JP3784031B2 - 表示画面上での選択操作に反応する領域を拡大する反応領域拡大装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面表示装置とポインティング・デバイス等の入力装置とを使用する情報処理システムに係り、画面上で入力装置により選択された選択肢を判別し、それに対応する処理を自動的に開始する処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日の情報処理システムにおいては、ディスプレイ装置の画面上に表示された複数の選択肢の中から、必要なものをポインティング・デバイスの操作により選択して、処理を指示する入力形態が多く用いられている。ポインティング・デバイスとは、表示画面上の任意の位置を自由に指定することの可能な入力装置で、例えば、マウス、トラックボール、ライトペン、タッチパネル等である。
【0003】
表示画面に個々の処理に対応するアイコンが多数表示されている場合、ユーザはポインティング・デバイスにより1つのアイコンを選択し、情報処理システムはその指示に反応して選択された処理を行う。このように、ユーザは簡単なポインティング操作で希望する処理を選択して、それを起動することができる。
【0004】
また、情報処理装置の小型化が進むにつれて、PDA(Personal Digial Assistant :新個人情報端末)等の多様な情報処理端末が実用化されている。PDAとは、マイクロコンピュータ、ディスプレイ、ペン入力機能、および通信機能を合わせ持つ小型の携帯情報端末である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の情報処理システムには以下のような問題がある。
【0006】
ポインティング・デバイスによる指示を受け付ける反応領域であるアイコンが大きい場合、一画面に表示可能なアイコンの数が少なくなる。このため、ユーザは目的のアイコンを見つけるために何度も画面を切り替えなければならない。これを避けるために、アイコンを小さく表示するように設定することが可能であるが、この場合、ポインティング・デバイスの操作が困難となり、正確な選択操作が思うように行えない。
【0007】
また、アイコンを小さく表示すれば一度に沢山のアイコンを表示できるが、それらの中から必要なアイコンを探し出すことが困難になる。さらに、アイコンが小さいとその領域内の表示内容が判読できず、画面上に表示された図形のうち、どれがアイコンなのか分からない場合もある。
【0008】
PDAのような携帯端末では、画面そのものの大きさが限られているため、このような問題はさらに顕著に現れることになる。
本発明は、画面表示装置と入力装置とを使用する情報処理システムにおいて、画面上の反応領域を拡大表示して、入力装置による選択操作の操作性を高めることの可能な反応領域拡大装置およびその方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の反応領域拡大装置の原理図である。図1の反応領域拡大装置は、入力手段1、判別手段2、拡大手段3、消去手段4、および表示手段5を備える。
【0010】
入力手段1は、画面上でユーザが指示した指示位置に関する位置情報を入力する。
判別手段2は、指示位置の属する指示領域が、上記画面上で指示により反応する反応領域か、または非反応領域かを判別する。
【0011】
拡大手段3は、上記指示領域が上記非反応領域に対応する時、任意の反応領域を拡大する。
表示手段5は、上記任意の反応領域の拡大部分を、その任意の反応領域と関連付けて上記画面上に表示する。
【0012】
図1の反応領域拡大装置は、複数の処理の選択肢を画面に表示し、選択された処理を自動的に実行する情報処理装置において用いられ、入力手段1は、上記位置情報を入力するために、例えばポインティング・デバイスを備える。ユーザは、ポインティング・デバイス等を操作して、そのカーソル位置等を指示位置として入力する。
【0013】
入力手段1は、その指示位置を表す座標値等の位置情報を判別手段2に伝え、判別手段2は、与えられた指示位置を含む指示領域が反応領域か非反応領域かを判別する。
【0014】
反応領域とは、例えばアイコンのように、その領域を選択する指示操作に反応して対応する処理が開始されるような領域を意味し、非反応領域とは、すべての反応領域の外にあって、いずれの反応領域にも関係付けられない背景領域を意味する。反応領域は上記選択肢の1つに対応し、反応領域内でマウスのクリック操作等が行われると、対応する処理が自動的に起動される。
【0015】
指示領域が非反応領域に対応すると判別手段2が判断した時、拡大手段3は、画面上の一部または全部の反応領域を拡大し、表示手段5は、拡大された反応領域を画面に表示する。このとき、拡大前の反応領域に新たに付加された拡大部分は、元の反応領域に関連付けて表示される。
【0016】
拡大された反応領域に対して選択指示が行われると、それは拡大前の反応領域に対する選択指示と同等に解釈され、対応する処理が自動的に起動される。
例えば、図1の左上の表示画面6に示されるように、矩形の反応領域7の外側にカーソル8がある時にその位置情報が入力されると、判別手段2はカーソル8の指示位置が非反応領域に対応すると判断する。
【0017】
そこで、拡大手段3は反応領域7を拡大し、表示手段5は、左下の表示画面6に示されるように、拡大された反応領域9を表示する。ここでは、斜線領域が拡大部分に対応し、元の反応領域7を取り囲むように表示されている。拡大部分と反応領域7との境界線は表示してもよいし、表示しなくてもよい。
【0018】
このように、反応領域を拡大表示することにより、ポインティング・デバイス等の操作性が良くなり、ユーザは容易に特定の選択肢を選択することができるようになる。
【0019】
また、消去手段4は、必要に応じて上記拡大部分を上記画面から消去する。例えば、判別手段2は画面上の反応領域が既に拡大されているかどうかを判別し、反応領域が拡大された後に上記位置情報が入力された時、消去手段5が、拡大された反応領域の拡大部分を消去する。
【0020】
図1の右上の表示画面6に示されるように、拡大された反応領域9内にカーソル8がある時にその位置情報が入力されると、判別手段2はカーソル8の指示位置が反応領域7に対応すると判断する。
【0021】
そこで、反応領域7に対応する処理が自動的に起動されるとともに、右下の表示画面6に示されるように、消去手段4は拡大表示を消去する。こうして、表示画面6は左上の元の状態に戻るか、または、起動された処理の結果が表示画面6に表示される。
【0022】
拡大手段3に加えて消去手段4を備えることで、拡大表示を必要に応じて消去することが可能になり、ポインティング・デバイス等の入力装置の操作性がさらに向上する。
【0023】
例えば、図1の入力手段1は、実施形態の図5における入出力部24、キーボード25、マウス26、ライトペン27、およびタッチパネル28に対応し、判別手段2、拡大手段3、および消去手段4は、CPU(中央処理装置)21とメモリ22に対応し、表示手段5はディスプレイ29に対応する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の反応領域拡大装置を備える情報処理システムにおいて、表示されたアイコンや他の図形等の反応領域をマウスを用いて選択する場合を考える。例えば図2に示すように、画面11内の反応領域12の外の非反応領域(無反応領域)にマウスカーソル13があるときに、ユーザがマウスボタンのクリック操作を行うと、反応領域12が外側に拡大されて拡大部分14が表示される。
【0025】
これにより、反応領域12が小さ過ぎてユーザがそれを選択し損なった場合、反応領域12が自動的に拡大表示され、再度選択操作を行うのが容易になる。また、あらかじめ反応領域12の外でマウスを空打ちすることにより、意図的にそれを拡大表示させることも可能である。
【0026】
次に、ユーザが拡大部分14内にマウスカーソル13を移動させてクリック操作を行うと、元の反応領域12に対応して登録された処理が自動的に起動され、それとともに拡大部分が消去されて拡大表示を終了する。これにより、ユーザは希望する処理の結果を得られるとともに、拡大部分の消去された画面上で次の選択操作を行うことができるようになる。
【0027】
画面11内に2つ以上の反応領域が表示されている場合、クリック操作を行った時のマウスカーソルの位置によって、拡大する反応領域を任意に指定することが可能である。
【0028】
図3に示す例では、2つの反応領域12、15のうち、マウスカーソル13に近い反応領域15のみが拡大されており、図4に示す例では、反応領域12、15がともに拡大されている。また、画面内または同一ウィンドウ内のすべての反応領域を同時に拡大表示する構成にしてもよい。
【0029】
さらに、あらかじめ拡大する反応領域の数を決めておくことも可能である。この場合、拡大処理の際に、反応領域拡大装置が対象となる反応領域の数をカウントし、そのカウント数が決められた一定値を越えるかどうかを調べる。そして、その一定値を越えない範囲内で反応領域を拡大するようにする。これにより、画面内に表示される拡大反応領域の数を制限することができる。
【0030】
図5は、実施形態の情報処理システムの構成図である。図5のシステムは、CPU21、メモリ22、入出力部24、およびそれらを結合するバス23を備える。入出力部24には、キーボード25、マウス26、ライトペン27、タッチパネル28、およびディスプレイ29が接続される。
【0031】
ディスプレイ29の画面上にアイコン等の反応領域が表示されると、ユーザはキーボード25、マウス26、ライトペン27、およびタッチパネル28のうちいずれかの入力機器を用いて、反応領域の選択操作を行う。入力された選択指示は入出力部24を介してCPU21に送られる。画面上の各反応領域の位置情報はメモリ22に記憶されている。
【0032】
CPU21は、クリック操作等の入力操作が行われた位置を各反応領域の位置と比較して、特定の反応領域が選択されたかどうかを判定する。もし、それがいずれの反応領域にも該当しない場合は、反応領域を拡大するように入出力部24に指示する。
【0033】
これを受けて、入出力部24は、ディスプレイ29の画面上のアイコン等を拡大表示する。こうして、ユーザは、画面上の反応領域をより簡単に選択することができるようになる。
【0034】
尚、反応領域の選択操作は、マウス等のポインティング・デバイスに限らず、キーボード・カーソルなどの任意の入力方法により行うことが可能である。しかし、以下の実施形態では、ポインティング・デバイスにより選択操作が行われる場合を考える。
【0035】
次に、図6から図10までを参照しながら、図5の情報処理システムにおいて行われる反応領域の第1の選択処理について説明する。
図6は、第1の選択処理のフローチャートである。図6において処理が開始されると、CPU21は、まずユーザの指示に基づいてオプション機能の初期設定を行い、拡大サイズや拡大枠内の表示色等を設定する(ステップS1)。これらの初期設定を行わない場合はデフォルト値が採用される。オプション機能の種類と内容については後述することにする。
【0036】
次に、ユーザの指示に基づいて画面表示の設定を行う(ステップS2)。ユーザは、例えばポインティング・デバイスの操作性を無視して、画面上に表示するデータの外形を必要なだけ小さく表示するように設定することができる。つまり、ポインティング・デバイスの操作性以外の要件で、反応領域の大きさを自由に決定できる。この設定により、1つの画面上に沢山の反応領域を表示することが可能となる。
【0037】
次に、ポインティング・デバイスによりユーザからの要求が入力されたかどうかを判定する(ステップS3)。ここで、要求入力とは、例えばマウスボタンのクリック操作を意味する。入力がなければそのまま待機し、要求を受け取った場合は、次に、画面上に表示している一部またはすべての反応領域が既に拡大しているかどうかを判別する(ステップS4)。
【0038】
反応領域が未拡大と判別した場合、次に、ポインティング・デバイスで選択指示された領域が、指示により反応する反応領域か、または非反応領域かを判別する(ステップS5)。そして、反応領域と判別した場合は、それに対応して登録されている処理を実行をする(ステップS10)。
【0039】
ステップS5において、選択された領域が非反応領域と判別した場合は、CPU21および入出力部24は、画面上に表示している一部またはすべての反応領域を拡大して表示する(ステップS6)。このとき、図2の拡大部分14のような新たに拡大された部分は、例えば半透明の色で表示される。そして、ステップS3以降の処理が繰り返される。
【0040】
また、ステップS4において、反応領域が拡大済と判別した場合は、CPU21および入出力部24は、拡大表示された反応領域の拡大部分を非反応領域にして拡大表示を消去する(ステップS7)。そして、CPU21は、ステップS3で選択指示された領域が、元の反応領域と拡大部分と非反応領域のうちのいずれに該当するかを判別する(ステップS8)。ここでの非反応領域とは、元の反応領域と拡大部分以外の領域を指す。
【0041】
そして、拡大前の元の反応領域と判別した場合は、拡大前に元の反応領域が選択された場合と同じく、対応する処理を実行する(ステップS10)。また、拡大部分と判別した場合は、元の反応領域が選択されたものとみなして(ステップS9)、ステップS10の処理を行う。また、非反応領域と判別した場合は、そのままステップS3以降の処理を繰り返す。
【0042】
ステップS10の処理の後、CPU21は全体の処理を終了するかどうか判断する(ステップS11)。終了しない場合はステップS3以降の処理を繰り返し、ユーザからの終了指示などがあれば処理を終了する。
【0043】
図6の第1の選択処理によれば、ポインティング・デバイスによる指示を受け付ける反応領域が大きい場合、それをあらかじめ小さく表示するように設定することにより、一画面に表示可能な反応領域の数を増やすことができる。また、必要な反応領域を拡大表示することにより、ポインティング・デバイス操作の困難性が回避され、選択指示がし易くなる。
【0044】
また、反応領域が沢山ある場合でも、反応領域を拡大表示することにより、必要とする反応領域が見つけ易くなる。さらに、第1の選択処理のアルゴリズムは従来の選択処理のプログラムの内容に依存せず、それとは独立に組み込むことができる。したがって、非常に汎用性の高いアルゴリズムになっている。
【0045】
ここで、マルチウィンドウ・システムをサポートするオペレーティング・システムであるWindows(登録商標)の画面を例にとって、具体的な実施形態を説明する。図7は、通常のWindows(登録商標)の表示画面である。図7においては、第1画面、第2画面にそれぞれ対応する2枚のウィンドウW1、W2が重複して表示されており、ウィンドウW2にはアイコンA、Bが表示され、ウィンドウW1にはアイコンC、D、および第2画面のアイコン32が表示されている。
【0046】
また、▲1▼は反応領域を表しており、マウスカーソル31をこれらの領域に合わせてクリック操作を行うと、それぞれに対応して登録された処理が実行される。このように、反応領域は必ずしもアイコンのみを指すものではなく、ウィンドウの枠線、角(頂点)、罫線で囲まれた特定の領域等も反応領域に含まれる。これに対して、斜線領域は、従来ではクリック操作に反応することのなかった非反応領域を表す。
【0047】
ここで、ウィンドウW1の★印の領域をマウスにより指示した場合には、反応領域拡大装置のオプション機能を設定する初期設定画面が表示される。図8は、初期設定画面の一例を示している。図8では、各オプション機能に対応する選択ボタンが表示されており、拡大サイズ設定41を選択すると、反応領域の拡大サイズを指定することができる。
【0048】
また、拡大範囲設定42を選択すると、元の反応領域に対してどの範囲に拡大部分を表示するかを指定できる。例えば、拡大範囲として、元の反応領域の属するウィンドウ内のみ、ウィンドウ外のみ、ウィンドウ内とウィンドウ外の両方のうちいずれかを指定することが考えられる。
【0049】
また、拡大対象設定43を選択すると、表示された反応領域のうちどれを拡大処理の対象とするかを指定できる。例えば、拡大対象として、マウスカーソル31の位置に近い反応領域のみを指定することもでき、マウスカーソル31が存在するウィンドウのすべての反応領域を指定することもできる。さらに、表示されている反応領域のすべてを拡大対象に指定してもよい。
【0050】
また、拡大枠色設定44を選択すると、拡大部分の外周を表す輪郭線の表示色を指定でき、拡大枠内色設定45を選択すると、拡大部分の内部領域の表示色を指定できる。
【0051】
また、画面分割設定46を選択すると、画面分割表示の有無を指定でき、目印表示設定47を選択すると、拡大部分に対する目印付加などのトリミングの有無を指定できる。画面分割およびトリミング表示の具体例については後述する。
【0052】
また、モノクロ対処48を選択すると、色の濃淡により拡大部分を区別して表示したり、拡大部分のみをモノクロ表示にしたりする指定ができる。そのほかにも、元の反応領域と拡大部分の相対的な位置関係など、拡大表示に関する様々な設定を行うことが可能である。
【0053】
これらの各オプション機能には、あらかじめデフォルト値が設定されており、初期設定を行わない場合は、それらのデフォルト値が採用される。また、初期設定画面でキャンセル49を選択すると設定が無効化され、前回の設定値またはデフォルト値が有効となる。逆に、決定50を選択すると設定が有効となり、対応するオプション機能が設定値にしたがって変更される。
【0054】
以下では、図6のステップS2で初期設定を行わずに、デフォルトの設定で選択指示を行った場合について記述する。
図7において、▲1▼で示される反応領域のいずれかがマウスにより指示された場合には、ステップS3の判定がYES、ステップS4の判定がNO、ステップS5の判定がYESとなり、従来通り、指示された反応領域に対応する処理が行われる(ステップS10)。
【0055】
また、図7の斜線領域がマウスにより指示された場合には、ステップS5の判定がNOとなり、図9に示すように、画面上に表示されている全反応領域に扇形の拡大部分が付加され、その付加領域が半透明色で表示される(ステップS6)。
【0056】
図10は、図6のステップS6における反応領域拡大処理の一例を示すフローチャートである。図10において処理が開始されると、CPU21は、まず拡大前の表示画面と反応領域をメモリ22に格納する(ステップS12)。
【0057】
次に、各反応領域の外周上のいくつかの基準点から、マウスによりポインティングされたポイント(マウスカーソル31の位置)までの距離を比較して、その長さが一番短くなる基準点を拡大開始ポイントとし、メモリ22に格納する(ステップS13)。
【0058】
一番短くなるパターンが複数パターン存在した場合には、それらのうちで最初に確認した基準点を優先させる。例えば、矩形状のアイコンの場合は、四隅の頂点を基準点として用いることができる。
【0059】
次に、格納された各反応領域の拡大開始ポイントのうち、マウスカーソル31の位置に一番近いものから順に取り出し(ステップS14)、ステップS15〜S17の処理を行う。一番近いポイントが複数存在した場合には、それらのうちで最初に確認したポイントを優先させる。
【0060】
ステップS15では、拡大開始ポイントを中心とし所定の長さを半径とする仮想的な円を作成し、拡大開始ポイントからマウスカーソル31の方向に向かって広がる扇形をその円から切り取って、これを拡大部分とする。そして、拡大部分の領域を表す座標情報を、元の反応領域の識別情報と対応させてメモリ22に格納する。
【0061】
扇形の半径と中心角は、例えば2cmと30度にあらかじめ設定されているが、これらのパラメータを任意に設定するオプション機能を初期設定画面に追加しておいてもよい。
【0062】
ここで、既に拡大した領域と、これから拡大しようとしている領域が重なる場合は、前者の領域の重複部分を無効領域にしてから後者の拡大処理を行う。つまり、前者の拡大部分の上に後者の拡大部分が上書きされることになる。もちろん、前者と後者の関係を逆にしてもよい。
【0063】
ステップS16では、扇形の拡大部分の枠を線画で表示する。ここで、既に拡大した領域と、これから拡大しようとしている領域が重なる場合は、前者の重複部分を非表示にしてから、後者の線画を表示する。
【0064】
ステップS17では、扇形の拡大部分内の半透明の色で表示する。例えば表示色の階調が10段階の場合、拡大部分内のRGBそれぞれの階調パラメータを+2に設定することで、半透明の表示が得られる。
【0065】
次に、未拡大の反応領域が残っているかどうかを調べ(ステップS18)、残っていればステップS14〜S17の処理を繰り返す。そして、反応領域の拡大がすべて完了すると処理を終了する。こうして、図9のような扇形の拡大部分▲2▼が付加的に表示される。
【0066】
尚、ステップS17においては、拡大部分を透明色、不透明色等の他の任意の表示色で表示してもよい。透明色を用いた場合は、拡大部分の枠のみが線画で表示され、枠内は下地(背景)と同じ色になる。
【0067】
図9において、▲1▼で示される元の反応領域のいずれかがマウスにより指示された場合には、図6のステップS3の判定がYES、ステップS4の判定がYESとなり、画面上に拡大表示されている反応領域のうち、▲2▼で示される拡大部分が非反応領域になり、扇形の拡大表示がなくなる(ステップS7)。
【0068】
ここでは、図10のステップS12で記憶された情報に基づいて、拡大前の画面表示と反応領域が復元され、拡大表示が消去される。そして、ステップS8では反応領域に該当するので、従来通り、指示された反応領域に対応する処理が行われる(ステップS10)。
【0069】
図9において、▲2▼で示される拡大部分のいずれかがマウスにより指示された場合にも、▲1▼の領域が指示された場合と同様にして、拡大表示が消去される(ステップS7)。ただし、ステップS8では拡大部分に該当するので、それを拡大元の反応領域と解釈する処理が行われ(ステップS9)、その後に、元の反応領域に対応する処理が行われる(ステップS10)。
【0070】
拡大部分の座標情報はメモリ22内で元の反応領域に関係付けられているので、CPU21はこれを参照することにより、対応する反応領域を特定することができる。
【0071】
例えば、図9の拡大部分33がマウスにより指示された場合には、すべての拡大表示が消去されて、対応するアイコンBが選択された場合と同様の処理が行われる。
【0072】
また、図9において斜線領域がマウスにより指示された場合には、ステップS3の判定がYES、ステップS4の判定がYESとなり、▲2▼で示される拡大部分が非反応領域になって扇形の拡大表示がなくなる(ステップS7)。この場合は、ステップS8において非反応領域に該当するので、図7の状態に戻って次の入力待ちとなる。
【0073】
次に、図11から図15までを参照しながら、図5の情報処理システムにおいて行われる反応領域の第2の選択処理について説明する。
図11は、第2の選択処理のフローチャートである。第2の選択処理において、ステップS21、S22、S23、S24、S25、S28、S29、S30、S31の処理については、図6の第1の選択処理の対応する各ステップと同様であるので、説明を省略する。ここでは、第1の選択処理と異なるステップS26およびS27の処理について説明する。
【0074】
ステップS25において、選択された領域が非反応領域と判別した場合は、CPU21および入出力部24は、画面上に表示している一部またはすべての反応領域を拡大し、拡大部分に処理名を加えて表示する(ステップS26)。
【0075】
処理名は、反応領域に対応して登録されている処理を識別するための識別情報であり、例えば、元の反応領域に表示されていた内容の一部または全部が、この処理名として用いられる。あるいはまた、元の反応領域の特徴を表す他の情報を処理名として用いてもよい。その後、CPU21はステップS23以降の処理を繰り返す。
【0076】
また、ステップS24において、反応領域が拡大済と判別した場合は、CPU21および入出力部24は、拡大表示された反応領域の拡大部分を非反応領域にして拡大表示とその処理名を消去する(ステップS27)。そして、ステップS28以降の処理を行う。
【0077】
第2の選択処理によれば、反応領域の表示内容が分からない、もしくは分かりにくい場合でも、その領域の内容の一部または全部を拡大表示することができ、起動される処理の内容が分かり易くなる。
【0078】
例えば図7において、ウィンドウW1の★印の領域をマウスにより指示した場合には、図8のような初期設定画面が表示され、前述のような様々な初期設定を行うことができる。
【0079】
以下では、図11のステップS22で初期設定を行わずに、デフォルトの設定で選択指示を行った場合について記述する。
図7において、▲1▼で示される反応領域のいずれかがマウスにより指示された場合には、ステップS23の判定がYES、ステップS24の判定がNO、ステップS25の判定がYESとなり、従来通り、指示された反応領域に対応する処理が行われる(ステップS30)。
【0080】
また、図7の斜線領域がマウスにより指示された場合には、ステップS25の判定がNOとなり、図12に示すように、マウスカーソルが存在しているウィンドウW2内の全反応領域に円形の線画枠で囲まれた拡大部分が付加され、元の反応領域と関連付けて表示される。そして、拡大部分の枠内には、元の反応領域に対応する処理名が表示される(ステップS26)。
【0081】
図13は、図11のステップS26における反応領域拡大処理の一例を示すフローチャートである。図13において処理が開始されると、CPU21は、まず拡大前の表示画面と反応領域をメモリ22に格納する(ステップS41)。
【0082】
次に、クリック操作時にマウスカーソル31が属するウィンドウ内の各反応領域について、その外周上のいくつかの基準点からウィンドウ枠までの距離を比較する。そして、図14に示すように、その長さが一番短くなる基準点を拡大元ポイントとし、対応するウィンドウ枠上の点を拡大枠ポイントとして、メモリ22に格納する(ステップS42)。
【0083】
一番短くなるパターンが複数パターン存在した場合には、それらのうちで最初に確認した基準点を優先させる。例えば、矩形状のアイコンの場合は、四隅の頂点を基準点として用いることができる。
【0084】
次に、格納された各反応領域の拡大元ポイントのうち、マウスカーソル31の位置に一番近いものから順に取り出し(ステップS43)、ステップS44〜S46の処理を行う。一番近いポイントが複数存在した場合には、それらのうちで最初に確認したポイントを優先させる。
【0085】
ステップS44では、図15に示すように、拡大元ポイントから拡大枠ポイントに向かって、両ポイント間の距離の2倍の長さの線をウィンドウ外の領域まで引く。そして、その線の終端を拡大先ポイントとしてメモリ22に格納する。
【0086】
ステップS45では、拡大先ポイントを中心にして所定の半径の円を線画で表示し、その線画枠内を白色で塗り潰して、これを拡大部分とする。このとき、既に表示した円と重ならないように、必要に応じて円の表示位置を調整する。この吹き出し用の円の半径は、例えば1.5cmにあらかじめ設定されているが、これを任意に設定するオプション機能を初期設定画面に追加しておいてもよい。
【0087】
ステップS46では、元の反応領域に対応する処理名を、拡大先ポイントを中心とする円内に表示する。
ステップS47では、その円内の領域と元の反応領域との関連付けを行い、反応領域を円部分に拡張する。これにより、円形の拡大部分もマウスクリックに反応するようになる。
【0088】
次に、吹き出し用の円の表示可能な領域が残っているかどうかを調べ(ステップS48)、残っていれば次の拡大元ポイントについてステップS43以降の処理を繰り返す。そして、表示可能な領域がなくなったら、その時点で拡大処理を完了する。こうして、図12のような円形の拡大部分▲2▼が付加的に表示される。
【0089】
図12において、▲1▼で示される元の反応領域のいずれかがマウスにより指示された場合には、ステップS23の判定がYES、ステップS24の判定がYESとなり、画面上に拡大表示されている反応領域のうち、▲2▼で示される拡大部分が非反応領域になり、円形の拡大表示がなくなる(ステップS27)。
【0090】
ここでは、図13のステップS41で記憶された情報に基づいて、拡大前の画面表示と反応領域が復元され、拡大表示が消去される。そして、ステップS28では反応領域に該当するので、従来通り、指示された反応領域に対応する処理が行われる(ステップS30)。
【0091】
図12において、▲2▼で示される拡大部分のいずれかがマウスにより指示された場合にも、▲1▼の領域が指示された場合と同様にして、拡大表示が消去される(ステップS27)。ただし、ステップS28では拡大部分に該当するので、それを拡大元の反応領域と解釈する処理が行われ(ステップS29)、その後に、元の反応領域に対応する処理が行われる(ステップS30)。
【0092】
例えば、図12の拡大部分34がマウスにより指示された場合には、すべての拡大表示が消去されて、対応するアイコンBが選択された場合と同様の処理が行われる。
【0093】
また、図12において斜線領域がマウスにより指示された場合には、ステップS23の判定がYES、ステップS24の判定がYESとなり、▲2▼で示される拡大部分が非反応領域になって円形の拡大表示がなくなる(ステップS27)。この場合は、ステップS28において非反応領域に該当するので、図7の状態に戻って次の入力待ちとなる。
【0094】
次に、画面分割およびトリミング表示のオプション機能について説明する。
図8の初期設定画面で、画面分割設定46により画面分割機能が設定されると、CPU21は、拡大処理の際に表示画面の一部を非反応領域にし、それを拡大部分を表示する領域として使用する。
【0095】
例えば、図6のステップS6または図11のステップS26において、CPU21は表示画面を一定の割合で縦方向または横方向に分割する。そして、生成された分割画面のうちマウスカーソル31の位置から一番遠い領域を選び、その分割画面を非反応領域にする。こうして得られた非反応領域内に拡大部分が表示される。
【0096】
このとき、拡大対象となる反応領域の数または拡大部分の面積を計算し、その計算値が一定の基準値を越えるかどうかを調べる。そして、その基準値を越えない範囲内で反応領域を拡大するようにする。この基準値は、拡大部分表示用の分割画面の面積から決めることができる。
【0097】
また、図6のステップS7または図11のステップS27において、CPU21は拡大表示を消去するとともに画面分割を解除し、拡大部分表示用に使用している分割画面を消去する。
【0098】
図16は、図7の画面を分割した例を示している。図16においては、画面が上下2つの画面に分割され、上の分割画面内にはウィンドウW2のいくつかの反応領域に対応する拡大部分が処理名とともに表示されている。
【0099】
また、図8の初期設定画面で、目印表示設定47により目印表示機能が設定されると、CPU21は、拡大処理の際に画面上に表示されている一部またはすべての反応領域に目印を付加して表示する。
【0100】
例えば、図6のステップS6または図11のステップS26において、CPU21は拡大部分に目印を付加して表示し、ステップS7またはステップS27において、拡大表示とともに目印表示を消去する。目印の形、色、表示位置等については、ユーザが任意に設定することができる。
【0101】
図17は、図12の拡大部分に目印を付加した例を示している。図17においては、ウィンドウW2の各反応領域に対応する拡大部分にハート型の目印が表示されている。このように、拡大された反応領域に目印を付加することにより、指示すべき領域の存在場所を一目で確認することができる。
【0102】
また、目印を表示するオプションを設定した場合は、それだけでも反応領域が見つけやすくなるので、必ずしも拡大表示を行う必要はない。そこで、拡大表示の代わりに目印表示を行う構成を採ることも可能である。
【0103】
この場合、図6のステップS4または図11のステップS24において、CPU21は、画面上の反応領域に既に目印がついているかどうかを判別し、ステップS6またはステップS26において、反応領域を拡大する代わりに目印を表示する。そして、ステップS7またはステップS27において、目印表示を消去する。
【0104】
以上の実施形態において、反応領域の拡大部分の形状が扇形または円形の場合について説明したが、これらは一例に過ぎず、他の任意の形状の拡大部分を用いて拡大表示を行うことができる。また、拡大部分の表示色についても半透明や白色に限られることはなく、他の任意の色を用いることができる。
【0105】
また、拡大部分は、図2、3、4に示すように元の反応領域を取り囲むように生成してもよく、図9、12に示すように元の反応領域に対して一定の方向に吹き出す形で生成してもよい。
【0106】
さらに、第1および第2の選択処理では、拡大された反応領域が選択されると同時に拡大表示が消去されるが、あらかじめ決められた他の操作が行われたときに拡大表示が消去される構成を採ってもよい。
【0107】
【発明の効果】
本発明によれば、画面に表示された選択肢の中から必要なものを選択し、選択された選択肢に対応する処理を行うシステム全般に対して、次のような効果がある。
【0108】
ポインティング・デバイス等の入力機器により指示を行う領域の拡大表示が可能になり、指示操作がし易くなる。
また、拡大表示することにより、何処にどんな領域があるのか分かり易くなり、多くのアイコン等の中から目的とする反応領域を見つけ出すことが容易になる。
【0109】
さらに、拡大表示機能を備えるシステムの場合、あらかじめ反応領域を小さく表示してもよいので、一画面上に表示できるデータ量を増やすことも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】第1の拡大例を示す図である。
【図3】第2の拡大例を示す図である。
【図4】第3の拡大例を示す図である。
【図5】実施形態のシステム構成図である。
【図6】第1の選択処理のフローチャートである。
【図7】ウィンドウ内のアイコンを示す図である。
【図8】初期設定画面を示す図である。
【図9】拡大された反応領域を示す図である。
【図10】第1の反応領域拡大処理のフローチャートである。
【図11】第2の選択処理のフローチャートである。
【図12】処理名が表示された反応領域を示す図である。
【図13】第2の反応領域拡大処理のフローチャートである。
【図14】拡大元ポイントと拡大枠ポイントを示す図である。
【図15】拡大先ポイントと拡大部分を示す図である。
【図16】画面分割を示す図である。
【図17】目印表示を示す図である。
【符号の説明】
1 入力手段
2 判別手段
3 拡大手段
4 消去手段
5 表示手段
6、11 表示画面
7、12、15 反応領域
8、13 カーソル
9 拡大された反応領域
21 CPU
22 メモリ
23 バス
24 入出力部
25 キーボード
26 マウス
27 ライトペン
28 タッチパネル
29 ディスプレイ
31 マウスカーソル
32 第2画面のアイコン
33、34 拡大部分
41、42、43、44、45、46、47、48、49、50 選択ボタン
W1、W2 ウィンドウ
Claims (23)
- 複数の処理の選択肢を画面に表示し、選択された処理を自動的に実行する情報処理装置において、
前記画面上でユーザが任意の位置を指定するための位置指定手段と、
前記位置指定手段によって指定される前記画面上の位置でユーザが選択を指示するための操作を行ったときに、該位置を指示位置として認識し、該指示位置に関する位置情報を入力する入力手段と、
前記指示位置の属する指示領域が、前記画面上で指示により反応する反応領域か、または非反応領域かを判別する判別手段と、
前記指示領域が前記非反応領域に対応する時、任意の反応領域を拡大する拡大手段と、
前記任意の反応領域の拡大部分を、該任意の反応領域と関連付けて前記画面上に表示する表示手段と
を備えることを特徴とする反応領域拡大装置。 - 前記入力手段は、前記指示位置をポイントするポインティング・デバイスを備えることを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大手段は、前記選択肢のうちの1つに対応する前記任意の反応領域を拡大することを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記表示手段は、複数の処理ウィンドウを前記画面上に表示し、前記拡大手段は、前記指示位置を含む処理ウィンドウに属する前記任意の反応領域を拡大することを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大手段は、前記画面上に表示された一部または全ての反応領域を拡大することを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記表示手段は、前記拡大部分を透明、半透明、不透明のいずれかの表示色で分かりやすく表示することを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大部分の領域情報を前記任意の反応領域と関連付けて記憶する記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大部分を前記画面から消去する消去手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記判別手段は、前記任意の反応領域が既に拡大されているかどうかを判別し、該任意の反応領域が拡大された後に前記位置情報が入力された時、前記消去手段は、該任意の反応領域の拡大部分を消去することを特徴とする請求項8記載の反応領域拡大装置。
- 前記任意の反応領域に対応する処理を識別する識別情報を記憶する記憶手段をさらに備え、前記表示手段は、前記拡大部分内に該識別情報を表示することを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大部分と識別情報とを前記画面から消去する消去手段をさらに備えることを特徴とする請求項10記載の反応領域拡大装置。
- 前記表示手段は、前記拡大部分の表示位置を表す目印を表示することを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大手段は、前記画面上の拡大された反応領域の数をカウントし、カウント値が一定値を越えると、新たな反応領域の拡大を行わないことを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大手段は、前記画面の一部に拡大表示用の所定領域を設けて、該所定領域内に前記拡大部分を生成し、前記表示手段は、該拡大部分を該所定領域内に表示することを特徴とする請求項1記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大手段は、前記画面を一定の割合で縦方向または横方向に分割し、分割領域の1つを前記所定領域として選んで、前記任意の反応領域を拡大することを特徴とする請求項14記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大手段は、前記指示位置を含まない分割領域を前記所定領域として選ぶことを特徴とする請求項15記載の反応領域拡大装置。
- 前記拡大部分を前記画面から消去するとともに、画面分割を解除する消去手段をさらに備えることを特徴とする請求項15記載の反応領域拡大装置。
- 複数の処理の選択肢を画面に表示し、選択された処理を自動的に実行する情報処理装置において、
前記画面上でユーザが任意の位置を指定するための位置指定手段と、
前記位置指定手段によって指定される前記画面上の位置でユーザが選択を指示するための操作を行ったときに、該位置を指示位置として認識し、該指示位置に関する位置情報を入力する入力手段と、
前記指示位置の属する指示領域が、前記選択肢のうちの1つに対応するかどうかを判別する判別手段と、
前記指示領域がいずれの選択肢にも対応しない時、任意の反応領域を拡大する拡大手段と、
前記任意の反応領域の拡大部分を、該任意の反応領域と関連付けて前記画面上に表示する表示手段と
を備えることを特徴とする反応領域拡大装置。 - 複数の処理の選択肢を画面に表示し、選択された処理を自動的に実行する情報処理装置において、
前記画面上でユーザが任意の位置を指定するための位置指定手段と、
前記位置指定手段によって指定される前記画面上の位置でユーザが選択を指示するための操作を行ったときに、該位置を指示位置として認識し、該指示位置に関する位置情報を入力する入力手段と、
前記指示位置の属する指示領域が、前記画面上で指示により反応する反応領域か、または非反応領域かを判別する判別手段と、
前記指示領域が前記非反応領域に対応する時、前記画面上で任意の反応領域に目印を付加して表示する表示手段と
を備えることを特徴とする反応領域表示装置。 - 前記目印を前記画面から消去する消去手段をさらに備えることを特徴とする請求項19記載の反応領域拡大装置。
- 前記判別手段は、前記任意の反応領域に既に前記目印が付加されているかどうかを判別し、該目印が付加された後に前記位置情報が入力された時、前記消去手段は、該目印を消去することを特徴とする請求項20記載の反応領域表示装置。
- 複数の処理の選択肢を画面上に表示し、
前記画面上でユーザが任意の位置を指定して前記画面上の該位置でユーザが選択を指示するための操作を行ったときに、該位置を指示位置として認識し、該指示位置に関する位置情報を入力し、
前記指示位置の属する指示領域が、前記画面上で指示により反応する反応領域か、または非反応領域かを判別し、
前記指示領域が前記非反応領域に対応する時、任意の反応領域を拡大し、
前記任意の反応領域の拡大部分を、該任意の反応領域と関連付けて前記画面上に表示する
ことを特徴とする反応領域拡大方法。 - 複数の処理の選択肢を画面上に表示し、
前記画面上でユーザが任意の位置を指定して前記画面上の該位置でユーザが選択を指示するための操作を行ったときに、該位置を指示位置として認識し、該指示位置に関する位置情報を入力し、
前記指示位置の属する指示領域が、前記選択肢のうちの1つに対応するかどうかを判別し、
前記指示領域がいずれの選択肢にも対応しない時、任意の反応領域を拡大し、
前記任意の反応領域の拡大部分を、該任意の反応領域と関連付けて前記画面上に表示する
ことを特徴とする反応領域拡大方法。
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