JP3786709B2 - ピザを製造するための装置および方法 - Google Patents
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Description
発明の背景
1.発明の属する技術分野
本発明は、ピザを製造するための装置および方法に関するものである。より詳細には、本発明は、生地のフレッシュスライスからピザを作るためのピザ製造装置に関するものである。生地のスライスは、トッピングを配置する前の時点において、部分的に調理されている。例えば、ソース、チーズ、ペパロニ、ソーセージ、マッシュルーム、等といったトッピングは、手造りでピザを作るのを真似たような方法で、予熱後のピザ生地上に配置される。
2.関連技術の説明
LeClaire氏他の米国特許明細書第5,121,677号には、積層された複数の皿を備えたピザ製造および焼成装置が開示されている。積層された複数の皿は、冷蔵庫キャビネット頂部において、コンベヤ上に貯蔵されていて、皿分配ステーションへと移動可能とされている。皿が皿分配ステーションから分配されたときには、皿は、クラストに対してソース分配機によってソースが分配される第1ステーションへと移動する。次なるステーションは、チーズ分配ステーションであって、このステーションにおいては、クラストおよびソース上に、モッツァレラチーズが分配される。このステーションに引き続いて、肉製品分配ステーションがある。肉製品分配ステーションの次には、いくつかの野菜分配ステーションがある。これらステーションにおいては、予め調理されたピザクラスト上に、オリーブ、マッシュルーム、オニオン、ペッパー、等といった製品を分配することができる。皿が最後の分配機を通過すると、皿は、エレベータ機構のプラットホーム上へと移動する。エレベータは、顧客が未調理のピザを所望しているかあるいは調理済みのピザを所望しているかに応じて、(未調理のピザを供給するための)カウンタの高さ位置であるか、あるいは、オーブンの入口の高さ位置であるか、のいずれかへと皿を下げる。顧客が、調理済みのピザを選択している場合には、皿は、コンベヤベルトに乗って、オーブンへと入っていく。オーブンは、いくつもの独立な加熱ゾーンを備えている。このため、調理は、顧客によって選択された組合せに調整される。その後、調理済みのピザは、オーブンから押し出されて、別のプラットホーム上に乗る。このプラットホームは、調理品搬出棚の高さへと上げられ、調理済みのピザは、この棚上へと押し出される。これによって、顧客は、調理済みピザを取り出すことができる。
上記’677特許は、予熱されたクラストを使用している。そのため、できたての調理済みピザのような食感をもたらすことがない。さらに、トッピングが、手造りピザが作られるような感じでは、ピザクラストの面上に乗っていない。例えば、ソースは、チューブ84を通して蠕動(ぜんどう)的にポンピングされて、クラスト上へと分配される(’677特許における図6を参照されたい)。その後、クラスト上面に当接するまで広げ用ローラ32が下げられて、クラストの面上を回転する。これによって、ソースがクラストの面上にわたって押し広げられる。このようなソース分配装置は、極めて不衛生であって、ローラが退避位置へと移動したずっと後においても、ローラ32からソースが落ち続けることとなる。
本発明の目的は、ピザが手造りされる方法を実質的に真似たような方法で、生地の生スライスからピザを製造するための装置であって、そのため、手造りのピザのような食感を、調理済みのピザが持ち得るような、ピザ製造装置を提供することである。
さらに、本発明の目的は、使用時に比較的清潔であってかつ比較的メンテナンスの手間がかからないピザ製造装置を提供することである。
発明の概要
本発明の好ましい実施形態、すなわち、本発明の特徴点、目的、および利点を示すピザ製造装置は、ハウジングと、このハウジング内に配置された回転インデックステーブルステーションと、を具備している。回転インデックステーブルステーションは、複数のプレートを備えている。各プレートは、回転インデックステーブルステーションの中央軸回りに回転可能である。プレートの各々は、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動可能である。プレートの各々は、中心軸を有しているとともに、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動する際には、それぞれのプレート自身の前記中心軸回りに回転可能である。
本発明の他の実施形態においては、装置は、ハウジングと、このハウジング内に貯蔵された複数のキャニスタを、を具備している。複数のキャニスタの各々は、生の生地を収容している。カットブレードが、ハウジング内に配置されている。カットブレードは、複数のキャニスタのうちの1つからの生地をスライスへとカットし得るよう、上限位置と下限位置との間にわたって移動可能とされている。プレスプレートが、ハウジング内に配置されていて、第1プレートと第2プレートとを備えている。これら第1プレートおよび第2プレートは、生地スライスを予熱し得るような内部チャンバを第1プレートおよび第2プレートの間に形成し得るよう、互いに係合するように選択的に移動可能とされている。
【図面の簡単な説明】
本発明の上記のまた他の目的、特徴点、および利点は、とりわけ添付図面を参照することによって、本発明の特定の実施形態に関する以下の詳細な説明について考察することによって、明瞭となるであろう。添付図面においては、同様の部材を示すために、様々な図面において同様の参照符号が使用されている。
図1は、本発明によるピザ製造装置を示す平面図である。
図2は、図1のピザ製造装置を示す正面図である。
図3は、図1のピザ製造装置を示す右側面図である。
図4は、図1のピザ製造装置を示す平面図であって、図1とは異なる位置における回転インデックステーブルが示されている。
図5および図5Aは、拡大した左側面図図であって、キャニスタのための貯蔵ラックを示している。
図5Bは、図5Aにおける5B−5B線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図6は、キック機構を拡大して示す左側面図である。
図7は、図6のキック機構を示す平面図である。
図8は、図7における8−8線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図9は、図8と同様の断面図であって、カット機構が係合位置にある様子を示している。
図10は、様々な位置におけるキック機構を示す左側面図である。
図11は、図9における11−11線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図12は、図9における12−12線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図13は、カットステーションを拡大して示す正面図である。
図14は、図13における14−14線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図15は、閉塞位置におけるプレスプレートステーションを示す部分断面図である。
図15Aは、中間位置におけるプレスプレートステーションを示す部分断面図である。
図15Bは、プレスプレートステーションの上プレートを示す部分断面図である。
図16は、部分開放位置におけるプレスプレートステーションを示す部分断面図である。
図17は、図16における17−17線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図18は、プレスプレートステーションの上プレートの一部を拡大して示す部分横断面図である。
図19は、部分的に調理したピザクラストを、プレスプレートステーションから回転インデックステーブルステーションへと移動させるためのデバイスを拡大して示す背面図である。
図19Aは、図19における19A−19A線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図20は、ソース分配機を示す断面図である。
図21は、図20における21−21線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図22は、部分的に調理されたピザクラフトを概略的に示す平面図であって、ピザクラフト上に配置されるトッピングに関して、好ましい経路を示している。
図23は、チーズおろし機構を示す部分断面図である。
図24は、チーズおろし機構を示す正面図である。
図25は、部分的に調理したピザクラストを、回転インデックステーブルステーションからエレベータステーションへと移動させるための機構を示す背面図である。
図26は、図25における26−26線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図26Aは、図27Aのエレベータステーションを示す平面図である。
図27は、図26における27−27線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図27Aは、エレベータステーションの代替可能な実施形態を示す斜視図である。
図28は、エレベータプレートのうちの1つを示す部分断面図であって、下限位置にある様子を示している。
図29は、エレベータステーションにおけるプレートの1つを支持するための機構を拡大して示す断面図であって、退避位置にある様子を示している。
図30は、プレートが上限位置に近づく場合における様々な位置においてプレートの1つをロックするためのロック機構を拡大して示す部分断面図である。
図31は、図3における31−31線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図32は、図31における32−32線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図33は、図31における33−33線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図34は、回転インデックステーブルステーションを一部断面で示す側面図である。
図34Aは、回転インデックステーブルステーションの代替可能な実施形態を示す側面図である。
図34Bは、図34Aにおける回転インデックステーブルステーションを示す分解斜視図である。
図35は、図34における35−35線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図35Aは、図34Aにおける35A−35A線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図36は、図34における36−36線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図36Aは、図36と同様の断面図であって、スリップリングによる連結を示している。
図37は、図35における37−37線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の拡大断面図である。
図38は、本発明における箱詰めステーションの箱詰め機構を概略的に示す側面図である。
図39は、本発明によるピザ製造装置の第2実施形態を示す平面図である。
図40は、キャニスタ分離機構を示す側面図である。
図41は、キャニスタ分離機構を拡大して示す側面図である。
図42は、キャニスタ分離機構を示す平面図である。
図43は、キャニスタ押込機構を示す正面図である。
図44は、キャニスタ押込機構を拡大して示す正面図である。
図45は、キャニスタ押込機構を拡大して示す側面図である。
図46は、キャニスタ上部ローラ機構を示す側面図である。
図47は、キャニスタ上部ローラ機構を拡大して示す側面図である。
図48は、キャニスタ上部ローラ機構を拡大して示す正面図である。
図49A〜図49Cは、キャニスタ蓋カッタ機構を示す、それぞれ、平面図、正面図、および、側面図である。
図50は、キャニスタ蓋カッタ機構を拡大して示す側面図である。
図51は、キャニスタ蓋カッタ機構を拡大して示す正面図である。
図52は、キャニスタ蓋カッタ機構を示す側面図である。
図53は、生地押出機を示す平面図である。
図54は、キャニスタ引込機構を示す正面図である。
図55は、キャニスタ引込機構を示す正面図である。
図56は、キャニスタ排出ドアを示す平面図である。
図57は、キャニスタ排出ドア機構を拡大して示す側面図である。
図58は、キャニスタ排出ドア機構を拡大して示す正面図である。
図59は、キャニスタ排出ドアおよび底部プレスプレートを示す平面図である。
図60は、底部プレスプレートおよび直線状搬送アームを示す側面図である。
図61は、頂部プレスプレートを示す正面図である。
図62は、頂部プレスプレートを示す側面図である。
図63は、直線状搬送アームを示す平面図である。
図64は、回転インデックスプレート機構を示す平面図である。
図65は、回転インデックスプレート機構を示す正面図である。
図66は、ソース分配機を展開して示す図である。
図67は、マッシュルーム分配機を示す側面図である。
図68は、マッシュルーム分配機を示す断面図である。
図69は、ペパロニ分配機を示す平面図である。
図70は、ペパロニ分配機を示す正面図である。
図71は、ペパロニ分配機を示す平面図であって、延出位置を示している。
図72は、ペパロニ分配機を示す平面図であって、退避位置を示している。
図73は、ペパロニ押込プレートを拡大して示す正面図である。
図74は、ブレードハウジングを示す平面図である。
図75は、ブレードハウジングを示す側面図である。
図76は、ペパロニ落下機構を示す平面図である。
図77は、オーブンを示す斜視図である。
図78は、オーブンを示す断面図である。
図78Aは、オーブンおよびオーブンに関連したダクト設備を示す斜視図である。
図79は、ボックス曲げ機構を示す平面図である。
図80は、ボックス曲げ機構を拡大して示す背面図である。
図81は、ボックス曲げ機構を拡大して示す正面図である。
図82は、ボックス曲げ機構を示す斜視図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1には、ピザを製造するための装置10が示されている。この装置は、キャニスタステーション12と、生地カットステーション14と、キャッチプレートステーション16と、プレスプレートステーション18と、回転インデックステーブルステーション20と、エレベータステーション22と、オーブンステーション24と、を備えている。図39〜図82は、ピザを製造するための装置の第2実施形態10’を示している。装置10’は、キャニスタステーション12’と、生地カットステーション14’と、プレスプレートステーション18’と、回転インデックステーブルステーション20’と、エレベータステーション22’と、オーブンステーション24’と、箱詰めステーション25’と、を備えている。簡単化のために、以下においては、第2実施形態10’に関しては、第1実施形態10に対して相違している部分についてのみ説明する。
キャニスタステーション
キャニスタステーション12は、複数のキャニスタ26を備えている。各キャニスタ26は、生の生地(あるいは、フレッシュな生地、できたての生地)を収容している。キャニスタ26は、装置のうちのハウジング200の中の冷蔵部分に貯蔵されている。そのような冷蔵部分は、好ましくは、32〜33°F(華氏温度)の温度に維持されている。各キャニスタは、好ましくは、約4インチの内径とされていて、軸方向長さが約8インチとされている。
図3〜図12を参照すると、キャニスタ26は、一連の傾斜28を使用して貯蔵されている。このような傾斜によって、キャニスタは、ストップアセンブリ30へと供給されるようになっている。ストップアセンブリに受領されたキャニスタは、キャニスタ26’として説明される。ストップアセンブリ30は、キャニスタ26’の下に配置されたキック機構32と、キャニスタ26’の上方に配置された保持機構34と、を備えている。ストップアセンブリ30は、キャニスタ26’が生地押出位置36(図5参照)へと前進してしまうことを阻止している。生地押出位置36にキャニスタ26がない場合(すなわち、キャニスタがすべての生地を出してしまった場合)には、キック機構と保持機構とが駆動されて、キャニスタ26’から、軸方向前方側におけるカバーすなわち蓋38を取り外す。
キャニスタ開缶機構(図6〜図12参照)は、第1モータ40を備えている。第1モータ40は、キャニスタ開缶機構を、図7において実線で示しているような蓋38に対しての係合位置と、図7において仮想線で示しているような退避位置と、の間にわたって、回転させる。第2モータ42は、キャニスタ開缶機構のハンドルを、開き位置(図8)と閉じ位置(図9)との間にわたって、回転させる。第1モータ40は、往復シャフト41(図7参照)に対して連結されている。シャフト41は、回転ピン46を介して、「L」字形ブラケット45に対して回転可能に連結されている。
常態においては、開缶機構は、図7において仮想線で示されているような退避位置にある。つまり、開缶機構は、キャニスタ26’から離間した回転位置にある。新たなキャニスタが生地押出位置36において要望されたときには、開缶機構が、まず、キャニスタ26’から蓋38を取り外すよう、駆動される。モータ40が駆動されてシャフト41を前進させ、これにより、図7において仮想線で示された位置から、図7において実線で示された位置への、回転ピン46の移動が引き起こされる。このため、第2モータ42と第3モータ44とを備えたカット機構が、退避位置から係合位置へと移動する。その後、モータ42が駆動されて、ネジ山付きロッド54の回転が引き起こされる(図8および図9)。第1カットホイール52が固定ハンドル56上に固定的に取り付けられている。第2圧力ホイール50が回転ハンドル58上に固定的に取り付けられている。ハンドル56,58は、第1カットホイール52の回転ポイントをなす回転ポイント60回りに、回転する。内部にネジ山が形成されているスリーブ62は、回転ハンドル58に対して、回転軸64回りに回転可能に取り付けられている。したがって、ネジ山付きロッド54が第1方向に回転したときには、ネジ山付きスリーブ62は、図8に示す位置から、図9に示す位置へと、回転する。この回転によって、開き位置から閉じ位置に向けての、ハンドル58の移動が引き起こされる。ハンドル58が固定ハンドル56に向けて回転したときには、圧力ホイール50が、キック機構および保持機構に保持されているキャニスタ26’の蓋38の背後に位置するリップ66に対して、係合するようになる(図11参照)。よって、圧力ホイール50は、リップ66の円筒状外表面上に位置することとなり、カットホイール52は、蓋38の前方において、リップ66の円筒状内表面上に位置することとなる(図11参照)。
この時点において、第3モータ44が、内側カットホイール52を回転させるよう、駆動される。カットホイール52が回転することによって、ホイール50,52の協働に基づいて、リップ66がカットされる。キャニスタ26’は、ローラ70,72,74,76ののガイド作用に基づいて、長さ方向軸68(図7)回りに回転することができる。キャニスタ26’が少なくとも1回は完全に回転した後には、蓋38が、キャニスタ26’から切り離されることとなる。そして、その時点で、カット機構は、図7において仮想線で示す退避位置へと移動することができる。したがって、モータ44が停止される。モータ40が、シャフト41を、モータ40の方に向けて移動させるよう駆動される。これにより、カット機構が、図7において仮想線で示す退避位置へと、移動させられる。その後、モータ42が逆方向に駆動されて、ネジ山付きロッド54が、反対方向に回転される。これによって、図9に示す位置から図8に示す位置に向けての(すなわち、閉じ位置から開き位置に向けての)、ハンドル58の移動が引き起こされる。よって、カット機構は、キャニスタ26’から回転して離間した位置となっている。切り離された蓋38は、下方のゴミ溜め(図示せず)へと自由落下する。そして、開缶されたキャニスタ26’は、生地カットステーション14へと前進するのを待つ。
図5A、図5B、図10、および図12を参照すると、開缶されたキャニスタ26’は、今度はストップアセンブリ30から解放されて、生地押出位置36へと前進する。キャニスタ26’をストップアセンブリ30から解放するために、まず、保持機構34が、図10において仮想線で示す位置から図10において実線で示す位置へと、移動される。従来技術において公知な方法によってシャフト78に対して操作可能に連結されたモータ(図示せず)の駆動によって、シャフト78が引っ込められる。キック機構32は、ローラ70,72と、カム80と、を備えている。ローラ72は、固定されている回転ポイント81回りに回転フリーとされている。ローラ70は、フリーな回転ポイント83回りに回転する。モータ86は、カム80を、カム80の長さ方向軸85回りに、選択的に回転させる。リンク82は、回転ポイント87回りにおいて、カム80に対して偏心的に連結されている。リンク82は、カム80とローラ70とを回転可能に連結している。リンク84は、ローラ70,72を回転可能に連結している。
動作に際しては、カム80は、図8に示す位置から図10に示す位置へと、回転し、これによって、リンク82を上方移動させる。この上方移動によって、ローラ70が上方移動して、キャニスタ26’を、生地押出位置36に向けて、図10において右方向に前進させる。この位置においては、ローラ70は、また、キャニスタ26”がキックおよび保持機構に向けて前進することを阻止している。キャニスタ26’が生地押出位置36へと前進した後には、シャフト78が、図10において仮想線で示す位置へと戻される。カム80は、逆方向に回転する。これによって、ローラ70は、図8に示す位置へと復帰する。よって、次なるキャニスタ26”は、キャニスタ排出機構27から解放される準備ができており、ゆっくりと前進して、ストップアセンブリ30において停止することができる。そして、以下において説明するように、生地押出機によって、前進したばっかりのキャニスタ26’から内部に収容されていたすべての生地が取り出されるとすぐに、次なるキャニスタは、開缶されるのを待つこととなる。
キャニスタ排出機構27は、カム31を回転可能に駆動するモータ29を備えている。リンク33は、ジョー部材35を回転させるよう、カム31に対して回転可能に連結されている。ジョー35は、2つのC形状アーム37,39から構成されている。ジョーは、キャニスタ26”の軸方向各端部に配置されている(図5B参照)。アーム37,39は、ロッド47によって、またストップバー43,45によって、互いに連結されている。ストップバーは、ジョー37,39の開放端に配置されている。
動作に際しては、ジョー部材35が、中央ロッド47回りに回転して、図5Aにおいて実線で示すキャニスタ保持位置と図5Aにおいて仮想線で示す単一キャニスタ解放位置との間にわたって移動する。単一のキャニスタ26を解放するために、モータ29は、モータ29の出力シャフトが1回の完全な回転を行うように、駆動される。カム31に対して偏心的に連結されているリンクアーム33は、ジョー部材35を、キャニスタ保持位置から単一キャニスタ解放位置へと回転させ(これによって、キャニスタ26”だけを解放し)、そして、キャニスタ保持位置へと戻す。
図40〜図53には、キャニスタステーションの第2実施形態が示されている。図40には、このキャニスタステーションの側面図が示されている。キャニスタ26は、頂部左側部分(図40において)から搬入され、経路の傾斜に基づいて、転がり落ちるようになっている。はじめのキャニスタ26”は、キャニスタ分離機構602に係止される。
分離機構602は、図41および図42において、それぞれ側面図および平面図として、示されている。キャニスタ26”は、分離アーム604によって、経路上を転がり落ちることを阻止されている。これらアーム604は、レバーアーム606に対して連結されている。レバーアーム606は、連結ロッド608に対して連結されている。連結ロッド608は、偏心ディスク610に対して連結されている。偏心ディスク610は、モータ612に対して連結されていて、レバーアームを固定角度分だけ回転されることができる。この回転によって、はじめのキャニスタ26”を、生地カットステーションへと前進させることができる。分離アームの形状によって、次なるキャニスタがカットされるべき時までは(すなわち、レバーアーム606が再度回転するまでは)、初期キャニスタ26”よりも上流側に位置しているキャニスタの移動が阻止されている。
キャニスタが列から分離された後においては、そのキャニスタは、カットステーション614(図40参照)において係止される。キャニスタ26’(上記と同様に、ストップアセンブリに受領されたキャニスタは、キャニスタ26’として説明される)は、4つの下部ローラ616上に載置される。下部ローラ616は、キャニスタの各サイドに2つずつ配置されている(図40においては、2つのローラ616だけが図示されている)。ローラ616は、第1排出ドア618と第2排出ドア620との上に回転可能に取り付けられている。さらに、キャニスタ26’は、2つの上部ローラ617によって、選択的に係合されている。ここで、2つの上部ローラ617は、キャニスタの一方のサイドに配置されている。次の動作は、キャニスタから蓋を取り外すことである(すなわち、キャニスタ開缶機構によって取り外すことである)。
第1ステップは、キャニスタ押込機構622によって、キャニスタを、キャニスタ蓋カッタ機構614へと前進させることである。押込機構622は、キャニスタ26’を、軸方向に前進させる(図43〜図46参照)。
図44および図45は、キャニスタ押込機622の、それぞれ、正面図および側面図を示している。押込機622は、ラック624とピニオン626とを備えている。この場合、ラック624は、押込アームとして機能する。ラック624の端部には、キャニスタ26’に対して当接するアダプタ628が設けられている。ピニオンギヤ626は、モータに対して連結されたシャフトに対して、ピン止めされている(図45参照)。
キャニスタ押込機622は、3つの軸方向位置を有している。第1位置630は、完全に退避した位置であって、ホーム位置とみなすことができる。第2位置は、押込機622が、キャニスタ26’をキャニスタ蓋カッタステーション614へと前進させた位置である。第3位置は、キャニスタ押込機622が、キャニスタ26’を生地カットステーション14’へと前進させた位置である。
キャニスタがキャニスタ蓋カッタステーション614へと到達すると(キャニスタ押込機の第2位置へと到達すると)、キャニスタの蓋をカットして取り外すことができる。この動作には、2つの主要な機構が関与している。すなわち、キャニスタ上部ローラ632とキャニスタ蓋カッタ634とである(図43参照)。
キャニスタ上部ローラ632は、キャニスタ26’を押下保持して、キャニスタ26’がカッタステーション614から逸脱することを阻止する。キャニスタ上部ローラ機構632は、図46において側面視で示されている。この機構は、キャニスタ26’に対して選択的に当接するローラ617を備えている。ローラ617は、キャニスタの蓋がカットされる際に、キャニスタ26’を軸回りに円滑に回転させることができる。
ローラ617は、上限位置(図46および図47において仮想線で示されている)と下限位置との間にわたって、移動する。ローラ617の通常位置は、退避位置すなわち上限位置である。このため、キャニスタ26’がカットステーションに転がってきた時に、キャニスタ上部ローラ機構632に対して接触することがない。ローラ617は、ローラハウジングプレート634上において回転可能に取り付けられている(図47および図48)。ローラハウジングプレート634は、両端位置に、シャフト638上に乗る2つの直線状ベアリング636を有している。ローラハウジングプレート634は、モータ641に対して連結された偏心ディスク640が選択的に回転することによって、上限位置と下限位置との間にわたって移動する。スプリング(図示せず)が、ローラハウジングプレート634を上限位置に向けて付勢している。これにより、ハウジングプレート634が、偏心ディスク640に対して常に当接した状態となることが保証されている。
下限位置においては、モータは、偏心ディスク640を回転させていて、ローラハウジングプレートは、ローラ617がキャニスタ26’に対して当接する位置へと、押下されている。キャニスタ蓋がカットされて取り除かれるまでは、モータが停止され、ローラ617は、キャニスタ26’に対して当接したままである。
図49A〜図49Cは、キャニスタ蓋カッタ機構642を示す、それぞれ、平面図、正面図、および、側面図である。キャニスタ蓋カッタは、2つのシャフト644,646と、外面にネジ山が形成されている中央シャフト648と、によって支持されている。ネジ山付きロッド648が回転したときには、キャニスタ蓋カッタ機構642は、キャニスタ26’に近接するよう移動する。そして、キャニスタの蓋がカットされて除去された後には、カット機構642は、ホームステーションへと戻る。その際、除去された蓋を携行して戻って、蓋を捨てる。
図50〜図52は、キャニスタ蓋カッタ機構642を示す、それぞれ、拡大した側面図、正面図、および、再び側面図である。図52は、また、カッタ機構642のホーム位置を示している。
カッタブレード650は、図51において、退避位置(実線)と、延出位置すなわち係合位置(仮想線)と、で示されている。ブレード650は、ブレードハウジングプレート652上に配置されている。ブレードハウジングプレート652は、ブレードハウジングプレート652内の内部ネジ山付き貫通孔655内に螺合されているネジ山付きシャフト654(図51参照)の回転によって、延出したりあるいは引っ込んだりする。シャフト654の一端は、シャフトに対してピン止めされた傘歯車656を有している。対応した傘歯車658は、モータ660に対して連結されている。ブレードハウジングプレート652は、第2ガイド貫通孔662を有しており、この第2ガイド貫通孔662は、プレート652を位置合わせされた位置に維持するために、ガイドシャフト664を受領している。モータ660は、ハウジングプレート652を延出位置に向けて移動させるよう、駆動される。これによって、カッタブレード650が、図51において仮想線で示すようにして、キャニスタ26’内に侵入する。
スプロケット/チェインドライブ666が回転することにより、カットホイール668が、回転する。この回転によって、キャニスタ26’が回転することができる。カッタブレード650が既にキャニスタ内に侵入していることにより、キャニスタ26’が回転することによって、キャニスタの蓋38が、キャニスタ26’の残部からカットされ始める。キャニスタ26’が少なくとも完全に1回転することによって、蓋38がキャニスタ26’から切り離される。そして、蓋カッタ機構642は、除去された蓋38をしっかりとつかみつつ、ホーム位置へと戻ることができる(図52参照)。蓋カッタ機構がホーム位置670に戻った後においては、ブレードハウジングプレート652が、(モータ660の駆動によって)引っ込められる。これにより、除去された蓋38が落下する。蓋は、開口672内へと落下し、下方の廃棄物受け容器(図示せず)へと案内されることとなる。
キャニスタ蓋38が廃棄された後には、生地を収容している、開缶されたキャニスタ26’は、生地押出位置へと前進することができる。生地押出位置においては、生地が、個別のパック(puck)すなわちディスク状ピースへとカットされる。
ここで、キャニスタ押出機622は、キャニスタ26’を、第3位置へと前進させる。これにより、開缶されたキャニスタ26’は、生地カットステーション14’へと到達する。キャニスタが生地カッタブレードハウジング内にぴたっと収まった後に、押出機構がキャニスタから生地を押し出して、そして、生地が複数のパックへとカットされる。
生地カットステーション
さて、図2〜図4を参照すると、キャニスタ26’は、生地押出位置に配置されている。各キャニスタ26’の軸方向後方壁は、好ましくは、スライドピストンタイプの壁である。キャニスタ26’は、ガイド傾斜内に配置された凹所88によって、生地押出位置に保持されている。キャニスタ26のスライドピストンタイプの軸方向後方壁は、機構92により駆動されるピストン90によって、図4において左側へと前進駆動される。キャニスタ26のスライドピストンタイプの軸方向後方壁は、ピストン90によって駆動されたときには、キャニスタの管状ハウジング壁に対して移動する。
図1および図4に示すように、駆動機構92は、可逆式モータ94によって駆動される。可逆式モータ94は、ネジ山付きロッド96を回転させる。一対の内部ネジ山付きガイドブッシング98が、アコーディオンタイプの結合91を介して、ピストンロッド93に対して回転可能に連結されている。ネジ山付きロッド96は、中央点を境界として逆向きのネジ山が形成されている。よって、ロッド94が第1方向に回転したときには、ネジ山付きブッシング98は、互いに近接する向きに移動し、これによって、ピストンロッド90が引っ込められる(すなわち、図1において右方向に引っ込められる)。モータ94が逆向きに回転したときには、ガイドブッシング98は、互いに離間する向きに移動し、これによって、ピストンロッド93がキャニスタ26’に向けて前進移動される(すなわち、図1において左方向に前進移動される)。場所を節約するために、アコーディオンタイプの機構が使用されている。ロッド93を駆動するために、液圧式、気圧式、または、ソレノイドタイプの駆動モータも、また、使用可能である。しかしながら、これらのタイプの駆動デバイスは、図1に示すように、ピストンロッド93の右側に配置するためのさらなる構造を必要とする。けれども、場所の制約がなければ、そのような公知のタイプの液圧式、気圧式、または、ソレノイドタイプの駆動機構を使用することができる。
本発明の第2実施形態においては、生地押出機680は、図43および図53において、それぞれ、正面図および平面図で、最適に示されている。生地押出機680は、ボールネジナット682とシャフト684とを備えている。押出プレート686が、シャフト684の前端に対して連結されている。ボールネジナット682は、駆動歯車688に対して係合する外部歯車を有している。駆動歯車688は、駆動モータ692に対して結合されているシャフト690に対して、ピン止めされている。歯車列によってボールネジナット682が回転することにより、シャフト684が、前方に向けて直線状に(すなわち、軸方向に)駆動される。この駆動は、パックへとカットされるべき十分な生地が、開缶されたキャニスタ26’から押し出されるまで継続される。
図1、図2、図13、および、図14には、カットステーション14が示されている。カットステーション14は、ブレードフレーム104内に固定的に取り付けられたカットブレード102を備えている。これに代えて、カットブレード102は、二次的なハウジングに取り付けることができる。この場合には、カットブレードは、クリーニングのために容易に取り外すことができたり、新規なブレードまたは別のブレードに迅速に取り替えることができる。フレーム104は、フレーム200の一部内において、鉛直方向にスライド可能に取り付けられている。ブッシング106が、ブレードフレーム104に対して固定的に連結されている。ブッシング106は、内側にネジ山が形成された貫通孔を備えていて、この貫通孔は、モータ110によって回転駆動される外面ネジ山付きロッド108に対して係合する。これに代えて、ブレードフレームを駆動するために、ボールネジ機構を使用することができる。ブレードフレーム104は、フレーム100に対して固定的に連結された一対の固定トラック112,114によって、鉛直方向移動をガイドされる。モータ110が第1方向に回転することによって、カットブレード102は、図13において実線で示す開き位置へと上昇移動する。モータ110が逆方向に回転することによって、カットブレード102は、図13において仮想線で示す閉じ位置へと下降移動する。
生地をスライスするための動作に際して、カットブレード102は、常態においては(通常的には)、閉じた下方限界位置に位置している。ブレード102は、蓋38が既に取り外されているキャニスタ26’に対しての、前方側カバープレートとして機能している。モータ94の駆動に基づいて、ピストンロッド90が前進することにより、キャニスタハウジング26’のスライドピストン状後方壁が、ブレードに向けて移動する。これにより、生地の下準備をする。言い換えれば、生の生地内に拘束されているすべての好ましくないエアポケットを、除去する。生地の空気抜きが終わると、モータ110が駆動されて、カットブレード102が、図13において実線で示す開き上方限界位置へと、上昇駆動される。ピストンロッド90が再度前進して、キャニスタの前端部から、所定量の生地を押し出す。所定量の生地は、好ましくは、3/4インチ〜1インチの長さである。センサ116が、所定量の生地が押し出されたことを検出する。所定量の生地が押し出された時点で、制御システムによって、モータ94が停止される。そして、ブレード102が、モータ110によって下方に駆動され、所定厚さの生地スライスをカットする。カットされた生地は、その後、キャッチプレート118(図1参照)上へと落下する。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、カットされる生地の量は、赤外線センサ116によって決定される。赤外線センサ116は、反射してくる赤外ビームが、押し出された生地によって遮断されたときに、カットブレード102によって生地をカットすべきであるという信号を送出することができる。したがって、第2実施形態においては(図54および図55参照)、押出機680が、カットされるべき所定量の生地を前進させる。キャニスタが空になったりまたは実質的に生地がなくなったときには、押出機680は、ホーム位置へと引っ込められる。
押出プレート686も含めて押出機680が引っ込んだ時には、生地キャニスタは、キャニスタ引込機構694(図54および図55参照)によって、生地カッタハウジングから除去される。機構694は、押出プレート686およびシャフト684に対して固定的に連結されている。機構694は、回転レバーアーム696を備えている。アーム696は、ピン698回りに回転するものであって、図54および図55に示すように、スプリング700によって時計方向に付勢されている。アーム696の第1端部は、フック702を有している。フック702は、押出プレート686内の、切欠開口すなわちノッチ708内に収容されている。アーム696のうちの、反対側に位置した第2端部は、カムフォロワ面704を有している。カムフォロワ面は、静止カム(または、固定カム)706に対して選択的に係合する。
キャニスタから生地を押し出すために、押出プレートがキャニスタ内に前進したときには、フック702が、図54に示す位置へと、プレート686に連れて(図54および図55において右方向へと)前進する。プレート686が前進を続けると、カムフォロワ704が、カム706の傾斜面710へと乗り上げる。これにより、アーム696は、図55に示す位置へと、時計方向に回転する。係止突起712が、アーム696のさらなる回転を阻止する。アーム696およびプレート686は、すべての生地が押し出されるまでは、キャニスタ26’内への前進を続ける。押出機がホーム位置へと引っ込められる際に、フック702が、キャニスタ26’の後方蓋714に対して係合して、キャニスタ26’を、生地カットステーションから引っ込める。キャニスタ引込機構694は、所定の位置でもってキャニスタ26’を解放する。これによって、空のキャニスタ26’を捨てることができる。まず最初に、静止カム706の傾斜面710が、引き込まれつつあるキャニスタアーム696のカムフォロワ面704に対して当接する。これによって、アームを反時計方向に回転させる。これによって、所定位置において、空のキャニスタ26’を解放することができる。押出プレート686も含めて押出機680は、ホーム位置へと退避を続ける。
生地は、好ましくは、32〜33°Fの温度に維持される。これにより、生地が十分に硬いままであることを保証することができて、所望量の生地を押し出すことができる(すなわち、生地スライスは、一様であり、かつ、ディスク形状である)。さらに、生地を32〜33°Fの温度に維持することは、イーストの発酵抑制に役立つ。3/4インチ〜1インチ長さとされた約4インチ直径の生地スライスの総重量は、120〜140グラムである(湿潤状態での重量)。トッピング(後述)は、そのような低温に維持される必要はなく、約40°Fの温度で貯蔵することができる。
キャニスタ排出ドア
空になった生地キャニスタ26’を機構694によって解放したときには、キャニスタは、廃棄されるのを待つ。図40および図56〜図59には、キャニスタ排出ドア機構716が示されている。キャニスタ26’は、排出ドア618,620上に回転可能に取り付けられているローラ616上に載置されている。空となったキャニスタ26’を廃棄するために、キャニスタの直下において、ドア618,629がスライド開放する(互いに離間する方向に移動する)。これにより、キャニスタは、直線的に下方へと落下する。空のキャニスタ26’が直線的に下方へと落下することは、好ましい。というのは、ハウジング全体内のスペースが節約できるからであり、キャニスタラック領域の直下に機構を配置できるからである。
ドア618,620のスライドは、ラック720とピニオン722との駆動システム718(図57参照)によって得られる。ドア618は、ラック720に対して固定的に連結されている。ピニオンギヤ722によって駆動されるラック720は、モータ724に対して結合されている。モータ724を駆動することによって、ドア618をドア620に対して離間させたりあるいは接近させたりすることができる。キャニスタ26’が直下に落下するためには、ドア618およびドア620が同時に開くことが好ましい。これを得るために、ドア618,620の各端部には、ケーブルシステムが掛止されている。ドア618には、ケーブル728の一端726が固定的に連結されている。ケーブル728は、プーリ730回りに巻回されており、ケーブル728の第2端部732は、ドア620に対して連結されている。
さて、図58を参照すると、各サイドに2つのガイドリップ734が、各ドア618,620に対して取り付けられている(図58においては、1つのリップ734だけが示されている)。各リップ734は、主プレート738のグルーブ736の内部に係合している。ガイドリップ734は、ドア618,620が直線的に移動することを保証する。また、ドア618,620の端部には、主プレート738に対して固定された固定ガイドトラック740を受領するための切欠が設けられている。これにより、ドア618,620が主プレート738から持ち上がってしまわないことが保証される。
スプリング742の第1端部は、ドア620に固定されている。スプリング742の他端は、ドア618の直下を通過した上で、主プレート738に対して固定的に連結されている(図56)。スプリング742は、2つのドアとケーブルシステムとの間にある種の張力を維持するために、張力がかかった状態とされている。これによって、ドアが閉塞位置に維持される。
キャッチプレートステーション
図1〜図4を参照すると、キャッチプレート118が、ロッド120に対して固定的に連結されている。傘歯車122が、ロッド120に対して固定的に連結されている。傘歯車122は、固定された傘歯車124に対して係合する。ロッド120は、ブッシング126内に取り付けられている。ブッシング126は、ロッド120が、ブッシング126内で回転することを可能としているものの、ブッシング126に対して相対的な軸方向移動は一切禁止している。ブッシング126は、ブッシング126が軸128回りに回転駆動されるようにして、モータ127に連結されている。ブッシング126の回転によって、ロッド120が、図1に示す位置から、図1において矢印Eで示す方向に、回転する。ロッド120が軸128回りに回転するときには、傘歯車122が傘歯車124に対して係合していることによって、ロッド120は、ロッド120自身の長さ方向軸回りに回転する。これによって、キャッチプレート118は、実質的に水平な状態から、実質的に鉛直な状態を経て、「上下がひっくり返った」実質的に水平な状態へと、約180°回転する。この動作が完了すると、キャッチプレート118上に落下して乗っていた生地スライス144が、プレスプレートステーション18の底部加熱下部プレート140の実質的に中央へと移ることとなる。
図59に示すように、本発明の第2実施形態においては、キャッチプレート118が省略されている。ここでは、キャニスタ26’の開口は、右側(図59において)である。生地スライスがカットされたときには、底部プレスプレート140’は、生地パックスライス144の落下軌跡上に位置するよう、位置750に配置されている必要がある。したがって、底部プレスプレートは、可動である。すなわち、底部プレスプレートは、初期的には位置750において生地カッターの直下に位置しており、生地パックを受け取り、その後、位置752において頂部プレスプレート142’の中央直下にまで前進してそこで停止する。
プレスプレートステーション
図15〜図18を参照すると、プレスプレートステーション18は、下部加熱プレート140を備えている。下部加熱プレート140は、生地を予熱するよう、上部加熱プレート142と協働する。下部加熱プレート140の面上に落下した生地スライス144は、初期的には、キャニスタ26の内径に対応して約4インチの直径を有している。上加熱プレート142には、上面上に、加熱部材146が配置されている。同様に、下加熱プレート140には、下面上に、加熱部材(図示せず)が配置されている。これら加熱部材は、上プレート142および下プレート140を加熱し、これによって、生地スライス144を予熱する。プレート140,142は、生地の予熱時には、好ましくは、400°F〜450°Fの温度に維持される。このような生地予熱ステップは、「パーベーキング(par baking)」として、当業者には公知である。下プレート140の上面148には、中央配置された隆起プラットホーム150が設けられている。隆起プラットホーム150は、好ましくは、円形形状であって、約8インチの外径を有している。プラットホーム150は、図15に示すように、上プレート142の下面154における凹所の円筒状内壁152にぴったりと適合している。
上プレート142の下面154は、中空キャビティ156を形成するようにして、下プレート140の上面148に対して当接する向きに選択的に移動する。キャビティ156は、部分的には、円筒状内壁152、環状リム158、環状テーパ付き壁部160、傾斜環状壁面162、および、実質的にフラットな平板状面164によって、形成される。プレスプレート166が、凹所156のうちの、壁面162,164によって形成された部分の中に配置されている。このため、プレスプレート166の底面168は、プレスプレートが図15に示すような上限位置にある場合には、テーパ付き壁160の内側エッジ部に対して実質的にフラットに位置することとなる。プレート166は、好ましくは、約4.5インチの外径を有している。その結果、プレスプレートの直径は、生地スライス144の直径よりも大きい。プレスプレート166は、上方に突出したシャフトスタブ170に対して、固定的に連結されている。シャフトスタブ170は、通常的には、図16に示すように、コイルスプリング172によって下限位置に向けて付勢されている。シャフト170の下方位置は、固定された下部係止部178,180に対して、ピン174,176が当接することによって制限されている。好ましい実施形態においては、ピン174,176は、シャフト170を貫通する1本のピンから構成されていて、その1本のピンは、シャフト170に対して固定的に連結されている。係止部178,180は、円筒チューブ182に形成された一対の長尺スロットからなる下方部分である。円筒チューブ182は、フランジ184によって、上プレート142に対して固定的に連結されている。シリンダ182内の長尺スロットは、また、一対の上係止部186,188を備えている。長尺スロットは、スタブシャフト170の、上プレート142に対しての、鉛直方向移動をガイドする。
図2を参照すると、上プレート142は、通常的には、キャッチプレート118が下プレート上に生地を移し得るように、下プレート140の上方において、比較的大きな間隔を開けて配置されている。キャッチプレート118によって、生地スライス144が下部加熱プレート140上に配置されると、上プレート142が押し下げられる。これによって、プレスプレート166の下面168が約4インチ直径の生地スライスに当接し、図15Aに示すように、生地を圧縮し始めるとともに、同時に、径方向外方へと生地を広げるようになる。上プレート142は、キャニスタのための機構92が駆動されるのと同様にして、駆動機構190によって押し下げられる。上プレート142がさらに押し下げられると、プレスプレート166は、スプリング172を圧縮しつつ、上プレート142に向けて移動する。スプリング172のばね定数は、図15、図15A、および、図16に示すように、生地の所定厚さが確保されつつ、プレート166が生地スライス144を十分にプレスし得るように選択されている。完全に閉じた状態においては、図15に示すように、プレスプレート166は、退避位置とされ、上プレート142に対して当接する。生地は、圧縮され、径方向外方に広げられ、これによって、上プレート142と下プレート140との間に位置するチャンバ156の実質的に全体にわたって充填される。
チャンバは、ピザクラストの形状とされており、好ましくは、外側環状隆起リム192を備えている。所望によっては、上プレート142におけるリム158は、圧縮された生地のリム192に手造りピザクラストの外観を付与するよう、複数の下向きに形成されたギザギザを有することができる。チャンバ156は、中央において最も薄く、かつ、径方向外方にいくにつれて角度αでもってしだいにテーパ状にクラストの厚さを増加させるように、形成されている(図18)。例えば、ある実施形態においては、クラストは、リム192の径方向のちょうど内側の径方向エッジ部において0.2インチの厚さであって、クラストの中心から半径方向外方に約1.5インチまでのところにおいては、0.125インチの厚さとされる。この場合、クラストの中央部分における3インチ径の部分は、好ましくは、実質的に一定厚さである。しかしながら、クラストは、また、中心から外方エッジに向けて厚さを増加させることもできる。クラストの中心部を薄くすることによって、ピザクラスト上に配置される、トマトソース、チーズ、ペパロニ、ソーセージ、マッシュルーム、等といったトッピングは、外側リム192によって規定されたクラスト径方向寸法の中に維持される。さらに、ピザは、このようなクラスト形状とすることによって、より一様に調理される傾向がある。
400°F〜450°Fの温度に維持されている上プレートおよび下プレートは、図15に示す位置へと閉じられ、生地の材料や相対厚さに応じて、好ましくは、約30〜45秒間にわたって閉じ位置に維持される。もちろん、これらの要因や例えば標高といったような他の要因に応じて、時間範囲を変更し得ることは、当業者には自明であろう。その後、上プレートが、図15に示す位置から、図2に示す上方位置へと、持ち上げられる。生地がパーベーキングされ、これによって、生地が弾性を失って、ここで形成されたピザクラスト144の形状を維持したまま、ステーション間を転送することができる。さらに、生地を予熱することによって、オーブン24において必要とされる調理時間を低減させることができる。
上プレート142は、好ましくは、圧力逃がしバルブ196を有した貫通孔194を備えている。圧力逃がしバルブ196は、チャンバ156内の圧力が、生地の予熱時に発生するであろうような所定値に到達したときに、開放するように構成されている。さらに、プレスプレート166の下面168(あるいは、上プレート142の下面)は、図15Bに示すように、下向きに形成されたピン198を有することができる。ピン198は、ピン198が圧力抜き穴を生地144に形成して生地からの蒸気の放出を可能とするために、延在している。ピン198は、生地の厚さに対して完全に延在してはいない。言い換えれば、ピン198は、上プレート142が図15に示すような閉じ位置とされた場合であってさえも、隆起したプラットホーム150の上面には接触しない。
不使用時には、上プレート142および下プレート140は、好ましくは、これらプレートが400〜450°Fの温度範囲にまで加熱されるのに要する時間を低減するために、150°Fに維持される。
さて、図1、図19、および、図19Aには、パーベーキングされたピザクラスト144を、下プレート140の上面から回転インデックステーブルステーション20へと、移動させるためのデバイス201が示されている。デバイス201は、アーム202を備えている。アーム202は、選択的に回転可能なシャフト204に対して固定されている。その結果、アーム202は、図19において仮想線で示す退避位置と、図19において実線で示す把持位置と、の間にわてって回転する。アーム202は、複数の垂下ピン206を備えている。これらピン206は、アーム202が把持位置にある時に、ピン206の先端が、図19に示すように、形成されたピザクラスト144の上面内に部分的に侵入するような、所定長さとされている。シャフト204は、ハウジング208内において回転可能に取り付けられている。モータまたはソレノイド210が、シャフト204を選択的に駆動して、アーム202を退避位置と把持位置との間にわたって回転させる。
反転式モータ212(図1)が、装置フレーム200に対して固定的に取り付けられている。駆動時には、モータ212は、出力シャフト214を回転させる。ピニオンギヤ216(図19)が、シャフト214の先端に固定的に取り付けられている。モータ212が駆動されたときには、ギヤ216は、シャフト214に連れて回転する。ピニオン216のギヤ歯は、ラック218のギヤ歯に係合している。ラック218は、固定されたトラック220によって、図19において双方向矢印Aで示すような方向に直線移動するようガイドされている。ハウジング208は、ラック218に対して固定的に連結されている。よって、モータ212が駆動されたときには、ピニオン216が回転し、これを受けて、ラック218が、退避位置から前方位置へと、あるいは逆に、前方位置から退避位置へと、移動する。
動作に際しては、上プレート142が、図2および図19に示すように、所定距離だけ上方移動する。アーム202およびラック218は、それぞれ、初期的には、退避位置にある。モータ212が第1方向に駆動されて、図19に示すように、ピニオン216が時計方向に回転されると、ラック218は、退避位置から前方位置へと、図19において左側へと移動する。ラック218が前方位置に到達すると、ソレノイド210が駆動されて、アーム202が退避位置から把持位置へと回転する。これにより、ピン206の先端が、パーベーキングされたピザクラスト144に対して係合する。ピン206の先端が、実際に、部分的に調理されたクラスト144内に侵入することは、必須ではない。ピン206の先端は、単に、クラスト144の上面に局所的な凹みを形成するだけで良い。
可逆式モータ212は、その後、逆方向に(すなわち、図19において反時計方向に)駆動され、ピニオンギヤ216を逆方向に回転させる。これにより、ラック218は、前方位置から退避位置へと、図19において右側に移動する。この移動時には、アーム202は、モータまたはソレノイド210によって、把持位置のままに維持される。パーベーキングされたピザクラスト144は、ピン206に対して一時的に係合していることのために、底部プレート140から、回転インデックステーブルステーション20の第Iステーション内に配置されたプレート222へと、移される。
図60に示すように、第2実施形態においては、底部プレート140’は、生地のプレス時に熱を供給し得るようプレートの直下に配置された2つのリング状ヒータ754,756を有するものとして示されている。
第2実施形態においては、プレート140’は、可動である。したがって、プレート140を位置750,752間にわたって移動させるために、ネジ山付き駆動ロッド758が使用される。ローラトラック760が、この移動を、円滑かつ容易なものとしている。このハウジングは、2つのローラベアリングを保持している。一方のベアリング762は、プレートを回転させるためのものであって、他方のベアリング764は、プレートを位置合わせされた状態に維持することを補助するためのものである。底部プレスプレート140’は、好ましくは、合計8個のローラベアリングのために、4個のベアリングハウジングを有している。これらベアリングは、とりわけプレス時に、底部プレート140’を支持するために、大きな負荷を支持することができる。
図61および図62には、下プレート140’に対して上プレート142’を昇降させるための、プレスの4アームタイプの万力766が示されている。プレスのアーム768は、内部にネジ山が形成されている梁770に対してピン止めされている。梁770は、駆動ナットとして機能し、ネジ山付き駆動シャフト772の回転によって軸方向に駆動される。
図61は、退避位置とされた上プレート142’およびアーム768を示している。仮想線で示す円は、上プレート142’が延出位置にある場合の、ネジ山付き梁の位置を表している。プレスの際の移動距離は、このような短いアーム構成のために、第1実施形態と比較して、大幅に低減されている。頂部プレスプレート142’は、複数の蒸気抜き穴774を有している。穴774は、2つのプレートが生地をプレスする際には、蒸気のための圧力逃がし通路194’をなす。
図62は、延出位置におけるプレスプレート142’を示している。頂部プレスプレートは、また、プレス時にこのプレートを加熱するためのリングヒータ146’を有している。ネジ山付き梁770は、梁の円滑でかつ容易な移動をもたらすために、ローラトラックシステム上に取り付けられている。頂部プレスプレート142’は、プレートの両サイドにおいて、シャフト上に乗る。万力タイプのプレスのための構造として機能する頂部プレートは、4個のコラムによって支持される。
ここで、図59および図60を参照すると、直線搬送アーム776が、一部調理されたクラスト144’を、底部プレスプレート140’からインデックステーブルステーション20’へと、移動させるために使用されている。搬送アーム776は、第1限界位置778と第2限界位置780との間にわたって移動する。搬送アームは、ネジ山付きロッド782によって、一部調理されたクラスト144’を、底部プレスプレート140’からインデックスステーション20’へと、十分に押し込み得るようにして駆動される。直線状ベアリング784・ガイドシャフト786構成は、搬送アーム776の移動時における、位置合わせをもたらすために使用される
アーム776は、部分的に調理されたクラスト144’を容易に受け入れるために切り欠かれたアーク形状788を有している。アーク形状は、底部プレート140’からインデックスステーションへの搬送時に、クラスト144’が側部へと逸脱してしまうことの防止に役立つ。
回転インデックステーブルステーション
次に、図1、図4、および、図34〜図36を参照して、回転インデックステーブルステーション20について説明する。図に示すように、ステーション番号I、II、III、IV、V、VIの6個のステーションがあり、これらは、60°間隔で等間隔に配置されている。回転インデックステーブルステーション20は、120°間隔で等間隔配置された3つのプレート222,224,226を備えている。各プレートは、好ましくは、プレートの総重量を低減するために、複数の貫通孔223を有している。さらに、プレート222,224,226も含めてピザクラスト144と接触するすべての表面は、好ましくは、例えばTEFLON(登録商標)のようなくっつくことがなくかつ無害な材料でコーティングされている。各プレート222,224,226は、図1に示す系方向最外位置と、図4において実線で示す径方向最内位置と、との間にわたって選択的に移動する。簡単化のために、プレート224についてだけ説明する。しかしながら、他のプレート222,226の構造および駆動に関しては、プレート224と同一であることを理解されたい。図35に示すように、スタブシャフト228が、プレート224から垂下されている。ピニオンギヤ230が、スタブシャフト228の縮径部分232に対して固定的に取り付けられている。ピニオン230は、ラック234のギヤ歯と噛合するギヤ歯を有している。回転インデックステーブルステーション20は、選択的に回転可能な中央シャフト236を備えている。中央シャフト236には、径方向外方に向けて延在する複数のフォークアーム238が、固定的に連結されている。これらフォークアームは、120°間隔で等間隔に配置されている。シャフト236は、ウォームギヤ駆動系(図36参照)を介して、モータ237によって駆動される。各アーム238は、径方向最外位置すなわち先端において分岐している(図1参照)。分岐していることによって、アーム238の先端は、第1部分240と第2部分242とに分割される。長尺チャネル241が、第1部分240と第2部分242との間に形成されている。スタブシャフト228は、この長尺チャネル241内に受領されている。ラック234は、アーム238の一部242だけに配置されている。
図34に示すように、アーム238の各部分240,242は、ラック234の上方に配置されたU字形スロット244,246を有している。プレート248が、U字形スロット244,246内においてスライド可能に受領されている。プレート248は、回転可能にまた軸方向移動可能にプレート224を支持するものであって、スタブシャフト228に対するベアリングを備えている。したがって、プレート224が回転可能とされている。シャフトの下部縮径部232は、スプリングによって付勢された一対の捕捉ウィング250,252内に受領されている。ウィング250は、スプリング254によって径方向外方に向けて付勢されており、ウィング252は、スプリング256によって径方向内方に向けて付勢されている。2つのウィング250,252は、脚260,262を有したU字形ブラケット258内において径方向にスライド可能に取り付けられている。スプリング254は、U字形ブラケット258の脚260とウィング250との間に取り付けられている。同様に、スプリング256は、U字形ブラケット258の脚262とウィング252との間に取り付けられている。両ウィング250,252は、両ウィング250,252間における、シャフト228の縮径部232の挿入および取外しを容易とするために、凸状外面251と凹状外面253とを有している(図37参照)。
U字形ブラケット258は、ラック264に対して固定的に取り付けられている。ラック264は、モータ267のシャフト上に取り付けられたピニオン266の歯に対して噛合する歯を有している。ラック264を径方向内方位置に移動させるために、モータ267が駆動されて、ピニオン266が図35において時計方向に回転する。これにより、ラック264は、径方向最外位置から径方向最内位置へと移動する。これに伴って、U字形ブラケット258が、径方向最外位置から径方向最内位置へと移動する。シャフト228の縮径部232がウィング250,252内に受領されていることにより、シャフト228は、径方向最外位置から径方向最内位置へと引っ込められる。シャフト228が内方移動する際には、ピニオン230がラック234に対して噛合し、これにより、シャフト228が自身の軸回りに回転する。よって、縮径部232は、両ウィング250,252間に捕捉されているにもかかわらず、回転することができる。図34に示すように、U字形ブラケット258の径方向移動は、径方向に延在して固定されているU字形トラック270によってガイドされる。言い換えれば、ラック264およびU字形ブラケット258は、径方向移動は許容されているものの、回転は許容されていない。
すべての回転可能かつ径方向移動可能なプレート222,224,226が径方向内方位置に到達すると、シャフト236が、図1において時計方向に60°だけ回転する。これにより、アーム238が60°だけ回転する。アーム238の回転によって、シャフト228が、より詳細にはシャフト228の縮径部232が、スプリングによって付勢されているウィング部材250,252の表面253から、逸脱する。言い換えれば、シャフト236を回転させるために、モータによって印加された力は、シャフト228の縮径部232を所定位置に保持しているスプリング254,256による捕捉力に打ち勝つに十分なものである。シャフト228の縮径部232の各々は、円弧に沿って60°だけ移動し、次なるステーションにおける、スプリングによって付勢された一対の対向するウィング250,252内にスナップ係合する。その後、モータ268が反時計方向に駆動されて、ラック264を径方向最外位置へと移動させる。ピニオン230が次なるステーションのラック234と噛合して、プレート224の外方移動に連れての、プレート224の回転が引き起こされる。次なる4つのステーション(すなわち、ステーション番号II、III、IV、V)の各々は、手造りで生の生地クラスト上にトッピングが配置されるのを真似た方法で、ピザクラスト上にトッピングを配置するために使用することができる。
本発明の第2実施形態においては、2つのモータ790,792が使用される(図64および図65参照)。一方のモータ790は、プレート794の径方向移動を引き起こし、第2モータ792は、プレート794の自身の軸回りの回転を引き起こす。2つのモータを使用することにより、各食材を、ピザクラスト144’上に、逆パターンで配置することができる。例えば、ソースは、好ましくは、各螺旋間の間隔を1/2インチとして、ピザクラスト上に螺旋配置される。一方、ペパロニは、好ましくは、パイの外側部分に対して、45°の回転角度ごとに1つずつのスライスが配置される。したがって、各ステーションにおいて全体的に融通のきくシステムである必要がある。2つのモータを使用することによって、プレートの配置および位置を正確に制御することができる。
モータ792は、プレートに対して直接的に結合されている。よって、モータ792の回転速度が、プレートの回転速度をなす。第2モータ790は、プレート794を径方向に進退させるために使用される。ラック798・ピニオン796からなるシステム(先の実施形態におけるプレートに関するシステムと同様のシステム)が、使用される。ピニオン796は、モータ790の出力シャフト上に直接的に取り付けられている。
さて、図1および図20〜図22を参照して、ステーション番号IIに配置されているソース分配機について説明する。ソース分配機272は、円筒状側壁276および底壁278からなる容器274を備えている。ピザの面上に分配されるべきソースは、容器274の内部チャンバ280内に収容されている。チャンバ280は、ポペットバルブ(あるいは、浮きバルブ)タイプの入口バルブ284を介して、ポンピングチャンバ282に対して流体的に連通している。図20および図21に示すように、ポンピングハウジング296は、螺着によって、容器274に対して流体連通可能に連結されている。複数の貫通孔298がポンプハウジング296内に配置されており、これにより、容器274内に収容されているソースが、ポンプハウジング296の内部チャンバに対して流体連通することができるようになっている。出口バルブ286が、ポンプハウジング296に対して、公知方法によって、流体連通可能に連結されている。出口バルブ286は、通常的には、閉塞位置に向けて付勢されている。往復ピストン290が、円筒チューブ292内に設けられている。チューブ292のうちの、ピストン290の第1側部側に配置された内部空間(図20においてピストン290の左側に位置した内部空間)は、ポンピングチャンバ282に対して流体連通している。ピストン290が前方移動すなわちポンピングストロークを行ったときには(すなわち、ポンピングチャンバ282に向けてストロークを行ったときには)、入口バルブ284が閉塞されて、出口バルブ286がチャンバ282内の流体圧力によって、開放位置へと付勢される。これによって、チャンバ282から出口バルブ286を経由してさらに出口ノズル294を経由して、ノズル294の下方に位置したプレート222,224,226のいずれかの上に乗っているピザクラスト144上に、ソースが分配される。ポンピングストロークの最後においては、ピストン290は、好ましくは、所定第1距離だけ、ポンピングチャンバ282から離間する向きに引っ込められる。同時に、入口バルブ284は、図20において実線で示すような閉塞位置に維持される。したがって、ノズル294および出口バルブハウジング288内に残留しているすべての流体は、ポンピングチャンバ282内へと引き込まれることとなる。
次なるポンピングサイクルを駆動するために、入口バルブは、図20において仮想線で示す開放位置に移動される。その後、ポンプピストン290は、第2の大きな所定ストローク距離だけ引かれる。これによって、チャンバ282内が減圧とされ、チャンバ内にソースが引き込まれる。その後、ピストン290が、ポンピング方向に駆動されて、所定量のソースが出口ノズル294の下に配置された次なるピザクラスト上に、分配される。ソースがピザクラスト上に分配される際には、プレート222,224,226の面上に載置されているピザクラストは、径方向最内位置から径方向最外位置へと移動する。ストロークの最初においては、ノズル294は、好ましくは、クラストの上方において位置302(図22参照)に配置されている。プレート222が径方向外方に移動するに連れて、上記の機構によって、プレート222は、自身の軸回りに回転する。これにより、ソースは、図22において破線の経路304によって示すような、螺旋パターンでもって、クラスト上に分配される。したがって、ソースは、生のピザ生地クラスト上に手造りでソースが塗布されるのと同様にして、ピザクラストの面上に塗布される。分配サイクルの最初においては、ノズル294は、好ましくは、ピザクラスト144のうちの、回転インデックステーブル20の中央軸から最も遠くの位置の直上に配置されている。プレートが、径方向最外位置にある場合には、ノズル294は、実質的に、クラスト144の中心の上方に配置される。これに代えて、ノズルは、初期的には、ピザの中心の直上に配置することができ、プレートの径方向外方移動の終了時点においては、ノズルは、ピザクラスト144のうちの、回転インデックステーブル20の中央軸に対して最も近い部分に位置することとなる。チャンバ280は、所定の時間間隔で容器272内に収容されているソースを時々撹拌して、ソースを一様な濃度に維持するための、個別の撹拌機(図示せず)を備えることができる。
さて、図66には、ソース分配機の第2実施形態が示されている。この実施形態においては、ソースを、部分的に調理されたクラスト144’の面上に適用するために、従来の蠕動ポンプ800が使用されている。蠕動ポンプ800は、概略的に図示されていて、任意の従来の蠕動ポンプを使用することができる。ポンプは、好ましくは、チューブ804を絞る複数のローラを備えている。そのため、絞られたチューブを、流体は、うまく通過できない。ポンプの駆動時には、所定量のソースが、クラスト144’の面上に分配される。
蠕動ポンプは、繰返し的に、フレキシブルチューブ804を絞ったり解放したりする複数のローラ802を備えている。チューブ804の第1端部806は、ソース容器808の出口に対して流体連通可能に連結されている。
クラスト144’を保持しているプレート794は、固定チューブ804の第2端部812がパイ上にソースを落下させている際には、自身の軸810回りに回転すると共に、直線的に移動する(すなわち、径方向外方に直線的に移動する)。これにより、クラスト144の面上においては、ソースが螺旋状に配置される。もちろん、必要に応じて、プレート794が径方向内方に移動する場合でも、あるいは、双方向に移動するときにでも、ソースを分配することができる。このタイプの分配システムは、ソース分配の均等性を大幅に改善し、ソースの凝集を実質的に除去する。
ソースを保持している容器808は、好ましくは、底部が漏斗形状とされている。これにより、ソースが、出口孔814へとスライド降下してチューブ804の第1入口端806へと流入することを補助することができる。撹拌機816が、容器808の内部に配置されていて、ソースを一様にかつ一定濃度に維持することに貢献している。複数のソースコンテナ818が、容器808に設けられている。コンテナ818の各々は、容器808に対して連結するための、容器アダプタ820を有している。よって、容器808は、ソースコンテナ818からは分離されている。したがって、分配機は、1つまたは複数のソースコンテナ818を備えることができる。コンテナ818は、容器808に対して取り付けられる。空になったときには、コンテナ818だけを取り外すだけで良く、次なる充填された新たなコンテナ818に付け替えることができる。これにより、分配機の搭載の容易さが改良され、システムがクリーンにかつ効率的に維持される。
図1、図23、図24には、ステーション番号IIIに配置されたチーズおろし機306が示されている。チーズおろし機は、減速ギヤユニット310を介して回転出力シャフト312に対して連結された固定モータ308を備えている。シャフト312には、ディスク314が固定されている。円錐台形の中空おろし機316が、ディスク314に固定的に連結されている。おろし機316は、外面上に、従来のチーズおろし機における外向き突起と同様の形状とされた複数の隆起突起318を有している。囲い板すなわちU字形スリーブ320が、おろし機316の底部および側部近傍に配置されている。固定マガジン322が、おろし機316の上方に配置されている。マガジン322は、スリーブ320の脚先端部どうしの間に配置されている。矩形スリーブをなすチーズ324が、マガジン322内に配置されている。チーズは、使用者の嗜好に応じて、モッツァレラ、ロマーノ、パルメザン、等とすることができる。加えて、おもり326を、チーズ324のスリーブの上方に配置することができる。これにより、所定の最小圧力でもって、おろし機に対して、チーズを確実に押しつけることができる。
チーズおろし機の囲い板320の出口の下方に配置されたピザクラスト上に所定量のチーズを分配するために、モータ308が駆動されて、おろし機316が回転する。おもり326は、チーズ324に対して圧力をかけて、チーズを、回転しているおろし機316に対して押しつける。よって、チーズは、おろしたてのものが、図22に示すような螺旋状でもって、ピザクラストの面上にふりまかれる。必要に応じて、クラスト144が、延出された径方向最外位置から、引っ込められた径方向最内位置へと、引っ込められるときに、チーズをピザ上に分配することができる。したがって、特別の量のチーズをピザクラスト上に分配することができる。同様に、トッピングを外向き移動の際と内向き移動の際との双方において分配すれば、ソースも含めて任意のトッピングを、特別な量でもって、ピザクラスト上に分配することができる。
その後、回転インデックステーブルが駆動されて、次なる分配ステーションへと、ピザクラストが移動される。図1に示すように、所望に応じて、2つの分配用カルーセル330,332を、各分配ステーションに配置することができる。例えば、分配用カルーセル330の出口ノズルは、プレート222,224,226のうちの1つが径方向最内位置にあるときに、ピザクラストの中央上に配置される。一方、分配用カルーセル332は、プレート222,224,226のうちの1つが径方向最内位置にあるときに、ピザクラストの径方向最外位置上に配置される。よって、分配機330,332は、プレートが径方向最内位置から径方向最外位置へと移動する際に、ピザの面上に、同時にトッピングを分配することができる。さらに、各分配機330,332は、各ステーションに配置された複数のトッピングキャニスタを有することができる。図1に示すように、各分配機330,332は、4つの分配マガジンを有している。キャニスタは、すべてのものが、各分配用カルーセルのそれぞれの中心軸334,336回りに、回転することができる。よって、付加的な量のトッピングを、分配することができる。これに代えて、マガジンは、例えば異なる種類のチーズといったように異なるトッピングを有することができ、ピザ上に1つまたは複数の選択されたタイプのものだけを分配するように制御することができる。
図67および図68には、マッシュルーム分配機822が示されている。マッシュルーム分配機822は、マッシュルーム826が充填された容器824と、底部ハウジング828と、を備えている。容器824およびハウジング828は、分離可能とされている。容器は、好ましくは、マッシュルームコンテナである。そのため、マッシュルームの新たなバッチが要望されたときには、古い容器を取り外して新しいものに置き換えることができる。
底部ハウジング828は、分配機からマッシュルームを落下させるための切欠832を有した主ハウジングプレート830を備えている。好ましくは一定速度で回転する撹拌アームが、マッシュルーム826を切欠開口832から押し出す。撹拌アーム834は、好ましくは、4つのアームを備えている(図67B)。1つのアーム836は、他の3つのアームよりも長い。これにより、容器824の円筒壁内におけるマッシュルームの掃引を補助することができる。加えて、必要に応じて、第2セットのアームを第1セットのアームの上方に配置することができる。これにより、容器内における大きな撹拌レベルでのマッシュルームの撹拌を補助することができる。
屋根838が、撹拌アーム834の上方に配置されている。屋根838は、下方に位置している切欠孔832をカバーする薄いストリップである。撹拌アーム834が回転するときには、マッシュルームは、遠心力によって、容器824の壁に向けて押される傾向がある。掃引機840が、屋根838の上方に配置されている。掃引機840は、屋根の上方において、マッシュルームを実際に掃引する。撹拌アーム834と掃引機840との双方は、選択的に回転可能な同一のシャフト842に対して連結されている。シャフト842は、駆動モータ844に対して連結されている。ドア(図示せず)が、切欠832の直下に配置されている。このドアは、分配機が動作するときに開き、動作しないときには閉じている。このドアは、ソレノイドによって駆動したり、当業者には公知の方法によって、直下のインデックスプレートに対して接続することができる。もちろん、マッシュルームのサイズに応じて、切欠孔を、任意のサイズとすることができる。
容器表面は、好ましくは、くっつきにくい材料から形成されている、あるいは、そのような材料でコーティングされている。というのは、本来的にくっつきやすいマッシュルームが、壁にくっついてはいけないからであり、また、容易に滑り落ちる必要があるからである。必要に応じて、キャニスタの高さ全体をカバーする掃引アームを、使用することができる。これにより、マッシュルームの壁からの遊離を保証することができる。
本発明の第2実施形態においては、チーズ分配ユニットは、マッシュルーム分配機と同じものである。チーズ分配機は、好ましくは、粒状チーズを使用している。各チーズ粒は、立方体形状であって、約1/8×1/8×1/8インチのサイズである。各粒は、個々に、急速冷凍される。おろしたてのチーズと違って、粒状チーズは、取扱いがずっとクリーンである。粒は、パイに向けて直線状に下方へとガイドされる。これに対して、おろしたチーズは、周期的にクラストの側方へと飛んでいったり、あるいは、塊状で落下することさえある。さらに、粒状チーズを使用した場合には、チーズおろし金の周期的なクリーニングが不要である。
粒状チーズの他の利点は、分散または広がりが、ずっと一定であることである。分散させすぎることなく、パイを均等にカバーすることができる。撹拌アームが1つのモータだけを必要とすることにより、先のチーズおろし機からチーズ押込モータを省略することができる。さらに、2つの独自の分配機を作ることと比較して、2つの同じ分配機を作ることが、製造コストの観点から、ずっと経済的である。この第2実施形態における分配機の全体サイズは、先のものよりも小さく、これにより、装置への組立に際し、より大きな融通性をもたらすことができる。もちろん、マッシュルーム分配機822は、また、野菜(例えば、ペッパー、ブロッコリー、等))のような、他の食材を分配するために使用することができる。
ペパロニ分配機
図69〜図75には、ペパロニ分配機846が示されている。ペパロニ分配機846は、所定量のペパロニスティックを鉛直方向に貯蔵しており、そのスティックからスライスをカットして、ペパロニ分配機846の下方に配置されたクラスト144上に適切にスライスを落下させる。分配機846は、ペパロニスティック選択機848と、カットブレード850と、ブレードハウジング852と、偏心駆動ディスク854と、ペパロニスティック押込機856と、ペパロニ落下機858と、を備えている。
ペパロニスティック選択機848は、所定量の円形切欠を有したチューブホルダプレート860を備えている。各切欠は、各ペパロニチューブホルダ862のためのものである。チューブホルダプレート860は、傘歯車866に対してピン止めされた中央シャフト864回りに回転する。傘歯車866は、モータ(図示せず)に対して連結されている係合傘歯車868に対して噛合する。
初期的には、すべてのチューブには、好ましくは、ペパロニ870のスティックが充填されている。カットステーションにおいては、各スティックは、スティックがほぼ端部に到達するまで、一度に1スライスずつカットされる。端部に関しては、センサ(図示せず)が、選択機848に対して、変更を行う(すなわち、所定角度だけ回転する)べき信号を送出する。その結果、カットステーションには、フレッシュで新たなスティックが配置されることとなる。チューブホルダ862は、選択時およびカット時の双方において、ペパロニスティック870に対するガイドとして機能する。
ブレード850およびブレードハウジング852は、図70、図71、図72、および、図75に、最適に図示されている。ブレード850は、好ましくは、円形で平滑なタイプのものであって、歯を有していない。ブレード850は、好ましくは、角度をもって研磨された最終形態を有しており、そのため、接触に際して非常に尖鋭なものとされている。ブレード850は、自身の中心軸回りに回転し、固定されたペパロニスティック870に向けて前進する。そして、カットを行った後、引っ込められて、サイクルを完了する。
ブレードアセンブリは、ブレードハウジング852に対して連結されている。ブレードアセンブリは、アセンブリとして、固定ガイドロッド874に沿った、4つの直線状ベアリング872上に乗っている。ブレード850は、ハウジング852の下に配置されており、他端においては、ペパロニスティック870が、ブレードハウジング852の上に乗っている。ブレードハウジングの形状に基づいて、ブレード850およびハウジング852が、ペパロニスティック870に向けて前進したときには、ブレード850がスティック870に当接してスライスへとカットする時を除いては、スティック870は、ハウジング上に乗っている。この点に関し、ブレード850は、実際に、スティック870を支持する。ブレードおよびハウジングの往復移動が高速であることのために、ペパロニスティック870は、この高速移動によるわずかな高さ変化による影響を受けない。このような構造的構成のために、各ペパロニスライスは、一定厚さにカットされる。
偏心ディスク854は、ペパロニスティック870に対して、ブレードおよびブレードハウジング852を、往復移動させる。図71および図72を参照すると、ディスク854は、連結ロッド878に対してピン止めされたオフセット孔876を有している。連結ロッド878は、他端880が、ブレードハウジング852に対してピン止めされている。ディスク854の中心軸回りの回転は、ブレードハウジング852の往復移動へと、変換される。直線状ベアリング872およびガイドロッド874が、ブレードハウジング852の直線的な移動を保証している。もちろん、ディスク854の偏心度合いが、ペパロニスティックをカットするためのブレード850のカットストロークを決定する。
ブレード850の往復移動が極めて高速であることにより(すなわち、およそ1秒あたり1個のスライスをカットし得るに十分高速であることにより)、ペパロニスティック押込機856は、ブレード850によってカットされる前にペパロニスティック870がブレードハウジング852の面上に位置していることを保証する必要がある。図73には、ネジ山付きロッド876が示されている。ネジ山付きロッド876は、係合しているネジ山付きナット878によって駆動され、これによって、ロッド876は、直線的に進退する。ネジ山付きロッド876の下端においては、スプリングを搭載した押込プレート880が、ペパロニスティック870に対して当接している。スプリング882は、プレート852とペパロニスティック870との間において適切な力を維持するために必要とされており、押込の停止に際して駆動しに対して信号を送出するために必要とされている。
プランジャロッド884が、押込プレート880に対して連結されている。スプリング882は、プレートを下方に押し込む。プレートがスティックに当接した後においては、ネジ山付きロッドが下方移動を続けるに連れて、プレート880は、上方移動する。ネジ山付きロッド876は、ペパロニスティック870に対して当接している押込プレート880に対して連結されているプランジャロッド884が上方移動してスイッチ(図示せず)を押し、これにより、ネジ山付きロッドの駆動を停止すべき信号が送出されたときに、停止する。
スティック870からペパロニスライスがカットされたときには、スライスがクラスト144上へと平坦なまま落下することが好ましい。スライスが丸くかつ薄い形状であることにより、スライスは、ひっくり返ったり、鉛直に落っこちたりして、クラストから飛び跳ねてしまう傾向がある。そのため、スライスがパイ上にフラットに落下することを保証するために、ペパロニ落下機構858が必要とされる。
ペパロニ落下機858は、図76において最適に示されている。ペパロニ落下機858は、カットブレード850の直下に配置されている。そのため、カットされたスライスをキャッチする。落下機858は、中心ポイント892回りに回転する2つのアーム888,890を備えている。両アームの端部は、ブレードハウジングプレート852に対してピン止めされている。その結果、ブレードハウジングプレート852が前後に往復移動したときには、両アームは、中心892回りに揺動するまたは回転する。アームの端部は、パドル形状に広げられている。これにより、カットストロークの際には、カットされたペパロニスライスをキャッチすることができる(アームは、キャッチ位置が実線で示されていて、退避位置が仮想線で示されている)。引込ストローク時には、両アームは、互いに離間する向きに揺動する。これによって、カットされたペパロニスライスは、ゆっくりと解放される。その結果、ペパロニスライスは、クラスト144上にゆっくりとかつフラットに落下する。
ピザクラストの面上に、すべてのトッピングが配置され終わると、回転インデックステーブルステーションは、ステーション番号VIへと、ピザクラストを回転させる。このステーションにおいては、ピザは、回転インデックステーブルステーション20からエレベータステーション22へと移るのを待つ。エレベータ22は、ピザを、回転インデックステーブルから、下方に配置されたオーブンへと、搬送する。
未調理のピザクラスト144は、径方向最内位置において、ステーション番号VIへと転送される。その後、回転プレート222,224,226は、図25に示すようにまた図4において仮想線で示すように、径方向最外位置へと移動する。フレーム200は、一対の三日月形状の部材342,344を備えている。各部材342,344は、プレート222,224,226がステーション番号VIに配置されかつ最外位置へと配置されたときに、プレート222,224,226のいずれの外周縁形状にも適合するような、内周面346,348を有している。三日月形プレート350が、アーム352に対して固定的に連結されている。アーム352は、チェイン354に対して連結されている。チェイン354は、アーム352および三日月プレート350を、第1退避位置から第2延出位置へと駆動する。退避位置は、図1に示されており、また、図25においては位置Aで示されている。完全に延出された位置は、実質的に、図25において位置Cで示されている。チェイン354は、可逆式モータ356によって駆動される。モータ356が第1方向に回転することにより、アーム352および三日月プレート350が、位置Aから位置Cへと移動する。その後、逆方向に回転することにより、アームおよびプレートが、位置Cから位置Aへと戻る。三日月プレート350の前面358は、ピザクラスト144の外周面に適合し得るよう、円弧形状とされている。したがって、三日月形プレート350が位置Aから位置Cへと移動する際には、前面358がピザクラスト144の外周面の一部に係合して、ピザを、プレート222,224,226から、エレベータステーション22内に配置されたエレベータプレート360へと、移動させる。図25には、アーム352およびプレート350が、未調理のピザ144を、エレベータプレート360へと部分的に搬送した状態が示されている。
図34A、図34B、および、図35Aには、インデックスプレートステーションの代替可能な実施形態が示されている。簡単化のために、インデックスステーションのうちの相違する部分についてのみ説明する。この実施形態においては、2つのプレート510だけが使用される。プレート510は、好ましくは、互いに180°離間して配置されている。加えて、各プレート510は、回転インデックステーブルステーションの中心軸回りに回転可能である。さらに、各プレート510は、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって、移動可能である。各プレート510は、中心軸を有していて、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動する際には、それぞれの中心軸回りに回転可能である。
この実施形態においては、プレート510に対して、プレートシャフト515が、嵌着される。図34Aおよび図34Bに示すように、ガイドブロック520、ギヤ550、および、傘歯車545が、シャフト515上に配置される。ガイドブロック520は、アーム525内にスライド可能に受領される。ラック565が、アーム525の下部に対して固定的に連結される。
モータ535が、ガイドブロック520に対して取り付けられたモータブロック530に対して取り付けられている。傘歯車540は、モータ535のシャフトに対してボルト止めされている。傘歯車540は、傘歯車545に対して係合する。傘歯車545は、プレートシャフト515に対して固定的に連結されている。よって、プレート510は、モータ535が回転するのと同じ速度で回転する。
ギヤ550は、プレートシャフト515に対してピン止めされていて、ギヤ555に対して係合する。ギヤ560は、ギヤ555に対して直接的にピン止めされている。両ギヤ555,560が、ガイドブロック520に対して段付きネジ570を介して連結されていることにより、両ギヤ555,560は、同一速度で回転する。ギヤ560は、ラック565に対して係合している。これにより、アセンブリ全体(すなわち、プレート510、シャフト515、ガイドブロック520、モータブラケット530、モータ535、傘歯車540、傘歯車545、ギヤ550、ギヤ555、ギヤ560、および、段付きネジ570)が、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって、直接的に移動することができる。
したがって、制御システムから信号を受け取ったときには、モータ535が、傘歯車540,545を介して、シャフト515を回転させる。これにより、ギヤ550が回転し、これを受けて、ギヤ555,560が同時に回転する。ギヤ560は、ラック565に対して係合していることにより、アセンブリ全体の直線移動を引き起こす。回転インデックスステーションの他の部分は、上記実施形態と同一である。
図36Aには、回転可能な中心シャフト236回りに配置されたスリップリング239が、示されている。スリップリング239は、テーブルの回転時に、モータのワイヤがインデックステーブル回りに巻き付くことなく、2つのインデックスプレートモータ237,535が、電圧を受領することを可能としている。好ましい実施形態においては、スリップリング239は、6本のワイヤを有している。特に、2本の電力ワイヤと4本の信号ワイヤとを有している。1本の電力ワイヤは、各モータに接続され、4本の信号ワイヤは、モータの回路基板に接続される。
エレベータステーション
次に、図1、図4、および、図26〜図30を参照して、エレベータステーション22について説明する。図27に示すように、エレベータステーションは、第1プレート360と、第2プレート362と、を備えている。各プレート360,362は、鉛直方向往復取付プレート364,366に対して、それぞれ回転ピン368,370回りに回転可能に取り付けられている。
各プレート360,362に関連した構造部材を説明するに際して、プレート362に対する同様の部材に関しては、同じ参照符号の後に’を付して説明する。例えば、プレート360に対して関連したものがロッド402であれば、プレート362に対して関連したものは、ロッド402’として説明される。
各取付プレート364,366は、チェイン372,374のそれぞれに対して固定的に連結されている。各チェイン372,374は、第1駆動プーリ378および第2駆動プーリ380のそれぞれを介して、可逆式モータ376によって駆動される(図26参照)。3つの従動プーリ382,384,386は、チェイン372の移動をガイドする。同様に、3つの従動プーリ388,390,392は、チェイン374の移動をガイドする。
図26および図27に示すように、取付プレート364は、シャフト394によって、L字形ブラケット392に対して固定的に連結されている。L字形ブラケット392は、取付プレート364に対して固定された回転ピン368回りに回転可能に取り付けられている。プレート360の下面には、一対のスリーブ398,400が、固定的に取り付けられている。スリーブ398,400は、回転ピン368回りに回転可能に取り付けられている。ロッド402が、L字形ブラケット392内の貫通孔404内にスライド可能に受領されている(図28参照)。ロッド402の第1端部は、回転ピン406を介して、プレート360に対して回転可能に連結されている。ピン406は、プレートの下面に固定的に連結された一対の垂下ブラケット408を介して、プレートに対して取り付けられている。
図28には、プレート362に対する連結が示されている。ロッド402’は、ブラケット408’を介して、プレート362に対して連結されている。ロッド402’の他端は、L字形ブラケット392’の孔404内に受領されている。L字形ブラケット392’は、回転軸394によって、プレート366に対して取り付けられている。ロッド402’は、ロッド402’の第2端部に隣接して、U字形ノッチ410’を備えている。ノッチ410’は、L字形ブラケット392’内の第2孔414’内にスライド進入するピン412’を、選択的に受領し得るサイズとされている。孔404’、414’は、好ましくは、互いに90°の角度で配置されている。ピン412’の第1端部は、U字形ノッチ410’内に選択的に係合する。ピン412’の反対側端部は、レバー416’に対して回転可能に連結されている。レバー416’は、回転ピン418’を介して、L字形ブラケットに対して回転可能に連結されている。レバー416’の先端には、おもり420’が配置されている。おもり420’は、通常的には、レバー416を、図28において矢印Cで示す方向に付勢している。ロックピン412’がU字形ノッチ410’内に受領されたときには、プレート362は、水平位置にロックされる。
図27を参照すると、プレート360が最上位置で示されており、プレート362が最下位置で示されている。プレート360は、未調理のピザを受け取って、最下位置へと下降する準備ができており、それにより、未調理のピザを、オーブン内に移送することができる。最下位置においては、プレート362のおもり420’が、ストップボルト422’に対して係合している。これにより、ロックピン412’が持ち上げられて、ロックピン412’は、ロッド402’のU字形ノッチ410’から解放される(図28参照)。したがって、この場合、ロッド402’は、L字形ブラケット392’に対して、自由にスライドすることができる。しかしながら、プレート362の先端424(図3参照)は、この場合、内方に突出したL字形ブラケット426によって、水平な係合状態で支持されている。ここで、内方に突出したL字形ブラケット426は、装置のオーブンに対して固定されている。したがって、棚362は、ピン396’回りに回転することが阻止されている。
プレート360,362は、最上位置および最下位置においては、それぞれ、静止状態に維持される(すなわち、モータ376が駆動されない)。駆動機構92’によって駆動される押込機構428が、最下位置におけるプレートの近傍に配置されている(図3および図27参照)。押込機構428は、未調理のピザ140’の外周円形形状に適合する形状とされた凹状前面430を有している。機構92’によって駆動されたときには、押込機構428は、退避位置から延出位置へと、図3において矢印Dで示す方向に移動する。これにより、未調理のピザを、(最下位置に位置した)トレー362から、開口432を通して、オーブン24内へと、押し込む。ピザがオーブン内へと移送されると、他の未調理のピザが、最上位置に位置している棚360上へと配置される。その後、モータ376が第1方向(すなわち、図27における時計方向)に駆動されて、チェイン372,374の移動が引き起こされる。これにより、取付プレート366が上方に移動し、取付プレート364が下方移動する。取付プレート366が所定量だけ上方移動した後においては、プレート362は、L字形ブラケット426’と干渉しておらず、そのため、プレート362は、この場合には、ピン370’回りに自由に下方回転することができる。プレート362は、図27において仮想線で示す位置へと落下する。これにより、実質的に水平にロックされたプレート360が、上限位置から下限位置へと、下方移動することができる。
図29は、上方移動している時の、かつ、下限位置と上限位置との間における中間位置にある時の、取付プレート366とプレート362’とを示している。プレート362’が上限位置に近づくにつれて、プレート362’の下面に対して固定的に連結されたカムフォロワ面434が、固定されたカムローラ436に対して係合する。図30に示すように、取付プレート366が上方移動を続けると、固定カムローラ436とカムフォロワ面434との間の係合によって、プレート362’が、図30において仮想線で示す位置から図30において実線で示す位置へと、移動する。この移動時には、ロッド402’がL字形ハウジング392’内へと進入していき、最終的には、ロックピン412’がロッド402’のU字形ノッチ410’に対して係合して、これにより、プレート362’が実質的な水平位置にロックされる。モータ376が停止され、プレート362’は、最上位置にあって、回転インデックステーブルステーション20のステーション番号VIから次なる未調理のピザを受領する準備ができている。この場合、プレート360は、最下位置にあって、押込機構428が駆動される準備ができている。押込機構が駆動されると、プレート360上に配置されている未調理のピザ144がオーブン内へと移送されることとなる。次なる未調理ピザがプレート362’上に配置されると、モータ376が逆方向に(すなわち、図27において反時計方向に)駆動されて、プレート362’が、水平にロックされた状態を維持されつつ、上限位置から下限位置へと移動する。この場合、プレート360は、上述のようにプレート362’が退避状態とされたのと同じようにして退避状態とされて、下限位置から上限位置へと移動する。図26Aおよび図27Aには、エレベータステーションの代替可能な実施形態が、示されている。この実施形態においては、ただ1つだけのエレベータプレート362’が使用されている。よって、この実施形態においては、一方のプレートを退避状態へと折り曲げるための機構が、不要である。この実施形態においては、プレート362’は、L字形ブラケット367によって、一対のレールトラック363,365に対して連結されている。プレート362’は、第1駆動プーリ380’と3個のガイドプーリ388’、390’、392’とを介して可逆式モータ376’によって駆動されるチェイン駆動系374’により、最上位置と最下位置との間を往復移動する。
動作に際しては、プレート362’は、最上位置において、回転インデックステーブルステーション20から次なる未調理ピザを受け取る準備ができている。未調理ピザがプレート362’上に配置されると、モータ376’が第1方向に(すなわち、図27Aにおける時計方向に)駆動されて、プレート362’が、水平状態を維持しつつ、上限位置から下限位置へと、移動される。プレート362’が下限位置に到達すると、モータ376’が停止され、押込機構378が使用されて、入口開口432を通して、オーブン24内にピザが押し込まれる。ピザがオーブン内に移送され、さらに、押込機構378が退避した後においては、モータ376が逆方向に(すなわち、図27Aにおける反時計方向に)駆動されて、プレート362’が、下限位置から上限位置へと移動される。これにより、プレート362’は、回転インデックステーブルステーション20におけるステーション番号VIから次なる未調理ピザを受領する準備ができる。
オーブンステーション
次に、図31〜図33を参照して、オーブンステーション24について説明する。オーブン24は、ベルトまたはチェイン駆動系442によって駆動されるコンベヤベルト440を備えている。チェイン442は、モータ444によって駆動される。モータ444は、オーブンフレームの底部の下面において直接的にオーブンチャンバの外部に配置されている。このため、入口ドア432を通してオーブン内に流入するすべての未調理ピザは、入口432から出口446へと搬送される。オーブンは、赤外加熱ランプからなる6個のバンク448,450,452,454,456,458を備えている。2つのバンク448,450は、好ましくは、ピザクラストの底面が好ましくはきつね色の色調へと調理されるよう、コンベヤベルトの下に配置されている。さらに、4つの赤外ライト製バンク452,454,456,458は、コンベヤベルトの上方に配置されている。すべての加熱バンク448,450,452,454,456,458は、コンベヤベルトが未調理ピザで実質的に満たされている場合に、使用することができる。しかしながら、1つか2つくらいのピザしかオーブンを通っていない場合には、より少数の赤外加熱バンクを使用することができる。例えば、オーブンが比較的少数のピザを調理している場合には、バンク452,454,458,450だけを使用することができる。
オーブンは、また、エア再循環システム460を備えている。エア再循環システム460は、オーブン内のエアを循環させてオーブン内の温度を実質的に均等に維持するためのものであって、モータ462と遠心ポンプ464とを備えている。モータ462およびポンプ464は、オーブンチャンバの外部に配置されている。再循環システムは、図31および図32において矢印で示すように、入口と出口とを備えている。ここで調理されたピザは、コンベヤベルト440から出てシュート466上に移送される。シュート466は、調理済みのピザを、オーブンの出口446に配置された箱詰めシステム内へと導く。箱詰めシステムは、オーブン438から出てくる調理済みピザを受領するオープンボックス468を備えている(図38参照)。調理済みピザは、消費者によって、取り上げられて食べられるのを待つ。
本発明の第2実施形態においては、ランプまたは加熱バンクは、変更された構成を有している。短波長の赤外ランプヒータが、オーブンのコンベヤ移動方向に対して垂直に配置されている(図77〜図79参照)。さらに、オーブンコンベヤに対する入口および出口が、共に、オーブンの調理キャビティの外部に配置されている。パイ押込機894が、エレベータプレートからオーブンコンベヤ896へと、パイを移送する。オーブンコンベヤ896は、調理時間を増減するために、一定速度でまたは可変速度で、移動することができる。
強力なファン898が、オーブンキャビティの上方に配置されている(図78参照)。オーブンキャビティの中央に、吸込機構が形成されており、高温エアが、ファンに対して押し上げられる。ファンのブレード構成は、高温エアを径方向外側へと押し出す。押し出された場所には、2つのダクト900,902が設けられている。一方のダクトは、オーブンキャビティの側部に設けられている。各ダクトは、エアを、オーブンキャビティの内部にへと戻すためのオリフィス904を有している。これによって、強制対流タイプの調理用オーブンが形成される。ダクト900,902およびオーブンキャビティは、好ましくは、絶縁体で被覆されていて、オーブンの外側シェルは、好ましくは、矩形である。
ここで、好ましい実施形態においては、7個の赤外ランプ906が、反射材908と共に、使用される。4個のランプは、コンベヤ896の上方に配置されており、3個のものは、下に配置されている。ランプ電圧は、好ましくは、最初に強力な調理が得られかつ調理サイクルの残りの時間に関しては軽度の調理が得られるように、可変とされている。ランプ構成は、好ましくは、図78に示すように、千鳥配置とされている。オーブンの出口においては、箱詰めシステム(後述)の一部として、他の搬送アームが使用される。
箱詰めシステム
図79〜図82には、箱詰めシステム910が示されている。箱詰めシステム910は、ボックス分離器と、ボックス曲げ機912と、パイ移送アーム914と、ボックス送出コンベヤ916と、を備えている。
パイ移送アーム914は、上述のエレベータ移送アーム428と同様のものである。移送押込アーム914は、好ましくはチェイン駆動系をなす、トラックシステムに対して連結されている。移送アーム914は、2つの位置の間にわたって、特に、オーブンコンベヤ出口におけるホーム位置916と、ボックス送出コンベヤ端における延出位置918と、の間にわたって移動する(図79参照)。
移送アーム914は、ホーム位置916において、オーブン24から、調理されたパイが出てくるのを待つ。出てきたときには、移送アームは、パイをボックス920の開放端に向けて前方側へと押し込んで前進させることを開始すべき信号を受け取る。調理済みピザがボックス内に配置され終わると、移送アーム914は、ホーム位置へと戻る。
移送アームが調理済みパイをボックス内に配置するよりも先に、パイを受け取れるよう、ボックスが組み立てられていなければならない(すなわち、開放していなければならない)。ボックス分離機構922は、ボックス924の積層から1つのボックス920を分離する。そして、1番上のボックス920を、曲げステーション926内にそのボックス920を配置する。
初期的には、折り畳まれたパイボックス924が、ボックス支持プレート928の上に搬送されて積み重ねられる。このプレートは、プレート928の直下に取り付けられた、直線状ベアリング930とスプリングハウジング932とを有している。直線状ベアリング930は、ガイドロッド934上に乗っている。これにより、上下移動に際してボックス支持プレート928が位置合わせされていることが保証される。各スプリングハウジング932は、スプリング936の一端を保持している。ここで、スプリングの他端は、固定されたトッププレート938に対して掛止されている。スプリングは、張力を維持することを補助する。そのため、支持プレート928は、持ち上げられることとなり、常に、積層924のうちの1番上のボックスと、ボックス分離ベルト940と、の間に圧力を印加している。
必要に応じて、1つずつ、1番上のボックスが積層から分離される。ボックス支持プレート928は、スプリングの張力によって持ち上げられる。センサ(図示せず)は、ボックス支持プレートがある高さに既に到達しており、追加のボックスを積層924に搬送できることを知らせる。
消費者によってなされる各々の新たな注文の開始時においては、新たなボックスが形成される。よって、ボックス分離器は、まず、積層から1番上のボックスを分離させる。ボックス分離ベルト940は、好ましくは、ラバーベルト材料から形成されていて、そのため、ベルトは、1番上のカートンパイボックスの上部を容易にグリップする。ベルト940は、1番上のボックスの上面に摩擦係合して、そのボックスを積層からスライドさせ、ボックス曲げステーション942へと移送させる。ボックス曲げステーション942においては、ボックスが、ボックス送出コンベヤ944上に載置される。
ボックス曲げ機構946は、ボックス分離ステーションから、折り畳まれたパイボックスを受け取り、ボックスが調理済みピザパイを受け取れるように、ボックスを曲げて開放する。ボックス曲げ機構は、図80〜図82に最適に示されているように、2つの部分からなる機構であって、ボックスフラッププレート948とボックス曲げアングル950とを備えている。
フラッププレート948とボックス曲げアングル950との双方は、一対の係合している傘歯車によって連結されていることのために、連携して移動する。図82においては、ボックス曲げ位置(すなわち、折り畳まれたボックスを、折り畳まれていない開放したボックスとする位置)とされた2つの部材が、実線で示されている。仮想線は、ボックス曲げステーションが、折り畳まれたボックスの受取を待っている待機状態においての、2つの部材の位置関係を示している。
ボックスフラッププレート948は、2つの折り畳み目的を有している。すなわち、1)パイボックスのフラップ954を押し下げて、フラップ954がボックス内へのパイの進入に干渉しないようにすること(図81参照)。2)パイ移送アーム914によって、開放されたボックス920内へとパイが進入されたときに、スライド表面として機能すること。
ボックス曲げアングル950は、自身の角度形状に基づいて、折り畳まれたボックスの側面956に角をつける。そして、アングルが軸958回りに回転したときには、ボックスが開かれ、アングル形状がもたらされる(図80参照)。ボックスのうちの、アングル950とは反対側の部分は、アングル950によってボックスが開けらつつあるときにボックスが移動してしまうことを阻止するよう、固定ハウジング壁によって支持されている。アングル950の回転が終了すると、ボックスが完全に開けられる。同時に、ボックスフラッププレート948は、ボックスフラップ954上に押し下げられる。この時点で、パイ移送アーム914は、開放されたボックス920内へとパイを押し込み始めることができる。
パイが開放ボックス920内へと押し込まれ終わると、移送アーム914が引っ込められ、ボックスフラッププレート948とボックス曲げアングル950とが、それぞれのホーム位置へと戻される。できたてあつあつほかほかのピザパイが開放ボックス内に配置され、ボックス送出コンベヤ944上に乗っている。ボックス送出コンベヤ944は、箱詰めされたピザパイを消費者へと搬送する。コンベヤ944は、単純なベルトタイプのコンベヤであって、箱詰めされたパイを、空腹の消費者が取り上げて食べるのを待っている機械開口のところへと、搬送する。
本発明によるピザ製造のための装置および方法の好ましい例示としての実施形態について説明したけれども、ここで開示した内容に基づいて、当業者であれば、他の修正や変更をなし得ることは承知している。したがって、そのようなすべての修正や変更は、請求範囲によって規定される本発明の範囲内に帰属するべきであることを理解されたい。
1.発明の属する技術分野
本発明は、ピザを製造するための装置および方法に関するものである。より詳細には、本発明は、生地のフレッシュスライスからピザを作るためのピザ製造装置に関するものである。生地のスライスは、トッピングを配置する前の時点において、部分的に調理されている。例えば、ソース、チーズ、ペパロニ、ソーセージ、マッシュルーム、等といったトッピングは、手造りでピザを作るのを真似たような方法で、予熱後のピザ生地上に配置される。
2.関連技術の説明
LeClaire氏他の米国特許明細書第5,121,677号には、積層された複数の皿を備えたピザ製造および焼成装置が開示されている。積層された複数の皿は、冷蔵庫キャビネット頂部において、コンベヤ上に貯蔵されていて、皿分配ステーションへと移動可能とされている。皿が皿分配ステーションから分配されたときには、皿は、クラストに対してソース分配機によってソースが分配される第1ステーションへと移動する。次なるステーションは、チーズ分配ステーションであって、このステーションにおいては、クラストおよびソース上に、モッツァレラチーズが分配される。このステーションに引き続いて、肉製品分配ステーションがある。肉製品分配ステーションの次には、いくつかの野菜分配ステーションがある。これらステーションにおいては、予め調理されたピザクラスト上に、オリーブ、マッシュルーム、オニオン、ペッパー、等といった製品を分配することができる。皿が最後の分配機を通過すると、皿は、エレベータ機構のプラットホーム上へと移動する。エレベータは、顧客が未調理のピザを所望しているかあるいは調理済みのピザを所望しているかに応じて、(未調理のピザを供給するための)カウンタの高さ位置であるか、あるいは、オーブンの入口の高さ位置であるか、のいずれかへと皿を下げる。顧客が、調理済みのピザを選択している場合には、皿は、コンベヤベルトに乗って、オーブンへと入っていく。オーブンは、いくつもの独立な加熱ゾーンを備えている。このため、調理は、顧客によって選択された組合せに調整される。その後、調理済みのピザは、オーブンから押し出されて、別のプラットホーム上に乗る。このプラットホームは、調理品搬出棚の高さへと上げられ、調理済みのピザは、この棚上へと押し出される。これによって、顧客は、調理済みピザを取り出すことができる。
上記’677特許は、予熱されたクラストを使用している。そのため、できたての調理済みピザのような食感をもたらすことがない。さらに、トッピングが、手造りピザが作られるような感じでは、ピザクラストの面上に乗っていない。例えば、ソースは、チューブ84を通して蠕動(ぜんどう)的にポンピングされて、クラスト上へと分配される(’677特許における図6を参照されたい)。その後、クラスト上面に当接するまで広げ用ローラ32が下げられて、クラストの面上を回転する。これによって、ソースがクラストの面上にわたって押し広げられる。このようなソース分配装置は、極めて不衛生であって、ローラが退避位置へと移動したずっと後においても、ローラ32からソースが落ち続けることとなる。
本発明の目的は、ピザが手造りされる方法を実質的に真似たような方法で、生地の生スライスからピザを製造するための装置であって、そのため、手造りのピザのような食感を、調理済みのピザが持ち得るような、ピザ製造装置を提供することである。
さらに、本発明の目的は、使用時に比較的清潔であってかつ比較的メンテナンスの手間がかからないピザ製造装置を提供することである。
発明の概要
本発明の好ましい実施形態、すなわち、本発明の特徴点、目的、および利点を示すピザ製造装置は、ハウジングと、このハウジング内に配置された回転インデックステーブルステーションと、を具備している。回転インデックステーブルステーションは、複数のプレートを備えている。各プレートは、回転インデックステーブルステーションの中央軸回りに回転可能である。プレートの各々は、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動可能である。プレートの各々は、中心軸を有しているとともに、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動する際には、それぞれのプレート自身の前記中心軸回りに回転可能である。
本発明の他の実施形態においては、装置は、ハウジングと、このハウジング内に貯蔵された複数のキャニスタを、を具備している。複数のキャニスタの各々は、生の生地を収容している。カットブレードが、ハウジング内に配置されている。カットブレードは、複数のキャニスタのうちの1つからの生地をスライスへとカットし得るよう、上限位置と下限位置との間にわたって移動可能とされている。プレスプレートが、ハウジング内に配置されていて、第1プレートと第2プレートとを備えている。これら第1プレートおよび第2プレートは、生地スライスを予熱し得るような内部チャンバを第1プレートおよび第2プレートの間に形成し得るよう、互いに係合するように選択的に移動可能とされている。
【図面の簡単な説明】
本発明の上記のまた他の目的、特徴点、および利点は、とりわけ添付図面を参照することによって、本発明の特定の実施形態に関する以下の詳細な説明について考察することによって、明瞭となるであろう。添付図面においては、同様の部材を示すために、様々な図面において同様の参照符号が使用されている。
図1は、本発明によるピザ製造装置を示す平面図である。
図2は、図1のピザ製造装置を示す正面図である。
図3は、図1のピザ製造装置を示す右側面図である。
図4は、図1のピザ製造装置を示す平面図であって、図1とは異なる位置における回転インデックステーブルが示されている。
図5および図5Aは、拡大した左側面図図であって、キャニスタのための貯蔵ラックを示している。
図5Bは、図5Aにおける5B−5B線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図6は、キック機構を拡大して示す左側面図である。
図7は、図6のキック機構を示す平面図である。
図8は、図7における8−8線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図9は、図8と同様の断面図であって、カット機構が係合位置にある様子を示している。
図10は、様々な位置におけるキック機構を示す左側面図である。
図11は、図9における11−11線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図12は、図9における12−12線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図13は、カットステーションを拡大して示す正面図である。
図14は、図13における14−14線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図15は、閉塞位置におけるプレスプレートステーションを示す部分断面図である。
図15Aは、中間位置におけるプレスプレートステーションを示す部分断面図である。
図15Bは、プレスプレートステーションの上プレートを示す部分断面図である。
図16は、部分開放位置におけるプレスプレートステーションを示す部分断面図である。
図17は、図16における17−17線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図18は、プレスプレートステーションの上プレートの一部を拡大して示す部分横断面図である。
図19は、部分的に調理したピザクラストを、プレスプレートステーションから回転インデックステーブルステーションへと移動させるためのデバイスを拡大して示す背面図である。
図19Aは、図19における19A−19A線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図20は、ソース分配機を示す断面図である。
図21は、図20における21−21線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図22は、部分的に調理されたピザクラフトを概略的に示す平面図であって、ピザクラフト上に配置されるトッピングに関して、好ましい経路を示している。
図23は、チーズおろし機構を示す部分断面図である。
図24は、チーズおろし機構を示す正面図である。
図25は、部分的に調理したピザクラストを、回転インデックステーブルステーションからエレベータステーションへと移動させるための機構を示す背面図である。
図26は、図25における26−26線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図26Aは、図27Aのエレベータステーションを示す平面図である。
図27は、図26における27−27線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図27Aは、エレベータステーションの代替可能な実施形態を示す斜視図である。
図28は、エレベータプレートのうちの1つを示す部分断面図であって、下限位置にある様子を示している。
図29は、エレベータステーションにおけるプレートの1つを支持するための機構を拡大して示す断面図であって、退避位置にある様子を示している。
図30は、プレートが上限位置に近づく場合における様々な位置においてプレートの1つをロックするためのロック機構を拡大して示す部分断面図である。
図31は、図3における31−31線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図32は、図31における32−32線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図33は、図31における33−33線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図34は、回転インデックステーブルステーションを一部断面で示す側面図である。
図34Aは、回転インデックステーブルステーションの代替可能な実施形態を示す側面図である。
図34Bは、図34Aにおける回転インデックステーブルステーションを示す分解斜視図である。
図35は、図34における35−35線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図35Aは、図34Aにおける35A−35A線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図36は、図34における36−36線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の断面図である。
図36Aは、図36と同様の断面図であって、スリップリングによる連結を示している。
図37は、図35における37−37線に沿う断面を矢印の方向に見た場合の拡大断面図である。
図38は、本発明における箱詰めステーションの箱詰め機構を概略的に示す側面図である。
図39は、本発明によるピザ製造装置の第2実施形態を示す平面図である。
図40は、キャニスタ分離機構を示す側面図である。
図41は、キャニスタ分離機構を拡大して示す側面図である。
図42は、キャニスタ分離機構を示す平面図である。
図43は、キャニスタ押込機構を示す正面図である。
図44は、キャニスタ押込機構を拡大して示す正面図である。
図45は、キャニスタ押込機構を拡大して示す側面図である。
図46は、キャニスタ上部ローラ機構を示す側面図である。
図47は、キャニスタ上部ローラ機構を拡大して示す側面図である。
図48は、キャニスタ上部ローラ機構を拡大して示す正面図である。
図49A〜図49Cは、キャニスタ蓋カッタ機構を示す、それぞれ、平面図、正面図、および、側面図である。
図50は、キャニスタ蓋カッタ機構を拡大して示す側面図である。
図51は、キャニスタ蓋カッタ機構を拡大して示す正面図である。
図52は、キャニスタ蓋カッタ機構を示す側面図である。
図53は、生地押出機を示す平面図である。
図54は、キャニスタ引込機構を示す正面図である。
図55は、キャニスタ引込機構を示す正面図である。
図56は、キャニスタ排出ドアを示す平面図である。
図57は、キャニスタ排出ドア機構を拡大して示す側面図である。
図58は、キャニスタ排出ドア機構を拡大して示す正面図である。
図59は、キャニスタ排出ドアおよび底部プレスプレートを示す平面図である。
図60は、底部プレスプレートおよび直線状搬送アームを示す側面図である。
図61は、頂部プレスプレートを示す正面図である。
図62は、頂部プレスプレートを示す側面図である。
図63は、直線状搬送アームを示す平面図である。
図64は、回転インデックスプレート機構を示す平面図である。
図65は、回転インデックスプレート機構を示す正面図である。
図66は、ソース分配機を展開して示す図である。
図67は、マッシュルーム分配機を示す側面図である。
図68は、マッシュルーム分配機を示す断面図である。
図69は、ペパロニ分配機を示す平面図である。
図70は、ペパロニ分配機を示す正面図である。
図71は、ペパロニ分配機を示す平面図であって、延出位置を示している。
図72は、ペパロニ分配機を示す平面図であって、退避位置を示している。
図73は、ペパロニ押込プレートを拡大して示す正面図である。
図74は、ブレードハウジングを示す平面図である。
図75は、ブレードハウジングを示す側面図である。
図76は、ペパロニ落下機構を示す平面図である。
図77は、オーブンを示す斜視図である。
図78は、オーブンを示す断面図である。
図78Aは、オーブンおよびオーブンに関連したダクト設備を示す斜視図である。
図79は、ボックス曲げ機構を示す平面図である。
図80は、ボックス曲げ機構を拡大して示す背面図である。
図81は、ボックス曲げ機構を拡大して示す正面図である。
図82は、ボックス曲げ機構を示す斜視図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1には、ピザを製造するための装置10が示されている。この装置は、キャニスタステーション12と、生地カットステーション14と、キャッチプレートステーション16と、プレスプレートステーション18と、回転インデックステーブルステーション20と、エレベータステーション22と、オーブンステーション24と、を備えている。図39〜図82は、ピザを製造するための装置の第2実施形態10’を示している。装置10’は、キャニスタステーション12’と、生地カットステーション14’と、プレスプレートステーション18’と、回転インデックステーブルステーション20’と、エレベータステーション22’と、オーブンステーション24’と、箱詰めステーション25’と、を備えている。簡単化のために、以下においては、第2実施形態10’に関しては、第1実施形態10に対して相違している部分についてのみ説明する。
キャニスタステーション
キャニスタステーション12は、複数のキャニスタ26を備えている。各キャニスタ26は、生の生地(あるいは、フレッシュな生地、できたての生地)を収容している。キャニスタ26は、装置のうちのハウジング200の中の冷蔵部分に貯蔵されている。そのような冷蔵部分は、好ましくは、32〜33°F(華氏温度)の温度に維持されている。各キャニスタは、好ましくは、約4インチの内径とされていて、軸方向長さが約8インチとされている。
図3〜図12を参照すると、キャニスタ26は、一連の傾斜28を使用して貯蔵されている。このような傾斜によって、キャニスタは、ストップアセンブリ30へと供給されるようになっている。ストップアセンブリに受領されたキャニスタは、キャニスタ26’として説明される。ストップアセンブリ30は、キャニスタ26’の下に配置されたキック機構32と、キャニスタ26’の上方に配置された保持機構34と、を備えている。ストップアセンブリ30は、キャニスタ26’が生地押出位置36(図5参照)へと前進してしまうことを阻止している。生地押出位置36にキャニスタ26がない場合(すなわち、キャニスタがすべての生地を出してしまった場合)には、キック機構と保持機構とが駆動されて、キャニスタ26’から、軸方向前方側におけるカバーすなわち蓋38を取り外す。
キャニスタ開缶機構(図6〜図12参照)は、第1モータ40を備えている。第1モータ40は、キャニスタ開缶機構を、図7において実線で示しているような蓋38に対しての係合位置と、図7において仮想線で示しているような退避位置と、の間にわたって、回転させる。第2モータ42は、キャニスタ開缶機構のハンドルを、開き位置(図8)と閉じ位置(図9)との間にわたって、回転させる。第1モータ40は、往復シャフト41(図7参照)に対して連結されている。シャフト41は、回転ピン46を介して、「L」字形ブラケット45に対して回転可能に連結されている。
常態においては、開缶機構は、図7において仮想線で示されているような退避位置にある。つまり、開缶機構は、キャニスタ26’から離間した回転位置にある。新たなキャニスタが生地押出位置36において要望されたときには、開缶機構が、まず、キャニスタ26’から蓋38を取り外すよう、駆動される。モータ40が駆動されてシャフト41を前進させ、これにより、図7において仮想線で示された位置から、図7において実線で示された位置への、回転ピン46の移動が引き起こされる。このため、第2モータ42と第3モータ44とを備えたカット機構が、退避位置から係合位置へと移動する。その後、モータ42が駆動されて、ネジ山付きロッド54の回転が引き起こされる(図8および図9)。第1カットホイール52が固定ハンドル56上に固定的に取り付けられている。第2圧力ホイール50が回転ハンドル58上に固定的に取り付けられている。ハンドル56,58は、第1カットホイール52の回転ポイントをなす回転ポイント60回りに、回転する。内部にネジ山が形成されているスリーブ62は、回転ハンドル58に対して、回転軸64回りに回転可能に取り付けられている。したがって、ネジ山付きロッド54が第1方向に回転したときには、ネジ山付きスリーブ62は、図8に示す位置から、図9に示す位置へと、回転する。この回転によって、開き位置から閉じ位置に向けての、ハンドル58の移動が引き起こされる。ハンドル58が固定ハンドル56に向けて回転したときには、圧力ホイール50が、キック機構および保持機構に保持されているキャニスタ26’の蓋38の背後に位置するリップ66に対して、係合するようになる(図11参照)。よって、圧力ホイール50は、リップ66の円筒状外表面上に位置することとなり、カットホイール52は、蓋38の前方において、リップ66の円筒状内表面上に位置することとなる(図11参照)。
この時点において、第3モータ44が、内側カットホイール52を回転させるよう、駆動される。カットホイール52が回転することによって、ホイール50,52の協働に基づいて、リップ66がカットされる。キャニスタ26’は、ローラ70,72,74,76ののガイド作用に基づいて、長さ方向軸68(図7)回りに回転することができる。キャニスタ26’が少なくとも1回は完全に回転した後には、蓋38が、キャニスタ26’から切り離されることとなる。そして、その時点で、カット機構は、図7において仮想線で示す退避位置へと移動することができる。したがって、モータ44が停止される。モータ40が、シャフト41を、モータ40の方に向けて移動させるよう駆動される。これにより、カット機構が、図7において仮想線で示す退避位置へと、移動させられる。その後、モータ42が逆方向に駆動されて、ネジ山付きロッド54が、反対方向に回転される。これによって、図9に示す位置から図8に示す位置に向けての(すなわち、閉じ位置から開き位置に向けての)、ハンドル58の移動が引き起こされる。よって、カット機構は、キャニスタ26’から回転して離間した位置となっている。切り離された蓋38は、下方のゴミ溜め(図示せず)へと自由落下する。そして、開缶されたキャニスタ26’は、生地カットステーション14へと前進するのを待つ。
図5A、図5B、図10、および図12を参照すると、開缶されたキャニスタ26’は、今度はストップアセンブリ30から解放されて、生地押出位置36へと前進する。キャニスタ26’をストップアセンブリ30から解放するために、まず、保持機構34が、図10において仮想線で示す位置から図10において実線で示す位置へと、移動される。従来技術において公知な方法によってシャフト78に対して操作可能に連結されたモータ(図示せず)の駆動によって、シャフト78が引っ込められる。キック機構32は、ローラ70,72と、カム80と、を備えている。ローラ72は、固定されている回転ポイント81回りに回転フリーとされている。ローラ70は、フリーな回転ポイント83回りに回転する。モータ86は、カム80を、カム80の長さ方向軸85回りに、選択的に回転させる。リンク82は、回転ポイント87回りにおいて、カム80に対して偏心的に連結されている。リンク82は、カム80とローラ70とを回転可能に連結している。リンク84は、ローラ70,72を回転可能に連結している。
動作に際しては、カム80は、図8に示す位置から図10に示す位置へと、回転し、これによって、リンク82を上方移動させる。この上方移動によって、ローラ70が上方移動して、キャニスタ26’を、生地押出位置36に向けて、図10において右方向に前進させる。この位置においては、ローラ70は、また、キャニスタ26”がキックおよび保持機構に向けて前進することを阻止している。キャニスタ26’が生地押出位置36へと前進した後には、シャフト78が、図10において仮想線で示す位置へと戻される。カム80は、逆方向に回転する。これによって、ローラ70は、図8に示す位置へと復帰する。よって、次なるキャニスタ26”は、キャニスタ排出機構27から解放される準備ができており、ゆっくりと前進して、ストップアセンブリ30において停止することができる。そして、以下において説明するように、生地押出機によって、前進したばっかりのキャニスタ26’から内部に収容されていたすべての生地が取り出されるとすぐに、次なるキャニスタは、開缶されるのを待つこととなる。
キャニスタ排出機構27は、カム31を回転可能に駆動するモータ29を備えている。リンク33は、ジョー部材35を回転させるよう、カム31に対して回転可能に連結されている。ジョー35は、2つのC形状アーム37,39から構成されている。ジョーは、キャニスタ26”の軸方向各端部に配置されている(図5B参照)。アーム37,39は、ロッド47によって、またストップバー43,45によって、互いに連結されている。ストップバーは、ジョー37,39の開放端に配置されている。
動作に際しては、ジョー部材35が、中央ロッド47回りに回転して、図5Aにおいて実線で示すキャニスタ保持位置と図5Aにおいて仮想線で示す単一キャニスタ解放位置との間にわたって移動する。単一のキャニスタ26を解放するために、モータ29は、モータ29の出力シャフトが1回の完全な回転を行うように、駆動される。カム31に対して偏心的に連結されているリンクアーム33は、ジョー部材35を、キャニスタ保持位置から単一キャニスタ解放位置へと回転させ(これによって、キャニスタ26”だけを解放し)、そして、キャニスタ保持位置へと戻す。
図40〜図53には、キャニスタステーションの第2実施形態が示されている。図40には、このキャニスタステーションの側面図が示されている。キャニスタ26は、頂部左側部分(図40において)から搬入され、経路の傾斜に基づいて、転がり落ちるようになっている。はじめのキャニスタ26”は、キャニスタ分離機構602に係止される。
分離機構602は、図41および図42において、それぞれ側面図および平面図として、示されている。キャニスタ26”は、分離アーム604によって、経路上を転がり落ちることを阻止されている。これらアーム604は、レバーアーム606に対して連結されている。レバーアーム606は、連結ロッド608に対して連結されている。連結ロッド608は、偏心ディスク610に対して連結されている。偏心ディスク610は、モータ612に対して連結されていて、レバーアームを固定角度分だけ回転されることができる。この回転によって、はじめのキャニスタ26”を、生地カットステーションへと前進させることができる。分離アームの形状によって、次なるキャニスタがカットされるべき時までは(すなわち、レバーアーム606が再度回転するまでは)、初期キャニスタ26”よりも上流側に位置しているキャニスタの移動が阻止されている。
キャニスタが列から分離された後においては、そのキャニスタは、カットステーション614(図40参照)において係止される。キャニスタ26’(上記と同様に、ストップアセンブリに受領されたキャニスタは、キャニスタ26’として説明される)は、4つの下部ローラ616上に載置される。下部ローラ616は、キャニスタの各サイドに2つずつ配置されている(図40においては、2つのローラ616だけが図示されている)。ローラ616は、第1排出ドア618と第2排出ドア620との上に回転可能に取り付けられている。さらに、キャニスタ26’は、2つの上部ローラ617によって、選択的に係合されている。ここで、2つの上部ローラ617は、キャニスタの一方のサイドに配置されている。次の動作は、キャニスタから蓋を取り外すことである(すなわち、キャニスタ開缶機構によって取り外すことである)。
第1ステップは、キャニスタ押込機構622によって、キャニスタを、キャニスタ蓋カッタ機構614へと前進させることである。押込機構622は、キャニスタ26’を、軸方向に前進させる(図43〜図46参照)。
図44および図45は、キャニスタ押込機622の、それぞれ、正面図および側面図を示している。押込機622は、ラック624とピニオン626とを備えている。この場合、ラック624は、押込アームとして機能する。ラック624の端部には、キャニスタ26’に対して当接するアダプタ628が設けられている。ピニオンギヤ626は、モータに対して連結されたシャフトに対して、ピン止めされている(図45参照)。
キャニスタ押込機622は、3つの軸方向位置を有している。第1位置630は、完全に退避した位置であって、ホーム位置とみなすことができる。第2位置は、押込機622が、キャニスタ26’をキャニスタ蓋カッタステーション614へと前進させた位置である。第3位置は、キャニスタ押込機622が、キャニスタ26’を生地カットステーション14’へと前進させた位置である。
キャニスタがキャニスタ蓋カッタステーション614へと到達すると(キャニスタ押込機の第2位置へと到達すると)、キャニスタの蓋をカットして取り外すことができる。この動作には、2つの主要な機構が関与している。すなわち、キャニスタ上部ローラ632とキャニスタ蓋カッタ634とである(図43参照)。
キャニスタ上部ローラ632は、キャニスタ26’を押下保持して、キャニスタ26’がカッタステーション614から逸脱することを阻止する。キャニスタ上部ローラ機構632は、図46において側面視で示されている。この機構は、キャニスタ26’に対して選択的に当接するローラ617を備えている。ローラ617は、キャニスタの蓋がカットされる際に、キャニスタ26’を軸回りに円滑に回転させることができる。
ローラ617は、上限位置(図46および図47において仮想線で示されている)と下限位置との間にわたって、移動する。ローラ617の通常位置は、退避位置すなわち上限位置である。このため、キャニスタ26’がカットステーションに転がってきた時に、キャニスタ上部ローラ機構632に対して接触することがない。ローラ617は、ローラハウジングプレート634上において回転可能に取り付けられている(図47および図48)。ローラハウジングプレート634は、両端位置に、シャフト638上に乗る2つの直線状ベアリング636を有している。ローラハウジングプレート634は、モータ641に対して連結された偏心ディスク640が選択的に回転することによって、上限位置と下限位置との間にわたって移動する。スプリング(図示せず)が、ローラハウジングプレート634を上限位置に向けて付勢している。これにより、ハウジングプレート634が、偏心ディスク640に対して常に当接した状態となることが保証されている。
下限位置においては、モータは、偏心ディスク640を回転させていて、ローラハウジングプレートは、ローラ617がキャニスタ26’に対して当接する位置へと、押下されている。キャニスタ蓋がカットされて取り除かれるまでは、モータが停止され、ローラ617は、キャニスタ26’に対して当接したままである。
図49A〜図49Cは、キャニスタ蓋カッタ機構642を示す、それぞれ、平面図、正面図、および、側面図である。キャニスタ蓋カッタは、2つのシャフト644,646と、外面にネジ山が形成されている中央シャフト648と、によって支持されている。ネジ山付きロッド648が回転したときには、キャニスタ蓋カッタ機構642は、キャニスタ26’に近接するよう移動する。そして、キャニスタの蓋がカットされて除去された後には、カット機構642は、ホームステーションへと戻る。その際、除去された蓋を携行して戻って、蓋を捨てる。
図50〜図52は、キャニスタ蓋カッタ機構642を示す、それぞれ、拡大した側面図、正面図、および、再び側面図である。図52は、また、カッタ機構642のホーム位置を示している。
カッタブレード650は、図51において、退避位置(実線)と、延出位置すなわち係合位置(仮想線)と、で示されている。ブレード650は、ブレードハウジングプレート652上に配置されている。ブレードハウジングプレート652は、ブレードハウジングプレート652内の内部ネジ山付き貫通孔655内に螺合されているネジ山付きシャフト654(図51参照)の回転によって、延出したりあるいは引っ込んだりする。シャフト654の一端は、シャフトに対してピン止めされた傘歯車656を有している。対応した傘歯車658は、モータ660に対して連結されている。ブレードハウジングプレート652は、第2ガイド貫通孔662を有しており、この第2ガイド貫通孔662は、プレート652を位置合わせされた位置に維持するために、ガイドシャフト664を受領している。モータ660は、ハウジングプレート652を延出位置に向けて移動させるよう、駆動される。これによって、カッタブレード650が、図51において仮想線で示すようにして、キャニスタ26’内に侵入する。
スプロケット/チェインドライブ666が回転することにより、カットホイール668が、回転する。この回転によって、キャニスタ26’が回転することができる。カッタブレード650が既にキャニスタ内に侵入していることにより、キャニスタ26’が回転することによって、キャニスタの蓋38が、キャニスタ26’の残部からカットされ始める。キャニスタ26’が少なくとも完全に1回転することによって、蓋38がキャニスタ26’から切り離される。そして、蓋カッタ機構642は、除去された蓋38をしっかりとつかみつつ、ホーム位置へと戻ることができる(図52参照)。蓋カッタ機構がホーム位置670に戻った後においては、ブレードハウジングプレート652が、(モータ660の駆動によって)引っ込められる。これにより、除去された蓋38が落下する。蓋は、開口672内へと落下し、下方の廃棄物受け容器(図示せず)へと案内されることとなる。
キャニスタ蓋38が廃棄された後には、生地を収容している、開缶されたキャニスタ26’は、生地押出位置へと前進することができる。生地押出位置においては、生地が、個別のパック(puck)すなわちディスク状ピースへとカットされる。
ここで、キャニスタ押出機622は、キャニスタ26’を、第3位置へと前進させる。これにより、開缶されたキャニスタ26’は、生地カットステーション14’へと到達する。キャニスタが生地カッタブレードハウジング内にぴたっと収まった後に、押出機構がキャニスタから生地を押し出して、そして、生地が複数のパックへとカットされる。
生地カットステーション
さて、図2〜図4を参照すると、キャニスタ26’は、生地押出位置に配置されている。各キャニスタ26’の軸方向後方壁は、好ましくは、スライドピストンタイプの壁である。キャニスタ26’は、ガイド傾斜内に配置された凹所88によって、生地押出位置に保持されている。キャニスタ26のスライドピストンタイプの軸方向後方壁は、機構92により駆動されるピストン90によって、図4において左側へと前進駆動される。キャニスタ26のスライドピストンタイプの軸方向後方壁は、ピストン90によって駆動されたときには、キャニスタの管状ハウジング壁に対して移動する。
図1および図4に示すように、駆動機構92は、可逆式モータ94によって駆動される。可逆式モータ94は、ネジ山付きロッド96を回転させる。一対の内部ネジ山付きガイドブッシング98が、アコーディオンタイプの結合91を介して、ピストンロッド93に対して回転可能に連結されている。ネジ山付きロッド96は、中央点を境界として逆向きのネジ山が形成されている。よって、ロッド94が第1方向に回転したときには、ネジ山付きブッシング98は、互いに近接する向きに移動し、これによって、ピストンロッド90が引っ込められる(すなわち、図1において右方向に引っ込められる)。モータ94が逆向きに回転したときには、ガイドブッシング98は、互いに離間する向きに移動し、これによって、ピストンロッド93がキャニスタ26’に向けて前進移動される(すなわち、図1において左方向に前進移動される)。場所を節約するために、アコーディオンタイプの機構が使用されている。ロッド93を駆動するために、液圧式、気圧式、または、ソレノイドタイプの駆動モータも、また、使用可能である。しかしながら、これらのタイプの駆動デバイスは、図1に示すように、ピストンロッド93の右側に配置するためのさらなる構造を必要とする。けれども、場所の制約がなければ、そのような公知のタイプの液圧式、気圧式、または、ソレノイドタイプの駆動機構を使用することができる。
本発明の第2実施形態においては、生地押出機680は、図43および図53において、それぞれ、正面図および平面図で、最適に示されている。生地押出機680は、ボールネジナット682とシャフト684とを備えている。押出プレート686が、シャフト684の前端に対して連結されている。ボールネジナット682は、駆動歯車688に対して係合する外部歯車を有している。駆動歯車688は、駆動モータ692に対して結合されているシャフト690に対して、ピン止めされている。歯車列によってボールネジナット682が回転することにより、シャフト684が、前方に向けて直線状に(すなわち、軸方向に)駆動される。この駆動は、パックへとカットされるべき十分な生地が、開缶されたキャニスタ26’から押し出されるまで継続される。
図1、図2、図13、および、図14には、カットステーション14が示されている。カットステーション14は、ブレードフレーム104内に固定的に取り付けられたカットブレード102を備えている。これに代えて、カットブレード102は、二次的なハウジングに取り付けることができる。この場合には、カットブレードは、クリーニングのために容易に取り外すことができたり、新規なブレードまたは別のブレードに迅速に取り替えることができる。フレーム104は、フレーム200の一部内において、鉛直方向にスライド可能に取り付けられている。ブッシング106が、ブレードフレーム104に対して固定的に連結されている。ブッシング106は、内側にネジ山が形成された貫通孔を備えていて、この貫通孔は、モータ110によって回転駆動される外面ネジ山付きロッド108に対して係合する。これに代えて、ブレードフレームを駆動するために、ボールネジ機構を使用することができる。ブレードフレーム104は、フレーム100に対して固定的に連結された一対の固定トラック112,114によって、鉛直方向移動をガイドされる。モータ110が第1方向に回転することによって、カットブレード102は、図13において実線で示す開き位置へと上昇移動する。モータ110が逆方向に回転することによって、カットブレード102は、図13において仮想線で示す閉じ位置へと下降移動する。
生地をスライスするための動作に際して、カットブレード102は、常態においては(通常的には)、閉じた下方限界位置に位置している。ブレード102は、蓋38が既に取り外されているキャニスタ26’に対しての、前方側カバープレートとして機能している。モータ94の駆動に基づいて、ピストンロッド90が前進することにより、キャニスタハウジング26’のスライドピストン状後方壁が、ブレードに向けて移動する。これにより、生地の下準備をする。言い換えれば、生の生地内に拘束されているすべての好ましくないエアポケットを、除去する。生地の空気抜きが終わると、モータ110が駆動されて、カットブレード102が、図13において実線で示す開き上方限界位置へと、上昇駆動される。ピストンロッド90が再度前進して、キャニスタの前端部から、所定量の生地を押し出す。所定量の生地は、好ましくは、3/4インチ〜1インチの長さである。センサ116が、所定量の生地が押し出されたことを検出する。所定量の生地が押し出された時点で、制御システムによって、モータ94が停止される。そして、ブレード102が、モータ110によって下方に駆動され、所定厚さの生地スライスをカットする。カットされた生地は、その後、キャッチプレート118(図1参照)上へと落下する。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、カットされる生地の量は、赤外線センサ116によって決定される。赤外線センサ116は、反射してくる赤外ビームが、押し出された生地によって遮断されたときに、カットブレード102によって生地をカットすべきであるという信号を送出することができる。したがって、第2実施形態においては(図54および図55参照)、押出機680が、カットされるべき所定量の生地を前進させる。キャニスタが空になったりまたは実質的に生地がなくなったときには、押出機680は、ホーム位置へと引っ込められる。
押出プレート686も含めて押出機680が引っ込んだ時には、生地キャニスタは、キャニスタ引込機構694(図54および図55参照)によって、生地カッタハウジングから除去される。機構694は、押出プレート686およびシャフト684に対して固定的に連結されている。機構694は、回転レバーアーム696を備えている。アーム696は、ピン698回りに回転するものであって、図54および図55に示すように、スプリング700によって時計方向に付勢されている。アーム696の第1端部は、フック702を有している。フック702は、押出プレート686内の、切欠開口すなわちノッチ708内に収容されている。アーム696のうちの、反対側に位置した第2端部は、カムフォロワ面704を有している。カムフォロワ面は、静止カム(または、固定カム)706に対して選択的に係合する。
キャニスタから生地を押し出すために、押出プレートがキャニスタ内に前進したときには、フック702が、図54に示す位置へと、プレート686に連れて(図54および図55において右方向へと)前進する。プレート686が前進を続けると、カムフォロワ704が、カム706の傾斜面710へと乗り上げる。これにより、アーム696は、図55に示す位置へと、時計方向に回転する。係止突起712が、アーム696のさらなる回転を阻止する。アーム696およびプレート686は、すべての生地が押し出されるまでは、キャニスタ26’内への前進を続ける。押出機がホーム位置へと引っ込められる際に、フック702が、キャニスタ26’の後方蓋714に対して係合して、キャニスタ26’を、生地カットステーションから引っ込める。キャニスタ引込機構694は、所定の位置でもってキャニスタ26’を解放する。これによって、空のキャニスタ26’を捨てることができる。まず最初に、静止カム706の傾斜面710が、引き込まれつつあるキャニスタアーム696のカムフォロワ面704に対して当接する。これによって、アームを反時計方向に回転させる。これによって、所定位置において、空のキャニスタ26’を解放することができる。押出プレート686も含めて押出機680は、ホーム位置へと退避を続ける。
生地は、好ましくは、32〜33°Fの温度に維持される。これにより、生地が十分に硬いままであることを保証することができて、所望量の生地を押し出すことができる(すなわち、生地スライスは、一様であり、かつ、ディスク形状である)。さらに、生地を32〜33°Fの温度に維持することは、イーストの発酵抑制に役立つ。3/4インチ〜1インチ長さとされた約4インチ直径の生地スライスの総重量は、120〜140グラムである(湿潤状態での重量)。トッピング(後述)は、そのような低温に維持される必要はなく、約40°Fの温度で貯蔵することができる。
キャニスタ排出ドア
空になった生地キャニスタ26’を機構694によって解放したときには、キャニスタは、廃棄されるのを待つ。図40および図56〜図59には、キャニスタ排出ドア機構716が示されている。キャニスタ26’は、排出ドア618,620上に回転可能に取り付けられているローラ616上に載置されている。空となったキャニスタ26’を廃棄するために、キャニスタの直下において、ドア618,629がスライド開放する(互いに離間する方向に移動する)。これにより、キャニスタは、直線的に下方へと落下する。空のキャニスタ26’が直線的に下方へと落下することは、好ましい。というのは、ハウジング全体内のスペースが節約できるからであり、キャニスタラック領域の直下に機構を配置できるからである。
ドア618,620のスライドは、ラック720とピニオン722との駆動システム718(図57参照)によって得られる。ドア618は、ラック720に対して固定的に連結されている。ピニオンギヤ722によって駆動されるラック720は、モータ724に対して結合されている。モータ724を駆動することによって、ドア618をドア620に対して離間させたりあるいは接近させたりすることができる。キャニスタ26’が直下に落下するためには、ドア618およびドア620が同時に開くことが好ましい。これを得るために、ドア618,620の各端部には、ケーブルシステムが掛止されている。ドア618には、ケーブル728の一端726が固定的に連結されている。ケーブル728は、プーリ730回りに巻回されており、ケーブル728の第2端部732は、ドア620に対して連結されている。
さて、図58を参照すると、各サイドに2つのガイドリップ734が、各ドア618,620に対して取り付けられている(図58においては、1つのリップ734だけが示されている)。各リップ734は、主プレート738のグルーブ736の内部に係合している。ガイドリップ734は、ドア618,620が直線的に移動することを保証する。また、ドア618,620の端部には、主プレート738に対して固定された固定ガイドトラック740を受領するための切欠が設けられている。これにより、ドア618,620が主プレート738から持ち上がってしまわないことが保証される。
スプリング742の第1端部は、ドア620に固定されている。スプリング742の他端は、ドア618の直下を通過した上で、主プレート738に対して固定的に連結されている(図56)。スプリング742は、2つのドアとケーブルシステムとの間にある種の張力を維持するために、張力がかかった状態とされている。これによって、ドアが閉塞位置に維持される。
キャッチプレートステーション
図1〜図4を参照すると、キャッチプレート118が、ロッド120に対して固定的に連結されている。傘歯車122が、ロッド120に対して固定的に連結されている。傘歯車122は、固定された傘歯車124に対して係合する。ロッド120は、ブッシング126内に取り付けられている。ブッシング126は、ロッド120が、ブッシング126内で回転することを可能としているものの、ブッシング126に対して相対的な軸方向移動は一切禁止している。ブッシング126は、ブッシング126が軸128回りに回転駆動されるようにして、モータ127に連結されている。ブッシング126の回転によって、ロッド120が、図1に示す位置から、図1において矢印Eで示す方向に、回転する。ロッド120が軸128回りに回転するときには、傘歯車122が傘歯車124に対して係合していることによって、ロッド120は、ロッド120自身の長さ方向軸回りに回転する。これによって、キャッチプレート118は、実質的に水平な状態から、実質的に鉛直な状態を経て、「上下がひっくり返った」実質的に水平な状態へと、約180°回転する。この動作が完了すると、キャッチプレート118上に落下して乗っていた生地スライス144が、プレスプレートステーション18の底部加熱下部プレート140の実質的に中央へと移ることとなる。
図59に示すように、本発明の第2実施形態においては、キャッチプレート118が省略されている。ここでは、キャニスタ26’の開口は、右側(図59において)である。生地スライスがカットされたときには、底部プレスプレート140’は、生地パックスライス144の落下軌跡上に位置するよう、位置750に配置されている必要がある。したがって、底部プレスプレートは、可動である。すなわち、底部プレスプレートは、初期的には位置750において生地カッターの直下に位置しており、生地パックを受け取り、その後、位置752において頂部プレスプレート142’の中央直下にまで前進してそこで停止する。
プレスプレートステーション
図15〜図18を参照すると、プレスプレートステーション18は、下部加熱プレート140を備えている。下部加熱プレート140は、生地を予熱するよう、上部加熱プレート142と協働する。下部加熱プレート140の面上に落下した生地スライス144は、初期的には、キャニスタ26の内径に対応して約4インチの直径を有している。上加熱プレート142には、上面上に、加熱部材146が配置されている。同様に、下加熱プレート140には、下面上に、加熱部材(図示せず)が配置されている。これら加熱部材は、上プレート142および下プレート140を加熱し、これによって、生地スライス144を予熱する。プレート140,142は、生地の予熱時には、好ましくは、400°F〜450°Fの温度に維持される。このような生地予熱ステップは、「パーベーキング(par baking)」として、当業者には公知である。下プレート140の上面148には、中央配置された隆起プラットホーム150が設けられている。隆起プラットホーム150は、好ましくは、円形形状であって、約8インチの外径を有している。プラットホーム150は、図15に示すように、上プレート142の下面154における凹所の円筒状内壁152にぴったりと適合している。
上プレート142の下面154は、中空キャビティ156を形成するようにして、下プレート140の上面148に対して当接する向きに選択的に移動する。キャビティ156は、部分的には、円筒状内壁152、環状リム158、環状テーパ付き壁部160、傾斜環状壁面162、および、実質的にフラットな平板状面164によって、形成される。プレスプレート166が、凹所156のうちの、壁面162,164によって形成された部分の中に配置されている。このため、プレスプレート166の底面168は、プレスプレートが図15に示すような上限位置にある場合には、テーパ付き壁160の内側エッジ部に対して実質的にフラットに位置することとなる。プレート166は、好ましくは、約4.5インチの外径を有している。その結果、プレスプレートの直径は、生地スライス144の直径よりも大きい。プレスプレート166は、上方に突出したシャフトスタブ170に対して、固定的に連結されている。シャフトスタブ170は、通常的には、図16に示すように、コイルスプリング172によって下限位置に向けて付勢されている。シャフト170の下方位置は、固定された下部係止部178,180に対して、ピン174,176が当接することによって制限されている。好ましい実施形態においては、ピン174,176は、シャフト170を貫通する1本のピンから構成されていて、その1本のピンは、シャフト170に対して固定的に連結されている。係止部178,180は、円筒チューブ182に形成された一対の長尺スロットからなる下方部分である。円筒チューブ182は、フランジ184によって、上プレート142に対して固定的に連結されている。シリンダ182内の長尺スロットは、また、一対の上係止部186,188を備えている。長尺スロットは、スタブシャフト170の、上プレート142に対しての、鉛直方向移動をガイドする。
図2を参照すると、上プレート142は、通常的には、キャッチプレート118が下プレート上に生地を移し得るように、下プレート140の上方において、比較的大きな間隔を開けて配置されている。キャッチプレート118によって、生地スライス144が下部加熱プレート140上に配置されると、上プレート142が押し下げられる。これによって、プレスプレート166の下面168が約4インチ直径の生地スライスに当接し、図15Aに示すように、生地を圧縮し始めるとともに、同時に、径方向外方へと生地を広げるようになる。上プレート142は、キャニスタのための機構92が駆動されるのと同様にして、駆動機構190によって押し下げられる。上プレート142がさらに押し下げられると、プレスプレート166は、スプリング172を圧縮しつつ、上プレート142に向けて移動する。スプリング172のばね定数は、図15、図15A、および、図16に示すように、生地の所定厚さが確保されつつ、プレート166が生地スライス144を十分にプレスし得るように選択されている。完全に閉じた状態においては、図15に示すように、プレスプレート166は、退避位置とされ、上プレート142に対して当接する。生地は、圧縮され、径方向外方に広げられ、これによって、上プレート142と下プレート140との間に位置するチャンバ156の実質的に全体にわたって充填される。
チャンバは、ピザクラストの形状とされており、好ましくは、外側環状隆起リム192を備えている。所望によっては、上プレート142におけるリム158は、圧縮された生地のリム192に手造りピザクラストの外観を付与するよう、複数の下向きに形成されたギザギザを有することができる。チャンバ156は、中央において最も薄く、かつ、径方向外方にいくにつれて角度αでもってしだいにテーパ状にクラストの厚さを増加させるように、形成されている(図18)。例えば、ある実施形態においては、クラストは、リム192の径方向のちょうど内側の径方向エッジ部において0.2インチの厚さであって、クラストの中心から半径方向外方に約1.5インチまでのところにおいては、0.125インチの厚さとされる。この場合、クラストの中央部分における3インチ径の部分は、好ましくは、実質的に一定厚さである。しかしながら、クラストは、また、中心から外方エッジに向けて厚さを増加させることもできる。クラストの中心部を薄くすることによって、ピザクラスト上に配置される、トマトソース、チーズ、ペパロニ、ソーセージ、マッシュルーム、等といったトッピングは、外側リム192によって規定されたクラスト径方向寸法の中に維持される。さらに、ピザは、このようなクラスト形状とすることによって、より一様に調理される傾向がある。
400°F〜450°Fの温度に維持されている上プレートおよび下プレートは、図15に示す位置へと閉じられ、生地の材料や相対厚さに応じて、好ましくは、約30〜45秒間にわたって閉じ位置に維持される。もちろん、これらの要因や例えば標高といったような他の要因に応じて、時間範囲を変更し得ることは、当業者には自明であろう。その後、上プレートが、図15に示す位置から、図2に示す上方位置へと、持ち上げられる。生地がパーベーキングされ、これによって、生地が弾性を失って、ここで形成されたピザクラスト144の形状を維持したまま、ステーション間を転送することができる。さらに、生地を予熱することによって、オーブン24において必要とされる調理時間を低減させることができる。
上プレート142は、好ましくは、圧力逃がしバルブ196を有した貫通孔194を備えている。圧力逃がしバルブ196は、チャンバ156内の圧力が、生地の予熱時に発生するであろうような所定値に到達したときに、開放するように構成されている。さらに、プレスプレート166の下面168(あるいは、上プレート142の下面)は、図15Bに示すように、下向きに形成されたピン198を有することができる。ピン198は、ピン198が圧力抜き穴を生地144に形成して生地からの蒸気の放出を可能とするために、延在している。ピン198は、生地の厚さに対して完全に延在してはいない。言い換えれば、ピン198は、上プレート142が図15に示すような閉じ位置とされた場合であってさえも、隆起したプラットホーム150の上面には接触しない。
不使用時には、上プレート142および下プレート140は、好ましくは、これらプレートが400〜450°Fの温度範囲にまで加熱されるのに要する時間を低減するために、150°Fに維持される。
さて、図1、図19、および、図19Aには、パーベーキングされたピザクラスト144を、下プレート140の上面から回転インデックステーブルステーション20へと、移動させるためのデバイス201が示されている。デバイス201は、アーム202を備えている。アーム202は、選択的に回転可能なシャフト204に対して固定されている。その結果、アーム202は、図19において仮想線で示す退避位置と、図19において実線で示す把持位置と、の間にわてって回転する。アーム202は、複数の垂下ピン206を備えている。これらピン206は、アーム202が把持位置にある時に、ピン206の先端が、図19に示すように、形成されたピザクラスト144の上面内に部分的に侵入するような、所定長さとされている。シャフト204は、ハウジング208内において回転可能に取り付けられている。モータまたはソレノイド210が、シャフト204を選択的に駆動して、アーム202を退避位置と把持位置との間にわたって回転させる。
反転式モータ212(図1)が、装置フレーム200に対して固定的に取り付けられている。駆動時には、モータ212は、出力シャフト214を回転させる。ピニオンギヤ216(図19)が、シャフト214の先端に固定的に取り付けられている。モータ212が駆動されたときには、ギヤ216は、シャフト214に連れて回転する。ピニオン216のギヤ歯は、ラック218のギヤ歯に係合している。ラック218は、固定されたトラック220によって、図19において双方向矢印Aで示すような方向に直線移動するようガイドされている。ハウジング208は、ラック218に対して固定的に連結されている。よって、モータ212が駆動されたときには、ピニオン216が回転し、これを受けて、ラック218が、退避位置から前方位置へと、あるいは逆に、前方位置から退避位置へと、移動する。
動作に際しては、上プレート142が、図2および図19に示すように、所定距離だけ上方移動する。アーム202およびラック218は、それぞれ、初期的には、退避位置にある。モータ212が第1方向に駆動されて、図19に示すように、ピニオン216が時計方向に回転されると、ラック218は、退避位置から前方位置へと、図19において左側へと移動する。ラック218が前方位置に到達すると、ソレノイド210が駆動されて、アーム202が退避位置から把持位置へと回転する。これにより、ピン206の先端が、パーベーキングされたピザクラスト144に対して係合する。ピン206の先端が、実際に、部分的に調理されたクラスト144内に侵入することは、必須ではない。ピン206の先端は、単に、クラスト144の上面に局所的な凹みを形成するだけで良い。
可逆式モータ212は、その後、逆方向に(すなわち、図19において反時計方向に)駆動され、ピニオンギヤ216を逆方向に回転させる。これにより、ラック218は、前方位置から退避位置へと、図19において右側に移動する。この移動時には、アーム202は、モータまたはソレノイド210によって、把持位置のままに維持される。パーベーキングされたピザクラスト144は、ピン206に対して一時的に係合していることのために、底部プレート140から、回転インデックステーブルステーション20の第Iステーション内に配置されたプレート222へと、移される。
図60に示すように、第2実施形態においては、底部プレート140’は、生地のプレス時に熱を供給し得るようプレートの直下に配置された2つのリング状ヒータ754,756を有するものとして示されている。
第2実施形態においては、プレート140’は、可動である。したがって、プレート140を位置750,752間にわたって移動させるために、ネジ山付き駆動ロッド758が使用される。ローラトラック760が、この移動を、円滑かつ容易なものとしている。このハウジングは、2つのローラベアリングを保持している。一方のベアリング762は、プレートを回転させるためのものであって、他方のベアリング764は、プレートを位置合わせされた状態に維持することを補助するためのものである。底部プレスプレート140’は、好ましくは、合計8個のローラベアリングのために、4個のベアリングハウジングを有している。これらベアリングは、とりわけプレス時に、底部プレート140’を支持するために、大きな負荷を支持することができる。
図61および図62には、下プレート140’に対して上プレート142’を昇降させるための、プレスの4アームタイプの万力766が示されている。プレスのアーム768は、内部にネジ山が形成されている梁770に対してピン止めされている。梁770は、駆動ナットとして機能し、ネジ山付き駆動シャフト772の回転によって軸方向に駆動される。
図61は、退避位置とされた上プレート142’およびアーム768を示している。仮想線で示す円は、上プレート142’が延出位置にある場合の、ネジ山付き梁の位置を表している。プレスの際の移動距離は、このような短いアーム構成のために、第1実施形態と比較して、大幅に低減されている。頂部プレスプレート142’は、複数の蒸気抜き穴774を有している。穴774は、2つのプレートが生地をプレスする際には、蒸気のための圧力逃がし通路194’をなす。
図62は、延出位置におけるプレスプレート142’を示している。頂部プレスプレートは、また、プレス時にこのプレートを加熱するためのリングヒータ146’を有している。ネジ山付き梁770は、梁の円滑でかつ容易な移動をもたらすために、ローラトラックシステム上に取り付けられている。頂部プレスプレート142’は、プレートの両サイドにおいて、シャフト上に乗る。万力タイプのプレスのための構造として機能する頂部プレートは、4個のコラムによって支持される。
ここで、図59および図60を参照すると、直線搬送アーム776が、一部調理されたクラスト144’を、底部プレスプレート140’からインデックステーブルステーション20’へと、移動させるために使用されている。搬送アーム776は、第1限界位置778と第2限界位置780との間にわたって移動する。搬送アームは、ネジ山付きロッド782によって、一部調理されたクラスト144’を、底部プレスプレート140’からインデックスステーション20’へと、十分に押し込み得るようにして駆動される。直線状ベアリング784・ガイドシャフト786構成は、搬送アーム776の移動時における、位置合わせをもたらすために使用される
アーム776は、部分的に調理されたクラスト144’を容易に受け入れるために切り欠かれたアーク形状788を有している。アーク形状は、底部プレート140’からインデックスステーションへの搬送時に、クラスト144’が側部へと逸脱してしまうことの防止に役立つ。
回転インデックステーブルステーション
次に、図1、図4、および、図34〜図36を参照して、回転インデックステーブルステーション20について説明する。図に示すように、ステーション番号I、II、III、IV、V、VIの6個のステーションがあり、これらは、60°間隔で等間隔に配置されている。回転インデックステーブルステーション20は、120°間隔で等間隔配置された3つのプレート222,224,226を備えている。各プレートは、好ましくは、プレートの総重量を低減するために、複数の貫通孔223を有している。さらに、プレート222,224,226も含めてピザクラスト144と接触するすべての表面は、好ましくは、例えばTEFLON(登録商標)のようなくっつくことがなくかつ無害な材料でコーティングされている。各プレート222,224,226は、図1に示す系方向最外位置と、図4において実線で示す径方向最内位置と、との間にわたって選択的に移動する。簡単化のために、プレート224についてだけ説明する。しかしながら、他のプレート222,226の構造および駆動に関しては、プレート224と同一であることを理解されたい。図35に示すように、スタブシャフト228が、プレート224から垂下されている。ピニオンギヤ230が、スタブシャフト228の縮径部分232に対して固定的に取り付けられている。ピニオン230は、ラック234のギヤ歯と噛合するギヤ歯を有している。回転インデックステーブルステーション20は、選択的に回転可能な中央シャフト236を備えている。中央シャフト236には、径方向外方に向けて延在する複数のフォークアーム238が、固定的に連結されている。これらフォークアームは、120°間隔で等間隔に配置されている。シャフト236は、ウォームギヤ駆動系(図36参照)を介して、モータ237によって駆動される。各アーム238は、径方向最外位置すなわち先端において分岐している(図1参照)。分岐していることによって、アーム238の先端は、第1部分240と第2部分242とに分割される。長尺チャネル241が、第1部分240と第2部分242との間に形成されている。スタブシャフト228は、この長尺チャネル241内に受領されている。ラック234は、アーム238の一部242だけに配置されている。
図34に示すように、アーム238の各部分240,242は、ラック234の上方に配置されたU字形スロット244,246を有している。プレート248が、U字形スロット244,246内においてスライド可能に受領されている。プレート248は、回転可能にまた軸方向移動可能にプレート224を支持するものであって、スタブシャフト228に対するベアリングを備えている。したがって、プレート224が回転可能とされている。シャフトの下部縮径部232は、スプリングによって付勢された一対の捕捉ウィング250,252内に受領されている。ウィング250は、スプリング254によって径方向外方に向けて付勢されており、ウィング252は、スプリング256によって径方向内方に向けて付勢されている。2つのウィング250,252は、脚260,262を有したU字形ブラケット258内において径方向にスライド可能に取り付けられている。スプリング254は、U字形ブラケット258の脚260とウィング250との間に取り付けられている。同様に、スプリング256は、U字形ブラケット258の脚262とウィング252との間に取り付けられている。両ウィング250,252は、両ウィング250,252間における、シャフト228の縮径部232の挿入および取外しを容易とするために、凸状外面251と凹状外面253とを有している(図37参照)。
U字形ブラケット258は、ラック264に対して固定的に取り付けられている。ラック264は、モータ267のシャフト上に取り付けられたピニオン266の歯に対して噛合する歯を有している。ラック264を径方向内方位置に移動させるために、モータ267が駆動されて、ピニオン266が図35において時計方向に回転する。これにより、ラック264は、径方向最外位置から径方向最内位置へと移動する。これに伴って、U字形ブラケット258が、径方向最外位置から径方向最内位置へと移動する。シャフト228の縮径部232がウィング250,252内に受領されていることにより、シャフト228は、径方向最外位置から径方向最内位置へと引っ込められる。シャフト228が内方移動する際には、ピニオン230がラック234に対して噛合し、これにより、シャフト228が自身の軸回りに回転する。よって、縮径部232は、両ウィング250,252間に捕捉されているにもかかわらず、回転することができる。図34に示すように、U字形ブラケット258の径方向移動は、径方向に延在して固定されているU字形トラック270によってガイドされる。言い換えれば、ラック264およびU字形ブラケット258は、径方向移動は許容されているものの、回転は許容されていない。
すべての回転可能かつ径方向移動可能なプレート222,224,226が径方向内方位置に到達すると、シャフト236が、図1において時計方向に60°だけ回転する。これにより、アーム238が60°だけ回転する。アーム238の回転によって、シャフト228が、より詳細にはシャフト228の縮径部232が、スプリングによって付勢されているウィング部材250,252の表面253から、逸脱する。言い換えれば、シャフト236を回転させるために、モータによって印加された力は、シャフト228の縮径部232を所定位置に保持しているスプリング254,256による捕捉力に打ち勝つに十分なものである。シャフト228の縮径部232の各々は、円弧に沿って60°だけ移動し、次なるステーションにおける、スプリングによって付勢された一対の対向するウィング250,252内にスナップ係合する。その後、モータ268が反時計方向に駆動されて、ラック264を径方向最外位置へと移動させる。ピニオン230が次なるステーションのラック234と噛合して、プレート224の外方移動に連れての、プレート224の回転が引き起こされる。次なる4つのステーション(すなわち、ステーション番号II、III、IV、V)の各々は、手造りで生の生地クラスト上にトッピングが配置されるのを真似た方法で、ピザクラスト上にトッピングを配置するために使用することができる。
本発明の第2実施形態においては、2つのモータ790,792が使用される(図64および図65参照)。一方のモータ790は、プレート794の径方向移動を引き起こし、第2モータ792は、プレート794の自身の軸回りの回転を引き起こす。2つのモータを使用することにより、各食材を、ピザクラスト144’上に、逆パターンで配置することができる。例えば、ソースは、好ましくは、各螺旋間の間隔を1/2インチとして、ピザクラスト上に螺旋配置される。一方、ペパロニは、好ましくは、パイの外側部分に対して、45°の回転角度ごとに1つずつのスライスが配置される。したがって、各ステーションにおいて全体的に融通のきくシステムである必要がある。2つのモータを使用することによって、プレートの配置および位置を正確に制御することができる。
モータ792は、プレートに対して直接的に結合されている。よって、モータ792の回転速度が、プレートの回転速度をなす。第2モータ790は、プレート794を径方向に進退させるために使用される。ラック798・ピニオン796からなるシステム(先の実施形態におけるプレートに関するシステムと同様のシステム)が、使用される。ピニオン796は、モータ790の出力シャフト上に直接的に取り付けられている。
さて、図1および図20〜図22を参照して、ステーション番号IIに配置されているソース分配機について説明する。ソース分配機272は、円筒状側壁276および底壁278からなる容器274を備えている。ピザの面上に分配されるべきソースは、容器274の内部チャンバ280内に収容されている。チャンバ280は、ポペットバルブ(あるいは、浮きバルブ)タイプの入口バルブ284を介して、ポンピングチャンバ282に対して流体的に連通している。図20および図21に示すように、ポンピングハウジング296は、螺着によって、容器274に対して流体連通可能に連結されている。複数の貫通孔298がポンプハウジング296内に配置されており、これにより、容器274内に収容されているソースが、ポンプハウジング296の内部チャンバに対して流体連通することができるようになっている。出口バルブ286が、ポンプハウジング296に対して、公知方法によって、流体連通可能に連結されている。出口バルブ286は、通常的には、閉塞位置に向けて付勢されている。往復ピストン290が、円筒チューブ292内に設けられている。チューブ292のうちの、ピストン290の第1側部側に配置された内部空間(図20においてピストン290の左側に位置した内部空間)は、ポンピングチャンバ282に対して流体連通している。ピストン290が前方移動すなわちポンピングストロークを行ったときには(すなわち、ポンピングチャンバ282に向けてストロークを行ったときには)、入口バルブ284が閉塞されて、出口バルブ286がチャンバ282内の流体圧力によって、開放位置へと付勢される。これによって、チャンバ282から出口バルブ286を経由してさらに出口ノズル294を経由して、ノズル294の下方に位置したプレート222,224,226のいずれかの上に乗っているピザクラスト144上に、ソースが分配される。ポンピングストロークの最後においては、ピストン290は、好ましくは、所定第1距離だけ、ポンピングチャンバ282から離間する向きに引っ込められる。同時に、入口バルブ284は、図20において実線で示すような閉塞位置に維持される。したがって、ノズル294および出口バルブハウジング288内に残留しているすべての流体は、ポンピングチャンバ282内へと引き込まれることとなる。
次なるポンピングサイクルを駆動するために、入口バルブは、図20において仮想線で示す開放位置に移動される。その後、ポンプピストン290は、第2の大きな所定ストローク距離だけ引かれる。これによって、チャンバ282内が減圧とされ、チャンバ内にソースが引き込まれる。その後、ピストン290が、ポンピング方向に駆動されて、所定量のソースが出口ノズル294の下に配置された次なるピザクラスト上に、分配される。ソースがピザクラスト上に分配される際には、プレート222,224,226の面上に載置されているピザクラストは、径方向最内位置から径方向最外位置へと移動する。ストロークの最初においては、ノズル294は、好ましくは、クラストの上方において位置302(図22参照)に配置されている。プレート222が径方向外方に移動するに連れて、上記の機構によって、プレート222は、自身の軸回りに回転する。これにより、ソースは、図22において破線の経路304によって示すような、螺旋パターンでもって、クラスト上に分配される。したがって、ソースは、生のピザ生地クラスト上に手造りでソースが塗布されるのと同様にして、ピザクラストの面上に塗布される。分配サイクルの最初においては、ノズル294は、好ましくは、ピザクラスト144のうちの、回転インデックステーブル20の中央軸から最も遠くの位置の直上に配置されている。プレートが、径方向最外位置にある場合には、ノズル294は、実質的に、クラスト144の中心の上方に配置される。これに代えて、ノズルは、初期的には、ピザの中心の直上に配置することができ、プレートの径方向外方移動の終了時点においては、ノズルは、ピザクラスト144のうちの、回転インデックステーブル20の中央軸に対して最も近い部分に位置することとなる。チャンバ280は、所定の時間間隔で容器272内に収容されているソースを時々撹拌して、ソースを一様な濃度に維持するための、個別の撹拌機(図示せず)を備えることができる。
さて、図66には、ソース分配機の第2実施形態が示されている。この実施形態においては、ソースを、部分的に調理されたクラスト144’の面上に適用するために、従来の蠕動ポンプ800が使用されている。蠕動ポンプ800は、概略的に図示されていて、任意の従来の蠕動ポンプを使用することができる。ポンプは、好ましくは、チューブ804を絞る複数のローラを備えている。そのため、絞られたチューブを、流体は、うまく通過できない。ポンプの駆動時には、所定量のソースが、クラスト144’の面上に分配される。
蠕動ポンプは、繰返し的に、フレキシブルチューブ804を絞ったり解放したりする複数のローラ802を備えている。チューブ804の第1端部806は、ソース容器808の出口に対して流体連通可能に連結されている。
クラスト144’を保持しているプレート794は、固定チューブ804の第2端部812がパイ上にソースを落下させている際には、自身の軸810回りに回転すると共に、直線的に移動する(すなわち、径方向外方に直線的に移動する)。これにより、クラスト144の面上においては、ソースが螺旋状に配置される。もちろん、必要に応じて、プレート794が径方向内方に移動する場合でも、あるいは、双方向に移動するときにでも、ソースを分配することができる。このタイプの分配システムは、ソース分配の均等性を大幅に改善し、ソースの凝集を実質的に除去する。
ソースを保持している容器808は、好ましくは、底部が漏斗形状とされている。これにより、ソースが、出口孔814へとスライド降下してチューブ804の第1入口端806へと流入することを補助することができる。撹拌機816が、容器808の内部に配置されていて、ソースを一様にかつ一定濃度に維持することに貢献している。複数のソースコンテナ818が、容器808に設けられている。コンテナ818の各々は、容器808に対して連結するための、容器アダプタ820を有している。よって、容器808は、ソースコンテナ818からは分離されている。したがって、分配機は、1つまたは複数のソースコンテナ818を備えることができる。コンテナ818は、容器808に対して取り付けられる。空になったときには、コンテナ818だけを取り外すだけで良く、次なる充填された新たなコンテナ818に付け替えることができる。これにより、分配機の搭載の容易さが改良され、システムがクリーンにかつ効率的に維持される。
図1、図23、図24には、ステーション番号IIIに配置されたチーズおろし機306が示されている。チーズおろし機は、減速ギヤユニット310を介して回転出力シャフト312に対して連結された固定モータ308を備えている。シャフト312には、ディスク314が固定されている。円錐台形の中空おろし機316が、ディスク314に固定的に連結されている。おろし機316は、外面上に、従来のチーズおろし機における外向き突起と同様の形状とされた複数の隆起突起318を有している。囲い板すなわちU字形スリーブ320が、おろし機316の底部および側部近傍に配置されている。固定マガジン322が、おろし機316の上方に配置されている。マガジン322は、スリーブ320の脚先端部どうしの間に配置されている。矩形スリーブをなすチーズ324が、マガジン322内に配置されている。チーズは、使用者の嗜好に応じて、モッツァレラ、ロマーノ、パルメザン、等とすることができる。加えて、おもり326を、チーズ324のスリーブの上方に配置することができる。これにより、所定の最小圧力でもって、おろし機に対して、チーズを確実に押しつけることができる。
チーズおろし機の囲い板320の出口の下方に配置されたピザクラスト上に所定量のチーズを分配するために、モータ308が駆動されて、おろし機316が回転する。おもり326は、チーズ324に対して圧力をかけて、チーズを、回転しているおろし機316に対して押しつける。よって、チーズは、おろしたてのものが、図22に示すような螺旋状でもって、ピザクラストの面上にふりまかれる。必要に応じて、クラスト144が、延出された径方向最外位置から、引っ込められた径方向最内位置へと、引っ込められるときに、チーズをピザ上に分配することができる。したがって、特別の量のチーズをピザクラスト上に分配することができる。同様に、トッピングを外向き移動の際と内向き移動の際との双方において分配すれば、ソースも含めて任意のトッピングを、特別な量でもって、ピザクラスト上に分配することができる。
その後、回転インデックステーブルが駆動されて、次なる分配ステーションへと、ピザクラストが移動される。図1に示すように、所望に応じて、2つの分配用カルーセル330,332を、各分配ステーションに配置することができる。例えば、分配用カルーセル330の出口ノズルは、プレート222,224,226のうちの1つが径方向最内位置にあるときに、ピザクラストの中央上に配置される。一方、分配用カルーセル332は、プレート222,224,226のうちの1つが径方向最内位置にあるときに、ピザクラストの径方向最外位置上に配置される。よって、分配機330,332は、プレートが径方向最内位置から径方向最外位置へと移動する際に、ピザの面上に、同時にトッピングを分配することができる。さらに、各分配機330,332は、各ステーションに配置された複数のトッピングキャニスタを有することができる。図1に示すように、各分配機330,332は、4つの分配マガジンを有している。キャニスタは、すべてのものが、各分配用カルーセルのそれぞれの中心軸334,336回りに、回転することができる。よって、付加的な量のトッピングを、分配することができる。これに代えて、マガジンは、例えば異なる種類のチーズといったように異なるトッピングを有することができ、ピザ上に1つまたは複数の選択されたタイプのものだけを分配するように制御することができる。
図67および図68には、マッシュルーム分配機822が示されている。マッシュルーム分配機822は、マッシュルーム826が充填された容器824と、底部ハウジング828と、を備えている。容器824およびハウジング828は、分離可能とされている。容器は、好ましくは、マッシュルームコンテナである。そのため、マッシュルームの新たなバッチが要望されたときには、古い容器を取り外して新しいものに置き換えることができる。
底部ハウジング828は、分配機からマッシュルームを落下させるための切欠832を有した主ハウジングプレート830を備えている。好ましくは一定速度で回転する撹拌アームが、マッシュルーム826を切欠開口832から押し出す。撹拌アーム834は、好ましくは、4つのアームを備えている(図67B)。1つのアーム836は、他の3つのアームよりも長い。これにより、容器824の円筒壁内におけるマッシュルームの掃引を補助することができる。加えて、必要に応じて、第2セットのアームを第1セットのアームの上方に配置することができる。これにより、容器内における大きな撹拌レベルでのマッシュルームの撹拌を補助することができる。
屋根838が、撹拌アーム834の上方に配置されている。屋根838は、下方に位置している切欠孔832をカバーする薄いストリップである。撹拌アーム834が回転するときには、マッシュルームは、遠心力によって、容器824の壁に向けて押される傾向がある。掃引機840が、屋根838の上方に配置されている。掃引機840は、屋根の上方において、マッシュルームを実際に掃引する。撹拌アーム834と掃引機840との双方は、選択的に回転可能な同一のシャフト842に対して連結されている。シャフト842は、駆動モータ844に対して連結されている。ドア(図示せず)が、切欠832の直下に配置されている。このドアは、分配機が動作するときに開き、動作しないときには閉じている。このドアは、ソレノイドによって駆動したり、当業者には公知の方法によって、直下のインデックスプレートに対して接続することができる。もちろん、マッシュルームのサイズに応じて、切欠孔を、任意のサイズとすることができる。
容器表面は、好ましくは、くっつきにくい材料から形成されている、あるいは、そのような材料でコーティングされている。というのは、本来的にくっつきやすいマッシュルームが、壁にくっついてはいけないからであり、また、容易に滑り落ちる必要があるからである。必要に応じて、キャニスタの高さ全体をカバーする掃引アームを、使用することができる。これにより、マッシュルームの壁からの遊離を保証することができる。
本発明の第2実施形態においては、チーズ分配ユニットは、マッシュルーム分配機と同じものである。チーズ分配機は、好ましくは、粒状チーズを使用している。各チーズ粒は、立方体形状であって、約1/8×1/8×1/8インチのサイズである。各粒は、個々に、急速冷凍される。おろしたてのチーズと違って、粒状チーズは、取扱いがずっとクリーンである。粒は、パイに向けて直線状に下方へとガイドされる。これに対して、おろしたチーズは、周期的にクラストの側方へと飛んでいったり、あるいは、塊状で落下することさえある。さらに、粒状チーズを使用した場合には、チーズおろし金の周期的なクリーニングが不要である。
粒状チーズの他の利点は、分散または広がりが、ずっと一定であることである。分散させすぎることなく、パイを均等にカバーすることができる。撹拌アームが1つのモータだけを必要とすることにより、先のチーズおろし機からチーズ押込モータを省略することができる。さらに、2つの独自の分配機を作ることと比較して、2つの同じ分配機を作ることが、製造コストの観点から、ずっと経済的である。この第2実施形態における分配機の全体サイズは、先のものよりも小さく、これにより、装置への組立に際し、より大きな融通性をもたらすことができる。もちろん、マッシュルーム分配機822は、また、野菜(例えば、ペッパー、ブロッコリー、等))のような、他の食材を分配するために使用することができる。
ペパロニ分配機
図69〜図75には、ペパロニ分配機846が示されている。ペパロニ分配機846は、所定量のペパロニスティックを鉛直方向に貯蔵しており、そのスティックからスライスをカットして、ペパロニ分配機846の下方に配置されたクラスト144上に適切にスライスを落下させる。分配機846は、ペパロニスティック選択機848と、カットブレード850と、ブレードハウジング852と、偏心駆動ディスク854と、ペパロニスティック押込機856と、ペパロニ落下機858と、を備えている。
ペパロニスティック選択機848は、所定量の円形切欠を有したチューブホルダプレート860を備えている。各切欠は、各ペパロニチューブホルダ862のためのものである。チューブホルダプレート860は、傘歯車866に対してピン止めされた中央シャフト864回りに回転する。傘歯車866は、モータ(図示せず)に対して連結されている係合傘歯車868に対して噛合する。
初期的には、すべてのチューブには、好ましくは、ペパロニ870のスティックが充填されている。カットステーションにおいては、各スティックは、スティックがほぼ端部に到達するまで、一度に1スライスずつカットされる。端部に関しては、センサ(図示せず)が、選択機848に対して、変更を行う(すなわち、所定角度だけ回転する)べき信号を送出する。その結果、カットステーションには、フレッシュで新たなスティックが配置されることとなる。チューブホルダ862は、選択時およびカット時の双方において、ペパロニスティック870に対するガイドとして機能する。
ブレード850およびブレードハウジング852は、図70、図71、図72、および、図75に、最適に図示されている。ブレード850は、好ましくは、円形で平滑なタイプのものであって、歯を有していない。ブレード850は、好ましくは、角度をもって研磨された最終形態を有しており、そのため、接触に際して非常に尖鋭なものとされている。ブレード850は、自身の中心軸回りに回転し、固定されたペパロニスティック870に向けて前進する。そして、カットを行った後、引っ込められて、サイクルを完了する。
ブレードアセンブリは、ブレードハウジング852に対して連結されている。ブレードアセンブリは、アセンブリとして、固定ガイドロッド874に沿った、4つの直線状ベアリング872上に乗っている。ブレード850は、ハウジング852の下に配置されており、他端においては、ペパロニスティック870が、ブレードハウジング852の上に乗っている。ブレードハウジングの形状に基づいて、ブレード850およびハウジング852が、ペパロニスティック870に向けて前進したときには、ブレード850がスティック870に当接してスライスへとカットする時を除いては、スティック870は、ハウジング上に乗っている。この点に関し、ブレード850は、実際に、スティック870を支持する。ブレードおよびハウジングの往復移動が高速であることのために、ペパロニスティック870は、この高速移動によるわずかな高さ変化による影響を受けない。このような構造的構成のために、各ペパロニスライスは、一定厚さにカットされる。
偏心ディスク854は、ペパロニスティック870に対して、ブレードおよびブレードハウジング852を、往復移動させる。図71および図72を参照すると、ディスク854は、連結ロッド878に対してピン止めされたオフセット孔876を有している。連結ロッド878は、他端880が、ブレードハウジング852に対してピン止めされている。ディスク854の中心軸回りの回転は、ブレードハウジング852の往復移動へと、変換される。直線状ベアリング872およびガイドロッド874が、ブレードハウジング852の直線的な移動を保証している。もちろん、ディスク854の偏心度合いが、ペパロニスティックをカットするためのブレード850のカットストロークを決定する。
ブレード850の往復移動が極めて高速であることにより(すなわち、およそ1秒あたり1個のスライスをカットし得るに十分高速であることにより)、ペパロニスティック押込機856は、ブレード850によってカットされる前にペパロニスティック870がブレードハウジング852の面上に位置していることを保証する必要がある。図73には、ネジ山付きロッド876が示されている。ネジ山付きロッド876は、係合しているネジ山付きナット878によって駆動され、これによって、ロッド876は、直線的に進退する。ネジ山付きロッド876の下端においては、スプリングを搭載した押込プレート880が、ペパロニスティック870に対して当接している。スプリング882は、プレート852とペパロニスティック870との間において適切な力を維持するために必要とされており、押込の停止に際して駆動しに対して信号を送出するために必要とされている。
プランジャロッド884が、押込プレート880に対して連結されている。スプリング882は、プレートを下方に押し込む。プレートがスティックに当接した後においては、ネジ山付きロッドが下方移動を続けるに連れて、プレート880は、上方移動する。ネジ山付きロッド876は、ペパロニスティック870に対して当接している押込プレート880に対して連結されているプランジャロッド884が上方移動してスイッチ(図示せず)を押し、これにより、ネジ山付きロッドの駆動を停止すべき信号が送出されたときに、停止する。
スティック870からペパロニスライスがカットされたときには、スライスがクラスト144上へと平坦なまま落下することが好ましい。スライスが丸くかつ薄い形状であることにより、スライスは、ひっくり返ったり、鉛直に落っこちたりして、クラストから飛び跳ねてしまう傾向がある。そのため、スライスがパイ上にフラットに落下することを保証するために、ペパロニ落下機構858が必要とされる。
ペパロニ落下機858は、図76において最適に示されている。ペパロニ落下機858は、カットブレード850の直下に配置されている。そのため、カットされたスライスをキャッチする。落下機858は、中心ポイント892回りに回転する2つのアーム888,890を備えている。両アームの端部は、ブレードハウジングプレート852に対してピン止めされている。その結果、ブレードハウジングプレート852が前後に往復移動したときには、両アームは、中心892回りに揺動するまたは回転する。アームの端部は、パドル形状に広げられている。これにより、カットストロークの際には、カットされたペパロニスライスをキャッチすることができる(アームは、キャッチ位置が実線で示されていて、退避位置が仮想線で示されている)。引込ストローク時には、両アームは、互いに離間する向きに揺動する。これによって、カットされたペパロニスライスは、ゆっくりと解放される。その結果、ペパロニスライスは、クラスト144上にゆっくりとかつフラットに落下する。
ピザクラストの面上に、すべてのトッピングが配置され終わると、回転インデックステーブルステーションは、ステーション番号VIへと、ピザクラストを回転させる。このステーションにおいては、ピザは、回転インデックステーブルステーション20からエレベータステーション22へと移るのを待つ。エレベータ22は、ピザを、回転インデックステーブルから、下方に配置されたオーブンへと、搬送する。
未調理のピザクラスト144は、径方向最内位置において、ステーション番号VIへと転送される。その後、回転プレート222,224,226は、図25に示すようにまた図4において仮想線で示すように、径方向最外位置へと移動する。フレーム200は、一対の三日月形状の部材342,344を備えている。各部材342,344は、プレート222,224,226がステーション番号VIに配置されかつ最外位置へと配置されたときに、プレート222,224,226のいずれの外周縁形状にも適合するような、内周面346,348を有している。三日月形プレート350が、アーム352に対して固定的に連結されている。アーム352は、チェイン354に対して連結されている。チェイン354は、アーム352および三日月プレート350を、第1退避位置から第2延出位置へと駆動する。退避位置は、図1に示されており、また、図25においては位置Aで示されている。完全に延出された位置は、実質的に、図25において位置Cで示されている。チェイン354は、可逆式モータ356によって駆動される。モータ356が第1方向に回転することにより、アーム352および三日月プレート350が、位置Aから位置Cへと移動する。その後、逆方向に回転することにより、アームおよびプレートが、位置Cから位置Aへと戻る。三日月プレート350の前面358は、ピザクラスト144の外周面に適合し得るよう、円弧形状とされている。したがって、三日月形プレート350が位置Aから位置Cへと移動する際には、前面358がピザクラスト144の外周面の一部に係合して、ピザを、プレート222,224,226から、エレベータステーション22内に配置されたエレベータプレート360へと、移動させる。図25には、アーム352およびプレート350が、未調理のピザ144を、エレベータプレート360へと部分的に搬送した状態が示されている。
図34A、図34B、および、図35Aには、インデックスプレートステーションの代替可能な実施形態が示されている。簡単化のために、インデックスステーションのうちの相違する部分についてのみ説明する。この実施形態においては、2つのプレート510だけが使用される。プレート510は、好ましくは、互いに180°離間して配置されている。加えて、各プレート510は、回転インデックステーブルステーションの中心軸回りに回転可能である。さらに、各プレート510は、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって、移動可能である。各プレート510は、中心軸を有していて、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動する際には、それぞれの中心軸回りに回転可能である。
この実施形態においては、プレート510に対して、プレートシャフト515が、嵌着される。図34Aおよび図34Bに示すように、ガイドブロック520、ギヤ550、および、傘歯車545が、シャフト515上に配置される。ガイドブロック520は、アーム525内にスライド可能に受領される。ラック565が、アーム525の下部に対して固定的に連結される。
モータ535が、ガイドブロック520に対して取り付けられたモータブロック530に対して取り付けられている。傘歯車540は、モータ535のシャフトに対してボルト止めされている。傘歯車540は、傘歯車545に対して係合する。傘歯車545は、プレートシャフト515に対して固定的に連結されている。よって、プレート510は、モータ535が回転するのと同じ速度で回転する。
ギヤ550は、プレートシャフト515に対してピン止めされていて、ギヤ555に対して係合する。ギヤ560は、ギヤ555に対して直接的にピン止めされている。両ギヤ555,560が、ガイドブロック520に対して段付きネジ570を介して連結されていることにより、両ギヤ555,560は、同一速度で回転する。ギヤ560は、ラック565に対して係合している。これにより、アセンブリ全体(すなわち、プレート510、シャフト515、ガイドブロック520、モータブラケット530、モータ535、傘歯車540、傘歯車545、ギヤ550、ギヤ555、ギヤ560、および、段付きネジ570)が、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって、直接的に移動することができる。
したがって、制御システムから信号を受け取ったときには、モータ535が、傘歯車540,545を介して、シャフト515を回転させる。これにより、ギヤ550が回転し、これを受けて、ギヤ555,560が同時に回転する。ギヤ560は、ラック565に対して係合していることにより、アセンブリ全体の直線移動を引き起こす。回転インデックスステーションの他の部分は、上記実施形態と同一である。
図36Aには、回転可能な中心シャフト236回りに配置されたスリップリング239が、示されている。スリップリング239は、テーブルの回転時に、モータのワイヤがインデックステーブル回りに巻き付くことなく、2つのインデックスプレートモータ237,535が、電圧を受領することを可能としている。好ましい実施形態においては、スリップリング239は、6本のワイヤを有している。特に、2本の電力ワイヤと4本の信号ワイヤとを有している。1本の電力ワイヤは、各モータに接続され、4本の信号ワイヤは、モータの回路基板に接続される。
エレベータステーション
次に、図1、図4、および、図26〜図30を参照して、エレベータステーション22について説明する。図27に示すように、エレベータステーションは、第1プレート360と、第2プレート362と、を備えている。各プレート360,362は、鉛直方向往復取付プレート364,366に対して、それぞれ回転ピン368,370回りに回転可能に取り付けられている。
各プレート360,362に関連した構造部材を説明するに際して、プレート362に対する同様の部材に関しては、同じ参照符号の後に’を付して説明する。例えば、プレート360に対して関連したものがロッド402であれば、プレート362に対して関連したものは、ロッド402’として説明される。
各取付プレート364,366は、チェイン372,374のそれぞれに対して固定的に連結されている。各チェイン372,374は、第1駆動プーリ378および第2駆動プーリ380のそれぞれを介して、可逆式モータ376によって駆動される(図26参照)。3つの従動プーリ382,384,386は、チェイン372の移動をガイドする。同様に、3つの従動プーリ388,390,392は、チェイン374の移動をガイドする。
図26および図27に示すように、取付プレート364は、シャフト394によって、L字形ブラケット392に対して固定的に連結されている。L字形ブラケット392は、取付プレート364に対して固定された回転ピン368回りに回転可能に取り付けられている。プレート360の下面には、一対のスリーブ398,400が、固定的に取り付けられている。スリーブ398,400は、回転ピン368回りに回転可能に取り付けられている。ロッド402が、L字形ブラケット392内の貫通孔404内にスライド可能に受領されている(図28参照)。ロッド402の第1端部は、回転ピン406を介して、プレート360に対して回転可能に連結されている。ピン406は、プレートの下面に固定的に連結された一対の垂下ブラケット408を介して、プレートに対して取り付けられている。
図28には、プレート362に対する連結が示されている。ロッド402’は、ブラケット408’を介して、プレート362に対して連結されている。ロッド402’の他端は、L字形ブラケット392’の孔404内に受領されている。L字形ブラケット392’は、回転軸394によって、プレート366に対して取り付けられている。ロッド402’は、ロッド402’の第2端部に隣接して、U字形ノッチ410’を備えている。ノッチ410’は、L字形ブラケット392’内の第2孔414’内にスライド進入するピン412’を、選択的に受領し得るサイズとされている。孔404’、414’は、好ましくは、互いに90°の角度で配置されている。ピン412’の第1端部は、U字形ノッチ410’内に選択的に係合する。ピン412’の反対側端部は、レバー416’に対して回転可能に連結されている。レバー416’は、回転ピン418’を介して、L字形ブラケットに対して回転可能に連結されている。レバー416’の先端には、おもり420’が配置されている。おもり420’は、通常的には、レバー416を、図28において矢印Cで示す方向に付勢している。ロックピン412’がU字形ノッチ410’内に受領されたときには、プレート362は、水平位置にロックされる。
図27を参照すると、プレート360が最上位置で示されており、プレート362が最下位置で示されている。プレート360は、未調理のピザを受け取って、最下位置へと下降する準備ができており、それにより、未調理のピザを、オーブン内に移送することができる。最下位置においては、プレート362のおもり420’が、ストップボルト422’に対して係合している。これにより、ロックピン412’が持ち上げられて、ロックピン412’は、ロッド402’のU字形ノッチ410’から解放される(図28参照)。したがって、この場合、ロッド402’は、L字形ブラケット392’に対して、自由にスライドすることができる。しかしながら、プレート362の先端424(図3参照)は、この場合、内方に突出したL字形ブラケット426によって、水平な係合状態で支持されている。ここで、内方に突出したL字形ブラケット426は、装置のオーブンに対して固定されている。したがって、棚362は、ピン396’回りに回転することが阻止されている。
プレート360,362は、最上位置および最下位置においては、それぞれ、静止状態に維持される(すなわち、モータ376が駆動されない)。駆動機構92’によって駆動される押込機構428が、最下位置におけるプレートの近傍に配置されている(図3および図27参照)。押込機構428は、未調理のピザ140’の外周円形形状に適合する形状とされた凹状前面430を有している。機構92’によって駆動されたときには、押込機構428は、退避位置から延出位置へと、図3において矢印Dで示す方向に移動する。これにより、未調理のピザを、(最下位置に位置した)トレー362から、開口432を通して、オーブン24内へと、押し込む。ピザがオーブン内へと移送されると、他の未調理のピザが、最上位置に位置している棚360上へと配置される。その後、モータ376が第1方向(すなわち、図27における時計方向)に駆動されて、チェイン372,374の移動が引き起こされる。これにより、取付プレート366が上方に移動し、取付プレート364が下方移動する。取付プレート366が所定量だけ上方移動した後においては、プレート362は、L字形ブラケット426’と干渉しておらず、そのため、プレート362は、この場合には、ピン370’回りに自由に下方回転することができる。プレート362は、図27において仮想線で示す位置へと落下する。これにより、実質的に水平にロックされたプレート360が、上限位置から下限位置へと、下方移動することができる。
図29は、上方移動している時の、かつ、下限位置と上限位置との間における中間位置にある時の、取付プレート366とプレート362’とを示している。プレート362’が上限位置に近づくにつれて、プレート362’の下面に対して固定的に連結されたカムフォロワ面434が、固定されたカムローラ436に対して係合する。図30に示すように、取付プレート366が上方移動を続けると、固定カムローラ436とカムフォロワ面434との間の係合によって、プレート362’が、図30において仮想線で示す位置から図30において実線で示す位置へと、移動する。この移動時には、ロッド402’がL字形ハウジング392’内へと進入していき、最終的には、ロックピン412’がロッド402’のU字形ノッチ410’に対して係合して、これにより、プレート362’が実質的な水平位置にロックされる。モータ376が停止され、プレート362’は、最上位置にあって、回転インデックステーブルステーション20のステーション番号VIから次なる未調理のピザを受領する準備ができている。この場合、プレート360は、最下位置にあって、押込機構428が駆動される準備ができている。押込機構が駆動されると、プレート360上に配置されている未調理のピザ144がオーブン内へと移送されることとなる。次なる未調理ピザがプレート362’上に配置されると、モータ376が逆方向に(すなわち、図27において反時計方向に)駆動されて、プレート362’が、水平にロックされた状態を維持されつつ、上限位置から下限位置へと移動する。この場合、プレート360は、上述のようにプレート362’が退避状態とされたのと同じようにして退避状態とされて、下限位置から上限位置へと移動する。図26Aおよび図27Aには、エレベータステーションの代替可能な実施形態が、示されている。この実施形態においては、ただ1つだけのエレベータプレート362’が使用されている。よって、この実施形態においては、一方のプレートを退避状態へと折り曲げるための機構が、不要である。この実施形態においては、プレート362’は、L字形ブラケット367によって、一対のレールトラック363,365に対して連結されている。プレート362’は、第1駆動プーリ380’と3個のガイドプーリ388’、390’、392’とを介して可逆式モータ376’によって駆動されるチェイン駆動系374’により、最上位置と最下位置との間を往復移動する。
動作に際しては、プレート362’は、最上位置において、回転インデックステーブルステーション20から次なる未調理ピザを受け取る準備ができている。未調理ピザがプレート362’上に配置されると、モータ376’が第1方向に(すなわち、図27Aにおける時計方向に)駆動されて、プレート362’が、水平状態を維持しつつ、上限位置から下限位置へと、移動される。プレート362’が下限位置に到達すると、モータ376’が停止され、押込機構378が使用されて、入口開口432を通して、オーブン24内にピザが押し込まれる。ピザがオーブン内に移送され、さらに、押込機構378が退避した後においては、モータ376が逆方向に(すなわち、図27Aにおける反時計方向に)駆動されて、プレート362’が、下限位置から上限位置へと移動される。これにより、プレート362’は、回転インデックステーブルステーション20におけるステーション番号VIから次なる未調理ピザを受領する準備ができる。
オーブンステーション
次に、図31〜図33を参照して、オーブンステーション24について説明する。オーブン24は、ベルトまたはチェイン駆動系442によって駆動されるコンベヤベルト440を備えている。チェイン442は、モータ444によって駆動される。モータ444は、オーブンフレームの底部の下面において直接的にオーブンチャンバの外部に配置されている。このため、入口ドア432を通してオーブン内に流入するすべての未調理ピザは、入口432から出口446へと搬送される。オーブンは、赤外加熱ランプからなる6個のバンク448,450,452,454,456,458を備えている。2つのバンク448,450は、好ましくは、ピザクラストの底面が好ましくはきつね色の色調へと調理されるよう、コンベヤベルトの下に配置されている。さらに、4つの赤外ライト製バンク452,454,456,458は、コンベヤベルトの上方に配置されている。すべての加熱バンク448,450,452,454,456,458は、コンベヤベルトが未調理ピザで実質的に満たされている場合に、使用することができる。しかしながら、1つか2つくらいのピザしかオーブンを通っていない場合には、より少数の赤外加熱バンクを使用することができる。例えば、オーブンが比較的少数のピザを調理している場合には、バンク452,454,458,450だけを使用することができる。
オーブンは、また、エア再循環システム460を備えている。エア再循環システム460は、オーブン内のエアを循環させてオーブン内の温度を実質的に均等に維持するためのものであって、モータ462と遠心ポンプ464とを備えている。モータ462およびポンプ464は、オーブンチャンバの外部に配置されている。再循環システムは、図31および図32において矢印で示すように、入口と出口とを備えている。ここで調理されたピザは、コンベヤベルト440から出てシュート466上に移送される。シュート466は、調理済みのピザを、オーブンの出口446に配置された箱詰めシステム内へと導く。箱詰めシステムは、オーブン438から出てくる調理済みピザを受領するオープンボックス468を備えている(図38参照)。調理済みピザは、消費者によって、取り上げられて食べられるのを待つ。
本発明の第2実施形態においては、ランプまたは加熱バンクは、変更された構成を有している。短波長の赤外ランプヒータが、オーブンのコンベヤ移動方向に対して垂直に配置されている(図77〜図79参照)。さらに、オーブンコンベヤに対する入口および出口が、共に、オーブンの調理キャビティの外部に配置されている。パイ押込機894が、エレベータプレートからオーブンコンベヤ896へと、パイを移送する。オーブンコンベヤ896は、調理時間を増減するために、一定速度でまたは可変速度で、移動することができる。
強力なファン898が、オーブンキャビティの上方に配置されている(図78参照)。オーブンキャビティの中央に、吸込機構が形成されており、高温エアが、ファンに対して押し上げられる。ファンのブレード構成は、高温エアを径方向外側へと押し出す。押し出された場所には、2つのダクト900,902が設けられている。一方のダクトは、オーブンキャビティの側部に設けられている。各ダクトは、エアを、オーブンキャビティの内部にへと戻すためのオリフィス904を有している。これによって、強制対流タイプの調理用オーブンが形成される。ダクト900,902およびオーブンキャビティは、好ましくは、絶縁体で被覆されていて、オーブンの外側シェルは、好ましくは、矩形である。
ここで、好ましい実施形態においては、7個の赤外ランプ906が、反射材908と共に、使用される。4個のランプは、コンベヤ896の上方に配置されており、3個のものは、下に配置されている。ランプ電圧は、好ましくは、最初に強力な調理が得られかつ調理サイクルの残りの時間に関しては軽度の調理が得られるように、可変とされている。ランプ構成は、好ましくは、図78に示すように、千鳥配置とされている。オーブンの出口においては、箱詰めシステム(後述)の一部として、他の搬送アームが使用される。
箱詰めシステム
図79〜図82には、箱詰めシステム910が示されている。箱詰めシステム910は、ボックス分離器と、ボックス曲げ機912と、パイ移送アーム914と、ボックス送出コンベヤ916と、を備えている。
パイ移送アーム914は、上述のエレベータ移送アーム428と同様のものである。移送押込アーム914は、好ましくはチェイン駆動系をなす、トラックシステムに対して連結されている。移送アーム914は、2つの位置の間にわたって、特に、オーブンコンベヤ出口におけるホーム位置916と、ボックス送出コンベヤ端における延出位置918と、の間にわたって移動する(図79参照)。
移送アーム914は、ホーム位置916において、オーブン24から、調理されたパイが出てくるのを待つ。出てきたときには、移送アームは、パイをボックス920の開放端に向けて前方側へと押し込んで前進させることを開始すべき信号を受け取る。調理済みピザがボックス内に配置され終わると、移送アーム914は、ホーム位置へと戻る。
移送アームが調理済みパイをボックス内に配置するよりも先に、パイを受け取れるよう、ボックスが組み立てられていなければならない(すなわち、開放していなければならない)。ボックス分離機構922は、ボックス924の積層から1つのボックス920を分離する。そして、1番上のボックス920を、曲げステーション926内にそのボックス920を配置する。
初期的には、折り畳まれたパイボックス924が、ボックス支持プレート928の上に搬送されて積み重ねられる。このプレートは、プレート928の直下に取り付けられた、直線状ベアリング930とスプリングハウジング932とを有している。直線状ベアリング930は、ガイドロッド934上に乗っている。これにより、上下移動に際してボックス支持プレート928が位置合わせされていることが保証される。各スプリングハウジング932は、スプリング936の一端を保持している。ここで、スプリングの他端は、固定されたトッププレート938に対して掛止されている。スプリングは、張力を維持することを補助する。そのため、支持プレート928は、持ち上げられることとなり、常に、積層924のうちの1番上のボックスと、ボックス分離ベルト940と、の間に圧力を印加している。
必要に応じて、1つずつ、1番上のボックスが積層から分離される。ボックス支持プレート928は、スプリングの張力によって持ち上げられる。センサ(図示せず)は、ボックス支持プレートがある高さに既に到達しており、追加のボックスを積層924に搬送できることを知らせる。
消費者によってなされる各々の新たな注文の開始時においては、新たなボックスが形成される。よって、ボックス分離器は、まず、積層から1番上のボックスを分離させる。ボックス分離ベルト940は、好ましくは、ラバーベルト材料から形成されていて、そのため、ベルトは、1番上のカートンパイボックスの上部を容易にグリップする。ベルト940は、1番上のボックスの上面に摩擦係合して、そのボックスを積層からスライドさせ、ボックス曲げステーション942へと移送させる。ボックス曲げステーション942においては、ボックスが、ボックス送出コンベヤ944上に載置される。
ボックス曲げ機構946は、ボックス分離ステーションから、折り畳まれたパイボックスを受け取り、ボックスが調理済みピザパイを受け取れるように、ボックスを曲げて開放する。ボックス曲げ機構は、図80〜図82に最適に示されているように、2つの部分からなる機構であって、ボックスフラッププレート948とボックス曲げアングル950とを備えている。
フラッププレート948とボックス曲げアングル950との双方は、一対の係合している傘歯車によって連結されていることのために、連携して移動する。図82においては、ボックス曲げ位置(すなわち、折り畳まれたボックスを、折り畳まれていない開放したボックスとする位置)とされた2つの部材が、実線で示されている。仮想線は、ボックス曲げステーションが、折り畳まれたボックスの受取を待っている待機状態においての、2つの部材の位置関係を示している。
ボックスフラッププレート948は、2つの折り畳み目的を有している。すなわち、1)パイボックスのフラップ954を押し下げて、フラップ954がボックス内へのパイの進入に干渉しないようにすること(図81参照)。2)パイ移送アーム914によって、開放されたボックス920内へとパイが進入されたときに、スライド表面として機能すること。
ボックス曲げアングル950は、自身の角度形状に基づいて、折り畳まれたボックスの側面956に角をつける。そして、アングルが軸958回りに回転したときには、ボックスが開かれ、アングル形状がもたらされる(図80参照)。ボックスのうちの、アングル950とは反対側の部分は、アングル950によってボックスが開けらつつあるときにボックスが移動してしまうことを阻止するよう、固定ハウジング壁によって支持されている。アングル950の回転が終了すると、ボックスが完全に開けられる。同時に、ボックスフラッププレート948は、ボックスフラップ954上に押し下げられる。この時点で、パイ移送アーム914は、開放されたボックス920内へとパイを押し込み始めることができる。
パイが開放ボックス920内へと押し込まれ終わると、移送アーム914が引っ込められ、ボックスフラッププレート948とボックス曲げアングル950とが、それぞれのホーム位置へと戻される。できたてあつあつほかほかのピザパイが開放ボックス内に配置され、ボックス送出コンベヤ944上に乗っている。ボックス送出コンベヤ944は、箱詰めされたピザパイを消費者へと搬送する。コンベヤ944は、単純なベルトタイプのコンベヤであって、箱詰めされたパイを、空腹の消費者が取り上げて食べるのを待っている機械開口のところへと、搬送する。
本発明によるピザ製造のための装置および方法の好ましい例示としての実施形態について説明したけれども、ここで開示した内容に基づいて、当業者であれば、他の修正や変更をなし得ることは承知している。したがって、そのようなすべての修正や変更は、請求範囲によって規定される本発明の範囲内に帰属するべきであることを理解されたい。
Claims (20)
- ピザを製造するための装置であって、
複数のプレートを備えた回転インデックステーブルステーションを具備してなり、
前記プレートの各々は、前記回転インデックステーブルステーションの中央軸回りに回転可能であり、
前記プレートの各々は、径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動可能であり、
前記プレートの各々は、中心軸を有しているとともに、前記径方向最内位置と前記径方向最外位置との間にわたって移動する際には、それぞれのプレート自身の前記中心軸回りに回転可能であることを特徴とする装置。 - 前記プレートは、ピザクラストを搭載しており、
前記装置は、さらに、前記回転インデックステーブルステーションからピザクラストを受け取るように配置された、オーブンステーションを具備していることを特徴とする請求項1記載の装置。 - さらに、前記オーブンステーションから調理済みのピザを受け取るように配置された、箱詰めステーションを具備していることを特徴とする請求項2記載の装置。
- 前記プレートは、ピザクラストを搭載しており、
前記装置は、さらに、前記回転インデックステーブルステーションの前記プレートからピザクラストを受け取るように配置された、エレベータステーションを具備していることを特徴とする請求項1記載の装置。 - さらに、前記回転インデックステーブルステーションからピザクラストを受け取って該ピザクラストを前記オーブンステーションへと移送し得るよう、前記回転インデックステーブルステーションと前記オーブンステーションとの間に配置された、エレベータステーションを具備していることを特徴とする請求項2記載の装置。
- さらに、前記装置内に貯蔵された複数のキャニスタを具備し、
該複数のキャニスタは、前記回転インデックステーブルステーションへと供給されるべき生地であってピザクラストを形成するための生の生地を収容していることを特徴とする請求項1記載の装置。 - さらに、前記キャニスタのうちの少なくとも1つに隣接して前記装置に配置されたカットブレードを具備し、
該カットブレードは、前記複数のキャニスタのうちの1つからの生地をスライスへとカットし得るよう、上限位置と下限位置との間にわたって移動可能とされていることを特徴とする請求項6記載の装置。 - さらに、前記少なくとも1つのキャニスタと前記回転インデックステーブルステーションとの間に配置されたプレスプレートを具備し、
該プレスプレートは、第1プレートと第2プレートとを備え、
これら第1プレートと第2プレートとは、前記生地スライスを予熱するためにこれら第1プレートと第2プレートとの間に内部チャンバを形成し得るよう、互いに係合するように選択的に移動可能であることを特徴とする請求項7記載の装置。 - 前記回転インデックステーブルステーションが、少なくとも1つのトッピング分配機を備えていることを特徴とする請求項1記載の装置。
- 前記プレートが前記径方向最内位置と前記径方向最外位置との間にわたって移動するとともにそれぞれの中心軸回りに回転する時には、前記少なくとも1つのトッピング分配機は、前記プレートのうちの少なくとも1つのプレートの上方に配置され、
これにより、実質的に螺旋パターンでもって、トッピングが分配されるようになっていることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 前記少なくとも1つのトッピング分配機が、ソース分配機を備えていることを特徴とする請求項10記載の装置。
- 前記少なくとも1つのトッピング分配機が、チーズおろし機を備えていることを特徴とする請求項10記載の装置。
- 前記少なくとも1つのトッピング分配機が、少なくとも2つの分配マガジンを有したカルーセルを備えていることを特徴とする請求項10記載の装置。
- 前記回転インデックステーブルステーションの前記プレートのうちの1つのプレートの上方に、少なくとも2つのカルーセルが選択的に配置されていることを特徴とする請求項10記載の装置。
- ピザを製造するための装置であって、
ハウジングと;
該ハウジング内に貯蔵されているとともに、生の生地を収容している複数のキャニスタと;
前記ハウジング内に配置されるとともに、前記複数のキャニスタのうちの1つからの生地をスライスへとカットし得るよう、上限位置と下限位置との間にわたって移動可能とされたカットブレードと;
前記ハウジング内に配置されるとともに前記生地スライスを受領するものであって、該生地スライスを予熱するための内部チャンバを形成し得るよう互いに係合するように選択的に移動可能とされた第1プレートと第2プレートとを備えた、プレスプレートと;
を具備することを特徴とする装置。 - 前記第1プレートおよび前記第2プレートは、加熱手段を備えていることを特徴とする請求項15記載の装置。
- ピザを製造するための方法であって、
生の生地を収容した複数のキャニスタをハウジング内に貯蔵し;
前記複数のキャニスタのうちの1つからの生地をスライスへとカットし;
前記生地スライスを予熱し;
複数のプレートを備えた回転インデックステーブルを準備し;
前記複数のプレートのうちの1つのプレートの上に前記予熱された生地スライスを配置し;
前記回転インデックステーブルの中央軸回りに前記各プレートを回転させ;
トッピングを分配しながら、前記各プレートを径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動させることを特徴とする方法。 - 前記各プレートを前記径方向最内位置と前記径方向最外位置との間にわたって移動させる際には、同時に、前記各プレートをそのプレートの中心軸回りに回転させ;
前記プレートが前記径方向最内位置と前記径方向最外位置との間にわたって移動する際に、前記プレート上に少なくとも1つの前記トッピングを分配し、これにより、実質的に螺旋パターンでもって前記トッピングを分配することを特徴とする請求項17記載の方法。 - 複数のプレートを備えた回転インデックステーブルを具備しているハウジング内においてピザを製造するための方法であって、
ピザクラストを保持しつつ、前記各プレートを、前記回転インデックステーブルの中央軸回りに前記各プレートを回転させ;
前記各プレートを径方向最内位置と径方向最外位置との間にわたって移動させ、同時に、前記ピザクラスト上にトッピングを分配しながら、前記各プレートをそのプレートの中心軸回りに回転させることを特徴とする方法。 - さらに、
前記プレートが前記径方向最内位置と前記径方向最外位置との間にわたって移動する際には、前記プレート上に少なくとも1つの前記トッピングを分配し、これにより、実質的に螺旋パターンでもって前記トッピングを分配することを特徴とする請求項19記載の方法。
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