JP2678270B2 - 表示制御装置 - Google Patents
表示制御装置Info
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- JP2678270B2 JP2678270B2 JP60092423A JP9242385A JP2678270B2 JP 2678270 B2 JP2678270 B2 JP 2678270B2 JP 60092423 A JP60092423 A JP 60092423A JP 9242385 A JP9242385 A JP 9242385A JP 2678270 B2 JP2678270 B2 JP 2678270B2
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- Document Processing Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
本発明はワードプロセッサなどにおいて,表示画面上
でカーソルの移動を指示した時に,表示領域内の所定領
域内ではカーソル移動し,カーソルが所定領域外にある
場合には画面スクロールを行い,さらにその場合,移動
方向に表示データがなければカーソル移動を行うような
制御手段を有することにより,常に画面上の見やすい領
域にカーソルが置かれままま画面スクロールを行うこと
ができるものである。 〔産業上の利用分野〕 本発明は日本語ワードプロセッサ及び電子タイプライ
タなどにおける表示画面上のカーソル制御方式に関し,
特にカーソルを表示画面上の見やすい位置にして画面の
スクロールを行うことのできる表示制御装置に関する。 〔従来の技術〕 日本語ワードプロセッサなどにおいて,入力を行った
文書を再び表示画面上に表示する場合,1ページ分(例え
ば,A4半1枚分)の文書を表示画面上に一度に表示する
ことはハードウエアの制限などから困難であるため,各
ページの一部分を表示画面の一部に表示させ(これを縮
小レイアウト表示画面と呼ぶ),前記表示部分を前記レ
イアウト画面上で変化させることによって各ページの表
示を行っている。この時,レイアウト画面においては文
書の各行が上又は下にスクロールすることにより同ペー
ジ内の他の部分が現れてくる。 そしてそのスクロールを行う場合,従来,文書訂正の
位置を指示するカーソル位置を前記レイアウト画面の上
端又は下端までカーソルキーによって移動させた後,続
けてカーソルを操作することによってスクロールを行っ
ている。すなわち,例えば下方向カーソルキーを操作し
てカーソル位置を前記レイアウト画面の下端まで移動さ
せ,さらに下方向カーソルキーを操作すると現在表示さ
れている部分のさらに下の行部分がレイアウト画面の下
端からスクロールして現れてくる。上方向カーソルキー
を操作した場合も同様である。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記のような日本語ワードプロセッサなどに用いられ
る表示画面上の文書訂正を行う場合,表示されている文
書の前後関係を見ながら訂正を行うことが多く,そのた
め着目する文書行を前記レイアウト画面の中間部分にス
クロールし,続けてカーソルを着目位置に移動して訂正
を行うことが多い。しかし,前記従来例のようなカーソ
ル制御方式の場合,まず,カーソルをカーソルキーによ
って前記レイアウト画面の上端又は下端に移動させ,さ
らにカーソルキーを操作することにより着目する文書行
を画面の中ほどにスクロールさせた後,カーソルを該文
書位置までもどして訂正を行うという操作が必要であ
り,全体としての操作が大変であるという問題点を有し
ていた。 本発明の課題は、カーソル移動を行う際、そのカーソ
ルを表示画面上の見やすい位置に表示させた状態でスク
ロール表示できるようにすることである。 [課題を解決するための手段] 第1の発明の手段は次の通りである。 表示画面上において表示データを表示すると共に、そ
の表示データにおける位置を指示するカーソルを表示す
る表示手段と、上記カーソルの移動が指示された際に、
そのカーソルがそのカーソル移動方向の画面端より手前
の所定位置にあれば、上記表示画面上における表示デー
タのスクロールを行うスクロール制御手段と、を具備し
たことを特徴とする。 第2の発明の手段は次の通りである。 表示画面上において表示データを表示すると共に、そ
の表示データにおける位置を指示するカーソルを表示す
る表示手段と、上記カーソルの移動が指示された際に、
そのカーソルがそのカーソル移動方向の画面端より手前
の所定位置にあり、且つそのカーソル移動方向に上記表
示画面上に表示されていない表示データがあれば、上記
表示画面上における表示データのスクロールを行う制御
手段と、を具備したことを特徴とする。 [作用] 第1の発明の手段の作用は次の通りである。 表示画面上において表示データが表示され、その表示
データ上における位置を指示するカーソルが表示されて
いる状態で、カーソル移動の指示がなされた際はそのカ
ーソルがそのカーソル移動方向の画面端より手前の所定
位置にあれば、上記表示画面上における表示データのス
クロールが行われる。 第2の発明の手段は次の通りである。 表示画面上において表示データが表示され、その表示
データ上における位置を指示するカーソルが表示されて
いる状態で、カーソルの移動が指示された際は、そのカ
ーソルがそのカーソル移動方向の画面端より手前の所定
位置にあり且つそのカーソル移動方向に上記表画面上に
表示されていない表示データがあれば、上記表示画面上
における表示データのスクロールが行われる。 〔実 施 例〕 以下,本発明の実施例につき詳細に説明を行う。 {表示制御装置の構成(第1図)} まず,第1図は本発明による表示制御装置の構成図で
ある。キー入力部(特には図示せず)からのキー入力は
表示制御部1に入力する。表示制御部1はポインタレジ
スタ群4(表示開始行ポインタ41及びカーソルポインタ
42を有する),及び表示メモリ2と相互に接続され,ま
た,表示制御部1は表示部3に接続される。 以上のような構成の実施例において,先ず,表示部3
は表示メモリ2の内容と表示することができる。これは
通常ディスプレイの一部としての縮小レイアウト画面の
機能である。このときのレイアウト表示能力を本実施例
の場合,第1図のように横方向は表示メモリ2中の横の
44桁を全て表示でき,縦方向は表示メモリ2中の縦の60
行のうち30行ずつを表示し,スクロール動作によって他
の部分を表示するものとする。この表示において,現在
着目している位置(訂正などを行いたい位置)は,カー
ソルによって表示されるものとす。次にカーソルポイン
タ42は第2図破線に示すようにカーソルの横方向の桁位
置Xと,現在着目している文書行(カーソルの縦方向の
行位置)Yとを示すポインタであり,Xは1から44までの
値をとり,Yは1から60までの値をとる。また,表示開始
行ポインタ41は,表示部3上の1行目に表示メモリ2上
の何行目を表示させるかを示すレジスタであり,その値
Y0は1から31までの値をとる。 {表示制御装置の動作(第1図,第2図)} 以下,上記表示制御装置においてカーソルキー入力が
行われたときの表示動作につき,第2図の動作フローチ
ャートを用いて説明を行う。カーソルキー入力すなわち
カーソルの移動を指示するデータが表示制御装置1に加
わると,第2図に示すフローチャートの処理を実行開始
(第2図)する。先ず,カーソル移動指示データに対
応した表示範囲内でのカーソルポインタX,Yの更新(第
2図)を行う。更新を行った後,カーソルポインタの
行(Y)が表示開始ポインタ(Y0)より3行以内(Y−
Y0≦3)であるかの判別(第2図)を行う。3行以内
(YES)であるならば表示開始ポインタ(Y0)より下
(Y<Y0)であるかを判別(第2図)する。カーソル
が表示開始ポインタより上に存在する(YES)ならば表
示開始ポインタをディクリメント(第2図)し,そし
て表示メモリの内容を表示開始ポインタから表示すると
ともにカーソルを表示(第2図)し,処理を終了(第
2図)する。 前述の判別(第2図)において表示開始ポインタよ
り上に存在しない(NO)ならば,表示開始ポインタより
上の表示メモリにデータが存在するかを判別(第2図
)する。存在する(有)ならば表示開始ポインタをデ
ィクリメント(第2図)して,さらに前述した処理を
行う。表示開始ポインタ(Y0)より上にデータが存在し
ない(無)の時には表示開始ポインタを動かさず,表示
処理を実行する。尚,前述した表示開始ポインタのデ
ィクリメントは表示画面上におけるスクロールダウンに
対応する。前述した動作によって,表示画面の3行より
上の時に表示をスクロールダウンするか,あるいはせず
にカーソルだけを上部にと移動するかの処理が行われる
のである。 一方,判別(第2図)において,表示開始ポインタ
の3行下よりさらに下にある,すなわちY−Y0≦3を満
足しない(NO)の時には,先ずカーソルが,表示におけ
る28行以下Y−Y0≦28であるかを判別(第2図)す
る。満足しない(NO)時すなわち28行以内である時には
表示はそのままでカーソルのみを移動させるので,表示
処理(第2図)を実行し,全処理(第2図)する。
この判別(第2図)においてY−Y0≧28の時(YES)
にはカーソルは表示における28行以下であるので,次に
カーソル更新によって表示内にカーソルが入っているか
を判別,換言するならY>Y0+30であるかの判別(第2
図)を行う。Y>Y0+30である(YES)ならばカーソ
ルは最終業を越しているので,表示開始ポインタをイ
ンクリメントして(第2図),さらに表示所(第2図
)をする。Y>Y0+30を満足しない(NO)ならばカー
ソルが表示画面の下3行に入っているので,この時には
表示開始ポインタから30行より下の部分にデータが存在
するか否かを判別(第2図)する存在する(有)時に
は表示ポインタをインクリメント(第2図)し,表示
処理(第2図)を実行し処理を終了する。又存在しな
い時には,スクロールは意味を有さないので表示開始ポ
インタのインクリメントをせず(表示開始ポインタのイ
ンクリメントによって表示画面の行がスクロールアップ
する),表示処理(第2図)のみを行って終了する。 前述動作をさらに入力データに対して説明する。例え
ば,表示メモリ2の記憶領域Aの部分が表示部3に表示
されているとする。そして,カーソルは画面の中央の24
行の部分32にあるとする。この状態で,例えば,カーソ
ルを上に移動する。これによりカーソルポインタ42のY
値が−1(X値は変わらない)されるが(第2図→
),カーソル位置はまだ上の斜線部分には達していな
いので,第2図で→→→と移り,カーソルの位
置が1つ上に移動する。そして,再びカーソル指示によ
りカーソルが続けて移動し,画面の斜線部31の境界部分
(画面上3行目)に入る(第2図→→)。この状
態で,表示制御部1は表示メモリ2上でY0より上に表示
データがあるかどうかを検知し(第2図),ある場合
には表示開始行ポインタ41のY0値を−1して(第2図
),表示を行う(第2図→)。これにより,画面
上においてはカーソル位置は3行目にとどまったまま画
面が1つ下にスクロールする。続けて,カーソルを上に
移動すると第2図においてデータが表示メモリ2上で
アドレスY0より上になくなるまで同様のスクロールを繰
り返す。データがなくなるとスクロールを中止し,カー
ソルが画面上3行目から2行目→1行目と移動する(第
2図→→→→→→)。そして,カーソル
が最上端までくると,再び下方向への画面スクロールを
行い(第2図→→→→→→),画面上で
下から1行ずつ順次データがなくなる。 次に,上記とは逆にカーソルを画めの中央付近から下
へ移動したとする。これにより,カーソルポインタ42の
Y値が+1され,第2図→→→→→の処理
を繰り返し,カーソルが画面上で下へ移動する。そし
て,カーソルが画面の斜線部33の境界部分(画面上28行
目)に入ると,表示制御部1は表示メモリ2上でY0+30
より下に表示データがあるかどうかを検知し(第2図
→→→→),ある場合には表示開始行ポインタ
41のY0値を+1して(第2図),表示を行う(第2図
→→)。これにより,画面上においてはカーソル
位置は28行目にとどまったまま,画面が1つ上にスクロ
ールする。続けてカーソルを下に移動すると第2図に
おいてデータが表示メモリ2上でアドヱスY0+30より下
になくなるまで同様のスクロールを繰り返す。データが
なくなるとスクロールを中止し,カーソルが画面上28行
目から29行目→30行目と移動する((第2図→→
→→→→→)。そして,カーソルが最下端ま
でくると,再び下方向への画面スクロールを行い(第2
図→→→→→→→),画面上で上から
1行ずつ順次データがなくなる。 以上のように,上下方向カーソル移動を指示した場合
には,カーソルは画面の中央の24行の部分においては自
由にカーソル移動し,上下端から3行目のところにくる
とカーソルはその位置になったまま画面が下又は上にス
クロールする。これにより,カーソル位置が完全に端ま
で移動しなくても画面スクロールを行うことができ,文
書の前後関係がつかみやすくなる。また,そのカーソル
位置において即座に文書の訂正などを行うことができ
る。 なお,本実施例においてはカーソルが自由に移動する
部分は中央の24行の部分としたが,その領域に自由に設
定してよい。 以上のような実施例に基づけば,カーソルを画面中央
の見やすいところに位置させたまま画面スクロールを行
うことができ,カーソル位置を中心として文書の前後関
係を非常に見やすくすることができる。 以上の実施例は,日本語ワードプロセッサなどの縮小
レイアウト画面表示に本発明を適用した例であるが,通
常の画面表示にも適用できることは勿論であり,また着
目位置を指示するものとしてカーソルに限らず他の文
字,記号,数字等でもよい。また,本実施例の場合,画
面の上下スクロールの場合の例を説明したが,画面の左
右方向のスクロールについても同様に実施できる。加え
て,本実施例に左右又は上下のマージン設定をしている
場合には,そのマージンの範囲内でカーソル移動又は画
面スクロールを行うようにもできる。 [発明の効果] 本発明によれば、カーソル位置を表示画面の画面端よ
り手前の見やすい位置に置いた状態で表示データのスク
ロールが行われるため、表示データ内の着目する位置を
表示画面の画面端より手前の位置にスクロールした後
に、その位置において即座にデータ訂正などを行うこと
ができる。
でカーソルの移動を指示した時に,表示領域内の所定領
域内ではカーソル移動し,カーソルが所定領域外にある
場合には画面スクロールを行い,さらにその場合,移動
方向に表示データがなければカーソル移動を行うような
制御手段を有することにより,常に画面上の見やすい領
域にカーソルが置かれままま画面スクロールを行うこと
ができるものである。 〔産業上の利用分野〕 本発明は日本語ワードプロセッサ及び電子タイプライ
タなどにおける表示画面上のカーソル制御方式に関し,
特にカーソルを表示画面上の見やすい位置にして画面の
スクロールを行うことのできる表示制御装置に関する。 〔従来の技術〕 日本語ワードプロセッサなどにおいて,入力を行った
文書を再び表示画面上に表示する場合,1ページ分(例え
ば,A4半1枚分)の文書を表示画面上に一度に表示する
ことはハードウエアの制限などから困難であるため,各
ページの一部分を表示画面の一部に表示させ(これを縮
小レイアウト表示画面と呼ぶ),前記表示部分を前記レ
イアウト画面上で変化させることによって各ページの表
示を行っている。この時,レイアウト画面においては文
書の各行が上又は下にスクロールすることにより同ペー
ジ内の他の部分が現れてくる。 そしてそのスクロールを行う場合,従来,文書訂正の
位置を指示するカーソル位置を前記レイアウト画面の上
端又は下端までカーソルキーによって移動させた後,続
けてカーソルを操作することによってスクロールを行っ
ている。すなわち,例えば下方向カーソルキーを操作し
てカーソル位置を前記レイアウト画面の下端まで移動さ
せ,さらに下方向カーソルキーを操作すると現在表示さ
れている部分のさらに下の行部分がレイアウト画面の下
端からスクロールして現れてくる。上方向カーソルキー
を操作した場合も同様である。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記のような日本語ワードプロセッサなどに用いられ
る表示画面上の文書訂正を行う場合,表示されている文
書の前後関係を見ながら訂正を行うことが多く,そのた
め着目する文書行を前記レイアウト画面の中間部分にス
クロールし,続けてカーソルを着目位置に移動して訂正
を行うことが多い。しかし,前記従来例のようなカーソ
ル制御方式の場合,まず,カーソルをカーソルキーによ
って前記レイアウト画面の上端又は下端に移動させ,さ
らにカーソルキーを操作することにより着目する文書行
を画面の中ほどにスクロールさせた後,カーソルを該文
書位置までもどして訂正を行うという操作が必要であ
り,全体としての操作が大変であるという問題点を有し
ていた。 本発明の課題は、カーソル移動を行う際、そのカーソ
ルを表示画面上の見やすい位置に表示させた状態でスク
ロール表示できるようにすることである。 [課題を解決するための手段] 第1の発明の手段は次の通りである。 表示画面上において表示データを表示すると共に、そ
の表示データにおける位置を指示するカーソルを表示す
る表示手段と、上記カーソルの移動が指示された際に、
そのカーソルがそのカーソル移動方向の画面端より手前
の所定位置にあれば、上記表示画面上における表示デー
タのスクロールを行うスクロール制御手段と、を具備し
たことを特徴とする。 第2の発明の手段は次の通りである。 表示画面上において表示データを表示すると共に、そ
の表示データにおける位置を指示するカーソルを表示す
る表示手段と、上記カーソルの移動が指示された際に、
そのカーソルがそのカーソル移動方向の画面端より手前
の所定位置にあり、且つそのカーソル移動方向に上記表
示画面上に表示されていない表示データがあれば、上記
表示画面上における表示データのスクロールを行う制御
手段と、を具備したことを特徴とする。 [作用] 第1の発明の手段の作用は次の通りである。 表示画面上において表示データが表示され、その表示
データ上における位置を指示するカーソルが表示されて
いる状態で、カーソル移動の指示がなされた際はそのカ
ーソルがそのカーソル移動方向の画面端より手前の所定
位置にあれば、上記表示画面上における表示データのス
クロールが行われる。 第2の発明の手段は次の通りである。 表示画面上において表示データが表示され、その表示
データ上における位置を指示するカーソルが表示されて
いる状態で、カーソルの移動が指示された際は、そのカ
ーソルがそのカーソル移動方向の画面端より手前の所定
位置にあり且つそのカーソル移動方向に上記表画面上に
表示されていない表示データがあれば、上記表示画面上
における表示データのスクロールが行われる。 〔実 施 例〕 以下,本発明の実施例につき詳細に説明を行う。 {表示制御装置の構成(第1図)} まず,第1図は本発明による表示制御装置の構成図で
ある。キー入力部(特には図示せず)からのキー入力は
表示制御部1に入力する。表示制御部1はポインタレジ
スタ群4(表示開始行ポインタ41及びカーソルポインタ
42を有する),及び表示メモリ2と相互に接続され,ま
た,表示制御部1は表示部3に接続される。 以上のような構成の実施例において,先ず,表示部3
は表示メモリ2の内容と表示することができる。これは
通常ディスプレイの一部としての縮小レイアウト画面の
機能である。このときのレイアウト表示能力を本実施例
の場合,第1図のように横方向は表示メモリ2中の横の
44桁を全て表示でき,縦方向は表示メモリ2中の縦の60
行のうち30行ずつを表示し,スクロール動作によって他
の部分を表示するものとする。この表示において,現在
着目している位置(訂正などを行いたい位置)は,カー
ソルによって表示されるものとす。次にカーソルポイン
タ42は第2図破線に示すようにカーソルの横方向の桁位
置Xと,現在着目している文書行(カーソルの縦方向の
行位置)Yとを示すポインタであり,Xは1から44までの
値をとり,Yは1から60までの値をとる。また,表示開始
行ポインタ41は,表示部3上の1行目に表示メモリ2上
の何行目を表示させるかを示すレジスタであり,その値
Y0は1から31までの値をとる。 {表示制御装置の動作(第1図,第2図)} 以下,上記表示制御装置においてカーソルキー入力が
行われたときの表示動作につき,第2図の動作フローチ
ャートを用いて説明を行う。カーソルキー入力すなわち
カーソルの移動を指示するデータが表示制御装置1に加
わると,第2図に示すフローチャートの処理を実行開始
(第2図)する。先ず,カーソル移動指示データに対
応した表示範囲内でのカーソルポインタX,Yの更新(第
2図)を行う。更新を行った後,カーソルポインタの
行(Y)が表示開始ポインタ(Y0)より3行以内(Y−
Y0≦3)であるかの判別(第2図)を行う。3行以内
(YES)であるならば表示開始ポインタ(Y0)より下
(Y<Y0)であるかを判別(第2図)する。カーソル
が表示開始ポインタより上に存在する(YES)ならば表
示開始ポインタをディクリメント(第2図)し,そし
て表示メモリの内容を表示開始ポインタから表示すると
ともにカーソルを表示(第2図)し,処理を終了(第
2図)する。 前述の判別(第2図)において表示開始ポインタよ
り上に存在しない(NO)ならば,表示開始ポインタより
上の表示メモリにデータが存在するかを判別(第2図
)する。存在する(有)ならば表示開始ポインタをデ
ィクリメント(第2図)して,さらに前述した処理を
行う。表示開始ポインタ(Y0)より上にデータが存在し
ない(無)の時には表示開始ポインタを動かさず,表示
処理を実行する。尚,前述した表示開始ポインタのデ
ィクリメントは表示画面上におけるスクロールダウンに
対応する。前述した動作によって,表示画面の3行より
上の時に表示をスクロールダウンするか,あるいはせず
にカーソルだけを上部にと移動するかの処理が行われる
のである。 一方,判別(第2図)において,表示開始ポインタ
の3行下よりさらに下にある,すなわちY−Y0≦3を満
足しない(NO)の時には,先ずカーソルが,表示におけ
る28行以下Y−Y0≦28であるかを判別(第2図)す
る。満足しない(NO)時すなわち28行以内である時には
表示はそのままでカーソルのみを移動させるので,表示
処理(第2図)を実行し,全処理(第2図)する。
この判別(第2図)においてY−Y0≧28の時(YES)
にはカーソルは表示における28行以下であるので,次に
カーソル更新によって表示内にカーソルが入っているか
を判別,換言するならY>Y0+30であるかの判別(第2
図)を行う。Y>Y0+30である(YES)ならばカーソ
ルは最終業を越しているので,表示開始ポインタをイ
ンクリメントして(第2図),さらに表示所(第2図
)をする。Y>Y0+30を満足しない(NO)ならばカー
ソルが表示画面の下3行に入っているので,この時には
表示開始ポインタから30行より下の部分にデータが存在
するか否かを判別(第2図)する存在する(有)時に
は表示ポインタをインクリメント(第2図)し,表示
処理(第2図)を実行し処理を終了する。又存在しな
い時には,スクロールは意味を有さないので表示開始ポ
インタのインクリメントをせず(表示開始ポインタのイ
ンクリメントによって表示画面の行がスクロールアップ
する),表示処理(第2図)のみを行って終了する。 前述動作をさらに入力データに対して説明する。例え
ば,表示メモリ2の記憶領域Aの部分が表示部3に表示
されているとする。そして,カーソルは画面の中央の24
行の部分32にあるとする。この状態で,例えば,カーソ
ルを上に移動する。これによりカーソルポインタ42のY
値が−1(X値は変わらない)されるが(第2図→
),カーソル位置はまだ上の斜線部分には達していな
いので,第2図で→→→と移り,カーソルの位
置が1つ上に移動する。そして,再びカーソル指示によ
りカーソルが続けて移動し,画面の斜線部31の境界部分
(画面上3行目)に入る(第2図→→)。この状
態で,表示制御部1は表示メモリ2上でY0より上に表示
データがあるかどうかを検知し(第2図),ある場合
には表示開始行ポインタ41のY0値を−1して(第2図
),表示を行う(第2図→)。これにより,画面
上においてはカーソル位置は3行目にとどまったまま画
面が1つ下にスクロールする。続けて,カーソルを上に
移動すると第2図においてデータが表示メモリ2上で
アドレスY0より上になくなるまで同様のスクロールを繰
り返す。データがなくなるとスクロールを中止し,カー
ソルが画面上3行目から2行目→1行目と移動する(第
2図→→→→→→)。そして,カーソル
が最上端までくると,再び下方向への画面スクロールを
行い(第2図→→→→→→),画面上で
下から1行ずつ順次データがなくなる。 次に,上記とは逆にカーソルを画めの中央付近から下
へ移動したとする。これにより,カーソルポインタ42の
Y値が+1され,第2図→→→→→の処理
を繰り返し,カーソルが画面上で下へ移動する。そし
て,カーソルが画面の斜線部33の境界部分(画面上28行
目)に入ると,表示制御部1は表示メモリ2上でY0+30
より下に表示データがあるかどうかを検知し(第2図
→→→→),ある場合には表示開始行ポインタ
41のY0値を+1して(第2図),表示を行う(第2図
→→)。これにより,画面上においてはカーソル
位置は28行目にとどまったまま,画面が1つ上にスクロ
ールする。続けてカーソルを下に移動すると第2図に
おいてデータが表示メモリ2上でアドヱスY0+30より下
になくなるまで同様のスクロールを繰り返す。データが
なくなるとスクロールを中止し,カーソルが画面上28行
目から29行目→30行目と移動する((第2図→→
→→→→→)。そして,カーソルが最下端ま
でくると,再び下方向への画面スクロールを行い(第2
図→→→→→→→),画面上で上から
1行ずつ順次データがなくなる。 以上のように,上下方向カーソル移動を指示した場合
には,カーソルは画面の中央の24行の部分においては自
由にカーソル移動し,上下端から3行目のところにくる
とカーソルはその位置になったまま画面が下又は上にス
クロールする。これにより,カーソル位置が完全に端ま
で移動しなくても画面スクロールを行うことができ,文
書の前後関係がつかみやすくなる。また,そのカーソル
位置において即座に文書の訂正などを行うことができ
る。 なお,本実施例においてはカーソルが自由に移動する
部分は中央の24行の部分としたが,その領域に自由に設
定してよい。 以上のような実施例に基づけば,カーソルを画面中央
の見やすいところに位置させたまま画面スクロールを行
うことができ,カーソル位置を中心として文書の前後関
係を非常に見やすくすることができる。 以上の実施例は,日本語ワードプロセッサなどの縮小
レイアウト画面表示に本発明を適用した例であるが,通
常の画面表示にも適用できることは勿論であり,また着
目位置を指示するものとしてカーソルに限らず他の文
字,記号,数字等でもよい。また,本実施例の場合,画
面の上下スクロールの場合の例を説明したが,画面の左
右方向のスクロールについても同様に実施できる。加え
て,本実施例に左右又は上下のマージン設定をしている
場合には,そのマージンの範囲内でカーソル移動又は画
面スクロールを行うようにもできる。 [発明の効果] 本発明によれば、カーソル位置を表示画面の画面端よ
り手前の見やすい位置に置いた状態で表示データのスク
ロールが行われるため、表示データ内の着目する位置を
表示画面の画面端より手前の位置にスクロールした後
に、その位置において即座にデータ訂正などを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による表示制御装置の構成図,
第2図は表示制御装置の動作フローチャートである。
1……表示制御部,
2……表示メモリ,
3……表示部,
4……ポインタレジスタ群,
41……表示開始行ポインタ,
42……カーソルポインタ.
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.表示画面上において表示データを表示すると共に、
その表示データ上における位置を指示するカーソルを表
示する表示手段と、 上記カーソルの移動が指示された際に、そのカーソルが
そのカーソル移動方向の画面端より手前の所定位置にあ
れば、上記表示画面上における表示データのスクロール
を行うスクロール制御手段と、 を具備したことを特徴とする表示制御装置。 2.表示画面上において表示データを表示すると共に、
その表示データ上における位置を指示するカーソルを表
示する表示手段と、 上記カーソルの移動が指示された際に、そのカーソルが
そのカーソル移動方向の画面端より手前の所定位置にあ
り、且つそのカーソル移動方向に上記表示画面上に表示
されていない表示データがあれば、上記表示画面上にお
ける表示データのスクロールを行うスクロール制御手段
と、 を具備したことを特徴とする表示制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60092423A JP2678270B2 (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 表示制御装置 |
US06/833,055 US4734689A (en) | 1985-03-07 | 1986-02-24 | Display apparatus which can scroll displayed data with regard to cursor position |
DE19863606858 DE3606858A1 (de) | 1985-03-07 | 1986-03-03 | Anzeigevorrichtung mit in bezug auf eine cursorstellung durchrollender information |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60092423A JP2678270B2 (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 表示制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61250681A JPS61250681A (ja) | 1986-11-07 |
JP2678270B2 true JP2678270B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=14054012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60092423A Expired - Lifetime JP2678270B2 (ja) | 1985-03-07 | 1985-04-30 | 表示制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678270B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5038138A (en) * | 1989-04-17 | 1991-08-06 | International Business Machines Corporation | Display with enhanced scrolling capabilities |
JPH0546349A (ja) * | 1991-08-14 | 1993-02-26 | Sharp Corp | 情報処理装置 |
JP4631150B2 (ja) | 2000-10-31 | 2011-02-16 | ソニー株式会社 | 情報処理装置及び方法、並びに記録媒体 |
JP4170314B2 (ja) | 2005-05-25 | 2008-10-22 | 株式会社スクウェア・エニックス | スクロール表示制御装置、プログラム、及び記録媒体 |
JP5207297B2 (ja) * | 2008-07-30 | 2013-06-12 | Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 | 表示端末装置及びプログラム |
JP6784953B2 (ja) * | 2016-08-26 | 2020-11-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP60092423A patent/JP2678270B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61250681A (ja) | 1986-11-07 |
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