JP3050281B2 - 地図情報検索装置 - Google Patents

地図情報検索装置

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JP3050281B2
JP3050281B2 JP7309242A JP30924295A JP3050281B2 JP 3050281 B2 JP3050281 B2 JP 3050281B2 JP 7309242 A JP7309242 A JP 7309242A JP 30924295 A JP30924295 A JP 30924295A JP 3050281 B2 JP3050281 B2 JP 3050281B2
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純一 西本
真留美 子安
比呂志 野仲
貴也 木村
安代 坂本
照道 福本
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松下情報システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害発生地点等を
調べる場合のように、必要とする地図情報を検索するた
めの地図情報検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地図情報検索装置は、必要とする各種地
図情報を取得するために使用されるものであるが、特
に、災害発生等の緊急時においては、該地図情報検索装
置を使用することにより、短時間の内にその発生地点を
確定することができる大変便利な装置として機能する。
例えば、火災が発生した旨の通報を受けたときには、そ
の発生地点を素早く確定せねばならないが、その場合、
必ずしも通報者がその地点を正確に把握しているとは限
らない。そこで、「近くに何か目印となるような建物が
見えますか」といった内容の問答を行い、そこから得ら
れた情報を元にして、かかる地図情報検索装置を操作す
れば、発生地点を示す地図情報を短時間の内に検索する
ことができる。そして、得られた地図情報については、
直ちに災害対策等に利用される。
【0003】ところで、従来から使用されているの地図
情報検索装置では、先ず、ディスプレイ画面に、おおよ
そ狙いを付けた範囲についての地図を表示した後、利用
者の操作によって、その地図表示画面をスクロールする
ことで所望の地図情報を検索するようになっている。そ
の場合、地図表示画面内の上部に設定された「スクロー
ルボタン」をマウスでクリックしてプルダウンメニュー
を開き、そこに示されたスクロールする方向を指示する
メニューをマウスで選択してからスクロールを行なうよ
うになっている。
【0004】また、表示された地図の拡大/縮小を行う
こともできるが、その場合には、同じく地図表示画面内
の上部に設定された「拡大/縮小ボタン」をマウスでク
リックしてプルダウンメニューを開き、そこに示された
表示倍率をマウスで選択した後、更に拡大/縮小を行う
べき地図上の矩形領域についての対角線上の2つの端点
をマウスでクリックしてから拡大/縮小処理が行なわれ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の地図情報検索装置では、地図表示画面をスクロールす
る場合には、マウスによる3段階操作(即ち、プルダウ
ンメニューを開く→スクロール方向を選択する→スクロ
ール実行)が必要であり、また表示された地図の拡大/
縮小を行なう場合には、マウスによる5段階操作(即
ち、プルダウンメニューを開く→表示倍率を選択→矩形
領域を決める1つの端点を指定→矩形領域を決めるもう
1つの端点を決める→拡大/縮小実行)が必要であっ
た。
【0006】このように、従来の地図情報検索装置での
操作は、操作ステップ数が多く、その所要時間は、結
構、地図情報検索作業の律速原因になっている。このこ
とは、結果的に、火災や交通事故災害発生などの緊急性
を要する事態(それが人命にかかわるような重大な事態
であるかもしれない)に対して、一刻をも争う対策を講
じることができなくなる原因となる。従って、地図情報
検索作業においても、より一層の時間短縮を図ることが
望まれている。
【0007】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、必要とする地図情報を検索する際の操作を簡
略化することにより、地図情報検索作業の時間短縮を図
ることを可能となす地図情報検索装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の地図情報検索装置は、表示画面中に設定され
た地図表示領域外の所定位置を指定することで、表示中
の地図画像を縦、横、斜め方向に自在にスクロールさせ
るようにすると共に、該地図表示領域内の位置を指定し
た上で、表示中の地図画像を基準とする所定の拡大、縮
小倍率を決定して、該当する倍率の地図画像を画面に表
示できるように構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】本請求項1に記載の発明は、地図
情報検索装置が、地図タイトル別に分類され、標準サイ
ズに対する所定の拡大倍率及び縮小倍率を有する複数の
地図画像データを地図情報として格納した地図情報格納
手段と、前記地図タイトル及び倍率を指定することによ
り、前記地図情報の中から検索すべき所定の地図画像デ
ータを特定する地図画像データ特定手段と、前記地図画
像データ特定手段によって特定された地図画像データ
を、前記地図情報格納手段に格納された地図情報より検
索する地図画像データ検索手段と、検索された地図画像
データを、表示画面内に設定された所定の地図表示領域
に地図画像として表示する地図画像表示手段と、前記地
図表示領域内の位置及び該地図表示領域外の位置にカー
ソルを移動するための手段であって、第1及び第2のス
イッチを有するカーソル移動手段と、前記カーソル移動
手段によって、前記地図表示領域外がカーソルにより
定されたとき、その指定位置に対して予め決められたス
クロール方向に、表示中の地図画像をスクロールする地
図画像スクロール手段と、前記カーソル移動手段によっ
て、前記地図表示領域内の位置がカーソルにより指定さ
れて前記第1のスイッチが働いた場合に指定された位置
の示す地域の縮小地図と、カーソルが前記地図表示領域
内にあって前記第2のスイッチが働いた場合に当該位置
の示す地域の拡大地図とを、前記地図画像データ検索手
段に対して検索するように指示する拡大・縮小地図画像
データ検索指示手段と、を備えていることを特徴として
いる。
【0010】上記構成によれば、本地図情報検索装置で
は、地図情報格納手段によって、複数の地図画像データ
が地図情報として格納されている。その地図情報は、標
準サイズに対する所定の拡大倍率及び縮小倍率を有する
多数の地図画像データが、地図タイトル別に分類された
ものとして構成されている。所定の地図画像データを検
索する場合には、先ず、地図画像データ特定手段によっ
て、地図タイトルと倍率を指定することで、検索すべき
所定の地図画像データを特定する。そこで、地図画像デ
ータ検索手段によって、特定された地図画像データが地
図情報格納手段より検索され、地図画像表示手段によっ
て、検索された地図画像データが、表示画面内に設定さ
れた所定の地図表示領域に表示される。
【0011】画面に表示された地図画像をスクロールさ
せる場合には、カーソル移動手段によって、地図表示領
域内の位置か、或いは、地図表示領外の所定位置(例え
ば、地図表示領域が矩形領域であるときは、該地図表示
領域を囲む左右真横部分、真上・真下部分、左右斜め上
部分、左右斜め下部分の何れかの部分に該当する)を指
定する。そこで、地図表示領域外の所定位置がカーソル
により指定されたときには、地図画像スクロール手段に
よって、その指定位置に対して予め決められたスクロー
ル方向に(例えば、地図表示領域の左真横部分が指定さ
れた場合には、右水平方向にスクロールするものと決め
る)、表示中の地図画像がスクロールされる。
【0012】画面に表示された地図画像を拡大したり、
縮小したりするには、前記カーソル移動手段によって、
前記地図表示領域内の位置がカーソルにより指定されて
いることが前提条件となる。そして、拡大・縮小地図画
像データ検索指示手段によって、前記第1のスイッチが
働いた場合には、表示中の地図画像を基準とする所定
小倍率を決定し、また、前記第2のスイッチが働いた
場合には、表示中の地図画像を基準とする所定の拡大倍
率を決定し、更に、前記地図画像データ検索手段に対し
て、表示中の地図画像についての決定した倍率の地図画
像データを検索するよう指示すると、該当する倍率の地
図画像データが地図情報格納手段より検索され、画面に
表示される。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1におけ
る地図画像スクロール手段は、スクロールされるべき該
当地図画像データを、前記地図情報格納手段から所定ド
ット数単位で読み出し、当該ドット数単位を変更する
とによって、スクロール速度を調整するスクロール速度
調整手段と、スクロール中に、前記カーソル移動手段
よって、前記地図表示領域内の位置がカーソルにより
定された場合に、又は、スクロールすべき地図画像デー
タが無くなった場合に、スクロールを停止するスクロー
ル停止手段と、を備えていることを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、請求項1における前記
地図画像スクロール手段が、表示中の地図画像をスクロ
ールする場合には、スクロール速度調整手段によって、
該当する地図画像データが、前記地図情報格納手段から
予め設定された所定ドット数単位で読み出され、当該ド
ット数単位を変更することで、スクロール速度が調整さ
れる。また、スクロール中に、前記カーソル移動手段
よって、前記地図表示領域内の位置がカーソルにより
定された場合には、或いは、スクロールすべき地図画像
データが無くなった場合には、スクロール停止手段によ
って、実行中のスクロールが停止される。
【0015】請求項3に記載の発明は、所定の地図画像
データを検索する地図情報検索モード及び検索された地
図画像データに対して支援データを付加する地図情報支
援モードを有する請求項1又は請求項2記載の地図情報
検索装置であって、更に、前記地図情報検索モード及び
地図情報支援モードの何れかのモードを設定するモード
設定手段と、前記モード設定手段によって地図情報支援
モードが設定された場合に、支援データを登録する支援
データ登録手段と、前記支援データ登録手段によって登
録された支援データを付加すべき地図画像データが示す
地図画像中の所定位置に対してマークを付するマーキン
グ手段と、前記マーキング手段によってマークが付され
た位置についての、前記地図情報格納手段に格納された
地図情報における絶対位置を求め、絶対位置情報として
取得する絶対位置情報取得手段と、前記絶対位置情報取
得手段によって取得された絶対位置情報と、前記支援デ
ータ登録手段によって登録された支援データとを対応付
ける地図情報支援テーブルを作成する地図情報支援テー
ブル作成手段とを備える一方、前記モード設定手段によ
って地図情報検索モードが設定された場合に、検索され
た地図画像データに前記マークが付加されて画面表示さ
れているとき、前記カーソル移動手段によって該マーク
位置が指定されることで、前記地図情報支援テーブルに
基づき、該当する支援データを該マーク位置に表示する
よう前記地図画像表示手段に指示する支援データ表示指
示手段と、を備えていることを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、請求項1又は請求項2
記載の地図情報検索装置には、所定の地図画像データを
検索する地図情報検索モードと、検索された地図画像デ
ータに対して支援データを付加する地図情報支援モード
とが備えられており、モード設定手段によって、地図情
報検索モード及び地図情報支援モードの何れかのモード
が設定されるようになっている。
【0017】モード設定手段によって地図情報支援モー
ドが設定された場合には、支援データ登録手段によっ
て、支援データ(即ち、利用者が地図中に付記したいと
思う文字情報や記号等である)が登録されるようになっ
ている。また、マーキング手段によって、登録された支
援データを付加すべき地図画像データが示す地図画像中
の所定位置に対してマークが付される。この場合、マー
クが付された地図画像は、スクロールや、拡大、縮小の
処理が行なわれた後のものであるかもしれない。そこ
で、絶対位置情報取得手段によって、マークが付された
位置についての、前記地図情報格納手段に格納された地
図情報における絶対位置が求められ、絶対位置情報とし
て取得される。
【0018】更に、取得された絶対位置情報と、登録さ
れた支援データについては、地図情報支援テーブル作成
手段によって、それらを対応付ける地図情報支援テーブ
ルが作成されるようになっている。一方、前記モード設
定手段によって地図情報検索モードが設定された場合で
あって、検索された地図画像データに前記マークが付加
されて画面表示されているときには、登録された支援デ
ータを該マーク位置に表示させることができる。その場
合、前記カーソル移動手段によって該マーク位置が指定
されると、支援データ表示指示手段が、前記地図情報支
援テーブルに基づき、該当する支援データを該マーク位
置に表示するよう前記地図画像表示手段に対して指示す
るようになっている。
【0019】以下、本発明の実施の形態を図面を用いて
具体的に説明する。図1は、本発明にかかる地図情報検
索装置の構成図である。本地図情報検索装置の基本とな
る地図情報検索動作は、次の1〜6の各機能ブロックに
よって実現される。1は、利用者が、この装置を動作さ
せるために必要となる各種指示を入力すために設けられ
た操作指示手段であって、例えば、マウスを用いること
ができる。2は、前記操作指示手段1を通じて指示され
た地図情報を選択するために、画像メモリ制御部3に指
示を与える地図選択手段である。3は、前記地図選択手
段2並びに後述する位置比較部9及び操作指示デコーダ
10からの指示を受けて、画像メモリ4に格納された地
図情報の読み出し/書き込みを制御する画像メモリ制御
部である。
【0020】画像メモリ4には、地図タイトル別で、所
定の倍率毎の地図情報が格納されている。なお、かかる
拡大・縮小地図情報の格納にあたっては、予め、標準サ
イズ(例えば、A4版)の大きさの地図をイメージスキ
ャナで読み込み、それを基にして、補間、圧縮処理によ
り、8倍、4倍、2倍、1/2倍、1/4倍、1/8倍
の地図データを作成することにより得られるようになっ
ている。
【0021】また、5は、前記画像メモリ4から読み出
された地図情報を画面表示するために一時的に格納する
表示用画像メモリである。そして、6は、表示用画像メ
モリ5からの地図情報を画面表示する表示手段であっ
て、通常のディスプレイが使用される。利用者が、必要
とする地図情報を得るためには、前記表示手段6に表示
される、例えば、次の図2(a)〜(c)に示すような
表示画面を見ながら、マウス(前記操作指示手段1に該
当する)による入力操作を進めてゆけば良い。
【0022】(a)は、この地図情報検索装置の電源が
オンされた場合に、立ち上げられる初期メニュー画面の
例である。画面の右端部付近には、この装置が有する3
つのモードを設定するための3つのボタンと、この画面
を終了する場合の「終了」ボタンが表示されている。
「検索」ボタンは、地図情報検索モードを設定するため
のものであり、「支援」ボタンは、地図情報支援モード
(後述する)を設定するためのものであり、「設定」ボ
タンは、画面表示される地図情報についての表示条件を
設定するためのものである。そこで、利用者が「設定」
ボタンをクリックすると、次の(b)に示す初期設定画
面に切り換わる。
【0023】(b)の画面では、「設定」ボタンが反転
表示されており、画面中央上部には、初期表示される地
図情報についての倍率(1/1、1/2、1/4、1/
8)と、スクロールする場合のスクロール速度(高速、
低速)と、後述する地図情報支援モードにて使用される
マーク(ここでは、○、◎、□の何れかを選択できるも
のとしているが、勿論、これ以外のマークを使用するこ
とも可能である)が表示されている。そこで、利用者が
該当するものをマウスでクリックすると、その部分が反
転表示され、表示条件についての初期設定が行なわれ
る。続いて、利用者が「検索」ボタンをクリックする
と、次の(c)に示す地図選択画面に切り換わる。
【0024】(c)の画面では、「検索」ボタンが反転
表示されており、画面左側上部には、検索される地図情
報のタイトルが表示されている。ここに示す例では、A
市、B市、C市の3つの区分図がタイトル表示されてい
る。そこで、利用者がマウスで必要な地図タイトルをク
リックすると、選択された該当する地図情報が検索さ
れ、次の図3に示す地図表示画面に切り換わる。なお、
この地図選択画面から(a)の初期メニュー画面に戻る
場合には、「メニュー」ボタンをクリックすれば良いよ
うになっいる。
【0025】図3の画面では、「検索」ボタンが反転表
示されており、検索結果である地図情報(ここではA市
区分図)が画面中央部に表示されている。なお、この地
図表示画面から(a)の初期メニュー画面に戻る場合に
は、「メニュー」ボタンをクリックすれば良く、実行中
の地図情報検索モードを終了する場合には、「検索終
了」ボタンをクリックすれば良いようになっている。
【0026】図4は、本地図情報検索装置が備える各動
作モードの関係を説明するための説明図であって、先述
した(a)の初期メニュー画面で設定される各モードの
関係を示している。初期メニューとしては、3つの動作
モードと、この初期メニュー画面を終了するための終了
指示の何れかが、利用者によって選択できるようになっ
ている。そして、地図情報支援モードが選択された場合
には、その地図情報支援モードでの動作中に、地図情報
検索モードへの移行が可能であり、その後、地図情報検
索モードから地図情報支援モードへ戻ることもできるよ
うになっている。
【0027】ところで、本地図情報検索装置では、地図
情報検索モードにおいて、表示画面をスクロールした
り、表示中の画面を拡大したり、縮小したりすることも
できるようになっており、これらの各操作については、
全て利用者が行なうマウス操作を元に実行されるように
なっている。ここで、再び図1に戻り、スクロールや拡
大・縮小を実行する場合の各機能ブロックの動作につい
て説明する。
【0028】操作指示位置管理部7では、操作指示手段
1(具体的には、マウスが使用される)の表示画面上の
位置を示すカーソル位置の管理を行なっている。位置比
較部8では、操作指示位置管理部7が管理する該カーソ
ル位置を、予め、地図表示領域境界位置設定部9で設定
された地図表示領域境界位置と比較して、該地図表示領
域境界位置より外にある場合にのみ、画像メモリ制御部
3に対してドット単位で地図情報を読み出すようスクロ
ールの指示を与える。また、操作指示デコーダ10で
は、操作指示手段1からの指示を解読して、画像メモリ
制御部3に対し、画像メモリ5に格納された拡大・縮小
地図情報の内より該当するものを読み出すよう指示を与
える。
【0029】図5は、図1に示す地図表示領域境界位置
設定部9が設定する地図表示領域を説明するための説明
図である。先の図3に示したように、地図表示領域は地
図表示画面の中央部に表示され、その周辺部には余白部
分が設けられている。表示画面は、左下隅部分を原点
(0,0)として横方向をX軸に、縦方向をY軸とした
座標平面として取り扱われる。ここでは、X軸方向の画
素数が640、Y軸方向の画素数が480の解像度を持
つディスプレイを想定しており、表示画面の右上隅の座
標は(640,480)となっている。そして、図で示
すように、地図表示領域は、表示画面中央部のX座標が
XL〜XH(XL<XH)、Y座標がYL〜YH(YL
<YH)の範囲に位置するの矩形領域として設定され
る。
【0030】また、カーソルの位置、即ち、操作指示位
置の座標(XO,YO)については、スクロールを行な
う場合に、その位置が地図表示領域内にあるか否か、そ
して、地図表示領域外にある場合には、更にそれがどの
位置にあるかを、図1に示す位置比較部8が判定するよ
うになっている。図6は、図1に示す地図情報検索装置
の地図情報検索モードでの全体処理を示すフローチャー
トである。先ず、地図選択手段2により、検索しようと
する地図を操作指示手段1で選択する(S1)。次に、
地図選択手段2によって選択された地図は、画像メモリ
制御部3によって、画像メモリ4から表示用画像メモリ
5に読み出され、表示手段6に表示される(S2)。
【0031】この状態において、操作指示位置管理部7
では、操作指示手段1の表示手段6の画面上の位置を監
視している。そこで、位置比較部8では、操作指示位置
管理部7からの操作指示手段1の操作指示位置データ
(XO,YO)と、地図表示領域境界位置設定部9の境
界位置データ(XL、XH、YL、YH)を比較する
(S3)。ここで、操作指示手段1の操作指示位置が地
図表示領域の境界内にある場合(即ち、XL≦XO≦X
H、且つ、YL≦YO≦YHの場合であって、S4にお
いてYesの場合)には、表示中の地図情報はそのまま
表示され続け、ステップS6の処理に移行する。
【0032】さて、操作指示手段1には通常2つのスイ
ッチを設けており(マウスの場合には右のスイッチと左
のスイッチがあり、キーボードの場合には、適当に2つ
のファンクションキーを割り当てることができる。)、
これを利用して地図の拡大/縮小の指示を与えることが
できるようになっている。ここでは、操作指示手段1と
してマウスを用い、その左スイッチのクリックを以て拡
大の指示となし、その右スイッチのクリックを以て縮小
の指示となす一方、夫々のクリックを繰り返す毎に、表
示中の地図情報に対して予め定められた倍率の地図情報
が検索されて順次画面に表示されるようになっているも
のとして説明する。
【0033】なお、可能なクリック回数については、ク
リックによる指示をどこまで受け付けるか否かの判断と
なるが、その場合、拡大・縮小の指令を受けた地図情報
が、画像メモリ4に格納されたものであるか否かによっ
て判断される。ステップS6では、操作指示位置が地図
表示領域内にある状態において、操作指示手段1の左ス
イッチがクリックされたか否かの判断がなされる。そし
て、左スイッチがクリックされた場合(S6においてY
esの場合)には、操作指示デコーダ10が「拡大」の
指令であると解釈して画像メモリ制御部3に対して拡大
の指示を行い、画像メモリ制御部3によって、現表示地
図についての次なる拡大倍率として予め設定されている
倍率の拡大地図であって、操作指示位置を中心とする地
図が、画像メモリ4から表示用画像メモリ5に読み出さ
れる(S7)。この結果、表示手段6の表示画面には、
該当する拡大地図が表示される。なお、ステップS7の
処理を終えた後は、ステップS3の処理に移行する。
【0034】ステップS6において、左スイッチがクリ
ックされない場合(S6においてNoの場合)には、操
作指示手段1の右スイッチがクリックされたか否かの判
断がなされる(S8)。そして、右スイッチがクリック
された場合(S8においてYesの場合)には、操作指
示デコーダ10が「縮小」の指令であると解釈して画像
メモリ制御部3に対して縮小の指示を行い、画像メモリ
制御部3によって、現表示地図についての次なる縮小倍
率として予め設定されている倍率の縮小地図であって、
操作指示位置を中心とする地図が、画像メモリ4から表
示用画像メモリ5に読み出される(S9)。この結果、
表示手段6の表示画面には、該当する縮小地図が表示さ
れる。なお、ステップS9の処理を終えた後は、ステッ
プS3の処理に移行する。
【0035】また、ステップS8において、右スイッチ
がクリックされない場合(S8においてNoの場合)に
は、更に、操作指示手段1の右スイッチがダブルクリッ
クされたか否かの判断がなされる(S10)。そして、
右スイッチがダブルクリックされた場合(S10におい
てYesの場合)には、ダブルクリックされた地点につ
いての絶対位置情報(後述する)を図1に示す操作指示
絶対位置管理部16(後述する)より獲得して、地図情
報支援テーブル(後述する)を参照し、対応する支援デ
ータ(後述する)が登録されている場合には表示用画像
メモリ5に読み出す(S11)。この結果、表示手段6
の表示画面には、ダブルクリックされた地点に支援デー
タが表示される。なお、ステップS11の処理を終えた
後は、ステップS3の処理に移行する。
【0036】また、ステップS10において、右スイッ
チがダブルクリックされない場合(S11においてNo
の場合)には、更に、検索終了ボタンがクリックされた
か否かの判断がなされ(S12)、クリックされた場合
(S12においてYesの場合)には、実行中の地図情
報検索モードを終了する。また、検索終了ボタンがクリ
ックされない場合(S12においてNoの場合)には、
ステップS3の処理に移行する。
【0037】次に、ステップS4においてNoの場合、
即ち、操作指示手段1の操作指示位置が地図表示領域の
境界外にある場合(即ち、XO<XL又はXO>XH、
或いは、YO<YL又はYO>YHの場合である)に行
なわれるステップS5の単位スクロールの処理について
説明する。図7は、図6に示すステップS5の単位スク
ロールの処理内容を示すフローチャートであり、図5に
示す座標関係を元に作成している。先ず、XO>XHで
あるか否かを判断し(S21)、XO>XHである場合
(S21においてYesの場合)には、更にYL≦YO
≦YHであるか否かを判断する(S22)。そして、Y
L≦YO≦YHである場合(S22においてYesの場
合)には、操作指示位置が地図表示領域の右真横の空白
領域にあるため、左へ単位スクロールする(S23)。
この場合、画像メモリ4に格納された地図データのX座
標のアドレスを単位ドット加算して、表示用画像メモリ
5に読み出すようになっている。
【0038】ステップS22においてNoの場合には、
YO>YHであるか否かを判断し(S24)、YO>Y
Hである場合(S24においてYesの場合)には、操
作指示位置が地図表示領域の右斜め上の空白領域にある
ため、左下へ単位斜めスクロールする(S25)。この
場合、画像メモリ4に格納された地図データのX座標の
アドレスを単位ドット、Y座標のアドレスを単位ドット
加算して表示用画像メモリ5に読み出すようになってい
る。
【0039】ステップS24においてNoの場合には、
操作指示位置が地図表示領域の右斜め下の空白領域にあ
るため、左上へ単位斜めスクロールする(S26)。こ
の場合、画像メモリ4に格納された地図データのX座標
のアドレスを単位ドット加算し、Y座標のアドレスを単
位ドット減算して表示用画像メモリ5に読み出すように
なっている。
【0040】なお、上記各スクロール(以下に述べるス
クロールについても同じ)については、操作指示位置が
地図表示領域内に移動しない限り継続されるが、スクロ
ールされるべき画像メモリ4に格納された地図情報がな
くなった場合には停止する。次に、ステップS21にお
いてNoの場合、XO<XLであるか否かを判断し(S
31)、XO<XLである場合(S31においてYes
の場合)には、更にYL≦YO≦YHであるか否かを判
断する(S32)。そして、YL≦YO≦YHである場
合(S32においてYesの場合)には、操作指示位置
が地図表示領域の左真横の空白領域にあるため、右へ単
位スクロールする(S33)。この場合、画像メモリ4
に格納された地図データのX座標のアドレスを単位ドッ
ト減算して、表示用画像メモリ5に読み出すようになっ
ている。
【0041】ステップS32においてNoの場合には、
YO>YHであるか否かを判断し(S34)、YO>Y
Hである場合(S34においてYesの場合)には、操
作指示位置が地図表示領域の左斜め上の空白領域にある
ため、右下へ単位斜めスクロールする(S35)。この
場合、画像メモリ4に格納された地図データのX座標の
アドレスを単位ドット減算し、Y座標のアドレスを単位
ドット加算して表示用画像メモリ5に読み出すようにな
っている。
【0042】ステップS34においてNoの場合には、
操作指示位置が地図表示領域の左斜め下の空白領域にあ
るため、右上へ単位斜めスクロールする(S36)。こ
の場合、画像メモリ4に格納された地図データのX座標
のアドレスを単位ドット、Y座標のアドレスを単位ドッ
ト減算して表示用画像メモリ5に読み出すようになって
いる。
【0043】また、ステップS31においてNoの場
合、YO>YHであるか否かを判断し(S41)、YO
>YHである場合(S41においてYesの場合)に
は、操作指示位置が地図表示領域の真上の空白領域にあ
るため、下へ単位スクロールする(S42)。この場
合、画像メモリ4に格納された地図データのY座標のア
ドレスを単位ドット加算して、表示用画像メモリ5に読
み出すようになっている。
【0044】ステップS41においてNoの場合には、
操作指示位置が地図表示領域の真下の空白領域にあるた
め、上へ単位斜めスクロールする(S51)。この場
合、画像メモリ4に格納された地図データのY座標のア
ドレスを単位ドット減算して、表示用画像メモリ5に読
み出すようになっている。次に、図4に示す地図情報支
援モードが設定された場合の処理について説明する。図
8は、支援データ選択画面の例を示す模式図であって、
図2に示す初期メニュー画面において、利用者により、
「支援」ボタンがクリックされた場合に切り換えられる
画面となっている。従って、「支援」ボタンが反転表示
されている。そして、この表示画面内左側部分には、支
援データ(ここでは、工事中、消化栓、寝たきり老人、
重要文化財という文字情報)が表示されている。なお、
「メニュー」ボタンをクリックすると、図2(a)の初
期メニュー画面に戻れるようになっている。
【0045】また、図9は、地図情報支援モードにおい
て地図情報検索モードに入ったときの地図選択画面の例
を示す模式図であって、図8に示す支援データ選択画面
において支援データの項目がクリックされた場合に切り
換えられる画面となっている。従って、「支援」ボタン
及び「検索」ボタンが反転表示されている。この画面に
示されている地図メニューより、支援データを登録しよ
うとする地図を選択する。
【0046】図10は、図9の地図選択画面において、
「A市区分図」を選択したときの地図表示画面の例を示
す模式図であって、この画面において、支援データを登
録しようとする地点が現れる迄スクロール、拡大、縮小
操作を行なうことができる。具体的には、先の図6に示
すフローチャートにおけるステップS3の処理に移行す
る。そして、地図情報検索モードでの処理を終えた場合
には、「検索終了」ボタンをクリックすることにより、
再び地図情報支援モードに戻ることができる。
【0047】図11は、図10において、支援データを
登録すべき地点が検索され、「検索終了」ボタンをクリ
ックして、地図情報検索モードを終了し、地図情報支援
モードに戻って支援データを登録すべき地図上の地点を
マウスの左スイッチでクリックした場合の画面の例を示
す模式図であり、マーク「◎」がマウスをクリックした
位置に付記されている。このマーク「◎」は、先の図2
(b)の初期設定画面にて設定したものであるが、この
ように、地図上の所定位置にマークを付記する操作を行
なうことにより、マーク付記位置と支援データが対応付
けられて登録されるようになっている。
【0048】また、図11においては「支援」ボタン及
び「検索終了」ボタンが反転表示されている。また、初
期メニュー画面に戻る場合には、「メニュー」ボタン
を、支援データの登録を終了する場合には、「登録終
了」ボタンをクリックすればよいようになっている。こ
こで、上述した支援データの選択、登録にあたって、図
1に示す機能ブロックがどのように動作するかについて
説明する。操作指示手段1によって、地図情報支援モー
ドの設定が指示された場合、支援データ選択手段12で
は、続いて指示された支援データを選択して支援データ
格納部14へ格納する。また、操作指示デコーダ10で
は、支援データの登録指令であると解釈して、地図上に
付記すべきマークを格納してあるマーク格納部11より
マークを読み出し、表示用画像メモリ5を介して画像メ
モリ4における操作指示指令が発せられた位置に格納す
ると共に、操作指示指令が発せられた位置情報を登録位
置格納部13に格納する。
【0049】マークを、画像メモリ4における操作指示
指令が発せられた位置に格納する場合には、表示中の地
図情報に対して操作指示指令が発せられた位置を、操作
指示絶対位置管理部16が画像メモリ4における絶対位
置として求め、それを操作指示デコーダ10に指示す
る。操作指示絶対位置管理部16では、操作管理部15
によって管理されているスクロール情報と、拡大・縮小
情報を基に、次のようにして絶対位置を求めるようにな
っている。
【0050】操作指示位置管理部7では、画面上の操作
指示位置(XO,YO)を管理している。また、操作管
理部15では、スクロール、拡大、縮小操作を定量的に
把握し、スクロール補正量を計算する。その場合、位置
比較部8からのX軸方向のスクロール量XSとY軸方向
のスクロール量YSと、現表示地図の倍率(拡大、縮小
を含む)Mとから、次式によりスクロール補正量が計算
される。
【0051】 スクロール補正量(X座標)=Σ(XS/M) スクロール補正量(Y座標)=Σ(YS/M) 但し、Σは、図6に示したフローチャートにおけるステ
ップS5の単位スクロールが繰り返される回数だけ加算
することを意味しており、また、X軸の正方向への移動
に対してはXSの符号を正とし、負方向への移動に対し
てはXSの符号を負とし、Y座標についても同様として
いる。
【0052】続いて、操作指示絶対位置管理部16で
は、操作管理部15からの上記スクロール補正量と、操
作指示位置管理部7からの画面上の操作指示位置(X
O,YO)と、最初に検索された地図情報が表示された
地図表示画面における左下隅の原点(0,0)の地図上
の絶対位置であって、スクロール量計算の起点とする
(XF,YF)とから、次式によって、操作指示絶対位
置(X,Y)を求める。
【0053】 X=XF+Σ(XS/M)+XO Y=YF+Σ(YS/M)+YO そして、このようにして求めた操作指示絶対位置(X,
Y)を、支援データ格納部14に格納された支援データ
と対応付けるテーブルを作成する。図12は、地図情報
支援テーブルの例を示す模式図である。ここでは、支援
データである「工事中」という文字情報を表示中の地図
上の3地点に付記すべき例を示しており、その3地点の
絶対位置1(X1,Y1)、絶対位置2(X2,Y
2)、絶対位置3(X3,Y3)が対応付けられてい
る。
【0054】次に、上述した地図情報支援モードでの処
理と、その途中で移行する地図情報検索モードでの処理
との関係について説明する。図13は、図1に示す地図
情報検索装置の地図情報支援モードでの全体処理を示す
フローチャートである。先ず、支援データ選択手段12
により登録しようとする支援データを、操作指示手段1
で選択する(S111)。なお、支援データとしては、
先述したように、「工事中」、「消火線」、「ねたきり
老人」、「重要文化財」等がある。選択した支援データ
は自動的に支援データ格納部14に格納される(S11
2)。
【0055】続いて、地図情報検索モードへ自動的にモ
ード切り換えがなされ、該地図情報検索モードでの処理
(図6に示すフローチャートにおけるS1〜S2及びS
3〜S12迄の処理)を実行する(S113)。そし
て、その地図情報検索モードにおいて、操作指示手段1
から検索終了の指示を受けた場合には、再び、地図情報
支援モードでの処理へ戻り、ステップS114から処理
を開始する。
【0056】ステップS114では、地図情報検索モー
ドでの処理によって、支援データを登録しようとする地
図上の地点が定まっているので、その地点を操作指示手
段1(ここではマウス)の左スイッチによってその地点
をクリックする(S114)。続いて、操作指示デコー
ダ10は、地図上に付すべきマークを格納してあるマー
ク格納部11よりマークを読み出して、表示用画像メモ
リ5に地図データと重畳して格納する(S115)。更
に、操作指示デコーダ10は、表示用画像メモリ5の内
容(地図データとマークが重畳されている)を画像メモ
リ4に格納するように画像メモリ制御部3に指令を与え
る(S116)。ひき続いて、操作指示デコーダ10
は、操作指示絶対位置管理部16のデータを受け、支援
データを登録しようとする地点の絶対位置情報を登録位
置格納部13に格納する(S117)。その後、操作指
示手段1からの登録終了の指示を受けて、即ち、利用者
により、登録終了ボタンがクリックされた場合には登録
を終え、登録終了ボタンがクリックされない場合には、
ステップS113におけるステップS3の処理へ移行
し、地図上の他の地点に前記支援データを登録する作業
を繰り返すことができる。
【0057】以上説明した地図情報検索モードでの処理
と、地図情報支援モードでの処理を実行した後で、地図
上で登録された支援データを参照するには、利用者は、
次なる操作を行なえばよい。初期メニュー画面(図2
(a)を参照のこと)で地図情報検索モードを選択し、
地図選択画面(図2(c)を参照のこと)で目的とする
地図を選択して表示画面上に表示させる。そのとき、表
示された地図上に、先の図9に示したように前記マーク
が付記されている場合には、そのマーク部分を、操作指
示手段1の右スイッチでダブルクリックする。この結
果、ダブルクリックされた地点の支援データが地図に重
ねて表示される。
【0058】なお、上記実施の形態において、スクロー
ルが行われるドット単位については、スクロールの早さ
に応じて任意に設定することができ、2ドット単位、3
ドット単位、或いはそれ以上とすることができる。ま
た、操作指示手段1については、マウスの左のスイッチ
で地図の「拡大」の指示を、右のスイッチで地図の「縮
小」の指示を行うものとして説明したが、勿論、左右の
スイッチ機能を入れ換えてもかまわない。同じく、支援
データの登録をマウスの左のスイッチのクリックにより
行うものとしたが、右のスイッチのクリックによって行
うようにしてもかまわない。同じく、支援データの参照
を、マウスの右のスイッチのダブルクリックにより行う
ものとしたが、左のスイッチのダブルクリックによって
行うようにしてもかまわない。
【0059】更に、表示手段6については、CRTディ
スプレイの他に、カラー液晶ディスプレイやプラズマデ
ィスプレイ等を使用することができることは言う迄もな
い。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示画面
内の地図表示領域を囲む周辺領域の所定位置を指定する
だけで、縦、横、斜め方向に自在に地図をスクロールさ
せることができ、また、表示中の地図に対する相対的な
倍率を指定することで、引き続き、その拡大/縮小され
た該当地図を画面に表示させることが可能となる。
【0061】このように、本地図情報検索装置では、地
図情報を検索する際の操作が簡略化されているので、特
に、火災や交通事故などの緊急性を要する事態が発生し
た場合には、迅速に、その地点についての地図情報を検
索することができるようになり、緊急対策等の速やかな
遂行に大きく寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる地図情報検索装置の構成図であ
る。
【図2】地図情報を検索する場合に使用される表示画面
の例を示す模式図である。
【図3】検索された地図情報が表示された地図表示画面
の例を示す模式図である。
【図4】本地図情報検索装置が備える各動作モードの関
係を説明するための説明図である。
【図5】図1に示す地図表示領域境界位置設定部9が設
定する地図表示領域を説明するための説明図である。
【図6】図1に示す地図情報検索装置の地図情報検索モ
ードでの全体処理動作を示すフローチャートである。
【図7】図6に示すステップS5の単位スクロールの処
理内容を示すフローチャートである。
【図8】支援データ選択画面の例を示す模式図である。
【図9】地図情報支援モードにおいて地図情報検索モー
ドに入ったときの地図選択画面の例を示す模式図であ
る。
【図10】図9の地図選択画面において「A市区分図」
を選択したときの地図表示画面の例を示す模式図であ
る。
【図11】図10において、支援データを登録すべき地
点が検索され、「検索終了」ボタンをクリックし、更に
支援データを登録すべき地点をクリックした場合の画面
の例を示す模式図である。
【図12】地図情報支援テーブルの例を示す模式図であ
る。
【図13】図1に示す地図情報検索装置の地図情報支援
モードでの全体処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 操作指示手段 2 地図選択手段 3 画像メモリ制御部 4 画像メモリ 5 表示用画像メモリ 6 表示手段 7 操作指示位置管理部 8 位置比較部 9 地図表示領域境界位置設定部 10 操作指示デコーダ 11 マーク格納部 12 支援データ選択手段 13 登録位置格納部 14 支援データ格納部 15 操作管理部 16 操作指示絶対位置管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 貴也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下情 報システム株式会社内 (72)発明者 坂本 安代 大阪府門真市大字門真1006番地 松下情 報システム株式会社内 (72)発明者 福本 照道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下情 報システム株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−225390(JP,A) 特開 昭64−40884(JP,A) 特開 平6−119429(JP,A) 特開 平7−306869(JP,A) 国際公開95/4340(WO,A1) 横溝和郎,「CD−ROMによる地図 情報システム」,情報管理,Vol. 30,No.8,1987(昭62−11−1), p.700−713 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 G09B 29/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図タイトル別に分類され、標準サイズ
    に対する所定の拡大倍率及び縮小倍率を有する複数の地
    図画像データを地図情報として格納した地図情報格納手
    段と、 前記地図タイトル及び倍率を指定することにより、前記
    地図情報の中から検索すべき所定の地図画像データを特
    定する地図画像データ特定手段と、 前記地図画像データ特定手段によって特定された地図画
    像データを、前記地図情報格納手段に格納された地図情
    報より検索する地図画像データ検索手段と、 検索された地図画像データを、表示画面内に設定された
    所定の地図表示領域に地図画像として表示する地図画像
    表示手段と、 前記地図表示領域内の位置及び該地図表示領域外の位置
    にカーソルを移動するための手段であって、第1及び第
    2のスイッチを有するカーソル移動手段と、 前記カーソル移動手段によって、前記地図表示領域外
    前記カーソルにより指定されたとき、その指定位置に対
    して予め決められたスクロール方向に、表示中の地図画
    像をスクロールする地図画像スクロール手段と、 前記カーソル移動手段によって、前記地図表示領域内の
    位置が前記カーソルにより指定されて前記第1のスイッ
    チが働いた場合に指定された位置の示す地域の縮小地図
    と、前記カーソルが前記地図表示領域内にあって前記第
    2のスイッチが働いた場合に当該位置の示す地域の拡大
    地図とを、前記地図画像データ検索手段に対して検索す
    るように指示する拡大・縮小地図画像データ検索指示手
    段と、 を備えていることを特徴とする地図情報検索装置。
  2. 【請求項2】 前記地図画像スクロール手段は、 スクロールされるべき該当地図画像データを、前記地図
    情報格納手段から読み出す単位ドット数を変更すること
    によって、スクロール速度を調整するスクロール速度調
    整手段と、 スクロール中に、前記カーソル移動手段によって、前記
    地図表示領域内の位置が前記カーソルにより指定された
    場合にスクロールを停止するスクロール停止手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1記載の地図情報
    検索装置。
  3. 【請求項3】 所定の地図画像データを検索する地図情
    報検索モード及び検索された地図画像データに対して支
    援データを付加する地図情報支援モードを有する請求項
    1又は請求項2記載の地図情報検索装置であって、更
    に、 前記地図情報検索モード及び地図情報支援モードの何れ
    かのモードを設定するモード設定手段と、 前記モード設定手段によって地図情報支援モードが設定
    された場合に、支援データを登録する支援データ登録手
    段と、 前記支援データ登録手段によって登録された支援データ
    を付加すべき地図画像データが示す地図画像中の所定位
    置に対してマークを付するマーキング手段と、 前記マーキング手段によってマークが付された位置につ
    いての、前記地図情報格納手段に格納された地図情報に
    おける絶対位置を求め、絶対位置情報として取得する絶
    対位置情報取得手段と、 前記絶対位置情報取得手段によって取得された絶対位置
    情報と、前記支援データ登録手段によって登録された支
    援データとを対応付ける地図情報支援テーブルを作成す
    る地図情報支援テーブル作成手段とを備える一方、 前記モード設定手段によって地図情報検索モードが設定
    された場合に、検索された地図画像データに前記マーク
    が付加されて画面表示されているとき、前記位置指定手
    段によって該マーク位置が指定されることで、前記地図
    情報支援テーブルに基づき、該当する支援データを該マ
    ーク位置に表示するよう前記地図画像表示手段に指示す
    る支援データ表示指示手段と、 を備えていることを特徴とする地図情報検索装置。
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