JP3791750B2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧用コンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
底壁外周から周壁を起立する容器本体と、該容器本体上面を開閉自在に閉塞する蓋体とを、各後部で蓋体の起伏が自在に枢着させた化粧用コンパクト容器が広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコンパクト容器は、容器本体内へ収納させた粉末状の化粧料をパフに付着させて使用しているが、このように使用するとパフに必要以上の化粧料が付着し易く、少量の化粧料を付着させて使用する場合には適当ではない。
【0004】
本発明は、容器本体に対して起伏自在に枢着させた中蓋下面へ粉末状化粧料を充填した浅皿状部を付設し、該浅皿状部を中蓋と共に起立させた状態でその浅皿状部内化粧料を容器本体内へ必要量振出して該振出した化粧料をパフに付着させて使用できるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として底壁2外周から周壁3を起立する容器本体1と、該容器本体上面を開閉自在に閉塞する蓋体4とを、各後部で蓋体4の起伏が自在に枢着させたコンパクト容器において、上記容器本体周壁上面の一部へ、該周壁上面を開閉自在に閉塞する中蓋11を枢着させて、蓋体開蓋状態では枢着部を中心として上外方への回動が可能に形成し、かつ中蓋11の外周部下面へ、弾性変形可能に設けた浅皿状部17の周壁18上端面を気密に接合させ、又該浅皿状部17内へは、棒状部一端を上方へ屈曲したレバー21を、該レバー棒状部の中間部下面は浅皿状部底板20の中央部上面へ、棒状部他端22は中蓋枢着部分側の周壁部分の下部内面へ、それぞれ接着させると共に上記屈曲部分が形成する屈曲部23の上端面は上記中蓋枢着部分と対抗する側の中蓋外周部下面へ当接させ、更に棒状部他端22と中蓋との間には間隙をおいて収納させ、又上記棒状部他端22を接着させた浅皿状部の周壁部分の直ぐ下方に通常閉塞しているスリット24を横設し、中蓋11を起立させて、レバー中間部を接合させた浅皿状部底板20の中央部を中蓋側へ押込むことで、屈曲部上端を支点としてレバー21が揺動して棒状部他端22が中蓋側へ移動し、このとき周壁18の弾性に抗してスリット24が開口可能に形成した。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に容器本体1を、有底の外容器体1aと有底の内容器体1bとを重合せて形成し、
蓋体後部は外容器体後部と、中蓋は内容器体周壁上面の一部と、それぞれ枢着させ、中蓋が内容器体上面を閉塞可能とした。
【0007】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共にレバー21の中間部下面にレバー横巾よりも大径の接着板25を付設し、該接着板下面を浅皿状部底板20の中央部上面へ接着させた。
【0008】
第4の手段として、上記第1、第2、又は第3の手段を有すると共に浅皿状部17の周壁18が囲む中蓋11部分上面に凹部14を穿設すると共に、該凹部底面の外周部を残して該外周部が囲む凹部底面部分に化粧粉補充用の透孔15を穿設し、又該透孔上面を開閉自在に閉塞するシート16を上記凹部内へ嵌合させ、該シート外周の一部を凹部底面の外周部へ貼着させた。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面について説明すると、1は底壁2外周から周壁3を起立する容器本体で、図示例においては該容器本体を、有底の外容器体1aと有底の内容器体1bとを重ね合せて形成している。これ等外容器体と内容器体とは適宜治具を用いることで分離可能に形成している。
【0010】
4は上記容器本体上面を開閉自在に閉塞する蓋体で、該蓋体はその後部を外容器体1aの後部と、蓋体4の起伏が自在に枢着させている。蓋体頂板の下面へは鏡5を貼着させており、又蓋体前部からはフック6を垂下して、外容器体周壁の前面上部に付設した係合突部7へ係合させて蓋体閉塞状態を保持可能とし、又その係合突部7下方に押釦8を装着させ、該押釦の押込みで上記フックが押上げられて開蓋できるよう設けている。
【0011】
図2が示すように、上記容器本体周壁上面の一部、正確には内容器体周壁の上面一部には、該内容器体上面を開閉自在に閉塞する中蓋11を枢着させ、蓋体開蓋状態では枢着部12を中心として図3が示すように上外方への回動が可能に形成している。図示例ではその中蓋はパフ13の載置板兼用に形成している。又該中蓋11の中央部上面へは凹部14を穿設し、該凹部底面の外周部を残して該外周部が囲む凹部底面部分に化粧粉補充用の透孔15を穿設し、又該透孔15上面を開閉自在に閉塞するシート16を凹部14内へ嵌合させ、該シート一部を凹部底面外周部へ貼着させている。
【0012】
上記中蓋11の外周部下面へは、弾性変形可能に設けた浅皿状部17の周壁18上端面を気密に接合させている。図示例では周壁上端外周にリング19を付設し、該リングを介して中蓋外周部下面へ接合させている。
【0013】
上記浅皿状部17内へは、棒状部の一端を上方へ屈曲して形成したレバー21を、該レバー棒状部の中間部下面を浅皿状部底板20の中央部上面へ、又棒状部の他端22を、中蓋枢着部分側の周壁部分内面へ、それぞれ接着させると共に、上記屈曲部分が形成する屈曲部23の上端面は、上記中蓋枢着部分と対向する側の中蓋外周部分下面へ当接させ、更に棒状部他端と中蓋との間には適当間隙をおいて収納させている。尚上記棒状部他端を接着させた浅皿状部周壁部分の直ぐ下方にはスリット24を横設している。該スリットは、通常閉塞しており、後述のようにレバー棒状部の他端22が中蓋11側へ移動し、その他端と接着されたスリット24の上方側の側部が、その他端と共に周壁18の弾性に抗して移動したときにだけ開口するよう設けている。レバー棒状部の中間部下面には棒状部横巾よりも大径の接着板25を付設し、該接着板下面を浅皿状部底板20に接着することが望ましい。
【0014】
上記構成において、蓋体4を開き、又シート16を開いて透孔15から粉末状化粧料を浅皿状部17内へ収納させておく。
【0015】
化粧料使用の際は、蓋体4を開き、又図3のように枢着部12を中心として中蓋11を起立させ、該状態から図4のように浅皿状部底板20の中央部を押すと、中蓋の下面に接する屈曲部23の上端面を支点としてレバーが揺動し、レバー他端22が中蓋11下面側へ移動することで、該レバー他端部と接着する浅皿状部の周壁部分は弾性に抗して中蓋側へ引き寄せられ、該引寄せによりスリット24が開口して、該開口から化粧料が容器本体内へ落下する。適当量落下後、上記押圧を離すと、レバー他端部を接着させた周壁部分が弾性復帰してスリット24は閉塞する。容器本体内に流出した化粧料をパフ13に付着させて使用し、使用後は再び中蓋11を閉じ、又蓋体4も閉塞する。
【0016】
【発明の効果】
本発明は既述のように中蓋11を起立させ、浅皿状部17の底板中央部を押圧すると、レバー他端部が浅皿状部周壁18の弾性に抗してスリット24を開口するよう設けたから、その浅皿状部内の粉末状化粧料を容器本体内へ流出させることが容易である。又そのスリット24の閉塞は、上記底板押圧を離すだけで可能としているから、その底板押圧時間を短かくしたり、長くしたりすることで化粧料流出量の調整ができ、該調整が容易である。
【0017】
請求項2項のように容器本体を有底の外容器体1aと、有底の内容器体1bとを重合せて形成し、外容器体と蓋体とを、又内容器体と中蓋とを、それぞれ枢着させ、中蓋11で内容器体上面を開閉自在とすることで容器の作成が容易となる。
【0018】
請求項3のようにレバーの中間部下面に、レバー中間部の横巾よりも大径の接着板25を付設し、該接着板下面を浅皿状部底板20の中央部へ接着させることでその接着面積を大きくしてその接着を確実とすることができる。
【0019】
請求項4のように、中蓋上面に凹部14を設け、該凹部底面の外周部を残して該外周部が囲む凹部底面部分に透孔15を穿設し、該透孔を開閉自在に閉塞するシート16を上記凹部内へ嵌合させて、該シート外周一部を凹部底面の外周部へ貼着させることで、浅皿状部内への化粧料の補充のための透孔15の開閉が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の前後方向断面図である。
【図2】 容器の左右方向断面図である。
【図3】 中蓋11を起立させた状態で示す断面図である。
【図4】 図3の状態から、浅皿状部底板中央部を押圧した状態で示す断面図である。
【符号の説明】
11…中蓋 17…浅皿状部
21…レバー 24…スリット
Claims (4)
- 底壁2外周から周壁3を起立する容器本体1と、該容器本体上面を開閉自在に閉塞する蓋体4とを、各後部で蓋体4の起伏が自在に枢着させたコンパクト容器において、上記容器本体周壁上面の一部へ、該周壁上面を開閉自在に閉塞する中蓋11を枢着させて、蓋体開蓋状態では枢着部を中心として上外方への回動が可能に形成し、かつ中蓋11の外周部下面へ、弾性変形可能に設けた浅皿状部17の周壁18上端面を気密に接合させ、又該浅皿状部17内へは、棒状部一端を上方へ屈曲したレバー21を、該レバー棒状部の中間部下面は浅皿状部底板20の中央部上面へ、棒状部他端22は中蓋枢着部分側の周壁部分の下部内面へ、それぞれ接着させると共に上記屈曲部分が形成する屈曲部23の上端面は上記中蓋枢着部分と対抗する側の中蓋外周部下面へ当接させ、更に棒状部他端22と中蓋との間には間隙をおいて収納させ、又上記棒状部他端22を接着させた浅皿状部の周壁部分の直ぐ下方に通常閉塞しているスリット24を横設し、中蓋11を起立させて、レバー中間部を接合させた浅皿状部底板20の中央部を中蓋側へ押込むことで、屈曲部上端を支点としてレバー21が揺動して棒状部他端22が中蓋側へ移動し、このとき周壁18の弾性に抗してスリット24が開口可能に形成したことを特徴とする化粧用コンパクト容器。
- 容器本体1を、有底の外容器体1aと有底の内容器体1bとを重合せて形成し、
蓋体後部は外容器体後部と、中蓋は内容器体周壁上面の一部と、それぞれ枢着させ、中蓋が内容器体上面を閉塞可能とした
ことを特徴とする、請求項1記載の化粧用コンパクト容器。 - レバー21の中間部下面にレバー横巾よりも大径の接着板25を付設し、該接着板下面を浅皿状部底板20の中央部上面へ接着させた
ことを特徴とする請求項1又は2記載の化粧用コンパクト容器。 - 浅皿状部17の周壁18が囲む中蓋11部分上面に凹部14を穿設すると共に、該凹部底面の外周部を残して該外周部が囲む凹部底面部分に化粧粉補充用の透孔15を穿設し、又該透孔上面を開閉自在に閉塞するシート16を上記凹部内へ嵌合させ、該シート外周の一部を凹部底面の外周部へ貼着させた
ことを特徴とする、請求項1、2又は3記載の化粧用コンパクト容器。
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