JPH10248698A - 飲食物搬送用のコンベア装置 - Google Patents

飲食物搬送用のコンベア装置

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Publication number
JPH10248698A
JPH10248698A JP3650097A JP3650097A JPH10248698A JP H10248698 A JPH10248698 A JP H10248698A JP 3650097 A JP3650097 A JP 3650097A JP 3650097 A JP3650097 A JP 3650097A JP H10248698 A JPH10248698 A JP H10248698A
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JP
Japan
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food
tray
drink
cover
swing lever
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Application number
JP3650097A
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English (en)
Inventor
Muraichi Ishino
邑一 石野
Takashi Nakano
隆 中野
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ISHINO SANGYO KK
Original Assignee
ISHINO SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 飲食物を覆うカバーの取り扱いに面倒な手間
が掛からず、カバーが邪魔になることもなく、搬送時の
衛生を保つ。 【解決手段】 揺動レバー13,14の1つとカバー1
7とを、カバーの開閉に応じて、揺動レバーが立ち上が
った位置とトレー1上面側に伏せた位置とに選択的に揺
動して位置するように連結する。カバーの開時に飲食物
載置用プレート2が持ち上がり、閉時にトレー側に飲食
物載置用プレートが引き下がるように構成する。飲食物
載置用プレート上に飲食物を載置したときには、飲食物
の重量により、飲食物載置用プレートが引き下がり、か
つ、カバーが閉じるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食物搬送用のコ
ンベア装置に関し、特に、飲食物の搬送時の衛生性を高
く保つ機能を有する飲食物搬送用のコンベア装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、飲食店の一つとして、回転移動す
るプレート上に載せた寿司を順次搬送して、飲食者がこ
れを適宜選択して食する、所謂、回転寿司店が知られて
いる。このような回転寿司店にあっては、皿に置かれた
寿司が載せられたプレートを回転移動させるためのコン
ベア装置が設けられている。
【0003】このようなコンベア装置は、例えば長円形
状の搬送路に沿ってプレートを搬送するように構成され
ており、調理者が作った寿司をお皿に載せ、このお皿を
プレート上に置くことにより、寿司がコンベア装置の周
囲に設けられたテーブルの前の椅子に座った飲食者の前
に順次運ばれるようになっており、飲食者はこのお皿を
プレート上から下ろして食する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような回転寿司店
における寿司の搬送システムにあっては、寿司はプレー
ト上において露出した状態で搬送されるのが通例であ
る。このような搬送形態では、寿司は多くの飲食者の前
を通って搬送されることになるため、衛生性の面で劣
り、寿司をプレート上において何らかのカバーで覆った
状態で搬送されることが好ましい。
【0005】しかしながら、単にカバーで覆っただけの
構成では、カバーをする調理者側、カバーを取る飲食者
側にとっては、その都度カバーを動作させる手間がかか
り、面倒であると共に、外したカバーが邪魔になる等の
問題点がある。このため、従来より、カバーをする調理
者側、カバーを取る飲食者側にとって、面倒な作業が不
要であると共に、カバーが邪魔になる等の問題点のない
手法で、衛生面に優れた搬送システムが要望されてい
た。
【0006】本発明は以上のような従来の課題を解決す
るため、かつ従来の要求を満足するためなされたもので
あり、カバーの取り扱いに面倒な手間が掛からず、しか
も、カバーが邪魔になることなく、搬送時の衛生を保つ
ことができる飲食物搬送用のコンベア装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、所定形状の複数のトレー
と、該各トレー上に夫々設置される飲食物載置用プレー
トと、該各トレーを所定の搬送経路に沿って整列して搬
送用ガイド部材によりガイドしつつ搬送する搬送手段
と、を含んで構成される飲食物搬送用のコンベア装置で
あって、一端部が前記トレー上面に回動自由に支持さ
れ、他端部が前記飲食物載置用プレート底面に回動自由
に支持される少なくとも1つの揺動レバーと、前記揺動
レバーを立ち上げる方向に弾性付勢する弾性部材と、前
記各トレーと各飲食物載置用プレートとを覆うカバーで
あって、一端部がトレー側に回動自由に支持されて開閉
自由なカバーと、を含んで構成され、前記揺動レバーの
1つと前記カバーとを、カバーの開閉に応じて、揺動レ
バーが立ち上がった位置とトレー上面側に伏せた位置と
に選択的に揺動して位置するように連結し、カバーの開
時に飲食物載置用プレートが持ち上がり、閉時にトレー
側に飲食物載置用プレートが引き下がるように構成さ
れ、かつ前記飲食物載置用プレート上に飲食物を載置し
たときには、飲食物の重量により、前記飲食物載置用プ
レートが引き下がりかつカバーが閉じるように構成され
たことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、前記搬送手段は、
搬送経路に沿って配設されたホローピンチェーンを駆動
手段により駆動して移動動作させ、該ホローピンチェー
ンの適所に連結されたトレーを搬送経路に沿って整列し
て搬送する構成であることを特徴とする。請求項3に係
る発明は、垂直方向に延びて、前記トレーの底壁中央部
に開設された回転支持孔にベアリングを介して貫通され
る回転中心ピンを備え、前記ホローピンチェーンの複数
箇所には、前記回転中心ピンの下端部が挿入結合される
と共に、ホローピンチェーンの両側部には搬送経路に沿
って延びる搬送用ガイド部材としての第1のガイド部材
が夫々結合され、前記搬送経路に沿って延び、前記トレ
ー底面が当接する上面が球面形状をなした搬送用ガイド
部材としての第2のガイド部材が固定取付されているこ
とを特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明は、前記搬送経路の両
側部には、夫々搬送経路に沿って延びる搬送用ガイド部
材としての一対のレールが設けられていることを特徴と
する。請求項5に係る発明は、前記トレーの底壁の両側
部夫々の離間する2位置には、夫々回転自由な搬送用ガ
イド部材としての一対のガイドローラが固定取付され、
一方の側部の一対のガイドローラ外周面は、一方のレー
ルの内周面に接触され、他方の側部の一対のガイドロー
ラ外周面は、他方のレールの内周面に接触されることを
特徴とする。
【0010】請求項6に係る発明は、一端部が前記トレ
ー上面に回動自由に支持され、他端部が前記飲食物載置
用プレート底面に回動自由に支持される2つの揺動レバ
ーと、各揺動レバーを立ち上げる方向に弾性付勢する弾
性部材としてのネジリコイルバネと、を備え、前記揺動
レバーは、夫々長尺板部材を略コ字形状に折曲した形状
に形成されて、一対の片部と両片部を連接する連接部と
から構成され、各揺動レバーの両片部の基部には支軸が
貫通され、該支軸の両端部は、トレー底壁の一側部上面
に横方向に離間して固定取付された一対のブラケットに
より支持されると共に、該揺動レバーの両片部の先端部
には支軸が貫通され、該支軸の両端部は、飲食物載置用
プレート底面に横方向に離間して固定取付された一対の
ブラケットにより支持される一方、一方の支軸の両端部
外周には、夫々前記ネジリコイルバネのコイル部が嵌挿
され、各ネジリコイルバネの一方の端部の略L字部は、
揺動レバーの片部に形成された孔に挿入されると共に、
各ネジリコイルバネの一方の端部の略L字部は、トレー
底壁上面に設けられたストッパに形成された孔に挿入さ
れることを特徴とする。
【0011】請求項7に係る発明は、前記トレー上面に
は支軸位置の下方に対応する位置にストッパが設けら
れ、前記揺動レバーの連接部の下縁部がこのストッパに
係止されることにより、揺動レバーの揺動角度が規制さ
れ、飲食物載置用プレートがトレー上面から持ち上がる
高さが所定高さに制限されることを特徴とする。
【0012】請求項8に係る発明は、前記一方の揺動レ
バーと前記カバーとは、カバーの開閉に応じて、揺動レ
バーが立ち上がった位置とトレー上面側に伏せた位置と
に選択的に揺動して位置するように連結され、カバーの
開時に、上述したように飲食物載置用プレートが持ち上
がり、閉時にトレー側に飲食物載置用プレートが引き下
がるように構成され、かつ前記飲食物載置用プレート上
に飲食物を載置したときには、飲食物の重量により、上
述したように飲食物載置用プレートが引き下がりかつカ
バーが閉じるように構成されることを特徴とする。
【0013】請求項9に係る発明は、一方の揺動レバー
の両片部夫々の上縁部には、上方に立ち上がった後、側
方に延びる係合片が折曲形成され、一方の係合片は、カ
バーの一側壁の下縁部近傍位置に開設された方形状のス
リット部に挿入され、他方の係合片は、カバーの他側壁
の下縁部に添えられ、揺動レバーとカバーとが結合され
ることを特徴とする。
【0014】請求項10に係る発明は、前記搬送経路に
沿って搬送移動される各トレーは、搬送経路の所定の部
位で前後方向が反転されるように構成されていることを
特徴とする。請求項11に係る発明は、前記トレーの4
つの角部には、夫々回転ガイドが突出形成され、搬送経
路の2箇所には、搬送経路に設けられた搬送用ガイド部
材を所定長さ分だけ除去した部分であって、トレーのカ
バーが開く側が搬送経路外側から搬送経路内側に反転す
る領域となる除去部分と、トレーのカバーが開く側が搬
送経路内側から搬送経路外側に反転する領域となる除去
部分と、が設けられ、前記除去部分の側部には、搬送さ
れてきたトレーの前記回転ガイドの先端部が当接可能な
位置に位置する一対のストッパローラが離間して設けら
れたことを特徴とする。
【0015】請求項12に係る発明は、前記回転中心ピ
ンの軸方向の略中間部外周には前記トレー底面が当接す
る摺動支持板が溶接により固着されており、この摺動支
持板とトレーとの当接面には摺動用シートが介装されて
いることを特徴とする。請求項13に係る発明は、前記
カバーの前壁の下部には、カバー操作用の把手部が設け
られていることを特徴とする。
【0016】かかる本発明の作用について説明すると、
請求項1に係る発明において、搬送手段を駆動すると、
各トレーが夫々搬送経路に沿って搬送される。例えば、
調理人は、搬送経路の内側において、カバーが開いた状
態にあって、持ち上がっている飲食物載置用プレート上
に飲食物を載せたお皿等を置く。
【0017】飲食物載置用プレート上に飲食物を載せた
お皿等を置くことにより、飲食物とお皿等の重量によ
り、飲食物載置用プレートが引き下がりかつカバーが閉
じる。そして、例えば、お客がカバーを開けると、飲食
物載置用プレートが持ち上がる。そして、飲食物載置用
プレート上から飲食物を載せたお皿等を取ると、飲食物
とお皿等の重量が飲食物載置用プレートに加わらなくな
るため、飲食物載置用プレートが持ち上がった状態のま
まとなり、この状態で搬送される。
【0018】このように空となったトレーが搬送され、
再び、搬送経路の内側において、カバーが開いた状態に
あって、持ち上がっている飲食物載置用プレート上に飲
食物を載せたお皿等を置く。請求項2に係る発明におい
て、ホローピンチェーンを駆動して移動動作させること
により、トレーが搬送経路に沿って整列して搬送され
る。
【0019】請求項3に係る発明において、ホローピン
チェーンの移動動作により、回転中心ピンが移動してト
レーが搬送される。この際、第1のガイド部材と第2の
ガイド部材とによりトレーがガイドされながら移動す
る。請求項4に係る発明において、トレーは一対のレー
ルに沿ってガイドされながら搬送される。
【0020】請求項5に係る発明において、トレーは、
その両側部のガイドローラがレールに沿って回転しなが
ら移動する。請求項6に係る発明において、各揺動レバ
ーは、ネジリコイルバネの弾性力によって、立ち上がる
方向に弾性付勢され、これによって飲食物載置用プレー
トがトレーから持ち上がった状態となり、飲食物載置用
プレートに荷重を加えることによって、各揺動レバー
は、ネジリコイルバネの弾性力に抗して、伏せる方向に
弾性付勢され、これによって飲食物載置用プレートがト
レー側に引き下がった状態となる。
【0021】請求項7に係る発明において、揺動レバー
の連接部の下縁部がストッパに係止されることにより、
揺動レバーの揺動角度が規制される。請求項8に係る発
明において、カバーの開時に、飲食物載置用プレートが
持ち上がり、閉時にトレー側に飲食物載置用プレートが
引き下がるように構成され、かつ前記飲食物載置用プレ
ート上に飲食物を載置したときには、飲食物の重量によ
り、上述したように飲食物載置用プレートが引き下がり
かつカバーが閉じる。
【0022】請求項9に係る発明において、係合片がス
リット部に挿入されることにより、揺動レバーとカバー
とが結合される。請求項10に係る発明において、搬送
移動される各トレーの前後方向は、搬送経路の所定の部
位で反転される。請求項11に係る発明において、トレ
ーが搬送されてきて除去部に至り、トレーの回転ガイド
の先端部が一対のストッパローラのうち手前側のストッ
パローラに当接し、この状態で、トレーが搬送され続け
ることによって、トレーに回転力が付与され、トレーが
回転中心ピンを中心として回転し始める。トレーが例え
ば90度の角度回動するとそのままの状態でトレーが搬
送される。トレーが搬送されてきて除去部に至り、トレ
ーの回転ガイドの先端部が一対のストッパローラのうち
奥側のストッパローラに当接する。この状態で、トレー
が搬送され続けることによって、トレーに回転力が付与
され、トレーが回転中心ピンを中心として回転し始め
る。トレーが90度の角度回動するとそのままの状態で
トレーが搬送される。
【0023】請求項12に係る発明において、トレー
は、その底面が摺動支持板に摺動シートを介して摺接し
ながら回動する。請求項13に係る発明において、把手
部を持ってガバーの開閉が行われる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、
本発明の飲食物搬送用のコンベア装置を、回転寿司店に
おいて、例えば長円形状の搬送路に沿って寿司を載せた
お皿が置かれたプレートを搬送するコンベア装置に適用
した例である。
【0025】図1〜図3において、飲食物搬送用のコン
ベア装置は、所定形状の複数のトレー1と、該各トレー
1上に夫々設置される飲食物載置用プレート2と、該各
トレー1を所定の搬送経路に沿って整列して搬送する搬
送手段と、を含んで構成される。前記各トレー1は、上
面が開放された方形箱状に形成されている。
【0026】前記各飲食物載置用プレート2は、前記ト
レー1よりも外形寸法が若干小さい方形状に形成されて
いる。前記搬送手段は、搬送経路に沿って配設されたホ
ローピンチェーン3を図示しない駆動手段により駆動し
て移動動作させ、該ホローピンチェーン3の適所に連結
されたトレー1を搬送経路に沿って整列して搬送する構
成である。
【0027】即ち、搬送経路の両側部には、夫々搬送経
路に沿って延びる一対のレール4A,4Bが設けられて
いる。このレール4A,4Bは、搬送経路の両側部のコ
ンベア装置本体部を構成する略L字形断面のフレーム4
Dに固定された板材からなるレール構成部材4の上端部
を上方向に凸に成形することにより形成される。
【0028】前記レール構成部材4の内端部間には搬送
経路に沿って延びる溝部4Cが形成されおり、この溝部
4Cに前記ホローピンチェーン3が配設されている。こ
のホローピンチェーン3の複数箇所には、垂直方向に延
びる回転中心ピン5の下端部が挿入結合されると共に、
ホローピンチェーン3の両側部には溝部4Cに沿って延
びる第1のガイド部材6が夫々結合される。
【0029】又、前記各レール構成部材4の上面には、
溝部4Cに沿って延びる、上面が球面形状をなした第2
のガイド部材7が固定取付されている。前記回転中心ピ
ン5の軸方向の略中間部外周には摺動支持板8が溶接に
より固着されており、この摺動支持板8の上面には摺動
用シート9が装着されている。かかる回転中心ピン5の
上端部は、前記トレー1の底壁中央部に開設された回転
支持孔1Aにベアリング10を介して貫通されている。
【0030】この場合、トレー1の底面に一体成形され
て下方に突出される支持部1Bが摺動用シート9に当接
される。又、トレー1の底壁の両側部夫々の離間する2
位置には、夫々回転自由な一対のガイドローラ11,1
2が固定取付されており、一方の側部の一対のガイドロ
ーラ11外周面は、一方のレール4Aの内周面に接触さ
れ、他方の側部の一対のガイドローラ12外周面は、他
方のレール4Bの内周面に接触される。
【0031】前記ガイドローラ11,12は、図6に示
すように、シャフトaと、ローラ部材bと、ベアリング
cと、ワッシャdとから構成される。かかる構成の飲食
物搬送用のコンベア装置においては、ホローピンチェー
ン3の移動動作により、回転中心ピン5が移動し、これ
に連結されたトレー1が2つのガイド部材6,7により
ガイドされ、かつガイドローラ11,12がレール4
A,4Bに沿って回転されつつ、搬送経路に沿って搬送
される。
【0032】ここで、一端部がトレー1上面に回動自由
に支持され、他端部が飲食物載置用プレート2底面に回
動自由に支持される2つの揺動レバー13,14と、各
揺動レバー13,14を立ち上げる方向に弾性付勢する
弾性部材としての一対ずつのネジリコイルバネ15,1
6と、各トレー1と各飲食物載置用プレート2とを覆う
カバーであって、一端部がトレー1側に回動自由に支持
されて開閉自由なカバー17と、が設けられている。
【0033】前記揺動レバー13,14は、夫々長尺板
部材を略コ字形状に折曲した形状に形成されており、一
対の片部13A,14Aと両片部13A同士、14A同
士を連接する連接部13B,14Bとから構成される。
一方の揺動レバー13の両片部13Aの基部には支軸1
8が貫通されている。この支軸18の両端部は、トレー
1底壁の一側部上面に横方向に離間して固定取付された
一対のブラケット19により支持される。
【0034】又、この揺動レバー13の両片部13Aの
先端部には支軸20が貫通されている。この支軸20の
両端部は、飲食物載置用プレート2底面に横方向に離間
して固定取付された一対のブラケット21により支持さ
れる。そして、支軸18の両端部外周には、夫々各ネジ
リコイルバネ15のコイル部が嵌挿され、各ネジリコイ
ルバネ15の一方の端部の略L字部は、揺動レバー13
の片部13Aに形成された孔に挿入される。又、各ネジ
リコイルバネ15の一方の端部の略L字部は、トレー1
底壁上面に設けられたストッパ22に形成された孔に挿
入される。
【0035】一方、他方の揺動レバー14の両片部14
Aの基部には支軸23が貫通されている。この支軸23
の両端部は、トレー1底壁に横方向に離間して固定取付
された一対のブラケット24により支持される。又、こ
の揺動レバー14の両片部14Aの先端部には支軸25
が貫通されている。この支軸25の両端部は、飲食物載
置用プレート2の一側部底面に横方向に離間して固定取
付された一対のブラケット26により支持される。
【0036】そして、支軸23の両端部外周には、夫々
各ネジリコイルバネ16のコイル部が嵌挿され、各ネジ
リコイルバネ16の一方の端部の略L字部は、揺動レバ
ー14の片部14Aに形成された孔に挿入される。又、
各ネジリコイルバネ16の一方の端部の略L字部は、ト
レー1底壁上面に設けられたストッパ27に形成された
孔に挿入される。
【0037】以上説明した構造によって、各揺動レバー
13,14は、ネジリコイルバネ16の弾性力によっ
て、立ち上がる方向に弾性付勢され、これによって飲食
物載置用プレート2がトレー1から持ち上がった状態と
なり、飲食物載置用プレート2に荷重を加えることによ
って、各揺動レバー13,14は、ネジリコイルバネ1
5,16の弾性力に抗して、伏せる方向に弾性付勢さ
れ、これによって飲食物載置用プレート2がトレー1側
に引き下がった状態となるように構成されている。
【0038】尚、飲食物載置用プレート2がトレー1上
面から持ち上がる高さを所定高さに制限されており、こ
れは各揺動レバー13,14のトレー1上面に対する揺
動角度の規制により行われる。この場合、トレー1上面
にはストッパ28,29が設けられており、揺動レバー
13,14の連接部13B,14Bの下縁部がこのスト
ッパ28,29に係止されることにより、揺動レバー1
3,14の揺動角度が規制されるようになっている。
【0039】前記カバー17は、底面が開放された略方
形ドーム状に形成されており、前壁は湾曲した壁面に形
成されている。又、カバー17の前壁の下部には、カバ
ー操作用の把手部17Aが設けられている。ここで、前
述した一方の揺動レバー13とカバー17とは、カバー
17の開閉に応じて、揺動レバー13,14がトレー1
上面側から立ち上がった位置と、トレー1上面側に伏せ
た位置と、に選択的に揺動して位置するように連結さ
れ、カバー17の開時に、上述したように飲食物載置用
プレート2が持ち上がり、閉時にトレー1側に飲食物載
置用プレート2が引き下がるように構成され、かつ前記
飲食物載置用プレート2上に飲食物を載置したときに
は、飲食物の重量により、上述したように飲食物載置用
プレート2が引き下がりかつカバー17が閉じるように
構成される。
【0040】この構成について説明すると、一方の揺動
レバー13の両片部13A夫々の上縁部には、上方に立
ち上がった後、側方に延びる係合片13Cが折曲形成さ
れている。一方の係合片13Cは、カバー17の一側壁
の下縁部近傍位置に開設された方形状のスリット部17
Bに挿入され、他方の係合片13Cは、カバー17の他
側壁の下縁部に単に添えられるだけである。
【0041】これは、カバー17と揺動レバー13との
組立を考慮した構成である。従って、かかる構成では、
揺動レバー13とカバー17とが結合され、カバー17
をその把手を持って持ち上げると、揺動レバー13が持
ち上げられて揺動する。即ち、カバー17は揺動レバー
13の支軸18を回動支点として回動する。カバー17
を開放するに従って2つの揺動レバー13,14が徐々
に揺動することによって、飲食物載置用プレート2がト
レー1上面から離れて上昇する。そして、上述したよう
に、揺動レバー13,14の連接部13B,14Bの下
縁部がこのストッパ28,29に係止されることによ
り、揺動レバー13,14の揺動角度が規制され、この
係止状態となった位置で、カバー17が止まり、かつト
レー1の上昇が止まる。
【0042】ここで、回転寿司店においては、搬送経路
の内側に寿司を作る調理人が位置し、外側に寿司を食す
る客が位置している。従って、搬送経路内側に位置する
調理人が寿司を載せたお皿を飲食物載置用プレート2に
置くためには、カバー17を搬送経路内側から開けて、
飲食物載置用プレート2を調理人側に向けることが好ま
しい。
【0043】そこで、本実施形態においては、搬送経路
に沿って搬送移動される各トレー1の前後方向を搬送経
路の所定の部位で前後方向を反転できるように構成され
ている。即ち、トレー1の4つの角部には、夫々回転ガ
イド31〜34が突出形成されている。
【0044】一方、図4及び図8に示すように、コンベ
ア装置の搬送経路の2箇所には、搬送経路に設けられた
左右のレール4A,4Bと第2のガイド部材7Aとを所
定長さ分だけ除去した部分(以下、除去部と称する)3
5A,35Bが形成される。各除去部35A,35Bに
おいて、調理人側の除去幅は小さく、客側の除去幅は大
きく設定される。
【0045】又、除去部35A,35Bにおいて、調理
人側の中間部の短い範囲には、レール4Aが設けられて
いる。2つの除去部35A,35Bのうちの一方の除去
部35Aは、カバー17の把手部17A側(カバー17
が開く側)が客側から調理人側に反転する領域であり、
他方の除去部35Bは、カバー17の把手部17A側
(カバー17が開く側)が調理人側から客側に反転する
領域である。
【0046】前記除去部35Aの調理人側には、一対の
ストッパローラ36,37が離間して設けられ、除去部
35Bの調理人側には、一対のストッパローラ38,3
9が離間して設けられている。このストッパローラ3
6,37,38,39の位置は、搬送されてきたトレー
1の前記回転ガイド31〜34の先端部が当接可能な位
置に設定され、一方のストッパローラ36,38は、前
記短い範囲のレール4A始まり部分に、他方のストッパ
ローラ37,39は、除去部の後のレール4A始まり部
分に、夫々設けられている。
【0047】先ず、図4及び図5に基づき、除去部35
Aにおいて、カバー17の把手部17A側が客側から調
理人側に反転する場合のトレー1の動作を説明する。 1.図4(A)の矢印A方向に、同図及び図6に示すよ
うに、カバー17が客側に向けて開放されたトレー1が
搬送されてきて除去部35Aに至り、トレー1の回転ガ
イド31の先端部が前側のストッパローラ36に当接す
る。
【0048】2.トレー1の回転ガイド31の先端部が
ストッパローラ36に当接した状態で、トレー1が搬送
され続けることによって、トレー1に回転力が付与さ
れ、図4(B)に示すように、トレー1が回転中心ピン
5を中心として回転し始める。 3.図4(C)に示すように、トレー1が90度の角度
回動するとそのままの状態でトレー1が搬送される。
【0049】4.トレー1が搬送されてきて、トレー1
の回転ガイド34の先端部が後側のストッパローラ37
に当接する。 5.トレー1の回転ガイド34の先端部がストッパロー
ラ37に当接した状態で、トレー1が搬送され続けるこ
とによって、トレー1に回転力が付与され、図4(D)
に示すように、トレー1が回転中心ピン5を中心として
回転し始める。
【0050】6.図4(E)に示すように、トレー1が
90度の角度回動するとそのままの状態でトレー1が、
左右のレール4A,4Bと第2のガイド部材7A等によ
ってガイドされながら、通常通り搬送される。この状態
において、トレー1は、そのカバー17の把手部17A
側が客側から調理人側に反転し、図7に示すように、カ
バー17が調理人側に向けて開放されることになる。
【0051】次に、図8及び図9に基づき、除去部35
Bにおいて、カバー17の把手部17A側が調理人側か
ら客側に反転する場合のトレー1の動作を説明する。 1.図8(A)の矢印B方向に、同図及び図7に示すよ
うに、カバー17が閉じられたトレー1が搬送されてき
て除去部35Bに至り、トレー1の回転ガイド33の先
端部が前側のストッパローラ38に当接する。
【0052】2.トレー1の回転ガイド33の先端部が
ストッパローラ38に当接した状態で、トレー1が搬送
され続けることによって、トレー1に回転力が付与さ
れ、図8(B)に示すように、トレー1が回転中心ピン
5を中心として回転し始める。 3.図8(C)に示すように、トレー1が90度の角度
回動するとそのままの状態でトレー1が搬送される。
【0053】4.トレー1が搬送されてきて、トレー1
の回転ガイド32の先端部が後側のストッパローラ39
に当接する。 5.トレー1の回転ガイド32の先端部がストッパロー
ラ39に当接した状態で、トレー1が搬送され続けるこ
とによって、トレー1に回転力が付与され、図8(D)
に示すように、トレー1が回転中心ピン5を中心として
回転し始める。
【0054】6.図8(E)に示すように、トレー1が
90度の角度回動するとそのままの状態でトレー1が、
左右のレール4A,4Bと第2のガイド部材7A等によ
ってガイドされながら、通常通り搬送される。この状態
において、トレー1は、図1の如く閉じられたカバー1
7の把手部17A側が調理人側から客側に反転する。
【0055】次に、かかる構成の飲食物搬送用のコンベ
ア装置の使用方法並びに動作について説明する。先ず、
搬送手段としてのホローピンチェーン3の駆動装置の電
源のメインスイッチをONして、ホローピンチェーン3
を駆動する。これにより、各トレー1が夫々搬送経路に
沿って搬送される。
【0056】調理人は、カバーが調理人側に開いた状態
にあって、持ち上がっている飲食物載置用プレート2上
に寿司40を載せたお皿41を置く。飲食物載置用プレ
ート2上に寿司40を載せたお皿41を置くことによ
り、寿司40とお皿41の重量により、上述したように
飲食物載置用プレート2が引き下がりかつカバー17が
閉じる。
【0057】かかるトレー1が搬送されて、図8の除去
部35B(反転部)に至ると、上述したような回転ガイ
ドとストッパローラの作用によって、トレー1は、その
カバー17の把手部17A側が調理人側から客側に反転
する。トレー1はカバー17の把手部17A側が客側を
向いた状態で搬送され、客席に座っているお客がカバー
17を開けると、飲食物載置用プレート2が持ち上が
る。
【0058】そして、飲食物載置用プレート2上から寿
司40を載せたお皿41を取る。このように、飲食物載
置用プレート2上から寿司40を載せたお皿41を取っ
たことによって、寿司40とお皿41の重量が飲食物載
置用プレート2に加わらなくなるため、飲食物載置用プ
レート2が持ち上がった状態のままとなり、この状態で
搬送される。
【0059】このように空となったトレー1が搬送され
て、図4の除去部35A(反転部)に至ると、上述した
ような回転ガイドとストッパローラの作用によって、ト
レー1は、カバー17の把手部17A側が客側から調理
人側に反転する。以上のような作用が順次奏されて、寿
司が次々とお客に供給される。かかる構成の飲食物搬送
用のコンベア装置によると、回転寿司店における寿司の
搬送システムにおいて、寿司が露出した状態で搬送され
ないため、寿司が多くの飲食者の前を通って搬送されて
も、衛生性の向上を図ることができる。
【0060】又、単にカバーで覆っただけの構成ではな
く、飲食物の自重でカバー17の開閉を行うことができ
るため、その都度カバーを動作させる手間がかからず、
面倒が掛からないと共に、外したカバーが邪魔になる等
の問題点もない。特に、本実施形態においては、搬送経
路に沿って搬送移動される各トレー1の前後方向を搬送
経路の所定の部位で反転できるように構成されているか
ら、回転寿司店においては、搬送経路の内側に寿司を作
る調理人が位置し、外側に寿司を食する客が位置してい
る場合において、搬送経路内側に位置する調理人が寿司
40を載せたお皿41を飲食物載置用プレート2に容易
に置くことができ、作業性に優れている。
【0061】又、トレー1は、上方に引くことによっ
て、回転中心ピン5から容易に離脱することができるた
め、トレー1の清掃を容易に行えるという利点がある。
尚、本実施形態においては、飲食物搬送用のコンベア装
置を、回転寿司店において、例えば長円形状の搬送路に
沿って寿司40を載せたお皿41が置かれたプレート2
を搬送するコンベア装置に適用した例について説明した
が、回転寿司店に限らず、その他の飲食店に使用しても
良いし、飲食物の販売店等に使用しても良い等、広い用
途に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1に係る発明によると、飲食物が
露出した状態で搬送されないため、例えば、飲食物が人
前通って搬送されても、衛生性の向上を図ることがで
き、しかも、単にカバーで覆っただけの構成ではなく、
飲食物の自重でカバーの開閉を行うことができるため、
その都度カバーを動作させる手間がかからず、面倒が掛
からないと共に、外したカバーが邪魔になる等の問題点
もない等の利点を有する。
【0063】請求項2に係る発明によれば、簡単な構成
で、トレーを搬送経路に沿って整列して搬送することが
できる。請求項3〜5に係る発明によれば、トレーを安
定した状態でガイドしながら搬送することができ、特
に、請求項3に係る発明によれば、トレーは、上方に引
くことによって、回転中心ピンから容易に離脱すること
ができるため、トレーの清掃を容易に行えるという利点
がある。
【0064】請求項6に係る発明によれば、飲食物載置
用プレートを飲食物を載せた状態と載せない状態とに応
じて、引き下がった状態と、持ち上がった状態とに自動
的になり、飲食物をカバー内に収納する場合と格納する
場合の使用性を向上できる。請求項7に係る発明によれ
ば、飲食物載置用プレートを所定高さ位置に保持でき
る。
【0065】請求項8に係る発明によれば、カバーの開
閉に応じて、飲食物載置用プレートが引き下がった状態
と、持ち上がった状態とに自動的になり、飲食物をカバ
ー内に収納する場合と格納する場合の使用性を向上でき
る。請求項9に係る発明によれば、揺動レバーとカバー
との結合を簡単な構成で行うことができる。
【0066】請求項10〜12に係る発明によれば、搬
送経路に沿って搬送移動される各トレーの前後方向を搬
送経路の所定の部位で前後方向を反転できるように構成
されているから、例えば、回転寿司店等において、搬送
経路の内側に寿司を作る調理人が位置し、外側に寿司を
食する客が位置している場合、搬送経路内側に位置する
調理人が寿司を載せたお皿を飲食物載置用プレートに容
易に置くことができ、作業性に優れている。
【0067】請求項13に係る発明によれば、カバーの
開閉動作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る飲食物搬送用のコンベア装置の
一実施形態の側面断面図で、カバー閉状態を示す
【図2】 同上の側面断面図で、カバー開状態を示す
【図3】 図1中A−A矢視図
【図4】 カバーの把手部側が客側から調理人側に反転
する場合のトレーの動作を説明する平面図
【図5】 図4(A)中D矢視拡大図
【図6】 図4(A)中B−B矢視断面図
【図7】 図4(E)中C−C矢視断面図
【図8】 カバーの把手部側が調理人側から客側に反転
する場合のトレーの動作を説明する平面図
【図9】 図8(A)中E矢視拡大図
【符号の説明】
1 トレー 2 飲食物載置用プレート 3 ホローピンチェーン 4 レール構成部材 4A,4B レール 4C 溝部 5 回転中心ピン 7 第2のガイド部材 8 摺動支持板 9 摺動用シート 6 第1のガイド部材 10 ベアリング 11,12 ガイドローラ 13,14 揺動レバー 15,16 ネジリコイルバネ 17 カバー 18 支軸 20 支軸 23 支軸 25 支軸 31〜34 回転ガイド 35A,35B 除去部 17A 把手部 36,37 ストッパローラ 38,39 ストッパローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状の複数のトレーと、該各トレー上
    に夫々設置される飲食物載置用プレートと、該各トレー
    を所定の搬送経路に沿って整列して搬送用ガイド部材に
    よりガイドしつつ搬送する搬送手段と、を含んで構成さ
    れる飲食物搬送用のコンベア装置であって、 一端部が前記トレー上面に回動自由に支持され、他端部
    が前記飲食物載置用プレート底面に回動自由に支持され
    る少なくとも1つの揺動レバーと、 前記揺動レバーを立ち上げる方向に弾性付勢する弾性部
    材と、 前記各トレーと各飲食物載置用プレートとを覆うカバー
    であって、一端部がトレー側に回動自由に支持されて開
    閉自由なカバーと、 を含んで構成され、 前記揺動レバーの1つと前記カバーとを、カバーの開閉
    に応じて、揺動レバーが立ち上がった位置とトレー上面
    側に伏せた位置とに選択的に揺動して位置するように連
    結し、カバーの開時に飲食物載置用プレートが持ち上が
    り、閉時にトレー側に飲食物載置用プレートが引き下が
    るように構成され、かつ前記飲食物載置用プレート上に
    飲食物を載置したときには、飲食物の重量により、前記
    飲食物載置用プレートが引き下がりかつカバーが閉じる
    ように構成されたことを特徴とする飲食物搬送用のコン
    ベア装置。
  2. 【請求項2】前記搬送手段は、搬送経路に沿って配設さ
    れたホローピンチェーンを駆動手段により駆動して移動
    動作させ、該ホローピンチェーンの適所に連結されたト
    レーを搬送経路に沿って整列して搬送する構成であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の飲食物搬送用のコンベア
    装置。
  3. 【請求項3】垂直方向に延びて、前記トレーの底壁中央
    部に開設された回転支持孔にベアリングを介して貫通さ
    れる回転中心ピンを備え、前記ホローピンチェーンの複
    数箇所には、前記回転中心ピンの下端部が挿入結合され
    ると共に、ホローピンチェーンの両側部には搬送経路に
    沿って延びる搬送用ガイド部材としての第1のガイド部
    材が夫々結合され、 前記搬送経路に沿って延び、前記トレー底面が当接する
    上面が球面形状をなした搬送用ガイド部材としての第2
    のガイド部材が固定取付されていることを特徴とする請
    求項2記載の飲食物搬送用のコンベア装置。
  4. 【請求項4】前記搬送経路の両側部には、夫々搬送経路
    に沿って延びる搬送用ガイド部材としての一対のレール
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうち
    いずれか1つに記載の飲食物搬送用のコンベア装置。
  5. 【請求項5】前記トレーの底壁の両側部夫々の離間する
    2位置には、夫々回転自由な搬送用ガイド部材としての
    一対のガイドローラが固定取付され、一方の側部の一対
    のガイドローラ外周面は、一方のレールの内周面に接触
    され、他方の側部の一対のガイドローラ外周面は、他方
    のレールの内周面に接触されることを特徴とする請求項
    1〜4のうちいずれか1つに記載の飲食物搬送用のコン
    ベア装置。
  6. 【請求項6】一端部が前記トレー上面に回動自由に支持
    され、他端部が前記飲食物載置用プレート底面に回動自
    由に支持される2つの揺動レバーと、各揺動レバーを立
    ち上げる方向に弾性付勢する弾性部材としてのネジリコ
    イルバネと、を備え、 前記揺動レバーは、夫々長尺板部材を略コ字形状に折曲
    した形状に形成されて、一対の片部と両片部を連接する
    連接部とから構成され、 各揺動レバーの両片部の基部には支軸が貫通され、該支
    軸の両端部は、トレー底壁の一側部上面に横方向に離間
    して固定取付された一対のブラケットにより支持される
    と共に、該揺動レバーの両片部の先端部には支軸が貫通
    され、該支軸の両端部は、飲食物載置用プレート底面に
    横方向に離間して固定取付された一対のブラケットによ
    り支持される一方、 一方の支軸の両端部外周には、夫々前記ネジリコイルバ
    ネのコイル部が嵌挿され、各ネジリコイルバネの一方の
    端部の略L字部は、揺動レバーの片部に形成された孔に
    挿入されると共に、各ネジリコイルバネの一方の端部の
    略L字部は、トレー底壁上面に設けられたストッパに形
    成された孔に挿入されることを特徴とする請求項1〜5
    のうちいずれか1つに記載の飲食物搬送用のコンベア装
    置。
  7. 【請求項7】前記トレー上面には支軸位置の下方に対応
    する位置にストッパが設けられ、前記揺動レバーの連接
    部の下縁部がこのストッパに係止されることにより、揺
    動レバーの揺動角度が規制され、飲食物載置用プレート
    がトレー上面から持ち上がる高さが所定高さに制限され
    ることを特徴とする請求項6記載の飲食物搬送用のコン
    ベア装置。
  8. 【請求項8】前記一方の揺動レバーと前記カバーとは、
    カバーの開閉に応じて、揺動レバーが立ち上がった位置
    とトレー上面側に伏せた位置とに選択的に揺動して位置
    するように連結され、カバーの開時に、上述したように
    飲食物載置用プレートが持ち上がり、閉時にトレー側に
    飲食物載置用プレートが引き下がるように構成され、か
    つ前記飲食物載置用プレート上に飲食物を載置したとき
    には、飲食物の重量により、上述したように飲食物載置
    用プレートが引き下がりかつカバーが閉じるように構成
    されることを特徴とする請求項6又は7記載の飲食物搬
    送用のコンベア装置。
  9. 【請求項9】一方の揺動レバーの両片部夫々の上縁部に
    は、上方に立ち上がった後、側方に延びる係合片が折曲
    形成され、一方の係合片は、カバーの一側壁の下縁部近
    傍位置に開設された方形状のスリット部に挿入され、他
    方の係合片は、カバーの他側壁の下縁部に添えられ、揺
    動レバーとカバーとが結合されることを特徴とする請求
    項6〜8のうちいずれか1つに記載の飲食物搬送用のコ
    ンベア装置。
  10. 【請求項10】前記搬送経路に沿って搬送移動される各ト
    レーは、搬送経路の所定の部位で前後方向が反転される
    ように構成されていることを特徴とする請求項1〜9の
    うちいずれか1つに記載の飲食物搬送用のコンベア装
    置。
  11. 【請求項11】前記トレーの4つの角部には、夫々回転ガ
    イドが突出形成され、 搬送経路の2箇所には、搬送経路に設けられた搬送用ガ
    イド部材を所定長さ分だけ除去した部分であって、トレ
    ーのカバーが開く側が搬送経路外側から搬送経路内側に
    反転する領域となる除去部分と、トレーのカバーが開く
    側が搬送経路内側から搬送経路外側に反転する領域とな
    る除去部分と、が設けられ、 前記除去部分の側部には、搬送されてきたトレーの前記
    回転ガイドの先端部が当接可能な位置に位置する一対の
    ストッパローラが離間して設けられたことを特徴とする
    請求項10記載の飲食物搬送用のコンベア装置。
  12. 【請求項12】前記回転中心ピンの軸方向の略中間部外周
    には前記トレー底面が当接する摺動支持板が溶接により
    固着されており、この摺動支持板とトレーとの当接面に
    は摺動用シートが介装されていることを特徴とする請求
    項10又は11記載の飲食物搬送用のコンベア装置。
  13. 【請求項13】前記カバーの前壁の下部には、カバー操作
    用の把手部が設けられていることを特徴とする請求項1
    〜12のうちいずれか1つに記載の飲食物搬送用のコン
    ベア装置。
JP3650097A 1997-02-20 1997-02-20 飲食物搬送用のコンベア装置 Pending JPH10248698A (ja)

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