこの場合は、
台部材の第一及び第二側壁部の内側部又は第一蓋部材の
第一支持壁部の外側部の何れか一方に、例えば、回転中
心の軸又は軸挿通孔を中心とする円弧状の溝及び該溝内
に複数個の窪みを有する凹状の停止用係合部を形成する
と共に、他方に窪みに嵌合可能の突起部を有する凸状の
停止用係合部を形成して、台部材の第一及び第二側壁部
の内側部及び第一蓋部材の第一支持壁部の外側部に互い
に嵌合し合う関係に形成されると共に、互いに回動可能
及び停止可能に形成される。
【0019】台部材の第一及び第二側壁部の外側に第二
蓋部材の第二支持壁部を配置させる場合は、台部材の第
一及び第二側壁部の外側部又は第二蓋部材の第二支持壁
部の内側部の何れか一方に、例えば、回転中心の軸又は
軸挿通孔を中心とする円弧状の溝及び該溝内に複数個の
窪みを有する停止用係合部を形成すると共に、他方に窪
みに嵌合可能の突起部を有する停止用係合部を形成し
て、台部材の第一及び第二側壁部の外側部及び第二蓋部
材の第二支持壁部の内側部に互いに嵌合し合う形状関係
に形成された停止用係合部が設けられる。この場合も、
この停止用係合部は、僅かな回転力等の外力を加えるこ
とにより係合が解除されて回転できる構造であれば足り
る。本発明において、第一蓋部材は調理側開閉蓋部材又
は客席側開閉蓋部材とすることができる。第一蓋部材を
調理側開閉蓋部材とするときは、第二蓋部材は客席側開
閉蓋部材となり、第一蓋部材を客席側開閉蓋部材とする
ときは、第二蓋部材は調理側開閉蓋部材となる。
【0020】
【作用】本発明は、一部がカウンターに沿って設けられ
ているローラチェーンに設けられ、前記第一側壁部、第
二側壁部及び前記第一側壁部の頂部から第二側壁部の頂
部に延びる板部を備える天井部を有する覆い部が設けら
れている台部材と、前記台部材の側壁部の一方の側を覆
う第一蓋部材と、前記台部材の側壁部の反対側を覆う第
二蓋部を有し、該第一及び第二蓋部の夫々は、台部材に
対して、回動及び停止可能に配置されているので、客席
側及び調理側で蓋部材を開いて止めることが容易に行う
ことができ、蓋部材を開けて飲食物搬送台から飲食物を
取り出すことが容易であり、また飲食物を入れた飲食物
容器を飲食物搬送台に供給することが容易となる。ま
た、第一及び第二蓋部材の少なくとも一方に案内車を設
け、案内車の移動経路に、端部が配置可能に形成されて
いるガイドレールつまり案内レールを設けることによ
り、案内車を案内レールに案内させて、第一及び/又は
第二蓋部材の少なくとも何れか一方を自動的に開閉する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施の
態様について説明するが、本考案は、以下の説明及び例
示によって何ら制限されるものではない。図1は、本発
明のローラチェーンに飲食物搬送台を取り付けた飲食カ
ウンターの一実施例について、飲食物搬送台の客席側及
び調理側の蓋部材を共に閉じた状態を一部破断して示す
概略の部分正面断面図である。図2は、前記図1に示す
飲食カウンターの一実施例について、飲食物搬送台の客
席側蓋部材を開いた状態を一部破断して示す概略の部分
正面断面図である。図3は、前記図1及び図2に示す飲
食カウンターの実施例において、飲食物搬送台の調理側
蓋部材を開いた状態を一部破断して示す概略の部分正面
断面図である。図4は、前記図1、図2及び図3に示す
飲食カウンターの実施例における飲食物搬送台の調理側
の蓋部材を開いた状態について、調理側蓋部材の開閉機
構を中心に一部切欠いて示す概略の部分平面断面図であ
る。図5は、前記図1乃至図4に示す飲食カウンターの
実施例における飲食物搬送台の調理側蓋部材を開けた状
態について、開閉機構及びローラチェーンへの取付け機
構を中心に一部切欠いて示す概略の側面部分断面図であ
る。図6は、前記図1乃至図5に示す飲食カウンターの
実施例における台部材の覆い部について、その一部を切
欠いて示す部分正面断面図である。図7は、前記図6に
示す飲食カウンターの実施例における台部材の覆い部に
ついて、その一部を切欠いて示す部分側面断面図であ
り、2点鎖線で切断された左部分は、前記図6に示す台
部材の中空軸の中心で上下に切断した断面を左側から示
す部分断面図であり、右部分は、前記図6を左側から示
す図であり、該右部分において、細い斜線で示す部分は
2点鎖線で切欠いた断面である。図8は、前記図1乃至
図5に示す飲食カウンターの実施例における第一蓋部材
について、その一部を2点鎖線の箇所で切欠いて、その
内部の一部断面を示す部分正面断面図である。図9は、
前記図8に示す飲食カウンターの実施例における第一蓋
部材について、その一部を切欠いて示す部分側面断面図
であり、2点鎖線で切断された左部分は、前記図8の蓋
部材について、蓋部材の断面湾曲形状の蓋部材の天井部
で上下に切断した断面について左側から示す部分断面図
であり、2点鎖線で切断された中央部分は、前記図8の
蓋部材を左側から示す図であり、2点鎖線で切断した右
端の部分は、前記図8の蓋部材の中空軸の中心で上下に
切断した断面を左側から示す部分断面図である。図10
は、前記図1乃至図5に示す飲食カウンターの実施例に
おける第二蓋部材について示す部分正面図であり、内部
の構造は鎖線で示されている。図11は、前記図10に
示す飲食カウンターの実施例における第二蓋部材につい
て、その一部を切欠いて左側から示す部分側面断面図で
あり、左部分は、2点鎖線で切欠いてその内部構造を示
す部分断面図である。図12は、図1乃至図5に示す本
発明の飲食カウンターの実施例と異なる飲食カウンター
の一実施例について、飲食物搬送台の客席側及び調理側
の蓋部材を共に閉じた状態を一部切欠いて示す概略の部
分正面断面図である。図13は、図12に示す飲食カウ
ンターの実施例について、飲食物搬送台の調理側蓋部材
を開いた状態を一部切欠いて示す概略の部分正面断面図
である。図14は、図12及び図13に示す飲食カウン
ターの実施例について、飲食物搬送台の調理側蓋部材を
開いた状態を一部切欠いて示す概略の部分平面断面図で
ある。図15は、前記図6に示す飲食カウンターの実施
例における台部材とは、異なる構造の台部材の実施例に
ついて、その一部を切欠いて示す部分正面断面図であり
る。図16は、前記図15に示す飲食カウンターの実施
例における台部材について、その一部を切欠いて示す部
分側面断面図であり、2点鎖線で切断された左部分は、
前記図15に示す台部材の中空軸の中心で上下に切断し
た断面を左側から示す部分断面図であり、右部分は、前
記図15を左側から示す図であり、該右部分において、
細い斜線で示す部分は2点鎖線で切欠いた断面である。
図17は、前記図8に示す飲食カウンターの第一蓋部材
とは、異なる構造の第一蓋部材の実施例について、その
一部を2点鎖線の箇所で切欠いて、その内部の一部断面
を示す部分正面断面図である。図18は、図17に示す
飲食カウンターの実施例における第一蓋部材について、
その一部を切欠いて示す部分側面断面図であり、2点鎖
線で切断された左部分は、前記図8の蓋部材について、
蓋部材の断面湾曲形状の蓋部材の天井部で上下に切断し
た断面について左側から示す部分断面図であり、2点鎖
線で切断された中央部分は、前記図8の蓋部材を左側か
ら示す図であり、2点鎖線で切断した右端の部分は、前
記図8の蓋部材の中空軸の中心で上下に切断した断面を
左側から示す部分断面図である。図19は、図10に示
す飲食カウンター第二蓋部材とは、異なる構造の第二蓋
部材について示す部分正面断面図であり、内部の構造は
鎖線で示されている。図20は、図19に示す飲食カウ
ンターの実施例における第二蓋部材について、その一部
を切欠いて左側から示す部分側面断面図であり、左部分
は、2点鎖線で切欠いてその内部構造を示す部分断面図
である。図1乃至図20において、同一又は対応する箇
所には同一の符号が付されている。
【0022】
【実施例】図1乃至図5に示す本発明の一実施例におい
て、飲食カウンター1には、ローラーチェーンコンベヤ
2を備えており、該ローラーチェーンコンベヤ2の両側
に外側ガイドレール3及び内側ガイドレール4が設けら
れている。本例において、板材6により形成されている
外側及び内側ガイドレール3及び4は、支柱(図示され
ていない)に支持されている架台部材5に取付けてい
る。本例において、外側ガイドレール3の外側側壁部7
は客席側8に面していて、給湯用の水栓9が設けられて
おり、内側ガイドレール4の外側側壁部10は調理側1
1に面している。
【0023】飲食物搬送台12には、台部材13の下方
に突き出て、窪み14を有するブラケット15が設けら
れている。ローラチェーン16には、ベントアタッチメ
ント17が設けられており、このベントアタッチメント
17には引っ掛けピン18が取付けられている。本例に
おいては、このベントアタッチメント17の引っ掛けピ
ン18をブラケット15の窪み14内に挿通することに
より、飲食物搬送台12の台部材13がローラチェーン
16に牽引可能に連結される。本例においては、飲食物
搬送台12の下面には、ガイドレール3及び4の対向す
る側面19と接触可能にガイドローラ20が設けられて
おり、該ガイドローラ20を介してガイドレール3,4
に沿って移動させることができる。飲食物搬送台12の
下面は、ガイドローラ20とローラチェーン16の間
に、ローラーチェーン16に沿って設けられている支持
レール21により移動可能に支持されている。
【0024】本例において、飲食物搬送台12には、そ
のローラチェーン16の移動方向前端部及び後端部に、
夫々前記ローラーチェーン16の移動方向に垂直な方向
に延びて立設されている側壁部22、及び該側壁部の夫
々の頂部を連結する天井部23を有する覆い部24が形
成されている(図2、図3、図5及び図6参照)。覆い
部24の側壁部22は、飲食物用容器(図示されていな
い)の出し入れが容易となるように、天井部23から両
側に向けて下方に傾斜する傾斜面25を有している。本
例において覆い部24は、台部材13と一体に形成され
ているが、覆い部24と台部材13を夫々別々に形成
し、て接合して一体に形成してもよい。本例において、
覆い部24の側壁部22の外側面26には、覆い部24
に対し調理側開閉蓋部材27を回動及び停止可能に取付
けるために、中空軸28が形成され、該中空軸28の周
囲には、該中空軸28を中心とする円弧形状の比較的幅
の広い溝29が形成され、前記幅の広い円弧形状の溝2
9の対向する端部間に比較的幅の狭い同心の円弧形状の
溝30が形成され、さらに前記幅の狭い溝30の長手方
向中央部に窪み31が形成されている(図6及び図7参
照)。
【0025】本例において、前記覆い部24に調理側開
閉蓋部材27を回動及び停止可能に設けるために、前記
覆い部24の外側面26の中空軸28並びに円弧形状の
溝29及び30並びに窪み31に対応して、調理側開閉
蓋部材27の側壁部32の内側面33には、該内側面3
3から内側に突き出て、中空軸34が設けられると共
に、該中空軸を中心とする円弧に沿って、本例において
は4個の突起35が設けられている。この突起35は、
調理側開閉蓋部材27が覆い部24に回動及び停止可能
な個数で設けられる。本例において、中空軸34は、覆
い部24の中空軸28の中空部36内に回動及び挿脱可
能に取付けることができる太さであり、突起35は、覆
い部24の比較的幅の広い溝29及び比較的幅の狭い溝
30を通ることができ、窪み31内に嵌合可能な大きさ
を有するものである(図8及び図9参照)。
【0026】本例において、調理側開閉蓋部材27の側
壁部32の外側面37には、調理側開閉蓋部材27に対
し客席側開閉蓋部材38を回動及び停止可能に取付ける
ことを可能にするために、該中空軸34の周囲に、該中
空軸34を中心とする円弧形状の比較的幅の広い溝39
が形成され、前記幅の広い溝39の端部間に比較的幅の
狭い溝40が形成され、さらに前記幅の狭い溝40の中
央部に窪み41が形成されている。本例において、前記
調理側開閉蓋部材27の外側に客席側開閉蓋部材38を
回動及び停止可能に設けるために、客席側開閉蓋部材3
8の側壁部42の内側面43から内側に突き出して、密
実な軸44及び比較的小さい突起45が設けられてい
る。密実軸44は、調理側開閉蓋部材27の中空軸34
の中空部46内に回動及び挿脱可能に取付けることがで
きる太さであり、突起45は、調理側開閉蓋部材27の
比較的幅の広い溝39及び比較的幅の狭い溝40を通る
ことができ、窪み41内に嵌合可能な大きさを有するも
のである(図10及び図11参照)。
【0027】本例において、調理側開閉蓋部材27の蓋
部47には、調理側開閉蓋部材27を自動で開閉できる
ようにするための自動開閉用の案内車48が回動可能に
設けられている。本例において、調理側開閉蓋部材27
の自動開放は、自動開放領域49、即ち案内車48の自
動上昇領域に設けられている案内レール50により行わ
れる。自動開放領域49において、案内レール50の起
点となるその下方端部51は、調理側開閉蓋部材27が
閉じられているときの案内車48の下方経路上に位置
し、また、案内レール50の終点となるその上方端部5
2は、調理側開閉蓋部材27が開放されているときの案
内車48の上方経路に位置しており、その下方端部51
と上方端部52に間は、ローラチェーン16の進行方向
において、下方端部51から上方端部52に向けて上方
に傾斜して形成されている。
【0028】本例において、案内車48は、調理側開閉
蓋部材27の蓋部47が閉じられている状態で水平方向
に突出る軸53に回動可能に設けられており、調理側開
閉蓋部材27が、閉じられた状態から完全に開けられた
状態に至る過程で、案内車48の軸53は、水平から9
0゜に至る角度分向きを変えると共に、その位置が外側
から内側に移動するので、案内レール50の案内路は、
案内車48の下方経路51から上方経路52に至る中間
経路に沿うように、案内レール50が上方に傾斜するに
従い、客席側に向くように形成される。案内車48は、
ローラチェーン16の進行に伴って移動し、案内レール
50の案内面(図示されていない)により、案内車48
の軸53が、90゜の角度分持ち上がった格好となるま
で案内され、調理側開閉蓋部材27は、その調理側端部
を徐々に持ち上げて、自動的に開放させることができ
る。
【0029】本例において、台部材13に飲食物容器が
載置されているときに、調理側開閉蓋部材27を開放し
ないように、案内レール50の案内路を、案内車48の
上方への移動経路上から外すために、案内レール50の
下方端部51は、案内車48が、乗り越えることができ
るように、その少なくとも一部が平坦に形成されてい
る。案内レール50の下方端部51は、案内位置54
(図4で2点鎖線で示されている案内レール50の位
置)で案内車48を案内し又は案内待機位置55(図4
で実線で示されている案内レール50の位置)で案内し
ないように、その存在位置を変えることができる。本例
において、案内レール50の下方端部51は、その位置
を変えることができるように、その一端が揺動支持部材
56に連結されている。本例において、揺動支持部材5
6は、モータ57の回転軸58に連結しており、モータ
57の駆動により、案内レール50の下方端部51を、
案内位置54から案内待機位置55へ、又は案内待機位
置55から案内位置54へと往復移動させる。
【0030】このように、揺動支持部材56は、モータ
57の駆動により、モータ57の回転軸58を中心に揺
動動作を行い、案内レール50の下方端部51を案内車
48の移動経路上の案内位置54から外して案内待機位
置55に移し、自動開放領域49に移動されてくる案内
車48を案内レール50に案内させることなく、自動開
放領域49を通過させることができ、また案内レール5
0の下方端部51を案内車48の移動経路上の案内待機
位置55から案内位置54に移して、自動開放領域49
に移動されてくる案内車48を案内レール50に案内さ
せて、調理側開閉蓋部材27を自動的に開けることがで
きる。このようにして、飲食物容器が載置されない状態
で搬送されてくる台部材13の調理側開閉蓋部材27を
自動的に開けて、飲食物を入れた飲食物容器を台部材1
3に載せることができる。
【0031】本例においては、飲食物容器が載せられて
いない台部材13の調理側開閉蓋部材27のみを自動開
放領域49で開けることができるように、自動開放領域
49のローラチェン16の移動方向上手側に、台部材1
3上に飲食物容器が存在するか否かを検出する検出領域
59に光透過型センサ60が設けられている。本例にお
いては、光透過型センサ60は、台部材13に載せられ
ている飲食物容器により、光源側61からの光が遮られ
ることが受光側62で検出されたときに、光透過型セン
サ60の受光側62の透過光非検出信号により、モータ
57を駆動させて、案内レール50の下方端部51を、
案内車48の移動経路上の案内位置54から案内待機位
置55に移動させる。
【0032】本例において、ローラチェン16の進行方
向において、調理側開閉蓋部材27の自動開放領域49
の下手側に調理側開閉蓋部材27の蓋部45の自動閉鎖
領域63、即ち案内車48の自動下降領域が設けられて
いる。本例において、調理側開閉蓋部材27の自動閉鎖
領域63には、案内車48と接触して案内車48を外側
に押して、調理側開閉蓋部材27の蓋部47を閉める案
内車押出しローラ64が蓋閉じ用腕部材65に支持され
て設けられている。案内用押出しローラ64は、案内車
48の中心から内側、即ち客席側8に逸れて、案内車4
8に接触可能の位置に設けられている。調理側開閉蓋部
材27の蓋部47が開けられて案内車48は、上方経路
上を移動するが、自動閉鎖領域63に至ったところで、
案内車48は、案内車48の中心から客席側8よりの面
で、前記案内用押出しローラ64と接触して、調理側1
1の方に押されて下降して、調理側開閉蓋部材27の蓋
部47は閉じられる。
【0033】この調理側開閉蓋部材27の蓋部47を閉
じるときには、客席側開閉蓋部材38の突起45が調理
側開閉蓋部材27の窪み41内に嵌合しているので、本
例においては、客席側開閉蓋部材38が調理側開閉蓋部
材27の蓋部47が閉じるときに、引きずられて開く虞
れがあるために、客席側開閉蓋部材38の把手66を押
さえて客席側開閉蓋部材38の開くのを抑える把手押さ
え具67が設けられている。本例は以上のように構成さ
れているので、適宜の、ローラチェン16のベントアタ
ッチメント17の引っ掛けピン18を、台部材13の下
面に設けられているブラケット15の窪み14内に挿通
して、飲食物搬送台12の台部材13をローラチェーン
16に牽引可能に連結させて、ローラチェーンコンベヤ
2を形成する。本例においては、台部材13には、既に
調理側開閉蓋部材27及び客席側開閉蓋部材38が回動
及び停止可能に取付けられている。
【0034】ローラチェーンコンベヤ2の飲食物搬送台
12は、飲食物を入れた飲食物容器を載せて、ローラチ
ェーンコンベヤ2の移動させることにより、飲食物を入
れた飲食物容器を、例えば調理側又は厨房側から客席側
に送ることができる。客席側で飲食客は、好みの飲食
物、例えば寿司を載せた寿司皿等の飲食物容器を載せた
飲食物搬送台12が手元に送られて来たところで、その
飲食物搬送台12の客席側開閉蓋部材38の把手66を
持って、客席側開閉蓋部材38の蓋部68を開いて飲食
物搬送台12の好みの飲食物の入った飲食物容器4を取
り出して好みの飲食物、例えば寿司を食することができ
る。
【0035】本例において、客席側開閉蓋部材38の突
起45は、調理側開閉蓋部材27の窪み41内に嵌合し
ており、窪み41の前後は幅の狭い溝40となってい
て、突起45の移動に対して抵抗するので、窪み41か
ら外れても、客席側開閉蓋部材38が急速に閉まること
にはならない。客席側開閉蓋部材38を閉めるときは、
把手66を持って把手66を手前に引きさらに引くこと
により、客席側開閉蓋部材38の突起45を調理側開閉
蓋部材27の窪み41から外して、窪み41に隣接する
幅の狭い溝40を通して幅の広い溝39に入り移動して
客席側開閉蓋部材38は閉じられる。飲食物容器が取り
出された飲食物搬送台12は、飲食物容器が載せられな
い侭に、ローラチェン16と共に連続移動する。飲食物
容器が載せられ飲食物容器は、飲食物容器検出領域59
に送られて、光透過型センサ60により飲食物搬送台1
2上に飲食物容器が無いことが検出される。光透過型セ
ンサ60は、飲食物搬送台12に飲食物容器が無いこと
を検出して、案内レール50の下方端部51を案内位置
54に移動させるように、モータ57を駆動する。
【0036】飲食物容器が載せられていない飲食物搬送
台12は、飲食物容器検出領域59から自動開放領域4
9に送られる。自動開放領域49において、該飲食物搬
送台12の案内車48は案内レール50に案内されて上
昇することにより、該飲食物搬送台12の調理側開閉蓋
部材27の蓋部47が自動で開けられる。調理側開閉蓋
部材27の蓋部47が開けられたところで、例えば調理
側で、寿司を載せた皿等の飲食物を入れた飲食物容器を
飲食物搬送台12に載せることができる。寿司等の飲食
物を入れた寿司皿等の飲食物容器を載せた飲食物搬送台
12は、飲食物容器が載せられて蓋部47を開けた侭移
動し、自動閉鎖領域63に移動したところで、案内車4
8は、案内車48の中心から僅かに客席側8寄りの箇所
で、前記案内用押出しローラ64と接触して、調理側1
1の方に押されて自重により下降し、調理側開閉蓋部材
27の蓋部47は閉じられる。本例においては、このよ
うに飲食物搬送台2の調理側開閉蓋部材27は、調理人
が手を触れることなく閉められて、飲食物容器が載せら
れて移動し、客席側に飲食物を提供することができる。
【0037】図12乃至図14に示す実施例は、図1乃
至図11に示した実施例とは異なり、調理側開閉蓋部材
27の蓋部47が、把手69を持って人手により開けら
れ、自動的に閉じられるように構成されている。したが
って、図12乃至図14に示す実施例は、図1乃至図1
1に示した実施例に対して、把手69が形成されている
点、並びに案内車48及び案内レール50を備えていな
い点、並びに光透過型センサを備えていない点で相違し
ている。即ち、本例においては、調理側開閉蓋部材27
の蓋部47の下端部には、図1乃至11の案内車48に
替えて、傾斜部70を有する把手69が設けられてい
る。本例における把手69は、調理側開閉蓋部材27の
蓋部47が閉じられている状態でローラチェーン16の
進行方向前方に向けて、下方に緩く傾斜する傾斜部70
を設けて形成されている。
【0038】本例は以上のように構成されているので、
図1乃至図11に示した実施例と同様に、ローラチェン
16のベントアタッチメント17の引っ掛けピン18
を、ブラケット15の窪み14内に挿通して、飲食物搬
送台12の台部材13をローラチェーン16に牽引可能
に連結させることにより、ローラチェーンコンベヤ2を
形成する。また、ローラチェーンコンベヤ2が移動する
過程で、飲食客は、客席側開閉蓋部材38の把手を持ち
上げて客席側開閉蓋部材38の蓋部68を開いて、飲食
物搬送台12に載置されている例えば寿司を載せた寿司
皿等の飲食物容器(図示されていない)を取り出して飲
食物を食することができる。
【0039】飲食物容器が取り出された飲食物搬送台1
2の客席側開閉蓋部材38の蓋部68は、ローラチェン
16と共に連続して移動する間に閉じられる。飲食物搬
送台12は、調理側に送られ、飲食物容器が載せられて
いない飲食物搬送台12については、調理側開閉蓋部材
27の蓋部47の把手69を持ち上げて、該蓋部47を
開け、寿司等の飲食物を載せた寿司皿等の飲食物容器を
飲食物搬送台12に載せる。飲食物搬送台12に飲食物
容器が載せられて、調理側開閉蓋部材27は、蓋部45
を開けた侭移動し、自動閉鎖領域63に至ったところ
で、把手69が、前記案内用押出しローラ64と接触し
て、把手69の傾斜部70の傾斜に沿って、調理側11
の方に押されて下降し、調理側開閉蓋部材27の蓋部4
5は閉じられる。飲食物搬送台2は、飲食物容器が載せ
られて移動し、客席側に飲食物を提供することができ
る。
【0040】図15乃至図20に示す実施例は、図6乃
至図11に示す実施例とは、蓋部の構成が相違する事例
である。本例においても、飲食物搬送台12の台部材1
3には、そのローラチェーン16の移動方向の前端部及
び後端部に、夫々前記ローラーチェーン16の移動方向
に垂直な方向に延びる側壁部22、及び該側壁部の夫々
の頂部を連結する天井部23を有する覆い部24が一体
に形成されている(図15及び図16参照)。覆い部2
4の側壁部22は、飲食物用容器(図示されていない)
の出し入れが容易となるように、天井部23から両側に
向けて下方に傾斜する傾斜面25を有している。本例に
おいて覆い部24は、台部材13と一体に形成されてい
るが、覆い部24と台部材13を夫々別々に形成し、形
成された覆い部24と台部材13を接合するなどして一
体に形成してもよい。
【0041】本例においては、覆い部24の内側に調理
側開閉蓋部材27が回動可能に取付けられ、覆い部24
の外側に客席側開閉蓋部材38が回動可能に取付けられ
る。本例においては、覆い部24の側壁部22の内側面
70には、調理側開閉蓋部材27を回動及び停止可能に
設けるために、中空軸28が形成され、該中空軸28の
周囲には内面部71から内側に突出る突起72が設けら
れている。また、本例においては、覆い部24の側壁部
22の外側面26には、客席側開閉蓋部材38を回動及
び停止可能に取付けるために、中空軸28の中空部36
が開口しており、該中空部36の周囲には、該中空部3
6を中心とする円弧形状の比較的幅の広い溝29が形成
され、二つの前記幅の広い円弧形状の溝29の対向する
端部間に比較的幅の狭い同心の円弧形状の溝30が形成
され、さらに前記幅の狭い溝30の長軸方向中央部に窪
み31が形成されている(図15及び図16参照)。
【0042】本例においては、調理側開閉蓋部材27の
側壁部32の外側面37には、調理側開閉蓋部材27
が、前記覆い部24の側壁部22の内側に回動及び停止
可能に設けられるために、該外側面37から外側に突出
て中空軸73が形成されており、該中空軸73を中心と
する円弧形状の比較的幅の広い溝39が形成され、前記
幅の広い溝39の端部間に比較的幅の狭い円弧形状の溝
40が形成され、さらに前記幅の狭い溝40の中央部に
窪み41が形成されている。覆い部24の側壁部22の
内側面71に設けられる突起72は、調理側開閉蓋部材
27を覆い部24に回動可能に取付けたときに、調理側
開閉蓋部材27の側壁部32の外側面37に形成されて
いる溝39及び40並びに窪み部41に移動可能及び取
外し可能に係合される。
【0043】本例において、客席側開閉蓋部材38の側
壁部42の内側面43には、該客席側開閉蓋部材38を
覆い部24に回動及び停止可能に取付けたときに、該覆
い部24の円弧形状の溝29及び30並びに窪み31に
移動可能及び係合可能に、突起45が形成されている。
本例において、調理側開閉蓋部材の側壁部32に設けら
れる前記中空軸73は、調理側開閉蓋部材27及び客席
側開閉蓋部材38を、覆い部24の側壁部22に取付け
るときには、覆い部24の中空軸28の中空部36内
に、回動可能及び挿脱可能に挿着され、前記中空部36
及び74内に、客席側開閉蓋部材38の側壁部42の内
側面43に設けられている密実な軸44が、挿脱可能に
挿着される。この場合には、覆い部24の側壁部22の
内側面71に設けられる突起72及び客席側開閉蓋部材
38の側壁部42の内側面43に設けられる突起45
は、覆い部24に調理側開閉蓋部材27及び客席側開閉
蓋部材38が、円滑に回動及び停止可能なように、適宜
の個数に設けらることができる。
【0044】図6乃至図11に示す実施例及び図15乃
至図20に示す実施例においては、共に、覆い部24の
天井部23の両端部は上向きの傾斜面74に形成されて
おり、これに対して、調理側開閉蓋部材27の蓋部47
の上端部及び客席側の開閉蓋部材38の蓋部68の上端
部は共に下向きの傾斜面75に形成されている。これら
の例において、調理側及び客席側の開閉蓋部材27及び
38を閉じたときは、覆い部24の天井部の両側に形成
される上向きの傾斜面74の、夫々対応する側の傾斜面
74の上に、調理側開閉蓋部材27の蓋部47の端部の
下向きの傾斜面75及び客席側開閉蓋部材38の蓋部6
8の端部の下向きの傾斜面75が重なるように載置され
る(図3及び図13参照)。しかし、調理側及び客席側
の開閉蓋部材27及び38を閉じたときに、調理側及び
客席側の開閉蓋部材の蓋部47及び68の上端部が、夫
々対応する覆い部24の天井部23の端部の上に深く重
なるように載置するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明は、一部がカウンターに沿って設
けられているローラチェーンに設けられ、前記第一側壁
部、第二側壁部及び前記第一側壁部の頂部から第二側壁
部の頂部に延びる板部を備える天井部を有する覆い部が
設けられている台部材と、前記台部材の側壁部の一方の
側調理側を覆い案内子を有する第一蓋部材と、前記台部
材の側壁部の反対側客席側を覆う第二蓋部材を有し、該
第一及び第二蓋部材の夫々は、台部材に対して、回動及
び停止可能に配置されており、さらに案内子に係合する
案内レールを設けるので、従来の飲食カウンターに比し
て、簡単な構造で、調理側開閉用の第一蓋部材を開ける
にも、調理人の手を触れる機会を少なくでき、自動的に
調理側開閉蓋部材の蓋部の開閉を容易に行うことがで
き、衛生的であり、寿司等の飲食物の乾燥を極力防止す
ることができ、飲食物の品質の管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラチェーンに飲食物搬送台を取り
付けた飲食カウンターの一実施例について、飲食物搬送
台の客席側及び調理側の蓋部材を共に閉じた状態を一部
破断して示す概略の部分正面断面図である。
【図2】前記図1に示す飲食カウンターの一実施例につ
いて、飲食物搬送台の客席側蓋部材を開いた状態を一部
破断して示す概略の部分正面断面図である。
【図3】前記図1及び図2に示す飲食カウンターの実施
例において、飲食物搬送台の調理側蓋部材を開いた状態
を一部破断して示す概略の部分正面断面図である。
【図4】前記図1、図2及び図3に示す飲食カウンター
の実施例における飲食物搬送台の調理側の蓋部材を開い
た状態について、調理側蓋部材の開閉機構を中心に一部
切欠いて示す概略の部分平面断面図である。
【図5】前記図1乃至図4に示す飲食カウンターの実施
例における飲食物搬送台の調理側蓋部材を開けた状態に
ついて、開閉機構及びローラチェーンへの取付け機構を
中心に一部切欠いて示す概略の側面部分断面図である。
【図6】前記図1乃至図5に示す飲食カウンターの実施
例における台部材の覆い部について、その一部を切欠い
て示す部分正面断面図である。
【図7】前記図6に示す飲食カウンターの実施例におけ
る台部材の覆い部について、その一部を切欠いて示す部
分側面断面図であり、2点鎖線で切断された左部分は、
前記図6に示す台部材の中空軸の中心で上下に切断した
断面を左側から示す部分断面図であり、右部分は、前記
図6を左側から示す図であり、該右部分において、細い
斜線で示す部分は2点鎖線で切欠いた断面である。
【図8】前記図1乃至図5に示す飲食カウンターの実施
例における第一蓋部材について、その一部を2点鎖線の
箇所で切欠いて、その内部の一部断面を示す部分正面断
面図である。
【図9】前記図8に示す飲食カウンターの実施例におけ
る第一蓋部材について、その一部を切欠いて示す部分側
面断面図であり、2点鎖線で切断された左部分は、前記
図8の蓋部材について、蓋部材の断面湾曲形状の蓋部材
の天井部で上下に切断した断面について左側から示す部
分断面図であり、2点鎖線で切断された中央部分は、前
記図8の蓋部材を左側から示す図であり、2点鎖線で切
断した右端の部分は、前記図8の蓋部材の中空軸の中心
で上下に切断した断面を左側から示す部分断面図であ
る。
【図10】前記図1乃至図5に示す飲食カウンターの実
施例における第二蓋部材について示す部分正面図であ
り、内部の構造は鎖線で示されている。
【図11】前記図10に示す飲食カウンターの実施例に
おける第二蓋部材について、その一部を切欠いて左側か
ら示す部分側面断面図であり、左部分は、2点鎖線で切
欠いてその内部構造を示す部分断面図である。
【図12】図1乃至図5に示す本発明の飲食カウンター
の実施例と異なる飲食カウンターの一実施例について、
飲食物搬送台の客席側及び調理側の蓋部材を共に閉じた
状態を一部切欠いて示す概略の部分正面断面図である。
【図13】図12に示す飲食カウンターの実施例につい
て、飲食物搬送台の調理側蓋部材を開いた状態を一部切
欠いて示す概略の部分正面断面図である。
【図14】図12及び図13に示す飲食カウンターの実
施例について、飲食物搬送台の調理側蓋部材を開いた状
態を一部切欠いて示す概略の部分平面断面図である。
【図15】前記図6に示す飲食カウンターの実施例にお
ける台部材とは、異なる構造の台部材の実施例につい
て、その一部を切欠いて示す部分正面断面図でありる。
【図16】前記図15に示す飲食カウンターの実施例に
おける台部材について、その一部を切欠いて示す部分側
面断面図であり、2点鎖線で切断された左部分は、前記
図15に示す台部材の中空軸の中心で上下に切断した断
面を左側から示す部分断面図であり、右部分は、前記図
15を左側から示す図であり、該右部分において、細い
斜線で示す部分は2点鎖線で切欠いた断面である。
【図17】前記図8に示す飲食カウンターの第一蓋部材
とは、異なる構造の第一蓋部材の実施例について、その
一部を2点鎖線の箇所で切欠いて、その内部の一部断面
を示す部分正面断面図である。
【図18】図17に示す飲食カウンターの実施例におけ
る第一蓋部材について、その一部を切欠いて示す部分側
面断面図であり、2点鎖線で切断された左部分は、前記
図8の蓋部材について、蓋部材の断面湾曲形状の蓋部材
の天井部で上下に切断した断面について左側から示す部
分断面図であり、2点鎖線で切断された中央部分は、前
記図8の蓋部材を左側から示す図であり、2点鎖線で切
断した右端の部分は、前記図8の蓋部材の中空軸の中心
で上下に切断した断面を左側から示す部分断面図であ
る。
【図19】図10に示す飲食カウンター第二蓋部材と
は、異なる構造の第二蓋部材について示す部分正面断面
図であり、内部の構造は鎖線で示されている。
【図20】図19に示す飲食カウンターの実施例におけ
る第二蓋部材について、その一部を切欠いて左側から示
す部分側面断面図であり、左部分は、2点鎖線で切欠い
てその内部構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 飲食カウンター 2 ローラチェーンコンベヤ 3 外側ガイドレール 4 内側ガイドレール 5 架台部材 6 板材 7 外側ガイドレール3の外側側壁部 8 客席側 9 給湯用水栓 10 内側ガイドレール4の外側側壁部 11 調理側 12 飲食物搬送台 13 台部材 14 窪み 15 ブラケット 16 ローラチェーン 17 ベントアタッチメント 18 引っ掛けピン 19 ガイドレール3及び4の対向する側面 20 ガイドローラ 21 支持レール 22 側壁部 23 天井部 24 覆い部 25 傾斜部 26 覆い部24の側壁部22の外側面 27 調理側開閉蓋部材 28、34、73 中空軸 29、39 比較的幅の広い円弧形状の溝 30、40 比較的幅の狭い円弧形状の溝 31、41 窪み 32 調理側開閉蓋部材27の側壁部 33 調理側開閉蓋部材27の側壁部32の内側面 35、45 突起 36、46、74 中空軸の中空部 37 調理側開閉蓋部材27の側壁部32の外側面 38 客席側開閉蓋部材 42 客席側開閉蓋部材38の側壁部 43 客席側開閉蓋部材38の側壁部42の内側面 44 密実な軸 47 調理側開閉蓋部材の蓋部 48 案内車 49 自動開放領域 50 案内レール 51 案内レール50の下方端部 52 案内レール50の上方端部 53 案内車48の軸 54 案内位置 55 案内待機位置 56 揺動支持部材 57 モータ 58 モータ57の回転軸 59 飲食物容器検出領域 60 光透過型センサ 61 光源側 62 受光側 63 案内車48の自動下降領域 64 案内車押出しローラ 65 蓋閉じ用腕部材 66、69 把手 67 把手押さえ具 68 客席側開閉蓋部材38の蓋部 70 把手69の傾斜部 71 覆い部24の側壁部22の内側面 72 突起 73 蓋部47から側壁部22外側に垂れ下がる庇状部 74 上向き傾斜面 75 下向き傾斜面

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合用のアタッチメントを備える無端に
    形成されているローラチェーンと、下面に設けられて、
    前記ローラチェーンに設けられているアタッチメントに
    係脱可能に係合する係合部、前記ローラーチェーンの進
    行方向に交差して前方及び後方の側部に夫々立設されて
    いる第一及び第二側壁部、前記第一及び第二側壁部の夫
    々の外側の相対応する箇所に、夫々形成されている第一
    回転手段及び第一係合手段、並びに前記第一側壁部の頂
    部から第二側壁部の頂部に延びる天井部を備える台部材
    と、前記台部材の第一側壁部から第二側壁部までの長さ
    以上の長さを有する蓋部、及び該蓋部の両端部から夫々
    下方に延びて形成されている支持壁部、並びに該支持壁
    部の夫々の内側に形成されて、前記第一回転手段に係合
    する第二回転手段、及び前記第一係合手段に係合する第
    二係合手段を備える蓋部材とを備えており、前記蓋部材
    の前記第二回転手段及び第二係合手段が、夫々対応する
    前記台部材の両側壁部の第一回転手段及び第一係合手段
    に係合されて、該台部材に、蓋部材が回動及び停止可能
    に取付けられていることを特徴とする飲食物搬送台を備
    えるローラチェーンコンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 係合用のアタッチメントを備える無端に
    形成されているローラチェーンと、下面に設けられて、
    前記ローラチェーンに設けられているアタッチメントに
    係脱可能に係合する係合部、前記ローラーチェーンの進
    行方向に交差して前方及び後方の側部に夫々立設されて
    いる第一及び第二側壁部、前記第一及び第二側壁部の外
    側の相対応する箇所に、夫々形成されている第一の回転
    手段及び第一の係合手段、前記第一及び第二側壁部の内
    側の相対応する箇所に夫々形成されている第三の回転手
    段及び第三の係合手段、並びに前記第一側壁部の頂部か
    ら第二側壁部の頂部に延びる天井部を備える台部材と、
    前記台部材の第一側壁部から第二側壁部までの長さ以上
    の長さを有する第一の蓋部、該第一蓋部の両端部から夫
    々下方に延びて形成されている第一の支持壁部、並びに
    該第一の支持壁部の夫々の内側に形成されて、前記第一
    の回転手段に係合する第二の回転手段、及び前記第一の
    係合手段に係合する第二の係合手段が設けられている第
    一の蓋部材と、前記台部材の第一側壁部及び第二側壁部
    間の少なくとも一部を覆う大きさを有する第二の蓋部、
    該第二蓋部の両端部に端部を接続して夫々下方に延びて
    形成されている第二の支持壁部、並びに該第二の支持壁
    部の夫々の外側に形成されて、前記第三の回転手段に係
    合可能の第四の回転手段及び前記第三の係合手段に係合
    可能の第四の係合手段が設けられている第二の蓋部材
    と、前記第一蓋部材の前記第二の回転手段及び第二の係
    合手段の夫々が、夫々対応する前記台部材の両側壁部の
    前記第一の回転手段及び第一の係合手段に係合されて、
    該台部材に、前記第一の蓋部材が回動及び停止可能に取
    付けられており、前記第二の蓋部材の前記第四の回転手
    段及び第四の係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部
    材の両側壁部の第三の回転手段に係合されて、前記台部
    材に、前記第二の蓋部材が回動及び停止可能に取付けら
    れていることを特徴とする飲食物搬送台を備えるローラ
    チェーンコンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 係合用のアタッチメントを備える無端に
    形成されているローラチェーンと、下面に設けられて、
    前記ローラチェーンに設けられているアタッチメントに
    係脱可能に係合する係合部、前記ローラーチェーンの進
    行方向に交差して前方及び後方の側部に夫々立設される
    第一及び第二側壁部、前記第一及び第二側壁部の外側の
    相対応する箇所に、夫々形成されている第一回転手段及
    び第一係合手段、並びに前記第一側壁部の頂部から前記
    第二側壁部の頂部に延びる天井部を備える台部材と、前
    記台部材の第一側壁部から第二側壁部までの長さ以上の
    長さを有する第一蓋部、及び該第一蓋部の両端部から夫
    々下方に延びて形成されている第一支持壁部、該第一支
    持壁部の夫々の内側に形成されて、前記第一回転手段に
    係合する第二回転手段及び前記第一係合手段に係合する
    第二係合手段、並びにその内側に第三回転手段及び第三
    係合手段が設けられている第一蓋部材と、前記第一蓋部
    材の一方の第一支持壁部から他方の第一支持壁部までの
    長さ以上の長さを有する第二蓋部、及び該第二蓋部の両
    端部から夫々下方に延びて形成されている第二支持壁
    部、該第二支持壁部の夫々の内側に形成されて、前記第
    三回転手段に係合可能な第四回転手段、及び第三係合手
    段に係合可能の第四係合手段が設けられている第二蓋部
    材とを備えており、前記第一蓋部材の前記第二回転手段
    及び第二係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部材の
    両側壁部の前記第一回転手段及び第一係合手段に係合さ
    れて、該台部材に、前記第一蓋部材が回動及び停止可能
    に取付けられており、前記第二蓋部材の前記第四回転手
    段及び第四係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部材
    の両側壁部の第三回転手段及び第三係合手段に係合され
    て、前記第二蓋部材が、前記第第一蓋部材に回動及び停
    止可能に取付けられていることを特徴とする飲食物搬送
    台を備えるローラチェーンコンベヤ装置。
  4. 【請求項4】 係合用のアタッチメントを備える無端に
    形成されているローラチェーンと、下面に設けられて、
    前記ローラチェーンに設けられているアタッチメントに
    係脱可能に係合する係合部、前記ローラーチェーンの進
    行方向に交差して前方及び後方の側部に夫々立設されて
    いる第一及び第二側壁部、前記第一及び第二側壁部の外
    側の相対応する箇所に、夫々形成されている第一の回転
    手段及び第一の係合手段、前記第一及び第二側壁部の内
    側の相対応する箇所に夫々形成されている第三の回転手
    段及び第三の係合手段、並びに前記第一側壁部の頂部か
    ら第二側壁部の頂部に延びる天井部を備える台部材と、
    前記台部材の第一側壁部から第二側壁部までの長さ以上
    の長さを有し、外側面に把手が突き出て設けられている
    第一の蓋部、該第一蓋部の両端部から夫々下方に延びて
    形成されている第一の支持壁部、並びに該第一の支持壁
    部の夫々の内側に形成されて、前記第一の回転手段に係
    合する第二の回転手段、及び前記第一の係合手段に係合
    する第二の係合手段が設けられている第一の蓋部材と、
    前記台部材の第一側壁部及び第二側壁部間の少なくとも
    一部を覆う大きさを有し、外側面に案内子が突き出て設
    けられている第二の蓋部、該第二蓋部の両端部に端部を
    接続して夫々下方に延びて形成されている第二の支持壁
    部、並びに該第二の支持壁部の夫々の外側に形成され
    て、前記第三の回転手段に係合可能の第四の回転手段及
    び前記第三の係合手段に係合可能の第四の係合手段が設
    けられている第二の蓋部材と、前記案内子に係合する位
    置に端部が設けられ、ローラチェーン側に傾斜する案内
    面を備える案内部材とを備えており、前記第一蓋部材の
    前記第二の回転手段及び第二の係合手段の夫々が、夫々
    対応する前記台部材の両側壁部の前記第一の回転手段及
    び第一の係合手段に係合されて、該台部材に、前記第一
    の蓋部材が回動及び停止可能に取付けられており、前記
    第二の蓋部材の前記第四の回転手段及び第四の係合手段
    の夫々が、夫々対応する前記台部材の両側壁部の第三の
    回転手段に係合されて、前記台部材に、前記第二の蓋部
    材が回動及び停止可能に取付けられていることを特徴と
    する飲食物搬送台を備えるローラチェーンコンベヤ装
    置。
  5. 【請求項5】 係合用のアタッチメントを備える無端に
    形成されているローラチェーンと、下面に設けられて、
    前記ローラチェーンに設けられているアタッチメントに
    係脱可能に係合する係合部、前記ローラーチェーンの進
    行方向に交差して前方及び後方の側部に夫々立設されて
    いる第一及び第二側壁部、前記第一及び第二側壁部の外
    側の相対応する箇所に、夫々形成されている第一の回転
    手段及び第一の係合手段、前記第一及び第二側壁部の内
    側の相対応する箇所に夫々形成されている第三の回転手
    段及び第三の係合手段、並びに前記第一側壁部の頂部か
    ら第二側壁部の頂部に延びる天井部を備える台部材と、
    前記台部材の第一側壁部から第二側壁部までの長さ以上
    の長さを有し、外側面に案内子が突き出て設けられてい
    る第一の蓋部、該第一蓋部の両端部から夫々下方に延び
    て形成されている第一の支持壁部、並びに該第一の支持
    壁部の夫々の内側に形成されて、前記第一の回転手段に
    係合する第二の回転手段、及び前記第一の係合手段に係
    合する第二の係合手段が設けられている第一蓋部材と、
    前記第一蓋部材の一方の第一支持壁部から他方の第一支
    持壁部までの長さ以上の長さを有し、外側面に把手が突
    き出て設けられている第二の蓋部、該第二蓋部の両端部
    に端部を接続して夫々下方に延びて形成されている第二
    の支持壁部、並びに該第二の支持壁部の夫々の外側に形
    成されて、前記第三の回転手段に係合可能の第四の回転
    手段及び前記第三の係合手段に係合可能の第四の係合手
    段が設けられている第二の蓋部材と、前記案内子に係合
    する位置に端部が設けられ、ローラチェーン側に傾斜す
    る案内面を備える案内部材とを備えており、前記第一蓋
    部材の前記第二の回転手段及び第二の係合手段の夫々
    が、夫々対応する前記台部材の両側壁部の前記第一の回
    転手段及び第一の係合手段に係合されて、該台部材に、
    前記第一の蓋部材が回動及び停止可能に取付けられてお
    り、前記第二の蓋部材の前記第四の回転手段及び第四の
    係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部材の両側壁部
    の第三の回転手段に係合されて、前記台部材に、前記第
    二の蓋部材が回動及び停止可能に取付けられていること
    を特徴とする飲食物搬送台を備えるローラチェーンコン
    ベヤ装置。
  6. 【請求項6】 第一係合部は、第一回転手段の周囲に、
    第一回転手段の回転中心を中心とする円弧状の溝を有
    し、前記円弧状の溝内に停止位置に対応する間隔で窪み
    を有しており、第二係合部は、前記第一係合部の円弧状
    の溝の円弧の中心からの距離に対応する該中心位置から
    の距離で、且つ前記第一係合部の窪み相互の間隔に対応
    する間隔で前記窪みに嵌合可能の突起を有していること
    を特徴とする請求項1に記載の飲食物搬送台を備えるロ
    ーラチェーンコンベヤ装置。
  7. 【請求項7】 第一係合部は、第一回転手段の周囲に、
    該第一回転手段を中心とする円弧状の溝を有し、前記溝
    内に第一蓋部材の停止位置に対応する間隔で窪みを有し
    ており、第二係合部は、第二回転手段の周囲に、前記第
    一係合部の円弧状の溝の円弧の中心からの距離に対応す
    る該中心位置からの距離で、且つ前記第一係合部の窪み
    に嵌合可能の一以上の突起を有しており、第三係合部
    は、第三回転手段の周囲に、前記第一係合部の円弧状の
    溝と同心の円弧状の溝を有し、前記溝内に第二蓋部材の
    停止位置に対応する間隔で窪みを有しており、第四係合
    部は、第四回転手段の周囲に、第三係合部の円弧状の溝
    の該円弧の中心からの距離に対応する該中心位置からの
    距離で、且つ第三係合部の窪みに嵌合可能の一以上の突
    起を有していることを特徴とする請求項3又は5に記載
    の飲食物搬送台を備えるローラチェーンコンベヤ装置。
  8. 【請求項8】 第一係合部は、第一回転手段の周囲に、
    該第一回転手段を中心とする円弧状の溝を有し、前記溝
    内に第一の蓋部材の停止位置に対応する間隔で窪みを有
    しており、第二の係合部は、第二の回転手段の周囲に、
    前記第一係合部の円弧状の溝の円弧の中心からの距離に
    対応する該中心位置からの距離で、且つ前記第一係合部
    の窪みに嵌合可能の一以上の突起を有しており、第四の
    係合部は、第四の回転手段の周囲に、前記第一係合部の
    円弧状の溝と同心の円弧状の溝を有し、前記溝内に第二
    の蓋部材の停止位置に対応する間隔で窪みを有してお
    り、第三の係合部は、第三の回転手段の周囲に、第四の
    係合部の円弧状の溝の該円弧の中心からの距離に対応す
    る該中心位置からの距離で、且つ第四の係合部の窪みに
    嵌合可能の一以上の突起を有していることを特徴とする
    請求項2又は請求項4に記載の飲食物搬送台を備えるロ
    ーラチェーンコンベヤ装置。
  9. 【請求項9】 一方のガイドレールに客席用カウンター
    が設けられ、他方のガイドレールが調理側に設けられて
    いる二つのガイドレール間に沿って設けられており、係
    合用のアタッチメントを備える無端に形成されているロ
    ーラチェーンと、下面に設けられて、前記ローラチェー
    ンに設けられているアタッチメントに係脱可能に係合す
    る係合部、前記ローラーチェーンの進行方向に交差して
    前方及び後方の側部に夫々立設されている第一及び第二
    側壁部、前記第一及び第二側壁部の外側の相対応する箇
    所に、夫々形成されている第一の回転手段及び第一の係
    合手段、前記第一及び第二側壁部の内側の相対応する箇
    所に夫々形成されている第三の回転手段及び第三の係合
    手段、並びに前記第一側壁部の頂部から第二側壁部の頂
    部に延びる天井部を備える台部材と、前記台部材の第一
    側壁部から第二側壁部までの長さ以上の長さを有し、外
    側面に把手が突き出て設けられている第一の蓋部、該第
    一蓋部の両端部から夫々下方に延びて形成されている第
    一の支持壁部、並びに該第一の支持壁部の夫々の内側に
    形成されて、前記第一の回転手段に係合する第二の回転
    手段、及び前記第一の係合手段に係合する第二の係合手
    段が設けられている第一の蓋部材と、前記台部材の第一
    側壁部及び第二側壁部間の少なくとも一部を覆う大きさ
    を有し、外側面に案内子が突き出て設けられている第二
    の蓋部、該第二蓋部の両端部に端部を接続して夫々下方
    に延びて形成されている第二の支持壁部、並びに該第二
    の支持壁部の夫々の外側に形成されて、前記第三の回転
    手段に係合可能の第四の回転手段及び前記第三の係合手
    段に係合可能の第四の係合手段が設けられている第二の
    蓋部材と、前記案内子に係合する位置に端部が設けら
    れ、ローラチェーン側に傾斜する案内面を備える案内部
    材とを備えており、前記第一蓋部材の前記第二の回転手
    段及び第二の係合手段の夫々が、夫々対応する前記台部
    材の両側壁部の前記第一の回転手段及び第一の係合手段
    に係合されて、該台部材に、前記第一の蓋部材が回動及
    び停止可能に取付けられており、前記第二の蓋部材の前
    記第四の回転手段及び第四の係合手段の夫々が、夫々対
    応する前記台部材の両側壁部の第三の回転手段に係合さ
    れて、前記台部材に、前記第二の蓋部材が回動及び停止
    可能に取付けられていることを特徴とする飲食物搬送台
    を備える飲食カウンター。
  10. 【請求項10】 一方のガイドレールに客席用カウンタ
    ーが設けられ、他方のガイドレールが調理側に設けられ
    ている二つのガイドレール間に沿って設けられており、
    係合用のアタッチメントを備える無端に形成されている
    ローラチェーンと、下面に設けられて、前記ローラチェ
    ーンに設けられているアタッチメントに係脱可能に係合
    する係合部、前記ローラーチェーンの進行方向に交差し
    て前方及び後方の側部に夫々立設されている第一及び第
    二側壁部、前記第一及び第二側壁部の外側の相対応する
    箇所に、夫々形成されている第一の回転手段及び第一の
    係合手段、前記第一及び第二側壁部の内側の相対応する
    箇所に夫々形成されている第三の回転手段及び第三の係
    合手段、並びに前記第一側壁部の頂部から第二側壁部の
    頂部に延びる天井部を備える台部材と、前記台部材の第
    一側壁部から第二側壁部までの長さ以上の長さを有し、
    外側面に案内子が突き出て設けられている第一の蓋部、
    該第一蓋部の両端部から夫々下方に延びて形成されてい
    る第一の支持壁部、並びに該第一の支持壁部の夫々の内
    側に形成されて、前記第一の回転手段に係合する第二の
    回転手段、及び前記第一の係合手段に係合する第二の係
    合手段が設けられている第一蓋部材と、前記第一蓋部材
    の一方の第一支持壁部から他方の第一支持壁部までの長
    さ以上の長さを有し、外側面に把手が突き出て設けられ
    ている第二の蓋部、該第二蓋部の両端部に端部を接続し
    て夫々下方に延びて形成されている第二の支持壁部、並
    びに該第二の支持壁部の夫々の外側に形成されて、前記
    第三の回転手段に係合可能の第四の回転手段及び前記第
    三の係合手段に係合可能の第四の係合手段が設けられて
    いる第二の蓋部材と、前記案内子に係合する位置に端部
    が設けられ、ローラチェーン側に傾斜する案内面を備え
    る案内部材とを備えており、前記第一蓋部材の前記第二
    の回転手段及び第二の係合手段の夫々が、夫々対応する
    前記台部材の両側壁部の前記第一の回転手段及び第一の
    係合手段に係合されて、該台部材に、前記第一の蓋部材
    が回動及び停止可能に取付けられており、前記第二の蓋
    部材の前記第四の回転手段及び第四の係合手段の夫々
    が、夫々対応する前記台部材の両側壁部の第三の回転手
    段に係合されて、前記台部材に、前記第二の蓋部材が回
    動及び停止可能に取付けられていることを特徴とする飲
    食物搬送台を備える飲食カウンター。
  11. 【請求項11】 第一係合部は、第一回転手段の周囲
    に、該第一回転手段を中心とする円弧状の溝を有し、前
    記溝内に第一蓋部材の停止位置に対応する間隔で窪みを
    有しており、第二係合部は、第二回転手段の周囲に、前
    記第一係合部の円弧状の溝の円弧の中心からの距離に対
    応する該中心位置からの距離で、且つ前記第一係合部の
    窪みに嵌合可能の一以上の突起を有しており、第三係合
    部は、第三回転手段の周囲に、前記第一係合部の円弧状
    の溝と同心の円弧状の溝を有し、前記溝内に第二蓋部材
    の停止位置に対応する間隔で窪みを有しており、第四係
    合部は、第四回転手段の周囲に、第三係合部の円弧状の
    溝の該円弧の中心からの距離に対応する該中心位置から
    の距離で、且つ第三係合部の窪みに嵌合可能の一以上の
    突起を有していることを特徴とする請求項9に記載の飲
    食物搬送台を備える飲食カウンター。
  12. 【請求項12】 第一係合部は、第一回転手段の周囲
    に、該第一回転手段を中心とする円弧状の溝を有し、前
    記溝内に第一の蓋部材の停止位置に対応する間隔で窪み
    を有しており、第二の係合部は、第二の回転手段の周囲
    に、前記第一係合部の円弧状の溝の円弧の中心からの距
    離に対応する該中心位置からの距離で、且つ前記第一係
    合部の窪みに嵌合可能の一以上の突起を有しており、第
    四の係合部は、第四の回転手段の周囲に、前記第一係合
    部の円弧状の溝と同心の円弧状の溝を有し、前記溝内に
    第二の蓋部材の停止位置に対応する間隔で窪みを有して
    おり、第三の係合部は、第三の回転手段の周囲に、第四
    の係合部の円弧状の溝の該円弧の中心からの距離に対応
    する該中心位置からの距離で、且つ第四の係合部の窪み
    に嵌合可能の一以上の突起を有していることを特徴とす
    る請求項10に記載の飲食物搬送台を備える飲食カウン
    ター。
JP14700497A 1997-04-30 1997-04-30 飲食物搬送台を備えるローラチェーンコンベヤ装置及びそれを備える飲食カウンター Pending JPH10295521A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6260694B1 (en) * 1997-11-19 2001-07-17 Ishino Seisakusyo Co., Inc. Food and drink circulating conveyer passage provided with opening and closing doors

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6260694B1 (en) * 1997-11-19 2001-07-17 Ishino Seisakusyo Co., Inc. Food and drink circulating conveyer passage provided with opening and closing doors

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