JP3779782B2 - ガラス粉砕機及びそれを用いたガラス粉砕システム - Google Patents

ガラス粉砕機及びそれを用いたガラス粉砕システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス瓶等のガラス製品を粒体や粉体等に破砕・粉砕してガラス製品を処理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、ガラス瓶等のガラス製品を粒体や粉体等に粉砕するものとして、粉砕室と、粉砕室の底面に固定された一定の大きさの多数の孔部を有した底板と、底板の下方に多数の孔部を有し可動式に配設された可動板と、可動板の下方に配設された粉砕物回収部と、粉砕物回収部に配設された排出口と、粉砕室の略中央に底板を貫通して配設された駆動軸と、可動板を介して粉砕室の下方に配設され、駆動軸と接続された駆動部と、駆動軸に連結されたローラ回転軸と、ローラ回転軸に嵌装され、外周面に複数の角柱状の突起を有した1つの粉砕ローラと、駆動軸に連結され、駆動軸の回転時に粉砕ローラの内周側と外周側を通るように配設された2つの掻き板と、を備えたガラス粉砕機が提案されている。
以下、従来のガラス粉砕機の動作について説明する。
底板の下方に配設された可動板を移動させて底板と可動板の孔部の重なり量を変えることにより、孔部の大きさを調節する。
次に、駆動部で駆動軸を回転し、駆動軸に連結されたローラ回転軸と掻き板を駆動軸を中心に周回させることにより粉砕ローラを周回させるとともに、ローラ回転軸を中心に粉砕ローラを回転させ、粉砕室に入れられたガラス瓶等のガラス製品を粉砕ローラで粉砕し、ガラス製品が粉砕室の底板の孔部を通過できる粒径まで粉砕されると、底板と可動板で大きさを調節された孔部から粉砕物回収部に落下して排出口から粉砕物が回収される。また、掻き板は粉砕ローラで粉砕されたガラスの粉砕片を粉砕ローラが通る通路側へ掻き寄せながら駆動軸を中心に周回する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のガラス粉砕機では、以下の問題点を有していた。
駆動部が可動板を介して粉砕室の下方に配設されているため、粉塵等が駆動部にかかりやすく、粉塵等による焼き付き等の駆動部の故障が生じ易いとともに、駆動部のメンテナンスがし難いという問題点を有していた。
また、ガラスの安息角が45°と大きいため粉砕物回収部の底板の傾斜角度が大きく、その結果、ガラス粉砕機が上下方向に大型化し、広い設置面積を要すという問題点があり、ガラス粉砕機のコンパクト化が強く要望されていた。
また、粉砕ローラが1つであるため、ガラス製品の粉砕効率が低く処理能力に欠けるという問題点を有していた。更に、粉砕ローラの外周面に形成された角柱状の突起の各々の間隔が広いために、底板と突起の接することのない領域が生じ、ガラス製品の粉砕効率に欠けるという問題点を有していた。
また、掻き板が、粉砕片を粉砕ローラの通路側に掻き寄せながら周回するため、周回時に掻き板に抵抗力が働くとともに、掻き板が変形し易く、粉砕片を粉砕ローラが通る通路側へ掻き寄せる効率に欠けるという問題点を有していた。
また、粉砕物の粒径を変えるために可動板と底板の孔部の重なり量を調節しているため、可動板と底板の間に粉粒子が滞留し易く、粉砕室内に粉粒子が残留し易いという問題点を有していた。
【0004】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、ガラス瓶等のガラス製品の粉砕能力に優れ、粉砕室に粉粒子を残留させることなく任意の粒径の粉砕物に粉砕でき、また、駆動部への粉塵等の影響を防ぐことができ耐久性やメンテナンス特性に優れたガラス粉砕機の提供及び、ガラスを効率よく粉砕するとともに、粉砕したガラスを粒径毎に分取することができ作業性に優れ、また、コンパクトでトラック等の荷台に設置でき移動性に優れ、更に、制御盤で全体を制御するので一人で自動運転ができ省力化に優れたガラス粉砕システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明におけるガラス粉砕機は、円筒状の粉砕室と、前記粉砕室の下方の外周側の内壁に傾斜して配設された粉粒滞留防止板と、前記粉砕室の略中央部に配設された前記粉砕室の軸線方向と同方向の駆動軸と、前記駆動軸に接続され前記粉砕室の天井部の上面に配設された駆動部と、前記粉砕室の下方に配設された円筒状の粉粒体回収室と、前記粉粒体回収室の上部に配設された支持用梁部と、前記粉粒体回収室の前記支持用梁部の下方に配設され漏斗状に形成された粉砕物回収部と、前記粉砕室及び/又は前記粉粒体回収室に配設された高さ調整部と、前記高さ調整部で形成された前記粉砕室と前記粉粒体回収室の間の底板挿入部と、前記底板挿入部に脱着自在に配設され、多数の孔部を有し、複数に分割された多孔底板と、前記駆動軸に連結手段を介して連結された2以上のローラ回転軸と、前記ローラ回転軸に回転自在に嵌装された2以上の粉砕ローラと、前記粉砕ローラの外周面に複列に形成された角柱列からなる粉砕子と、を備え、前記連結手段が、前記駆動軸に連結された支持軸と、前記支持軸に直交して固定されたアームと、前記アームと前記ローラ回転軸に直交し、前記アームに揺動自在に軸支され先端部に前記ローラ回転軸が連結された揺動軸と、を備えた構成を有している。
この構成により、高さ調整部で粉砕室と粉粒体回収室の間を調整し、底板挿入部に脱着自在に配設された多孔底板を孔部の大きさの異なる多孔底板と交換することにより、ガラス製品を任意の粒径に粉砕できるとともに、多孔底板が分割されているため、部分毎に孔部の大きさの異なる多孔底板を底板挿入部に配設することにより、一度に粒径の異なる粉砕物を得られるという作用を有する。
また、粉砕室の下方の外周側に粉粒滞留防止板を配設しているため、粉砕片が粉砕室の隅部に滞留して粉砕室内に残留するのを防ぐという作用を有する。
また、駆動部を粉砕室の天井部の上面に配設しているため、駆動部に粉塵等がかかるのを防ぐことができるという作用を有する。
また、粉粒体回収室に漏斗状の粉砕物回収部を備えているため、多孔底板の孔部から落下した粉砕物が回収し易いという作用を有する。
更に、外周面に複列に形成された角柱列を有した2以上の粉砕ローラを備えているため、ガラス瓶等のガラス製品の粉砕が短時間にできるという作用を有する。
また、粉砕ローラがアームを中心に揺動軸により多孔底板上で上下に揺動できるため、粉砕ローラが、粉砕室に投入されたガラス瓶等のガラス製品に乗り上げて踏みつぶしながら周回及び回転し、一度に多量のガラス瓶等のガラス製品が投入された際にも、素早く粉砕できるという作用を有する。
また、本発明におけるガラス粉砕システムは、ガラス粉砕機と、前記ガラス粉砕機のガラス投入口の周壁又は粉砕室の天井部に形成された粉塵排出口と、前記粉塵排出口に接続された集塵機と、前記粉砕室の上部又は前記ガラス投入口に接続されたガラスの投入用コンベヤと、前記ガラス粉砕機の粉砕物回収部に接続された搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤに接続された粒径選別機と、を備えた構成を有している。
この構成により、粉砕室内へのガラス瓶等のガラス製品の投入や、粉砕物の回収や粒径の選別が自動的にできるとともに、粉砕処理能力を向上できるという作用を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載のガラス粉砕機は、円筒状の粉砕室と、前記粉砕室の下方の外周側の内壁に傾斜して配設された粉粒滞留防止板と、前記粉砕室の略中央部に配設された前記粉砕室の軸線方向と同方向の駆動軸と、前記駆動軸に接続され前記粉砕室の天井部の上面に配設された駆動部と、前記粉砕室の下方に配設された円筒状の粉粒体回収室と、前記粉粒体回収室の上部に配設された支持用梁部と、前記粉粒体回収室の前記支持用梁部の下方に配設され漏斗状に形成された粉砕物回収部と、前記粉砕室及び/又は前記粉粒体回収室に配設された高さ調整部と、前記高さ調整部で形成された前記粉砕室と前記粉粒体回収室の間の底板挿入部と、前記底板挿入部に脱着自在に配設され、多数の孔部を有し、複数に分割された多孔底板と、前記駆動軸に連結手段を介して連結された2以上のローラ回転軸と、前記ローラ回転軸に回転自在に嵌装された2以上の粉砕ローラと、前記粉砕ローラの外周面に複列に形成された角柱列からなる粉砕子と、を備え、前記連結手段が、前記駆動軸に連結された支持軸と、前記支持軸に直交して固定されたアームと、前記アームと前記ローラ回転軸に直交し、前記アームに揺動自在に軸支され先端部に前記ローラ回転軸が連結された揺動軸と、を備えた構成を有している。
これにより、底板挿入部から多孔底板を容易に交換することができ、ガラス瓶等のガラス製品を任意の粒径に粉砕できるとともに、部分毎に孔部の大きさの異なる多孔底板を配設することにより、一度に粒径の異なる粉砕物を得られるという作用を有する。
また、粉粒滞留防止板により粉砕室の隅部に粉砕片が滞留するのを防止でき、粉砕室内に粉砕片が残留するのを防ぐという作用を有する。
また、駆動部が粉砕室の天井部の上面に設置されているので、粉塵等によりベアリングや回動部が支障をきたすのを防ぐことができるという作用を有する。
また、漏斗状の粉砕物回収部を備えているため、多孔底板の孔部から落下した粉砕物を回収し易いという作用を有する。
更に、外周面に複列に形成された角柱列からなる粉砕子を有した2以上の粉砕ローラを備えているため、ガラス瓶等のガラス製品の粉砕が短時間にできるという作用を有する。
また、粉砕ローラがアームを中心に揺動軸により多孔底板上で上下に揺動できるため、粉砕ローラが、粉砕室に投入されたガラス瓶等のガラス製品に乗り上げて踏みつぶしながら周回及び回転し、一度に多量のガラス瓶等のガラス製品が投入された際にも、素早く粉砕できるという作用を有する。
ここで、粉砕ローラの内周側及び外周側に、粉砕ローラの外周面に形成された角柱列の先端部と略同一の円周を有した円板状の飛散防止部を配設した場合は、粉砕ローラの内周側や外周側の角柱列のない部分にガラス製品の粉砕片が飛散するのを防ぐことができる。また、粉砕室内の底部の駆動軸の外周側にスクレーパを配設した場合は、粉粒子が粉砕ローラの通らない駆動軸周辺に滞留するのを防ぐことができる。
また、粉砕室の側壁に窓部や開閉蓋を配設してもよい。粉砕室内の清掃やメンテナンスがし易くなる。
また、粉砕物回収部の底板は傾斜角15°〜40°好ましくは20°〜30°の漏斗状に傾斜させるのが好ましい。傾斜角を20°より小さくするにつれ、粉砕物が粉砕物回収部の下方に落下し難くなり粉砕物回収部の底板に粉砕物が溜まり易くなり、また、傾斜角を30°より大きくするにつれ、粉砕物回収部の高さ方向の寸法が大きくなり装置が大型化するため、いずれも好ましくない。
また、粉砕物回収部の下部に粉砕物排出用の開口部を設け、開口部に蓋をした場合は、粉砕物回収部内に粉砕物を収容することができ、また、開口部に搬送コンベヤ等を接続した場合は、粉砕物を他の場所や装置へ搬送することができる。
【0007】
本発明の請求項2に記載のガラス粉砕機は、請求項1に記載の発明において、前記粉砕ローラの前記粉砕室の内周側及び外周側に配設され前記粉砕子の先端部と略同一の円周を有した円板状の飛散防止部を備えた構成を有している。
これにより、粉砕ローラの内周側や外周側の角柱列のない部分にガラス製品の粉砕片が飛散するのを防ぐことができるという作用を有する。
【0008】
本発明の請求項3に記載のガラス粉砕機は、請求項1又は2の内いずれか1項に記載の発明において、前記粉砕子の角柱列の前記ローラ回転軸方向の一辺の長さが、前記ローラ回転軸方向の隣合う前記粉砕子の間の間隙部より長く形成された構成を有している。
これにより、粉砕ローラのローラ回転軸方向のどの位置でもガラス瓶等のガラス製品を粉砕でき、粉砕片を粉砕室内に滞留させるのを防ぐという作用を有する。
【0009】
本発明の請求項4に記載のガラス粉砕機は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明において、前記粉砕室の天井部に開口されて配設されたガラス投入口に、集塵機が密閉状に接続される粉塵排出口を備えた構成を有している。
これにより、粉砕室にガラス瓶等のガラス製品を投入する際や、粉砕室でガラス瓶等のガラス製品を粉砕する際に、粉塵等が周囲に散乱し作業環境を劣悪化するのを防ぎ、粉塵による駆動部等の故障を防止できるという作用を有する。
ここで、集塵機としては、簡易集塵機を該ガラス粉砕機の周囲に設置して、粉砕室の上部又は天井部に形成された粉塵排出口にダクト等で接続してもよい。
【0010】
本発明の請求項5に記載のガラス粉砕機は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明において、前記駆動軸の下方に配設され、前記粉砕物回収部の内壁に摺接された粉砕物回収スクレーパを備えた構成を有している。
これにより、駆動軸の回転に伴い、粉砕物回収スクレーパが駆動軸を中心に回転し、多孔底板の孔部から落下した粉砕物を粉砕物回収部の底板に残留させることなく回収できるという作用を有する。
【0011】
本発明の請求項6に記載のガラス粉砕機は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明において、前記粉砕物回収部の外周面に、壁面を振動させガラス微粒子を流下させる振動器を備えた構成を有している。
これにより、振動器で粉砕物回収部の側面を振動させることにより、多孔底板の孔部から落下した粉砕物を素早く回収できるという作用を有する。
本発明の請求項7に記載のガラス粉砕機は、請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の発明において、前記粉砕子が、前記粉砕ローラの外周面に20°〜40°の中心角の角度差で形成された構成を有している。
これにより、外周面に20°〜40°の中心角の角度差で複列に形成された角柱列からなる粉砕子を有した2以上の粉砕ローラを備えているため、ガラス瓶等のガラス製品の粉砕が短時間にできるという作用を有する。中心角の角度差が20°より小さくなるにつれ、各粉砕子の間隔が狭くなりすぎ、大型のガラス製品を粉砕子で巻き込み難くし粉砕効率を下げる傾向があり、また、中心角の角度差が40°より大きくなるにつれ、各粉砕子の間隔が広くなりすぎ、粉砕効率に欠ける傾向があるため、いずれも好ましくない。
本発明の請求項8に記載のガラス粉砕機は、請求項1乃至7の内いずれか1項に記載の発明において、前記粉砕物回収部の底板が、傾斜角20°〜30°の漏斗状に傾斜して形成された構成を有している。
傾斜角を20°より小さくするにつれ、粉砕物が粉砕物回収部の下方に落下し難くなり粉砕物回収部の底板に粉砕物が溜まり易くなり、また、傾斜角を30°より大きくするにつれ、粉砕物回収部の高さ方向の寸法が大きくなり装置が大型化するため、いずれも好ましくない。
【0012】
本発明の請求項に記載のガラス粉砕システムは、請求項1乃至の内いずれか1項に記載されたガラス粉砕機と、前記ガラス粉砕機のガラス投入口の周壁又は粉砕室の天井部に形成された粉塵排出口と、前記粉塵排出口に接続された集塵機と、前記粉砕室の上部又は前記ガラス投入口に接続されたガラスの投入用コンベヤと、前記ガラス粉砕機の粉砕物回収部に接続された搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤに接続された粒径選別機と、を備えた構成を有している。
これにより、粉砕室内へのガラス瓶等のガラス製品の投入や、粉砕物の回収や粒径の選別が人手を使わずに自動的にできるとともに、粉砕処理能力を向上できるという作用を有する。また、一度に異なる粒径に粉砕した際に、自動的に粒径の選別ができるという作用を有する。
また、該ガラス粉砕システムをトラック等の車両の荷台に設置した場合、該ガラス粉砕システムを何処にでも移動できるとともに、種々の場所でガラス瓶等のガラス製品の粉砕処理ができるという作用を有する。
ここで、投入用コンベヤとしては、バケットコンベヤや傾斜コンベヤ等が使用される。また、搬送コンベヤとしては、スクリューコンベヤ等が使用される。
また、粒径選別機の他にマルメライザー等の球状化装置を搬送コンベヤと接続してもよい。
【0013】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1におけるガラス粉砕機について、図面を用いて説明する。 図1は、実施の形態1におけるガラス粉砕機の要部断面図であり、図2は実施の形態1におけるガラス粉砕機の粉砕室の要部平面図である。
図1において、1は本実施の形態1におけるガラス粉砕機、2はガラス粉砕機1の円筒状に形成された粉砕室、2aは粉砕室2の外周の下部に突設され、粉砕室2と後述する粉粒体回収室のクリアランスを維持する粉砕室側クリアランス調整部、3は粉砕室2内の下方の外周側の内壁下部に傾斜して配設された粉粒滞留防止板、4は粉砕室2の下方に配設され円筒状に形成された粉粒体回収室、4aは粉粒体回収室4の外周の上部に突設された回収室側クリアランス調整部、5は粉粒体回収室4内に配設され、側面の傾斜角がガラスの安息角よりも小さい角度15°〜40°で漏斗状に形成された粉砕物回収部、5aは粉砕物回収部5の下方に脱着自在に配設された下部回収部、5bは下部回収部5aの下方に形成された粉砕物の排出用開口部、6は粉砕室側クリアランス調整部2aに配設され、粉砕室2と粉粒体回収室4のクリアランスを調整するボルト等からなる高さ調整部、7は粉砕室2と粉粒体回収室4の間に脱着自在に配設され、多数の孔部を有し、四分割された多孔底板、8は粉砕室2の略中央部に粉砕室2の軸線と同方向に配設された駆動軸、8aは駆動軸8の下部先端で端部が固定されブレードが粉砕物回収部5及び下部回収部5aの内壁に摺接するように配設された粉砕物回収スクレーパ、9は駆動軸8の外周に配設され、駆動軸8と連結されたハウジング部、10はハウジング部9に連結手段を介して連結されたローラ回転軸、11はローラ回転軸10に回転自在に嵌装された粉砕ローラ、12は粉砕ローラ11の外周面に30°の中心角の角度差で複列に形成された角柱列からなる粉砕子、13は粉砕ローラ11の外周側及び内周側に円板状に形成され、ガラス破片が飛散するのを防止する飛散防止部、14は駆動軸8に接続され、粉砕室2の天井部の上面に配設された駆動部、15は粉砕室2の天井部に開口されたガラス瓶等のガラス製品の投入口である。
図2において、7aは多孔底板7に多数形成された孔部、16は駆動軸8に連結された支持軸、17は支持軸16に直交して固定されたアーム、18はアーム17とローラ回転軸10に直交し、アーム17に揺動自在に軸支された揺動軸である。
【0014】
次に、粉砕ローラ11について、図面を用いて説明する。
図3(a)は粉砕ローラの要部断面図であり、図3(b)は粉砕ローラの外周面の展開図である。
図中、xは粉砕子12のローラ回転軸方向の長さ、yはローラ回転軸方向の隣合う粉砕子12の間隙部の幅である。
尚、各粉砕子12は、間隙部の幅yが粉砕子12の長さxより短くなるように形成されている。
【0015】
次に、本実施の形態1におけるガラス粉砕機1の動作について説明する。
駆動部14による駆動軸8の回転に伴い、駆動軸8に連結された支持軸16が駆動軸8を中心に回転して粉砕ローラ11が駆動軸8の回りを周回する。また、粉砕ローラ11は、周回に伴い、ローラ回転軸10を中心に回転する。
投入口15から粉砕室2内にガラス瓶等のガラス製品が投入されると、粉砕ローラ11の周回及び回転により、粉砕ローラ11の粉砕子12が、投入されたガラス瓶等のガラス製品を踏みつぶすようにして粉砕する。また、粉砕ローラ11は、揺動軸18でアーム17に揺動自在に軸支されているため、アーム17を中心に多孔底板7上で上下に揺動し、多量のガラス瓶等のガラス製品が投入された場合に、投入されたガラス瓶等のガラス製品に乗り上げるようにしながら周回及び回転してガラス瓶等のガラス製品を粉砕する。
粉砕室2に投入されたガラス瓶等のガラス製品が多孔底板7の孔部7aの大きさまで粉砕された後、粉砕物が多孔底板7の孔部7aから粉砕物回収部5に落下する。また、粉砕物回収スクレーパ8aは、駆動軸8の回転に伴い、駆動軸8を中心に回転し、粉砕物回収部5に落下した粉砕物を下部回収部5aの下方に回収する。
尚、下部回収部5aの下方に形成された排出用開口部5bに蓋をした場合は、下部回収部5aに粉砕物を溜めることができ、また、排出用開口部5bにスクリューコンベヤ等を接続した場合は、下部回収部5aに落下した粉砕物を他の回収箱や装置等へ運搬することができる。
【0016】
次に、本実施の形態1におけるガラス粉砕機1の多孔底板7について、図面を用いて説明する。
図4は実施の形態1の多孔底板の配設部の要部分解斜視図である。
図中、4bは粉粒体回収室4の上部に配設された支持用梁部、6aは高さ調整部6のボルトが螺合されるネジ孔、19は粉砕室側クリアランス調整部2aに穿孔された位置決め孔、20は回収室側クリアランス調整部4aに突設された位置決め棒、21a、21bは粉砕室側クリアランス調整部2aに形成された固定用孔、22a、22bは回収室側クリアランス調整部4aに形成さた固定用孔、23a、23b、23cは多孔底板7の外周側に形成された固定用孔、24は多孔底板7の外周側に配設された把持部である。
【0017】
以下、多孔底板7の脱着について説明する。
粉砕室2の粉砕室側クリアランス調整部2aに形成されたネジ孔6aに高さ調整部6のボルトを上方から螺合し、粉砕室側クリアランス調整部2aに穿孔された位置決め孔19に回収室側クリアランス調整部4aに突設された位置決め棒20を挿入して粉粒体回収室4の上部に粉砕室2を配設し、高さ調整部6のボルトで粉砕室2と粉粒体回収室4の間に多孔底板7が挿入できるクリアランスに調整する。
次に、高さ調整部6のボルトで形成された粉砕室2と粉粒体回収室4の間に多孔底板7を挿入し、粉粒体回収室4の回収室側クリアランス調整部4aに形成された固定用孔22a、22bと粉砕室2の粉砕室側クリアランス調整部2aに形成された固定用孔21a、21bに、多孔底板7に形成された固定用孔23a、23bをそれぞれ合わせてネジ孔6aに螺合したボルトを調整して粉砕室側クリアランス調整部2aと多孔底板7を当接させ、固定用孔21a、23a、22aと固定用孔21b、23b、22bにボルト(図示せず)を貫通してナット(図示せず)で固定する。
多孔底板7を交換する場合、固定用孔21a、23a、22aと固定用孔21b、23b、22bに貫通して固定しているボルトを外し、ネジ孔6aに螺合した高さ調整部6のボルトを調整して、粉砕室側クリアランス調整部2aと多孔底板7の間に隙間を設け、多孔底板7を把持部24で引き抜き、他の多孔底板を粉砕室側クリアランス調整部2aと回収室側クリアランス調整部4aの間に挿入して交換し、ネジ孔6aに螺合したボルトを調整して粉砕室側クリアランス調整部2aと交換した多孔底板を当接させ、粉砕室側クリアランス調整部2a、交換した多孔底板及び回収室側クリアランス調整部4aをボルトとナットで固定する。尚、多孔底板は、四分割だけでなく、三分割等任意の数に分割していてもよい。また、分割部毎に孔部の大きさの異なる多孔底板を取り付けた場合、一度に粒径の異なる粉砕物を得ることができる。
【0018】
本実施の形態1におけるガラス粉砕機は、以上のように構成されているので、以下のような作用を有する。
駆動部で駆動軸を回転させることにより、粉砕ローラを駆動軸の回りで周回できるとともに、ローラ回転軸を中心に回転できるため、粉砕ローラの角柱列で粉砕室に投入されたガラス瓶等のガラス製品を粉砕できるという作用を有する。また、粉砕ローラが揺動軸を介してアームに揺動自在に軸支されているため、多孔底板上で上下に揺動でき、多量のガラス瓶等のガラス製品が投入された場合も、投入されたガラス瓶等のガラス製品に乗り上げるようにして周回及び回転して粉砕できるという作用を有する。
また、多孔底板を該ガラス粉砕機の側面から引出すことにより多孔底板の交換ができるという作用を有する。また、多孔底板が複数に分割されているため、孔部の大きさの異なる多孔底板を取り付けることにより、ガラス瓶等のガラス製品を一度に異なる粒径に粉砕することができるという作用を有する。
また、駆動部を粉砕室の上方に配設しているため、駆動部に粉塵等がかかり難いとともに、駆動部のメンテナンスがし易いという作用を有する。
また、粉砕ローラの外周側及び内周側に飛散防止部を形成しているため、ガラス瓶等のガラス製品の粉砕時にガラスの粉砕片が粉砕子のない粉砕ローラの外側に飛散するのを防ぐという作用を有する。
また、粉砕ローラの外周面に30°の中心角の角度差で複列に形成された粉砕子のローラ回転軸方向の長さが、隣合う各粉砕子の間隙部より長いため、粉砕ローラの通るどの位置でも粉砕ができるという作用を有する。
また、粉砕室内の外周側に粉粒滞留防止板を配設しているため、粉砕室内の隅部にガラスの粉砕片が溜まるのを防ぐという作用を有する。
更に、粉砕物回収スクレーパが駆動軸の回転に伴い、駆動軸を中心に回転することにより、多孔底板の孔部から落下した粉砕物を粉砕物回収部の内壁に残留させることなく回収できるという作用を有する。
【0019】
(実施の形態2)
以下、ガラス粉砕機に投入用コンベヤと搬送コンベヤを接続しトラック等の車両の荷台等に設置される実施の形態2のガラス粉砕システムについて、図面を用いて説明する。
図5は、実施の形態2におけるガラス粉砕機の要部断面図であり、図6は実施の形態2におけるガラス粉砕システムの全体側面図であり、図7は実施の形態2におけるガラス粉砕システムの全体平面図である。尚、実施の形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図中、4cは水平支持部、25はトラック等の車両の荷台Fに設置したガラス粉砕機、26は投入口15の側壁に形成され、集塵機が密閉状に接続される粉塵排出口、27は粉砕物回収部5の外周面に配設されたガラス微粒子を流下させる振動器、28はガラス粉砕機25の投入口15にガラス瓶等のガラス製品を投入するバケット式の投入用コンベヤ、28aは投入用コンベヤ28のバケット、29はガラス粉砕機25に接続された吸引式の集塵機、30はガラス粉砕機25の投入口15の側面に形成された粉塵排出口26と集塵機29を接続したダクト、31はガラス粉砕機25の下部回収部5aの下部に形成された排出用開口部5bに接続されたスクリュー状の搬送コンベヤ、32は搬送コンベヤ31に接続された粉砕物の粒径を選別する粒径選別機、33はガラス粉砕機25、投入用コンベヤ28、集塵機29、搬送コンベヤ31、粒径選別機32の制御部である。
尚、投入用コンベヤ28、集塵機29、搬送コンベヤ31、粒径選別機32、制御部33はトラック等の車両の荷台Fに設置されている。
【0020】
以上のように構成された実施の形態2におけるガラス粉砕システムについて、以下、その動作について説明する。
トラック等の車両の荷台Fに設置された投入用コンベヤ28を、図6に示すように、ガラス粉砕機25の投入口15にあわせてセットするとともに集塵機29を作動させる。粉砕するガラス瓶等のガラス製品をバケット28aに入れ、投入用コンベヤ28でガラス粉砕機25の投入口15に搬送してガラス粉砕機25へ投入する。
次に、実施の形態1と同様にして粉砕されたガラスの粉砕物が多孔底板7の孔部7aから粉砕物回収部5に落下し、粉砕物回収部5の壁面を振動器27により振動させ、落下した粉砕物を下部回収部5aに回収する。
次に、下部回収部5aに回収した粉砕物を排出用開口部5bに接続された搬送コンベヤ31のスクリューにより粒径選別機32へ搬送し、粒径毎に粉砕物を選別する。
尚、ガラス粉砕機25、投入用コンベヤ28、集塵機29、搬送コンベヤ31、粒径選別機32の制御は、制御部33で行われている。
【0021】
本実施の形態2におけるガラス粉砕システムは、以上のように構成されているので、以下のような作用を有する。
ガラス粉砕機の粉塵排出口に集塵機を接続しているため、投入口からガラス瓶等のガラス製品を投入する際の粉塵等を周囲に散乱することなく回収できるとともに、環境を衛生的に保つことができるという作用を有する。
また、粉砕物回収部の外周面に振動器を配設しているため、粉砕物回収部を振動させることにより、粉砕物回収部に落下した粉砕物を素早く回収できるという作用を有する。また、振動器を配設したことによりガラスの安息角よりも小さい角度で粉砕物回収部の壁面を配置でき、その結果、粉粒体回収室の高さを低くでき、装置全体をコンパクトにできるという作用を有する。
また、投入用コンベヤや搬送コンベヤにより、ガラス瓶等のガラス製品の投入や粉砕物の搬送が自動的にでき、粉砕の処理能力を向上できるという作用を有する。
また、粒径選別機により、粉砕物の粒径を選別できるため、孔部の大きさの異なる多孔底板を配設して各種の粒径に粉砕した場合に、粉砕物の粒径毎に素早く回収できるという作用を有する。
更に、ガラス粉砕システムをトラック等の荷台に設置しているため、ガラス製品の粉砕の必要な場所へ移動することができ、種々の場所でガラス製品の粉砕処理ができるという作用を有する。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明におけるガラス粉砕機及びそれを用いたガラス粉砕システムによれば、以下の優れた効果を実現できる。
(1)多孔底板が粉砕室と粉粒体回収室の間に脱着自在に配設されているため、多孔底板の交換ができ、粉砕物の粒径を変えることができ、1台のガラス粉砕機で各種の粒径にガラス瓶等のガラス製品を粉砕でき、利便性に優れるという効果を有する。
(2)多孔底板が複数に分割されているため、粉砕室の部分毎に孔部の大きさの異なる多孔底板を配設することにより、一度に各種の異なる粒径に粉砕でき、ガラス瓶等のガラス製品の粉砕効率を向上できるとともに、利便性に優れるという効果を有する。
(3)粉粒滞留防止板を粉砕室の外周側に配設することにより、粉砕室の隅部に粉砕片が滞留するのを防止でき、粉砕室内に粉砕片が残留するのを防止でき、粉砕室内の手入れ等が不要となり、作業性に優れるという効果を有する。
(4)漏斗状の粉砕物回収部にスクレーパや振動器を有しているため、粉砕物回収部の底板の形成角度をガラスの安息角よりも小さくすることができ、装置全体をコンパクトにできるとともに、多孔底板の孔部から落下した粉砕物の回収が容易にできるという効果を有する。
(5)粉砕室に、外周面に20°〜40°の中心角の角度差で複列に形成された角柱列からなる粉砕子を有した2以上の粉砕ローラを備えているため、ガラス瓶等のガラス製品を押しつぶすことができ、粉砕による作業時間を著しく短縮できるとともに、粉砕の作業効率に優れるという効果を有する。
(6)粉砕室の天井部の上面に駆動部を配設しているため、駆動部のメンテナンスが容易にでき、ガラス粉砕機の保守管理性に優れるという効果を有する。
(7)粉砕ローラの内周側及び外周側に、粉砕ローラの外周面に形成された角柱列の先端部と略同一の円周を有した円板状の飛散防止部を配設した場合は、粉砕ローラの内周側や外周側の角柱列のない部分にガラス製品の粉砕片が飛散するのを防ぐことができるという効果を有する。
)粉砕子の角柱列のローラ回転軸方向の長さを隣合う各粉砕子の間隙部より大きくすることにより、粉砕片を粉砕室内に滞留させることなく粉砕ローラのどの位置でもガラス瓶等のガラス製品を粉砕でき、粉砕効率に優れるという効果を有する。
)粉塵排出口に集塵機を接続することにより、粉砕室にガラス瓶等のガラス製品を投入する際や粉砕室でガラス製品を粉砕する際に、粉塵等が周囲に散乱するのを防ぎ、作業環境の衛生性を向上させるとともに、粉塵による駆動部等の故障を防止でき、ガラス粉砕機の耐久性を向上できるという効果を有する。
10)駆動軸の下方に、粉砕物回収部の内壁に粉砕物スクレーパを摺接させることにより、駆動軸の回転に伴い、粉砕物回収スクレーパが駆動軸を中心に回転し、多孔底板の孔部から落下した粉砕物を粉砕物回収部の内壁に残留させることなく回収でき、粉砕物の回収性に優れ、作業効率を向上できるという効果を有する。
11)振動機で粉砕物回収部の側面を振動させることにより、多孔底板から落下した粉砕物を素早く回収でき、粉砕物の回収性に優れ、作業効率を向上できるという効果を有する。
12)粉砕ローラが揺動軸を介してアームに揺動自在に軸支されているため、粉砕ローラが多孔底板上で上下に揺動でき、多量のガラス瓶等のガラス製品が投入された場合も、投入されたガラス瓶等のガラス製品に乗り上げるようにして周回及び回転して粉砕でき、粉砕効率に優れるという作用を有する。
13)該ガラス粉砕機に投入用コンベヤや搬送コンベヤ、粒径選別機等を接続することにより、ガラス瓶等のガラス製品の粉砕作業が自動化でき、作業効率を向上でき、短時間で粉砕処理ができるという効果を有する。
14)粒径選別機を接続することにより、一度に各種の粒径に粉砕した際に、粒径の選別が短時間で容易にでき、作業性に優れるという効果を有する。
15)該ガラス粉砕機や投入用コンベヤ、搬送コンベヤ、粒径選別機を備えたガラス粉砕システムをトラック等の車両の荷台等に設置することにより、該ガラス粉砕システムをガラス瓶等の粉砕の必要な観光地等、何処にでも移動でき、種々の場所でガラス製品の粉砕処理ができ、利便性に優れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるガラス粉砕機の要部断面図
【図2】実施の形態1におけるガラス粉砕機の粉砕室の要部平面図
【図3】(a)粉砕ローラの要部断面図(b)粉砕ローラの外周面の展開図
【図4】実施の形態1の多孔底板の配設部の要部分解斜視図
【図5】実施の形態2におけるガラス粉砕機の要部断面図
【図6】実施の形態2におけるガラス粉砕システムの全体側面図
【図7】実施の形態2におけるガラス粉砕システムの全体平面図
【符号の説明】
1 ガラス粉砕機
2 粉砕室
2a 粉砕室側クリアランス調整部
3 粉粒滞留防止板
4 粉粒体回収室
4a 回収室側クリアランス調整部
4b 支持用梁部
4c 水平支持部
5 粉砕物回収部
5a 下部回収部
5b 排出用開口部
6 高さ調整部
6a ネジ孔
7 多孔底板
7a 孔部
8 駆動軸
8a 粉砕物回収スクレーパ
9 ハウジング部
10 ローラ回転軸
11 粉砕ローラ
12 粉砕子
13 飛散防止部
14 駆動部
15 投入口
16 支持軸
17 アーム
18 揺動軸
19 位置決め孔
20 位置決め棒
21a 固定用孔
21b 固定用孔
22a 固定用孔
22b 固定用孔
23a 固定用孔
23b 固定用孔
23c 固定用孔
24 把持部
25 粉砕機
26 粉塵排出口
27 振動器
28 投入用コンベヤ
28a バケット
29 集塵機
30 ダクト
31 搬送コンベヤ
32 粒径選別機
33 制御部

Claims (9)

  1. 円筒状の粉砕室と、前記粉砕室の下方の外周側の内壁に傾斜して配設された粉粒滞留防止板と、前記粉砕室の略中央部に配設された前記粉砕室の軸線方向と同方向の駆動軸と、前記駆動軸に接続され前記粉砕室の天井部の上面に配設された駆動部と、前記粉砕室の下方に配設された円筒状の粉粒体回収室と、前記粉粒体回収室の上部に配設された支持用梁部と、前記粉粒体回収室の前記支持用梁部の下方に配設され漏斗状に形成された粉砕物回収部と、前記粉砕室及び/又は前記粉粒体回収室に配設された高さ調整部と、前記高さ調整部で形成された前記粉砕室と前記粉粒体回収室の間の底板挿入部と、前記底板挿入部に脱着自在に配設され、多数の孔部を有し、複数に分割された多孔底板と、前記駆動軸に連結手段を介して連結された2以上のローラ回転軸と、前記ローラ回転軸に回転自在に嵌装された2以上の粉砕ローラと、前記粉砕ローラの外周面に複列に形成された角柱列からなる粉砕子と、を備え
    前記連結手段が、前記駆動軸に連結された支持軸と、前記支持軸に直交して固定されたアームと、前記アームと前記ローラ回転軸に直交し、前記アームに揺動自在に軸支され先端部に前記ローラ回転軸が連結された揺動軸と、を備えていることを特徴とするガラス粉砕機。
  2. 前記粉砕ローラの前記粉砕室の内周側及び外周側に配設され前記粉砕子の先端部と略同一の円周を有した円板状の飛散防止部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のガラス粉砕機。
  3. 前記粉砕子の角柱列の前記ローラ回転軸方向の一辺の長さが、前記ローラ回転軸方向の隣合う前記粉砕子の間の間隙部より長く形成されていることを特徴とする請求項1又は2の内いずれか1項に記載のガラス粉砕機。
  4. 前記粉砕室の天井部に開口されて配設されたガラス投入口に、集塵機が密閉状に接続される粉塵排出口を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のガラス粉砕機。
  5. 前記駆動軸の下方に配設され、前記粉砕物回収部の内壁に摺接された粉砕物回収スクレーパを備えていることを特徴とする請求項1乃至の内いずれか1項に記載のガラス粉砕機。
  6. 前記粉砕物回収部の外周面に、壁面を振動させガラス微粒子を流下させる振動器を備えていることを特徴とする請求項1乃至の内いずれか1項に記載のガラス粉砕機。
  7. 前記粉砕子が、前記粉砕ローラの外周面に20°〜40°の中心角の角度差で形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載のガラス粉砕機。
  8. 前記粉砕物回収部の底板が、傾斜角20°〜30°の漏斗状に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の内いずれか1項に記載のガラス粉砕機。
  9. 請求項1乃至の内いずれか1項に記載されたガラス粉砕機と、前記ガラス粉砕機のガラス投入口の周壁又は粉砕室の天井部に形成された粉塵排出口と、前記粉塵排出口に接続された集塵機と、前記粉砕室の上部又は前記ガラス投入口に接続されたガラスの投入用コンベヤと、前記ガラス粉砕機の粉砕物回収部に接続された搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤに接続された粒径選別機と、を備えていることを特徴とするガラス粉砕システム。
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