JPH09327364A - 飲食カウンター用取付け窓枠部材及び該窓枠部材を備える飲食カウンター並びにその取付け方法 - Google Patents

飲食カウンター用取付け窓枠部材及び該窓枠部材を備える飲食カウンター並びにその取付け方法

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JPH09327364A
JPH09327364A JP18528696A JP18528696A JPH09327364A JP H09327364 A JPH09327364 A JP H09327364A JP 18528696 A JP18528696 A JP 18528696A JP 18528696 A JP18528696 A JP 18528696A JP H09327364 A JPH09327364 A JP H09327364A
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JP
Japan
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food
window
frame member
drink
chain conveyor
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JP18528696A
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English (en)
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Muraichi Ishino
邑一 石野
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ISHINO SANGYO KK
Original Assignee
ISHINO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、簡単に取付け及び取外しを行
うことができる飲食カウンターに取り付け用の窓枠部材
及び製造費及び維持費が比較的低廉な開閉扉を備える飲
食カウンターを提供する 【解決手段】 フラットトップチェーンコンベヤ上方を
覆って覆体が設けられている飲食カウンターの覆体壁面
に取付け可能に形成されている取付け部を上部に有し、
中央部に窓孔を有し、飲食カウンターのフラットトップ
チェーンコンベヤの外側に形成されているガイドレール
外壁面に取付け可能に形成されている取付け部を下部に
有する支持枠部材と、該窓孔内に開閉可能に設けられて
いる透明板状窓戸部材とを備えている飲食カウンター用
取付け窓枠部材及び該窓枠部材を備えることにより包囲
体が形成された飲食カウンターにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、客席側が開放されてい
る飲食カウンターについて、客席側に開閉窓部材を取り
付けて、飲食物搬送用コンベヤ回路を覆うことができる
飲食カウンター用の取付け窓枠部材に関し、特に、取付
け窓枠部材を客席側に、比較的簡単且つ容易に、さらに
少ない経費で取付けて、客席側が開放されている飲食カ
ウンターを、包囲体を備える飲食カウンターに改良する
ことができる取付け窓枠部材に関する。また、本発明
は、飲食物移送用コンベヤ回路を形成するのコンベヤを
備え、飲食物移送回路側と飲食用テーブル側を仕切る、
飲食カウンター用の窓枠部材を備える包囲体に関し、特
別に動力を要することなく開閉でき、自動的に緩慢に閉
めることができる飲食カウンター用の包囲体に関する。
さらに、本発明は、既設の飲食カウンターに包囲体を形
成する方法に関し、特に、既設の覆体を有する飲食カウ
ンターに、取付け窓枠部材を取り付け包囲体を形成する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】飲食物移送用コンベヤを備えた飲食カウ
ンターは、飲食物をコンベヤにより例えば、循環移送
し、一方、例えば、飲食カウンターのカウンターテーブ
ルの周囲に座席を占めた飲食客は、飲食物移送用コンベ
ヤによって送られて来る食べ物、例えば寿司、焼肉用生
肉、野菜、果物等を取り出して、食するようになってい
るので、従来店員が行っていた飲食客に飲食物を運搬す
るなどのサービスを機械により行うことができ、飲食店
での省力化を助けて、広汎に使用されている。
【0003】このような飲食カウンターにおいては、コ
ンベヤで搬送される寿司、焼肉用生肉等の食べ物への、
ほこりや虫や唾等の付着を防止し、且つ食べ物の乾燥を
防止して、食べ物の風味を保って、衛生的に移送させる
ために、食べ物移送用のコンベヤ上を覆って透明窓部を
備える包囲体が設けられている。このように包囲体を設
けた飲食カウンターにあっては、飲食物の取り出し用の
透明窓部は、左右方向に開閉する引き戸形式の開閉扉或
いは上下方向に開閉する引き戸形式の開閉扉が設けられ
ており、飲食カウンター前方にセンサを設けて、飲食客
がテーブルに着席するのを感知して、自動的に開閉を開
放するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合、飲
食カウンター側壁部の限られた空間内に、上下又は左右
に開閉動作する開閉扉の作動機構を配置させなければな
らず、また、開閉扉の作動を円滑にさせるには、上下又
は左右の開閉扉を同時に開閉方向に移動させることが必
要であり、そのために、従来の飲食カウンターにおいて
は、移動機構には、多くのリンクと多くの歯車が設けら
れて、その機構は複雑になり、また大掛かりとなって、
それに要する費用も高く、また、場所を多く要し問題で
あった。また、このような複雑な機構の開閉扉は、スイ
ッチ等を操作することにより、扉の開閉を行うものであ
るから、飲食客が閉め忘れた場合は、開けた侭となり、
また例えば、幼い子供が誤って開閉扉の開閉を行った場
合、指などを挟む危険があり、問題とされている。
【0005】さらに、開閉扉を備えない従来の飲食カウ
ンターにあっては、未だ使用できる従来形式の飲食カウ
ンターを廃棄して、高価な開閉扉を備える飲食カウンタ
ーを購入しなければならず、経済的に問題である。本発
明は、従来の飲食カウンターにおける開閉扉に係るこれ
らの問題点を解消することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、機構が簡単
で、簡単に取付け及び取外しを行うことができる飲食カ
ウンターに取り付け用の窓枠部材を提供すると共に、場
所を要することなく、しかも、製造費及び維持費が比較
的低廉な開閉扉を備える飲食カウンターを提供すること
を目的としている。
【0007】即ち、本発明は、フラットトップチェーン
コンベヤ上方を覆って覆体が設けられている飲食カウン
ターの覆体の壁面に取付け可能に形成されている取付け
部を上部に有し、中央部に窓孔を有し、飲食カウンター
のフラットトップチェーンコンベヤの外側に形成されて
いるガイドレール外壁面に取付け可能に形成されている
取付け部を下部に有する支持枠部材と、該窓孔内に開閉
可能に設けられている窓戸部材とを備えていることを特
徴とする飲食カウンター用取付け窓枠部材にあり、ま
た、本発明は、上部に、フラットトップチェーンコンベ
ヤ上方を覆って覆体が設けられている飲食カウンターの
覆体壁面に取付け可能に形成されている取付け部を有
し、中央部に窓孔を有し、下部に、飲食カウンターのフ
ラットトップチェーンコンベヤの外側に形成されている
ガイドレール外壁面に取付け可能に形成されている取付
け部を有する支持枠部材と、該窓孔内に開閉可能に設け
られている窓戸部材と、該透明窓戸部材に一方の端部が
取付けられ、他方の端部が支持枠部材に取付けられて、
透明窓戸部材を支持枠部材に対し回動可能に支持する支
持軸部材とを備えていることを特徴とする飲食カウンタ
ー用取付け窓枠部材にある。
【0008】さらに、本発明は、上部に、フラットトッ
プチェーンコンベヤ上方を覆って覆体が設けられている
飲食カウンターの覆体壁面に取付け可能に形成されてい
る取付け部を有し、中央部に窓孔を有し、前記飲食カウ
ンターのフラットトップチェーンコンベヤの外側に形成
されているガイドレール外壁面に取付け可能に形成され
ている取付け部を下部に有する支持枠部材と、前記窓孔
を覆う輪郭を有して、開閉可能に設けられている透明窓
戸部材と、一方向に傾斜している透明窓戸部材移動路と
を備えることを特徴とする飲食カウンター用取付け窓枠
部材にあり、また、本発明は、上部に、フラットトップ
チェーンコンベヤ上方を覆って覆体が設けられている飲
食カウンターの覆体壁面に取付け可能に形成されている
取付け部を有し、中央部に窓孔を有し、下部に、飲食カ
ウンターのフラットトップチェーンコンベヤの外側に形
成されているガイドレール外壁面に取付け可能に形成さ
れている取付け部を有する支持枠部材と、前記窓孔内に
配設される透明板状窓戸部材と、前記透明板状窓戸部材
又は支持枠部材の何れか一方に設けられるロータリーダ
ンパーと、一方の端部がロータリーダンパーに取付けら
れ、他方の端部が、前記ロータリーダンパーが取付けら
れていない前記透明板状窓戸部材又は支持枠部材に取付
けられて、透明板状窓戸部材を支持枠部材に対しロータ
リーダンパーを介して回動可能に支持する支持軸部材と
を備えていることを特徴とする飲食カウンター用取付け
窓枠部材にある。
【0009】本発明は、フラットトップチェーンコンベ
ヤ上方を覆って覆体が設けられている飲食カウンターに
おいて、飲食カウンターの覆体の壁面に取付け可能に形
成されている取付け部を上部に有し、中央部に窓孔を有
し、飲食カウンターのフラットトップチェーンコンベヤ
の外側に形成されているガイドレール外壁面に取付け可
能に形成されている取付け部を下部に有する支持枠部材
と、該窓孔内に開閉可能に設けられている透明窓戸部材
とを有する窓枠部材を備えていることを特徴とする包囲
体を備える飲食カウンターにあり、また本発明は、飲食
用テーブルに沿って飲食物移送用フラットトップチェー
ンコンベヤを備えている飲食カウンターにおいて、飲食
物移送用のフラットトップチェーンコンベヤ上方を覆っ
て設けられている覆体と、該覆体壁面に上部取付け部が
取付けられ、中央部に窓孔を有し、前記飲食カウンター
のフラットトップチェーンコンベヤの外側に形成されて
いるガイドレール外壁面に取付け可能に形成されている
取付け部を下部に有する支持枠部材と、前記窓孔内に開
閉可能に設けられている透明窓戸部材と、該透明窓戸部
材に一方の端部が取付けられ、他方の端部が支持枠部材
に取付けられて、透明窓戸部材を支持枠部材に対し回動
可能に支持する支持軸部材を備えていることを特徴とす
る包囲体を備える飲食カウンターにあり、また本発明
は、飲食用テーブルに沿って飲食物移送用フラットトッ
プチェーンコンベヤを備えている飲食カウンターにおい
て、飲食物移送用のフラットトップチェーンコンベヤ上
方を覆って設けられている覆体と、該覆体壁面に上部取
付け部が取付けられ、中央部に窓孔を有し、前記飲食カ
ウンターのフラットトップチェーンコンベヤの外側に形
成されているガイドレール外壁面に下部取付け部が取付
けられ、前記窓孔を覆う輪郭を有する透明窓戸部材と、
一方向に傾斜している透明窓戸部材移動路が形成されて
いる窓枠部材を備えることを特徴とする飲食カウンター
にあり、さらにまた、本発明は、飲食用テーブルに沿っ
て飲食物移送用フラットトップチェーンコンベヤを備え
ている飲食カウンターにおいて、飲食物移送用のフラッ
トトップチェーンコンベヤ上方を覆って設けられている
覆体と、該覆体壁面に上部取付け部が取付けられ、中央
部に窓孔を有し、前記飲食カウンターのフラットトップ
チェーンコンベヤの外側に形成されているガイドレール
外壁面に取付け可能に形成されている取付け部を下部に
有する支持枠部材と、前記窓孔内に配設される透明板状
窓戸部材と、前記透明板状窓戸部材又は支持枠部材の何
れか一方に設けられるロータリーダンパーと、一方の端
部がロータリーダンパーに取付けられ、他方の端部が、
前記ロータリーダンパーが取付けられていない前記透明
板状窓戸部材又は支持枠部材に取付けられて、透明板状
窓戸部材を支持枠部材に対しロータリーダンパーを介し
て回動可能に支持する支持軸部材とを備えていることを
特徴とする包囲体を備える飲食カウンターにある。ま
た、本発明は、飲食用テーブルに沿って飲食物移送用フ
ラットトップチェーンコンベヤを備え、該フラットトッ
プチェーンコンベヤの両側にガイドレールが設けられ、
該フラットトップチェーンコンベヤの上方を覆って覆体
が設けられている飲食カウンターの覆体の側面及び該フ
ラットトップチェーンコンベヤのガイドレールの外側壁
面に、夫々止め孔を形成し、取付け窓枠部材の上部取付
け部及び下部取付け部の夫々の止め孔を、対応する前記
覆体の側面の止め孔及びガイドレールの外側壁面の止め
孔に合わせて留め具を通して、取付け窓枠部材を前記飲
食カウンターに取り付けて飲食カウンターに包囲体を形
成することを特徴とする包囲体を備える飲食カウンター
の製造方法にあり、さらに本発明は、飲食用テーブルに
沿って飲食物移送用フラットトップチェーンコンベヤを
備え、該フラットトップチェーンコンベヤの両側にガイ
ドレールが設けられ、該フラットトップチェーンコンベ
ヤの上方を覆って覆体が設けられている飲食カウンター
が既設であり、取付け窓枠部材が新設であり、新設の取
付け窓枠部材を既設の飲食カウンターの覆体に取付け
て、既設の飲食カウンターに包囲体特徴とすることを特
徴とする包囲体を備える飲食カウンターの製造方法にあ
る。
【0010】本発明において、飲食カウンターは、飲食
物搬送用コンベヤを備えており、該コンベヤを覆って覆
体が設けられている。本発明において、飲食カウンター
用取付け窓枠部材は、その上端を覆体の壁面に取付け、
下端を飲食カウンターの飲食物搬送用のフラットトップ
チェーンコンベヤのガイドレールの外壁面に取付けて、
飲食カウンターに取付けられる。本発明において、取り
付け用窓枠部材は支持枠部材と透明板状窓戸部材とで形
成されており、透明の用語は、包囲体内の物が明瞭に見
えることが好ましいが、僅かにでも見えれば足りる、透
明及び半透明の光学材料を包含する。本発明において、
包囲体の用語は、少なくとも一個の透明板状窓戸部材を
備える取り付け用窓枠部材を取付けることにより、飲食
カウンターのクレセントチェーンコンベヤの周囲を外部
と隔離可能に覆って形成されるものであり、互いに分離
又は接続可能のユニットに形成された包囲体ユニットを
意味する、本発明において、支持枠部材は全体を一体に
形成されるが、例えば上部枠部材と下部枠部材を別体に
組み合わせて、一体に形成されたものを包含する。
【0011】この取付けを簡単にするために、取付け窓
枠部材の下端部は、窓枠部材が取付けられるガイドレー
ルの外壁面に見合った形状に形成される。ガイドレール
の外壁面の一部に傾斜面が形成されている場合には、取
付け窓枠部材の下端部は傾斜面に取付けるのが好まし
い。このように傾斜面に取付け窓枠部材を取付ける場合
には、取付け窓枠部材の下端部を、ガイドレールの傾斜
面に倣った角度に傾斜し傾斜面に形成し、取り付け時に
該窓枠部材の下端部をガイドレールの傾斜面上を上下方
向に滑らせることにより、取付け窓枠部材の高さを適宜
調節できることになる。取付け窓枠部材は、その下端部
を、ガイドレール外壁面上に固定できるように、チェー
ンコンベヤ側に曲げて形成することができ、ガイドレー
ルの外壁側面に取付けることができるように、平面状に
形成することもできる。
【0012】取付け窓枠部材の上端部は、一般に覆体の
側壁外面に倣って平坦な形状に形成される。従来形式の
飲食カウンターの種類の相違による覆体とガイドレール
の外壁面との間の間隔の相違に係わらず、取付け窓枠部
材の上端部を覆体の側壁外面に取付けることができるよ
うに、取付け窓枠部材の高さを覆体とガイドレールの外
壁面との間の間隔よりも大きく形成することが好まし
い。しかし、取付け窓枠部材の高さを、従来形式の飲食
カウンターにおける覆体とガイドレールの外壁面との間
の平均的な間隔を基準にして設定し、覆体とガイドレー
ルの外壁面との間の間隔に対して高さが不足する場合に
は、添え板等の補助部材を使用して、窓枠部材の上端と
覆体の側壁外面間の間隙を塞ぐと共に、体裁良く窓枠部
材の上端部を覆体の側壁外面に対して固定することがで
きる。
【0013】取付け窓枠部材を飲食カウンターに取付け
る場合、取付け手段としては、取付け窓枠部材が取付け
られる飲食カウンターの外壁に、施す加工が少ないもの
が好ましく、着脱可能であるのがさらに好ましい。この
ような取付け手段としては、ボルト止め、真空パッドに
よる真空吸着等の通常の取外し可能の固定手段がある。
このような取付け手段は、取付け窓枠部材の上下端部
に、予め設けるのが好ましい。
【0014】覆体に窓枠部材を取付ける箇所は、覆体の
側壁外面又は覆体の天井面であり、、窓枠部材の上端部
の形状は、ガイドレールの外壁面の位置に対して覆体の
設けられている位置のずれ及び覆体の形状に応じて、適
宜選択される。取付け窓枠部材の透明板状窓戸部材が、
跳ね上げタイプの開閉窓に形成されている場合には、透
明板状窓戸部材は、閉じている時に、垂直乃至僅かに内
側に傾斜した姿勢をとるのが、外部から透明板状窓戸部
材を開けるのに都合が良い。したがって、例えば、覆体
の側壁外面が、ガイドレールの外壁上面より外側に突き
出る場合には、透明板状窓戸部材を垂直乃至僅かに内側
に傾斜させるために、窓枠部材の下部の取付け位置をガ
イドレールの外壁傾斜面の下方に設定し、上方の取付け
位置を覆体の側壁外面に設定して、窓枠部材を取付ける
か、又はその上部を覆体の下面から側面に立ち上がるよ
うに湾曲させて、覆体の側壁外面に固定して、窓枠部材
を取付けるのが好ましい。
【0015】取付け窓枠部材の透明板状窓戸部材が、引
き戸タイプの開閉窓を形成する場合には、透明板状窓戸
部材は、開閉時に垂直な姿勢をとるのが、外部から透明
板状窓戸部材を開けるのに都合が良い。したがって、例
えば、覆体の側壁外面が、ガイドレールの外壁上面より
外側に突き出る場合には、透明板状窓戸部材を垂直にさ
せるために、窓枠部材の下部の取付け位置をガイドレー
ルの外壁傾斜面の下方に設定し、上方の取付け位置を覆
体の側壁外面に設定して、窓枠部材を取付けるか、又は
その上部を覆体の下面から側面に立ち上がるように湾曲
させて、覆体の側壁外面に固定して、窓枠部材を取付け
るのが好ましい。
【0016】本発明において、透明板状窓戸部材が、跳
ね上げタイプの開閉窓を形成する場合、支持軸部材の一
端を透明板状窓戸部材に取付け、該支持軸の他端を取付
け窓枠部材の支持枠部材に取付けて、該透明板状窓戸部
材を支持枠部材に対して、回動可能に設けることができ
る。開いた透明板状窓戸部材が、把手から手を離した瞬
間に直ちに閉まらないようにロータリーダンパーを設け
る場合には、透明板状窓戸部材又は支持枠部材の何れか
一方にロータリーダンパーを設け、支持軸部材の一方の
端部をロータリーダンパーに取付け、他方の端部を、前
記ロータリーダンパーが取付けられていない前記透明板
状窓戸部材又は支持枠部材に取付けて、透明板状窓戸部
材を支持枠部材に対しロータリーダンパーを介して回動
可能に支持することができる。
【0017】本発明において、透明板状窓戸部材が、引
き戸タイプの開閉窓を形成する場合、角形に窓孔を形成
し、透明板状窓戸部材を嵌めて引き戸を形成することが
できる。しかし、開いた透明板状窓戸部材が自重で閉じ
る方向に移動して、自動的に窓孔を閉めるようにさせる
ために、透明板状窓戸部材を支持する下桟及び上桟を、
透明板状窓戸部材を開くときに移動する側を上方に傾斜
させて設けることができる。この場合、支持枠部材の中
央部に、上辺部及び下辺部が共に、透明板状窓戸部材が
開く方向が上り勾配となるように、上向きに傾斜する平
行四辺形形状の窓孔を形成し、他方、透明板状窓戸部材
の輪郭を窓孔の形状に倣って平行四辺形形状に形成し、
該透明板状窓戸部材を窓孔の桟に嵌めて、開閉可能に設
けられる。この場合、透明板状窓戸部材が下端に窓車を
設け、窓孔の下辺部にレールを設けて、透明板状窓戸部
材の窓車を該レールに沿って移動できるようにすること
ができる。
【0018】本発明において、透明板状窓戸部材は手動
とすることができる。しかし、モータを設けて電動とす
ることができる。この場合は、跳ね上げタイプの開閉窓
の場合は、透明板状窓戸部材を支持する支持軸部材に連
結する歯車を、モータの回転軸を直結又は電動機の回転
軸に連結する歯車機構に連結することができる。また、
引き戸タイプの開閉窓の場合は、透明板状窓戸部材にラ
ック部を形成し、モータの回転軸に直接又は歯車機構を
介して連結するピニオンを該ラック部に係合させて開閉
させることができる。
【0019】
【作用】本発明において、飲食カウンターの覆体に取付
け窓枠部材を取り付けてフラットトップチェーンコンベ
ヤ上を覆う包囲体を形成することができる。この場合、
包囲体の透明板状窓戸部材が跳ね上げタイプの開閉窓に
形成されているときには、フラットトップチェーンコン
ベヤにより搬送される飲食物は、透明板状窓戸部材に設
けられている把手を、飲食テーブル側で、上方に持ち上
げて取り出される。透明板状窓戸部材が引き戸タイプで
ある場合には、透明板状窓戸部材を、移動させて開き、
飲食物を取り出すことができる。飲食物を取り出した後
に、透明板状窓戸部材引き戻すには、桟が水平に形成さ
れているときは、開いた透明板状窓戸部材を手で引き戻
して、窓を閉じることができ、また桟が傾斜して形成さ
れているときは、開いた透明板状窓戸部材から手を離す
ことにより、透明板状窓戸部材は自重で滑り落ちて自動
的に引き戻されるので、自動的に窓を閉めることができ
る。
【0020】本発明は、飲食用テーブルに沿って飲食物
移送用フラットトップチェーンコンベヤを備え、該フラ
ットトップチェーンコンベヤの両側にガイドレールが設
けられ、該フラットトップチェーンコンベヤの上方を覆
って覆体が設けられている既設の飲食カウンターの覆体
の側面及び該フラットトップチェーンコンベヤのガイド
レールの外側壁面に、夫々ネジ孔を形成し、取付け窓枠
部材の上部取付け部及び下部取付け部の夫々のネジ孔
を、対応する前記覆体の側面のネジ孔及びガイドレール
の外側壁面のネジ孔に合わせてネジ止めして、取付け窓
枠部材を前記既設の飲食カウンターに取り付けるので、
包囲体が形成されていない従来形式の既設の飲食カウン
ターを廃棄することなく、包囲体を備える飲食カウンタ
ーに容易に且つ簡単に変えることができる。
【0021】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施の
態様について説明するが、本考案は、以下の説明及び例
示によって何ら制限されるものではない。図1は、本発
明の一実施例について、包囲体の持ち上げて開く形式の
透明板状窓戸部材を閉じた状態で、その一部を破断して
示す概略の正断面図である。図2は、図1に示す実施例
の包囲体の透明板状窓戸部材を閉じた状態で、その一部
を破断して示す概略の側面図である。図3は、図1及び
図2に示す実施例における包囲体の透明板状窓戸部材を
開いた状態で、その一部を破断して示す概略の正断面図
である。図4は、図1乃至3に示す実施例における包囲
体の透明板状窓戸部材を開いた状態で、その一部を破断
して示す概略の側面図である。図5は、図1乃至4に示
す実施例のシングルレーンをダブルレーン化した別の一
実施例について、包囲体の透明板状窓戸部材を閉じた状
態で、その一部を破断して示す概略の正断面図である。
図6は、図1乃至5に示す実施例とは別の一実施例につ
いて、包囲体の持ち上げて開く形式の透明板状窓戸部材
を閉じた状態で、その一部を破断して示す概略の正断面
図であり、図7は、図6に示す実施例のシングルレーン
その一部を破断して示す概略の正面断面図であり、図1
3は、図12に示す実施例について、包囲体の透明板状
窓戸部材を閉じた状態で、その一部を破断して示す概略
の側面断面図であり、図14は、図12に示す実施例の
シングルレーンをダブルレーン化した別の一実施例につ
いて、包囲体の透明板状窓戸部材を閉じた状態で、その
一部を破断して示す概略の正断面図である。図15は、
図1乃至12に示す実施例の包囲体の透明板状窓戸部材
を閉じた状態を、その一部を破断して示す概略の正面断
面図であり、図16は、図15に示す実施例のシングル
レーンをダブルレーン化した別の一実施例について、包
囲体の透明板状窓戸部材を閉じた状態を、その一部を破
断して示す概略の正断面図である。図1乃至16におい
て、対応する箇所には同一の符号が付されている。
【0022】図1乃至図4に示す本発明の一実施例にお
いて、飲食カウンター1には、上下二段に、エンドレス
のクレセントチェーンコンベヤ2及び3が設けられてい
る。クレセントチェーンコンベヤ2及び3には、その両
側に、夫々、クレセントチェーンコンベヤに沿ってガイ
ドレール4及び5が設けられている。下段の無端のシン
グルレーンのクレセントチェーンコンベヤ2のガイドレ
ール4の調理領域6側の側壁部7にビス止めされている
支持台8に支柱9が立設されている。該支柱9の上部
は、下段のクレセントチェーンコンベヤ2の上方に向け
て突き出る支持腕部10が設けられている。支持腕部1
0には上段の内側ガイドレール5が梁部材兼用に設けら
れている。
【0023】本例において、上段のクレセントチェーン
コンベヤ3は、上段の内側ガイドレール5にビス止めさ
れている支持レール部材11に支持されており、また、
その外側に位置する外側ガイドレール5も支持レール部
材11にビス止めされている。本例において、下段の外
側ガイドレール4の外壁部12は客席側13に向けて、
下方に傾斜する傾斜部14を有しており、その下方の垂
直に延びる外壁部12には、給湯又は給茶装置15(図
2及び図4には省略され図示されていない)が設けられ
ている。本例において、ガイドレール4の外壁部12の
傾斜部14には、取付け窓枠部材16が取付けられてい
る。ている。該支柱9の上部は、下段のクレセントチェ
ーンコンベヤ2の上方に向けて突き出る支持腕部10が
設けられている。支持腕部10には上段の内側ガイドレ
ール5が梁部材兼用に設けられている。
【0023】本例において、上段のクレセントチェーン
コンベヤ3は、上段の内側ガイドレール5にビス止めさ
れている支持レール部材11に支持されており、また、
その外側に位置する外側ガイドレール5も支持レール部
材11にビス止めされている。本例において、下段の外
側ガイドレール4の外壁部12は客席側13に向けて、
下方に傾斜する傾斜部14を有しており、その下方の垂
直に延びる外壁部12には、給湯装置15(図2及び図
4には省略され図示されていない)が設けられている。
本例において、ガイドレール4の外壁部12の傾斜部1
4には、取付け窓枠部材16が取付けられている。
【0024】取付け窓枠部材16は、窓孔17が中央部
に形成された支持枠部材18が設けられており、該窓孔
17内に把手19を有する透明板状窓戸部材20が取付
けられている。本例において、支持枠部材17の下部2
1は、ガイドレール4の傾斜部14に、取付けボルト2
2により取付けることができるように、該傾斜部14に
対応して傾斜して形成されている。支持枠部材18の上
部23は、上段の外側ガイドレール5の外側下端部24
に見合った形状に曲げられて形成されており、上段の外
側ガイドレール5の外側側面25に、取付けボルト26
により取付けられている。取付け窓枠部材16を取付け
るには、例えば、飲食カウンター1の下段のガイドレー
ル4の傾斜面及び上段の外側ガイドレール5の側面25
にネジ孔(図示されていない)を設けて、取付け窓枠部
材16の支持枠部材18の上部及び下部ネジ孔(図示さ
れていない)を合わせて、ボルト22及び26により固
定される。したがって、本例において、支持枠部材18
のネジ孔は、垂直方向に延びる長孔とすることができ
る。
【0025】本例において、透明板状窓戸部材20の左
右上端部には、その内側に支持板27を介してロータリ
ーダンパー28がビス止めされて取付けられている。ロ
ータリーダンパー28の支持軸29の支持枠部材側に突
き出た端部(図示されていない)は、支持枠部材18に
ビス止めされている軸支持部材30に固定されており、
透明板状窓戸部材20を、客席側で持ち上げて窓を開け
たときに、手を離しても透明板状窓戸部材20が徐々に
閉まるようになっている。本例において、調理側の上部
ガイドレール5及び下部ガイドレール4には、夫々上方
に桟31が形成され下方に窓車32を支持するレール3
3が設けられ、透明板状の二枚の引き戸34が桟31及
びレール33に嵌め込まれており、透明板状窓戸部材2
0と、上部ガイドレール5及び支持レール部材11、並
びに透明板状の引き戸34とにより形成される覆体41
とにより、下段のクレセントチェーンコンベヤ2を囲む
包囲体41が形成される。
【0026】本例は、以上のように構成されるので、飲
食カウンター1は、飲食カウンター1の下段のガイドレ
ール4の傾斜面及び上段のガイドレールの外側側壁面2
5にネジ孔(図示されていない)を設けて、取付け窓枠
部材16の支持枠部材18の上部及び下部ネジ孔(図示
されていない)を合わせて、ボルト22及び26により
固定することにより、クレセントチェーンコンベヤ上に
包囲体を形成することができる。
【0027】本例の飲食カウンター1において、飲食客
は、飲食カウンター1のカウンターテーブル35(図2
及び図4)の席で、把手19を持ち上げて、透明板状窓
戸部材が20をロータリーダンパー28の支持軸29を
中心に回転させて、上方に持ち上げる。透明板状窓戸部
材20を上方に一杯に持ち上げたとき、該透明板状窓戸
部材20は、図3に示す位置に持上げて片手で支持し、
残る方の手で、クレセントチェーンコンベヤ2により搬
送される食物を載せた容器(図示されていない)の中か
ら、好みの食物の入った容器を取り出し、食することが
できる。このように開かれた透明板状窓戸部材20は、
ロータリーダンパー28の作用により、その落下が抑え
られるので、透明板状窓戸部材を片手で押さえて開いた
状態を維持することが容易であり、その間に、残る一方
の手でクレセントチェーンコンベヤ2により搬送される
飲食物の取出しを容易に行うことができる。また、抑え
ていた手を離すことにより、透明板状窓戸部材20は、
その自重で、またロータリーダンパー28の作用によ
り、徐々に且つ自動的に閉められるので、飲食客は、透
明板状開閉部材9を引き下ろす必要がなく、また透明板
状窓戸部材を徐々に降ろすことができる。
【0028】図5に示す実施例は、図1乃至1に示す実
施例における飲食カウンターにおいて、上下段に夫々設
けられたクレセントチェーンコンベヤ2の往路及び復路
間に設けられている調理領域6を省略して、エンドレス
のクレセントチェーンコンベヤの一方向に移動するレー
ンと、該レーンからスプロケットにより方向変換されて
反対方向に移動するレーンを隣り合わせに設けた構造、
所謂、ダブルレーン構造の飲食カウンターを示すもので
あり、夫々の側の飲食台カウンターの構造は、引き戸の
部分が除かれた点、ガイドレールの一方がその侭支持台
兼用に形成されている点並びに調理領域を除いた点以外
は、図1乃至4に示す実施例と同一に形成されている。
【0029】図6に示す実施例は、図1乃至5に示す実
施例と比較して、飲食カウンターに設けられているクレ
セントチェーンコンベヤが一段である点で相違すると共
に、取付け窓枠部材の覆体の側面への取付けの態様の点
で相違する事例である。本例において、飲食カウンター
1には、エンドレスのクレセントチェーンコンベヤ2が
設けられており、該クレセントチェーンコンベヤ2に沿
ってガイドレール4が設けられている。調理側6のガイ
ドレール4の内側側壁部7には、ビス止めされている支
持台8に支柱9が立設されている。該支柱9の上部に
は、クレセントチェーンコンベヤ2の上方にまで突き出
る支持腕部10が設けられている。支持腕部10上には
覆体36が設けられている。
【0030】本例において、外側ガイドレール4の外壁
部12は客席側13に向けて、下方に傾斜する傾斜部1
4を有しており、その下方の垂直に延びる外壁部12に
は、給湯装置15が設けられている。本例において、ガ
イドレール4の外壁部12の傾斜部14には、取付け窓
枠部材16が取付けられている。取付け窓枠部材16
は、窓孔17が中央部に形成された支持枠部材18が設
けられており、該窓孔17内に把手19を有する透明板
状窓戸部材20が取付けられている。本例において、支
持枠部材17の下部21は、ガイドレール4の傾斜部1
4に、取付けボルト22により取付けることができるよ
うに、該傾斜部14に対応して傾斜して形成されてい
る。支持枠部材18の上部23は、図1乃至4に示す実
施例と異なり、上段の外側ガイドレール5の外側下端部
24に見合った形状に曲げられていない。したがって、
本例において、支持枠部材18の上部23は平坦に形成
されており、その侭、上段の外側ガイドレール5の外側
側面25に、取付けボルト26により取付けられてい
る。
【0031】図7に示す実施例は、図6に示す実施例に
おける飲食カウンターにおいて、上下段に設けられたク
レセントチェーンコンベヤ間に設けられている調理領域
を省略して、エンドレスのクレセントチェーンコンベヤ
の一方向に移動するレーンと、該レーンからスプロケッ
トにより方向変換されて反対方向に移動するレーンを隣
り合わせに設けた構造、所謂、ダブルレーン構造の飲食
カウンターを示すものであり、夫々の側の飲食台カウン
ターの構造は、引き戸の部分が除かれた点、ガイドレー
ルの一方がその侭支持台兼用に形成されている点並びに
調理領域が除かれた点以外は、図6に示す実施例と同一
に形成されている。
【0032】図8に示す実施例は、飲食カウンターに設
けられているクレセントチェーンコンベヤが一段である
点で図6及び7に示す実施例と同様に形成された事例で
あるが、図1乃至5に示す実施例並びに図6及び7に示
す実施例と比較して、覆体の構造が相違すると共に、取
付け窓枠部材の覆体への取付けが、覆体の天井部で行わ
れる点で相違する事例である。しかし、その他の点で
は、図1乃至7に示す実施例と同様である。即ち、本例
において、図1乃至7に示す実施例と同様に、飲食カウ
ンター1には、エンドレスのクレセントチェーンコンベ
ヤ2が設けられており、該クレセントチェーンコンベヤ
2に沿ってガイドレール4が設けられている。本例にお
いても、外側ガイドレール4の外壁部12には、客席側
13に向けて、下方に傾斜する傾斜部14を有してお
り、その下方の垂直に延びる外壁部12には、給湯装置
15(省略され図示されていない)が設けられている。
本例において、ガイドレール4の外壁部12の傾斜部1
4には、取付け窓枠部材16の支持枠部材18の下部2
1が取付けボルト22により取付けられる。該取付け窓
枠部材16は、窓孔17が中央部に形成された支持枠部
材18を備えており、該窓孔17内には、把手19を有
する透明板状窓戸部材20が取付けられている。
【0033】本例においても、調理側6のガイドレール
4の内側側壁部7には、ビス止めされている支持台8に
支柱9が立設されており、該支柱9の上部には、クレセ
ントチェーンコンベヤ2の上方にまで突き出る覆体36
が設けられている。覆体36は、その天井板部37の四
方の端部が、夫々下方に折り曲げられて、夫々内側に突
き出て、天井折曲板部38が形成されており、天井折曲
板部38は、覆体36に取付け窓枠部材16を取付ける
ときに、上部取り付け用部材として作用する。本例にお
いて、支持枠部材18の上部23には、クレセントチェ
ーンコンベヤ2上に向けて曲げられている補助取付け部
材39がネジ40によりネジ止めされており、該補助取
付け部材39を、覆体36の天井折曲板部38にネジ止
めして、覆体36と取付け窓枠部材16の間を密封し、
クレセントチェーンコンベヤ2上に、覆体36と取付け
窓枠部材16により包囲体41を形成することができ
る。覆体36の客席側13には、例えば湯呑み受け42
が形成されている。
【0034】本例は、以上のように構成されるので、支
持枠部材18の上部23に、クレセントチェーンコンベ
ヤ2上に向けて曲げられているように補助取付け部材3
9を取付けボルト26により取付ける。飲食カウンター
1には、図1乃至4の実施例と同様に、飲食カウンター
1のガイドレール4の傾斜部にネジ孔(図示されていな
い)を設けて、取付け窓枠部材16の支持枠部材18の
下部ネジ孔(図示されていない)を整合させて、ボルト
22により固定する。支持枠部材18の上部に取り付け
られた補助取付け部材40のネジ孔(図示されていな
い)を、覆体36の天井板部37の下方で内側に突き出
る天井折曲板部38に取付けて、クレセントチェーンコ
ンベヤ上に包囲体41を形成することができる。
【0035】本例の飲食カウンター1においても、図1
乃至7に示す実施例と同様に、飲食客は、飲食カウンタ
ー1のカウンターテーブル35(図2及び図4)の席
で、把手19を持ち上げて、透明板状窓戸部材が20を
ロータリーダンパー28の支持軸29を中心に回転させ
て、上方に持ち上げる。透明板状窓戸部材20を上方に
一杯に持ち上げたとき、該透明板状窓戸部材20は、既
に図3において示した位置に持上げて片手で支持し、残
る方の手で、クレセントチェーンコンベヤ2により搬送
される食物を載せた容器(図示されていない)の中か
ら、好みの食物の入った容器を取り出し、食することが
できる。このように開かれた透明板状窓戸部材20は、
ロータリーダンパー28の作用により、その落下が抑え
られるので、透明板状窓戸部材を片手で押さえて開いた
状態を維持することが容易であり、その間に、残る一方
の手でクレセントチェーンコンベヤ2により搬送される
飲食物の取出しを容易に行うことができる。また、抑え
ていた手を離すことにより、透明板状窓戸部材20は、
その自重で、またロータリーダンパー28の作用によ
り、徐々に且つ自動的に閉められるので、飲食客は、透
明板状開閉部材9を引き下ろす必要がなく、また透明板
状窓戸部材を徐々に降ろすことができる。
【0036】図9に示す実施例は、図8に示す実施例に
おける飲食カウンターにおいて、上下段に設けられたク
レセントチェーンコンベヤ間に設けられている調理領域
を省略して、エンドレスのクレセントチェーンコンベヤ
の一方向に移動するレーンと、該レーンからスプロケッ
トにより方向変換されて反対方向に移動するレーンを隣
り合わせに設けた構造の所謂ダブルレーン構造の飲食カ
ウンターに、取付け窓枠部材を取り付けてクレセントチ
ェーンコンベヤ上を覆う包囲体を形成する事例を示すも
のであり、夫々の側の飲食台カウンターの構造は、引き
戸の部分が除かれた点、ガイドレールの一方がその侭支
持台兼用に形成されている点並びに調理領域が除かれた
点以外は、図8に示す実施例と同一に形成されている。
【0037】図10に示す本発明の実施例は、図1乃至
5に示す実施例と比較して、外側ガイドレール4の外壁
部12に傾斜部14が形成されていない点で相違すると
共に、上段のガイドレール5の側面25と下段のガイド
レール4の外壁部側面43を結ぶ面に沿って、取付け窓
枠部材16が設けられた点で相違し、その他の点は同様
であり、図1乃至5に示す実施例と同一に形成されるよ
うに、取付け窓枠部材16が取り付けられた飲食カウン
ターの例である。即ち、本例において、客席に向く下段
の外側ガイドレール4の外壁部12には傾斜部14が形
成されていないので、支持枠部材18の下部21は、下
段の外側ガイドレール4の垂直に延びる外壁部側面43
に、取付けボルト22により取付けられており、支持枠
部材17の上部23は、上段の外側ガイドレール5の側
面25に取付けボルト26により取付けられて、覆体3
6及び取付け窓枠部材16により、包囲体41が形成さ
れている。
【0038】図11に示す本発明の実施例は、図1乃至
5に示す実施例と比較して、下段の外側ガイドレール4
の外壁部12に傾斜部14が形成されていない点及び支
持枠部材18の下段が、外側ガイドレール4の上面44
に取付けられるように、クレセントチェーンコンベヤ2
側に折り曲げられて、透明板状窓戸部材20が閉じたと
きに、透明板状窓戸部材20が、折り曲げられた支持枠
部材17の下部21の外側縁部45に接触して、支持枠
部材18の窓孔17を閉鎖するように形成されている点
で相違するが、その他の点は、図1乃至5に示す実施例
と同一に形成されるように、取付け窓枠部材16が取り
付けられた飲食カウンターの例である。即ち、本例にお
いて、客席に向く下段の外側ガイドレール4の外壁部1
2には傾斜部14が形成されていないので、支持枠部材
18の下部21は、クレセントチェーンコンベヤ2の方
に折り曲げられて、下段の外側ガイドレール4の上面4
4に、取付けボルト22により取付けられている。ま
た、支持枠部材18の上部23は、上段の外側ガイドレ
ール5の側面25に取付けボルト26により取付けられ
ている。このように、本例においては、覆体36及び取
付け窓枠部材16により、包囲体41が形成されてい
る。
【0039】図12及び図13に示す本発明の実施例
は、図1乃至4に示す実施例と比較して、取付け窓枠部
材16の透明板状窓戸部材が引き戸形式に形成されてい
る点及び支持枠部材18の下部21が外側ガイドレール
4の外壁部12の傾斜部14に取付けられ、その侭、垂
直に立ち上がって上段の外側ガイドレール5の側面25
に取付けボルト26により取付けられている点で相違
し、その他の点では、図1乃至4に示す実施例と同様と
なっている事例である。
【0040】即ち、図12及び図13に示す実施例にお
いて、図1乃至4に示す実施例と同様に、飲食カウンタ
ー1には、上下二段に、エンドレスのクレセントチェー
ンコンベヤ2及び3が設けられており、クレセントチェ
ーンコンベヤ2及び3には、その両側に、夫々、クレセ
ントチェーンコンベヤに沿ってガイドレール4及び5が
設けられている。下段の無端のシングルレーンのクレセ
ントチェーンコンベヤ2のガイドレール4の調理領域6
側の側壁部7には、支持台8がビス止めされており、該
支持台8には支柱9が立設されている。該支柱9の上部
には、下段のクレセントチェーンコンベヤ2の上方に向
けて突き出る支持腕部10が設けられており、該支持腕
部10には、上段の内側ガイドレール5が設けられ、該
内側ガイドレール5は梁部材兼用となっている。
【0041】本例において、上段のクレセントチェーン
コンベヤ3は、図1乃至4に示す実施例と同様に、上段
の内側ガイドレール5にビス止めされている支持レール
部材11に支持されており、また、その外側に位置する
外側ガイドレール5も支持レール部材11にビス止めさ
れている。また、下段の外側ガイドレール4の外壁部1
2は、客席側13に向けて、下方に傾斜する傾斜部14
を有しており、その下方の垂直に延びる外壁部12に
は、給湯装置15(図12には省略され図示されていな
い)が設けられている。本例において、支持枠部材18
の下部21は、下段の外側ガイドレール4の外壁部12
の傾斜部14に整合するように、客席側13に向けて傾
斜するように曲げられており、支持枠部材18の下部2
1を下段の外側ガイドレール4の外壁部12の傾斜部1
4に整合させて取付けボルト26により、下段の外側ガ
イドレール4にネジ止めされている。
【0042】支持枠部材18の上部23は、上段の外側
ガイドレール5の外側側面25に、取付けボルト26に
より取付けられている。取付け窓枠部材16を取付ける
には、例えば、飲食カウンター1の下段の外側ガイドレ
ール4の傾斜面及び上段の外側ガイドレール5の側面2
5にネジ孔(図示されていない)を設けて、取付け窓枠
部材16の支持枠部材18の上部及び下部ネジ孔(図示
されていない)を合わせて、取付けボルト22及び26
により固定される。したがって、本例においても図1乃
至4に示す実施例と同様に、支持枠部材18のネジ孔
は、垂直方向に延びる長孔とすることができる。
【0043】本例において、取付け窓枠部材16は、窓
孔17が中央部に形成された支持枠部材18が設けられ
ており、該支持枠部材18には、その窓孔17の上方及
び下方に位置して上桟46及び下桟47が設けられてお
り、上桟46及び下桟47に、下部に窓車48を備える
透明板状窓戸部材49が嵌め込まれている。本例におい
て、引き戸形式の透明板状窓戸部材49を嵌め込む上桟
46及び下桟47は、引き戸形式の透明板状窓戸部材4
9を開く方向に上向きに傾斜して設けられている。引き
戸形式の透明板状窓戸部材49には把手50が設けられ
ており、客席側で客が把手50を持って引き戸形式の透
明板状窓戸部材49を開くことができる。
【0044】本例において、調理領域6側の上段のガイ
ドレールの下方には、上桟51が二列に形成され、調理
領域6側の下段のガイドレール上には下桟52が二列に
形成されており、夫々の桟には、夫々透明引き戸部材5
3が嵌め込まれている。したがって、本例においては、
上部ガイドレール5及び支持レール部材11、並びに透
明板状の引き戸34により形成される覆体41と、引き
戸形式の透明板状窓戸部材49とにより、下段のクレセ
ントチェーンコンベヤ2を囲む包囲体41が形成され
る。
【0045】本例は、以上のように構成されるので、飲
食カウンター1は、飲食カウンター1の下段のガイドレ
ール4の傾斜面及び上段の外側ガイドレール5の外側側
面25にネジ孔(図示されていない)を設けて、取付け
窓枠部材16の支持枠部材18の上部及び下部ネジ孔
(図示されていない)を合わせて、取付けボルト22及
び26により固定することにより、クレセントチェーン
コンベヤ上に包囲体41を形成することができる。本例
の飲食カウンター1において、上桟46及び下桟47の
傾斜が比較的緩く形成されているので、飲食客は、飲食
カウンター1のカウンターテーブル35の席で、把手5
0を持って引き戸形式の透明板状窓戸部材49を横方向
に押し開いて、引き戸形式の透明板状窓戸部材49を片
手で支持し、残る方の手で、クレセントチェーンコンベ
ヤ2により搬送される食物を載せた容器(図示されてい
ない)の中から、好みの食物の入った容器を取り出すこ
とができ、引き戸形式の透明板状窓戸部材49を抑えて
いた手を該透明板状窓戸部材49から離すことにより、
開いていた引き戸形式の透明板状窓戸部材49を自重に
より徐々に自動的に閉めることができる。
【0046】図13において、破断線51は、窓孔を1
7を示すために、引き戸形式の透明板状窓戸部材49を
切り欠く線であり、破断線52は前記透明板状窓戸部材
49の下部の窓車48を示す切り欠き線であり、破断線
53は、窓車48の型板54を切り欠いて、内部の車5
5を示す切り欠き線である。
【0047】図14に示す実施例は、図12及び13に
示す実施例における飲食カウンターにおいて、上下段に
夫々設けられたクレセントチェーンコンベヤ2の往路及
び復路間に設けられている調理領域6を省略して、エン
ドレスのクレセントチェーンコンベヤの一方向に移動す
る即ち往路のレーンと、反対方向に移動する即ち復路の
レーンを隣り合わせに設けた構造、所謂、ダブルレーン
構造の飲食カウンターを示すものであり、夫々の側の飲
食台カウンターの構造は、引き戸53の部分が除かれた
点、ガイドレール4及び5の一方がその侭支持台兼用の
ガイドレール8に形成されている点並びに調理領域を除
いた点以外は、図12及び13に示す実施例と同一に形
成されている。
【0048】図15に示す本発明の実施例は、図12及
び13に示す実施例と比較して、飲食カウンターに設け
られているクレセントチェーンコンベヤが一段である
点、及び支持枠部材18の上部23に補助取付け部材5
6を取り付けて、この補助取付け部材56を介して覆体
36と取付け窓枠部材16の間を密封する点で相違する
が、その他の点は図12及び図13に示す実施例と同様
の事例である。即ち、本例においては、支持枠部材18
の上部23に取り付けられる補助取付け部材56は、ク
レセントチェーンコンベヤ2上に向けて曲げられ次いで
上方に曲げられており、この補助取付け部材56の上方
に立ち上がる部分57を、覆体36の天井から下方に折
り曲がる板部58にネジ止めして、覆体36と取付け窓
枠部材16の間を密封して、クレセントチェーンコンベ
ヤ2上に、覆体36と取付け窓枠部材16により包囲体
41を形成するものである。本例において、図8及び図
9示す実施例と同様に、覆体36の客席側13に、例え
ば湯呑み受け42が形成されている。
【0049】本例は、以上のように構成されるので、支
持枠部材18の上部23に、クレセントチェーンコンベ
ヤ2上に向けて曲げられ次いで上方に曲げられている補
助取付け部材39を取付けボルト26により取付ける。
飲食カウンター1には、図12及び13の実施例と同様
に、飲食カウンター1のガイドレール4の傾斜部にネジ
孔(図示されていない)を設けて、取付け窓枠部材16
の支持枠部材18の下部ネジ孔(図示されていない)を
整合させて、取付けボルト22により固定する。支持枠
部材18の上部に取り付けられた補助取付け部材40の
ネジ孔(図示されていない)を、覆体36の天井板部3
7から下方に折り曲がる板部58にネジ止めし、クレセ
ントチェーンコンベヤ上に包囲体41を形成することが
できる。
【0050】本例においては、何れも支持枠部材の取付
けは、取付けボルト又はネジによって、ガイドレール等
の機枠に取付けられているが、支持枠部材取付け部に吸
盤等の真空による保持装置を設けて、支持枠部材をガイ
ドレール等の機枠に取付けることができる。本例におい
ては、何れも蛍光灯59が設けられているが、店内の照
明で十分であれば、蛍光灯を取付けないで、飲食カウン
ターを形成することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明において、飲食カウンターの覆体
に取付け窓枠部材を取り付けてフラットトップチェーン
コンベヤ上を覆う包囲体を形成することができるので、
例えば、既設の包囲体を備えない飲食カウンターについ
て、包囲体を形成することができ、既設の飲食カウンタ
ーを、新設の包囲体を備える飲食カウンターと交換する
必要がなく、飲食カウンターの改変が容易且つ簡単とな
り、既設の飲食カウンターの有効利用を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例について、包囲体の持ち上げ
て開く形式の透明板状窓戸部材を閉じた状態で、その一
部を破断して示す概略の正断面図である。
【図2】図1に示す実施例の包囲体の透明板状窓戸部材
を閉じた状態で、その一部を破断して示す概略の側面図
である。
【図3】図1及び図2に示す実施例における包囲体の透
明板状窓戸部材を開いた状態で、その一部を破断して示
す概略の正断面図である。
【図4】図1乃至3に示す実施例における包囲体の透明
板状窓戸部材を開いた状態で、その一部を破断して示す
概略の側面図である。
【図5】図1乃至4に示す実施例のシングルレーンをダ
ブルレーン化した別の一実施例について、包囲体の透明
板状窓戸部材を閉じた状態で、その一部を破断して示す
概略の正断面図である。
【図6】図1乃至5に示す実施例とは別の一実施例につ
いて、包囲体の持ち上げて開く形式の透明板状窓戸部材
を閉じた状態で、その一部を破断して示す概略の正断面
図である。
【図7】図6に示す実施例のシングルレーンをダブルレ
ーン化した別の一実施例について、包囲体の一方の透明
板状窓戸部材を閉じ、他方の透明板状窓戸部材を開いた
状態で、その一部を破断して示す概略の正断面図であ
る。
【図8】図1乃至7に示す実施例とは別の一実施例につ
いて、包囲体の透明板状窓戸部材を閉じた状態で、その
一部を破断して示す概略の正断面図である。
【図9】図8に示す実施例のシングルレーンをダブルレ
ーン化した別の一実施例について、包囲体の透明板状窓
戸部材を閉じた状態で、その一部を破断して示す概略の
正断面図である。
【図10】図1乃至9に示す実施例とは別の一実施例に
ついて、包囲体の両透明板状窓戸部材を閉じた状態で、
その一部を破断して示す概略の正断面図である。
【図11】図1乃至10に示す実施例とは別の一実施例
について、包囲体の両透明板状窓戸部材を閉じた状態
で、その一部を破断して示す概略の正断面図である。
【図12】図1乃至11に示す実施例とは異なる別の一
実施例について、包囲体の透明板状窓戸部材を閉じた状
態で、その一部を破断して示す概略の正面断面図であ
る。
【図13】図12に示す実施例について、包囲体の透明
板状窓戸部材を閉じた状態で、その一部を破断して示す
概略の側面断面図である。
【図14】図12に示す実施例のシングルレーンをダブ
ルレーン化した別の一実施例について、包囲体の透明板
状窓戸部材を閉じた状態で、その一部を破断して示す概
略の正断面図である。
【図15】図1乃至12に示す実施例の包囲体の透明板
状窓戸部材を閉じた状態を、その一部を破断して示す概
略の正面断面図である。
【図16】図15に示す実施例のシングルレーンをダブ
ルレーン化した別の一実施例について、包囲体の透明板
状窓戸部材を閉じた状態を、その一部を破断して示す概
略の正断面図である。
【符号の説明】
1 飲食カウンター 2、3 クレセントチェーンコンベヤ 4、5 ガイドレール 6 調理領域 7 側壁部 8 支持台 9 支柱 10 支持腕部材 11 支持レール部材 12 外壁部 13 客席部 14 傾斜部 15 給湯又は給茶装置 16 取付け窓枠部材 17 窓孔 18 支持枠部材 19、50 把手 20 透明板状窓戸部材 21 支持枠部材17の下部 22、26 取付けボルト 23 支持枠部材17の上部 24 ガイドレール5の外側下端部 25 外側ガイドレール5の側面 27 支持板 28 ロータリーダンパー 29 支持軸 30 軸支持部材 31 桟 32、48 窓車 33 レール 34 引き戸 35 カウンターテーブル 36 覆体 37 天井板部 38 天井折曲板部 39 補助取付け部 40 ネジ 41 包囲体 42 湯呑み受け 43 外壁部側面 44 外側ガイドレール4の上面 45 支持枠部材17の下部21の外側縁部 46 上桟 47 下桟 49 引き戸形式の透明板状窓戸部材 51、52、53 破断線 54 型板 55 車
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明において、透明板状窓戸部材が、引
き戸タイプの開閉窓を形成する場合、角形に窓孔を形成
し、透明板状窓戸部材を嵌めて引き戸を形成することが
できる。しかし、開いた透明板状窓戸部材が自重で閉じ
る方向に移動して、自動的に窓孔を閉めるようにさせる
ために、透明板状窓戸部材を支持する下桟及び上桟を、
透明板状窓戸部材を開くときに移動する側を上方に傾斜
させて設けることができる。この場合、支持枠部材の中
央部に、上辺部及び下辺部が共に、透明板状窓戸部材が
開く方向が上り勾配となるように、上向きに傾斜する平
行四辺形形状の窓孔を形成し、他方、透明板状窓戸部材
の輪郭を窓孔の形状に倣って平行四辺形形状に形成し、
該透明板状窓戸部材を窓孔の桟に嵌めて、開閉可能に設
けられる。この場合、透明板状窓戸部材が下端に窓車
ち戸車を設け、窓孔の下辺部にレールを設けて、透明板
状窓戸部材の窓車を該レールに沿って移動できるように
することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明は、飲食用テーブルに沿って飲食物
移送用フラットトップチェーンコンベヤを備え、該フラ
ットトップチェーンコンベヤの両側にガイドレールが設
けられ、該フラットトップチェーンコンベヤの上方を覆
って覆体が設けられている既設の飲食カウンターの覆体
の側面及び該フラットトップチェーンコンベヤのガイド
レールの外側壁面に、夫々止め孔、例えばネジ孔を形成
し、取付け窓枠部材の上部取付け部及び下部取付け部の
夫々の止め孔、例えば夫々のネジ孔を、対応する前記覆
体の側面の止め孔、例えばネジ孔及びガイドレールの外
側壁面の止め孔、例えばネジ孔に合わせて留め具、例え
ばネジによりめて、取付け窓枠部材を前記既設の飲食
カウンターに取り付けるので、包囲体が形成されていな
い従来形式の既設の飲食カウンターを廃棄することな
く、包囲体を備える飲食カウンターに容易に且つ簡単に
変えることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】本例において、取付け窓枠部材16は、窓
孔17が中央部に形成された支持枠部材18が設けられ
ており、該支持枠部材18には、その窓孔17の上方及
び下方に位置して上桟46及び下桟47が設けられてお
り、上桟46及び下桟47に、下部に窓車即ち戸車48
を備える透明板状窓戸部材49が嵌め込まれている。本
例において、引き戸形式の透明板状窓戸部材49を嵌め
込む上桟46及び下桟47は、引き戸形式の透明板状窓
戸部材49を開く方向に上向きに傾斜して設けられてい
る。引き戸形式の透明板状窓戸部材49には把手50が
設けられており、客席側で客が把手50を持って引き戸
形式の透明板状窓戸部材49を開くことができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】図13において、破断線51は、窓孔を1
7を示すために、引き戸形式の透明板状窓戸部材49を
切り欠く線であり、破断線52は前記透明板状窓戸部材
49の下部の窓車即ち戸車48を示す切り欠き線であ
り、破断線53は、窓車即ち戸車48の型板54を切り
欠いて、内部の車55を示す切り欠き線である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットトップチェーンコンベヤ上方を
    覆って覆体が設けられている飲食カウンターの覆体の壁
    面に取付け可能に形成されている取付け部を上部に有
    し、中央部に窓孔を有し、飲食カウンターのフラットト
    ップチェーンコンベヤの外側に形成されているガイドレ
    ール外壁面に取付け可能に形成されている取付け部を下
    部に有する支持枠部材と、該窓孔内に開閉可能に設けら
    れている窓戸部材とを備えていることを特徴とする飲食
    カウンター用取付け窓枠部材。
  2. 【請求項2】 窓戸部材が透明板状部材であることを特
    徴とする請求項1に記載の飲食カウンター用取付け窓枠
    部材。
  3. 【請求項3】 上部に、フラットトップチェーンコンベ
    ヤ上方を覆って覆体が設けられている飲食カウンターの
    覆体壁面に取付け可能に形成されている取付け部を有
    し、中央部に窓孔を有し、下部に、飲食カウンターのフ
    ラットトップチェーンコンベヤの外側に形成されている
    ガイドレール外壁面に取付け可能に形成されている取付
    け部を有する支持枠部材と、該窓孔内に開閉可能に設け
    られている窓戸部材と、該透明窓戸部材に一方の端部が
    取付けられ、他方の端部が支持枠部材に取付けられて、
    透明窓戸部材を支持枠部材に対し回動可能に支持する支
    持軸部材とを備えていることを特徴とする飲食カウンタ
    ー用取付け窓枠部材。
  4. 【請求項4】 上部に、フラットトップチェーンコンベ
    ヤ上方を覆って覆体が設けられている飲食カウンターの
    覆体壁面に取付け可能に形成されている取付け部を有
    し、中央部に窓孔を有し、前記飲食カウンターのフラッ
    トトップチェーンコンベヤの外側に形成されているガイ
    ドレール外壁面に取付け可能に形成されている取付け部
    を下部に有する支持枠部材と、前記窓孔を覆う輪郭を有
    して、開閉可能に設けられている透明窓戸部材と、一方
    向に傾斜している透明窓戸部材移動路とを備えることを
    特徴とする飲食カウンター用取付け窓枠部材。
  5. 【請求項5】 上部に、フラットトップチェーンコンベ
    ヤ上方を覆って覆体が設けられている飲食カウンターの
    覆体壁面に取付け可能に形成されている取付け部を有
    し、中央部に窓孔を有し、下部に、飲食カウンターのフ
    ラットトップチェーンコンベヤの外側に形成されている
    ガイドレール外壁面に取付け可能に形成されている取付
    け部を有する支持枠部材と、前記窓孔内に配設される透
    明板状窓戸部材と、前記透明板状窓戸部材又は支持枠部
    材の何れか一方に設けられるロータリーダンパーと、一
    方の端部がロータリーダンパーに取付けられ、他方の端
    部が、前記ロータリーダンパーが取付けられていない前
    記透明板状窓戸部材又は支持枠部材に取付けられて、透
    明板状窓戸部材を支持枠部材に対しロータリーダンパー
    を介して回動可能に支持する支持軸部材とを備えている
    ことを特徴とする飲食カウンター用取付け窓枠部材。
  6. 【請求項6】 フラットトップチェーンコンベヤ上方を
    覆って覆体が設けられている飲食カウンターにおいて、
    飲食カウンターの覆体の壁面に取付け可能に形成されて
    いる取付け部を上部に有し、中央部に窓孔を有し、飲食
    カウンターのフラットトップチェーンコンベヤの外側に
    形成されているガイドレール外壁面に取付け可能に形成
    されている取付け部を下部に有する支持枠部材と、該窓
    孔内に開閉可能に設けられている透明窓戸部材とを有す
    る窓枠部材を備えていることを特徴とする包囲体を備え
    る飲食カウンター。
  7. 【請求項7】 飲食カウンターの覆体が既設のものであ
    り、窓枠部材が新設のものであることを特徴とする請求
    項6に記載の飲食カウンター。
  8. 【請求項8】 飲食用テーブルに沿って飲食物移送用フ
    ラットトップチェーンコンベヤを備えている飲食カウン
    ターにおいて、飲食物移送用のフラットトップチェーン
    コンベヤ上方を覆って設けられている覆体と、該覆体壁
    面に上部取付け部が取付けられ、中央部に窓孔を有し、
    前記飲食カウンターのフラットトップチェーンコンベヤ
    の外側に形成されているガイドレール外壁面に取付け可
    能に形成されている取付け部を下部に有する支持枠部材
    と、前記窓孔内に開閉可能に設けられている透明窓戸部
    材と、該透明窓戸部材に一方の端部が取付けられ、他方
    の端部が支持枠部材に取付けられて、透明窓戸部材を支
    持枠部材に対し回動可能に支持する支持軸部材を備えて
    いることを特徴とする包囲体を備える飲食カウンター。
  9. 【請求項9】 飲食用テーブルに沿って飲食物移送用フ
    ラットトップチェーンコンベヤを備えている飲食カウン
    ターにおいて、飲食物移送用のフラットトップチェーン
    コンベヤ上方を覆って設けられている覆体と、該覆体壁
    面に上部取付け部が取付けられ、中央部に窓孔を有し、
    前記飲食カウンターのフラットトップチェーンコンベヤ
    の外側に形成されているガイドレール外壁面に下部取付
    け部が取付けられ、前記窓孔を覆う輪郭を有する透明窓
    戸部材と、一方向に傾斜している透明窓戸部材移動路が
    形成されている窓枠部材を備えることを特徴とする飲食
    カウンター。
  10. 【請求項10】 窓孔の輪郭が四角形であり、透明窓戸
    部材の輪郭が四角形であることを特徴とする請求項9に
    記載の飲食カンター。
  11. 【請求項11】 飲食用テーブルに沿って飲食物移送用
    フラットトップチェーンコンベヤを備えている飲食カウ
    ンターにおいて、飲食物移送用のフラットトップチェー
    ンコンベヤ上方を覆って設けられている覆体と、該覆体
    壁面に上部取付け部が取付けられ、中央部に窓孔を有
    し、前記飲食カウンターのフラットトップチェーンコン
    ベヤの外側に形成されているガイドレール外壁面に取付
    け可能に形成されている取付け部を下部に有する支持枠
    部材と、前記窓孔内に配設される透明板状窓戸部材と、
    前記透明板状窓戸部材又は支持枠部材の何れか一方に設
    けられるロータリーダンパーと、一方の端部がロータリ
    ーダンパーに取付けられ、他方の端部が、前記ロータリ
    ーダンパーが取付けられていない前記透明板状窓戸部材
    又は支持枠部材に取付けられて、透明板状窓戸部材を支
    持枠部材に対しロータリーダンパーを介して回動可能に
    支持する支持軸部材とを備えていることを特徴とする包
    囲体を備える飲食カウンター。
  12. 【請求項12】 飲食用テーブルに沿って飲食物移送用
    フラットトップチェーンコンベヤを備え、該フラットト
    ップチェーンコンベヤの両側にガイドレールが設けら
    れ、該フラットトップチェーンコンベヤの上方を覆って
    覆体が設けられている飲食カウンターの覆体の側面及び
    該フラットトップチェーンコンベヤのガイドレールの外
    側壁面に、夫々止め孔を形成し、取付け窓枠部材の上部
    取付け部及び下部取付け部の夫々の止め孔を、対応する
    前記覆体の側面の止め孔及びガイドレールの外側壁面の
    止め孔に合わせて留め具を通して、取付け窓枠部材を前
    記飲食カウンターに取り付けて飲食カウンターに包囲体
    を形成することを特徴とする包囲体を備える飲食カウン
    ターの製造方法。
  13. 【請求項13】 飲食用テーブルに沿って飲食物移送用
    フラットトップチェーンコンベヤを備え、該フラットト
    ップチェーンコンベヤの両側にガイドレールが設けら
    れ、該フラットトップチェーンコンベヤの上方を覆って
    覆体が設けられている飲食カウンターが既設であり、取
    付け窓枠部材が新設であり、新設の取付け窓枠部材を既
    設の飲食カウンターの覆体に取付けて、既設の飲食カウ
    ンターに包囲体特徴とすることを特徴とする包囲体を備
    える飲食カウンターの製造方法。
JP18528696A 1996-06-12 1996-06-12 飲食カウンター用取付け窓枠部材及び該窓枠部材を備える飲食カウンター並びにその取付け方法 Pending JPH09327364A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057440A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Tamotsu Ishikawa 回転寿司カウンター

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