JP4170314B2 - スクロール表示制御装置、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

スクロール表示制御装置、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置上の表示領域において入力装置からの入力に従ってカーソルを移動させ、該表示領域の内部に設定されたスクロール領域において情報をスクロール表示させるための技術に関する。
従来より、情報処理装置においては、表示装置上の表示領域の大きさよりも該表示領域に表示すべき情報の方が大きいときには、当該情報をスクロール表示させるものとなっている。また、表示装置上に表示されたボタンなどの選択オブジェクトからユーザが所望の選択オブジェクトを選択するために、表示装置上においてカーソルを移動させ、所望の選択オブジェクトにカーソルが位置する状態で入力装置から所定の入力を行うものとなっている。
表示装置上でカーソルを移動させると共に、情報をスクロール表示させるものとして、例えば、特許文献1〜4は、情報のスクロール表示されるスクロール領域の周囲にスクロール指示領域を設け、スクロール指示領域にカーソルの位置する状態で所定の入力を行うことで、スクロール領域において情報をスクロール表示させるものとしている。
また、特許文献5、6は、スクロール領域の端にカーソルが位置している状態で、さらにスクロール領域外にカーソルを移動させるような入力があった場合に、それ以上移動できないカーソルはそのままで、スクロール表示領域において情報をスクロール表示させるものとしている。
特開昭61−250681号公報 特開平4−19793号公報 特開平10−31477号公報 特開2004−271439号公報 特開平3−61997号公報 特開2003−114750号公報
しかしながら、表示装置上の画面領域において、情報をスクロール表示させるスクロール領域と、スクロール領域に表示される情報とは異なる情報である選択オブジェクトとが1画面内に表示する情報処理装置も従来から知られている。この場合、ユーザとしては、当該画面全体でカーソルを自由に移動させてスクロール表示外の選択オブジェクトを選択すると共に、スクロール領域内でのみカーソルを移動し且つ情報をスクロール表示させて、スクロール領域内に情報として表示されている選択オブジェクトを選択したい場合が生じる。
これに対して、特許文献5、6では、スクロール領域におけるカーソルの移動とスクロール表示とを同一操作により行うことができるが、全画面領域かスクロール領域の中だけでカーソルを移動することだけが考えられており、表示画面上の一部の領域に設定されたスクロール領域の外にカーソルを容易に移動できるようにすることは考えられていない。
一方、特許文献1〜4では、全画面領域でのカーソルの移動とスクロール領域での情報のスクロール表示とを簡易な操作により行うことはできるが、スクロール領域内でのみカーソルを移動できるようにすることは考えられていない。さらに、特許文献1〜4では、本来的にユーザの見たい情報を表示する領域でないスクロール指示領域をスクロール領域の周囲に設けなければならないため、必然的にユーザの見たい情報を表示する領域であるスクロール表示領域が小さくなってしまうという問題があった。
また、上記の何れの特許文献も、表示装置上に表示される領域のうちで情報をスクロール表示させる領域が1つだけであることを前提としていた。これに対して、現実には情報をスクロール表示させる領域の内側にさらに別の情報をスクロール表示させる領域が設定されているような画面も存在する。このような場合には、上記した特許文献に示すような技術では、何れの領域の範囲内にも容易にカーソルを移動させ、さらに何れの領域においても容易に情報をスクロール表示させるということができなくなる。
本発明は、情報をスクロール表示するスクロール領域が内部に設定された表示領域において、表示領域全体におけるカーソルの移動とスクロール領域における情報のスクロール表示とを何れも容易に行うことができるスクロール表示制御装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるスクロール表示制御装置は、表示装置上の表示領域において複数のカーソル移動領域が内部に設定され、該複数のカーソル移動領域に含まれるとともに入力装置からの入力に応じて情報をスクロール表示するスクロール領域において情報のスクロール表示を制御するスクロール表示制御装置であって、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させる全領域順次移動手段と、前記全領域順次移動手段により前記スクロール領域を指し示すように前記カーソルが移動されている状態で、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるためのスクロール指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール指示判定手段と、前記スクロール指示が前記入力装置から入力された後に、該スクロール指示を解除するためのスクロール解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール解除指示判定手段と、前記スクロール指示が入力されたと判定されてから前記スクロール解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定する領域内スクロール判定手段と、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定されているときに、さらに前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させるための領域内指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内指示判定手段と、前記領域内指示が前記入力装置から入力された後に、該領域内指示を解除するための領域内解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内解除指示判定手段と、前記領域内指示が入力されたと判定されてから前記領域内解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させる領域内移動手段と、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときに、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記スクロール領域内の何れかの情報を指し示すように前記カーソルを順次移動させる領域内順次移動手段と、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるスクロール表示制御手段とを備え、前記全領域順次移動手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていないと判定されている間において、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させ、前記スクロール表示制御手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されていないときには、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記カーソルが前記スクロール領域を指し示したままの状態で該スクロール領域内で情報をスクロール表示させ、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときには、前記領域内順次移動手段により前記スクロール領域において現時点で表示されていない情報の位置に前記カーソルが移動されるときに、該カーソルの移動先となる情報が該スクロール領域に表示されるように情報をスクロール表示させることを特徴とする。
上記スクロール表示制御装置によれば、入力装置からスクロール指示を入力している場合、入力装置から移動指示を入力することでカーソル移動手段によりカーソルが移動され、さらにこの移動指示に応じてスクロール表示制御手段によりスクロール領域内で情報をスクロール表示させることができる。一方、入力装置からスクロール指示を入力していない場合には、移動指示の入力ではスクロール領域内で情報がスクロール表示されることなく、スクロール領域の内外の表示領域においてカーソルを移動させることができる。
これにより、入力装置から移動指示を入力するかどうかと僅かな差だけで、入力装置からの移動指示の入力という同じ操作によって、カーソルをスクロール領域の内外で移動させたり、スクロール領域内で情報をスクロール表示させることができる。表示領域全体におけるカーソルの移動とスクロール領域における情報のスクロール表示とを行う際の操作性が高くなる。しかも、カーソルの移動のための操作性とスクロール領域における情報のスクロール表示のための操作性とに共通性があるので、入力装置として簡易なデバイスを適用することも可能となる。
また、一般的には、表示画面上でカーソルを移動させても意味のある場所が表示領域の全域であることはなく、限られた領域だけとなっている。ここでは、表示領域内でカーソルを移動させることに意味のある複数のカーソル移動領域の間でのみカーソルを移動させることができるので、カーソルの移動のための操作が容易になる。また、スクロール領域を指し示すようにカーソルが移動されている状態でスクロール指示を入力するだけの操作で、スクロール領域内で情報をスクロール表示させるように容易に切り替えることができる。
そして、スクロール解除指示を入力するまで、入力装置からの移動指示の入力によりスクロール領域内での情報のスクロール表示を継続させることができる。また、スクロール解除指示を入力するだけの簡易な操作で、スクロール領域内での情報のスクロール表示からカーソル移動領域間でのカーソルの移動に容易に戻すことができる。
さらに、領域内移動指示を入力することで、さらにスクロール領域内のカーソルを移動させ、さらに入力装置から移動指示を入力することで、スクロール領域内の何れかの情報を指し示すようにカーソルを順次移動させるものとなる。このため、スクロール領域内に表示されている情報の選択も容易に行える。さらに、カーソルがスクロール領域内に現在表示されていない情報の位置に移動されるときには当該情報が表示されるよう情報がスクロール表示されるので、無駄なスクロール表示を行うことなく、必要な情報を常にスクロール領域内に表示させることができる。なお、スクロール指示と領域内指示とは必ず時間順で入力されるものとなるため、入力装置の操作としては同じものを適用してもよい。
そして、領域内解除指示を入力するまで、入力装置からの移動指示の入力によりスクロール領域内の情報間でカーソルを移動させ、これに伴ってスクロール表示を継続させるものとことができる。また、領域内解除指示を入力するだけの簡易な操作で、入力装置から入力指示を入力したときの処理として、スクロール領域内の情報間でのカーソルの移動からスクロール領域内での情報のスクロール表示が行われるように容易に戻すことができる。なお、領域内解除指示とスクロール解除指示とは必ず時間順で入力されるものとなるため、入力装置の操作としては同じものを適用してもよい。
上記スクロール表示制御装置において、前記領域内移動手段は、前記領域内指示が前記入力装置から入力されたときに、該時点で前記スクロール領域に表示されている情報のうちの所定の位置にある情報を指し示すように、前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させるものとすることができる。
上記スクロール表示制御装置は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されている間において、前記スクロール領域において情報をスクロール表示させることが可能な旨を示す情報を前記表示領域において表示させるスクロール可能表示手段をさらに備えるものとすることができる。
この場合、スクロール表示させることが可能な旨を示す情報が表示されているか否かにより、入力装置から移動指示を入力することによりカーソル移動領域間でカーソルが移動される状態になっているのか、それともスクロール領域内で情報がスクロール表示される状態になっているのかが、容易に識別できるようになる。
また、前記入力装置は、前記移動指示として前記表示領域における方向を示す方向情報を入力する複数の方向キーを含むものであってもよい。この場合において、前記カーソルは、前記複数の方向キーから入力された方向情報に応じ前記表示領域において移動されるものとすることができる。
このような入力装置を適用して、カーソルの移動とスクロール指示の入力の判定を行うものとすることにより、表示領域全体におけるカーソルの移動とスクロール領域における情報のスクロール表示とを簡易な操作で行うことができるようになる。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点にかかるプログラムは、表示装置上の表示領域において複数のカーソル移動領域が内部に設定され、該複数のカーソル移動領域に含まれるとともに入力装置からの入力に応じて情報をスクロール表示するスクロール領域において情報のスクロール表示をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムあって、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させる全領域順次移動手段と、前記全領域順次移動手段により前記スクロール領域を指し示すように前記カーソルが移動されている状態で、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるためのスクロール指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール指示判定手段と、前記スクロール指示が前記入力装置から入力された後に、該スクロール指示を解除するためのスクロール解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール解除指示判定手段と、前記スクロール指示が入力されたと判定されてから前記スクロール解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定する領域内スクロール判定手段と、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定されているときに、さらに前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させるための領域内指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内指示判定手段と、前記領域内指示が前記入力装置から入力された後に、該領域内指示を解除するための領域内解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内解除指示判定手段と、前記領域内指示が入力されたと判定されてから前記領域内解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させる領域内移動手段と、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときに、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記スクロール領域内の何れかの情報を指し示すように前記カーソルを順次移動させる領域内順次移動手段と、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるスクロール表示制御手段として前記コンピュータ装置を機能させ、前記全領域順次移動手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていないと判定されている間において、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させ、前記スクロール表示制御手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されていないときには、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記カーソルが前記スクロール領域を指し示したままの状態で該スクロール領域内で情報をスクロール表示させ、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときには、前記領域内順次移動手段により前記スクロール領域において現時点で表示されていない情報の位置に前記カーソルが移動されるときに、該カーソルの移動先となる情報が該スクロール領域に表示されるように情報をスクロール表示させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、表示装置上の表示領域において複数のカーソル移動領域が内部に設定され、該複数のカーソル移動領域に含まれるとともに入力装置からの入力に応じて情報をスクロール表示するスクロール領域において情報のスクロール表示をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムを記録した記録媒体あって、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させる全領域順次移動手段と、前記全領域順次移動手段により前記スクロール領域を指し示すように前記カーソルが移動されている状態で、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるためのスクロール指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール指示判定手段と、前記スクロール指示が前記入力装置から入力された後に、該スクロール指示を解除するためのスクロール解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール解除指示判定手段と、前記スクロール指示が入力されたと判定されてから前記スクロール解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定する領域内スクロール判定手段と、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定されているときに、さらに前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させるための領域内指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内指示判定手段と、前記領域内指示が前記入力装置から入力された後に、該領域内指示を解除するための領域内解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内解除指示判定手段と、前記領域内指示が入力されたと判定されてから前記領域内解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させる領域内移動手段と、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときに、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記スクロール領域内の何れかの情報を指し示すように前記カーソルを順次移動させる領域内順次移動手段と、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるスクロール表示制御手段として前記コンピュータ装置を機能させ、前記全領域順次移動手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていないと判定されている間において、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させ、前記スクロール表示制御手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されていないときには、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記カーソルが前記スクロール領域を指し示したままの状態で該スクロール領域内で情報をスクロール表示させ、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときには、前記領域内順次移動手段により前記スクロール領域において現時点で表示されていない情報の位置に前記カーソルが移動されるときに、該カーソルの移動先となる情報が該スクロール領域に表示されるように情報をスクロール表示させることを特徴とする。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、この実施の形態に適用されるカーナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。図示するように、このカーナビゲーションシステムは、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、DVDドライブ105と、入力インターフェイス107と、表示インターフェイス109とを備えている。DVDドライブ105には、記録媒体としてのDVD(Digital Video Disk)106を装着し得る。入力インターフェイス107には、赤外線無線通信により入力装置108が接続され、表示インターフェイス109には、表示装置110が接続される。
CPU101は、RAM103に記憶されたプログラムを実行してカーナビゲーションシステムの各部を制御し、後述するメイン画面の表示などの各種の処理を行う。CPU101は、後述するタイマ割り込みを発生させる内部タイマを備えている。ROM102は、CPU101のブートプログラムや固定的なデータを記憶する。RAM103は、HDD104から転送されたプログラムを記憶すると共に、CPU101の処理に必要なデータを記憶する。後述する入力情報レジスタは、RAM103の所定の領域に記憶されるものとなる。HDD104は、RAM103に転送されてCPU101により実行されるプログラムを記憶すると共に、各種のデータを記憶する。
DVDドライブ105は、CPU101の制御に従い、DVD106に記録されたプログラム及びデータを読み出し、RAM103またはHDD104に記憶させる。入力インターフェイス107は、入力装置108から入力された入力情報を赤外線無線通信により受信し、該受信した入力情報に従ってRAM103の入力情報レジスタに情報の書き込みを行うためのインターフェイス装置である。
入力装置108は、ジョイスティックと[1]〜[0]までの10個の数字キーとを備えている。ジョイスティックは、上下左右の方向入力と決定入力とを行うもので、ジョイスティックを上に倒せば上方向の入力(後述するy−移動入力)、下に倒せば下方向の入力(後述するy+移動入力)、左に倒せば左方向の入力(後述するx−移動方向)、右に倒せば右方向の入力(後述するx+移動入力)の入力となる。また、例えば、右上に倒せば右方向の入力と上方向の入力とを同時に行うことができる。さらに、ジョイスティックを垂直方向に押し込めば、決定入力となる。
表示インターフェイス109は、後述するメイン画面などのCPU101の処理により生成された画像データを表示装置110に送り、表示装置110に画像を表示させるためのインターフェイス装置である。表示装置110は、表示インターフェイス109から送られてきた画像データに従って、後述するメイン画面などのカーナビゲーションシステムの処理に必要な各種の画像を表示するものである。
図2は、この実施の形態において、表示装置110に表示されるメイン画面を示す図である。メイン画面200を表示する場合に限らず、表示装置110における画像の表示位置は、表示装置110の画素単位で設定される座標によって規定される。表示装置110の全表示領域のうちの左上位置が原点(0,0)であり、右方向がxの正方向、左方向がxの負方向である。また、下方向がyの正方向、上方向がyの負方向である。
メイン画面200では、画面の左側に複数のボタン201〜20nが表示されて、右側には地図を表示するための地図表示領域210が設けられている。地図表示領域210に表示される地図は、地図表示領域210のサイズよりも大きく、HDD104にデータの記憶されている地図211のうちの一部を、この地図表示領域210内でスクロール表示させる。また、メイン画面200には、入力装置108からの上下左右の方向の入力により移動されるカーソル250が表示される。
なお、ボタン201〜20nの何れかにカーソル250が位置する状態で入力装置108から決定入力があると、後述する処理ステータスが変更され、カーソル250の位置していたボタンに対応付けられた処理が行われるものとなる。地図表示領域210にカーソル250が位置する状態で決定入力があると、カーソル250の位置していた地図上の位置(住所)に関する情報が取得されてRAM103に一時的に記憶される。地図表示領域210の末端部を超えてカーソル250を移動しようと入力装置108からの入力があったときには、地図表示領域210において地図がスクロールされるものとなる。
次に、上記したメイン画面200の表示のために必要となる各種のデータについて説明する。図3(a)は、図2のメイン画面200のデータ構成を示す図である。メイン画面200のデータは、図示するように、表示装置110の全領域を対象とした全領域データ300と、地図表示領域210を対象とした地図表示領域データ310とから構成されている。
全領域データ300と、地図表示領域データ310とは、それぞれ領域ID301、311を有する。領域ID301、311は、外側にある領域から番号が割り当てられ、全領域データ310の領域ID301は「0」、地図表示領域データ310の領域ID311は「1」ということとなる。カーソル250の移動等の処理対象としている領域は、この領域ID301、311により区別される。
全領域データ300は、また、左上位置302とサイズ303とを有している。左上位置302は、当該領域の表示装置110における左上位置の座標であり、ここでは、表示装置110の左上位置の座標と同じ(0,0)が設定される。サイズ303は、当該領域の表示装置110における右下位置の座標であり、例えば、表示装置110が640×480ドットで構成されるのであれば、サイズ303は、(639,479)ということになる。
全領域データ300は、さらに、メイン画面200に表示されるボタン201〜20n、地図表示領域210に対応して、ボタン1データ304〜ボタンnデータ306と、サブ領域データ304とを有している。ボタン1データ304〜ボタンnデータ306、サブ領域データ307ともに、その領域の表示装置110における左上位置の座標で示される左上位置304a、307a、右下位置の座標で示されるサイズ304b、307bを有している。ボタンnデータ306の詳細な構成は図示していないが、ボタン1データ304と同じである。
また、ボタン1データ304〜ボタンnデータ306、サブ領域データ307ともに、リンクデータ304c、307cを有している。ボタン1データ304〜ボタンnデータ306のリンクデータ304cは、当該ボタンにカーソル250が位置する状態で入力装置108から決定入力があった場合に、更新される処理ステータスを示している。サブ領域データ307のリンクデータ307cは、当該領域に応じたデータの領域ID(ここでは、地図表示領域データ310の領域ID311)を示している。
地図表示領域データ310は、左上位置312とサイズ313とを有している。左上位置312は、地図表示領域210に表示される地図に設定されたローカル座標のうちで地図表示領域210の左上位置に表示されている点のローカル座標である。サイズ313は、地図に設定されたローカル座標のうちで地図表示領域210に右下位置に表示されている点のローカル座標である。地図表示領域データ310は、この他に、地図表示領域210に表示される地図の地図データ314を含んでいる。
なお、図3(a)においては、全領域データ300も地図表示領域データ310も、それぞれ一連のデータ構成で記載されているが、これらの中のここのデータ301〜307、311〜314についてリンク情報などにより互いに関連づけがされていれば、メイン画面200を表示する際においてRAM103に記憶されているものであるかHDD104に記憶されているものであるかは問わない。例えば、地図表示領域データ310のうちの左上位置312及びサイズ313は、RAM103に記憶されているものとするが、領域ID311及び地図データ314は、HDD104に記憶されているものとしてもよい。
図3(b)は、メイン画面200の表示制御のために、RAM103に設けられる各種レジスタを示す図である。このようなレジスタとしては、処理ステータスレジスタ320と、カーソル位置レジスタ321と、対象領域レジスタ322とがある。処理ステータスレジスタ320は、各フレーム期間においてどの処理を実行すべきかを定める処理ステータスを記憶するものであり、処理ステータスレジスタ320に記憶されている処理ステータスが「1」であるときに、メイン画面200が表示装置110に表示されるものとなる。
カーソル位置レジスタ321は、表示装置110におけるカーソル250の表示位置のx座標及びy座標をそれぞれ記憶するものである。対象領域レジスタ322は、カーソル250の移動等の処理対象としている領域が表示装置110の全画面領域であるか地図表示領域210であるかに応じて、領域IDを記憶するものである。
図3(c)は、RAM103に設けられる入力情報レジスタの構成を示す図である。入力情報レジスタ330は、入力装置108からの入力の種類毎に1ビットずつ用意され、x+移動入力ビット331、x−移動入力ビット332、y+移動入力ビット333、y−移動入力ビット334、決定入力ビット335、[1]入力ビット341〜[0]入力ビット350までがあり、対応する入力があることにより、それぞれのビットがセットされるものである。
ここで、CPU101により入力情報レジスタ330の内容が読み出された際には、入力情報レジスタ330の全てのビットがリセットされるものとなるが、決定入力ビット335以外のビットについては、入力装置108から対応する入力が継続していれば、内容の読み出しによりリセットされた直後に再びセットされるものとなる。これに対して、決定入力ビット335については、入力装置108から決定入力があった時点でのみセットされるものとなっており、内容の読み出しによりリセットされたときにジョイスティックが垂直方向に押し込まれていても、ジョイスティックの位置を元に戻してから再度押し込まなければ、これがそのままセットされることはない。
以下、この実施の形態におけるカーナビゲーションシステムにおける処理について説明する。このカーナビゲーションシステムにおいては、処理ステータスレジスタ320に記憶された処理ステータスに応じて表示装置110に画像が表示されることとなるが、表示装置110に表示される画像は、1フレーム期間(例えば、1/30秒)で切り替えられることとなる。このため、1フレーム期間毎に異なる画像を表示装置101に表示するために、1フレーム期間を単位として処理が行われるものとなる。
図4は、この実施の形態にかかるカーナビゲーションシステムにおいて、CPU101が1フレーム期間毎に実行する処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、CPU101の内部タイマにより1/30秒毎にタイマ割り込みが発生する度に実行されるものとなる。また、このフローチャートの処理は、処理ステータスレジスタ320に記憶されている処理ステータスがどのようなものであっても、必ず1/30秒の範囲で終了するものとする。
新たな1フレーム期間における処理が開始すると、CPU101は、入力情報レジスタ330の内容を読み出し、これをRAM103の所定の作業領域に記憶させる。ここで入力情報レジスタ330の内容を読み出したことにより、入力情報レジスタ330の記憶内容が一旦クリアされる(ステップS101)。次に、CPU101は、処理ステータスレジスタ320を参照し、現在の処理ステータスがどのようになっているかを判定する(ステップS102)。
CPU101は、判定した処理ステータスに応じてステータス1処理(ステップS103)…ステータスn処理(ステップS10n)を実行する。ステータス1処理の詳細は後述し、ステータス2処理…ステータスn処理は、何れも本発明とは関係がないので、詳細な説明を省略する。ステータス1処理…ステータスn処理を終了すると、当該フレーム期間における処理が終了し、次のフレーム期間で図4の処理が開始されるまで、CPU101は待機状態となる。
なお、入力装置108からの入力に応じて入力情報レジスタ330へ情報を書き込むための処理は、このフローチャートとは別のルーチンにより、常に行われている。従って、前のフレーム期間において、例えば、入力装置108からx−移動入力があると、今回のフレーム期間で読み出した入力情報レジスタ330では、x−移動入力ビット332がセットされていることとなる。
前のフレーム期間から今回のフレーム期間でx−移動入力が継続していたことになると、今回のフレーム期間で読み出した入力情報レジスタ330においてx−移動入力ビット332がセットされていて、さらに次のフレーム期間で読み出す入力情報レジスタ330においてもx−移動入力ビット332がセットされていることとなる。他の方向、数字の入力についても同様である。一方、前のフレーム期間から今回のフレーム期間で決定入力が継続していた場合は、今回のフレーム期間で読み出した入力情報レジスタ330において決定入力ビット335はセットされているが、次のフレーム期間で読み出す入力情報レジスタ330において決定入力ビット335はセットされていないこととなる。
次に、ステップS103のステータス1処理について、詳細に説明する。図5は、このステータス1処理を詳細に示すフローチャートである。ステータス1処理においては、CPU101は、前のフレーム期間でRAM103のフレームメモリに展開された画像データを表示インターフェイス109を介して表示装置110に出力し、表示装置110に画像(前のフレーム期間で画面の切替が処理ステータスに変化があったのでなければ、カーソル250を付加したメイン画面200の画像)表示させる。
また、現時点における全領域データ300及び地図表示領域データ310に基づいてメイン画面200の画像データを生成し、RAM103のフレームメモリ(前のフレーム期間で用いたのとは別のもの)に展開させる。この画像データでは、カーソル位置レジスタ321に記憶されている座標に応じて、メイン画面200にカーソル250が付加される(ステップS201)。
次に、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ330の決定入力ビット335がセットされているかどうかにより、前のフレーム期間において入力装置108から決定入力があったかどうかを判定する(ステップS202)。決定入力があった場合には、CPU101は、カーソル位置レジスタ321とボタン1データ304〜ボタンnデータ306とを参照して、カーソル250の位置がメイン画面200のボタン201〜20nの何れかの位置にあるかどうかを判定する(ステップS203)。
カーソル250の位置がメイン画面200のボタン201〜20nの何れかの位置にあれば、カーソル250の位置していたボタンのリンク304cに応じて、処理ステータスレジスタ320の処理ステータスを更新する(ステップS204)。そして、図5のフローチャートの処理を終了し、さらに図4のフローチャートの処理に復帰するものとなる。
カーソル250の位置がメイン画面200のボタン201〜20nの何れかの位置にもなければ、カーソル位置レジスタ321とサブ領域データ307とを参照して、カーソル250の位置が地図表示領域210の範囲内にあるかどうかを判定する(ステップS205)。カーソル250の位置が地図表示領域210の範囲内になければ、そのままカーソル移動/スクロール処理から復帰してくると、図5のフローチャートの処理を終了し、さらに図4のフローチャートの処理に復帰するものとなる。
カーソル250の位置が地図表示領域210の範囲内にあれば、CPU101は、カーソル250の位置していた地図上の位置の住所を取得し、取得した住所をRAM103の作業領域に一時的に記憶させる(ステップS206)。そして、カーソル移動/スクロール処理から復帰してくると、図5のフローチャートの処理を終了し、さらに図4のフローチャートの処理に復帰するものとなる。
決定入力がなかった場合には、CPU101は、まず、対象領域レジスタ322に対象領域の値として「0」を記憶させる(ステップS207)。その後、CPU101は、詳細を次に説明するカーソル移動/スクロール処理を呼び出す(ステップS208)。そして、カーソル移動/スクロール処理から復帰してくると、図5のフローチャートの処理を終了し、さらに図4のフローチャートの処理に復帰するものとなる。
次に、ステップS208のカーソル移動/スクロール処理について、詳細に説明する。図6は、このカーソル移動/スクロール処理を詳細に示すフローチャートである。カーソル移動/スクロール処理では、CPU101は、対象領域レジスタ322に記憶されている対象領域の値を1だけインクリメントする(ステップS301)。
次に、CPU101は、カーソル位置レジスタ321に記憶されたカーソル250の位置の座標を読み出し、対象領域レジスタ322に記憶されている値に応じた領域(値が「0」であれば表示装置110の全領域、値が1であれば地図表示領域210)内にカーソル250が位置しているかどうかを判定する(ステップS302)。さらに、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ330の[1]入力ビット341がセットされているかどうかを判定する(ステップS303)。
対象領域レジスタ322に記憶されている値に応じた領域にカーソル250が位置していない場合、或いは入力情報レジスタ330の[1]入力ビット341がセットされていなかった場合には、CPU101は、対象領域レジスタ322に記憶されている対象領域の値を1だけデクリメントする(ステップS304)。ここで、CPU101は、対象領域レジスタ322の値が「0」となったかどうかを判定する(ステップS305)。対象領域レジスタ322の値が「0」となっていれば、ステップS307の処理に進む。対象領域レジスタ322の値が「0」となっていなければ、カーソル移動/スクロール処理の呼び出し元に復帰する。
一方、CPU101は、入力情報レジスタ330の[1]入力ビット341がセットされていると判定したときには、このカーソル移動/スクロール処理を再帰呼び出しする(ステップS306)。再帰呼び出しされたカーソル移動/スクロール処理からステップS306に復帰してきた場合には、ステップS307の処理に進むものとなる。
ステップS307では、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ330のx+移動入力ビット331またはx−移動入力ビット332がセットされているかどうかを判定する。x+移動入力ビット331及びx−移動入力ビット332の何れもセットされていなければ、そのままステップS312の処理に進む。
x+移動入力ビット331またはx−移動入力ビット332がセットされていれば、CPU101は、カーソル位置レジスタ321に記憶されたカーソル250の位置の座標を方向入力に従って移動させると、カーソル250が対象領域レジスタ322に記憶されている値に応じた領域(値が「0」であれば表示装置110の全領域、値が1であれば地図表示領域210)の範囲外に出てしまうかどうかを判定する(ステップS308)。
カーソル250が当該領域の範囲外に出てしまうと判定された場合には、CPU101は、当該領域内で情報をスクロールさせることが可能であるかどうかを判定する(ステップS309)。ここで、対象領域レジスタ322の値が0、すなわち対象領域が表示装置110の全領域であれば、必ずスクロール不能であると判定される。対象領域レジスタ322の値が1、すなわち対象領域が地図表示領域210であれば、地図211の末端が表示されていないとき以外、ほとんどの場合でスクロール可能であると判定される。
ここで、スクロール不能であると判定されると、そのままステップS312の処理に進む。スクロール可能であると判定されると、CPU101は、地図表示領域データ310の左上位置312及びサイズ313を入力された方向に応じて更新し、当該領域(ここでは、地図表示領域210)内でスクロールさせる(ステップS310)。もっとも、スクロールの結果が表示されるのは、その後のフレームである。そして、ステップS312の処理に進む。
また、ステップS308でカーソル250が当該領域の範囲外に出ないと判定された場合には、CPU101は、カーソル位置レジスタ321に記憶されているカーソル250の位置のうちのx座標を入力された方向に応じて更新する(ステップS311)。そして、ステップS312の処理に進む。
ステップS312では、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ330のy+移動入力ビット333またはy−移動入力ビット334がセットされているかどうかを判定する。y+移動入力ビット333及びy−移動入力ビット334の何れもセットされていなければ、そのままステップS317の処理に進む。
y+移動入力ビット333またはy−移動入力ビット334がセットされていれば、CPU101は、カーソル位置レジスタ321に記憶されたカーソル250の位置の座標を方向入力に従って移動させると、カーソル250が対象領域レジスタ322に記憶されている値に応じた領域(値が「0」であれば表示装置110の全領域、値が1であれば地図表示領域210)の範囲外に出てしまうかどうかを判定する(ステップS313)。
カーソル250が当該領域の範囲外に出てしまうと判定された場合には、CPU101は、当該領域内で情報をスクロールさせることが可能であるかどうかを判定する(ステップS314)。ここでも、対象領域レジスタ322の値が0、すなわち対象領域が表示装置110の全領域であれば、必ずスクロール不能であると判定される。対象領域レジスタ322の値が1、すなわち対象領域が地図表示領域210であれば、地図211の末端が表示されていないとき以外、ほとんどの場合でスクロール可能であると判定される。
ここで、スクロール不能であると判定されると、そのままステップS317の処理に進む。スクロール可能であると判定されると、CPU101は、地図表示領域データ310の左上位置312及びサイズ313を入力された方向に応じて更新し、当該領域(ここでは、地図表示領域210)内でスクロールさせる(ステップS315)。もっとも、スクロールの結果が表示されるのは、その後のフレームである。そして、ステップS317の処理に進む。
また、ステップS313でカーソル250が当該領域の範囲外に出ないと判定された場合には、CPU101は、カーソル位置レジスタ321に記憶されているカーソル250の位置のうちのy座標を入力された方向に応じて更新する(ステップS316)。そして、ステップS317の処理に進む。
ステップS317では、ステップS101で入力情報レジスタ330から読み出し、この内容を記憶させたRAM103の作業領域からもx+移動入力ビット331、x−移動入力ビット332、y+移動入力ビット333、及びy−移動入力ビット334に対応する内容も消去する。そして、カーソル移動/スクロール処理の呼び出し元に復帰する。
なお、カーソル移動/スクロール処理の呼び出しと、カーソルの移動等の処理との関係について説明すると、カーソル250の位置や[1]入力の有無に関わらず、最初に対象領域レジスタ322の値を「0」として、ステップS208からカーソル移動/スクロール処理が呼び出される。ステップS208からカーソル移動/スクロール処理が呼び出されると、対象領域レジスタ322の値が「1」となる。
ここで、カーソル250の位置が地図表示領域210の範囲内にないか、入力装置108から[1]入力がなければ、ステップS304の処理に進み、対象領域レジスタ322の値を「0」にデクリメントする。すると、ステップS305の判定結果がYESとなるので、ステップS307の処理に進み、表示装置110の全領域を処理対象となる領域として、ステップS307〜S317の処理を行うものとなる。ステップS317の処理を終了すると、呼び出し元はステップS208であるので、ここに復帰するものとなる。
カーソル250の位置が地図表示領域210の範囲内にあり、且つ入力装置108から[1]入力があると、ステップS306の処理に進み、カーソル移動/スクロール処理を先呼び出しする。ここで再帰呼び出しされたカーソル移動/スクロール処理では、対象領域レジスタ322の値が「2」にインクリメントされる。すると、対象領域レジスタ322の値に対応する領域がそもそもないので、ステップS304の処理に進み、対象領域レジスタ322の値を「1」にデクリメントする。
すると、ステップS305の判定結果がNOとなり、呼び出し元に復帰するが、ここでの呼び出し元はステップS306であるので、ここに復帰するものとなる。この時点で2回の呼び出し1回の復帰であるので、呼び出し元は1回目の呼び出しを行ったステップS208の処理ということになる。その後、ステップS307の処理に進むが、この時点での対象領域レジスタ322の値は「1」であるので、地図表示領域210を処理対象となる領域として、ステップS307〜S317の処理を行うものとなる。ステップS317の処理を終了すると、呼び出し元はステップS208であるので、ここに復帰するものとなる。
以下、入力装置108からの入力とメイン画面200の表示の変化の関係を具体例に基づいて説明する。図7は、入力装置108からの入力とメイン画面200の表示の変化の関係の具体例を示す図である。
第1の例では、図7(a1)に示すように、ボタン201の範囲内にカーソル250が位置しているものとする。この状態で入力装置108から[1]の入力がなく、決定入力があったものとする。この場合、ボタン201に対応付けられた処理が目的地選択画面の表示であったとすると、図7(a2)に示すように、表示装置110に目的地選択画面が表示されるものとなる。
第2の例では、図7(b1)に示すように、地図表示領域210の左端位置にカーソル250が位置しているものとする。この状態で入力装置108から[1]の入力がなく、左方向入力(x−移動方向入力)があったものとする。この場合、カーソルの移動等の処理の対象となる領域が表示装置110の全領域となるので、図7(b2)に示すように、地図表示領域250の範囲外に出て、ここよりも左方向にカーソル250の位置が移動するものとなる。
第3の例では、図7(c1)に示すように、第2の例と同様に、地図表示領域210の左端位置にカーソル250が位置しているものとする。この状態で入力装置108から[1]の入力があり、左方向入力(x−移動方向入力)があったものとする。この場合、カーソルの移動等の処理の対象となる領域が地図表示領域210となるので、図7(c2)に示すように、カーソル250の位置が地図表示領域210の範囲外に出ることはなく、左方向の入力に応じて地図表示領域210において地図211がスクロールされることとなる。
以上説明した図2のメイン画面200は、表示装置110の全領域の内側に地図表示領域210が設定され、地図表示領域210において地図211がスクロール表示されるものとなっていた。これに対して、図8に示すように、表示装置110上でカーソル850を移動表示させると共に、表示装置110の全画面領域800の内部に第2領域810が設定され、第2領域810の内部に第3領域820が設定されるとともに、第3領域820内で第3情報がスクロール表示され、第2領域810内で第3領域820を含む第2情報がスクロール表示されるような画面にも、上記したメイン画面200についてと同様の処理を適用することができる。
この場合の各領域800、810、820に応じたデータの構造として、それぞれの領域IDは、順に0、1、2となり、左上位置とサイズとが各領域に応じて設定された座標系の座標(全画面領域800では表示装置110上の座標と同じ)となる。全画面領域800、第2領域820に対応したデータでは、上記した全領域データ300のサブ領域データ307と同様のデータを有する。但し、第2領域810が有するサブ領域データの左上位置及びサイズは、第2領域810の座標系の座標で記憶される。また、第3領域820に対応したデータでは、このようなサブ領域データ307と同様のデータを有していない。
また、この場合のカーソル移動/スクロール処理の実行について説明すると、第3領域820の範囲内にカーソル250が位置し、且つ[1]入力がある場合には、1回目の呼び出しの際にカーソル250は対象領域レジスタ322の値「1」に対応した第2領域810の範囲内にもあるということなので、ステップS306で再帰呼び出し(2回目の呼び出し)をする。この2回目の呼び出しの際にカーソル250は対象領域322の値「2」に対応した第3領域820の範囲内にあるということなので、ステップS306で再帰呼び出し(3回目の呼び出し)をする。
3回目の呼び出しの際には対象領域レジスタ322の値「3」に対応した領域がないということなので、対象領域レジスタ322の値を「2」とし、3回目の呼び出しから復帰する。ここで、呼び出し元が2回目の呼び出しとなるので、ステップS307の処理に進み、対象領域レジスタ322の値を処理対象としてカーソル250の移動、情報のスクロールのための処理を行う。その後、ステップS317で各方向入力を消去した後、2回目の呼び出しから復帰する。ここで、呼び出し元が1回目の呼び出しとなるので、ステップS307の処理に進む。もっとも、各方向入力が既に消去されてしまっているので、カーソル250の移動や情報のスクロールが全くされないまま、1回目の呼び出しから復帰し、図5に戻ることとなる。
なお、第2領域810の範囲内でカーソル250を移動させるための入力装置108の数字キーと、第3領域820の範囲内でカーソル250を移動させるための入力装置108の数字キーとは、異なるものであってもよく、各領域の領域IDに対応した数字キーを割り付けることができる。この場合、ステップS303においては、対象領域レジスタ322の値以上の数字が入力されているかどうかを判定するものとすることができる。また、この場合には、図8に破線で示すように、各領域800、810、820の範囲内でカーソル250を移動させるために割り付けられた数字キー表示部801、811、821を設け、ユーザに示すものとしてもよい。
以上説明したように、この実施の形態にかかるカーナビゲーションシステムでは、メイン画面200には、複数のボタン201〜20nと、地図表示領域210とが設定されている。ユーザは、ボタン201〜20nのそれぞれにカーソル250を移動させて、入力装置108から決定入力を行えば、当該ボタンに割り付けられた処理に移行させることができる。一方、ユーザは、地図表示領域210に表示された地図211の所望の位置にカーソル250を移動させて目的地を選択することができた。地図表示領域210に地図211の全体を表示できないので、地図表示領域210において地図211がスクロール表示されるものとなっていた。
ここで、入力装置108から[1]入力をせずに方向入力を行えば、カーソル250は表示装置110の全領域で移動させることができ、ユーザは、ボタン201〜20nも地図表示領域210も容易に選択することができる。また、入力装置108から[1]に入力を行いながら方向入力を行えば、カーソル250を地図表示領域210の範囲内のみで移動させることができる。ここで、地図表示領域210に現在表示されている地図の外側にカーソル250を移動しようと方向入力を行った場合には、地図211がスクロールして、地図211上の所望の位置を表示させつつカーソル250を移動させることができる。
このように表示装置110の全領域でカーソル250を移動させるか、地図表示領域210内でカーソル250を移動させつつスクロールを行うかは、[1]入力を行うかどうかという僅かな操作性の違いがあるだけで、方向入力を行うという操作性が共通している。このため、処理に応じて複雑な操作を行う必要がなく、操作性が高いものとなる。しかも、操作性の共通性が高いものとなるため、入力装置108として適用するデバイスを簡易な構成のものとすることができる。
ここで、これらの処理のために入力装置108として必要な構成は、ユーザが所望の方向を指示するための方向入力を行うポインティングデバイスとしてのジョイスティック、カーソル250の位置でユーザが選択決定をするための決定入力を行う決定入力部(ジョイスティックの操作性の違いで共用)、カーソル250の移動を表示装置110の全領域とするか地図表示領域210だけとするかを選択するための[1]入力を行う数字[1]キーである。このため、入力装置108の操作性がユーザに分かりやすいものとなり、カーソル250の移動や地図211のスクロールが簡単に行える。
さらに、[1]入力がされているときには、カーソル250が地図表示領域210内でのみ移動するが、地図表示領域210の外側にさらにカーソル250を移動させようとすると、カーソル250の位置は移動せずに地図211がスクロールされる。現時点で表示されている地図211上の位置にカーソル250を移動させようとした場合は、地図211がスクロールされることなく、カーソル250の位置のみが移動する。このようにユーザが所望する位置を表示するのに必要な場合のみ地図211がスクロールされるので、無駄なスクロールを行うことなく必要な情報を常に地図表示領域210内に表示させておくことができる。
しかも、地図表示領域210内で地図211をスクロールさせるためには、入力装置108から[1]入力を行いつつ、カーソル250を地図表示領域210の外側に移動させるように方向入力を行えばよい。このため、地図211をスクロールさせることを指示するための領域を地図表示領域210とが別にメイン画面200上に設ける必要がなく、本来的にユーザに必要な情報を表示するための領域が小さくなってしまうということがない。
さらに、図8に示した例では、第1領域800、第2領域810、第3領域820が入れ子式に設定されると共に、第3領域820内で情報をスクロール表示させると共に第2表示領域810内でも第3領域820を含む情報をスクロール表示させている。ここで、第1領域800と第2領域810との関係、第2領域810と第3領域820との関係は、同じものであると考えられるが、カーソル250の移動と情報のスクロール表示を行うためのカーソル移動/スクロール処理は、再帰呼び出しされるものとなっている。このため、第1領域800と第2領域810との関係、第2領域810と第3領域820との関係で別々のプログラムを用意する必要がなく、プログラム開発が容易になると共に、プログラムを記憶するために必要な記憶容量も少なくて済むようになる。
[第2の実施の形態]
この実施の形態に適用されるカーナビゲーションシステムの構成は、第1の実施の形態で示したものと同じである。但し、この実施の形態では、入力装置108を構成するジョイスティックから、同時には上下左右の何れか一方向のみしか入力できず、例えば、右方向と上方向の同時入力ということはできない。ジョイスティックによる決定入力は、第1の実施の形態と同様に行える。また、入力装置108は、このジョイスティックの他に、キャンセルキーを備えている。
図9は、この実施の形態において、表示装置110に表示される目的地選択画面を示す図である。図示するように、目的地選択画面900は、画面の上側に3つのボタン901〜903が表示されて、複数の目的地候補を一覧表示し、そこからユーザが所望の目的地を選択するための目的地表示領域905が設けられている。ユーザは、入力装置108からの入力により、ボタン901〜903に割り当てられた処理または目的地表示領域905に一覧表示されている目的地候補のうちから何れか1つを選択することができる。以下の説明では、ボタン901〜903、及び各目的地候補を合わせて“選択肢”と呼ぶ。
また、目的地選択画面900においては、ユーザが何れの選択肢を選択するための通常態様のカーソル(アンカー)921が付されている。通常態様のカーソル921は、最初、ボタン901〜903、目的地表示領域905の何れかの間で入力装置108からの方向入力に応じて移動する。目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付されている状態で入力装置108から決定入力があると、特殊態様のカーソル922に変化し、目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が付されている状態で入力装置108の方向入力(ここでは、上下の方向入力のみ)があると、該入力の方向に応じて目的地表示領域905内で目的地候補がスクロールされる。
また、目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が付されている状態で入力装置108から決定入力があると、カーソルが移動して目的地表示領域905内で一番上に表示されている目的地候補に通常態様のカーソル921が付される。この状態で入力装置108から方向入力(ここでは、上下の方向入力のみ)があると、該入力の方向に応じてカーソル921が目的地候補の間で移動する。カーソル921の移動方向に目的地表示領域905に現在表示されていない目的地候補があれば、該入力の方向に応じて目的地候補がスクロールされる。
なお、目的地表示領域905内の目的地候補に通常態様のカーソル921が付されている状態で入力装置108からキャンセル入力があると、カーソルが移動して、目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が付されるものとなる。目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が付されている状態で入力装置108からキャンセル入力があると、通常態様のカーソル921に変化して、目的地表示領域905に付されるものとなる。
次に、上記した目的地選択画面900の表示のために必要となる各種のデータについて説明する。図10(a)は、図9の目的地選択画面900のデータ構成を示す図である。目的地選択画面900のデータは、図示するように、表示装置110の全領域を対象とした全領域データ1000と、目的地表示領域905を対象とした目的地表示領域データ1010とから構成されている。
全領域データ1000は、領域ID1001と、左上位置1002と、サイズ1003とを有している。目的地表示領域データ1010も、領域ID1011と、左上位置1012と、サイズ1013とを有している。これらは、第1の実施の形態の全領域データ300及び地図表示領域データ310のものと同じである。
全領域データ1000は、さらに、ボタン901〜903に対応してボタン1データ1004、ボタン2データ1005、ボタン3データ1006と、目的地表示領域905に対応してサブ領域データ1007とを有している。ボタン1データ1004〜ボタン3データ1006、サブ領域データ1007ともに、ボタン、目的地表示領域、目的地候補に対して個別に割り当てられたID1004a、1007aを有しており、カーソル921、922の位置は、このID1004a、1007a、及び目的地候補に割り当てられたID1014aによって示される。
ボタン1データ1004〜ボタン3データ1006、サブ領域データ1007ともに、その領域の表示装置110における左上位置の座標で示される左上位置1004b、1007b、右下位置の座標で示されるサイズ1004c、1007cを有している。また、ボタン1データ1004〜ボタン3データ1006、サブ領域データ1007ともに、リンクデータ1004d、1007dを有している。これらは、第1の実施の形態のボタン1データ304及びサブ領域データ307のものと同じである。
さらに、入力装置108から入力された方向に応じて通常態様のカーソル921の移動先となる他のボタンまたは領域を示す上下左右方向のリンク1004e、1007eを有している。このリンクは、少なくとも一方向が設定されていればよく、全ての方向についてリンクが設定されている必要はない。ボタン2データ1005及びボタン3データ1006の詳細な構成は図示していないが、ボタン1データ1004と同じである。
目的地表示領域データ1010は、領域ID1011、左上位置1012、サイズ1013に加えて、各目的地候補に対応して目的地1データ1014、目的地2データ1015、…、目的地nデータ101nを有している。目的地1データ1014、目的地2データ1015、…、目的地nデータ101nは、ボタン901〜903、目的地表示領域905とともに個別に割り当てられたID1014aを有している。
目的地1データ1014、目的地2データ1015、…、目的地nデータ101nは、また、左上位置1014bとサイズ1014cとを有している。目的地1データ1014、目的地2データ1015、…、目的地nデータ101nは、対応する目的地の住所及び地図上でのローカル座標1014dと、入力装置108からの上下方向の入力に応じて通常態様のカーソル921の移動先となる他の目的地候補を示す上下リンク1014eを有している。目的地2データ1015〜目的地nデータ101nの詳細な構成は図示していないが、目的地1データ1014と同じである。
なお、後述するように目的地候補を目的地表示領域905において表示させる際、或いは通常態様のカーソル921が付されている目的地候補の上下のリンク先となる他の目的地候補が目的地表示領域905内に表示されているかどうかを判断するため、目的地1データ1014、目的地2データ1015、…、目的地nデータ101nのローカル座標における左上位置1014b及びサイズ1014cは、互いの座標系における左上位置1007b、左上位置1012を用いて、表示装置110の画面上の座標に変換される。
図10(b)は、目的地選択画面900の表示制御のために、RAM103に設けられる各種レジスタを示す図である。このようなレジスタとしては、処理ステータスレジスタ1020と、カーソル位置レジスタ1021と、カーソルステータスレジスタ1022と、継続入力カウンタ1023とがある。処理ステータスレジスタ1020は、第1の実施の形態における処理ステータスレジスタ320と同じである。
カーソル位置レジスタ1021は、目的地選択画面900においてカーソル921、922を付することが可能なボタン901〜903、目的地表示領域905、各目的地候補に対応するID(領域ID、ボタンID、または目的地ID)で、カーソル921、922の付されている選択肢または領域を示すものである。カーソルステータスレジスタ1022は、通常態様のカーソル921が表示されているか、特殊態様のカーソル922が表示されているかを示すものである。
継続入力カウンタ1023は、入力装置108から方向入力があるときに(初期入力か連続した入力かを問わない)、1フレーム期間毎の処理で加算され、方向入力がないときにクリアされるカウンタである。通常態様のカーソル921が目的地選択画面900に表示されている状態では、継続入力カウンタ1023の値が1、または15+5K(Kは、0以上の整数)であるときに入力装置108から方向入力があるものとして、該方向入力に応じて通常態様のカーソル921の位置を移動させる。
図10(c)は、RAM103に設けられる入力情報レジスタの構成を示す図である。入力情報レジスタ1030は、入力装置108からの入力の種類毎に1ビットずつ用意され、x+移動入力ビット1031、x−移動入力ビット1032、y+移動入力ビット1033、y−移動入力ビット1034、決定入力ビット1035、キャンセル入力ビット1036があり、対応する入力があることにより、それぞれのビットがセットされるものである。
入力情報レジスタ1030の内容が読み出された際には、入力情報レジスタ1030の全ビットがリセットされる点、上下左右の方向入力または決定入力が継続している場合の扱いは、第1の実施の形態で説明したものと同じである。また、キャンセル入力ビット1036は、決定入力ビット1035と同様に、入力装置108から決定入力があった時点でのみセットされるものとなっている。
以下、この実施の形態におけるカーナビゲーションシステムにおける処理について説明する。1フレーム期間毎に行われる処理は、第1の実施の形態で説明したものと同じである。また、目的地選択画面900の表示制御に関する処理は、処理ステータスレジスタ1020に記憶された処理ステータスが「2」のときに行われるものとする。
次に、この実施の形態におけるステップS104のステータス2処理について、詳細に説明する。図11は、ステータス2処理を詳細に示すフローチャートである。ステータス2処理においては、CPU101は、前のフレーム期間でRAM103のフレームメモリに展開された画像データを表示インターフェイス109を介して表示装置110に出力し、表示装置110に画像(前のフレーム期間で画面の切替が処理ステータスに変化があったのでなければ、目的地選択画面900の画像)表示させる。
また、現時点における全領域データ1000及び目的地表示領域データ1010に基づいて目的地選択画面900の画像データを生成し、RAM103のフレームメモリ(前のフレーム期間で用いたのとは別のもの)に展開させる。この画像データでは、カーソル位置レジスタ1021に記憶されているID、カーソルステータスレジスタ1022に記憶されているカーソルのステータスに応じて、目的地選択画面900にカーソル921、922が付加される(ステップS401)。
次に、CPU101は、カーソルステータスレジスタ1022を参照して、目的地選択画面900において通常態様のカーソル921が表示されているか、特殊態様のカーソル922が表示されているかを判定する(ステップS402)。特殊態様のカーソル922が表示されている場合には、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ1030のx+移動入力ビット1031、x−移動入力ビット1032、y+移動入力ビット1033、y−移動入力ビット1034がセットされているかどうかにより、前のフレーム期間において上下左右いずれかの方向入力があったかどうかを判定する(ステップS403)。
上下左右いずれかの方向入力があった場合には、CPU101は、入力された方向に応じて目的地表示領域905において目的地候補をスクロールさせることが可能であるかどうかを判定する(ステップS404)。ここで、左右の方向入力であれば、必ずスクロール不能と判定され、上方向入力であれば最上部の目的地候補が領域905の一番上に表示されているとき、下方向入力であれば最下部の目的地候補が領域905の一番下に表示されているときに、スクロール不能と判定される。
スクロール可能と判定された場合には、CPU101は、目的地表示領域データ1010の左上位置1012及びサイズ1013を入力された方向に応じて更新し、当該領域内で目的地候補をスクロールさせる(ステップS405)。そして、ステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。スクロール不能と判定された場合には、そのままステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
上下左右いずれの方向入力もなかった場合には、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ1030の決定入力ビット1035がセットされているかどうかにより、前のフレーム期間において入力装置108から決定入力があったかどうかを判定する(ステップS406)。決定入力があった場合には、CPU101は、カーソルステータスレジスタ1022を通常態様のカーソル921が記憶されている旨に更新し、目的地表示領域905において現時点で最も上に表示されている目的地候補に対応したIDをカーソル位置レジスタ1021に記憶させる(ステップS407)。そして、ステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
決定入力もなかった場合には、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ1030のキャンセル入力ビット1036がセットされているかどうかにより、前のフレーム期間において入力装置108からキャンセル入力があったかどうかを判定する(ステップS408)。キャンセル入力があった場合には、CPU101は、カーソルステータスレジスタ1022を通常態様のカーソル921が記憶されている旨に更新し、目的地候補905の領域IDをカーソル位置レジスタ1021に記憶させる(ステップS409)。そして、ステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
ステップS402で通常態様のカーソル921が表示されていると判定された場合には、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ1030のx+移動入力ビット1031、x−移動入力ビット1032、y+移動入力ビット1033、y−移動入力ビット1034がセットされているかどうかにより、前のフレーム期間において上下左右いずれかの方向入力があったかどうかを判定する(ステップS410)。
上下左右いずれかの方向入力があった場合には、CPU101は、継続入力カウンタ1023の値を1だけインクリメントする(ステップS411)。次に、CPU101は、継続入力カウンタ1023の値が1、或いは15+5K(Kは、0以上の整数)となっているかどうかを判定する(ステップS412)。継続入力カウンタ1023の値が1、或いは15+5Kのいずれでもない場合には、そのままステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
継続入力カウンタ1023の値が1、或いは15+5Kである場合には、CPU101は、カーソル位置レジスタ1021に記憶されたIDに対応したボタン901〜903、目的地表示領域905、或いは各目的地候補のデータ1004〜1007、1014〜101nについて、入力装置108から入力された方向に対応した上下左右リンクが設定されているかどうかを判定する(ステップS413)。入力された方向に対応した上下左右リンクが設定されていなければ、そのままステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
入力された方向に対応した上下左右リンクが設定されていれば、CPU101は、リンク先のボタン901〜903、目的地表示領域905、或いは各目的地候補が表示装置110に現時点で表示されているかどうかを判定する(ステップS414)。ここで、カーソル位置レジスタ1021に記憶されたIDに対応するのがボタン901〜903または目的地表示領域905であれば、必ずリンク先が表示されているものと判定される。リンク先が表示されていれば、そのままステップS416の処理に進む。
リンク先が表示されていなければ(ここでは、リンク先は必ず目的地候補ということになる)、CPU101は、リンク先となる目的地候補が目的地表示領域905に表示されるように、入力装置108から入力された方向に応じて目的地候補をスクロールさせる(ステップS415)。そして、ステップS416の処理に進む。ステップS416では、リンク先のボタン901〜903、目的地表示領域905、或いは目的地候補のIDをカーソル位置レジスタ1021に記憶させる。そして、ステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
上下左右いずれの方向入力もなかった場合には、CPU101は、継続入力カウンタ1023の値を0にクリアする(ステップS417)。さらに、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ1030の決定入力ビット1035がセットされているかどうかにより、前のフレーム期間において入力装置108から決定入力があったかどうかを判定する(ステップS418)。
決定入力があった場合には、CPU101は、カーソル位置レジスタ1021に記憶されたIDが目的地表示領域905に対応するIDであるかどうかにより、目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付されているのであるかどうかを判定する(ステップS419)。目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付されていれば、CPU101は、カーソルステータスレジスタ1022の記憶内容を特殊態様のカーソル922に更新する(ステップS420)。
目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付されているのでなければ、CPU101は、カーソル位置レジスタ1021に記憶されたIDに対応したボタン901〜903、目的地候補に対応した処理を行う。例えば、ボタン901〜903に通常態様のカーソル921が付されているのであれば、処理ステータスレジスタ1020の処理ステータスを当該ボタンのリンクとして設定された処理ステータスに更新し、目的地候補に通常態様のカーソル921が付されているのであれば、当該目的地候補を目的地としてRAM103の作業領域に一時保存し、ルート検索を行うための処理ステータスに更新する(ステップS421)。そして、ステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
決定入力もなかった場合には、CPU101は、ステップS101で読み出した入力情報レジスタ1030のキャンセル入力ビット1036がセットされているかどうかにより、前のフレーム期間において入力装置108からキャンセル入力があったかどうかを判定する(ステップS422)。キャンセル入力もなければ、そのままステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
キャンセル入力があった場合には、CPU101は、カーソル位置レジスタ1021に記憶されたIDがいずれかの目的地候補に対応するIDであるかどうかにより、目的地候補に通常態様のカーソル921が付されているのであるかどうかを判定する(ステップS423)。目的地候補に通常態様のカーソル921が付されているのでなければ、そのままステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
目的地候補に通常態様のカーソル921が付されているのであれば、CPU101は、カーソル位置レジスタ1021の記憶内容を目的地表示領域900のIDに更新すると共に、カーソルステータスレジスタ1022の記憶内容を特殊態様のカーソル922に更新する(ステップS424)。そして、ステータス2処理を終了して、図4のフローチャートに復帰する。
以下、入力装置108からの入力と目的地選択画面900の表示の変化の関係を具体例に基づいて説明する。図12は、入力装置108からの入力と目的地選択画面900の表示の変化の関係の具体例を示す図である。
まず、図12(a)に示すように、ボタン903に通常態様のカーソル921が付されているものとする。この状態で入力装置108から右方向入力(x+移動方向入力)があったものとする。ここで、ボタン903のボタン3データ1006の右リンクが目的地表示領域905であったとすると、図12(b)に示すように、カーソルが移動して、目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付される。
次に、図12(b)に示すように目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付されている状態で、入力装置108から決定入力があったものとする。すると、図12(c)に示すように、通常態様のカーソル921から特殊態様のカーソル922に変化して、これが目的地表示領域905に付されることとなる。この状態で、さらに入力装置108から下方向入力(y+移動入力)があったものとする。すると、図12(d)に示すように、目的地表示領域905に表示されている目的地候補が下方向にスクロールされる。
次に、図12(d)に示すように目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が付されている状態で、入力装置108から決定入力があったものとする。すると、図12(e)に示すように、目的地表示領域905の一番上に表示されている目的地候補(ここでは、No.2)に通常態様のカーソル921が付されることとなる。
図12(e)に示す状態で、入力装置108から下方向入力(y+移動方向入力)があったものとする。すると、図12(f)に示すように、通常態様のカーソル921がこれまでカーソル921が付されていた目的地候補の下に表示されている目的地候補(ここでは、No.3)に移動する。図12(f)に示す状態で上方向入力(y−移動方向入力)があると、図12(g)に示すように通常態様のカーソル921がこれまでカーソル921が付されていた目的地候補の上に表示されている目的地候補(ここでは、No.2)に移動する。
図12(g)に示す状態で、さらに入力装置108から上方向入力(y−移動方向入力)があったものとする。ここで、これまでカーソル921が付されている目的地候補の上リンクとして設定されている目的地候補は、目的地表示領域905内に表示されていない。そこで、図12(h)に示すように、リンク先の目的地候補(ここでは、No.1)が表示されるように目的地表示領域905において目的地候補がスクロールされ、リンク先の目的地候補に通常態様のカーソル921が移動するものとなる。
次に、図12(h)に示す状態で、入力装置108からキャンセル入力があったものとすると、図12(i)に示すように、通常態様のカーソル921から特殊態様のカーソル922に変化して、これが目的地表示領域905に付されることとなる。さらに、図12(i)に示す状態で、入力装置108からキャンセル入力があったものとすると、図12(j)に示すように、特殊態様のカーソル922から通常態様のカーソル921に変化して、これが目的地表示領域905に付されることとなる。
以上説明したように、この実施の形態にかかるカーナビゲーションシステムでは、目的地選択画面900には、3つのボタン901〜903と、目的地表示領域905とが設定されている。これらの間には、互いに上下左右のリンクが設定されており、ユーザは、入力装置108から方向入力を行うと、これらの何れかを指し示すように通常態様のカーソル921の位置を移動させることができる。ボタン901〜903に通常態様のカーソル921が位置するときに、入力装置108から決定入力を行えば、当該ボタンに割り付けられた処理に移行させることができる。
一方、目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が位置している状態で入力装置108から決定入力を行えば、特殊態様のカーソル922に変化してカーソル表示され、この状態でユーザが入力装置108から方向入力を行うと、目的地表示領域905内で目的地候補をスクロール表示させることができる。この状態でユーザがさらに入力装置108から決定入力を行えば、目的地表示領域905内に表示された目的地候補に通常態様のカーソル921が表示され、この状態でユーザが入力装置108から方向入力を行うと、入力された方向に応じて通常態様のカーソル921が移動すると共に、移動先の目的地候補が表示されていなかったときには、該目的地候補を表示すべくスクロール表示される。
目的地表示領域905内の目的地候補に通常態様のカーソル922が付された状態でユーザが入力装置108からキャンセル入力を行えば、目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が付された状態に戻る。目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が付された状態でユーザが入力装置108からキャンセル入力を行えば、目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付された状態に戻る。
このように目的地選択画面900に配置された3つのボタン901〜903、目的地表示領域905の間でカーソル921の位置を移動させるか、目的地表示領域905内で目的地候補のスクロール表示だけを行うか、目的地表示領域905内の目的地候補の間でカーソル921を移動させつつ必要に応じてスクロール表示を行うかは、目的地表示領域905にカーソル921または922が付された状態で、入力装置108から決定入力またはキャンセル入力を行うだけの簡単な操作で容易に選択することができる。しかも、新たな決定入力またはキャンセル入力があるまでは、同じ操作性の処理が継続するので、操作性が高いものとなる。
目的地選択画面900に配置された3つのボタン901〜903、目的地表示領域905の間でカーソル921の位置を移動させるか、目的地表示領域905内で目的地候補のスクロール表示だけを行うかについて必要な操作は、入力装置108から方向入力を行うということで共通している。このような操作性の共通性から、目的地選択画面900の操作性を高めるとともに、入力装置108として適用するデバイスも簡易な構成のものとすることができる。
ここで、これらの処理のために入力装置108として必要な構成は、ユーザが所望の方向を指示するための方向入力を行うポインティングデバイスとしてのジョイスティック、ユーザが決定入力を行うための決定入力部(ジョイスティックの操作性の違いで共用)、ユーザがキャンセル入力を行うためのキャンセルキーだけである。このため、入力装置108の操作性がユーザに分かりやすいものとなり、カーソル921、922の移動や目的地表示領域905内での目的地候補のスクロール表示が簡単に行えるものとなる。
ところで、目的地選択画面900において、通常態様のカーソル921を移動させることで意味を生じさせる領域は、3つのボタン901〜903と、目的地表示領域905そのものと、目的地表示領域905内の個々の目的地候補だけである。目的地表示領域905の内部に通常態様のカーソル921がある場合以外は、通常態様のカーソル921は、入力装置108からの方向入力に応じてボタン901〜903、目的地表示領域905の間でのみ移動することとなる。目的地表示領域905の内部に通常態様のカーソル921がある場合には、通常態様のカーソル921は、目的地表示領域905内の個々の目的地候補の間でのみ移動することとなる。このように目的地選択画面900の中で意味のあるものにのみ通常態様のカーソル921が移動されるので、カーソル905の移動のための操作性が高くなる。
目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付された状態で決定入力を行うか、目的地表示領域905内の目的地候補に通常態様のカーソル921が付された状態でキャンセル入力を行うと、目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が表示され、この状態では、入力装置108から上下の方向入力を行うことによって個々の目的地候補にカーソルを付すことなく、スクロール表示させることができる。これにより、所望の目的地候補を容易に探すことができるようになる。また、目的地表示領域905内の個々の目的地候補にカーソルを付すことなくスクロール表示させる場合には、目的地表示領域905に特殊態様のカーソル922が表示されるものとなっているので、ユーザは、この状態を容易に識別できるようになる。
さらに、目的地表示領域905内に通常態様のカーソル921が移動すると、入力装置108からの方向入力に応じて個々の目的地候補の間で通常態様のカーソル921を移動させることができるので、ユーザは、目的地候補の選択も容易に行えるようになる。また、通常態様のカーソル921が現在表示されていない目的地候補に移動される場合において、当該カーソルの移動先の目的地候補が表示されるように目的地候補がスクロール表示されるので、無駄なスクロール表示を行うことなく、必要な情報を常に目的地表示領域905内に表示させることができる。
[第1、第2の実施の形態の変形例]
本発明は、上記の第1、第2の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
上記の第1、第2の実施の形態では、地図表示領域210または目的地表示領域905においてのみ情報がスクロール表示されるものとして説明したが、この外側にある領域でも情報がスクロール表示されるものとしてもよい。例えば、第1の実施の形態で、入力装置108から[1]入力がされている状態で方向入力をした場合、該方向入力によりカーソル250が地図表示領域210の外に移動しようとしたときに地図211をスクロール表示させているが、これと同様に[1]入力がされていない状態で方向入力をした場合、該方向入力によりカーソル250が表示装置110上の画面領域の外に移動しようとしたときに情報をスクロール表示させるものとしてもよい。
上記の第1の実施の形態では、スクロール領域としての地図表示領域210で地図211が上下左右の各方向にスクロール表示され、上記の第2の実施の形態では、スクロール領域としての目的地表示領域905で目的地候補が上下方向のみにスクロール表示されるものとしていた。これに対して、第1の実施の形態におけるスクロール領域での情報のスクロール表示を上下方向または左右方向だけとしても、第2の実施の形態におけるスクロール領域での情報のスクロール表示を上下左右の全ての方向としてもよい。
上記の第1、第2の実施の形態では、入力装置108は、ジョイスティックを備え、ジョイスティックを倒す方向により上下左右の方向入力を行うものとしていた。しかしながら、方向入力を行うために必要な入力装置108の構成デバイスはこれに限るものではなく、方向キー、あるいやマウスやトラックボールなどを適用してもよい。方向入力を行う入力デバイスとして方向キーを適用する場合、第1の実施の形態では少なくとも4方向の入力を行うものが必要となるが、第2の実施の形態では2方向の入力を行えればよい。
また、第1の実施の形態の入力装置108の構成デバイスとしてマウスまたはトラックボールを適用した場合、入力情報レジスタ330は、1フレーム期間の間で単に上下左右の方向入力があったかどうかだけを記憶するものではなく、上下左右にどの程度の移動があったかをカウント値で記憶するものとしてもよい。カーソル250の移動量や地図表示領域210での地図211のスクロール量は、このカウント値に応じて制御するものとすることができる。さらに、第1の実施の形態における決定入力及び[1]入力、第2の実施の形態における決定入力及びキャンセル入力も、入力装置108の構成デバイスに応じて所定のキーやボタンに割り付けることができる。
上記の第1の実施の形態では、カーソル250が地図表示領域210内に位置し、且つ入力装置108から[1]入力がある状態では、入力装置108からの方向入力に応じてカーソル250が地図表示領域210に表示されていない位置に移動するときに地図211のスクロール表示が行われるものとしていた。これに対して、カーソル250が地図表示領域210内に位置し、且つ入力装置108から[1]入力がある状態では、カーソル250が通常のカーソルからグリップカーソルに変化し、ここで入力装置108から方向入力があると、地図表示領域210の外に出ないことを条件として、グリップカーソルがどの位置にある場合でもその移動に伴って地図211を地図表示領域210内でスクロール表示させるものとしてもよい。
上記の第2の実施の形態では、目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付された状態で決定入力を行うと、まず特殊態様のカーソル922に変化すると共に目的地表示領域905内で方向入力に応じて目的地候補をスクロール表示させることが可能となり、さらにこの状態で決定入力を行うと、目的地表示領域905内の個々の目的地候補に通常態様のカーソル921が付され、目的地候補の間でカーソル921を移動させると共に必要に応じてスクロール表示がされるものとなっていた。これに対して、目的地表示領域905に通常態様のカーソル921が付された状態で決定入力を行うと、そのまま目的地表示領域905内の個々の目的地候補に通常態様のカーソル921が移動し、目的地候補の間でカーソル921を移動させると共に必要に応じてスクロール表示がされるものとしてもよい。
上記の第1の実施の形態では、図8を参照して、第1領域800、第2領域810、第3領域820というように入れ子式の3つの領域が設定されたものへの本発明の適用を説明した。もっとも、さらに4つ以上の領域が入れ子式に設定されている場合にも、本発明を適用することができる。3つ以上の領域が入れ子式に設定されているものは、第2の実施の形態の場合にも適用することができる。この場合には、第2の実施の形態においても再帰処理を行うものとしてもよい。もっとも、第1の実施の形態の場合を含めて、再帰処理を全く行わないようなものを否定するものではない。
上記の第1、第2の実施の形態では、本発明をカーナビゲーションシステムにおけるメイン画面200或いは目的地選択画面900において、カーソル250、921を移動させると共に内部に設定されたスクロール領域(地図表示領域210或いは目的地表示領域905)で情報をスクロール表示させる場合を例として説明した。しかしながら、本発明は、このようなカーナビゲーションシステムでの適用に限るものではなく、ゲーム装置、汎用のパーソナルコンピュータ、デジタル家電、携帯電話機などに表示される画面においても適用することができる。スクロール領域においてスクロール表示される情報は、ハードウェアデバイスや処理の種類の応じて任意のものを適用することができる。
上記の第1、第2の実施の形態では、カーナビゲーションシステムのプログラム及びデータは、DVD106に格納されて配布され、RAM103またはHDD104に転送されてCPU101により実行されるものとしていた。記録媒体としてはDVD106に限るものではなく、本発明を適用するハードウェアデバイスの種類に応じて任意のものを適用することができる。例えば、表示装置を同一の筐体内に納めた構成を有する携帯ゲーム機をハードウェアデバイスとして本発明に適用する場合には、DVD106の代わりに半導体メモリーカードを、これらのプログラムやデータを格納する記録媒体として適用することができる。また、これらのプログラム及びデータは、HDD104やROM102に予め格納して適用してもよい。
さらに、インターネット接続機能を有する情報処理装置をハードウェアデバイスとして本発明に適用する場合には、これらのプログラム及びデータをインターネット上に存在するサーバ装置が有する固定ディスク装置に格納しておき、インターネットを介して当該情報処理装置に配信するものとしてもよい。例えば、携帯電話機をハードウェアデバイスとして本発明に適用する場合には、一般的にインターネット接続機能を有しているが、記録媒体から情報を読み取るデバイスを有していないこととなるので、この方法によりプログラム及びデータを配布することができるようになる。
本発明の実施の形態に適用されるカーナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において表示装置に表示されるメイン画面を示す図である。 図2のメイン画面のデータ構成と、入力情報レジスタの構成とを示す図である。 本発明の第1の実施の形態において1フレーム期間毎に実行される処理を示すフローチャートである。 図4のステータス1処理を詳細に示すフローチャートである。 図5のカーソル移動/スクロール処理を詳細に示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において入力装置からの入力とメイン画面の表示の変化の関係を具体的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態において表示装置に表示される画面の構成の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態において表示装置に表示される目的地選択画面を示す図である。 図9の目的地選択画面のデータ構成と、入力情報レジスタの構成とを示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるステータス2処理を詳細に示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において入力装置からの入力と目的地選択画面の表示の変化の関係を具体的に示す図である。
符号の説明
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 DVDドライブ
106 DVD
107 入力インターフェイス
108 入力装置
109 表示インターフェイス
110 表示装置
201〜20n ボタン
210 地図表示領域
250 カーソル
300 全領域データ
310 地図表示領域データ
330 入力情報レジスタ
800 第1領域
810 第2領域
820 第3領域
901〜903 ボタン
905 目的地表示領域
921、922 カーソル
1000 全領域データ
1010 目的地表示領域データ
1030 入力情報レジスタ

Claims (6)

  1. 表示装置上の表示領域において複数のカーソル移動領域が内部に設定され、該複数のカーソル移動領域に含まれるとともに入力装置からの入力に応じて情報をスクロール表示するスクロール領域において情報のスクロール表示を制御するスクロール表示制御装置であって、
    前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させる全領域順次移動手段と、
    前記全領域順次移動手段により前記スクロール領域を指し示すように前記カーソルが移動されている状態で、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるためのスクロール指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール指示判定手段と、
    前記スクロール指示が前記入力装置から入力された後に、該スクロール指示を解除するためのスクロール解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール解除指示判定手段と、
    前記スクロール指示が入力されたと判定されてから前記スクロール解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定する領域内スクロール判定手段と、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定されているときに、さらに前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させるための領域内指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内指示判定手段と、
    前記領域内指示が前記入力装置から入力された後に、該領域内指示を解除するための領域内解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内解除指示判定手段と、
    前記領域内指示が入力されたと判定されてから前記領域内解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させる領域内移動手段と、
    前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときに、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記スクロール領域内の何れかの情報を指し示すように前記カーソルを順次移動させる領域内順次移動手段と、
    前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるスクロール表示制御手段とを備え
    前記全領域順次移動手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていないと判定されている間において、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させ、
    前記スクロール表示制御手段は、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されていないときには、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記カーソルが前記スクロール領域を指し示したままの状態で該スクロール領域内で情報をスクロール表示させ、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときには、前記領域内順次移動手段により前記スクロール領域において現時点で表示されていない情報の位置に前記カーソルが移動されるときに、該カーソルの移動先となる情報が該スクロール領域に表示されるように情報をスクロール表示させる
    ことを特徴とするスクロール表示制御装置。
  2. 前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定されている間において、前記スクロール領域において情報をスクロール表示させることが可能な旨を示す情報を前記表示領域において表示させるスクロール可能表示手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載のスクロール表示制御装置。
  3. 前記領域内移動手段は、前記領域内指示が前記入力装置から入力されたときに、該時点で前記スクロール領域に表示されている情報のうちの所定の位置にある情報を指し示すように、前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスクロール表示制御装置。
  4. 前記入力装置は、前記移動指示として前記表示領域における方向を示す方向情報を入力する複数の方向キーを含み、
    前記カーソルは、前記複数の方向キーから入力された方向情報に応じ前記表示領域において移動される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスクロール表示制御装置。
  5. 表示装置上の表示領域において複数のカーソル移動領域が内部に設定され、該複数のカーソル移動領域に含まれるとともに入力装置からの入力に応じて情報をスクロール表示するスクロール領域において情報のスクロール表示をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムあって、
    前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させる全領域順次移動手段と、
    前記全領域順次移動手段により前記スクロール領域を指し示すように前記カーソルが移動されている状態で、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるためのスクロール指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール指示判定手段と、
    前記スクロール指示が前記入力装置から入力された後に、該スクロール指示を解除するためのスクロール解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール解除指示判定手段と、
    前記スクロール指示が入力されたと判定されてから前記スクロール解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定する領域内スクロール判定手段と、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定されているときに、さらに前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させるための領域内指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内指示判定手段と、
    前記領域内指示が前記入力装置から入力された後に、該領域内指示を解除するための領域内解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内解除指示判定手段と、
    前記領域内指示が入力されたと判定されてから前記領域内解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させる領域内移動手段と、
    前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときに、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記スクロール領域内の何れかの情報を指し示すように前記カーソルを順次移動させる領域内順次移動手段と、
    前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるスクロール表示制御手段として前記コンピュータ装置を機能させ、
    前記全領域順次移動手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていないと判定されている間において、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させ、
    前記スクロール表示制御手段は、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されていないときには、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記カーソルが前記スクロール領域を指し示したままの状態で該スクロール領域内で情報をスクロール表示させ、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときには、前記領域内順次移動手段により前記スクロール領域において現時点で表示されていない情報の位置に前記カーソルが移動されるときに、該カーソルの移動先となる情報が該スクロール領域に表示されるように情報をスクロール表示させる
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 表示装置上の表示領域において複数のカーソル移動領域が内部に設定され、該複数のカーソル移動領域に含まれるとともに入力装置からの入力に応じて情報をスクロール表示するスクロール領域において情報のスクロール表示をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させる全領域順次移動手段と、
    前記全領域順次移動手段により前記スクロール領域を指し示すように前記カーソルが移動されている状態で、前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるためのスクロール指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール指示判定手段と、
    前記スクロール指示が前記入力装置から入力された後に、該スクロール指示を解除するためのスクロール解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定するスクロール解除指示判定手段と、
    前記スクロール指示が入力されたと判定されてから前記スクロール解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定する領域内スクロール判定手段と、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定されているときに、さらに前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させるための領域内指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内指示判定手段と、
    前記領域内指示が前記入力装置から入力された後に、該領域内指示を解除するための領域内解除指示が前記入力装置から入力されたかどうかを判定する領域内解除指示判定手段と、
    前記領域内指示が入力されたと判定されてから前記領域内解除指示が入力されたと判定されるまでの間において、前記カーソルを前記スクロール領域内に移動させる領域内移動手段と、
    前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときに、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記スクロール領域内の何れかの情報を指し示すように前記カーソルを順次移動させる領域内順次移動手段と、
    前記スクロール領域内で情報をスクロール表示させるスクロール表示制御手段として前記コンピュータ装置を機能させ、
    前記全領域順次移動手段は、前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていないと判定されている間において、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記複数のカーソル移動領域の何れかを指し示すように前記カーソルを順次移動させ、
    前記スクロール表示制御手段は、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されていないときには、前記入力装置から入力された移動指示に応じて、前記カーソルが前記スクロール領域を指し示したままの状態で該スクロール領域内で情報をスクロール表示させ、
    前記領域内スクロール判定手段により前記スクロール領域における情報のスクロールが指示されていると判定され、前記領域内移動手段により前記カーソルが前記スクロール領域内に移動されているときには、前記領域内順次移動手段により前記スクロール領域において現時点で表示されていない情報の位置に前記カーソルが移動されるときに、該カーソルの移動先となる情報が該スクロール領域に表示されるように情報をスクロール表示させる
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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