JP3788001B2 - コイル搬送用吊具及びその使用方法 - Google Patents

コイル搬送用吊具及びその使用方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコイル搬送用吊具に関し、さらに詳しくは、薄板鋼板コイルの巻き不良部、特にテレスコープ状不良を吊具によって挟み込んで発生する鋼板の耳折れや板エッジの割れを防止し、巻不良コイルを品質悪化させないコイルハンドリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
薄板鋼板コイルを搬送する場合に上部フレームから吊り腕を吊下しコイルの内径の孔に吊り腕下端の爪を挿入してコイルを吊上げて搬送する吊具がある。薄板鋼板コイルは、巻取り時にいわゆる竹の子となったり、その他巻き形状不整となってコイル側面に凹凸が生ずることがある。このような薄板鋼板コイルを吊具で吊上げる場合、薄板の側面を損傷するおそれがある。このような損傷を防止するために、一般的には、吊り腕内面に緩衝材を貼りつけたり、特開平1−181693号公報に開示されているように、吊具の吊り腕をいったん閉じて、また、少し開いて吊り上げるようにした技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
吊具の吊り腕の内側に緩衝材を貼ったり、吊り腕を一旦閉じてまた開くようにした技術では、コイルの側面に突出した部分が折れてしまうことを回避することができず、結局次工程にて不良部を切り捨ててしまう必要性があった。
本発明はこのような問題を解決し、薄板鋼板コイルのコイルの巻き不良部、特にテレスコープ状不良になっているコイルを、吊具で挟み込むことにより発生する耳折れや板エッジの割れなどを防止した搬送用吊具を用いるコイルハンドリング技術を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、薄板鋼板コイルの搬送用吊具において、吊り腕を水平駆動する駆動装置とは別個に吊り腕の爪を吊り腕間測定距離ammと対象コイルの幅cmmとにもとづいて決定される移動量(a−c)mmだけ水平移動可能なように、水平駆動する駆動装置を備えたことを特徴とするコイル搬送用吊具である。
このコイル搬送用吊具は吊り腕の内側にコイル側面の突出部を検出するセンサを設け、このセンサがコイルの側面に接触した時その位置を確認するようにすると好適である。
【0005】
本発明のコイル搬送用吊具の使用方法としては、吊り腕を水平駆動する駆動装置と爪を水平駆動する駆動装置とコイル側面の突出部を検出するセンサとを設けたコイル搬送用吊具を用い、吊り腕を移動してコイルの側面の最突出部をセンサで検知し、この検知に基づき吊り腕の移動を停止し、ついで吊り腕の爪を吊り腕間測定距離ammと対象コイルの幅cmmとにもとづいて決定した移動量(a−c)mmだけ水平移動させて爪でコイル内径を支持し、コイルを吊上げ搬送することを特徴とする。
【0006】
本発明の薄板鋼板コイルの搬送用吊具は、吊り腕を水平駆動する駆動装置とは別個に吊り腕の爪を水平駆動する駆動装置を備える。そして、吊り腕の内側にタッチセンサを設け、吊り腕を移動してコイルの側面の最突出部をタッチセンサで検知し、この検知に基づき吊り腕の移動を停止し、吊り腕の爪を移動させて爪でコイル内径を支持するようにする。従って、コイルの巻き不良によるコイル側面の突出部、特にテレスコープ状不良部を吊り腕が挟み込んで耳折れや板エッジ割れを発生することを防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は実施例の吊具の全体を示す側面図、図2はその作動を説明する説明図である。この実施例は、上部フレーム1から2本の吊り腕10a、10bを垂下し、この吊り腕10a、10bは薄板鋼板コイル11を挟むように横移動する。2本の吊り腕10a、10bのそれぞれの内側にコイル端検出用アタッチメント5a、5bとコイル検出用レバースイッチ6a、6bとからなるタッチセンサ7a、7bを備えている。
【0008】
それぞれの吊り腕10a、10bには、その下部に吊上用爪8a、8bをそれぞれ、吊り腕10a、10bに対して相対横移動自在に取付けてある。図1では、それぞれ、爪駆動用モータ2a、2b、1次側爪駆動ギア3a、3b、爪駆動用ベルト9a、9b、2次側爪駆動用ギア4a、4bを介して移動するようになっている。すなわち、まず、上部フレーム1上に据えられた駆動用モータ2a、2bにて1次側爪駆動用ギア3a、3bを回し、ベルト9a、9bを介して2次側爪駆動用ギア4a、4bを回し、その回転力をラックピニオン方式で直線運動に変換し、コイル吊上げ用爪8a、8bを水平方向に動かすようにしている。
【0009】
図2は実施例の作動状態を示す説明図である。コイル11を吊上げ搬送する前に、吊具をコイル11上に移動させ、2本の吊り腕10a、10bをコイル11を挟む方向に横移動する。コイル11の巻き不良により生じた突出部12がコイル検出用アタッチメント5aに接触すると、コイル検出用レバースイッチ6aのレバーを押し、レバースイッチ6aが作動して接触を検知する。この検知信号により、吊り腕10aの横移動を停止させる。非検出側の吊り腕10bも同様に薄板鋼板コイル11の側面を検出するまで移動させ、コイル検出用アタッチメント5bが薄板鋼板コイル11の側面又はその突出部に接触しコイル検出用レバースイッチ6bがこれをを検出した時、吊り腕10bの横移動を停止させる。
【0010】
図3は、薄板コイル11の側面の突出部12を検出する他の手段の例の説明図で吊具の左半分を示したものである。腕10aに、下向にレーザ光15を放射するレーザセンサ14を設けておき、薄板鋼板コイル11の側面の突出部12を検出するようにしたものである。
それぞれの吊り腕10a、10bの横移動停止後、吊り腕10a、10b間の距離を吊り腕10a、10b内に取り付けた吊り腕間距離センサ13a、13bにて測定する。この値をammとする。また、上位コンピュータ等から、対象コイル11の幅を伝送させる。この値をcmmとする。
【0011】
爪駆動用モータ2a、2bを駆動し、それぞれの吊り腕10a、10bの下部に取付けられている吊上用爪8a、8bをそれぞれ(a−c)mm、閉方向に移動させ、吊上用爪8a、8bの移動を完了する。この吊上用爪8a、8b間の距離は爪8a又は8bのいずれかの先端に設けたレーザ距離計によって検出するとよい。
【0012】
ついで、コイルの吊り上げ作業に移る。これによりコイル巻き状態が不整になっている薄板鋼板コイルの側面の薄板鋼板の突出部を折り曲げることなくコイルを吊上げることができ、正常なハンドリング作業ができるようになる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は巻き不良によって薄板鋼板コイルの端面の一部が突出している場合にも、突出部を吊具で押し込むことなく、コイル内径に吊上用爪が当たるようにしたので、コイル耳折れ等を発生することなく、不良削減可能となった。
また、タッチセンサで検出して吊具を操作するので、人による認知が不要であり、自動クレーンにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例の作動説明図である。
【図3】突起部検出の別の手段の説明図である。
【符号の説明】
1 上部フレーム
2a、2b 爪駆動用モータ
3a、3b 1次側爪駆動用ギア
4a、4b 2次側爪駆動用ギア
5a、5b コイル端検出用アタッチメント
6a、6b コイル端検出用レバースイッチ
7a、7b タッチセンサ
8a、8b 吊上用爪
9a、9b 爪駆動用ベルト
10a、10b 吊り腕
11 薄板鋼板コイル
12 突出部
13a、13b 吊り腕間距離センサ
14 レーザセンサ
15 レーザ光

Claims (3)

  1. 薄板鋼板コイルの搬送用吊具において、吊り腕を水平駆動する駆動装置とは別個に吊り腕の爪を、吊り腕間測定距離ammと対象コイルの幅cmmとにもとづいて決定される移動量(a−c)mmだけ水平移動可能なように、水平駆動する駆動装置を備えたことを特徴とするコイル搬送用吊具。
  2. 吊り腕の内側にコイル側面の突出部を検出するセンサを設けたことを特徴とする請求項1記載のコイル搬送用吊具。
  3. 請求項2記載のコイル搬送用吊具を用い、吊り腕を移動してコイルの側面の最突出部を検知し、該検知に基づき吊り腕の移動を停止し、ついで吊り腕の爪を吊り腕間測定距離ammと対象コイルの幅cmmとにもとづいて決定した移動量(a−c)mmだけ水平移動させて該爪でコイル内径を支持し、コイルを吊上げ搬送することを特徴とするコイル搬送用吊具の使用方法。
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